JP5475956B2 - モーター制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モーターの制御装置に関し、特にシートベルトリトラクター用モーターの制御装置に関する。
従来、車両に搭載されたモーター制御用ECUは、モーターからの逆起電力のサージをモーター駆動回路の電源スイッチ導通を維持することによって、電源側へ逃がす構造を取っている(特許文献1)。
上記従来装置では、電源回路のスイッチ導通を維持し続けている必要がある。乗員フィッティング機能を持つシートベルト用モーター制御ECUのように、車両がイグニッションオフの状態であっても車両バッテリにより動作する可能性があり、さらに一定時間経過後にバッテリ電力の無駄な消費を避けるためスタンバイモードによって消費電力を少なくするようなECUの場合には、スタンバイモード中のモーター駆動回路に電源が供給できない状態において、外力によってモーターが回転したときにモーター逆起電力によってECUが破壊される可能性がある。
特開平8−308004号公報
本発明が解決しようとする課題は、バッテリ電力の消費を抑制し、さらにモーター逆起電力によるECUの破壊を防止することである。
そこで、本発明では、直流電流を交流電流に変換し、かつ前記モーターに該交流電流を出力する複数のスイッチング素子と、駆動信号を前記複数のスイッチング素子に出力し、該複数のスイッチング素子の駆動を制御する制御回路部と、を備え、前記複数のスイッチング素子は、前記モーターの回転により発生する逆起電力による電流に基づいて駆動されるモーター制御装置を提供する。
バッテリ電力の消費を抑制し、さらにモーター逆起電力によるECUの破壊を防止することができる。
ノーマルオープンとノーマルクローズの2接点を持つリレーを用い、ノーマルクローズ側の接続先を抵抗を介してモーター駆動回路部のゲート端子部へ接続する(図1)。ECUがスタンバイモードとなり、リレーがOFFしているときにモーターから発生した外力による逆起電力によりモーター駆動回路部のゲート端子部に電圧を発生させ、その電圧によってモーター駆動回路をONさせ、逆起電力を電流としてモーターへと戻してやることにより、サージエネルギーの大部分がモーターで消費されるため、モーター駆動回路がサージエネルギーにより破壊することが無くなる。
以下、図を参照にして本発明の好適な実施形態を説明する。
最初に、図15を用いて、本実施形態によるシートベルトリトラクター装置を用いる車両の衝突安全装置の構成について説明する。
図15は、本発明の一実施形態によるシートベルトリトラクター装置を用いる車両の衝突安全装置の構成を示す斜視図である。
車両112の車両前方部には、障害物との距離に応じた信号を出力する障害物センサ102が取り付けられている。障害物センサ102の出力信号は、障害物センサ102と電気的に接続された衝突判断コントローラ106に伝達される。また、車両の速度に応じた信号を出力する車輪速度センサ104の信号も、車輪速度センサ104と電気的に接続された衝突判断コントローラ106に伝達される。
衝突判断コントローラ106は、障害物センサ102と車輪速度センサ104の信号に基づき、車両112が障害物と衝突するか否かを判断する。例えば、障害物センサ102の出力信号から得られた障害物との距離が所定の値より短く、かつ、車輪速度センサ104の出力信号から得られた車両速度が所定の値より速い場合には、衝突判断コントローラ106は車両112が障害物と衝突すると判断する。衝突判断コントローラ106が障害物と衝突すると判断すると、車両112が障害物と衝突する前に、ブレーキアシスト装置108と機電一体型シートベルトリトラクター100に指令信号を出力する。
ブレーキアシスト装置108と機電一体型シートベルトリトラクター100は、衝突判断コントローラ106と電気的に接続されている。ブレーキアシスト装置108は、衝突判断コントローラ106の指令信号に基づき、例えば、ブレーキを掛ける。また、機電一体型シートベルトリトラクター100は、衝突判断コントローラ106の指令信号に基づき、例えば、シートベルトを巻き取る。
図2は本発明を用いたシートベルトのシステムの概略構成である。
