JP7492586B2 - 車載用電子制御装置及び車載機器制御方法 - Google Patents

車載用電子制御装置及び車載機器制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、車載用電子制御装置及び車載機器制御方法に関する。
近年、車両の電動化が進んでおり、特にエンジンとモータを両方搭載したHEV(Hybrid Electric Vehicle)の台数増加が見込まれている。HEVでは、エンジンを制御するエンジンECU(エンジンコントロールモジュール、ECM)と、モータ駆動とエンジン制御を協調制御するHEVコントローラ(HEVC)が搭載されるが、コスト削減のため、ECMとHEVCの一体化が検討されている。以下の説明では、ECMとHEVCを一体化したものを、一体化コントロールユニットと称する。
HEVCの重要な役割の一つとして、高圧バッテリとインバータとの間の高電圧配線の接続リレー(強電リレー)をコントロールする機能がある。この機能では、各種機能の故障や不具合が発生した際に、強電リレーを遮断する制御が行われる。特に、衝突が発生した際に、高圧バッテリ配線が破損して車体に接触した場合、車内の乗員の感電を防止するために、強電リレーを確実に遮断できることが求められている。
従来、ECMはエンジンルーム、HEVCは車室内、また高圧バッテリは車両下部(例えば前席下部)に置かれることが一般的である。このため、HEVC及びHEVCから高圧バッテリを制御する経路については、衝突時の損傷リスクの高い車両前方から離れているため、ハーネス損傷のリスクの考慮は必要なかった。
一方、ECMとHEVCを一体化した一体化コントロールユニットについては、エンジン制御も重要な役割となることから、システム構成上、エンジンルームに設置することが望ましい。この場合、車両の衝突時に、ECUから強電リレーを制御するハーネス部分が損傷する可能性があり、例えば電源ショートが発生した場合、リレードライバの出力を停止しても、従来の構成では強電リレーを遮断することができない懸念がある。
特許文献1には、車両損傷時にメインリレーの制御ハーネスの損傷によりメインリレーのオン固着が発生する、という同様の課題に対し、メインリレーの制御ハーネスと給電ハーネスを近接させて車室外に配設することにより、両配線が必ず同時に損傷させるようにすることで、リレーのオン固着を防止する技術が記載されている。
特開2013-241055号公報
特許文献1に記載される技術は、衝突によりハーネス損傷が発生する際に、複数の配線が同時に損傷するようにすることでリレーのオン固着を防止する技術であるが、損傷時の程度は様々なケースがあり、複数配線の内の一部のみが損傷する可能性が全くないとは言えない。また、一体化コントロールユニット自体をエンジンルームに置くことを想定した場合、特にコネクタ近傍では、強電リレー制御ハーネスだけではなく、様々な信号、電源、GND用のハーネスが存在しているため、衝突時には、これらと強電リレー制御ハーネスがショートしてしまう可能性がある。
また、メインリレーの制御ハーネスと給電ハーネスを近接させて車室外に配設するためには、車両のレイアウトを含めた配設位置の検討が必要になる。
以上説明したように、車両衝突などの異常時には、リレー制御ドライバの出力ハーネスが他の信号ハーネスや電源・GNDのラインにショートした場合においても、リレーのオン固着が発生しないことが望まれていた。
上記課題を解決するために、例えば請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、車両に搭載されたバッテリからの配線を接続・遮断するリレーをオン・オフ制御するためのリレー制御ドライバ回路を有する車載用電子制御装置であって、リレー制御ドライバ回路の出力部に接続された、電流を引き抜くためのスイッチ回路と、車両に異常が発生した際に、スイッチ回路を作動させて出力部から電流を引き抜き、リレーをオンさせない制御回路と、を備え、スイッチ回路は、逆流防止回路を介して出力部に接続され、ドライバ回路の作動時に、スイッチ回路に逆起電力による電流が流れることを逆流防止回路が阻止するようにし、リレーは、バッテリの一方の極に接続された第1のリレーと、バッテリの他方の極に接続された第2のリレーとを有し、出力部は、第1のリレーを制御する第1の出力部と、第2のリレーを制御する第2の出力部とを有し、スイッチ回路は、第1の出力部と第2の出力部とを、それぞれ別の逆流防止回路を介して、共通に制御するようにした。
本発明によれば、車両に異常が発生した際に、リレー制御ドライバ回路の出力が伝送されるハーネスが、他の信号ハーネスや電源ラインなどとショートする不具合が発生しても、リレーがオンにならない状態を維持できる。したがって、車両に異常が発生した際に、車両に搭載されたバッテリからの通電を確実に遮断できるようになる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施の形態例による車載用電子制御装置の例を示す構成図である。 本発明の第1の実施の形態例による動作例を示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施の形態例による制御信号ハーネスに繋がる経路を示す構成図である。 図3の構成図の等価回路図である。 本発明の第2の実施の形態例による車載用電子制御装置の例を示す構成図である。 本発明の第3の実施の形態例による車載用電子制御装置の例を示す構成図である。 本発明の第4の実施の形態例による車載用電子制御装置の例を示す構成図である。
<第1の実施の形態例>
以下、本発明の第1の実施の形態例を、図1~図4を参照して説明する。
図1は、本実施の形態例に係る車載用電子制御装置10と、車載用電子制御装置10により制御される高電圧バッテリパック20の構成を示す。
車載用電子制御装置10及び高電圧バッテリパック20は、車両に搭載されている。ここでの車両は、例えばエンジンとモータの双方を走行用の駆動源として搭載したHEVである。本実施の形態例では、車載用電子制御装置10は、車両のエンジンルーム1に設置され、高電圧バッテリパック20は、車両の車室内2に設置されている。車載用電子制御装置10と高電圧バッテリパック20とは、制御信号ハーネス111,112により接続されている。
高電圧バッテリパック20は、例えば100V以上の出力電圧であり、高電圧バッテリパック20内のバッテリセル200の正極(+)及び負極(-)が、強電リレー201及び202を介して、高電圧ライン(+)211及び高電圧ライン(-)212に接続されている。強電リレー201,202は、バッテリセル200と高電圧ライン211,212との接続及び切断を行う開閉器であり、車載用電子制御装置10により接続及び切断が制御される。
高電圧ライン(+)211及び高電圧ライン(-)212は、不図示のDCDCコンバータや走行用のモータ、発電用のジェネレータに接続されている。なお、高電圧バッテリパック20は、高電圧ライン(+)211をプリチャージするプリチャージラインおよび接続リレーを有する構成が一般的であるが、ここでは説明を簡単にするために図示を省略する。
車載用電子制御装置10は、マイクロコンピュータ(以下、マイコンと称する)100と、制御出力用ドライバ101,102と、制御回路103とを備える。
制御出力用ドライバ101,102は、強電リレー201,202を制御するNチャネル電界効果トランジスタである。各制御出力用ドライバ101,102のドレインには、12Vバッテリ(不図示)からリレー131を介して+側電源が供給される。このリレー131は、フェールセーフ用のものであり、車載用電子制御装置10内のドライバ132の出力により接続及び切断が制御される。
各制御出力用ドライバ101,102のソースは、ドライバ出力端子OUTP,OUTNを介して制御信号ハーネス111,112の一端に接続される。制御信号ハーネス111,112の他端は、強電リレー201,202の制御端子に接続される。このような接続により、各制御出力用ドライバ101,102の出力で、強電リレー201,202による接続及び切断が制御される。
制御回路103は、強電リレー201,202を制御する回路であり、マイコン100からの指示に基づいて、ゲート信号114の電圧などを制御する。制御回路103から出力されるゲート信号114が、制御出力用ドライバ101,102のゲートに供給される。
それぞれの制御出力用ドライバ101,102のソースとドライバ出力端子OUTP,OUTNとの間には、ツェナーダイオード104の一端が接続される。ツェナーダイオード104の他端は、ダイオード105を介して接地電位部に接続される。
このようにドライバ出力端子OUTP,OUTNにツェナーダイオード104とダイオード105とが接続されたことで、制御出力用ドライバ101,102を適切に保護することができる。すなわち、ツェナーダイオード104とダイオード105は、制御出力用ドライバ101,102をオフした後、強電リレー201,202のインダクタンスによる逆起電圧により、制御出力用ドライバ101,102のドレイン―ソース間がブレークダウンするのを保護することができる。
なお、ツェナーダイオード104とダイオード105の代わりに、アクティブクランプ機能を持った電界効果トランジスタなどのスイッチング素子を使用することも可能である。
車載用電子制御装置10には、車両の異常検知信号としての外部信号113が供給される。ここでは、外部信号113は、車両に衝突が発生したことを通知する信号であり、例えば車両に設置されたエアバッグのコントローラ(不図示)から外部信号113が車載用電子制御装置10に供給される。以下の説明では、外部信号113は、衝突通知信号113と称する。
この衝突通知信号113は、論理回路133を介してマイコン100と制御回路103に供給される。また、衝突通知信号113は、論理回路133を介して後述する制御回路125にも供給される。
そして、マイコン100は、衝突通知信号113により異常を検知した場合、ドライバ132を制御し、フェールセーフ用のリレー131を切断することで、制御出力用ドライバ101,102への電源供給をカットする処理を行う。これにより、異常が発生した場合に、強電リレー201,202を切断状態とする処理が行われる。
なお、フェールセーフ用のリレー131を省略してもよい。この場合、マイコン100は、衝突通知信号113により異常を検知した場合、制御回路103により制御出力用ドライバ101,102を直接制御して、強電リレー201,202を切断状態とする。
さらに、本実施の形態例の車載用電子制御装置10では、制御出力用ドライバ101のソースに、逆流防止回路123とスイッチ回路121との直列回路が接続され、制御出力用ドライバ102のソースに、逆流防止回路124とスイッチ回路122との直列回路が接続されている。逆流防止回路123、124及びスイッチ回路121、122は、それぞれNチャネル電界効果トランジスタで構成される。
すなわち、制御出力用ドライバ101のソースが、逆流防止回路123としての電界効果トランジスタのソースに接続され、逆流防止回路123としての電界効果トランジスタのドレインが、スイッチ回路121としての電界効果トランジスタのドレインに接続される。また、スイッチ回路121としての電界効果トランジスタのソースが接地電位部に接続される。
同様に、制御出力用ドライバ102のソースが、逆流防止回路124としての電界効果トランジスタのソースに接続され、逆流防止回路124としての電界効果トランジスタのドレインが、スイッチ回路122としての電界効果トランジスタのドレインに接続される。そして、スイッチ回路122としての電界効果トランジスタのソースが接地電位部に接続される。
これらの逆流防止回路123,124とスイッチ回路121,122は、制御回路125からのゲート信号により制御される。制御回路125は、衝突通知信号113により異常を検知した場合、ゲート信号を出力して、逆流防止回路123,124とスイッチ回路121,122を作動させる。あるいは、制御回路125は、マイコン100からの指示により、逆流防止回路123,124とスイッチ回路121,122を作動させる。
マイコン100が衝突通知信号113を受信した際に、制御回路125が逆流防止回路123、124とスイッチ回路121、122を作動させるタイミングは、衝突通知信号113により制御回路103が制御出力用ドライバ101,102をオフさせるタイミングよりも若干後に設定される。すなわち、逆流防止回路123、124とスイッチ回路121、122を作動させるタイミングと制御出力用ドライバ101,102をオフさせるタイミングには、若干の時間差を設ける必要がある。
なお、ここでは逆流防止回路123、124としてNチャネル電界効果トランジスタを使用した例を示したが、Nチャネル電界効果トランジスタの代わりにダイオード素子を用いてもよい。但し、本実施の形態例の逆流防止回路123、124には、大きな電流を流すことを想定しているため、発熱を抑えるために電界効果トランジスタを使用するのがより好ましい。
図2は、車載用電子制御装置10による強電リレー201の制御例を示すタイミングチャートである。図2では、一方の強電リレー201の制御状態を示しているが、他方の強電リレー202についても、同じ制御状態として同様に説明することができる。
図2の1段目に示す衝突通知信号113は、通常時はローレベルであり、衝突を検知したタイミング以降はハイレベルになる。
図2の2段目に示すゲート信号114は、制御回路103が出力する制御出力用ドライバ101のゲート信号114である。ゲート信号114は、車載用電子制御装置10が作動を開始して、時刻t1でゲート信号114がローレベルからハイレベルに変化し、制御出力用ドライバ101がオン状態になっている。このように、制御出力用ドライバ101がオン状態になることで、ドライバ出力端子OUTPの出力電圧が立ち上がり、強電リレー201のコイル電流が流れ始める。
また、図2の7段目に示す強電リレー201のコイル電流は、時刻t1で流れ始め、時刻t2でリレーオン閾値電流I_closeを上回る。したがって、図2の8段目に示すように、強電リレー201の状態は、時刻t2で切断状態から接続状態に変化する。
このように、強電リレー201(及び強電リレー202)が接続状態になることで、高電圧バッテリパック20がDCDCコンバータなどに接続され、高電圧バッテリパック20からの電源を使ったモータの駆動がなされる。また、ジェネレータによる発電で高電圧バッテリパック20の蓄電が行われる。
なお、通常時は、逆流防止回路123のゲート信号やスイッチ回路121のゲート信号は、いずれもローレベルであり、逆流防止回路123やスイッチ回路121はオフ状態になっている。
ここで、図2の例では、時刻t3で車両の衝突が発生し、その直後の時刻t4で、図2の1段目に示す衝突通知信号113がハイレベルに変化する。図2では、時刻t4で、衝突の発生が通知された状態を示している。
このとき、制御回路103は、時刻t5で図2の2段目に示すゲート信号114をローレベルに変化させる。これにより、制御出力用ドライバ101がオフ状態になり、制御出力用ドライバ101からの電流が遮断される。すると、強電リレー201のインダクタンスによる逆起電力により、図2の6段目のOUTP電圧が低下する。
そして、ツェナーダイオード104及びダイオード105により、OUTP電圧はクランプされ、制御出力用ドライバ101のドレイン-ソース間電圧は保護されつつ、コイル電流の減少とともにOUTP電圧は接地電位(GND)に収束する。
このような制御が行われている間に、図2の7段目に示す強電リレー201のコイル電流が、リレーオフ閾値電流I_openを下回った時刻t6で、強電リレー201の状態は、接続状態(CLOSE)から切断状態(OPEN)に変化する。
このように、強電リレー201が切断状態になることで、高電圧バッテリパック20からの高電圧の出力が遮断される。
ちなみに、このとき、もし仮に逆流防止回路123が無かった場合、スイッチ回路121がオフとなっていても、逆起電力によりツェナーダイオード104及びダイオード105によりクランプされる電圧まで下がる前に、接地電位(GND)からスイッチ回路121のボディダイオードを介して強電リレー201に流れることになる。このため、OUTP電圧はボディダイオードの順方向電圧程度の電圧までしか下がらず、コイル電流の減少時間が長くなるため、強電リレー201がリレーオフ閾値電流I_openに達するまでの時間が長くなってしまう。また、ボディダイオードに電流が流れ続けることによる発熱、および素子破壊の危険性も伴う。したがって、各スイッチ回路121,122には、それぞれ逆流防止回路123,124を接続するのが好ましい。
さらに、本実施の形態例では、衝突通知信号113がハイレベルに変化してから一定時間後の時刻t7で、制御回路125は、スイッチ回路121及び逆流防止回路123をオンさせる。ここで、制御出力用ドライバ101をオフさせる時刻t5と、スイッチ回路121及び逆流防止回路123をオンさせる時刻t7は、時間差が短すぎると、制御出力用ドライバ101とスイッチ回路121が同時にオンしてしまう可能性がある。そして、電源から接地電位(GND)への貫通電流が発生する可能性があるため、貫通電流が発生しないように、時刻t5と時刻t7との間で時間差を設定する必要がある。
スイッチ回路121及び逆流防止回路123をオンにすることで、強電リレー201のインダクタンスによる電流は、ツェナーダイオード104及びダイオード105ではなく、これらのスイッチ回路121及び逆流防止回路123を経由して流れるようになる。
なお、ツェナーダイオード104及びダイオード105によるクランプ動作で、インダクタンスによる電流エネルギを早く消費させたい場合には、クランプダイオードによるクランプ動作を十分に行った後に、スイッチ回路121及び逆流防止回路123をオンさせるようなタイミング設計とする必要がある。
図2の例では、この後、時刻t8で、衝突による衝撃で、制御信号ハーネス111と電源系のハーネスの配線が接触して、ショートが発生している。
このようなショートが発生すると、スイッチ回路121及び逆流防止回路123を設けていない従来の構成では、ショートした箇所から、強電リレー201のコイルに電流が流れてしまう。
一方、本実施の形態例の車載用電子制御装置10の場合には、スイッチ回路121がオン状態になることで、スイッチ回路121の電流として、ショート部からの電流が流れる。したがって、図2に示すように、OUTP電圧が上昇せず、強電リレー201のコイルに流れる電流が低減され、強電リレー201がオンすることを防止できる。これにより、衝突時に万一ハーネスのショートが発生しても、高電圧バッテリパック20と高電圧ライン211,212とが確実に切断された状態になる。
図3は、図1に示す制御信号ハーネス111に繋がる経路の箇所を抜き出した回路図である。図2の時刻t8に示すハーネスショート発生とは、図3に示す経路において、外部の損傷した電源系ハーネス151が、ハーネス111に接触してしまう異常状態を意味している。図4は、図3に示す回路構成を等価回路化した図である。
図3のスイッチ回路121及び逆流防止回路123を構成する電界効果トランジスタをオンさせた状態は、直流的にオン抵抗成分を合成した、図4に示す抵抗Rbと考えることができる。図3の強電リレー201のコイルは、直流的に電流が一定となった状態であり、図4の抵抗Rrと考えることができる。また、電源系ハーネス151のショート箇所については、接触抵抗、および電源から経由する負荷などを想定し、図4では抵抗Rsを設定している。
図4に示す等価回路において、抵抗Rsの上流にバッテリ電源が接続されることを想定する。そして、抵抗Rrに流れる電流Irが、図2に示すI_open以下となるように、各素子の特性を選定することで、強電リレー201がオンになることを防止できる。
抵抗Rrは強電リレー201の仕様により決まるが、抵抗Rsについては、接触抵抗やショート可能性のあるハーネスの抵抗成分を仮定する必要がある。
この抵抗Rsの設定に際しては、電流Irが閾値電流I_openよりも小さくなるように、スイッチ回路121及び逆流防止回路123を構成する電界効果トランジスタを選定する。すなわち、図4の等価回路に示す抵抗Rbの抵抗値を選定する必要がある。
なお、図4に示す等価回路の抵抗Rsの値を低く設定した場合、それに合わせて抵抗Rbを低減する必要があるが、この抵抗Rbに関しては、サイズ、損失など含め限界がある。この場合、電源ハーネスの上流のバッテリにヒューズを接続して、大電流が流れると、ヒューズが切断されるような設計とすることで、強電リレーのオン固着を防止することができる。
<第2の実施の形態例>
次に、本発明の第2の実施の形態例を、図5を参照して説明する。図5において、第1の実施の形態例で説明した図1~図4に対応する箇所には同一符号を付し、重複説明を省略する。
図5は、本実施の形態例に係る車載用電子制御装置10の構成を示す。
図5に示す車載用電子制御装置10が、制御出力用ドライバ101,102を備えて、各制御出力用ドライバ101,102の出力により、強電リレー201,202の接続及び切断が制御される点は、図1に示す車載用電子制御装置10と同じである。
そして、図5に示す車載用電子制御装置10では、図1に示す2個のスイッチ回路121、122の代わりに1つのスイッチ回路126として共通化した点が異なる。
すなわち、図5に示す車載用電子制御装置10では、それぞれの制御出力用ドライバ101,102のソースに、逆流防止回路123,124を介して、1つのスイッチ回路126が接続されている。
このスイッチ回路126としては、図5に示すようにNチャネル電界効果トランジスタが使用される。具体的には、スイッチ回路126を構成する電界効果トランジスタのドレインが、逆流防止回路123,124を構成する2つの電界効果トランジスタのドレインに共通に接続される。スイッチ回路126を構成する電界効果トランジスタのソースは、接地電位部に接続される。
なお、図5では、逆流防止回路123、124とスイッチ回路126との接続点に得られる信号を、内部信号115として示している。
スイッチ回路126である電界効果トランジスタのゲートには、制御回路125からゲート信号が供給され、制御回路125によりスイッチ回路126のオン/オフが制御される。
図5に示す車載用電子制御装置10のその他の構成は、図1に示す車載用電子制御装置10と同様に構成される。また、制御回路125がスイッチ回路126を制御するタイミングについても、図1に示す車載用電子制御装置10の制御回路125がスイッチ回路121、122を制御するタイミングと同一である。
以下、図5に示す構成の車載用電子制御装置10の動作について説明する。
各逆流防止回路123,124がオフされている状態で、例えば制御出力用ドライバ102がオフ、制御出力用ドライバ101がオンの状態であるとき、ドライバ出力端子OUTPはバッテリ電源電圧に上昇する。このドライバ出力端子OUTPが電源電圧へ上昇することで、逆流防止回路123としての素子のボディダイオードを介して内部信号115はバッテリ電圧近くまで上昇する。しかし、逆流防止回路124があることにより、OUTN出力にはこの電圧は伝搬しない。
制御出力用ドライバ101がオンからオフに変化したときには、図2でも説明したように、強電リレー201のインダクタンスによる逆起電力により、OUTP電圧はマイナスとなる。このとき、逆流防止回路123がオフされていることにより、内部信号115には、OUTP出力のマイナス電圧は伝搬されないため、OUTN出力側への影響はない。
また、OUTP出力とOUTN出力とが同時にオンする場合は、それぞれ逆流防止回路123,124としての素子のボディダイオードを介して、内部信号115にはOUTP出力とOUTN出力の高い側の電圧が伝搬されるが、その影響が他方の出力に影響することはない。
このように、スイッチ回路126を共用化しても、OUTP出力とOUTN出力のそれぞれに逆流防止回路123,124を備える構成としたことで、正常動作時には、それぞれの動作が他方に影響を与えないようにすることが可能になる。
共通のスイッチ回路126をオンさせるときは、制御出力用ドライバ101,102が共にオフされていることが条件になるが、図2で説明したタイミングでの作動で問題がない。すなわち、衝突通知信号113がマイコン100に伝送されることで、制御出力用ドライバ101,102をオフにした上で、スイッチ回路126をオンさせる動作が行われる。すると、ハーネスがショートした際の強電リレー201,202のオン固着防止が適正に機能する。
なお、図5に示す構成では、車載用電子制御装置10の出力部は、OUTP出力とOUTN出力の2出力とした。これに対して、車載用電子制御装置10は、プリチャージ出力など、共通化する出力部を増やすことも可能である。
以上説明したように、本実施の形態例の車載用電子制御装置10は、共通化したスイッチ回路126を設ける構成としたことで、装置の製造コストを削減できると共に、装置に搭載される素子の面積を削減することができ、装置の小型化に貢献することが可能になる。
<第3の実施の形態例>
次に、本発明の第3の実施の形態例を、図6を参照して説明する。図5において、第1の実施の形態例で説明した図1~図4に対応する箇所には同一符号を付し、重複説明を省略する。
図6は、本実施の形態例に係る車載用電子制御装置10の構成を示す。
図6に示す車載用電子制御装置10は、制御出力用ドライバ101,102を備えて、各制御出力用ドライバ101,102の出力により、強電リレー201,202の接続及び切断が制御される。
また、図6に示す車載用電子制御装置10は、スイッチ回路121,122と逆流防止回路123,124とを備え、異常時にOUTP出力とOUTN出力から電流を流す。以上の構成は、図1に示す車載用電子制御装置10と同じである。
そして、図6に示す車載用電子制御装置10が図1に示す車載用電子制御装置10と相違する点は、異常の検出を行う回路として、断線・ショート検出回路127を備える点である。
この断線・ショート検出回路127は、OUTP出力及びOUTN出力の状態が、天絡又は地絡であることを検出する。断線・ショート検出回路127は、OUTP出力とOUTN出力のいずれか一方が断線又はショートであることを検出したとき、検出信号をマイコン100に供給する。
マイコン100は、断線・ショート検出回路127から検出信号を受信すると、スイッチ回路121,122と逆流防止回路123,124とをオン状態にする。
なお、強電リレー201,202のコイルは接地電位部GNDと接続されているため、各制御出力用ドライバ101,102がオフ時のときには、断線・ショート検出回路127は、正常状態と地絡との区別をすることが困難になる。しかしながら、地絡のときには、強電リレー201,202はオフ固着となるため、正常状態と地絡の区別ができないことが、安全上致命的ではない。
また、断線・ショート検出回路127が断線を検出した場合には、各制御出力用ドライバ101,102の出力では対処できないため、スイッチ回路121,122と逆流防止回路123,124はオフのままとなる。
さらに、断線・ショート検出回路127が天絡を検出した場合、その天絡を検出した出力部(OUTP出力又はOUTN出力)の制御出力用ドライバ101又は102をオフとした状態で、その系のスイッチ回路121又は122と逆流防止回路123又は124はオフをオンさせることにより、電流を引き抜き、強電リレーのオン固着を防止することができる。
なお、この断線・ショート検出回路127を設けた図6に示す構成において、さらに第1の実施の形態例で説明した外部からの衝突通知信号113の受信時の制御を行うようにしてもよい。
<第4の実施の形態例>
次に、本発明の第4の実施の形態例を、図7を参照して説明する。図7において、第1の実施の形態例で説明した図1~図4に対応する箇所には同一符号を付し、重複説明を省略する。
図7は、本実施の形態例に係る車載用電子制御装置10の構成を示す。
図7では、本実施の形態例に係る車載用電子制御装置10で特徴となる箇所のみを示し、車載用電子制御装置10で図示を省略した箇所は、図1に示す車載用電子制御装置10と同様に構成する。
そして、図7に示す車載用電子制御装置10は、スイッチ回路121,122及び逆流防止回路123,124の診断回路141を設けている。
診断回路141は、診断用電流源128と電圧モニタ回路129とを備える。これらの診断用電流源128と電圧モニタ回路129は、逆流防止回路123とスイッチ回路121とを接続する信号線116に接続される。
診断回路141の動作について説明すると、例えば最初に制御回路103(図1)が逆流防止回路123とスイッチ回路121との双方をオフ状態にして、診断用電流源128からの電流を信号線116に流す。
ここで、逆流防止回路123とスイッチ回路121の双方が正常な場合、信号線116から電流が流れる経路がなく、診断用電流源128に応じた電圧値が電圧モニタ回路129により検出される。
次に、制御回路103が逆流防止回路123とスイッチ回路121との双方をオン状態にして、診断用電流源128からの電流を信号線116に流し、電圧モニタ回路129で信号線116の電圧を検出する。オン状態で検出される電圧は、オフ状態での電圧から変化する。
したがって、診断回路141は、電圧モニタ回路129で逆流防止回路123とスイッチ回路121とが正常に動作することを確認することができる。
診断回路141による診断は、例えば車載用電子制御装置10が起動した際や、出力オフ時に行われる。
なお、図7に示す診断回路141は、一方のスイッチ回路121と逆流防止回路123とを診断する構成としたが、診断回路141は、図7では図示を省略した他方のスイッチ回路122と逆流防止回路124についても、同様の構成で診断を行うことができる。
このように車載用電子制御装置10が診断回路141を備えることで、確実に保護動作が行われることの確認が可能になる。すなわち、車載用電子制御装置10が備えるスイッチ回路121,122や逆流防止回路123,124は、通常時には作動させる必要がない回路であるが、一方、安全上、異常が発生した際には確実に作動させることが求められる。ここで、診断回路141を備えて、起動時又は出力オフ時に診断を行うことで、異常時に保護機能が有効に働くことを確認できるようになる。
<変形例>
なお、本発明は、上述した各実施の形態例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、例えば図5に示す第2の実施の形態例の構成と、図6に示す第3の実施の形態例の構成を組み合わせたり、図5に示す第2の実施の形態例の構成と、図7に示す第4の実施の形態例の構成を組み合わせたりする等、各実施の形態例の構成を適宜組み合わせてもよい。
また、各回路図では、ハイサイドドライバで接地電位部が接続された強電リレーを制御する方式とした。これに対して、図1などとは逆の構成、すなわちローサイドドライバによりハイサイド側の強電リレーを駆動する方式の回路構成とした車載用電子制御装置に、各実施の形態例を適用してもよい。
また、図1などに示すように車載用電子制御装置10をエンジンルーム1に設置し、高電圧バッテリ20を車室内に設置した点についても一例であり、その他の配置であってもよい。また、高電圧バッテリ20は、上述した実施の形態例では100V以上の出力電圧としたが、通常の車載バッテリ(12Vなど)よりも高電圧であれば、例えば48Vなどのその他の出力電圧のバッテリを使用してもよい。
また、図1などの回路図では、信号線や制御線は説明上必要と考えられるものだけを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
10…車載用電子制御装置、20…高電圧バッテリパック、100…マイコン、101,102…制御出力用ドライバ、103…制御回路、104…ツェナーダイオード、105…ダイオード、111,112…制御信号ハーネス、113…外部信号(衝突通知信号)、114…ゲート信号、115…内部信号、116…信号線、121,122…スイッチ回路、123,124…逆流防止回路、125…制御回路、126…スイッチ回路、127…断線・ショート検出回路、128…診断用電流源、129…電圧モニタ回路、131…フェールセーフリレー、132…ドライバ、141…診断回路、151…電源系ハーネス、201,202…強電リレー、211…高電圧ライン(+)、212…高電圧ライン(-)、OUTP,OUTN…出力端子

Claims (13)

  1. 車両に搭載されたバッテリからの配線を接続・遮断するリレーをオン・オフ制御するためのリレー制御ドライバ回路を有する車載用電子制御装置であって、
    前記リレー制御ドライバ回路の出力部に接続された、電流を引き抜くためのスイッチ回路と、
    前記車両に異常が発生した際に、前記スイッチ回路を作動させて前記出力部から電流を引き抜き、前記リレーをオンさせない制御回路と、を備え、
    前記スイッチ回路は、逆流防止回路を介して前記出力部に接続され、
    前記ドライバ回路の作動時に、前記スイッチ回路に逆起電力による電流が流れることを前記逆流防止回路が阻止するようにし、
    前記リレーは、前記バッテリの一方の極に接続された第1のリレーと、前記バッテリの他方の極に接続された第2のリレーとを有し、
    前記出力部は、前記第1のリレーを制御する第1の出力部と、前記第2のリレーを制御する第2の出力部とを有し、
    前記スイッチ回路は、前記第1の出力部と前記第2の出力部とを、それぞれ別の前記逆流防止回路を介して、共通に制御する
    車載用電子制御装置。
  2. 前記スイッチ回路と前記逆流防止回路は、それぞれ電界効果トランジスタで構成され、前記スイッチ回路を構成する電界効果トランジスタと、前記逆流防止回路を構成する電界効果トランジスタは、直列に接続される
    請求項に記載の車載用電子制御装置。
  3. 前記車両の衝突通知信号が供給される入力部を備え、
    前記制御回路は、前記入力部に前記衝突通知信号が供給されるとき、前記スイッチ回路を作動させて、前記出力部から電流を引き抜く処理を行う
    請求項に記載の車載用電子制御装置。
  4. 前記衝突通知信号は、前記車両のエアバッグが作動した際に出力される信号である
    請求項に記載の車載用電子制御装置。
  5. 前記スイッチ回路は、前記リレー制御ドライバ回路をオフとするタイミングから所定の時間差を設けて作動させる
    請求項に記載の車載用電子制御装置。
  6. 前記出力部の出力端子のショートを検出するショート検出回路を備え、
    前記スイッチ回路及び前記逆流防止回路は、前記ショート検出回路が前記出力端子の天絡又は地絡を検知した際に作動する
    請求項に記載の車載用電子制御装置。
  7. 前記ショート検出回路は、さらに前記出力部の出力端子の断線についても検出し、断線を検出した際には、スイッチ回路をオンさせない
    請求項に記載の車載用電子制御装置。
  8. 前記スイッチ回路の診断を行う診断回路を備え、
    前記制御回路は、前記診断回路による診断で、前記スイッチ回路が動作可能であることを確認する
    請求項に記載の車載用電子制御装置。
  9. 前記診断回路は、診断用電流源と電圧モニタとを備え、
    前記診断用電流源からの電流を前記スイッチ回路に流したときの電圧値を、前記電圧モニタがモニタして、前記診断回路が診断する
    請求項に記載の車載用電子制御装置。
  10. 前記診断回路は、前記スイッチ回路と前記逆流防止回路をオフにした状態で、前記スイッチ回路と前記逆流防止回路との接続点に前記診断用電流源からの電流を流したときの前記電圧モニタでモニタされる電圧値と、前記スイッチ回路と前記逆流防止回路をオンにした状態で、前記スイッチ回路と前記逆流防止回路との接続点に前記診断用電流源からの電流を流したときの前記電圧モニタでモニタされる電圧値とに基づいて診断を行う
    請求項に記載の車載用電子制御装置。
  11. 前記診断回路による診断は、当該装置の起動時又は出力オフ時に行う
    請求項に記載の車載用電子制御装置。
  12. 前記車両は、走行用の動力源として少なくともモータを備え、前記バッテリは前記モータに電力を供給する高電圧バッテリであり、前記リレーは、前記高電圧バッテリからの配線を接続・遮断する強電リレーである
    請求項1~11のいずれか1項に記載の車載用電子制御装置。
  13. 車両に搭載されたバッテリからの配線を接続・遮断するリレーをオン・オフ制御するためのリレー制御ドライバ回路を制御する車載機器制御方法であって、
    前記車両に異常が発生した際に、前記リレー制御ドライバ回路の出力部から電流を引き抜く電流引き抜き処理を行うことで、前記車両に異常が発生した際に、前記リレーをオンさせないようにし、
    前記電流引き抜き処理を行う際には、前記出力部から逆流防止回路を介して電流を引き抜く処理を行い、
    前記ドライバ回路の作動時に、前記電流引き抜き処理を行う回路に逆起電力による電流が流れることを前記逆流防止回路が阻止するようにし、
    前記リレーは、前記バッテリの一方の極に接続された第1のリレーと、前記バッテリの他方の極に接続された第2のリレーとを有し、
    前記出力部は、前記第1のリレーを制御する第1の出力部と、前記第2のリレーを制御する第2の出力部とを有し、
    前記電流引き抜き処理では、前記第1の出力部と前記第2の出力部とを、それぞれ別の前記逆流防止回路を介して、共通に制御する
    車載機器制御方法。
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