JP5527724B2 - 付け睫毛 - Google Patents

付け睫毛 Download PDF

Info

Publication number
JP5527724B2
JP5527724B2 JP2010001744A JP2010001744A JP5527724B2 JP 5527724 B2 JP5527724 B2 JP 5527724B2 JP 2010001744 A JP2010001744 A JP 2010001744A JP 2010001744 A JP2010001744 A JP 2010001744A JP 5527724 B2 JP5527724 B2 JP 5527724B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
members
group
mesh
eyelashes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010001744A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011122288A (ja
Inventor
かおり 前谷
Original Assignee
かおり 前谷
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by かおり 前谷 filed Critical かおり 前谷
Priority to JP2010001744A priority Critical patent/JP5527724B2/ja
Publication of JP2011122288A publication Critical patent/JP2011122288A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5527724B2 publication Critical patent/JP5527724B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、天然の睫毛(まつげ)に対してこれを増毛もしくは延長するために使用される付け睫毛に関する。
付け睫毛(「人工睫毛」とも呼ばれる)は、天然の睫毛に追加して使用され、ボリューム感を高め、長く魅力的な睫毛を演出するものとして若い女性を中心に愛用されている。用途的には、通常の化粧用としてのほか、舞台演出用や扮装用などの特殊用途が含まれる。付け睫毛の素材としては、人毛のほか動物の毛が利用されているが、近年はポリウレタン系を中心としたプラスチック材料も広く普及してきている。なお、本明細書では人体(もしくは動物であってもよい)から生えるいわゆる使用者自身の睫毛を「天然の睫毛」、これに追加する目的で使用される睫毛を「付け睫毛」と称して両者を区別するものとする。
従来技術において、付け睫毛の構造として基本的に2種類のものが知られている。1つは、薄いプラスチック等の細長いフィルムからなるベース部材(「根元」とも呼ばれる)に必要量の毛(「フィラメント」とも呼ばれる)を植毛する形式のもので、この場合は植毛されたベース部材に接着剤が塗られて、この部分を使用者の瞼(まぶた)に貼り付けて使用される(例えば、特許文献1参照。)。本明細書では、これを「植毛型」の付け睫毛と呼ぶものとし、その概要を図6(a)に示す。図において、植毛型の付け睫毛50は、ベース部材51とこれに植毛された一群の毛52とから構成されている。
他の1つは、天然の睫毛に対してこれに一本一本の毛を接着剤により接着する形式のもので、これにより天然の睫毛を延ばしてボリュームを増やし、長く見せる効果を生む(例えば、特許文献2参照。)。本明細書ではこれを「エクステンション型」の付け睫毛と呼ぶものとし、その概要を図6(b)に示す。図において、エクステンション型の付け睫毛61が天然の睫毛62に接合される状態を示している。
特開2008−308807号公報 特開平10−183415号公報
しかしながら上述した従来の付け睫毛には、各形式それぞれに固有の問題を内在していた。まず植毛型の付け睫毛50では、ベース部材51に一群の毛52を植毛してこれをベース部材51ごと瞼に貼り付けるため、ベース部材51が瞼の表面に表れるものとなり、これによって異物が瞼に接着されていることが認識されて目立ち易い。これを回避する方法としてベース部材51を無色透明のプラスチックで形成することが知られているが(特許文献1)、ある程度の効果は見られても地肌とプラスチック材との間で光沢、表面粗さ等の差異が完全に解消するものとはならない。別の対処方法として、ベース部材51にアイラインを使って色付けすることにより隠す方法が知られているが、この方法によれば化粧を濃くする傾向につながり、付け睫毛をより人工的なものとして目立たせる逆効果を生む結果ともなり得る。加えて植毛型の付け睫毛50の利用では、ベース部材51に塗布された接着剤部分を直接瞼に接着することから、瞼表面の肌を傷め易く、炎症やかぶれの原因となったり、アレルギ体質の人には利用そのものができなかったりするなどの弊害があり得る。
