JP5444990B2 - 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用現像剤、静電荷像現像用現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 - Google Patents
静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用現像剤、静電荷像現像用現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5444990B2 JP5444990B2 JP2009217120A JP2009217120A JP5444990B2 JP 5444990 B2 JP5444990 B2 JP 5444990B2 JP 2009217120 A JP2009217120 A JP 2009217120A JP 2009217120 A JP2009217120 A JP 2009217120A JP 5444990 B2 JP5444990 B2 JP 5444990B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carrier
- developer
- image
- developing
- electrostatic charge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
即ち、請求項1に係る発明は、
芯材粒子と、該芯材粒子を被覆する樹脂被覆層と、を有し、
前記樹脂被覆層が、パーフルオロオクタン酸及びその塩の含有量が0.5ppm以下であるポリテトラフルオロエチレン粒子及びシクロヘキシルメタクリレート樹脂を含み、前記樹脂被覆層に由来する遊離物を、静電荷像現像用キャリアの全質量に対して、50ppm以上500ppm以下の範囲で含む静電荷像現像用キャリアである。
トナーと、請求項1に記載の静電荷像現像用キャリアと、を含有する静電荷像現像用現像剤である。
請求項2に記載の静電荷像現像用現像剤を収納した静電荷像現像用現像剤カートリッジである。
現像剤保持体を少なくとも備え、請求項2に記載の静電荷像現像用現像剤を収容したプロセスカートリッジである。
静電潜像保持体と、該静電潜像保持体表面を帯電する帯電手段と、帯電された前記静電潜像保持体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜像保持体の表面に形成された静電潜像を現像剤により現像してトナー像を形成する現像手段と、該トナー像を被転写体の表面に転写する転写手段と、を有し、
前記現像剤が請求項2に記載の静電荷像現像用現像剤である画像形成装置である。
本実施形態の静電荷像現像用キャリア(以下、「本実施形態のキャリア」という場合がある。)は、芯材粒子と、該芯材粒子を被覆する樹脂被覆層と、を有し、前記樹脂被覆層が、パーフルオロオクタン酸及びその塩の含有量が0.5ppm以下であるポリテトラフルオロエチレン粒子(以下、適宜「特定PTFE粒子」とも称する。)及びシクロヘキシルメタクリレート樹脂を含み、前記樹脂被覆層に由来する遊離物を、静電荷像現像用キャリアの全質量に対して、50ppm以上500ppm以下の範囲で含むことを特徴とする。
ここで、「ホットオフセット」とは、定着時において、定着部材による加熱により、トナーが過剰に溶融して定着部材に融着することをいう。
上記の効果を奏するメカニズムについては、必ずしも明確ではないが、以下のように推定している。
特定PTFE粒子は、パーフルオロオクタン酸及びその塩の含有量が0.5ppm以下のポリテトラフルオロエチレン粒子であり、パーフルオロオクタン酸及びその塩を含まないものがより望ましい。
−測定方法−
試料となるPTFE粒子約0.2gをその10倍量のアセトンに溶解させ、アセトン溶液を約2倍量の水にゆっくりと滴下する。得られた水溶液を、LC/MS/MS(アプライドバイオシステムズジャパン社製:3200 Q TRAP(登録商標)L/MS/MSシステム)にて定量する。
特定PTFE粒子の平均粒子径は、走査型電子顕微鏡(S−4700型、日立株式会社製)を用いて、100視野(50000倍)の観察を実施し、PTFE粒子の画像面積に相当する粒子を円として近似して粒径(長径と短径の平均値)を1000箇所測定し、その平均値をPTFE粒子の個数平均一次径とすることにより測定される。
また、本実施形態のキャリアが非被覆キャリアの場合であれば、特定PTFE粒子の含有量は、キャリアの全質量に対し、1質量%以上15質量%以下であることが望ましい。
本実施形態のキャリアにおける芯材粒子としては特に限定されるものではなく、公知のキャリア用の芯材粒子が利用される。例えば、鉄、鋼、ニッケル、コバルト等の磁性金属、これらとマンガン、クロム、希土類等との合金、及びフェライト、マグネタイト等の磁性酸化物等があげられるが、磁気ブラシ法を用いる観点からは磁性キャリアであることが望ましい。本実施形態に好適に用いられる芯材粒子としては、表面均一化が容易で帯電性が安定するため、フェライト粒子が望ましい。
