JP5398445B2 - 全方向移動車両 - Google Patents

全方向移動車両 Download PDF

Info

Publication number
JP5398445B2
JP5398445B2 JP2009217791A JP2009217791A JP5398445B2 JP 5398445 B2 JP5398445 B2 JP 5398445B2 JP 2009217791 A JP2009217791 A JP 2009217791A JP 2009217791 A JP2009217791 A JP 2009217791A JP 5398445 B2 JP5398445 B2 JP 5398445B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
vehicle
wheels
road surface
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009217791A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011063204A (ja
Inventor
透 竹中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2009217791A priority Critical patent/JP5398445B2/ja
Priority to US12/882,688 priority patent/US8267213B2/en
Publication of JP2011063204A publication Critical patent/JP2011063204A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5398445B2 publication Critical patent/JP5398445B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K1/00Unicycles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K11/00Motorcycles, engine-assisted cycles or motor scooters with one or two wheels
    • B62K11/007Automatic balancing machines with single main ground engaging wheel or coaxial wheels supporting a rider

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)

Description

本発明は、倒立振子型の全方向移動車両に関する。
従来、例えば下記特許文献1に記載されているように、全方向移動式の台車が提案されている。詳しく説明すると、この台車には、メカナムホイールからなる4個の車輪と、これらの車輪を車輪軸回りに回転駆動する駆動機構と、その駆動機構を制御する制御手段と、複数の車輪が取り付けられていると共に搭乗者の荷重を受ける車体と、が備えられている。上記した車輪(メカナムホイール)は、路面に対して略垂直に配設されていると共に車輪軸回りに回転可能な回転体と、その回転体の外周部に全周に亘って等間隔に配設された複数のフリーローラと、を備えている。これら複数のフリーローラは、上記した車輪軸に対して45度傾斜した軸線(回転軸)回りに回転自在な部材であり、回転体の回転に伴い回転体の下端に移動した時点で路面に接地する部材である。また、上記した駆動機構は、各車輪の車輪軸にそれぞれ設けられたモータからなり、上記した制御手段は、車体に作用する外力を検出するセンサからの検出結果に基づいて前記モータの回転角度を個別に制御するものである。上記した構成からなる台車によれば、制御手段によって各モータの回転角度をそれぞれ制御することにより、台車を任意の方向及び速度で移動させることができる。
一方、従来より、搭乗者の体重移動による直感的操作によって操縦可能な倒立振子型の車両が提供されている。この車両は、左右方向に並列に配設された一対の車輪と、これら一対の車輪を個別に回転駆動する駆動機構と、その駆動機構を制御する制御手段と、一対の車輪が取り付けられた車体と、を備えている。この車両によれば、前記した車体に搭乗した搭乗者の体重移動に応じて制御手段が駆動機構を制御することで、一対の車輪が個別に回転駆動し、前後移動、方向転換及び速度調整が行われる。
特開2004−344435号公報
ところで、近年、上記した倒立振子型の車両に上記したメカナムホイールを組み合わせた倒立振子型の全方向移動車両の開発が進められている。
しかしながら、倒立振子型車両の車輪として上記したメカナムホイールを用いると、走行中に路面の凹凸等で片側の車輪が空転したときに進行方向が変化するおそれがあり、走行時の操縦安定性と乗り心地に問題が生じる。特に、一対の車輪の後方に補助輪が配設され、また、両側の車輪に設けられたフリーローラが、接地部分において、それらの回転軸の間隔が補助輪側(後方側)に向かうに従い漸次拡幅する向きに配置されている場合、補助輪の接地点から上記した回転軸(路面に接地するフリーローラの回転軸)の延長線までの垂直距離が長くなるため、走行中に一方側の車輪が空転したときに他方側の車輪に作用するモーメントが大きくなり、補助輪を支点にして旋回しやすい。
