JP5524822B2 - カーテンエアバッグ装置 - Google Patents

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本発明は、車室内側部に取り付けられたエアバッグが車両衝突時に、車体側壁と乗員の間に展開して乗員を保護する所謂カーテンエアバッグ装置に関する。
エアバッグ装置には、ステアリングホイール内部に収容される運転席用エアバッグ装置や、窓枠の上縁部に沿って配置されるカーテンエアバッグ装置や、インストルメントパネル(インパネ)の内部に配置される助手席用エアバッグ装置等、種々のタイプがある。
一般にカーテンエアバッグ装置は、膨張ガスを発生するガス発生器と;収容状態において長尺状に折り畳まれ、ガス発生器から供給されるガスによって展開するエアバッグ(クッション)とを備えている。なお、カーテンエアバッグにおいては、ロールオーバー発生時に乗員の車外方向への移動を抑制することが要請される。
カーテンエアバッグ装置においては、エアバッグの下端がベルトライン(窓枠の下端)よりも更に下まで延びるように設計し、乗員の車外放出を防止する構造が周知である。
特開2001−328503号公報に開示された頭部保護エアバッグ装置は、エアバッグが、乗員の頭部側方に位置する厚みの大きい膨張部を有する頭部保護膨張エリアと、この頭部保護膨張エリアの下端部からドアベルトラインの下方位置まで延びる厚みの小さい膨張部を有する延設膨張エリアとを備えている。しかしながら、特開2001−328503号公報に開示された頭部保護エアバッグ装置では、ドアベルトラインと重なる部分のチャンバーの厚みがそのチャンバーの上方部分よりも薄く構成されるために、ドアベルトラインの下方に延びる膨張エリアの剛性が低く、乗員の車外放出防止効果が充分でなかった。すなわち、ロールオーバー時に乗員がエアバッグに接触すると、頭部保護膨張エリアと延設膨張エリアの境界部分でエアバッグが折り曲がり、エアバッグの下端から乗員が車外に放出される危険性があった。
通常のカーテンエアバッグでドアベルトラインに剛性を持たせるようにするには、乗員保護エリアにおけるチャンバーを下方に延長する必要がある。しかし、単純にチャンバーを下方に延ばすと、エアバッグの車両上下方向の長さ(高さ)が延びてしまい、一定の布の大きさから取れるエアバッグバッグの個数が少なくなってしまう。
特開2001−328503号公報
本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、エアバッグを製造するためのファブリックの利用効率を低下させることなく、車外放出防止効果の向上を図ることが可能なエアバッグ装置提供することを目的とする。すなわち一定の大きさの生布から取れるエアバッグの数を増やしても、車外放出防止効果の向上を図ることが可能なカーテンエアバッグ装置を提供することを目的とする
上記課題を解決するために、本発明は、車室内の側面窓付近でカーテン状に展開することで乗員を保護するカーテンエアバッグ装置において、膨張展開可能なエアバッグと;前記エアバッグに膨張ガスを供給するインフレータとを備える。ここで、前記エアバッグは、前記膨張ガスによって膨張するチャンバーと;上端付近で長手方向に延び、前記チャンバーに膨張ガスを分配するダクト部と;上端の中央付近で前記ダクト部に連結され、前記インフレータで発生した膨張ガスを前記ダクト部に導くガス導入部とを備える。そして、前記ダクト部の上縁部が前記ガス導入部の下端よりも高くなり、全体の形状として前記エアバッグの上縁に凹部が形成されるようにする。さらに、前記エアバッグの下端から上方に向かってロール状又はジグザグ状に巻き上げて棒状に圧縮し、中央付近が上側に凸となるように湾曲させて車両に取り付ける構造とする。
ここで、本発明におけるダクト部は、インフレータに連結されたガス導入部と直結し、水平方向に延びてチャンバーに対して膨張ガスを直接分配する領域を示す。
また、本出願において、「前方」及び「後方」とは、原則として車両の進行方向に対して前側及び後側を示すものとする。また、「上方」及び「下方」とは、概ね垂直方向の上側及び下側を示すものとする。
更に、「ジグザグ状」とは、圧縮前の広げた状態のエアバッグの短手方向において下から又は上から交互に折り畳んで、断面がジグザグとなる形状を示し、蛇腹状という場合もある。ここで、下から折り畳む場合には「折り上げる」感じとなり、上から折り畳む場合には、「たくし上げる」感じとなる。
本発明においては、予め上縁が凹んだ湾曲形状を有するエアバッグが、実際に展開する際には凸に湾曲するため、チャンバーが湾曲の中心方向に向かって展開することになる。このため、下縁付近の隣接するチャンバー同士の間隔(シーム部)が狭くなる。
また、エアバッグを予め上縁が凹んだ湾曲形状としているため、上下方向の幅(高さ)が左右端側で大きく、中央付近で小さくなり、ロールしたときに左右端部側が太くなり、中央付近が細くなる。その結果、棒状に圧縮したエアバッグを曲げて湾曲させやすくなり、車両への取り付け容易性が向上する。
更に、上縁の凹部にガス導入部を配置することにより、基布の型取りの段階で個々のエアバッグの高さを低くすることができ、基布の利用効率を向上可能となる。すなわち、一定の大きさの基布から取れるエアバッグの数を増やすことができ、コスト削減に寄与する。
図1は、従来のカーテンエアバッグ装置を示す概略平面図である。 図2は、本発明のカーテンエアバッグ装置を示す概略平面図である。 図3は、本発明に係るカーテンエアバッグ装置の展開状態を示す説明図である。
最初に、図2を参照して従来のカーテンエアバッグ装置について簡単に説明する。エアバッグ装置は、非作動状態においては、長尺状に畳まれ、車両の窓上縁に配置されたヘッドライニング(図示せず)に覆われた状態で収容される。そして、作動時にヘッドライニングとインナーパネル(図示せず)との隙間から下方に向かって膨張展開することで車両内の乗員を保護するようになっている。
図2において、エアバッグ装置は、膨張ガスを発生するガス発生器(図示せず)と;ガス発生器から供給されるガスによって展開する布製のエアバッグ(クッション)11とを備える。ガス発生器は、エアバッグ11のガス導入部14に配置され、エアバッグ11の内部にガスを送り込むようになっている。エアバッグ11は、タブ16によって窓枠付近に固定される。また、エアバッグ11の左右端部にはストリップ18が設けられ、車体のピラー等に連結される。
エアバッグ11は、上述したガス導入部14と、当該ガス導入部14につながり、長手方向に延びるダクト17と、主に乗員の頭部を保護すべく膨張可能なチャンバー12とを含む。なお、チャンバー12は、展開時に下端がドアベルトラインより下方まで延びるように設計される。
次に、本発明に係るエアバッグ装置について、図2及び図3を参照して説明する。エアバッグ装置は、従来と同様に、非作動状態においては、長尺状に畳まれ、車両の窓上縁に配置されたヘッドライニング(図示せず)に覆われた状態で収容される。そして、作動時にヘッドライニングとインナーパネル(図示せず)との隙間から下方に向かって膨張展開することで車両内の乗員を保護するようになっている。
本発明のエアバッグ装置は、膨張展開可能なエアバッグ111と;エアバッグ111に膨張ガスを供給するインフレータ(図示せず)とを備える。エアバッグ111は、膨張ガスによって膨張するチャンバー112と;上端付近で長手方向に延び、チャンバー112に膨張ガスを分配するダクト部117と;上端の中央付近でダクト部117に連結され、インフレータで発生した膨張ガスをダクト部117に導くガス導入部114とを備えている。なお、チャンバー112は、展開時に下端がドアベルトラインより下方まで延びるように構成される。
エアバッグ111は、タブ116によって車両の窓上部に固定される。また、エアバッグ111の左右端部にはストリップ118が設けられ、車体のピラー等に連結される。エアバッグ111は、複数枚(例えば、2枚又は3枚)のシートを重ね合わせて縫合、接着又は溶着により袋状にしたもの、又は、一枚織りで袋部が形成されたものを採用することができる。
エアバッグ111の製造に際しては、ダクト部117の上縁部がガス導入部114の下端よりも高くなり、全体の形状としてエアバッグ111の上縁に凹部が形成されるようにする。図2において、ダクト部117の上縁部とガス導入部114の下端部との高さの差を「D」で示す。
図1と図2を比較すると明らかなように、本発明のエアバッグ111(図2)の高さL2は、従来のエアバッグ11(図1)の高さL1より小さくすることができる。すなわち、図2に示すように、本発明のエアバッグ111は、上縁の凹んだ湾曲部分にガス導入部114を配置することにより、基布の型取りの段階で個々のエアバッグの高さを低くすることができ、基布の利用効率を向上可能となる。すなわち、一定の大きさの基布から取れるエアバッグの数を増やすことができ、コスト削減に寄与する。
次に、エアバッグ111の圧縮工程においては、エアバッグ111の下端から上方に向かってロール状又はジグザグ状に巻き上げて棒状に圧縮する。その後、棒状に圧縮されたエアバッグ111の中央付近が上側に凸となるように湾曲させて車両に取り付ける。なお、ロールして棒状に圧縮する前の広げた状態で、予め上縁が凸状に湾曲させることもできる。
本発明によれば、エアバッグ111を予め上縁が凹んだ湾曲形状としているため、上下方向の幅(高さ)が左右端側で大きく、中央付近で小さくなり、ロールしたときに左右端部側が太くなり、中央付近が細くなる。その結果、棒状に圧縮したエアバッグ111を曲げて湾曲させ易くなり、車両への取り付け容易性が向上する。
次に、本発明に係るカーテンエアバッグ装置の動作・作用について図3を参照して説明する。車両走行中に、ロールオーバー、側面衝突、横転等の非常事態が発生すると、車両に備えられたセンサがその異常な振動をキャッチして、その信号を基に発火信号をインフレータに送る。インフレータ内部には、センサからの発火信号を受けてインフレータを駆動させるプロペラント(図示せず)が備えられている。インフレータの作動によって、ガス導入部114を介してダクト部117に膨張ガスが流れ込む。
その後、膨張ガスはチャンバー112に流れ込み、エアバッグ111は、窓に沿うように下側に向かって膨張展開する。元々は下側凸に成形されたエアバッグ111を上側凸の状態で車両に搭載(固定)しているため、エアバッグ111が実際に展開する際には、図3に示すように、ストリップ118を中心に向かって引っ張る方向にチャンバー112が展開する。このため、下縁付近の隣接するチャンバー112同士の間隔(シーム部)が狭くなる。
その後、ロールオーバー等により乗員の頭部が例えば、チャンバー112に衝突した場合にも、ドアベルトライン付近(エアバッグ下縁付近)において乗員の車外放出を確実に防ぐことが可能となる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想を逸脱しない範囲で種々の設計変更等が可能である。
10:カーテンエアバッグ装置
12:エアバッグ
114:ガス導入部
116:タブ
117:ダクト部
118:ストリップ

Claims (2)

  1. 車室内の側面窓付近でカーテン状に展開することで乗員を保護するカーテンエアバッグ装置において、
    膨張展開可能なエアバッグと;
    前記エアバッグに膨張ガスを供給するインフレータとを備え、
    前記エアバッグは、前記膨張ガスによって膨張するチャンバーと;上端付近で長手方向に延び、前記チャンバーに膨張ガスを分配するダクト部と;上端の中央付近で前記ダクト部に連結され、前記インフレータで発生した膨張ガスを前記ダクト部に導くガス導入部とを備え、
    前記ダクト部の上縁部が前記ガス導入部の下端よりも高くなり、圧縮前の形状として前記エアバッグの上縁に凹部が形成されるようにし、
    前記チャンバーは、展開時に下端がドアベルトラインより下方まで延びる形状であり、
    前記エアバッグの下端から上方に向かってロール状又はジグザグ状に巻き上げて棒状に圧縮し、中央付近が上側に凸となるように湾曲させて車両に取り付ける構造としたことを特徴とするカーテンエアバッグ装置。
  2. 前記エアバッグを圧縮する際に、あらかじめ中央付近が上側に凸となるように上縁を湾曲させた後に、下端から上方に向かってロール状又は巻き上げて湾曲した棒状に圧縮して車両に取り付ける構造としたことを特徴とする請求項1に記載のカーテンエアバッグ装置。
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