JP5507983B2 - 丸鋸 - Google Patents

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Description

本発明は、被加工材上面に載置した状態で前方へと滑らせることで鋸刃により被加工材を切断する丸鋸に関する。
従来、例えば特開2008−183784号公報(特許文献1)には、被加工材の切断作業に用いられる丸鋸の構成が記載されている。上記公報に記載の丸鋸においては、ベースの上方に鋸刃を備えた工具本体が連接され、工具本体には丸鋸を操作するために作業者が把持するハンドルを備えている。作業者は、ハンドルを把持し、被加工材上に載置されたベースと共に工具本体を前方(切断方向)へと移動させ、回転駆動する鋸刃によって被加工材を切断することができる。
上記公報にも記載されているように、ハンドルは、持ち上げたときの左右方向の重量バランスを考慮して、鋸刃の側方位置に配置され、丸鋸の移動方向に平行に延在されている。ところが、ハンドルを鋸刃の側方に平行に配置する構成では、切断作業を遂行するべく丸鋸を前方へ滑らすようにハンドルに力を加えた場合、丸鋸に左右方向のモーメントが作用して切断作業がし辛いという状態が生ずる。すなわち、従来の丸鋸は、使用性の点でなお改良の余地がある。
特開2008−183784号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、丸鋸において、持ち上げたときの重量バランス性を維持しつつ使用性の向上に資する技術を提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、本発明の好ましい形態によれば、被加工材上面に載置可能なベースと、モータ及び当該モータによって回転駆動されることで被加工材を切断する鋸刃を備えるとともにベースの上方に配置された工具本体と、工具本体に連接された作業者が握るハンドルと、を有し、ベースを被加工材上面に載置して工具本体と共に移動することで鋸刃により被加工材を切断する丸鋸が構成される。
本発明の好ましい形態では、特徴的構成として、ハンドルは、工具本体の中央領域に配置されるとともに、モータを駆動するトリガスイッチを有する。そして、平面視でのハンドルの延在方向が鋸刃の移動方向前方側で当該鋸刃の切断位置又は切断位置から鋸刃の移動方向に関するベースの前端までの間で鋸刃の切断線上の所定位置に向かうとともに、平面視での鋸刃の切断線から鋸刃の移動方向に関するハンドルの前端までの鋸刃の回転軸線方向に関する長さが、鋸刃の切断線から鋸刃の移動方向に関するハンドルの後端までの鋸刃の回転軸線方向に関する長さよりも短くなるように、ハンドルを鋸刃の回転軸線に対し交差状に配置している。なお、本発明における「ハンドルを鋸刃の回転軸線に対し交差状に配置する」とは、換言すれば、ハンドルを鋸刃の切断線に対し傾斜状に配置する態様をいう。本発明によれば、ハンドルを、工具本体の中央領域に配置して重量バランスをとるとともに、移動方向の前方で鋸刃に向うように傾斜状に配置させることによって、切断作業を遂行するべく丸鋸を被加工材上に載置し、前方へ押すようにハンドルに力を加えた場合、当該押す力が切断方向の前方で鋸刃に向って作用する。これにより、左右モーメントが低減されて直進安定性が得られることになり、切断作業時の使い易さが向上する。また、丸鋸の移動方向の微調整が行い易くなる。
本発明の更なる形態によれば、平面視でのハンドルの握り部の一部が、丸鋸の重心位置を通りかつ鋸刃の切断線と平行な鉛直面上、又はその近傍に位置するように設定した。本発明によれば、このような構成とすることで、左右方向(切断方向と交差する方向)の重量バランスが取れることになり、携帯時の使用性が向上する。
本発明の更なる形態によれば、平面視でのハンドルの握り部が、丸鋸の重心位置と鋸刃の配置位置との中間位置に位置するように設定した。本発明によれば、このような構成とすることで、左右方向(切断方向と交差する方向)の重量バランスが取れることになり、携帯時の使用性が向上する。
本発明の更なる形態によれば、ハンドルは、長尺状の握り部と、握り部の延在方向の各端部から握り部の延在方向と交差する方向に延在して工具本体部に連接された連接部を有している。また、丸鋸は、鋸刃の切断方向を指示するべく、ベースの移動方向前方側に設けられたトップガイドを有する。そして、ハンドルは、鋸刃の回転軸線方向視において、握り部が鋸刃の回転軸線に平行な鉛直面に対して前傾して配置されるとともに、鋸刃の切断位置又はトップガイドあるいはそれらの近傍位置とトリガスイッチを結ぶ直線が握り部の軸線に直交するように、握り部の前傾角度が設定されている。本発明によれば、握り部を押す力が切断箇所又はトップガイドあるいはそれらの近傍に向けて作用することになる。このため、鋸刃の切断時に生ずる浮き上がりを抑えることができるとともに、直進安定性を得ることができる。
本発明の更なる形態によれば、ハンドルは、前傾して延在する握り部と、握り部の延在方向の各端部から握り部の延在方向と交差する方向に延在して工具本体部に連接された連接部を有している。また、ハンドルは、握り部の背面が鋸刃の側面に直交する平面によって形成されている。本発明によれば、このような構成とすることで、握り部を押す力が切断方向に向うことになり、直進安定性を得ることができる。
本発明の更なる形態によれば、モータは、平面視での当該モータの回転軸線が鋸刃の切断線と平行に延在するように配置されている。本発明によれば、モータが、その回転軸線が鋸刃の回転軸線と平行となるように配置される形式に比べて、重心位置を鋸刃に近づけることが可能となる。これによりハンドルを把持して丸鋸を持ち上げたときの重量バランスが取り易くなる。
本発明の更なる形態によれば、モータは、丸鋸の移動方向前方視での当該モータ回転軸線の延在方向が、鉛直方向下方側で前記鋸刃に近接するように傾斜状に配置されている。本発明によれば、モータが、その回転軸線が鋸刃の回転軸線と平行となるように配置される形式に比べて、重心位置を鋸刃に近づけることが可能となる。これによりハンドルを把持して丸鋸を持ち上げたときの重量バランスが取り易くなる。
本発明によれば、丸鋸において、持ち上げたときの重量バランス性を維持しつつ使用性の向上に資する技術が提供されることとなった。
本発明の第1の実施形態に係る丸鋸の全体構成を示す平面図である。 同じく丸鋸の全体構成を示す正面図である。 丸鋸の内部機構の構成を示す側断面図である。 図2のA−A線断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る丸鋸の全体構成を示す平面図である。 同じく第2の実施形態に係る丸鋸の全体構成を示す正面図である。 本発明の第3の実施形態に係る丸鋸の全体構成を示す平面図である。 同じく第3の実施形態に係る丸鋸の側断面図である。
(本発明の第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態につき、図1〜図4を参照しつつ詳細に説明する。本実施の形態に係る丸鋸100は、図1及び図2に示すように、概括的に見て、被加工材W上に載置可能なベース111と、ベース111の上方に配置されて当該ベース111と連接される丸鋸本体部101と、丸鋸本体部101に連接されて作業者が把持する略D形のハンドグリップ109とを主体として構成される。丸鋸本体部101は本発明における「工具本体」に対応し、ハンドグリップ109は、本発明における「ハンドル」に対応する。
丸鋸本体部101は、鉛直面内で回転される円板状のブレード113を収容したブレードケース103と、駆動モータ115を収容したモータハウジング105と、駆動モータ115の回転出力をブレード113に伝達するための動力伝達機構部117を収容したギアハウジング107とを主体として構成され、丸鋸100の外郭を構成している。ハンドグリップ109は、丸鋸本体部101の上面側に配置されており、作業者が引き操作することで駆動モータ115を通電駆動するトリガスイッチ109aが設けられている。ブレード113は、本発明における「鋸刃」に対応する。
ギアハウジング107内に収容された動力伝達機構部117は、図3に示すように、当該駆動モータ115の出力軸121に設けた小径平歯車と、当該小径平歯車123に噛合い係合する大径平歯車125と、当該大径平歯車125と共に回転するブレード軸127とを主体として構成される。駆動モータ115の回転出力は、小径平歯車123から大径平歯車125へと回転速度が減速されて伝達されるとともに、ブレード軸127を経て当該ブレード軸127に着脱自在に取り付けられたブレード113に伝達される。ブレード113は、その下縁部が、ベース111に形成された開口部(刃口ともいう)111a(図3参照)を通じてベース111の下方(底面)に突出されている。そしてブレード軸127には、ベース111から突出されたブレード113の下縁部を覆うセーフティカバー104が相対回転自在に取り付けられている。また、切断作業時におけるベース111の進行方向前端側には、ブレード113の切断方向を指示するべく、トップガイド(墨線ガイド)129が設けられている。
駆動モータ115は、その回転軸線(出力軸121)が、ブレード113の回転軸線(丸鋸本体部101の長軸方向)と平行に延在する横置き配置とされている。丸鋸100を操作して切断作業を行い、あるいは持ち運ぶために備えられるハンドグリップ109は、駆動モータ115を収容するモータハウジング105の上面領域に設けられている。なお、図1における符号Gは、想定される丸鋸100の重心位置を示す。
図1及び図2に示すように、ハンドグリップ109は、上下方向に傾斜状に延在するグリップ部131と、当該グリップ部131の長軸方向(延在方向)の各端部から当該長軸方向と交差状に延在する上下の連接部133,135とを有し、一方(上側)の連接部133の延在端部が丸鋸本体部101におけるブレードケース103の側面に連接され、他方(下側)の連接部135の延在端部が丸鋸本体部101のモータハウジング105に連接されている。グリップ部131は、本発明における「握り部」に対応する。
ハンドグリップ109は、平面視(図1に示す状態)において、切断作業時における移動方向(進行方向)の前方側でブレード113の切断線Lに近接するように延在されており、当該延在された延在直線L1が、ブレード113の回転軸線に対し所定角度で交差状に配置、換言すれば、ブレード113の切断線Lに対して所定角度α(例えば、15度前後)で傾斜するように配置されている。すなわち、ハンドグリップ109の向きを、当該ハンドグリップ109を押す力がブレード113の切断位置Pに向うように傾斜状に設定している。
上記のように設定することで、進行方向後方側に位置するグリップ部131は、ブレードケース103の側面から離間する。そして、ブレードケース103の側面から離間したグリップ部131は、丸鋸100の重心位置Gを通るブレード113の切断線Lと平行な鉛直面上又はその近傍に位置するように設定されている。このため、グリップ部131を握って丸鋸100を持ち上げたときの左右方向(ブレード113の回転軸線方向)の重量バランスを取ることができる。なお、グリップ部131の握りスペースについては、当該グリップ部131の前後方向位置を調整する(後方へ下げる)ことによって容易に確保することが可能である。
また、ハンドグリップ109は、正面視(図2に示す状態)において、グリップ部131を押す力が概ねブレード113の切断位置Pに向うようにベース111の底面に対して所定の角度で前傾するように傾斜状に配置されている。すなわち、グリップ部131の長軸方向と直交する法線Hが、概ねブレード113の切断位置Pに向うように設定されている。また、グリップ部131の背面(手のひらの手指付根側との接触側)及び前面(手指との接触面側)が、それぞれ長軸方向の概ね全長にわたって進行方向に向う平面部131aを備えている。そして、当該平面部131aの法線H1がブレード113の切断線Lと平行(ブレード113の側面と平行)となるように設定されている。
本実施の形態に係る丸鋸100は、上記のように構成したものであり、従って、被加工材Wを切断する場合には、図1及び図2に示すように、ベース111の前端領域を被加工材Wの上面に載せる。そして、トリガスイッチ109aを引き操作して駆動モータ115を通電駆動し、ブレード113を回転駆動する。その状態でハンドグリップ109のグリップ部131を前方へと押してベース111と共に丸鋸本体部101を被加工材Wの上面上を滑らせ、ブレード113により被加工材Wを切断することができる。
本実施の形態によれば、ハンドグリップ109のグリップ部131につき、丸鋸100の重心位置Gを通る進行方向の鉛直面上に配置する構成とすることで、ハンドグリップ109のグリップ部131を握って丸鋸100を持ち上げたときの左右方向の重量バランスを取ることが可能となり、運搬時、切断作業時のいずれにおいても取り扱い易い。
また、本実施の形態では、ハンドグリップ109を押す力がブレード113の切断位置Pに向うように、平面視でハンドグリップ109をブレード113の切断線Lに対して傾斜状に設定している。このため、切断作業時にハンドグリップ109を押す力がブレード113に伝わり易くなり、左右方向(図2の紙面に直交する方向)のモーメントが低減されるとともに、直進安定性を得ることができる。
また、本実施の形態では、ハンドグリップ109を押す力がブレード113の切断位置Pに向うように、正面視でハンドグリップ109のグリップ部131を前傾状に設定している。これにより、グリップ部131を押す力が斜め上方から切断位置Pに向って作用することになり、切断作業時に生じ易い浮き上がり(進行方向後方側が上方へ移動する現象)の防止効果が得られるとともに、直進安定性を得ることができる。
また、本実施の形態では、グリップ部131の背面に長軸方向の概ね全長にわたって平面部131aを設定するとともに、当該平面部131aの法線がブレード113の切断線Lと平行となるように設定している。このため、グリップ部131の背面を押す力を切断方向と平行に作用させることもできる。
以上のように、本実施の形態によれば、ハンドグリップ109のグリップ部131をブレード113の切断線L上から外れた位置に配置する構成でありながら、切断作業時の直進安定性を得ることができるとともに、切断作業時の進行方向の微調整を行い易くなり、また丸鋸100を持ち上げたときの左右バランス性を維持できる。
次に本実施の形態に係る変形例につき説明する。この変形例については、便宜上図示を省略し、図1を参照して説明する。この変形例は、図1に示されたハンドグリップ109のグリップ部131を、丸鋸100の重心位置Gと、ブレード113の配置位置との中間位置に位置するように設定している。このような設定とすることで、第1の実施形態に比べて、グリップ部131のブレードケース103からの離間距離を小さくできる。すなわち、平面視でのブレード113の切断線Lに対するハンドグリップ109の傾斜角度が第1の実施形態の傾斜角度(概ね15前後)よりも小さくなる。このため、切断作業時の直進安定性がより一層向上される。ただし、グリップ部131のブレードケース103に対する離間距離が小さくなる分だけグリップ部131の握りスペースを確保し難くなるが、そのときは、グリップ部131の位置を後方へ下げることで容易に調整できる。
(本発明の第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態につき、図5及び図6を参照しつつ説明する。この実施形態は、モータハウジング105内に収容される駆動モータ(便宜上図示を省略する)につき、平面視(図5に示す状態)において、当該駆動モータの回転軸線がブレード113の回転軸線に対して直交する縦置き配置に変更したものである。一方、ハンドグリップ109は、前述した第1の実施形態の場合と同様、平面視において、切断作業時における移動方向(進行方向)の前方側でブレード113の切断線Lに近接するように延在されており、当該延在された延在直線L1がブレード113の切断線Lに対して所定の角度αで傾斜するように配置されている。すなわち、ハンドグリップ109の向きを、当該ハンドグリップ109を押す力がブレード113の切断位置Pに向うように傾斜状に設定している。
本実施の形態によれば、上記のように構成したことによって、丸鋸100の重心位置及びハンドグリップ109の位置を、駆動モータを横置き配置とした第1の実施形態の場合よりも更にブレード113側に近付けることが可能となる。これによって、ハンドグリップ109を握って丸鋸100を持ち上げたときの左右方向の重量バランスを維持しつつ、切断作業時における丸鋸100の直進安定性を一層向上することができる。
なお、この実施形態では、ブレード113の回転軸線に対して駆動モータの回転軸線を交差させる構成においては、動力伝達機構の構成部材として、ベベルギア、ハイポイドギアあるいはウォームギア等を適宜用いることで、駆動モータの回転出力をブレード113に伝達可能とする。またハンドグリップ109のグリップ部131が概ね水平(ベース111の底面に対して僅かに前傾)となるように配置しているため、グリップ部131を押す力を、丸鋸100の浮き上がりを抑制する力として有効に利用できる。
(本発明の第3の実施形態)
次に本発明の第3の実施形態につき、図7及び図8を参照しつつ説明する。この実施形態は、駆動モータ115につき、丸鋸100を切断方向前方から見て、当該駆動モータ115の回転軸線が鉛直方向下部側でブレード113に接近するように、ベース111の底面(水平面)に対して所定の角度で傾斜する斜め置き配置に変更したものである。すなわち、丸鋸100の切断方向前方視での駆動モータ115の回転軸線が、鉛直方向下方側でブレード113に近接するように傾斜する斜め置きとしたものである。なお、ハンドグリップ109が、平面視(図7に示す状態)において、切断作業時における進行方向の前方側でブレード113の切断線Lに近接するように延在されており、当該延在された延在直線L1がブレード113の切断線Lに対して所定の角度αで傾斜するように配置されている。すなわち、ハンドグリップ109の向きを、当該ハンドグリップ109を押す力がブレード113の切断位置Pに向うように傾斜状に設定している点については、前述した各実施形態と同様である。
従って、第3の実施形態によれば、第2の実施形態の場合と同様に、丸鋸100の重心位置及びハンドグリップ109の位置を、駆動モータ115を横置き配置とした第1の実施形態の場合よりも更にブレード113側に近付けることが可能となる。これによって、ハンドグリップ109を握って丸鋸100を持ち上げたときの左右方向の重量バランスを維持しつつ、切断作業時における丸鋸100の直進安定性を一層向上することができる。
なお、駆動モータ115を斜め置き配置とする構成においては、動力伝達機構の構成部材として、出力軸121に設けられる駆動ギアには小径ベベルギア137を用い、ブレード軸127に設けられる被動ギアには大径ベベルギア139を用いることで、駆動モータ115の回転出力をブレード113に伝達する構成としている。
なお、上述した各実施の形態では、ハンドグリップ109の向きを、当該ハンドグリップ109を押す力がブレード113の切断位置Pに向うように傾斜状に設定するとしたが、切断位置Pの近傍に向うように傾斜状に設定してもよいし、トップガイド129あるいはトップガイド129の近傍に向うように傾斜状に設定してもよい。
100 丸鋸
101 丸鋸本体部(工具本体)
103 ブレードケース
104 セーフティカバー
105 モータハウジング
107 ギアハウジング
109 ハンドグリップ(ハンドル)
109a トリガスイッチ
111 ベース
111a 開口部
113 ブレード(鋸刃)
115 駆動モータ(モータ)
117 動力伝達機構部
121 出力軸(回転軸線)
123 小径平歯車
125 大径平歯車
127 ブレード軸
129 トップガイド
131 グリップ部(握り部)
131a 平面部
133 上の連接部
135 下の連接部
137 小径ベベルギア
139 大径ベベルギア

Claims (7)

  1. 被加工材上面に載置可能なベースと、モータ及び当該モータによって回転駆動されることで被加工材を切断する鋸刃を備えるとともに前記ベースの上方に配置された工具本体と、前記工具本体に連接された作業者が握るハンドルと、を有し、前記ベースを被加工材上面に載置して前記工具本体と共に移動することで前記鋸刃により被加工材を切断する丸鋸であって、
    前記ハンドルは、前記工具本体の中央領域に配置されるとともに、前記モータを駆動するトリガスイッチを有し、
    平面視での前記ハンドルの延在方向が前記鋸刃の移動方向前方側で当該鋸刃の切断位置又は切断位置から前記鋸刃の移動方向に関する前記ベースの前端までの間で前記鋸刃の切断線上の所定位置に向かうとともに、平面視での前記鋸刃の切断線から前記鋸刃の移動方向に関する前記ハンドルの前端までの前記鋸刃の回転軸線方向に関する長さが、前記鋸刃の切断線から前記鋸刃の移動方向に関する前記ハンドルの後端までの前記鋸刃の回転軸線方向に関する長さよりも短くなるように、前記ハンドルを前記鋸刃の回転軸線に対し交差状に配置したことを特徴とする丸鋸。
  2. 請求項1に記載の丸鋸であって、
    平面視での前記ハンドルの握り部の一部が、丸鋸の重心位置を通りかつ前記鋸刃の切断線と平行な鉛直面上、又はその近傍に位置するように設定したことを特徴とする丸鋸。
  3. 請求項1に記載の丸鋸であって、
    平面視での前記ハンドルの握り部が、丸鋸の重心位置と前記鋸刃の配置位置との中間位置に位置するように設定したことを特徴とする丸鋸。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の丸鋸であって、
    前記ハンドルは、長尺状の握り部と、前記握り部の延在方向の各端部から前記握り部の延在方向と交差する方向に延在して前記工具本体部に連接された連接部を有しており、
    前記鋸刃の切断方向を指示するべく、前記ベースの移動方向前方側に設けられたトップガイドを有し、
    前記ハンドルは、前記鋸刃の回転軸線方向視において、前記握り部が前記鋸刃の回転軸線に平行な鉛直面に対して前傾して配置されるとともに、前記鋸刃の切断位置又は前記トップガイドあるいはそれらの近傍位置と前記トリガスイッチを結ぶ直線が前記握り部の軸線に直交するように、前記握り部の前傾角度が設定されていることを特徴とする丸鋸。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つに記載の丸鋸であって、
    前記ハンドルは、前傾して延在する握り部と、前記握り部の延在方向の各端部から前記握り部の延在方向と交差する方向に延在して前記工具本体部に連接された連接部を有しており、
    前記ハンドルは、前記握り部の背面が前記鋸刃の側面に直交する平面によって形成されていることを特徴とする丸鋸。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の丸鋸であって、
    前記モータは、平面視での当該モータの回転軸線が前記鋸刃の切断線と平行に延在するように配置されていることを特徴とする丸鋸。
  7. 請求項1〜5のいずれかに記載の丸鋸であって、
    前記モータは、前記丸鋸の移動方向前方視での当該モータ回転軸線の延在方向が、鉛直方向下方側で前記鋸刃に近接するように傾斜状に配置されていることを特徴とする丸鋸。
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