JP5534399B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
従来、電源が投入された直後であるという条件や、プリントアウト枚数の累積が所定枚数に達したという条件などの所定の条件に基づいて、プロセスコントロールなどの画質調整制御を実施する画像形成装置が知られている。この画質調整制御は、例えば、まず、光学センサの発光手段たる発光素子から発した光を被検知対象としての中間転写ベルト表面地肌部(トナーが付着していない部分)で反射させ、その反射光を光学センサの受光手段たる受光素子で受光し反射光に応じた出力信号(電圧)を出力する。次に、予め定められた形状の基準トナー像を感光体の表面に形成し、その基準トナー像を中間転写ベルト上に転写して、発光素子から発した光を被検知対象としての基準トナー像で反射させ、その反射光を受光素子で受光し反射光に応じた出力信号を出力する。そして、中間転写ベルト表面地肌部における上記出力信号を基準値として、この基準値と基準トナー像における上記出力信号とを比較して基準トナー像の単位面積あたりにおけるトナー付着量を把握する。このようにして把握したトナー付着量に基づいてトナー付着量が所望のものとなるように、感光体の一様帯電電位、現像バイアス、感光体に対する光書込強度及び現像剤のトナー濃度の制御目標値などといった作像条件を調整する。
このような画質調整制御により、長期に渡って安定した画像濃度のプリントアウトを行うことが可能になる。
上記光学センサの受光素子には、中間転写ベルトや中間転写ベルト上の基準トナー像などの被検知対象の反射光以外の光が入射する場合がある。この被検知対象の反射光以外の光による受光素子の出力信号は、クロストーク(出力信号が、電圧の場合は、クロストーク電圧)とよばれ、被検知対象の検知精度を悪化させるため、できるだけ低レベルに抑えることが望ましい。
上記クロストークの発生要因としては、
1.発光素子や受光素子を覆うケース部材で反射した反射光
2.発光素子から直接受光素子へ入射する光
3.集光レンズなどからの反射光
などが挙げられる。
上記1.については、上記ケース部材を黒く無光沢にするなど、光を反射しにくい構成とすることで低減している。
上記2.に関しては、特許文献1に記載されているように、ケース部材に、発光素子から直接受光素子に向かう光を遮断する遮光壁を設けることで低減している。
上記3.に関しては透過率の高い集光レンズを用いることで、低減している。
しかしながら、上記のような対策をとっても、クロストークを完全には無くすことができず、どうしても、被検知対象の出力信号には、ノイズ信号(クロストーク)が含まれてしまい、被検知対象の検知精度を向上させることが困難となっていた。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、被検知対象の出力値からクロストークによるノイズを低減した出力値を得ることのできる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、表面にトナー像を担持する像担持体と、上記トナー像からの反射光を検出する光学センサと、上記像担持体表面に画質調整用トナー像を形成し、上記光学的検知手段の前記画質調整用トナー像からの反射光を受光したときの出力値に基づいて、画質調整制御を実行する画質調整制御手段とを備える画像形成装置において、上記光学センサは、発光手段と、該発光手段から照射され被検知対象物から反射した光を受光し、該光に応じた出力値を出力する受光手段とを備え、上記光学センサの検知領域に光を反射する反射物がないときに光を照射して得られた上記受光手段の出力値に基づいて、被検知対象物から反射した光を受光したときの受光手段の出力値を補正する補正手段を備え、検知領域に光を反射する反射物がない状態にして、光を照射し、得られた上記受光手段の出力値が、所定範囲を外れていた場合、上記光学センサの異常と判定して、使用者に報知することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項の画像形成装置において、上記光学センサを複数備えたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の画像形成装置において、上記画質調整制御手段は、上記補正手段により補正された上記画質調整用トナー像からの反射光を受光したときの上記受光手段の出力値に基づいて、画質調整制御を実行することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3いずれかの画像形成装置において、上記光学センサの検知領域が、像担持体表面と光を反射する反射物のない領域との間を移動可能に上記光学センサを支持したことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至3いずれかの画像形成装置において、上記光学センサの検知領域と非検知領域との間を移動可能な非反射物を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5いずれかの画像形成装置において、検知領域に光を反射する反射物がないときに光を照射して得られた上記受光手段の出力値を記憶