JP5436981B2 - 壁掛け型空気調和装置 - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、熱交換器を取り外すことなくファンモーターを着脱できる壁掛け型空気調和装置を提供することを目的とする。
上記構成によれば、ファンモーターを軸方向に引き出し可能なメンテナンススペースを、ファンモーターの一端側に備えたため、軸方向の動作でファンモーターを着脱できるので、ファンモーターのメンテナンススペースを小さくでき、その結果、熱交換器を取り外すことなくファンモーターを着脱できる。
また、上記構成によれば、ファンモーターを一端側から保持する保持部材を備え、この保持部材が、ファンモーターに一端側から宛がわれて、周方向への回転により着脱されるため、周方向への回転で保持部材を着脱できるので、ファンモーターのメンテナンススペースを小さくできる。
また、上記構成によれば、クロスフローファンの回転軸と、ファンモーターの出力軸とを連結する連結部を吹出口から取り外し可能に設けたため、クロスフローファンの回転軸とファンモーターの出力軸とを吹出口から連結・解放できるので、熱交換器を取り外すことなくファンモーターを着脱できる。
上記構成によれば、ファンモーターを軸方向に引き出し可能なメンテナンススペースを、ファンモーターの一端側に備えたため、軸方向の動作でファンモーターを着脱できるので、ファンモーターのメンテナンススペースを小さくでき、その結果、熱交換器を取り外すことなくファンモーターを着脱できる。
また、上記構成によれば、ファンモーターを一端側から保持する保持部材を備え、この保持部材が、ファンモーターに一端側から宛がわれて、周方向への回転により着脱されるため、周方向への回転で保持部材を着脱できるので、ファンモーターのメンテナンススペースを小さくできる。
また、上記構成によれば、熱交換器の一端側に配管された冷媒配管のドレンを受ける配管用ドレンパンと、クロスフローファンを支持するフレームとで、一端が開放した略円筒状のファンモーター収容部を形成し、ファンモーター収容部に、ファンモーターを軸方向に着脱自在に配置したため、軸方向の動作でファンモーターを着脱できるので、ファンモーターのメンテナンススペースを小さくできる。
上記構成によれば、ファンモーターを軸方向に引き出し可能なメンテナンススペースを、ファンモーターの一端側に備えたため、軸方向の動作でファンモーターを着脱できるので、ファンモーターのメンテナンススペースを小さくでき、その結果、熱交換器を取り外すことなくファンモーターを着脱できる。
また、上記構成によれば、ファンモーターを一端側から保持する保持部材を備え、この保持部材が、ファンモーターに一端側から宛がわれて、周方向への回転により着脱されるため、周方向への回転で保持部材を着脱できるので、ファンモーターのメンテナンススペースを小さくできる。
また、上記構成によれば、保持部材は、クロスフローファンを支持するフレームに周方向に回転して係合する係合部材と、ねじとによって固定されるため、複数箇所にねじ止めされる場合に比べ、部品点数を削減して製造工程を簡素化できる。
上記構成によれば、クロスフローファンの回転軸と、ファンモーターの出力軸とを連結する連結部を吹出口から取り外し可能に設けたため、クロスフローファンの回転軸とファンモーターの出力軸とを吹出口から連結・解放できるので、熱交換器を取り外すことなくファンモーターを着脱できる。
上記構成によれば、電装ボックスが取り外されたときに、ファンモーターの一端が露出するように構成されるため、電装ボックスを取り外すだけでファンモーターのメンテナンススペースを確保できるので、電装ボックスの配置スペースをファンモーターのメンテナンススペースとして有効利用でき、ファンモーターのメンテナンススペースを別に設ける場合に比べ、壁掛け型空気調和装置を小型化できる。
上記構成によれば、熱交換器の一端側に配管された冷媒配管のドレンを受ける配管用ドレンパンと、クロスフローファンを支持するフレームとで、一端が開放した略円筒状のファンモーター収容部を形成し、ファンモーター収容部に、ファンモーターを軸方向に着脱自在に配置したため、軸方向の動作でファンモーターを着脱できるので、ファンモーターのメンテナンススペースを小さくできる。
図1は本発明を適用した実施の形態に係る壁掛け型空気調和装置の断面図であり、図2は壁掛け型空気調和装置の分解斜視図である。
壁掛け型空気調和装置1は、断面略C字状に形成されたフィンアンドチューブ型の熱交換器2をフレーム3に配設し、この熱交換器2の内側にクロスフローファン4を配置して構成され、熱交換器2にはグリル10を被せられる。フレーム3は樹脂成形により断面略L字状に形成された部材であり、熱交換器2から流下するドレン水を受けるドレンパン31、及び、クロスフローファン4を収容するスクロール部32を備え、フレーム3の背面には、据付板50の係止爪51を受ける凹部が形成されている。このフレーム3及びグリル10によって壁掛け型空気調和装置1の筐体が構成される。
フレーム3と据付板50、及び、フレーム3とグリル10とは互いにビスにより連結され、ビス止め作業を行うためのサービスホール15がグリル10の下面に開口している。サービスホール15は、通常使用時においてはビスキャップ14により塞がれている。
クロスフローファン4の一端にはファンモーター46が連結され、ファンモーター46が、軸受け(保持部材)47を介してフレーム3に取り付けられている。より詳細に説明すると、クロスフローファン4の回転軸4Aは円形プレート状であり、この円形プレートに対して放射状にブレード40が嵌合されている。ファンモーター46の出力軸46Aは、クロスフローファン4の回転軸4Aに設けられた円筒軸受41に挿入され、セットスクリュー(連結部)42によって、この円筒軸受41と出力軸46Aとが締結される。
フレーム3の背面側の下部には、冷媒配管やドレン管を収容するための長手形状の空間である配管収容部33が形成され、配管収容部33内の上記配管を押さえ込む配管押え52、53が取り付けられる。
クロスフローファン4は、上面吸込口11及び前面吸込口12から熱交換器2を介して室内空気を吸い込み、熱交換器2において熱交換された空気を、スクロール部32と舌部48との間の空間Rを通じて、壁掛け型空気調和装置1の下面に開口する吹出口13から被調和室内に吹き出す。
吹出口13には風向変更用の横羽根としての2枚のフラップ60、60が設けられる。フラップ60はフラップ軸61を有し、このフラップ軸61を中心として上下に回動する。2枚のフラップ60、60は、フラップ駆動モーター63によって連動して駆動され、吹出口13を開閉するとともに、吹出口13からの風向を上下方向において設定する。
そして、縦羽根85とフラップ60との間に、ファンガード70が設けられている。ファンガード70は、吹出口13の長手方向に沿って、互いに平行に掛け渡された2本のワイヤー71、71と、これらワイヤー71、71の端を束ねる支持体72、73とを備えて構成される。ファンガード70は、ワイヤー71、71によって、吹出口13の奥へ手を差し入れることができないようにする。
ファンガード70の支持体72は、長手形状の吹出口13の一端側に取り付けられ、吹出口13の他端側には支持体73が取り付けられる。
また、吹出口13には、長手方向に三等分するように、フラップ60を支持する2つの支柱65が設けられる。支柱65は、吹出口13の上縁部13aと下縁部13bとの間に掛け渡され、2枚のフラップ60、60のフラップ軸61、61が差し込まれる2つの支持穴66、66を有する。吹出口13の両端には、それぞれ、フラップ60を取り付けるためのフラップ支持部68が設けられ、これら2つのフラップ支持部68の各々は、2枚のフラップ60、60のフラップ軸61、61が差し込まれる支持穴69、69が形成される。つまり、フラップ60は、2つの支柱65及び2つのフラップ支持部68により、回動可能に支持される。そして、ファンガード70は、ワイヤー71が、フラップ60が取り付けられる支持穴66、69よりも奥で、かつ、縦羽根85よりも前に位置するように取り付けられる。
図4は、熱交換器2をフレーム3に配設した状態を示す斜視図であり、グリル10及び電装ボックス55を省略している。図5は、図4のファンモーター46周辺を拡大して示す図である。図6は、図5のファンモーター46を軸受け47で固定した状態を示す図である。
熱交換器2の一端側には、熱交換器2の一端側に配管される冷媒配管20から流下するドレン水を受ける配管用ドレンパン21が固定されている。配管用ドレンパン21は、背面から前面に向けて延出するとともに下方に向けて略半円状に膨らんで湾曲し、前面側のドレンパン31の上方まで延びており、冷媒配管20からのドレンをドレンパン31に案内する機能を有している。
軸受け47は、側面視でファンモーター46の外形より小さく形成されており、軸受け47の他端側中央部には、側面視で略円形に凹んだ嵌合部47Aが設けられている。嵌合部47Aは、その外形がファンモーター46の凸部46Bと略同一に形成されており、この嵌合部47Aに凸部46Bが嵌合される。
また、軸受け47の一端側には、ファンモーター46の配線を案内する案内溝47Dと、案内溝47Dで案内された配線を係止する配線係止部47Eが形成されている。
軸受け47は、挿通部47B及び1本のねじ36のみによって固定されるため、複数箇所にねじ止めされる場合に比べ、部品点数を削減して製造工程を簡素化できる。
例えば、上記実施の形態では、係合部材を鉤状の挿通部47Bとして説明したが、係合部材は、ファンモーター固定部34に周方向に回転して係合できるものであればこれに限定されない。
2 熱交換器
3 フレーム
4 クロスフローファン
4A 回転軸
13 吹出口
20 冷媒配管
21 配管用ドレンパン
36 ねじ
42 セットスクリュー(連結部)
46 ファンモーター
46A 出力軸
47 軸受け(保持部材)
47B 挿通部(係合部材)
49 ファンモーター収容部
55 電装ボックス
S メンテナンススペース
Claims (6)
- 熱交換器がクロスフローファンを囲って配置され、前記クロスフローファンが、該クロスフローファンの回転軸と、ファンモーターの出力軸とを同軸上に一致させて連結される壁掛け型空気調和装置において、
前記ファンモーターを軸方向に引き出し可能なメンテナンススペースを、前記ファンモーターの一端側に備え、
前記ファンモーターを一端側から保持する保持部材を備え、この保持部材が、前記ファンモーターに一端側から宛がわれて、周方向への回転により着脱され、
前記クロスフローファンで送風される空気の吹出口を設け、前記クロスフローファンの回転軸と、前記ファンモーターの出力軸とを連結する連結部を前記吹出口から取り外し可能に設けたことを特徴とする壁掛け型空気調和装置。 - 熱交換器がクロスフローファンを囲って配置され、前記クロスフローファンが、該クロスフローファンの回転軸と、ファンモーターの出力軸とを同軸上に一致させて連結される壁掛け型空気調和装置において、
前記ファンモーターを軸方向に引き出し可能なメンテナンススペースを、前記ファンモーターの一端側に備え、
前記ファンモーターを一端側から保持する保持部材を備え、この保持部材が、前記ファンモーターに一端側から宛がわれて、周方向への回転により着脱され、
前記熱交換器の一端側に配管された冷媒配管のドレンを受ける配管用ドレンパンと、前記クロスフローファンを支持するフレームとで、一端が開放した略円筒状のファンモーター収容部を形成し、
前記ファンモーター収容部に、前記ファンモーターを軸方向に着脱自在に配置したことを特徴とする壁掛け型空気調和装置。 - 熱交換器がクロスフローファンを囲って配置され、前記クロスフローファンが、該クロスフローファンの回転軸と、ファンモーターの出力軸とを同軸上に一致させて連結される壁掛け型空気調和装置において、
前記ファンモーターを軸方向に引き出し可能なメンテナンススペースを、前記ファンモーターの一端側に備え、
前記ファンモーターを一端側から保持する保持部材を備え、この保持部材が、前記ファンモーターに一端側から宛がわれて、周方向への回転により着脱され、
前記保持部材は、前記クロスフローファンを支持するフレームに周方向に回転して係合する係合部材と、ねじとによって固定されることを特徴とする壁掛け型空気調和装置。 - 前記クロスフローファンで送風される空気の吹出口を設け、
前記クロスフローファンの回転軸と、前記ファンモーターの出力軸とを連結する連結部を前記吹出口から取り外し可能に設けたことを特徴とする請求項2又は3に記載の壁掛け型空気調和装置。 - 前記ファンモーターの一端側に電装ボックスが装着され、この電装ボックスが取り外されたときに、前記ファンモーターの一端が露出するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の壁掛け型空気調和装置。
- 前記熱交換器の一端側に配管された冷媒配管のドレンを受ける配管用ドレンパンと、前記クロスフローファンを支持するフレームとで、一端が開放した略円筒状のファンモーター収容部を形成し、
前記ファンモーター収容部に、前記ファンモーターを軸方向に着脱自在に配置したことを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の壁掛け型空気調和装置。
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