JP4753400B2 - 自毛活用型かつら及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、頭髪を植毛フレームの間から外方へ引き出して植毛フレームに植設された毛髪と混合するようにした自毛活用型のかつら及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のかつらは、一般に、かつらの全体形状を画成するかつらベースに多数の毛髪を植設して形成されるが、このうち自毛活用型のかつらは、かつらベースに複数の孔又は網目を形成して、その孔又は網目から自毛を引き出すようにしており、例えば図10に示すように構成されている。
図10に示す自毛活用型のかつら1は、かつらベースとして目の粗い網地により形成したネット2を使用しており、そのネット形状は図示のような菱形状の他、矩形状或いは六角形状などのクロス目を有するものが知られている。
このようにクロスさせて縦横に配置したネット2には、予め毛髪3(図面には一部の毛髪だけが示されている。)が多数植設されており、かつらを頭部に取り付けるときに、クロス目の空間から整髪用ブラシ等を用いて自毛を引き出し、次いで引き出した自毛を植設された毛髪3と絡み合わせることにより、自毛を活用してかつら1を装着するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように構成された自毛活用型のかつら1においては、整髪用ブラシを用いて自毛を引き出す際に、自毛が縦横のネット2に圧迫され、このうちの多くの自毛がネット2のクロス目に挟まったままとなって、引出し作業を容易に行なうことができず、十分な量の自毛をクロス目の空間から引き出すことができない。
また、ブラシの櫛歯先端が網目内に入ると、引っかかりが発生しやすく、ブラシを引き抜くことが困難となり、この状態から無理にブラシを引き抜くと、無理な力が加わることになってネット2が切れてしまったり、ブラシが破損したりすることがあった。
【0004】
ところで、自毛活用型のかつらベースにあってはいずれも、ネット2を縦横に張設してその状態を保持する必要があるため、ネット2によるかつらベースの周縁が、かつらの形状とサイズを画成する周縁枠部材4によって補強されなければならない。この周縁枠部材4は、かつらベースの型くずれを防ぐため、周縁部が幅広の布テープやレースで縁取りするか或いは樹脂コーティングなどで比較的肉厚に且つ剛性に縁取り形成されている。このように従来では、周縁枠部材4はかつらベースにとって必須の構成部材とならざるを得ず、ネット2及びこの周縁枠部材4により使用者の自毛を押さえ付けるようにしてかつら1を装着せざるを得なかった。
そのため、頭皮からの発汗作用が妨げられると共に、特に前額部においては、周縁枠部材4が前額部の生え際に沿って横方向に配置されることになるため、もともと周縁枠部材4が横線状に露顕し易い構造になっていることに加え、使用者の自毛の生え際がかつら1と馴染まず、かつら1の前縁が浮き上がり易く、不自然な状態になってしまうことから、かつらの周縁が視認されやすかった。また、後頭部においては、かつら1の周縁が浮き上がることによりかつら1の毛髪3と使用者の自毛との間で段差が生じて、その境目が周縁に沿って段状の横筋となって顕れ、かつらを装着していることが容易に視認されてしまう。
【0005】
この発明は以上の点にかんがみて、周縁枠部材を廃止することにより、周縁が容易に視認されることなく且つ容易に自毛を引き出すことができ、かつら装着者の自毛を有効に利用し全体として毛量を豊かにし得る、自毛活用型のかつらを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明に係る自毛活用型かつらは、それぞれ前後方向に延びる複数本の剛性の細線と、各細線に対して少なくとも二点で交差して各細線の両端を前後に突出させた状態で連結した一本以上の線材からなる環状の連結部材と、両側の細線の前後を互いに接続する補助連結部材と、で構成した植毛フレームと、補助連結部材に取り付けられて植毛フレームを頭部に固定保持する止着部材と、植毛フレームに取り付けた多数の植毛と、を備え、細線の間から使用者の自毛を引き出して、細線に取り付けた植毛と絡め合わせることにより装着されるようにしている。