する不揮発性メモリと、上記像担持体から反射した光を受光したときの上記受光手段の出力値が所定の範囲内になるように、上記受光手段からの上記出力値を参照しつつ上記発光手段に供給する電流の値を変化させ、上記発光手段の発光光量を調整する発光光量調整手段とを備え、上記電流値が変更されたとき、検知領域に光を反射する反射物がない状態にして、光を照射し、上記受光手段の出力値を取得し、上記不揮発性メモリに記憶されている出力値を取得した出力値に更新することを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6いずれかの画像形成装置において、上記光学センサが交換されたとき、検知領域に光を反射する反射物がない状態にして、光を照射し、上記受光手段の出力値を取得することを特徴とするものである。
本発明によれば、光学センサの検知領域に光を反射する反射物がないときに光を照射して得られた受光手段の出力値に基づいて、被検知対象物から反射した光を受光したときの受光手段の出力値を補正することによって、クロストークの成分が除去された出力値を得ることが可能となる。具体的に説明すると、検知領域に光を反射する反射物がないときに光を照射して得られる受光手段の出力値は、被検知対象からの反射光以外の成分、すなわち、光学センサのクロストーク成分である。よって、被検知対象物から反射した光を受光したときの受光手段の出力値から、光学センサの検知領域に光を反射する反射物がないときに光を照射して得られた受光手段の出力値を差し引くことで、クロストークによるノイズをほとんど除去することができる。これにより、精度よく被検知対象物を検知することができる。
本実施形態に係るプリンタの概略構成図。 像形成手段の概略構成図。 光学センサ30の概略構成図。 光学センサの横断面図。 実施例1のクロストーク電圧を検知する構成を示す図。 実施例2のクロストーク電圧を検知する構成を示す図。 本プリンタの電気回路の要部を示すブロック図。 画像濃度制御フロー図。 クロストーク電圧と、発光素子に供給する供給電流Ifとの関係を示したグラフ。 プロセスコントロールの制御フロー図。 パターン形成位置と光学センサの配設位置とを示した、中間転写ベルト近傍の拡大概略構成図。 光学センサの第1受光素子の出力値とトナー付着量との関係を示したグラフ。 光学センサの第2受光素子の出力値とトナー付着量との関係を示したグラフ。
以下、本発明を画像形成装置であるフルカラープリンタ(以下、プリンタという)100に適用した場合の実施形態について説明する。図1は、このプリンタ100の概略構成を示す構成図である。このプリンタ100は、図1に示すように、像形成手段としての各構成部材を収納する位置固定された装置本体と、転写材Sを収納する引き出し可能な給紙カセット21とを備えている。装置本体の中央部には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)、黒(K)の各色のトナー像を形成するための画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kを備えている。以下、各符号の添字Y、C、M、Kは、それぞれイエロー、シアン、マゼンダ、黒用の部材であることを示す。
図2は、像形成手段の概略構成を示す構成図である。図1及び図2に示すように本実施形態においては、像担持体としてのドラム状の感光体2Y,2C,2M,2K、帯電手段としての帯電ローラ3Y,3C,3M,3K、画像書込手段(露光手段)としてのレーザー露光装置20及び現像手段としての現像装置4Y,4C,4M,4K、感光体表面の転写残トナーを除去するクリーニング装置6Y,6C,6M,6Kを少なくとも有するユニットとして、各色の画像形成ユニット1Y,1C,1M,1Kが複数組(本実施形態では4組)構成され、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色の上記画像形成ユニット1Y,1C,1M,1Kが、ループ状に走行する像担持体としての中間転写ベルト7の水平な張架面に対向して、その下部に左からY、C、M、Kの順に配設されている。また、各色の画像形成ユニット1Y,1C,1M,1Kは4組とも同じ構成にしてある。
帯電ローラ3Y,3C,3M,3Kは、それぞれ所定の電位に保持されたトナーと同極性の帯電(本実施形態においてはマイナス帯電)によって感光体2Y,2C,2M,2Kに対して帯電作用を行い、感光体2Y,2C,2M,2Kに一様な電位を与える。なお、帯電手段としては帯電ローラに限るものではなく、帯電ブラシや帯電チャージャ等の種々のものを適宜使用することができる。
レーザー露光装置20は、帯電ローラ3Y,3C,3M,3Kに対して感光体2Y,2C,2M,2Kの回転方向下流側で現像装置4Y,4C,4M,4Kの上流側を露光する。また、また、レーザー露光装置20は、感光体2Y,2C,2M,2Kの回転軸と平行に主走査方向に露光走査するように配置されている。
このレーザー露光装置20は、例えば、半導体レーザ(LD)からなる光源と、コリメートレンズやシリンドリカルレンズ等からなるカップリング光学系(またはビーム整形光学系)と、回転多面鏡等からなる光偏向器と、光偏向器で偏向されたレーザ光を感光体2上に集光する結像光学系等からなり、別構成で設けた図示しない画像読み取り装置によって読み取られメモリに記録された各色の画像データ(あるいはパーソナルコンピュータ等の外部機器から入力された各色の画像データ)に従って強度変調されたレーザ光L,L,L,Lによって各色用の感光体2Y,2C,2M,2Kの感光層を像露光し、各色毎の静電潜像を形成する。なお、画像書込手段(露光手段)としては、上記のレーザー露光装置20の他に、発光ダイオードアレイ(LEDアレイ)とレンズアレイ等を組み合わせたLED書き込み装置なども用いることができる。
感光体2Y,2C,2M,2Kは、導電性円筒状支持体の表面に形成された下引き層上に、上記感光層として電荷発生層(下層)、電荷輸送層(上層)の順、またはこの逆の順にこれらの感光層が積層されている。また、上記電荷輸送層または上記電荷発生層の表面にさらに公知の表面保護層、例えば熱可塑性又は熱硬化性ポリマーを主体とするオーバーコート層などが形成されていてもよい。また、本実施形態では、感光体2Y,2C,2M,2Kの導電性円筒状の支持体は接地されている。
現像装置4Y,4C,4M,4Kは、感光体2の周面に対し所定の間隙を保ち、感光体2の回転方向と順方向に回転する円筒状の非磁性のステンレスあるいはアルミニウム材で形成された現像スリーブ41Y,41C,41M,41Kを有し、現像装置4内部には各色毎の現像色に従いイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の一成分あるいは二成分現像剤を収容している。本実施形態においては、一例として現像装置4内部にトナーと磁性キャリアtとからなる二成分現像剤(本実施形態においてトナーはマイナス帯電)を収容しており、この場合、現像スリーブ41内には、複数の固定磁石あるいは複数の磁極が着磁されたマグネットロールが配置される。また、各色の現像装置4Y,4C,4M,4Kには、容器内の現像剤を撹拌しながら搬送する撹拌・搬送部材42や、各色のトナーボトル37からトナーが補給される補給部43が設けられている。さらに各色の現像装置4Y,4C,4M,4Kには、必要に応じて容器内の現像剤のトナー濃度を検出するトナー濃度センサ44Y,44C,44M,44Kが設けられる。
各色の現像装置4Y,4C,4M,4Kの現像スリーブ41Y,41C,41M,41Kは図示しない突き当てコロ等により、感光体2Y,2C,2M,2Kのドラム面と所定の間隙、例えば100[μm]から500[μm]の間隙を開けて非接触に保たれており、その現像スリーブ41Y,41C,41M,41Kに対して直流電圧と交流電圧とを重畳した現像バイアスを印加することにより、接触または非接触の反転現像を行い、感光体2Y,2C,2M,2Kの表面上にトナー画像を形成する。
クリーニング装置6Y,6C,6M,6Kは、例えばクリーニングブレード61とクリーニングローラ(またはクリーニングブラシ)62を有し、クリーニングブレード61は、感光体表面のカウンタ方向に当接して設けられている。
中間転写体であり像担持体である中間転写ベルト7は、二次転写バックアップローラを兼ねる駆動ローラ8、支持ローラ9、テンションローラ10a,10b及びバックアップローラ11に内接して張架され、中間転写ベルト7の回転方向が図中の矢印で示す反時計方向になるように設けられている。
また、駆動ローラ8に対向して中間転写ベルト7を介して二次転写ローラ14が設けられている。そしてベルトクリーニング装置12のクリーニングブレード12aが支持ローラ9の位置の中間転写ベルト7に、カウンタ方向に当接して設けられている。また、同様に、中間転写ベルト7を挟んで各色毎の一次転写ローラ5Y,5C,5M,5Kが感光体2Y,2C,2M,2Kに対向して設けられている。中間転写ベルト7の駆動は図示しない駆動モータによる駆動ローラ8の回転によって行われる。
一次転写ローラ5Y,5C,5M,5Kは、中間転写ベルト7を挟んで感光体2Y,2C,2M,2Kに対向して設けられ、中間転写ベルト7と感光体2Y,2C,2M,2Kとの間に転写域を形成する。一次転写ローラ5Y,5C,5M,5Kには、図示しない直流電源によりトナーと反対極性(本実施形態においてはプラス極性)の直流電圧を印加し、上記転写域に転写電界を形成することによって、感光体2Y,2C,2M,2K上に形成される各色のトナー像が中間転写ベルト7上に転写される。
転写材Sの表面に転写を行う二次転写ローラ14は中間転写ベルト7を挟んで接地された駆動ローラ8に対向して設けられ、トナーと反対極性(本実施形態においてはプラス極性)の直流電圧が直流電源によって印加され、中間転写ベルト7上に担持される重ね合わせトナー画像を二次転写ローラ14を介して転写材Sの表面に転写する。
転写紙等の転写材Sは給紙カセット21等から給紙ローラ27により一枚ずつ搬送され、レジストローラ13を経て二次転写ローラ14と駆動ローラ8に挟まれた中間転写ベルト7に重ねられるように搬送され、二次転写部で中間転写ベルト7からトナー像の転写を受けて定着手段である定着装置15に送られ、定着装置15の定着ローラ15aと加圧ローラ15bによる熱溶着による定着がなされて排紙部18に排紙される。
また、本実施形態の画像形成装置においては、上記二次転写部より中間転写ベルト7の回転方向下流側に、中間転写ベルト7における駆動ローラ17への掛け回し箇所に対してそのおもて面側から所定の間隙を介して対向する、光学センサ30を複数設けた光学センサユニット16が配設されている(図11参照)。この光学センサユニット16は、中間転写ベルト7上に形成された後述の階調パターンを検知するものである。具体的には、図11に示すように、光学センサユニット16には、K色の階調パターンSkを検知する光学センサ30K、M色の階調パターンSmを検知する光学センサ30M、C色の階調パターンScを検知する光学センサ30C、Y色の階調パターンSyを検知する光学センサ30Yを備えている。(以下の説明において、各色の光学センサを区別しない場合は、色符号を削除して、説明を行う。)
図3は、本実施形態に係る光学センサ30の概略構成図であり、図4は、光学センサ30の横断面図である。
本実施形態における光学センサ30は、発光手段としての発光素子31と、反射光を受光するための受光手段としての第1受光素子32と、第2受光素子33とを有している。各素子31,32,33は、プリント基板34上に実装されている。各素子31,32,33は、上ケース35に封入されており、上ケース35には、発光素子31から照射される入射光が中間転写ベルト7または中間転写ベルト上のトナー像(以下、被検知対象という)に至るまでの射出光路を確保するための通路402、及び、被検知対象で反射した反射光が第1受光素子32および第2の受光素子33に至るまでの入射光路を確保するための通路401、403がそれぞれ形成されている。そして、発光素子31と通路402とで構成された空間と、第1受光素子32と通路403とで構成された空間が遮光壁405で区切られており、発光素子31からの光が、直接第1受光素子32へ入射するのを抑制している。また、発光素子31と通路402とで構成された空間と、第2受光素子33と通路404とで構成された空間が遮光壁404で区切られており、発光素子31からの光が、直接第2受光素子33へ入射するのを抑制している。また、上ケース35の射出光路上に集光レンズ37bが配置されている。また、入射光路上にも、集光レンズ37a、37cが配置されている。上ケース35は、図4に示すように下ケース36と、プリント基板34を介して勘合することでプリント基板34上に固定される。
発光素子31からプリント基板34の面に沿って進行した射出光は、集光レンズ37bにより屈折して、被検知対象(中間転写ベルト7またはトナー像)の表面に集光される。そして、被検知対象から反射された正反射光は、集光レンズ37aを通ってプリント基板34の表面に沿って移動して第1受光素子32へ入射し、トナー像から反射された拡散反射光は、集光レンズ37cを通ってプリント基板34の表面に沿って移動して第2受光素子33へ入射する。
なお、集光レンズ37a〜37cは、なくてもよく、集光レンズの代わりに、防塵用の透過シートや透過フィルムなどの部材を用いてもよい。また、レンズではなく、波長を選別するフィルタでもよい。
上述のような光学センサ30においては、部品公差や光学センサ組み付け公差などをゼロにはできないことから、クロストーク電圧を完全に無くすことができない。また、検出精度の観点から、これまでは許容されていたノイズ情報(クロストーク電圧)を低減させる必要性も生じてきた。
そこで、本実施形態においては、クロストーク電圧を検知して、被検知対象から反射された反射光を受光したときの受光素子の出力電圧から、検知したクロストーク電圧を差し引いて、クロストーク電圧を除去している。以下に、クロストーク電圧を検知する構成を、実施例1、2を用いて説明する。
[実施例1]
図5は、実施例1のクロストーク電圧を検知する構成を示す図である。
この実施例1は、図に示すように、光学センサ30の集光レンズ37a〜37cに埃などが付着するのを抑制するためのシャッター部材130を備えている。このシャッター部材130には、光学センサ30の集光レンズ37a〜37cと対向する対向部130aを有しており、この対向部130aに非反射物たる光吸収体131が設けられている。光吸収体131は、黒色で無光沢のものなど、反射率が0[%]、あるいは反射率がほぼ0[%]の部材である。シャッター部材130は、支点部130bを中心にして回転可能に支持されている。シャッター部材130は、光学センサ30に設けてもよいし、プリンタ100に設けてもよい。
クロストーク電圧を検知する場合は、シャッター部材130を図中実線の位置に位置させて、光吸収体131を集光レンズ37a〜37cと対向させる。これにより、光学センサ30の検知領域が、光を反射する反射物のない状態となり、発光素子31から光吸収体131へ照射された光は、反射せず、受光素子32、33に反射光が入射しない。よって、このとき光を照射して得られる第1受光素子32の出力電圧、第2受光素子33の出力電圧は、被検知対象の反射光以外の光による出力電圧、所謂クロストーク電圧である。これにより、第1受光素子32のクロストーク電圧、第2受光素子33のクロストーク電圧を検知することができる。
被検知対象(中間転写ベルト表面や、中間転写ベルト上のトナー像)を検知する場合は、シャッター部材130を図中点線の位置へ移動させる。これにより、被検知対象からの正反射光を第1受光素子32で受光でき、被検知対象からの拡散反射光を第2受光素子33で受光できる。
[実施例2]
図6は、実施例2のクロストーク電圧を検知する構成を示す図である。
この実施例2は、図6(a)に示すように、光学センサ30の集光レンズ37a〜37cが、中間転写ベルト7と対向する姿勢と、図6(b)に示すように、光学センサ30の集光レンズ37a〜37cが、光を反射する反射物と対向しない姿勢とを取りうるよう、光学センサ30を回動可能に支持している。
クロストーク電圧を検知する場合は、図6(b)に示すように、光学センサ30の光照射方向(検知方向)が矢印Bとなるよう光学センサ30を回転させる。この矢印B方向の少なくとも光学センサ30の検知可能な範囲には、物体が配置されていない。もしくは、配置されていたとしても、配置されている部材は、黒色で無光沢のものなど反射率が0[%]、または、反射率がほとんど0[%]の部材である。これにより、光学センサ30の検知領域が、光を反射する反射物のない状態となり、発光素子31から照射された光は、反射せず、受光素子32、33に反射光が入射しない。よって、このとき得られる第1受光素子32の出力電圧、第2受光素子33の出力電圧を検知することで、クロストーク電圧を検知することができる。
一方、被検知対象(中間転写ベルト7表面や、中間転写ベルト7上のトナー像)を検知する場合は、図6(a)に示すように、光学センサ30の光照射方向(検知方向)が矢印Aとなるよう光学センサ30を回転させる。そして、シャッター部材130を図6(a)の点線の位置へ移動させる。これにより、被検知対象からの正反射光を第1受光素子32で受光でき、被検知対象からの拡散反射光を第2受光素子33で受光できる。なお、この実施例2においては、シャッター部材130は、なくてもよい。
クロストーク電圧は、図9に示すように、光学センサ毎に異なるため、光学センサ30Y、30M、30C、30Kそれぞれに上記実施例1または2のクロストーク電圧を検知する構成を備えている。
図7は本プリンタ100の電気回路の要部を示すブロック図である。同図において制御手段たる制御部200は、演算手段たるCPU(Central Processing Unit)201、データ記憶手段たる不揮発性メモリのRAM(Random Access Memory)202、データ記憶手段たるROM(Read Only Memory)203等を有している。この制御部200には、画像形成ユニット1Y,M,C,K、レーザー露光装置20、光学センサ30などが電気的に接続されている。また、表示部112やスピーカ111などの報知手段とも電気的に接続されている。そして、制御部200は、RAM202内に記憶している制御プログラムに基づいて、これらの各種の機器を制御するようになっている。不揮発性メモリたるRAM202には、光学センサ30の第1受光素子32のクロストーク電圧値、第2受光素子33のクロストーク電圧値が記憶されている。クロストーク電圧は、光学センサ30Y、30M、30C、30K毎に記憶している。
また、制御部200は、画像を形成するための画像形成条件の制御も行っている。具体的には、制御部200は、画像形成ユニット1Y,M,C,Kにおける各帯電部材に対して、帯電バイアスをそれぞれ個別に印加する制御を実施する。これにより、各色の感光体2Y,M,C,Kが、Y,M,C,K用ドラム帯電電位に一様帯電せしめられる。また、制御部200は、レーザー露光装置20の画像形成ユニット1Y,M,C,Kに対応する4つの半導体レーザーのパワーをそれぞれ個別に制御する。また、制御部200は、画像形成ユニット1Y,M,C,Kにおける各現像ローラに、Y,M,C,K用現像バイアス値の現像バイアスを印加する制御を実施する。これにより、感光体2Y,M,C,Kの静電潜像と、現像スリーブとの間に、トナーをスリーブ表面側から感光体側に静電移動させる現像ポテンシャルを作用させて、静電潜像を現像する。
制御部200は、電源投入時あるいは所定枚数のプリントを行う度に、各色の画像濃度を適正化するための画像濃度制御を実行する。すなわち、制御部200は、画質調整制御手段としての機能を有している。
図8は、画像濃度制御フロー図である。
まず、制御部200は、各光学センサ30Y、30M、30C、30Kの校正を行う(S1)。光学センサ30の校正は、まず、中間転写ベルト7に光を照射して正反射光を第1受光素子32で受光する。そして、第1受光素子32の出力電圧が予め決められた所定の範囲か否かを調べる。所定範囲以外のときは、第1受光素子32の出力電圧が予め決められた所定の範囲に入るように、光学センサ30の発光素子31に供給する供給電流Ifを調整して発光素子31の発光強度を調整する。このような校正動作を行うことで、発光素子31の発光効率個体差、温度変動や経時変動などの発光強度の変動による、受光素子32、33の出力電圧のばらつきを抑制することができ、精度良くトナー像濃度を計測することができる。一方、第1受光素子32の出力電圧が予め決められた所定の範囲である場合は、そのまま光学センサ30の校正処理を終了する。このように、制御部200は、第1受光素子32からの出力電圧を参照しつつ発光素子31に供給する電流の値を変化させ、発光素子31の発光光量を調整する発光光量調整手段としての機能を有している。
図9は、クロストーク電圧と、発光素子31に供給する供給電流Ifとの関係を示したグラフである。発光素子31への供給電流Ifが多くなると、発光素子31の発光強度が強くなるため、クロストーク電圧も増加する。このため、上記光学センサ30の校正処理において、供給電流Ifを変更した場合(S2のYES)、第1受光素子32、第2受光素子33のクロストーク電圧の検知を行う(S3)。クロストーク電圧検知は、実施例1、実施例2において説明したとおりである。検知されたクロストーク電圧が通常考えられる値から大きく外れる場合は、そもそも光学センサ30に異常があるので、検知されたクロストーク電圧が所定値以上の場合(S4のYES)は、光学センサ30に異常がある旨を表示部112に表示するとともに、スピーカ111で警告音を鳴らして、報知(S6)し、使用者に光学センサの交換を促し、プロセスコントロールを実施せずに終了する。
一方、検知したクロストーク電圧が所定値以下の場合(S4のNO)は、RAM202に記憶されているクロストーク電圧を、検知したクロストーク電圧に更新する(S5)。
各光学センサ30Y、30M、30C、30Kの校正やクロストーク電圧検知などの前処理が終了したら、制御部200は、プロセスコントロールを実行する(S7)。
図10は、プロセスコントロールの制御フロー図である。
プロセスコントロールは、まず、図11に示すような、各色の階調パターンSk、Sm、Sc、Syを中間転写ベルト7上における各光学センサ30Y、M、C、Kに対向する位置に自動形成する(S11)。具体的には、感光体2Y,M,C,Kを回転させながら一様帯電せしめる。このときの帯電電位については、プリントプロセスにおける一様なドラム帯電電位とは異なり、値を徐々に大きくする。そして、レーザー光の走査によって階調パターン像を形成するための複数のパッチ静電潜像を感光体2Y,M,C,Kにそれぞれ形成せしめながら、それらをY,M,C,K用の現像装置によって現像する。この現像の際、制御部200は、Y,M,C,K用の現像ローラに印加される現像バイアスの値を徐々に大きくしていく。このような現像により、感光体2Y,M,C,K上にはY,M,C,K階調パターン像が形成される。これらは、中間転写ベルト7の主走査方向に所定の間隔で並ぶように1次転写される。
中間転写ベルト7に形成され各階調パターン(Sk、Sm、Sc、Sy)は、中間転写ベルト7の無端移動に伴って、光学センサ30との対向位置を通過する。この際、光学センサ30は、各階調パターンのトナーパッチに対する単位面積あたりのトナー付着量に応じた量の光を受光する(S12)。K色トナーの場合は照射した光は、トナー表面で吸収されてしまうため、拡散反射光成分がほとんど含まれず、無視できる。よって、K色の光学センサ30Kは、正反射光を受光する第1受光素子32の出力電圧を用いて付着量の検知を行う。一方、Y,M,C色のカラートナーの場合、トナー表面に照射した光が拡散反射するため、光学センサ30の第1受光素子32には、正反射光以外に多くの拡散反射光が含まれる。よって、光学センサ30Y,30M,30Cは、拡散反射光を受光する第2受光素子33の出力電圧を用いて付着量の検知を行う。しかし、各階調パターンのトナーパッチを検知して得られた各光学センサ30Y,30M,30C,30Kの出力電圧には、クロストーク電圧が含まれているため、精度の高い検出値とは言えない。そこで、制御部200は、各階調パターンのトナーパッチを検知して得られた光学センサ30の出力電圧に対して、クロストーク電圧成分を除去する出力値補正処理を実行する(S13)。
出力値補正処理は、まず、RAM202に記憶されているクロストーク電圧を読み出す。K色の階調パターンのトナーパッチを検知した光学センサ30Kの場合は、RAM202からこの光学センサ30Kの対応する第1受光素子32のクロストーク電圧を読み出す。そして、各トナーパッチを検知したときの第1受光素子32の出力電圧から読み出した第1受光素子32のクロストーク電圧を差し引く。これにより、クロストーク電圧が除去された第1受光素子32の出力電圧を得ることができる。一方、Y、M、C色のカラーの階調パターンのトナーパッチを検知した光学センサ30Y,M,Cの場合は、RAM202からこの光学センサ30Y,M,Cの対応する第2受光素子33のクロストーク電圧を読み出す。そして、各トナーパッチを検知したときの第2受光素子33の出力電圧から読み出した第2受光素子33のクロストーク電圧を差し引く。これにより、クロストーク電圧が除去された出力電圧を得ることができる。
次に、出力値補正処理によってクロストーク電圧が除去された光学センサの出力電圧に基づいて、各トナーパッチの付着量を算出する(S14)。
上記RAM202には、光学センサ30からの出力電圧値と、それに対応するトナー付着量との関係を示す付着量換算アルゴリズムが格納されている。正反射光を受光する第1受光素子32の出力電圧(光学センサ31の正反射光出力値)とトナー付着量とは、図12のような関係があり、RAM202には、光学センサの出力値とトナー付着量とが図12に示すような関係となる正反射光アルゴリズムが記憶されている。また、第2受光素子の出力値(光学センサの拡散反射光出力値)とトナー付着量とは、図13のような関係があり、RAM202には、光学センサの出力値とトナー付着量とが図13に示すような関係となる拡散反射光アルゴリズムが記憶されている。
そして、K色トナーパッチを検知したときの第1受光素子32のクロストーク電圧が除去された出力電圧と、上述の正反射光アルゴリズムとから、K色の階調パターンの各トナーパッチにおける付着量を算出する。また、Y、M、C色のカラートナーパッチを検知したときの第2受光素子33のクロストーク電圧が除去された出力電圧と、上述の拡散反射光アルゴリズムとから、Y、M、C色の階調パターンの各トナーパッチにおける付着量を算出する。
このように、本実施形態においては、クロストーク電圧が除去された出力電圧からトナー付着量を算出するので、精度の高い付着量の算出を行うことができる。
各色の階調パターンにおける各トナーパッチについて、付着量を算出したら、各色の階調パターンにおける各トナーパッチに基づいて、作像条件を調整する(S15)。
Y,M,C,Kの各色において、それぞれ階調パターン(Py,m,c,k)内の複数のトナーパッチは、それぞれ異なるドラム帯電電位及び現像バイアスの組合せで現像されたものであり、単位面積あたりのトナー付着量(画像濃度)が徐々に多くなっている。このトナー付着量は、ドラム帯電電位と現像バイアスとの差である現像ポテンシャルと相関関係にあるため、両者の関係は2次元座標上でほぼ直線グラフとなる。
制御部200は、各トナーパッチにおけるトナー付着量を検知した結果と、各トナーパッチを作像したときの現像ポテンシャルとに基づいてその直線グラフを示す関数(y=ax+b)を回帰分析によって計算する。そして、この関数に画像濃度の目標値を代入することで適切な現像バイアス値を演算し、Y、M、C、K用の補正現像バイアス値としてRAM202に記憶する。
RAM202内には、数十通りの現像バイアス値と、それぞれに個別に対応する適切なドラム帯電電位とが予め関連付けられている作像条件データテーブルが格納されている。制御部200は、画像形成ユニット1Y,M,C,Kについて、それぞれこの作像条件テーブルの中から、上記補正現像バイアス値に最も近い現像バイアス値を選び出し、これに関連付けられたドラム帯電電位を特定する。特定したドラム帯電電位については、Y、M、C、K用の補正ドラム帯電電位としてRAM202に格納する。そして、全ての補正現像バイアス値及び補正ドラム帯電電位をRAM202に格納し終えると、Y,M,C,K用現像バイアス値のデータを、それぞれ対応する補正現像バイアス値と同等の値に補正して格納し直す。また、Y,M,C,K用ドラム帯電電位についても、それぞれ対応する補正ドラム帯電電位と同等の値に補正して格納し直す。このような補正により、画像を形成するための作像条件が、それぞれ所望の画像濃度のトナー像を形成し得る条件に補正される。
上記では、供給電流Ifが変更になった際に、クロストーク電圧を検知しているが、画質調整制御実施のつど、クロストーク電圧を検知してもよい。また、本実施形態においては、中間転写ベルト7と対向して光学センサ30を設けているが、感光体表面と対向して、光学センサ30を設けてもよい。また、転写紙と対向して、光学センサ30を設けてもよい。
また、先の図9に示したように、クロストーク電圧は、光学センサ毎に異なる値を示すため、光学センサが交換されたときに、クロストーク電圧を検知し、検知したクロストーク電圧をRAM202に記憶する。
また、上述した光学センサ30は、反射された光を正反射光、拡散反射光とを受光しているが、どちらか一方を受光する光学センサ、2個以上受光素子を備えた光学センサにも本発明を適用できる。また、いわゆるP波/S波といった分光特性を利用した光学センサなど、光の様々な特性を反射光により得る構成の光学センサにも本発明を適用できる。
以上、本実施形態の画像形成装置によれば、発光手段たる発光素子と、発光素子から照射され被検知対象物から反射した光を受光し、光に応じた出力値を出力する受光手段たる受光素子とを備えた光学センサを有している。そして、補正手段たる制御部200は、検知領域に反射物のないときに光を照射して得られた上記受光素子の出力値である所謂クロストークに基づいて、被検知対象物から反射した光を受光したときの受光素子の出力値を補正している。これにより、補正された光学センサの出力値には、クロストーク電圧が除去された出力値となるので、精度よく被検知対象物を検知することができる。
具体的には、制御部200は、被検知対象物から反射した光を受光したときの受光素子の出力値から、クロストーク電圧を差し引くことで、クロストーク電圧を除去している。
また、本実施形態においては、光学センサ30の検知領域と非検知領域との間を移動可能な非反射物たる光吸収体131を備えている。これにより、クロストーク電圧を検知する場合は、光吸収体131を検知領域に移動させることで、光学センサの検知領域を反射物のない状態にすることができる。そして、光吸収体131に向けて光を照射することで、クロストーク電圧を検知することができる。一方、被検知対象を検知する場合は、光吸収体311を非検知領域へ移動させることで、被検知対象を検知することができる。
また、クロストーク電圧を記憶する不揮発メモリたるRAM202を備えたことで、被検知対象を検知する毎に、クロストーク電圧を検知する必要がなくなる。また、装置本体の電源ON時に、クロストーク電圧を検知する必要がなくなる。
また、所定のタイミングで、クロストーク電圧を検知して、RAMに記憶されているクロストーク電圧を検知したクロストーク電圧に更新することで、クロストーク電圧の変動に対応でき、精度の良い検知を行うことができる。
また、上記発光素子への入力値たる供給電流が変更されたとき、クロストーク電圧を検知して、RAMに記憶されているクロストーク電圧を検知したクロストーク電圧に更新する。これにより、供給電流の変更によるクロストーク電圧の変動に対応でき、供給電流が変更後も、精度の良い検知を行うことができる。
また、上述の光学センサを用いることで、トナー付着量を精度よく検知することができ、精度の高い画質調整を行うことができる。
また、実施例2に示すように、光学センサの検知領域が、像担持体表面と光を反射する反射物のない領域と

の間を移動可能に光学センサを支持する。これにより、光を反射する反射物のない領域に発光素子の光照射領域がくるように、光学センサの姿勢をとることで、クロストーク電圧を検知することができ、光学センサの発光素子の光照射領域が、像担持体表面と対向するように光学センサの姿勢をとることで、像担持体表面のトナー像を検知することができる。
また、光学センサ30が交換されたとき、クロストーク電圧を検知してRAMに記憶することで、交換された光学センサに対応したクロストーク電圧により、受光素子の出力値を補正することができる。
また、検知したクロストーク電圧が、所定範囲を外れていた場合、光学センサの異常と判定して、使用者に報知することによって、使用者に光学センサの交換を促すことができる。
7:中間転写ベルト
16:光学センサユニット
30:光学センサ
31:発光素子
32:第1受光素子
33:第2受光素子
34:プリント基板
111:スピーカ
112:表示部
130:シャッター部材
130a:対向部
130b:支点部
131:光吸収体
If:供給電流
特開2005−24459号公報

Claims (7)

  1. 表面にトナー像を担持する像担持体と、
    上記トナー像からの反射光を検出する光学センサと、
    上記像担持体表面に画質調整用トナー像を形成し、
    上記光学的検知手段の前記画質調整用トナー像からの反射光を受光したときの出力値に基づいて、画質調整制御を実行する画質調整制御手段とを備える画像形成装置において、
    上記光学センサは、発光手段と、該発光手段から照射され被検知対象物から反射した光を受光し、該光に応じた出力値を出力する受光手段とを備え、
    上記光学センサの検知領域に光を反射する反射物がないときに光を照射して得られた上記受光手段の出力値に基づいて、被検知対象物から反射した光を受光したときの受光手段の出力値を補正する補正手段を備え、
    検知領域に光を反射する反射物がない状態にして、光を照射し、得られた上記受光手段の出力値が、所定範囲を外れていた場合、上記光学センサの異常と判定して、使用者に報知することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項の画像形成装置において、
    上記光学センサを複数備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2の画像形成装置において、
    上記画質調整制御手段は、上記補正手段により補正された上記画質調整用トナー像からの反射光を受光したときの上記受光手段の出力値に基づいて、画質調整制御を実行することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3いずれかの画像形成装置において、
    上記光学センサの検知領域が、像担持体表面と光を反射する反射物のない領域との間を移動可能に上記光学センサを支持したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至3いずれかの画像形成装置において、
    上記光学センサの検知領域と非検知領域との間を移動可能な非反射物を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1乃至5いずれかの画像形成装置において、
    検知領域に光を反射する反射物がないときに光を照射して得られた上記受光手段の出力値を記憶する不揮発性メモリと、
    上記像担持体から反射した光を受光したときの上記受光手段の出力値が所定の範囲内になるように、上記受光手段からの上記出力値を参照しつつ上記発光手段に供給する電流の値を変化させ、上記発光手段の発光光量を調整する発光光量調整手段とを備え、
    上記電流値が変更されたとき、検知領域に光を反射する反射物がない状態にして、光を照射し、上記受光手段の出力値を取得し、上記不揮発性メモリに記憶されている出力値を取得した出力値に更新することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至6いずれかの画像形成装置において、
    上記光学センサが交換されたとき、検知領域に光を反射する反射物がない状態にして、光を照射し、上記受光手段の出力値を取得することを特徴とする画像形成装置。
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