JP2010213808A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】特定状態の延命に関して遊技者の介入性をさらに高めることで遊技の興趣を一層、向上した優れた遊技性のスロットマシンを提供すること。
【解決手段】スロットマシン1は、第1特定状態の終了図柄である第1終了図柄に対応する第3停止操作態様の示唆情報を報知する第1報知態様、及び第2特定状態の終了図柄である第2終了図柄に対応する第4停止操作態様の示唆情報を報知する第2報知態様を報知する終了条件報知手段71と、第1報知態様による報知が高確率で実行される第1報知状態、及び第2報知態様による報知が高確率で実行される第2報知状態を発生可能な報知状態発生手段47と、第1特定状態又は第2特定状態において発生させる報知状態を示唆する報知状態情報を第1特定状態又は第2特定状態の発生前に報知可能な状態報知手段72と、を備えている。
【選択図】図5

Description

本発明は、リプレイ役の内部当選確率が高い有利なRT状態(リプレイタイム)を発生させるスロットマシンに関する。
一般的なスロットマシンの遊技では、複数種類の役の中から内部抽選により決定された内部当選役に対応する入賞図柄が停止表示されたときに入賞が発生し得る。いずれかの役が内部当選役として決定されても、その内部当選役に対応する入賞図柄を停止表示させることができなければ入賞を獲得することはできない。内部当選役に対応する入賞図柄を停止表示させるためには、図柄を変動表示するリール等を適切なタイミングで停止させる必要がある。
従来より、リプレイ役の内部当選確率を高めたRT状態を発生させるスロットマシンが知られている。RT状態では、リプレイ役の入賞頻度が高くなりメダル等の遊技媒体の持ちが良くなるため、遊技者側の有利度合いが高くなる。さらに、内部当選役の報知により、いわゆる目押しの狙い図柄を知ることができるAT状態(アシストタイム)を発生させるスロットマシンも実現されている。
近年、同時に引き込めない複数種類の特定役の入賞をRT状態の終了条件として設定する一方、内部当選した特定役の種類を報知するAT状態を設定したスロットマシンが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このスロットマシンの遊技においてRT状態と同時にAT状態が発生すれば、特定役の入賞を回避することでRT状態の延命が可能になる。このスロットマシンは、AT状態の発生に応じてRT状態の継続期間を変動させることで遊技の単調化を回避して興趣を高めようとしている。
しかしながら、前記従来のスロットマシンでは、次のような問題がある。すなわち、AT状態の発生に応じてRT状態の継続期間が変動し得るため遊技性が単調になりにくいという一定の効果があるものの、AT状態が発生するか否かは専ら抽選により決定され、遊技者としてはAT状態下の報知に従って遊技を進めるだけの受け身の遊技性に陥っていたおそれがある。
特開2006−288565号公報
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、RT状態などの有利な特定状態の延命に関して遊技者の介入性をさらに高めることで遊技の興趣を一層、向上した優れた遊技性のスロットマシンを提供しようとするものである。
本発明は、図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
遊技媒体が投入された状態でゲームを開始させるために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を前記ゲーム開始操作手段の操作に応じて実行し、決定された内部当選役に対応する内部当選フラグを成立させる内部抽選手段と、
前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
前記停止操作手段の操作に応じて、前記内部当選フラグに対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
前記図柄変動表示手段の図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せを判定する停止図柄判定手段と、
第1発生条件が満たされた場合に遊技者にとって有利な第1特定状態を発生させる一方、遊技者の停止操作に応じて回避可能な複数種類の第1終了条件の中から決定される一の第1終了条件が満たされた場合に当該第1特定状態を終了させる第1特定状態発生手段と、
第2発生条件が満たされた場合に遊技者にとって有利な第2特定状態を発生させる一方、遊技者の停止操作に応じて回避可能な複数種類の第2終了条件の中から決定される一の第2終了条件が満たされた場合に当該第2特定状態を終了させる第2特定状態発生手段と、
前記一の第1終了条件の示唆情報を報知する第1報知態様、及び前記一の第2終了条件の示唆情報を報知する第2報知態様を含む複数種類の報知態様による報知を実行する終了条件報知手段と、
前記第1報知態様による報知が高確率で実行される第1報知状態と、前記第2報知態様による報知が高確率で実行される第2報知状態と、を含む複数種類の報知状態のうちの何れかの報知状態を前記第1特定状態及び前記第2特定状態において発生可能な報知状態発生手段と、
所定の抽選条件の成立に応じて前記報知状態を発生させるか否かを決定するための報知抽選を実行する報知抽選手段と、
前記報知抽選手段が前記報知状態の発生を決定した場合に、当該報知状態の種類を決定する報知状態決定手段と、
前記報知状態決定手段により決定された報知状態の種類を示唆する報知状態情報を前記第1特定状態又は第2特定状態の発生前に報知可能な状態報知手段と、を備えたことを特徴とするスロットマシンにある(請求項1)。
本発明のスロットマシンの遊技では、有利な遊技状態である前記第1特定状態と前記第2特定状態とが発生し得る。前記第1特定状態の終了条件としては、前記複数種類の第1終了条件の中から決定される前記一の第1終了条件が設定されている。前記第2特定状態の終了条件としては、前記複数種類の第2終了条件の中から決定される前記一の第2終了条件が設定されている。前記一の第1終了条件及び前記一の第2終了条件は、遊技者の停止操作に応じて回避可能となっている。
また、前記スロットマシンの遊技では、前記第1特定状態又は前記第2特定状態の発生中に、前記一の第1終了条件の示唆情報が高確率で報知される前記第1報知状態、又は前記前記一の第2終了条件の示唆情報が高確率で報知される前記第2報知状態が発生する場合がある。前記第1特定状態の発生中に前記第1報知状態が発生すれば、前記一の第1終了条件の成立を回避し得るように停止操作することで当該第1特定状態を延命できる場合が多く発生し得る。前記第2特定状態の発生中に前記第2報知状態が発生すれば、前記一の第2終了条件の成立を回避し得るように停止操作することで当該第2特定状態を延命できる場合が多く発生し得る。
このように本発明のスロットマシンは、特定状態の延命に関して遊技者の介入性を高めることで戦略的な遊技を実現し、遊技の興趣を一層、向上した優れた遊技性のスロットマシンである。
本発明のスロットマシンとしては、メダルやコインを遊技媒体とした狭義のスロットマシンのほか、パチンコ玉を遊技媒体としたパロット(R)などであっても良い。
また、前記表示制御手段は、
