JP5412011B1 - ホイールローダ - Google Patents

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Abstract

制御部(19)は、アクセル開度が予め設定された第1開度未満であり、且つ、前後進切換レバー(84)によって切換操作された場合において、第1制御と第2制御とを選択的に実行する。制御部(19)は、第1制御を実行すると、切換操作の前後において油圧モータ(15)の容量を維持するようモータ容量制御部(16)を制御する。制御部(19)は、第2制御を実行すると、油圧モータ(15)の容量が速度段毎に予め設定された最小値となるようモータ容量制御部(16)を制御する。また、制御部(19)は、作動油の温度が予め設定された第1温度以下である場合に第1制御を実行し、作動油の温度が第1温度より高い場合に第2制御を実行する。

Description

本発明は、ホイールローダに関するものである。
いわゆるHST(ハイドロ・スタティック・トランスミッション)回路を備えるホイールローダでは、エンジンによって油圧ポンプが駆動され、油圧ポンプから吐出された作動油が油圧モータに供給される。そして、油圧モータによって走行輪が駆動されることにより、車両が走行する。
従来、上記のようなホイールローダとして、特許文献1に示されるように、油圧モータの容量を電子制御するホイールローダが知られている。このホイールローダは、油圧モータ、シリンダ、制御弁を備える。シリンダは、シリンダ本体と、シリンダ本体に対して伸縮するピストンロッドとを有し、このピストンロッドが移動することにより、油圧モータの斜軸の角度、すなわち傾転角が変更される。また、ピストンロッドは制御弁に接続されている。制御弁は、制御部によって電子制御される電磁制御弁である。従って、このホイールローダでは、制御弁を電子制御してシリンダを制御することによって、油圧モータの容量を任意に変えることができる。
特開2004−144254号公報
上記のように、油圧モータの容量が電子制御される場合、制御部は、所定の指令信号を制御弁に出力する。この指令信号は、フィードバック制御により設定される。具体的には、油圧モータを駆動する実際の駆動油圧が検出され、この実際の駆動油圧が、所定の目標駆動油圧に近づくように指令信号が設定される。ここで、作動油の温度が低温である場合、作動油の粘度が大きいため、油圧回路における作動油の抵抗が大きくなる。このため、制御弁への指令信号の変化に対して、油圧モータに応答遅れが発生する。この結果、実際の駆動油圧が目標駆動油圧よりも大きくなったり小さくなったりする現象が繰り返され、これに伴いエンジン回転数が安定せずに増減を繰り返してハンチングが生じる恐れがある。
本発明の課題は、ハンチングの発生を抑制することにある。
(1)本発明のある側面に係るホイールローダは、エンジンと、油圧ポンプと、油圧モータと、モータ容量制御部と、走行輪と、油温検知部と、アクセル開度検知部と、前後進切換操作部材と、操作検知部と、制御部とを備える。油圧ポンプは、エンジンによって駆動される。油圧モータは、油圧ポンプから吐出された作動油によって駆動される可変容量型の油圧モータである。モータ容量制御部は、油圧モータの容量を制御する。走行輪は、油圧モータによって駆動される。油温検知部は、作動油の温度を検知する。アクセル開度検知部は、アクセル開度を検知する。前後進切換操作部材は、車両の走行状態を前進状態、後進状態、及び中立状態のいずれかに切り換える指示を出すために切換操作される。操作検知部は、前後進切換操作部材による切換指示を検知する。制御部は、アクセル開度が予め設定された第1開度未満であり、且つ、前後進切換操作部材によって切換操作された場合において、第1制御と第2制御とを選択的に実行する。制御部は、第1制御を実行すると、切換操作の前後において油圧モータの容量を維持するようモータ容量制御部を制御する。制御部は、第2制御を実行すると、油圧モータの容量が速度段毎に予め設定された最小値となるようモータ容量制御部を制御する。また、制御部は、作動油の温度が予め設定された第1温度以下である場合に第1制御を実行し、作動油の温度が第1温度より高い場合に第2制御を実行する。
この構成によれば、まず、切換操作がされ且つアクセル開度が第1開度未満であると、制御部は第1制御又は第2制御を実行するため、ホイールローダの急減速を防ぐことができる。具体的には、制御部が第1制御を実行すると、切換操作の前後において油圧モータの容量が維持されるため、切換操作によるホイールローダの急減速を防ぐことができる。また、制御部が第2制御を実行すると、油圧モータの容量が最小値となるため、切換操作によるホイールローダの急減速を防ぐことができる。
ここで、作動油の温度が予め設定された第1温度以下である場合、すなわち、作動油の温度が低温であって油圧モータに応答遅れが発生しやすいような場合において、制御部は第1制御を実行する。制御部が第1制御を実行すると、前後進切換操作部材による切換操作の前後において油圧モータの容量が維持される。この結果、第1制御が解除された後の油圧モータの容量は、第1制御が実行されている際の油圧モータの容量と比較して急激に大きくなることがなく、ひいてはハンチングの発生を抑制することができる。また、作動油の温度が予め設定された第1温度より高い場合は、油圧モータに応答遅れが発生しにくいため、制御部が第2制御を実行してもハンチングの発生は生じにくい。
(2)好ましくは、制御部は、油圧モータの容量の最小値を変更することによって、車両の最高速度を複数段階に変更する最高速度可変制御を実行可能である。この構成によれば、オペレータは、容易に所望の速度で走行することができる。
(3)好ましくは、制御部は、最高速度可変制御において、最高速度が最も早い最高速度段が選択されている場合において、第1制御を行う。最高速度段が選択されると油圧モータの容量の最小値が最も小さくなるため、ハンチングが発生しやすい。このハンチングが発生しやすい場合に制御部が第1制御を実行することで、ハンチングを効率的に抑制することができる。なお、最高速度段が選択されている場合であっても、作動油の温度が第1温度よりも高い場合は、ハンチングが発生しにくいため、制御部は第2制御を実行することが好ましい。
(4)好ましくは、ホイールローダは、車速を検知する車速検知部をさらに備える。この構成によれば、車速によって制御部が種々の制御を実行することができる。
(5)好ましくは、制御部は、車速が0km/hになると、第1制御又は第2制御の実行を解除する。この構成によれば、制御部は、より適切なタイミングで第1制御又は第2制御の実行を解除することができる。