一方、エクステンション型の付け睫毛61では、天然の睫毛62に直接付け睫毛61を接着することから、植毛型にあるようなベース部51を瞼に接着して使用することに起因する上述した問題は解消されるものの、この方法では一本一本の付け睫毛61をピンセット等の道具を用いて接着することから非常な手間と時間を要し、さらには自分自身で接着することすら困難な場合もある。また、天然の睫毛62に接着することから天然の睫毛62の密度(本数)による制限を受け、ボリュームを増やす効果が必ずしも十分には得られないという問題があった。
以上より、長く、ボリューム豊な睫毛を演出する付け睫毛は、特に女性にとって極めて魅力的なものではあるものの、それを利用する際の上述した各種問題、煩わしさなどが先行して折角の利用が敬遠され勝ちになっているのが実状である。付け睫毛の取り扱いがもっと簡便であり、かつ使用による違和感がなく、自然な睫毛と紛れるほどのもので睫毛の美観を高めることができれば、付け睫毛の利用、普及はより促進されるものであることは想像に難くない。従って本発明は、上述したような従来技術にある問題を解消し、取扱いが容易であり、手軽に利用することが可能な付け睫毛を提供することを目的としている。
本発明は、従来の植毛型付け睫毛50のように植毛のためのベース部51を設けることなく、また従来のエクステンション型付け睫毛61のように一本一本の毛の接着動作を要することなく、予め接合され、あるいは組み合わされた一群の毛状部材からなる付け睫毛を天然の睫毛に被せるようにして接合することにより上記の問題を解消するもので、具体的には以下の内容を含む。
すなわち、本発明に係る1つの態様は、複数の毛状部材によって構成される付け睫毛であって、第1の方向に向けて配列された一群の毛状部材と、前記第1の方向と角度を持つ第2の方向に向けて配列された一群の毛状部材とを含み、前記一方の群の毛状部材が他方の群の毛状部材に重ねられ、一方の郡の毛状部材の各々が他方の郡の少なくとも1つの毛状部材と交差し、前記交差した点の少なくとも1箇所で両毛状部材が接合されて前記両群の毛状部材の各々が分離しないよう構成されていることを特徴とする付け睫毛に関する。
前記毛状部材の内、いずれか一方の群の毛状部材の長さ、太さは他方の群の毛状部材の長さ、太さと異なっていてもよい。また、いずれか一方の群の毛状部材の数は他方の群の毛状部材の数と異なっていてもよい。さらに、いずれか一方の群の毛状部材の材質は他方の群の毛状部材の材質と異なっていてもよい。あるいは、少なくともいずれか一方の群に属する毛状部材は、少なくともその一部において各毛状部材間で長さが異なるものであってもよい。
本発明に係る他の態様は、帯状のメッシュ状部材と、一群のストレッチ部材とから構成される付け睫毛であって、前記一群のストレッチ部材は、前記帯状のメッシュ状部材の長手方向の一辺に配列されて外部に延伸するよう、該メッシュ状部材と一体に形成されていること、もしくは該メッシュ状部材に接合されていることを特徴とする付け睫毛に関する。
本発明に係るさらに他の態様は、帯状のメッシュ状部材と、一群の毛状部材とから構成される付け睫毛であって、前記一群の毛状部材は、前記帯状のメッシュ状部材の長手方向の一辺から外部に延伸するよう前記メッシュ状部材の長手方向に配列して重ねられ、該メッシュ状部材に接合されていることを特徴とする付け睫毛に関する。
前記メッシュ状部材は、鋸歯状に屈曲した単数もしくは複数の屈曲線状部材に置き換えることができる。また、前記メッシュ状部材もしくは前記屈曲線状部材は、前記一群の毛状部材よりも細い素材で形成されてもよい。この場合には当該メッシュ状部材もしくは屈曲線状部材が目立ち難くなり、毛状部材の存在をより自然に演出することができるようになる。
本発明に係る付け睫毛の実施により、手軽に付け睫毛を利用することが可能になり、また装着しても違和感がなく自然であり、肌への障害等が回避できる付け睫毛の提供が可能となる。これにより、従来では興味はありながらも煩わしさ等のために敬遠していた人にも受け入れ易いものとなり、付け睫毛の普及に貢献する効果を奏するものとなる。
本発明の実施の形態に係る付け睫毛を示す平面図、並びに使用状態を示す説明図である。 図1に示す付け睫毛の製造方法の一例を示す説明図である。 本発明の他の実施の形態に係る付け睫毛を示す平面図である。 図3に示す付け睫毛の製造方法の一例を示す説明図である。 図3に示す実施の形態の付け睫毛の他の態様を示す平面図である。 従来技術に係る付け睫毛を示す説明図である。
本発明の第1の実施の形態にかかる付け睫毛について、図面を参照して説明する。なお、一般には一本の毛であってもそれが上下瞼から生えるものである限り「睫毛」と称されているが、以下の説明において一本の睫毛は単に「毛」と呼ぶものとし、当該毛の複数の集合体である「睫毛」とは区別するものとする。図1(a)は、本実施の形態にかかる付け睫毛10を示している。
