JP3645127B2 - シートバックのアームレスト取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はシートバックのアームレスト取付構造に関し、更に詳細に説明すると、上部フレームと両側部フレーム及び両側部フレームの下端間を連結する下部フレームとから略4角枠状に形成されたシートバックフレームを備え、前記側部フレームにリクライニング装置の回動アームが固着され、且つ側部フレームにアームレストの支持ブラケットが固着され、該支持ブラケットにアームレスト本体が回動可能に支持されるようになされたシートバックのアームレスト取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ワンボックスカー等のセカンドシートにおいては、シートバックをリクライニング装置により略水平まで前傾させ、このシートバックの背面側をテーブルとして利用することができるようになされ、またシートバックの側部側にアームレストの支持ブラケットが固着され、この支持ブラケットにアームレストが回動可能に設けられ、車室内の居住性の向上を図っている。
【0003】
また、シートバックフレームは上部フレームと両側部フレーム及び両側部フレームの下端間を連結する下部フレームとから略4角枠状に形成されている。このシートバックに衝撃荷重が加えられた場合にシートバックフレームの剛性が強過ぎると着座者に対する打撃が大きくなる虞れを有し、また剛性が弱過ぎると着座者のホールド性に欠けるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
然し乍ら、従来のシートバックにおいては、リクライニング装置によりシートバックを前傾させることができるようになされ、このリクライニング装置の回動アームがシートバックフレームの両側部フレームの下部に固着され、また側部フレームにアームレストの支持ブラケットが固着され、該支持ブラケットにアームレスト本体が回動可能に支持されるので、両側部フレームや回動アームに多数の部品が取付けられ、このため取付穴が多数穿設されてシートバックフレームの剛性を低下させ、また取付位置を間違える等の作業上の問題点を有し、下部フレームの強度が必要以上に大きくなると、衝撃吸収性が悪くなり、シートバックフレームの重量が増大し、特に着座者の腰椎部に対する衝撃荷重を小さくすることができず、またリクライニング装置の回動アームに伝達される衝撃荷重によりリクライニング装置のテーブルロック機構が解除される虞れを有していた。またリクライニング装置のロック機構等がシートバックの側部に突出し、外観を悪化させる虞れを有していた。
【0005】
本発明の目的は、シートバックの背面側をテーブルとして利用することができ、アームレストを必要に応じて利用することができ、車室内の居住性を向上させることができ、アームレストの支持ブラケットを簡易迅速に取付けることができ、シートバックフレームの衝撃吸収性を向上させ着座者の腰椎部に対する衝撃荷重を小さくすることができ、アームレストやリクライニング装置がシートバックの側部に突出する虞れがなく外観を向上させることができるシートバックのアームレスト取付構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述せる課題に鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載のシートバックのアームレスト取付構造は、上部フレームと両側部フレーム及び両側部フレームの下端間を連結する下部フレームとから略4角枠状に形成されたシートバックフレームを備え、前記側部フレームにリクライニング装置の回動アームが固着され、且つ側部フレーム側にアームレストの支持ブラケットが固着され、該支持ブラケットにアームレスト本体が回動可能に支持されるようになされたシートバックのアームレスト取付構造において、
前記シートバックフレームの両側部フレームの下部に凹部が形成され、該側部フレームの凹部にリクライニング装置のロック機構が収納され、前記側部フレームの凹部より上方の側部フレームの中間位置に前記回動アームの上部が固着され、前記アームレストの支持ブラケットの上部が前記回動アームと側部フレームとの固着部に共締めされて固着され、支持ブラケットの下部が前記回動アームの回動中心に固着されていることを特徴とする。
