JP5548029B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、気筒内に生成された混合気を圧縮着火によって燃焼させる内燃機関の制御装置に関する。
従来のこの種の内燃機関の制御装置として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。この内燃機関は、吸気ポートに燃料を噴射する第1インジェクタと、燃焼室内に燃料を直接、噴射する第2インジェクタを備えている。この内燃機関では、吸入行程において第1インジェクタから噴射された燃料により、燃焼室内の大きな容積部分に、等量比が1.0未満のリーンな混合気が形成されるとともに、圧縮行程において第2インジェクタから噴射された燃料により、燃焼室内の小さな容積部分に、等量比が1.2〜2.0のリッチな混合気が形成される。
そして、圧縮行程の終期において、リッチ混合気が燃焼し、それにより発生した熱によるアシストによって、燃焼室の大部分を占めるリーン混合気の自着火を促進し、これを燃焼させることで、負荷の変化に伴うトルクショックを回避しながら、燃料消費率を減少させるとともに、良好な排ガス特性を得るようにしている。
特開2007−170377号公報
以上のように、この従来の内燃機関の制御装置では、圧縮着火燃焼を行わせるために、リーン混合気およびリッチ混合気の燃焼室内に占める容積と空燃比を制御するにすぎない。このため、内燃機関の運転状態によっては、リッチ混合気の燃焼により発生する熱が不足し、燃焼室内の温度が十分に上昇しないことで、リーン混合気の自着火を十分に促進できず、圧縮着火燃焼を安定して行えないため、排ガス特性やドライバビリティが悪化するおそれがある。特に、内燃機関の負荷が低いときには、燃焼室内の温度が低くなりがちであるため、上述した不具合が生じやすく、このことが圧縮着火燃焼の実行領域を拡大する上での妨げになっている。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、混合気の圧縮着火が開始される前に気筒内の温度を上昇させることによって、混合気の圧縮着火を促進し、圧縮着火燃焼を安定して行うことができ、それにより、圧縮着火燃焼の実行領域を拡大することができる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、請求項1に係る発明は、燃焼モードとして、気筒C内に生成された混合気を圧縮着火によって燃焼させる圧縮着火燃焼モードと、気筒C内の混合気を火花による点火によって燃焼させる火花点火燃焼モードを有する内燃機関33の制御装置であって、気筒C内に火花を発生させるための点火プラグ17と、圧縮着火燃焼モード中、気筒C内に第1混合気を生成するために、吸入行程において、吸気ポート15aに向かって燃料を噴射するポート燃料噴射弁18と、圧縮着火燃焼モード中、気筒C内に第1混合気よりもリッチな第2混合気を部分的に生成するために、圧縮行程において気筒C内に燃料を直接、噴射する筒内燃料噴射弁19と、圧縮着火燃焼モード中、圧縮行程において、筒内燃料噴射弁19から燃料が噴射される前に、点火プラグ17から火花を発生させる火花発生動作を実行する火花発生実行手段(ECU2、図10のステップ25)と、内燃機関33の回転数(エンジン回転数NE)を検出する回転数検出手段(クランク角センサ20)と、内燃機関33に要求される要求トルクPMCMDを算出する要求トルク算出手段(ECU2)と、を備え、圧縮着火燃焼モード中、ポート燃料噴射弁18による燃料噴射量は、検出された内燃機関の回転数及び算出された要求トルクPMCMDに応じて設定されており、リッチな第2混合気が圧縮行程の終期において燃焼し、第2混合気の燃焼によって発生する熱により、その周囲のよりリーンな第1混合気の自着火を誘発し、燃焼させることによって、圧縮着火燃焼が行われることを特徴とする。
