JP5434007B2 - フリップフロップ回路、シフトレジスタ及び電子機器 - Google Patents

フリップフロップ回路、シフトレジスタ及び電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、フリップフロップ回路、シフトレジスタ及び電子機器に関するものである。
アモルファスシリコンによって形成されたTFTを用いたシフトレジスタ回路は広く開発・研究が進められている。このシフトレジスタ回路は、例えば、液晶表示装置、有機EL表示装置等の電子機器にも応用可能である。
このシフトレジスタ回路は、例えば、複数のシフト回路が接続されることにより構成される(例えば、特許文献1参照)。
また、各シフト回路には、一般的に、図6に示すようなRSフリップフロップ回路51又は図7に示すようなRSフリップフロップ回路52が備えられる。
図6に示すRSフリップフロップ回路51は、トランジスタT51,T52と、インバータ回路71と、によって構成される。トランジスタT51,T52は、nチャンネル型電界効果トランジスタである。
トランジスタT51は、そのゲートがドレインに接続され、ドレインには、信号INが供給される。
トランジスタT52は、そのドレインがトランジスタT51のソースに接続され、ソースには、負の電圧Vss(Lowレベル)が印加され、ゲートには、リセット信号RSTが供給される。
インバータ回路71は、負荷型のインバータであり、トランジスタT61,T62によって構成される。トランジスタT61,T62は、nチャンネル型電界効果トランジスタである。
トランジスタT61は、そのゲートがドレインに接続され、ドレインには、正の電圧Vdd(Highレベル)が印加される。トランジスタT62は、そのドレインがトランジスタT61のソースに接続され、ゲートがトランジスタT51のソースに接続され、ソースには、負の電圧Vssが印加される。
トランジスタT51のソースとトランジスタT52のドレインとの接続点をノードA,トランジスタT61のソースとトランジスタT62のドレインとの接続点をノードBとする。
リセット信号RSTがLowレベルのときに、Highレベルの信号INが供給されると、トランジスタT51は、オンし、ノードAの電位Vaは、Highレベルとなる。
一方、このノードAの電位Vaに従ってトランジスタT62はオンし、ノードBの電位VbはLowレベルとなる。RSフリップフロップ回路51は、それぞれ、Highレベルの信号Q、Lowレベルの信号Q_(Qバー)を出力する。
信号INがLowレベルのときに、リセット信号RSTがHighレベルになると、ノードAの電位Vaは、Lowレベルとなり、トランジスタT62は、このノードAの電位Vaに従ってオフし、ノードBの電位Vbは、Highレベルになる。RSフリップフロップ回路51は、それぞれ、Lowレベルの信号Q、Highレベルの信号Q_を出力する。
図7に示すRSフリップフロップ回路52は、トランジスタT53,T54と、インバータ回路71と、によって構成される。トランジスタT53,T54は、nチャンネル型電界効果トランジスタである。
トランジスタT53は、そのドレインには、正の電圧Vddが印加され、ゲートには、信号INが供給される。
トランジスタT54は、そのドレインがトランジスタT53のソースに接続され、ソースには、負の電圧Vssが印加され、ゲートには、リセット信号RSTが供給される。
トランジスタT53のソースとトランジスタT54のドレインとの接続点をノードAとする。
リセット信号RSTがLowレベルのときに、Highレベルの信号INが供給されると、トランジスタT53は、オンし、ノードAの電位Vaは、Highレベルとなる。RSフリップフロップ回路52は、Highレベルの信号Q、Lowレベルの信号Q_を、それぞれ、出力する。
信号INがLowレベルのときに、リセット信号RSTがHighレベルになると、ノードAの電位Vaは、Lowレベルとなり、RSフリップフロップ回路52は、それぞれ、Lowレベルの信号Q、Highレベルの信号Q_を、出力する。
このように、RSフリップフロップ回路51,52は、ノードAの電位Vaをインバータ回路71によって反転させることによって、信号Q_を生成している。
しかし、このRSフリップフロップ回路51,52は、インバータ回路71を用いて信号Q_を生成しているため、信号Q_がフルスイングしない(特にLowレベル側)という短所を有している。このため、高温環境での回路動作は不安定になる。
また、このRSフリップフロップ回路51,52は、回路中の各接続点のインピーダンスが高いため、誤動作する可能性がある。このような問題を改善するため、様々な回路が提案されている。
まず、信号Q_をフルスイングさせるため、図8(a)に示すようなインバータ回路72が提案されている。このインバータ回路72は、トランジスタT63〜T66を有する。トランジスタT63〜T66は、nチャンネル型電界効果トランジスタである。
トランジスタT63のドレインとトランジスタT65のドレインとは、互い接続され、正の電圧Vddが印加される。トランジスタT63のゲートは、そのドレインに接続され、トランジスタT65のゲートは、トランジスタT63のソースに接続されている。
トランジスタT64のドレイン、トランジスタT66のドレインは、それぞれ、トランジスタT63のソース、トランジスタT65のソースに接続され、トランジスタT64のソースとトランジスタT66のソースとは互いに接続されて、負の電圧Vssが印加される。
また、トランジスタT64のゲートとトランジスタT66のゲートとは互いに接続される。
トランジスタT64,T66のゲートにHighレベルの信号Qが供給されると、トランジスタT64,T66はオンし、トランジスタT65のソースとトランジスタT66のドレインとの接続点の電位はLowレベルとなる。
インバータ回路72は、この接続点の信号をQ_として、信号Qの電位を反転させた信号Q_を出力する。
このインバータ回路72は、信号Q_の振幅をほぼ電源電圧Vss〜Vddまでフルスイングさせることができる。
図8(b)に示すRSフリップフロップ回路53は、このようなインバータ回路72を備え、トランジスタT64のゲートとトランジスタT66のゲートとの接続点は、トランジスタT53のソースとトランジスタT54のドレインとの接続点に接続される。
また、誤動作を防止するための回路として、RSフリップフロップ回路52の発展系である図9に示すようなRSフリップフロップ回路54が提案されている。
このRSフリップフロップ回路54は、トランジスタT53,T54及びトランジスタT55〜T57を有する。トランジスタT55〜T57は、nチャンネル型電界効果トランジスタである。
トランジスタT55は、図9に示す点をノードBとして、入力信号INの電位に従ってノードBの電位Vbをコントロールするためのトランジスタである。トランジスタT55は、そのドレインが、このノードBを介してインバータ回路71のトランジスタT62のドレインに接続され、ゲートには、信号INが供給され、ソースには、負の電圧Vssが印加される。
トランジスタT56は、ノードBの電位Vbに従って、ノードAの電位Vaをコントロールするためのトランジスタであり、ゲートがノードBに接続され、ドレインがノードAに接続され、ソースには、負の電圧Vssが印加される。
トランジスタ57は、Highレベルのリセット信号RSTが供給されたときにノードBの電位Vbをすぐに立ち上げて、誤動作を回避するためのトランジスタである。このトランジスタT57は、そのゲートには、リセット信号RSTが供給され、ドレインには、正の電圧Vddが印加され、ソースはノードBに接続される。
このように、RSフリップフロップ回路54がトランジスタT55〜T57を備えることにより、各接続点のインピーダンスを低下させて誤動作が防止される。
特開2004−103226号公報(第8頁、図5)
そして、図10に示すように、このRSフリップフロップ回路54に、出力信号Q、Q_がそれぞれゲートに入力されるトランジスタT67及びトランジスタT68を設けることによって、この回路は、シフトレジスタのシフト回路として機能する。トランジスタT67は、ドレインにクロック信号ckが入力され、ソースが出力ラインに接続され、トランジスタT68は、ドレインがトランジスタT67のソースに接続され、ソースに負の電圧Vssが印加されている。
このRSフリップフロップ回路54のインバータ回路71を、図8(a)に示すようなインバータ回路72に置き換えると、出力信号Q_の振幅を大きくすることができる一方、シフトレジスタへの電源投入時のノイズにより誤動作する可能性が高くなる。
即ち、電源が投入され、シフトレジスタが動作開始すると、クロック信号ckを出力するラインとノードAとの間の寄生容量によってノードAのクロック信号ckの電位に引っ張られて、ノードAの電位Vaが本来LowレベルになるべきタイミングにおいてHighレベル側に変調してしまい、それによってノードBの電位Vbが本来HighレベルになるべきタイミングにおいてLowレベル側に変調してしまい、初期時のみならず、継続的に出力信号OUTが正常に出力されない状態が続く恐れがある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、安定して動作可能なフリップフロップ回路、シフトレジスタ及び電子機器を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るフリップフロップ回路は、
第1のノードと第2のノードとを有し、入力信号が供給されて、前記第1のノードの電位を示す信号と前記第2のノードの電位を示す信号とを出力するフリップフロップ回路において、
電源投入時に徐々に立ち上がり第1の電位で定常化する第1の電源と、
前記電源投入時に徐々に立ち下がり前記第1の電位よりも低い第2の電位で定常化する第2の電源と、
第1の制御端及び第1の電流路を有し、前記第1の電流路の一端が前記第1の電源に接続され、予め設定された電位の入力信号が前記第1の制御端に供給されたときに、前記第1の電源から前記第1の電流路の他端を介して前記第1のノードに、前記第1の電位を印加する第1のトランジスタと、
第2の制御端及び第2の電流路を有し、前記第2の電流路の一端が前記第2の電源に接続され、予め設定された電位のリセット信号が前記第2の制御端に供給されたときに、前記第2の電源から前記第のノードに、前記第2の電位を印加する第2のトランジスタと、
第3の制御端及び第3の電流路を有し、前記第3の制御端が前記第1のノードに接続され、前記第3の電流路の一端が前記第2の電源に接続され、前記第1のノードの電位が前記第1の電位になったとき、前記第2のノードの電位を前記第2の電位に設定する第3のトランジスタと、
第4の制御端及び第4の電流路を有し、前記第4の制御端が前記第2のノードに接続され、前記第4の電流路の一端が前記第2の電源に接続され、前記第4の電流路の他端が前記第1のノードに接続され、前記第のノードの電位が前記第2の電位になったとき、前記第1のノードの電位を前記第2の電位に設定する第4のトランジスタと、
第7の制御端及び第7の電流路を有し、前記第7の電流路の一端が前記第1の電源に接続され、前記リセット信号が前記第7の制御端に供給されたときに、前記第1の電源から前記第2のノードに前記第1の電位を印加する第7のトランジスタと、
第8の制御端及び第8の電流路を有し、前記第8の電流路の一端が前記第2の電源に接続され、入力信号が前記第8の制御端に供給されたときに、前記第2の電源から前記第8の電流路の他端を介して前記第2のノードに、前記第2の電位を印加する第8のトランジスタと、
