JP5534594B2 - シート貼付方法およびウエハ加工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウエハ等のウエハに、表面保護用粘着シート等のシートを貼付する方法、および当該シートを使用したウエハの加工方法に関するものである。
従来より、半導体装置を製造する一連の工程中には、面取りした半導体ウエハの表面に回路パターンを形成した後、半導体ウエハの裏面を研削し、次いで半導体ウエハをダイシングしてチップに個片化する工程、あるいは面取りした半導体ウエハの表面に回路パターンを形成した後、ハーフカットダイシングにより半導体ウエハの表面に有底の溝を形成し、次いで当該溝に至るように裏面を研削することで、半導体ウエハをチップに個片化する工程がある。
上記工程においては、半導体ウエハの表面(回路パターン形成面)に表面保護シートを貼付し、裏面研削後に、研削された半導体ウエハの裏面に粘着テープを貼付し、その粘着テープを支持体として、表面保護シートを剥離する。
半導体ウエハに表面保護シートを貼付するには、半導体ウエハの径よりも大きい表面保護シートを半導体ウエハに貼着してから、表面保護シート側からカッター刃を入刃し、半導体ウエハの径に合わせて表面保護シートを切断する方法が行われる(特許文献1,2)。
しかしながら、特許文献1中の図3または特許文献2中の図6のように、半導体ウエハの周縁部に表面保護シートが被さっていると、研削によって薄くなった半導体ウエハの裏面に粘着テープを貼付したときに、表面保護シートと粘着テープとが接触・接着して、表面保護シートを剥がせないという問題が生じる。また、粘着テープが、基材と、基材から剥離可能に形成された接着剤層とからなる接着テープの場合には、表面保護シートを剥がすときに、接着剤層が基材から剥がれ、表面保護シート側に取られてしまうことがある。
特開2001−244317号公報 特開2006−005131号公報
上記の問題を解消すべく、半導体ウエハ1の周縁部から表面保護シート2がはみ出さないように、角度を付けたカッター刃3を表面保護シート2に入刃することが行われることがある。しかしながら、近年、半導体ウエハ1の仕上げ厚が薄くなってきているため、面取りされた半導体ウエハ1の径は、裏面研削によってより小さくなり、半導体ウエハ1の周縁部から表面保護シート2がはみ出し易くなっていた。また、図3(a)に示すように、シート2側からカッター刃3を傾斜させてシート2に入刃し、シート2を切断すると、カッター刃3は軟質の表面保護シート2を半導体ウエハ1の周縁部の傾斜面に押し付け、巻き込むようにして表面保護シート2を切断するため、切断された表面保護シート2の外周径は、図3(b)に示すように、半導体ウエハ1よりも大きくなっていた。そのため、やはり上記と同じように、表面保護シート2と粘着テープ4とが接触・接着する問題が生じていた。
一方、図4に示すように、ハーフカットダイシングにより平面視格子状の有底の溝52を形成した半導体ウエハ5の表面に表面保護シート2を貼付し、当該表面保護シート2を切断する場合には、表面保護シート2側からカッター刃3を入刃し、半導体ウエハ5の外周に沿って表面保護シート2を切断したときに、刃先が半導体ウエハ5における上記溝52の側壁の端部に当たることがあり、それにより、カッター刃3の刃先の欠けや半導体ウエハ5に欠け(チッピング)が生じてしまうことがあった。チッピングの破片がチップと粘着テープとの間に入ると、破片部分で応力が集中し、チップが割れてしまうおそれがある。
本発明は、上記のような実状に鑑みてなされたものであり、ウエハの研削後に、ウエハの一方の面に貼付したシートとウエハの他方の面に貼付した粘着テープとが接触すること、あるいはカッター刃の欠けやウエハのチッピングを防止することのできるシート貼付方法およびウエハ加工方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1に本発明は、面取りされることで周縁部に傾斜面を有するウエハにおける一方の面に、シートを貼着し、前記ウエハ側から、カッター刃の側面が前記ウエハ周縁部における前記一方の面近傍の傾斜面に沿うように、前記カッター刃を傾斜させて、前記シートに対して前記カッター刃を入刃し、前記カッター刃により、前記ウエハの外周に沿って前記シートを切断し、もって前記ウエハに前記シートを貼付するシート貼付方法を提供する(発明1)。