【0007】
また、本発明の請求項2に記載のシートバックのアームレスト取付構造は、上部フレームと両側部フレーム及び両側部フレームの下端間を連結する下部フレームとから略4角枠状に形成されたシートバックフレームを備え、前記側部フレームにリクライニング装置の回動アームが固着され、且つ側部フレーム側にアームレストの支持ブラケットが固着され、該支持ブラケットにアームレスト本体が回動可能に支持されるようになされたシートバックのアームレスト取付構造において、
前記リクライニング装置の回動アームはベースに回動可能に枢支されたロアアームと、該ロアアームに回動可能に枢支ピンにより枢支されたアッパーアームとからなる2段折れ構造よりなり、前記シートバックフレームの両側部フレームの下部に凹部が形成され、アッパーアームに設けたリクライニング装置のロック機構が該側部フレームの凹部に収納され、前記側部フレームの凹部より上方の側部フレームの中間位置に回動アームのアッパーアームの上部が固着され、前記アームレストの支持ブラケットの上部が前記回動アームのアッパーアームと側部フレームとを固着する固定部材により固着され、支持ブラケットの下部が前記回動アームのアッパーアームの回動中心に固着されていることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の請求項3に記載のシートバックのアームレスト取付構造は、上部フレームと両側部フレーム及び両側部フレームの下端間を連結する下部フレームとから略4角枠状に形成されたシートバックフレームを備え、前記側部フレームにリクライニング装置の回動アームが固着され、且つ側部フレーム側にアームレストの支持ブラケットが固着され、該支持ブラケットにアームレスト本体が回動可能に支持されるようになされたシートバックのアームレスト取付構造において、
前記リクライニング装置の回動アームはベースにリクライニング調節のためのロック機構を介して回動可能に枢支されたロアアームと、該ロアアームに回動可能に枢支されて2段折れのためのロック機構を備えたアッパーアームとからなる2段折れ構造よりなり、前記シートバックフレームの両側部フレームの下部に凹部が形成され、該側部フレームの凹部に前記2段折れのためのロック機構の下部が収納され、前記側部フレームの凹部より上方の側部フレームの中間位置に回動アームのアッパーアームの上部が固着され、前記アームレストの支持ブラケットの上部が前記回動アームのアッパーアームと側部フレームとを固着する固定部材にスペーサーを介して共締めされて固着され、支持ブラケットの下部が前記回動アームのアッパーアームの回動中心にスペーサーを介して固着されていることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の請求項4に記載のシートバックのアームレスト取付構造は、上部フレームと両側部フレーム及び両側部フレームの下端間を連結する下部フレームとから略4角枠状に形成されたシートバックフレームを備え、前記側部フレームにリクライニング装置の回動アームが固着され、且つ側部フレーム側にアームレストの支持ブラケットが固着され、該支持ブラケットにアームレスト本体が回動可能に支持されるようになされたシートバックのアームレスト取付構造において、
前記リクライニング装置の回動アームはベースにリクライニング調節のためのロック機構を介して回動可能に枢支されたロアアームと、該ロアアームに回動可能に枢支されて2段折れのためのロック機構を備えたアッパーアームとからなる2段折れ構造よりなり、前記シートバックフレームの両側部フレームの下部に凹部が形成され、該側部フレームの凹部に前記2段折れのためのロック機構の下部が収納され、前記側部フレームの凹部より上方の側部フレームの中間位置に回動アームのアッパーアームの上部が固着され、前記両側部フレームの凹部間に連結パイプが設けられ、前記アッパーアームに前記ロック機構に連動する嵌合ピンが突設され、該嵌合ピンに連結パイプの端部が嵌合され、前記アームレストの支持ブラケットの上部が前記回動アームのアッパーアームと側部フレームとを固着する固定部材にスペーサーを介して共締めされて固着され、支持ブラケットの下部が前記回動アームのアッパーアームの回動中心にスペーサーを介して固着されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係るシートバックのアームレスト取付構造を図面を参照して詳述する。