第9の制御端及び第9の電流路を有し、前記第9の制御端が前記第1のノードに接続され、前記第9の電流路の一端が前記第2の電源に接続され、前記第9の電流路の他端が抵抗を介して前記第1の電源に接続された第9のトランジスタと、
第10の制御端及び第10の電流路を有し、前記第10の制御端が前記抵抗を介して前記第1の電源に接続され、前記第10の電流路の一端が前記第1の電源に接続され、前記第10の電流路の他端が前記第3のトランジスタの前記電流路の他端に接続された第10のトランジスタと、
第11の制御端及び第11の電流路を有し、前記第11の制御端及び前記第11の電流路の一端が前記第1の電源に接続され、前記電流路の他端が前記第2のノードに接続され、前記第1の電源から前記第2のノードに、前記第1の電位を印加する電圧印加抵抗としての第11のトランジスタと、を備えたことを特徴とする。
前記第11のトランジスタは、前記第2のノードが前記第2の電位になったときに、前記第2の電位が保持される程度に高い抵抗値を有するものであってもよい。
前記第11のトランジスタは、アモルファスシリコン薄膜トランジスタによって構成されたものであってもよい。
前記第11のトランジスタは、酸化半導体薄膜トランジスタによって構成されたものであってもよい。
前記第11のトランジスタは、有機半導体薄膜トランジスタによって構成されたものであってもよい。
本発明の第2の観点に係るシフトレジスタは、
複数のシフト部が接続されて、入力信号をクロック信号に同期させて順次シフトするシフトレジスタにおいて、
前記各シフト部は、
上述のフリップフロップ回路と、
出力回路と、を備え、
前記出力回路は、
第5の制御端及び第5の電流路を有し、前記第5の制御端に前記フリップフロップ回路が出力した前記第1のノードの電位を示す信号が供給され、前記第1のノードの電位が前記第1の電位になったときに、前記第5の電流路の一端に供給されたクロック信号を前記第5の電流路の他端から出力する第5のトランジスタと、
第6の制御端及び第6の電流路を有し、前記第6の電流路の一端が前記第5トランジスタの前記電流路の他端に接続され、前記第6の制御端に前記フリップフロップ回路が出力した前記第2のノードの電位を示す信号が供給され、前記第2のノードの電位がオンレベルになったとき、前記第6の電流路の一端の電位を前記第2の電位にする第6のトランジスタと、を備え、
前記第5のトランジスタの前記電流路の他端と前記第6のトランジスタの前記電流路の一端との接続点の信号を、入力信号として次のシフト部に供給し、リセット信号として、前段のシフト部に供給することを特徴とする。
本発明の第3の観点に係る電子機器は、
行列配置されて、それぞれ、液晶素子を駆動する薄膜トランジスタを備える複数の画素回路と、
上述のシフトレジスタによって構成され、前記各シフト部の前記第5のトランジスタの前記電流路の他端と前記第6のトランジスタの前記電流路の一端との接続点の信号を、前記各画素回路の行を選択するゲート信号として、前記各画素回路の前記薄膜トランジスタに出力するゲートドライバと、を備えたことを特徴とする。
本発明の第4の観点に係る電子機器は、
行列配置されて、それぞれ、発光素子を駆動する薄膜トランジスタを備える複数の画素回路と、
上述のシフトレジスタによって構成され、前記各シフト部の前記第5のトランジスタの前記電流路の他端と前記第6のトランジスタの前記電流路の一端との接続点の信号を、前記各画素回路の行を選択する選択信号として、前記各画素回路の前記薄膜トランジスタに出力するセレクトドライバと、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、安定して動作する。
以下、本発明の実施形態に係る電子機器を図面を参照して説明する。尚、本実施形態では、電子機器を、TFT−LCD(Thin Film Transistor−Liquid Crystal Display)として説明する。
本実施形態に係るTFT−LCD1の構成を図1に示す。
本実施形態に係るTFT−LCD1は、m行、n列(m,nはそれぞれ自然数)に配置された複数の画素回路11_11〜画素回路11_mnと、ゲートドライバ12と、データドライバ13と、コントローラ14と、を備える。
i行目、j列目の画素回路11_ij(i=1〜m、j=1〜n)は、画像の各画素に対応するものである。この画素回路11_ijは、トランジスタT1と液晶容量C1と、を有する。
液晶容量C1は、液晶によって形成された液晶素子である。液晶は、液晶分子が配列されることによって構成され、各画素回路11毎に設けられた画素電極と全画素回路11に対応する共通電極との間に充填、保持される。画素電極は、供給された画像データに基づく信号電圧Vsigが印加される電極である。
また、共通電極は、コモン信号のコモン電圧Vcomが印加される電極であり、画素全面に設けられる。このコモン電圧Vcomは、液晶に長期にわたって直流成分が印加されないようフレーム反転をしている電圧である。
液晶分子は、共通電極に印加されたコモン電圧Vcomと、画素電極に印加された信号電圧Vsigと、の電位差に基づいて配向方向を変える。
トランジスタT1は、液晶容量に電圧を印加するためのトランジスタであり、nチャンネル型のFET(Field Effect Transistor;電界効果トランジスタ)によって構成されたTFT(薄膜トランジスタ)である。
画素回路11_ijの各トランジスタT1のソースは液晶容量の画素電極に接続される。画素回路11_1j,・・・,11_mjのトランジスタT1のドレインは、それぞれ、データラインLdjに接続される。
画素回路11_i1,・・・,11_inの各トランジスタT1のゲートは、それぞれ、ゲートラインLg1,・・・,Lgnに接続される。そして、それぞれ、ゲートラインLg1,・・・,LgnにHighレベルの信号が出力されると、画素回路11_i1,・・・,11_inの各トランジスタT1はオンし、Lowレベルの信号が出力されるとオフする。
ゲートドライバ12は、コントローラ14からスタートパルスPstart1、クロック信号ck1,ck2、リセット信号RST(n)が供給され、このスタートパルスPstart1、クロック信号ck1,ck2に従って、行を選択するために生成したゲート信号G(1)〜(n)を順次、画素回路11_ijに出力して、画素回路11_ijを行毎に選択するためのドライバである。
スタートパルスPstart1は、ゲートドライバ12の動作を開始させるためのパルスであり、クロック信号ck1,ck2は、互いに位相180°異なる信号である。
このゲートドライバ12は、図2に示すようなシフトレジスタを含んでいる。このシフトレジスタは、コントローラ14から供給されたスタートパルスPstart1を入力信号として、この入力信号をクロック信号ck1,ck2に同期させて、順次、シフトするものである。
シフトレジスタは、複数のシフト回路21_1〜21_n(n;偶数)を備え、シフト回路21_1〜21_nが直列接続された構造になっている。
図3に示すように、k段目のシフト回路21_k(k=1〜n)は、RSフリップフロップ回路101と、出力回路102と、を備える。
RSフリップフロップ回路101は、入力信号INとリセット信号RSTとが供給されて、Q信号とQ_信号とを出力するものである。
RSフリップフロップ回路101は、入力端子Pinと、リセット端子Prstと、出力端子Pout1,Pout2と、電圧端子P(+),電圧端子P(-)と、を有している。
k段目のシフト回路21_kの入力端子Pinは、入力信号IN(k)が供給される端子であり、1段目以外のシフト回路21_kの入力端子Pinには、(k−1)段からの出力信号OUT(k−1)である入力信号IN(k)が供給され、1段目のシフト回路21_1の入力端子Pinには、入力信号IN(1)として、コントローラ14からスタートパルスPstart1が供給される。
n段目以外のシフト回路21_kのリセット端子Prstは、(k+1)段のシフト回路21_(k+1)の出力信号OUT(k+1)であるリセット信号RST(k)が供給される端子である。n段目のシフト回路21_nのリセット端子Prstは、コントローラ14からのリセット信号RST(n)が供給される端子である。つまり、シフト回路21_1〜21_(n−1)のリセット端子Prstは、それぞれ、シフト回路21_2〜21_nの出力端子Poutに接続され、それぞれ出力信号OUT(2)〜OUT(n)がリセット信号RST(1)〜RST(n−1)として供給される。
k段目のシフト回路21_kにおいて、出力端子Pout1は、出力信号OUT(k)を出力する端子であり、出力端子Pout2は、出力信号G(k)を出力する端子である。
電圧端子P(+)は、正の電圧Vddが印加される端子であり、電圧端子P(-)は、負の電圧Vssが印加される端子である。
シフト回路21_1の入力端子Pinには、スタートパルスPstart1が供給される。
シフト回路21_k(k=2〜n)のRSフリップフロップ回路101の入力端子Pinは、シフト回路21_(k−1)のトランジスタT33のソースとトランジスタT34のドレインとの接続点に接続される。
シフト回路21_k(k=1〜n−1)のRSフリップフロップ回路101のリセット端子Prstは、シフト回路21_(k+1)のトランジスタT33のソースとトランジスタT34のドレインとの接続点に接続される。
ゲートドライバ12は、各シフト回路21_1〜21_nの出力信号G(1)〜G(n)を、それぞれ、ゲートラインLg1〜Lgnに出力する。
このシフト回路21_kは、図3に示すように、トランジスタT11〜T20を有する。トランジスタT11〜T20は、nチャンネル型電界効果トランジスタである。このトランジスタT11〜T20は、アモルファスシリコンTFT(a−TFT)であり画素回路11_ijのトランジスタT1と一括して製造される。
k段目のシフト回路21_kにおいて、トランジスタT11は、入力端子Pinに供給された入力信号IN(k)の信号レベルに従って、ノードAの電位Vaをコントロールするためのトランジスタであり、例えば、チャンネル幅250〜300μmで形成される。尚、トランジスタT11〜T20は、例えば、すべて、チャンネル長5〜10μmの範囲で同じ値に形成される。トランジスタT11のゲートは、入力端子Pinに接続され、ドレインは、電圧Vddの電圧源が接続され、ソースは、ノードAに接続される。
k段目のシフト回路21_kにおいて、トランジスタT12は、リセット端子Prstに供給されたリセット信号RST(k)の信号レベルに従って、ノードAの電位Vaをコントロールするためのトランジスタであり、例えば、チャンネル幅150〜200μmで形成される。トランジスタT12のゲートは、リセット端子Prstに接続され、ドレインは、トランジスタT11のソースとノードAとに接続され、ソースは、電圧端子P(-)に接続される。
k段目のシフト回路21_kにおいて、トランジスタT13は、入力端子Pinに供給された入力信号IN(k)に従って、ノードBの電位Vbをコントロールするためのトランジスタであり、例えば、チャンネル幅50〜100μmで形成される。トランジスタT13のゲートは、入力端子Pinに接続され、ドレインは、ノードBに接続され、ソースは、電圧端子P(-)に接続される。
k段目のシフト回路21_kにおいて、トランジスタT14は、ノードBの電位Vbに従って、ノードAの電位Vaをコントロールするためのトランジスタであり、例えば、チャンネル幅50〜100μmで形成される。トランジスタT14のゲートは、ノードBに接続され、ドレインは、ノードAに接続され、ソースは、電圧端子P(-)に接続される。
トランジスタT15は、Highレベルのリセット信号RSTが供給されたときにノードBの電位Vbをすぐに立ち上げて、誤動作を回避するためのトランジスタであり、例えば、チャンネル幅50〜100μmで形成される。トランジスタT15のゲートは、リセット端子Prstに接続され、ドレインは、電圧端子P(+)に接続され、ソースはノードBに接続される。
トランジスタT16〜T19は、負荷型のインバータである。トランジスタT16は、例えば、チャンネル幅25〜50μmで形成される。トランジスタT16のドレインは、電圧端子P(+)に接続され、ゲートは、ドレインに接続される。
トランジスタT17は、例えば、チャンネル幅25〜50μmで形成される。トランジスタT17のゲートは、ノードAに接続され、ドレインは、トランジスタT16のソースに接続され、ソースは、電源端子P(-)に接続される。
トランジスタT18は、例えば、チャンネル幅50〜100μmで形成される。トランジスタT18のゲートは、トランジスタT16のソースとトランジスタT17のドレインとの接続点に接続され、ドレインは、電源端子P(+)に接続される。
トランジスタT19は、例えば、チャンネル幅50〜100μmで形成される。トランジスタT19のゲートは、ノードAとトランジスタT17のゲートとに接続され、ドレインは、ノードBに接続され、ソースは、電源端子P(-)に接続される。
トランジスタT20は、電圧Vddの電源とノードBとを高抵抗で接続し、ノードBに電圧Vddを印加して、ノードBの電位を上昇させるための電圧印加トランジスタでもある。
トランジスタT20のドレインとゲートとは電圧端子P(+)に接続され、ソースはノードBに接続されて、ダイオード接続される。
このトランジスタT20は、例えば、アモルファスシリコン薄膜トランジスタである。但し、トランジスタT20は、高抵抗であれば、ポリシリコン薄膜トランジスタやマイクロクリスタルシリコン薄膜トランジスタ、酸化薄膜トランジスタ、あるいは、有機半導体薄膜トランジスタであってもよい。
また、トランジスタT20のサイズは、RSフリップフロップ回路101の動作速度を下げない程度に、かつ、ノードBがLowレベルになったときに、このLowレベルが保持される程度に設定され、トランジスタT20は、高い抵抗値を有している。
このトランジスタT20は、このように、高い抵抗値を有しているため、ノードAの電位Vaの電位変化に応じて変位するノードBの電位Vbの電位速度を鈍くしてノードAの電位Vaの電圧の変化に対してノードBの電位Vbの変化を時間的に遅らせるという作用を有している。さらにこのトランジスタT20は、ノードBの電位VbをHighレベル側で安定させる作用を有している。
出力回路102は、トランジスタT31〜T34とコンデンサC11,C12を有する。トランジスタT31〜T34はnチャンネル電界効果トランジスタである。
トランジスタT31〜T34のチャンネル長は、すべて5〜10μmの範囲で同じ値であり、トランジスタT31〜T34は、それぞれ、例えば、チャンネル幅1500〜2000,3500〜4000,200〜250,300〜350μmで形成される。
奇数段の各シフト回路21_kのトランジスタT31のドレインとトランジスタT33のドレインは、クロックラインLck1に接続されたクロック端子Pckと接続される。偶数段の各シフト回路21_kのトランジスタT31のドレインとトランジスタT33のドレインは、クロックラインLck2に接続されたクロック端子Pckと接続される。シフト回路21_1〜21_nのうち奇数段のクロック端子Pckにはクロック信号ck1が入力され、偶数段のクロック端子Pckにはクロック信号ck2が入力される。
k段目のシフト回路21_kにおいて、トランジスタT31は、そのゲートにRSフリップフロップ回路101から信号Qが供給され、ドレインがクロック端子Pckに接続される。
トランジスタT32のゲートには、RSフリップフロップ回路101から信号Q_が供給される。トランジスタT32のドレインは、トランジスタT31のソースに接続され、ソースは、電源端子P(-)に接続される。
k段目のシフト回路21_kにおいて、トランジスタT33は、そのゲートにRSフリップフロップ回路101から信号Qが供給される。ソースは、出力端子Pout1に接続され、ドレインがクロック端子Pckに接続される。
トランジスタT34のゲートには、RSフリップフロップ回路101から信号Q_が供給される。ドレインは、トランジスタT33のソースと出力端子Pout1とに接続され、ソースは、電源端子P(-)に接続される。
コンデンサC11の一端は、トランジスタT31のゲートに接続され、他端は、トランジスタT31のソースに接続される。
コンデンサC12の一端は、トランジスタT33のゲートに接続され、他端はトランジスタT33のソースに接続される。
シフト回路21_kの入力端子Pin(k)は、シフト回路21_(k−1)の出力端子Pout1(k−1)に接続され、シフト回路21_kの出力端子Pout1(k)は、シフト回路21_(k+1)の入力端子Pin(k+1)とシフト回路21_(k−1)のリセット端子Prst(k−1)に接続される。
シフト回路21_kは、出力端子Pout2(k)からゲート信号G(k)を出力する。
図1に戻り、データドライバ13は、外部から画像データが供給され、供給された画像データに基づくシグナル信号の信号電圧Vsigを、それぞれ、データラインLd1〜Ldmを介して、さらに、ゲートドライバ12が選択した行の画素回路11_ijの各トランジスタT1を介して、画素電極に印加(供給)するドライバである。
データドライバ13は、コントローラ14から、スタートパルスPstart2及びクロック信号等が供給されて、信号電圧Vsigを画素回路11_ijの画素電極に印加する。
コントローラ14は、ゲートドライバ12、データドライバ13を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory)等を備える(いずれも図示せず)。
コントローラ14は、スタートパルスPstart1と、クロック信号ck1,ck2と、をゲートドライバ12の初段のシフト回路21_1に供給することにより、ゲートドライバ12に動作を開始させる。
また、コントローラ14は、データドライバ13にはシグナル信号の信号電圧Vsigを印加するためのスタートパルスPstart2及びクロック信号を出力してデータドライバ13に動作を開始させる。
次に本実施形態に係るTFT−LCD1の動作を説明する。
図4に示すように、TFT−LCD1に電源が投入され、コントローラ14等が起動すると、時刻t10において、図3に示すシフト回路21_kの電圧端子P(+),P(-)に、それぞれ、正の電圧Vdd、負の電圧Vssが印加される。
電圧端子P(+)の電圧は、図4(f)に示すように、徐々に立ち上がり、時刻t11に達する前に定常化された正の電圧Vddとなる。電圧端子P(-)の電圧は、図4(g)に示すように、徐々に立ち下がり、時刻t11に達する前に定常化された負の電圧Vssとなる。
時刻t11以降、クロック信号ck1,ck2が正常な略矩形状の波形になり安定化したら、時刻t12において、コントローラ14からゲートドライバ12に、HighレベルのスタートパルスPstart1が供給されると、このスタートパルスPstart1は、1段目のシフト回路21_1のRSフリップフロップ回路101に、Highレベルの入力信号INとして供給される。
RSフリップフロップ回路101のトランジスタT11,T13は、Highレベルの入力信号INが供給されてオンする。
トランジスタT13がオンすると、ノードBの電位VbはLowレベルとなり、トランジスタT14はオフする。また、トランジスタT11がオンすると、ノードAには、正の電圧Vddが印加され、ノードAの電位Vaは、Highレベルとなる。
ノードAの電位VaがHighレベルとなるため、出力回路102のトランジスタT31,T33はオンし、ノードBの電位VbがLowレベルとなるため、トランジスタT32,T34は、オフする。
時刻t13において、クロック信号ck1,ck2が、それぞれ、Highレベル、Lowレベルになると、シフト回路21_1は、出力端子Pout1(1),Pout2(1)から、それぞれ、Highレベルの出力信号OUT(1)、ゲート信号G(1)を出力する。
2段目のシフト回路21_2は、シフト回路21_1からHighレベルの出力信号OUT(1)が入力信号IN(2)として供給される。
シフト回路21_2のRSフリップフロップ回路101のトランジスタT11,T13は、Highレベルの入力信号INが供給されてオンし、ノードAの電位Va、ノードBの電位Vbは、それぞれ、Highレベル、Lowレベルとなる。
電位VaがHighレベルとなるため、トランジスタT31,T33は、オンし、電位VbがLowレベルとなるため、トランジスタT32,T34はオフする。
時刻t14において、クロック信号ck1,ck2が、それぞれ、Lowレベル、Highレベルになると、シフト回路21_2は、出力端子Pout1(2),Pout2(2)から、それぞれ、Highレベルの出力信号OUT(2)、ゲート信号G(2)を出力する。
シフト回路21_2の出力端子Pout1(2)から出力されたHighレベルの出力信号OUT(2)は、シフト回路21_1のリセット端子Prst(1)に、Highレベルのリセット信号RSTとして供給される。
シフト回路21_1のトランジスタT12,T15は、ゲートにHighレベルのリセット信号RSTが供給されてオンする。
トランジスタT12がオンすると、ノードAの電位VaはLowレベルになる。また、トランジスタT15がオンすると、ノードBの電位Vbは、Highレベルとなる。
ノードAの電位VaはLowレベルになると、出力回路102のトランジスタT31,T33はオフし、ノードBの電位VbがHighレベルになると、トランジスタT32,T34はオンする。
トランジスタT33がオフすると、シフト回路21_1の出力信号OUT(1)は、Lowレベルとなる。
また、トランジスタT34がオフすると、シフト回路21_1のゲート信号G(1)は、Lowレベルとなる。
このように、コントローラ14がゲートドライバ12にクロック信号ck1,ck2を供給し、スタートパルスPstart1を供給すると、ゲートドライバ12は、順次、Highレベルのゲート信号G(1),G(2),・・・を出力する。
従って、図4(c)に示すように、コントローラ14が、時刻t12〜t13において、HighレベルのスタートパルスPstart1を出力すると、シフト回路21_1は、図4(a)に示すように、クロック信号ck1がHighレベルになる時刻t13〜t14において、Highレベルの出力信号OUT(1),ゲート信号G(1)を出力する(図4(d))。
シフト回路21_2は、図4(b)に示すように、クロック信号ck2がHighレベルになる時刻t14〜t15において、Highレベルの出力信号OUT(2),G(2)を出力する(図4(e))。
同様に、シフト回路21_3〜21_nは、順次、出力信号OUT(3)〜OUT(n),ゲート信号G(3)〜G(n)を出力する。
ゲートドライバ12が、このHighレベルのゲート信号G(1)をゲートラインLd1に出力すると、第1行目の画素回路11_11〜11_m1のトランジスタT1は、オンする。このようにして、ゲートドライバ12は、第1行目の画素回路11_11〜11_m1を選択する。
同様に、ゲートドライバ12は、Highレベルの出力信号G(2)〜G(n)を、順次、ゲートラインLg2〜Lgnに出力して、第2行の画素回路11_12〜11_m2、・・・、第n行目の画素回路11_1n〜11_mnを順次選択する。
上述のように安定した動作が行われる作用について説明する。図4(h)は、1段目のRSフリップフロップ回路101のノードAの電圧Vaを示す図であるが、時刻t10〜時刻t13までは、全段のRSフリップフロップ回路101のノードAの電圧Vaと同じ波形である。図4(i)は、1段目のRSフリップフロップ回路101のノードBの電圧Vbを示す図であるが、時刻t10〜時刻t13までは、全段のRSフリップフロップ回路101のノードBの電圧Vbと同じ波形である。
電源が投入される時刻t10の前においては、正の電圧Vdd、負の電圧Vssが印加されていないため、ノードAの電圧Vaは、Vbは、不定である。
TFT−LCD1に電源が投入され、コントローラ14等が起動する時刻t10において、スタートパルスPstart1が供給されなければ、トランジスタT11,T13は、オフしている。
また、トランジスタT12,T15は、リセット信号RSTがHighレベルでないので、オフしている。各RSフリップフロップ回路101にトランジスタT20が設けられていない場合では、トランジスタT11,T12,T13,T15がオフしているとき、各段のノードAの電圧Va及び各段のノードBの電位Vbは、それぞれ各ノードAとクロックラインLck1、クロックラインLck2との寄生容量、各ノードAとクロックラインLck1、クロックラインLck2との寄生容量によって、クロック信号ck1,ck2の振幅の影響を受け不安定な状態になる。
しかし、各RSフリップフロップ回路101にトランジスタT20が設けられていると、正の電圧Vddにしたがって、各RSフリップフロップ回路101のノードBの電位VbはHighレベルに安定し、それに応じてトランジスタT14によって各RSフリップフロップ回路101のノードAの電圧VaはLowレベルに安定していく。
このため、HighレベルのスタートパルスPstart1が出力される時刻t12の前に、各RSフリップフロップ回路101のノードBの電位VbはHighレベルに安定し、それに応じてトランジスタT14によって各RSフリップフロップ回路101のノードAの電圧VaはLowレベルに安定する。したがって、時刻t12以降、各RSフリップフロップ回路101は正常に動作することができる。
このように、トランジスタT11,T12,T13,T15がオフしていても、正の電圧Vddが立ち上がれば、電位Vbは、電位Vaに影響されることなく立ち上がる。
以上説明したように、本実施形態によれば、RSフリップフロップ回路101は、ノードBと電圧Vddとを高抵抗のトランジスタT20で接続するようにした。
従って、ノードAの電位Vaに対してノードBの電位Vbの反応が鈍くなり、さらに、ノードBの電位VbがHighレベル側で安定するようになる。このため、ノードBの電位Vbをフルスイングさせつつ、電源投入時にクロック信号ck1,ck2に重畳したノイズによる誤動作を防止することができる。
尚、本発明を実施するにあたっては、種々の形態が考えられ、上記実施形態に限られるものではない。
例えば、RSフリップフロップ回路101は、図3に示すような構成のものでなくてもよく、例えば、図5に示すように、トランジスタT21,T22を備えたものであってもよい。このRSフリップフロップ回路101は、図6に示すRSフリップフロップ回路51に、インバータ回路111と、トランジスタT20と、を備えたものでもよい。
また、トランジスタT31及びトランジスタT33を1つのトランジスタにして、Highレベルの出力信号OUT(k)及び出力信号G(k)を出力するようにしてもよく、トランジスタT32及びトランジスタT34を1つのトランジスタにして、Lowレベルの出力信号OUT(k)及び出力信号G(k)を出力するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、電子機器をTFT−LCDとして説明した。しかし、電子機器は、発光素子としての有機EL素子を備えたAM−OLED(Active-Matrix−Organic light-emitting diode)表示装置であってもよい。
この場合、AM−OLEDは、セレクトドライバを備え、このセレクトドライバに、図2に示すシフトレジスタを備える。
そして、セレクトドライバは、シフト回路21_kの出力回路102のトランジスタT31のソースとトランジスタT32のドレインとの接続点の信号を、AM−OLED表示装置の各画素回路の行を選択する選択信号として、各画素回路のトランジスタT1に出力するように構成される。また上述したシフトレジスタは、表示装置のみならず、プリンタヘッドの露光装置等の電子機器にも応用が可能となる。
本発明の本実施形態に係るTFT−LCDの構成を示す図である。 図1に示すゲートドライバを構成するシフトレジスタを示す図である。 図2に示すシフト回路の構成を示す回路図である。 図2に示すシフトレジスタの動作を示すタイミングチャートである。 RSフリップフロップ回路の応用例を示す回路図である。 従来のRSフリップフロップ回路(1)の回路図である。 従来のRSフリップフロップ回路(2)の回路図である。 従来のRSフリップフロップ回路(3)の回路図であり、(a)は、RSフリップフロップ回路(3)を構成するインバータ回路、(b)は、このインバータ回路を備えたRSフリップフロップ回路(3)の各回路を示す。 従来のRSフリップフロップ回路(4)の回路図である。 図9に示すRSフリップフロップ回路を用いたシフトレジスタのシフト回路の構成を示す回路図である。
符号の説明
11・・・画素回路、12・・・ゲートドライバ、13・・・データドライバ、14・・・コントローラ、21_k・・・シフト回路、101・・・RSフリップフロップ回路、102・・・出力回路、111・・・インバータ回路

Claims (6)

  1. 第1のノードと第2のノードとを有し、入力信号が供給されて、前記第1のノードの電位を示す信号と前記第2のノードの電位を示す信号とを出力するフリップフロップ回路において、
    電源投入時に徐々に立ち上がり第1の電位で定常化する第1の電源と、
    前記電源投入時に徐々に立ち下がり前記第1の電位よりも低い第2の電位で定常化する第2の電源と、
    第1の制御端及び第1の電流路を有し、前記第1の電流路の一端が前記第1の電源に接続され、予め設定された電位の入力信号が前記第1の制御端に供給されたときに、前記第1の電源から前記第1の電流路の他端を介して前記第1のノードに、前記第1の電位を印加する第1のトランジスタと、
    第2の制御端及び第2の電流路を有し、前記第2の電流路の一端が前記第2の電源に接続され、予め設定された電位のリセット信号が前記第2の制御端に供給されたときに、前記第2の電源から前記第のノードに、前記第2の電位を印加する第2のトランジスタと、
    第3の制御端及び第3の電流路を有し、前記第3の制御端が前記第1のノードに接続され、前記第3の電流路の一端が前記第2の電源に接続され、前記第1のノードの電位が前記第1の電位になったとき、前記第2のノードの電位を前記第2の電位に設定する第3のトランジスタと、
    第4の制御端及び第4の電流路を有し、前記第4の制御端が前記第2のノードに接続され、前記第4の電流路の一端が前記第2の電源に接続され、前記第4の電流路の他端が前記第1のノードに接続され、前記第2のノードの電位が前記第の電位になったとき、前記第1のノードの電位を前記第2の電位に設定する第4のトランジスタと、
    第7の制御端及び第7の電流路を有し、前記第7の電流路の一端が前記第1の電源に接続され、前記リセット信号が前記第7の制御端に供給されたときに、前記第1の電源から前記第2のノードに前記第1の電位を印加する第7のトランジスタと、
    第8の制御端及び第8の電流路を有し、前記第8の電流路の一端が前記第2の電源に接続され、入力信号が前記第8の制御端に供給されたときに、前記第2の電源から前記第8の電流路の他端を介して前記第2のノードに、前記第2の電位を印加する第8のトランジスタと、
    第9の制御端及び第9の電流路を有し、前記第9の制御端が前記第1のノードに接続され、前記第9の電流路の一端が前記第2の電源に接続され、前記第9の電流路の他端が抵抗を介して前記第1の電源に接続された第9のトランジスタと、
    第10の制御端及び第10の電流路を有し、前記第10の制御端が前記抵抗を介して前記第1の電源に接続され、前記第10の電流路の一端が前記第1の電源に接続され、前記第10の電流路の他端が前記第3のトランジスタの前記電流路の他端に接続された第10のトランジスタと、
    第11の制御端及び第11の電流路を有し、前記第11の制御端及び前記第11の電流路の一端が前記第1の電源に接続され、前記電流路の他端が前記第2のノードに接続され、前記第1の電源から前記第2のノードに、前記第1の電位を印加する電圧印加抵抗としての第11のトランジスタと、を備えた、
    ことを特徴とするフリップフロップ回路。
  2. 前記第11のトランジスタは、前記第2のノードが前記第2の電位になったときに、前記第2の電位が保持される程度に高い抵抗値を有する
    とを特徴とする請求項1に記載のフリップフロップ回路。
  3. 前記第11のトランジスタは、アモルファスシリコン薄膜トランジスタによって構成されたものである、
    ことを特徴とする請求項2に記載のフリップフロップ回路。
  4. 複数のシフト部が接続されて、入力信号をクロック信号に同期させて順次シフトするシフトレジスタにおいて、
    前記各シフト部は、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載のフリップフロップ回路と、
    出力回路と、を備え、
    前記出力回路は、
    第5の制御端及び第5の電流路を有し、前記第5の制御端に前記フリップフロップ回路が出力した前記第1のノードの電位を示す信号が供給され、前記第1のノードの電位が前記第1の電位になったときに、前記第5の電流路の一端に供給されたクロック信号を前記第5の電流路の他端から出力する第5のトランジスタと、
    第6の制御端及び第6の電流路を有し、前記第6の電流路の一端が前記第5トランジスタの前記電流路の他端に接続され、前記第6の制御端に前記フリップフロップ回路が出力した前記第2のノードの電位を示す信号が供給され、前記第2のノードの電位がオンレベルになったとき、前記第6の電流路の一端の電位を前記第2の電位にする第6のトランジスタと、を備え、
    前記第5のトランジスタの前記電流路の他端と前記第6のトランジスタの前記電流路の一端との接続点の信号を、入力信号として次のシフト部に供給し、リセット信号として、前段のシフト部に供給する、
    ことを特徴とするシフトレジスタ。
  5. 行列配置されて、それぞれ、液晶素子を駆動する薄膜トランジスタを備える複数の画素回路と、
    請求項4に記載のシフトレジスタによって構成され、前記各シフト部の前記第5のトランジスタの前記電流路の他端と前記第6のトランジスタの前記電流路の一端との接続点の信号を、前記各画素回路の行を選択するゲート信号として、前記各画素回路の前記薄膜トランジスタに出力するゲートドライバと、を備えた、
    ことを特徴とする電子機器。
  6. 行列配置されて、それぞれ、発光素子を駆動する薄膜トランジスタを備える複数の画素回路と、
    請求項4に記載のシフトレジスタによって構成され、前記各シフト部の前記第5のトランジスタの前記電流路の他端と前記第6のトランジスタの前記電流路の一端との接続点の信号を、前記各画素回路の行を選択する選択信号として、前記各画素回路の前記薄膜トランジスタに出力するセレクトドライバと、を備えた、
    ことを特徴とする電子機器。
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