本システムでは制御装置22はモーター321を駆動及び制御し、シートベルト20の巻き取りを行う。シートベルトの巻き取り動作には、乗員23の安全を図ることを目的とした緊急時における拘束力増大、乗員23の快適性向上を目的としたバックル25への装着時自動フィッティング、車両の見栄え向上を目的としたシートベルト20のリトラクタ24への自動格納、などがある。
次に、図16を用いて、本実施形態によるシートベルトリトラクター装置の構成について説明する。
図16は、本発明の一実施形態によるシートベルトリトラクター装置の構成を示す分解斜視図である。
機電一体型シートベルトリトラクター100には、シートベルト20(図2に示した)を巻き取るためのスプール200と、スプール200を軸方向に保持するフレーム202が取り付けられている。また、フレーム202には、緊急時にシートベルト20がスプール200よりリリースされないようにロックするロック機構204が取り付けられている。ロック機構204には、スプール200の回転速度を検出し、ロック機構204を活性化する速度検出部206が付設されている。
また、スプール200に対してロック機構204と反対側に、プリテンショナ部214とリターンスプリング216が位置している。リターンスプリング216の回転軸は、スプール200の回転軸と同期して回転するよう構成されている。モーター208とスプール200の間には、スプール200にモーター208の回転力を伝達するモーター動力伝達機構部218が設けられている。モーター動力伝達機構部218は、複数個の平歯車にて形成されている。モーター208の出力軸に固定されたモーターギア210が、モーター動力伝達機構部218の平歯車に係合している。
スプール200の回転面と並行位置に、制御回路基板314が配置される構成となっている。制御回路基板314には、8ビットもしくは16ビットの計算が可能なマイクロコンピュータ(以下、単に「マイコン」と称する)349と、モーター208にモーター端子212を介して電力を供給するモーター駆動回路344と、そして、不揮発性メモリ408とが実装されている。また、制御回路基板314の上には、車両用コネクタ220が実装されており、バッテリより制御回路基板に電力を供給する役割や、衝突判断コントローラ106からの指令信号を入力する役割を果たしている。さらに、制御回路基板314の上には、モーター208に流れる電流を検出する電流センサ412が設けられている。
制御回路基板314とモーター208との電気的な接続には、ワイヤーを半田で制御回路基板314およびモーター端子212に固定する方法や、両端がメス形状に成形された中継端子を用いる事で、半田を用いることなく接続する方法等が用いられる。モーター208より発生する電気的ノイズを抑制する為には、制御回路基板314とモーター208間の配線長を短くすることが有用であり、この目的においては、中継端子を用いる方法が好ましい。また、制御回路基板314を水滴等の外乱から保護するため、カバー222が制御回路基板314の外側に配置される構造となっている。
本実施における制御装置22の内部回路構成を図3に示す。
制御装置22はバックルスイッチ341やブレーキストロークセンサ342などの各種アクチュエータまたはCANBUS通信351から送信されるデータなどに基づいて、必要に応じてモーター321を駆動してシートベルトの巻き取り動作を行う。
本実施例におけるモーター駆動回路344は、ハイサイド側トランジスタ305,306及びローサイド側トランジスタ307,308の4つのトランジスタで構成されるHブリッジ回路であり、マイコン349によって制御される。モーター駆動回路344と駆動系電源の間にはノーマルオープン接点355とノーマルクローズ接点353及び接続先共通接点356を有する3点構造のリレー343が配置される。
