JP2010247717A - 自動車の側方荷重の吸収構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートに変更を加えることなく、側方からの衝撃荷重を直ちにフロアトンネルに伝達して車体全体に分散し、車体側部の変形を抑制することができる自動車の側方荷重の吸収構造を提供すること。
【解決手段】フロアパネル13の車幅方向中央に上方に突出するフロアトンネル14を車両前後方向に延設し、アウタパネル9とインナパネル10によって閉断面構造を構成するセンターピラー3を車両両側部に備えた自動車の側方荷重の吸収構造として、前記フロアトンネル14の両側部と前記左右のセンターピラー14とを各々車幅方向に延びる補強部材16によって連結する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両側方からの荷重を車体全体に分散して吸収するようにした自動車の側方荷重吸収構造に関するものである。
車両が側面から荷重を受けた場合には、その荷重がによって車体が変形するという問題がある。
そこで、例えば特許文献1,2には、シートのシートクッションフレームやシートバックフレームを高剛性の補強部材によって補強する構成が提案されている。
又、特許文献3には、車両側方からフロアトンネルよりも高い車体部位に入力された荷重を吸収するための構造として、該荷重をフロアトンネルに向けて伝達するための荷重方向変換部材をシートに設ける構成が提案されている。
特開平6−001174号公報 特開平5−301552号公報 特開2001−105947号公報
しかしながら、特許文献1,2において提案された構成では、側方からの荷重の全てをシートによって受けるため、荷重が車体全体に分散されず、車体が大きく変形するという問題がある。
又、特許文献3において提案された構成は、特にRV車等のバンパ高さが高い車両からの側面衝突を前提として考案されたものであって、具体的にはシートバックフレームに荷重方向変換部材を斜めに取り付けているためにシート構造が複雑化する他、センターピラーとフロアトンネルを直接連結していないために、側方からの荷重がフロアトンネルに伝達されるまでに車両側部が大きく変形するという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、側方からの荷重を直ちにフロアトンネルに伝達して車体全体に分散し、車体側部の変形を抑制することができる自動車の側方荷重の吸収構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、フロアパネルの車幅方向中央に上方に突出するフロアトンネルを車両前後方向に延設し、アウタパネルとインナパネルによって閉断面構造を構成するセンターピラーを車両両側部に備えた自動車の側方荷重の吸収構造として、前記フロアトンネルの両側部と前記左右のセンターピラーとを各々車幅方向に延びる補強部材によって連結したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記各補強部材を前記センターピラーのアウタパネルとインナパネルとを連結する第1部材と、センターピラーのインナパネルと前記フロアトンネルとを連結する第2部材とで構成するとともに、これらの第1部材と第2部材とを同軸に配したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記各補強部材の車幅方向外端部を前記センターピラーのインナパネルを貫通してアウタパネルの内面に結着したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記補強部材を足載せ台を回動可能に支持するパイプ材によって構成したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の発明において、前記フロアトンネルの少なくとも前記補強部材が連結される部位をその内面に接合されるリーンフォースメントによって補強したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、フロアトンネルの両側部と左右のセンターピラーとを各々車幅方向に延びる補強部材によって連結したため、側方からの荷重を直ちにフロアトンネルに伝達して車体全体に分散することができ、車体側部の側方荷重による変形を小さく抑えることができる。
請求項2記載の発明によれば、センターピラー自体の剛性が補強部材の第1部材によって高められるとともに、センターピラーに入力される側方荷重が同軸に配された第1及び第2部材によって直ちにフロアトンネルに伝達されて車体全体に分散される。