(1)第1特定状態役に対応する内部当選フラグの成立下における第1停止操作態様による停止操作に応じて第1特定状態図柄を停止表示させる一方、第1停止操作態様とは異なる停止操作態様による停止操作に応じて前記第1特定状態図柄とは異なる図柄を停止表示させる第1停止表示態様、
(2)第2特定状態役に対応する内部当選フラグの成立下における第2停止操作態様による停止操作に応じて第2特定状態図柄を停止表示させる一方、第2停止操作態様とは異なる停止操作態様による停止操作に応じて前記第2特定状態図柄とは異なる図柄を停止表示させる第2停止表示態様、
(3)第1種特定役に対応する内部当選フラグが成立したゲームにおいて、複数種類の第3停止操作態様の中から決定される一の第3停止操作態様による停止操作に応じて第1終了図柄を停止表示させる一方、当該一の第3停止操作態様とは異なる停止操作態様による停止操作に応じて前記第1終了図柄とは異なる図柄を停止表示させる第3停止表示態様、
(4)第2種特定役に対応する内部当選フラグが成立したゲームにおいて、複数種類の第4停止操作態様の中から決定される一の第4停止操作態様による停止操作に応じて第2終了図柄を停止表示させる一方、当該一の第4停止操作態様とは異なる停止操作態様による停止操作に応じて前記第2終了図柄とは異なる図柄を停止表示させる第4停止表示態様、
を含む複数種類の停止表示態様により図柄を停止表示させ、
前記第1特定状態発生手段は、前記第1特定状態図柄が停止表示された場合に前記第1発生条件が満たされたとして前記第1特定状態を発生させる一方、前記第1終了図柄が停止表示された場合に前記一の第1終了条件が満たされたとして当該第1特定状態を終了させ、
前記第2特定状態発生手段は、前記第2特定状態図柄が停止表示された場合に前記第2発生条件が満たされたとして前記第2特定状態を発生させる一方、前記第2終了図柄が停止表示された場合に前記一の第2終了条件が満たされたとして当該第2特定状態を終了させ、
前記終了条件報知手段は、前記第1報知態様として前記一の第3停止操作態様の示唆情報を報知し、前記第2報知態様として前記一の第4停止操作態様の示唆情報を報知することが好ましい(請求項2)。
この場合には、前記一の第3停止操作態様による停止操作に応じた前記第1終了図柄の停止表示に応じて前記第1特定状態が終了し、前記一の第4停止操作態様による停止操作に応じた前記第2終了図柄の停止表示に応じて前記第2特定状態が終了することになる。前記第1特定状態又は前記第2特定状態の発生中には、前記一の第3停止操作態様の示唆情報が高確率で報知される前記第1報知状態、又は前記一の第4停止操作態様の示唆情報が高確率で報知される前記第2報知状態が発生する場合がある。
前記第1特定状態の発生中に前記第1報知状態が発生すれば、報知に基づく前記一の第3停止操作態様以外の停止操作態様により図柄変動を停止させることで前記第1終了図柄の停止表示を回避し、当該第1特定状態を延命できる場合が多く発生し得る。前記第2特定状態の発生中に前記第2報知状態が発生すれば、報知に基づく前記一の第4停止操作態様以外の停止操作態様により図柄変動を停止させることで前記第2終了図柄の停止表示を回避し、当該第2特定状態を延命できる場合が多く発生し得る。
さらに、本発明のスロットマシンは、前記報知状態決定手段により決定された報知状態を示唆する前記報知状態情報が前記第1特定状態又は第2特定状態の発生前に報知される場合がある。この報知状態情報に基づいて前記第1特定状態又は前記第2特定状態が発生したときの報知状態の種類を把握できれば、前記第1特定状態を発生させた方が有利か前記第2特定状態を発生させた方が有利かの判断が可能となる。
報知状態の種類を把握できた遊技者は、前記第1特定状態役が内部当選したゲームにおいて前記第1停止操作態様により前記第1特定状態図柄を停止表示させるか、前記第2特定状態役が内部当選したゲームにおいて前記第2停止操作態様により前記第2特定状態図柄を停止表示させるかに応じて特定の種類の特定状態を選択的に発生させて有利に遊技を進めることができる。
なお、前記停止操作態様としては、図柄の変動表示を停止させる際の特定の停止操作順等の手順や、図柄の変動表示を停止させる際の特定の停止操作タイミング等がある。
また、前記表示制御手段は、前記第1特定状態役に対応する内部当選フラグの成立下における第1停止操作態様とは異なる停止操作態様による停止操作、又は前記第2特定状態役に対応する内部当選フラグの成立下における第2停止操作態様とは異なる停止操作態様による停止操作に応じて、前記第1特定状態図柄及び前記第2特定状態図柄とは異なる抽選図柄を停止表示させ、
前記所定の抽選条件のひとつは、前記抽選図柄の停止表示であることが好ましい(請求項3)。
この場合には、前記報知抽選を受けるためには、前記第1特定状態役又は前記第2特定状態役の内部当選時に、前記第1特定状態図柄あるいは前記第2特定状態図柄ではなく前記抽選図柄を停止表示させる必要が生じる。すなわち、前記報知抽選を受けるためには、前記第1特定状態及び前記第2特定状態への移行をあきらめなければならない場合が生じる。それ故、前記第1特定状態役あるいは前記第2特定状態役の内部当選時において、遊技者は一層、複雑な選択を迫られるという非常に高度な戦略的な遊技性が実現され得る。
また、前記第1特定状態発生手段は、前記第2特定状態における第1特定状態図柄の停止表示に応じて既に発生している種類の報知状態を維持しつつ前記第1特定状態を発生させ、
前記第2特定状態発生手段は、前記第1特定状態における第2特定状態図柄の停止表示に応じて既に発生している種類の報知状態を維持しつつ前記第2特定状態を発生させることが好ましい(請求項4)。
この場合には、遊技者の予想が外れ不利な特定状態を選択してしまった場合であっても、既に発生している種類の報知状態を維持したまま特定状態を切替えることが可能になる。そのため、遊技者は、不利な特定状態が発生中であると判断したとき、終了図柄が停止表示される前に特定状態を切替えることが出来れば有利に遊技を進行させることができる。
以上のように本発明のスロットマシンは、遊技者に有利な特定状態の延命に関して遊技者の介入性をさらに高めることで遊技の興趣を一層、向上した優れた遊技性のスロットマシンである。
実施例1における、スロットマシンの外観を示す正面図。 実施例1における、入賞ラインの構成を示す説明図。 実施例1における、スロットマシンの役、入賞図柄、利益を示す説明図。 実施例1における、リールの外周に配置された図柄の配列を展開して示す展開図。 実施例1における、スロットマシンの電気的な構成を示すブロック図。 実施例1における、継続確率抽選テーブルを示す説明図。 実施例1における、AT状態抽選テーブルを示す説明図。 実施例1における、状態毎の演出抽選テーブルを説明するための説明図。 実施例1における、一部の演出抽選テーブルを例示する説明図。 実施例1における、AT状態毎の報知確率を示す説明図。 実施例1における、演出2による演出画面を例示する正面図。 実施例1における、遊技状態の遷移を示す状態遷移図。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、リプレイ役の内部当選確率が高いRT状態(第1特定状態、第2特定状態)と、内部当選役を報知するAT状態(第1報知状態、第2報知状態)との組合せによる新たな遊技性を実現したスロットマシン1に関する例である。この内容について、図1〜図12を用いて説明する。