(6)好ましくは、ホイールローダは、油圧モータを駆動する作動油の圧力である駆動油圧を検知する圧力検知部をさらに備える。そして、制御部は、前後進切換操作部材によって切換操作されていない場合、駆動油圧が所定の目標駆動油圧に近づくようにモータ容量制御部を制御する第3制御を実行する。この構成によれば、切換操作がされていない場合は、ホイールローダが急減速することがないため、制御部は、第3制御を実行する。
(7)好ましくは、制御部は、第3制御において、油圧モータの容量が車速に基づき予め設定された下限値以上となるように、モータ容量制御部を制御する。車速が低速であるときに油圧モータの容量が小さいと、ハンチングが発生しやすくなることがある。これに対して、油圧モータの容量が車速に基づき予め設定された下限値以上となるように、制御部がモータ容量制御部を制御することによって、ハンチングの発生を抑制することができる。
(8)好ましくは、第1温度は10度である。作動油の温度が10度以下になると油圧モータの応答遅れが発生しやすくなるため、第1温度を10度とすることで、より適切にハンチングを抑制することができる。
(9)好ましくは、第1開度は50%である。アクセル開度が50%未満となると、オペレータが急減速を望まないと制御部は判断して、上述した第1制御又は第2制御を実行することができる。
本発明によれば、ハンチングの発生を抑制することができる。
ホイールローダの側面図。 油圧駆動機構の構成を示す図。 モータ容量−駆動油圧特性の一例を示す図。 トラクション制御によるモータ容量−駆動油圧特性の一例を示す図。 トラクション制御及び最高速度可変制御による車速−牽引力特性を示す図。 最高速度可変制御によるモータ容量−駆動油圧特性の一例を示す図。 制御部による制御方法の一例を示すフローチャート。 制御部の負荷制御に関する機能ブロック図。 PID制御での補正量を示す表。 変形例1に係る車速−モータ容量の下限値特性の一例を示す図。 変形例1に係る制御方法を示すフローチャート。
以下、本発明に係るホイールローダの実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、ホイールローダ1の側面図である。
<全体構成>
図1に示すように、ホイールローダ1は、タイヤ4a,4bにより自走可能であると共に作業機3を用いて所望の作業を行うことができる。このホイールローダ1は、車体フレーム2、作業機3、タイヤ4a,4b、運転室5を備えている。
車体フレーム2は、前側に配置されるフロントフレーム2aと、後側に配置されるリアフレーム2bとを有しており、フロントフレーム2aとリアフレーム2bとは車体フレーム2の中央部において左右方向に揺動可能に連結されている。
フロントフレーム2aには作業機3および一対のフロントタイヤ4aが取り付けられている。作業機3は、第2油圧ポンプ14(図2参照)からの作動油によって駆動される装置であり、フロントフレーム2aの前部に装着されたリフトアーム3aと、リフトアーム3aの先端に取り付けられたバケット3bと、リフトアーム3aを駆動するリフトシリンダ(図示せず)と、バケット3bを駆動するチルトシリンダ3cとを有する。一対のフロントタイヤ4aは、フロントフレーム2aの側面に設けられている。
リアフレーム2bには、運転室5や一対のリアタイヤ4bなどが設けられている。運転室5は、リアフレーム2bの上部に載置されており、ハンドル、アクセルペダル等の操作部、速度等の各種の情報を表示する表示部、座席等が内装されている。一対のリアタイヤ4bは、リアフレーム2bの側面に設けられている。
また、車体フレーム2には、走行輪としてのタイヤ4a,4bや、作業機3を駆動するための油圧駆動機構が搭載されている。以下、油圧駆動機構の構成について図2に基づいて説明する。図2は、油圧駆動機構の構成を示す油圧回路図である。
<油圧駆動機構>
図2に示すように、油圧駆動機構は、主として、エンジン10、走行用の第1油圧ポンプ11、ポンプ容量制御部30、チャージポンプ13、作業機用の第2油圧ポンプ14、走行用の油圧モータ15、モータ容量制御部16、インチング操作部17、前後進切換操作部18、制御部19などを有している。この油圧駆動機構では、第1油圧ポンプ11と油圧モータ15とによって閉回路のHST回路が構成されている。
エンジン10は、ディーゼル式のエンジンであり、エンジン10で発生した出力トルクが、第1油圧ポンプ11、チャージポンプ13、第2油圧ポンプ14等に伝達される。エンジン10には、エンジン10の出力トルクと回転数とを制御する燃料噴射装置21が付設されている。燃料噴射装置21は、アクセルペダル22の操作量、すなわちアクセルペダル22の開度(以下、「アクセル開度」と呼ぶ)に応じてエンジン10の回転数指令値を調整し、燃料の噴射量を調整する。アクセルペダル22は、エンジン10の目標回転数を指示する手段であり、アクセル開度検知部23が設けられている。アクセル開度検知部23は、ポテンショメータなどで構成されており、アクセル開度を検知する。
アクセル開度検知部23は、アクセル開度を示す開度信号を制御部19へと送り、制御部19から燃料噴射装置21に指令信号が出力される。このため、オペレータはアクセルペダル22の操作量を調整することによってエンジン10の回転数を制御することができる。また、エンジン10には、エンジン10の実回転数を検知する回転センサからなるエンジン回転数検知部25が設けられている。エンジン回転数検知部25からエンジン回転数を示す検知信号が制御部19に入力される。
第1油圧ポンプ11は、斜板の傾転角を変更することにより容量を変更することができる可変容量型の油圧ポンプであり、エンジン10によって駆動される。第1油圧ポンプ11から吐出された作動油は、走行回路26,27を通って油圧モータ15へ送られる。走行回路26は、車両を前進させる方向に油圧モータ15を駆動させるように油圧モータ15に作動油を供給する流路(以下「前進走行回路26」と呼ぶ)である。走行回路27は、車両を後進させる方向に油圧モータ15を駆動させるように油圧モータ15に作動油を供給する流路(以下「後進走行回路27」と呼ぶ)である。
ポンプ容量制御部30は、第1油圧ポンプ11の斜板の傾転角を変更することにより、第1油圧ポンプ11の容量を制御する。ポンプ容量制御部30は、ポンプ容量制御シリンダ31、電磁方向制御弁32、カットオフ弁33などを有する。
ポンプ容量制御シリンダ31は、供給される作動油の圧力に応じて、ピストン34を移動させる。ポンプ容量制御シリンダ31は、第1油室31aと第2油室31bとを有しており、第1油室31a内の油圧と第2油室31b内の油圧とのバランスによってピストン34の位置が変更される。ピストン34は、第1油圧ポンプ11の斜板に連結されており、ピストン34が移動することにより、斜板の傾転角が変更される。
