JP5501141B2 - 液状試料検査用プレパラート - Google Patents

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本発明は、体液等の液状試料を光学顕微鏡で検査するためのプレパラートに係り、特に、粘性の高低に関わらず試料を容易に均一に収容することができ、検査することができる液状試料検査用プレパラートに関する。
液状試料を顕微鏡で観察する場合、従来より、スライドガラスと呼ばれる矩形のガラス板の上に当該液状試料を数滴垂らして染色等の所定の処理を施し、カバーガラスを被せてプレパラートが作成されていた。
しかしながら、液状試料を一定の厚さにするのは容易ではなく、そのためプレパラートの作成には相当の熟練が必要であり、また、スライドガラスとカバーガラスの間から液状試料が漏れて手指を汚染することもあった。また、スライドガラスもカバーガラスもガラス製であるので、重量が大きく、また壊れ易いという問題を有していた。
このような欠点を解消するため、プラスチック製のスライドガラスとカバーガラスがわずかな隙間を介して密着され、隔壁が前記隙間(セル)の左右を密封するとともに、隙間の前後に試料注入用の開口部と通気口が設けられたスライド(特許文献1参照)が提案されている。このスライドは試料注入用の開口部に液状試料を滴下すれば毛細管現象により試料が自動的にセルの中に引き込まれて広がり、試料の厚さも均一になるので、簡単にプレパラートを作成できる。
特開平4−214519号公報
しかしながら、検査の対象になる試料は粘性の低いものばかりではなく、例えば、尿沈渣のような粘性が高い試料もある。このような粘性が高い試料を上記の特許文献1に記載のスライドの開口部に滴下しても、試料が毛細管現象により自動的に吸い込まれることはなく、セルの中に試料を収容することは不可能である。
本発明はかかる実情に鑑み、従来技術の上記問題点を解消し、粘性が低い試料ばかりでなく、粘性が高い試料であっても、容易に試料を収容できプレパラートを作成できる液状試料検査用プレパラートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の特徴の第1は、基板部及び蓋部からなり、前記基板部には底面が試料を収容するための凹窩部が設けられ、前記蓋部は薄いフィルム状とするか又は裏側に切り込みを入れて形成したヒンジ部を介して基板部と一体的に設けられるとともに、前記凹窩部に被覆可能であり、前記蓋部には、当該蓋部を前記凹窩部に被覆した際に試料注入用の開口部となる切欠き部が設けられ、前記凹窩部の深さは、前記蓋部を前記凹窩部上に被覆した状態で、蓋部の下面と凹窩部の底面との間で毛細管現象が生じる深さである液状試料検査用プレパラートを内容とする。
本発明の特徴の第2は、該凹窩部の周囲に、凹窩部よりも深い溝部が設けられている上記の液状試料検査用プレパラートを内容とする。
本発明の特徴の第3は、溝部の内側の全部又は一部に壁部が設けられている上記の液状試料検査用プレパラート。
本発明の特徴の第4は、基板部の端縁であって凹窩部の近傍に指入れ凹部が凹設され、蓋部の端縁に指掛け突起が突設され、蓋部を凹窩部に被覆した際に、前記指掛け突起が前記指入れ凹部内で突出した状態となるようにされている上記の液状試料検査用プレパラートを内容とする。
本発明の特徴の第5は、蓋部の指掛け突起と基板部の指入れ凹部の間に、前記蓋部を前記基板部に止着するための係止構造が設けられている上記の液状試料検査用プレパラートを内容とする。
本発明の特徴の第6は、基板部の凹窩部を除く表面が粗面化されている上記の液状試料検査用プレパラートを内容とする。
本発明による液状試料検査用プレパラートは、蓋部の端縁に試料注入用の開口部となる切欠き部が設けられるとともに、蓋部を試料収容部である凹窩部の上に被覆した状態において、蓋部の下面と凹窩部の底面との間隔が毛細管現象が生じるように構成されているので、粘性が低い試料の場合は蓋部を凹窩部の上に被覆して試料注入用の開口部に試料を滴下すれば、毛細管現象により自動的に試料が蓋部と凹窩部の間に広がり、凹窩部の中に試料が収容される。
また、試料の粘性が高い場合は、蓋部を持ち上げることにより、凹窩部の中に試料を容易に収容することができる。
凹窩部の周囲に、該凹窩部よりも深い溝部が設けられていることにより、余分の試料がこの溝部のなかに収容され、外部に漏れ出し汚染することが防止される。
溝部の内側の全部又は一部に壁を設けることにより、開口部に滴下した試料は壁部に塞き止められ、先に凹窩部に試料が満たされてから、余分の試料が溝部に溢れ出るので、試料が不足したり、凹窩部内の試料に気泡が残るようなトラブルが防止され、また、壁部を一部に設けると壁部の不在部分が空気抜きとして機能し、凹窩部内の試料に空気が残るトラブルが一層効果的に防止される。
基板部の端縁であって凹窩部の近傍に指入れ凹部を凹設し、蓋部の端縁に指掛け突起を突設し、蓋部を凹窩部に被覆した際に、指掛け突起が指入れ凹部内で突出した状態となるようにすることにより、指掛け突起に指を掛けることにより蓋部を自在に開閉できるとともに、当該指掛け突起は基板部の外形内に収まり突出することがないので顕微鏡観察の邪魔になったり、器具等と当たって蓋部が不意に開くようなトラブルが防止される。
指掛け突起と指入れ凹部を設ける場合において、蓋部を基板部に止着するための係止構造を設けることにより、蓋部が不意に開き試料が台無しになる恐れがない。
基板部の凹窩部を除く表面を粗面化すれば、顕微鏡観察の際に、試料が収容されている場所とそれ以外の場所を容易に見分けることができるので、作業性が向上する。また、被検者の氏名や記号を記載したり、印刷することもできる。
図1(a)は本発明の液状試料検査用プレパラートの一例を示す概略図であり、(b)は(a)のA−A断面図であり、(c)は(a)のB−B断面図である。 図2(a)は図1において、蓋部を凹窩部に被覆した状態を示す概略図であり、(b)は(a)のC−C断面図である。 図3は図1において、蓋部を凹窩部に被覆した状態における拡大断面図である。 図4は、凹窩部を除く基板部の表面を粗面化したプレパラートの概略図である。 図5は本発明の液状試料検査用プレパラートの他の例を示す概略図である。 図6は図5において、蓋部を凹窩部に被覆した状態を示す概略図である。 図7は本発明の液状試料検査用プレパラートの他の例を示す概略図である。 図8は本発明の液状試料検査用プレパラートの他の例を示す概略図である。
本発明の液状試料検査用プレパラート1は、図1乃至図3に示した如く、基板部2及び蓋部3からなり、基板部2には試料を収容するための凹窩部2aが設けられ、前記蓋部3はヒンジ部3aを介して基板部2と一体的に設けられるとともに、前記凹窩部2aに被覆可能であり、また、前記蓋部3には、当該蓋部3を前記凹窩部2aに被覆した際に試料注入用の開口部となる切欠き部3bが設けられ、前記凹窩部2aの深さは前記蓋部3を前記凹窩部2a上に被覆した状態で、蓋部3の下面と凹窩部2aの底面の間で毛細管現象が生じる深さであることを特徴とする。
本発明の液状試料検査用プレパラート1は、図1に示すように、基板部2と蓋部3とからなり、蓋部3はヒンジ部3aを介して基板部2に接続されている。
基板部2の形状は特に限定されないが、従来より顕微鏡観察に多用されているスライドガラスと同様、横長の矩形とすれば、従来と同様の方法で顕微鏡にセットでき、試料を観察できるので好ましい。
基板部2には試料を収容するための凹窩部2aが設けられ、図2に示すように、当該凹窩部2aは前記蓋部3で被覆されるようになっている。蓋部3及び凹窩部2aの形状は、後述の試料注入用の開口部を除き、凹窩部2aを蓋部3で覆うことができれば特に限定されないが、従来から使用されているカバーガラスと同様、一辺15〜20mm程度の正方形状とすれば、外観が通常のスライドガラス及びカバーガラスを使用した場合と同様になるので、従来と同じ方法で検査をすることができる。
本発明におけるヒンジ部3aは、蓋部3を凹窩部2aの上で開閉可能とするための部分である。その構造は特に限定されないが、試料検査用のプレパラートは使い捨てとして扱われる場合が多いので、数回程度の使用に耐える強度を有していれば十分である。
例えば、蓋部3と基板部2を成形する際に両者の間を薄いフィルムとし、これをヒンジ部3aとすることができる。このようなヒンジ部3aで基板部2と蓋部3を接続すれば、材質にもよるが、蓋部3を、プレパラートに要求される回数(2〜3回程度)開閉しても壊れない程度の構造を安価に製造することができる。また、薄いフィルム状に代えて、裏側に切り込み(ノッチ)を入れてヒンジ部とすることもできる。
本発明において、凹窩部2aに蓋部3を被覆すれば、図3に示すように、凹窩部2aと蓋部3で囲まれる空間が生じ、この空間内(以後、試料室5と称する場合がある)に試料が注入・収容される。試料室5の形状は、試料及び検査内容に応じて試料が観察しやすくなるよう任意に定めればよいが、通常は縦横それぞれ15〜20mm、高さ0.2〜0.5mm程度とされる。
本発明においては、蓋部3には、試料室5に液状試料を滴下するための開口部となる切欠き部3bが設けられる。詳述すれば、図1に示したような、切欠き部3bが設けられた蓋部3で凹窩部2aの上を被覆すれば、図2に示したように、該切欠き部3bが試料注入用の開口部となり、この部分に試料を滴下すれば蓋部3と凹窩部2aとの間での毛細管現象により試料室5内に試料が注入され収容される。
切欠き部3bの位置は、蓋部3を凹窩部2aに被せたときに凹窩部2aと重なる部分である限り特に限定されないが、顕微鏡による試料観察の妨げにならないように凹窩部2aの端部と重なる位置に切欠き部3bを設けるのが好ましい。なお、図1乃至図3に示した例では、ヒンジ部3aの側に切欠き部3bが設けられており、蓋部3を凹窩部2aに被せたときに切欠き部3bの一部が凹窩部2aの端部と重なって、試料注入用の開口部となるように構成されている。
上記した通り、本発明では試料注入用の開口部3bに液状試料を滴下すれば、毛細管現象により液状試料が試料室5内で広がり収容されるように構成される。具体的には、例えば、蓋部3の下面と凹窩部2aの底面との間隔(即ち、試料室5の高さ)を0.2〜0.5mm程度とすることにより、尿、血液、組織液等の比較的粘性が低い液状試料は毛細管現象により試料室5内で自動的に注入され収容される。
本発明では、図1に示したように、凹窩部2aの周囲に該凹窩部2aより深い溝部2bが設けられている。これにより、試料室5に入りきらない余分な試料が溝部2bに流れ込むので、試料注入用の開口部3bから余分な試料が洩出して基板部2の表面を汚染する恐れが小さくなる。また、試料の洩出を気にする必要がなくなるので、滴下する試料の量が少なすぎて試料室5に十分な試料が注入されないようなトラブルも防ぐことができる。
本発明の液状試料検査用プレパラート1は、粘性の低い試料の検査に使用されることが多いが、例えば尿沈渣のように、試料の粘性が高い場合には、上記のように試料を滴下し毛細管現象により試料室5内に注入・収容することは困難である。このような場合は、蓋部3を持ち上げて凹窩部2aに直接試料を収容した後、蓋部3を凹窩部2a上に被覆する。この場合、必要に応じ、蓋部3の上から試料を押し広げる。
蓋部3を持ち上げ易くする方法としては、例えば、図1に示したように、蓋部3の先端部分に指掛け突起3cを設けて、この部分に指を掛けて蓋部3を開けることができるようにする方法が挙げられる。ただし、指掛け突起3cが基板部2の端縁から突出している場合は、検査中にこの指掛け突起3cに検査器具等が当たって蓋部3が不意に開く恐れが大きくなり、一方、突出していなければ指を掛けて蓋部3を持ち上げることが困難である。
従って、図2に示したように、基板部2の端縁であって凹窩部2aの近傍に指入れ凹部2cを凹設し、指掛け突起3cがこの指入れ凹部2c内では突出するが、基板部2の外形内に収まり突出しないように構成するのが好ましい。このようにすれば、指掛け突起3cに指を掛けることができると共に、指掛け突起3cに検査器具等が当たって蓋部3が不意に開くような恐れが小さくなる。
蓋部3は不意に開くのを防ぐために、係止構造4を設けるのが好ましい。具体的な構造は特に限定されないが、例えば、図3に記載されているように、蓋部3の指掛け突起3cの先端から内側に向けて突起4aを設けるとともに、基板部2の指入れ凹部2cの内側から外側にむけて突起4bを設け、これらの突起4a、4bを互いに係合させる構造が挙げられる。蓋部3を開ける場合は、指掛け突起3cに指を掛け少し上方に撓ませると突起4aと4bの係合を容易に解くことができる。
基板部2は、図4に示すように、凹窩部2を除く表面を粗面化することにより、凹窩部2とそれ以外の場所がひと目で見分けが付くようにすることができ、例えば、顕微鏡を覗くだけで対物レンズの下に凹窩部2があるか否かを即座に判断することが可能となり作業性が高められる。
また、基板部2の表面を粗面化することにより、必要に応じ、被検者の氏名や番号を筆記したり印刷したりすることができ、被検者を取り違える等のトラブルを防止することができる。
上記例において、図1に示したように、溝部2bを凹窩部2aの周囲全周に設けた例を示したが、図5、図6に示したように、試料注入用の開口部となる切欠き3bの近辺については溝部2bを省略することも可能である。このようにすれば、溝部2bに試料が流れ込みにくくなるので、滴下する試料の量が少ない場合でも問題なく検査を行うことができる。また、試料が先に溝部2b全体に流れ込んでしまい、中央部に気泡が残ってしまう様なトラブルを防止できる。
また、試料が先に溝部2bに流れ込むのを防ぐため、図7に示したように、溝部2bの内側に壁部2dを設けることもできる。このようにすれば開口部に滴下した試料は壁部2dに塞き止められ、先に凹窩部2aの中が試料で満たされてから、余分の試料が溝部2b内に溢れ出るので、試料が足りなくなったり、凹窩部2a内の試料に気泡が残るトラブルが一層防止される。
また、壁部2dは図7に示したように、溝部2bの内側全体に設けてもよいが、図8に示したように、試料を滴下するための開口部が設けられた辺に対向する辺の一部に壁部2dを設けず、この壁部2dの不在部分を空気抜きとすれば、凹窩部2a内の試料に気泡が残るトラブルが一層効果的に防止される。
なお、図2及び図6に示したように、凹窩部2aを複数設ける場合にはそれぞれの凹窩部2aを区別するための識別記号(図中では、A、B、Cと表示している)を付すのが好ましい。使用できる識別記号は、図示したようなアルファベットの他、ひらかな、カタカナ、数字、幾何学模様など、それぞれの凹窩部2aを区別できるものであれば、なんでも良い。
識別記号を付す場所もそれぞれの凹窩部2aを区別できる限り特に限定されず、図示したように指掛け突起3cに識別記号を付しても良いし、各凹窩部2aの周囲、例えば各凹窩部2aの1対のヒンジ部3aの間等に付しても良い。
識別記号を付す方法も特に限定されず、例えば本発明のプレパラート1を成形するための金型に識別記号を刻設して、識別記号が浮き彫り状に突設されるようにしてもよいし、成形後に識別記号を印刷してもよい。
本発明における液状試料検査用プレパラート1の材質は、透明な高分子材料である限り特に限定されず、通常の光学用の透明樹脂から選ぶことができる。その具体例としては、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィン、環状ポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアリレート、ポリイミド等を挙げることができ、このなかでも、アクリル樹脂、ポリカーボネート、環状ポリオレフィンが特に好ましい。
叙上のとおり、本発明の液状試料検査用プレパラートによれば、液状試料の粘性が低い場合は勿論、粘性が高い場合でも極めて容易にプレパラートを作成でき、その有用性は頗る大である。
1 液状試料検査用プレパラート
2 基板部
2a 凹窩部
2b 溝部
2c 指入れ凹部
2d 壁部
3 蓋部
3a ヒンジ部
3b 切欠き部(試料注入用の開口部)
3c 指掛け突起
4 係止構造
4a、4b 突起
5 試料室

Claims (6)

  1. 基板部及び蓋部からなり、
    前記基板部には底面が試料を収容するための凹窩部が設けられ、
    前記蓋部は薄いフィルム状とするか又は裏側に切り込みを入れて形成したヒンジ部を介して基板部と一体的に設けられるとともに、前記凹窩部に被覆可能であり、
    前記蓋部には、当該蓋部を前記凹窩部に被覆した際に試料注入用の開口部となる切欠き部が設けられ、
    前記凹窩部の深さは、前記蓋部を前記凹窩部上に被覆した状態で、蓋部の下面と凹窩部の底面との間で毛細管現象が生じる深さであることを特徴とする液状試料検査用プレパラート。
  2. 凹窩部の周囲に、該凹窩部よりも深い溝部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液状試料検査用プレパラート。
  3. 溝部の内側の全部又は一部に壁部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の液状試料検査用プレパラート。
  4. 基板部の端縁であって凹窩部の近傍に指入れ凹部が凹設され、蓋部の端縁に指掛け突起が突設され、蓋部を凹窩部に被覆した際に、前記指掛け突起が前記指入れ凹部内で突出した状態となるようにされていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずかに記載の液状試料検査用プレパラート。
  5. 蓋部の指掛け突起と基板部の指入れ凹部の間に、前記蓋部を前記基板部に止着するための係止構造が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の液状試料検査用プレパラート。
  6. 基板部の凹窩部を除く表面が粗面化されていることを特徴とする請求項1請求項5のいずれか記載の液状試料検査用プレパラート。
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