JP5507862B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

本発明は、確変対象役の内部当選確率が通常状態よりも高い確率変動状態を発生させるスロットマシンに関する。
従来より、内部当選役を決定するための内部抽選を実行するスロットマシンが知られている。このようなスロットマシンの遊技では、内部当選役に対応する入賞図柄が図柄表示窓に停止表示された際に入賞が発生し得る。内部当選役が決定されても対応する入賞図柄を停止表示させることができなければ、入賞が発生しないようになっている。
さらに、確変対象役が内部当選役として決定され得る内部当選確率が高く設定された有利な遊技状態である、いわゆる確率変動状態を発生させるスロットマシンが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このようなスロットマシンの遊技では、所定の発生条件の成立に応じて確率変動状態が発生し得る。そして、例えば、予め定められたゲーム数の消化やボーナス役の内部当選等の終了条件が充足されたときに確率変動状態が終了する。
確率変動状態の発生条件として、例えば、ボーナス状態の終了や、所定の確変移行役の入賞等が設定されたスロットマシンが知られている。ボーナス状態の終了や確変移行役の入賞等に応じて必ず確率変動状態が発生する場合には、確率変動状態であるか否かについて遊技者が比較的容易に判断できる。一方、例えば、確変移行役の入賞に応じた抽選での当選という不確定要素を確率変動状態の発生条件として設定すれば、確率変動状態であるか否かについての遊技者の確定的な判断を難しくでき、確率変動状態の発生に対する遊技者の期待感や緊張感を効果的に高めることが可能になる。
しかしながら、前記従来のスロットマシンでは、次のような問題がある。すなわち、確率変動状態に対する遊技者の期待感や緊張感を高めるために一定の効果を発揮し得るものの遊技の興趣を向上するために確率変動状態が十分に活用されているとは言い難いおそれがある。
特開2007−244559号公報
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、確率変動状態を活用した新たな遊技性を実現することで遊技の興趣を高めたスロットマシンを提供しようとするものである。
本発明は、複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
前記ゲーム開始操作手段が操作されたときに、複数種類の役の中から1つ以上の内部当選役を決定するための内部抽選を実行する内部抽選手段と、
前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
前記停止操作手段が操作されたときに、内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
前記入賞判定手段により入賞が発生したと判定されたときに、当該入賞に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と
前記内部抽選手段が2つの役を内部当選役として決定した同時当選ゲームにおいて、当該2つの内部当選役のうち何れか1つの内部当選役を確変移行役として抽選により選択する確変移行役選択手段と、
前記同時当選ゲームにおいて内部当選役として決定された2つの役のうち前記確変移行役として選択されなかった方の内部当選役を確変対象役として選択する確変対象役選択手段と、
前記確変対象役が内部当選役として決定され得る内部当選確率が通常状態よりも高い確率変動状態を前記確変移行役の入賞に応じて実行する確変移行抽選での当選を条件として発生させる一方、前記確変対象役が入賞したときには前記確率変動状態を発生させない確率変動状態発生手段と、を備えたことを特徴とするスロットマシンにある(請求項1)。
本発明のスロットマシンは、前記同時当選ゲームにおいて同時当選した2つ以上の内部当選役の中から前記確変移行役を選択する前記確変移行役選択手段と、当該2つ以上の内部当選役の中から前記確変対象役を選択する前記確変対象役選択手段と、を備えている。そして、前記スロットマシンが備える前記確率変動状態発生手段は、前記確変移行役の入賞を条件として、前記確変対象役の内部当選確率が高い前記確率変動状態を発生させ得る。
本発明のスロットマシンの遊技では、前記同時当選ゲームが前記確率変動状態へ移行するチャンスゲームとなっている。この同時当選ゲームにおいて同時当選した役の中から選択された前記確変移行役を入賞させることができれば、前記確率変動状態が発生する可能性が生じる。このスロットマシンの遊技では、前記同時当選ゲームでいずれの内部当選役を入賞させるかが遊技者にとって非常に重要な遊技上のポイントとなっている。このスロットマシンによれば、前記同時当選ゲームが発生する度に遊技者の期待感や緊張感を煽ることが可能である。
前記スロットマシンが発生する前記確率変動状態では、同時当選した役の中から選択された前記確変対象役の内部当選確率が高く設定される。それ故、このスロットマシンの遊技では、前記確率変動状態が発生する毎に内部当選確率が高くなる確変対象役が入れ替わる可能性がある。このように本発明のスロットマシンによれば、前記確率変動状態下での遊技に変化を持たせ起伏に富む遊技性を実現して遊技の興趣を高めることができる。
本発明におけるスロットマシンとしては、メダルやコインを遊技媒体とした狭義のスロットマシンのほか、パチンコ玉を遊技媒体としたパロット(R)などであってもよい。
また、前記確変移行役としては、前記同時当選ゲームにおける2つ以上の内部当選役の一部であっても良く全部であっても良い。また、前記確変対象役としては、前記同時当選ゲームにおける2つ以上の内部当選役の一部であっても良く全部であっても良い。
さらに、前記確変移行役の一部又は全部が前記確変対象役であっても良いし、前記確変対象役の一部又は全部が前記確変移行役であっても良い。一方、前記確変移行役と前記確変対象役とが重複しないように設定することも良い。
また、記同時当選ゲームでは、前記確変移行役に対応する図柄の組合せと前記確変対象役に対応する図柄の組合せとが前記図柄表示領域に同時に停止表示されないことが好ましい(請求項2)。
この場合には、前記同時当選ゲームにおいて前記確変移行役及び前記確変対象役のうちの一方が択一的に入賞し得るようになる。前記同時当選ゲームで前記確変移行役を入賞できるか否かに応じて前記確率変動状態が発生し得るか否かが決定されるため、前記同時当選ゲームにおける遊技者の緊張感や期待感を一層高め、興趣を向上できる。
なお、前記のごとく、前記確変移行役に対応する図柄の組合せ、及び前記確変対象役に対応する図柄の組合せのうちのいずれか一方のみが前記図柄表示領域に停止表示される構成としては、例えば、前記図柄変動表示手段における図柄の配列に基づく構成や、前記表示制御手段が図柄変動を停止させる際の制御に基づく構成等、様々な構成が考えられる。
また、前記内部抽選手段により決定された2つの内部当選役が決定された前記同時当選ゲームにおいて、当該2つの内部当選役の種類を遊技者に報知する同時当選報知手段を備えていることが好ましい(請求項3)。
この場合には、前記同時当選ゲームにおいて同時当選した内部当選役の種類を報知することで、遊技者の緊張感や期待感を一層煽ることができるようになる。なお、内部当選役の種類の報知に加えて、前記確変移行役の種類や前記確変対象役の種類を報知することも良い。さらに、前記確変移行役の入賞を容易にする停止操作の手順やタイミング等を報知することも考えられる。
また、前記確率変動状態発生手段は、前記確変移行役の入賞に応じて確変移行抽選を実行し、当選に応じて前記確率変動状態を発生させることも良い
この場合には、前記確率変動状態の発生につき、前記確変移行抽選に当選するか否かという不確定要素を介在させることができる。それ故、前記同時当選ゲームを遊技する際に感じ得る遊技者の期待感や緊張感が一層高くなり、遊技の興趣が向上し得る。
本発明のスロットマシンでは、2つ以上の内部当選役が同時当選した前記同時当選ゲームが前記確率変動状態への移行チャンスとなっており、さらに、同時当選した役が前記確変移行役及び前記確変対象役に設定されるため、前記同時当選ゲームにおいて同時当選した役のうち何れの役を入賞させるかが遊技者にとって非常に重要なポイントとなっている。本発明のスロットマシンによれば、前記同時当選ゲームが発生する度に遊技者の期待感、緊張感を高く煽ることができ、遊技の興趣を向上できる。
実施例1における、スロットマシンの外観を示す正面図。 実施例1における、入賞ラインの構成を示す説明図。 実施例1における、スロットマシンの役、入賞図柄、利益を示す説明図。 実施例1における、リールの外周に配置された図柄の配列を展開して示す展開図。 実施例1における、スロットマシンの電気的な構成を示すブロック図。 実施例1における、内部当選役抽選テーブルを示す説明図。 実施例1における、確変移行役と確変対象役との組合せを同時当選パターン毎に示す説明図。 実施例1における、第1の同時当選報知画面を示す正面図。 実施例1における、第2の同時当選報知画面を示す正面図。 実施例1における、第3の同時当選報知画面を示す正面図。 実施例1における、内部抽選処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、確変移行抽選処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、確変移行処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、同時当選報知処理の流れを示すフロー図。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、確変対象役の内部当選確率が高くなる確率変動状態(以下、単に確変状態という。)を確変移行役の入賞に応じて発生させ得るスロットマシン1に関する例である。この内容について、図1〜図14を用いて説明する。
まず、本例のスロットマシン1の外観的な構成について、図1を参照して説明する。スロットマシン1では、遊技者に対面する前面部分が、略矩形状の図柄表示窓11を略中央に設けた前面枠体10によって形成されている。前面枠体10は、図柄表示窓11の上側に、液晶表示部53、左右一対のスピーカ520及び装飾ランプ部56を配置してなる。図柄表示窓11の下側には、スロットマシン1の基部をなすべ一ス部100が形成されている。図柄表示窓11の右側には、メダル払出数を表示する払出数表示部551、及びクレジット数を表示するクレジット数表示部552が配置されている。
べ一ス部100は、遊技者から奥まって位置する図柄表示窓11に対して相対的に張り出すように形成されている。べ一ス部100は、図柄表示窓11に隣り合う上端部にテーブル状の操作面14を有し、メダル(遊技媒体)を払い出すメダル受け皿15を下端部に有し、操作面14とメダル受け皿15との間に操作パネル13を有している。
操作面14には、クレジット機能によりクレジット(貯留)されたメダルを投入するためのベットボタン64と、クレジットされたメダルを払い出させるための精算ボタン65と、メダルを直接投入するためのメダル投入口630とが配置されている。操作パネル13には、リール21の図柄変動を開始させるためのスタートレバー62(ゲーム開始操作手段)と、図柄変動を停止させるためのストップボタン61(停止操作手段)と、が配置されている。
ベットボタン64は、クレジットされたメダルの中から3枚のメダルを投入するためのボタンである。ベットボタン64は、投入数3を表す3ベット信号を発生する。ただし、残りのクレジットが2又は1である場合には、2ベット信号又は1ベット信号を発生し、クレジットがゼロの場合は、ベット信号を発生しない。
スタートレバー62は、遊技者の操作に応じてリール21の制御信号であるゲーム開始信号を発生する操作レバーである。スロットマシン1では、メダルの直接投入、あるいはベットボタン64の操作によるメダルの投入を前提としてスタートレバー62が有効状態に設定される。なお、リプレイ役が入賞した場合には、メダルの直接投入、あるいはベット操作がされなくても自動的にメダルが投入された状態、すなわち次のゲームを開始可能な状態が設定される。
ストップボタン61は、遊技者の操作に応じてリール21の制御信号である変動停止信号を発生する操作ボタンである。本例のストップボタン61は、左リール21Lに対応する左ストップボタン61L、中リール21Cに対応する中ストップボタン61C、及び右リール21Rに対応する右ストップボタン61Rを組み合わせてなる。
図柄表示窓11は、図1に示すごとく、図柄表示領域110L、C、Rを含む表示窓である。各図柄表示領域110L、C、Rは、いずれも3図柄分の図柄表示領域である。図柄表示窓11全体では、3行3列よりなる2次元マトリクス状に配置された9図柄分の図柄表示領域が形成されている。図柄表示窓11は、遊技者側から図柄20が見えるよう、窓全体が透明な樹脂プレートにより形成されている。各図柄表示領域110L、C、Rの裏側には、図柄変動表示手段2を構成するリール21L、C、Rがそれぞれ配置されている。リール21L、C、Rは、図4を参照して後述するごとく、円柱形状をなし、その外周面に略一定の間隔を空けて21個の図柄20が配置された回転式のリールである。なお、リール21としては、本例の回転式のリールに代えて、液晶ディスプレイに図柄を変動表示する画像式のリールを採用することもできる。
2次元マトリクス状に配置された9個の図柄20に対しては、図2に示すごとく、入賞の対象となる入賞図柄の並び方向である入賞ライン211〜215が設定されている。入賞ラインとしては、中段水平方向の入賞ライン211と、対角方向の入賞ライン212、213と、V字状の入賞ライン214と、逆V字状の入賞ライン215と、がある。左リール21Lに対応する図柄表示領域110L、及び右リール21Rに対応する図柄表示領域110Rでは同時に停止表示される3図柄全てがいずれかの入賞ライン上に位置する一方、中リール21Cに対応する図柄表示領域110Cでは中段に位置する1図柄のみが入賞ライン上に位置することになる。
スピーカ520及び装飾ランプ部56は、図1に示すごとく、音あるいは光により遊技を演出するための演出手段である。払出数表示部551は、入賞時のメダル払出数を表示する表示部である。クレジット数表示部552は、クレジット機能によりクレジット(貯留)されたメダル数を表示する表示部である。
液晶表示部53は、液晶ディスプレイよりなる。液晶表示部53は、通常状態下で同時当選が発生した旨を報知する同時当選報知画面71〜73(図8〜図10)のほか、遊技を演出するための各種の演出画面を表示可能である。なお、同時当選報知画面71〜73の構成については後で詳しく説明する。
次に、本例のスロットマシン1の役、各リール21における図柄配列、及び遊技性の概略を説明する。
スロットマシン1では、図3に示すごとく、2種類のボーナス役(BIG、REG)、15枚役A〜Cを含む5種類の小役のほか、2種類のリプレイ役A、Bが設定されている。図3では、左列に各役の名称を、中列に各役に対応する図柄20の組合せである入賞図柄を、右列に入賞に応じて遊技者に付与される利益を示してある。スロットマシン1では、後述する内部抽選手段41により内部当選した役が内部当選役になる。
本例では、1回のゲームで同時に内部当選役として決定され得る役として15枚役A〜Cが設定されている。15枚役A〜Cの入賞図柄では、中リール21C及び右リール21Rの対応図柄が「オレンジ」で共通し、左リール21Lの対応図柄のみが異なっている。左リール21Lの対応図柄は、15枚役A、B、Cについてそれぞれ「オレンジ」、「黒BAR」、「白BAR」となっている。
各リール21L、C、Rでは、図4に示すごとく21個の図柄が配列されている。ここで、15枚役A〜Cの入賞図柄を構成する図柄の配置について説明する。右リール21Rでは、15枚役A〜Cの共通図柄である「オレンジ」が3箇所、6図柄間隔で配置されている。前述したように、右リール21Rに対応する図柄表示領域110Rに同時に表示される3図柄全てがいずれかの入賞ライン上に位置し得る一方、後述する表示制御手段43による引込範囲が4図柄となっている。それ故、15枚役A〜Cのいずれかが内部当選している場合、6図柄間隔で配置された「オレンジ」は、右ストップボタン61Rの停止操作のタイミングによらず必ずいずれかの入賞ライン上に停止表示され得る。
中リール21Cでは、15枚役A〜Cの共通図柄である「オレンジ」が5箇所、最大4図柄間隔で配置されている。前述のように中リール21Cに対応する図柄表示領域110Cでは、中段の1図柄のみが入賞ライン上に位置し得る一方、後述する表示制御手段43による引込範囲が4図柄となっている。それ故、15枚役A〜Cのいずれかが内部当選している場合、最大4図柄間隔で配置された「オレンジ」は、中ストップボタン61Cの停止操作のタイミングによらず必ず入賞ライン上に停止表示され得る。
左リール21Lでは、15枚役A〜Cに対応する図柄が3図柄ずつ、いずれも6図柄間隔で配置されている。右リール21Rの場合と同様、15枚役A〜Cが内部当選している場合、左ストップボタン61Lの停止操作のタイミングによらず、対応する図柄が引き込まれて入賞ライン上に停止表示される可能性がある。
本例のスロットマシン1で発生する遊技状態としては、通常状態、確変状態、ボーナス状態の3種類がある。さらに、確変状態としては、確変対象役が異なる3種類の確変A状態〜確変C状態がある。各確変状態における確変対象役は、確変A状態が15枚役A、確変B状態が15枚役B、確変C状態が15枚役Cとなっている。
ボーナス状態は、通常状態あるいは確変状態におけるボーナス役(BIG又はREG)の入賞に応じて発生する。BIGボーナス状態は、メダルの払出数が360枚を超えた時点で終了する最も有利な遊技状態である。REGボーナス状態は、メダルの払出数が120枚を超えた時点で終了する有利な遊技状態である。
なお、本例のスロットマシン1では、以下のフラグが設定されている。
(1)ボーナスフラグ:現在の遊技状態がボーナス状態であることを示すフラグであり、BIGボーナスフラグ及びREGボーナスフラグの2つがある。
(2)確変フラグA:現在の遊技状態が確変A状態であることを示すフラグ。
(3)確変フラグB:現在の遊技状態が確変B状態であることを示すフラグ。
(4)確変フラグC:現在の遊技状態が確変C状態であることを示すフラグ。
(5)内部当選フラグ:内部当選役として決定された旨を表す状態フラグ。7種類の役毎に1つずつフラグが設定されている。
なお、本例のスロットマシン1では、ボーナスフラグ及び確変フラグA〜Cが全てオフ状態となっている遊技状態が通常状態である。
次に、本例のスロットマシン1の電気的な構成について、図5を参照して説明する。スロットマシン1の全体動作を制御する制御部3に対しては、既出の構成のほか、メダル投入口630(図1)を介して直接投入されたメダルを検知する投入メダル検知部63、リール21と共に図柄変動表示手段2を構成するリール駆動部22、リール21の回転位置を検知する基準位置検知部66、メダルを払い出すメダル払出部54、払出数表示部551やクレジット数表示部552を合む各種表示部55、遊技者の有利度合いを表す設定値を設定するための設定値操作部68、及びスピーカ520を制御する音声出カ部52等が電気的に接続されている。
投入メダル検知部63は、メダル投入口630から直接投入されたメダルの検知部である。投入メダル検知部63は、メダル投入口630からメダルが投入される毎にインサート信号を出力する。なお、本例のスロットマシン1では、メダルの直接投入やベットボタン64の操作等により3枚のメダルが投入された際、スタートレバー62が有効な状態に設定され、新たなゲームを開始可能な状態となる。
リール駆動部22は、ステップ単位で制御可能なステッピングモータ(図示略)を含み、このステッピングモータの回転駆動力によりリール21を回転駆動する手段である。基準位置検知部66は、各リール21L、C、Rについて基準位置片の通過を検知し、検知信号を出力する検知部である。
メダル払出部54は、後述する入賞判定手段44により判定された入賞役に応じた枚数(図3参照。)のメダルをメダル受け皿15(図1)に払い出す払出部である。例えば、15枚役が入賞役である場合には15枚のメダルが払い出される。
設定値操作部68は、設定キー680を利用して、ボーナス役等の内部当選確率が異なる6段階の設定値を変更するための操作部である。
制御部3は、図5に示すごとく、CPU31と、メモリ手段であるROM33・RAM34と、入出カインターフェースとしてのI/O32と、乱数を発生する乱数発生部350と、抽選用の乱数を抽出する乱数抽出部35と、を有している。CPU31は、ROM33から読み込みしたソフトウェアプログラムを実行することにより、内部当選役を抽選する内部抽選手段41、内部当選役に対応する内部当選フラグを制御するフラグ制御手段42、リール21を制御する表示制御手段43、入賞図柄を判定する入賞判定手段44、入賞に応じた利益を遊技者に付与する利益付与手段45、確変移行役を選択する確変移行役選択手段46、確変対象役を選択する確変対象役選択手段47、確変状態を発生させる確率変動状態発生手段48としての各機能を実現する。
メモリ手段であるROM33は、内部当選役の抽選に用いる内部当選役抽選テーブル(図6)、表示制御手段43がリール21の停止制御に用いるリール制御テーブル(図示略)を記憶している。
リール制御テーブルは、入賞ライン上に停止可能な停止位置を規定したテーブルである。
内部当選役抽選テーブルは、図6に示すごとく、0〜65535の抽選用乱数のうち、各役の当選乱数の範囲が規定されたデータテーブルである。内部当選役抽選テーブルとしては、通常状態に適用されるテーブルと、確変A状態〜確変C状態に適用されるテーブルと、ボーナス状態に適用されるテーブルと、がある。同図から知られるように確変A状態、確変B状態、確変C状態に適用されるテーブルでは、それぞれ、確変対象役となる15枚役A、B、Cの当選乱数の個数が通常状態用のテーブルよりも多く設定されている。なお、同図中の確率の欄には、確率1/xにおけるxのごとく、内部当選確率を分母により表示してある。
通常状態用のテーブルでは、2つの15枚役が同時に内部当選役として決定される同時当選乱数が3種類の同時当選の組合せ毎に2000個ずつ設定されている。また、確変A状態〜確変C状態用のテーブルでも、2つの15枚役が同時に内部当選役として決定される同時当選乱数が3種類の同時当選の組合せ毎に2000個ずつ設定されている。
前記乱数発生部350は、図5に示すごとく、所定の整数範囲に属する乱数を発生する部分である。乱数発生部350は、内部当選役を抽選するための0〜65535の整数範囲の乱数を発生する。
乱数抽出部35は、抽選用乱数を抽出する部分である。乱数抽出部35は、スタートレバー62の操作に応じたゲーム開始信号を契機として内部当選役を抽選するための抽選用乱数を抽出する。
前記内部抽選手段41は、内部抽選により内部当選役を決定し、その内部当選役に対応する内部当選フラグを成立させる手段である。内部抽選手段41は、内部当選役抽選テーブル(図6)に規定された各役の当選乱数に対して抽選用乱数を照合し、内部当選役を決定する。なお、内部抽選手段41は、確変フラグがオン状態であるとき、対応する確変状態用の内部当選役抽選テーブルを選択する。
フラグ制御手段42は、内部当選役に対応する内部当選フラグを制御する手段である。ボーナス役(BIG、REG)以外の他の役の内部当選フラグについては、当該内部当選フラグが初めて成立したゲームで入賞したか否かに関わらず次のゲームを開始するまでにオフ状態(ゼロ)にリセットされる。したがって、ボーナス役以外の各役が内部当選したゲームで入賞しなかった場合、全て取りこぼしとなる。一方、ボーナス役に対応する内部当選フラグについては、入賞するまで内部当選フラグの成立状態が次回のゲームに順次、持ち越され、入賞に応じてオフ状態にリセットされる。
表示制御手段43は、規則(遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則)等が定める所定の引込範囲内の図柄を入賞ライン上に停止させる、いわゆる引込制御を実行する手段である。本例では、前記のごとく、引込範囲として4図柄分に相当する範囲が設定されている。表示制御手段43は、変動停止信号を取り込みした際のステップ数をリール制御テーブルと照合し、停止位置を決定する。表示制御手段43は、内部当選フラグに対応する図柄を決定した停止位置に引き込んでリール21を停止させる。
入賞判定手段44は、3基のリール21L、C、Rが停止表示する図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する手段である。具体的には、入賞判定手段44は、3基のリール21L、C、Rを横断するように設定された入賞ライン211〜215上に停止した図柄の組合せに応じて入賞役を判定する。入賞判定手段44は、各リール21L、C、Rが停止した後、各リール21L、C、Rに対応する各ステッピングモータ(リール駆動部22)のステップ数を取り込む。入賞判定手段44は、このステップ数を基にして入賞ライン211〜215上に停止した図柄20の種類を求め、その図柄20の組合せについて入賞役が成立するか否かを判定する。
利益付与手段45は、入賞判定手段44により判定された入賞役に応じた利益を付与する手段である。例えば、BIGが入賞役である場合には、利益付与手段45は、BIGボーナス状態の発生という利益を付与する。5枚役が入賞である場合には、5枚のメダルの払い出しという利益を付与する。
確変移行役選択手段46及び確変対象役選択手段47は、2つの15枚役が同時に内部当選役として決定された同時当選ゲームにおいて確変移行役、確変対象役を選択する手段である。確変移行役選択手段46は、同時当選した2つの15枚役のうちのいずれか一方を確変移行役として選択する。確変対象役選択手段47は、同時当選した2つの15枚役のうち、確変移行役ではない他方を確変対象役として選択する。
具体的には、確変移行役選択手段46及び確変対象役選択手段47は、図7に示すごとく、2つの15枚役の同時当選乱数を利用して確変移行役、確変対象役を選択する。例えば、15枚役Aと15枚役Bとを同時当選させる2000個の同時当選乱数(図6参照。)は、同時当選パターン1(同図中、A+B・丸1)を発生させる1000個の乱数と、同時当選パターン2(同図中、A+B・丸2)を発生させる1000個の乱数とに振り分けられている。
例えば、15枚役A、Bの同時当選パターン1の場合、確変移行役として15枚役A、確変対象役として15枚役Bが選択される。15枚役A、Bの同時当選パターン2の場合、確変移行役として15枚役B、確変対象役として15枚役Aが選択される。ここで、図7中の左(右)の欄には、左ストップボタン61L(右ストップボタン61R)から停止操作した際に入賞する15枚役の種類が示されている。例えば、15枚役Aと15枚役Bとの同時当選ゲームでは、左ストップボタン61Lを最初に停止操作すれば15枚役Aが入賞し、右ストップボタン61Rから停止操作すれば15枚役Bが入賞する。
確率変動状態発生手段48は、図5に示すごとく、確変状態を発生させる手段である。確変状態発生手段48は、通常状態下で2つの15枚役の同時当選が発生した際、確変移行役が入賞したときに確変状態を発生させる。ここで、確変移行役である15枚役Aが入賞したときは確変A状態が発生し、15枚役Bが入賞したときは確変B状態が発生し、15枚役Cが入賞したときは確変C状態が発生する。
また、確率変動状態発生手段48は、確変状態下で2つの15枚役の同時当選が発生した際、確変転落役が入賞したときに確変状態を終了させて通常状態に発生させる。各確変状態に対応する確変転落役は、確変A状態が15枚役A、確変B状態が15枚役B、確変C状態が15枚役Cとなっている。
次に、液晶表示部53に表示される演出画面の内容について、図8〜図10を用いて説明する。図8〜図10は、通常状態下の15枚役の同時当選ゲームにおいて表示される同時当選報知画面71〜73を示している。同時当選報知画面71〜73は、同時当選ゲームにおいて内部当選役の種類を遊技者に報知する同時当選報知手段7による報知画面である。なお、図8〜図11に例示する同時当選報知画面71〜73は、15枚役Aと15枚役Bとの同時当選ゲームにおいて択一的に選択される表示パターンである。
図8に例示する第1の同時当選報知画面71は、15枚役Aと15枚役Bとの同時当選ゲームである旨のみを報知する表示パターンである。同時当選報知画面71は、同時当選した2つの15枚役のうちの一方の15枚役に対応する入賞図柄を示す第1の同時当選役表示欄711と、他方の15枚役に対応する入賞図柄を示す第2の同時当選役表示欄712とよりなる。同時当選報知画面71は、確変移行役、確変対象役がいずれの15枚役であるか等、他の情報を報知しない。
図9に例示する第2の同時当選報知画面72は、同時当選した15枚役の種類のほか、確変移行役の種類、及び確変対象役の種類を報知する表示パターンである。同時当選報知画面72は、前記同時当選報知画面71と同様、一方の15枚役に対応する入賞図柄を示す第1の同時当選役表示欄721と、他方の15枚役に対応する入賞図柄を示す第2の同時当選役表示欄722とを有している。同時当選報知画面72が同時当選報知画面71と異なる点は、確変移行役の入賞図柄を確変対象役の入賞図柄よりも大きく表示する点である。図9では、確変移行役として選択された15枚役Bの入賞図柄が15枚役Aよりも大きく表示されている。
図10に例示する第3の同時当選報知画面73は、上記同時当選報知画面72の報知情報に加えて、確変移行役を入賞させるための停止順を報知する表示パターンである。同時当選報知画面73は、一方の15枚役に対応する入賞図柄を示す第1の同時当選役表示欄731と、他方の15枚役に対応する入賞図柄を示す第2の同時当選役表示欄732と、停止順報知欄733とを有している。同時当選報知画面73では、同時当選報知画面72と同様、確変移行役である15枚役Bの入賞図柄が15枚役Aよりも大きく表示されている。停止順報知欄733の右矢印に従って右ストップボタン61Rから停止操作すれば、確変移行役である15枚役Bを入賞させることができる。
なお、本例では、2つの15枚役の同時当選が発生した際、第1〜第3の同時当選報知画面71〜73の中からハズレなしの抽選で液晶表示部53に表示させる表示パターンを択一的に決定している。これに代えて、同時当選報知画面71〜73の中からハズレを含む抽選により表示パターンを決定することも良い。この場合には、通常状態下の同時当選ゲームであっても同時当選報知画面71〜73が全く表示されないという表示パターンを設定できる。
次に、以上のように構成された本例のスロットマシン1の動作について、図11〜図14のフロー図を用いて説明する。図11は、内部当選役を抽選により決定する内部抽選処理の流れを示している。図12は、確変状態へ移行させるか否かを抽選により決定する確変移行抽選処理の流れを示している。図13は、通常状態と確変状態との間で状態移行を発生させる確変移行処理の流れを示している。図14は、通常状態下の同時当選ゲームにおいて同時当選報知画面を表示する同時当選報知処理の流れを示している。
図11に示す内部抽選処理では、まず、ゲーム開始が判断される(S101)。ゲームが開始された場合には(S101:YES)、内部当選役を抽選するための抽選用乱数が抽出されると共に(S102)、確変フラグ等の遊技状態フラグのフラグ状態を参照して発生中の遊技状態が特定され、対応する内部当選役抽選テーブルが選択される(S103)。そして、選択された内部当選役抽選テーブルに対して前記抽選用乱数が照合され(S104)、決定された内部当選役に対応する内部当選フラグがオン状態に設定される(S105)。その後、確変移行抽選処理P1が実行される。
図12に示す確変移行抽選処理P1では、まず、通常状態であるか否かが判断される(S201)。通常状態である場合には(S201:YES)、前記S102で抽出された抽選用乱数が前記確変移行乱数であるか否かが判断される(S202)。2つの15枚役の同時当選乱数でもある確変移行乱数であった場合には(S202:YES)、確変移行役の内部当選フラグである確変移行役フラグがオン状態に設定される(S203)。
一方、通常状態ではなく(S201:NO)、確変状態である場合には(S212:YES)、前記S102で抽出された抽選用乱数が確変転落乱数であるか否かが判断される(S213)。2つの15枚役の同時当選乱数でもある確変転落乱数であった場合には(S213:YES)、確変転落役の内部当選フラグである確変転落役フラグがオン状態に設定される(S214)。ここで、確変A状態であれば15枚役A、確変B状態であれば15枚役B、確変C状態であれば15枚役Cが確変転落役として設定される。
図13に示す確変移行処理では、まず、15枚役の入賞が判断される(S301)。15枚役が入賞した場合には(S301:YES)、確変移行役フラグのフラグ状態が判断される(S302)。確変移行役フラグがオン状態である場合(S302:YES)、入賞役が確変移行役であるか否かが判断される(S303)。確変移行役が入賞役である場合には(S303:YES)、確変フラグがオン状態に設定されると共に(S304)、確変移行役フラグがリセットされる(S305)。これにより、確変移行役である15枚役の種類に対応する確変状態への移行が発生する。
一方、確変移行役フラグではなく確変転落役フラグがオン状態である場合には(S302:NO、S313:YES)、入賞役が確変転落役であるか否かが判断される(S314)。確変転落役が入賞した場合には(S314:YES)、確変フラグがゼロリセットされると共に(S315)、確変転落役フラグがリセットされる(S316)。これにより、確変状態の終了に応じて通常状態に復帰する。
図14に示す同時当選報知処理では、まず、通常状態であるか否かが判断される(S401)。通常状態である場合には(S401:YES)、2つの15枚役の同時当選の有無が判断される(S402)。15枚役の同時当選が発生した場合には(S402:YES)、前記同時当選報知画面71〜73(図8〜図10)のうちのいずれかが液晶表示部53の表示パターンとして決定される(S403)。そして、決定された同時当選報知画面により同時当選した15枚役の種類等が報知される(S404)。
このように構成されたスロットマシン1の遊技では、2つの15枚役が同時当選したゲームが確変状態へ移行するチャンスゲームとなっている。さらに、同時当選した15枚役が確変移行役と確変対象役とに振り分けられるので、同時当選した役のうちいずれの役を入賞させるかが遊技者にとって非常に重要なポイントとなり得る。スロットマシン1によれば、2つの15枚役が同時当選するたびに遊技者の期待感、緊張感を高めることが可能であり、興趣が高められている。
以上のように本例のスロットマシン1は、確変状態を活用した新たな遊技性を実現することで遊技の興趣を高めた優れた特性のスロットマシンである。
なお、本例は、同時当選した2つの15枚役のうちの一方を確変移行役とし、他方を確変対象役とした例である。それ故、本例では、確変移行役と確変対象役とが必ず相違することになるが、これに代えて、確変移行役と確変対象役とが同一となったり、一部重複する場合を設定しても良い。
また、本例は、2つの小役(本例では15枚役)が同時当選するゲームを設定したが、これに加えて3つの小役を同時当選可能としても良い。3つの小役が同時当選した場合、いずれか1つ以上の小役を確変移行役として設定しても良く、いずれか1つ以上の役を確変対象役として設定しても良い。このとき、確変移行役及び確変対象役の一部又は全部が重複していても良い。
なお、本例では、15枚役が同時当選したときにその旨を遊技者に報知したが、これに代えて、その旨が全く報知されない場合を設定することも良い。
さらに、本例では、15枚役が同時当選したとき、リール21の停止順によって入賞する15枚役を振り分けている。ストップボタン61の操作タイミングによって入賞する15枚役を振り分けることも良い。この場合には、目押しを必要とする高度な遊技性が実現される。
さらに、本例では、15枚役の同時当選の契機となった抽選用乱数を利用して確変移行するか否かを決定したが、これに代えて、確変移行抽選用の乱数を専用に設定することも良い。確変転落の場合についても同様に確変転落抽選用の乱数を専用に設定することも良い。
また、確変状態において15枚役が同時当選したとき、その中のいずれかの15枚役を確変転落役として選択的に決定し、その確変転落役が入賞した場合に限って確変転落抽選が実行されるようにしても良い。
また、同時当選ゲームの実行回数、同時当選ゲームにおける確変移行役の入賞回数、確変対象役の入賞回数をそれぞれ計数して表示する同時当選データ表示手段を設定することも良い。同時当選データ表示手段を設ければ、同時当選ゲームにおける確変移行役及び確変対象役それぞれの入賞回数を遊技者が客観的に把握することが可能となり、遊技者の満足感を一層高めることができる。
なお、本例は、確変移行役が入賞したときは必ず確変状態へ移行するように構成された例である。これに代えて、確変移行役が入賞したときに所定の確率で確変移行抽選を実行し、その抽選での当選を条件として確変状態へ移行するように構成することも良い。この場合には、確変移行役の入賞が確変移行抽選を実行させるための条件となる。
また、本例では、通常状態における2つの15枚役の同時当選乱数全てを確変移行乱数として設定したが、これに代えて、同時当選乱数の一部のみを確変移行乱数として設定しても良い。この場合、確変移行乱数ではない同時当選乱数が抽出されたときは確変状態へ移行する可能性はゼロである。
以上、実施例1のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形あるいは変更した技術を包合している。
1 スロットマシン
11 図柄表示窓
110 図柄表示領域
2 図柄変動表示手段
3 制御部
35 乱数抽出部
41 内部抽選手段
42 フラグ制御手段
43 表示制御手段
44 入賞判定手段
45 利益付与手段
46 確変移行役選択手段
47 確変対象役選択手段
48 確率変動状態発生手段
53 液晶表示部
61 ストップボタン(停止操作手段)
62 スタートレバー(ゲーム開始操作手段)
7 同時当選報知手段
71〜73 同時当選報知画面

Claims (3)

  1. 複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
    遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
    前記ゲーム開始操作手段が操作されたときに、複数種類の役の中から1つ以上の内部当選役を決定するための内部抽選を実行する内部抽選手段と、
    前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
    前記停止操作手段が操作されたときに、内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
    前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
    前記入賞判定手段により入賞が発生したと判定されたときに、当該入賞に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と
    前記内部抽選手段が2つの役を内部当選役として決定した同時当選ゲームにおいて、当該2つの内部当選役のうち何れか1つの内部当選役を確変移行役として抽選により選択する確変移行役選択手段と、
    前記同時当選ゲームにおいて内部当選役として決定された2つの役のうち前記確変移行役として選択されなかった方の内部当選役を確変対象役として選択する確変対象役選択手段と、
    前記確変対象役が内部当選役として決定され得る内部当選確率が通常状態よりも高い確率変動状態を前記確変移行役の入賞に応じて実行する確変移行抽選での当選を条件として発生させる一方、前記確変対象役が入賞したときには前記確率変動状態を発生させない確率変動状態発生手段と、を備えたことを特徴とするスロットマシン。
  2. 記同時当選ゲームでは、前記確変移行役に対応する図柄の組合せと前記確変対象役に対応する図柄の組合せとが前記図柄表示領域に同時に停止表示されないように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 前記内部抽選手段により決定された2つの内部当選役が決定された前記同時当選ゲームにおいて、当該2つの内部当選役の種類を遊技者に報知する同時当選報知手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のスロットマシン。
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