【0008】
この発明による自毛活用型かつらは、好ましくは、前記各細線が、弾性及び剛性を備えた材料から成ると共に、周縁領域の少なくとも前額部及び後頭部の部分にて、頭形状に沿って湾曲して前方及び後方へ延びている。
この発明による自毛活用型かつらは、好ましくは、前記各細線が、周縁にてそれぞれ異なる長さを有している。また、これらの細線は、使用者の自毛の毛流の方向に沿って延びるか、使用者の整髪された髪型の毛流方向沿いに延びている。また、前記各細線は、好ましくは、周縁領域の少なくとも前額部及び後頭部の部分にて、互いにほぼ平行に延びている。
各細線は、好ましくは剛性の合成繊維糸、例えばナイロン糸で頭形状に沿って湾曲して成形されており、さらに好ましくは該合成繊維糸はネット部材で被われて該ネット部材に多数の毛髪が取り付けられる。
さらに、各細線を連結する連結部材は、好ましくは、各細線に対して交差して溶着、接着又は結着等により連結され、各細線は一本以上の連結部材により少なくとも二点で交差して連結される。
また前記細線の先端に、毛髪取付用のループを設けるようにすれば好ましい。
このループは、頭皮面に平行に配置するか、又は、頭皮面に垂直に配置するように形成することができる。
前記細線に、熱収縮性のチューブを被覆するようにすればさらに好ましい。
このチューブは、好ましくは、少なくとも前記細線の先端部を隠蔽する長さの突出部を備え、この突出部に植毛が施されるようになっている。
【0009】
さらに、本発明はそれぞれ前後方向に延びる複数本の剛性の細線と、各細線に対して少なくとも二点で交差して各細線の両端を前後に突出させた状態で連結した一本以上の線材からなる環状の連結部材と、両側の細線の前後を互いに接続する補助連結部材と、で構成した植毛フレームと、補助連結部材に取り付けられて植毛フレームを頭部に固定保持する止着部材と、植毛フレームに取り付けられた多数の植毛と、を備えた自毛活用型かつらの製造方法であって、植毛フレームのパターンに沿って刻設した石膏頭型の溝に細線及び連結部材をセットした状態で、所定の温度で所定時間加熱することにより植毛フレームを成形し、得られた植毛フレームに多数の毛髪を植設するようにしたものである。
【0010】
上記構成によれば、例えば特に前額部(以下、フロント部と称する。)において、植毛フレームがそれぞれ前方へ延びる複数本の細線から構成され、これらの細線に多数の毛髪が植設されているので、細線の間は外側に向かって開放している。したがって、かつら装着時に細線の間から使用者の自毛を引き出すとき、ブラシや櫛を使用して外側に向かって移動させることにより、ブラシや櫛が植毛フレームに引っかかることなく自毛を容易に引き出すことができる。このため、例えばフロント部において細線が後方から前方側へ互いにほぼ平行に延びて配設されている場合には、自毛を後方へかきあげて細線に取り付けた植毛とミックスすることにより、オールバックスタイルに整髪することができる。
本発明では、前額部の生え際に沿った周縁枠部材が存在しないので、毛髪を後方にかきあげて上記オールバックスタイルに仕上げても、かつらが露顕することがない。すなわち、第三者がかつら使用者に対峙したときでも、植毛フレームを構成する細線が前後方向に並置されその径方向で第三者に対峙することになるので、植毛フレームの長さ方向で露顕することがないため、かつらを装着していることがわからない。また、後頭部においても、細線が並列して毛流方向に沿って配置されているだけであるから、周縁に沿った周縁枠部材が存在しないので周縁枠部材による段状の横筋が顕れず、植毛と自毛との馴染みがよく自然な外観を呈することができる。
【0011】
これにより、かつらの周縁付近、特にフロント部において使用者の自毛がほぼ100%近く引き出されて、植毛フレームの細線に取り付けた植毛と絡め合わせることができる。したがって、細線が配設される領域においては、使用者の頭皮での発汗作用が妨げられず、生え際を含めた使用者の自毛を十分に活用することができると共に、かつらの周縁特にフロント部が浮き上がるようなことはなく、使用者の自毛の生え際がかつらと良好に馴染んで、違和感なく自然な状態とすることができる。
【0012】
上記各細線が周縁にてそれぞれ異なる長さを有している場合には、各細線の先端同士が画成する植毛フレームの周縁が不揃いになるため、かつら装着時の植毛フレームの周縁がより一層目立たなくなる。
上記各細線が、使用者の自毛の毛流の方向に沿って、または使用者の整髪された髪型の毛流方向に沿って延びている場合には、かつら装着時の使用者の自毛または整髪後の毛流方向に沿ってブラシや櫛により使用者の自毛を引き出す際に、ブラシや櫛そして自毛が上記細線と絡むことがなく、自毛を容易に引き出すことができる。
また、上記細線の先端にループを備えている場合や、熱収縮性のチューブが芯材としての細線のまわりを被っている場合には、細線の先端まで毛髪を取り付けることができるので、先端の切り口を確実に目立たなくすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示した実施形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図1はこの発明による自毛活用型かつらの一実施形態を示している。
図1において、自毛活用型かつら10は、上側が前額部に対応し下側が後頭部に対応しており、全体が使用者の頭部の薄毛部分を覆う形状及びサイズとなるよう部分かつらとして形成されている。この実施形態の自毛活用型かつら10は、基本的には複数本の細線13を縦方向(使用者の頭部の前後方向)に配置し、この細線13に多数の毛髪12を取り付けることにより形成されている。図1では、植毛フレーム11を明瞭に表わすために毛髪12のごく一部のみが示されているが、実際には植毛フレーム11の全体に亘って所定の毛量及び毛流となるように、植毛フレーム11の一側に外方へ突出させて緻密に取り付けられている。ここで、細線13に取り付けられる毛髪12は人毛に限らず各種の人工毛髪が適用でき、以下、使用者の頭部に自生する自毛と区別するため、植毛12と称する。
【0014】
上記植毛フレーム11は、図示の場合上下方向、即ち、前述したように使用の際の使用者の頭部の前後方向に互いにほぼ平行に延びる複数本の細線13と、周縁より内側にて環状に形成されると共に各細線13と少なくとも一点、好ましくは二点で交差する連結部材14と、さらに両側の細線13aの前後を互いに接続する補助連結部材15とを含んでいる。
【0015】
各細線13は弾性及び剛性を有すると共に、使用者の頭皮を傷つけるおそれがなく、またドライヤ等の熱の影響を受けにくい材料、例えばナイロン,ポリエステル等の合成樹脂,金属,紙,ゴム,木,竹,ネット,ガラス,カーボン等の弾性及び剛性を備えた材料、好ましくは頭皮の形状に沿って湾曲した形状記憶樹脂から構成されており、例えば0.1〜3.0mm程度の太さに形成されている。この細線13には多数の毛髪12が取り付けられるので、その全体重量に抗して頭部形状に沿った湾曲状態を維持できる程度の剛性と弾力性を有する材料で構成されるのが好ましい。
各細線13はかつらの前額部及び後頭部付近、特に前額部付近において、各細線の先端により画成される周縁が不揃いとなるように互いに異なる長さを有していて、前額部から後頭部へ向けて並んで適宜の本数で配置される。好ましくは、中央の細線13の先端を最も突出させ、左右に位置する細線を徐々に引っ込めるように配置すれば、一般的なヘアラインに沿った配置となる。この細線13は使用者の自毛の粗密の程度によりその数を適宜増減することができる。
【0016】
ここで、各細線13には、例えば0.05乃至0.2mm程度の太さの人毛または化繊の毛髪12を直接に結着しあるいは巻き付けて接着し、多数本を所定の方向に突出させて取り付ける。
細線13が合成樹脂で形成した平滑な糸でなる場合は、取り付けた毛髪12が滑って移動してしまわないよう、図2に示すように、細線13に例えばレーステープなどのネット材16等を巻き付けて、これらのネット材16等に毛髪12を結着するようにしてもよい。この場合、ネット材16等を細線13の先端まで被うようにしておけば、毛髪12をこの細線13の先端にも取り付け得るので前額部の迷彩が向上する。その際、細線13の先端をテーパを付けて尖らせ、この尖った先端までネット材16等を巻いていけば先端部が太くならずに済む。
さらに、ネット材16に代えて、ウレタン素材などの他のフィルム状又は薄いシート状のテープを細線13に接着剤を用いて接着しながら巻いて、このテープに毛髪12を結着又は植設するようにしてもよい。
【0017】
ここで、ほぼ平行に配置された複数本の細線13を連結するために、連結部材14が用いられる。この連結部材14は、縦方向に並置した複数本の細線13がばらけないよう、例えば中央で横方向に1本の剛性の線材を配置することにより各細線13の交点と少なくとも一点で連結固定される。この線材を2本横架することにより細線13がそれぞれ二点で連結され、各細線13がより強固に保形される。
図1に示す実施の態様では、上記連結部材14及び補助連結部材15が、細線13との交差部においてそれぞれ各細線13に対して結着,溶着,接着等により少なくとも二点で固定されている。これら連結部材14及び補助連結部材15は細線13と同じ材料から構成されることができる。
【0018】
本実施の態様では、連結部材14は略楕円形の環状に形成されて各細線13の中心部近傍に配置されている。連結部材14のサイズは、細線の前後が連結されて束縛されずに十分な長さに突出するように、なるべく小径のサイズに形成されるのが有利である。このため、連結部材14は剛性に富むアイロン等の合成樹脂材料や、硬質プラスチック材などで形成するのがよい。連結部材14を略楕円形の環状に形成した場合、頭形の湾曲形状に沿うので浮き上がりが生じにくいが、連結部材14を略矩形その他の形状に形成して、その浮き上がり防止を工夫するようにしても勿論構わない。
【0019】
本実施の態様では、両サイドに湾曲した補助連結部材15を連結している。これにより、かつらの型がより強固に保持され、とくに頭部の左右両サイドへの密着が向上する。また、図1に鎖線で示すように、この補助連結部材15を利用して自毛活用型かつら10を頭部に固定保持するための止着部材17を取り付けるようにすることもできる。
【0020】
この発明による自毛活用型かつら10は以上のように構成されており、装着の場合には、図3に示すように、先ず上記自毛活用型かつら10を使用者の頭に載せて位置合わせし、植毛フレーム11の周縁付近に付設した適宜の止着部材17を用いて使用者の自毛に係着する。止着部材17としては、例えば反転可能な基材に多数の櫛歯を設けた特公昭54−16785号公報に記載の挟着具が好適に用いられ、または両面テープや液状の医療用瞬間接着剤等を適用することにより使用者の頭部に固定するようにしてもよい。
【0021】
続いて、自毛の引出し作業を行なう。この場合、かつら10を頭の上から一方の手で押さえつつ、ブラシまたは櫛等を用いて頭部前方から後方にかけてブラッシングすることにより、植毛フレーム11の連結部材14から前方に突出した細線13の前端部の間に抑え込まれている自毛Hを細線13の間から上方に引き出すことができる。
【0022】
この際、各細線13がブラッシング方向に沿って互いに平行に延びていることから、ブラッシング中にブラシや櫛が細線13に引っかかるようなことはなく、また自毛Hが細線13に絡まるようなこともなく、ほぼ100%近くの自毛Hを簡単に細線13の間から引き出すことができる。したがって、ブラシが破損したり、植毛フレーム11が切れるようなことはない。ブラッシングにより細線13がたとえ上方へ浮いたとしても、細線13が形状復元性がある形状記憶樹脂材などで成形されていると頭形に沿った元の形状にすぐに復元する。
【0023】
そして、上述のように自毛Hをかつら10の植毛フレーム11の外面に引き出したところで、整髪用ブラシ等により軽くブラッシングして、自毛Hと植設された毛髪12とを絡み合わせながら所望の髪型に整髪することにより、かつらの装着が完了する。
【0024】
このようにして使用者の頭部に装着されたかつら10は、その周縁には従来のかつらベースの外形を画成するような周縁枠部材がなく、互いに平行に延びる細線13が在るだけであるので、自毛と植設された植毛12とが相互の絡み合いによって互いに良好に馴染むことになり、かつら10の周縁、特に前額部及び後頭部において、植毛フレーム10の使用者の頭部からの浮上りが低減される。また特に前額部においては、細線13の径方向が直面することになるので、長さが不揃いであることと相俟つて、使用者の自毛の生え際が自然に見えると共に、かつらの周縁が視認されにくくなる。また後頭部においては、かつら10の毛髪12と使用者の自毛との間の段差が解消し、かつらの周縁が視認されにくい。
したがって、本発明実施形態による自毛活用型かつら10は、男性用かつら,女性用かつらそしてヘアピースに適用可能であり、何れの場合にも自毛との馴染み、生え際の違和感のない自然さにより、自毛を十分に生かすことができると共に、かつらの視認性が低減され、さらに自毛の引出しが容易になる。
【0025】
なお、上述した実施形態においては、植毛フレーム11全体が、細線13及び連結部材14、補助連結部材15から構成されているが、これに限らず、例えば環状の連結部材14の内側が、従来のかつらと同様にネットにより構成されていてもよい。
この場合、かつらの前額部及び後頭部付近では細線13が互いに平行に延びており、その長さが不揃いであることによって、同様に使用者の生え際や後頭部でのかつらの視認性が低減され得ることになる。
【0026】
また、上述した実施形態においては連結部材14は環状に形成されているが、これに限らず、前述のように複数本の細線13を互いに固定保持するように少なくとも一本の連結部材が備えられていればよい。
【0027】
さらに、上述した実施形態においては、細線13は前後方向に延びているが、これに限らず、細線は、使用者の自毛の毛流の方向あるいは整髪に沿って、または使用者の整髪された髪型の毛流方向に沿って延びるように配置構成することもできる。
この場合、毛流方向へのブラッシングによって自毛の引出しを容易に行なうことができると共に、ブラシや櫛がブラッシングの際に細線に引っかかることがない。
【0028】
次に、本自毛活用型かつらの製造方法について説明する。
最初に、細線13を使用して植毛フレーム11を形成する。この場合、図4に示すように石膏を用いて頭部形状を模した石膏頭型20を成形し、この石膏頭型20の表面の所定部位に、作製しようとする所望の植毛フレーム11のパターンに沿った溝20aを刻設する。所定の植毛フレーム11のパターンに対応する溝20aを刻設した後、図5に示すように、例えばナイロン素材の細線13をこの溝20a中にはめ込む。この際、図示の実施例では、最初に環状の連結部材14をはめ込んで、その上から順次、所定本数の細線13をはめ込んでいく。
【0029】
次に、この状態で全体を加熱器へ収容し、例えば100℃〜200℃の範囲で数十分の加熱処理を施す。細線13がナイロン樹脂の場合は、例えば150℃程度で30分〜50分間程度加熱すればよい。その後、冷却し、石膏頭型20より各細線13と連結部材14を取り出すと、頭型の湾曲状に沿って湾曲した植毛フレーム材が成形される。この各細線13と連結部材14を超音波溶着又は接着,結着等することにより、石膏頭型パターンに沿った湾曲した植毛フレーム11が製作される。
最後に、装着者の髪型に沿うよう、植毛フレーム11の全体に毛髪12を取り付けていくことにより、本発明の自毛活用型かつらが完成する。
このようにして、植毛フレーム11の成形,製作を行なうと、使用者の頭形状にぴったりと沿った、浮き上がりの生じ難い植毛フレーム11を簡便に製造することができる。
【0030】
次に、上記細線13の他の実施例について説明する。
図6(a)及び(b)は、それぞれ細線13の先端にループ13aを形成し、このループ13aに植毛した状態を示す部分拡大斜視図である。すなわち、細線13にはその先端にループ13aが取り付けらる。このループ13aは、1本の線材の一端を細線13の先端部に添着し、その中間を細線の先端から突出させて環(ループ)を作った後、他端を細線13の先端部に巻回し結着したうえで、接着剤で固定することにより形成されている。
このループ13aは、例えば細線13と同様の素材で形成することができ、弾性及び剛性を有するとともに、ドライヤ等の影響を受けにくい材料、例えばナイロンやポリエステルなどの合成樹脂,金属,カーボンなどの弾性及び剛性を備えた材料から構成される。好ましくは、ループ13aを構成する線材は細線13より小径のものが選択される。
【0031】
上記ループ13aは、図6(a)に示すように、頭皮面に平行に配設することができる。このように頭皮面に平行に配設することにより、より多くの自毛に絡み合わせることができ、前額部の毛量を一層増加させることができる。
【0032】
上記ループ13aは、また、図6(b)に示すように、頭皮面に垂直に配設することができる。このように頭皮面に垂直に配設することにより、前額部の毛髪を後方へかき上げたときに上方向に厚みがでて一層のボリューム感を出すことができる。また、前方から見た場合、横方向の長さが線材の直径分の幅と極めて小径で済むため、図6(a)に示す平行配置のものに比してより視認しにくい利点がある。
【0033】
ここで、図7(a)及び(b)は図6に示す細線の上記した方法と若干異なる製造方法を説明するための部分拡大側面図であり、この例では、ナイロンなどの細線材を用いて、細線13の先端部分にループ状の輪が形成されるように、細線材の両端を細線13の先端部分の側面に添えて、例えば、その上を糸線13bで巻き付け、超音波或いは接着剤などで接着することで形成している。
【0034】
ところで、前額部にある髪を持ち上げたときに、細線13の先端の切り口部分(先端に露呈する断面)が視認され得るが、上述のように、細線13の先端にループ13aを形成することにより、皮膚に接する場所から毛が生えているように見えて、先端の切り口を確実に目立たないようにすることができる。
【0035】
また、図8(a)及び(b)に示すようにして、ループ113aを形成することができる。すなわち、一本のナイロン等の糸線を結んで、図8(a)に示すような輪を形成し、図8(b)に示すようにその糸線の端を細線13の先端に当てて例えば接着することで、ループ113aを細線13の先端に形成している。
【0036】
次に、さらに他の実施形態を図9を参照しつつ説明する。この例では、細線を芯材213aとして、その全周囲に熱収縮性チューブ213bを被覆することにより、細線213としている。図9(a)は熱収縮性チューブ213bで被われた芯材213aの構成例を示す部分拡大側断面図、図9(b)は図9(a)のA−A断面図、図9(c)は図9(a)のB−B断面図である。
このような熱収縮性チューブ213b(以下、チューブと言う)で被われた芯材213aはその先端まで、同様に被われていて突出部213cが形成されている。この状態で、突出部213cを含む熱収縮性チューブ213bの全体に毛髪を12を植設する。これにより、細線213の先端部が毛髪12で覆われることになるので、一層視認されにくい。なお、上記の説明では、細線213を熱収縮性チューブ213bで被覆する例を示したが、連結部材14及び補助連結部材15も同様に熱収縮性チューブ213bで被覆し得るのは勿論である。熱収縮性チューブ213bは好ましくは、黒または乳白色或いは頭皮と同系統の着色とすれば、頭髪及び植毛に隠蔽されて一層露顕されにくい。
【0037】
図9に示す細線213を製造する場合、熱収縮する前のチューブ213bに芯材213aを差し込んで、100℃〜105℃の温度範囲で数十分程度加熱処理を施すことで、チューブ213bが芯材213aに密着して、図9(b)に示すような状態に形成される。この際、チューブ213bの収縮状態で、芯材213aの長さより長く形成することによって、突出部213cを形成することができる。
なお、熱収縮性チューブ213bは、ポリオレフィン或いはポリエチレンなどで形成され、100℃〜105℃で少なくとも径方向に40パーセント及びチューブの軸方向に大きくとも15パーセント程度の収縮特性を有する。また、芯材213aとしては、チューブ213bよりも変形温度が高いものを用いるのが好ましい。
【0038】
このような細線213は、表面が弾性のゴム質であるため毛髪12を先端まで容易に取り付けることができ、植毛作業効率が大きく向上する。
連結部材14、補助連結部材15を細線213と同様、芯材213aと熱収縮性チューブ213bとで構成した場合、各チューブ同士を繋ぎ合わせる交点は、接着剤にて相互を接着することができる。これにより強固に連結できる。
このように細線213を用いた自毛活用型かつらによれば、細線213の先端まで容易に毛髪12を取り付けることができ、また、チューブ213bを芯材213aよりも長く形成することで、前額部にある髪を持ち上げたときに、皮膚に接する場所から毛が生えているように見えて先端の切り口を確実に目立たないようにすることができる。
【0039】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、特にフロント部において、植毛フレームが互いに平行に延びる複数本の細線から構成されており、これらの細線上に多数の毛髪が植設されているので、細線の間は外側に向かって開放している。したがって、かつら装着時に、細線の間から使用者の自毛を引き出すとき、ブラシや櫛を使用して外側に向かって移動させることにより、自毛を植毛フレームに引っかかることなく容易に引き出すことができる。
これにより、かつらの周縁付近、特にフロント部にて、使用者の自毛がほぼ100%近く引き出されて、植毛フレームの細線上に植設された毛髪と絡め合わせることができる。したがって、細線が配設される領域においては、使用者の頭皮での発汗作用が妨げられず、生え際を含めた使用者の自毛を十分に活用することができると共に、かつらの周縁特にフロント部が浮き上がるようなことはなく、使用者の自毛の生え際がかつらと良好に馴染んで、違和感なく自然な状態とすることができる。
【0040】
本発明では、植毛フレームが毛流方向に沿って前後方向に延びているだけであって、かつらベースの基本構成となる周縁枠部材が存在しない。従って、前額部の生え際(ヘアライン)に沿って横方向の筋が顕れることがないので、使用者は安心して自毛及び植毛を後方へかきあげて、バックスタイルを楽しむことができることになる。
このようにして、本発明によれば、周縁が容易に視認されることなく自毛の引出しが容易に行なわれるようにした、極めて優れた自毛活用型のかつらが提供される。
また、上記細線の先端がループを設けている場合や、熱収縮性のチューブが芯材としての細線のまわりを被っている場合には、細線の先端まで毛髪を取り付けることができるので、先端の切り口を確実に目立たなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自毛活用型かつらの一実施形態の構成を示す概略平面図である。
【図2】図1のかつらにおける細線への毛髪の植設状態を示す部分拡大側面図である。
【図3】図1のかつらを使用者の頭部に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図4】本発明による自毛活用型かつらの製造方法の一例を示し、植毛フレームの成形工程を示す斜視図である。
【図5】図4に示す石膏頭型へ細線をセットした状態の断面図である。
【図6】(a)及び(b)は本発明の他の実施形態を示し、細線の先端に形成したループへの植毛状態を示す部分拡大斜視図である。
【図7】(a)及び(b)は、図6に示す細線の製造方法の一例を説明するための部分拡大側面図である。
【図8】(a)及び(b)は、図6に示す細線の製造方法の別の例を説明するための部分拡大側面図である。
【図9】(a)は本発明のさらに他の実施形態を示し、芯材を熱収縮性のチューブで被覆することにより形成した細線を示す部分拡大側面図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(a)のB−B断面図である。
【図10】従来の自毛活用型かつらの一例の構成を示す概略平面図である。
【符号の説明】
10 自毛活用型かつら
11 植毛フレーム
12 毛髪(植毛)
13,113,213 細線
13a,113a ループ
213a 芯材
213b 熱収縮チューブ
213c 突出部
14 連結部材
15 補助連結部材
16 ネット材
17 止着部材
20 石膏頭型
20a 溝
H 自毛

Claims (15)

  1. それぞれ前後方向に延びる複数本の剛性の細線と、上記各細線に対して少なくとも二点で交差して上記各細線の両端を前後に突出させた状態で連結した一本以上の線材からなる環状の連結部材と、両側の上記細線の前後を互いに接続する補助連結部材と、で構成した植毛フレームと、
    上記補助連結部材に取り付けられて上記植毛フレームを頭部に固定保持する止着部材と、
    上記植毛フレームに取り付けた多数の植毛と、を備え、
    上記細線の間から使用者の自毛を引き出して、上記細線に取り付けた植毛と絡め合わせることにより装着されることを特徴とする、自毛活用型かつら。
  2. 前記各細線が、周縁にてそれぞれ異なる長さを有していることを特徴とする、請求項1に記載の自毛活用型かつら。
  3. 前記各細線が、周縁領域の少なくとも前額部及び後頭部の部分にて、互いにほぼ平行に延びていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の自毛活用型かつら。
  4. 前頭部側に配置された前記各細線が、使用者の整髪された髪型の毛流方向に沿って延びていることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の自毛活用型かつら。
  5. 後頭部側に配置された前記各細線が、使用者の自毛の毛流の方向に沿って延びていることを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載の自毛活用型かつら。
  6. 前記各細線が弾性を備えた剛性材料から成ると共に、周縁領域の少なくとも前額部及び後頭部の部分にて、頭形状に沿って湾曲して前方及び後方へ延びていることを特徴とする、請求項1〜5の何れかに記載の自毛活用型かつら。
  7. 前記各細線が剛性を備えた合成繊維糸で成り、頭形状に沿って湾曲して成形されていることを特徴とする、請求項1〜6の何れかに記載の自毛活用型かつら。
  8. 前記各細線が、剛性を備えた合成繊維糸と該合成繊維糸の表面を被ったネット部材とから成り、頭形状に沿って湾曲して成形されていることを特徴とする、請求項1〜7の何れかに記載の自毛活用型かつら。
  9. 前記連結部材を、前記各細線に対して交差して溶着により連結することを特徴とする、請求項1〜8の何れかに記載の自毛活用型かつら。
  10. 前記細線が、その先端に毛髪取付用のループを備えていることを特徴とする、請求項1〜9の何れかに記載の自毛活用型かつら。
  11. 前記ループが、頭皮面に平行に配置されていることを特徴とする、請求項10に記載の自毛活用型かつら。
  12. 前記ループが、頭皮面に垂直に配置されていることを特徴とする、請求項10に記載の自毛活用型かつら。
  13. 前記細線が熱収縮性のチューブで被われていることを特徴とする、請求項1〜12の何れかに記載の自毛活用型かつら。
  14. 前記チューブが、少なくとも前記細線の先端部を隠蔽する長さの突出部を備え、該突出部に植毛が施されることを特徴とする、請求項13に記載の自毛活用型かつら。
  15. それぞれ前後方向に延びる複数本の剛性の細線と、上記各細線に対して少なくとも二点で交差して上記各細線の両端を前後に突出させた状態で連結した一本以上の線材からなる環状の連結部材と、両側の上記細線の前後を互いに接続する補助連結部材と、で構成した植毛フレームと、上記補助連結部材に取り付けられて上記植毛フレームを頭部に固定保持する止着部材と、上記植毛フレームに取り付けられた多数の植毛と、を備えた自毛活用型かつらの製造方法であって、
    上記植毛フレームのパターンに沿って刻設した石膏頭型の溝に上記細線及び上記連結部材をはめ込んでセットした状態で、所定の温度で所定時間加熱することにより上記植毛フレームを成形し、該植毛フレームに多数の毛髪を植設することを特徴とする、自毛活用型かつらの製造方法。
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