20cm2の電極板を配した円形の治具の表面に、測定対象物を1mmから3mm程度の厚さになるように平坦に載せ、層を形成する。この上に前記とおなじ20cm2の電極板を載せ、層を挟み込む。測定対象物間の空隙をなくすため、層上に配置した電極板の上に4kgの荷重をかけてから層の厚み(cm)を測定する。層の上下の両電極には、エレクトロメーター及び高圧電源発生装置に接続されている。両電極に電界が103.8V/cmとなるように高電圧を印加し、このとき流れた電流値(A)を読み取ることにより、測定対象物の体積電気抵抗(Ω・cm)を計算する。測定対象物の体積電気抵抗(Ω・cm)の計算式は、下記式(1)に示す通りである。
・式(1) R=E×20/(I−I0)/L
本実施形態のキャリアにおける樹脂被覆層(以下、単に「被覆層」とも称する。)は、上述した芯材粒子の表面を被覆するものである。
・式(2)
鉄量率(atomic%)=AFe/(AC+AO+AFe)×100
・式(3)
被覆率(%)={1−(キャリアの鉄量率)/(芯材単体の鉄量率)}×100
・式(4)
平均膜厚(μm)=[キャリア1個当たりの被覆樹脂量(導電粉等の添加物もすべて含む)/キャリア1個当たりの表面積]÷被覆層の平均比重
=[4/3π・(d/2)3・ρ・WC]/[4π・(d/2)2]÷ρC
=(1/6)・(d・ρ・WC/ρC)
本実施形態に係る被覆層は特定PTFE粒子を含むものであり、この被覆層に由来する遊離物についても、特定PTFE粒子を含むと推測される。この遊離物は、現像時においてトナーと共に感光体上に移行しうるが、該遊離物はトナーとは逆の極性を有するため、被転写体には転写されることはなく、その殆どが感光体上に残留する。ここで、本実施形態のキャリアを含む現像剤が適用される画像形成装置の好適な態様の一つは、ブレード部材を有するクリーニング手段を備えるものであるが、特定PTFE粒子を含む当該遊離物が感光体上に残留していることで、感光体表面とブレード部材との摩擦が低減され、これが感光体上の残留トナーを経時に亘る安定な除去に寄与するものと推測される。
このように、本実施形態に係る特定PTFE粒子は、ホットオフセットの発生を抑制し、且つクリーニング性の向上をも発揮させるものである。
−測定方法−
ビーカー中に、キャリア20g、水100ml及び適量の界面活性剤を入れ、キャリアが水とよくなじむように攪拌する。その後、キャリアが流出しないように磁石で保持して上澄み液を回収し、その上澄み液を剥れた樹脂被覆層よりも小さな目開きの質量を測定しておいたろ紙でろ過する。そのろ紙の乾燥後質量を測定し、ろ紙上における剥れた樹脂被覆層の質量を算出した後、樹脂被覆層の剥れた量を質量比率(ppm)で算出する。
例えば、芯材粒子を被膜層形成用組成物に浸漬する浸漬法、被膜層形成用組成物を芯材の表面に噴霧するスプレー法、芯材粒子を流動エアーにより浮遊させた状態で被膜層形成用組成物と混合し溶剤を除去するニーダーコーター法、等が挙げられる。これらの中でも、ニーダーコーター法が好ましい。
具体的には例えば、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;などが挙げられ、被覆層を構成する樹脂に応じて選択される。
・式(5) SF1=100π×(ML)2/(4×A)
ここで、MLはキャリア粒子の最大長、Aはキャリア粒子の投影面積である。なお、キャリア粒子の最大長と投影面積は、スライドガラス上にサンプリングしたキャリア粒子を光学顕微鏡により観察し、ビデオカメラを通じて画像解析装置(LUZEX III、NIRECO社製)に取り込んで、画像解析を行うことにより求めたものである。この際のサンプリング数は100個以上で、その平均値を用いて、式(5)に示す形状係数を求める。
磁気特性の測定としての装置は振動試料型磁気測定装置VSMP10−15(東英工業社製)を用いる。測定試料は内径7mm、高さ5mmのセルに詰めて前記装置にセットする。測定は印加磁場を加え、最大1000エルステッドまで掃引する。ついで、印加磁場を減少させ、記録紙上にヒステリシスカーブを作製する。カーブのデータより、飽和磁化、残留磁化、保持力を求める。本実施形態においては、飽和磁化は1000エルステッドの磁場において測定された磁化を示す。
キャリアの体積電気抵抗の測定は、芯材粒子の体積電気抵抗と同様にして測定を行う。
本実施形態の静電荷像現像用現像剤(以下、「本実施形態の現像剤」とも称する。)は、既述の本実施形態のキャリアと、トナーとを含むことを特徴とする。
本実施形態に用いるトナーについて説明する。
本実施形態に用いるトナーは、結着樹脂及び着色剤を含有するトナーが望ましく、更に他の成分を含有してもよい。
外添剤としては、無機粒子が挙げられ、該無機粒子として、SiO2、TiO2、Al2O3、CuO、ZnO、SnO2、CeO2、Fe2O3、MgO、BaO、CaO、K2O、Na2O、ZrO2、CaO・SiO2、K2O・(TiO2)n、Al2O3・2SiO2、CaCO3、MgCO3、BaSO4、MgSO4等が挙げられる。これらのうち、特にシリカ粒子、チタニア粒子の場合には、流動性が良好となるため望ましい。
得られた粒度分布を分割された粒度範囲(チャンネル)に対し、小粒径側から体積累積分布を引いて、累積50%となる粒径を体積平均粒径D50vとする。
得られたトナーへの外添剤(特定外添剤を含む)は、公知の方法、例えば、Vブレンダーやヘンシュルミキサー、レディーゲミキサーなどによって行う。
次に、本実施形態の静電荷像現像用現像剤カートリッジ(以下、単に「カートリッジ」と略す場合がある)について説明する。
また、各ユニット10Y、10M、10C、10Kの現像装置(現像手段)4Y、4M、4C、4Kのそれぞれには、トナーカートリッジ8Y、8M、8C、8Kに収容されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーが供給される。
尚、1次転写ローラ5Yは、中間転写ベルト20の内側に配置され、感光体1Yに対向した位置に設けられている。更に、各1次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kには、1次転写バイアスを印加するバイアス電源(図示せず)がそれぞれ接続されている。各バイアス電源は、図示しない制御部による制御によって、各1次転写ローラに印加する転写バイアスを可変する。
一方、感光体1Y上に残留したトナーはクリーニング装置6Yで除去されて回収される。
こうして、第1ユニット10Yにてイエロートナー像の転写された中間転写ベルト20は、第2〜第4ユニット10M、10C、10Kを通して順次搬送され、各色のトナー像が重ねられて多重転写される。
なお、上記例示した画像形成装置は、中間転写ベルト20を介してトナー像を記録紙Pに転写する構成となっているが、この構成に限定されるものではなく、感光体から直接トナー像が記録紙に転写される構造であってもよい。
そして、このプロセスカートリッジ200は、転写装置(転写手段)112と、定着装置(定着手段)115と、図示しない他の構成部分とから構成される画像形成装置本体に対して着脱自在としたものであり、画像形成装置本体とともに画像形成装置を構成するものである。なお、300は記録紙である。
ステンレス製アンカー型攪拌翼と温度調節用ジャケットとを備えたオートクレーブに、脱イオン水3500部を仕込み、加熱しながら窒素ガス、テトラフルオロエチレン(以下、「TFE」という)で系内を置換した後に、エタン1.0部をTFEで圧入し、攪拌を500rpmで行いつつ内温を80℃に保った。脱イオン水25mlに過硫酸アンモニウム0.4部を溶解させた水溶液をTFEで圧入した。TFEは槽内圧力が一定となるように供給した。温度を90℃、攪拌速度を550rpmに制御した。2時間攪拌した後、PTFE分散液500部に対して硝酸1部を添加すると同時に攪拌速度620rpmで凝析を開始し、ポリマーと水を分離した後、1時間攪拌した後、水を除去し、乾燥させて、PTFE粒子1を得た。PTFE粒子1について、前述の測定方法によりパーフルオロオクタン酸及びその塩の量を測定したところ0ppmであった。
オートクレーブにパーフルオロオクタン酸アンモニウム0.2部を仕込んだ以外はPTFE粒子1の作製と同様に凝析まで作製し水溶液を得た。その水溶液500部と、CF2ClCF2CHClF、CF3CF2CHCl2の混合溶媒を500部とを分液槽へ入れ激しく攪拌した後、5時間放置し抽出した。抽出操作を3回実施した後、乾燥させた後、この粉末を水で洗浄し乾燥させて、PTFE粒子2を得た。PTFE粒子2について、前述の測定方法によりパーフルオロオクタン酸及びその塩の量を測定したところ0.5ppmであった。
抽出操作をCHF2CH2CF3で行った以外はPTFE粒子2の作製と同様にし、PTFE粒子3を得た。PTFE粒子3について、前述の測定方法によりパーフルオロオクタン酸及びその塩の量を測定したところ0.6ppmであった。
(トナー1の作製)
・ポリエステル樹脂(テレフタル酸−ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物を縮合してなる樹脂、重量平均分子量Mw:17000) 90部
・植物系ワックス(カルナバワックス) 5部
・ピグメント・ブルー15:3(クラリアントジャパン製) 5部
上記各成分をヘンシェルミキサで充分に予備混合を行い、2軸型ロールミルにより溶融混練し、冷却後、ジェットミルにより微粉砕を行い、さらに風力式分級機で2回分級を行い、体積平均粒径6.5μm、4μm以下の粒径のトナー粒子数10個数%、16μm以上の粒径のトナー粒子0.1体積%のトナー母粒子(シアントナー)を製造した。
・フェライト粒子(商品名:EF35B、パウダーテック社製、35μm):100部
・ポリシクロヘキシルメタクリレート(重量平均分子量:70,000):2.25部
・PTFE粒子2:0.2部
・カーボンブラック(商品名:VXC72、キャボット社製):0.25部
・エポスターS(メラミン樹脂粒子、日本触媒(株)製):0.3部
・トルエン:150部
トナー1を10部と、キャリア1の100部とを、V−ブレンダーで、40rpm×20分間攪拌し、212μmの目開きを有するシーブで篩分することにより、現像剤1を得た。
(キャリア2の作製)
実施例1で得られたキャリア1について、風力式分級機(製品名:ターボクラシファイヤーTC15M、日清エンジニアリング(株)製)を用いて、以下の条件により、被覆層に由来する遊離物を除去した。遊離物を除去後のキャリアをキャリア2とした。
−遊離物の除去条件−
・ローター回転数:6000rpm
・風量:2.7Nm3/min
・キャリア供給量:5kg/h
実施例1の現像剤1の作製において、キャリア1をキャリア2に変更した以外は、現像剤1と同様にして、現像剤2を得た。
(キャリア3の作製)