電磁方向制御弁32は、制御部19からの指令信号に基づいてポンプ容量制御シリンダ31を制御する電磁制御弁である。電磁方向制御弁32は、制御部19からの指令信号に基づいてポンプ容量制御シリンダ31への作動油の供給方向を制御することができる。従って、制御部19は、電磁方向制御弁32を電気的に制御することにより、第1油圧ポンプ11の作動油の吐出方向を変更することができる。電磁方向制御弁32は、前進状態Fと後進状態Rと中立状態Nとに切り替わる。
電磁方向制御弁32は、前進状態Fでは、後述する第1パイロット回路36と主パイロット回路35とを連通させると共に、第2パイロット回路37とドレン回路39とを接続する。ドレン回路39はタンク40に接続されている。第1パイロット回路36はポンプ容量制御シリンダ31の第1油室31aに接続されている。第2パイロット回路37はポンプ容量制御シリンダ31の第2油室31bに接続されている。このため、電磁方向制御弁32が前進状態Fである場合、作動油が主パイロット回路35、第1パイロット回路36を介して第1油室31aに供給されると共に、第2油室31bから作動油が排出される。これにより、第1油圧ポンプ11の傾転角は、前進走行回路26への容量が増大する方向に変更される。
また、電磁方向制御弁32は、後進状態Rでは、第2パイロット回路37と主パイロット回路35とを連通させると共に、第1パイロット回路36とドレン回路39とを接続する。このため、電磁方向制御弁32が後進状態Rである場合、作動油が主パイロット回路35、第2パイロット回路37を介して第2油室31bに供給される。これにより、第1油圧ポンプ11の傾転角は、後進走行回路27への容量が増大する方向に変更される。なお、電磁方向制御弁32が中立状態Nである場合には、第1パイロット回路36と第2パイロット回路37とが共に、ドレン回路39に接続される。
チャージポンプ13は、エンジン10によって駆動され、作動油を吐出する固定容量ポンプである。チャージポンプ13から吐出された作動油は、チャージ回路42、エンジンセンシング弁43および主パイロット回路35を介して、電磁方向制御弁32に供給される。チャージポンプ13は、電磁方向制御弁32に対してポンプ容量制御シリンダ31を作動させるための作動油を供給する。エンジンセンシング弁43は、チャージポンプ13からの油圧をエンジン回転数に応じた油圧に変換する。従って、エンジンセンシング弁43は、エンジン回転数に応じて主パイロット回路35の圧力を変化させる。具体的には、エンジンセンシング弁43は、エンジン回転数が増大すると、主パイロット回路35の圧力を増大させる。エンジンセンシング弁43によって主パイロット回路35の圧力が変化することによって、上述した第1油圧ポンプ11の容量が増減する。
カットオフ弁33は、主パイロット回路35に接続されている。カットオフ弁33の第1パイロットポート33aは、チェック弁45を介して前進走行回路26と接続されており、チェック弁46を介して後進走行回路27と接続されている。カットオフ弁33の第2パイロットポート33bは、後述するカットオフパイロット回路48およびカットオフ圧制御弁51を介してチャージ回路42に接続されている。
カットオフ弁33は、走行回路26,27の油圧(以下「駆動油圧」と呼ぶ)に応じて、閉鎖状態と開放状態とに切り替えられる。これにより、カットオフ弁33は、駆動油圧を設定されたカットオフ圧力値を越えないように制限する。具体的には、カットオフ弁33は、駆動油圧が、設定されたカットオフ圧力値以上になった場合に、主パイロット回路35とドレン回路39とを接続して、主パイロット回路35の油圧(以下、「主パイロット回路圧」と呼ぶ)を減圧する。主パイロット回路圧が減圧されると、電磁方向制御弁32を介してポンプ容量制御シリンダ31に供給されるパイロット圧が減圧される。その結果、第1油圧ポンプ11の容量が低減され、駆動油圧が低減される。これにより、ポンプ容量制御部30は、駆動油圧が所定のカットオフ圧力値を超えないように第1油圧ポンプ11の容量を制御する。また、カットオフ弁33は、第2パイロットポート33bに供給されるパイロット圧に応じてカットオフ圧を変更することができる。
カットオフ圧制御弁51は、制御部19からの指令信号により電気的に制御される電磁制御弁であり、励磁状態と非励磁状態との2段階に切り換えられる。カットオフ圧制御弁51は、励磁状態では、カットオフパイロット回路48とドレン回路39とを接続する。これにより、カットオフ弁33の第2パイロットポート33bから作動油が排出され、カットオフ弁33のカットオフ圧が所定の低圧値に設定される。カットオフ圧制御弁51は、非励磁状態では、チャージ回路42とカットオフパイロット回路48とを接続する。これにより、カットオフ弁33の第2パイロットポート33bに作動油が供給され、カットオフ弁33のカットオフ圧が所定の高圧値に設定される。このように、カットオフ圧制御弁51は、制御部19から入力される指令信号に応じてカットオフ弁33の第2パイロットポート33bに供給されるパイロット圧を制御することができる。
なお、チャージ回路42は第1リリーフ弁52を介してドレン回路39に接続されている。第1リリーフ弁52は、チャージ回路42の油圧が所定のリリーフ圧を越えないように制限する。また、チャージ回路42は、第2リリーフ弁53及びチェック弁54,55を介して走行回路26,27と接続されている。第2リリーフ弁53は、駆動油圧が所定のリリーフ圧に達した場合にチャージ回路42と走行回路26,27とを接続する。これにより、走行回路26,27が所定のリリーフ圧を超えないように制限される。
第2油圧ポンプ14は、エンジン10によって駆動される。第2油圧ポンプ14から吐出された作動油は、作業機回路49を介してチルトシリンダ3c等(図1参照)に送られ、チルトシリンダ3c等を駆動する。
油圧モータ15は、斜軸の傾転角を変更することにより容量を変更することができる可変容量型の油圧モータ15である。油圧モータ15は、第1油圧ポンプ11から吐出され走行回路26,27を介して供給される作動油によって駆動される。これにより、油圧モータ15は、走行のための駆動力を生じさせる。油圧モータ15は、前進走行回路26を介して作動油を供給されることにより、車両を前進させる方向に駆動される。油圧モータ15は、後進走行回路27を介して作動油を供給されることにより、車両を後進させる方向に駆動される。また、油圧モータ15は、後述するドレン回路41に接続されており、油圧モータ15から排出される作動油の温度を検知する温度センサからなる油温検知部90が設けられている。すなわち、油温検知部90は、油圧モータ15に供給される作動油の温度を検知する。油温検知部90は、検知した作動油の温度を示す温度信号を制御部19に出力する。なお、油温検知部90は、油圧モータ15に供給される作動油の温度が検知できればよく、その設置位置は特に限定されない。
油圧モータ15の駆動力は、トランスファ56を介して、出力軸57に伝達される。これにより、タイヤ4a,4bが回転して車両が走行する。また、出力軸57には、出力軸57の回転数および回転方向を検知する回転センサからなる出力回転数検知部58が設けられている。出力回転数検知部58が検知した情報は、検知信号として制御部19に送られる。制御部19は、出力回転数検知部58が検知した出力軸57の回転数に基づいて、車両が前進しているのか、後進しているのか、または停止しているかを判定することができる。従って、出力回転数検知部58は、車両が前進しているのか又は後進しているのかを検知する前後進検知部として機能する。
また、出力軸57には、車速検知部59が設けられている。車速検知部59は、ホイールローダ1の車速を検知する。車速検知部59は、例えば出力軸57の回転速度などに基づいてホイールローダ1の車速を検知する。車速検知部59は、検知した車速を示す車速信号を制御部19に出力する。なお、車速検知部59は省略することもできる。例えば、出力回転数検知部58が検知した出力軸の回転数に基づいて、制御部19がホイールローダ1の車速を算出してもよい。
モータ容量制御部16は、油圧モータ15の斜軸の傾転角を制御することにより、油圧モータ15の容量(以下、「モータ容量」と呼ぶ)を制御する。モータ容量制御部16は、モータ容量制御シリンダ61、モータ容量制御弁62、パイロット圧制御弁63、前後進切換弁64などを有する。
モータ容量制御シリンダ61は、供給される作動油の圧力に応じてピストン65を移動させる。モータ容量制御シリンダ61は、第1油室61aと第2油室61bとを有しており、第1油室61a内の油圧と第2油室61b内の油圧とのバランスによってピストン65の位置が変更される。ピストン65は、油圧モータ15の斜軸に連結されており、ピストン65が移動することにより、斜軸の傾転角が変更される。
モータ容量制御弁62は、供給されるパイロット圧に基づいてモータ容量制御シリンダ61を制御する。モータ容量制御弁62は、パイロットポート62aに供給されるパイロット圧に基づいて第1状態と第2状態との間で切り換えられる。モータ容量制御弁62は、第1状態では、第1モータシリンダ回路66と第2モータシリンダ回路67とを接続する。第1モータシリンダ回路66は前後進切換弁64とモータ容量制御シリンダ61の第1油室61aとを接続する回路である。第2モータシリンダ回路67はモータ容量制御弁62とモータ容量制御シリンダ61の第2油室61bとを接続する回路である。
モータ容量制御弁62が第1状態である場合、モータ容量制御シリンダ61の第2油室61bにも作動油が供給される。第1油圧室61a内の油圧と第2油圧室61b内の油圧とは同じになるが、ピストン65に作用する押圧力は、ピストンロッドの断面積の分だけ第2油圧室61bの方が大きくなる。これにより、モータ容量が低下するように、モータ容量制御シリンダ61のピストン65が移動する。モータ容量制御弁62が第2状態である場合、モータ容量制御弁62は、第2モータシリンダ回路67とドレン回路41とを接続する。ドレン回路41はチェック弁44を介してタンク40に接続されている。このため、モータ容量制御シリンダ61の第2油室61bから作動油が排出される。これにより、モータ容量が増大するように、モータ容量制御シリンダ61のピストン65が移動する。以上のように、モータ容量制御弁62は、パイロットポート62aに供給されるパイロット圧に基づいてモータ容量制御シリンダ61への作動油の供給方向及び供給流量を制御する。これにより、モータ容量制御弁62は、パイロット圧に基づいてモータ容量を制御することができる。
パイロット圧制御弁63は、モータ容量制御弁62のパイロットポート62aへの作動油の供給と排出とを制御する。パイロット圧制御弁63は、チャージ回路42の作動油をパイロットポート62aに供給する。また、パイロット圧制御弁63は、パイロットポート62aからタンク40へ作動油を排出する。パイロット圧制御弁63は、制御部19からの指令信号に応じて、モータ容量制御弁62のパイロットポート62aに供給する油圧を任意に制御することができる。従って、制御部19は、パイロット圧制御弁63を電気的に制御することにより、油圧モータ15の作動油の容量を任意に制御することができる。なお、低圧切換弁69は、走行回路26,27のうち低圧側の走行回路をリリーフ弁94を介してタンク40に接続する。
前後進切換弁64は、走行回路26,27のうち高圧側の走行回路の作動油をモータ容量制御シリンダ61に供給する。具体的には、電磁方向制御弁32が前進状態Fである場合、第1パイロット回路36に接続された前進パイロット回路71を介して前後進切換弁64の前進パイロットポート64aに作動油が供給される。これにより、前後進切換弁64は前進状態Fとなる。前後進切換弁64は、前進状態Fにおいて、前進走行回路26と第1モータシリンダ回路66とを接続すると共に、前進パイロット回路71と油圧検知回路73とを接続する。これにより、前進走行回路26の作動油がモータ容量制御シリンダ61に供給される。また、油圧検知回路73は油圧センサからなるパイロット回路油圧検知部74に接続されている。従って、パイロット回路油圧検知部74によって前進パイロット回路71の油圧が検知される。
また、電磁方向制御弁32が後進状態Rである場合、第2パイロット回路37に接続された後進パイロット回路72を介して前後進切換弁64の後進パイロットポート64bに作動油が供給される。これにより、前後進切換弁64は後進状態Rとなる。前後進切換弁64は、後進状態Rにおいて、後進走行回路27と第1モータシリンダ回路66とを接続すると共に後進パイロット回路72と油圧検知回路73とを接続する。これにより、後進走行回路27の作動油がモータ容量制御シリンダ61に供給される。また、後進パイロット回路72の油圧がパイロット回路油圧検知部74によって検知される。パイロット回路油圧検知部74は、前進パイロット回路71の油圧又は後進パイロット回路72の油圧、すなわち主パイロット回路圧を検知して、検知信号として制御部19に送る。
