JP5474772B2 - 3レベル中性点固定変換装置及びその制御方法 - Google Patents

3レベル中性点固定変換装置及びその制御方法 Download PDF

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関連出願
本出願は、2007年6月1日に出願された米国仮特許出願番号第60/941,464号発明の名称「FOUR POLE NEUTRAL-PPOINT CLAMPED THREE PHASE INVERTER WITH LOW COMMON MODE OUTPUT VOLTAGE」の優先権を主張し、この文献は、法によって認められる範囲内で、引用によって本願に援用される。
本発明は、電力変換装置(power converter)に関し、詳しくは、ゼロコモンモード電圧出力を有する4極中性点固定3相変換装置(four pole neutral-point clamped three phase converter)に関する。
電力変換装置が複数の負荷と同じAC又はDCバスを共有するアプリケーションでは、系統連系点におけるこれらの負荷との相互作用に慎重な注意が必要である。アプリケーションが、可変周波数モータ駆動、UPS、再生エネルギシステムであっても、船舶、航空機又は他の輸送プラットホームにサービス電力を供給する電力変換システムであっても、特定のインタフェース規格に適合しなくてはならない。これらのインタフェース規格は、電磁環境適合性(Electromagnetic Compatibility:EMC)、電力品質及び過渡特性を定める規格を含む。
更に、これらのシステムの統合を成功させるには、電力回路と、関連する負荷及び電源がコモンバス上でどのように相互作用するかを更に検討する必要がある。更に、高調波フィルタやEMIフィルタ等の部品の追加によって、コスト及び重量を増加させることなく、これらのシステムの互換性を実現するには、革新的な回路トポロジ及び制御法が必要である。
本発明に基づく方法及び変換装置(converter)は、コモンモード電圧を殆ど生成しない4極中性点固定(neutral-point clamped:NPC)3相変換装置を提供する。例えば、変換装置は、インバータ又は整流器であってもよい。低コモンモード電圧出力は、NPC変換装置のスイッチ状態を制限することによって達成される。この性能は、DCリンク電圧の平衡制御の損失を犠牲にして達成される。なお、第4の極及び関連する制御を追加して、上部のDCリンク電圧と下部DCリンク電圧を平衡させる。
例示的な具体例では、450V、78kWのDC/ACインバータが複数の負荷を有するACグリッドへの電源として適用される。例示的なインバータは、他のDC源、例えば、以下に限定されるわけではないが、バッテリ電源、独立した発電機、AC/DC整流変圧器等からの電力を誘導する。他の例示的な具体例では、変換装置は、MIL−STD−1399バスにインタフェースし、船舶に電力を供給する整流器であってもよい。
本発明は、3レベル中性点固定変換装置を提供する。変換装置は、第1の極と、第2の極と、第3の極と、第4の極と、コントローラとを備える。第1、第2及び第3の極のそれぞれは、正のDCバスと負のDCバス間に直列に接続された第1のスイッチと、第2のスイッチと、第3のスイッチと、第4のスイッチとを有する。第4の極は、正のDCバスと負のDCバス間に直列に接続された第1のスイッチと、第2のスイッチとを有する。ACバスは、第1、第2及び第3の極の第2のスイッチと第3のスイッチ間に接続されている。中性線(neutral line)は、第1、第2及び第3の極の第1のスイッチと第2のスイッチ間、並びに第3のスイッチと第4のスイッチ間に、ダイオードを介して接続されている。第1及び第2のスイッチは、上部(neutral line)を定義し、第3及び第4のスイッチは、下部(lower portion)を定義する。コントローラは、2レベル変調方式を実行し、2レベル状態を3レベル状態にマッピングすることによって、第1、第2、第3及び第4の極の第1、第2、第3及び第4のスイッチのそれぞれを切り換えて、ゼロコモンモード電圧を生成する。更に、コントローラは、第4の極の第1及び第2のスイッチを調整して、正のDCバスと負のDCバスを平衡させる。第4の極は、正のDCバスと負のDCバス間に直列に接続された第1のスイッチと、第2のスイッチと、第3のスイッチと、第4のスイッチとを有していてもよく、正のDCバスと負のDCバス間に接続された第1のスイッチと、第2のスイッチとを有していてもよい。
また、本発明は、レベル中性点固定変換装置を制御する制御方法を提供する。変換装置は、第1の極と、第2の極と、第3の極と、第4の極と、コントローラとを備える。第1、第2及び第3の極のそれぞれは、正のDCバスと負のDCバス間に直列に接続された第1のスイッチと、第2のスイッチと、第3のスイッチと、第4のスイッチとを有する。第4の極は、正のDCバスと負のDCバス間に直列に接続された第1のスイッチと、第2のスイッチとを有する。ACバスは、第1、第2及び第3の極の第2のスイッチと第3のスイッチ間に接続されている。中性線は、第1、第2及び第3の極の第1のスイッチと第2のスイッチ間、並びに第3のスイッチと第4のスイッチ間に、ダイオードを介して接続されている。第1及び第2のスイッチは、上部を定義し、第3及び第4のスイッチは、下部を定義する。この制御方法は、2レベル変調方式を実行し、2レベル状態を3レベル状態にマッピングすることによって、第1、第2、第3及び第4の極の第1、第2、第3及び第4のスイッチのそれぞれを切り換えて、ゼロコモンモード電圧を生成するステップと、第4の極の第1及び第2のスイッチを調整して、正のDCバスと負のDCバスの平衡させるステップとを有する。第4の極は、正のDCバスと負のDCバス間に直列に接続された第1のスイッチと、第2のスイッチと、第3のスイッチと、第4のスイッチとを有していてもよく、正のDCバスと負のDCバス間に接続された第1のスイッチと、第2のスイッチとを有していてもよい。
「」に組み込まれる添付の図面は、本出願の一部を構成し、以下の詳細な説明と共に、本発明の具体例を例示し、本発明の利点及び原理の理解を補助するものである。
DCマイクログリッドシステムの概略図である。 最近接3空間ベクトル(NTV)変調を有する従来のNPCインバータによって生成される対地電圧信号を示す図である。 ゼロコモンモード状態が循環するNPCインバータのスイッチング状態を示す状態図である。 本発明に基づくインバータの概略図である。 本発明に基づく他のインバータの概略図である。 ZCM変調を有するNPCインバータによって生成される対地電圧信号を示す図である。 従来の2レベルインバータの対地電圧信号を示す図である。 従来の2レベルインバータの負荷接地電流を示す図である。 従来のNPCインバータの対地電圧信号を示す図である。 従来のNPCインバータの負荷接地電流を示す図である。 ZCM変調を有するNPCインバータの対地電圧信号を示す図である。 ZCM変調を有するNPCインバータの負荷接地電流を示す図である。 ZCM変調器にマッピングされた空間ベクトル変調実現例を示す図である。 ZCM変調されたNPCインバータ極電圧を示す図である。 2レベルインバータのTl’、T2’からZCM変調されたNPCインバータTl、T2への値のマッピングの表を示す図である。 Ia>0、Ib<0及びIc>0について、不感時間効果(dead time effect)を含む出力極電圧及びコモンモード電圧を示す図である。 Ib>0、Ib<0及びIc>0について、不感時間補償によって指令された電圧と、実際の出力局電圧とを比べて示す図である。 インバータ制御システムのブロック図である。 インバータ制御システムのブロック図である。 第4の極の電圧及び電流信号を示す図である。 実験における電圧及び電流信号を示す図である。 ZCM変調を行い不感時間補償がないNPCインバータのラインと中性点間の(from line to neutral)電圧を示す図である。 