また、両側の車輪のフリーローラが接地部分において上記した向きに配置されている場合、前進中に一方側の車輪が空転すると、他方側の車輪のみに前方斜め一方側のベクトルの横力が作用するので、車両は一方側に旋回する。このとき、遠心力によって一方側(空転側)の車輪への荷重が低減されるので、一方側の車輪が空転した状態から復帰しにくい。
本発明は、上述した従来の問題を鑑みて、高い操縦安定性と優れた乗り心地を実現できる倒立振子型の全方向移動車両を提供することを目的としている。
本発明に係る全方向移動車両は、並列に配設された一対の車輪と、該一対の車輪を個別に車輪軸回りに回転駆動する駆動機構と、該駆動機構を制御する制御手段と、前記車輪より前記車輪軸の直交方向に離間した位置に配設された補助輪と、前記一対の車輪が取り付けられていると共に重量物の荷重を受ける車体と、を備える倒立振子型の全方向移動車両において、前記車輪には、前記車輪軸回りに回転可能な回転体と、該回転体の外周部に全周に亘って配設されていると共に該回転体の下端位置において路面に接地され、前記車輪軸に対して傾斜した回転軸回りに回転自在な複数のフリーローラと、が備えられており、前記路面に接地する接地部分における両側の前記フリーローラは、各々の前記回転軸が前記路面と平行にそれぞれ延在すると共に当該回転軸の間隔が前記補助輪側に向かうに従い漸次縮幅する向きに配置されていることを特徴としている。
このような特徴により、補助輪の接地点から、路面に接地するフリーローラの回転軸の延長線までの垂直距離が短くなる。このため、走行中に一方側の車輪が空転したときに他方側の車輪に作用するモーメントが小さくなり、補助輪を支点にした旋回動作が生じにくい。また、補助輪から見た一対の車輪側の方向に向かって走行する際、一方側の車輪が空転すると、他方側の車輪における斜め他方側のベクトルのみが作用するので、車両は他方側に旋回する。このとき、遠心力によって一方側(空転側)の車輪への荷重が増大するので、一方側の車輪が空転した状態から復帰しやすい。
本発明に係る全方向移動車両によれば、一方の車輪が空転しても旋回しにくく、しかも、その空転した一方の車輪が接地位置に復帰しやすいので、高い操縦安定性と優れた乗り心地を実現することができる。
本発明に係る実施形態を説明するための全方向移動車両の正面図である。 本発明に係る実施形態を説明するための全方向移動車両の側面図である。 本発明に係る実施形態を説明するための全方向移動車両の下部を拡大した正面図である。 図1に示す矢印Aの矢視図である。
以下、本発明に係る全方向移動車両の実施の形態について、図面に基いて説明する。
まず、本実施の形態における全方向移動車両の構成について説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態における全方向移動車両(以下、単に「車両1」と記す。)は、路面S上を全方向(前後方向及び左右方向を含む2次元的な全方向)に移動可能な車両であって、当該車両1に乗車した搭乗者が任意の方向および大きさの体重移動を行うことによって、その体重移動の程度に比例した速度で体重移動の方向に向かって走行する倒立振子型の電動車両である。この車両1の概略構成としては、並列に配設された一対の車輪2R,2Lと、これら一対の車輪2R,2Lを駆動させる動力を該車輪2R,2Lにそれぞれ付与して一対の車輪2R,2Lを個別に車輪軸O回りに回転駆動する駆動機構3R,3Lと、上記した一対の車輪2R,2Lの後方に配設された補助輪4と、上記した一対の車輪2R,2Lが取り付けられていると共に搭乗者(本発明の重量物に相当する。)の荷重を受ける車体5と、上記した駆動機構3を制御する制御手段6と、を備えている。
ここで、本実施形態の説明では、「左右方向」及び「前後方向」は、それぞれ、車体5に標準的な姿勢で搭乗した搭乗者の上体の左右方向及び前後方向に一致もしくは略一致する方向を意味する。なお、「標準的な姿勢」は、車体5に関して設計的に想定されている姿勢であり、搭乗者の上体の体幹軸を概ね上下方向に向け、且つ、上体を捻ったりしていない姿勢である。すなわち、図1における横方向(Y軸)が車両1の「左右方向」であり、図1における左側が車両1の「右側」であり、図1における右側が車両1の「左側」である。また、図2における横方向(X軸)が車両1の「前後方向」であり、図2における左側が車両1の「前側」であり、図2における右側が車両1の「後側」である。また、図1、図2における縦方向(Z軸)が車両1の「鉛直方向」であり、図1、図2における上側が車両1の「上方」であり、図1、図2における下側が車両1の「下方」である。さらに、本実施形態の説明では、参照符号に付する添え字「R」,「L」は、それぞれ車両1の右側、左側に対応するものという意味で使用する。また、「路面S」は、車両1が走行する走行路の表面であり、屋外の路面だけでなく、例えば建物の床面などのような屋内の路面も含む。
車体5は、金属製の骨格部材であるフレーム50と、そのフレーム50に取り付けられたサドル51と、を備えている。
フレーム50の概略構成としては、上記した一対の車輪2R,2L、駆動機構3R,3L及び補助輪4が組み付けられた基台52と、基台52から上方に向けて立設された支柱53と、を備える。基台52は、一対の車輪2R,2L、駆動機構3R,3L及び補助輪4を支持する支持部であると共に車輪2R,2L及び駆動機構3R,3Lを覆う外装体(カバー)であり、縦断面視略逆U字状に形成されている。詳しく説明すると、基台52には、車輪2R,2Lを上方から覆う天板部54と、天板部54の左右両側の端部からそれぞれ垂下されて車輪2R,2Lを左右両側から覆う一対の側板部55R,55Lと、が備えられている。支柱53は、天板部54の上面から立設された角筒部材であり、上方に向かって後方側に傾斜されている。また、側板部55R,55Lのそれぞれの外面部には、搭乗者の足を載せるステップ7R,7Lが各々、右向き、左向きに張り出すように突設されている。
上記した支柱53の上部には、前方側に張り出したサドルブラケット56が固定され、このサドルブラケット56上にサドル51が装着されている。サドル51は、搭乗者が着座する着座部であって、搭乗者の荷重を受ける荷重受け部である。すなわち、本実施形態における車両1は、搭乗者がサドル51に着座した姿勢で路面S上を移動するものである。
また、上記した支柱53の上部には、該支柱53から前方側に張り出してサドル51の左右両側にそれぞれ配設されたグリップバー57R,57Lが固定され、これら両側のグリップバー57R,57Lの先端にグリップ58R,58Lがそれぞれ設けられている。
一方、一対の車輪2R,2Lは、上記した基台52の内側(一対の側板部55R,55Lの間)にそれぞれ配置されており、互いに左右に対向配置されていると共に各々の車輪軸Oが同一線上に延在されている。詳しく説明すると、図3に示すように、車輪2R,2Lには、路面Sに対して略垂直に配設された回転体20R,20Lと、その回転体20R,20Lの外周部に全周に亘って等間隔に配設された複数のフリーローラ21R,21Lと、が備えられている。
回転体20R,20Lは、車輪軸O回りに環状に連設された複数の平面部20aが外周面に形成された正多角形状の車輪本体であり、上記した側板部55R,55Lの内面と平行に配置されている。この回転体20R,20Lの中心部分には、車輪軸Oを中心軸線とする軸部材22R,22Lが設けられており、回転体20R,20Lは、上記した軸部材22R,22Lを介して側板部55R,55Lに回転可能に支持されて車輪軸O回りに回転可能になっている。なお、上記した複数の平面部20aは、回転体20R,20Lの径方向(車輪軸Oに直交する方向)に垂直にそれぞれ形成されている。
フリーローラ21R,21Lは、回転軸PR,PL回りに回転自在な円柱体であり、回転体20R,20Lの各平面部20aにそれぞれ1つずつ配設されている。このフリーローラ21R,21Lは、回転体20R,20Lの回転に伴い回転体20R,20Lの下端まで移動したところで路面Sに接地される接地部材であり、回転体20R,20Lの下端位置におけるフリーローラ21R´,21L´を介して車両1が路面S上に支持される。
また、フリーローラ21R,21Lは、図2に示すように回転体20R,20Lの径方向に沿って突設されていると共に、図3に示すように回転体20R,20Lの軸方向に対して斜めに配設されており、フリーローラ21R,21Lの回転軸PR,PLは、平面部20aに対して平行に延在すると共に車輪軸Oに対して傾斜されている。詳しく説明すると、図4に示すように、両側のフリーローラ21R,21Lは、図1に示す路面Sに接地する接地部分(回転体20R,20Lの下端位置)に配置されたとき、各々の回転軸PR,PLが路面Sと平行にそれぞれ延在すると共に当該回転軸PR,PLの間隔(図4においてW1、W2で示す間隔)が補助輪4側(後方側)に向かうに従い漸次縮幅する向きに配置されている。つまり、フリーローラ21R,21Lは、その回転軸PR,PLの角度方向が、接地部分において、車輪軸Oに対して補助輪4が備えられた方向とは逆の方向と車輪軸Oの間に入るように取り付けられており、複数のフリーローラ21R,21Lのうち、路面Sに接地する接地部分におけるフリーローラ21R´,21L´の回転軸PR,PLは、平面視において、左右方向の外側から内側に向かって補助輪4側(後方側)に傾斜されている。言い換えると、例えば車輪2R,2L(回転体20R,20L)が前進方向に回転した場合に、路面Sに接地する両側のフリーローラ21R,21Lに作用する横力が外側を向くように、つまり、右側のフリーローラ21Rの横力が右方向に、左側のフリーローラ21Lが左方向に向くように、複数のフリーローラ21R,21がそれぞれ取り付けられている。
駆動機構3R,3Lは、動力源30R,30Lと、その動力源30R,30Lによって出力された動力を上記した車輪2R,2Lに伝達する動力伝達手段31R,31Lと、を備えている。
動力源30R,30Lは、トルクを出力する電動モータであり、上記した基台52の内側に配設されている。詳しく説明すると、動力源30R,30Lは、上記した車輪2R,2Lの上方に配置されており、基台52の天板部54の下面に固定されている。
動力伝達手段31R,31Lは、上記した動力源30R,30Lの出力軸32R,32Lと上記した車輪2R,2Lの軸部材22R,22Lとを接続して出力軸32R,32Lのトルクを軸部材22R,22Lに伝達する機構であり、減速機としての機能を備えている。具体的に説明すると、動力伝達手段31R,31Lは、出力軸32R,32Lに装着された小径の駆動プーリ33R,33Lと、車輪2R,2Lの軸部材22R,22Lに装着された大径の従動プーリ34R,34Lと、これら駆動プーリ33R,33L及び従動プーリ34R,34Lに巻回されたベルト35R,35Lと、を備えている。上記した従動プーリ34R,34Lは、基台52の側板部55R,55Lと車輪2R,2Lの回転体20R,20Lとの間に配置されており、この従動プーリ34R,34Lの上方に駆動プーリ33R,33Lが配設されている。なお、上記した従動プーリ34R,34Lと回転体20R,20Lと軸部材22R,22Lのうちの少なくとも何れか2つを一体に形成することも可能である。
図2、図4に示すように、補助輪4は、車輪2R,2Lより後方側に離間した位置に配設された回転自在のフリーローラであり、基台52に連結されたアーム8の先端(下端)に固定されていると共に路面Sに接地されている。この補助輪4は、両側の車輪2R,2Lの中間点の後方に配設されており、両側の車輪2R,2Lの接地点から同一距離の位置に配置されている。また、補助輪4の回転軸PCは、路面Sに沿って左右方向、つまり車輪軸Oと平行に延在されており、補助輪4は前後方向に延びる鉛直面に沿って回転自在となっている。
上記したアーム8は、湾曲した棒状部材であり、基台52の後方に配設されている。このアーム8の上端は、基台52の天板部54の後面(背面)に回転可能に連結されている。詳しく説明すると、基台52の天板部54の後面には、左右方向に並設された一対のブラケット59a,59aが突設されており、これら一対のブラケット59a,59aの間には、左右方向に延在する枢軸59bが架設されている。この枢軸59bには、上記したアーム8の上端部が枢支されている。また、上記した一対のブラケット59a,59aの間には、アーム8を枢軸59b回りに回転付勢する図示せぬ付勢部材が設けられている。この付勢部材は、例えば捻りコイルバネからなり、アーム8を下向きに付勢する部材である。これにより、アーム8の下端に設けられた補助輪4が所定の接地荷重をもって路面Sに接地する。また、このアーム8は、図示せぬレバー等を操作することで図示せぬ付勢部材の付勢力に抵抗しながら上向きに回動させることが可能であり、これにより、補助輪4が、路面Sに接地する位置と路面Sから離間する位置との間で上げ下げされる。
図1、図2に示すように、制御手段6は、車体5の姿勢に応じて上記した駆動機構3R,3Lを制御して車両1を任意の方向及び速度で走行させるものである。具体的に説明すると、制御手段6には、マイクロコンピュータや動力源30R,30Lのドライブ回路ユニットなどを含む電子回路ユニットにより構成された制御ユニット60と、車体5の所定の部位の鉛直方向(重力方向)に対する傾斜角及びその変化速度を計測するための傾斜センサ61と、車両1に搭乗者が搭乗しているか否かを検知するための荷重センサ62と、動力源30R,30Lのそれぞれの出力軸32R,32Lの回転角度及び回転角速度を検出するための角度センサとしてのロータリーエンコーダ63R,63Lと、が備えられている。
制御ユニット60及び傾斜センサ61は、例えば、車体5の支柱53の内部に収容された状態で該支柱53に取り付けられている。また、荷重センサ62は、サドル51に内蔵されている。また、ロータリーエンコーダ63R,63Lは、それぞれ、動力源30R,30Lと一体に設けられている。なお、ロータリーエンコーダ63R,63Lは、それぞれ、回転体20R,20Lに装着してもよい。
傾斜センサ61は、より詳しくは、加速度センサとジャイロセンサ等のレートセンサ(角速度センサ)とから構成され、これらのセンサの検出信号を制御ユニット60に出力する。そして、制御ユニット60が、傾斜センサ61の加速度センサ及びレートセンサの出力を基に、所定の計測演算処理(公知の演算処理)を実行することによって、傾斜センサ61を搭載した部位(支柱53)の「鉛直方向に対する傾斜角度の計測値」とその変化速度(微分値)である「傾斜角速度の計測値」とを算出する。
荷重センサ62は、搭乗者がサドル51に着座した場合に該搭乗者の重量による荷重を受けるようにサドル51に内蔵され、その荷重に応じた検出信号を制御ユニット60に出力する。そして、制御ユニット60が、この荷重センサ62の出力により示される荷重の計測値に基づいて、車両1に搭乗者が搭乗しているか否かを判断する。
なお、荷重センサ62の代わりに、例えば、搭乗者がサドル51に着座したときにONとなるようなスイッチ式のセンサを用いてもよい。
ロータリーエンコーダ63R,63Lは、各々対応する動力源30R,30Lの出力軸32R,32Lが所定角度回転する毎にパルス信号をそれぞれ発生し、このパルス信号を制御ユニット60にそれぞれ出力する。そして、制御ユニット60が、そのパルス信号を基に、各々対応する動力源30R,30Lの出力軸32R,32Lの回転角度を計測し、さらにその回転角度の計測値の時間的変化率(微分値)を動力源30R,30Lの回転角速度として計測する。
制御ユニット60は、上記の各計測値を用いて所定の演算処理を実行することによって、動力源30R,30Lのそれぞれの回転角速度の目標値である速度指令を決定し、その速度指令に従って、動力源30R,30Lのそれぞれの回転角速度をフィードバック制御する。
なお、動力源30R,30Lの出力軸32R,32Lの回転角速度と、その動力源30R,30Lに対応する回転体20R,20Lの回転角速度との間の関係は、該出力軸32R,32Lと回転体20R,20Lとの間の一定値の減速比に応じた比例関係になるので、本実施形態の説明では、便宜上、動力源30R,30Lの回転角速度は、回転体20R,20Lの回転角速度を意味するものとする。
次に、上記した構成の全方向移動車両1の作用について説明する。
まず、車両1は、荷重センサ62によって車両1に搭乗者が搭乗しているか否かを検知して制御ユニット60に送信する。ここで、車両1に搭乗者が搭乗していない状態のときには、制御ユニット60は、自立モードとなって車両1が自立して静止するように動力源30R,30Lを制御する。すなわち、仮に車両1が傾動すると、傾斜センサ61によってその傾斜方向と傾斜角度が検出され、その検出結果を受信した制御ユニット60が、車両1が自立姿勢になるように動力源30R,30Lを制御して車輪2R,2Lを適当に回転駆動させる。すなわち、車両1の単体の重心点が、一対の車輪2R,2Lの中心点(車輪軸O上の中心点)のほぼ真上に位置する状態、より正確には、当該重心点が路面Sに接地する両側のフリーローラ21R,21Lの接地点の中心位置のほぼ真上に位置する状態での車体5の姿勢を目標姿勢とし、該車体5の実際の姿勢を目標姿勢に収束させ、ひいては、車体5が傾倒することなく車両1が自立するように、車輪2R,2Lの回転動作が制御される。これにより、車両1が自立姿勢で静止する。
一方、搭乗者がサドル51に着座して車両1に搭乗すると、荷重センサ62によって搭乗者が搭乗したことが検知される。そして、その検知結果を受信した制御ユニット60は、走行モードとなり、車体5の傾動に応じて動力源30R,30Lを制御して走行する。すなわち、基本的には、サドル51に着座した搭乗者がその上体を傾けた場合、詳しくは、搭乗者と車両1とを合わせた全体の重心点の位置(水平面に投影した位置)を動かすように上体を傾けた場合に、該上体を傾けた側に車体5が傾動する。そして、この時、車体5が傾いた側に車両1が移動するように、制御手段6によって動力源30R,30Lを制御して車輪2R,2Lの回転動作が制御される。
詳しく説明すると、本実施形態の車両1は、その全体の接地面としての車輪2R,2L(フリーローラ21R,21L)の接地面が、車両1とこれに搭乗する搭乗者との全体を床面に投影した領域に比して面積が小さい局所領域となり、その局所領域だけに床反力が作用する。このため、車体5が傾倒しないようにするためには、搭乗者及び車両1の全体の重心点が、一対の車輪2R,2L(フリーローラ21R,21L)の接地面の中央位置のほぼ真上に位置するように、車輪2R,2Lを動かす必要がある。
そこで、本実施形態では、搭乗者及び車両1の全体の重心点が、一対の車輪2R,2Lの接地面の中心位置のほぼ真上に位置する状態での車体5の姿勢を目標姿勢とし、基本的には、車体5の実際の姿勢を目標姿勢に収束させるように、車輪2R,2Lの回転動作が制御される。
例えば、使用者が上体を前方又は後方に傾倒させて車体5を前後方向に傾倒させると、傾斜センサ61によって車体5の傾斜方向と傾斜角度が検出され、その検出結果に基づいて制御ユニット60が、一対の回転体20R,20Lをそれぞれ同方向に等速度で回転駆動させるように動力源30R,30Lを制御する。一対の回転体20R,20Lがそれぞれ同方向に等速度で回転駆動すると、回転体20R,20Lの回転動作に伴い、両側の回転体20R,20Lのフリーローラ21R,21Lが同じ方向から順次路面Sに接地される。このとき、路面Sに接地する接地部分における両側のフリーローラ21R,21Lには、路面Sとの間に、回転体20R,20Lの回転方向と反対向きの横力(摩擦力)が作用するが、回転軸PR,PLに直交する方向のベクトルは、フリーローラ21R,21Lが回転軸PR,PL回りに回転することで打ち消される。したがって、接地部分におけるフリーローラ21R,21Lには、回転軸PR,PLに沿った方向のベクトルのみが作用する。このとき、接地部分における両側のフリーローラ21R,21Lが、各々の回転軸PR,PLの間隔が補助輪4側(後方側)に向かうに従い漸次縮幅する向きに配置されているので、接地部分における両側のフリーローラ21R,21Lにそれぞれ作用する両側のベクトルは、それぞれ斜め前方側又は斜め後方側に向いて、前後方向に延在する中心線を対称軸にして線対称になる。これにより、上記した両側のベクトルは、左右方向の成分が打ち消されると共に前後方向の成分が合成され、車両1の全体が前方または後方に移動することとなる。
一方、アーム8を上げて補助輪4を路面Sから離間させた状態で、搭乗者が上体を左側又は右側に傾倒させて車体5を左右方向に傾倒させると、傾斜センサ61によって車体5の傾斜方向と傾斜角度が検出され、その検出結果に基づいて制御ユニット60が、一対の回転体20R,20Lを互いに逆方向に等速度で回転駆動させるように動力源30R,30Lを制御する。一対の回転体20R,20Lが互いに逆方向に等速度で回転駆動すると、回転体20R,20Lの回転動作に伴い、両側の回転体20R,20Lのフリーローラ21R,21Lが互いに反対の方向から順次路面Sに接地される。このとき、接地部分におけるフリーローラ21R,21Lには、回転軸PR,PLに沿った方向のベクトルのみが作用するが、接地部分における両側のフリーローラ21R,21Lにそれぞれ作用する両側のベクトルは、一方が斜め前方側に向いて他方が斜め後方側に向く。これにより、上記した両側のベクトルは、前後方向の成分が打ち消されると共に左右方向の成分が合成され、車両1の全体が左方向または右方向に移動することとなる。
また、アーム8を上げて補助輪4を路面Sから離間させた状態で、搭乗者が上体を左右方向や前後方向に対して斜めに傾倒させて車体5を斜め方向に傾倒させると、傾斜センサ61によって車体5の傾斜方向と傾斜角度が検出され、その検出結果に基づいて制御ユニット60が、一対の回転体20R,20Lをそれぞれ同方向に異なる速度で回転駆動させたり、一対の回転体20R,20Lを互いに逆方向に異なる速度で回転駆動させたり、一対の回転体20R,20Lのうちの一方のみを回転駆動させて他方を停止させたりするように動力源30R,30Lを制御する。これにより、両側のフリーローラ21R,21Lに作用するベクトルの合成によって、車両1の全体が前後方向や左右方向に対する斜め方向に移動することとなる。
また、アーム8を下げて補助輪4を路面Sに接地させた状態で、上述したように搭乗者が上体を左右方向や斜め方向に傾倒させると、車輪2R,2Lが左右方向や斜め方向に移動しようとするが、車両1は、補助輪4によって左右方向や斜め方向への移動が規制され、補助輪4を支点にして旋回することとなる。
また、上記した構成の車両1では、上述したように車両1が走行する際に、路面Sの凹凸等によって一方の車輪2R(2L)が路面Sから離間して空転したときでも、その片輪空転による車両1の旋回が小さく抑えられると共に、その空転状態から正常な状態に直ぐに戻る。すなわち、図4に示すように、上記した車両1では、路面Sに接地する接地部分における両側のフリーローラ21R,21Lが、それらの回転軸PR,PLの間隔が補助輪4側(後方側)に向かうに従い漸次縮幅する向きに配置されているので、補助輪4の接地点Qから回転軸PR,PLの延長線TR,TLまでの垂直距離DR,DLが短くなる。このため、走行中に一方側の車輪2R(2L)が空転したときに他方側の車輪2L(2R)に作用するモーメントが小さくなり、補助輪4を支点にした旋回動作が生じにくくなる。また、補助輪4から見た一対の車輪2R,2L側の方向、つまり前方側に向かって走行する際、一方側の車輪2R(2L)が空転すると、他方側の車輪2L(2R)における前方斜め他方側のベクトルのみ、つまり他方側のフリーローラ21L(21R)の回転軸PL(PR)に沿ったベクトルのみが作用するので、車両1は他方側に旋回する。このとき、遠心力によって一方側(空転側)の車輪2R(2L)への荷重が増大するので、一方側の車輪2R(2L)が空転した状態から復帰しやすい。
このように、上記した車両1によれば、一方の車輪2R(2L)が空転しても旋回しにくく、しかも、その空転した一方の車輪2R(2L)は接地位置に復帰しやすいので、走行時の操縦安定性を向上させることができると共に、優れた乗り心地を体感することができる。
以上、本発明に係る全方向移動車両の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記した実施の形態では、車体5にサドル51が設けられ、搭乗者がサドル51に着座した姿勢で運転する車両1について説明しているが、本発明は、上記した着座スタイルの車両1に限定されるものではない。例えば、車体5に、搭乗者の両足を載せるステップと、そのステップ上に起立した搭乗者が把持するハンドルと、がそれぞれ設けられ、搭乗者が起立した姿勢で運転する車両であってもよい。
また、上記した実施の形態では、駆動プーリ33R,33Lと従動プーリ34R,34Lとベルト35R,35Lとからなるプーリ・ベルト式の動力伝達手段31R,31Lが備えられているが、本発明は、他の動力伝達手段を備える駆動機構であってもよい。例えば、スプロケットとリンクチェーンとにより構成されるもの、あるいは、複数のギヤにより構成されるものであってもよい。また、例えば、動力源30R,30Lの出力軸32R,32Lが車輪2R,2Lの軸部材22R,22Lと同軸心になるように、動力源30R,30Lと車輪2R,2Lとを左右方向に並べて配置し、動力源30R,30Lの出力軸32R,32Lを回転体20R,20Lに各々、減速機(遊星歯車装置等)を介して連結するようにしてもよい。
また、上記した実施の形態では、一対の車輪2R,2Lの後方に補助輪4が配設されており、接地部分における両側のフリーローラ21R、21Lが、それらの回転軸PR,PLの間隔が後方側に向かうに従い漸次縮幅する向きに配置されているが、本発明は、一対の車輪2R,2Lの前方に補助輪4が配設され、接地部分における両側のフリーローラ21R、21Lが、それらの回転軸PR,PLの間隔が前方側に向かうに従い漸次縮幅する向きに配置されていてもよい。
また、上記した実施の形態では、回転体20R,20Lが路面Sに対して略垂直に配設されており、前後方向の矢視において平行線状に配設されているが、本発明は、回転体20R,20Lが路面Sに対して斜めに配設されていてもよい。例えば、両側の回転体20R,20Lが、前後方向の矢視においてハ字状に配設されていてもよい。すなわち、両側の車輪2R,2Lの回転体20R,20Lの上端がそれぞれ左右方向内側に傾倒しており、両側の回転体20R,20Lの間隔が上側に向かって漸次縮幅された姿勢であってもよい。この場合、一対の車輪2R,2Lの各車輪軸Oは、各々の回転体20R,20Lに対して垂直に延在するため、同一線上に延在せず、前後方向の矢視において逆ハ字状になる。
その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 車両(全方向移動車両)
2R,2L 車輪
3R,3L 駆動機構
4 補助輪
5 車体
6 制御手段
20R,20L 回転体
21R,21L フリーローラ
O 車輪軸
PR,PL 回転軸
S 路面

Claims (1)

  1. 並列に配設された一対の車輪と、
    該一対の車輪を個別に車輪軸回りに回転駆動する駆動機構と、
    該駆動機構を制御する制御手段と、
    前記車輪より前記車輪軸の直交方向に離間した位置に配設された補助輪と、
    前記一対の車輪が取り付けられていると共に重量物の荷重を受ける車体と、
    を備える倒立振子型の全方向移動車両において、
    前記車輪には、
    前記車輪軸回りに回転可能な回転体と、
    該回転体の外周部に全周に亘って配設されていると共に該回転体の下端位置において路面に接地され、前記車輪軸に対して傾斜した回転軸回りに回転自在な複数のフリーローラと、
    が備えられており、
    前記路面に接地する接地部分における両側の前記フリーローラは、各々の前記回転軸が前記路面と平行にそれぞれ延在すると共に当該回転軸の間隔が前記補助輪側に向かうに従い漸次縮幅する向きに配置されていることを特徴とする全方向移動車両。
JP2009217791A 2009-09-18 2009-09-18 全方向移動車両 Active JP5398445B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009217791A JP5398445B2 (ja) 2009-09-18 2009-09-18 全方向移動車両
US12/882,688 US8267213B2 (en) 2009-09-18 2010-09-15 Omnidirectional vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009217791A JP5398445B2 (ja) 2009-09-18 2009-09-18 全方向移動車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011063204A JP2011063204A (ja) 2011-03-31
JP5398445B2 true JP5398445B2 (ja) 2014-01-29

Family

ID=43755671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009217791A Active JP5398445B2 (ja) 2009-09-18 2009-09-18 全方向移動車両

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8267213B2 (ja)
JP (1) JP5398445B2 (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5292286B2 (ja) * 2007-05-16 2013-09-18 本田技研工業株式会社 全方向に移動可能な乗り物
JP5396398B2 (ja) * 2008-11-04 2014-01-22 本田技研工業株式会社 摩擦式駆動装置及びそれを用いた全方向移動体
WO2011033587A1 (ja) * 2009-09-18 2011-03-24 本田技研工業株式会社 摩擦式駆動装置および倒立振子型移動体
JP5398446B2 (ja) * 2009-09-18 2014-01-29 本田技研工業株式会社 駆動装置
WO2011033575A1 (ja) * 2009-09-18 2011-03-24 本田技研工業株式会社 倒立振子型移動体
US8353378B2 (en) * 2009-09-18 2013-01-15 Honda Motor Co., Ltd. Frictional drive device and inverted pendulum type vehicle using the same
KR200461747Y1 (ko) * 2009-09-30 2012-08-10 호야로봇 (주) 이륜형 투척용 로봇
US8408339B2 (en) * 2010-10-12 2013-04-02 Honda Motor Co., Ltd. Frictional drive device and inverted pendulum type vehicle using the same
JP2013129414A (ja) * 2011-11-26 2013-07-04 Honda Motor Co Ltd 全方向移動車両
JP5927032B2 (ja) * 2012-05-14 2016-05-25 本田技研工業株式会社 倒立振子型車両
JP6034593B2 (ja) * 2012-05-14 2016-11-30 本田技研工業株式会社 倒立振子型車両
JP5959927B2 (ja) * 2012-05-14 2016-08-02 本田技研工業株式会社 倒立振子型車両
JP5921950B2 (ja) * 2012-05-14 2016-05-24 本田技研工業株式会社 倒立振子型車両
JP5922489B2 (ja) * 2012-05-14 2016-05-24 本田技研工業株式会社 倒立振子型車両
JP6081081B2 (ja) * 2012-05-14 2017-02-15 本田技研工業株式会社 倒立振子型車両
JP5908354B2 (ja) * 2012-07-09 2016-04-26 本田技研工業株式会社 倒立振子型車両
JP5573993B1 (ja) * 2013-03-11 2014-08-20 日本精工株式会社 障害物回避先導ロボット
GB2515794B (en) * 2013-07-04 2015-06-10 Velofeet Ltd Improvements Relating to Vehicles
JP6003935B2 (ja) * 2014-03-24 2016-10-05 株式会社日本自動車部品総合研究所 走行体
WO2015146509A1 (ja) * 2014-03-24 2015-10-01 株式会社村田製作所 手押し車
CN103935185B (zh) * 2014-05-15 2016-04-06 谭旭东 全向轮
US9445959B2 (en) * 2014-12-03 2016-09-20 Joon-Hyung Kim Two-wheeled self-balancing wheelchair
CN104626878A (zh) * 2015-02-02 2015-05-20 成都科力夫科技有限公司 一种车轴延长盘的使用方法
CN104787187B (zh) * 2015-04-17 2017-12-01 浙江联宜电机有限公司 独轮电动平衡车
JP2018065504A (ja) * 2016-10-20 2018-04-26 本田技研工業株式会社 倒立振子型車両
CN106364592B (zh) * 2016-11-14 2019-04-05 永康骑客智能科技股份有限公司 一种具有安全支架的平衡车
JP2021142588A (ja) * 2020-03-10 2021-09-24 本田技研工業株式会社 移動体の操縦システム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD309254S (en) * 1987-06-25 1990-07-17 Oscar Investments Pty. Limited Roller wheel
KR940009860B1 (ko) * 1989-12-08 1994-10-18 가부시끼가이샤 히다찌세이사꾸쇼 자주식 수송기구
CN2203140Y (zh) * 1994-06-11 1995-07-12 福建实达电脑股份有限公司 可全方位行走的电脑轮椅
US7318628B2 (en) * 2000-09-21 2008-01-15 Innowheel Pty Ltd Multiple directional wheel
JP2003127605A (ja) * 2001-10-19 2003-05-08 Kawasaki Heavy Ind Ltd 全方向移動車両の車輪構造
JP4523244B2 (ja) 2003-05-22 2010-08-11 独立行政法人科学技術振興機構 パワーアシスト型移動台車
JP5292283B2 (ja) * 2007-04-20 2013-09-18 本田技研工業株式会社 全方向駆動装置及びそれを用いた全方向移動車
CN101663194B (zh) * 2007-04-20 2012-10-10 本田技研工业株式会社 全方向驱动装置及使用其的全方向移动车
JP5292286B2 (ja) * 2007-05-16 2013-09-18 本田技研工業株式会社 全方向に移動可能な乗り物

Also Published As

Publication number Publication date
US8267213B2 (en) 2012-09-18
JP2011063204A (ja) 2011-03-31
US20110067940A1 (en) 2011-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5398445B2 (ja) 全方向移動車両
JP5358374B2 (ja) 車両
EP2123547B1 (en) Inverted pendulum mobile vehicle
KR101429444B1 (ko) 전방향 이동 차량
JP5586196B2 (ja) 倒立振子型車両
JP2008062769A (ja) 乗用移動車両
JP6603953B2 (ja) 車両
JP5066746B2 (ja) 倒立振子型四輪走行装置
JP2011046273A (ja) 車両
JP2012011995A (ja) 車両
JP5369999B2 (ja) 車両
JP6277404B2 (ja) 自動車
JP2013144513A (ja) 車両
KR20180134643A (ko) 주행 모드 변경이 가능한 소형 모빌리티
JP5908354B2 (ja) 倒立振子型車両
JP2011046297A (ja) 車両
JP5458722B2 (ja) 車両
JP2017178188A (ja) 車両
KR101500699B1 (ko) 후륜조향유닛을 가진 전동스쿠터
JP2012020735A (ja) 走行装置及びその制御方法
JP2011042181A (ja) 車両
WO2011102106A1 (ja) 車両
JP2011063182A (ja) 倒立振子型移動体
JP5337650B2 (ja) 倒立振子型移動体
JP2011194953A (ja) 車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130604

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130924

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131022

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5398445

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250