なお、第1モータシリンダ回路66の油圧、すなわち、油圧モータ15を駆動する高圧側の走行回路の駆動油圧は、駆動油圧検知部76によって検知される。駆動油圧検知部76は、検知した駆動油圧を検知信号として制御部19に送る。
インチング操作部17は、インチングペダル81とインチング弁82とを有する。インチングペダル81は、運転室5内に設けられており、オペレータによって操作される。インチング弁82は、インチングペダル81が操作されと、主パイロット回路35とドレン回路39とを接続する。これにより、インチング弁82は、インチングペダル81の操作量に応じて主パイロット回路圧を低下させる。インチング操作部17は、例えば、エンジン10の回転数を上昇させたいが走行速度の上昇は抑えたいときなどにおいて使用される。すなわち、アクセルペダル22の踏み込みによってエンジン10の回転数を上昇させると、主パイロット回路圧も上昇する。このとき、インチングペダル81を操作してインチング弁82を開放することにより、主パイロット回路圧の上昇を制御することができる。これにより、第1油圧ポンプ11の容量の増大を抑え、油圧モータ15の回転速度の上昇を抑えることができる。
また、インチング弁82には、ブレーキ弁83がバネを介して連結されている。ブレーキ弁83は、油圧ブレーキ装置86への作動油の供給を制御する。インチングペダル81は油圧ブレーキ装置86の操作部材を兼ねている。インチングペダル81の操作量が所定量に達するまではインチング弁82のみが操作される。そして、インチングペダル81の操作量が所定量に達すると、ブレーキ弁83の操作が開始され、これにより油圧ブレーキ装置86において制動力が発生する。インチングペダル81の操作量が所定量以上では、インチングペダル81の操作量に応じて油圧ブレーキ装置86の制動力が制御される。
前後進切換操作部18は、前後進切換操作部材としての前後進切換レバー84と、操作検知部としてのレバー操作検知部85とを有する。前後進切換レバー84は、運転室5内に設けられており、車両の走行状態の切換を指示するためにオペレータによって操作される。なお、この前後進切換レバー84の切換操作によって、前進状態、後進状態、及び中立状態のいずれかの状態に車両の走行状態が切り換えられる。より具体的には、前後進切換レバー84は、前進位置、後進位置、中立位置に切り換えられる。レバー操作検知部85は、前後進切換操作レバー84による切換指示を検知する。より具体的には、レバー操作検知部85は、前後進切換レバー84が前進位置、後進位置、中立位置のいずれに位置しているのかを検知する。また、レバー操作検知部85は、検知結果を切換指示信号として制御部19に送る。
運転室5内には、トラクション制御操作部87と、最高速度可変制御操作部88とが設けられている。トラクション制御操作部87は、例えばダイヤル式のトラクション選択部材89と、トラクション選択部材89による選択位置を検知する第1位置検知部91とを有する。第1位置検知部91は、検知した選択位置を検知信号として制御部19に送る。トラクション選択部材89は、後述するトラクション制御による最大牽引力を設定するために操作される。最高速度可変制御操作部88は、例えばダイヤル式の速度段選択部材92と、第2位置検知部93とを有する。速度段選択部材92は、後述する最高速度可変制御による最高速度を設定するために操作される。第2位置検知部93は、速度段選択部材92による選択位置を検知する。第2位置検知部93は、検知した選択位置を速度段信号として制御部19へ送る。
制御部19は、CPUや各種のメモリなどを有する電子制御部であって、各検知部からの出力信号に基づいて各種の電磁制御弁や燃料噴射装置21を電気的に制御する。これにより、制御部19は、エンジン回転数およびモータ容量などを制御する。例えば、制御部19は、エンジン回転数検知部25および駆動油圧検知部76からの検知信号を処理して、モータ容量の指令信号をパイロット圧制御弁63に出力する。
ここでは、制御部19は、後述する負荷制御により、図3に示されるようなモータ容量−駆動油圧特性が得られるように、エンジン回転数と駆動油圧の値とから指令信号を設定してパイロット圧制御弁63に出力する。図3において実線L21は、エンジン回転数がある値の状態における、駆動油圧に対するモータ容量を示すラインである。駆動油圧がある一定の値以下の場合まではモータ容量は最小(Min)であり、その後、駆動油圧の上昇に伴ってモータ容量も次第に大きくなる(実線の傾斜部分L22)。モータ容量が最大(Max)となった後は、油圧が上昇してもモータ容量は最大容量Maxを維持する。上記実線の傾斜部分L22は、エンジン回転数に応じて上下するように設定されている。すなわち、エンジン回転数が低ければ、駆動油圧がより低い状態からモータ容量が大きくなり、駆動油圧がより低い状態で最大容量に達するように制御される(図3における下側の破線の傾斜部分L23参照)。反対にエンジン回転数が高ければ、駆動油圧がより高くなるまで最小容量Minを維持し、駆動油圧がより高い状態で最大容量Maxに達するように制御される(図3における上側の破線の傾斜部分L24参照)。これにより、このホイールローダ1では、牽引力と車速とが無段階に変化して、車速ゼロから最高速度まで変速操作なく自動的に変速することができる(図5のラインL1参照)。
例えば、前後進切換レバー84によって前進が選択されると、チャージポンプ13から吐出された作動油は、チャージ回路42、エンジンセンシング弁43、主パイロット回路35および電磁方向制御弁32を介して第1パイロット回路36に供給される。第1パイロット回路36からの作動油によって、ポンプ容量制御シリンダ31のピストン34が、図2の左方向に移動して第1油圧ポンプ11の斜板角を変更する。このとき、第1油圧ポンプ11の斜板の傾転角は、前進走行回路26への容量が増大する方向に変更される。また、この状態では、第2パイロット回路37は電磁方向制御弁32によってドレン回路39と接続されている。
第1パイロット回路36の作動油は、前進パイロット回路71を介して、前後進切換弁64の前進パイロットポート64aに供給される。これにより、前後進切換弁64は前進状態Fとなる。この状態では、前進走行回路26と第1モータシリンダ回路66とが接続され、前進走行回路26の作動油がモータ容量制御シリンダ61に供給される。また、前進走行回路26の油圧が駆動油圧検知部76によって検知され、検知信号として制御部19に送られる。また、前後進切換弁64が前進状態Fでは、前進パイロット回路71と油圧検知回路73とが接続され、前進パイロット回路71の油圧がパイロット回路油圧検知部74によって検知される。パイロット回路油圧検知部74は、検知した前進パイロット回路71の油圧を検知信号として制御部19に送る。
上述したように、制御部19は、エンジン回転数と、駆動油圧すなわち前進走行回路26の油圧とに基づいて、指令信号の電流値を算出する(図7参照)。そして、制御部19は、算出した電流値を有する指令信号をパイロット圧制御弁63に送る。パイロット圧制御弁63は、制御部19からの指令信号に基づいて、モータ容量制御弁62のパイロットポート62aに供給する作動油の圧力を制御する。これにより、モータ容量制御弁62が制御され、モータ容量制御シリンダ61のピストン65の位置が調整される。その結果、実際のモータ容量が、指令信号に対応する指令容量となるように斜軸の傾転角が調整される。
また、制御部19は、トラクション選択部材89が操作されることにより、トラクション制御を実行する。トラクション制御は、油圧モータ15の最大容量を変更することによって車両の最大牽引力を複数段階に変化させる制御である。制御部19は、トラクション選択部材89の操作に応じて、油圧モータ15の最大容量を複数段階に低下させる。具体的には、図4に示すように、最大容量をMaxからMa,Mb,Mcのいずれかに変更するように、パイロット圧制御弁63に指令信号を出力する。最大容量がMaに変更されると、車速−牽引力特性は図5のラインLaのように変化する。このように、トラクション制御が行われていない状態の車速−牽引力特性を示すラインL1と比べて最大牽引力が低下する。最大容量がMbに変更されると、車速−牽引力特性はラインLbのように変化して、最大牽引力がさらに低下する。また、最大容量がMcに変更されると、車速−牽引力特性はラインLcのように変化して、さらに最大牽引力が低下する。
また、制御部19は、速度段選択部材92が操作されることにより、最高速度可変制御を実行する。最高速度可変制御は、油圧モータ15の最小容量を変更することによって車両の最高速度を複数段階に変更する制御である。制御部19は、速度段選択部材92の操作に応じて、油圧モータ15の最小容量を複数段階に増大させる。例えば、速度段選択部材92が、第1速から第4速までの4段階に選択可能である場合、図6に示すように、最小容量がM1からM4までの4段階に変更される。M1は第1速が選択された場合に設定される最小容量である。最小容量がM1に設定されると、車速−牽引力特性は、図5のラインLv1のようになる。M2は第2速が選択された場合に設定される最小容量である。最小容量がM2に設定されると、車速−牽引力特性は、図5のラインLv2のように変化する。M3は第3速が選択された場合に設定される最小容量である。最小容量がM3に設定されると、車速−牽引力特性は、図5のラインLv3のように変化する。M4は第4速が選択された場合に設定される最小容量である。最小容量がM4に設定されると、車速−牽引力特性は、図5のラインLv4のように変化する。このように、最高速度は、第1速から第4速の順に増大する。
<制御部の制御方法>
次に、制御部19によるモータ容量の制御方法について、図7を参照しつつ説明する。図7は、制御部19によるモータ容量の制御方法を説明するためのフローチャートである。図7に示すように、制御部19は、速度段信号を取得する(ステップS1)。具体的には、制御部19は、速度段選択部材92による選択位置に関する情報を速度段信号として第2位置検知部93から取得する。
次に制御部19は、取得した速度段信号に基づき、選択されている速度段が最高速度段であるか否か判定する(ステップS2)。なお、本実施形態における制御部19は、ステップS2の処理において、選択されている速度段が第4速か否かを判定する。
制御部19は、選択されている速度段が最高速度段ではないと判定すると(ステップS2のNo)、負荷制御(第3制御の一例)を実行する(ステップS3)。負荷制御とは、駆動油圧検知部76によって検知される駆動油圧が所定の目標駆動油圧に近づくようにモータ容量制御部16を制御するフィードバック制御である。以下、負荷制御の詳細について説明する。
制御部19は、図8に示すように、目標駆動油圧算出部77と、PID制御部78と、指令電流算出部79とを有する。目標駆動油圧算出部77は、エンジン回転数検知部25が検知したエンジン回転数から目標駆動油圧を算出する。具体的には、目標駆動油圧算出部77は、図8に示すようなエンジン回転数−目標駆動油圧変換マップを記憶しており、この変換マップから目標駆動油圧を算出する。
PID制御部78は、目標駆動油圧算出部77によって算出された目標駆動油圧と、駆動油圧検知部76によって検知された実際の駆動油圧とを入力値としてパイロット圧制御弁63に入力する指令電流を出力値としてPID制御を行う。PID制御部78は、以下の式に基づいて出力値を算出する。
(出力値)=(−1)×((P_gain × 偏差)+(I_gain × 積算偏差量)+(D_gain × (今回の偏差−前回の偏差))
ここで、PID制御部78は、P,I,Dの3つのゲイン(P_gain、I_gain、D_gain)として予め定められた定数を用いるが、油温検知部90が検知した作動油の温度が低い場合には、これらのゲインから所定の補正量を減算して補正する。例えば、図9に示すように、作動油の温度がT0およびT1の場合にはPゲインの補正量としてa1、Iゲインの補正量としてb1が用いられる。作動油の温度がT2の場合には、Pゲインの補正量としてa1より小さいa2、Iゲインの補正量としてb1より小さいb2が用いられる。作動油の温度がT3以上の場合は補正量はゼロとされる。すなわち、ゲインは補正されない。また、Dゲインの補正は作動油の温度に関わらず行われない。なお、図9の表に示される温度以外の温度の補正量については、比例計算により求められる。
指令電流算出部79は、図8に示すように、PID制御部78からの出力値を所定の最大値Imaxおよび最小値Iminの間の範囲に制限する。トラクション制御の実行時には、最小値Iminは、トラクション制御によって設定される最大容量に対応した値に設定される。最高速度可変制御の実行時には、最大値Imaxは、最高速度可変制御によって設定される最小容量に対応した値に設定される。なお、指令電流は、モータ容量が大きいほど小さくなる。そして、指令電流算出部79で算出された指令電流を有する指令信号がパイロット圧制御弁63に入力される。これにより、駆動油圧検知部76によって検知される駆動油圧が所定の目標駆動油圧に近づくようにモータ容量制御部16が制御される。
図7に戻って、制御部19の制御方法の説明を続ける。制御部19は、上述したステップS2の処理において、選択されている速度段が最高速度段であると判定すると(ステップS2のYes)、次に、切換指示信号を取得する(ステップS4)。具体的には、制御部19は、前後進切換レバー84が、前進位置、後進位置、及び中立位置のいずれに位置しているかに関する切換指示信号を取得する。
制御部19は、この切換指示信号に基づき、切換操作が行われたか否か判定する(ステップS5)。具体的には、制御部19は、切換指示信号に基づき、前後進切換レバー84が前進位置から後進位置もしくは中立位置に切り換えられたか否か、又は、前後進切換レバー84が後進位置から前進位置もしくは中立位置に切り換えられたか否かを判定する。制御部19は、切換操作が行われていないと判定すると(ステップS5のNo)、上述した負荷制御を実行する(ステップS3)。
制御部19は、切換操作が行われたと判定すると(ステップS5のYes)、次に、開度信号を取得する(ステップS6)。具体的には、制御部19は、アクセル開度検知部23から出力されたアクセルペダル22の開度を示す開度信号を取得する。制御部19は、この開度信号に基づき、アクセル開度が第1開度未満であるか否か判定する(ステップS7)。例えば、制御部19は、アクセル開度が50%未満であるか否か判定する。
制御部19は、アクセル開度が第1開度以上であると判定すると(ステップS7のNo)、次に、ステップS6において取得した開度信号に基づき、アクセル開度が第2開度以上であるか否か判定する(ステップS8)。この第2開度は第1開度よりも大きい。例えば、制御部19は、アクセル開度が85%以上であるか否か判定する。
制御部19は、アクセル開度が第2開度以上であると判定すると(ステップS8のYes)、上述した負荷制御を実行する(ステップS3)。この場合、前後進切換レバー84が切り換えられた直後では駆動油圧が大きくなるため、制御部19はモータ容量が大きくなるようにモータ容量制御部16を制御する。この結果、ホイールローダは急減速する。
一方、制御部19は、アクセル開度が第2開度未満であると判定すると(ステップS8のNo)、第1制御を実行する(ステップS9)。第1制御を実行すると、制御部19は、前後進切換レバー84による切換操作の前後においてモータ容量を維持するようにモータ容量制御部16を制御する。この場合、前後進切換レバー84による切換操作の直後では駆動油圧が大きくなるが、制御部19は第1制御を実行することによって切換操作の前後においてモータ容量を維持する。このため、ホイールローダは急減速することなく、その速度を維持する。
次に、制御部19は、車速信号を取得する(ステップS10)。詳細には、制御部19は、車速検知部59から出力された車速信号を取得する。制御部19は、この車速信号に基づいて、ホイールローダ1の車速が0km/hか否か判定する(ステップS11)。
制御部19は、車速が0km/hではないと判定すると(ステップS11のNo)、上述したステップS9に戻って処理を実行する。一方、制御部19は、車速が0km/hであると判定すると(ステップS11のYes)、上述したステップS1に戻って処理を実行する。
上述したステップS7の処理に戻って説明を続ける。制御部19は、アクセル開度が第1開度未満であると判定すると(ステップS7のYes)、温度信号を取得する(ステップS12)。詳細には、制御部19は、油温検知部90が出力した作動油の温度に関する温度信号を取得する。そして、制御部19は、この温度信号に基づき、作動油の温度が予め設定された第1温度以下か否か判定する(ステップS13)。なお、この第1温度は、作動油の粘度が大きくなって油圧モータ15に応答遅れが発生するような温度であり、例えば約10度である。作動油の制御部19は、作動油の温度が第1温度以下であると判定すると(ステップS13のYes)、第1制御を実行する。すなわち、制御部19は、上述したステップS9以降の処理を実行する。
一方、制御部19は、作動油の温度が第1温度よりも大きいと判定すると(ステップS13のNo)、第2制御を実行する(ステップS14)。第2制御を実行すると、制御部19は、モータ容量が速度段毎に予め設定された最小値となるようモータ容量制御部16を制御する。本実施形態では、速度段は最高速度段が選択されているため、制御部19は、モータ容量が最高速度段におけるモータ容量の最小値となるように、モータ容量制御部16を制御する。具体的には、制御部19は、モータ容量がM4となるようにモータ容量制御部16を制御する。
次に、制御部19は、車速信号を取得する(ステップS15)。詳細には、制御部19は、車速検知部59から出力された車速信号を取得する。制御部19は、この車速信号に基づいて、ホイールローダ1の車速が0km/hか否か判定する(ステップS16)。
制御部19は、車速が0km/hではないと判定すると(ステップS16のNo)、上述したステップS14に戻って処理を実行する。一方、制御部19は、車速が0km/hであると判定すると(ステップS16のYes)、上述したステップS1に戻って処理を実行する。
[特徴]
本実施形態に係るホイールローダ1は、次の特徴を有する。
(1)切換操作がされ且つアクセル開度が第1開度未満であると、制御部19は第1制御又は第2制御を実行するため、ホイールローダ1の急減速を防ぐことができる。具体的には、制御部19が第1制御を実行すると、切換操作の前後において油圧モータ15の容量が維持されるため、切換操作によるホイールローダ1の急減速を防ぐことができる。また、制御部19が第2制御を実行すると、油圧モータ15の容量が最小値となるように制御するため、切換操作によるホイールローダ1の急減速を防ぐことができる。
(2)作動油の温度が予め設定された第1温度以下である場合、すなわち、油圧モータに応答遅れが発生しやすいような場合において、制御部19は第1制御を実行する。なお、制御部19が第1制御を実行すると、前後進切換操作レバー84による切換操作の前後において油圧モータ15の容量が維持される。この結果、第1制御が解除された後のモータ容量は、第1制御が実行されている際のモータ容量から急激に大きくなることがなく、ハンチングが発生することもない。また、作動油の温度が予め設定された第1温度より高い場合は、油圧モータ15に応答遅れが発生しにくいため、制御部19が第2制御を実行してもハンチングの発生は生じにくい。
(3)制御部19は、最高速度可変制御において、最高速度が最も早い最高速度段が選択されている場合において、第1制御を行う。最高速度段が選択されると油圧モータ15の容量の最小値が最も小さくなるため、ハンチングが発生しやすい。このハンチングが発生しやすい場合に制御部19は第1制御を実行することで、ハンチングを効率的に抑制することができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
変形例1
上記実施形態において、制御部19が負荷制御を実行する際において、モータ容量が車速に基づき予め設定された下限値以上となるように、モータ容量制御部16を制御してもよい。具体的には、制御部19は、図10に示すような車速とモータ容量の下限値との関係を示すマップを記憶している。この制御部19は、図11に示すように、まず車速信号を取得する(ステップS21)。詳細には、制御部19は、車速検知部59から出力された車速信号を取得する。制御部19は、この車速信号と上記マップとに基づき、その車速におけるモータ容量の下限値を算出する(ステップS22)。
次に、制御部19は、モータ容量を算出する(ステップS23)。詳細には、上述した負荷制御において実際の駆動油圧が目標駆動油圧に近付くようなモータ容量を算出する。制御部19は、この算出したモータ容量がステップS22の処理において算出したモータ容量の下限値を未満であるか否か判定する(ステップS24)。
制御部19は、算出されたモータ容量が下限値未満であると判定した場合(ステップS24のYes)、モータ容量がその下限値となるようにモータ容量制御部16を制御する。例えば、車速が第1車速未満では、モータ容量の下限値はM0で一定であり、車速が第2車速以上では、モータ容量の下限値は第4速におけるモータ容量の最小値で一定である。また、車速が第1車速以上であり且つ第2車速未満にあるときは、車速が大きくなるほど、モータ容量の下限値は小さくなる。なお、第1車速は第2車速よりも小さい値であり、例えば第1車速は8km/hであり、第2車速は20km/hである。また、第1車速未満の際のモータ容量の下限値M0は、最高速度段、すなわち第4速におけるモータ容量の最小値M4よりも大きい。
制御部19は、算出されたモータ容量が下限値以上であると判定した場合(ステップS24のNo)、上述した負荷制御を実行する(ステップS26)。すなわち、制御部19は、ステップS23の処理で算出されたモータ容量となるようにモータ容量制御部16を制御する。
このように制御部19が制御することにより、次の効果を得ることができる。車速が低速であるときに油圧モータ15の容量が小さいと、ハンチングが発生しやすくなることがある。これに対して、油圧モータ15の容量が車速に基づき予め設定された下限値以上となるように、制御部19がモータ容量制御部16を制御することによって、ハンチングの発生を抑制することができる。
変形例2
上記実施形態では、PID制御が行われているが、他のフィードバック制御が行われてもよい。
変形例3
上記実施形態では、油温検知部として、油圧モータ15から排出される作動油の温度を検知する油温検知部90が用いられているが、他の箇所から作動油の温度を検知してもよい。
変形例4
上記実施形態では、トラクション選択部材89および速度段選択部材92としてダイヤル式の部材が用いられているが、スライド式のスイッチやレバーなどの他の操作部材が用いられてもよい。また、トラクション制御において選択可能な最大牽引力の段階数は上記のものに限られない。さらに、トラクション選択部材89の操作量に応じて最大牽引力が連続的に変更可能とされてもよい。また、最高速度可変制御での速度段数も上記のものに限られない。さらに、速度段選択部材92の操作量に応じて最高速度可変制御での最高速度が連続的に変更可能とされてもよい。
1 ホイールローダ
10 エンジン
11 第1油圧ポンプ
15 油圧モータ
16 モータ容量制御部
19 制御部
23 アクセル開度検知部
84 前後進切換レバー
85 レバー操作検知部
90 油温検知部

Claims (9)

  1. エンジンと、
    前記エンジンによって駆動される油圧ポンプと、
    前記油圧ポンプから吐出された作動油によって駆動される可変容量型の油圧モータと、
    前記油圧モータの容量を制御するモータ容量制御部と、
    前記油圧モータによって駆動される走行輪と、
    前記作動油の温度を検知する油温検知部と、
    アクセル開度を検知するアクセル開度検知部と、
    車両の走行状態を前進状態、後進状態、及び中立状態のいずれかに切り換える指示を出すために切換操作される前後進切換操作部材と、
    前後進切換操作部材による切換指示を検知する操作検知部と、
    前記アクセル開度が予め設定された第1開度未満であり、且つ、前記前後進切換操作部材によって切換操作された場合において、前記切換操作の前後において前記油圧モータの容量を維持するよう前記モータ容量制御部を制御する第1制御と、前記油圧モータの容量が速度段毎に予め設定された最小値となるよう前記モータ容量制御部を制御する第2制御と、を選択的に実行する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記作動油の温度が予め設定された第1温度以下である場合に前記第1制御を実行し、前記作動油の温度が前記第1温度より高い場合に前記第2制御を実行する、
    ホイールローダ。
  2. 前記制御部は、前記油圧モータの容量の最小値を変更することによって、車両の最高速度を複数段階に変更する最高速度可変制御を実行可能である、請求項1に記載のホイールローダ。
  3. 前記制御部は、前記最高速度可変制御において最高速度が最も早い高速度段が選択されている場合に、前記第1制御を行う、請求項2に記載のホイールローダ。
  4. 車速を検知する車速検知部をさらに備える、請求項1から3のいずれかに記載のホイールローダ。
  5. 前記制御部は、前記車速が0km/hになると、前記第1制御又は前記第2制御の実行を解除する、請求項4に記載のホイールローダ。
  6. 前記油圧モータを駆動する作動油の圧力である駆動油圧を検知する圧力検知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記前後進切換操作部材によって切換操作されていない場合、前記駆動油圧が所定の目標駆動油圧に近づくように前記モータ容量制御部を制御する第3制御を実行する、
    請求項1から5のいずれかに記載のホイールローダ。
  7. 前記制御部は、前記第3制御において、前記油圧モータの容量が前記車速に基づき予め設定された下限値以上となるように、モータ容量制御部を制御する、請求項4又は5に従属する請求項6に記載のホイールローダ。
  8. 前記第1温度は、10度である、請求項1から7のいずれかに記載のホイールローダ。
  9. 前記第1開度は、50%である、請求項1から8のいずれかに記載のホイールローダ。
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