ZCM変調を行い、不感時間補償がないNPCインバータのラインと中性点間の電圧を示す図である。 ZCM変調及び不感時間補償を行うNPCインバータのラインと中性点間の電圧を示す図である。 外側ループ電圧レギュレータ及び内側ループ電流レギュレータが選択されたときのライン間(line to line)電圧スペクトルを示す図である。 外側ループ電圧レギュレータが選択されたときのライン間電圧スペクトルを示す図である。 負荷適用過渡中のAC出力電圧(VLL)及び電流(IL)を示す図である。 負荷適用過渡中のAC出力電圧(VLL)と電流(IL)を示す図である。 例示的なFPGA及びDSPコンポーネントのブロック図である。 制御データ処理システムのブロック図である。 船舶サービスにインタフェースされる24パルス整流変圧器のブロック図である。 船舶サービスにインタフェースされる従来の2レベル整流器のブロック図である。 能動整流器のための簡略化されたコモンモード回路の概略図である。 2レベル変換装置のスイッチング状態図である。 NTV変調についてのコモンモード電圧及びそのスペクトルを示す図である。 NTV変調についてのコモンモード電圧及びそのスペクトルを示す図である。 本発明に基づくNPC整流器のトポロジを示す概略図である。 2レベルの整流器のライン電流波形を示す図である。 2レベルの整流器のLISN電圧波形を示す図である。 2レベルの整流器のライン電流スペクトルを示す図である。 2レベルの整流器のLISN電圧スペクトルを示す図である。 より小さいEMIフィルタを有する2レベルの整流器のLISN電圧スペクトルを示す図である。 図35の整流器のLISN電圧スペクトルを示す図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明に基づく4極3相NPC変換装置(four pole, three-phase, NPC converter)を詳細に説明する。ここに説明する変換装置は、コモンモード電圧を殆ど生成しない。低コモンモード電圧出力は、NPC変換装置のスイッチ状態を制限することによって達成される。この性能は、DCリンク電圧の平衡制御の損失を犠牲にして達成される。なお、第4の極及び関連する制御を追加して、上部のDCリンク電圧と下部のDCリンク電圧を平衡させる。例示的な具体例では、本発明に基づく変換装置は、インバータとして説明される。この具体例は、例示的なものにすぎない。本発明に基づく方法及びシステムは、これに限定されず、例えば、整流器で実現してもよいことは当業者にとって明らかである。また、本発明に基づく4極3相NPC整流器を例証する他の例示的な具体例についても後に説明する。
1.コモンモード電圧の問題
コモンモード電圧は、スイッチング電力変換装置の各電力線において生成され、グラウンド等のあるコモンポイントに関して測定される電圧の合計である。コモンモード電圧の生成は、電力変換装置における生来的な問題であり、例えば、強制転流スイッチ(force-commutated switch)、例えば絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(insulated-gate bipolar transistor:IGBT)又は酸化金属半導体電界効果トランジスタ(metal-oxide semiconductor field-effect transistor:MOSFET)によって、AC電圧をDC電圧から合成する手法を採用するインバータに副作用的に生じる問題である。インバータがモータに印加される電圧を生成する場合、このコモンモード電圧は、軸受損傷(bearing failure)を引き起こすメカニズムの原因となることがある。能動整流器が実現されている場合、又はインバータがACバス上の電圧を生成し又はこれに貢献している場合、コモンモード電圧は、送電グリッドに誘導されるEMIの主要な原因となる。
送電グリッドに3相電力を供給するDC/ACインバータが次々に提案されており、例えば、DCマイクログリッドシステムにおいて、再生可能なエネルギ源が、ユーティリティ送電グリッドへの接続も提供するDCバスに給電し、DC/ACインバータへのDCを介してこのDCバスからAC負荷に配信されるインバータが提案されている。船舶用統合電力システム(shipboard integrated power system)及び分配型工業用電力網のために、同様のシステムが開発されている。
これらのタイプのシステムは、伝統的に、ライン間(line-to-line)及びラインとグラウンド間(from line-to-ground)の両方から測定される正弦波AC電力によって給電されていた多くの既存の負荷に電力を供給するので、コモンモード電圧が生成されると、これらのタイプのシステムが更に複雑になる。コモンモード電圧は、特に、各DCバス電力線とアース線との間で電気的な絶縁を維持するフローティングシステムにおいて、DC/ACインバータ給電バスに接続されるAC負荷に加わる対地電圧ストレス(voltage to ground stress)に非常に望ましくない影響を及ぼす。このようなフローティングシステムは、フォールトトレラントを向上させるために必要とされることが多い。
この負荷における対地電圧の問題は、図1に示すDCマイクログリッドシステム100を検討することによって説明される。従来のDC/ACインバータ102は、正弦波差動モード出力フィルタを有する3相NPCインバータを含む。インバータ102は、DCバス104及びACバス106に電気的に接続されている。DCバスは、1つ以上の電源108、110から給電されている。ACバス106には、1つ以上の負荷112及び送電グリッド114を接続できる。負荷112が接続されているACバス106に印加されるライン間電圧は、正弦波であるが、負荷112に印加されるラインとグラウンド間の電圧は、コモンモード電圧が重畳し、更なる電圧ストレスを引き起こし、この電圧ストレスのために負荷112を絶縁するシステムは、通常、設計されていない。負荷112に存在する対地容量が、電源108又は電源110と、負荷112との間のケーブルインダクタンスに結合すると、共振を励起し、負荷112から見た対地電圧を増幅させることによって、問題は、更に複合的になる。図2は、シミュレートされた図1の負荷112における対地電圧を表している。ここに示すように、負荷112には、電圧ストレスがある。この更なる電圧ストレスは、負荷に絶縁破壊を引き起こすことがある。より高い対地電圧ストレスに対応するために負荷112を再設計することは、高コストであり、現実的な対策ではない。
従来のシステムでは、コモンモード電圧が生成されないようにスイッチ状態を抑制することが検討されている。3相2レベルインバータでは、追加的な電力極に追加的な極を加えない限り、コモンモード電圧を生じさせることなく、出力電圧を生成することは不可能である。負荷に接続された3相によって生成されるゼロ状態は、回避され、追加的な極は、コモンモード電圧がゼロになるようにスイッチ状態を選択する。追加的な極の出力は、コモン出力フィルタポイント(すなわち、グラウンド)に接続してもよく、又はインダクタを介して、DCリンクの中点にフィードバックさせてもよい。2レベルインバータ上のゼロコモンモード電圧は、ゼロ状態を利用できないので、差動モード電圧の重大な劣化を引き起こす。
本発明に基づく方法及びシステムは、従来の2レベル変換装置に比べて、コモンモード電圧を低くするNPC変換装置を提供する。例えば、NPCインバータにおいては、平衡極を追加することなく、適切な状態選択によって、コモンモード電圧を排除できる。図3に示す例示的なNPCインバータスイッチ状態の六角形の表現を用いて、この能力を説明する。
従来の3相3レベル変換装置のために幾つかのキャリア及び空間ベクトルに基づく変調法が提案されている。これらの従来の手法は、出力電圧及び電流の総合的な高調波歪みが可能な限り低くなるように、変換装置内で、隣接する状態のスイッチング動作を提供するように設計されている。2レベル変換装置では、スイッチング周波数コモンモード電圧及びこの結果のEMIが不可避であるが、3レベル変換装置では、状態を適切に選択にすることによって、これを排除できる。従来の空間ベクトル及びキャリア法(carrier method)は、出力電圧合成のみに焦点を合わせているので、これを実現できない。
図3の状態図について説明すると、状態図内の様々な状態に関連するコモンモード電圧は、テーブル1の第2列に示すように算出できる。
Figure 0005474772
表1に示すように、3レベル変換装置のスイッチングダイヤグラムの7つの状態は、DCバス間の不平衡の測定値であるVのみに依存しているコモンモード電圧を生成する。VDC=1p.u.及び完全に平衡がとられたDCバス(V=0)について生成されたコモンモード電圧を表1の第3列に示す。図3では、低いコモンモード電圧を有する7つの状態をアスタリスク(*)で強調し、循環的な状態(circled states)として示している。
出力電圧を生成するには、最低7個の独立した状態のみが必要であるので、冗長な状態は、上部のDCリンク電圧と下部のDCリンク電圧を平衡させる機会を提供し、周波数の有効な逓倍を可能にすることによって、出力波形品質を向上させる。循環的な状態だけを使用すれば、NPCインバータは、コモンモード電圧をゼロにできる。図3に示すように、達成できるピーク電圧振幅は、これらの6個のゼロコモンモード電圧状態によって形成される六角形内の内接円に制限される。これによって、電圧利用率は、NPCインバータの完全な潜在的利用率の86.6%にまで低下するので、これは、差動モード波形品質に影響し、DCリンク電圧が平衡せず、周波数逓倍の効果が事実上損なわれるといった犠牲がある。本発明に基づく方法及びシステムは、DC電圧を高める手段及び差動モードフィルタ設計による適切な差動モード性能、フィルタを殆ど又は全く用いずに緩和されたコモンモード電圧、及びDCリンク電圧を平衡させるための追加的な極を有するNPCインバータを提供することによってこれらの犠牲を克服する。
図4Aは、本発明に基づく例示的なNPCインバータ400のトポロジを示している。例示的なインバータ400は、4個の極U、V、W、Xを含み、ここで、Xは、DCリンク電圧を平衡させるための追加的な極である。インバータ400は、DC入力電圧Vdcを3相AC出力電圧Va、Vb、Vbに変換する。DCバスコンデンサCは、上段において、DC+極と中性線間に接続されている。DCバスコンデンサCは、下段において、DC−極と中性線間に接続されている。
インバータ400の各極U、V、W、Xは、上段に、スイッチQ1とスイッチQ3の対を備え、下段に、スイッチQ4とスイッチQ6の対を備える。スイッチは、様々なスイッチタイプ、例えば、IGBT、MOSFET等であってもよい。例示的な具体例では、スイッチは、IGBTである。各スイッチQは、スイッチに並列に接続されたダイオードを備える。例示的な具体例に示すように、極Uは、上段に、直列に接続されたスイッチQu1、Qu3と、下段に、直列に接続されたスイッチQu4、Qu6とを備える。ダイオードDu1は、スイッチQu1、Qu3と中性線間に並列に接続されている。ダイオードDu2は、スイッチQu4、Qu6と中性線間に並列に接続されている。極Vに関しては、極Vは、上段に、直列に接続されたスイッチQv1、Qv3と、下段に、直列に接続されたスイッチQv4、Qv6とを備える。ダイオードDv1は、スイッチQv1、Qv3と中性線間に並列に接続されている。ダイオードDv2は、スイッチQv4、Qv6と中性線間に並列に接続されている。極Wに関しては、極Wは、上段に、直列に接続されたスイッチQw1、Qw3と、下段に、直列に接続されたスイッチQw4、Qw6とを備える。ダイオードDw1は、スイッチQw1、Qw3と中性線間に並列に接続されている。ダイオードDw2は、スイッチQw4、Qw6と中性線間に並列に接続されている。極Xに関しては、極Xは、上段に、直列に接続されたスイッチQx1、Qx3と、下段に、直列に接続されたスイッチQx4、Qx6とを備える。ダイオードDx1は、スイッチQx1、Qx3と中性線間に並列に接続されている。ダイオードDx2は、スイッチQx4、Qx6と中性線間に並列に接続されている。極Xは、更に、スイッチQx3、Qx4と中性線間に並列に接続されているインダクタLxを備える。
これに代えて、第4の極は、例えば、上段に1つのスイッチ及び下段に1つのスイッチを有し、又は上段及び下段のそれぞれに2つ以上のスイッチを有し、上段及び下段のそれぞれのスイッチが同時に切り換えられる2レベルの極として実現してもよい。この具体例を図4Bに示す。この場合、第4の極は、ダイオードを介して固定された中性点である必要はない。例えば、第4の極は、スイッチQu1とスイッチQu3を、スイッチQu2とスイッチQu4を交互に同時にオンに切り換え、この間、電流は、ダイオードを流れない。これに代えて、第4の極は、上段にスイッチQu1のみ、下部にスイッチQu4のみを有していてもよい。
各出力位相は、負荷電圧フィルタコンデンサCfに並列に接続された負荷電圧フィルタインダクタLfを含む。例示的なインバータ400では、出力位相Aは、位相Aと位相Bの間で並列に接続されている負荷電圧フィルタコンデンサCfabに並列に接続されている負荷電圧フィルタインダクタLfaを含む。出力位相Bは、負荷電圧フィルタコンデンサCfbcに並列に接続されている位相Bと位相Cの間で並列に接続されている負荷電圧フィルタインダクタLfbを含む。出力位相Cは、位相Aと位相Cとの間で並列に接続されている負荷電圧フィルタコンデンサCfacに並列に接続されている負荷電圧フィルタインダクタLfcを含む。
後に詳細に説明するように、インバータ400は、ゼロコモンモード(Zero Common Mode:ZCM)変調方式を組み込んでいる。図5は、ZCM変調方式のNPCインバータによって生成される対地電圧を示しており、ここで、対地電圧は、図3に示す7個の循環的状態を用いて、DCマイクログリッドシステム(例えば、インバータがインバータ400に置き換えられた図1のシステム)内の負荷に印加される。図5の結果を図2の従来のシステムの対地電圧と比較すると、コモンモード電圧に起因する対地電圧ストレスが排除されていることがわかる。
ZCM変調の利点は、DCバスにおける地絡事故の間、フローティングシステム内の負荷における対地容量によって対地電圧ストレスが生じた場合に特に発揮される。図6〜図11は、従来の2レベルインバータ(図6及び図7)、従来のNPCインバータ(図8及び図9)、及びZCM変調を組み込んだインバータ400(図10及び図11)の対地電圧及び負荷接地電流を示している。図6〜図11のそれぞれでは、対地電圧は、図3に示す7個の循環的状態を用いて、DCマイクログリッドシステム(例えば、それぞれインバータが置き換えられた図1のシステム)内の負荷に印加されている。図10及び図11の結果を従来のシステムにおける対地電圧及び負荷接地電流と比べることによって、対地容量が負荷に印加された場合であっても著しい改善が達成されていることがわかる。
更に、後に更に詳細に説明するように、ZCM変調を組み込んだインバータ400は、特に、パワーが大きいシステムにおいて、コモンモードフィルタリングを使用する従来のインバータに対する優位性を示す。電力要求が高まると、追加的フィルタ部品のサイズ、重量及びコストは、ZCM変調のために必要となる追加的な部品のサイズ、重量及びコストより大きくなる。電源においてZCM変調を用いてコモンモード電圧を緩和する場合に比べて、フィルタリングによってコモンモード電圧を減衰するだけでは、よりパワーが大きいシステムを実現するためにインバータを並列接続し、ACバス及び隣接する設備に伝導及び放射される残存高周波(remnant high frequency)を制御することがより複雑である。
2.ゼロコモンモード電圧変調
例示的な具体例では、インバータ400のためのZCM変調の実現例は、各インバータ極によって生成される瞬間的な電圧の合計がゼロになる状態のみを使用する。例えば、インバータ極電圧は、+Vdc/2、0又は−Vdc/2の何れかになる。位相「a」極に「+1」状態を選択し、位相「b」極に「0」状態を選択し、位相「c」極に「−1」状態を選択した場合、コモンモード電圧は、以下のようになる。
Figure 0005474772
これらの状態は、図3に循環的に示した状態である。この変調方式の簡単な具体例は、2レベルインバータの場合と同様に、7個のみのスイッチ状態を許容することによって実現することができる。2レベルインバータは、+Vdc/2及び−Vdc/2の極電圧だけを許容し、これは、「+1」又は「−1」のスイッチ状態に対応する。従来の2レベルインバータの7つの状態とインバータ400の7つのZCM状態の間のマッピングを表2に示す。
Figure 0005474772
ZCM変調は、例えば、第3高調波注入による正弦波−三角波変調又は空間ベクトル変調(SVM)等、DCバス電圧の完全な利用を確実にする2レベル変調方式を実現し、次に、表2に示すように、2レベル状態を3レベル状態にマッピングすることによって達成される。例示的な具体例では、SVM変調方式を実現している。SVM法を用いるZCM変調の具体例について、図12を参照して説明する。例示的な具体例では、2レベルインバータの2つの隣接する状態における滞留時間(dwell time)は、角度γ=ωtで回転する振幅「m」を有する基準ベクトルから算出され、ここで、「ω」は、指令された出力周波数であり、「m」は、統合された指令位相電圧(per-unitized command phase voltage)である。これらの滞留時間T1’、T2’は、インバータの上段の上の素子及び下段の上の素子(図4における各位相のためのスイッチQ1、Q4)についての時間に変換される。セクタ6(Sector VI)において指定されている3個の極電圧及び3個の位相についての滞留時間T1’、T2’、T0’からT1、T2への変換を図13に示す。
図14は、例示的なSVMの実現例のための、6個のセクタの全てについての滞留時間T1’、T2’、T0’のT1/T2へのマッピングを示している。
ZCM変調は、コントローラによって制御され、これについては、後述する。後述するように、例示的なコントローラは、フィールドプログラマブルゲートアレイ及びデジタルシグナルプロセッサとして実現される。なお、コントローラは、これに代えて、データ処理装置として実現してもよい。
3.不感時間補償
インバータでは、通常、デバイスのシュートスルーを回避するために、1つのインバータスイッチ状態から次のインバータスイッチ状態への遷移について、不感時間(td)を許容しなければならないため、ゼロコモンモード電圧出力を完全に達成することは、通常、不可能である。ある電圧レベルから他の電圧レベルへの遷移は、電流が逆バイアスされたダイオード(reverse diode)からIGBTに転流される場合にのみ、不感時間だけ遅延するが、導通しているダイオードから逆ダイオードへの遷移では、直ちに起こるため、これによって、非対称が生じ、図15に示すように、ゼロコモンモード状態が指示された場合であっても、コモンモード電圧が生成される。スイッチ転流の間におけるコモンモード電圧のこのレットスルー(let-through)が克服されなければ、負荷に印加される平均対地電圧ストレスが低減されても、大きなコモンモードフィルタリングが必要であり、パワーが大きいシステムであっても、ゼロコモンモード法のコスト、サイズ及び重量の利点が失われるので、ゼロコモンモード法の価値は疑わしい。
不感時間効果(dead time effect)は、出力電流の感知された極性に応じて転流を遅らせることによって補償することができる。表3は、スイッチ転流の間に、コモンモード電圧の生成を排除するために、T1/T2値をどれ程遅延させるかを示している。
Figure 0005474772
図16では、実際の極電圧に重ねて、補償されたゲート指令(gate command)を示している。破線は、補償されていない指令の場合の遷移を示している。
4.第4の極の追加
インバータ400は、上部のDCリンクバスのDC+と下部のDCリンクバスのDC−に亘る電圧を有益に平衡させる。これは、通常、図3における冗長な内側のスイッチ状態を利用することによって達成される。ZCM変調では、外側のスイッチ状態だけが利用され、したがって、冗長なスイッチ状態はない。DCリンク平衡の問題を解決するために、インバータ400は、更なる第4の極Xを備え、その出力は、インダクタLxを介して、DCリンク中点に戻されている。第4の極Xは、例示的な具体例に示すように、デバイス上の電圧ストレスを制御するための必要性に応じて、例えば、2レベルインバータの極又はNPCインバータ極によって実現してもよい。第4の極Xの制御は、上部DCリンク電圧と下部DCリンク電圧間の差分を測定し、平衡を維持するために、電荷を上側のDCリンクから引き出す必要があるか、下側のDCリンクから引き出す必要があるかに応じて、上側のデバイスの両方又は下側のデバイスの両方をオンにすることによって行われる。これを達成する1つの手法は、例えば、図17Bに示すようなデルタ変調器を介して、各スイッチング周波数期間における電圧誤差に応じて、上側のデバイス又は下側のデバイスの何れかをオンにすることである。図17A及び図17Bの制御例については、後により詳細に説明する。
図18は、シミュレートされた第4の極も電圧(中性点を基準とする。)及び第4の極の電流を示している。中性点の平衡(neutral balancing)は、図4の第4の極のインダクタLx内で電流I_4thを用いて、上下の電圧の誤差をゼロすることによって達成される。図18に示すように、この電流は、スイッチング周波数成分と共に、基本波の第3高調波を有する。
また、第4の極によって、コモンモード電圧を生成する状態のみの使用に制限されず、全てのNPCインバータ状態を自由に利用できるようになる。例えば、第4の極によって、インバータは、全てのスイッチ状態を使用して、差動モード電圧による不利益を被ることなく、システム内のコモンモード電圧を能動的にゼロにできる。この手法は、何らかのコモンモードフィルタリングを行い、及び共振によって、又はコモンモード電圧緩和を有さない直列接続された変換装置からの更なる能動スイッチングによって、コモンモード電圧及び電流を生成するシステム内の他の部分を含むラインにインバータを接続することによって、効果を高めることができる。
5.制御実現例
インバータ400のための例示的な制御ブロック図を図17A及び図17Bに示す。例示的な具体例では、コントローラは、演算アルゴリズムのためのAD21160デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processor:DSP)及び論理的処理及びゲート統合のためのXilinx XC2V3000FPGAを含むハードウェアプラットホーム上で実現される。FPGAによる制御ブロックは、破線ブロックによって示されている。例示的な具体例に示す他のブロックは、DSPによって実現されている。例示的な具体例におけるソフトウェアは、2種類の制御を用いることができるようにプログラムされている。
図27は、例示的なFPGA2702及びDSP2706を更に詳細に示すブロック図である。FPGA2702は、ロジック/プログラム2706を備える。DSP2706は、ここに説明するロジックを実現するための処理ステップを含むプログラム2710が格納されたメモリ2708を備える。プログラム2710は、プロセッサ2712によって実行される。第1の種類の制御は、カスケード接続された外側ループ電圧レギュレータ1702である。第2の種類の制御は、内側ループ電流レギュレータ1704を有するカスケード接続された外側ループ電圧レギュレータ1702である。内側ループ電圧レギュレータ1704機能は、図17Aの破線ブロックによって示している。
これらのレギュレータ1702、1704の両方は、同期フレームで実行される。すなわち、3相電圧Vabc及び電流Iabcは、変圧器1706、1720及び1728において、固定の「abc」フレームから、ブロック1724において積分されている、指令された周波数fe*から導出された瞬間的な電気角θeに同期する「dq」フレームに変換される。q軸電圧V は、インバータ400のピーク出力位相電圧に対応する。内側ループ電流レギュレータ1704へのq軸電流指令及びd軸電流指令は、それぞれ、外側ループ電圧レギュレータを動作させるために負荷に流れる実行電流及び無効電流に対応している。q軸電流レギュレータ基準値(q-axis current regulator reference)は、ブロック1708からの指令電圧V*の平方根とq軸電圧V とブロック1710においてを加算することによって形成され、そして、これは、ブロック1712において、比例積分される。d軸電流レギュレータ基準値は、ブロック1716において、d軸電圧Vdeに−1を乗算することによって形成され、この結果は、比例積分レギュレータ(PIレギュレータ)1718に供給される。
内側ループ電流レギュレータ1704は、負荷デカップリングを含み、dq参照フレーム内で測定された負荷電流I 及びI を利得Ko(1に近い)に乗算し、それぞれブロック1728及びブロック1744において、電流レギュレータ基準値に加算する。これらは、カスケード接続されたレギュレータの電圧過渡応答を向上させるために必要である。電流値は、それぞれ、ブロック1728、1744からベクトル電流制限ブロック1732に入り、これらの出力Ifq e+及びIfd e−は(それぞれ、ブロック1734、1738において)、電流Iabcに加算され、PIレギュレータ1736、1740に渡される。
例示的な具体例では、コントローラにおいて使用さる電圧及び電流フィードバックは、100μ秒の1インターバルに亘って、8回抽出され、平均される。これによって、インバータの差動モード出力高調波性能が大幅に向上する。ブロック1712、17188からのPI調整された電圧は、ブロック1722において、「m」及び「γ」を導出するために使用される。ブロック1736、1740からのPI調整された電流は、ブロック1742において、「m」及び「γ」を導出するために使用される。
図17Bのレギュレータ選択ブロック1750は、2つのタイプのレギュレータをどのように選択するかを示している。「電圧レギュレータのみ」モードが選択されている場合、「m」及び「γ」が導出される出力は、外側ループ電圧コントローラのPIレギュレータブロック1712、1718から供給される。「内側ループ電流レギュレータを有するカスケード接続された電圧レギュレータ」が選択されている場合、内側ループ電流レギュレータ1736、1740の出力が「m」及び「γ」を形成する。
レギュレータ選択ブロック1750の出力は、空間ベクトル変調器ブロック1752に供給され、上述したように、ブロック1754において、ZCMにマッピングされる。ブロック1754からのZCM変調された出力は、不感時間補償器1756に供給され、ここで、上述したように、不感時間が補償される。
また、図17Bは、第4の極のコントローラ1760を示している。上述したように、第4の極Xの制御は、ブロック1762において、上部DCリンク電圧と下部DCリンク電圧間の差分を測定し、平衡を維持するために、電荷を上側のDCリンクから引き出す必要があるか、下側のDCリンクから引き出す必要があるかに応じて、上側のデバイスの両方又は下側のデバイスの両方をオンにすることによって行われる。これを達成する1つの手法は、例えば、デルタ変調器1758を介して、各スイッチング周波数期間における電圧誤差に応じて、上側のデバイス又は下側のデバイスの何れかをオンにすることである。スイッチング周波数期間は、クロック1766から取得される。
6.実験結果
本発明者らは、インバータ400の開発の間に一連の実験を行った。ハードウェアは、図4の例示的なインバータを実現する2つの並列のマルチユースH−ブリッジパワー電子モジュール(multi-use H-Bridge power electronic module)を含む。このシステムへの入力は、12パルス整流用変圧器を用いた。実験結果は、78kW出力電力条件において、使用可能な電源のみによって制限される。図19は、DC源からの入力DCラインとグラウンド間の電圧(一番下のトレース1)、入力DCライン間電圧(下から2番目のトレース)、1つの出力位相から中性点(すなわち、DCリンクの中点)について測定された出力電圧(一番上のトレース3)及び第4の極の電流(上から2番目のトレース4)を示している。図19に示すように、対地電圧及び入力電源の差動電圧リプルは、出力結果にあまり影響せず、第4の極の電流は、図18で予測した通りのものである。
図20は、ZCM変調を用いて、不感時間補償を行わない場合の、1つの出力位相から中性点について測定された電圧(VLN)を示している。実験的なセットアップのために、これによって、ゼロコモンモード電圧の有効性が評価が可能になった。システムの観点からは、対地電圧は、重要であるが、実験的なセットアップにおける対地浮遊容量の影響を除外する必要があるため、対地電圧測定は、この効果が有効に測定されない。実験用のシステムは、約600Hzの帯域幅を有する二次差動モード出力フィルタを含むので、差動モード電圧は、本質的には正弦波である(スイッチング周波数は、2.5kHzである)。そして、図20のVLNにおけるあらゆるスイッチング周波数成分は、コモンモード電圧によって生成される。不感時間が非対称性を導入する各転流インターバルにおいて、本来正弦波であるはずの電圧に乱れが生じる。
図21は、不感時間補償を無効にした場合の図20のコモンモード電圧を拡大して示している。図22は、不感時間補償を有効にした場合の同様のコモンモード電圧を示している。これらの2つのグラフの比較から、残留するコモンモード電圧は、実際に、スイッチ状態の間のブランク時間の結果であることがわかる。これらの影響及びスイッチ状態変化の間の結果の高周波数成分の振幅は、不感時間補償の導入によって大幅に(約1/3に)低減される。しかしながら、コモンモード電圧は、3相AC出力電圧の転流シーケンスの間に生じる電圧の重複のために、完全に排除されるわけではない。
これ以降の実験結果は、実験用のシステムの差動モード性能の最適化に焦点を絞る。実験システムは、800VのDC入力電圧によって、3相、450V、60Hzの出力を生成する。ZCM変調器の電圧利用率は、86.6%のみであるので、この入力電圧は、通常のNTVによって制御されるNPCインバータ、又は2レベルインバータが必要とする入力電圧より高い。これでもなお、実験結果は、適切な差動モード性能を達成できることを示している。出力コントローラは、利用可能な電圧を有効に利用する。
図23は、「内側ループ電流レギュレータを有するカスケード接続された電圧レギュレータ」による出力ライン間電圧(VLL)の電圧スペクトルを示している。この変換装置について検討している実験的なアプリケーションの電力品質目標は、最大IHD(maximum IHD)を基本波から40dB下げ、THDを3%未満とすることである。この目標は、達成された。最も有害な高調波は、第3高調波、第5高調波及び第7高調波であると予想されたが、これらは、DCリンク電圧を高めることによって排除できた。
図24は、「電圧レギュレータのみ」を選択した場合の出力電圧スペクトルを示している。なお、高調波分は、低減されている。これは、カスケード接続されたレギュレータに必要な動的な電圧マージンがより大きくなければならず、したがって、ZCM変調器に組み合わせた場合、外側電圧ループのみで制御を実現することが望ましいことを示している。遷移出力障害電流の処理は、他の手法、例えば、パルス、パルス電流制限等で行ってもよい。図25及び図26は、「電圧レギュレータのみ」として構成された制御による、ステップ負荷適用及び除去の間の実験システムのAC出力電圧及び電流を示している。過渡応答は、非常に良好であり、ここでは、ゼロコモンモード電圧生成による不利益は、大きくない。
このように、本発明に基づく方法及びシステムは、低コモンモード電圧を生成する3相NPCインバータを提供する。更なるEMIフィルタを必要とすることなく、各ラインとコモンポイント間に、略正弦波の電圧が生成される。不感時間補償を追加することによって、電力半導体スイッチングに関連するコモンモード電圧の唯一の重要な成分は、スイッチ(例えば、IGBT)の立ち上がり速度及び立ち下がり速度に起因する。
インバータ400は、様々なアプリケーション、例えば、DCマイクログリッドシステム、船舶、インバータが電力源であり、システムEMIを引き起こす主な要因となってはならない配電システム等と互換性を有する。また、この手法は、検討されるパワーレベルのシステムにとっては、コスト、サイズ及び重量を大きくする虞があるEMIフィルタリングなしで、これらのシステムの負荷に印加される対地電圧ストレスを大幅に減少させる。更に、本発明に基づく方法及びシステムは、ZCM変調によって導入される電圧利用率における生来的な短所はあっても、良好な定常状態高調波及び過渡特性を示す。
例示的な実施の形態では、制御は、FPGA2702及びデジタル信号処理装置2706において実現される。これに代えて、制御は、コンピュータベースのシステム等の他の演算装置において実現してもよい。図28は、インバータにインタフェースされて、インバータ400を制御することができる例示的なコンピュータベースのシステム2800のブロック図である。例示的なコンピュータ2800は、中央演算処理装置(central processing unit:CPU)2802と、入出力(I/O)ユニット2804と、メモリ2806と、補助記憶装置2808と、ビデオ表示装置2810とを備える。コンピュータは、更に、キーボード、マウス又は音声処理手段(図示せず)等の標準の入力装置を含んでいてもよい。コンピュータメモリ2806は、FPGA及びデジタルシグナルプロセッサに関連して上述した制御機能を実行する処理ステップを含むプログラム2820を格納する。
1つの実現例の側面は、メモリに格納されると表現しているが、本発明に基づくシステム及び方法によって実現される制御ロジックの全部又は一部は、コンピュータによって読取可能な他の媒体、例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及びCD−ROM等の補助記憶装置、又は現在、既知であり又は将来開発される他の形式のROM又はRAMに格納し、又はこれらから読み出してもよいことは、当業者にとって明らかである。更に、データ処理システムの特定の部品について説明したが、本発明に基づく方法、システム及び製造設備と共に使用されるデータ処理システムは、更なる又は異なるコンポーネントを含んでいてもよいことは、当業者にとって明らかである。
7.NPC整流器の例示的な具体例
本発明に基づく方法及びシステムは、様々なアプリケーションにおいて実現することができる。例示的なインバータ400については、上述した通りである。また、本発明に基づく方法及びシステムは、例えば、コモンモード電圧が低められた4極中性点固定3相整流器(four pole neutral-point clamped three phase rectifier)にも適用できる。このような整流器は、様々なアプリケーションにおいて使用でき、例えば、MIL−STD−1399船舶用サービスバス(ship service bus)等の船舶用サービスバス等にインタフェースさせて使用できる。以下では、この代替となる例示的な具体例について説明する。
米国海軍の船舶用途において、電力変換装置に対する要求は、急速に高まっている。これらの幾つかの用途は、ポンプ、ファン、エレベータ及びリフト等の負荷、航空機電力のための周波数変換装置、消磁電源(degaussing power supplies)、補助DC電源システム、武器システム及び一次及び二次推進力のための可変周波数速度制御を含む。推進力電力ドライブは、通常、電力システムで最も大きい負荷であるため、船舶上の中電圧電力(medium voltage power)に直接接続し、幾つかの仕様によってサポートされることがある。上に列挙した電力変換装置は、3相450VのAC船舶用サービスバスにインタフェースされる。現在、このインタフェースに関連して、以下のような2つの支配的な電気仕様がある。
・MIL−STD−1399:この規格では、45VACバスから負荷に引き込まれる電流は、個別高調波歪みが3%を超えてはならず、全高調波歪みが5%を超えてはならない。更に、線路接地故障(line to ground fault)時にも動作できる能力を維持するために、負荷は、接地経路を有していてはならない。これは、グラウンドへの許容できるインピーダンスを制限する漏れ電流仕様において取り決められている。
・MIL−STD−461 CE101:この規格では、450V AC端子において測定される、負荷によって生成される誘導されたEMIは、1kHzから始まる所定のレベル以下である必要がある。1kHz〜10kHzをカバーするこの仕様の第1の部分は、通常、電流の個別高調波歪みが3%未満に維持されると、満たされる。10kHz〜150kHzの仕様の部分は、変換装置アーキテクチャに大きな影響を与える。
上述したように、EMIを制御するための従来の手法では、受動EMIフィルタを使用している。これらのEMIフィルタは、誘導された電流を、容量性素子を介してグラウンドに分路(シャント)することによって減衰させる誘導性素子及び容量性素子の連続的な段から構成される。商用EMI仕様は、150kHz以上に適用され、150kHzでは、インピーダンスが十分に低いため、小容量のシャント素子で十分である。しかしながら、10kHzまでの全ての範囲において適切な減衰を行うためには、例えば、シャントインピーダンスをより低くする必要があり、したがって、容量値を大きくする必要がある。MIL−STD 1399によるフローティングバス(又は最小インピーダンス)の要件では、許容できるインピーダンスが0.1μFに制限されている。これらの電気仕様に組み合わされた影響のために、この設計問題によって、従来のシステムは、最適なものとはなっていない。
7−1.船舶用サービスACバスに接続する従来の手法
上述した仕様を満たしながら、電力負荷を1399船舶用サービスバスにインタフェースするための2つの主な手法が知られている。これらの従来の手法は、以下のように要約される。
・整流用変圧器:マルチパルス整流用変圧器(24パルス又は36パルス)を用いて、船舶用サービスバスに接続する。変圧器の二次側は、互いに位相シフトされ、3相ダイオードブリッジに個別に給電する複数の巻線を有する。ダイオードブリッジは、相間変圧器(inter-phase transformer:IPT)を介して、コモンDCバス上で相互接続される。このソリューションは、60Hzの変圧器を含むので、重く、嵩張る傾向があり、エレベータ又はクレーン等の再生型の負荷では用いることができない。これは、可変周波数変換装置のために軍用船において採用されている従来のソリューションである。24パルスの具体例を図29に示す。
能動整流器ベースのソリューション:3相2レベル可変周波数ドライブを船舶用サービスバスに接続できる。このドライブは、入力に正弦波電流を供給して、能動整流器として動作させることができる(1399の仕様を満たす)。ドライブのDCバス電圧は、制御でき、次の電力変換段に供給できる。この構成は、高周波スイッチング電流を船舶用サービスバスから分路するために、微分LCLフィルタ(differential LCL filter)を必要とする。また、これは、船舶用サービスバスとドライブへの入力の間に接続されるEMIフィルタを必要とする。MIL−STD−461の10kHz要件を満たすためにカットオフ周波数を低くする必要があるが、MIL−STD−1399に従って、容量を0.1μFに制限しなくてはならないため、EMIフィルタインダクタンスは、大きい。これは、軍用船において徐々に導入されている従来の手法である。モータ負荷を制御する可変速ドライブを駆動する能動整流器を有する代表的なシステムを図30に示す。
これらの従来の手法の短所は、多くの船舶アプリケーションにおいて、電力変換装置が使用できなくなり、ソリューションが粗く、制御及び効率が劣っている点である。例えば、船舶上の消火ポンプは、船外の水を絶え間なくポンピングするように動作するじか入れ誘導モータ(line start induction motor)を使用する。可変速ドライブは、最適ではあるが、そのDCバスを船舶用サービス1399バスにインタフェースする問題のために、実現が難しい。変圧器によるソリューションは、このフロントエンドのサイズ及び重量の制約のために容認できない。2レベルの能動フロントエンドは、変圧器を有さず、これに代えて、非常に大きいEMIフィルタを有する。上述したように、仕様の相互の組合せのために、EMIフィルタインダクタンスは、大きいが、サポートしなければならない実際の電流は、能動整流器によって生成されるコモンモード電圧によって駆動される。
コモンモード電圧は、能動整流器の3個の極のスイッチングによって、コモンポイント(通常は、DCバスの中間点)に関して生成される平均電圧である。このコモンモード電圧は、パルス幅変調(pulse width modulation:PWM)及びシャーシへのEMIフィルタ素子(LPWM、LCM及びCCM)を介してコモンモード電流を駆動する。この電流は、スイッチング素子及びZCMとしてモデル化された負荷内の寄生容量を介して、DCバスに戻される。MIL−STD−461 CE 102の適合/不適合の評価は、電源インピーダンス安定化回路網(line impedance stabilization network:LISN)を用いたEMIフィルタの容量性素子に亘って行われる。図31に示すように、PWM、EMIフィルタ、LISNネットワーク及び寄生容量は、コモンモード電圧源及びCE102測定の間に分圧回路網を形成する。
2レベル変換装置のスイッチング状態を図32に示す。表4に示すように、2レベル変換装置内のスイッチング状態がゼロではないコモンモードを生じるので、2レベル能動整流器によって生成されるコモンモード電圧は、非常に高い。
Figure 0005474772
したがって、CE102測定された電圧を低減する有効な方策は、インピーダンス分割回路網を変更することである。大きいコモンモードインダクタンスを設けることによって、直列インピーダンスを高めれば、この目標は達成できるが、これにより、システムのサイズ及び重さに悪影響がある。他の可能なソリューションは、コモンモード電流がDCバスに流れ戻る分路(シャントパス)を形成することであるが、これによって、フィルタインダクタンス内の電流レベルが大きくなり、及びサイズが大きくなる。
7−2.4極3レベル変換装置
例えば、上述したトポロジのような4極3レベル変換装置を用いれば、コモンモード電源電圧を排除することによって、CE102測定電圧を低減させることができる。これは、ゼロコモンモード電圧を生成するように変調することができる標準の3相3レベル変換装置を用いて達成される。
3レベル変換装置の様々なスイッチング状態は、図3に示している。上述したように、図3の7個のゼロコモンモード状態だけが利用され、3レベル変換装置のストラテジから、除かれると、コモンモード電圧は発生しない。達成できるピーク電圧振幅は、図3に示すように、これらの6個のゼロコモンモード電圧状態によって形成される六角形内の内接円に制限される。しかしながら、幾何学的に示すように、ZCM電圧変調器によって達成されるバス利用率は、NPC変調器の完全な潜在的利用率の86.6%に低下するという犠牲がある。このストラテジの成功は、図33及び図34で確認でき、これらは、それぞれ、従来及びゼロコモンモード変調器によるコモンモード電圧の測定スペクトルコンテンツを示している。
残念ながら、コモンモード電圧の低減の達成には、犠牲を伴う。従来の3レベルの変調器は、冗長な状態スイッチングを用いて、中性点電圧を平衡させ、中性点電流を制御する。厳格なゼロコモンモードストラテジを採用した場合、この自由度が失われ、これによって、遙かに高い中性点電流リプル及び中性点電圧の不安定性が生じる。これは、測定されたスペクトルによって観測できる。従来の3相3レベル構造は、3つの極を有する。本発明に基づく方法及びシステムは、3相3レベルデバイスに、第4の極を加え、これを、誘導性インピーダンスを介して、中性点に接続する。これによって、自由度が取り戻される。
図35は、本発明に基づく例示的なNPC整流器3500のトポロジを示している。例示的な整流器3500は、4個の極U、V、W、Xを含み、ここで、Xは、中性点電圧を安定させるための追加的な極である。整流器3500は、3相電圧VabcをDC出力電圧Vdcに変換する。DCバスコンデンサCは、上段において、DC+極と中性線間に接続されている。DCバスコンデンサCは、下段において、DC−極と中性線間に接続されている。
整流器3500の各極U、V、W、Xは、上段にスイッチQ1とスイッチQ3の対を備え、下段にスイッチQ4とスイッチQ6の対を備える。スイッチは、様々なスイッチタイプ、例えば、IGBT、MOSFET等であってもよい。例示的な具体例では、スイッチは、IGBTである。各スイッチQは、スイッチに並列に接続されたダイオードを備える。例示的な具体例に示すように、極Uは、上段に、直列に接続されたスイッチQu1、Qu3と、下段に、直列に接続されたスイッチQu4、Qu6とを備える。ダイオードDu1は、スイッチQu1、Qu3と中性線間に並列に接続されている。ダイオードDu2は、スイッチQu4、Qu6と中性線間に並列に接続されている。極Vに関しては、極Vは、上段に、直列に接続されたスイッチQv1、Qv3と、下段に、直列に接続されたスイッチQv4、Qv6とを備える。ダイオードDv1は、スイッチQv1、Qv3と中性線間に並列に接続されている。ダイオードDv2は、スイッチQv4、Qv6と中性線間に並列に接続されている。極Wに関しては、極Wは、上段に、直列に接続されたスイッチQw1、Qw3と、下段に、直列に接続されたスイッチQw4、Qw6とを備える。ダイオードDw1は、スイッチQw1、Qw3と中性線間に並列に接続されている。ダイオードDw2は、スイッチQw4、Qw6と中性線間に並列に接続されている。極Xに関しては、極Xは、上段に、直列に接続されたスイッチQx1、Qx3と、下段に、直列に接続されたスイッチQx4、Qx6とを備える。ダイオードDx1は、スイッチQx1、Qx3と中性線間に並列に接続されている。ダイオードDx2は、スイッチQx4、Qx6と中性線間に並列に接続されている。極Xは、更に、スイッチQx3、Qx4と中性線間に並列に接続されているインダクタLxを備える。
それぞれ、図36及び図37に示すような適切なサイズのフィルタ部品を有する従来の2レベル整流器は、時間領域ライン電流及びLISN電圧波形を生成する。図38は、ライン電流のスペクトルを示しており、図39は、LISN電圧のスペクトルを示している。スペクトルグラフに示す制限線は、それぞれ、MIL−STD−1399及びMIL−STD−461 CE102に対応しており、これらの仕様が満たされていることがわかる。しかしながら、上述したように、EMIフィルタインダクタは、非実用的な程に大きい。2レベル能動整流器において、より小さい(前のサイズの1%の)EMIフィルタを使用した場合、MIL−STD−461 CE 102仕様が満たされない。これは、図40に示すLISN電圧スペクトルから観測できる。
上述したゼロコモンモードの実現例を用いる本発明に基づく整流器3500は、MIL−STD−1399及びMIL−STD−461 CE 102の仕様を満たす。4極3レベル整流器3500は、軍用船舶用サービスインタフェースアプリケーションに理想的に適合する。整流器3500は、コモンモード電圧を生成することなく、又は低いコモンモード電圧で、将来の船舶用サービスACバスに相互接続される3個の3レベル極を有する。したがって、EMIフィルタをより小さくし、又は使用しないことができ、インタフェース仕様が満たされる。3ラインに接続された極は、正弦波電流を正確に生成し、コモンモード電圧をゼロにし、中性点平衡の追加的な制御機能のための負担はない。中性点平衡機能は、第4の極によって実現され、第4の極は、小さいリアクタンスLxを介して、中性点に平衡電流を生成する。
以上のように、第4の極の制御は、3つの従来の3極制御方式とは、根本的に異なる。第4の極は、上下のバスの間で、50%のデューティサイクルでスイッチングされるのみであり、中性点状態は、遷移の間にのみ選択される。これによって、第4の極のインダクタを介して、上下のバスの間でエネルギが伝達される。第4の極の制御は、更なる制御の実現例を組み込んで、中性点電圧における低周波数高調波分を排除することもできる。
本発明又は本発明の好ましい実施の形態の要素について言及する際、1つの要素について述べている場合であっても、これは、1又は複数の要素を意味するものとする。また、「含む」、「備える」及び「有する」等の表現は、非排他的であり、列挙した要素以外の要素が追加されてもよいことを意味する。
本発明の範囲から逸脱することなく、上述した構造を様々に変形することができ、上述した説明に含まれ、添付の図面に示す全ての事項は、例示的なものであると解釈され、限定的な意味は有さない。

Claims (16)

  1. 正のDCバスと負のDCバス間に直列に接続された第1のスイッチと、第2のスイッチと、第3のスイッチと、第4のスイッチとを有する第1の極と、
    上記正のDCバスと上記負のDCバス間に直列に接続された第1のスイッチと、第2のスイッチと、第3のスイッチと、第4のスイッチとを有する第2の極と、
    上記正のDCバスと上記負のDCバス間に直列に接続された第1のスイッチと、第2のスイッチと、第3のスイッチと、第4のスイッチとを有する第3の極と、
    上記正のDCバスと上記負のDCバス間に直列に接続された第1のスイッチと、第2のスイッチとを有する第4の極と、
    上記第1、第2及び第3の極の第2のスイッチと第3のスイッチ間に接続されたACバスと、
    上記第1、第2及び第3の極の、上部を定義する第1のスイッチと第2のスイッチ間、並びに下部を定義する第3のスイッチと第4のスイッチ間に、ダイオードを介して接続された中性線と、
    上記第1、第2及び第3の極の、それぞれの上部を定義する第1のスイッチと第2のスイッチ間、並びに、上記第1、第2及び第3の極の、それぞれの下部を定義する第3のスイッチと第4のスイッチ間に、ダイオードを介して接続された中性線と、
    2レベル変調方式を実行し、2レベル状態を3レベル状態にマッピングすることによって、
    上記第1、第2、第3の極の第1、第2、第3及び第4のスイッチのそれぞれを切り換えて、ゼロコモンモード電圧を生成し、上記第4の極の第1及び第2のスイッチを調整して、上記正のDCバスと上記負のDCバスを平衡させるコントローラとを備える3レベル中性点固定変換装置。
  2. 当該3レベル中性点固定変換装置は、インバータであることを特徴とする請求項1記載の3レベル中性点固定変換装置。
  3. 当該3レベル中性点固定変換装置は、整流器であることを特徴とする請求項1記載の3レベル中性点固定変換装置。
  4. 上記コントローラは、上記第1、第2及び第3の極のそれぞれの1つの転流を遅延させることによって、不感時間効果を補償することを特徴とする請求項1記載の3レベル中性点固定変換装置。
  5. 上記第4の極は、当該3レベル中性点固定変換装置の上記第1、第2及び第3の極の全てのスイッチの状態をゼロコモンモード電圧を生成するために使用することを可能にしたことを特徴とする請求項1記載の3レベル中性点固定変換装置。
  6. 上記2レベル変調方式は、空間ベクトル変調であることを特徴とする請求項記載の3レベル中性点固定変換装置。
  7. 上記コントローラは、上記上部のDCリンク電圧と上記下部のDCリンク電圧間の差分を測定し、上記平衡を維持するために、電荷を該上部のDCリンクから引き出す必要があるか、該下部のDCリンクから引き出す必要があるかに応じて、各極の上部又は下部の何れかをオンにすることによって、上記正のDCバスと上記負のDCバスを平衡させることを特徴とする請求項1記載の3レベル中性点固定変換装置。
  8. 上記第4の極の第1のスイッチは、該第1のスイッチと、第3のスイッチとを含み、該第4の極の第2のスイッチは、該第2のスイッチと、第4のスイッチとを含み、上記中性線は、該第4の極の第3のスイッチと該第2のスイッチ間に、インダクタンスを介して接続されていることを特徴とする請求項1記載の3レベル中性点固定変換装置。
  9. 正のDCバスと負のDCバス間に直列に接続された第1のスイッチと、第2のスイッチと、第3のスイッチと、第4のスイッチとを有する第1の極と、上記正のDCバスと上記負のDCバス間に直列に接続された第1のスイッチと、第2のスイッチと、第3のスイッチと、第4のスイッチとを有する第2の極と、上記正のDCバスと上記負のDCバス間に直列に接続された第1のスイッチと、第2のスイッチと、第3のスイッチと、第4のスイッチとを有する第3の極と、上記正のDCバスと上記負のDCバス間に直列に接続された第1のスイッチと、第2のスイッチとを有する第4の極と、上記第1、第2及び第3の極の第2のスイッチと第3のスイッチ間に接続されたACバスと、 上記第1、第2及び第3の極の、それぞれの上部を定義する第1のスイッチと第2のスイッチ間、並びに、上記第1、第2及び第3の極の、それぞれの下部を定義する第3のスイッチと第4のスイッチ間に、ダイオードを介して接続された中性線とを備える3レベル中性点固定変換装置を制御する制御方法において、
    2レベル変調方式を実行し、2レベル状態を3レベル状態にマッピングすることによって、上記第1、第2、第3の極の第1、第2、第3及び第4のスイッチのそれぞれを切り換えて、ゼロコモンモード電圧を生成するステップと、
    上記第4の極の第1及び第2のスイッチを調整して、上記正のDCバスと上記負のDCバスを平衡させるステップとを有する制御方法。
  10. 上記3レベル中性点固定変換装置は、インバータであることを特徴とする請求項9記載の制御方法。
  11. 上記3レベル中性点固定変換装置は、整流器であることを特徴とする請求項9記載の制御方法。
  12. 上記第1、第2及び第3の極のそれぞれの1つの転流を遅延させることによって、不感時間効果を補償するステップを更に有する請求項9記載の制御方法。
  13. 上記第4の極は、上記3レベル中性点固定変換装置の上記第1、第2及び第3の極の全てのスイッチの状態をゼロコモンモード電圧を生成するために使用することを可能にするステップを有することを特徴とする請求項9記載の制御方法。
  14. 上記2レベル変調方式は、空間ベクトル変調であることを特徴とする請求項記載の制御方法。
  15. 上記第4の極の第1及び第2のスイッチを調整して、上記正のDCバスと上記負のDCバスを平衡させるステップは、上記上部のDCリンク電圧と上記下部のDCリンク電圧間の差分を測定し、上記平衡を維持するために、電荷を該上部のDCリンクから引き出す必要があるか、該下部のDCリンクから引き出す必要があるかに応じて、各極の上部又は下部の何れかをオンにするステップを有することを特徴とする請求項9記載の制御方法。
  16. 上記第4の極の第1のスイッチは、該第1のスイッチと、第3のスイッチを含み、該第4の極の第2のスイッチは、該第2のスイッチと、第4のスイッチを含み、上記中性線は、該3のスイッチと該第2のスイッチ間に、該第4の極のインダクタンスを介して接続されていることを特徴とする請求項9記載の制御方法。
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