図1(a)において、付け睫毛10は、第1の方向に略平行に配列されて延びる一群の第1の毛状部材11と、前記第1の方向に対して角度を有する第2の方向に略平行に配列されて延びる一群の第2の毛状部材12とから構成されている。第1の毛状部材11と第2の毛状部材12とは、付け睫毛に適した所定の太さ、長さをそれぞれ有しており、両者は重ねて配置されている。第1の方向と第2の方向との間に角度が設けられていることから、第1の毛状部材11と第2の毛状部材12とは相互に交差して配置されるものとなる。この交差角度は任意であるが、追って付け睫毛として使用されることから、極端に深い角度は回避することが好ましく、適切には約20度から約60度ほどである。この交差する点は、各毛状部材11、12に対して少なくとも1箇所、好ましくは2箇所以上存在している。
そして、毛状部材11と毛状部材12の各交点の少なくとも一部は相互に接合されている。ここでいう「接合」には、接着、融着、溶着、圧着(超音波接合含む)など、2つの毛状部材を相互に固定することができるあらゆる手段が含まれるものとする。接着の場合には、シアノアクリレート系接着剤の使用が好適であるが、これに限定はされない。この接合により、第1の毛状部材11の群と第2の毛状部材12の群とが分離することなく一体に結合されることから、この内のいずれかを掴むことにより付け睫毛10全体を形状が崩れることなく取り扱うことができるようになる。この目的からは、各毛状部材11、12の全ての交点が接合される必要はなく、少なくとも1箇所、好ましくは2箇所以上が接合されていればよい。
本明細書でいう「毛状部材」には、付け睫毛としての使用が可能な天然もしくは人工の毛状となったあらゆる部材が含まれる。この中には人毛、獣毛(例えば、狸、狐、ミンク、イタチ、ヤギ、羊、ウサギ、犬、猫、リス、馬、牛、猿などの毛)や、プラスチック繊維(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレンテレフタレート、ポリエステル、ナイロン、塩化ビニールなどの繊維)、炭素繊維等が含まれるが、これらには限定されない。
図1(b)は、本実施の形態にかかる他の態様の付け睫毛10aを示している。ここでは、第1の毛状部材11a、第2の毛状部材12aの内、いずれか一方の毛状部材(図示の例では第1の毛状部材11a)を他方の毛状部材(同、第2の毛状部材12a)に対してその長さを長くしている。このように構成することで、付け睫毛2の延びる方向を一方にのみ強調することができ、なおかつ双方の毛状部材11a、12aが少なくとも1箇所の交点で接合されていることから個々の毛状部材11a、12aが分離することなく、付け睫毛10a全体を一つのものとして取り扱うことができる。
このように、第1の毛状部材11aと第2の毛状部材とは必ずしも同じものとする必要はなく、図1(b)で示す長さの相違はその一例でしかない。この他にも、第1、第2の群のそれぞれの毛状部材の材料を上述した各種材質から任意のものを選択した組み合わせとすることが可能である。また、毛状部材の太さも相互に異なったものとすることができる。図1(b)に示す例において、長い方の第1の毛状部材11は通常の付け睫毛に適した太さとし、短い方の第2の毛状部材12aを細くして目立ち難くすることもできる。この場合、ポリエステル、ナイロン、炭素繊維などの極細繊維を使用すれば、第2の毛状部材12aは「睫毛」としての機能よりも第1の毛状部材11aを結合して保持する保持部材として機能させることができ、第1の毛状部材11aの存在のみを際立たせるものとなる。
他の態様としては、第1の毛状部材11aと、第2の毛状部材12aと間でその数を異なるものとし、いずれか一方の向きに延びる毛状部分のボリュームを増して強調することもできる。また、一つの毛状部材の群内においても、配列を必ずしも均等間隔に分布させることなく、まばら状、縞模様状などにして付け睫毛にアクセントを付けることも可能である。
なお、図示の例では第1の毛状部材11a同士、あるいは第2の毛状部材12a同士の間ではほぼ同一の長さとしているが、同じ毛状部材11aの群、又は12aの群の間であってもその長さを変化させることは任意である。例えば毛状部材11aの内、図1(b)の右側から左側に向けて長さを順次長くすることもできる。延びる毛状部材の方向及び長さの変化は、付け睫毛2を表裏逆にすることで逆にすることができる。
図1(c)は、本実施の形態にかかる付け睫毛の使用方法を示している。図の向かって左側の目において、本実施の形態にかかる付け睫毛10a(図は付け睫毛10aを示しているが、付け睫毛10であっても同様である)は、従来技術にある植毛型、エクステンション型のいずれとも相違し、付け睫毛10a全体を天然の睫毛1の上に被せるようにして配置し、予め付け睫毛10aの側(天然の睫毛1の側であってもよい)に塗られた接着剤を利用して付け睫毛10aを天然の睫毛1の上に接合している。図示の例では瞼の幅方向に延びる長さ(幅)の一部にのみ延びる長さの付け睫毛10aとしているが、この長さは好みにより瞼の幅全長まで延ばしてもよい。
本実施の形態によれば、従来の植毛型付け睫毛50にあるようなベース部材51を使用することがないため、ベース部材51を瞼に接着することに起因する各種問題は全て解消される。また、従来のエクステンション型付け睫毛61のように一本一本を天然の毛62に装着する煩わしさが無くなり、付け睫毛10aを全体として一回の接着動作にて接合することができるようになり、手間をかけることなく誰しも短時間で容易に装着できるようになる。また、天然の毛の密度に制約されることがないため、好みのレベルの睫毛ボリュームアップを図ることができるようになる。付け睫毛10aの取り外しも、溶剤により接合部分の接着剤を溶解することで容易に行うことができる。この際、付け睫毛10aの毛状部材11a、12aの接合自体が分離しないよう、毛状部材11a、12aを接着剤にて接合する場合には、その接着剤は付け睫毛10aを天然の睫毛1に接合する際の接着剤とは区別し、後者の溶剤によって前者の接着剤が溶解しないものとする必要がある。
図2は、本実施の形態にかかる付け睫毛10の製造方法の一例を示している。まず、図2(a)において、細長の粘着テープ21が準備され、その上に複数の毛状部材22を、粘着テープ21の長手方向に直交する方向(図の上下方向)に対して角度θを設けて略平行に配置する。この際の傾斜角度θは、約10度から約30度の間にすることが好ましい。毛状部材22の間隔と本数とは、追って形成される付け睫毛10の好みのボリュームに応じて選択することができる。長さに関しても同様に、最終製品となる付け睫毛10の好みの長さに応じて設定することができる。毛状部材22の素材としては、上述した人毛、獣毛、プラスチックほか、付け睫毛としての使用に適した材料から選択される。
次に図2(b)において、粘着テープ21がその長手方向の中心線(図2(a)に示す一点鎖線A−A)を中心に折り曲げられ、粘着テープ21の両側からはみ出て延びる毛状部材22が相互に2θの角度をもって重なりあう。重なり合った交点は、予め塗布された接着剤により、あるいは融着、溶着、圧着などの手段を利用して接合される。この際、毛状部材22同士の交点の内、各1本の毛状部材22に対して少なくとも1箇所、好ましくは2箇所の交点にて他の毛状部材22と接合されるものとする。この際、選択的に接合される交点は、後に付け睫毛10になった際に瞼に近接する側に選択されることが望ましい。交差して相互に接合された毛状部材22は、接合の後、図2(b)の一点鎖線B−Bに沿って切断され、付け睫毛の原型10xが完成する。切断の際、接合箇所のない毛状部材22、あるいは交点があっても接合力が必ずしも十分ではない特に幅方向両端にある毛状部材22は、手でしごくことにより、あるいはハサミで切断するなどにより容易に排除することができる。いうまでもなく、重なった毛状部材22は、図1(a)に示す第1の毛状部材11、第2の毛状部材12を形成するものとなる。
上記図2(b)において形成された付け睫毛の原型10xは、次に図2(c)においてカール付けされる。図面の垂直な方向に向けて長手方向が延びる付け睫毛の原型10xは、カール付け用の型24、26の中に配置され、型24、26を用いて熱プレスされる。カールの形状は任意に選択することができ、またカール付けそのものもオプションである。図示の例では、左右の瞼用の一対の付け睫毛の原型10xを同時に成形する例を示しており、カール付けされた後に型24、26から取り出された付け睫毛の原型10xは、図の中心線Cで2つに分断されて左右それぞれの付け睫毛10に分離される。各付け睫毛10は、その後、図1(a)に示すような瞼の形状に沿うような湾曲したくせ付けが施され、最終形状の付け睫毛10が完成する。
図2(a)〜(c)に示す付け睫毛の製造方法は単なる一例であって、本実施の形態に係る付け睫毛10、10aの製法がこれに限定されるものではない。しかしながらかかる製法によれば、粘着テープ21をその長手方向に連続的もしくは断続的に搬送し、その間に順次毛状部材22を配列し、接合し、折り曲げることで、連続した大量生産に適した工法となる。図1(b)に示す一方へ延びる毛状部材の長さを他方に延びる毛状部材の長さよりも長くする場合には、図2(a)において粘着テープ21の上側と下側にはみ出て延びる毛状部材22の長さに差を設けることで容易に得ることができる。また、毛状部材22の並び方向において、毛状部材の配置の密度(単位長さ当たりの本数)や長さを段階的に変化させることも任意に行うことができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る付け睫毛30について、図面を参照して説明する。本実施の形態に係る付け睫毛30は、先の実施の形態にあるような「接合」の工程を要せず、予めメッシュ状(網目状)に形成されたプラスチック材料を利用することができる。図3において、本実施の形態に係る付け睫毛30は、図の左右方向に帯状に伸びるメッシュ状部材31と、メッシュ状部材31の幅方向の一辺から延伸するストレッチ部材32とから構成されている。ここでいうメッシュ状部材31は、網目状に構成された線状素材の各交差した点が接合され、または一体に形成された部材の総称である。この際、各交点は、例えば熱溶着などの接合のほか、型成形、空洞部の打ち抜き、あるいは一定間隔で素材の交互にずれた位置にスリットを入れてスリットと直交する方向に当該素材を引っ張るなどにより一体成形する各種の加工方法が考えられるが、ここではその工法は問わない。ストレッチ部材32は、ここではメッシュ状部材31の網目の交点尖端から2本延びるように形成されている。
図4は、図3に示す付け睫毛30の製法の一例を示している。図4(a)において、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの展延性のある適切なプラスチック材料で形成されたメッシュ素材31xを準備し、少なくともメッシュの1ピッチ分の間隔Pを設けてその両側に平行に配置された押し型34、36でメッシュ素材31xを押さえる。押し型34、36はメッシュ素材31xを挟むようにして図面に垂直な方向に一対ずつが対向して配置されているが、図面ではその一方のみを表示している。次に図4(b)において、メッシュ素材31xを押さえたまま太矢印で示すように両押し型34、36を相互に離れる方向に移動させて両押し型34、36の中間にあったメッシュ素材31xを引っ張る。これにより、メッシュ素材31xは図示のように少なくとも1ピッチ分の部分だけが引き延ばされる。その後、引き伸ばされたメッシュ素材31xを、図の破線D−D、E−Eで切断することによって、図3に示す付け睫毛30が形成される。その後のくせ付けとカール付けとは、先の実施の形態と同様である。
本実施の形態に係る付け睫毛30によれば、ストレッチ部材32は先の実施の形態にあるような接着ではなく、メッシュ状部材31から一体となって延びている。このため、両者の結合が強固であり、例えば接着剤による接合部分のはずれに伴うストレッチ部材32の離脱などが生じにくいという特徴がある。また、使用時にはストレッチ部材32はメッシュ状部材31と共に一体となって天然の睫毛に接合されるため、一本一本が独立している先の実施の形態に係る付け睫毛10と比較して付け睫毛30全体の接合も強固であり、安定した接合が得られる。さらには付け睫毛30自身での接着剤の使用は不要となるため、天然の睫毛から付け睫毛30を取り外す際の溶剤の使用に制限を受けることがなくなる。ストレッチ部材32はメッシュ状部材31を引っ張って伸ばすことからその線径がやや細くなる傾向にあるが、この対応としては、予めメッシュ状の素材をやや太めのものを使用すること、あるいはストレッチ部材32にマスカラを利用してこれを太目に見せることなどが考え得る。
なお、上述の例によれば、ストレッチ部材32はメッシュ状部材31と一体に形成されるため、両者の材質は同一となる。このように一体に形成することでもよいが、ストレッチ部材32は接着等を利用してメッシュ状部材31に接合することであってもよい。この場合にはストレッチ部材32は必ずしもメッシュ状部材31と同一の材質にする必要はなくなり、先の実施の形態に示す毛状部材11、12と同様なものが利用可能となる。このような形態の例を、以下の第3の実施の形態に含めて説明する。
本発明の第3の実施の形態にかかる付け睫毛40は、概要としては第1、第2の実施の形態に係る付け睫毛10、30のそれぞれ特徴を組合せたものとなっている。まず図5(a)は、本実施の形態にかかる付け睫毛40の一つの態様を示しており、付け睫毛40は、図の左右方向に帯状に延びるメッシュ状部材41と、メッシュ状部材41の長手方向の一辺から外部に延びるよう接合された毛状部材42とから構成されている。メッシュ状部材41は、第2の実施の形態に係る付け睫毛30と同様の素材が使用され得る。しかしながら先の付け睫毛30と異なり、毛状部材42は独立した他の素材により構成されており、毛状部材42はメッシュ状部材41の各交差する点に接合されている(ただし、これは例示であって接合箇所がこれに限定されるものではない)。接合方法は、接着、融着のほか、第1の実施の形態で示した各種接合方法が適用可能である。図示の例では各毛状部材42はメッシュ状部材41の各交差する点に接合されているが、この代わりにメッシュ状部材41の交差する点の尖端のみ、あるいは同尖端のみに2本ずつ(この際の構成は図3に示すものと同様となる)、もしくはそれ以上の数を接合することでもよい。なお、第2の実施の形態に示すストレッチ部材32は毛状部材42の範疇に含まれ得るものであるが、ストレッチ部材32では材質がメッシュ状部材31と同一のものに限定される点において相違する。
以上のような付け睫毛40の構造は、自動化により大量生産する際に適する。すなわち、長尺帯状のメッシュ状部材41を長手方向に連続的もしくは間欠的に送り、その間に単数もしくは複数のピンセット状アクチュエータなどを用いて先端に接着剤の塗布された毛状部材42をメッシュ状部材41の所定接合箇所に連続して接合することにより、付け睫毛40を高速で大量生産することができる。連続してつながって搬出されるメッシュ状部材41はその後適切な長さで切断され、必要なカール付け、くせ付けの工程を経て製品とされ得る。また、帯状のメッシュ状部材41の幅を倍にし、幅方向両側に毛状部材42を連続して接合した後、メッシュ状部材41を幅方向のセンターラインで分離することで生産効率を倍増させることもできる。