請求項3記載の発明によれば、各補強部材の車幅方向外端部をセンターピラーのインナパネルを貫通してアウタパネルの内面に結着したため、補強部材を分割する必要がなく、部品点数と取付工数を削減してコストダウンを図ることができる。
請求項4記載の発明によれば、足載せ台を回動可能に支持する既存のパイプ材を補強部材として共用することができ、構造の単純化とコストダウンを図ることができる。
請求項5記載の発明によれば、フロアトンネルの少なくとも補強部材が連結される部位をリーンフォースメントによって補強したため、補強部材を経て伝達される側方荷重によるフロアトンネルの変形が小さく抑えられる。
車体の部分斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る側方荷重の吸収構造を示す車体の部分平断面図である。 図2のA−A線断面図である。 本発明の実施の形態2に係る側方荷重の吸収構造を示す図3と同様の図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は車体の斜視図、図2は本発明の実施の形態1に係る車体構造を示す車体の部分平断面図、図3は図2のA−A線断面図である。
図1に示す自動車の車体1の左右両側部には、車両前方から順にフロントピラー2、センターピラー3及びリヤピラー4がそれぞれ配されており、フロントピラー2とセンターピラー3との間にはフロントドア開口5が形成され、センターピラー3とリヤピラー4との間にはリヤドア開口6が形成されている。尚、フロントドア開口5とリヤドア開口6は、不図示のフロントドアとリヤドアによってそれぞれ開閉される。
ところで、上記センターピラー3は、略上下方向に延在する閉断面構造の車体骨格部材であって、その上端部はルーフサイドレール7に結合され、下端部はサイドシル8に結合されている。このセンターピラー3は、図3に示すように、車幅方向内側に配置されたインナパネル9と車幅方向外側に配置されたアウタパネル10によって閉断面構造を構成している。
又、前記サイドシル8は、図3に示すように、車幅方向内側に配されたサイドシルインナパネル11と車幅方向外側に配された前記アウタパネル10によって閉断面構造として構成され、その内部に配されたサイドシルストレングス12によって補強されている。
ところで、左右のサイドシル8の内端面下部には水平なフロアパネル13の左右の側端縁が溶着されているが(図3参照)、図2に示すように、該フロアパネル13の車幅方向中央には、上方に突出するフロアトンネル14が車両前後方向に延設されている。そして、このフロアパネル13の車両前方であって、フロアトンネル14の左右両側部とサイドシル8との間には車幅方向に延びるクロスメンバ15がそれぞれ連結されている。
又、フロアトンネル14の両側部と左右のセンターピラー3とは、車幅方向に延びる補強部材16によってそれぞれ連結されている。ここで、補強部材16は丸パイプ材によって構成されており、これは後席の乗員が足を載せるための足載せ台17を回動可能に支持する既存の部材が共用されている。尚、足載せ台17は、その前端の左右に取り付けられてベアリング18によって補強部材16に回動可能に支持されている。
而して、本実施の形態では、左右の各補強部材16は、図3に示すように、前記センターピラー3のインナパネル9とアウタパネル10とを連結する第1部材16Aと、センターピラー3のインナパネル9とフロアトンネル14とを連結する第2部材16Bとで構成されており、これらの第1部材16Aと第2部材16Bとは同軸に配されている。ここで、第1部材16Aの軸方向両端には矩形のプレート20,21が結着されており、これらのプレート20,21の周縁をインナパネル9とアウタパネル10の相対向する面に溶接することによって第1部材16Aがインナパネル9とアウタパネル10にそれぞれ結着されている。又、第2部材16Bの軸方向両端には矩形のプレート22,23が結着されており、これらのプレート22,23の周縁をインナパネル9の内面とフロアトンネル14の外側面に溶接することによって第2部材16Bがインナパネル9とフロアトンネル14にそれぞれ結着されている。尚、図1〜図3には一方(右側)の補強部材16のみを示すが、他方(左側)の補強部材16も同様に構成され、同様に他側のセンターピラー3とフロアトンネル14とを連結している。
そして、本実施の形態では、フロアトンネル14の補強部材16が連結される部位は、その内側面に接合されたリーンフォースメント24によって補強されている。
以上のように、本実施の形態では、フロアトンネル14の両側部と左右のセンターピラー3とを車幅方向に延びる補強部材16によって連結したため、図3に示すように側方荷重Fが例えば右側方から車体1のセンターピラー3部分に加えられた場合には、この側方荷重Fは補強部材16を経て直ちにフロアトンネル14に伝達されて車体全体に分散する。このため、不図示のシートに変更を加えることなく、側方荷重Fを車体1の全体に分散させてセンターピラー3を含む車体1の側部の側方荷重Fによる変形を小さく抑えることができる。特に、本実施の形態では、センターピラー3自体の剛性が補強部材16の第1部材16Aによって高められるとともに、センターピラー3に入力される側方荷重Fが同軸に配された第1及び第2部材16A,16Bによって直ちにフロアトンネル14に伝達されて車体1の全体に分散される。
又、本実施の形態では、足載せ台17を回動可能に支持する既存の丸パイプ材を補強部材16として共用したため、該補強部材16を別設する必要がなく、部品点数が削減されて構造の単純化とコストダウンが図られる。
更に、本実施の形態では、フロアトンネル14の補強部材16が連結される部位をリーンフォースメント24によって補強したため、補強部材16を経て伝達される側方荷重Fによるフロアトンネル14の変形が小さく抑えられるという効果も得られる。
尚、以上は車体の右側部が側方荷重Fを受けた場合について説明したが、車体の左側部が側方荷重Fを受けた場合も同様に該側方荷重Fは左側の補強部材16を経てフロアトンネル14に伝達されて車体1の全体に分散されるため、前記と同様の効果が得られる。
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2を図4に基づいて説明する。
図4は本発明の実施の形態2に係る側方荷重の吸収構造を示す図3と同様の図であり、本図においては図3において示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについてのサイドの説明は省略する。
本実施の形態は、各補強部材16(図4には一方のみ図示)の車幅方向外端部をセンターピラー3のインナパネル9を貫通してアウタパネル10の内面に結着したことを特徴としており、他の構成は前記実施の形態1のそれと同じである。
従って、本実施の形態においても、図4に示すように側方荷重Fが例えば右側方から車体1のセンターピラー3部分に加えられた場合には、この側方荷重Fは補強部材16を経て直ちにフロアトンネル14に伝達されて車体1の全体に分散するため、前記実施の形態1と同様の効果が得られる。特に、本実施の形態では、各補強部材を16分割することなく1本の部材として構成したため、部品点数と取付工数を削減してコストダウンを図ることができる。
尚、以上の実施の形態では、足載せ台17を支持する既存の丸パイプ材を補強部材16として共用したが、このような丸パイプ材が設けられていない車両については補強部材16を新設することによって前記効果を得ることができる。
1 車体
2 フロントピラー
3 センターピラー
4 リヤピラー
5 フロントドア開口
6 リヤドア開口
7 ルーフサイドレール
8 サイドシル
9 センターピラーのインナパネル
10 センターピラーのアウタパネル
11 サイドシルインナパネル
12 サイドシルストレングス
13 フロアパネル
14 フロアトンネル
15 クロスメンバ
16 補強部材
16A 補強部材の第1部材
16B 卑怯部材の第2部材
17 足載せ台
18 ベアリング
20〜23 プレート
24 リーンフォースメント
F 側方荷重

Claims (5)

  1. フロアパネルの車幅方向中央に上方に突出するフロアトンネルを車両前後方向に延設し、アウタパネルとインナパネルによって閉断面構造を構成するセンターピラーを車両両側部に備えた自動車の側方荷重の吸収構造において、
    前記フロアトンネルの両側部と前記左右のセンターピラーとを各々車幅方向に延びる補強部材によって連結したことを特徴とする自動車の側方荷重の吸収構造。
  2. 前記各補強部材を前記センターピラーのアウタパネルとインナパネルとを連結する第1部材と、センターピラーのインナパネルと前記フロアトンネルとを連結する第2部材とで構成するとともに、これらの第1部材と第2部材とを同軸に配したことを特徴とする請求項1記載の自動車の側方荷重の吸収構造。
  3. 前記各補強部材の車幅方向外端部を前記センターピラーのインナパネルを貫通してアウタパネルの内面に結着したことを特徴とする請求項1記載の自動車の側方荷重の吸収構造。
  4. 前記補強部材を足載せ台を回動可能に支持するパイプ材によって構成したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の自動車の側方荷重の吸収構造。
  5. 前記フロアトンネルの少なくとも前記補強部材が連結される部位をその内面に接合されるリーンフォースメントによって補強したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の自動車の側方荷重の吸収構造。
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