図1には本発明に係るシートバックのアームレスト取付構造に適用することができるシートバックフレームの実施の形態が示されており、この実施の形態ではワンボックスカー等のセカンドシートに本発明を適用した場合として説明するが、これに限定されるものではなく、種々の車両用シートのシートバックに適用することができる。
【0011】
図1に示す如く、シートバック11のシートバックフレーム12は上部フレーム14と両側部フレーム16,16及び両側部フレーム16,16の下端間を連結する下部フレーム18とから略4角枠状に形成されている。上部フレーム14はパイプフレームから形成され、この上部フレーム14の両端とパネルフレームから形成された両側部フレーム16,16とが溶着等により連結されて略逆U字状に形成されている。
【0012】
前記上部フレーム14は比較的大径なパイプフレームから形成され、また前記下部フレーム18は上部フレーム14に対して強度を有しない部材より形成されている。前記下部フレーム18が着座者の腰椎部に対向する位置に形成され、下部フレーム18に衝撃荷重が加えられた場合に、下部フレーム18が衝撃を吸収し得るように構成されている。
【0013】
尚、本実施の形態では下部フレーム18は小径なパイプフレームより形成されている。また、図1に示す如く、上部フレーム14にはヘッドレストスティのホルダーブラケット15が左右一対固着されている。また、図1中、符号17は縦横に固着されたワイヤーフレームであり、20は下部フレーム18の左右に設けられたシートベルトの取付ブラケットである。
【0014】
前記シートバックフレーム12の両側部フレーム16,16の下部の外側に凹部19が形成され、この両側部フレーム16,16の下部の外側の凹部19にはリクライニング装置21の回動アーム23の下部に設けたロック機構21Aが収納され、前記両側部フレーム16,16の凹部19より上方の両側部フレーム16,16の中間位置に回動アーム23の上部が夫々固着されている。尚、両側リクライニング装置からなる両側ロック機構に代えて片側ロック機構とすることもできる。
【0015】
図4に示す如く、前記リクライニング装置21は、ベース22と、このベース22にリクライニング調節のためのロック機構21Aを介して回動可能に枢支される回動アーム23とを有し、本実施の形態では回動アーム23はベースに回動可能に枢支されたロアアーム25と、このロアアーム25に2段折れのためのロック機構21Aを介して回動可能に枢支ピン29により枢支されたアッパーアーム27とからなる2段折れの構成を有している。またリクライニング装置21は両側ロック機構を備えているが、一方のみを図示する。
【0016】
尚、回動アーム23はロアアーム25に回動可能に枢支ピン29により枢支されたアッパーアーム27とからなる2段折れの構成に限定されるものではなく、また図示の形状に限定されるものではない。
【0017】
前記シートバックフレーム12の両側部フレーム16,16の下部の凹部19にはリクライニング装置21のアッパーアーム27の下部に設けたロック機構21Aの内方突出部分が収納され、前記両側部フレーム16,16の凹部19より上方の両側部フレーム16,16の中間位置にアッパーアーム27の上部が固定部材としてのボルト31及びナット33により夫々固着されている。前記ナット33は両側部フレーム16,16の中間位置の内側に夫々溶着されている。
【0018】
図1,図2及び図4に示す如く、前記両側部フレーム16,16の凹部19の上下方向の中間位置の間に連結パイプ45が設けられ、前記アッパーアーム27に嵌合ピン47が回動可能に突設され、この嵌合ピン47に連結パイプ45の両端部が夫々嵌合している。図4及び図5に示す如く、前記ロアアーム25に枢支ピン29により回動可能に枢支されたアッパーアーム27には前記ロック機構21Aの操作ノブ49が設けられ、この操作ノブ49の軸心上にカム51が固着されている。尚、操作ノブ49は片側にのみ設けられている。
