JP5393015B2 - 車載空調装置用圧縮機 - Google Patents

車載空調装置用圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP5393015B2
JP5393015B2 JP2007263937A JP2007263937A JP5393015B2 JP 5393015 B2 JP5393015 B2 JP 5393015B2 JP 2007263937 A JP2007263937 A JP 2007263937A JP 2007263937 A JP2007263937 A JP 2007263937A JP 5393015 B2 JP5393015 B2 JP 5393015B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
vehicle
pressure
motor
inverter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007263937A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009092000A (ja
Inventor
貴之 渡辺
竹志 平野
明紀 吉岡
友貴 一瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2007263937A priority Critical patent/JP5393015B2/ja
Priority to PCT/JP2008/067428 priority patent/WO2009047987A1/ja
Priority to US12/441,408 priority patent/US8240163B2/en
Priority to EP08837562.1A priority patent/EP2196674B1/en
Publication of JP2009092000A publication Critical patent/JP2009092000A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5393015B2 publication Critical patent/JP5393015B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K11/00Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection
    • H02K11/30Structural association with control circuits or drive circuits
    • H02K11/33Drive circuits, e.g. power electronics
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B35/00Piston pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by the driving means to their working members, or by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors, not otherwise provided for
    • F04B35/04Piston pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by the driving means to their working members, or by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors, not otherwise provided for the means being electric
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
    • F04B39/12Casings; Cylinders; Cylinder heads; Fluid connections
    • F04B39/121Casings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
    • H02K5/04Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
    • H02K5/06Cast metal casings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/14Structural association with mechanical loads, e.g. with hand-held machine tools or fans

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Compressor (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、電動モータと圧縮機構とが内蔵されるハウジングにインバータ装置が一体に組み込まれて構成される、車載空調装置用の圧縮機に適用して好適な車載空調装置用電動圧縮機に関するものである。
昨今、車両に搭載される空調装置用の圧縮機として、インバータ装置を一体に組み込んで構成されるインバータ一体型の電動圧縮機が種々提案されている。このようなインバータ一体型の車載空調装置用電動圧縮機は、電動モータと圧縮機構とが内蔵されるハウジングの外周にインバータ収容部(インバータボックス)を一体的に設け、その内部に高電圧電源から供給される直流電力を三相交流電力に変換し、ガラス密封端子を介して電動モータに給電するインバータ装置を組み込むことにより、空調負荷に応じて電動圧縮機の回転数を可変できるように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載されたものは、電動圧縮機のモータハウジング外周に台座部を形成し、この台座部に外枠部を一体的に設け、その内部にインバータ装置を収容設置した構成とされている。また、このものでは、台座部および外枠部にモータハウジングの周壁外周面から突出するコネクタハウジングおよびコネクタカバーを設け、その内部にコネクタハウジングの開口部を封鎖する蓋と、該蓋に固定された交流端子(ガラス密封端子)を設けた構成とされている。
特許第3786356号公報
上記の車載空調装置用電動圧縮機は、一般に車両のエンジンルーム内において、走行用原動機等の構造体にマウントされて搭載され、これとは別に車両に搭載されている高電圧電源から高電圧ケーブルを介して高電圧の直流電力が供給されるようになっている。
ところで、車両は走行中において、常に衝突事故の危険性を孕んでいる。仮に空調装置を使用中に衝突事故を起こした場合には、当然ながら電動圧縮機もその衝撃を受ける可能性がある。このような衝突事故発生時に、電動圧縮機の高電圧系統がダメージを受けてインバータ装置等が破損すると、最悪の場合に高電圧が車体側に短絡するおそれがある。
上記特許文献1のように、高電圧系統の一部(交流端子)を耐圧ハウジングであるモータハウジングの周壁外周面から外方に突出するように配置した場合、車両への搭載状態如何では、交流端子の配置部が衝突時の衝撃を直接受ける可能性がある。斯様に、インバータ装置を一体に組み込んだ従来の車載空調装置用電動圧縮機では、衝突事故発生時における高電圧の短絡対策があまりなされていないのが実情である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、万一の衝突事故発生時においても、インバータ装置を含む高電圧系統の破損による高電圧の短絡を抑制し、信頼性を向上させることができる車載空調装置用電動圧縮機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の車載空調装置用電動圧縮機は、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる車載空調装置用電動圧縮機は、電動モータと圧縮機構とが内蔵される耐圧ハウジングの外周部にインバータ収容部を設け、その内部に高電圧電源から供給される直流電力を三相交流電力に変換し、ガラス密封端子を介して前記耐圧ハウジング内の前記電動モータに給電するインバータ装置を収容設置してなる車載空調装置用電動圧縮機において、車両への搭載状態において前記インバータ収容部は、前記耐圧ハウジング内に内蔵される前記電動モータのモータ軸線方向と平行な前記耐圧ハウジングの前面側部位に対して、前記モータ軸線方向と直交する方向に車両後方側へオフセット配置され、かつ前記モータ軸線を含む鉛直面に対して非対称に位置するように配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、車両への搭載状態において車両前方側に面する耐圧ハウジングの前面側部位に対して、インバータ収容部およびインバータ装置は、耐圧ハウジング内に内蔵される電動モータのモータ軸線方向と平行な耐圧ハウジングの前面側部位に対して、モータ軸線方向と直交する方向に車両後方側へオフセット配置され、かつモータ軸線を含む鉛直面に対して非対称に位置するように配置されているため、空調装置を使用中に、車両が万一衝突事故を起こした場合でも、剛性の高い耐圧ハウジングで衝突時における衝撃を受け止めることができる。これにより、高電圧が印加されているインバータ装置およびそれを収容するインバータ収容部を保護することができる。従って、衝突事故発生時にインバータ装置およびインバータ収容部の破損による高電圧の短絡を抑制し、信頼性を向上させることができる。
さらに、本発明の車載空調装置用電動圧縮機は、上記の車載空調装置用電動圧縮機において、前記インバータ収容部には、オフセットされた側における前記モータ軸線方向の前記圧縮機構側の端部に、前記高電圧電源と接続される高電圧ケーブルの接続部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、インバータ収容部のオフセット配置によって生じるインバータ収容部のオフセットされた側におけるモータ軸線方向の圧縮機構側の端部に、高電圧ケーブルの接続部を設けているため、この接続部からモータ軸線方向に高電圧ケーブルを取り出すことができる。従って、線径が比較的太く、折り曲げ難い高電圧ケーブルの配線スペースを容易に確保し、搭載性を向上させることができる。また、オフセットによって生じるスペースは、キャパシタやインダクタコイル等の比較的体積のある電気部品の配置に有効利用することも可能である。
さらに、本発明の車載空調装置用電動圧縮機は、上述のいずれかの車載空調装置用電動圧縮機において、前記インバータ装置は、電力用半導体スイッチング素子およびそれを動作させるパワー系制御回路を備えたパワー基板と、CPU等の低電圧で動作する素子を有する制御および通信回路を備えたCPU基板とをモジュール化したインバータモジュールを有し、該インバータモジュールは、前記インバータ収容部および前記耐圧ハウジングに対してモジュール本体をネジ止め固定するための複数の取り付け脚を備え、該取り付け脚は、前記モジュール本体に対してオフセット配置され、前記モータ軸線を挟んで略等距離位置で前記インバータ収容部および前記耐圧ハウジングにネジ止め固定されることを特徴とする。
本発明によれば、インバータ装置を構成するインバータモジュールの複数の取り付け脚をモジュール本体に対してオフセット配置し、その取り付け脚を、モータ軸線を挟んで略等距離位置でインバータ収容部および耐圧ハウジングにネジ止め固定するようにしているため、耐圧ハウジングのインバータ収容部を形成している肉厚を厚くとることが可能な部位にネジ穴を立てることができる。従って、インバータ収容部のオフセット配置に伴いインバータモジュールをオフセット設置する場合でも、インバータ収容部および耐圧ハウジング側のネジ穴位置を変える必要がなく、ネジ穴用に肉盛りをする等の処置を不要にできるとともに、耐圧ハウジングにネジ加工を施すことによる冷媒漏れの危険性を低減することができる。
さらに、本発明の車載空調装置用電動圧縮機は、上記の車載空調装置用電動圧縮機において、前記取り付け脚は、前記モジュール本体より外側に突出して設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、取り付け脚をモジュール本体より外側に突出して設けているため、モジュール本体内に取り付け部のスペースを確保する必要がなくなる。これにより、基板形状を簡略化し、基板上への部品配置を容易化することができる。その結果として、インバータモジュールをコンパクト化し、インバータ装置を一体化した電動圧縮機自体を小型軽量化することができる。
さらに、本発明の車載空調装置用電動圧縮機は、上述のいずれかの車載空調装置用電動圧縮機において、前記ガラス密封端子は、前記耐圧ハウジングの前記前面側部位に対して、車両後方側に離れた位置に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、ガラス密封端子を耐圧ハウジングの前面側部位に対して車両後方側に離れた位置に配置しているため、空調装置を使用中に、車両が万一衝突事故を起こした場合でも、剛性の高い耐圧ハウジングによりガラス密封端子を保護することができる。従って、衝突事故発生時にガラス密封端子の破損による高電圧の短絡を抑制し、信頼性を向上させることができる。
さらに、本発明の車載空調装置用電動圧縮機は、上記の車載空調装置用電動圧縮機において、前記ガラス密封端子は、前記耐圧ハウジングを構成しているモータハウジングと圧縮機ハウジングとの結合部近傍の前記モータハウジング側に位置するように配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、ガラス密封端子を、耐圧ハウジングを構成しているモータハウジングと圧縮機ハウジングとの結合部近傍のモータハウジング側に位置するように配置しているため、空調装置を使用中に、車両が万一衝突事故を起こした場合でも、剛性の高い耐圧ハウジングによって衝突時における衝撃を受け止めることができる。これにより、高電圧が印加されているガラス密封端子を保護することができる。従って、衝突事故発生時にガラス密封端子の破損による高電圧の短絡を抑制し、信頼性を向上させることができる。
さらに、本発明の車載空調装置用電動圧縮機は、上記の車載空調装置用電動圧縮機において、前記ガラス密封端子は、耐圧ハウジングの前記電動モータと前記圧縮機構との間の前記電動モータ側部位または前記耐圧ハウジングの前記前方側部位から離れた前記電動モータの側部部位あるいは後端部位に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、ガラス密封端子を耐圧ハウジングの電動モータと圧縮機構との間の電動モータ側部位または耐圧ハウジングの前方側部位から離れた電動モータの側部部位あるいは後端部位に配置しているため、ガラス密封端子を耐圧ハウジングの前方側部位から十分に離れた位置に配置することができる。従って、耐圧ハウジングにより事故発生時の衝撃からガラス密封端子を保護し、その破損による高電圧の短絡を防止して信頼性を向上させることができる。
さらに、本発明の車載空調装置用電動圧縮機は、上述のいずれかの車載空調装置用電動圧縮機において、前記耐圧ハウジングは、耐圧容器である前記電動モータを内蔵するモータハウジングと前記圧縮機構を内蔵する圧縮機ハウジングとを一体に結合して構成され、前記モータハウジングまたは前記圧縮機ハウジングのいずれかの端部側またはその側部側が、車両への搭載状態において車両前方側に面して搭載されることを特徴とする。
本発明によれば、車両への搭載時、耐圧ハウジングを構成するモータハウジングまたは圧縮機ハウジングのいずれかの端部側またはその側部側が車両前方側に面して搭載されることになるが、いずれも車両前方側に面する耐圧ハウジングの前面側部位としての機能を有するため、電動圧縮機の車両への搭載状態の多様化に対しても柔軟に対応することができる。従って、衝突事故発生時において、空調装置用の電動圧縮機における高電圧の短絡を抑制し、信頼性を向上させることができる。
本発明によると、空調装置を使用中に、車両が万一衝突事故を起こした場合でも、剛性の高い耐圧ハウジングによって衝突時の衝撃を受け止め、高電圧が印加されているインバータ装置およびそれを収容するインバータ収容部、更にはガラス密封端子等を保護することができるため、衝突事故発生時にインバータ装置およびインバータ収容部、更にはガラス密封端子等の破損による高電圧の短絡を抑制し、信頼性を向上させることができる。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図5を用いて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態にかかる車載空調装置用電動圧縮機の圧縮機ハウジング側から見た正面図が示され、図2には、その左側面図が示されている。インバータ一体型の車載空調装置用電動圧縮機1は、その外殻を構成する耐圧構造のハウジング2を備えている。この耐圧ハウジング2は、図示省略の電動モータが収容されるモータハウジング3と、図示省略の圧縮機構が収容される圧縮機ハウジング4とをボルト5で一体に締め付け固定することによって構成される。このモータハウジング3および圧縮機ハウジング4は、耐圧容器として十分な強度を有しており、アルミダイカスト製とされている。
上記耐圧ハウジング2の内部に内蔵される図示省略の電動モータと圧縮機構とは、図示省略のモータ軸を介して連結され、電動モータの回転によって圧縮機構が駆動されるように構成されている。モータハウジング3の一端側(図2の左側)には、冷媒吸入ポート6が設けられており、この冷媒吸入ポート6からモータハウジング3内に吸入された低温低圧の冷媒ガスは、電動モータの周囲をモータ軸線L方向に沿って流通後、圧縮機構に吸い込まれて圧縮される。圧縮機構により圧縮された高温高圧の冷媒ガスは、圧縮機ハウジング4内に吐き出された後、圧縮機ハウジング4の一端側(図2の右側)に設けられている吐出ポート7から外部へと送出されるように構成されている。
耐圧ハウジング2には、モータハウジング3の一端側(図2の左側)の下部および圧縮機ハウジング4の下部側の2箇所と、圧縮機ハウジング4の上部側の1箇所との計3箇所に、取り付け脚8A,8B,8Cが設けられている。車載空調装置用電動圧縮機1は、この取り付け脚8A,8B,8Cが車両のエンジンルーム内に設置されている走行用原動機の側壁等にブラケットおよびボルトを介して固定設置されることにより搭載される。一般に車載空調装置用電動圧縮機1は、固定ブラケットを介してそのモータ軸線L方向が車両の前後方向または左右方向に向けられ、上下3点もしくは4点で片持ち支持されるのが通常である。
また、モータハウジング3の外周部には、その上方部にボックス形状をなすインバータ収容部10が一体に成形されている。インバータ収容部10は、上面が開放された所定高さの周囲壁により囲われたボックス構造を有しており、その上面開口部は、図示省略のシール材を介してビス11等でネジ止め固定されるカバー部材12により密閉されるようになっている。このインバータ収容部10は、図1に示されるように、車両への搭載状態において車両前方側に面する電動モータのモータ軸線L方向と平行な耐圧ハウジング2の前面側部位2Aに対して、寸法Hだけ車両後方側にオフセットされて設けられている。
インバータ収容部10の内部には、高電圧電源から供給される直流電力を三相交流電力に変換し、電動モータに給電するインバータ装置13が組み込まれ、空調負荷に応じて電動圧縮機の回転数を可変できるように構成されている。インバータ装置13の中核をなすインバータモジュール14もインバータ収容部10と同様に耐圧ハウジング2の前面側部位2Aに対してオフセット配置されている。なお、インバータモジュール14は、図示省略の複数個の電力用半導体スイッチング素子(IGBT等のパワー素子)およびそれを動作させるパワー系制御回路が実装されたパワー基板と、CPU等の低電圧で動作する素子を有する制御および通信回路が実装されたCPU基板とがモジュール化されて一体的に構成されたものである。
上記インバータ収容部10には、図1,図2に示されるように、オフセットされた側におけるモータ軸線L方向の圧縮機ハウジング4側(圧縮機構側)の端部に、高電圧電源と接続される図示省略の高電圧ケーブルの接続部15が設けられ、高電圧ケーブルをモータ軸線L方向に取り出せるように構成されている。
また、上記インバータ装置13で三相交流電力に変換された電力は、モータハウジング3の開口に装着されたガラス密封端子16を介してモータハウジング3内に内蔵されている電動モータに給電されるようになっている。このガラス密封端子16も車両への搭載状態において車両前方側に面する耐圧ハウジング2の前面側部位2Aに対して、車両後方側に離れた位置に配置されている。
図3、図4および図5には、インバータ収容部10およびインバータ装置13からなるインバータ部20(以下では単にインバータ部と称する。)およびガラス密封端子16の耐圧ハウジング2に対する配置構成を模式した図が示されている。インバータ部20は、図3に示されるように、車両への搭載状態において車両前方側に面する耐圧ハウジング2の前面側部位2Aに対して、寸法Hだけ車両後方側にオフセットされて設けられている。また、ガラス密封端子16は、図5に示されるように、車両への搭載状態において車両前方側に面する耐圧ハウジング2の前面側部位2Aに対して、車両後方側に離れた位置に配置されている。
また、上記の配置構成において、インバータ装置13の中核をなすインバータモジュール14は、インバータ収容部10および耐圧ハウジング2(モータハウジング3)に対して、図4に示されるように、ネジ止め固定される。この場合、インバータモジュール14の取り付け部をモジュール本体14Aと共にオフセットすると、ネジ穴14Cの位置がモータハウジング3の肉厚の少ない部分に移動してしまい、耐圧容器として肉厚を確保するために、内部に肉盛等の処置が必要となってくる他、内部が冷媒流通路とされる耐圧ハウジング2(モータハウジング3)にネジ加工を施すことによる冷媒漏れの危険性が増大する。そこで、モジュール本体14Aに設けられるネジ止め用の4箇所の取り付け脚14Bを、モジュール本体14Aより外側に突出させて設けるとともに、モジュール本体14Aに対してオフセット配置して設けることにより、モータ軸線Lを挟んで略等距離位置でインバータ収容部10および耐圧ハウジング2(モータハウジング3)の肉厚の厚い部分にネジ穴14Cを立て、ネジ止め固定できるようにしている。なお、上記のモータ軸線Lを挟んでの略等距離は、耐圧ハウジング2(モータハウジング3)の半径よりも大きいことが望ましい。
以上に説明の構成により、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
電動圧縮機1の外殻を構成する耐圧構造のハウジング2は、耐圧容器として構成されるモータハウジング3と圧縮機ハウジング4とを結合したものであるため、十分な強度を有している。この耐圧ハウジング2の外周に一体に組み込まれるインバータ装置13は、モータハウジング3と一体に設けられ、車両への搭載状態において車両前方側に面する電動モータのモータ軸線L方向と平行な耐圧ハウジング2の前面側部位2Aに対して、寸法Hだけ車両後方側にオフセットされているインバータ収容部10内に、同様にオフセットされて収容設置される。
空調装置の使用時、電動圧縮機1に組み込まれているインバータ装置13には、高電圧電源から高電圧ケーブルを介して高電圧の直流電力が供給され、この直流電力がインバータ装置13によって三相交流電力に変換された後、ガラス密封端子16を介してモータハウジング3内に内蔵されている電動モータに給電される。このため、空調装置用の電動圧縮機1が搭載されている車両が万一衝突事故を起こした場合、インバータ収容部10およびインバータ装置13、あるいはガラス密封端子16等の高電圧系統が事故のダメージにより破損すると、高電圧が車体側に短絡するおそれがある。
しかして、本実施形態においては、上記のように、インバータ収容部10およびインバータ装置13を車両前方側に面する耐圧ハウジング2の前面側部位2Aに対して、車両後方側にオフセット配置した構成としているため、空調装置を使用中に、車両が万一衝突事故を起こした場合でも、剛性の高い耐圧ハウジング2で衝突時における衝撃を受け止めることができる。これにより、高電圧が印加されているインバータ装置13およびそれを収容するインバータ収容部10を保護することができる。従って、衝突事故発生時にインバータ装置13およびインバータ収容部10の破損による高電圧の短絡を抑制し、信頼性を向上させることができる。
同様に、ガラス密封端子16も車両前方側に面する耐圧ハウジング2の前面側部位2Aに対して、車両後方側に十分離れた位置に配置されているため、衝突時の衝撃から保護することができる。これによって、衝突事故発生時にガラス密封端子16の破損による高電圧の短絡をも抑制し、信頼性を向上させることができる。
また、本実施形態では、インバータ収容部10のオフセット配置によって生じるインバータ収容部10のオフセットされた側におけるモータ軸線L方向の圧縮機ハウジング4側(圧縮機構側)の端部に、高電圧ケーブルの接続部15を設けた構成としているため、この接続部15からモータ軸線L方向に高電圧ケーブルを取り出すことができる。この高電圧ケーブルは、一般に線径が比較的太く、折り曲げ難いため、オフセット配置により配線がし難くなるが、高電圧ケーブルをモータ軸線L方向に取り出すことにより、配線スペースを容易に確保し、搭載性を向上させることができる。また、オフセットによって生じるスペースは、キャパシタやインダクタコイル等の比較的体積のある電気部品の配置に有効利用することも可能である。
また、インバータ装置13を構成するインバータモジュール14の4箇所の取り付け脚14Bをモジュール本体14Aに対して外側へ突出させ、かつオフセット配置し、この取り付け脚14Bを、モータ軸線Lを挟んで略等距離位置でインバータ収容部10および耐圧ハウジング2にネジ止め固定するようにしている。このため、耐圧ハウジング2(モータハウジング3)のインバータ収容部10を形成している肉厚を確保し易い部位にネジ穴14Cを立てることができる。これによって、インバータ収容部10のオフセット配置に伴いインバータモジュール14をオフセット設置する場合でも、インバータ収容部10および耐圧ハウジング2(モータハウジング3)側のネジ穴14Cの位置を変える必要がなく、そのままインバータモジュール14を設置することができる。従って、インバータ収容部10および耐圧ハウジング2側にネジ穴14C用に肉盛りをする等の処置を不要にできるとともに、耐圧ハウジング2にネジ加工を施すことによる冷媒漏れの危険性を低減することができる。
しかも、取り付け脚14Bを外側に突出させているため、モジュール本体14C内に取り付け部のスペースを確保する必要がなくなる。これにより、基板形状を簡略化し、基板上への部品配置を容易化することができ、その結果として、インバータモジュール14をコンパクト化し、インバータ装置13を一体化した電動圧縮機1自体を小型軽量化することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について、車載空調装置用電動圧縮機1の車両への搭載状態を示す図6ないし図12を用いて説明する。本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、車両に搭載するための具体的実施形態が異なる。その他の点については、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態において、車載空調装置用電動圧縮機1は、エンジンルーム内に設置されている走行用原動機等の車両側構造体30に図示省略のブラケットを介してマウントされるものとする。なお、車両側構造体30中に示す矢印は車両前方方向(Front)を示している。
参考例1
本例では、図6に示すように、電動圧縮機1は、モータ軸線Lが車両前後方向に向けられ、耐圧ハウジング2を構成する圧縮機ハウジング4のモータ軸線L方向の一端部が車両前方方向に面するように車両側構造体30の側面壁にブラケットを介してマウントされている。この場合、インバータ部20は、耐圧ハウジング2の前面側部位2Aとなる圧縮機ハウジング4の一端部に対して、車両後方側(モータハウジング3後方側)にオフセット配置することができる。また、ガラス密封端子16は、耐圧ハウジング2の前面側部位2Aとなる圧縮機ハウジング4の一端部から車両後方側に離れたモータハウジング3と圧縮機ハウジング4との結合部近傍のモータハウジング3側に位置するように配置することができる。このように、インバータ部20およびガラス密封端子16を配置することによって、前記した第1実施形態と略同等の作用効果を得ることができる。
参考例2
本例では、図7に示すように、電動圧縮機1は、モータ軸線Lが車両前後方向に向けられ、耐圧ハウジング2を構成するモータハウジング3のモータ軸線L方向の一端部が車両前方方向に面するように車両側構造体30の側面壁にブラケットを介してマウントされている。この場合、インバータ部20は、耐圧ハウジング2の前面側部位2Aとなるモータハウジング3の一端部に対して、車両後方側に寸法Hオフセット配置することができる。また、ガラス密封端子16は、耐圧ハウジング2の前面側部位2Aとなるモータハウジング4の一端部から車両後方側に離れたモータハウジング3と圧縮機ハウジング4との結合部近傍のモータハウジング3側に位置するように配置することができる。このように、インバータ部20およびガラス密封端子16を配置することにより、前記した第1実施形態と略同等の作用効果を得ることができる。
参考例3
本例では、図8に示すように、電動圧縮機1は、モータ軸線Lが車両前後方向に向けられ、耐圧ハウジング2を構成する圧縮機ハウジング4のモータ軸線L方向の一端部が車両前方方向に面するように車両側構造体30の側面壁にブラケットを介してマウントされている。この場合、インバータ部20は、耐圧ハウジング2の前面側部位2Aとなる圧縮機ハウジング4の一端部に対して、車両後方側(モータハウジング3後方側)にオフセット配置することができる。また、ガラス密封端子16は、耐圧ハウジング2の前面側部位2Aとなる圧縮機ハウジング4の一端部から車両後方側に離れたモータハウジング3における車両側構造体30側の側部位置に配置することができる。このように、インバータ部20およびガラス密封端子16を配置することによって、前記した第1実施形態と略同等の作用効果を得ることができる。なお、本例の場合、ガラス密封端子16をその外周をカバーかるモータハウジング3以外に、電動圧縮機1をマウントするブラケットによっても保護することができる。
参考例4
本例では、図9に示すように、電動圧縮機1は、モータ軸線Lが車両前後方向に向けられ、耐圧ハウジング2を構成するモータハウジング3のモータ軸線L方向の一端部が車両前方方向に面するように車両側構造体30の側面壁にブラケットを介してマウントされている。この場合、インバータ部20は、耐圧ハウジング2の前面側部位2Aとなるモータハウジング3の一端部に対して、図7に示す実施例2と同様、車両後方側にオフセット配置することができる。また、ガラス密封端子16は、耐圧ハウジング2の前面側部位2Aとなるモータハウジング3の一端部から車両後方側に離れたモータハウジング3における車両側構造体30側の側部位置に配置することができる。このように、インバータ部20およびガラス密封端子16を配置することによって、前記した第1実施形態と略同等の作用効果を得ることができる。なお、本例の場合、ガラス密封端子16をその外周をカバーするモータハウジング3以外に、電動圧縮機1をマウントするブラケットによっても保護することができる。
(実施例
本例では、図10に示すように、電動圧縮機1は、モータ軸線Lが車両左右方向に向けられ、耐圧ハウジング2を構成するモータハウジング3および圧縮機ハウジング4のモータ軸線L方向と平行な一側部が車両前方方向に面するように車両側構造体30の前面壁にブラケットを介してマウントされている。この場合、インバータ部20は、耐圧ハウジング2の前面側部位2Aとなるモータハウジング3の一側部に対して、車両後方側(モータハウジング3の反対側側部)に寸法Hオフセット配置することができる。また、ガラス密封端子16は、耐圧ハウジング2の前面側部位2Aとなるモータハウジング3の一側部から車両後方側に離れたモータハウジング3と圧縮機ハウジング4との結合部近傍のモータハウジング3側に位置するように配置することができる。このように、インバータ部20およびガラス密封端子16を配置することによって、前記した第1実施形態と略同等の作用効果を得ることができる。
(実施例
本例では、図11に示すように、電動圧縮機1は、モータ軸線Lが車両左右方向に向けられ、耐圧ハウジング2を構成するモータハウジング3および圧縮機ハウジング4のモータ軸線L方向と平行な一側部が車両前方方向に面するように車両側構造体30の前面壁にブラケットを介してマウントされている。この場合、インバータ部20は、耐圧ハウジング2の前面側部位2Aとなるモータハウジング3の一側部に対して、図10の場合と同様に、車両後方側(モータハウジング3の反対側側部)に寸法Hオフセット配置することができる。また、ガラス密封端子16は、耐圧ハウジング2の前面側部位2Aとなるモータハウジング3の一側部から車両後方側に離れたモータハウジング3の反対側の側部に位置するように配置することができる。このように、インバータ部20およびガラス密封端子16を配置することによって、前記した第1実施形態と略同等の作用効果を得ることができる。なお、本例の場合、ガラス密封端子16をその外周をカバーするモータハウジング3以外に、電動圧縮機1をマウントするブラケットによっても保護することができる。
(実施例
本例では、図12に示すように、電動圧縮機1は、モータ軸線Lが車両左右方向に向けられ、耐圧ハウジング2を構成するモータハウジング3および圧縮機ハウジング4のモータ軸線L方向と平行な一側部が車両前方方向に面するように車両側構造体30の前面壁にブラケットを介してマウントされている。この場合、インバータ部20は、耐圧ハウジング2の前面側部位2Aとなるモータハウジング3の一側部に対して、図10の場合と同様に、車両後方側(モータハウジング3の反対側側部)に寸法Hオフセット配置することができる。また、ガラス密封端子16は、耐圧ハウジング2の前面側部位2Aとなるモータハウジング3の一側部から車両後方側に離れたモータハウジング3のモータ軸線L方向の一端部にオフセット配置することができる。このように、インバータ部20およびガラス密封端子16を配置することによって、前記した第1実施形態と略同等の作用効果を得ることができる。
さらに、上記実施例1ないしから明らかなように、耐圧ハウジング2を構成するモータハウジング3および圧縮機ハウジング4はいずれも耐圧容器であり、その何れの部分が耐圧ハウジング2の前面側部位2Aとなっても、そこからオフセットした位置あるいは離れた位置にインバータ部20およびガラス密封端子16を配置することによって、車両の衝突事故発生時にインバータ部20およびガラス密封端子16を耐圧ハウジング2で保護し、高電圧系統の短絡を抑制して信頼性を向上することができる。また、上記オフセットによって生じるスペースは、キャパシタやインダクタコイル等の比較的体積のある電気部品の配置にも有効利用することが可能である。
なお、本発明は、上記実施形態にかかる発明に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。例えば、圧縮機ハウジング4内に設けられる圧縮機構は、ロータリ式、スクロール式、斜板式等、如何なる形式の圧縮機構であってもよく、特に制限されるものではない。また、インバータ収容部10は、必ずしもモータハウジング3と一体に成形する必要はなく、別体で成形したものを一体に組み付けた構成としてもよい。
また、上記実施形態では、複数個の電力用半導体スイッチング素子(IGBT等のパワー素子)およびそれを動作させるパワー系制御回路が実装されたパワー基板と、CPU等の低電圧で動作する素子を有する制御および通信回路が実装されたCPU基板とをモジュール化したインバータモジュール14を用いたものを例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、パワー基板とCPU基板とを別々に構成し、それを上下に取り付け設置した構成のもの等にも適用可能である。
本発明の第1実施形態に係る車載空調装置用電動圧縮機の圧縮機ハウジング側から見た正面図である。 図1に示す車載空調装置用電動圧縮機の左側面図である。 本発明の第1実施形態に係る車載空調装置用電動圧縮機の耐圧ハウジングとインバータ部との配置構成を模式した正面図である。 本発明の第1実施形態に係る車載空調装置用電動圧縮機の耐圧ハウジングへのインバータモジュールの設置構成を模式した正面図(A)と平面図(B)である。 本発明の第1実施形態に係る車載空調装置用電動圧縮機の耐圧ハウジングとガラス密封端子との配置構成を模式した正面図である。 本発明の第2実施形態に係る車載空調装置用電動圧縮機の搭載状態の参考例1を模式した平面図である。 本発明の第2実施形態に係る車載空調装置用電動圧縮機の搭載状態の参考例2を模式した平面図である。 本発明の第2実施形態に係る車載空調装置用電動圧縮機の搭載状態の参考例3を模式した平面図である。 本発明の第2実施形態に係る車載空調装置用電動圧縮機の搭載状態の参考例4を模式した平面図である。 本発明の第2実施形態に係る車載空調装置用電動圧縮機の搭載状態の実施例を模式した平面図である。 本発明の第2実施形態に係る車載空調装置用電動圧縮機の搭載状態の実施例模式した平面図である。 本発明の第2実施形態に係る車載空調装置用電動圧縮機の搭載状態の実施例を模式した平面図である。
1 車載空調装置用電動圧縮機
2 耐圧ハウジング
2A 耐圧ハウジングの前面側部位
3 モータハウジング
4 圧縮機ハウジング
10 インバータ収容部
13 インバータ装置
14 インバータモジュール
14A モジュール本体
14B 取り付け脚
14C ネジ穴
15 高電圧ケーブル接続部
16 ガラス密封端子
20 インバータ部(インバータ収容部およびインバータ装置)
30 車両側構造体(走行用原動機)
H オフセット寸法
L モータ軸線

Claims (8)

  1. 電動モータと圧縮機構とが内蔵される耐圧ハウジングの外周部にインバータ収容部を設け、その内部に高電圧電源から供給される直流電力を三相交流電力に変換し、ガラス密封端子を介して前記耐圧ハウジング内の前記電動モータに給電するインバータ装置を収容設置してなる車載空調装置用電動圧縮機において、
    車両への搭載状態において前記インバータ収容部は、前記耐圧ハウジング内に内蔵される前記電動モータのモータ軸線方向と平行な前記耐圧ハウジングの前面側部位に対して、前記モータ軸線方向と直交する方向に車両後方側へオフセット配置され、かつ前記モータ軸線を含む鉛直面に対して非対称に位置するように配置されていることを特徴とする車載空調装置用電動圧縮機。
  2. 前記インバータ収容部には、オフセットされた側における前記モータ軸線方向の前記圧縮機構側の端部に、前記高電圧電源と接続される高電圧ケーブルの接続部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車載空調装置用電動圧縮機。
  3. 前記インバータ装置は、電力用半導体スイッチング素子およびそれを動作させるパワー系制御回路を備えたパワー基板と、CPU等の低電圧で動作する素子を有する制御および通信回路を備えたCPU基板とをモジュール化したインバータモジュールを有し、
    該インバータモジュールは、前記インバータ収容部および前記耐圧ハウジングに対してモジュール本体をネジ止め固定するための複数の取り付け脚を備え、
    該取り付け脚は、前記モジュール本体に対してオフセット配置され、前記モータ軸線を挟んで略等距離位置で前記インバータ収容部および前記耐圧ハウジングにネジ止め固定されることを特徴とする請求項1または2に記載の車載空調装置用電動圧縮機。
  4. 前記取り付け脚は、前記モジュール本体より外側に突出して設けられていることを特徴とする請求項3に記載の車載空調装置用電動圧縮機。
  5. 前記ガラス密封端子は、前記耐圧ハウジングの前記前面側部位に対して、車両後方側に離れた位置に配置されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の車載空調装置用電動圧縮機。
  6. 前記ガラス密封端子は、前記耐圧ハウジングを構成しているモータハウジングと圧縮機ハウジングとの結合部近傍の前記モータハウジング側に位置するように配置されていることを特徴とする請求項に記載の車載空調装置用電動圧縮機。
  7. 前記ガラス密封端子は、耐圧ハウジングの前記電動モータと前記圧縮機構との間の前記電動モータ側部位または前記耐圧ハウジングの前記前方側部位から離れた前記電動モータの側部部位あるいは後端部位に配置されていることを特徴とする請求項に記載の車載空調装置用電動圧縮機。
  8. 前記耐圧ハウジングは、耐圧容器である前記電動モータを内蔵するモータハウジングと前記圧縮機構を内蔵する圧縮機ハウジングとを一体に結合して構成され、
    前記モータハウジングまたは前記圧縮機ハウジングのいずれかの端部側またはその側部側が、車両への搭載状態において車両前方側に面して搭載されることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の車載空調装置用電動圧縮機。
JP2007263937A 2007-10-10 2007-10-10 車載空調装置用圧縮機 Active JP5393015B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007263937A JP5393015B2 (ja) 2007-10-10 2007-10-10 車載空調装置用圧縮機
PCT/JP2008/067428 WO2009047987A1 (ja) 2007-10-10 2008-09-26 車載空調装置用圧縮機
US12/441,408 US8240163B2 (en) 2007-10-10 2008-09-26 Vehicle-air-conditioner compressor
EP08837562.1A EP2196674B1 (en) 2007-10-10 2008-09-26 Compressor for vehicle-mounted air conditioner

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007263937A JP5393015B2 (ja) 2007-10-10 2007-10-10 車載空調装置用圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009092000A JP2009092000A (ja) 2009-04-30
JP5393015B2 true JP5393015B2 (ja) 2014-01-22

Family

ID=40549132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007263937A Active JP5393015B2 (ja) 2007-10-10 2007-10-10 車載空調装置用圧縮機

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8240163B2 (ja)
EP (1) EP2196674B1 (ja)
JP (1) JP5393015B2 (ja)
WO (1) WO2009047987A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2419291B1 (en) * 2009-04-15 2014-09-10 Nissan Motor Co., Ltd. Vehicle component mounting arrangement
US8474555B2 (en) * 2009-04-15 2013-07-02 Nissan Motor Co., Ltd. Vehicle component mounting structure
JP4958988B2 (ja) 2010-03-30 2012-06-20 株式会社豊田自動織機 電動圧縮機
US20150044075A1 (en) * 2012-05-15 2015-02-12 Panasonic Corporation Electric compressor
JP2016000960A (ja) * 2012-09-07 2016-01-07 三菱重工業株式会社 輸送機械用の電動圧縮機
WO2014046072A1 (ja) * 2012-09-19 2014-03-27 日産自動車株式会社 電動車両用強電ユニットの搭載構造
JP5968811B2 (ja) * 2013-03-12 2016-08-10 住友重機械工業株式会社 モータフレーム
JP6700674B2 (ja) 2015-05-21 2020-05-27 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 電動圧縮機用モータハウジングおよびそれを用いた車載用電動圧縮機
KR20200017930A (ko) * 2018-08-10 2020-02-19 한온시스템 주식회사 모터

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002339865A (ja) * 2001-05-17 2002-11-27 Toyota Industries Corp 車両空調用圧縮機および該車両空調用圧縮機を備えた空調装置
JP3840949B2 (ja) * 2001-10-17 2006-11-01 株式会社デンソー 電動式圧縮機
EP1363026A3 (en) * 2002-04-26 2004-09-01 Denso Corporation Invertor integrated motor for an automotive vehicle
JP3802477B2 (ja) * 2002-11-13 2006-07-26 株式会社デンソー 車両用インバータ横設型電動コンプレッサ
JP3786356B2 (ja) 2002-04-26 2006-06-14 株式会社デンソー 車両用インバータ一体型電動コンプレッサ
JP2004100683A (ja) * 2002-07-15 2004-04-02 Toyota Industries Corp 電動コンプレッサ
JP2004308445A (ja) * 2003-04-02 2004-11-04 Denso Corp 電動圧縮機
JP4200850B2 (ja) * 2003-07-17 2008-12-24 株式会社デンソー 電動圧縮機
JP2004003516A (ja) * 2003-08-07 2004-01-08 Toyota Industries Corp コンプレッサユニット
JP4718936B2 (ja) * 2005-04-18 2011-07-06 三菱重工業株式会社 インバータ内蔵圧縮機
JP4810955B2 (ja) * 2005-10-07 2011-11-09 日産自動車株式会社 モータルーム内部品配置構造
JP2007131237A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Toyota Motor Corp 高電圧ケーブルの保護構造

Also Published As

Publication number Publication date
US8240163B2 (en) 2012-08-14
US20100172772A1 (en) 2010-07-08
JP2009092000A (ja) 2009-04-30
EP2196674B1 (en) 2019-04-24
EP2196674A1 (en) 2010-06-16
WO2009047987A1 (ja) 2009-04-16
EP2196674A4 (en) 2017-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5393015B2 (ja) 車載空調装置用圧縮機
JP5173344B2 (ja) 車載空調装置用電動圧縮機
JP5308008B2 (ja) 車載空調装置用電動圧縮機
JP5221935B2 (ja) インバータ一体型電動圧縮機
JP5107114B2 (ja) インバータ一体型電動圧縮機
JP5107133B2 (ja) インバータ一体型電動圧縮機
EP2445099B1 (en) Inverter module and inverter-unified-type motor-driven compressor using the same
JP5448797B2 (ja) 制御基板、インバータ装置およびインバータ一体型電動圧縮機
JP2008215089A (ja) インバータ一体型電動圧縮機
JP2009156213A (ja) インバータ一体型電動圧縮機
JP2009127523A (ja) インバータ一体型電動圧縮機
JP2010084669A (ja) インバータ一体型電動圧縮機
JP5254587B2 (ja) インバータ一体型電動圧縮機
JP2010158991A (ja) 電動圧縮機の配置構造
JP5595461B2 (ja) インバータ一体型電動圧縮機
EP2362098B1 (en) Inverter-integrated electric compressor
JP2012117444A (ja) インバータ収納部およびこれを備えているインバータ一体型電動圧縮機
JP5173374B2 (ja) 車載空調装置用電動圧縮機
JP2021173161A (ja) 車載用電動圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100903

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121016

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130917

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131015

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5393015

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250