JP2008137637A - エアバッグ故障診断装置 - Google Patents

エアバッグ故障診断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008137637A
JP2008137637A JP2007208700A JP2007208700A JP2008137637A JP 2008137637 A JP2008137637 A JP 2008137637A JP 2007208700 A JP2007208700 A JP 2007208700A JP 2007208700 A JP2007208700 A JP 2007208700A JP 2008137637 A JP2008137637 A JP 2008137637A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
squib
current
airbag
monitor current
failure diagnosis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007208700A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyoshi Shimizu
信芳 清水
Masahiko Ito
正彦 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2007208700A priority Critical patent/JP2008137637A/ja
Priority to US11/982,777 priority patent/US8140224B2/en
Publication of JP2008137637A publication Critical patent/JP2008137637A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Abstract

【課題】 ラジオノイズの発生を抑えたエアバッグ故障診断装置を提供すること。
【解決手段】 本発明のエアバッグ故障診断装置は、エアバッグを展開する起動手段1と、モニタ電流を間欠的に供給する電流供給手段と、起動手段1に供給されたモニタ電流に基づいて起動手段1の故障を判定する判定手段2と、を有するエアバッグ故障診断装置において、起動手段1に供給されるモニタ電流が、スルーレート制御されたことを特徴とする。これにより、モニタ電流の立ち上がり、立ち下がりがなだらかになりノイズが抑圧される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両のエアバッグ故障診断装置に関し、特に、故障診断時の雑音が防止された故障診断装置に関する。
エアバッグ点火回路等の回路において、断線短絡等の故障を検出するために、微少なモニタ電流を間欠的に流し、回路を流れたモニタ電流から故障を判定することが行われている。このような従来のエアバッグ点火回路において故障を診断する診断装置の回路図を図10に示した。
図10において、点火回路のスクイブ1は電源に接続された駆動トランジスタTR1と、接地されたスイッチングトランジスタTR2に、抵抗R1,2等の素子を介して接続されている。駆動トランジスタTR1は補助トランジスタTR5を経由してマイクロコンピュータ2に接続され制御される。スイッチングトランジスタTR2もマイクロコンピュータ2により制御される。マイクロコンピュータ2からの指示によりモニタ電流が点火回路のスクイブ1に流され、スクイブ1の両端の電圧がマイクロコンピュータ2に入力されモニタされる。そして、マイクロコンピュータ2において、入力された電圧から故障を判定する。
スクイブ1に流すモニタ電流の波形を、図11に模式的に示した。図11に示したように、モニタ電流は、10mA程度の電流を所定の時間ごとに間欠的に流される。モニタ電流は、その立ち上がり、立ち下がりの電流変化の割合が2mA/μSであった。このように急峻な電流変化により、雑音が発生し、場合によっては車載ラジオに雑音が入ることがある。従来の故障診断装置における伝導ラジオノイズ計測波形の一例を図12に示した。
その雑音を除去するため、従来は、図13に示したように、スクイブ1の両端子にコンデンサC1、C2を接続して接地しノイズフィルターとして用いていた。