【0019】
前記ロアアーム25の上端部にロック歯部53が形成され、このロック歯部53にカム51により係脱されるラッチ58がアッパーアーム27にピン59で回動可能に支持されており、通常は図示しないばねにより保持するようになされている。尚、カム51、ロック歯部53及びラッチ58はラッチカバー55により被覆されている。
【0020】
前記嵌合ピン47はアッパーアーム27に固着されるブラケット57に回動可能に取付けられ、このブラケット57の一方の取付部57aが前記ラッチカバー55と共にピン59によりアッパーアーム27に固着され、ブラケット57の他方の取付部57bが前記ラッチカバー55の取付部の一つと同軸上で、前記ロアアーム25の枢支ピン29の軸心上のアッパーアーム27に固着されている。
【0021】
また、前記操作ノブ49の軸心上にピン63自由端側にリンク部材61が設けられ、このピン63がブッシュ65を介してリンクプレート67の長穴69に挿入され、またリンクプレート67の透孔71に前記嵌合ピン47の先端47aが挿通され、嵌合ピン47の先端47aが連結パイプ45の両端部に夫々嵌合されている。尚、嵌合ピン47の先端47aにはセレーションが形成されており、嵌合ピン47、リンクプレート67及び連結パイプ45は一体で回動可能である。
【0022】
従って、操作ノブ49を回動させることにより、操作ノブ49側のカム51が回動し、ラッチ58とロアアーム25の上端部のロック歯部53との係止状態が解除される。また操作ノブ49の回動により連結パイプ45を介して他方のカム51が回動し、ロックが解除される。即ち、連結パイプ45を介して嵌合ピン47が回動すると、リンクプレート67が回動し、リンクプレート67の長穴69に嵌合しているリンク部材61が回動し、このリンク部材61の回動によりカム51が回動し、ラッチ58とロアアーム25のロック歯部53との係止状態が解除され、アッパーアーム27を回動させることができる。
【0023】
更に、連結パイプ45は下部フレーム18と同様に着座者の腰椎部に対向する位置に形成され、連結パイプ45に衝撃荷重が加えられた場合に、連結パイプ45が変形して衝撃を吸収すると共に、連結パイプ45の端部と嵌合ピン47の先端47aとが外れ、嵌合状態が解除されるようになされ、衝撃荷重がカム51からラッチ58とロック歯部53の歯合部側に伝達されるのを防止し、リクライニング装置21のロック機構21Aが解除されるのを防止することができる。
【0024】
図2及び図3に示す如く、前記側部フレーム16に固着されるアッパーアーム27にアームレスト73の支持ブラケット75が固着され、この支持ブラケット75にアームレスト本体77が回動可能に支持されている。前記支持ブラケット75は上下の取付部75a,75bと、中央部のアームレスト本体77側に突出する台形状の膨出部75cとを有している。
【0025】
前記アームレスト73の支持ブラケット75の上部の取付部75aが図2に示す如く、前記回動アーム23のアッパーアーム27と側部フレーム16との固着部のうち下部の固着部にスペーサ81を介し、固定部材であるボルト31,ナット33により共締めされて固着され、支持ブラケット75の下部の取付部75bが前記回動アーム23のアッパーアーム27の回動中心である枢支ピン29を兼ねるボルト78により固着されている。
【0026】
また、前記枢支ピン29はスペーサ83を挿通している。このスペーサ83は段付き円筒状に形成されており、アッパーアーム27側からアッパーアーム27、ロアアーム25及びラッチカバー55の回動中心孔に挿通してかしめ固定されている。これによりロック機構21Aをユニット化した後、支持ブラケット75の下部の取付部75bをスペーサー83を介してボルト78、ナット88で固着できるので組付け性を向上できる。
また、支持ブラケット75の台形状の膨出部75cにはアームレスト本体77の回動軸79を回動自在に支持する軸支部及び回動規制ピン85が設けられている。
【0027】
従って、支持ブラケット75の固着のための透孔を別途側部フレーム16やアッパーアーム27に穿設する必要がなく、アッパーアーム27の剛性を向上させることができる。尚、ブラケット57についてはラッチカバー55に一体に成形してもよく、また溶接等で固着するようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】
以上が本発明に係わるシートバックのアームレスト取付構造の実施の形態であるが、本発明の請求項1に記載のシートバックのアームレスト取付構造によれば、シートバックフレームの両側部フレームの下部に凹部が形成され、該側部フレームの凹部にリクライニング装置のロック機構が収納され、前記側部フレームの凹部より上方の側部フレームの中間位置に前記回動アームの上部が固着され、前記アームレストの支持ブラケットの上部が前記回動アームと側部フレームとの固着部に共締めされて固着され、支持ブラケットの下部が前記回動アームの回動中心に固着されているので、シートバックの背面側をテーブルとして利用することができ、アームレストを必要に応じて利用することができ、車室内の居住性を向上させることができ、アームレストの支持ブラケットを簡易迅速に取付けることができ、シートバックフレームの衝撃吸収性を向上させ着座者の腰椎部に対する衝撃荷重を小さくすることができ、アームレストやリクライニング装置がシートバックの側部に突出する虞れがなく外観を向上させることができる。
【0029】
また、本発明の請求項2に記載のシートバックのアームレスト取付構造によれば、リクライニング装置の回動アームはベースに回動可能に枢支されたロアアームと、該ロアアームに回動可能に枢支ピンにより枢支されたアッパーアームとからなる2段折れ構造よりなり、前記シートバックフレームの両側部フレームの下部に凹部が形成され、アッパーアームに設けたリクライニング装置のロック機構が該側部フレームの凹部に収納され、前記側部フレームの凹部より上方の側部フレームの中間位置に回動アームのアッパーアームの上部が固着され、前記アームレストの支持ブラケットの上部が前記回動アームのアッパーアームと側部フレームとを固着する固定部材により固着され、支持ブラケットの下部が前記回動アームのアッパーアームの回動中心に固着されているので、シートバックの背面側をテーブルとして利用することができ、アームレストを必要に応じて利用することができ、車室内の居住性を向上させることができ、アッパーアームや側部フレームに別途透孔を穿設することなくアームレストの支持ブラケットを簡易迅速に取付けることができ、シートバックフレームの衝撃吸収性を向上させ着座者の腰椎部に対する衝撃荷重を小さくすることができ、アームレストやリクライニング装置がシートバックの側部に突出する虞れがなく外観を向上させることができる。
【0030】
また、本発明の請求項3に記載のシートバックのアームレスト取付構造によれば、リクライニング装置の回動アームはベースにリクライニング調節のためのロック機構を介して回動可能に枢支されたロアアームと、該ロアアームに回動可能に枢支されて2段折れのためのロック機構を備えたアッパーアームとからなる2段折れ構造よりなり、前記シートバックフレームの両側部フレームの下部に凹部が形成され、該側部フレームの凹部に前記2段折れのためのロック機構の下部が収納され、前記側部フレームの凹部より上方の側部フレームの中間位置に回動アームのアッパーアームの上部が固着され、前記アームレストの支持ブラケットの上部が前記回動アームのアッパーアームと側部フレームとを固着する固定部材にスペーサーを介して共締めされて固着され、支持ブラケットの下部が前記回動アームのアッパーアームの回動中心にスペーサーを介して固着されているので、シートバックの背面側をテーブルとして利用することができ、アームレストを必要に応じて利用することができ、車室内の居住性を向上させることができ、アッパーアーム及び側部フレームに別途透孔を穿設することなくアームレストの支持ブラケットを簡易迅速に取付けることができ、シートバックフレームの衝撃吸収性を向上させ着座者の腰椎部に対する衝撃荷重を小さくすることができ、アームレストやリクライニング装置がシートバックの側部に突出する虞がなく外観を向上させることができる。
【0031】
また、本発明の請求項4に記載のシートバックのアームレスト取付構造によれば、リクライニング装置の回動アームはベースにリクライニング調節のためのロック機構を介して回動可能に枢支されたロアアームと、該ロアアームに回動可能に枢支されて2段折れのためのロック機構を備えたアッパーアームとからなる2段折れ構造よりなり、前記シートバックフレームの両側部フレームの下部に凹部が形成され、該側部フレームの凹部に前記2段折れのためのロック機構の下部が収納され、前記側部フレームの凹部より上方の側部フレームの中間位置に回動アームのアッパーアームの上部が固着され、前記両側部フレームの凹部間に連結パイプが設けられ、前記アッパーアームに前記ロック機構に連動する嵌合ピンが突設され、該嵌合ピンに連結パイプの端部が嵌合され、前記アームレストの支持ブラケットの上部が前記回動アームのアッパーアームと側部フレームとを固着する固定部材にスペーサーを介して共締めされて固着され、支持ブラケットの下部が前記回動アームのアッパーアームの回動中心にスペーサーを介して固着されているので、シートバックの背面側をテーブルとして利用することができ、アームレストを必要に応じて利用することができ、車室内の居住性を向上させることができ、アッパーアーム及び側部フレームに別途透孔を穿設することなくアームレストの支持ブラケットを簡易迅速に取付けることができ、シートバックフレームの衝撃吸収性を向上させ着座者の腰椎部に対する衝撃荷重を小さくすることができ、アームレストやリクライニング装置がシートバックの側部に突出する虞れがなく外観を向上させることができる。
【0032】
本発明によれば、シートバックの背面側をテーブルとして利用することができ、アームレストを必要に応じて利用することができ、車室内の居住性を向上させることができ、アームレストの支持ブラケットを簡易迅速に取付けることができ、シートバックフレームの衝撃吸収性を向上させ着座者の腰椎部に対する衝撃荷重を小さくすることができ、アームレストやリクライニング装置がシートバックの側部に突出する虞れがなく外観を向上させることができるシートバックのアームレスト取付構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシートバックのアームレスト取付構造を適用したシートバックフレームの斜視図。
【図2】本発明に係るシートバックのアームレスト取付構造の側断面図。
【図3】本発明に係るシートバックのアームレスト取付構造のアッパーアームの正面図。
【図4】本発明に係るシートバックのアームレスト取付構造に適用されるリクライニング装置の斜視図。
【図5】本発明に係るシートバックのアームレスト取付構造に適用されるアッパーアームのロック機構の分解斜視図。
【符号の説明】
11 シートバック
12 シートバックフレーム
14 上部フレーム
16 側部フレーム
17 ワイヤーフレーム
18 下部フレーム
19 凹部
20 シートベルトの取付ブラケット
21 リクライニング装置
22 ベース
23 回動アーム
25 ロアアーム
27 アッパーアーム
29 枢支ピン
31 ボルト
33 ナット
45 連結パイプ
47 嵌合ピン
49 操作ノブ
51 カム
53 ロック歯部
57 ブラケット
58 ラッチ
59 ピン
61 リンク部材
67 リンクプレート
73 アームレスト
75 支持ブラケット
75a 取付部
75b 取付部
75c 膨出部
77 アームレスト本体
78 ボルト
79 回動軸
81 スペーサー
83 スペーサー
85 回動規制ピン

Claims (4)

  1. 上部フレームと両側部フレーム及び両側部フレームの下端間を連結する下部フレームとから略4角枠状に形成されたシートバックフレームを備え、前記側部フレームにリクライニング装置の回動アームが固着され、且つ側部フレーム側にアームレストの支持ブラケットが固着され、該支持ブラケットにアームレスト本体が回動可能に支持されるようになされたシートバックのアームレスト取付構造において、
    前記シートバックフレームの両側部フレームの下部に凹部が形成され、該側部フレームの凹部にリクライニング装置のロック機構が収納され、前記側部フレームの凹部より上方の側部フレームの中間位置に前記回動アームの上部が固着され、前記アームレストの支持ブラケットの上部が前記回動アームと側部フレームとの固着部に共締めされて固着され、支持ブラケットの下部が前記回動アームの回動中心に固着されていることを特徴とするシートバックのアームレスト取付構造。
  2. 上部フレームと両側部フレーム及び両側部フレームの下端間を連結する下部フレームとから略4角枠状に形成されたシートバックフレームを備え、前記側部フレームにリクライニング装置の回動アームが固着され、且つ側部フレーム側にアームレストの支持ブラケットが固着され、該支持ブラケットにアームレスト本体が回動可能に支持されるようになされたシートバックのアームレスト取付構造において、
    前記リクライニング装置の回動アームはベースに回動可能に枢支されたロアアームと、該ロアアームに回動可能に枢支ピンにより枢支されたアッパーアームとからなる2段折れ構造よりなり、前記シートバックフレームの両側部フレームの下部に凹部が形成され、アッパーアームに設けたリクライニング装置のロック機構が該側部フレームの凹部に収納され、前記側部フレームの凹部より上方の側部フレームの中間位置に回動アームのアッパーアームの上部が固着され、前記アームレストの支持ブラケットの上部が前記回動アームのアッパーアームと側部フレームとを固着する固定部材により固着され、支持ブラケットの下部が前記回動アームのアッパーアームの回動中心に固着されていることを特徴とするシートバックのアームレスト取付構造。
  3. 上部フレームと両側部フレーム及び両側部フレームの下端間を連結する下部フレームとから略4角枠状に形成されたシートバックフレームを備え、前記側部フレームにリクライニング装置の回動アームが固着され、且つ側部フレーム側にアームレストの支持ブラケットが固着され、該支持ブラケットにアームレスト本体が回動可能に支持されるようになされたシートバックのアームレスト取付構造において、
    前記リクライニング装置の回動アームはベースにリクライニング調節のためのロック機構を介して回動可能に枢支されたロアアームと、該ロアアームに回動可能に枢支されて2段折れのためのロック機構を備えたアッパーアームとからなる2段折れ構造よりなり、前記シートバックフレームの両側部フレームの下部に凹部が形成され、該側部フレームの凹部に前記2段折れのためのロック機構の下部が収納され、前記側部フレームの凹部より上方の側部フレームの中間位置に回動アームのアッパーアームの上部が固着され、前記アームレストの支持ブラケットの上部が前記回動アームのアッパーアームと側部フレームとを固着する固定部材にスペーサーを介して共締めされて固着され、支持ブラケットの下部が前記回動アームのアッパーアームの回動中心にスペーサーを介して固着されていることを特徴とするシートバックのアームレスト取付構造。
  4. 上部フレームと両側部フレーム及び両側部フレームの下端間を連結する下部フレームとから略4角枠状に形成されたシートバックフレームを備え、前記側部フレームにリクライニング装置の回動アームが固着され、且つ側部フレーム側にアームレストの支持ブラケットが固着され、該支持ブラケットにアームレスト本体が回動可能に支持されるようになされたシートバックのアームレスト取付構造において、
    前記リクライニング装置の回動アームはベースにリクライニング調節のためのロック機構を介して回動可能に枢支されたロアアームと、該ロアアームに回動可能に枢支されて2段折れのためのロック機構を備えたアッパーアームとからなる2段折れ構造よりなり、前記シートバックフレームの両側部フレームの下部に凹部が形成され、該側部フレームの凹部に前記2段折れのためのロック機構の下部が収納され、前記側部フレームの凹部より上方の側部フレームの中間位置に回動アームのアッパーアームの上部が固着され、前記両側部フレームの凹部間に連結パイプが設けられ、前記アッパーアームに前記ロック機構に連動する嵌合ピンが突設され、該嵌合ピンに連結パイプの端部が嵌合され、前記アームレストの支持ブラケットの上部が前記回動アームのアッパーアームと側部フレームとを固着する固定部材にスペーサーを介して共締めされて固着され、支持ブラケットの下部が前記回動アームのアッパーアームの回動中心にスペーサーを介して固着されていることを特徴とするシートバックのアームレスト取付構造。
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