リレー343は、制御装置22に電源が供給されていないときや、リレー343内部のコイル354が導通されていないときはOFFの状態であり、接続先共通接点356はノーマルクローズ接点353と接続され、ノーマルオープン接点355とは非接続の状態になっている。マイコン349によって制御されるトランジスタ358がONされると、リレー343内部のコイル354が導通され、コイル354の吸引力によってリレー内部可動部バネ357が伸張することによって接続先共通接点356とノーマルオープン接点355が接続され、リレー343はONの状態となり、モーター駆動回路344に電源が供給される。同時に接続先共通接点356とノーマルクローズ接点353は非接続となる。
モーター駆動回路344に電源が供給されたあと、マイコン349はモーター駆動用信号INA,INB,ENA,ENB,PWMによってモーター321の回転を制御する。モーター駆動用信号INA,INB,ENA,ENB,PWMによるハイサイド側トランジスタ305,306,ローサイド側トランジスタ307,308の状態が変化する様子を表1に示す。
Figure 0005475956
例えば表1の真理値表に従ってモーターを正転方向へ回転させる場合の動作を図4に示す。INA=High,INB=Low,ENA=High,ENB=Highの場合、ハイサイド側トランジスタ305がON、ハイサイド側トランジスタ306がOFF、ローサイド側トランジスタ307がOFF、ローサイド側トランジスタ308がPWMの論理に従ってON,OFFを繰り返す。ローサイド側トランジスタ308がON、OFFを繰り返すことにより、ローサイド側トランジスタ308、またはハイサイド側トランジスタ306のボディーダイオード310を経路としてモーター321に電流401が流れるため、モーター321は正転方向に回転する。
表1の真理値表に従ってモーターを逆転方向へ回転させる場合の動作を図5に示す。INA=Low,INB=High,ENA=High,ENB=Highの場合、ハイサイド側トランジスタ305がOFF、ハイサイド側トランジスタ306がON、ローサイド側トランジスタ308がOFF、ローサイド側トランジスタ307がPWMの論理に従ってON,OFFを繰り返す。ローサイド側トランジスタ307がON,OFFを繰り返すことにより、ローサイド側トランジスタ307、またはハイサイド側トランジスタ305のボディーダイオード309を経路としてモーター321に電流501が流れるため、モーター321は正転方向に回転する。
表1の真理値表のうち、モーターをブレーキモードとして停止させる場合の動作を図6に示す。図6はモーター321が逆転方向に回転していた場合にブレーキモードとして停止させる場合であり、モーター321が正転方向に回転していた場合でも、電流方向が逆になるだけであり同様である。INA=High,INB=High,ENA=High,ENB=Highの場合、ハイサイド側トランジスタ305,306がON、ローサイド側トランジスタ307,308がOFFする。このときモーター駆動回路344側から電力が供給されず、外力や慣性力によって回転力が与えられていない場合モーター321は回転をしないが、外力や慣性力により回転していた場合、逆起電力601を発生する。逆起電力によって電流603が発生する。電流603はハイサイド側トランジスタ305のボディーダイオード309とハイサイド側トランジスタ306を介してモーター321へと戻される。この電流はモーター321内の磁界と逆向きの磁界を発生させるため、モーター321の回転を妨げる方向になり、外力や慣性力を打ち消す。このためブレーキモードとしてモーター321の回転にブレーキをかけることができる。
表1の真理値表のうち、INA=Low,INB=Low,ENA=High,ENB=Highの場合、PWMの論理がHighとなる場合に限って図7に示す経路701でモーター321へと電流を流すためブレーキモードとして使用可能であるが、マイコン349がモーター321を駆動しない場合、またはマイコン349に電源が供給されていない場合、PWMの論理は通常Lowレベルであるため、このブレーキモードは使用しない。
快適性向上を目的としたバックル25への装着時自動フィッティングまたは車両の見栄え向上を目的としたシートベルト20のリトラクタ24への自動格納において、モーター321を回転させシートベルト20を巻き取る動作を行うが、この際乗員23が故意の操作によって巻き取る動作に逆らってシートベルト20を引き続ける等した場合、モーター321は逆回転して逆起電力を発生する。この逆起電力を逃がす経路がない場合、ハイサイド側トランジスタ305やローサイド側トランジスタ308へ過大な逆起電力がかかり、これらのトランジスタが破壊する。
車両がイグニッションオン状態でありオルタネータなどの発電装置が働いている場合、制御装置22が電力を制限する必要なくリレー343の導通を継続するため、図8に示すように逆起電力802によるサージ電流は経路801で駆動系電源側へと逃すことができる。
自動フィッティング動作や自動格納動作は、車両がイグニッションオフ状態である場合、車両バッテリからの電力によって動作を行う。この場合、リレー343の導通を継続させてバッテリの電力を消費することは車両システムにとって都合が悪いため、自動フィッティング動作や自動格納動作終了後、制御装置22はリレー343の導通をOFFとする。この場合、図9に示すように逆起電力902によるサージ電流は経路901で流れるため、リレー343のノーマルクローズ接点353に電圧が発生する。本実施例では、この電圧が発生すると逆起電力サージ吸収経路生成回路347によってモーター駆動用信号INA,INB,ENA,ENBはHighレベルとすることができるため、モーター321はブレーキモードによって回転が妨げられる。すなわち、モーター駆動回路344(複数のスイッチング素子)は、マイコン349(制御回路部)による制御から独立して、モーター321の回転により発生する逆起電力による電流に基づいて駆動される。それにより、ブレーキモード中は逆起電力によるサージ電流を経路903によって逃がすため、ハイサイド側トランジスタ305やローサイド側トランジスタ308の破壊は無い。
また、制御装置22は車両が長期間に渡って操作されない場合にさらにバッテリの消費電力を抑えるため、CANBUS通信線351などからの信号が送られてこなくなったことを検知して、電源IC(361)がマイコン349への電源供給を止める、またはマイコン349を低消費電力モードにするなどして電力をほとんど消費しないスタンバイモードに入る。この場合も図9と同様に逆起電力が発生してもサージ吸収経路生成回路347によってモーター321はブレーキモードに入るためハイサイド側トランジスタ305やローサイド側トランジスタ308の破壊は無い。
すなわち、ECUがスタンバイモード中であり、モーター駆動回路の電源スイッチ導通を維持できない状態であっても逆起電力によるサージからモーター駆動回路を保護できる。また制御装置は逆起電力サージ発生に備えて電源スイッチ導通を維持し続ける、といった処理が必要なくなる。
図3に示すようにサージ吸収経路生成回路347はリレーノーマルクローズ接点353とモーター駆動用信号INA,INB,ENA,ENBとを抵抗313を介して接続した、簡易な構成のみ達成できる。
図8のようにリレー343が導通して、リレー接続先共通接点356とリレーノーマルオープン接点355が接続しているとき、モーター駆動用信号INA,INB,ENA,ENBは抵抗313と抵抗348を介してGNDへプルダウンされている。マイコン349−モーター駆動回路344間の直列抵抗315の値は抵抗313より低く設定することによりマイコン349の制御論理がモーター駆動回路344へ伝わる。
図9のようにリレー343の導通がOFFされ、リレー接続先共通接点356とリレーノーマルクローズ接点353が接続しているとき、抵抗313はサージ吸収経路生成回路347として機能する。逆起電力によるサージ電圧がリレーノーマルクローズ接点353へ発生したとき、その一部の電力によってモーター駆動用信号INA,INB,ENA,ENBがモーター駆動回路344のゲート側端子316をHighレベルとするが、このときゲート側端子316へ流れ込む電流量が大きすぎるとハイサイド側トランジスタ305,306及びローサイド側トランジスタ307,308の破壊につながるため、抵抗313は電流制限抵抗として数十KΩ程度の抵抗値を選ぶ。
リレーノーマルクローズ接点353に接続される抵抗348は、リレー343導通時にサージ吸収経路生成回路347の抵抗313をGNDへプルダウンさせる機能の他に、放電抵抗として機能させることができる。リレー343の導通がONからOFFされたとき、モーター駆動回路344上流のコンデンサ346の電荷を放電させるため、数十Ωから数百Ωの抵抗とするのが良い。
本実施例では具体的にサージ吸収経路生成回路347の抵抗313として51KΩ、マイコン349−モーター駆動回路344間の直列抵抗315として15KΩ、放電抵抗348として330Ωの抵抗を用いている。
本実施例では、モーター321駆動時に必要な電流が大きいため信頼性の確保を目的として、駆動系電源のスイッチング手段にリレー343を用いているが、パワートランジスタなどの半導体素子で代用させることも可能である。この場合はバッテリ逆接続時に半導体素子の寄生ダイオードに大電流が流入することを防ぐための回路構成を必要となる。
リレー343を半導体素子で代用する場合はパワートランジスタなどを2つ組み合わせ、相互をトグル的にスイッチングさせればよい。
図10は実施例2におけるモーター制御回路1000の構成を示したものである。本実施例でリレー1001の導通がOFFとなり、リレー共通接続先接点1003がノーマルクローズ接点1002と接続されている場合、モーター1004から発生した逆起電力によるサージ電流は経路1005を通って、リレー1001のノーマルクローズ接点1002へ接続したツェナーダイオード1006を介してGNDへと逃がされる。本実施例ではツェナーダイオード1006に逆起電力によるサージ電流を流すだけの電力耐量が必要である。
図11は実施例3におけるモーター制御回路1100の構成を示したものであり、リレー1101のノーマルクローズ接点1102は抵抗を介さずGNDへ直結される。本実施例でリレー1101の導通がOFFとなり、リレー共通接続先接点1103がノーマルクローズ接点1102と接続されている場合、モーター1104から発生した逆起電力によるサージ電流は経路1105を通って、GNDへと逃がされる。本実施例ではモーター両端のハーネスやパターンが電源側へ短絡していた場合、リレー1101の導通をOFFすると電源−GND間にデッドショートが発生するため、何らかの方法でモーター両端のハーネスやパターンが電源側へ短絡しないようにする必要がある。
図12は実施例4におけるモーター制御回路1200の構成を示したものであり、リレー1201のノーマルクローズ接点1202はダイオード1206を介してモーター端1207へと接続される。本実施例でリレー1201の導通がOFFとなり、リレー共通接続先接点1203がノーマルクローズ接点1202と接続されている場合、モーター1204から発生した逆起電力によるサージ電流は経路1205を通ってモーター1204へと戻されるため、モーター制御回路1200の破壊は無い。本実施例ではダイオード1206に逆起電力のサージ電流を流すだけの電力耐量が必要である。
図13は実施例5におけるモーター制御回路1300の構成を示したものであり、リレー1301のノーマルクローズ接点1302は直接モーター端1307へと接続される。本実施例でリレー1301の導通がOFFとなり、リレー共通接続先接点1303がノーマルクローズ接点1302と接続されている場合、モーター1304から発生した逆起電力によるサージ電流は経路1305によってモーター1304へと戻されるため、モーター制御回路1300の破壊は無い。本実施例ではリレー1301の下流コンデンサ1308の電荷を放電させる場合には別途ローサイド側トランジスタ308の制御が必要になる。
図14は実施例6におけるモーター制御回路1400の構成を示したものであり、リレー1401のノーマルクローズ接点1402は直接モーター端1407へと接続される。本実施例でリレー1401の導通がOFFとなり、リレー共通接続先接点1403がノーマルクローズ接点1402と接続されている場合、モーター1404から発生した逆起電力によるサージ電流は経路1405によってモーター1404へと戻されるため、モーター制御回路1400の破壊は無い。本実施例では放電抵抗1406によって、モーター端1407の電圧がGNDレベル近くとなるため、モーター端子のOPENやGNDショートを検出する手段として、モーター端1407の電圧をモニタする方法が使えないため、モーター端電圧をモニタする必要ない場合に使用される。
従来の技術によるモーター制御装置の内部回路構成である。 本発明によるモーター制御装置の内部回路構成である。 本発明の形態にかかるシートベルトのシステムである。 実施例1の形態にかかるシートベルトのモーターを正転方向に回転させるときの制御状態を示す図である。 実施例1の形態にかかるシートベルトのモーターを逆転方向に回転させるときの制御状態を示す図である。 実施例1の形態にかかるシートベルトのモーターをブレーキモードとするときの制御状態を示す図である。 実施例1の形態にかかるシートベルトのモーターをブレーキモードとするときの制御状態を示す図である。 実施例1の形態にかかるシートベルトのモーターから発生した逆起電力によるサージ電流を逃がす経路を示す図である。 実施例1の形態にかかるシートベルトのモーターから発生した逆起電力によるサージ電流を逃がす経路を示す図である。 実施例2の形態にかかるモーター制御装置の内部回路構成である。 実施例3の形態にかかるモーター制御装置の内部回路構成である。 実施例4の形態にかかるモーター制御装置の内部回路構成である。 実施例5の形態にかかるモーター制御装置の内部回路構成である。 実施例6の形態にかかるモーター制御装置の内部回路構成である。 本実施形態に係るシートベルトリトラクター装置を用いた車両の衝突安全装置の構成図である。 機電一体型シートベルトリトラクターの分解斜視図である。
符号の説明
20 シートベルト
22 制御装置
23 乗員
24 リトラクター
25 バックル
100 機電一体型シートベルトリトラクター
102 障害物センサ
104 車輪速度センサ
106 衝突判断コントローラ
108 ブレーキアシスト装置
112 車両
305,306 ハイサイド側トランジスタ
307,308 ローサイド側トランジスタ
313,348 抵抗
321 モーター
343 リレー
344 モーター駆動回路
349 マイクロコンピュータ

Claims (11)

  1. シートベルトリトラクター用モーターを制御するためのモーター制御装置であって、
    イグニッションスイッチのオン/オフ状態に係わらず電力の供給が可能な制御系電源と、
    前記イグニッションスイッチがオンのときにのみ電力の供給が可能な駆動系電源と、
    前記制御系電源又は前記駆動系電源の一方から前記モーターに電力供給する複数のスイッチング素子と、
    前記複数のスイッチング素子と前記駆動系電源との電気的接続を接続又は遮断するスイッチング手段と、
    駆動信号を前記複数のスイッチング素子に出力し、該複数のスイッチング素子の駆動を制御する制御回路部と、を備え、
    前記スイッチング手段は、前記イグニッションスイッチがオン状態で前記駆動系電源が働いている場合には、前記制御回路部による電力制限をすることなく前記スイッチング手段の導通を継続するとともに前記モーターから発生する逆起電力によるサージ電流を前記駆動系電源側へと逃し、
    前記イグニッションスイッチがオフ状態である場合には、前記制御系電源から供給された電力によって前記モーターが動作するとともに、
    前記複数のスイッチング素子は、前記制御回路部による制御から独立して、前記モーターの回転により発生する逆起電力による電流に基づいて駆動される
    ことを特徴とするモーター制御装置。
  2. 請求項1に記載のモーター制御装置であって、
    前記複数のスイッチング素子は、前記制御回路部による制御から独立して、前記モーターの回転により発生する逆起電力による電流に基づいて、前記モーターの回転を妨げるブレーキモードとなるように駆動されるモーター制御装置。
  3. 請求項1に記載のモーター制御装置であって、
    前記複数のスイッチング素子により、複数のハイサイド側スイッチング素子及びローサイド側スイッチング素子を備えたインバータ回路部を構成し、
    該インバータ回路部は、前記モーターの回転により発生する逆起電力による電流に基づいて、該複数のハイサイド側スイッチング素子をオン状態、かつ該複数のローサイド側スイッチング素子をオフ状態に駆動されるモーター制御装置。
  4. 請求項1に記載のモーター制御装置であって、
    前記制御回路部は、車両通信のインターフェース回路、各種アクチュエータの状態を検出するスイッチ、またはセンサ類を少なくともいずれか一つから出力される情報に基づいて、前記駆動回路を制御するマイコンを有するモーター制御装置。
  5. 請求項1に記載のモーター制御装置であって、
    前記複数のスイッチング素子と外部電源との電気的接続を接続又は遮断することができるリレー手段を前記スイッチング手段として有し、
    前記リレー手段により、前記複数のスイッチング素子と外部電源との電気的接続が遮断されているときに、前記複数のスイッチング素子は、前記制御回路部による制御から独立して、前記モーターの回転により発生する逆起電力による電流に基づいて駆動されるモーター制御装置。
  6. 請求項5に記載のモーター制御装置であって、
    前記リレー手段は、二つの接点を備え、内蔵されたコイルの電磁力によって該接点の接続状態を切り換えられ、
    該二つの接点の一方の接点側は、前記外部電源と電気的に接続され、
    他方の接点側は、放電抵抗手段を介して車体に接地されるモーター制御装置。
  7. 請求項1ないし6に記載のいずれか一つのモーター制御装置であって、
    前記複数のスイッチング素子は、複数のトランジスタであり、
    前記逆起電力による電流が、第1抵抗手段を介して該複数のトランジスタのゲート側端子に入力されるモーター制御装置。
  8. 請求項7に記載のモーター制御装置であって、
    前記制御回路部と前記複数のトランジスタは、第2抵抗手段を介して接続され、
    該第2抵抗手段の抵抗値は、前記第1抵抗手段の抵抗値より小さく設定されるモーター制御装置。
  9. 請求項1ないし6に記載のいずれか一つのモーター制御装置であって、
    前記制御回路部は、前記複数のスイッチング素子のスイッチング動作を制御することなく外部からの信号入力を監視するスタンバイモードを有し、
    該制御回路部が該スタンバイモード中であるときに、前記複数のスイッチング素子は、前記制御回路部による制御から独立して、前記モーターの回転により発生する逆起電力による電流に基づいて駆動されるモーター制御装置。
  10. イグニッションスイッチのオン/オフ状態に係わらず電力の供給が可能な制御系電源と、
    前記イグニッションスイッチがオンのときにのみ電力の供給が可能な駆動系電源と、
    車両用シートベルトリトラクター用モーターを駆動するため複数のスイッチング素子によって構成される駆動回路と、
    スイッチング動作により、前記駆動回路と前記駆動系電源との電気的接続を接続又は遮断することができるスイッチング手段と、
    車両通信のインターフェース回路や各種アクチュエータの状態を検出するスイッチまたはセンサ類を少なくとも一つは備え、前記インターフェース回路や各種アクチュエータやスイッチ,センサ類の状態に従って前記駆動回路と前記スイッチング手段を制御するマイコンを有する制御回路部と、
    を備えたモーター制御装置において、
    前記スイッチング手段を2接点構造のリレーとして、ノーマルクローズ側に抵抗を介して前記モーター駆動回路を接続し、ノーマルオープン側に前記モーターを駆動するための電源を接続し、前記イグニッションスイッチがオン状態で前記駆動系電源が働いている場合には、前記制御回路部による電力制限をすることなく前記スイッチング手段の導通を継続するとともに前記モーターから発生する逆起電力によるサージ電流を前記駆動系電源側へと逃し、前記スイッチング手段がノーマルクローズ側へ接続され前記モーターが外力により逆起電力を発生させたときに、前記駆動回路が逆起電力を前記モーターへと回生させるブレーキモードへ移行することを特徴とするモーター制御装置。
  11. 請求項10に記載のモーター制御装置であって、
    消費電力を極力少なくするスタンバイモードを有し、スタンバイモード中はスイッチやインターフェース回路の状態変化のみを監視し、駆動回路や制御回路を動作させないことを特徴とするモーター制御装置。
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