図5(b)は、本実施の形態に係る他の態様の付け睫毛40aを示しており、ここでは毛状部材42aはメッシュ状部材41aの交差する点とは関係なく、帯状に延びるメッシュ状部材41aを被せるようにその長手方向に並んで重ねられ、メッシュ状部材41aに接合されている。これにより、毛状部材42aの接合がより安定したものとなり、また、毛状部材42a相互間の密度をメッシュ状部材41の交差する点に拘束されることなく自由に選択することが可能となる。これによって、例えば自動化する場合の接合位置の位置精度が図5(a)示す態様に比較して大幅に緩和されるため、制御が容易となり、生産性を高めることができる。
本実施の形態に係る付け睫毛40、40aを第2の実施の形態にかかる付け睫毛30と比較した場合、メッシュ状部材41、41aと毛状部材42、42aとが独立しているため両者の接合が必要となる反面、両者が独立していることから例えばメッシュ状部材41をプラスチック材、毛状部材42を獣毛にするなど、それぞれに最適な材料を選択することが可能となる。また、メッシュ状部材41からストレッチ部材32を引き伸ばして形成する必要がないため、メッシュ状部材41も必ずしもプラスチックでなくても、人毛、獣毛などを網状に編んだものとすることができる。さらに、第1の実施の形態で説明したものと同様に、メッシュ状部材41を極細繊維などの径の細い素材により形成し、これに睫毛としての通常の太さを有する毛状部材42を接合してもよい。この際にはメッシュ状部材41は毛状部材42を目立たずに保持する保持部材として機能するものとなり、毛状部材42をあたかも天然の睫毛のように演出することができる。
図5(c)は、本実施の形態に係るさらに他の態様の付け睫毛40bを示すもので、ここでは先のメッシュ状部材41aに代わって鋸歯状の屈曲形状を有する屈曲線状部材41bが使用されている。すなわち、毛状部材42bがばらばらに分離することを防ぐ目的からは、これを接合する部分は必ずしもメッシュ状である必要はなく、付け睫毛の部材として使用することに違和感がなく、かつ毛状部材42bを接合して保持することができる部材であれば良い。この場合、屈曲線状部材41bは、必ずしもプラスチックとする必要はなく、鋸歯状にくせ付けした人毛、獣毛、あるいは炭素繊維などとすることでもよい。
図5(c)に示す例では、鋸歯状の屈曲線状部材41bを1本のみとしているが、これを2本もしくはそれ以上の数としてこれらを長手方向に略平行に配置してもよい。屈曲線状部材41bを2本、あるいはそれ以上使用することにより、毛状部材42bの接合箇所が増えて接合が安定することほか、天然の睫毛に装着する際に2本あるいはそれ以上の屈曲線状部材41bの相互関係を意図的にずらすことにより、毛状部材42bの延びる方向を調整することが可能となる。屈曲線状部材41bを極細繊維などの細い素材で形成して毛状部材42bのみを目立たせるなど、その他の特徴は上述した他の態様と同様である。
なお、図5(a)〜(c)に示す毛状部材42,42a,42bは相互に略平行に延伸するよう配置されて描かれているが、図1(a)に示すように2つの方向に向けて相互に交差するよう配列することも任意であり、その際、図1(b)に示すように一方の方向と他方の方向とに延びる毛状部材間で長さを変えること、あるいは太さ、材質、数を変えることも任意である。
以上、本発明に係る付け睫毛の各実施の形態について説明してきたが、本発明に係る付け睫毛によれば、ベース部分に毛状部材を植毛することなく付け睫毛を一体のものとして扱うことができ、また瞼に接着、もしくは一本一本の毛に接着する必要がなく、天然の睫毛の上に全体を被せて接合することができ、極めて取扱いが容易となるほか、使用による外観状の違和感を生じにくい。さらに注目すべき本発明の大きな利点として、複数の天然の睫毛の上に被せるように接合するという本発明特有の発想により、複数の毛状部材だけでアッセンブリされた付け睫毛、あるいはメッシュ状部材と毛状部材や屈曲線状部材との組合せによりアッセンブリされた付け睫毛の形態で製造可能となることから、上述したようにこれまで見られなかった大量生産が可能となることが挙げられる。このような大量生産により、大幅なコストダウンを可能にし、これによっても付け睫毛を広く普及される効果を見込むことができる。
なお、以上の説明では上瞼を対象に説明しているが、下瞼の睫毛に対しても例えば下から本発明に係る付け睫毛を被せて接着するなどの利用も可能である。さらに、本発明に係る付け睫毛では瞼に直接接着する必要がなく、上述のようにこれによって各種の利点が得られるが、但し瞼に直接接着することを否定するものではない。例えば実施の形態2、3に示すようなメッシュ状部材が使用される場合において、該メッシュ状部材の一辺(毛状部材が延伸する側とは反対側の辺)を直接瞼に接着して使用することも可能である。
本発明は、付け睫毛の製造、販売の産業分野、化粧・美容サービスの産業分野、舞台・演芸の産業分野等において広く利用することができる。
1.天然の睫毛
10、10a、30、40、40a、40b、40c.付け睫毛、
11、11a.第1の毛状部材、
12、12a.第2の毛状部材、
21.粘着テープ、
22.毛状部材、
24、26.型、
31、41、41a.メッシュ状部材、
32.ストレッチ部材、
42、42a、42b.毛状部材、
34、36.押し型
41b.屈曲線状部材