しかしながら、スクイブ1の両端子にノイズフィルター用コンデンサC1、C2を付加することは、ユニット基板外への外付けとなり、コストアップの要因になるという問題点があった。
特開平11−55984
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、ノイズフィルター用コンデンサC1、C2を用いることなく、ラジオノイズの発生を抑えたエアバッグ故障診断装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明者らはエアバッグ故障診断装置について検討を重ねた結果、本発明をなすに至った。
すなわち、本発明のエアバッグ故障診断装置は、所定値以上の電流が供給されるとエアバッグを展開する起動手段と、起動手段に所定値未満のモニタ電流を間欠的に供給する電流供給手段と、起動手段に供給されたモニタ電流が入力され、入力されたモニタ電流に基づいて起動手段の故障を判定する判定手段と、を有するエアバッグ故障診断装置において、起動手段に供給されるモニタ電流が、スルーレート制御されたことを特徴とする。
本発明のエアバッグ故障診断装置は、起動手段に間欠的に供給されるモニタ電流がスルーレート制御されている。これにより、モニタ電流の立ち上がりおよび立ち下がり時の電流変化割合が小さくなり、電流変化に起因する雑音(ラジオノイズ等のノイズ)の発生が抑えられる。さらに、本発明のエアバッグ故障診断装置においては、モニタ電流をスルーレート制御することで雑音の発生を抑えており、従来のようにノイズフィルター用コンデンサを付加しなくともよい。つまり、新たにノイズ低減のための装置を付与することなく、ノイズを低減できる効果を発揮する。
本発明のエアバッグ故障診断装置において、モニタ電流は、立ち上がりおよび立ち下がりが0.5mA/μsec以下に制御されたことが好ましい。モニタ電流の立ち上がりおよび立ち下がりが0.5mA/μsec以下にスルーレート制御されたことで、モニタ電流の立ち上がり時および立ち下がり時の電流の変化割合が小さくなり、よりノイズの発生を抑えることができる。モニタ電流の立ち上がりおよび立ち下がりが0.5mA/μsecを超えると、ノイズが発生しやすくなる。モニタ電流は、立ち上がりおよび立ち下がりが0.1mA/μsec以下にスルーレート制御されたことがより好ましい。
さらに、モニタ電流は、立ち上がりおよび立ち下がりが0.5mA/μsec以下に制御されていれば、立ち上がり時と立ち下がり時の電流の変化割合が同じであっても、異なっていても、いずれでもよい。
本発明のエアバッグ故障診断装置において、起動手段の電位差を一定に制御することが好ましい。ここで、一定にされる起動手段の電位とは、モニタ電流が流れる起動手段の端子の電位である。モニタ電流を変化させたときの起動手段の電位を一定に制御することで、モニタ電流を変化させたときに起動手段で発生する電界の変化を抑えられ、特にラジオノイズの発生を抑えることができる。
本発明のエアバッグ故障診断装置は、間欠的に起動手段に流すモニタ電流をスルーレート制御したことで、モニタ電流の立ち上がりおよび立ち下がり時の電流変化割合が小さくなり、電流変化に起因するノイズの発生を抑えることができる。また、起動手段に流すモニタ電流を変化させたときの移動手段の電位を一定にすることで、電位変化に起因するノイズの発生を抑えることができる。
さらに、本発明のエアバッグ故障診断装置においては、従来のように基板の外部にノイズフィルター用コンデンサを付加することなく、ノイズを低減できる効果を発揮する。
以下、具体的な実施形態例を用いて本発明を説明する。
本発明の実施形態例として、車両に搭載されるエアバッグ点火回路故障診断装置を製造した。
(第一実施形態)
本実施形態のエアバッグ点火回路故障診断装置は、エアバッグを展開する起動手段の一部を構成するスクイブ1と、スクイブ1の高電位側に接続された駆動トランジスタTR1と、スクイブ1の低電位側に接続されたスイッチングトランジスタTR2と、駆動トランジスタTR1をスルーレート制御する制御回路3と、スクイブ1,スイッチングトランジスタTR2および制御回路3が接続されたマイクロコンピュータ2と、を備えている。本実施形態のエアバッグ点火回路故障診断装置の構成を図1に示した。
スクイブ1は、エアバッグ装置において、エアバッグを展開するときに点火剤に着火する点火装置である。スクイブ1にエアバッグ展開のための所定値以上の電流が流れると、スクイブ1が点火剤に着火して、着火した点火剤が発生したガスがエアバッグを展開させる。
駆動トランジスタTR1は、スクイブ1の高電位側の端子に接続され、スクイブ1に流れる電流,電圧を制御する。駆動トランジスタTR1は、抵抗R1およびダイオードを介してスクイブ1に接続される。駆動トランジスタTR1は、図示されない電源装置に接続されており、この電源装置からの電流をスクイブ1に流す。
制御回路3は、駆動トランジスタTR1に接続され、駆動トランジスタTR1をスルーレート制御し、スクイブ1に流すモニタ電流の立ち上がり、立ち下がりをなだらかにする。
スイッチングトランジスタTR2は、スクイブ1の低電位側に接続され、オン・オフ制御によりスクイブ1に流れる電流,電圧を制御する。スイッチングトランジスタTR2は、抵抗R2を介してスクイブ1に接続される。スイッチングトランジスタTR2は、接地されている。
マイクロコンピュータ2は、スクイブ1,駆動トランジスタTR1,スイッチングトランジスタTR2および制御回路3が接続されている。マイクロコンピュータ2は、スクイブ1の電圧が入力され、入力された電圧からスクイブ1の故障を検知(判定)する。マイクロコンピュータ2は、制御回路3が接続され、制御回路3にモニタ電流をスルーレート制御させる。マイクロコンピュータ2は、スイッチングトランジスタTR2が接続され、オン・オフ制御させる。
本実施形態のエアバッグ点火回路故障診断装置は、図2に模式的に示した波形のモニタ電流をスクイブ1に流すようにマイクロコンピュータ2で二つのトランジスタTR1,2および制御回路3を制御する。
本実施形態のエアバッグ点火回路故障診断装置がエアバッグ装置の故障を診断する方法を以下に具体的に説明する。本実施形態の診断装置の動作時に、スクイブ1に流れるモニタ電流Iの電流値の変化およびスクイブ1の電位V1をトランジスタTR1,2の動作とともに図3に示した。
車両のイグニッションスイッチがオンになる等により故障診断装置が始動する。
診断装置が始動すると、まず、マイクロコンピュータ2は、スクイブ1にモニタ電流が流れるように制御回路3を制御する。制御回路3は、駆動トランジスタTR1をオンに切り替え、スクイブ1のトランジスタTR1側を高電位とする。スクイブ1のトランジスタTR1側の電位は、トランジスタTR1および/または電源装置を制御することで一定の電位に保持された。このとき、スイッチングトランジスタTR2は、オフに保たれており、スクイブ1に電流は流れない。
そして、マイクロコンピュータ2は、スイッチングトランジスタTR2をオンに制御する。これにより電源装置からの電流がスクイブ1に流れることが可能となる。同時に、マイクロコンピュータ2は制御回路3を制御して、モニタ電流をスクイブ1に流す。
図2〜3に示したように、本実施形態において、スクイブ1に流れるモニタ電流は、スルーレート制御されている。具体的には、0.1mA/μsecの割合で、スクイブ1の起動電流よりも小さな所定の電流値まで上昇する。そして、所定の時間の間この電流値で電流を流し、0.1mA/μsecの割合で電流を減少(−0.1mA/μsecの割合で電流が増加)させる。
このモニタ電流がスクイブ1に流れたときに、スクイブ1の電圧がマイクロコンピュータ2に入力され、入力した電圧からスクイブ1の故障を診断する。そして、本実施形態の故障診断装置では、図3に示したように、間欠的に所定の時間毎にモニタ電流をスクイブ1に流すことで、スクイブ1の故障を診断する。
本実施形態の故障診断装置では、間欠的にスクイブ1に流されるモニタ電流がスルーレート制御されている。図11に示した従来の故障診断装置のモニタ電流に比べると、立ち上がりおよび立ち下がりの電流変化割合が1/20となっている。そして、本実施形態の故障診断装置による伝導ラジオノイズを測定し、図4に示した。図4に示したように、本実施形態の故障診断装置においては、スルーレート制御されたモニタ電流を流すことにより、ラジオノイズは非常に抑制されたものになった。特に、図10に示した従来の故障診断装置による伝導ラジオノイズを測定した結果(図12)では、ノイズが発生することが確認できる。これに対し、本実施形態ではラジオノイズは非常に抑制されている。本実施形態においては、スルーレート制御をしない従来の装置に比べて20dBm以上の改善が確認できた。このように、スクイブ1にノイズフィルター用コンデンサC1、C2を装着しなくても車載ラジオのノイズが低減できる効果を発揮した。
さらに、本実施形態の故障診断装置では、スクイブ1の電位が一定となるように制御されており、モニタ電流が流れたときの電界の変化が抑えられている。これにより、ラジオノイズをより低減できた。
このように、本実施形態の故障診断装置によると、エアバッグを展開する起動手段の一部を構成するスクイブ1の故障を診断することができた。
本実施形態の故障診断装置は、スクイブ1にスルーレート制御されたモニタ電流を間欠的に流すことでスクイブ1の故障の診断を行うものであるが、あわせて、シートベルトのバックルスイッチ、ホール素子からなるシートポジションセンサの異常を検出してもよい。シートベルトのバックルスイッチやシートポジションセンサから乗員の着座状況を判定でき、所定のエアバッグのみを作動することが可能となる。
シートベルトのバックルスイッチ11の異常を検出する故障診断装置の回路図の一例を図5に示した。バックルスイッチ11の一端は抵抗、ダイオードを経由して駆動トランジスタTR4に接続され、駆動トランジスタTR4を介して電源に接続されている。バックルスイッチ11の一端はマイクロコンピュータ2に入力されてモニタされ、他端は接地される。駆動トランジスタTR4は制御回路3を経由してマイクロコンピュータ2に接続され制御される。制御回路3では駆動トランジスタTR4をスルーレート制御し、バックルスイッチ11に流すモニタ電流の立ち上がり、立ち下がりをなだらかにする。これにより、上記のスクイブ1の時と同様に、モニタ電流の立ち上がり立ち下がりによるノイズを大幅に低減することができる。
ホール素子からなるシートポジションセンサの異常を検出する故障診断装置の回路図の一例を図6に示した。ホール素子からなるシートポジションセンサ12の一端は抵抗、ダイオードを経由して駆動トランジスタTR4に接続され、駆動トランジスタTR4を介して電源に接続されている。ホール素子からなるシートポジションセンサ12の一端はマイクロコンピュータ2に入力されてモニタされ、他端は接地される。駆動トランジスタTR4は制御回路3を経由してマイクロコンピュータ2に接続され制御される。制御回路3では駆動トランジスタTR4をスルーレート制御し、ホール素子からなるシートポジションセンサ12に流すモニタ電流の立ち上がり、立ち下がりをなだらかにする。これにより、上記のスクイブ1の時と同様に、モニタ電流の立ち上がり立ち下がりによるノイズを大幅に低減することができる。
(第二実施形態)
本実施形態のエアバッグ点火回路故障診断装置は、エアバッグを展開する起動手段の一部を構成するスクイブ1と、スクイブ1の高電位側に接続された駆動トランジスタTR1と、駆動トランジスタTR1をオン・オフ制御するスイッチングトランジスタTR3と、スクイブ1の低電位側に接続されたスイッチングトランジスタTR2と、スイッチングトランジスタTR2をスルーレート制御する制御回路3と、スクイブ1,スイッチングトランジスタTR3および制御回路3が接続されたマイクロコンピュータ2と、を備えている。本実施形態のエアバッグ点火回路故障診断装置の構成を図7に示した。
スクイブ1は、エアバッグ装置において、エアバッグを展開するときに点火剤に着火する点火装置である。
駆動トランジスタTR1は、スクイブ1の高電位側の端子に接続され、スクイブ1に流れる電流,電圧を制御する。駆動トランジスタTR1は、抵抗およびダイオードを介してスクイブ1に接続される。駆動トランジスタTR1は、図示されない電源装置に接続されており、この電源装置からの電流をスクイブ1に流す。
スイッチングトランジスタTR3は、駆動トランジスタTR1に接続され、駆動トランジスタTR1をオン・オフ制御し、スクイブ1に流れる電流を制御する。
スイッチングトランジスタTR2は、スクイブ1の低電位側に接続され、スルーレート制御によりスクイブ1に流れるモニタ電流を制御する。スイッチングトランジスタTR2は、抵抗を介してスクイブ1に接続される。スイッチングトランジスタTR2は、接地されている。
マイクロコンピュータ2は、スクイブ1,スイッチングトランジスタTR3および制御回路3が接続されている。マイクロコンピュータ2は、スクイブ1の電圧が入力され、入力された電圧からスクイブ1の故障を検知(判定)する。マイクロコンピュータ2は、制御回路3が接続され、制御回路3にモニタ電流をスルーレート制御させる。マイクロコンピュータ2は、スイッチングトランジスタTR3が接続され、駆動トランジスタTR1をオン・オフ制御させる。
本実施形態のエアバッグ点火回路故障診断装置は、第一実施形態と同様に、図2に模式的に示した波形のモニタ電流をスクイブ1に流すようにマイクロコンピュータ2でスイッチングトランジスタTR3および制御回路3を制御する。
本実施形態のエアバッグ点火回路故障診断装置がエアバッグ装置の故障を診断する方法を以下に具体的に説明する。本実施形態の診断装置の動作時に、スクイブ1に流れるモニタ電流Iの電流値の変化およびスクイブ1の電位差V1をトランジスタTR1,2の動作とともに図8に示した。
車両のイグニッションスイッチがオンになる等により故障診断装置が始動する。
診断装置が始動すると、まず、マイクロコンピュータ2は、スクイブ1にモニタ電流が流れるようにスイッチングトランジスタTR3を制御する。具体的には、スイッチングトランジスタTR3は、駆動トランジスタTR1をオンに切り替え、スクイブ1のトランジスタTR1側を高電位とする。スクイブ1のトランジスタTR1側の電位は、トランジスタTR1および/または電源装置を制御することで一定の電位に保持された。このとき、スイッチングトランジスタTR2は、オフに保たれており、スクイブ1に電流は流れない。
そして、マイクロコンピュータ2は、制御回路3を駆動してスイッチングトランジスタTR2をオンに制御する。これにより電源装置からの電流がスクイブ1に流れることが可能となる。同時に、マイクロコンピュータ2は制御回路3を介してスイッチングトランジスタTR2を制御して、スルーレート制御されたモニタ電流をスクイブ1に流す。
図8に示したように、本実施形態において、スクイブ1に流れるモニタ電流は、スルーレート制御されている。具体的には、0.1mA/μsecの割合で、スクイブ1の起動電流よりも小さな所定の電流値まで上昇する。そして、所定の時間の間この電流値で電流を流し、0.1mA/μsecの割合で電流を減少させる。
このモニタ電流がスクイブ1に流れたときに、スクイブ1の電圧がマイクロコンピュータ2に入力され、入力した電圧からスクイブ1の故障を診断する。そして、本実施形態の故障診断装置では、図3に示したように、間欠的に所定の時間毎にモニタ電流をスクイブ1に流すことで、スクイブ1の故障を診断する。
本実施形態においては、モニタ電流がスルーレート制御されており、第一実施形態と同様な効果を発揮する。
(第三実施形態)
本実施形態のエアバッグ点火回路故障診断装置は、スクイブ1とマイクロコンピュータ2の間に電圧制御回路4を備えたこと以外は、第二実施形態と同様な構成のエアバッグ点火回路故障診断装置である。本実施形態のエアバッグ点火回路故障診断装置の構成を図9に示した。
電圧制御回路4は、スクイブ1の(駆動トランジスタTR1が接続される)高電位側の端子とマイクロコンピュータ2との間に設置されている。電圧制御回路4は、スクイブ1の高電位側の端子での電位を所定の電圧に一定に保持する。
本実施形態の故障診断装置においては、第二実施形態においてトランジスタTR1および/または電源装置で制御していた電圧を電圧制御回路4で制御する構成となっている。つまり、本実施形態においては、第二実施形態の時と同様な効果を発揮する。
上記の各実施形態においては、間欠的にスクイブ1に流されるモニタ電流がスルーレート制御されたことで、故障診断装置での磁界変化がなだらかになり、ラジオノイズの発生が抑えられている。さらに、モニタ電流が流れるときの電圧変化も抑えられたことで電界の変化も抑えられ、よりラジオノイズの発生が抑えられている。
上記の各実施形態においては、スクイブ1の故障の検知を行っているが、スクイブ1がその一部を構成するエアバッグを展開する起動手段全体の故障を検知する構成としても何ら問題はない。
上記の各実施形態の故障診断装置が組み付けられるエアバッグ装置は、従来公知のエアバッグ装置を用いることができる。そのとき、マイクロコンピュータ2は、予め車両に搭載されたECUであってもよい。このECUとしては、エアバッグ用のECUをあげることができる。
第一実施形態のエアバッグ点火回路故障診断装置の回路図である。 第一実施形態でスクイブに流すモニタ電流を模式的に示した波形図である。 第一実施形態でモニタ電流を流す制御方法を模式的に示した図である。 スルーレート制御した場合のラジオノイズの電界強度を示した図である。 シートベルトのバックルスイッチの故障を検出する故障診断装置の回路図である。 ホール素子からなるシートポジションセンサの故障を検出する故障診断装置の回路図である。 第二実施形態のエアバッグ点火回路故障診断装置の回路図である。 第二実施形態でモニタ電流を流す制御方法を模式的に示した図である。 第三実施形態のエアバッグ点火回路故障診断装置の回路図である。 従来のエアバッグ点火回路故障診断装置の回路図である。 従来の装置でスクイブに流すモニタ電流を模式的に示す波形図である。 従来の故障診断装置が発生するノイズの電界強度の一例を示すグラフ図である。 スクイブの両端子に接続されたノイズフィルターコンデンサを示す回路図である。
符号の説明
1:スクイブ
2:マイクロコンピュータ
3:スルーレート制御回路
4:電圧制御回路
TR1:駆動トランジスタ
TR2,3,4:スイッチングトランジスタ
11:バックルスイッチ
12:ホール素子からなるシートポジションセンサ

Claims (3)

  1. 所定値以上の電流が供給されるとエアバッグを展開する起動手段と、
    前記起動手段に前記所定値未満のモニタ電流を間欠的に供給する電流供給手段と、
    前記起動手段に供給されたモニタ電流が入力され、入力された該モニタ電流に基づいて前記起動手段の故障を判定する判定手段と、
    を有するエアバッグ故障診断装置において、
    前記起動手段に供給される前記モニタ電流が、スルーレート制御されたことを特徴とするエアバッグ故障診断装置。
  2. 前記モニタ電流は、立ち上がりおよび立ち下がりが0.5mA/μsec以下に制御された請求項1記載のエアバッグ故障診断装置。
  3. 前記起動手段の電位を一定に制御する請求項1記載のエアバッグ故障診断装置。
JP2007208700A 2006-11-08 2007-08-10 エアバッグ故障診断装置 Pending JP2008137637A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007208700A JP2008137637A (ja) 2006-11-08 2007-08-10 エアバッグ故障診断装置
US11/982,777 US8140224B2 (en) 2006-11-08 2007-11-05 Diagnosis apparatus for passenger protection system

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006302506 2006-11-08
JP2007208700A JP2008137637A (ja) 2006-11-08 2007-08-10 エアバッグ故障診断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008137637A true JP2008137637A (ja) 2008-06-19

Family

ID=39599549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007208700A Pending JP2008137637A (ja) 2006-11-08 2007-08-10 エアバッグ故障診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008137637A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010274786A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Denso Corp 乗員検知装置
JP2011075328A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Honda Motor Co Ltd 短絡検出方法
JP2011257382A (ja) * 2010-05-11 2011-12-22 Denso Corp 静電式乗員検知システム
JP2012093261A (ja) * 2010-10-27 2012-05-17 Lapis Semiconductor Co Ltd 半導体回路、半導体装置、故障診断方法、及び故障診断プログラム
JP2017001610A (ja) * 2015-06-15 2017-01-05 株式会社ダイフク 洗車機および洗車機の制御方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0779591A (ja) * 1993-07-15 1995-03-20 Hitachi Ltd Dcブラシレスモータ駆動回路
JPH10303733A (ja) * 1997-05-01 1998-11-13 Hitachi Ltd 半導体装置
JPH1134794A (ja) * 1997-07-23 1999-02-09 Toyota Motor Corp 乗員保護装置
JP2004056546A (ja) * 2002-07-22 2004-02-19 Nec Electronics Corp データ伝送回路及び半導体集積回路

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0779591A (ja) * 1993-07-15 1995-03-20 Hitachi Ltd Dcブラシレスモータ駆動回路
JPH10303733A (ja) * 1997-05-01 1998-11-13 Hitachi Ltd 半導体装置
JPH1134794A (ja) * 1997-07-23 1999-02-09 Toyota Motor Corp 乗員保護装置
JP2004056546A (ja) * 2002-07-22 2004-02-19 Nec Electronics Corp データ伝送回路及び半導体集積回路

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010274786A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Denso Corp 乗員検知装置
US8244436B2 (en) 2009-05-28 2012-08-14 Denso Corporation Occupant detection apparatus
JP2011075328A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Honda Motor Co Ltd 短絡検出方法
JP2011257382A (ja) * 2010-05-11 2011-12-22 Denso Corp 静電式乗員検知システム
JP2012093261A (ja) * 2010-10-27 2012-05-17 Lapis Semiconductor Co Ltd 半導体回路、半導体装置、故障診断方法、及び故障診断プログラム
JP2017001610A (ja) * 2015-06-15 2017-01-05 株式会社ダイフク 洗車機および洗車機の制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5281301B2 (ja) フューエルポンプ制御装置
JP2009207260A (ja) モータ制御装置
JP2010115967A (ja) 電子式セーフィングシステム
JP2008137637A (ja) エアバッグ故障診断装置
JP2016002797A (ja) 車両機器制御装置及び制御方法
JP2009077542A (ja) 負荷駆動回路
JPH04362443A (ja) 乗員保護装置
JPH05278557A (ja) 車両安全装置の制御システム
JP5099041B2 (ja) 燃料ポンプ制御装置
JP4947361B2 (ja) 車両用乗員保護装置
JP2005261047A (ja) 車両用電源装置
JPH06311733A (ja) 昇圧回路の異常検出装置
JPS63207755A (ja) エア−バツク装置駆動回路
JP6114207B2 (ja) シートベルト装置
JP6008328B2 (ja) シートヒータ装置
KR102381135B1 (ko) 에어백 점화스위치의 진단장치 및 그 방법
JPH1148908A (ja) エアバッグ装置の故障検出装置
US8140224B2 (en) Diagnosis apparatus for passenger protection system
JP2009196541A (ja) エアバッグ点火回路及びエアバッグ点火ユニット
JP5327935B2 (ja) モーター制御装置
JP2889725B2 (ja) 車両用エアバッグ装置
JP2009298319A (ja) エアバッグシステム、エアバッグ制御装置、及びその制御回路の集積回路
JP2007084057A (ja) エアバッグ装置
JPH04127057U (ja) エアバツグシステムにおける回路故障検出装置
JPH0886825A (ja) 自動車の駆動回路制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110519

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120911

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130129