JP5476936B2 - ウェザストリップ - Google Patents

ウェザストリップ Download PDF

Info

Publication number
JP5476936B2
JP5476936B2 JP2009258691A JP2009258691A JP5476936B2 JP 5476936 B2 JP5476936 B2 JP 5476936B2 JP 2009258691 A JP2009258691 A JP 2009258691A JP 2009258691 A JP2009258691 A JP 2009258691A JP 5476936 B2 JP5476936 B2 JP 5476936B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weather strip
door trim
fixing
door
notch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009258691A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011102109A (ja
Inventor
和之 日野原
隆広 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP2009258691A priority Critical patent/JP5476936B2/ja
Publication of JP2011102109A publication Critical patent/JP2011102109A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5476936B2 publication Critical patent/JP5476936B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

本発明は、車室内側のドアトリムの上端とドアウインドウガラスとの間隙を封止するウェザストリップに関するものである。
従来から、自動車の車室内側のドアトリム上端には、ドアウインドウガラスとの間隙を封止するウェザストリップと呼ばれる長尺のシール部材が取り付けられている。ウェザストリップを取り付けることによって、車室内への埃や騒音の侵入、およびドアウインドウガラスの振動等を防ぐことができる。ウェザストリップは一般的に合成樹脂製または熱可塑性エラストマー製であり、硬質材で構成された部分によってドアトリムに取り付けられ、安定を保っている。一方、軟質材で構成された部分でドアウインドウガラスに接していて、ドアウインドウガラスの昇降を阻害することなく、ドアトリムとドアウインドウガラスとの間隙を封止している。
ウェザストリップのドアトリムへの取付けは、硬質材部分の各固着部に合成樹脂製であるドアトリムのリブを溶着することによって行っている。しかし、側面衝突などにより衝撃荷重が加わった場合、ウェザストリップとドアトリムの各溶着箇所にドアトリムの変形により応力がかかり溶着部が破壊し、ウェザストリップがドアトリムから外れてしまうという問題があった。
ここで、例えば特許文献1には、ウェザストリップ保持部と、ドアトリム固着部とを有する取付部材を介して、ウェザストリップをドアトリムに取り付けるウェザストリップ取付構造が開示されている。特許文献1によれば、部品点数および組付工数を減少させることができるとされている。
実開平6−59116号公報
しかし、特許文献1に記載のウェザストリップ取付構造では、取り付けは容易になるものの、外れにくさを確保することは難しい。例えば、側面衝突等によってドアトリムに変形が発生した場合、取付部材は容易に外れてしまうおそれがある。本来、特許文献1に記載のウェザストリップは部品点数および組付工数の減少を目的としている。そのため、特許文献1では、側面衝突等が発生した場合における取付状態の維持までは考慮していない。
また、ウェザストリップのドアトリムからの外れを防ぐためには、溶着箇所の増加や、リベットによる補強等の方法も有効であるとも思われる。しかし、これらの方法でウェザストリップの固定を強化しても、側面衝突の衝撃のかかり方によっては固定強度を上回る荷重がかかり、ウェザストリップがドアトリムから外れてしまうことは避けきれない。また、これらの方法は部品コスト、製造コストおよび組付工数の増大を招いてしまう。
本発明は、このような課題に鑑み、部品コスト、製造コストおよび組付工数の増大を招くことなく、側面衝突などにより衝撃荷重が加わっても固着部の破壊によるドアトリムからの外れを防止可能なウェザストリップを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかるウェザストリップの代表的な構成は、車室内側のドアトリム上端に沿って取り付けられる長尺のウェザストリップであって、当該ウェザストリップの長手方向に間隔をおいて設けられドアトリムに固着される複数の固着部と、隣り合う固着部の間に設けられる1つ以上の切欠部と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、切欠部が設けられることで、ウェザストリップは切欠部の位置で屈折しやすくなる。これにより、側面衝突(側突)の衝撃荷重によって生じるドアトリムの変形にウェザストリップは逆らわず、追従して同様に変形可能となる。追従して変形するため、ウェザストリップの固着部にかかる負荷は著しく低減される。しかも固着部と固着部の間に切欠部が設けられているので、各固着部に万遍なく負荷軽減の効果が及ぶ。このようにしてウェザストリップとドアトリムとの固着部の破壊を防ぎ、ウェザストリップのドアトリムからの外れを防止可能である。
上記のように、ウェザストリップとドアトリムとの固着強度を増大させて衝撃荷重によるドアトリムの変形に対する耐性を向上させるのではなく、ウェザストリップを屈折しやすくさせて柔軟にすることで固着部への負荷を低減し固着部の破壊を防ぎ、側面衝突時にドアトリムからウェザストリップが外れることを防止するのが本発明の主たる技術的思想である。
また上記構成であれば、切欠部を設けるという簡易な工程のみでドアトリムからの外れを防止可能である。したがって、部品コスト、製造コストおよび組付工数の増大を招くこともない。
当該ウェザストリップは、その略全長にわたってドアトリムに取り付けられる板状部を含み、固着部および切欠部は、板状部の長手の一辺に沿って配列されるとよい。この構成によれば、固着部と切欠部はほとんど一直線上に配列されることとなり、これらが不規則な配置で配列される場合と比較して、固着部にかかる負荷防止をより効果的に実行することができる。
板状部は略水平な姿勢でドアトリムに固着されるとよい。略水平な板状部で固着することにより、ドアトリムの固着部の形状を簡素に構成することができる。側面衝突の衝撃の多くは水平方向から到来する。それに対し、ウェザストリップが有する略水平な板状部の長手の一辺に切欠部を設けることで、最も効果的に側面衝突の衝撃に起因するドアトリムの変形にウェザストリップを追従させることができ、略水平な板状部での固着を実現できる。
固着部はドアトリムに設けられたリブと対応する位置に配置された溝であり、固着部に進入したリブが溶着されることによって固着が行われるとよい。固着部は切欠部によって側面衝突時の負荷から防護されているため、溶着による簡易な方法であっても側面衝突時にドアトリムから外れることなくウェザストリップを固着させることができる。
切欠部は固着部よりも、深さが深いとよい。側面衝突時には、ウェザストリップはドアトリム側(車室内側)に向かって凸形状に変形することになる。このとき、ウェザストリップのドアトリム側(車室内側)の長手の一辺には引張応力が発生する。しかし、固着部として用いられる溝よりも切欠部の方が深さが深ければ、固着部に引張応力による負荷がかかることを抑えることができる。したがって、切欠部は固着部にかかる負荷防止を確実に実行できる。
本発明によれば、部品コスト、製造コストおよび組付工数の増大を招くことなく、側面衝突などにより衝撃荷重が加わっても固着部の破壊によるドアトリムからの外れを防止可能なウェザストリップを提供することが可能となる。
本実施形態にかかるウェザストリップの取付位置を示す図である。 本実施形態にかかるウェザストリップの取付位置を示す図である。 図2のウェザストリップを説明する図である。 ウェザストリップのドアトリムへの溶着を説明する図である。 本実施形態にかかるウェザストリップの変形を説明する図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1および図2は、本実施形態にかかるウェザストリップ100の取付位置を示す図である。以下では、ウェザストリップ100の取付箇所として車両右側のドア102を例にあげて説明を行う。
図1に示すように、ドア102はアウタパネル(外板)104とインナパネル(内板)106とを貼り合わせ、ドアウインドウガラス108を囲むドアウインドウフレーム(窓枠)110を構成した構造となっている。インナパネル106の車室内側にはドアトリム(内装材)112がクリップおよびスクリューにより取り付けられる。ドアトリム112は一般的にポリプロピレン等の合成樹脂製である。ドアトリム112は、車室装飾だけでなく、遮音や乗員保護などの機能を果たしている。
図2(a)は図1のドアトリム112の上面図、図2(b)は図1のドアトリム112の車室内側からみた正面図である。なお図2(b)では、説明を簡易に行うために、実際にはドアトリム112に隠れるウェザストリップ100を実線で図示している。
図2(a)および図2(b)に示すように、ウェザストリップ100はドアトリム112の上端(ドアトリム上端112a)に沿って取り付けられる。ウェザストリップ100は長尺のシール部材であって、ドアトリム112とドアウインドウガラス108との間隙を封止している。ウェザストリップ100を取り付けることによって、車室内への埃や騒音の侵入、およびドアウインドウガラス108の振動等を防ぐことができる。
図3は、図2のウェザストリップ100を説明する図である。図3(a)は、図2(a)のウェザストリップ100を拡大した図、図3(b)は図3(a)のウェザストリップ100のA−A断面図である。
ウェザストリップ100の材質は合成樹脂または熱可塑性エラストマーである。基部120、意匠部140、および板状部150の材質は硬質の合成樹脂または熱可塑性エラストマーであり、強度および剛性が確保されている。一方、リップ部130の材質は軟質の合成樹脂または熱可塑性エラストマーであり、柔軟性が確保されている。
基部120は、ウェザストリップ100のドアトリム112への取付状態(図2(b)参照)において、略鉛直な姿勢でドアトリム112へ取り付けられる。基部120および板状部150の材質は、上述したように硬質の合成樹脂または熱可塑性エラストマーであるため、リップ部130を好適に支えることができる。
リップ部130は、ドアウインドウガラス108に接する部分である。上述したように、リップ部130の材質は軟質の合成樹脂または熱可塑性エラストマーであり、押し出し加工により基部120、意匠部140、および板状部150と一体で成形されている。リップ部130は軟質であるため、ドアウインドウガラス108に接していてもその昇降を阻害することはない。本実施形態にかかるウェザストリップ100では2つのリップ部(130a、130b)が備えられている。また、昇降するドアウインドウガラス108をリップ部130が払拭するため、ドア102内部への埃や汚れの侵入が防止されている。
意匠部140は、ドアトリム112とドアウインドウガラス108との間隙からリップ部130aと共に外部に露出する部分である。車室内の外観を乱さないよう、意匠部140の上面は平坦に成形されることが望ましい。意匠部140は板状部150との間に、ドアトリム上端112aを把持する把持部142を形成している。詳細には、意匠部140の車室内側の端が下側(板状部150側)に折れ曲がって意匠部140の裏面から飛び出し、ドアトリム上端112aとの係合部144を形成している。そして、ドアトリム上端112aの車室外側の先端の上面に形成された断面形状凸部113と係合し把持する。ドアトリム上端112aは、断面形状凸部113から先端にかけて緩やかに肉厚が減少し、把持部142への挿入が容易になっている。
板状部150は、ウェザストリップ100の略全長にわたって基部120から横方向(車室内側)へ略水平に突出している。板状部150は、ウェザストリップ100のドアトリム112への取付状態(図2(b)参照)において、略水平な姿勢でドアトリム112へ取り付けられる。略水平な板状部150で取り付けることにより、ドアトリム上端112aは車室外側に向かって略水平になった領域を端末として利用できる。したがって、ドアトリム112のウェザストリップ取付部(固着部)の形状を簡素に構成することができ、製品コストを抑えることができる。板状部150が略水平でない場合、例えば略垂直な場合には、ドアトリム上端の端末には、車室外側に向かって略水平になったところからまた下方へ折れ曲がった略垂直なウェザストリップ取付部を形成しなければならなく、形状が複雑になる。これにともなってドアトリムの樹脂インジェクション成形型とその成形工程およびウェザストリップの取付工程なども複雑になり、製品コストが増大してしまう。
板状部150には複数の固着用溝152、切欠部154および逃げ部156が長手の車室内側の一辺に沿って配列して設けられている。これらは切り欠かれている点では外観上類似しているが、それぞれ形状が異なる。
固着用溝152および逃げ部156は、ウェザストリップ100の長手方向に間隔をおいて複数設けられていて、ドアトリム112に設けられたリブ160と対応する位置に配置されている。固着用溝152は、ウェザストリップ100をドアトリム112へ溶着によって取り付ける際の固着部として用いられる。逃げ部156は、ドアトリム112のリブ160bと干渉しないようにするための逃げ形状である。なお、リブ160bはドアトリム112をインナパネル106に組み付ける際にインナパネル106に当てて位置を決めるためのものである。
(溶着)
図4は、ウェザストリップ100のドアトリム112への溶着を説明する図である。図4は、ドアトリム112を図2の矢印Dの方向から見た図である。図4(a)に示すように、ドアトリム112のインナパネル106側(車室外側)には複数のリブ160が設けられている。リブ160には、小型で略扇形のリブ160aと、略L字形の前述のリブ160bとがある。
本実施形態では、固着用溝152はリブ160aを受け入れ、逃げ部156はリブ160bを受け入れる。そして、前述したように(図3(b)参照)ドアトリム上端112aを把持部142で把持することによってウェザストリップ100は、図4(b)のようにドアトリム112へ取り付けられる。詳細には、リブ160aはドアトリム112の車両取り付け状態において略垂直な面から上端の略水平な面にかけた肩の部分にドアトリム112の面に略垂直に設けられていて、車室外側の略垂直な端と略水平な下端により略扇形の形状を形成している。リブ160aの車室外側の略垂直な端にはウェザストリップ100の固着用溝152に相互に進入する溝形状を形成している。なお、リブ160aの形状はこれに限るものではなく、ウェザストリップ100の固着用溝152の形状に適合するものであればいかなる形状でもよい。
次に、リブ160aの固着用溝152に相互に進入している部分を図4(c)のように固着用溝152と溶着させる。固着用溝152の形状は、板状部150の車室内側の一辺から内部(車室外側)に向かって一度幅を狭めて再び幅が広がるように形成されている(図3(a)参照)。このため、固着用溝152内部において、リブ160aのウェザストリップ100側(車室外側)の先端部(固着用溝152に相互に進入している部分)が溶着によって潰されて広がり、カシメられる。したがって、溶着後のウェザストリップ100は、固着用溝152によってドアトリム112からの外れが防止される。
(切欠部の作用)
図5は、本実施形態にかかるウェザストリップ100の変形を説明する図である。図5(a)および図5(b)は平常時におけるウェザストリップ100、図5(c)および図5(d)は側面衝突時におけるウェザストリップ100を例示している。なお、図5(b)および図5(d)は、ドア102の内部におけるウェザストリップ100を詳細に示している。
図5(a)および図5(b)に示すように、平常時においてウェザストリップ100は略直線形状を保っている。
図5(c)に示すように、車両114に側面衝突が発生すると、ドア102には衝撃荷重が加わり、車室内側に向かって凸形状に変形する。このとき、図5(d)に示すように、ウェザストリップ100およびドアトリム112も衝撃荷重によって車室内側に向かって凸形状に変形する。
通常、ウェザストリップが車室内側に向かって凸形状に変形することでドアトリム112側(車室内側)の長辺(図5(d)の板状部150に相当)には引張応力が発生する。この引張応力は固着部と固着部とを引き離す方向に負荷を発生させる。この負荷によって、通常のウェザストリップではドアトリムから外れたり、ドアトリムが破損したりする恐れがある。
しかし、本実施形態にかかるウェザストリップ100では、ウェザストリップ100が有する略水平な板状部150に切欠部154が設けられている。切欠部154の形状は、板状部150の車室内側の一辺から内部(車室外側)に向かって略矩形に切り欠かれて形成されている(図3(a)参照)。切欠部154は、取付状態におけるウェザストリップ100をその略水平方向(図3(b)における左右方向)へ屈折しやすくさせる。したがってウェザストリップ100は、側面衝突の衝撃荷重によって変形するドアトリム112に逆らわず、追従して変形することができる。切欠部154は隣り合う固着用溝152の間に設けられているため、変形によって各固着用溝152にかかる負荷が万遍なく軽減される。切欠部154は隣り合う固着用溝152の間に1つとは限らず2つ以上設けてもよい。このように切欠部154は、ウェザストリップ100のドアトリム112からの外れを防ぐことができる。
本実施形態にかかるウェザストリップ100は、ウェザストリップ100とドアトリム112の固着強度を増大させて衝撃に対する耐性を向上させるのではなく、ウェザストリップ100を屈折しやすくさせて柔軟にすることで固着部への負荷を低減し固着部の破壊を防ぎ、側面衝突時にドアトリム112からウェザストリップ100が外れることを防いでいる。
図3(a)に示すように、固着用溝152および切欠部154は、フランジ150の長手の一辺に設けられている。この構成であれば、固着用溝152と切欠部154はほとんど一直線上に配列されることとなり、固着用溝152にかかる負荷防止をより効果的に実行することができる。つまり、同じ一辺に固着用溝152と切欠部154が配置されれば、切欠部154が変形することにより固着用溝152へ引張応力が伝わることを直接的に阻止できるので、固着用溝152への負荷をより効果的に低減できる。
切欠部154の深さD1は、固着用溝152の深さD2よりも深く形成されている。また、切欠部154の幅W1は、固着用溝152の幅W2よりも広く形成されている。側面衝突時には、ウェザストリップ100はドアトリム112側(車室内側)に向かって凸形状に変形することになる。このとき、ウェザストリップ100のドアトリム112側の長手の一辺には引張応力が発生する。しかし、固着用溝152よりも切欠部154の方が深さが深ければ、固着用溝152に引張応力による負荷がかかることを抑えることができる。板状部150の車両の左右幅方向(図3(a)の上下方向)の長さが短い部分ほど折れ曲がりやすいので、切欠部154の深さが固着用溝152よりも深ければ深いほど、また幅についても広ければ広いほど固着用溝152にかかる引張応力による負荷を低減できる。このように、切欠部154は固着用溝152にかかる負荷防止を確実に実行できる。
切欠部154の深さD1は、固着用溝152の深さD2以上であって、意匠部140の先端に達する手前までの深さである。深さの上限がこの範囲までの深さであれば、切欠部154は自由に形成することができる。この深さの上限の範囲は、図3(b)におけるウェザストリップ100の上下方向から切欠部154を切り欠く加工工程において、意匠部140に干渉することなく切欠部154を切り欠くことができる範囲だからある。なお、実際には切り欠き加工(カット工程)上のばらつきを考慮して、意匠部140とは上下方向から見て僅かに間をあけて加工する。
本実施形態にかかるウェザストリップ100は、切欠部154を設けるという簡易な工程を製造時に行うだけで、ドアトリム112からの外れが防止できる。そのため、ウェザストリップ100をリベット等で固定する場合や溶着箇所を増加させる場合と比較して、ウェザストリップ100の部品コスト、製造コストおよび組付工数は増大しない。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車室内側のドアトリムの上端とドアウインドウガラスとの間隙を封止するウェザストリップに利用することができる。
100 …ウェザストリップ
102 …ドア
106 …インナパネル
108 …ドアウインドウガラス
112 …ドアトリム
112a …ドアトリム上端
113 …断面形状凸部
114 …車両
120 …基部
130 …リップ部
140 …意匠部
142 …把持部
144 …係合部
150 …板状部
152 …固着用溝
154 …切欠部
156 …逃げ部
160 …リブ
160a …リブ
160b …リブ

Claims (3)

  1. 車室内側のドアトリム上端に沿って取り付けられる車両前後方向に長尺のウェザストリップであって、
    当該ウェザストリップの長手方向にわたって設けられ、前記ドアトリム側へ水平方向に突出する板状部と、
    前記板状部の前記ドアトリム側の一辺にて、当該ウェザストリップの長手方向に間隔をおいて設けられ前記ドアトリムに固着される複数の固着部と、
    前記板状部の前記一辺にて、隣り合う前記固着部の間に設けられる1つ以上の切欠部と、
    を備えることを特徴とするウェザストリップ。
  2. 前記固着部は前記ドアトリムに設けられたリブと対応する位置に配置された溝であり、
    前記固着部に進入した前記リブが溶着されることによって前記固着が行われることを特徴とする請求項1に記載のウェザストリップ。
  3. 前記切欠部は前記固着部よりも、深さが深いことを特徴とする請求項2に記載のウェザストリップ。
JP2009258691A 2009-11-12 2009-11-12 ウェザストリップ Active JP5476936B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009258691A JP5476936B2 (ja) 2009-11-12 2009-11-12 ウェザストリップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009258691A JP5476936B2 (ja) 2009-11-12 2009-11-12 ウェザストリップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011102109A JP2011102109A (ja) 2011-05-26
JP5476936B2 true JP5476936B2 (ja) 2014-04-23

Family

ID=44192651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009258691A Active JP5476936B2 (ja) 2009-11-12 2009-11-12 ウェザストリップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5476936B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104395985B (zh) 2012-05-02 2018-01-30 株式会社尼康 光瞳亮度分布的评价方法和改善方法、照明光学***及其调整方法、曝光装置、曝光方法以及器件制造方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07195941A (ja) * 1993-12-29 1995-08-01 Tokai Kogyo Kk 車両用ウエザーストリップ
JP2001018658A (ja) * 1999-07-08 2001-01-23 Nishikawa Rubber Co Ltd 自動車用ウェザーストリップ
JP4599114B2 (ja) * 2004-08-04 2010-12-15 河西工業株式会社 自動車用ドアトリム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011102109A (ja) 2011-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5810607B2 (ja) カウルトップサイドガーニッシュ
JP6566745B2 (ja) 自動車用ドアのシール材
JP2008074325A (ja) 物品のシール構造
JP2013082408A (ja) ベルトモール及びピラーガーニッシュ並びにベルトモール組立体
JP5994646B2 (ja) 車両の内装部材の取付け構造
EP2441650B1 (en) Cowl louver sealing structure
JP5476936B2 (ja) ウェザストリップ
JP5621546B2 (ja) 車両用カウルルーバの固定構造
JP2010137634A (ja) 自動車用ウエザーストリップ
JP2010083299A (ja) ウエザストリップ
JP4937829B2 (ja) 自動車用ウエザーストリップ
JP4762964B2 (ja) ドアウエザストリップの取付構造
JP4518558B2 (ja) 車両用の移動窓板案内装置
JP4487854B2 (ja) ガラスラン及びその取付構造
JP2007186137A (ja) ガラスラン
JP2010030445A (ja) オープニングトリムウエザストリップ
JP2010115985A (ja) 自動車のシール部材
JP6487345B2 (ja) 車両用ドア構造
JP2008273277A (ja) 自動車用ウエルトとその取付構造およびそのウエルトを用いた自動車用ウエザーストリップ
JP2007320428A (ja) 自動車ドアのシール構造
JP2015193275A (ja) 車両用ドア構造
JP5552133B2 (ja) 自動車用カバー部材
JP2019209833A (ja) 車両用ドアのシール構造
JP5521958B2 (ja) 自動車用ウエザストリップ
WO2017002721A1 (ja) フロントパネルのシール構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120921

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130924

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140127

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5476936

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151