この内燃機関の制御装置によれば、圧縮着火燃焼モード中、吸入行程において、ポート燃料噴射弁から吸気ポートに向かって燃料を噴射することによって、気筒内に第1混合気を生成するとともに、圧縮行程において、筒内燃料噴射弁から気筒内に燃料を直接、噴射することによって、気筒内に第1混合気よりもリッチな第2混合気を部分的に生成する。この場合、ポート燃料噴射弁による燃料噴射量は、内燃機関の回転数及び要求トルクに応じて設定される。そして、リッチな第2混合気が圧縮行程の終期において燃焼し、それにより発生する熱によって、その周囲のリーンな第1混合気の自着火を誘発し、燃焼させることによって、圧縮着火燃焼が行われる。
また、圧縮行程において、筒内燃料噴射弁から燃料が噴射される前に、点火プラグから火花を発生させる火花発生動作を実行する。このように発生した火花から熱が与えられることで、第1混合気の燃焼が開始される前に、気筒内の温度が上昇する。これにより、第1混合気の自着火がさらに促進されることによって、圧縮着火燃焼を安定して行うことができ、したがって、圧縮着火燃焼の実行領域を拡大することができる。また、既存のデバイスである点火プラグを利用し、上記の作用を低コストで容易に得ることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の内燃機関33の制御装置において、内燃料噴射弁19による燃料の噴射時期は、火花発生動作の実行時期の直後から圧縮行程の終了時の間に設定されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の内燃機関33の制御装置において、縮着火燃焼は、排気行程の終了時の上死点付近において排気弁12および吸気弁11が同時に閉弁する負のバルブオーバーラップによって内部EGRを発生させた状態で行われ、第1混合気の空燃比は、火花点火燃焼のときに生成される混合気の空燃比よりもリーン側に設定されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の内燃機関33の制御装置において、火花発生実行手段は、火花発生動作を複数回、実行すること(図10のステップ23〜25)を特徴とする。
この構成によれば、点火プラグから複数回、火花を発生させるので、火花から気筒内により多くの熱量が与えられることによって、上述した請求項による作用をより有効に得ることができる。
本発明の第1実施形態を適用した内燃機関の構成を概略的に示す図である。 内燃機関の制御装置を示すブロック図である。 吸気V/T切換機構および排気V/T切換機構の動作を説明するための、吸気弁および排気弁のバルブリフト曲線を示す図である。 燃焼モード制御処理を示すフローチャートである。 図4の処理において運転領域の判定に用いられるマップである。 第1実施形態によるHCCI燃焼モード時の制御処理を示すフローチャートである。 図6の制御処理によって得られる動作例を示すタイミングチャートである。 火花の発生による圧縮着火燃焼の安定効果を説明するための図である。 本発明の第2実施形態を適用した内燃機関の構成を概略的に示す図である。 第2実施形態によるHCCI燃焼モード時の制御処理を示すフローチャートである。 図10の制御処理によって得られる動作例を示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1に示す、本発明の第1実施形態を適用した内燃機関(以下「エンジン」という)3は、4つの気筒C(1つのみ図示)を有するガソリンエンジンであり、車両(図示せず)に搭載されている。エンジン3の各気筒Cには、ピストン3bとシリンダヘッド3cの間に燃焼室3dが形成されるとともに、吸気弁11および排気弁12が設けられている。
また、エンジン3には、吸気弁11を開閉するとともに、そのバルブタイミングを切り換える吸気V/T切換機構13と、排気弁12を開閉するとともに、そのバルブタイミングを切り換える排気V/T切換機構14が設けられている。
吸気V/T切換機構13は、吸気弁11のバルブタイミング(以下「吸気V/T」という)を、高速バルブタイミング(高速V/T)と低速バルブタイミング(低速V/T)の2段階に切り換える周知のものであり、吸気カムシャフトと一体の低速カムおよび高速カム(いずれも図示せず)や、吸気ロッカアームシャフトに回動自在に取り付けられた低速ロッカアームおよび高速ロッカアーム(いずれも図示せず)などを備えている。
また、吸気V/T切換機構13は、油圧式のものであり、油路を介して油圧ポンプ(いずれも図示せず)に接続されていて、この油路には吸気V/T制御弁13a(図2参照)が設けられている。油圧ポンプは、クランクシャフト3aに連結されており、エンジン3によって駆動される。吸気V/T制御弁13aは、常閉式の電磁弁で構成されており、その動作は、ECU2によって制御される駆動電流の供給の有無に応じて制御される。
以上の構成により、吸気V/T制御弁13aに駆動電流が供給されていない状態では、吸気V/T制御弁13aが閉弁状態に保持されることによって、油圧ポンプから吸気V/T切換機構13への油圧の供給が停止される。これにより、吸気弁11は、低速カムで駆動されることによって、図3に実線で示すバルブリフト曲線に従って動作する。このときの吸気V/Tが低速V/Tである。
一方、駆動電流が供給されると、吸気V/T制御弁13aが開弁することによって、吸気V/T切換機構13に油圧が供給される。これにより、吸気弁11は、高速カムで駆動されることによって、図3に破線で示すバルブリフト曲線に従って動作する。このときの吸気V/Tが高速V/Tである。同図に示すように、この高速V/Tでは、低速V/Tと比較し、吸気弁11のリフト(最大揚程)が大きくなるとともに、吸気弁11の開弁タイミングが早くなり、閉弁タイミングが遅くなることで、吸気弁11の開弁期間が長くなる。その結果、吸気通路15内をスロットル弁16を介して流れる空気が、吸気弁11を介して、気筒C内に高い充填効率で吸入される。
また、排気V/T切換機構14は、排気弁12のバルブタイミング(以下「排気V/T」という)を、高速バルブタイミング(高速V/T)と低速バルブタイミング(高速V/T)の2段階に切り換えるものであり、吸気V/T切換機構13とまったく同じ構成を有し、ECU2によって制御される排気V/T制御弁14a(図2参照)を備えている。
したがって、排気V/T制御弁14aに駆動電流が供給されていない状態では、排気V/T切換機構14への油圧の供給が停止され、排気弁12が図3に実線で示すバルブリフト曲線に従って動作することによって、排気V/Tが低速V/Tに設定される。また、排気V/T制御弁14aに駆動電流が供給されると、排気V/T切換機構14に油圧が供給され、排気弁12が図3に破線で示すバルブリフト曲線に従って動作することによって、排気V/Tが高速V/Tに切り換えられる。
同図に示すように、低速V/Tでは、高速V/Tと比較し、排気弁12のリフトが小さくなるとともに、開弁タイミングが遅くなり、閉弁タイミングが早くなることで、排気弁12の開弁期間が短くなる。また、吸気弁11および排気弁12がいずれも低速V/Tに設定されているときには、吸気弁11および排気弁12が同時に閉弁する、いわゆる負のバルブオーバーラップが生じ、それにより、燃焼室3d内に既燃ガスを残留させる内部EGRが得られる。
後述するように、本実施形態では、エンジン3の燃焼モードが火花点火燃焼モードのときには、吸気V/Tおよび排気V/Tがいずれも高速V/Tに設定され、圧縮着火燃焼モードのときには、内部EGRによる既燃ガスの熱を圧縮着火に利用するために、吸気V/Tおよび排気V/Tがいずれも低速V/Tに設定される。
さらに、図1に示すように、エンジン3には、気筒Cごとに、点火プラグ17およびポート燃料噴射弁18が設けられている。点火プラグ17は、シリンダヘッド3cに取り付けられており、ECU2による制御の下、気筒C内に火花を発生させる。
ポート燃料噴射弁18は、吸気通路15の吸気マニホルドに取り付けられており、吸気ポート15aに向かって燃料を噴射する。ポート燃料噴射弁18による燃料噴射量および燃料噴射時期は、ECU2によって制御される。
また、エンジン3のクランクシャフト3aには、クランク角センサ20および気筒判別センサ21が設けられている。クランクシャフト3aの回転に伴い、クランク角センサ20は、パルス信号であるCRK信号およびTDC信号を出力し、気筒判別センサ21は、気筒Cを判別するためのパルス信号であるCYL信号を出力する。
CRK信号は、所定のクランク角(例えば1°)ごとに出力される。TDC信号は、いずれかの気筒Cにおいてピストン3bが吸気行程の開始時の上死点よりも若干、手前の所定のクランク角位置にあることを表す信号であり、本実施形態のようにエンジン3が4気筒の場合には、クランク角180゜ごとに出力される。また、CYL信号は、クランク角720゜ごとに出力される。ECU2は、CRK信号に基づき、エンジン3の回転数(以下「エンジン回転数」という)NEを算出するとともに、上記の3つの信号に基づき、TDC信号の発生位置を基準として、クランク角CAを気筒Cごとに算出する。
ECU2にはさらに、水温センサ22から、エンジン3のシリンダブロック(図示せず)内を循環する冷却水の温度(以下「エンジン水温」という)TWを表す検出信号が、アクセル開度センサ23から、車両のアクセルペダル(図示せず)の踏み込み量(以下「アクセル開度」という)APを表す検出信号が、それぞれ出力される。
ECU2は、CPU、RAM、ROMおよびI/Oインターフェース(いずれも図示せず)などから成るマイクロコンピュータで構成されている。ECU2は、前述した各種のセンサ20〜23の検出信号などに応じて、エンジン3の燃焼モードを決定するとともに、エンジン3に対する各種の制御処理を実行する。本実施形態では、ECU2が火花発生実行手段に相当する。
上記の燃焼モードには、混合気を圧縮着火によって燃焼させる圧縮着火燃焼が行われる圧縮着火燃焼モード(以下、それぞれ「HCCI燃焼」「HCCI燃焼モード」という)と、混合気を点火プラグ17から発生した火花による点火によって燃焼させる火花点火燃焼が行われる火花点火燃焼モード(以下、それぞれ「SI燃焼」「SI燃焼モード」という)が含まれる。
図4は、ECU2によって実行される燃焼モード制御処理を示すフローチャートである。本処理は、エンジン3の燃焼モードを決定するとともに、その結果に応じてエンジン3を制御するものであり、TDC信号の発生に同期して実行される。
本処理では、まずステップ1(「S1」と図示。以下同じ)において、エンジン水温TWが所定温度TWHCCIよりも高いか否かを判別する。この所定温度TWHCCIは、例えば、HCCI燃焼を実行可能な冷却水の温度範囲の下限値に設定されている。
このステップ1の答がNOで、TW≦TWHCCIのときには、エンジン3の燃焼モードをSI燃焼モードに決定するとともに、SI燃焼制御を実行し(ステップ2)、本処理を終了する。
前記ステップ1の答がYESのときには、エンジン3がHCCI燃焼を実行可能なHCCI領域にあるか否かを判別する(ステップ3)。この判別は、図5に示すマップを用い、エンジン回転数NEおよび要求トルクPMCMDが、このマップ中のHCCI領域にあるか否かを判別することによって行われる。このマップでは、HCCI領域は、エンジン回転数NEおよび要求トルクPMCMDがいずれも小さい低回転・低負荷領域に設定されている。なお、要求トルクPMCMDは、エンジン回転数NEおよびアクセル開度APに応じ、所定のマップ(図示せず)を検索することによって算出される。
このステップ3の答がNOで、エンジン3がHCCI領域にないときには、燃焼モードをSI燃焼モードに決定し、前記ステップ2においてSI燃焼制御を実行する。
このSI燃焼制御では、吸気V/T切換機構13および排気V/T切換機構14を制御することで、吸気V/Tおよび排気V/Tをいずれも高速V/Tに設定するとともに、吸気行程においてポート燃料噴射弁18から燃料を噴射することで、燃焼室3d内に比較的リッチな混合気を生成する。そして、圧縮行程において点火プラグ17から火花を発生させ、この火花による点火で混合気が燃焼することによって、SI燃焼が行われる。
一方、前記ステップ3の答がYESで、エンジン3がHCCI領域にあるときには、燃焼モードをHCCI燃焼モードに決定するとともに、HCCI燃焼制御を実行し(ステップ4)、本処理を終了する。
このHCCI燃焼制御では、吸気V/Tおよび排気V/Tを低速V/Tに設定した状態で、吸気行程においてポート燃料噴射弁18から燃料を噴射することによって、SI燃焼モードの場合よりもリーンな混合気を燃焼室3d内に生成する。そして、この混合気を圧縮行程での圧縮による自着火によって燃焼させ、さらに、その燃焼により発生した熱によって、残りの混合気の自着火を誘発し、燃焼させることにより、HCCI燃焼が行われる。
図6は、このHCCI燃焼モードにおいて実行される点火プラグ17およびポート燃料噴射弁18の制御処理を示す。本処理は、CRK信号の発生に同期して実行される。本処理では、まずステップ11において、クランク角CAが、燃料噴射制御用の第1所定値CAINJ1以上で、第2所定値CAINJ2以下であるか否かを判別する。
これらの第1および第2所定値CAINJ1、CAINJ2は、ポート燃料噴射弁18の燃料噴射期間を定めるものであり、図7に示すように、第1所定値CAINJ1は吸入行程の初期(例えば10°)に設定されており、第2所定値CAINJ2は、ポート噴射弁18の燃料噴射量に応じて設定される。なお、この燃料噴射量は、エンジン回転数NEおよび要求トルクPMCMDに応じて設定される。
上記ステップ11の答がYESで、CAINJ1≦CA≦CAINJ2のときには、ポート燃料噴射弁18からの燃料噴射を実行し(ステップ12)、本処理を終了する。このように噴射された燃料と吸気通路15を流れる空気が、吸気弁11を介して気筒Cに吸入されることによって、気筒C内に比較的リーンな混合気が生成される。
前記ステップ11の答がNOのときには、クランク角CAが、火花発生制御用の第1所定値CAIG1に等しいか否かを判別する(ステップ13)。図7に示すように、この第1所定値CAIG1は、圧縮行程の中期以後(例えば300°)に設定されている。このステップ13の答がYESで、CA=CAIG1のときには、点火プラグ17から火花を発生させる火花発生動作を実行し(ステップ15)、本処理を終了する。
前記ステップ13の答がNOのときには、クランク角CAが、火花発生制御用の第2所定値CAIG2に等しいか否かを判別する(ステップ14)。図7に示すように、この第2所定値CAIG2は、上記の第1所定値CAIG1の直後で、かつ圧縮行程の終了時よりも前(例えば320°)に設定されている。
上記ステップ14の答がYESで、CA=CAIG2のときには、前記ステップ15に進み、2回目の火花発生動作を実行し、本処理を終了する。前記ステップ14の答がNOのときには、そのまま本処理を終了する。以上の2回の火花発生動作により、点火プラグ17から発生した火花の熱が気筒C内に与えられることによって、気筒C内の温度が高められる。図7に示すように、この2回目の火花発生動作の直後、圧縮行程の終期において、混合気のHCCI燃焼が開始される。
前述したように、この火花発生動作は、火花の熱を利用して、圧縮行程の終期における気筒C内の温度を上昇させ、混合気の自着火を促進することによって、安定したHCCI燃焼を行わせるために実行される。図8は、この効果を確認するために実施した実験の結果を示している。この実験では、内燃機関の負荷(図示平均有効圧力IMEP)とHCCI燃焼における燃焼の変動度合(燃焼ラフネス値CPI)との関係を、火花を1回、発生させた場合と、まったく発生させない場合について求めた。
同図に示すように、火花を発生させない場合には、燃焼ラフネス値CPIがばらつき、特に低負荷域において、燃焼ラフネス値CPIが増大し、燃焼が不安定になっている。これに対し、火花を発生させた場合には、燃焼ラフネス値CPIのばらつきが小さいとともに、負荷にかかわらず、小さな燃焼ラフネス値CPIが得られている。以上から、上記のような火花発生動作によって、安定したHCCI燃焼が得られることが分かる。
以上のように、本実施形態によれば、HCCI燃焼モードにおいて、混合気のHCCI燃焼が開始される前に、点火プラグ17から火花を発生させる火花発生動作を実行する。これにより、発生した火花から熱が与えられることによって、HCCI燃焼が開始される前に、気筒C内の温度が上昇する。その結果、混合気の自着火が促進されることによって、HCCI燃焼を安定して行うことができ、したがって、HCCI燃焼の実行領域を拡大することができる。
また、SI燃焼のために設けられている点火プラグ17を利用して、火花発生動作を行うので、上記の効果を低コストで容易に得ることができる。さらに、火花発生動作を圧縮行程において2回、行うので(図6のステップ13〜15)、火花から気筒C内により多くの熱量が与えられることによって、上述した効果をより有効に得ることができる。
図9は、本発明の第2実施形態を適用したエンジン33を示している。このエンジン33は、図1のエンジン3に筒内燃料噴射弁19を付加したものである。筒内燃料噴射弁19は、シリンダヘッド3cに取り付けられており、気筒C内に燃料を直接、噴射する。筒内燃料噴射弁19による燃料噴射量および燃料噴射時期は、ECU2によって制御される。
図10は、このエンジン33に対し、HCCI燃焼モードにおいて実行される、点火プラグ17、ポート燃料噴射弁18および筒内燃料噴射弁19の制御処理を示す。本処理は、CRK信号の発生に同期して実行される。本処理では、まずステップ21において、クランク角CAが、ポート燃料噴射弁18の制御用の第1所定値CAINJP1以上で、第2所定値CAINJP2以下であるか否かを判別する。図11に示すように、第1所定値CAINJP1は吸入行程の初期(例えば10°)に設定されており、第2所定値CAINJP2は、ポート燃料噴射弁18の燃料噴射量に応じて設定される。
上記ステップ21の答がYESで、CAINJP1≦CA≦CAINJP2のときには、ポート燃料噴射弁18からの燃料噴射(ポート燃料噴射)を実行し(ステップ22)、本処理を終了する。このように噴射された燃料と吸気通路15を流れる空気が、気筒Cに吸入されることによって、気筒C内に比較的リーンな第1混合気が生成される。
前記ステップ21の答がNOのときには、図6のステップ3および4と同様、ステップ23および24において、クランク角CAが、火花発生制御用の第1所定値CAIG1および第2所定値CAIG2に等しいか否かをそれぞれ判別する。これらのステップ23または24の答がYESのときには、点火プラグ17から火花を発生させる火花発生動作を実行し(ステップ25)、本処理を終了する。以上の2回の火花発生動作により、点火プラグ17から発生した火花の熱が気筒C内に与えられることによって、気筒C内の温度が高められる。
前記ステップ23および24の答がいずれもNOのときには、クランク角CAが、筒内燃料噴射弁19の制御用の第1所定値CAINJD1以上で、第2所定値CAINJD2以下であるか否かを判別する(ステップ26)。図11に示すように、この第1所定値CAINJD1は、火花発生制御用の第2所定値CAIG2の直後(例えば10°)に設定され、第2所定値CAINJD2は、圧縮行程の終了時(=360°)に設定されている。
上記ステップ26の答がNOのときには、そのまま本処理を終了する。一方、ステップ26の答がYESで、CAINJD1≦CA≦CAINJD2のときには、筒内燃料噴射弁19からの燃料噴射(筒内燃料噴射)を実行し(ステップ27)、本処理を終了する。この筒内燃料噴射により噴射された燃料によって、気筒C内に、第1混合気よりもリッチな第2混合気が部分的に生成される。図11に示すように、この筒内燃料噴射の直後、圧縮行程の終了時付近において、混合気のHCCI燃焼が開始される。
以上のように、本実施形態によれば、HCCI燃焼モード時に、ポート燃料噴射弁18から燃料を噴射することによって、気筒C内にリーンな第1混合気を生成するとともに、圧縮行程において、筒内燃料噴射弁19から燃料を噴射することによって、気筒C内に、第1混合気よりもリッチな第2混合気を部分的に生成する。そして、圧縮行程において、筒内燃料噴射弁19から燃料が噴射される前に、点火プラグ17から火花を発生させる火花発生動作を実行する(図10のステップ25)。これにより、発生した火花から熱が与えられることによって、HCCI燃焼が開始される前に、気筒C内の温度が上昇する。その結果、第1混合気の自着火が促進されることによって、第1実施形態と同様、HCCI燃焼を安定して行うことができ、したがって、HCCI燃焼の実行領域を拡大することができる。
また、第1実施形態と同様、火花発生動作を、点火プラグ17を利用し、圧縮行程において2回行うので(図10のステップ23〜25)、上記の効果を低コストで容易にかつ有効に得ることができる。
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、第1および第2実施形態では、点火プラグ17からの火花発生動作を圧縮行程において2回、実行しているが、その実行回数は、その必要度合に応じて適宜、増減してもよく、例えばエンジンの負荷、エンジン回転数NEやエンジン水温TWなどをパラメータとして、内燃機関の運転状態に応じて設定してもよい。
また、実施形態では、火花を発生させるクランク角CAを第1および第2所定値CAIG1、CAIG2に設定しているが、この火花の発生タイミングを内燃機関の運転状態に応じて設定してもよい。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
2 ECU(火花発生実行手段)
3 エンジン
17 点火プラグ
18 ポート燃料噴射弁(燃料供給手段、第1燃料供給手段)
19 筒内燃料噴射弁(第2燃料供給手段)
33 エンジン
C 気筒

Claims (4)

  1. 燃焼モードとして、気筒内に生成された混合気を圧縮着火によって燃焼させる圧縮着火燃焼モードと、前記気筒内の混合気を火花による点火によって燃焼させる火花点火燃焼モードを有する内燃機関の制御装置であって、
    前記気筒内に火花を発生させるための点火プラグと、
    前記圧縮着火燃焼モード中、前記気筒内に第1混合気を生成するために、吸入行程において、吸気ポートに向かって燃料を噴射するポート燃料噴射弁と、
    前記圧縮着火燃焼モード中、前記気筒内に前記第1混合気よりもリッチな第2混合気を部分的に生成するために、圧縮行程において前記気筒内に燃料を直接、噴射する筒内燃料噴射弁と、
    前記圧縮着火燃焼モード中、圧縮行程において、前記筒内燃料噴射弁から燃料が噴射される前に、前記点火プラグから火花を発生させる火花発生動作を実行する火花発生実行手段と、
    前記内燃機関の回転数を検出する回転数検出手段と、
    前記内燃機関に要求される要求トルクを算出する要求トルク算出手段と、を備え
    前記圧縮着火燃焼モード中、前記ポート燃料噴射弁による燃料噴射量は、前記検出された内燃機関の回転数及び前記算出された要求トルクに応じて設定されており、
    前記リッチな第2混合気が圧縮行程の終期において燃焼し、当該第2混合気の燃焼によって発生する熱により、その周囲のよりリーンな第1混合気の自着火を誘発し、燃焼させることによって、圧縮着火燃焼が行われることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 記筒内燃料噴射弁による燃料噴射時期は、前記火花発生動作の実行時期の直後から圧縮行程の終了時の間に設定されていることを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 記圧縮着火燃焼は、排気行程の終了時の上死点付近において排気弁および吸気弁が同時に閉弁する負のバルブオーバーラップによって内部EGRを発生させた状態で行われ、
    前記第1混合気の空燃比は、前記火花点火燃焼のときに生成される混合気の空燃比よりもリーン側に設定されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記火花発生実行手段は、前記火花発生動作を複数回、実行することを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
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