実施例1のキャリア1の作製において、PTFE粒子2:0.2部を、PTFE粒子1:0.2部に変更した以外は、キャリア1と同様にして、キャリア3を得た。
実施例1の現像剤1の作製において、キャリア1をキャリア3に変更した以外は、現像剤1と同様にして、現像剤3を得た。
実施例1で得られたキャリア1について、風力式分級機(製品名:ターボクラシファイヤーTC15M、日清エンジニアリング(株)製)を用いて、以下の条件により、被覆層に由来する遊離物を除去した。遊離物を除去後のキャリアをキャリア4とした。
−遊離物の除去条件−
・ローター回転数:6500rpm
・風量:2.5Nm3/min
・キャリア供給量:5kg/h
実施例1の現像剤1の作製において、キャリア1をキャリア4に変更した以外は、現像剤1と同様にして、現像剤4を得た。
(キャリア5の作製)
実施例1のキャリア1の作製において、各成分を加圧式ニーダーに入れ、室温(25℃)で15分間攪拌混合した後、減圧混合しながら80℃まで昇温し、トルエンを留去した後、そのまま30分間攪拌混合を続けた後に冷却し、目開き75μmの篩を用いて篩分することに変更した以外は、キャリア1と同様にして、キャリア5を得た。
実施例1の現像剤1の作製において、キャリア1をキャリア5に変更した以外は、現像剤1と同様にして、現像剤5を得た。
(キャリア6の作製)
実施例5のキャリア5の作製において、各成分を加圧式ニーダーに入れ、室温(25℃)で15分間攪拌混合した後、減圧混合しながら80℃まで昇温し、トルエンを留去した後、そのまま60分間攪拌混合を続けた後に冷却し、目開き75μmの篩を用いて篩分することに変更した以外は、キャリア1と同様にして、キャリア6を得た。
実施例1の現像剤1の作製において、キャリア1をキャリア6に変更した以外は、現像剤1と同様にして、現像剤6を得た。
(キャリアC1の作製)
実施例1のキャリア1の作製において、PTFE粒子2:0.2部を、PTFE粒子3:0.2部に変更した以外は、キャリア1と同様にして、キャリアC1を得た。
実施例1の現像剤1の作製において、キャリア1をキャリアC1に変更した以外は、現像剤1と同様にして、現像剤C1を得た。
(キャリアC2の作製)
キャリア1の作製において、ポリシクロヘキシルメタクリレート:2.25部を、スチレン−メタクリレート共重合体(、共重合モル比(スチレン:メタクリレート)=20:80、重量平均分子量98,000):2.55に変更し、更に、PTFE粒子を用いなかった以外は、キャリア1と同様にして、キャリアC2を得た。
実施例1の現像剤1の作製において、キャリア1をキャリアC2に変更した以外は、現像剤1と同様にして、現像剤C2を得た。
現像剤1〜6、C1及びC2を用い、ホットオフセット、クリーニング性、及び帯電維持性の各評価を行った。評価方法及び評価基準は以下の通りである。結果を表1に示す。
得られた各現像剤を、DocuCentre−III C3300(富士ゼロックス(株)製)の現像器に充填し、28.5℃、80%RHの環境下で、普通紙(富士ゼロックス(株)製、C2紙)に、エリアカバレッジ(画像密度)1%の画像を連続して25000枚画像形成した後、用紙先端から20mmのところに30mm×30mmのソリッドパッチがある画像を3枚形成し、そのソリッドパッチから用紙後部側のホットオフセット及び定着ベルトの汚れを観察し、以下の基準により評価した。
−評価基準−
○:用紙上ホットオフセットも定着ベルト上汚れもどちらも未発生
△:用紙上にホットオフセットによる汚れは無いが、定着ベルト表面へのトナー像の汚れあり
×:用紙上にホットオフセットによる汚れあり
得られた各現像剤を、DocuCentre−III C3300(富士ゼロックス(株)製)の現像器に充填し、10℃、20%RHの環境下で、普通紙(富士ゼロックス(株)製、C2紙)に、エリアカバレッジ1%の画像を連続して100,000枚画像形成した後、さらにベタ画像を3枚画像形成した後、白紙(エリアカバレッジ0%)を10枚画像形成し、その白紙上の汚れと感光体上特にクリーナー下部側の汚れについて、以下の基準により評価した。
−評価基準−
○:白紙上の汚れはなく、感光体上特にクリーナー下部側の汚れもない。
△:白紙上の汚れはないが、感光体上クリーナー下部側の汚れがみられる。
×:白紙上に汚れが発生
得られた各現像剤を、DocuCentre−III C3300(富士ゼロックス(株)製)の現像器に充填し、28.5℃、80%RHの環境下で、普通紙(富士ゼロックス(株)製、C2紙)に、エリアカバレッジ(画像密度)20%の画像を連続して100000枚画像形成した後、用紙先端から20mmのところに30mm×30mmのソリッドパッチがある画像を20枚形成し、その20枚全ての画像について、以下の基準により目視でカブリを評価した。
−評価基準−
○:20枚全て目視上カブリ発生なし
△:最初の1枚だけ目視上カブリ発生
×:2枚以上或いは2枚目以降に目視上カブリ発生
2Y、2M、2C、2K、108 帯電ローラ
3Y、3M、3C、3K レーザ光線
3 露光装置
4Y、4M、4C、4K、111 現像装置(現像手段)
5Y、5M、5C、5K 1次転写ローラ
6Y、6M、6C、6K、113 感光体クリーニング装置(クリーニング手段)
8Y、8M、8C、8K トナーカートリッジ
10Y、10M、10C、10K ユニット
20 中間転写ベルト
22 駆動ローラ
24 支持ローラ
26 2次転写ローラ(転写手段)
28、115 定着装置(定着手段)
30 中間転写体クリーニング装置
112 転写装置
116 取り付けレール
117 除電露光のための開口部
118 露光のための開口部
200 プロセスカートリッジ、
P、300 記録紙(被転写体)
Claims (5)
- 芯材粒子と、該芯材粒子を被覆する樹脂被覆層と、を有し、
前記樹脂被覆層が、パーフルオロオクタン酸及びその塩の含有量が0.5ppm以下であるポリテトラフルオロエチレン粒子及びシクロヘキシルメタクリレート樹脂を含み、前記樹脂被覆層に由来する遊離物を、静電荷像現像用キャリアの全質量に対して、50ppm以上500ppm以下の範囲で含む静電荷像現像用キャリア。 - トナーと、請求項1に記載の静電荷像現像用キャリアと、を含有する静電荷像現像用現像剤。
- 請求項2に記載の静電荷像現像用現像剤を収納した静電荷像現像用現像剤カートリッジ。
- 現像剤保持体を少なくとも備え、請求項2に記載の静電荷像現像用現像剤を収容したプロセスカートリッジ。
- 静電潜像保持体と、該静電潜像保持体表面を帯電する帯電手段と、帯電された前記静電潜像保持体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜像保持体の表面に形成された静電潜像を現像剤により現像してトナー像を形成する現像手段と、該トナー像を被転写体の表面に転写する転写手段と、を有し、
前記現像剤が請求項2に記載の静電荷像現像用現像剤である画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009217120A JP5444990B2 (ja) | 2009-09-18 | 2009-09-18 | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用現像剤、静電荷像現像用現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009217120A JP5444990B2 (ja) | 2009-09-18 | 2009-09-18 | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用現像剤、静電荷像現像用現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011065031A JP2011065031A (ja) | 2011-03-31 |
JP5444990B2 true JP5444990B2 (ja) | 2014-03-19 |
Family
ID=43951315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009217120A Expired - Fee Related JP5444990B2 (ja) | 2009-09-18 | 2009-09-18 | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用現像剤、静電荷像現像用現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5444990B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6503644B2 (ja) * | 2014-06-13 | 2019-04-24 | 富士ゼロックス株式会社 | 二成分現像剤用キャリア、二成分現像剤、画像形成方法、及び、画像形成装置 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63309969A (ja) * | 1987-06-11 | 1988-12-19 | Fuji Elelctrochem Co Ltd | 静電潜像現像用キャリヤ |
JP2004287196A (ja) * | 2003-03-24 | 2004-10-14 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電潜像現像用キャリア、静電潜像現像剤及び画像形成方法 |
JP4275019B2 (ja) * | 2003-07-03 | 2009-06-10 | ダイキン工業株式会社 | 処理対象物精製方法及び凝集体製造方法 |
JP2008203624A (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像剤、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP2008257026A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用現像剤及び画像形成装置 |
JP5405159B2 (ja) * | 2008-03-26 | 2014-02-05 | パウダーテック株式会社 | 電子写真現像剤用キャリア及び該キャリアを用いた電子写真現像剤 |
-
2009
- 2009-09-18 JP JP2009217120A patent/JP5444990B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011065031A (ja) | 2011-03-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5581918B2 (ja) | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用現像剤、静電荷像現像用現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP6265034B2 (ja) | 静電荷像現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2006308687A (ja) | 画像形成装置および画像形成方法 | |
JP4661622B2 (ja) | 2成分現像剤と2成分現像剤の作製方法 | |
JP2008233763A (ja) | 電子写真用キャリア、並びに、これを用いた電子写真用現像剤、電子写真用現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2006267297A (ja) | 静電潜像現像用キャリア、静電潜像現像用現像剤、及び画像形成方法 | |
JPH09269614A (ja) | 静電潜像現像剤用キャリア、その製造方法、静電潜像現像剤、画像形成方法及び画像形成装置 | |
JP2008040270A (ja) | 静電潜像現像用キャリア及び静電潜像現像用現像剤 | |
JP2004347654A (ja) | 静電潜像現像剤及び画像形成方法 | |
JP2008090055A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2009098668A (ja) | 電子写真用キャリア | |
JP4607008B2 (ja) | キャリア、並びに現像剤、現像剤入り容器、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP6402544B2 (ja) | 画像形成装置、画像形成方法、静電荷像現像用キャリアセット、静電荷像現像剤セット、及びプロセスカートリッジセット | |
JP5640684B2 (ja) | 静電写真用現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2009093053A (ja) | 電子写真現像剤用キャリア、電子写真用現像剤、画像形成方法及び画像形成装置 | |
JP5444990B2 (ja) | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用現像剤、静電荷像現像用現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP4748237B2 (ja) | 電子写真用キャリア、電子写真用現像剤、電子写真用現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2004287196A (ja) | 静電潜像現像用キャリア、静電潜像現像剤及び画像形成方法 | |
JP5949580B2 (ja) | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP2015184570A (ja) | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2012068524A (ja) | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像剤、画像形成方法、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP5983458B2 (ja) | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JPH1078681A (ja) | 静電潜像現像用キャリア及び現像剤 | |
JP2008065076A (ja) | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用キャリアの製造方法、静電荷像現像用現像剤及び画像形成装置 | |
JP2004287185A (ja) | 静電潜像現像用トナー及びその製造方法、静電潜像現像剤並びに画像形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120817 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130813 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131015 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131126 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131209 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5444990 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |