JP6446780B2 - 検鏡プレート、検鏡プレートの半製品および検鏡プレートの製造方法 - Google Patents

検鏡プレート、検鏡プレートの半製品および検鏡プレートの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、顕微鏡を用いて液体試料を検査する際に使用され、液体試料を充填するための貯留部を内部に含む検鏡プレート、検鏡プレートの半製品および検鏡プレートの製造方法に関する。
従来、顕微鏡を用いて、尿残渣成分等の液体試料中に含有される血球類、上皮細胞類、円柱類、微生物類および結晶塩類等の有形成分を検査する際にあっては、スライドガラスに液体試料を滴下した後に、カバーガラスを液体試料に載置して顕微鏡観察を行なっていた。カバーガラスを液体試料に載置したのみでは、カバーガラスとスライドガラスとの間の距離が一定とならず、所定の観察視野内に収まる液体試料の量がばらつくことにより、計測される有形成分の個数がばらついてしまうことがあった。
そこで、所定の視野に収まる液体試料の量がばらつくことを抑制するために、所定の間隔を隔ててカバーガラスがスライドガラスに対して予め固定された検鏡プレートが各種開発されている。
このような検鏡プレートが開示された文献として、たとえば、特開2002−350739号公報(特許文献1)、特開2006−201367号公報(特許文献2)が挙げられる。
特許文献1に開示の検鏡プレートは、板状の基台部および当該基台部の一方の主表面に形成された凹部または凸部を含むスライドガラス部と、当該スライドガラス部に対向する板状の本体部および当該本体部の主面に形成された上記凹部または凸部に嵌合する凸部または凹部を含むカバーガラス部とを備え、スライドガラス部の凹部または凸部にカバーガラス部の凸部または凹部が嵌合することにより、スライドガラス部に対してカバーガラス部が一定の距離を隔てて固定されている。
特許文献2に開示の検鏡プレートは、貫通孔が設けられたカバーガラス部と、当該カバーガラス部に対向して配置された板状の基台部、当該基台部の主表面に設けられ、当該カバーガラス部を支持する支持部および当該貫通孔に対応する位置に設けられた凸部を含むスライドガラス部とを備える。凸部は、カバーガラス部の本体部が支持部に支持された状態において、凸部の先端が貫通孔から外部に突出するように設けられている。カバーガラス部の本体部が支持部に支持されるとともに凸部の先端がカバーガラス部の外側の主面に固定されることにより、カバーガラス部がスライドガラス部に対して一定の距離を隔てて固定されている。
特開2002−350739号公報 特開2006−201367号公報
近年、検鏡プレートにあっては、製造工程の簡略化および検査精度の向上が要求されている。
ここで、特許文献1に開示の検鏡プレートの製造方法にあっては、まず、複数のスライドガラス部がスライドガラス部用ランナーによって接続されたスライドガラス部集合体と、複数のカバーガラス部がカバーガラス部用ランナーによって接続されたカバーガラス部集合体を個別に製造する。
その後、各スライドガラス部に設けられた凹部に上方から各カバーガラス部に設けられた凸部を嵌合することにより、複数の検鏡プレートが、スライドガラス部用ランナーとカバーガラス部用ランナーとによって連結された検鏡プレート集合体が製造される。続いて、スライドガラス部用ランナーおよびカバーガラス部用ランナーから検鏡プレートをそれぞれ切り離すことにより、個々に検鏡プレートが製造される。
このように製造する場合には、スライドガラス部とカバーガラス部を別々に製造する必要が生じるとともに、スライドガラス部用ランナーおよびカバーガラス部用ランナーから検鏡プレートを切断する工程が別途必要となる。さらには、梱包等の後工程において、位置決め等を行ない精密な自動化に適応させる場合には、切断部のバリ取りを行う必要が生じる。このため、特許文献1に開示の検鏡プレートにあっては、製造工程を簡略化することができず製造コストが増加してしまう。
また、スライドガラス部用ランナーおよびカバーガラス部用ランナーから検鏡プレートを切断する工程において、切断時に発生した異物がカバーガラス部とスライドガラス部との間に形成された貯留部に侵入する場合がある。貯留部に異物が進入した場合には、検査時に異物を有形成分と誤認して計測してしまい、検査精度が低下してしまう。
特許文献2に開示の検鏡プレートの製造方法にあっては、カバーガラス部に設けられた貫通孔にスライドガラス部に設けられた凸部が挿入されるように、カバーガラス部をスライドガラス部の支持部に載置する。続いて、貫通孔から突出する凸部の先端をカバーガラス部の表面に接着や溶着等により固定する。
このように製造する場合には、スライドガラス部とカバーガラス部を別々に製造する必要が生じるとともに、凸部を溶着する工程が別途必要となる。このため、特許文献2に開示の検鏡プレートにあっては、製造工程を簡略化することができず製造コストが増加してしまう。また、溶着の際に、粒子が飛散して貯留部内に付着する場合がある。この場合には、上述のように付着物を有形成分と誤認して計測してしまい、検査精度が低下する。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、製造工程を簡略化できるとともに検査精度を向上させることができる検鏡プレート、検鏡プレートの半製品および検鏡プレートの製造方法を提供することにある。
本発明に基づく検鏡プレートは、顕微鏡を用いた液体試料の検査に使用され、液体試料を充填するための貯留部を内部に含むものであって、上記貯留部の底面を規定する部分を含むスライドガラス部と、上記貯留部の天面を規定する部分を含むカバーガラス部と、上記スライドガラス部と上記カバーガラス部とを固定する固定部と、上記スライドガラス部の周縁の一部と上記カバーガラス部の周縁の一部とを接続する接続部とを備える。上記スライドガラス部、上記カバーガラス部および上記接続部は、樹脂材料を用いて一体成形されている。上記接続部が折り曲げられることで上記スライドガラス部と上記カバーガラス部とが対向配置された状態とされて上記固定部によって固定されることにより、上記底面を規定する部分の上記スライドガラス部と上記天面を規定する部分の上記カバーガラス部とによって上記貯留部が形成されており、上記接続部が折り曲げられる前の状態において上記スライドガラス部、上記接続部、および上記カバーガラス部が並ぶ第1方向と直交する方向を幅方向とした場合に、上記幅方向における上記接続部の幅は、上記幅方向における上記カバーガラス部の幅と等しい。上記スライドガラス部は、上記貯留部の上記底面を規定する部分が間に位置する位置するように、上記第1方向に互いに離間して設けられた一対の収容部と、当該一対の収容部に収容された一対の係止突起部とを含む。上記カバーガラス部は、上記貯留部の上記天面を規定する部分が間に位置するように、上記第1方向に互いに離間して設けられ、上記接続部が折り曲げられた状態において上記一対の係止突起部に係合する一対の係合突起部を含む。上記固定部は、上記一対の係止突起部と上記一対の係合突起部によって構成されている。
上記本発明に基づく検鏡プレートにあっては、上記底面を規定する部分の上記スライドガラス部と上記天面を規定する部分の上記カバーガラス部との間にスペーサ部が設けられていてもよい。
上記本発明に基づく検鏡プレートは、上記貯留部を複数含むことが好ましく、上記複数の貯留部は、単一の上記スライドガラス部と複数の上記カバーガラス部とによって規定されることが好ましい。この場合には、上記カバーガラス部は、上記貯留部の数に応じて複数設けられていることが好ましい。
上記本発明に基づく検鏡プレートにあっては、上記複数の貯留部は、平面視した場合に行方向および列方向にそれぞれ2つ並ぶように配置されていることが好ましい。
上記本発明に基づく検鏡プレートにあっては、上記固定部は、上記スライドガラス部と上記カバーガラス部とに設けられた係止機構によって構成されることが好ましい。この場合には、上記スライドガラス部と上記カバーガラス部とが上記係止機構によって嵌合固定されていることが好ましい。
本発明に基づく検鏡プレートの半製品は、顕微鏡を用いた液体試料の検査に使用され、液体試料を充填するための貯留部を内部に含む検鏡プレートの半製品であって、上記貯留部の底面を規定する部分となる部位を含むスライドガラス部と、上記貯留部の天面を規定する部分となる部位を含むカバーガラス部と、上記スライドガラス部の周縁の一部と上記カバーガラス部の周縁の一部とを接続する接続部とを備える。上記スライドガラス部、上記カバーガラス部および上記接続部は、一体成形されている。上記接続部が折り曲げられることで上記スライドガラス部と上記カバーガラス部とが対向配置された状態とされることにより、上記スライドガラス部における上記底面を規定する部分となる部位と上記カバーガラス部における上記天面を規定する部分となる部位とによって上記貯留部が形成可能となるように構成されており、上記スライドガラス部、上記接続部、および上記カバーガラス部が並ぶ第1方向と直交する幅方向における上記接続部の幅は、上記幅方向における上記カバーガラス部の幅と等しい。上記スライドガラス部は、上記貯留部の上記底面を規定する部分となる部位が間に位置するように、上記第1方向に互いに離間して設けられた一対の収容部と、当該一対の収容部に収容された一対の係止突起部とを含む。上記カバーガラス部は、上記貯留部の上記天面を規定する部分となる部位が間に位置するように、上記第1方向に互いに離間して設けられ、上記接続部が折り曲げられた状態において上記一対の係止突起部に係合する一対の係合突起部を含む。
上記本発明に基づく検鏡プレートの半製品は、上記接続部が折り曲げられることで上記スライドガラス部と上記カバーガラス部とが対向配置された状態において、上記スライドガラス部における上記底面を規定する部分と上記カバーガラス部における上記天面を規定する部分との間にスペーサ部が配置されるように構成されていてもよい。
上記本発明に基づく検鏡プレートの半製品は、単一の上記スライドガラス部と、複数の上記カバーガラス部とによって上記貯留部が複数形成可能となるように構成されることが好ましい。この場合には、上記カバーガラス部は、上記貯留部の数に応じて複数設けられていることが好ましい。
上記本発明に基づく検鏡プレートの半製品にあっては、上記複数の貯留部は、平面視した場合に行方向および列方向にそれぞれ2つ並ぶように、単一の上記スライドガラス部と複数の上記カバーガラス部とが構成されていることが好ましい。
上記本発明に基づく検鏡プレートの半製品は、上記接続部が折り曲げられた状態において上記スライドガラス部と上記カバーガラス部とを固定するための固定部をさらに備えることが好ましい。この場合には、上記固定部は、上記スライドガラス部と上記カバーガラス部とに設けられた係止機構によって構成されることが好ましく、上記スライドガラス部と上記カバーガラス部とが上記係止機構によって嵌合固定可能に構成されていることが好ましい。
本発明に基づく検鏡プレートの製造方法は、顕微鏡を用いた液体試料の検査に使用され、液体試料を充填するための貯留部を内部に含む検鏡プレートの製造方法であって、上記貯留部の底面を規定する部分となる部位を含むスライドガラス部、上記貯留部の天面を規定する部分となる部位を含むカバーガラス部、および、上記スライドガラス部の周縁の一部と上記カバーガラス部の周縁の一部とを接続する接続部を樹脂材料を用いて一体成形する工程と、上記接続部を折り曲げることで上記スライドガラス部と上記カバーガラス部とを対向配置させることにより、上記スライドガラス部における上記底面を規定する部分となる部位と上記カバーガラス部における上記天面を規定する部分となる部位とによって上記貯留部を形成する工程とを備える。上記スライドガラス部、上記カバーガラス部、および上記接続部を一体成形する工程において、上記スライドガラス部、上記接続部、および上記カバーガラス部が並ぶ第1方向と直交する幅方向における上記接続部の幅を、上記幅方向における上記カバーガラス部の幅と等しくする。
上記スライドガラス部、上記カバーガラス部、および上記接続部を一体成形する工程において、上記貯留部の上記底面を規定する部分となる部位が間に位置するように、上記第1方向に互いに離間して設けられた一対の収容部と、当該一対の収容部に収容された一対の係止突起部とを含むように上記スライドガラス部に形成するとともに、上記貯留部の天面を規定する部分となる部位が間に位置するように、上記第1方向に互いに離間して配され、上記接続部が折り曲げられた状態において上記一対の係止突起部に係合する一対の係合突起部を含むように上記カバーガラス部を形成する。
上記本発明に基づく検鏡プレートの製造方法にあっては、上記スライドガラス部、上記カバーガラス部、および上記接続部を一体成形する工程において、上記貯留部を形成する工程で上記スライドガラス部における上記底面を規定する部分と上記カバーガラス部における上記天面を規定する部分との間に配置されることとなるスペーサ部を、上記スライドガラス部、上記カバーガラス部、および上記接続部と一体成形してもよい。
上記本発明に基づく検鏡プレートの製造方法にあっては、上記スライドガラス部、上記カバーガラス部、および上記接続部を一体成形する工程において、単一の上記スライドガラス部と、複数の上記カバーガラス部とが少なくとも含まれるようにこれらが同時に一体成形されることが好ましい。上記貯留部を形成する工程において、単一の上記スライドガラス部と、複数の上記カバーガラス部とによって、複数の上記カバーガラス部の数に応じて上記貯留部が複数形成されることが好ましい。
上記本発明に基づく検鏡プレートの製造方法にあっては、上記貯留部を形成する工程において、上記複数の貯留部が、平面視した場合に行方向および列方向に2つ並ぶように形成されることが好ましい。
上記本発明に基づく検鏡プレートの製造方法にあっては、上記スライドガラス部、上記カバーガラス部、および上記接続部を一体成形する工程において、上記接続部が折り曲げられた状態において上記スライドガラス部と上記カバーガラス部とを固定するための固定部を上記スライドガラス部、上記カバーガラス部、および上記接続部と同時に一体成形することが好ましい。この場合には、上記貯留部を形成する工程において、上記固定部を用いて上記カバーガラス部および上記スライドガラス部を固定することが好ましい。
なお、スライドガラス部およびカバーガラス部は、顕微鏡観察を行なう際に液体試料を挟み込んで保持するとともに、液体試料を観察可能とするために透光性を有するものである。ここで、スライドガラス部およびカバーガラス部とは、ガラス材料によって構成されるものを意図するものではない。
本発明によれば、製造工程を簡略化できるとともに検査精度を向上させることができる検鏡プレート、検鏡プレートの半製品および検鏡プレートの製造方法を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る検鏡プレートを組み立てる前の検鏡プレートの半製品を示す平面図である。 図1に示すII−II線に沿った概略断面図である。 本発明の実施の形態1に係る検鏡プレートを示す平面図である。 図3に示すIV−IV線に沿った概略断面図である。 本発明の実施の形態2に係る検鏡プレートを組み立てる前の検鏡プレートの半製品を示す平面図である。 本発明の実施の形態2に係る検鏡プレートを示す平面図である。 本発明の実施の形態3に係る検鏡プレートを組み立てる前の検鏡プレートの半製品を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。また、実施の形態の説明において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下に複数の実施の形態が存在する場合は、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の特徴部分を適宜組み合わせることは、当初から予定されている。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態に係る検鏡プレートを組み立てる前の検鏡プレートの半製品を示す平面図である。図2は、図1に示すII−II線に沿った概略断面図である。図1および図2を参照して、本実施の形態に係る検鏡プレートの半製品50について説明する。
本実施の形態に係る検鏡プレートの半製品50は、顕微鏡を用いた液体試料の検査に使用され、液体試料を充填するための貯留部を内部に含む検鏡プレートを組み立てる前のものである。検鏡プレートは、主として、液体試料に含有される有形成分を顕微観察する際に用いられる。ここで、液体試料としては、唾液、胃液等を含む消化液や、血液、リンパ液等の体液や、尿等といった生体から取得される生体試料が挙げられる。特に、液体試料は、尿を遠心分離させた後の尿沈査であることが好ましい。
図1および図2に示すように、本実施の形態に係る検鏡プレートの半製品50は、カバーガラス部10、スライドガラス部20、接続部30を備える。カバーガラス部10、スライドガラス部20および接続部30は、たとえば樹脂材料を用いて射出成形等により一体成形されている。スライドガラス部20、接続部30およびカバーガラス部10がこの順で直線状に並んで設けられている。
検鏡プレートの半製品50は、接続部30が折り曲げられることでスライドガラス部20とカバーガラス部10とが対向配置された状態とされることにより、スライドガラス部20における底面Bを規定する部分となる部位200とカバーガラス部10の天面Uを規定する部分となる部位100とによって後述する貯留部R(図3、4参照)が形成可能となるように構成されている。
カバーガラス部10、スライドガラス部20および接続部30を構成する材料としては、たとえば透明な合成樹脂材料等を採用することができる。透明な合成樹脂材料としては、たとえば、ポリカーボネート、ポリプロピレン、PMMA(ポリメチルメタクリレート)等のアクリル系樹脂やポリスチレン等を採用することができる。
カバーガラス部10は、本体部11と、係合突起部12a,12bとを含む。また、カバーガラス部10は、スペーサ部13を含んでいてもよい。カバーガラス部10は、平面視略矩形形状を有し、長手方向と短手方向を有する。本体部11は、平板形状を有する。本体部11は、接続部30が折り返された状態において、スライドガラス部20に対向することとなる主表面11aを有する。本体部11の主表面11aは、貯留部Rの天面Uを規定する部分となる部位100を含む。本体部11の主表面11aは、平坦であること好ましい。
係合突起部12a,12bは、後述するスライドガラス部20の係止突起部22a,22bに嵌合可能に設けられている。係合突起部12a,12bは、天面Uを規定する部分となる部位100の周囲から本体部11の主表面11aの法線方向に沿って上方に突出するように設けられている。係合突起部12a,12bは、その間に天面Uを規定する部分となる部位100が位置するように対向して設けられている。係合突起部12a,12bは、カバーガラス部10の短手方向に沿って延在するように設けられている。
スペーサ部13は、天面Uを規定する部分となる部位100上に設けられている。スペーサ部13は、主表面11aの法線方向に沿って上方に突出するように設けられている。スペーサ部13は、互いに離間して複数設けられている。たとえば、複数のスペーサ部13は、2列2行のマトリクス状に配置される。
スペーサ部13の形状は、円柱状、多角柱状、円錐台形状、半球状等適宜選択することができる。スペーサ部13は、本体部の主表面11aの法線方向から見た場合にスポット状の形状を有していることが好ましい。
スライドガラス部20は、基台部21と、係止突起部22a,22bとを含む。基台部21は、略板状形状を有する。基台部21は、その厚みT2がカバーガラス部10の本体部11の厚さT1よりも厚くなるように設けられている。基台部21は、係止突起部22aを収容する第1収容部23、係止突起部22bを収容する第2収容部24、および略中央に設けられた開口部26を含む。
第1収容部23は、接続部30の一端側に接続されるスライドガラス部20の端部20b側と反対側の端部20a側に設けられている。第1収容部23は、カバーガラス部10の短手方向に沿って延在する凹形状の開口部である。第1収容部23は、カバーガラス部10がスライドガラス部20にその上方から近付くように接続部30を折り曲げた場合に、係合突起部12aも収容可能となるように設けられている。また、第1収容部23の底面23aは、開口部26の底面26aよりも低い位置に設けられている。
第2収容部24は、スライドガラス部20の端部20b側に設けられている。第2収容部24は、カバーガラス部10の短手方向に沿って延在する開口部である。第2収容部24は、カバーガラス部10がスライドガラス部20にその上方から近付くように接続部30を折り曲げた場合に、係合突起部12bも収容可能となるように設けられている。第2収容部24の底面24aは、開口部26の底面26aよりも低い位置に設けられている。第2収容部24の底面24aは、第1収容部23の底面23aと同じ高さの位置にある。
第2収容部24は、接続部30の一端側に近づくにつれて高さが高くなるように傾斜する傾斜部24bを含んでいてもよい。傾斜部24bを設けることにより、第2収容部24は、第1収容部23と比較して、カバーガラス部10の長手方向に沿った幅が広くなるように設けられる。傾斜部24bは、接続部30を折り曲げて係合突起部12bを第2収容部24内に挿入する際に、係合突起部12bと基台部21とが接触することを防止する。
係止突起部22a,22bは、接続部30が折り曲げられてカバーガラス部10とスライドガラス部20とが対向配置された状態とされることにより、係合突起部12a,12bと嵌合可能となるように構成されている。係止突起部22a,22bは、第1収容部23の底面23aおよび第2収容部24の底面24aからそれらの法線方向に沿って上方に突出するように設けられている。
開口部26は、底面26aおよび当該底面26aの周囲に設けられた周壁部27によって規定される。周壁部27は、基台部21の一部であり、枠状形状を有する。周壁部27は、係止突起部22a,22bの内側に配置されるように設けられている。周壁部27は、係止突起部22a,22bから離間して設けられている。
接続部30は、カバーガラス部10の周縁の一部とスライドガラス部20の周縁の一部とを接続する部位である。接続部30の一端側は、係止突起部22a,22bが並ぶ方向における係止突起部22b側に位置するスライドガラス部20の端部20bに接続されている。接続部30の他端側は、係合突起部12a,12bが並ぶ方向における係止突起部22b側に位置するカバーガラス部10の端部10bに接続されている。
接続部30は、カバーガラス部10の本体部11の主表面11aと、スライドガラス部20の開口部26の底面26aとが対向するように折り曲げ可能に構成されている。接続部30は、折り曲げの起点となる部分が薄肉となるように、略中央にV字状の切り欠き部31を有する。これにより、切り欠き部31の先端近傍を起点として接続部30を容易に折り曲げることができる。また、接続部30を折り曲げた際にカバーガラス部10とスライドガラス部20との平坦性を確保するために、内側の折り曲げ部となる部分において凹部32が設けられている。なお、切り欠き部31の形状は、V字状に限定されず、凹状等適宜変更することができる。また、凹部32の形状も、特に限定されない。
検鏡プレートの半製品50にあっては、係合突起部12a,12bおよび係止突起部22a,22bが嵌合可能に設けられることにより、スライドガラス部20とカバーガラス部10とが嵌合固定可能に設けられている。係合突起部12a,12bおよび係止突起部22a,22bは、カバーガラス部10およびスライドガラス部20に設けられた係止機構に相当し、カバーガラス部10およびスライドガラス部20を固定するための後述の固定部40(図4参照)として機能する。
図3は、本実施の形態に係る検鏡プレートを示す平面図である。図4は、図3に示すIV−IV線に沿った概略断面図である。図3および図4を参照して、本実施の形態に係る検鏡プレート1について説明する。
図3および図4に示すように、検鏡プレート1は、カバーガラス部10、スライドガラス部20、接続部30、貯留部R、および固定部40を備える。検鏡プレート1は、検鏡プレートの半製品50における接続部30が折り曲げられることでスライドガラス部20とカバーガラス部10とが対向配置された状態とされて固定部40によって固定されることにより構成される。
具体的には、接続部30が折り曲げられた状態において、カバーガラス部10からスライドガラス部20側に向けて突出する係合突起部12a,12bが、スライドガラス部20からカバーガラス部10側に向けて突出する係止突起部22a,22bに嵌合固定されることにより、カバーガラス部10とスライドガラス部20とが固定される。このように、固定部40は、係合突起部12a,12bおよび係止突起部22a,22bによって構成されている。
カバーガラス部10は、貯留部Rの天面Uを規定する部分100a(図4参照)を含み、スライドガラス部20は、貯留部Rの底面Bを規定する部分200a(図4参照)を含む。上記貯留部Rの天面Uを規定する部分100aは、固定前のカバーガラス部10における貯留部Rの天面Uを規定する部分となる部位100に相当する。上記貯留部Rの底面Bを規定する部分200aは、固定前のスライドガラス部20における貯留部Rの底面Bを規定する部分となる部位200に相当する。
貯留部Rは、カバーガラス部10とスライドガラス部20とが対向配置された状態で固定されることにより、スライドガラス部20における貯留部Rの底面Bを規定する部分200aとカバーガラス部10における貯留部Rの天面Uを規定する部分100との間に形成されている。
検鏡プレート1は、液体試料を供給するための窓部29を有する。窓部29は、スライドガラス部20の開口部26の一部がカバーガラス部10に覆われないことにより形成される、カバーガラス部10と開口部26との隙間である。窓部29は、貯留部Rと連通しており、検査時においては、窓部29から液体試料が供給されることにより、毛細管現象によって液体試料が貯留部Rに充填される。
カバーガラス部10がスライドガラス部20に固定された状態においては、周壁部27は、本体部11の主表面11aに接触して、係止突起部22a、22bの内側からカバーガラス部10を支持する。これにより、スライドガラス部20とカバーガラス部10との平坦性が維持される。
また、スペーサ部13が設けられていた場合には、スペーサ部13は、貯留部R内に位置するとともに、スペーサ部13の頂点部が、スライドガラス部20の開口部26の底面26aに接することとなる。これにより、スペーサ部13が設けられていた場合には、カバーガラス部10またはスライドガラス部20のたわみ変形をより確実に抑制することができる。貯留部R内に液体試料が充填される容量が変動することを抑制することができる。
続いて、検鏡プレート1の製造方法について説明する。検鏡プレート1を製造する際には、まず、第1の工程において、貯留部Rの底面Bを規定する部分となる部位200を含むスライドガラス部20、貯留部Rの天面Uを規定する部分となる部位100を含むカバーガラス部10、および、スライドガラス部20の周縁の一部とカバーガラス部10の周縁の一部とを接続する接続部30を樹脂材料を用いて射出成形等により一体成形することにより、上述のような構成を有する検鏡プレート1の半製品50を成形する。この際、接続部30が折り曲げられた状態においてカバーガラス部10とスライドガラス部20とを固定する固定部としての係合突起部12a,12bおよび係止突起部22a,22bも同時に一体に形成される。
次に、第2の工程において、接続部30を折り曲げることでスライドガラス部20とカバーガラス部10とを対向配置させることにより、スライドガラス部20における貯留部Rの底面Bを規定する部分となる部位200とカバーガラス部10における天面Uを規定する部分となる部位100とによって貯留部Rを形成する。この際、たとえば係合突起部12a,12bおよび係止突起部22a,22b等の固定部を用いて、カバーガラス部10およびスライドガラス部20を固定する。これにより、検鏡プレート1が製造される。
本実施の形態に係る検鏡プレート1を製造するにあたり、予めカバーガラス部10、スライドガラス部20および接続部30が一体成形された検鏡プレートの半製品50を用いるため、カバーガラス部10およびスライドガラス部20を個別に製造する必要がなくなる。
本実施の形態に係る検鏡プレート1は、接続部30からカバーガラス部10とスライドガラス部20を切り離すことなく、接続部30を折り曲げて固定部40によってカバーガラス部10とスライドガラス部20とを固定することで製造することができる。これにより、製造工程において、切断工程が不要となる。
このように、本実施の形態に係る検鏡プレート1にあっては、上述の検鏡プレートの半製品50および製造方法を利用することによって、その製造工程を簡略化して製造することができる。
また、製造工程において切断工程が不要となることより、切断に伴う異物の発生を防止することができる。これにより、組み立て時に検鏡プレート1に形成される貯留部Rに異物が侵入することが防止できる。この結果、本実施の形態に係る検鏡プレート1にあっては、検査時に異物を有形成分と誤認することが抑制され、検査精度を向上させることができる。
(実施の形態2)
図5は、本実施の形態に係る検鏡プレートを組み立てる前の検鏡プレートの半製品を示す平面図である。図5を参照して、本実施の形態に係る検鏡プレートの半製品50Eについて説明する。
図5に示すように、本実施の形態に係る検鏡プレートの半製品50Eは、4つの検鏡プレートの半製品部50A,50B,50C,50Dが集合するようにこれらが一体に成形されることで構成されている。検鏡プレートの半製品部50A,50B,50C,50Dの構成は、実施の形態1に係る検鏡プレートの半製品50とほぼ同様の構成である。
検鏡プレートの半製品50Eは、単一のスライドガラス部と、複数のカバーガラス部とによって、貯留部が複数形成可能に構成されている。カバーガラス部は、貯留部の数に応じて複数設けられている。
具体的には、検鏡プレートの半製品50Eは、複数の貯留部R(図6参照)の底面B1,B2,B3,B4を規定する部分となる部位201,202,203,204を含むスライドガラス部20Eと、複数の貯留部Rの天面U1,U2,U3,U4を規定する部分101,102,103,104となる部位を含むカバーガラス部10A,10B,10C,10Dと、スライドガラス部20Eの周縁の一部とカバーガラス部10A,10B,10C,10Dの周縁の一部とを接続する接続部30A,30B,30C,30Dとを備える。スライドガラス部20E、複数のカバーガラス部10A,10B,10C,10D、および複数の接続部30A,30B,30C,30Dは樹脂材料を用いて射出成形等により一体成形されている。
検鏡プレートの半製品50Eは、複数の接続部30A,30B,30C,30Dが折り曲げられることでスライドガラス部20Eと複数のカバーガラス部10A,10B,10C,10Dとが対向配置された状態とされることにより、スライドガラス部20Eにおける複数の貯留部Rの底面B1,B2,B3,B4を規定する部分となる部位201,202,203,204と複数のカバーガラス部10A,10B,10C,10Dにおける複数の貯留部Rの天面U1,U2,U3,U4を規定する部分となる部位101,102,103,104とによって複数の貯留部Rが形成可能となるように構成されている。
スライドガラス部20Eにおける複数の貯留部Rの底面B1,B2,B3,B4を規定する部分となる部位201,202,203,204は、たとえば、平面視した場合(当該部位の法線方向から見た場合)に、行方向および列方向にそれぞれ2つ並ぶように行列状に配置されている。
カバーガラス部10A,10Bは、その間に、複数の貯留部Rの底面B1,B2を規定する部分となる部位201,202が位置するように設けられている。複数のカバーガラス部10A,10Bおよび複数の貯留部Rの底面B1,B2を規定する部分となる部位201,202は、直線状並ぶにように設けられている。
カバーガラス部10C,10Dは、その間に、複数の貯留部Rの底面B3,B4を規定する部分となる部位203,204が位置するように設けられている。複数のカバーガラス部10C,10Dおよび複数の貯留部Rの底面B3,B4を規定する部分となる部位203,204は、直線状並ぶにように設けられている。
カバーガラス部10A,10Dは、列方向(カバーガラス部の短手方向)に沿って並ぶように配置されている。カバーガラス部10B,10Cは、列方向(カバーガラス部の短手方向)に沿って並ぶように配置されている。
このようにスライドガラス部20Eおよび複数のカバーガラス部10A,10B,10C,10Dを設けることにより、複数の貯留部Rは、平面視した場合に行方向および列方向のそれぞれに2つ並ぶように行列状に配置されるように形成可能に構成されている。
複数のカバーガラス部10A,10B,10C,10Dは、それぞれ係合突起部12a,12bを有する。また、スライドガラス部20Eは、複数のカバーガラス部10A,10B,10C,10Dが有する係合突起部12a,12bに嵌合可能に設けられた複数の係止突起部22a,22bを有する。
検鏡プレートの半製品50Eにあっては、接続部30A,30B,30C,30Dが折り曲げられた状態で、係合突起部12a,12bおよび係止突起部22a,22bが嵌合することにより、スライドガラス部20Eとカバーガラス部10A,10B,10C,10Dとが嵌合固定可能に設けられている。
図6は、本実施の形態に係る検鏡プレートを示す平面図である。図6を参照して、本実施の形態に係る検鏡プレート1Eについて説明する。
検鏡プレート1Eは、貯留部を複数含んでいる。複数の貯留部は、単一のスライドガラス部と複数のカバーガラス部とによって規定されている。カバーガラス部は、貯留部の数に応じて複数設けられている。
具体的には、図6に示すように、検鏡プレート1Eは、複数のカバーガラス部10A,10B,10C,10D、スライドガラス部20E、複数の接続部30A,30B,30C,30D、複数の貯留部R、および複数の固定部(不図示)を備える。検鏡プレート1Eは、検鏡プレートの半製品50Eにおける接続部30A,30B,30C,30Dが折り曲げられることでスライドガラス部20Eとカバーガラス部10A,10B,10C,10Dとが対向配置された状態とされて複数の固定部によって固定されることにより構成される。なお、固定部は、上述の係合突起部12a,12bおよび係止突起部22a,22bによって構成される。
複数のカバーガラス部10A,10B,10C,10Dは、複数の貯留部Rの天面U1,U2,U3,U4を規定する部分を含む。スライドガラス部20Eは、複数の貯留部Rの底面B1,B2,B3,B4を規定する部分を含む。複数の貯留部Rは、複数のカバーガラス部10A,10B,10C,10Dにおける上記の天面U1,U2,U3,U4を規定する部分と、スライドガラス部20における上記底面B1,B2,B3,B4を規定する部分とによってそれぞれ形成されている。
カバーガラス部10A,10Bは、直線状に並ぶように配置され、スライドガラス部20Eの略中央で、接続部30A,30Bと反対側に位置する先端が互いに向かい合うようにスライドガラス部20Eに固定されている。カバーガラス部10C,10Dは、直線状に並ぶように配置され、スライドガラス部20Eの略中央で、接続部30C,30Dと反対側に位置する先端が向かい合うようにスライドガラス部20Eに固定されている。
カバーガラス部10A,10Dは、列方向(カバーガラス部の短手方向)に沿って並ぶように配置されている。カバーガラス部10B,10Cは、列方向(カバーガラス部の短手方向)に沿って並ぶように配置されている。
また、複数の貯留部Rは、平面視した場合に行方向および列方向にそれぞれ2つ並ぶように行列状に配置されている。
検鏡プレート1Eを製造する製造方法は、実施の形態1に係る検鏡プレート1の製造方法に準ずる。まず、第1の工程において、単一のスライドガラス部20Eと、複数のカバーガラス部10A,10B,10C,10Dと、複数の接続部30A,30B,30C,30Dとが一体に形成された検鏡プレートの半製品50Eを製造する。この際、係合突起部12a,12bおよび係止突起部22a,22b等の固定部が同時に成形されてもよい。
続いて、第2の工程において、複数の接続部30A,30B,30C,30Dを折り曲げることで単一のスライドガラス部20と複数のカバーガラス部10A,10B,10C,10Dとを対向配置させることにより、スライドガラス部20Eにおける貯留部Rの底面B1,B2,B3,B4を規定する部分となる部位201,202,203,204とカバーガラス部10A,10B,10C,10Dにおける天面U1,U2,U3,U4を規定する部分となる部位101,102,103,104とによって、複数のカバーガラス部10A,10B,10C,10Dの数に応じて複数の貯留部Rを形成する。この際、係合突起部12a,12bおよび係止突起部22a,22bがそれぞれ嵌合される。
本実施の形態においても、複数の接続部30A,30B,30C,30Dを折り曲げてスライドガラス部20Eと、複数のカバーガラス部10A,10B,10C,10Dとを固定部に固定することにより、検鏡プレート1Eが製造される。このため、本実施の形態においても、実施の形態1とほぼ同様の効果が得られる。また、検鏡プレート1Eには複数の貯留部Rが設けられているため、単数の貯留部Rが設けられた検鏡プレート1を使用する場合と比較して、効率よく検査を行なうことができる。また、複数種の液体試料を観察することもできる。
なお、実施の形態2においては、複数の貯留部が、行方向および列方向に2つ並ぶように行列状に配置される場合を例示して説明したが、このように限定されず、貯留部の数および配置は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更することができる。貯留部の数および配置に合わせてカバーガラス部の数、配置も適宜変更できるものとする。
(実施の形態3)
図7は、本実施の形態に係る検鏡プレートを組み立てる前の検鏡プレートの半製品を示す平面図である。図7を参照して、本実施の形態に係る検鏡プレートを組み立てる前の検鏡プレートの半製品50Fについて説明する。
本実施の形態に係る検鏡プレートの半製品50Fは、実施の形態に係る検鏡プレートの半製品50と比較した場合に、単一のスライドガラス部と、単一のカバーガラス部とによって、貯留部が複数形成可能に構成されている点において相違し、その他の構成については、ほぼ同様である。
具体的には、検鏡プレートの半製品50Fは、複数の貯留部R(図6参照)の底面B1,B2を規定する部分となる部位201,204を含むスライドガラス部20Fと、複数の貯留部Rの天面U1,U4を規定する部分101,104となる部位を含むカバーガラス部10Fと、スライドガラス部20Fの周縁の一部とカバーガラス部10Fの周縁の一部とを接続する接続部30Fとを備える。単一のスライドガラス部20E、単一のカバーガラス部10Fおよび接続部30Fは樹脂材料を用いて射出成形等により一体成形されている。
検鏡プレートの半製品50Fは、接続部30Fが折り曲げられることでスライドガラス部20Fとカバーガラス部10Fとが対向配置された状態とされることにより、スライドガラス部20Fにおける複数の貯留部Rの底面B1,B4を規定する部分となる部位201,204とカバーガラス部10Fにおける複数の貯留部Rの天面U1,U4を規定する部分となる部位101,104とによって複数の貯留部Rが形成可能となるように構成されている。
カバーガラス部10Fは、複数の係合突起部12a,12bを有する。また、スライドガラス部20Eは、カバーガラス部10Fが有する複数の係合突起部12a,12bに嵌合可能に設けられた複数の係止突起部22a,22bを有する。
検鏡プレートの半製品50Fにあっては、接続部30Fが折り曲げられた状態で、複数の係合突起部12a,12bおよび複数の係止突起部22a,22bが嵌合することにより、スライドガラス部20Fとカバーガラス部10Fとが嵌合固定可能に設けられている。
本実施の形態にあっても、実施の形態1に係る検鏡プレートの製造方法に準じて、検鏡プレートの半製品50Fから不図示の検鏡プレートを製造することができる。当該検鏡プレートは、貯留部を複数含んでいる。これら複数の貯留部は、単一のスライドガラス部と単一のカバーガラス部とによって規定されている。
このような構成とする場合であっても、実施の形態1とほぼ同様の効果が得られる。また、本実施の検鏡プレートには複数の貯留部Rが設けられているため、単数の貯留部Rが設けられた検鏡プレートを使用する場合と比較して、効率よく検査を行なうことができる。また、複数種の液体試料を観察することもできる。
なお、実施の形態3においては、単一のスライドガラス部20Fに、単一のカバーガラス部10Fが接続されている場合を例示して説明したが、これに限定されず、単一のスライドガラス部20Fに複数のカバーガラス部10Fが接続されていてもよい。この場合にあっては、貯留部の数および配置は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更することができる。貯留部の数および配置に合わせてカバーガラス部10Fの数、配置も変更できるものとする。
上述した実施の形態1から3においては、カバーガラス部とスライドガラス部とを固定する係止機構が、係合突起部および係止突起部によって構成される場合を例示して説明したが、これに限定されず、突起部と溝部によって構成されていてもよい。
この場合には、たとえば、カバーガラス部に突起部が設けられており、スライドガラス部に突起部に嵌合可能な溝部が設けられていてもよいし、カバーガラス部側に溝部が設けられ、スライドガラス部側にこれに嵌合可能な突起部が設けられていてもよい。さらにこの場合には、スライドガラス部に第1収容部23および第2収容部24が設けられず、スライドガラス部が上記の突起部または溝部を除き平板となるように構成されていてもよい。
上述した実施の形態1から3においては、係止機構を用いてカバーガラス部とスライドガラス部とを嵌合固定する場合を例示して説明したが、これに限定されず、スナップボタン等の締結部材を用いた締結や、テープや接着剤等を用いた接着等によってカバーガラス部とスライドガラス部とを固定してもよい。この場合には、締結部材、テープや接着剤がカバーガラス部とスライドガラス部とを固定する固定部として機能する。
上述した実施の形態1から3においては、スライドガラス部とカバーガラス部とが固定された状態において、2つの係止機構が1つの貯留部を間に挟むように配置される場合を例示して説明したが、係止機構の数および配置はこれに限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更することができる。
上述した実施の形態1から3においては、カバーガラス部、スライドガラス部および接続部の全てが透光性を有するガラス材料または合成樹脂材料で構成される場合を例示して説明したが、これに限定されず、少なくともカバーガラス部およびスライドガラス部のうち貯留部Rを構成する部分が透光性を有する上記の材料で構成されていればよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1,1E 検鏡プレート、10,10A,10B,10C,10D,10F カバーガラス部、11 本体部、11a 主表面、12a,12b 係合突起部、13 スペーサ部、20,20E,20F スライドガラス部、21 基台部、22a,22b 係止突起部、23 第1収容部、23a 底面、24 第2収容部、24a 底面、24b 傾斜部、26 開口部、26a 底面、27 周壁部、29 窓部、30,30A,30B,30C,30D 接続部、31 切り欠き部、32 凹部、40 固定部、50,50A,50B,50C,50D,50E,50F 検鏡プレートの半製品、B,B1,B2,B3,B4 底面、R 貯留部、U,U1,U2,U3,U4 天面。

Claims (15)

  1. 顕微鏡を用いた液体試料の検査に使用され、液体試料を充填するための貯留部を内部に
    含む検鏡プレートであって、
    前記貯留部の底面を規定する部分を含むスライドガラス部と、
    前記貯留部の天面を規定する部分を含むカバーガラス部と、
    前記スライドガラス部と前記カバーガラス部とを固定する固定部と、
    前記スライドガラス部の周縁の一部と前記カバーガラス部の周縁の一部とを接続する接続部とを備え、
    前記スライドガラス部、前記カバーガラス部および前記接続部は、樹脂材料を用いて一体成形されており、
    前記接続部が折り曲げられることで前記スライドガラス部と前記カバーガラス部とが対向配置された状態とされて前記固定部によって固定されることにより、前記底面を規定する部分の前記スライドガラス部と前記天面を規定する部分の前記カバーガラス部とによって前記貯留部が形成されており、
    前記接続部が折り曲げられる前の状態において前記スライドガラス部、前記接続部、および前記カバーガラス部が並ぶ第1方向と直交する方向を幅方向とした場合に、前記幅方向における前記接続部の幅は、前記幅方向における前記カバーガラス部の幅と等しく、
    前記スライドガラス部は、前記貯留部の前記底面を規定する部分が間に位置するように、前記第1方向に互いに離間して設けられた一対の収容部と、当該一対の収容部に収容された一対の係止突起部とを含み、
    前記カバーガラス部は、前記貯留部の前記天面を規定する部分が間に位置するように、前記第1方向に互いに離間して設けられ、前記接続部が折り曲げられた状態において前記一対の係止突起部に係合する一対の係合突起部を含み、
    前記固定部は、前記一対の係止突起部と前記一対の係合突起部によって構成されている、検鏡プレート。
  2. 前記底面を規定する部分の前記スライドガラス部と前記天面を規定する部分の前記カバーガラス部との間にスペーサ部が設けられている、請求項1に記載の検鏡プレート。
  3. 前記貯留部を複数含み、
    前記複数の貯留部は、単一の前記スライドガラス部と複数の前記カバーガラス部とによって規定され、
    前記カバーガラス部は、前記貯留部の数に応じて複数設けられている、請求項1または2に記載の検鏡プレート。
  4. 前記複数の貯留部は、平面視した場合に行方向および列方向にそれぞれ2つ並ぶように配置されている、請求項3に記載の検鏡プレート。
  5. 前記固定部は、前記スライドガラス部と前記カバーガラス部とに設けられた係止機構によって構成され、
    前記スライドガラス部と前記カバーガラス部とが前記係止機構によって嵌合固定されている、請求項1から4のいずれか1項に記載の検鏡プレート。
  6. 顕微鏡を用いた液体試料の検査に使用され、液体試料を充填するための貯留部を内部に含む検鏡プレートの半製品であって、
    前記貯留部の底面を規定する部分となる部位を含むスライドガラス部と、
    前記貯留部の天面を規定する部分となる部位を含むカバーガラス部と、
    前記スライドガラス部の周縁の一部と前記カバーガラス部の周縁の一部とを接続する接続部とを備え、
    前記スライドガラス部、前記カバーガラス部および前記接続部は、樹脂材料を用いて一体成形されており、
    前記接続部が折り曲げられることで前記スライドガラス部と前記カバーガラス部とが対向配置された状態とされることにより、前記スライドガラス部における前記底面を規定する部分となる部位と前記カバーガラス部における前記天面を規定する部分となる部位とによって前記貯留部が形成可能となるように構成されており、
    前記スライドガラス部、前記接続部、および前記カバーガラス部が並ぶ第1方向と直交する幅方向における前記接続部の幅は、前記幅方向における前記カバーガラス部の幅と等しく、
    前記スライドガラス部は、前記貯留部の前記底面を規定する部分となる部位が間に位置するように、前記第1方向に互いに離間して設けられた一対の収容部と、当該一対の収容部に収容された一対の係止突起部とを含み、
    前記カバーガラス部は、前記貯留部の前記天面を規定する部分となる部位が間に位置するように、前記第1方向に互いに離間して設けられ、前記接続部が折り曲げられた状態において前記一対の係止突起部に係合する一対の係合突起部を含む、検鏡プレートの半製品。
  7. 前記接続部が折り曲げられることで前記スライドガラス部と前記カバーガラス部とが対向配置された状態において、前記スライドガラス部における前記底面を規定する部分と前記カバーガラス部における前記天面を規定する部分との間にスペーサ部が配置されるように構成されている、請求項6に記載の検鏡プレートの半製品。
  8. 単一の前記スライドガラス部と、複数の前記カバーガラス部とによって前記貯留部が複数形成可能となるように構成され、
    前記カバーガラス部は、前記貯留部の数に応じて複数設けられている、請求項6または7に記載の検鏡プレートの半製品。
  9. 前記複数の貯留部が平面視した場合に行方向および列方向にそれぞれ2つ並ぶように、単一の前記スライドガラス部と複数の前記カバーガラス部とが構成されている、請求項8に記載の検鏡プレートの半製品。
  10. 前記接続部が折り曲げられた状態において前記スライドガラス部と前記カバーガラス部とを固定するための固定部をさらに備え、
    前記固定部は、前記スライドガラス部と前記カバーガラス部とに設けられた係止機構によって構成され、
    前記スライドガラス部と前記カバーガラス部とが前記係止機構によって嵌合固定可能に構成されている、請求項6から9のいずれか1項に記載の検鏡プレートの半製品。
  11. 顕微鏡を用いた液体試料の検査に使用され、液体試料を充填するための貯留部を内部に含む検鏡プレートの製造方法であって、
    前記貯留部の底面を規定する部分となる部位を含むスライドガラス部、前記貯留部の天面を規定する部分となる部位を含むカバーガラス部、および、前記スライドガラス部の周縁の一部と前記カバーガラス部の周縁の一部とを接続する接続部を樹脂材料を用いて一体成形する工程と、
    前記接続部を折り曲げることで前記スライドガラス部と前記カバーガラス部とを対向配置させることにより、前記スライドガラス部における前記底面を規定する部分となる部位と前記カバーガラス部における前記天面を規定する部分となる部位とによって前記貯留部を形成する工程とを備え、
    前記スライドガラス部、前記カバーガラス部、および前記接続部を一体成形する工程において、前記スライドガラス部、前記接続部、および前記カバーガラス部が並ぶ第1方向と直交する幅方向における前記接続部の幅を、前記幅方向における前記カバーガラス部の幅と等しくし、
    前記スライドガラス部、前記カバーガラス部、および前記接続部を一体成形する工程において、前記貯留部の前記底面を規定する部分となる部位が間に位置するように、前記第1方向に互いに離間して設けられた一対の収容部と、当該一対の収容部に収容された一対の係止突起部とを含むように前記スライドガラス部に形成するとともに、前記貯留部の天面を規定する部分となる部位が間に位置するように、前記第1方向に互いに離間して設けられ、前記接続部が折り曲げられた状態において前記一対の係止突起部に係合する一対の係合突起部を含むように前記カバーガラス部を形成する、検鏡プレートの製造方法。
  12. 前記スライドガラス部、前記カバーガラス部、および前記接続部を一体成形する工程において、前記貯留部を形成する工程で前記スライドガラス部における前記底面を規定する部分と前記カバーガラス部における前記天面を規定する部分との間に配置されることとなるスペーサ部を、前記スライドガラス部、前記カバーガラス部、および前記接続部と一体成形する、請求項11に記載の検鏡プレートの製造方法。
  13. 前記スライドガラス部、前記カバーガラス部、および前記接続部を一体成形する工程において、単一の前記スライドガラス部と、複数の前記カバーガラス部とを少なくとも含むようにこれらが同時に一体成形され、
    前記貯留部を形成する工程において、単一の前記スライドガラス部と、複数の前記カバーガラス部とによって、複数の前記カバーガラス部の数に応じて前記貯留部が複数形成される、請求項11または12に記載の検鏡プレートの製造方法。
  14. 前記貯留部を形成する工程において、前記複数の貯留部が、平面視した場合に行方向および列方向にそれぞれ2つ並ぶように形成される、請求項13に記載の検鏡プレートの製造方法。
  15. 前記スライドガラス部、前記カバーガラス部、および前記接続部を一体成形する工程において、前記接続部が折り曲げられた状態において前記スライドガラス部と前記カバーガラス部とを固定するための固定部を前記スライドガラス部、前記カバーガラス部、および前記接続部と同時に一体成形し、
    前記貯留部を形成する工程において、前記固定部を用いて前記カバーガラス部および前記スライドガラス部を固定する、請求項11から14のいずれか1項に記載の検鏡プレートの製造方法。
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