JP5480696B2 - スロットマシン - Google Patents
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Description
遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
前記ゲーム開始操作手段が操作されたとき、小役、リプレイ役及びボーナス役を含む複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行し、内部当選役のフラグを成立させる内部抽選手段と、
前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
前記停止操作手段が操作されたときに、成立中の前記フラグに対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
前記入賞判定手段により小役の入賞が発生したと判定されたときに、当該小役に対応する数の遊技媒体を遊技者に付与する遊技媒体付与手段と、
前記入賞判定手段により前記ボーナス役が入賞したと判定されたとき、少なくとも何れかの小役が前記内部当選役として決定される内部当選確率が通常状態よりも高くなる有利なボーナス状態を発生するボーナス状態発生手段と、
前記ボーナス状態の発生中に遊技者に付与された遊技媒体の付与数が規定付与数に達するか、入賞回数が規定回数に達するか、他のボーナス役が新たに入賞したとき、に当該ボーナス状態を終了させるボーナス状態終了手段と、
何れかのゲームで前記内部抽選手段が成立させた小役及びリプレイ役のフラグを当該ゲームの終了に応じて消去する一方、前記ボーナス役のフラグであるボーナス役フラグについては当該ボーナス役が入賞するまで次のゲームへ持ち越し、当該ボーナス役が入賞したときにボーナス役フラグを消去するフラグ消去手段と、を備え、
前記ボーナス役フラグが未成立のボーナス状態においては、前記内部抽選の対象役にボーナス役を含める一方、前記ボーナス役フラグが成立済みのボーナス状態においては、前記内部抽選の対象役からボーナス役を除外するように前記内部抽選手段が構成されたスロットマシンにおいて、
前記ボーナス状態の発生中に、前記ボーナス役フラグと何れかの小役のフラグとが同時に成立したとき、前記表示制御手段が優先的に停止表示させる優先図柄としてボーナス役に対応するボーナス役図柄を設定するか、あるいは小役に対応する小役図柄を設定するかを抽選により決定する優先引込決定手段を備えたことを特徴とするスロットマシンにある(請求項1)。
前記ボーナス役図柄が前記優先図柄である旨が報知された場合には、ボーナス役の入賞回避の難度が高く設定されることから遊技者に緊張感を与えることができる。一方、前記小役図柄が前記優先図柄である旨が報知された場合には、ボーナス役の入賞難度が低くなるため遊技者に安心感を与えることができる。
この場合には、前記優先図柄が前記小役図柄であるか前記ボーナス役図柄であるかによって、前記ボーナス状態が連続的に発生する、いわゆる連チャンの発生確率までも変化するようになり、遊技の興趣がさらに向上する。
この場合には、前記第1のボーナス状態の遊技結果に応じて、前記第2のボーナス状態におけるボーナス役の内部当選確率が変動するようになる。前記第1のボーナス状態下で、どのように遊技できたかに応じて、前記第2のボーナス状態以降の連チャンの可能性が変動するようになり遊技の興趣が高められる。
(実施例1)
本例は、ボーナス状態においても通常状態と同様にボーナス役の抽選が実行される場合が設定されたスロットマシン1に関する例である。この内容について、図1〜図12を用いて説明する。
払出数表示部551は、入賞時のメダル払出数を表示する表示部である。
クレジット表示部552は、クレジット機能によりクレジット(貯留)されたメダル数を表示する表示部である。
液晶表示部53は、液晶ディスプレイよりなる。液晶表示部53は、図7及び図8を参照して後述するボーナス画面70、71を含む各種の演出画面を表示可能である。
本例のスロットマシン1では、図4に示すごとく、ボーナス役(BB1役、BB2役)、15枚役など4種類の小役、及びリプレイ役が設定されている。図4では、左列に各役の名称を、中列に各役に対応する図柄20の組合せである入賞図柄を、右列に入賞に応じて遊技者に付与される利益を示してある。「3BET」欄の利益は、通常状態下で入賞したときの利益である。「2BET」欄の利益は、ボーナス状態下で入賞したときの利益である。
基準位置検知部66は、各リール21L、C、Rについて基準位置片の通過を検知し、検知信号を出力する検知部である。
設定値操作部68は、設定キー680を利用して、ボーナス役等の内部当選確率が異なる6段階の設定値を変更するための操作部である。
図7に示すボーナス画面70は、ボーナス状態Aの発生中に表示される演出画面である。ボーナス画面70は、ボーナス状態が発生中である旨を表示する状態表示欄701と、BB1役の入賞に応じたボーナス状態である旨を表す入賞図柄表示欄702と、残り払出数カウンタ341のカウンタ値である残り払出数を表示する残り払出数表示欄703と、が配置された画面である。
図9に示すごとく、優先引込抽選処理では、まず、ボーナス役が内部当選したか否かが判断される(S101)。ボーナス役が内部当選した場合には(S101:YES)、そのときの当選乱数が参照され(S102)、優先引込抽選テーブルと照合される(S103)。ボーナス役の当選乱数が偶数である場合には(S103:YES)、ボーナス優先フラグがオン状態に設定され(S104)、ボーナス優先となる。一方、ボーナス役の当選乱数が偶数ではなく奇数である場合には(S103:NO)、ステップS104が迂回されて小役優先となる。
(通常状態)
通常状態は、ボーナス状態が発生していない初期状態である。通常状態は、ボーナス役の入賞に応じて終了し、ボーナス状態への移行が発生する。
ボーナス状態が発生すると、まず、ボーナス役が内部抽選されるボーナス状態Aとなる。このボーナス状態Aの発生中にボーナス役が内部当選するとボーナス状態Bに移行する。ボーナス状態Bにおいては、小役優先、又はボーナス優先が設定される。ボーナス優先が設定されると、ボーナス役の入賞を回避するために高い技術が要求される遊技性となる。
なお、本例に代えて、優先引込抽選により決定された引込優先順位に応じて、ボーナス状態Aにおけるボーナス役の内部当選確率を変動させることも良い。好ましくは、小役優先が選択されたときのボーナス役の内部当選確率に対して、ボーナス優先が選択されたときの内部当選確率を高く設定するのが良い。このように設定すれば、ボーナス優先のときにはボーナス役の入賞の回避難度が高くなるという不利がある一方、ボーナス役の内部当選確率が高くなり有利となる。それ故、ボーナス優先が選択された場合にも、遊技者の遊技意欲が損なわれるおそれを抑制できる。
なお、本例では、通常状態は3BET限定、ボーナス状態A・Bは2BET限定としている。これに代えて、各遊技状態におけるBET数は適宜、変更可能である。
なお、本例では、メダルの払出数が規定払出数を超えた時点でボーナス状態が終了するようにしたが、ボーナス状態の終了条件として他の条件に置き換えるか、追加しても良い。例えば、メダルの払出数から投入数を差し引いた差枚数が規定差枚数を超えたこと、あるいは入賞回数が規定回数を超えたこと等をボーナス状態の終了条件として設定することもできる。また、ボーナス状態の継続ゲーム数に上限を設け、その上限に達したときにボーナス状態を終了するようにしてもよい。
また、本例では、ボーナス役としてビッグボーナス役(BB1役、BB2役)を例示したが、ボーナス役の種類はどのような種類でもよい。例えば、レギュラーボーナス役や、チャレンジボーナス役等であっても良い。
11 図柄表示窓
110 図柄表示領域
2 図柄変動表示手段
21 リール
20 図柄
3 制御部
341 残り払出数カウンタ
35 乱数抽出部
41 内部抽選手段
410 フラグ消去手段
42 表示制御手段
43 入賞判定手段
44 遊技媒体付与手段
451 ボーナス状態発生手段
452 ボーナス状態終了手段
46 優先引込決定手段
53 液晶表示部
61 停止操作手段(ストップボタン)
62 ゲーム開始操作手段(スタートレバー)
70、71 ボーナス画面
Claims (4)
- 複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
前記ゲーム開始操作手段が操作されたとき、小役、リプレイ役及びボーナス役を含む複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行し、内部当選役のフラグを成立させる内部抽選手段と、
前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
前記停止操作手段が操作されたときに、成立中の前記フラグに対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
前記入賞判定手段により小役の入賞が発生したと判定されたときに、当該小役に対応する数の遊技媒体を遊技者に付与する遊技媒体付与手段と、
前記入賞判定手段により前記ボーナス役が入賞したと判定されたとき、少なくとも何れかの小役が前記内部当選役として決定される内部当選確率が通常状態よりも高くなる有利なボーナス状態を発生するボーナス状態発生手段と、
前記ボーナス状態の発生中に遊技者に付与された遊技媒体の付与数が規定付与数に達するか、入賞回数が規定回数に達するか、他のボーナス役が新たに入賞したとき、に当該ボーナス状態を終了させるボーナス状態終了手段と、
何れかのゲームで前記内部抽選手段が成立させた小役及びリプレイ役のフラグを当該ゲームの終了に応じて消去する一方、前記ボーナス役のフラグであるボーナス役フラグについては当該ボーナス役が入賞するまで次のゲームへ持ち越し、当該ボーナス役が入賞したときにボーナス役フラグを消去するフラグ消去手段と、を備え、
前記ボーナス役フラグが未成立のボーナス状態においては、前記内部抽選の対象役にボーナス役を含める一方、前記ボーナス役フラグが成立済みのボーナス状態においては、前記内部抽選の対象役からボーナス役を除外するように前記内部抽選手段が構成されたスロットマシンにおいて、
前記ボーナス状態の発生中に、前記ボーナス役フラグと何れかの小役のフラグとが同時に成立したとき、前記表示制御手段が優先的に停止表示させる優先図柄としてボーナス役に対応するボーナス役図柄を設定するか、あるいは小役に対応する小役図柄を設定するかを抽選により決定する優先引込決定手段を備えたことを特徴とするスロットマシン。 - 前記優先図柄が前記ボーナス役図柄であるか前記小役図柄であるかを遊技者に報知する優先図柄報知手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
- 前記内部抽選手段によるボーナス役の内部当選確率が前記優先図柄の種類に応じて異なることを特徴とする請求項1又は2に記載のスロットマシン。
- 第1のボーナス状態の発生中にボーナス役が内部当選したとき、当該第1のボーナス状態での遊技結果に応じて、内部当選したボーナス役の入賞を契機とした第2のボーナス状態におけるボーナス役の内部当選確率を設定するボーナス確率設定手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスロットマシン。
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