まず、本例のスロットマシン1の外観的な構成について、図1を参照して説明する。スロットマシン1では、遊技者に対面する前面部分が、略矩形状の図柄表示窓11を略中央に設けた前面枠体10によって形成されている。前面枠体10は、図柄表示窓11の上側に、液晶表示部53、左右一対のスピーカ520及び装飾ランプ部56を配置してなる。図柄表示窓11の下側には、スロットマシン1の基部をなすベース部100が形成されている。図柄表示窓11の右側には、メダル払出数を表示する払出数表示部551、及びクレジット数を表示するクレジット数表示部552が配置されている。
ベース部100は、遊技者から奥まって位置する図柄表示窓11に対して相対的に張り出すように形成されている。ベース部100は、図柄表示窓11に隣り合う上端部にテーブル状の操作面14を有し、メダル(遊技媒体)を払い出すメダル受け皿15を下端部に有し、操作面14とメダル受け皿15との間に操作パネル13を有している。
操作面14には、クレジット機能によりクレジット(貯留)されたメダルを投入するためのベットボタン64と、クレジットされたメダルを払い出させるための精算ボタン65と、メダルを直接投入するためのメダル投入口630とが配置されている。操作パネル13には、リール21の図柄変動を開始させるためのスタートレバー62(ゲーム開始操作手段)と、図柄変動を停止させるためのストップボタン61(停止操作手段)とが配置されている。
ベットボタン64は、クレジットされたメダルの中から3枚のメダルを投入するためのボタンである。ベットボタン64は、投入数3を表す3ベット信号を発生する。ただし、残りのクレジットが2又は1である場合には、2ベット信号又は1ベット信号を発生し、クレジットがゼロの場合は、ベット信号を発生しない。
スタートレバー62は、遊技者の操作に応じてリール21の制御信号であるゲーム開始信号を発生する操作レバーである。スロットマシン1では、メダルの直接投入、あるいはベットボタン64の操作によるメダルの投入を前提としてスタートレバー62が有効状態に設定される。なお、リプレイ役が入賞した場合には、メダルの直接投入、あるいはベット操作がされなくても自動的にメダルが投入された状態、すなわち次のゲームを開始可能な状態が設定される。
ストップボタン61は、遊技者の操作に応じてリール21の制御信号である変動停止信号を発生する操作ボタンである。本例のストップボタン61は、左リール21Lに対応する左ストップボタン61L、中リール21Cに対応する中ストップボタン61C、及び右リール21Rに対応する右ストップボタン61Rを組み合わせてなる。
図柄表示窓11は、図1に示すごとく、図柄表示領域110L、C、Rを含む表示窓である。各図柄表示領域110L、C、Rは、いずれも3図柄分の図柄表示領域である。図柄表示窓11全体では、3行3列よりなる2次元マトリクス状に配置された9図柄分の図柄表示領域が形成されている。図柄表示窓11は、遊技者側から図柄20が見えるように、窓全体が透明な樹脂プレートにより形成されている。
2次元マトリクス状に9個の図柄20が配置される図柄表示領域においては、図2に示すごとく、入賞の対象となる入賞図柄の並び方向である入賞ライン211〜215が設定されている。本例では、対角方向の入賞ライン212、213と、水平方向中段の入賞ライン211と、V字状の入賞ライン214と、逆V字状の入賞ライン215とよりなる5ラインの入賞ラインが形成されている。図柄表示領域110L、Rに表示される3図柄全てがいずれかの入賞ライン上に位置し得る一方、図柄表示領域110Cでは3図柄のうちの中段の1図柄のみが5本全ての入賞ライン上に同時に位置している。
各図柄表示領域110L、C、Rの裏側には、図柄変動表示手段2を構成するリール21L、C、Rがそれぞれ配置されている。リール21L、C、Rは、円柱形状をなし、その外周面において略一定の間隔を空けて21個の図柄20が配置された回転式のリールである。なお、各リール21L、C、Rにおける図柄配列については、図4を参照して後述する。また、リール21としては、本例の回転式のリールに代えて、液晶ディスプレイに図柄を変動表示する画像式のリールを採用することもできる。
スピーカ520及び装飾ランプ部56は、図1に示すごとく、音あるいは光により遊技を演出するための演出手段である。
払出数表示部551は、入賞時のメダル払出数を表示する表示部である。
クレジット数表示部552は、クレジット機能によりクレジット(貯留)されたメダル数を表示する表示部である。
液晶表示部53は、液晶ディスプレイよりなる。液晶表示部53は、各種の演出画面を表示可能である。
次に、本例のスロットマシン1の役、図柄配列、遊技性の概要について説明する。
スロットマシン1では、図3に示すごとく役が設定されている。同図では、左列に各役の名称を、中列に各役に対応する図柄20の組合せである入賞図柄を、右列に入賞に応じて遊技者に付与される利益を示してある。入賞図柄は、左、中、右の3図柄の組合せよりなる。スロットマシン1では、内部抽選により当選した役が内部当選役になる。
役としては、ボーナス役、6枚役A〜F・5枚役等の小役、4種類のリプレイ役が設定されている。6枚役A〜C及びD〜Fは、AT状態下でにおける報知対象の第1AT役(第1種特定役)、第2AT役(第2種特定役)となっている。第1AT役である6枚役A〜Cの入賞図柄では、中リール21C及び右リール21Rに対応する「ベル」が共通している一方、左リール21Lに対応する図柄が「白7」、「黒7」、「BAR」で異なっている。第2AT役である6枚役D〜Fの入賞図柄では、左リール21L及び中リール21Cに対応する「ベル」が共通している一方、右リール21Rに対応する図柄が「白7」、「黒7」、「BAR」で異なっている。
3枚役は、RT1状態への移行契機となる第1特定状態役であると共に、RT2状態への移行契機となる第2特定状態役でもある。さらに、3枚役の入賞図柄は、AT状態を発生させるか否か等を決定するためのAT抽選の契機となる抽選図柄となっている。また、第1特殊リプレイ役〜第3特殊リプレイ役は、ボーナス状態の終了後に発生する後述のRT3状態において1/3の確率で同時当選するリプレイ役である。第1特殊リプレイ役〜第3特殊リプレイ役の入賞は、それぞれ、RT1状態〜RT3状態への移行契機として設定されている。第1特殊リプレイ役〜第3特殊リプレイ役の入賞図柄では、左リール21L及び中リール21Cに対応する「R」が共通している一方、右リール21Rに対応する図柄が「白7」、「黒7」、「BAR」で異なっている。なお、本例のスロットマシン1では、第3特殊リプレイ役の入賞に応じてAT抽選が実行される。
さらに、スロットマシン1では、入賞図柄ではないが遊技状態の移行契機となる停止出目(停止図柄)が設定されている。RT1状態、RT2状態の終了契機となるRT1終了図柄(第1終了図柄)、RT2終了図柄(第2終了図柄)は、第1AT役(第1種特定役)、第2AT役(第2種特定役)のハズレ時の停止出目である。RT1状態、RT2状態への移行契機となるRT1移行図柄(第1特定状態図柄)、RT2移行図柄(第2特定状態図柄)は、いずれも、第1、第2特定状態役である3枚役のハズレ時の停止出目である。
各リール21L、C、Rにおける図柄配列は、図4の通りである。同図から知られるように左リール21Lでは、第1AT役である6枚役A〜Cに対応する「白7」、「黒7」、「BAR」が1図柄ずつ配置されている。したがって、6枚役A〜Cのいずれかが内部当選したとき、内部当選した6枚役の種類の報知があれば比較的容易に入賞できる一方、報知がない状態では入賞可能性が低くなる。
右リール21Rでは、第2AT役である6枚役D〜F及び第1〜第3特殊リプレイ役に対応する「白7」、「黒7」、「BAR」が1図柄ずつ配置されている。6枚役D〜Fのいずれかが内部当選したとき、内部当選した6枚役の種類の報知があれば比較的容易に入賞できる一方、報知がない状態では入賞可能性が低くなる。一方、第1〜第3特殊リプレイ役が同時当選したときは、取りこぼしなく何れかの特殊リプレイ役が択一的に入賞し得る。
スロットマシン1で発生する遊技状態としては、RT0状態〜RT3状態、ボーナス状態がある。ボーナス状態は、ボーナス役の入賞を契機として発生する最も有利な遊技状態であり、所定数のメダルの払出に応じて終了する。RT1状態(第1特定状態)、RT2状態(第2特定状態)は、リプレイ役の内部当選確率が高い有利な遊技状態である。RT0状態は、滞在割合が最も高く遊技者にとって不利な通常の遊技状態である。RT3状態は、ボーナス状態終了後に移行する遊技状態であり、1/3の確率で前記第1〜第3特殊リプレイ役が同時当選し得る。
RT1状態及びRT2状態では、内部当選した6枚役の種類が報知されるAT状態が同時発生し得る。一方、RT0状態及びRT3状態では、RT1状態又はRT2状態へ移行後のAT状態が確定したAT潜伏状態が発生し得る。本例では、AT1状態〜AT3状態の3種類のAT状態が設定されている。AT1状態は、内部当選した第1AT役が報知されるAT状態である。AT2状態は、内部当選した第2AT役が報知されるAT状態である。AT3状態は、内部当選した第1AT役及び第2AT役が報知されるAT状態であり、最も有利なAT状態となっている。AT潜伏状態では、確定したAT状態の種類に応じた演出が実行される場合がある。なお、各遊技状態間の状態遷移については、図12を参照して後で詳しく説明する。
なお、本例のスロットマシン1では、以下のフラグが設定されている。
(1)ボーナスフラグ:現在の遊技状態がボーナス状態であることを示すフラグ。
(2)AT1フラグ〜AT3フラグ:AT1状態〜AT3状態(RT1状態又はRT2状態のとき)、AT1潜伏状態〜AT3潜伏状態(RT0状態又はRT3状態のとき)に対応するフラグ。
(3)RT1フラグ:現在の遊技状態がRT1状態であることを示すフラグ。
(4)RT2フラグ:現在の遊技状態がRT2状態であることを示すフラグ。
(5)RT3フラグ:現在の遊技状態がRT3状態であることを示すフラグ。
(6)内部当選フラグ:内部当選役として決定された旨を表す状態フラグ。各役毎に1つずつフラグが設定されている。
なお、本例のスロットマシン1では、ボーナスフラグ及びRT1フラグ〜RT3フラグが全てオフ状態となっているときにRT0状態が発生する。
次に、本例のスロットマシン1の電気的な構成について、図5を参照して説明する。スロットマシン1の全体動作を制御する制御部3に対しては、既出の構成のほか、メダル投入口630(図1)を介して直接投入されたメダルを検知する投入メダル検知部63、リール21と共に図柄変動表示手段2を構成するリール駆動部22、リール21の回転位置を検知する基準位置検知部66、メダルを払い出すメダル払出部54、払出数表示部551やクレジット数表示部552を含む各種表示部55、遊技者の有利度合いを表す設定値を設定するための設定値操作部68、及びスピーカ520を制御する音声出力部52等が電気的に接続されている。
投入メダル検知部63は、メダル投入口630から直接投入されたメダルの検知部である。投入メダル検知部63は、メダル投入口630からメダルが投入される毎にインサート信号を出力する。なお、本例のスロットマシン1では、メダルの直接投入やベットボタン64の操作等により3枚のメダルが投入された際、スタートレバー62が有効な状態に設定され、新たなゲームを開始可能な状態となる。
リール駆動部22は、ステップ単位で制御可能なステッピングモータ(図示略)を含み、このステッピングモータの回転駆動力によりリール21を回転駆動する手段である。
基準位置検知部66は、各リール21L、C、Rについて基準位置片の通過を検知し、検知信号を出力する検知部である。
メダル払出部54は、入賞役に応じた枚数(図3参照。)のメダルを払い出す払出部である。例えば、6枚役が入賞役である場合には、6枚のメダルが払い出される。
設定値操作部68は、設定キー680を利用して、ボーナス役等の内部当選確率が異なる6段階の設定値を変更するための操作部である。
制御部3に接続された液晶表示部53は、終了条件報知手段71、状態報知手段72、フラグ報知手段73としての機能を備えている。
終了条件報知手段71は、AT状態下で停止操作態様を報知する手段である。本例の終了条件報知手段71による報知態様としては、第1報知態様及び第2報知態様がある。第1報知態様は、第1AT役が内部当選した際にRT1終了図柄を停止表示させるための第3停止操作態様の示唆情報の報知態様である。第2報知態様は、第2AT役が内部当選した際にRT2終了図柄を停止表示させるための第4停止操作態様の示唆情報の報知態様である。
状態報知手段72は、RT1状態又はRT2状態への移行後の発生が確定したAT状態の種類を示唆する報知状態情報をRT0状態及びRT3状態の発生中に報知する手段である。本例の状態報知手段72は、確定したAT状態の種類等に応じて6種類の演出のうちのいずれかを選択的に実行することにより、RT1状態又はRT2状態への移行後のAT状態を示唆する前記報知状態情報を報知する。
フラグ報知手段73は、第1、第2特定状態役である3枚役が内部当選した旨を報知する手段である。
制御部3は、図5に示すごとく、CPU31と、メモリ手段であるROM33・RAM34と、入出力インターフェースとしてのI/O部32と、乱数を発生する乱数発生部350と、乱数を抽出する乱数抽出部35とを有している。CPU31は、ROM33から読み込みしたソフトウェアプログラムを実行することにより、内部当選役を抽選する内部抽選手段41、内部当選役に対応する内部当選フラグを制御するフラグ制御手段42、リール21を制御する表示制御手段43、停止表示された図柄の組合せを判定する停止図柄判定手段44、入賞に応じて利益を付与する利益付与手段45、前記RT1状態を発生させる第1特定状態発生手段461、前記RT2状態を発生させる第2特定状態発生手段462、内部当選した6枚役が報知されるAT状態を発生する報知状態発生手段47、AT状態を発生するか否か及びAT状態の継続確率を決定するためのAT抽選(報知抽選)を実行する報知抽選手段48、発生させるAT状態の種類を決定する報知状態決定手段49としての各機能を実現する。
メモリ手段であるRAM34の記憶領域には、AT状態下の消化ゲーム数をカウントするためのATカウンタ341と、AT抽選により決定された継続確率を記憶する継続確率記憶エリア342とが設定されている。ATカウンタ341の消化ゲーム数は、AT状態の開始に応じてゼロクリアされ、ゲームを消化する毎に1ゲームずつ加算される。
メモリ手段であるROM33は、内部当選役の抽選に用いる内部当選役抽選テーブル(図示略)、リール21の停止制御に用いるリール制御テーブル(図示略)、AT抽選のための継続確率抽選テーブル(図6)、AT継続抽選のための継続抽選テーブル(図示略)、AT状態の種類を決定するAT状態抽選のためのAT状態抽選テーブル(図7)、及び実行する演出を決定するための演出抽選のための演出抽選テーブル(図9)を記憶している。
リール制御テーブルは、入賞ライン211〜215上に停止可能な停止位置が規定されたテーブルである。
内部当選役抽選テーブルは、内部当選役を抽選により決定するための抽選テーブルである。内部当選役抽選テーブルでは、0〜65535の乱数範囲のうち、各役の当選乱数が規定されている。本例のスロットマシン1では、遊技状態毎、設定値毎に内部当選役抽選テーブルが用意されている。
継続確率抽選テーブルは、図6に示すごとく、AT状態を50ゲーム消化する毎に実行されるAT継続抽選における当選確率である継続確率を決定するためのAT抽選に適用される抽選テーブルである。継続確率抽選テーブルでは、5、60、80、90及び99%の5種類の継続確率に対応する当選乱数のほか、AT状態を発生させない場合に対応する非当選乱数が規定されている。前記5種類の継続確率のうちのいずれかが当選した場合にAT状態が発生あるいは確定し得る一方、非当選の場合にはAT状態は発生も確定もしない。
前記継続抽選テーブル(図示略)は、AT状態を50ゲーム消化する毎に実行される継続か終了かのAT継続抽選のための抽選テーブルである。継続抽選テーブルとしては、継続確率毎の5種類が設定されている。例えば、継続確率60%に対応する継続抽選テーブルによるAT継続抽選では、60%の確率でAT状態をそのまま継続させる旨が当選し得る。
前記AT状態抽選テーブルは、図7に示すごとく、発生させるAT状態の種類を決定するためのAT状態抽選に適用される抽選テーブルである。AT状態抽選テーブルでは、AT1状態〜AT3状態の当選乱数が規定されている。例えば、抽選用乱数として70が取得された場合には、AT2状態が選択される。
演出抽選テーブルは、図8に示すごとく状態毎に設定されている。図9には、通常状態に相当するRT0状態に対して適用される4種類の演出抽選テーブルを例示してある。演出抽選テーブル1は、AT非潜伏状態、すなわちRT1状態あるいはRT2状態への移行後のAT状態が確定していない状態に適用される抽選テーブルである。演出抽選テーブル2は、AT1潜伏状態、すなわちRT1状態あるいはRT2状態への移行後のAT1状態の発生が確定した状態に適用される抽選テーブルである。演出抽選テーブル3は、AT2潜伏状態、すなわちRT1状態あるいはRT2状態への移行後のAT2状態の発生が確定した状態に適用される抽選テーブルである。演出抽選テーブル4は、AT3潜伏状態、すなわち前記のごとく最も有利なAT状態であるAT3状態の発生が確定した状態に適用される抽選テーブルである。演出抽選テーブル1〜4では、演出なしの他、演出1〜6に対応する当選乱数がそれぞれ規定されている。
演出抽選テーブル1〜4を例示する図9から知られるように、AT非潜伏状態用の演出抽選テーブル1に比べて、AT潜伏状態用の演出抽選テーブル2〜4の方が、演出なしの当選乱数の個数が少なくなっている。さらに、最も有利なAT3状態に対応するAT3潜伏状態用の演出抽選テーブル4では、AT1潜伏状態及びAT2潜伏状態用の演出抽選テーブル2、3と比べて、演出なしの当選乱数の個数がさらに少なくなっている。また、演出抽選テーブル1〜4では、演出1〜6に対する当選乱数の振り分け傾向が相違している。演出抽選テーブル1では演出1、演出抽選テーブル2では演出2、演出抽選テーブル3では演出3の当選乱数が最も多くなっている一方、演出抽選テーブル4では演出1〜演出6の当選乱数がほぼ均等に振り分けられている。スロットマシン1の遊技では、上述のような演出1〜6の選択傾向に基づいてAT状態が確定済みか否か、確定したAT状態の種類を類推可能となっている。
前記乱数発生部350は、図5に示すごとく、所定の整数範囲に属する乱数を発生する部分である。乱数発生部350が発生する乱数としては、内部当選役抽選用の0〜65535の範囲に属する乱数と、AT抽選用の0〜127の範囲に属する乱数と、AT継続抽選用の所定範囲の乱数と、AT状態抽選用の0〜127の範囲に属する乱数と、演出抽選用の0〜255の範囲に属する乱数とがある。
乱数抽出部35は、抽選用の乱数を抽出する部分である。乱数抽出部35は、乱数発生部350が発生する乱数の中から抽選用の乱数をそれぞれ抽出する。乱数抽出部35は、スタートレバー62の操作に応じたゲーム開始信号を契機として内部当選役抽選用の乱数を抽出する。また、3枚役の入賞又は第3特殊リプレイ役の入賞に応じて、AT抽選用の乱数、AT状態抽選用の乱数及び演出抽選用の乱数を抽出する。さらに、乱数抽出部35は、前記ATカウンタ341のカウンタ値である消化ゲーム数が50ゲームに到達する毎にAT継続抽選用の乱数を抽出する。
内部抽選手段41は、内部抽選により内部当選役を決定し、その内部当選役に対応する内部当選フラグを成立させる手段である。内部抽選手段41は、図示しない内部当選役抽選テーブルに規定された各役の当選乱数に対して内部当選役抽選用の乱数を照合して内部当選役を決定し、内部当選役に対応する内部当選フラグを成立させる。
フラグ制御手段42は、内部当選役に対応する内部当選フラグを制御する手段である。フラグ制御手段42は、ボーナス役以外の他の役の内部当選フラグについては、当該内部当選フラグが初めて成立したゲームで入賞したか否かに関わらず次のゲームが開始されるまでにオフ状態(ゼロ)にリセットする。したがって、ボーナス役以外の各役が内部当選したゲームで入賞しなかった場合、全て取りこぼしとなる。一方、ボーナス役の内部当選フラグであるボーナス役フラグについては、入賞するまで内部当選フラグの成立状態を次回のゲームに順次、持ち越し、入賞に応じてオフ状態にリセットする。
報知抽選手段48は、AT状態を発生させるか否か及び継続確率を決定するためのAT抽選、AT状態を継続させるか否かのAT継続抽選を実行する手段である。報知抽選手段48は、3枚役の入賞又は第3特殊リプレイ役の入賞(抽選条件)に応じて抽出された前記AT抽選用の乱数を継続確率抽選テーブル(図6)と照合することによりAT抽選を実行する。「非当選」の場合にはAT状態を発生させない一方、5%以上の継続確率が当選した場合にAT状態を発生させる。AT状態あるいはAT潜伏状態下のAT抽選で決定された新たな継続確率が、継続確率記憶エリア342に格納済みの継続確率よりも高確率であった場合、継続確率記憶エリア342に新たな継続確率が上書きされる。
さらに、報知抽選手段48は、前記のように決定された継続確率に対応する継続抽選テーブル(図示略)に対して前記AT継続抽選用の乱数を照合することでAT継続抽選を実行する。本例では、AT状態の消化ゲーム数が50ゲームに達する毎、すなわち前記ATカウンタ341のカウンタ値が50ゲームに到達する毎にAT継続抽選が実行される。AT継続抽選に当選した場合には、AT状態がさらに50ゲームに渡って継続し得る。
報知状態決定手段49は、RT1状態又はRT2状態において発生させるAT状態の種類を抽選により決定する手段である。報知状態決定手段49は、AT状態抽選テーブルに対して前記AT状態抽選用の乱数を照合することによりAT状態を決定する。報知状態決定手段49は、決定したAT状態に対応するATフラグをオン状態に設定する。RT0状態又はRT3状態であれば、オン状態のATフラグに対応するAT潜伏状態が発生し得る。RT1状態又はRT2状態であれば、オン状態のATフラグに対応するAT状態が発生し得る。なお、AT1フラグ又はAT2フラグがオン状態であるときにAT状態抽選が実行されてAT3状態が決定された場合、AT1フラグあるいはAT2フラグがリセットされてAT3フラグがオン状態に設定される。
表示制御手段43は、図5に示すごとく、ゲーム開始信号に応じてリール21の図柄変動を開始すると共に、変動停止信号に応じてリール21の図柄変動を停止させる手段である。表示制御手段43は、リール駆動部22を構成するステッピングモータに制御パルスを入力し、1パルス毎に1ステップずつステッピングモータを回転させる。表示制御手段43は、リール駆動部22に入力した制御パルス数、すなわちステッピングモータが回転したステップ数をカウントする。特に、本例の表示制御手段43は、各リール21の基準位置片の検知信号を取り込むごとにステップ数をゼロリセットすることで、直近の検知信号の後に生じたステップ数をカウントしている。
表示制御手段43は、規則(遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則)等が定める所定の引込範囲内の図柄を入賞ライン上に停止させる、いわゆる引込制御を実行する手段である。本例では、前記のごとく引込範囲として4図柄分に相当する範囲が設定されている。表示制御手段43は、変動停止信号を取り込みした際のステップ数をリール制御テーブルと照合し、停止位置を決定する。表示制御手段43は、決定した停止位置に当たる図柄を引き込んでリール21を停止させる。
停止図柄判定手段44は、図5に示すごとく、3つのリール21L、C、Rが停止表示する図柄組合せを判定する手段である。具体的には、停止図柄判定手段44は、3つのリール21L、C、Rを横断するように設定された入賞ライン211〜215上に停止した図柄組合せに応じて入賞・ハズレを判定する。停止図柄判定手段44は、各リール21L、C、Rが停止した後、リール21L、C、Rに対応する各ステッピングモータ(リール駆動部22)のステップ数を取り込む。停止図柄判定手段44は、このステップ数を基にして入賞ライン211〜215上に停止した図柄20の種類を求め、その図柄組合せについて入賞役の種類又はハズレを判定する。
利益付与手段45は、停止図柄判定手段44が判定した入賞役に応じた利益を付与する手段である。例えば、ボーナス役が入賞役である場合には、利益付与手段45は、ボーナス状態の発生という利益を付与する。6枚役が入賞役である場合には、6枚のメダルの払い出しという利益を付与する。
第1特定状態発生手段461は、所定の発生条件(第1発生条件)の成立に応じてRT1状態(第1特定状態)を発生させ、所定の終了条件(一の第1終了条件)の成立に応じてRT1状態を終了させる手段である。RT1状態の発生条件としては、第1特殊リプレイ役の入賞図柄の停止表示、及び3枚役のハズレ時の停止出目の一部であるRT1移行図柄(図3参照。)の停止表示が設定されている。また、RT1状態の終了条件としては、第1AT役のハズレ時の停止出目の一部であるRT1終了図柄の停止表示、及び3枚役のハズレ時の停止出目の一部であるRT2移行図柄の停止表示が設定されている。RT1終了図柄の停止表示に応じてRT0状態への移行が発生する一方、RT2移行図柄の停止表示に応じてRT2状態への移行が発生する。
第2特定状態発生手段462は、所定の発生条件(第2発生条件)の成立に応じてRT2状態(第2特定状態)を発生させ、所定の終了条件(一の第2終了条件)の成立に応じてRT2状態を終了させる手段である。RT2状態の発生条件としては、第2特殊リプレイ役の入賞図柄の停止表示、及び3枚役のハズレ時の停止出目の一部であるRT2移行図柄(図3参照。)の停止表示が設定されている。また、RT2状態の終了条件としては、第2AT役のハズレ時の停止出目の一部であるRT2終了図柄の停止表示、及び3枚役のハズレ時の停止出目の一部であるRT1移行図柄の停止表示が設定されている。RT2終了図柄の停止表示に応じてRT0状態への移行が発生する一方、RT1移行図柄の停止表示に応じてRT1状態への移行が発生する。
報知状態発生手段47は、第1報知状態及び第2報知状態を含む複数種類の報知状態のうちのいずれかを発生させる手段である。第1報知状態は、第1AT役の停止出目であるRT1終了図柄を停止表示させるための第3停止操作態様の示唆情報を報知する第1報知態様による報知が高確率で実行される報知状態である。第2報知状態は、第2AT役の停止出目であるRT2終了図柄を停止表示させるための第4停止操作態様の示唆情報を報知する第2報知態様による報知が高確率で実行される報知状態である。
ここで、AT1状態〜AT3状態における第1AT役及び第2AT役の報知確率は、図10に示すごとく設定されている。同図から知られるように、AT1状態(AT2状態)における第1AT役の報知確率が100%(0%)である一方、第2AT役の報知確率は0%(100%)となっている。また、AT3状態における第1AT役の報知確率、第2AT役の報知確率は共に100%となっている。つまり、本例では、AT1状態及びAT3状態が第1報知状態となっており、AT2状態及びAT3状態が第2報知状態となっている。
前記状態報知手段72は、RT0状態において前記報知状態情報を報知する手段である。報知状態情報とは、RT1状態又はRT2状態への移行後の発生が確定しているAT状態の種類を示唆する情報である。本例の状態報知手段72は、演出1〜演出6のいずれかの演出を実行することで報知状態情報を報知する。演出の種類は、演出抽選用の乱数を演出抽選テーブルと照合することで決定される。例えば、RT0状態下のAT1潜伏状態に適用される演出抽選テーブル2(図9)において当選確率が最も高い演出2による演出画面721は、図11に例示するごとく、RT1状態又はRT2状態への移行後のAT状態が確定している可能性が高く期待度が高い状態である旨の報知状態情報を「アツイ!?」の文字列により報知する例である。
次に、図12を参照してスロットマシン1における遊技状態が遷移する様子について説明する。
前述したように遊技状態には、RT0〜3状態、ボーナス状態がある。さらに、RT0状態及びRT3状態ではAT非潜伏状態又はAT潜伏状態が同時に発生し得る。AT潜伏状態としては、AT1〜3状態に対応するAT1〜3潜伏状態がある。RT1状態及びRT2状態では、非AT状態又はAT状態が同時に発生し得る。AT状態としては、AT1〜3状態がある。RT0状態は、リプレイ役の内部当選確率が低い不利な遊技状態である。RT1状態及びRT2状態は、リプレイ役の内部当選確率が高い有利な遊技状態である。
スロットマシン1の遊技では、約1/50の確率で抽選される3枚役が外れた場合に、左リール21Lの停止操作タイミングに応じてRT1移行図柄又はRT2移行図柄が停止するように停止制御がされる。RT1移行図柄が停止したときは他のRT状態からRT1状態への移行が発生し、RT2移行図柄が停止したときは他のRT状態からRT2状態への移行が発生する。
RT1状態では、いずれかの第1AT役が内部当選したにも関わらず外れた場合にRT1終了図柄が停止表示され、RT0状態への移行が発生する。RT2状態では、いずれかの第2AT役が内部当選したにも関わらず外れた場合にRT2終了図柄が停止表示され、RT0状態への移行が発生する。
AT1状態は、第1AT役が内部当選した場合に報知があるAT状態である。AT2状態は、第2AT役が内部当選した場合に報知が実行されるAT状態である。AT3状態は、第1AT役及び第2AT役が内部当選した場合に報知が実行されるAT状態である。各AT状態は、対応するATフラグがオン状態であって、かつ、RT1状態又はRT2状態の発生中に顕在的に発生する。一方、ATフラグがオン状態であっても、RT0状態又はRT3状態が発生中の場合では、AT潜伏状態が発生する。
スロットマシン1の遊技では、RT0〜3状態において3枚役が入賞した場合、及びRT3状態において第3特殊リプレイ役が入賞した場合にAT抽選が実行される。AT抽選に当選した場合はさらにAT状態抽選が実行される。RT0状態及びRT3状態では、当選したAT状態が潜伏するAT潜伏状態への移行が発生する。その後、RT1状態又はRT2状態への移行を条件としてAT潜伏状態からAT状態への移行が発生し得る。ここで、AT潜伏状態下でのAT抽選の当選時には、新たに決定された継続確率と既存の継続確率のうち高い方の継続確率が設定される。また、AT潜伏状態下のAT状態抽選によりAT3状態が当選した場合には、最も有利なAT3状態に対応するAT3潜伏状態が発生し得る。
RT1状態又はRT2状態の発生中にAT抽選に当選した場合、当選したAT状態への移行が発生し得る。ただし、AT状態の発生中に実行されたAT抽選により新たに決定された継続確率が元の継続確率よりも高い場合には、新たな継続確率が設定される。また、AT1状態又はAT2状態の発生中に実行されたAT抽選によりAT3状態が当選した場合には、発生中のAT状態から最も有利なAT3状態への切り換えが発生し得る。
スロットマシン1の遊技では、50ゲームを1単位としてAT状態が発生し得る。AT状態が発生してから50ゲームが経過したとき、さらに50ゲーム継続させるか否かのAT継続抽選が実行される。このAT継続抽選では、継続確率記憶エリア342に格納された継続確率に応じて当選が発生し得る。AT継続抽選に当選した場合には、AT状態がさらに50ゲーム継続され、外れた場合にはAT状態が終了する。
なお、AT状態あるいはAT潜伏状態の発生中にボーナス役が入賞した場合は、AT状態あるいはAT潜伏状態が一時中断され、ボーナス状態の終了後にRT3状態下のAT潜伏状態が発生し得る。
次に、このスロットマシン1のゲーム性について説明する。
スロットマシン1の遊技では、3枚役が内部当選した旨の報知を受けた遊技者は、次のように戦略的に遊技を進めることができる。AT非潜伏状態にあると推測する場合や、AT潜伏状態である可能性が濃厚であるもののAT1潜伏状態かAT2潜伏状態かが不明であるためその種類をさらに推測したい場合には、3枚役を入賞させてAT抽選を受けることが有利となる。
一方、AT1潜伏状態又はAT3潜伏状態であると推測する場合には、RT1移行図柄を停止させRT1状態を発生させると有利である。RT1状態下のAT1状態あるいはAT3状態では、RT1終了図柄の契機役である第1AT役の内部当選の報知を受けることができ、その第1AT役の入賞に応じてRT1終了図柄の停止表示を未然に回避してRT1状態を長く継続できるからである。AT2潜伏状態又はAT3潜伏状態であると推測する場合には、RT2移行図柄を停止させRT2状態を発生させると有利である。RT2状態下のAT2状態あるいはAT3状態では、RT2終了図柄の契機役である第2AT役の内部当選の報知を受けることができ、その第2AT役の入賞に応じてRT2終了図柄の停止表示を未然に回避できRT2状態を長く継続できるからである。
RT1状態下のAT1状態又はAT3状態の発生中では、RT0状態に移行させないように報知に従って第1AT役を入賞させることでRT1状態を継続でき獲得枚数を増加させることができる。一方、RT1状態であってもAT0状態又はAT2状態である場合には、第1AT役の内部当選時に山勘で入賞させる必要がある。AT0状態である場合には、3枚役の入賞に応じたAT抽選に当選すれば、AT状態を発生できる可能性がある。AT2状態である場合には、3枚役の内部当選に応じてより有利な状態への移行チャンスが訪れる。すなわち、3枚役の入賞に応じたAT抽選に当選し、さらにAT状態抽選によりAT3状態が当選すれば、AT3状態への移行が発生し得る。また、3枚役のハズレ図柄であるRT2移行図柄が停止表示されれば、報知を受け得る第2AT役を入賞させることにより継続させ得るRT2状態への移行が発生し得る。なお、RT2状態の場合も上記と同様である。
また、スロットマシン1の遊技では、ボーナス状態が終了すると第1〜第3特殊リプレイ役が1/3の確率で同時当選するRT3状態が発生する。このとき、ボーナス役が入賞する前のAT状態等に基づいてAT潜伏状態の種類を推測可能である場合には、第1又は第2特殊リプレイ役を入賞させてRT1状態あるいはRT2状態を発生させるのが良い。AT1潜伏状態と推測される場合には、第1AT役の報知を受け得るRT1状態を第1特殊リプレイ役の入賞に応じて発生させるのが有利である。AT2潜伏状態と推測される場合には、第2AT役の報知を受け得るRT2状態を第2特殊リプレイ役の入賞に応じて発生させるのが有利である。一方、AT潜伏状態であるかどうか不明な場合、若しくはいずれのAT潜伏状態であるのか不明である場合には、第3特殊リプレイ役を入賞させてAT抽選を受けた上でRT0状態への移行を発生させるのが良い。
本例のスロットマシン1では、状態に応じた演出抽選テーブルに基づいて演出が決定される。したがって、遊技者は、演出の種類に基づいてAT潜伏状態か否か、さらにいずれのAT潜伏状態にあるかを推測し、戦略的な遊技を楽しむことが可能になっている。
以上のように、本例のスロットマシン1は、RT状態の延命に関して遊技者の介入性をさらに高めることで戦略的な遊技を実現し遊技の興趣を一層、向上した優れた遊技性のスロットマシンである。
なお、本例では、3枚役ハズレ時における停止出目に応じてRT1状態又はRT2状態へ移行するが、これに代えて、停止操作態様に応じて移行先のRT状態を遊技者が選択できれば別の構成を採用することもできる。例えば、3枚役入賞時にRT1状態へ移行し、3枚役ハズレ時にRT2状態へ移行する構成や、同時当選可能な3枚役と4枚役を設定すると共に、同時当選時に3枚役に入賞するとRT1状態へ移行し4枚役に入賞するとRT2状態へ移行する構成や、3枚役内部当選時に順押しするとRT1状態へ移行し、逆押しするとRT2状態へ移行する構成などを採用できる。また、小役でなくリプレイ役を代用してもよい。
また、移行先として選択可能なRT状態を3種類以上設定することも良い。
また、RT1状態とRT2状態との間では、移行図柄が停止しても移行が発生しないように構成することも良い。RT1状態ではRT2移行図柄が停止せず、RT2状態ではRT1移行図柄が停止表示されないように構成することもできる。
また、本例では、RT状態とAT状態との同時発生状態の連続性を高めるためにボーナス状態の終了後にRT3状態へ移行させている。これに代えて、ボーナス状態の終了後にRT0状態へ移行させることもできる。
また、本例では、AT抽選により決定された継続確率に基づいてAT状態が連続的に発生させている。これに代えて、本例とは異なる構成によりAT状態を連続的に発生させるか否かを決定しても良い。例えば、AT抽選時に50ゲーム単位のAT状態の継続回数が決定される構成を採用することもできる。さらに、AT状態が既に当選しているか否かに応じた異なる抽選テーブルを用いてAT回数を上乗せするか否かの抽選を行っても良い。
また、前記請求項1の発明における第1種特定役としては、1つの役であっても良いし、複数種類の役の集合体であっても良い。本例の第1種特定役は、第1AT役であり、複数種類の役の集合体となっている。第1種特定役が1つの役である場合、ストップボタン61の押し順(リール21の停止順)が停止操作態様となり得る。つまり、第1種特定役が内部当選した場合に入賞させるための所定の押し順を抽選により決定し、停止操作態様としてその押し順を報知するという構成を採用できる。
以上、実施例1のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形あるいは変更した技術を包含している。
1 スロットマシン
11 図柄表示窓
110 図柄表示領域
2 図柄変動表示手段
21 リール
3 制御部
35 乱数抽出部
350 乱数発生部
41 内部抽選手段
411 フラグ制御手段
43 表示制御手段
44 停止図柄判定手段
45 利益付与手段
461 第1特定状態発生手段
462 第2特定状態発生手段
47 報知状態発生手段
48 報知抽選手段
49 報知状態決定手段
61 ストップボタン(停止操作手段)
62 スタートレバー(ゲーム開始操作手段)
71 終了条件報知手段
72 状態報知手段
73 フラグ報知手段

Claims (4)

  1. 図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
    遊技媒体が投入された状態でゲームを開始させるために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
    複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を前記ゲーム開始操作手段の操作に応じて実行し、決定された内部当選役に対応する内部当選フラグを成立させる内部抽選手段と、
    前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
    前記停止操作手段の操作に応じて、前記内部当選フラグに対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
    前記図柄変動表示手段の図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せを判定する停止図柄判定手段と、
    第1発生条件が満たされた場合に遊技者にとって有利な第1特定状態を発生させる一方、遊技者の停止操作に応じて回避可能な複数種類の第1終了条件の中から決定される一の第1終了条件が満たされた場合に当該第1特定状態を終了させる第1特定状態発生手段と、
    第2発生条件が満たされた場合に遊技者にとって有利な第2特定状態を発生させる一方、遊技者の停止操作に応じて回避可能な複数種類の第2終了条件の中から決定される一の第2終了条件が満たされた場合に当該第2特定状態を終了させる第2特定状態発生手段と、
    前記一の第1終了条件の示唆情報を報知する第1報知態様、及び前記一の第2終了条件の示唆情報を報知する第2報知態様を含む複数種類の報知態様による報知を実行する終了条件報知手段と、
    前記第1報知態様による報知が高確率で実行される第1報知状態と、前記第2報知態様による報知が高確率で実行される第2報知状態と、を含む複数種類の報知状態のうちの何れかの報知状態を前記第1特定状態及び前記第2特定状態において発生可能な報知状態発生手段と、
    所定の抽選条件の成立に応じて前記報知状態を発生させるか否かを決定するための報知抽選を実行する報知抽選手段と、
    前記報知抽選手段が前記報知状態の発生を決定した場合に、当該報知状態の種類を決定する報知状態決定手段と、
    前記報知状態決定手段により決定された報知状態の種類を示唆する報知状態情報を前記第1特定状態又は第2特定状態の発生前に報知可能な状態報知手段と、を備えたことを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記表示制御手段は、
    (1)第1特定状態役に対応する内部当選フラグの成立下における第1停止操作態様による停止操作に応じて第1特定状態図柄を停止表示させる一方、第1停止操作態様とは異なる停止操作態様による停止操作に応じて前記第1特定状態図柄とは異なる図柄を停止表示させる第1停止表示態様、
    (2)第2特定状態役に対応する内部当選フラグの成立下における第2停止操作態様による停止操作に応じて第2特定状態図柄を停止表示させる一方、第2停止操作態様とは異なる停止操作態様による停止操作に応じて前記第2特定状態図柄とは異なる図柄を停止表示させる第2停止表示態様、
    (3)第1種特定役に対応する内部当選フラグが成立したゲームにおいて、複数種類の第3停止操作態様の中から決定される一の第3停止操作態様による停止操作に応じて第1終了図柄を停止表示させる一方、当該一の第3停止操作態様とは異なる停止操作態様による停止操作に応じて前記第1終了図柄とは異なる図柄を停止表示させる第3停止表示態様、
    (4)第2種特定役に対応する内部当選フラグが成立したゲームにおいて、複数種類の第4停止操作態様の中から決定される一の第4停止操作態様による停止操作に応じて第2終了図柄を停止表示させる一方、当該一の第4停止操作態様とは異なる停止操作態様による停止操作に応じて前記第2終了図柄とは異なる図柄を停止表示させる第4停止表示態様、
    を含む複数種類の停止表示態様により図柄を停止表示させ、
    前記第1特定状態発生手段は、前記第1特定状態図柄が停止表示された場合に前記第1発生条件が満たされたとして前記第1特定状態を発生させる一方、前記第1終了図柄が停止表示された場合に前記一の第1終了条件が満たされたとして当該第1特定状態を終了させ、
    前記第2特定状態発生手段は、前記第2特定状態図柄が停止表示された場合に前記第2発生条件が満たされたとして前記第2特定状態を発生させる一方、前記第2終了図柄が停止表示された場合に前記一の第2終了条件が満たされたとして当該第2特定状態を終了させ、
    前記終了条件報知手段は、前記第1報知態様として前記一の第3停止操作態様の示唆情報を報知し、前記第2報知態様として前記一の第4停止操作態様の示唆情報を報知することを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 前記表示制御手段は、前記第1特定状態役に対応する内部当選フラグの成立下における第1停止操作態様とは異なる停止操作態様による停止操作、又は前記第2特定状態役に対応する内部当選フラグの成立下における第2停止操作態様とは異なる停止操作態様による停止操作に応じて、前記第1特定状態図柄及び前記第2特定状態図柄とは異なる抽選図柄を停止表示させ、
    前記所定の抽選条件のひとつは、前記抽選図柄の停止表示であることを特徴とする請求項2に記載のスロットマシン。
  4. 前記第1特定状態発生手段は、前記第2特定状態における第1特定状態図柄の停止表示に応じて既に発生している種類の報知状態を維持しつつ前記第1特定状態を発生させ、
    前記第2特定状態発生手段は、前記第1特定状態における第2特定状態図柄の停止表示に応じて既に発生している種類の報知状態を維持しつつ前記第2特定状態を発生させることを特徴とする請求項2又は3に記載のスロットマシン。
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