Claims (7)

  1. 複数の毛状部材によって構成される付け睫毛であって、
    第1の方向に向けて配列された一群の毛状部材と、前記第1の方向と角度を持つ第2の方向に向けて配列された一群の毛状部材とを含み、
    前記一方の群の毛状部材が他方の群の毛状部材に重ねられ、一方の郡の毛状部材の各々が他方の郡の少なくとも1つの毛状部材と交差し、前記交差した点の少なくとも1箇所で両毛状部材が接合されて前記両群の毛状部材の各々が分離しないよう構成されていることを特徴とする付け睫毛。
  2. いずれか一方の群の毛状部材と他方の群の毛状部材との間で、毛状部材の長さ、太さ、数、材質の内の少なくともいずれか一つが異なる、請求項1に記載の付け睫毛。
  3. 前記少なくともいずれか一方の群に属する毛状部材が、少なくともその一部において各毛状部材間で長さが異なる、請求項1又は請求項2に記載の付け睫毛。
  4. 帯状のメッシュ状部材と、一群のストレッチ部材とから構成される付け睫毛であって、
    前記一群のストレッチ部材は、前記帯状のメッシュ状部材の長手方向の一辺に配列されて外部に延伸するよう、該メッシュ状部材と一体に形成されていること、もしくは該メッシュ状部材に接合されていることを特徴とする付け睫毛。
  5. 帯状のメッシュ状部材と、一群の毛状部材とから構成される付け睫毛であって、
    前記一群の毛状部材は、前記帯状のメッシュ状部材の長手方向の一辺から外部に延伸するよう前記メッシュ状部材の長手方向に配列して該メッシュ状部材に接合されていることを特徴とする付け睫毛。
  6. 鋸歯状に屈曲した単数もしくは複数の屈曲線状部材と、一群の毛状部材とから構成される付け睫毛であって、
    前記一群の毛状部材は、前記単数もしくは複数の屈曲線状部材の長手方向に沿って配列されて外部に延伸するよう該単数もしくは複数の屈曲線状部材に重ねられ、接合されていることを特徴とする付け睫毛。
  7. 前記メッシュ状部材もしくは前記屈曲線状部材が、前記一群の毛状部材よりも細い素材で形成されている、請求項5又は請求項6に記載の付け睫毛。
JP2010001744A 2009-11-11 2010-01-07 付け睫毛 Expired - Fee Related JP5527724B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010001744A JP5527724B2 (ja) 2009-11-11 2010-01-07 付け睫毛

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009275901 2009-11-11
JP2009275901 2009-11-11
JP2010001744A JP5527724B2 (ja) 2009-11-11 2010-01-07 付け睫毛

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011122288A JP2011122288A (ja) 2011-06-23
JP5527724B2 true JP5527724B2 (ja) 2014-06-25

Family

ID=44286430

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010001744A Expired - Fee Related JP5527724B2 (ja) 2009-11-11 2010-01-07 付け睫毛

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5527724B2 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140332025A1 (en) * 2012-01-19 2014-11-13 Wen Ri Jin False eyelashes and manufacturing method therefor
CN102555156A (zh) * 2012-01-19 2012-07-11 金文日 一种双色或多色人造眼睫毛的制造方法及人造眼睫毛
WO2014139943A1 (en) * 2013-03-09 2014-09-18 Tavakoli Sara Cascading eyelashes
CN103734962B (zh) * 2014-02-12 2015-08-19 宋尤姣 一种网式立体嫁接睫毛的方法
JP5955355B2 (ja) * 2014-07-31 2016-07-20 株式会社國井 まつげエクステンション用人工毛の装着方法
KR101584032B1 (ko) * 2015-05-28 2016-01-11 송현서 눈썹 연장방법
CN113273748B (zh) * 2016-07-28 2024-02-13 莱施菲公司 施用一组睫毛嫁接物的方法、睫毛融合物及其制造方法
AU2017379865B2 (en) 2016-12-20 2022-03-17 Lashify, Inc. Applicators and cases for artificial lash extensions
JP2019044277A (ja) * 2017-08-29 2019-03-22 Mooi・Japan株式会社 人工毛シート
JP7477262B2 (ja) 2018-03-20 2024-05-01 旭化成株式会社 ブロック共重合体組成物及び粘接着剤組成物
JP7185695B2 (ja) 2018-10-19 2022-12-07 ラシフィ インコーポレイテッド 人工まつ毛エクステンションのアプリケーターおよびその使用方法と製造方法
JP1686171S (ja) 2018-10-19 2021-05-24
WO2020150270A1 (en) * 2019-01-14 2020-07-23 Lashify, Inc. Socks, applicators for lash extensions, and methods of manufacture and use thereof
JP7337564B2 (ja) 2019-06-27 2023-09-04 ロレアル 付け睫毛を製造するための方法およびシステム
CN211747241U (zh) * 2019-10-03 2020-10-27 莱施菲公司 人造睫毛装置及睫毛延长装置
FR3102916B1 (fr) * 2019-11-12 2022-04-08 Oreal Frange de cils artificiels et procédé de fabrication

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4962169B2 (ja) * 2007-05-30 2012-06-27 かおり 前谷 付け睫毛

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011122288A (ja) 2011-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5527724B2 (ja) 付け睫毛
JP4574623B2 (ja) 基礎頭髪に完全に一体化される編込用バンドが設けられた、迅速に装着可能なヘアピース、及びそれを取り付ける方法
EP2368453B1 (en) Artificial eyelash structure and its fabrication and method of use
US10034507B2 (en) Locking hair extension device
WO2011034058A1 (ja) つけまつ毛
WO2008026631A1 (fr) Perruque utilisant les cheveux du porteur
KR20080098974A (ko) 장식용 헤어피스
JP2002136339A (ja) ねじれていないコアを備えたアプリケータ
JP2016510841A (ja) カスケードアイラッシュ
US20110226274A1 (en) Nosho hair extensions and kit
TWM447713U (zh) 網狀式假睫毛結構
JP2019039126A (ja) つけ髪並びにつけ髪製作方法及び施術方法
JP5808714B2 (ja) 二重瞼形成機能を有する付け睫毛
JP2011063910A (ja) つけまつ毛の製造方法
US20190159538A1 (en) Artificial eyelashes and method of manufacturing the same
KR101852872B1 (ko) 가발 및 그 제작방법
JP2011063909A (ja) つけまつ毛
US10016005B2 (en) Hair extension device
KR101887772B1 (ko) 인조속눈썹 및 그 제조 방법
KR100616111B1 (ko) 플렉시블소재의 서로 다른 길이의 줄을 갖는 줄 가발
JP4753400B2 (ja) 自毛活用型かつら及びその製造方法
JP6204694B2 (ja) かつら
JP2006265741A (ja) かつら及びかつらベース及び毛束
JP4667815B2 (ja) 化粧用ブラシ
JP2009084722A (ja) かつら

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140107

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140318

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140407

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5527724

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees