JP5573993B1 - 障害物回避先導ロボット - Google Patents
障害物回避先導ロボット Download PDFInfo
- Publication number
- JP5573993B1 JP5573993B1 JP2013047987A JP2013047987A JP5573993B1 JP 5573993 B1 JP5573993 B1 JP 5573993B1 JP 2013047987 A JP2013047987 A JP 2013047987A JP 2013047987 A JP2013047987 A JP 2013047987A JP 5573993 B1 JP5573993 B1 JP 5573993B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- force
- front wheel
- obstacle avoidance
- main leg
- wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims abstract 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61H—PHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
- A61H3/00—Appliances for aiding patients or disabled persons to walk about
- A61H3/04—Wheeled walking aids for patients or disabled persons
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25J—MANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
- B25J5/00—Manipulators mounted on wheels or on carriages
- B25J5/007—Manipulators mounted on wheels or on carriages mounted on wheels
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61H—PHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
- A61H3/00—Appliances for aiding patients or disabled persons to walk about
- A61H3/04—Wheeled walking aids for patients or disabled persons
- A61H2003/043—Wheeled walking aids for patients or disabled persons with a drive mechanism
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61H—PHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
- A61H2201/00—Characteristics of apparatus not provided for in the preceding codes
- A61H2201/50—Control means thereof
- A61H2201/5007—Control means thereof computer controlled
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61H—PHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
- A61H2201/00—Characteristics of apparatus not provided for in the preceding codes
- A61H2201/50—Control means thereof
- A61H2201/5058—Sensors or detectors
- A61H2201/5061—Force sensors
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Rehabilitation Therapy (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Pain & Pain Management (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Robotics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rehabilitation Tools (AREA)
- Manipulator (AREA)
Abstract
【課題】簡便な装置構成、簡便な制御、軽量化を図った障害物回避先導ロボットを提供する。
【解決手段】主脚2、主脚の下部に連結した自走式の前輪部3と、下部に後輪7が連結されて主脚の立ち上がりを補助する補助脚6を備え、使用者が主脚の上部に設けた把持部21を把持して押し力、引き力などの外力を作用することで、使用者の歩行補助を行いながら移動する障害物回避先導ロボット1である。前輪部3は、駆動部から正方向の回転力、或いは逆方向の回転力が伝達される2台の全方向移動車輪11A,11Bを備え、これら2台の全方向移動車輪は互いに近接した位置に配置されているとともに、前輪部が移動する際に、主脚を介して使用者から外力、或いはモーメントが伝達されることで移動するようにした。
【選択図】図1
【解決手段】主脚2、主脚の下部に連結した自走式の前輪部3と、下部に後輪7が連結されて主脚の立ち上がりを補助する補助脚6を備え、使用者が主脚の上部に設けた把持部21を把持して押し力、引き力などの外力を作用することで、使用者の歩行補助を行いながら移動する障害物回避先導ロボット1である。前輪部3は、駆動部から正方向の回転力、或いは逆方向の回転力が伝達される2台の全方向移動車輪11A,11Bを備え、これら2台の全方向移動車輪は互いに近接した位置に配置されているとともに、前輪部が移動する際に、主脚を介して使用者から外力、或いはモーメントが伝達されることで移動するようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、移動経路上の障害物を回避しながら使用者を先導することが可能な障害物回避先導ロボットに関する。
使用者の移動経路上に存在している障害物を検出する装置として、例えば特許文献1に示すように、歩行補助として使用する杖に、障害物を検出するセンサーを設けたものが知られている。
また、この特許文献1の杖の下端に、センサーの情報に基づいて障害物以外の方向に移動可能な全方向移動車輪を組み付けると、障害物を回避した移動経路に歩行者を先導することが可能な障害物回避先導ロボットとなる。
ここで、全方向移動車輪として、例えば特許文献2に示すように、4つの車輪が独立駆動することで全方向に移動可能な装置が知られている。
また、この特許文献1の杖の下端に、センサーの情報に基づいて障害物以外の方向に移動可能な全方向移動車輪を組み付けると、障害物を回避した移動経路に歩行者を先導することが可能な障害物回避先導ロボットとなる。
ここで、全方向移動車輪として、例えば特許文献2に示すように、4つの車輪が独立駆動することで全方向に移動可能な装置が知られている。
特許文献2で示した全方向移動車輪は、4つの車輪をそれぞれ独立して駆動する4つの駆動ユニットを必要とし、複雑な装置構成で、複雑な駆動ユニットの駆動制御となるおそれがある。
また、4つの車輪と駆動ユニットとを備えた特許文献2の全方向移動ロボットは重量物であり、障害物回避先導ロボットを、階段や段差などの使用不可能な場所から持ち運ぶのが困難である。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、簡便な装置構成、簡便な制御とすることでコストの低減化を図るとともに、軽量化を図ることで持ち運びが容易な障害物回避先導ロボットを提供することを目的としている。
また、4つの車輪と駆動ユニットとを備えた特許文献2の全方向移動ロボットは重量物であり、障害物回避先導ロボットを、階段や段差などの使用不可能な場所から持ち運ぶのが困難である。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、簡便な装置構成、簡便な制御とすることでコストの低減化を図るとともに、軽量化を図ることで持ち運びが容易な障害物回避先導ロボットを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る障害物回避先導ロボットは、主脚と、この主脚の下部に連結した自走式の前輪部と、下部に後輪が連結されて前記主脚の立ち上がりを補助する補助脚と、を備え、使用者が前記主脚の上部に設けた把持部を把持して押し力、引き力などの外力を作用することで、前記使用者の歩行補助を行いながら移動する障害物回避先導ロボットであって、前記主脚に、ロボット全体を持ち上げる際に使用する把手を設け、前記前輪部は、前後方向に延在するロール回転軸を介して前記主脚の下部に連結されており、前記前輪部は、複数の樽形状の小径輪と、これら複数の小径輪を外周に回転自在に保持する車輪本体とを有し、前記車輪本体は、前記小径輪を当該車輪本体の軸方向である中心線に対して45度傾けて設置した2台の全方向移動車輪で構成し、これら2台の前記全方向移動車輪は、互いの軸を一致させた状態で近接した位置に配置されており、前記主脚を介して前記使用者から前記外力、或いはモーメントが伝達されることで前記前輪部が移動するようにし、階段や段差などの使用不可能な場所では、前記把手を使用してロボット全体を持ち運ぶようにしたことを特徴とする障害物回避先導ロボットである。
また、本発明の一態様に係る障害物回避先導ロボットは、前記前輪部を構成する2台の全方向移動車輪は、2台の駆動部によりそれぞれ回転力が伝達され、前記把持部に、前記使用者から前後左右の力が加わると前記2台の駆動部に力信号を出力する力センサーを設け、前記使用者が前記力センサーに左右方向の力を加えると前記駆動部が2台の前記全方向移動車輪を互いに逆方向に回転させて前記前輪部が左右方向に移動し、前記使用者が前記力センサーに前後方向の力を加えると前記駆動部が2台の前記全方向移動車輪を互いに同一方向に回転させて前記前輪部を前後方向に移動するようにした。
さらに、本発明の一態様に係る障害物回避先導ロボットは、前記主脚側に沿う位置まで移動可能に連結されている。
さらに、本発明の一態様に係る障害物回避先導ロボットは、前記主脚側に沿う位置まで移動可能に連結されている。
本発明に係る障害物回避先導ロボットによれば、前輪部を構成する2台の全方向移動車輪が、互いが近接する位置に配置されているので、互いの地面に接地する地点が左右対称でなくても、前輪部の移動方向性に与える影響を少なくすることができる。
また、本発明は、2台の全方向移動車輪及びこれらを駆動する駆動部を備えた簡便な装置構成であり、軽量化及び簡便な駆動制御で前輪部を全方向に移動することができるので、コストの低減化を図ることができる。
さらに、2台の全方向移動車輪及びこれらを駆動する駆動部しか搭載しておらず軽量化を図っているので、障害物回避先導ロボット1の持ち運びを容易に行うことができる。
また、本発明は、2台の全方向移動車輪及びこれらを駆動する駆動部を備えた簡便な装置構成であり、軽量化及び簡便な駆動制御で前輪部を全方向に移動することができるので、コストの低減化を図ることができる。
さらに、2台の全方向移動車輪及びこれらを駆動する駆動部しか搭載しておらず軽量化を図っているので、障害物回避先導ロボット1の持ち運びを容易に行うことができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1から図3は、本発明に係る障害物回避先導ロボットの1実施形態を示すものであり、図1は障害物回避先導ロボットを示す正面図、図2は障害物回避先導ロボットを示す側面図、図3は障害物回避先導ロボットを示す平面図、図4は障害物回避先導ロボットを構成する前輪部の具体的な構成を示す斜視図、図5は障害物回避先導ロボットの制御回路図を示す図である。
図1から図3は、本発明に係る障害物回避先導ロボットの1実施形態を示すものであり、図1は障害物回避先導ロボットを示す正面図、図2は障害物回避先導ロボットを示す側面図、図3は障害物回避先導ロボットを示す平面図、図4は障害物回避先導ロボットを構成する前輪部の具体的な構成を示す斜視図、図5は障害物回避先導ロボットの制御回路図を示す図である。
本実施形態の障害物回避先導ロボット1は、図1から図3で示すように、上下方向に延在する主脚2と、主脚2の下部に連結している前輪部(全方向移動車輪)3と、主脚2の上端に設けた前輪操作部4と、主脚2の上下方向の略中間位置に関節部5を介して連結し、下方に延在している2本の補助脚6と、各補助脚6の下端に設けたキャスター7と、前輪操作部4の操作により前輪部3を所定方向に転動させるロボット制御部8と、を備えている。
前輪部3は、図1に示すように、2台の全方向移動車輪11A,11Bと、これら2台の全方向移動車輪11A,11Bを独自に正逆方向に回転させる駆動モーター(図5の符号12A,12B)を備えている。
全方向移動車輪11Aは、図4に示すように、複数の樽形状の小径輪13と、複数の小径輪13を外周に回転自在に保持する車輪本体14とを有し、車輪本体14は、小径輪13を車輪本体14の軸方向である中心線14aに対して45度傾けて設置した、メカナムホイール(登録商標)である。また、全方向移動車輪11Bも、全方向移動車輪11Aと同様の構造を有しており、小径輪13を中心線14aに対して135度傾けて設置したものである。
全方向移動車輪11Aは、図4に示すように、複数の樽形状の小径輪13と、複数の小径輪13を外周に回転自在に保持する車輪本体14とを有し、車輪本体14は、小径輪13を車輪本体14の軸方向である中心線14aに対して45度傾けて設置した、メカナムホイール(登録商標)である。また、全方向移動車輪11Bも、全方向移動車輪11Aと同様の構造を有しており、小径輪13を中心線14aに対して135度傾けて設置したものである。
2台の全方向移動車輪11A,11Bは、互いに近接した位置に配置され、互いの軸一致させた状態(中心線14aを一致させた状態)で配置されている。
そして、前輪部3は、図6に示すように、軸心が障害物回避先導ロボット1の前後方向に延在するロール回転軸20を介して主脚2の下部に連結されている。
関節部5は、図1及び図2で示すように固定レバー5aを備えており、この固定レバー5aの固定操作を行うことで、主脚2に対して所定の角度で傾斜した状態で補助脚6を固定する。そして、固定レバー5aの回動操作を行うと、図7及び図8に示すように、主脚2に沿う位置まで2本の補助脚6を揺動させることができる。
そして、前輪部3は、図6に示すように、軸心が障害物回避先導ロボット1の前後方向に延在するロール回転軸20を介して主脚2の下部に連結されている。
関節部5は、図1及び図2で示すように固定レバー5aを備えており、この固定レバー5aの固定操作を行うことで、主脚2に対して所定の角度で傾斜した状態で補助脚6を固定する。そして、固定レバー5aの回動操作を行うと、図7及び図8に示すように、主脚2に沿う位置まで2本の補助脚6を揺動させることができる。
そして、図2に示すように、関節部5近くの主脚2に、障害物回避先導ロボット1全体を持ち上げる際に使用する把手22が設けられている。
前輪操作部4は、図2に示すように、グリップ部21に装着された力センサー4aである。力センサー4aは、x,y,z方向の力、及び、x,y,z軸回りのモーメントを測定でき、使用者がグリップ部21に握り力を加えると力センサ4aに力がかかり、ロボット制御部8に力(3軸)、モーメント(3軸)に応じた力信号を出力する。
前輪操作部4は、図2に示すように、グリップ部21に装着された力センサー4aである。力センサー4aは、x,y,z方向の力、及び、x,y,z軸回りのモーメントを測定でき、使用者がグリップ部21に握り力を加えると力センサ4aに力がかかり、ロボット制御部8に力(3軸)、モーメント(3軸)に応じた力信号を出力する。
ロボット制御部8は、図5に示すように、入力ポート15、主制御部(CPU)16及び出力ポート17を備えており、入力ポート15には、力センサー4aから力信号が入力する。
主制御部16は、力センサー4aから入力した力信号に基づき、駆動モーター12A,12Bに対する正転方向、或いは逆転方向の回転方向及び回転数を演算し、その演算信号を出力ポート17に出力する。そして、出力ポート17から駆動モーター12A,12Bに駆動制御信号が出力される。
主制御部16は、力センサー4aから入力した力信号に基づき、駆動モーター12A,12Bに対する正転方向、或いは逆転方向の回転方向及び回転数を演算し、その演算信号を出力ポート17に出力する。そして、出力ポート17から駆動モーター12A,12Bに駆動制御信号が出力される。
前輪操作部4の力センサー4aから力信号が入力した際のロボット制御部8の具体的な制御動作を説明する。
グリップ部21を握り、右側に力を加えることにより力センサー4aに右側向きの力がかかると、力センサー4aからロボット制御部8に力信号が入力され、ロボット制御部8は、駆動モーター12Bが正転方向に所定の回転数で回転し、駆動モーター12Aが逆転方向に所定の回転数で回転する演算信号を演算し、駆動モーター12Bが正転回転し、駆動モーター12Aが逆転回転することで、前輪部3が右方向に移動するようになっている。
グリップ部21を握り、右側に力を加えることにより力センサー4aに右側向きの力がかかると、力センサー4aからロボット制御部8に力信号が入力され、ロボット制御部8は、駆動モーター12Bが正転方向に所定の回転数で回転し、駆動モーター12Aが逆転方向に所定の回転数で回転する演算信号を演算し、駆動モーター12Bが正転回転し、駆動モーター12Aが逆転回転することで、前輪部3が右方向に移動するようになっている。
また、グリップ部21を握り、前方に力を加えることにより力センサー4aに前向きの力がかかると、力センサー4aからロボット制御部8に力信号が入力され、ロボット制御部8は、駆動モーター12Aが正転方向に所定の回転数で回転し、駆動モーター12Bが正転方向に所定の回転数で回転する演算信号を演算し、駆動モーター12A及び12Bが同一回転数で正転回転することで、前輪部3が前方に移動するようになっている。
また、グリップ部21を握り、後方に力を加えることにより力センサー4aに後向きの力がかかると、力センサー4aからロボット制御部8に力信号が入力され、ロボット制御部8は、駆動モーター12Aが逆転方向に所定の回転数で回転し、駆動モーター12Bも逆転方向に所定の回転数で回転する演算信号を演算し、駆動モーター12A及び12Bが同一回転数で逆転回転することで、前輪部3が後方に移動するようになっている。
さらに、グリップ部21を握り、左側に力を加えることにより力センサー4aに左側向きの力がかかると、力センサー4aからロボット制御部8に力信号が入力され、ロボット制御部8は、駆動モーター12Bが逆転方向に所定の回転数で回転し、駆動モーター12Aが正転方向に所定の回転数で回転する演算信号を演算し、駆動モーター12Bが逆転回転し、駆動モーター12Aが正転回転することで、前輪部3が左方向に移動するようになっている。
次に、本実施形態の前輪部3の作用について図9(a),(b)を参照して説明する。
図9(a)に示すように、前輪部Zを2台の全方向移動車輪H1,H2で構成し、この前輪部Zに外力を加えずに2台の全方向移動車輪H1,H2を転動させると、前輪部Zは点A回りに回転してしまう。しかし、本実施形態は、2台の全方向移動車輪11A,11Bで構成した前輪部3に主脚3を介して使用者の力(押し力、引き力)、又はモーメントが加わるので前輪部3の全方向移動が可能となる。
図9(a)に示すように、前輪部Zを2台の全方向移動車輪H1,H2で構成し、この前輪部Zに外力を加えずに2台の全方向移動車輪H1,H2を転動させると、前輪部Zは点A回りに回転してしまう。しかし、本実施形態は、2台の全方向移動車輪11A,11Bで構成した前輪部3に主脚3を介して使用者の力(押し力、引き力)、又はモーメントが加わるので前輪部3の全方向移動が可能となる。
また、前輪部3を構成する2台の全方向移動車輪11A,11Bは、図9(a)で示したように左右対称で接地する場合が少ない。図9(b)に示すように、全方向移動車輪11A,11Bの接地点が左右対称でない場合には、回転中心(図9(b)に示す点A´)が全方向移動車輪11A,11Bの一方に偏り、移動方向性が不確実になるおそれがある。
これに対して、本実施形態の前輪部3は、互いに近接した位置に2台の全方向移動車輪11A,11Bを配置しているため、図9(b)に示すように偏り量Q(点Aと点A´の差分)が小さくなり、全方向移動車輪11A,11Bが左右対称で接地していなくても、前輪部3の移動方向性に与える影響が少ない。
これに対して、本実施形態の前輪部3は、互いに近接した位置に2台の全方向移動車輪11A,11Bを配置しているため、図9(b)に示すように偏り量Q(点Aと点A´の差分)が小さくなり、全方向移動車輪11A,11Bが左右対称で接地していなくても、前輪部3の移動方向性に与える影響が少ない。
次に、本実施形態の障害物回避先導ロボット1の効果について説明する。
本実施形態の障害物回避先導ロボット1は、主脚2の下部に、2台の自走式の全方向移動車輪11A,11Bを備えた前輪部3を連結し、主脚2を介して使用者の力(押し力、引き力)、或いはモーメントを作用することで、前輪部3が全方向に移動する。
そして、本実施形態の全方向移動車輪11A,11Bは、互いが近接する位置に配置されているので、互いの地面に接地する地点が左右対称でなくても、前輪部3の移動方向性に与える影響を少なくすることができる。
本実施形態の障害物回避先導ロボット1は、主脚2の下部に、2台の自走式の全方向移動車輪11A,11Bを備えた前輪部3を連結し、主脚2を介して使用者の力(押し力、引き力)、或いはモーメントを作用することで、前輪部3が全方向に移動する。
そして、本実施形態の全方向移動車輪11A,11Bは、互いが近接する位置に配置されているので、互いの地面に接地する地点が左右対称でなくても、前輪部3の移動方向性に与える影響を少なくすることができる。
そして、前輪部3は、軸心が障害物回避先導ロボット1の前後方向に延在するロール回転軸20を介して主脚2の下部に連結されており、常に全方向移動車輪11A,11Bが地面に接地しながら移動するので、全方向移動の確実性を向上させることができる。
また、本実施形態の障害物回避先導ロボット1は、2台の駆動モーター12A,12を備えた簡便な装置構成であり、全方向移動車輪11A,11Bを正転回転、或いは逆転回転させるという簡単な駆動制御で前輪部3を全方向に移動するようにしているので、装置コストの低減化を図ることができる。
また、本実施形態の障害物回避先導ロボット1は、2台の駆動モーター12A,12を備えた簡便な装置構成であり、全方向移動車輪11A,11Bを正転回転、或いは逆転回転させるという簡単な駆動制御で前輪部3を全方向に移動するようにしているので、装置コストの低減化を図ることができる。
また、重量物である全方向移動車輪11A,11B及び駆動モーター12A,12は2台しか搭載していないので、障害物回避先導ロボット1の軽量化を図って持ち運びを容易に行うことができる。
さらに、2本の補助脚6を主脚2に沿う位置まで移動すると、障害物回避先導ロボット1をコンパクトに畳むことができる。そして、把手22を使用して、軽量な障害物回避先導ロボット1を階段や段差などの使用不可能な場所から容易に持ち運ぶことができる。
さらに、2本の補助脚6を主脚2に沿う位置まで移動すると、障害物回避先導ロボット1をコンパクトに畳むことができる。そして、把手22を使用して、軽量な障害物回避先導ロボット1を階段や段差などの使用不可能な場所から容易に持ち運ぶことができる。
なお、本実施形態の全方向移動車輪11A,11Bとして、メカナムホイール(登録商標)を使用したが、オムニホイール(登録商標)など、ホイール本体の外周に、回転軸が可撓性を有する回転体を、その両端がそれぞれ隣接する回転体支持部材に回転可能に支持されるよう配設してなる形式の車輪を用いてもよいことは言うまでもない。
また、全方向移動車輪11A,11Bは車幅方向(左右方向)に配置したが、本発明の要旨がこれに限定されるものではなく、前後方向に配置しても、斜め方向に配置してもよい。
また、全方向移動車輪11A,11Bは車幅方向(左右方向)に配置したが、本発明の要旨がこれに限定されるものではなく、前後方向に配置しても、斜め方向に配置してもよい。
また、全方向移動車輪11A,11Bは同軸に配置したが、偏心していても、直交等角度を付けて配置してもよい。
さらに、本実施形態では、前輪部3がロール回転軸20を介して主脚2の下部に連結されていることで受動的に前輪部3の姿勢を制御する構造を示したが、前輪部3を回転させる駆動モーターや姿勢センサーなどを備えて能動的に前輪部3の姿勢を制御するようにしてもよい。
さらに、本実施形態では、前輪部3がロール回転軸20を介して主脚2の下部に連結されていることで受動的に前輪部3の姿勢を制御する構造を示したが、前輪部3を回転させる駆動モーターや姿勢センサーなどを備えて能動的に前輪部3の姿勢を制御するようにしてもよい。
1…障害物回避先導ロボット、2…主脚、3…前輪部、4…前輪操作部、4a…力センサー、5…関節部、6…補助脚、7…キャスター、8…ロボット制御部、11A,11B…全方向移動車輪、12A,12B…駆動モーター(駆動部)、13…小径輪、14…車輪本体、14a…中心線、15…入力ポート、16…主制御部、17…出力ポート、20…ロール回転軸、21…グリップ部(把持部)、22…把手
Claims (3)
- 主脚と、この主脚の下部に連結した自走式の前輪部と、下部に後輪が連結されて前記主脚の立ち上がりを補助する補助脚と、を備え、使用者が前記主脚の上部に設けた把持部を把持して押し力、引き力などの外力を作用することで、前記使用者の歩行補助を行いながら移動する障害物回避先導ロボットであって、
前記主脚に、ロボット全体を持ち上げる際に使用する把手を設け、
前記前輪部は、前後方向に延在するロール回転軸を介して前記主脚の下部に連結されており、
前記前輪部は、複数の樽形状の小径輪と、これら複数の小径輪を外周に回転自在に保持する車輪本体とを有し、前記車輪本体は、前記小径輪を当該車輪本体の軸方向である中心線に対して45度傾けて設置した2台の全方向移動車輪で構成し、これら2台の前記全方向移動車輪は、互いの軸を一致させた状態で近接した位置に配置されており、
前記主脚を介して前記使用者から前記外力、或いはモーメントが伝達されることで前記前輪部が移動するようにし、
階段や段差などの使用不可能な場所では、前記把手を使用してロボット全体を持ち運ぶようにしたことを特徴とする障害物回避先導ロボット。 - 前記前輪部を構成する2台の全方向移動車輪は、2台の駆動部によりそれぞれ回転力が伝達され、
前記把持部に、前記使用者から前後左右の力が加わると前記2台の駆動部に力信号を出力する力センサーを設け、
前記使用者が前記力センサーに左右方向の力を加えると前記駆動部が2台の前記全方向移動車輪を互いに逆方向に回転させて前記前輪部が左右方向に移動し、前記使用者が前記力センサーに前後方向の力を加えると前記駆動部が2台の前記全方向移動車輪を互いに同一方向に回転させて前記前輪部を前後方向に移動するようにしたことを特徴とする請求項1記載の障害物回避先導ロボット。 - 前記補助脚は、前記主脚側に沿う位置まで移動可能に連結されていることを特徴とする請求項1又は2記載の障害物回避先導ロボット。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013047987A JP5573993B1 (ja) | 2013-03-11 | 2013-03-11 | 障害物回避先導ロボット |
CN201480000067.3A CN104159553A (zh) | 2013-03-11 | 2014-02-26 | 障碍物回避引导机器人 |
PCT/JP2014/001016 WO2014141602A1 (ja) | 2013-03-11 | 2014-02-26 | 障害物回避先導ロボット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013047987A JP5573993B1 (ja) | 2013-03-11 | 2013-03-11 | 障害物回避先導ロボット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP5573993B1 true JP5573993B1 (ja) | 2014-08-20 |
JP2014171729A JP2014171729A (ja) | 2014-09-22 |
Family
ID=51536286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013047987A Expired - Fee Related JP5573993B1 (ja) | 2013-03-11 | 2013-03-11 | 障害物回避先導ロボット |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5573993B1 (ja) |
CN (1) | CN104159553A (ja) |
WO (1) | WO2014141602A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111251310A (zh) * | 2020-01-14 | 2020-06-09 | 华尔嘉(泉州)机械制造有限公司 | 一种基于双轮平衡车的智能仿人安防机器人*** |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105213155B (zh) * | 2015-10-29 | 2017-03-29 | 刘珩先 | 一种人工智能运动辅助设备 |
CN109730901B (zh) * | 2019-01-04 | 2022-01-18 | 电子科技大学 | 一种用于下肢外骨骼机器人站立稳定机构 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63164010U (ja) * | 1987-04-15 | 1988-10-26 | ||
JP2002067962A (ja) * | 2000-08-25 | 2002-03-08 | Matsushita Electric Works Ltd | パワーアシスト型手押し車 |
JP2002263151A (ja) * | 2001-03-12 | 2002-09-17 | Yaskawa Electric Corp | 全方向移動型歩行介助装置 |
JP2011063204A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-31 | Honda Motor Co Ltd | 全方向移動車両 |
JP2013022287A (ja) * | 2011-07-22 | 2013-02-04 | Fumio Nakamura | 歩行補助具 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN201775753U (zh) * | 2010-09-13 | 2011-03-30 | 杨荣洪 | 一种助行器前脚轮装置 |
CN201775754U (zh) * | 2010-09-13 | 2011-03-30 | 杨荣洪 | 一种助行器后脚轮装置 |
-
2013
- 2013-03-11 JP JP2013047987A patent/JP5573993B1/ja not_active Expired - Fee Related
-
2014
- 2014-02-26 WO PCT/JP2014/001016 patent/WO2014141602A1/ja active Application Filing
- 2014-02-26 CN CN201480000067.3A patent/CN104159553A/zh active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63164010U (ja) * | 1987-04-15 | 1988-10-26 | ||
JP2002067962A (ja) * | 2000-08-25 | 2002-03-08 | Matsushita Electric Works Ltd | パワーアシスト型手押し車 |
JP2002263151A (ja) * | 2001-03-12 | 2002-09-17 | Yaskawa Electric Corp | 全方向移動型歩行介助装置 |
JP2011063204A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-31 | Honda Motor Co Ltd | 全方向移動車両 |
JP2013022287A (ja) * | 2011-07-22 | 2013-02-04 | Fumio Nakamura | 歩行補助具 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111251310A (zh) * | 2020-01-14 | 2020-06-09 | 华尔嘉(泉州)机械制造有限公司 | 一种基于双轮平衡车的智能仿人安防机器人*** |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2014141602A1 (ja) | 2014-09-18 |
JP2014171729A (ja) | 2014-09-22 |
CN104159553A (zh) | 2014-11-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7185771B2 (ja) | 車椅子用モジュール式動力基盤 | |
US9474678B2 (en) | Pushcart | |
JP6340759B2 (ja) | 障害物回避先導ロボット | |
JP5573993B1 (ja) | 障害物回避先導ロボット | |
JP2010215043A (ja) | 電動アシストカート | |
US11338806B2 (en) | Brake-steering apparatus for controlling autonomous navigation of an electric scooter | |
JP6629335B2 (ja) | 乳母車 | |
CN109050754B (zh) | 具有可调节行驶模式的紧凑型移动装置 | |
JP6206582B2 (ja) | 手押し車 | |
KR102283384B1 (ko) | 유모차 | |
JP2017007416A (ja) | 手押し車 | |
CN107635848B (zh) | 婴儿车 | |
JP6559787B2 (ja) | 乳母車 | |
JP6698299B2 (ja) | 乳母車 | |
JP6639165B2 (ja) | 乳母車 | |
US9308968B2 (en) | Leg type traveling apparatus | |
JP6556853B2 (ja) | 乳母車 | |
TWI658824B (zh) | 電動輪椅 | |
JP2013183852A (ja) | 運搬車、車椅子、台車およびベビーカー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140603 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140616 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5573993 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |