JP5517274B1 - 医療用ガイドワイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】血管病変部での通過性を向上させることができる医療用ガイドワイヤを提供する。
【解決手段】コイルは、後端側の第一コイル13と先端側の第二コイル14とを有する。第一コイル13は、後端側に外径D1の径大部、先端側に外径D2の径小部を有する外径比増大構造である。径小部の先端と、芯線11の先端と、第二コイル14の先端とは接合されて先端接合部15Aを形成する。径大部の後端は芯線11と接合されて後端接合部15Bを形成する。少なくとも径大部は第一密巻き部を有する。第一コイル13が第一密巻き部を有し、外径比(D1/D2)が増大する外径比増大構造とされることにより、血管病変部での通過性がより向上する。
【選択図】図6

Description

この発明は、血管病変部治療等に用いられる医療用ガイドワイヤに関する。
従来、血管閉塞部及び狭窄部等の血管病変部の治療に際して、医療用ガイドワイヤ(以下、ガイドワイヤという)が用いられている。このガイドワイヤには、芯線の先端部に単一のコイルを有するものや、芯線の先端部に、同心状で外径が異なる内側コイル及び外側コイルを有するもの等がある。これらガイドワイヤを用いて、先端部を血管内に挿入し、先端部を病変部まで到達させて血管病変部の拡径治療を行っている。
かかる場合において、血管病変部でのガイドワイヤの通過性の向上を図る為、回転伝達、塑性変形、任意選択等の性能の向上が必要になる。回転伝達とは、手元側(後端側)の回転を先端側へ伝達して先端部を回転させることをいう。塑性変形とは、最先端部を「ヘ」の字形に屈曲して術者の所望の形状に塑性変形させることをいう。任意選択とは、血管分岐部で任意の方向を選択して病変血管へ進行させることをいう。
特許文献1には、隣接したコイルの端部どうしを直接接続し、複数のコイルを直列状に配置したガイドワイヤが記載されている。
特許文献2には、コイルの両端部の線材間に隙間を設け、中央部が密巻き部で両端部が疎巻き部のガイドワイヤ及びその製造方法が記載されている。
特許第4186689号公報 特開2010−222号公報
特許文献1には、コイルどうしの接続作業を容易にし、先端部の柔軟性と自在性等を確保する技術思想が記載されている。又、特許文献2には、コイルの外周に樹脂被覆する際の樹脂被膜の偏りを防止しつつ、先端部に柔軟性を付与する技術思想が記載されている。
特許文献1,2は、血管壁損傷防止、及び、成形加工時の変形防止等の技術課題の解決手段は記載されているが、先端側への回転伝達性能、最先端部の塑性変形性能、及び、分岐血管部での任意選択性能等の技術課題に対する解決手段については、何ら記載されていない。これらの性能は、血管病変部でのガイドワイヤの通過性を向上させる為の重要な技術課題である。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、血管病変部での通過性をより向上させることができる医療用ガイドワイヤを提供することを目的とする。
上記目的を達成する為に、本発明のガイドワイヤは、芯線の先端部をコイルに貫挿して形成される。芯線は、後端側は太径であり、先端側は先端へ向かって徐々に直径が小さく変化する。コイルは、第一コイル、第二コイルを有する。第一コイルは、線直径が0.020mm以上0.070mm以下で、引張強さが2200Mpa以上3500Mpa以下で、外観が鏡面状のオーステナイト系ステンレス鋼のコイル線を螺旋状に巻いて形成され、後端側から先端側へ向かって後端径大等径部と中間テーパ部と先端径小等径部を有し、後端径大等径部と中間テーパ部、及び先端径小等径部の後端側が第一密巻き部で、先端径小等径部の先端側がコイルピッチを疎にした第一疎巻き部である。又、第一コイルは、先端径小等径部の先端と、芯線の先端と、第二コイルの先端とを接合して先端接合部を形成し、後端径大等径部の後端を芯線と接合して後端接合部を形成する。又、第一コイルは、ばね指数Cが2.8以上6.8以下で、後端径大等径部の外径D1と先端径小等径部の外径D2との外径比(D1/D2)が1.30以上5.80以下である。
第一密巻き部は、ばね指数がCで、初張力によるねじり応力をτ(N/mm 2 )とすると、
ねじり応力τは、−11.2C+111.7≦τ≦−38.7C+370.6の関係式を満たす。
第二コイルは、放射線不透過性のコイル線を螺旋状に巻いて形成され、中間テーパ部と先端径小等径部の外側に同心状に配置される。又、第二コイルは、後端が第一コイルの中間部に接合して中間接合部を形成し、少なくとも先端側にコイルピッチを疎にした第二疎巻き部を有する
又、第一疎巻き部は、コイルピッチが線直径の1.05倍以上3.50倍以下とし、第二疎巻き部は、少なくとも第一疎巻き部の外側に同心状に設けられ、コイルピッチが線直径の1.05倍以上1.90倍以下とし、第一疎巻き部と第二疎巻き部のコイルピッチが異なる
第一コイルのコイル線の横断面形状が、コイルの径方向の長さbよりも芯線長手方向の長さaが長く、アスペクト比(a/b)が1.20以上2.75以下の矩形であることを特徴とする。
第一コイルは、後端側から先端側へ向かって後端径大等径部と中間テーパ部と先端径小等径部とを有し、後端径大等径部の外径D11と、先端径小等径部の外径D22と、第二コイルの外径D3とが、D11>D3>D22の関係式を満たすことを特徴とする。
第一コイルは、中間テーパ部の後端側から先端側へ向けて、線直径が太線から細線へ徐変縮径したロングテーパのコイル線を用いることを特徴とする。
本発明のガイドワイヤは、第一コイルの後端側と先端側との外径比を最大限に確保した外径比増大構造によねじりモーメント増大作用と、コイル線の外観が鏡面状とし隣接線相互の摩擦抵抗増大作用と、高強度の引張強さをもつコイル線を得て、少なくとも後端側に設けた密巻き部に初張力を働かせてコイル線間の密着力を高め、コイルのばね指数と初張力によるねじり応力との相関関係に基づくねじり応力の向上により、先端側への高度の回転伝達性能が向上する。
さらに、第一コイルの後端側の密巻き部にコイル線間の密着力を高めたことと、第二コイルの疎巻き部のコイル線間の隙間がコイル線の線直径を下回る寸法とすることとの併用により、後述するパラレルワイヤ手技における2本のガイドワイヤの噛み込み現象を防ぐことができる。
従来例のガイドワイヤは、外径の大きい外側コイルの内側に、外径の小さい内側コイルを設けた二層構造であるのに対して、本発明では、後端側が後端径大等径部で先端側が先端径小等径部の第一コイルと、第一コイルの先端径小等径部の外側で同心状の第二コイルとを有することにより、後端側の後端径大等径部が従来例の外側コイルとして働き、先端側の先端径小等径部が従来例の内側コイルとして働く。従って、1つの第一コイルで、外側コイルと内側コイルとの2つのコイルの機能を有する。更に、第一コイルは後端側の後端径大等径部と先端側の先端径小等径部の外径比を従来のコイル二層構造の限界を超えて外径比を最大限に確保した外径比増大構造となっており、かつ先端側へのねじりモーメントは、後端側と先端側との外径比に比例する為、先端側への回転伝達性能が向上する。
第一コイルは、高強度の引張強さと外観が鏡面状のオーステナイト系ステンレス鋼線が用いられ、線直径と引張強さとばね指数と外径比が一定範囲であることを特徴とする。この理由は、縮径伸線加工により高強度の引張強さが得やすい材質を用いて、コイル成形の加工容易性と、高いねじり応力と、高いコイル線間の摩擦抵抗と、高い外径比を得て先端側への高度の回転伝達性能とを併せ考慮したからである。又、第一コイルは、後端径大等径部と中間テーパ部、及び先端径小等径部の後端側が密巻き部で、先端径小等径部の先端側がコイルピッチを疎にした第一疎巻き部であり、第一疎巻き部は、コイルピッチが線直径の1.05倍以上3.50倍以下である。第二コイルの第二疎巻き部は、少なくとも第一疎巻き部の外側に同心状に設けられ、コイルピッチが線直径の1.05倍以上1.90倍以下である。そして、第一疎巻き部と第二疎巻き部のコイルピッチが異なることを特徴とする。この理由は、第一コイルの先端側と第二コイルが重なり合う部分が存在しても双方の同一位置に設けたコイルの疎巻き部の存在により、術者による最先端部の塑性変形性能を向上させ、更に、第二コイルの疎巻き部の隣接線の隙間が線直径を下回る寸法とすることにより、第一コイルの後端側の、初張力を有して隣接線の密着力の高い密巻き部と併せて、後述するパラレルワイヤ手技における2本のガイドワイヤのコイル線どうしの噛み合い現象を防ぐことができるからである。そして又、第一コイルは、密巻き部が初張力による一定範囲のねじり応力をもつことを特徴とする。この理由は、第一コイルの密巻き部に初張力を働かせて、コイルのばね指数と初張力によるねじり応力との相関関係に基づいて高いねじり応力を得て、コイル線間の密着力を向上させて先端側への高度の回転伝達性能の向上を図る為である。そして、内側コイルと外側コイルの2つのコイルから成る従来のものと比べて、この2つのコイルの機能を兼備した外径比増大構造の第一コイルを用いることにより、より大きな外径比を確保してねじりモーメント増大作用を図り、更に、第一コイルの密巻き部に初張力を働かせて高いねじり応力を得て、コイル線間の密着力を向上させて、第一コイルの外径比増大構造と初張力とを働かせて密着力を向上させた第一コイルの密巻き部との併用により、先端側への高度の回転伝達性能の向上を飛躍的に向上させることができる。
第一コイルのコイル線の横断面形状は、コイルの径方向の長さbよりも芯線長手方向への長さが長く、アスペクト比(a/b)が1.20以上2.75以下の矩形であることを特徴とする。この理由は、極細線の芯線を貫挿する第一コイルの内径を確保しながら、かつ第一コイルの後端側と先端側の外径比をより増大させ、先端側への回転伝達性能を向上させる為である。
第一コイルは、後端側から先端側へ向かって後端径大等径部と中間テーパ部と先端径小等径部とを有し、後端径大等径部の外径D11と、先端径小等径部の外径D22と、第二コイルの外径D3とが、D11>D3>D22の関係式を満たすことを特徴とする。この理由は、先細り形状による先端側へのねじりモーメント増大作用により、先端側への回転伝達性能をより向上させる為であり、又、狭窄病変内等での通過性をより向上させる為である。
第一コイルは、中間テーパ部の後端側から先端側へ向けて、線直径が太線から細線へ徐変縮径したロングテーパのコイル線を用いることを特徴とする。この理由は、剛性が変化する中間接合部を無くして後端側から先端側への左右回転をより円滑にし、回転操作性の向上を図る為である。
第1実施形態のガイドワイヤの一部を切り欠いて示す側面図である。 第1実施形態のガイドワイヤの要部の寸法を示す側面図である。 ガイドワイヤを評価する為に用いた評価装置の断面図である。 コイルのばね指数とねじり応力との相関関係を示すグラフである。 第2実施形態のガイドワイヤの要部の寸法を示す側面図である。 第3実施形態のガイドワイヤの要部の寸法を示す側面図である。 第4実施形態のガイドワイヤの要部の寸法を示す側面図である。 従来例のガイドワイヤの要部の寸法を示す側面図である。
図1は、第1実施形態のガイドワイヤ10を示し、芯線11と、第一コイル13と、第二コイル14と、接合部15A、15B、15C、15Dとを有する。尚、本発明のガイドワイヤ10は、長さに比べて直径が極めて小さな値となっている。この為、縦横の縮尺率を同じにすると所定のエリアに図示することが困難となる為、一部を誇張したり、省略したりして図示している。
芯線11の先端部は、第一コイル13と第二コイル14とが接合された状態で、第一コイル13と第二コイル14へ挿通される。第一コイル13と第二コイル14とは、接合部15D(以下、第一・第二コイル接合部15Dという)によって接合される。第一コイル13は、後端第一コイル21と先端第一コイル22とを有し、後端第一コイル21は、芯線11の先端部と後端部との間の接合部15C(以下、中間接合部15Cという)によって、先端第一コイル22と接合され、後端第一コイル21の後端は、芯線11の後端部側の接合部15B(以下、後端接合部15Bという)によって、芯線11と接合される。第二コイル14は、先端第一コイル22の外側に同心状に設けられる。芯線11の先端、第二コイル14の先端、及び先端第一コイル22の先端は、ガイドワイヤ10の最先端部分の接合部15A(以下、先端接合部15Aという)で、ろう材等を用いて接合される。先端接合部15Aは、先端が、例えば半球状のように縦断面の先端が円弧状に丸くされた先丸形状である。
芯線11の手元側の太径部分の外周には、ふっ素樹脂被膜16が形成されている。第一コイル13及び第二コイル14の外周には、親水性樹脂被膜17が形成されている。図2に示すように、第一コイル13は、後端側から順に、後端径大等径部(径大部)31と、中間テーパ部32と、先端径小等径部(径小部)33とを有する。
芯線11は、手元側から順に、第1等径部11A、第1テーパ部11B、第2等径部11C、第2テーパ部11D、第3等径部11E、第3テーパ部11F、第4等径部11G、第4テーパ部11H、第5等径部11Iを有する。芯線11は、手元側から先端側へ向かうに従い、外径が0.3556mm(0.014インチで心臓血管治療用)から0.060mmへ徐変縮径する。第一コイル13の後端接合部15Bは、外径が0.160mm以上0.210mm以下の第3等径部11Eで芯線11と接合する。
芯線11は、ステンレス鋼線、Ni−Ti合金線等が用いられる。例えば、特開2003−253399号公報に記載の伸線加工と熱処理を繰り返して得られる高強度のステンレス鋼線や、特開2002−69555号公報に記載の所定条件下で熱処理を施して得られるNi−Ti合金線が用いられる。
第一コイル13は、手元側から先端側へ向かって後端径大等径部31、中間テーパ部32、先端径小等径部33の順に外径が徐変縮径する。後端第一コイル21は、太径のコイル線8Aを用いたコイルで、先端第一コイル22は、細径のコイル線8Bを用いたコイルである。これら後端第一コイル21と先端第一コイル22は、中間接合部15Cによって、ろう材等を用いて接合される。
第一コイル13の芯線長手方向の長さ(全長)L10は約156mmである。後端径大等径部31の外径D11(後端径大等径部31を径大部としたときの外径D1)は0.3556mmで、コイル平均径Da11は0.2956mmで、芯線長手方向の長さL11は120mmである。中間テーパ部32の外径は0.3556mmから0.120mmへ徐変縮径し、芯線長手方向の長さL12は20mmである。先端径小等径部33の外径D22(先端径小等径部33を径小部としたときの外径D2)は0.120mmで、コイル平均径Da22は0.090mmで、芯線長手方向の長さL13は16mmである。後端第一コイル21のコイル線の線直径d1は0.040mm以上0.070mm以下であり、本実施形態では0.060mmである。先端第一コイル22のコイル線の線直径d2は0.020mm以上0.040mm以下であり、本実施形態では0.030mmである。
第一コイル13を構成する後端第一コイル21と先端第一コイル22は、1本又は複数本のコイル線を巻回成形したコイルで、手元側の第一密巻き部13Aと、先端部側の第一疎巻き部13Bとを有する。第一密巻き部13Aは、少なくとも後端径大等径部31に設けられ、本実施形態では後端径大等径部31、中間テーパ部32、及び先端径小等径部33の後端側に設けられる。
第一疎巻き部13Bは、先端径小等径部33の先端側に、先端接合部15Aの内側から手元側へ少なくとも3mmの範囲に設けられ、コイルピッチP1は線直径d2の1.05倍以上3.50倍以下であり、本実施形態では2.5倍である。コイルピッチP1は、線直径d2が0.030mmである為、その2.5倍の0.075mmである。尚、第一コイル13の手元側から先端側への回転伝達性能(特に先端接合部15Aへの回転伝達性能)を重視する場合には、第一コイル13の全長に亘って第一密巻き部13Aとするのが好ましい。又、先端側への回転伝達性能と塑性変形性能とを併せて重視する場合には、本実施形態のように後端径大等径部31、中間テーパ部32、及び先端径小等径部33の後端側を第一密巻き部13Aとし、先端径小等径部33の先端側は第一疎巻き部13Bとするのが好ましい。この第一疎巻き部13Bは、先端径小等径部33の第一密巻き部13Aよりも芯線長手方向の長さが短く、例えば先端径小等径部33の芯線長手方向の全長に対して1/2以下の3mm以上8mm以下とする。尚、第一疎巻き部13Bを形成するか否かは、病変部の状態による。
第一コイル13の後端第一コイル21と先端第一コイル22は、線直径d1とd2が0.020mm以上0.070mm以下で、引張強さが2200MPa以上3500MPa以下のオーステナイト系ステンレス鋼線で形成され、ばね指数は2.8以上6.8以下である。第1実施形態では、後端径大等径部31のばね指数C1は約4.93、先端径小等径部33のばね指数C2は3.0である。ここで、脳血管閉塞部治療用等の細血管治療用を考慮すると、線直径の下限値は0.020mmである。又、脳用よりも血管内径が比較的大きい下肢血管閉塞部治療用等の太血管治療用を考慮すると、線直径の上限値は0.070mmである。
第一コイル13のコイル線にオーステナイト系ステンレス鋼線を用いる理由は、縮径伸線加工、又は縮径伸線加工と熱処理とを組み合わせることにより引張強さを容易に向上させることができ、かつ高い横弾性係数を得て高いねじり応力を得ることができるからである。又、引張強さが2200MPa以上3500MPa以下の線材は、特開2002−69586号公報、特開2002−241836号公報等にみられるような公知の方法により、冷間伸線加工と熱処理を繰り返すことにより得ることができる。
第一コイル13のばね指数C(C1、C2)を2.8以上6.8以下とした理由は以下の通りである。ばね指数Cが2.8を下回れば巻回成形時にコイル線の表面に鱗紋、ひび割れ等が発生し易くなる。一方、ばね指数Cが6.8を上回れば、例えば、図3に示すような評価装置18を用いた評価試験において、コイル部が塑性変形し、変形不良の発生率が急激に増大する。これにより、後述するばね指数とねじり応力との相関関係において、ねじり応力を向上させ、第一コイル13の外径比増大構造によるねじりモーメント増大作用と併用して、先端側への高度の回転伝達性能を飛躍的に向上させることができる。尚、評価試験では、評価装置18を用いて、挿入と回転と引抜とを1回として20回繰り返し行う。図3に示すように、評価装置18は、入口部18aと、屈曲蛇行部18bとを有する。入口部18aは、内径ID1が2mmである。屈曲蛇行部18bは、内径ID2が0.5mmであり、半径r1が5mmの180度曲げ部18cが6箇所に設けられる。評価装置18は、樹脂チューブによって形成される。
第二コイル14は、金、白金、又は白金とニッケルの合金等の放射線不透過性のコイル線9で形成され、コイル線9の巻き方向は、ねじ込み接合法を考慮すると第一コイル13と同一方向が好ましく、例えば、第一コイル13がZ巻の場合は、第二コイル14もZ巻である。又、点溶接法であれば、いずれの巻き方向であってもよい。第二コイル14は、芯線長手方向の長さ(全長)L20が約40mmで、外径D3は0.3556mm(0.014インチ)で、線直径d3は0.060mmである。第二コイル14の後端側と、後端第一コイル21の後端径大等径部31の先端側とは、それぞれのコイル線どうしをねじ込んだ状態で、第一・第二コイル接合部15Dによって、ろう材等を用いて接合されている。第二コイル14の先端は、芯線11の先端と先端第一コイル22の先端と共に、先端接合部15Aによって、ろう材等を用いて接合されている。
第二コイル14は、第二密巻き部14Aと第二疎巻き部14Bを有し、第二コイル14の後端側に、第二疎巻き部14Bは第二コイル14の先端側に設けられ、少なくとも第一コイル13の第一疎巻き部13Bと芯線長手方向で同一位置に設けられる。第二コイル14の第二疎巻き部14Bは、好ましくはコイル線の線間間隙t4を、線直径d3を下回る寸法とし、コイルピッチP4は、線直径d3の1.05倍以上1.90倍以下とする。
本発明のガイドワイヤ10と、後述する従来例のガイドワイヤ100(図8参照)とを比較する。本発明のガイドワイヤ10の後端側の径大部(後端径大等径部31)が、従来例の外側第一コイル130Aに対応し、先端側の径小部(先端径小等径部33)が、従来例の内側コイル140に対応し、後端側の径大部と先端側の径小部の外径比を従来例の限界を超えて増大させることができる。このように、本発明のガイドワイヤ10の第一コイル30は、従来例のガイドワイヤ100の外側第一コイル130Aと内側コイル140の2つのコイルの機能を兼備した外径比増大構造を有する。
先端側へのねじりモーメントは、外径比(径大部の外径/径小部の外径、つまり後端径大等径部31の外径D11/先端径小等径部33の外径D22)に比例する為、本発明は、従来例よりも先端側へのねじりモーメントを約1.65倍以上増大させることができる。従って、本発明のガイドワイヤ10は、従来例のガイドワイヤ100よりも先端側への回転伝達性能をより向上させることができる。
本発明のガイドワイヤ10の外径比と従来例のガイドワイヤ100の外径比とを比較する。図8に示すように、従来例のガイドワイヤ100の外側コイル130は、後端側に外側第一コイル130A、先端側に外側第二コイル130Bを有する。外側第一コイル130Aは、線直径0.060mmのステンレス鋼線の放射線透過性のコイル線151を用いて巻回して形成される。外側第二コイル130Bは、線直径0.060mmの金、白金等の放射線不透過性のコイル線152を用いて巻回して形成される。外側第一コイル130Aの先端と外側第二コイル130Bの後端とは、それぞれのコイル線どうしをねじ込んだ状態で、中間接合部15Cによって接合されている。又は、コイル線どうしが溶接接合されていてもよい。
外側コイル130の内側には、芯線長手方向の長さが外側コイル130よりも短い同心状の内側コイル140が設けられ、後端側に径大部、先端側に径小部を有する。内側コイル140には、芯線11の先端部が貫挿され、後端は、後端接合部15Eによって芯線11と接合され、先端は、芯線11の先端と外側第二コイル130Bの先端と共に先端接合部15Aにて接合される。
従来例の内側コイル140の径小部の外径d22は、本発明の第1実施形態の先端径小等径部33の外径D22と同じ寸法の0.120mmで、径大部の外径d11は、外側コイル130の内側にある為、組付性を考慮すると、外側コイル130の内径寸法からクリアランスを差し引いた0.215mmが最大外径となる。かかる場合、従来例の内側コイル140の外径比(d11/d22)は、約1.79となる。これに対して、本発明の第一コイル13の外径比(D11/D22)は、約2.96となり、従来例に対して外径比を約1.65倍以上増大させることができる。本発明の第一コイル13は、後端側の径大部と先端側の径小部の外径比を従来例の限界を超えた外径比増大構造とすることによりねじりモーメント増大作用を図り、先端側への回転伝達性能をより向上させることができる。
第一コイル13の後端径大等径部31の外径D11が、0.3556mm(0.014インチ、心臓血管治療用)の場合と、0.4572mm(0.018インチ、下肢血管治療用)の場合とにおいて、外径比D11/D22の好ましい範囲について説明する。
後端径大等径部31の外径D11が0.3556mmの場合、先端径小等径部33の線直径が0.020mmで、ばね指数が3のとき、先端径小等径部33の外径D22が0.080mmで、外径比D11/D22は約4.44となる。又、先端径小等径部33の線直径が0.070mmで、ばね指数が2.8のとき、先端径小等径部33の外径D22が0.266mmで、外径比D11/D22は約1.33となる。従って、外径D11が0.3556mm、線直径が0.020mm以上0.070mm以下の場合には、バラツキを考慮すると、外径比D11/D22(又はD1/D2)は1.30以上4.45以下の範囲が好ましい。
後端径大等径部31の外径D11が0.4572mmの場合、先端径小等径部33の線直径が0.020mmで、ばね指数が3のとき、先端径小等径部33の外径D22が0.080mmで、外径比D11/D22は約5.71となる。又、先端径小等径部33の線直径が0.070mmで、ばね指数が2.8のとき、先端径小等径部33の外径D22が0.266mmで、外径比D11/D22は約1.72となる。従って、外径D11が0.4572mmで、線直径が0.020mm以上0.070mm以下の場合には、バラツキを考慮すると、外径比D11/D22(又はD1/D2)は1.70以上5.80以下の範囲が好ましい。
前記したように、第一コイル13の外径D11が0.014インチと0.018インチの双方の場合を考慮すると、外径比D11/D22(又はD1/D2)は1.30以上5.80以下の範囲が好ましい。
第一コイル13の外径D11が0.014インチと0.018インチの双方の場合であり、線直径が0.025mm以上0.060mm以下のとき、外径比D11/D22(又はD1/D2)は1.50以上4.00以下の範囲が好ましく、又、線直径が0.030mm以上0.050mm以下のとき、外径比D11/D22(又はD1/D2)は1.75以上3.90以下の範囲が好ましい。いずれの場合も、本発明の第1実施形態と従来例とにおいて、コイルの外径、及び、線直径を同一条件としたときには、本発明の第1実施形態は、従来例よりも外径比を大幅に増大させることができる。従って、この外径比増大構造によるねじりモーメント増大作用によって、先端側への回転伝達性能をより向上させることができる。
径大部と径小部とは、それぞれ後端径大等径部31と先端径小等径部33とを示す形態をさすのではなく、例えば、第一コイル13が後端径大等径部31と中間テーパ部32の2つの形状から成る場合であってもよい。かかる場合は、径大部が後端径大等径部31で、径小部が中間テーパ部32である。そして、径大部の外径は、後端径大等径部31の外径に対応し、径小部の外径は、中間テーパ部32の先端外径に対応する。又、かかる場合、後述するロングテーパのコイル線41を用いる場合には、径小部(中間テーパ部32)の後端側から先端側へ向けて徐変縮径したコイル線41を用いた第一コイル13とする。
第一コイル13の第一密巻き部13Aには、高い初張力を働かせて一定範囲のねじり応力をもつコイルを用いることを特徴とする。
図4を参照しながら、ばね指数とねじり応力との相関関係について説明する。ねじり応力をτ(N/mm2)とすると、後端径大等径部31の第一密巻き部13Aのねじり応力はτ1(N/mm2)で、先端径小等径部33の第一密巻き部13Aのねじり応力はτ2(N/mm2)である。ばね指数をCとすると、後端径大等径部31のばね指数はC1で、先端径小等径部33のばね指数はC2である。このばね指数C(C1、C2)が2.8以上6.8以下のとき、第一密巻き部13Aのねじり応力τ(τ1、τ2)(N/mm2)は、以下の関係式(1)を満たすことが好ましい(図示符号L1とL3)。尚、L1は上限値を示し、L3は下限値を示している。
−11.2C+111.7≦τ≦−38.7C+370.6 ・・・(1)
関係式(1)において、下限値L3未満になると、第一コイル13の外径比増大構造によるねじりモーメント増大作用と、密巻き部に高い初張力を働かせた密着力向上作用との双方の作用による先端側への回転伝達性能向上効果が低減する。上限値L1を超えると、第一密巻き部13Aと第一疎巻き部13Bとの境界部等で生じた剛性差から、境界部等で急激な折れ曲がりが発生しやすくなり、先端側への回転伝達性能向上効果が低減する。これらを考慮すると、関係式(1)を満たすことが好ましい。
ばね指数C(C1、C2)が2.8以上6.8以下のとき、第一密巻き部13Aのねじり応力τ(τ1、τ2)(N/mm2)は、以下の関係式(2)を満たすことがより好ましい(図示符号L1とL2)。尚、L1は上限値を示し、L2は下限値を示している。
−21.8C+198.1≦τ≦−38.7C+370.6 ・・・(2)
尚、コイル線の線直径をd、ねじり応力をτ、コイル平均径をDとすると、初張力Fは、以下の関係式(3)で表すことができる。図4は多くの試験結果からこれら関係式を導いた。
F=πd3τ/(8D) ・・・(3)
そして、外径比増大構造を有する第一コイル13の第一密巻き部13Aには、高い初張力を働かせて前記関係式(1),(2)を満たす一定範囲のねじり応力をもつコイルを用いることを特徴とする。この理由は、第一密巻き部13Aの初張力を高めることにより、第一密巻き部13Aのコイル線間に圧縮力(密着力)が加わり、この密着力を高めたコイルを後端側に用いることにより、更に、外径比増大構造との併用により、後端側から先端側への回転伝達性能を飛躍的に向上させることができるからである。
この初張力は、コイル成形加工時に負のコイルピッチを設けて巻回成形することにより得ることができる。この理由は、コイル線が巻回成形時に自由に回転することができずに捩じられた形で巻回成形される為である。従って、負のコイルピッチの負の量を増減することにより、初張力を増減させることができる。これにより、第一疎巻き部13Bとの相関関係から、第一密巻き部13Aの初張力のねじり応力τを高く設定したり、低く設定したりして調整することができる。
後端径大等径部31の第一密巻き部13Aのねじり応力τ1は、第1実施形態の後端径大等径部31の外径D11が0.3556mmのとき、約149.3N/mm2である。ばね指数C1は約4.93であることから、この値を前記関係式(2)へ代入すると、ねじり応力τの上下限値の範囲は、約90.6N/mm2以上179.8N/mm2以下となる。従って、ねじり応力τ1は、前記上下限値の範囲内であり、前記関係式(1)も満たしている。又、このねじり応力τ1が149.3N/mm2のとき、後端径大等径部31の第一密巻き部13Aの初張力をF1とすると、初張力F1は約4.28×10−2Nである。これは、第一コイル13の第一密巻き部13Aに引張力が加わると隣接コイル線が離間するまで(隙間が開くまで)の間に、この引張力に対する抵抗力として初張力F1が働き、予めコイル線間に圧縮力が加わり密着力を高めているこの初張力F1の作用により、手元側を回転操作したとき先端側への回転伝達性能をより向上させることができる。
第一コイル13のコイル線に、高強度の引張強さをもつオーステナイト系ステンレス鋼線を用いると、高いねじり応力が得られ、更に、外観が鏡面状のコイル線を用いることにより、隣接線相互に摩擦抵抗力が作用する。これら高いねじり応力と摩擦抵抗力とを併用することにより、先端側への回転伝達性能をより一層向上させることができる。
第1実施形態の後端径大等径部31の外径D11が0.4572mmのとき、後端径大等径部31の第一密巻き部13Aのねじり応力τ1は、約111.1N/mm2である。ねじり応力τの上下限値の範囲は、約53.8N/mm2以上114.4N/mm2以下となる。従って、ねじり応力τ1は、前記上下限値の範囲内であり、前記関係式(1)も満たしている。又、このねじり応力τ1が111.1N/mm2のとき、初張力F1は、約2.37×10−2Nである。この初張力F1の作用効果については、前記同様、手元側を回転操作したときに、先端側への回転伝達性能をより向上させることができる。
第1実施形態の後端径大等径部31の外径D11が0.3556mmのとき、先端径小等径部33の第一密巻き部13Aのねじり応力τ2は、約245.2N/mm2である。ばね指数C2は3.0であることから、この値を前記関係式(2)へ代入すると、ねじり応力τの上下限値の範囲は、約132.7N/mm2以上254.5N/mm2以下となる。従って、ねじり応力τ2は、前記上下限値の範囲内であり、前記関係式(1)も満たしている。又、このねじり応力τ2が245.2N/mm2のとき、先端径小等径部33の第一密巻き部13Aの初張力をF2とすると、初張力F2は、約2.89×10−2Nである。この初張力F2の作用効果については、前記初張力F1と同様である。
先端径小等径部33の第一密巻き部13Aのねじり応力τ2は、後端径大等径部31の外径D11に影響されない為、ねじり応力τ2は、第1実施形態の後端径大等径部31の外径D11が0.4572mmの場合であっても、前記外径D11が0.3556mmの場合と同様である。
第1実施形態のように第一コイル13の径小部の先端側に第一疎巻き部13Bを設ける場合には、後端径大等径部31と中間テーパ部32は全て第一密巻き部13Aとし、先端径小等径部33の後端側を第一密巻き部13Aとし、先端径小等径部33の先端側を第一疎巻き部13Bとする。第二コイル14の第二疎巻き部14Bは、少なくとも先端径小等径部33の第一疎巻き部13Bと芯線長手方向で同一位置に設ける。第一疎巻き部13BのコイルピッチP1は、線直径d2の1.05倍以上3.50倍以下とし、第二疎巻き部14BのコイルピッチP4は、線直径d3の1.05倍以上1.90倍以下とする。このように、芯線長手方向で同一位置に設けられて重複した第一疎巻き部13Bと第二疎巻き部14Bとは、それぞれのコイルピッチP1とP4が異なることを特徴とする。
第1実施形態において、第一疎巻き部13BのコイルピッチP1は、線直径d2の2.5倍で0.075mmとなり、又、第二疎巻き部14BのコイルピッチP4は、線直径d3の1.50倍で約0.090mmとなる。いずれも前記コイルピッチP1、P4の範囲を満たし、かつコイルピッチP1とP4とは異なっている。
第二疎巻き部14Bは、少なくとも第一疎巻き部13Bと芯線長手方向で同一位置に設けることにより、コイルが重複する構造であっても、重複する部位(先端側)の剛直化が防止される。この為、先端側の柔軟性が担保されるので、血管壁とのソフトタッチを可能とし、又、術者による最先端部の「へ」の字形等の屈曲変形を容易にさせ、塑性変形性能を向上させることができる。
第一疎巻き部13BのコイルピッチP1と第二疎巻き部14BのコイルピッチP4とを異ならせることにより、コイル線どうしの噛み込み現象を防ぐことができる。噛み込み現象とは、例えば、第二コイル14のコイル線9が第一コイル13の第一疎巻き部13Bの線間間隙t1へ食い込んだり、逆に、第一コイル13の第一疎巻き部13Bのコイル線8Bが第二コイル14の第二疎巻き部14Bの線間間隙t4へ食い込んだりすることをいう。
第一密巻き部13Aに初張力を働かせることにより、コイル線間に圧縮力(密着力)が働き、更に、第二疎巻き部14BのコイルピッチP4が線直径d3の2倍の寸法を下回る(つまり、線間間隙t4の寸法は線直径d3の寸法を下回る)ことを特徴とする。これにより、先端側への回転伝達性能の向上を図ると共に、術者の「パラレルワイヤ法」の手技時の噛み込み現象を防ぐことができる。尚、ここでいう「パラレルワイヤ法」とは、病変部内へ1本目のガイドワイヤを挿入した後、その1本目のガイドワイヤを道案内として、後からもう1本のガイドワイヤを導入し、2本目のガイドワイヤで病変部内の本来通るべき血液通路(真腔)を捕えて、閉塞部の穿通を図る手技のことをいう。従って、1本目のガイドワイヤ10と、2本目のガイドワイヤ10との間で、コイル部(第一コイル13の後端径大等径部31のコイルと第二コイル14のコイル)が接触しても、後端側は、初張力による圧縮力(密着力)を働かせた第一密巻き部13Aである為、コイル線が食い込むことはなく、又、先端側は、第二疎巻き部14Bの線間間隙t4が線直径d3よりも小さい為、コイル線が食い込むことはない。このように、本発明のガイドワイヤ10は、このコイル線どうしの線間間隙への食い込み、噛み込み現象を防ぐことができる。
後端側の後端径大等径部31(又は径大部)には、太径のコイル線8Aを用い、先端側の先端径小等径部33(又は径小部)には、細径のコイル線8Bを用い、第一コイル13は、これら太径のコイル線8Aと細径のコイル線8Bとの2つのコイル線を接合して成ることを特徴とする。例えば、第一コイル13は、第1実施形態のように線直径が0.060mmの太径のコイル線8Aと、線直径が0.040mmの細径のコイル線8Bとの接合、又は、線直径が0.060mmの太径のコイル線8Aと、線直径が0.030mmの細径のコイル線8Bとの接合、又は、線直径が0.060mmの太径のコイル線8Aと、線直径が0.020mmの細径のコイル線8Bとを接合して成る。これにより、先端側への回転伝達性能を「高、中、低」と異ならせたガイドワイヤ10を数種類準備することにより、病変形態(完全閉塞の硬質、軟質等)に応じてガイドワイヤを提供することができ、術者の迅速な病変部治療が可能となる。
図5は第2実施形態のガイドワイヤ40を示し、第一コイル13に、後端側から先端側に向けて線直径が太線から細線へ徐変縮径したロングテーパのコイル線41を用いたことを特徴とする。後端径大等径部31のコイル線41の線直径d1は0.060mmで、先端径小等径部33のコイル線41の線直径d2は0.030mmである。中間テーパ部32は後端側から先端側に向けて0.060mmから0.030mmへ徐変縮径する。この理由は、前記第1実施形態のような剛性が変化する中間接合部15Cを無くすことにより、後端側の径大部(又は後端径大等径部31)から先端側の径小部(先端径小等径部33)へ向けて剛性を徐変減少させ、手元側から先端側への左右回転の円滑性を向上させることができ、又、中間接合部15Cを設ける為の接合作業を無くして組立性を向上させることができるからである。又、第一コイル13は、中間テーパ部32の後端側から先端径小等径部33の先端側へ向けて徐変縮径したロングテーパのコイル線41を用いてもよい。かかる場合、手元側から先端側への円滑な回転伝達性能をより向上させることができる。尚、第二コイル14の線直径d4は、第1実施形態の第二コイル14の線直径d3と同様である。
図6は第3実施形態のガイドワイヤ50を示し、第2実施形態と異なるところは、第二コイル14の外径D3は0.254mmで、第一コイル13の後端径大等径部31の外径D11の0.3556mmより小さく、先端径小等径部33の外径D22の0.120mmより大きくなっていることであり、第二コイル14の外径D3は、第一コイル13の後端径大等径部31の外径D11と先端径小等径部33の外径D22とは、D11>D3>D22の関係式を満たすことを特徴とする。この理由は、第二コイル14の外径D3を後端径大等径部31の外径D11よりも小さくして、第一コイル13の先端側への先細り形状と同様に、第一コイル13と第二コイル14の双方の先細り形状による先端側へのねじりモーメント増大作用により、先端側への回転伝達性能をより向上させる為であり、又、狭窄病変内等での先端部の通過性をより向上させる為である。尚、第二コイル14の線直径d4は、第1実施形態の第二コイル14の線直径d3と同様である。
図7は第4実施形態のガイドワイヤ60を示し、第1実施形態と異なるところは、第1実施形態が第一コイル13の線直径が異なる後端第一コイル21と先端第一コイル22とを中間接合部15Cで2つのコイルを接合した構造に対して、線直径が同一で、かつ1つのコイルから成ることを特徴とする。つまり第一コイル13は、後端径大等径部31から先端径小等径部33に至るまで、線直径d1が0.060mmのコイル線61から成っている。そして、第一コイル13の後端径大等径部31の外径D11は0.3556mm、先端径小等径部33は、ばね指数が2.8で、外径D22が0.228mmである。この為、第一コイル13の外径比D11/D22は約1.56となる。後端径大等径部31の外径D11が0.4572mmの場合は、外径比D11/D22は約2.00となる。後端径大等径部31の外径D11が0.3556mm(0.014インチ)の場合と0.4572mm(0.018インチ)の双方の場合を考慮すると、外径比D11/D22は1.56以上2.00以下となる。尚、第二コイル14の線直径d4は、第1実施形態の第二コイル14の線直径d3と同様である。
そして、先端径小等径部33の第一密巻き部13Aのねじり応力τ2は、約262N/mm2であり、このときの初張力F2は、約13.26×10−2Nとなり、従来例に対して約13.26×10−2Nの初張力が働き(従来例は初張力が働いていない)、又、第4実施形態のガイドワイヤ60は、第1実施形態のガイドワイヤ10よりも約4.6倍の初張力が働き、コイル線間の密着力をより高めている。これは主に、コイル線の線直径の差が、第1実施形態は0.030mmであるのに対して、第4実施形態では0.060mmであることによると考えられる。
ガイドワイヤ60は、芯線11の外径が後端側から先端側へ向けて徐変縮径(例えば、0.3556mmから0.060mmへ)し、この縮径により、引張破断力(最大強度点)が低下(例えば277.9Nから7.9Nへ)した芯線11の先端側の外側に、初張力によるねじり応力を最も高めた第一密巻き部13Aを有する第一コイル13を設けたことを特徴とする。この理由は、先端側へ徐変縮径し、先端側での引張力に対する抵抗力が低下している極細線の芯線11の先端側の外側に、高い初張力を働かせてコイル線間の密着力を高めた第一コイル13を設けることにより、極細線の芯線11に加わる引張力に対する抵抗力を補完し、かつ第一疎巻き部13Bを有する第一コイル13であっても、隣接する第一密巻き部13Aのコイル線間の密着力を高めて、先端側への回転伝達性能をより一層向上させることができるからである。
芯線11の先端側へ加わる引張力に対する抵抗力の補完をより高めることを考慮すると、第一コイル13は、径小部の第一密巻き部13Aを芯線長手方向へより長く設ける構成、又は、全体に亘って初張力を発生させた第一密巻き部13Aとする構成が望ましい。
尚、第1〜第4実施形態で用いたコイル線は、横断面形状が円形のコイル線であったが、芯線11の外側に第一コイル13を設けた状態で、横断面形状が、コイルの径方向の長さ(短辺b)よりも、芯線長手方向への長さ(長辺a)が長い矩形のコイル線を用いてもよい。具体的には、アスペクト比(a/b)が1.20以上2.75以下であることが好ましい。アスペクト比が1.20のとき、短辺bは0.048mmであり、長辺aは約0.058mmである。アスペクト比が2.75のとき、短辺bは0.032mmであり、長辺aは約0.088mmである。この為、極細線の芯線を貫挿する第一コイル13の内径と同一にしながら外径を小さくすることができる(特に先端径小等径部33の外径D22)。これにより、外径比D11/D22を更に増大させて先端側へのねじりモーメント増大作用を高めることができる。
横断面形状が矩形のコイル線と横断面形状が円形のコイル線とを比較すると、円形断面のコイル線は隣接線との接触が点接触であるのに対し、矩形断面のコイル線は、隣接線との接触が面接触となる。従って、矩形断面のコイル線は、円形断面のコイル線よりも、摩擦抵抗増大作用による先端側への回転伝達性能を高めることができる。又、円形断面のコイル線を用いたコイルの場合は、外部から過大な圧縮力が加わると隣接線が浮き上がったり、沈み込んだりして凸凹変形が発生しやすくなるといった問題がある。しかし、矩形断面のコイル線を用いたコイルでは、隣接線が面接触する為、この問題を防ぐことができる。そして、芯線長手方向の長さ(長辺a)が円形断面の場合よりも長くなることにより、コイル成形時の生産性を向上させることができる。
尚、第一コイル13のコイル線に用いるオーステナイト系ステンレス鋼線は、外観が鏡面状であることが望ましい。この理由は、初張力を働かせて巻回成形した第一密巻き部13Aは、隣接線どうしが初張力による圧縮力を受け、更に隣接線が鏡面状で、かつ同一材料である為、隣接線相互に強い凝着力が作用して摩擦抵抗が増大し、手元側を回転操作したとき、この増大した摩擦抵抗力により先端側への回転伝達性能を向上させることができるからである。鏡面状とは、目視及び触感により凸凹が感知できない状態、又は光が反射できる状態であり、必ずしも鏡のように物が明白に映る状態を意味するのではない。
尚、第一コイル13の第一疎巻き部13Bを容易に形成する為には、複数本のコイル線を用いて巻回成形するよりも、1本のコイル線を用いて巻回成形したほうが望ましい。この理由は以下の通りである。複数本のコイル線を巻回成形したコイルを用いて疎巻き部を形成する場合には、巻回成形した方向とは逆方向へコイル線を巻き戻してコイル線間に隙間を空けなければならず、複数本のそれぞれのコイル線間に均一な線間間隙を確保することは加工上困難であり、特にコイルの芯線長手方向の中間部で、ろう材等を用いて芯線と接合する場合には、コイルの中間部で均一な線間間隙を設けなければならず、加工が極めて困難となる。これに対して、1本のコイル線を巻回成形したコイルであれば、芯線長手方向へ引張力を加えるのみで隣接線に隙間を空けて疎巻き部を設けることができ、コイルの端部であっても、中間部であっても、いずれの部位であっても疎巻き部を容易に形成することができるからである。
10、40、50、60、100 ガイドワイヤ
11 芯線
13 第一コイル
13A 第一密巻き部
13B 第一疎巻き部
14 第二コイル
14B 第二疎巻き部
15A 先端接合部
16 ふっ素樹脂被膜
17 親水性樹脂被膜

Claims (4)

  1. 後端側は太径で、先端側は徐変縮径する細径の芯線の先端部をコイルに貫挿した医療用ガイドワイヤにおいて、
    前記コイルは、後端側の第一コイルと先端側の第二コイルとを有し、
    前記第一コイルは、
    線直径が0.020mm以上0.070mm以下で、引張強さが2200MPa以上3500MPa以下で、外観が鏡面状のオーステナイト系ステンレス鋼のコイル線を巻回して構成され、
    後端側から先端側へ向かって後端径大等径部と中間テーパ部と先端径小等径部とを有し、前記後端径大等径部、前記中間テーパ部、及び前記先端径小等径部の後端側が第一密巻き部で、前記先端径小等径部の先端側がコイルピッチを疎にした第一疎巻き部であり、
    前記先端径小等径部の先端と、前記芯線の先端と、前記第二コイルの先端とを接合して先端接合部を形成し、
    前記後端径大等径部の後端を前記芯線と接合して後端接合部を形成しばね指数Cが2.8以上6.8以下で、前記後端径大等径部の外径D1と、前記先端径小等径部の外径D2との外径比(D1/D2)が1.30以上5.80以下であり、
    前記第一密巻き部は、ばね指数がCで、初張力によるねじり応力をτ(N/mm 2 )とすると、
    前記ねじり応力τは、
    −11.2C+111.7≦τ≦−38.7C+370.6の関係式を満たし、
    前記第二コイルは、
    放射線不透過性のコイル線を巻回して構成され前記中間テーパ部と前記先端径小等径部の外側に同心状に配され、後端が前記第一コイルの中間部に接合して中間接合部を形成し、少なくとも先端側にコイルピッチを疎にした第二疎巻き部を有し、
    前記第一疎巻き部は、コイルピッチが線直径の1.05倍以上3.50倍以下とし、
    前記第二疎巻き部は、少なくとも前記第一疎巻き部の外側に同心状に設けて、コイルピッチが線直径の1.05倍以上1.90倍以下とし、
    前記第一疎巻き部と前記第二疎巻き部のコイルピッチが異なることを特徴とする医療用ガイドワイヤ。
  2. 前記第一コイルのコイル線の横断面形状が、コイルの径方向の長さbよりも芯線長手方向の長さaが長く、アスペクト比(a/b)が1.20以上2.75以下の矩形であることを特徴とする請求項1記載の医療用ガイドワイヤ。
  3. 前記第一コイルは、前記後端径大等径部の外径がD11と、前記先端径小等径部の外径をD22と、前記第二コイルの外径D3とが、
    D11>D3>D22の関係式を満たすことを特徴とする請求項1または2記載の医療用ガイドワイヤ。
  4. 前記第一コイルは、前記中間テーパ部の後端側から先端側へ向けて、太線から細線へ徐変縮径したロングテーパのコイル線が用いられることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の医療用ガイドワイヤ。
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