JP2011063909A - つけまつ毛 - Google Patents

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Abstract

【課題】整然と整列されたヘア材のまま簡単に装着することができ、かつ、装着中ずれたり、離脱しないつけまつ毛を供すること。
【解決手段】実質二次元形状に形成された極薄のベース1と、該ベース1の表面に直線状に形成された接着層4と、該接着層4に個々に分離状態にて貼着された多数本のヘア材3と、上記ベース1の裏面全面に形成された粘着層7とからなり、上記ヘア材3の根元部5が球状に形成される。ヘア材3はレーザ光にて切断され、接着層4の下端部に貼着される。これによりカールした毛先の方向性が整列された状態のままベース1の接着層4に強固に貼着することができるから、ヘア材3が整然と整列された状態のままつけまつ毛をまぶた20に簡単に装着することができる。
【選択図】図2

Description

本願発明はつけまつ毛に関する。
従来のつけまつ毛103は、図8に示すように、幅員0.5mm位の極細線状ベース101に人工まつ毛が植え付けられ、まつ毛122の直上の瞼に接着剤により貼着していた。また図9に示すように、脱落したまつ毛122の部分その他の補強箇所に通常1乃至数箇所のレベルでピンセット等を用いて点状に貼着するタイプのものがあった。
実開昭49−44493 特開2008−231632
従来は貼着に当たり接着剤を用いるため、一歩間違えば目を損傷することにもなりかねないリスクがあった。よって、貼着作業は慎重に行われるが、なかなか上手くいかず時間がかかっていた。時には上手く貼着できない状態で使用する結果にもなりかねなかった。
これは次の理由による。図10に示すように、従来のつけまつ毛は線状であるため、貼着の際つけまつ毛が種々に変形するがその変形が垂直方向にも水平方向にもなり、360度あらゆる方向に変形する。つけまつ毛の貼着は上瞼の下端という唯でさえ貼着が困難な部位に、変形自在の線状つけまつ毛を貼着するというのは位置合わせが非常に困難であり、高度の習熟を要するからである。
また上手く貼着できた場合でも、貼着面積が線状又は点状と非常に小であるため、装着中瞼の上下動によりずれてくることがあり甚だ不体裁であった。
従来のつけまつ毛はベース101が線状又は点状であって接着面積が小であるため、使用時間が短く、洗顔により脱落したりずれたりすることがあった。
さらに、溶剤を含有する接着剤を用いるため、装着後溶剤の揮発により一定時間目を開けることができなかった。
さらにまた、まぶたへの装着時又は装着中にワイヤのとくに両端部がまぶたに当たり、装着者に苦痛を与えていた。また線状物の装着となるため装着の持続時間が長くても6時間程度と短く、洗顔や涙により容易に離脱し易いという欠点があった。
そこで、本出願人は特許文献2を提案したのであるが、これによっても、未だ次の難があった。
即ち、特許文献2によるつけまつ毛は、かつら用に開発されたもの、即ち、ヘア材が植え付けられて裏面に凹凸が現出され、頭部に装着されたとき裏面の凹凸が反転するベースを転用しているため、かつらのように広い面積では期待できるベース裏面の凹凸の反転がまぶたへの装着に当たっては実際的ではなかった。この理由はまぶたは人体の皮膚の中でも最も薄い部位に属し通常10〜20μ程度であり、頭部装着と同じように大なる圧力をかけることが適当でないからである。
このため、ベース裏面の凸部に付いている粘着層のみがまぶたに装着し、凹部に付いている粘着層はまぶたに装着することが非常に困難であった。
この結果、凹部とまぶたとの間にギャップが生じ、装着力が低下するとともに、装着の持続時間も低下し、洗顔や涙により水分が凹部に浸入し容易に離脱し易いおそれがあった。
本願発明の目的は上記欠点を解消すること、具体的には、整然と整列されたヘア材のまま簡単に装着することができ、かつ、装着中ずれたり、離脱しないつけまつ毛を供することである。その他の目的は以下の説明より明らかにする。
上記目的達成のため、本願発明によるつけまつ毛は、実質二次元形状に形成された極薄のベースと、該ベースの表面に直線状に形成された接着層と、該接着層に個々に分離状態にて貼着された多数本のヘア材と、上記ベースの裏面全面に形成された粘着層とからなり、上記ヘア材の根元部が球状に形成されることを特徴とする。
また請求項1記載のつけまつ毛は、上記ヘア材がレーザ光にて切断されることを特徴とする。
また請求項1又は請求項2記載のつけまつ毛は、上記ヘア材は上記接着層の下端部に貼着されることを特徴とする。
また請求項1乃至請求項3のいずれか一記載のつけまつ毛は、上記ヘア材の根元部が上記接着層に直交状に貼着されることを特徴とする。
また請求項1乃至請求項3のいずれか一記載のつけまつ毛は、上記ヘア材の根元部が上記接着層に傾斜して貼着されることを特徴とする。
また請求項1記載のつけまつ毛は、上記ヘア材は先端部が上方に向かってカールすることを特徴とする。
また請求項1記載のつけまつ毛は、上記ベースの下端部が直線状にカットされ、上端部が突弧状にカットされることを特徴とする。
また請求項1記載のつけまつ毛は、上位ベースの厚さが20μ以下であることを特徴とする。
本願発明によるつけまつ毛は、ヘア材を非接触の加熱切断手段により切断するから、ヘア材が直線状にカットされ、かつヘア材の根元部が球状に形成される。これによりカールした毛先の方向性が整列された状態のままベースの接着層に強固に貼着することができる。よってヘア材が整然と整列された状態のままつけまつ毛をまぶたに簡単に装着することができる。
また装着に当たり、ヘア材が直線状に形成されていることから、自毛のまつ毛とつけまつ毛とを略同一線上に重なるように装着することができ、よってつけまつ毛が自毛と区別することができず、このため見栄えが非常に良好となる。またこれにより接着層の残部が視界に入ってこないので、視界が良好となる。
本願発明によるつけまつ毛は貼着面が面状に幅広に構成され、この幅広の貼着面が上瞼に貼着される。よってつけまつ毛の装着に当たり、上瞼下縁への基端部の位置合わせは手にするベースの面が幅広の取扱い易い面であることと相まって非常に容易となり、装着作業の手間と時間を大幅に節約することができる。また貼着面が面状であり上瞼に貼着される面積が広いので、装着中つけまつ毛がずれたり離脱するおそれがない。
(A)は本願発明によるつけまつ毛の実施の形態を示す正面図、(B)は(A)の平面図、(C)は(A)の左側面図、(D)は(A)の背面図、(E)は(A)の斜面図である。 (A)は図1(C)のII部拡大図、(B)は同他の実施例の拡大図である。 図1(D)のIII部拡大図である。 本願発明によるつけまつ毛の製造方法の実施の形態を示し、(A)は第1工程、(B)は第2工程、(C)は第3工程、(D)は第4工程及び第5工程を示す。 (A)は本願発明によるつけまつ毛に付属するカットライン用紙の実施例を示す正面図、(B)は同他の実施例を示す正面図、(C)は同さらに他の実施例を示す正面図である。 (A)は本願発明によるつけまつ毛の装着状態を示す概略正面図、(B)は(A)の右側面図である。 本願発明によるつけまつ毛の装着状態を説明する図である。 (A)は従来のつけまつ毛の一例を示す正面図、(B)は(A)のつけまつ毛の装着状態を示す概略正面図である。 従来のつけまつ毛の他の例を示す正面図、(B)は(A)のつけまつ毛の装着状態を示す概略正面図である。 従来のつけまつ毛の装着状態を説明する図である。
次に、実施の形態を示す図面に基づき本願発明によるつけまつ毛をさらに詳しく説明する。なお、便宜上同一の機能を奏する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
図1乃至図5において、1はベース、1aは切り離し後のベースであり、いずれも人皮程度の極薄のシート(例えば厚さ20μ)からなる。以下「ベース1」というときはとくにことわりがない場合の外は、切り離し後のベース1aも含むものとする。該ベース1は伸縮性のある無色透明の素材、例えばポリウレタン製であり、実質平面状に形成される。3は該ベース1に個々に分離状態にて貼着されたヘア材であり、例えばポリエステル繊維からなる。
上記ヘア材3は先端部6が上方に向かってカールして形成される。3b(図4(C)に示す)はヘア材3の基端部である。4はUV硬化剤からなる接着層であり(図4(B)に示す)、上記ベース1上に直線状に形成される。
上記ヘア材3の根元部5は球状に形成され、上記接着層4に貼着される。この貼着は、図2(A)に示すように上記根元部5が上記接着層4の下端部4aに位置するようにする。その理由は後述する。
7は粘着層であり、上記ベース1の裏面全面に均等な厚さで形成される。上記粘着層7は例えばアクリル系粘着剤からなり、転写法により形成する。即ち、両面に剥離紙(PET)を設けたアクリル系粘着剤の一の面の剥離紙を剥してその面をベース1の裏面全面に固着し、使用時に他の面の剥離紙9を剥して上瞼20(図6に示す)の適用部位に貼付する。
図5はつけまつ毛のサイズパターンスケール11を示す。図5(A)は目の大きさが大きいサイズ用、同(B)は同普通サイズ用、同(C)は部分的に装着する場合に使用されるスケールを示し、各図とも11Aは左目用、11Bは右目用を表わす。各パターンとも基端部3bに沿ってカットされるカットライン11dを直線状に形成するとともに、先端部のカットライン11a、11b、11cを眼球21の上方曲線21a(図6に示す)に合わせるようパターン化された突弧状の曲線に形成されている。22は人体のまつ毛である(図6(A)、同(B)に示す)。図1(A)に上記サイズパターンスケール11に沿って切離されるベース1を「1a」として示す。2は切離されたベース1aの貼着面である。なお、図1は模式図であり、図1(A)乃至図1(E)に示すヘア材3の植え付け本数は簡略化して示してある。
図5(A)、同(B)において、「11a」は最大5mmに形成された二重又は奥二重を形成するためのカットラインを、「11b」は最大4mm〜3mmに形成された奥二重又は一重を形成するためのカットラインを、「11c」は最大2mmに形成された二重又は一重を形成するためのカットラインを各示す。図5(A)のカットライン11dの長さは30mm、図5(B)のカットライン11dの長さは23mmとしてあるが、目の大きさに合わせて適宜にカットすることができる。図5(C)において、「11a」は最大5mmに形成された二重又は二重以上を形成するためのカットラインを、「11b」は最大4mm〜3mmに形成された二重又は奥二重を形成するためのカットラインを各示す。上記カットライン11dの長さは15mmとしてあるが、装着したい部分の大きさに合わせて適宜にカットすることができる。
ここで、各部のサイズを説明すると、使用前のベース1の縦サイズは、業務用サイズaが20mm位〜30mm位、基端部3b付近まで切断される個人用サイズbが10mm位〜15mm位であり、横サイズcは共に10mm位〜40mm位に形成される。ヘア材3の長さdは2mm位〜12mm位に形成される。各ヘア材3はヘア材ユニット3A(図4(C)に示す)の段階からすべて上方にカールしており、中央付近の数本が他の部分のものより長く形成されている。ヘア材3を貼着される幅eは10mm位〜30mmである。
<製造工程>
本願発明によるつけまつ毛は次の工程により製造される。
第1工程(ベース供給工程)
作業台12の作業位置Tの上にリール13に巻かれた長尺状のベース母材1Mから1区画分のベース1が供給される(図4(A))。上記ベース母材1Mの裏面には人体に装着させるための医療用接着剤が粘着層7として形成され、その裏には剥離紙9が貼られている。
第2工程(接着剤供給工程)
上記1区画分のベース1の適宜位置(中央部)に接着層4となる接着剤が供給される(図4(B))。上記接着剤の供給は、作業台上に固定されたベース1上に、図示しない供給パイプを水平に移動することにより直線状になされる。
第3工程(ヘア材のカット工程)
ヘア材3の基端部3bが連設されたヘア材ユニット3Aを開閉自在の一対のロボット軸15で把持し、この状態で基端部3bと該ロボット軸15の間を図示しないレーザ光によりカットする(図4(C))。カットラインLを図4(C)に一点鎖線で示す。
第4工程(ヘア材の貼着工程)
上記カットが終了しても上記ロボット軸15によるヘア材の把持は継続し、この把持した状態で前記工程で付与された接着剤(これが「粘着層7」を形成する)にカットされたヘア材を上記ロボット軸15を下降せしめて貼着する(図4(D))。上記ヘア材3の貼着は、上記ロボット軸15を適宜に位置調節することにより、図2に示すように粘着層7の下端部に行なう。
第5工程(製品化工程)
かくしてベース1にヘア材が貼着されると、図4(D)に一点斜線Mで示す1区画分のベース1が図示しないカッタにて切断され、製品となる。
次いで、次の1区画分のベース1が作業位置T上に供給され、上記した作業を行う。このような作業が連続的に繰り返される。
<使用方法>
次に本願発明によるつけまつ毛の使用方法について説明する。まず、図5に示した所望のサイズパターンスケール11の上にベース1をヘア材3を上にした状態で載置する。次いで、ユーザにより上記ベース1に上記サイズパターンスケール11に示されたカットラインを描き写す。次いでユーザにより該カットラインに沿って上記ベース1をカットする。次いで、剥離紙9を剥がし、貼着面2をまぶたに貼着する。
<レーザ光による切断効果>
本実施の形態においては、ヘア材3がヘア材ユニット3Aからレーザ光により切断されて取り出されるため次の効果がある。
ア.非接触切断
レーザ光による切断は非接触であるため、ヘア材3が切断時にばらけ、その方向性が区々となることがない。またヘア材ユニット3Aをロボット軸15により把持した状態でレーザ光により切断するので、カールした毛先の方向性を当初の上方にカールした状態のまま連設部のみ切断し、各ヘア材3を分離状態にすることができる。よってヘア材3の整列性を保持することができる。
イ.加熱切断
レーザ光による切断は切断時に熱が発生するため、切断された各ヘア材3の根元部5が熱で溶けて球状になる。このため、この球状の根元部5をいわば「糊代」とすることができ、ベース1に接着するための「糊代」をつくる工程を別に設ける必要がない。
ヘア材3の根元部5が球状に形成されるため、根元部5の球面のどの部分でも接着層4に貼着することができるところ、各ヘア材3はロボット軸15により把持した状態で、かつカールした毛先の方向性が整列された状態のまま接着層4に強固に貼着することができるから、各ヘア材3は点状接着でありながら、毛先の方向性が区々とならず、所定の方向即ち上方にカールした状態のままベース1の表面に固定することができる。よって装着中水分等の浸入を防止するので、つけまつ毛のずれや離脱を防止する。
ウ.まぶたの拡開効果、自毛と渾然一体となる効果
各ヘア材3は上方にカールした状態を維持したまま分離状態でベース1に貼着されているが、まぶたに装着されると、後述のように上瞼20が突弧状に開となるため、貼着された各ヘア材3の根元部5も上瞼20に沿って突弧状となる。この結果併行に貼着されていた各ヘア材3に放射状の角度がつき、各ヘア材3間に形成されている隙間がより拡開される。
各ヘア材3のラインは図6に示すように自毛まつげ22の直上に貼着されるから、自毛まつげ22がこの拡開された隙間から顔を出し各ヘア材3のラインと同一ライン上になる。よって装着されたつけまつ毛が自毛と渾然一体となる効果がある。
エ.ヘア材3の根元部が球状に形成される効果
ヘア材3の根元部5が球状に形成されるため、根元部5の球面のどの部分でも接着層4に貼着することができる。よってヘア材3の貼着角度を調節することができるので、用途によって製品を群別でき、製品の拡張を図ることができる。例えば、接着層4に対しヘア材3を直交状に貼着すればまつ毛が大きく見えるので若者向けとなり、接着層4に対しヘア材3を傾斜して貼着すればまつ毛の量が多く見えるので年配者向けとなる。
また根元部5の球面のどの部分でも接着層4に貼着することができるので、迅速効率的な製造を可能とする。
<他の効果>
本実施の形態においては、さらに次のような効果がある。
本願発明によるつけまつ毛は貼着面2が面状に幅広に構成され、この幅広の貼着面2が上瞼20に貼着される。この貼着に当たり、ベース1は面状であって基端部1cが実質上直線状にかつ先端部1dが突弧状に形成されているから、ベース1の変形は、従来360°のあらゆる方向に変形しているのに対し、一方向のみ(上下方向)であり、それ以外の変形は実質上無視することができる。
よってつけまつ毛の装着に当たり、上瞼20下縁へのヘア材基端部3bの位置合わせは手にするベース1の面が幅広の取扱い易い面であることと相まって非常に容易となり、装着作業の手間と時間を大幅に節約することができる。また貼着面2が面状であり上瞼20に貼着される面積が広いので、装着中つけまつ毛がずれたり離脱するおそれがない。
ここで上瞼20への装着良好性及び装着容易性を前記したレーザ光による切断効果との関係でさらに詳しく述べる。まず、ヘア材3は把持された状態においてレーザ光により直線状に切断されるから、ヘア材3の根元部5が球状に形成され、根元部5の球面のどの部分でも接着層4に貼着することができる。よってカールした毛先の方向性が整列された状態のまま容易に上瞼20に貼付することができるのである。
また、ベース1は上瞼20下縁の自毛に沿って貼着されるところ、ヘア材3の根元部5が接着層4の下端部に貼着されるため、貼着されたヘア材3に沿ってベース1をぎりぎりにカットすることができる。このため、自毛のまつ毛22とヘア材3とが図6(A)及び同(B)に示すように略同一線上に重なるから自毛と区別することができず、このため見栄えが非常に良好となる。加えて接着層4の残部が視界に入ってこないので、視界が良好となる。つまり、ヘア材3の根元部5が接着層4の中央部に貼着されると、自毛22とヘア材3とが上下に二重になって甚だ不体裁となるだけでなく、接着層4の残部が視界に入ってくるので視界に霧がかかったようになって悪化するのであるが、これが防止される。
さらに、ベース1は平面形状に形成され、二次元的にも三次元的にも特定のユーザ用に加工されていない。しかも貼着されたベース1の上部スペース1b(図1(A)に示す)はフリーカットできるような十分な面積を有しているため、ベース1の先端部1dを突弧状にカットして使用することができる。これにより、上瞼20の皮膚を上方に引き上げる効果がある。
上瞼20の皮膚は経時的に劣化し段々とたるんでくるが、この引き上げ効果により上瞼20の皮膚のたるみ程度に応じてカット面積を調節し、上瞼20を上方に引き上げ、これにより、目元を一層ぱっちりとすることができ、アンチ・エージング効果が生ずる。
さらにまた、ヘア材3が直線状に形成されるため、ベース1が上瞼20に貼着されると根元部5が突弧状の上瞼20に沿って突弧状になるため、個々分離状態で貼着されている各ヘア材3が放射状に拡開される。このためまつ毛(実は「つけまつ毛」)のラインが濃く見え、目元がぱっちり大きく見えるのである。
本願発明によるつけまつ毛は上記した実施の形態に限定されない。例えば、各ヘア材3の根元部5の貼着角度は図2(A)のような直交状ではなく、図2(B)に示すように下向きの傾斜状にすることもできる。この場合傾斜角度は例えば45°が考えられるが、ユーザの目的、年齢等により適宜に選択される。
非接触の加熱切断手段として、他に超音波のような高周波を用いることが考えられる。
接着層4を構成する接着剤は瞬間的に強固に接着する接着剤であればよく、例えばシアノアクリレートを主成分とする瞬間接着剤を用いることもできる。
ベース1、ヘア材3等の各部のサイズについて本文中で述べた数値は一例として理解すべきである。
ベース1への接着剤の供給に関し、上記実施の形態で述べたようにベース1は移動させずに接着剤を供給する場合、ベース1は作業台12の上に区画分毎に切断して多数置いておき、接着剤を供給してもよいし、長尺状のベース1のまま作業台12の上に置いておき接着剤の供給後に区画分毎に切断してもよい。
しかし、上記とは反対に、ベース1を移動させて、その移動時に接着剤を供給することが考えられる。この場合は、接着剤はベース1が一方向に供給されるとき供給パイプがベース1上に動作し、ベース1の移動時に所定時間ONとなってベース1上に接着剤を直線状に供給する。
各ヘア材3の連接部の切断は接着層4の付与前又は接着剤供給と同時にしてもよい。
サイズパターンスケール11のカットライン11dの長さは他のサイズにすることもできる。
本願発明はつけまつ毛として活用することができる。
1 ベース
1a ベース
1b 上部スペース
1c 基端部
1d 先端部
1M ベース母材
2 貼着面
3 ヘア材
3A ヘア材ユニット
3b 基端部
4 接着層
5 根元部
6 先端部
7 粘着層
9 剥離紙
11 サイズパターンスケール
12 作業台
13 リール
15 ロボット軸
20 上瞼
21 目
21a 上方曲線
22 まつ毛
L カットライン
M カットライン
T 作業位置

Claims (8)

  1. 実質二次元形状に形成された極薄のベースと、該ベースの表面に直線状に形成された接着層と、該接着層に個々に分離状態にて貼着された多数本のヘア材と、上記ベースの裏面全面に形成された粘着層とからなり、上記ヘア材の根元部が球状に形成されることを特徴とするつけまつ毛。
  2. 上記ヘア材がレーザ光にて切断されることを特徴とする請求項1記載のつけまつ毛。
  3. 上記ヘア材は上記接着層の下端部に貼着されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のつけまつ毛。
  4. 上記ヘア材の根元部が上記接着層に直交状に貼着されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一記載のつけまつ毛。
  5. 上記ヘア材の根元部が上記接着層に傾斜して貼着されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一記載のつけまつ毛。
  6. 上記ヘア材は先端部が上方に向かってカールすることを特徴とする請求項1記載のつけまつ毛。
  7. 上記ベースの下端部が直線状にカットされ、上端部が突弧状にカットされることを特徴とする請求項1記載のつけまつ毛。
  8. 上位ベースの厚さが20μ以下であることを特徴とする請求項1記載のつけまつ毛。
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