上記発明(発明1)によれば、ウエハの一方の面に貼付したシートに対してカッター刃を入刃し、当該シートを切断するときに、カッター刃がシートをウエハ側に押し付けたり、巻き込んだりすることがないため、面取りしたウエハの最小径部と略同じ大きさでシートを切断することができる。したがって、ウエハの研削後に、上記シートとウエハの他方の面に貼付した粘着テープとが接触・接着することを防止することができる。また、一方の面側に有底の溝が形成されているウエハにシートを貼付する場合には、ウエハ側から入刃してシートを切断するカッター刃の刃先がウエハにおける上記溝の側壁の端部に当たることはないため、カッター刃の刃先の欠けやウエハのチッピングを効果的に防止することができる。
上記発明(発明1)において、前記ウエハの前記一方の面側に、回路パターンが形成されている場合には、前記ウエハにおける前記回路パターンの形成面に、前記シートとして、ウエハ表面保護用の粘着シートを貼付することが好ましい(発明2)。
上記発明(発明1,2)において、前記ウエハの前記一方の面側には、前記ウエハの他方の面側を研削することで前記ウエハを複数のチップに個片化するための有底の溝が形成されていてもよい(発明3)。
第2に本発明は、面取りされることで周縁部に傾斜面を有するウエハにおける一方の面に、シートを貼着し、前記ウエハ側から、カッター刃の側面が前記ウエハ周縁部における前記一方の面近傍の傾斜面に沿うように、前記カッター刃を傾斜させて、前記シートに対して前記カッター刃を入刃し、前記カッター刃により、前記ウエハの外周に沿って前記シートを切断し、もって前記ウエハに前記シートを貼付し、その状態で、前記ウエハの他方の面側を研削し、前記ウエハの研削面に粘着テープを貼付し、前記粘着テープを支持体とすることで、前記ウエハから前記シートを剥離する、ウエハ加工方法を提供する(発明4)。
ここで、本明細書における「粘着テープ」は、ウエハの一方の面に貼着される「粘着シート」と区別するために便宜上使用している用語であり、必ずしも平らなひも状または長尺状である必要はなく、種々の形状を有するシート状のものも「粘着テープ」に含まれるものとする。
第3に本発明は、面取りされることで周縁部に傾斜面を有するとともに、一方の面側に有底の溝が形成されているウエハにおける前記一方の面に、シートを貼着し、前記ウエハ側から、カッター刃の側面が前記ウエハ周縁部における前記一方の面近傍の傾斜面に沿うように、前記カッター刃を傾斜させて、前記シートに対して前記カッター刃を入刃し、前記カッター刃により、前記ウエハの外周に沿って前記シートを切断し、もって前記ウエハに前記シートを貼付し、その状態で、前記ウエハの他方の面側を、少なくとも前記溝に達するまで研削することにより、前記ウエハを複数のチップに個片化し、前記複数のチップにおける前記シートと接していない側の面に粘着テープを貼付し、前記粘着テープを支持体とすることで、前記複数のチップから前記シートを剥離する、ウエハ加工方法を提供する(発明5)。
本発明に係るシート貼付方法またはウエハ加工方法によれば、ウエハの一方の面に貼付したシートを、面取りしたウエハの最小径部と略同じ大きさで切断することができるため、ウエハの研削後に、上記シートとウエハの他方の面に貼付した粘着テープとが接触・接着することを防止することができる。また、一方の面側に有底の溝が形成されているウエハにシートを貼付する場合には、ウエハ側から入刃してシートを切断するカッター刃の刃先がウエハにおける上記溝の側壁の端部に当たることはないため、カッター刃の刃先の欠けやウエハのチッピングを効果的に防止することができる。
本発明の第1の実施形態に係るウエハ加工方法を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るウエハ加工方法を示す説明図である。 従来のウエハ加工方法の一例を示す説明図である。 従来のシート貼付方法の一例を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
〔第1の実施形態〕
図1は本発明の第1の実施形態に係るウエハ貼付方法およびウエハ加工方法を示す説明図である。
最初に、図1(a)に示すように、ウエハ1における一方の面(図1中では上面)に、ウエハ1の径よりも大きいシート2を貼着する。ウエハ1としては、主として半導体ウエハが例示されるが、これに限定されるものではない。半導体ウエハの場合、シート2は、回路パターン形成面に貼着される。このウエハ1は、面取り(ベベリング)されることで周縁部に傾斜面11を有する。傾斜面11は、通常、側面視にて弧状となっている。
シート2は、ウエハ表面保護用の粘着シートであることが好ましく、例えば、半導体ウエハの裏面研削時に半導体ウエハの表面保護シートとして通常使用される粘着シートを使用することができる。この粘着シートは、後の工程で剥離する必要があるため、当該粘着シートとしては、再剥離性を有する弱粘着性シート、またはエネルギー線の照射により粘着力を低減もしくは消失することのできるエネルギー線硬化型粘着シートが好ましく用いられる。
シート2の厚さは、通常、20〜800μmであり、好ましくは30〜400μmである。
次に、図1(b)およびその部分拡大図である図1(b’)に示すように、ウエハ1側から、シート2に対してカッター刃3を入刃する。このとき、カッター刃3の側面がウエハ1の周縁部におけるシート2接触面(図1中では上面)近傍の傾斜面11に沿うように、言い換えれば、カッター刃3の側面がシート2接触面近傍の傾斜面11の接線上に位置するように、カッター刃3を傾斜させて、シート2に対して入刃する。
鉛直方向に対するカッター刃3の傾斜角度αは、ウエハ1の周縁部における傾斜面11の形状やカッター刃3の形状による。この傾斜角度αが小さすぎると、ウエハ1の研削後、表面保護シート2がウエハ1の周縁部からはみ出すことがある。傾斜角度αが大きすぎると、表面保護シート2の外周部にて薄い部分が多くなり、ウエハ1の研削後、ウエハ1の厚さに研削ムラが生じることがある。傾斜角度αは、これらの点を鑑みて適宜調整される。
カッター刃3の刃先位置は、カッター刃3がシート2を貫通すれば、特に限定されない。
カッター刃3としては、少なくともウエハ1に接触する側の刃先面が、少なくともウエハ1に接触する部分から刃先先端まで一直線状になっているものを使用することが好ましい。カッター刃3の刃先角度は、小さいほうが好ましい。また、シート2を切断するときに、カッター刃3は加熱または冷却してもよい。
上記のように入刃したカッター刃3により、ウエハ1の外周に沿ってシート2を切断し、もって図1(c)に示すように、ウエハ1にシート2を貼付する。シート2を切断するには、ウエハ1を固定した上でカッター刃3をウエハ1の周方向に移動させてもよいし、カッター刃3を固定した上でウエハ1を平面方向に回転させてもよい(ウエハ1が円形状の場合)。
従来の切断方法では、図3(a)に示すように、シート2側からカッター刃3を傾斜させてシート2に入刃し、シート2を切断すると、カッター刃3は軟質のシート2をウエハ1の周縁部の傾斜面に押し付け、巻き込むようにしてシート2を切断するため、切断されたシート2の外周径はウエハ1よりも大きくなってしまう。これに対し、上記のようにウエハ1側からカッター刃3を傾斜させてシート2に入刃し、シート2を切断すると、カッター刃3が軟質のシート2をウエハ1側に押し付けたり、巻き込んだりすることがないため、面取りしたウエハ1の最小径部(ウエハ1の平面部)と略同じ大きさでシート2を切断することができる。
上記のようにしてウエハ1にシート2を貼付したら、図1(d)に示すように、ウエハ1における他方の面(シート2接触面の反対面;図1中では下面)を研削する。この研削は、常法によって行うことができ、例えば、ウエハ裏面研削装置の研削砥石を用いて研削することができる。ウエハ1は、例えば、5〜200μm程度の厚さまで研削される。
ウエハ1の研削後、図1(e)に示すように、ウエハ1の研削面に粘着テープ4を貼付する。ここで、シート2は、面取りしたウエハ1の最小径部と略同じ大きさで切断されているため、ウエハ1の周縁部からはみ出しておらず、したがって、シート2と粘着テープ4とが接触・接着することは防止されている。
粘着テープ4としては、例えば、半導体ウエハの裏面研削後に通常使用される粘着テープを使用することができる。かかる粘着テープ4としては、例えば、公知のダイシングテープ、ダイシング・ダイボンディングテープ等を使用することができる。
最後に、図1(f)に示すように、粘着テープ4を支持体とすることで、ウエハ1からシート2を剥離する。上記のように、シート2と粘着テープ4とが接触・接着することは防止されているため、シート2の剥離はスムーズに行うことができる。
シート2がエネルギー線硬化型粘着シートの場合には、シート2に対してエネルギー線を照射して、粘着力を低減または消失させてから、シート2を剥離する。
なお、シート2が剥離されたウエハ1は、続いてダイシング等の工程に付される。
〔第2の実施形態〕
図2は本発明の第2の実施形態に係るウエハ貼付方法およびウエハ加工方法を示す説明図である。このウエハ加工方法は、一般的に、先ダイシング法(DBG:Dicing Before Grinding)といわれる。
最初に、図2(a)に示すような、一方の面(図2では上面)側に有底の溝52が形成されているウエハ5を用意する。この溝52は、一般的には、ハーフカットダイシングにより形成することができる。ウエハ1が半導体ウエハの場合、溝52は、複数の回路を区画するためのストリートに沿って形成され、通常は平面視格子状に形成される。このウエハ5は、上記第1の実施形態と同様に、周縁部に面取りによる傾斜面51を有する。
そして、図2(a)に示すように、ウエハ5における一方の面(図2中では上面)に、ウエハ5の径よりも大きいシート2を貼着する。シート2としては、上記第1の実施形態と同様のものを使用することができる。
次に、図2(b)に示すように、ウエハ5側から、シート2に対してカッター刃3を入刃する。このとき、上記第1の実施形態と同じようにして、カッター刃3の側面がウエハ5の周縁部におけるシート2接触面(図2中では上面)近傍の傾斜面51に沿うように(カッター刃3の側面がシート2接触面近傍の傾斜面51の接線上に位置するように)、カッター刃3を傾斜させて、シート2に対して入刃する。
上記のように入刃したカッター刃3により、ウエハ5の外周に沿ってシート2を切断し、もって図2(c)に示すように、ウエハ5にシート2を貼付する。
図4に示す従来の切断方法のように、シート2側からカッター刃3を傾斜させてシート2に入刃し、ウエハ5の外周に沿ってシート2を切断すると、カッター刃3の刃先がウエハ5における溝52の側壁の端部に接触し、カッター刃3の刃先が欠けたり、ウエハ5にチッピングが生じることがある。これに対し、上記のようにウエハ5側からカッター刃3をシート2に入刃し、ウエハ5の外周に沿ってシート2を切断すると、カッター刃3の刃先がウエハ5における溝52の側壁の端部に接触することはなく、したがって、カッター刃3の刃先が欠けたり、ウエハ5にチッピングが生じることはない。
本実施形態においても、上記のようにウエハ5側からカッター刃3を傾斜させてシート2に入刃し、シート2を切断することにより、面取りしたウエハ5の最小径部(ウエハ5の平面部)と略同じ大きさでシート2を切断することができる。
上記のようにしてウエハ5にシート2を貼付したら、図2(d)に示すように、ウエハ5における他方の面(シート2接触面の反対面;図1中では下面)側を、少なくとも上記溝52に達するまで(上記溝52の底部を除去するまで)研削し、ウエハ5を複数のチップ6に個片化する。この研削も、常法によって行うことができる。
上記のようにして複数のチップ6が形成されたら、図2(e)に示すように、複数のチップ6におけるシート2と接していない側の面に、粘着テープ4を貼付する。ここで、シート2は、面取りしたウエハ5の最小径部と略同じ大きさで切断されているため、複数のチップ6からなるチップ群の周縁部からはみ出しておらず、したがって、シート2と粘着テープ4とが接触・接着することは防止されている。また、前述した通り、シート2に対するカッター刃3の入刃時にウエハ5にチッピングが生じることはないため、チッピングの破片がチップ6と粘着テープ4との間に入ることによるチップ6の割れは、確実に防止されている。
粘着テープ4としては、上記第1の実施形態と同様のものの他、公知のマウンティング用テープ、ピックアップ用テープ等を使用することができる。
最後に、図2(f)に示すように、粘着テープ4を支持体とすることで、複数のチップ6からシート2を剥離する。上記のように、シート2と粘着テープ4とが接触・接着することは防止されているため、シート2の剥離はスムーズに行うことができる。
なお、シート2が剥離された複数のチップ6は、続いてエキスパンディング、マウンティング等の工程に付される。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、ウエハ1,5は上下反転させてもよい。この場合、図1,2中、シート2はウエハ1,5の下側に位置し、粘着テープ4はウエハ1,5の上側に位置する。カッター刃3をウエハ1,5側から入刃することには変わりない。また、シート2の切断時には、シート2側をチャックテーブル等で固定してもよいし、ウエハ1,5側を固定してもよい。
本発明に係るシート貼付方法およびウエハ加工方法は、半導体ウエハの加工に好適に用いられる。
1,5…ウエハ(半導体ウエハ)
11,51…傾斜面
52…溝
2…シート(表面保護シート)
3…カッター刃
4…粘着テープ
6…チップ

Claims (5)

  1. 面取りされることで周縁部に傾斜面を有するウエハにおける一方の面に、シートを貼着し、
    前記シートの前記ウエハ側から前記ウエハと反対側にかけて、前記シートの厚み方向に鋭利になっているカッター刃を使用し、前記ウエハ側から、前記カッター刃の側面が前記ウエハ周縁部における前記一方の面近傍の傾斜面に沿うように、前記カッター刃を傾斜させて、前記シートに対して前記カッター刃を入刃し、
    前記カッター刃により、前記ウエハの外周に沿って、前記面取りされたウエハの最小径部と略同じ大きさで前記シートを切断し、
    もって前記ウエハに前記シートを貼付するシート貼付方法。
  2. 前記ウエハの前記一方の面側には、回路パターンが形成されており、
    前記ウエハにおける前記回路パターンの形成面に、前記シートとして、ウエハ表面保護用の粘着シートを貼付する
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート貼付方法。
  3. 前記ウエハの前記一方の面側には、前記ウエハの他方の面側を研削することで前記ウエハを複数のチップに個片化するための有底の溝が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のシート貼付方法。
  4. 面取りされることで周縁部に傾斜面を有するウエハにおける一方の面に、シートを貼着し、
    前記シートの前記ウエハ側から前記ウエハと反対側にかけて、前記シートの厚み方向に鋭利になっているカッター刃を使用し、前記ウエハ側から、前記カッター刃の側面が前記ウエハ周縁部における前記一方の面近傍の傾斜面に沿うように、前記カッター刃を傾斜させて、前記シートに対して前記カッター刃を入刃し、
    前記カッター刃により、前記ウエハの外周に沿って、前記面取りされたウエハの最小径部と略同じ大きさで前記シートを切断し、もって前記ウエハに前記シートを貼付し、
    その状態で、前記ウエハの他方の面側を研削し、
    前記ウエハの研削面に粘着テープを貼付し、
    前記粘着テープを支持体とすることで、前記ウエハから前記シートを剥離する、ウエハ加工方法。
  5. 面取りされることで周縁部に傾斜面を有するとともに、一方の面側に有底の溝が形成されているウエハにおける前記一方の面に、シートを貼着し、
    前記シートの前記ウエハ側から前記ウエハと反対側にかけて、前記シートの厚み方向に鋭利になっているカッター刃を使用し、前記ウエハ側から、前記カッター刃の側面が前記ウエハ周縁部における前記一方の面近傍の傾斜面に沿うように、前記カッター刃を傾斜させて、前記シートに対して前記カッター刃を入刃し、
    前記カッター刃により、前記ウエハの外周に沿って、前記面取りされたウエハの最小径部と略同じ大きさで前記シートを切断し、もって前記ウエハに前記シートを貼付し、
    その状態で、前記ウエハの他方の面側を、少なくとも前記溝に達するまで研削することにより、前記ウエハを複数のチップに個片化し、
    前記複数のチップにおける前記シートと接していない側の面に粘着テープを貼付し、
    前記粘着テープを支持体とすることで、前記複数のチップから前記シートを剥離する、ウエハ加工方法。
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