JP5387524B2 - オルガノハイドロジェンポリシロキサン及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、付加硬化型組成物に使用できるオルガノハイドロジェンポリシロキサン及びその製造方法に関するものである。
付加硬化型組成物、特に付加硬化型シリコーン組成物は、硬化後の硬化物の特徴として耐熱性、耐候性、耐薬品性があり、電気絶縁性、低温特性、ガス透過性等にも優れた性質を示す。また、離型性、消泡性、撥水性において他の樹脂に見られない特異な性質を有しており、その界面特性を生かしてコーティング剤として幅広い分野で使用されている。
この付加硬化型のシリコーン組成物は、通常アルケニル基を含有したオルガノポリシロキサンをベースとし、架橋剤としてSiH基を含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンを使用し、付加反応を触媒化する金属錯体を硬化触媒として実用化されている。このオルガノハイドロジェンポリシロキサンの構造としては種々のものが提案されているが、直鎖状、分岐状に関わらず、側鎖のポリシロキサン単位としては、
Figure 0005387524
(式中、Rは炭素数1以上の有機基である。)
から構成されるものが最もよく使用されており、両末端基以外が式(7)のみで構成されるホモポリマー構造のオルガノハイドロジェンポリシロキサンと、式(7)と式(8)の基本単位がランダムに存在するコポリマー構造のオルガノハイドロジェンポリシロキサンに大別できる。
この2種類のオルガノハイドロジェンポリシロキサンの特徴として、硬化性においてはコポリマー構造を持つオルガノハイドロジェンポリシロキサンが優れており、一方、コーティング剤として使用する場合の基材への密着性はホモポリマー構造のオルガノハイドロジェンポリシロキサンが優れており、それぞれの架橋剤には一長一短があり、性能の両立できる高機能で新規な架橋剤が求められていた。
特許第3167874号公報
本発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、付加硬化型組成物、特に付加硬化型シリコーン組成物の架橋剤として有用なオルガノハイドロジェンポリシロキサン及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、ブロック単位のSiH基が分子中に点在していると共に、分子中にシルアルキレン結合を持つオルガノハイドロジェンポリシロキサンが付加硬化型組成物の新規な架橋剤として作用し、各種基材に対する優れた密着性と硬化性を両立することができることを知見し、本発明をなすに至った。
即ち、本発明は、下記のオルガノハイドロジェンポリシロキサン及びその製造方法を提供する。
請求項1:
下記式(1)で表される構造単位を一分子中に2個以上持ち、該構造単位相互がSiH基を含有しない構造単位により連結されたオルガノハイドロジェンポリシロキサンであって、下記式(2)で示される構造単位の繰り返しよりなることを特徴とするオルガノハイドロジェンポリシロキサン
Figure 0005387524

(式中、R1は非置換又は置換の炭素数1〜10の1価炭化水素基、aは2以上の整数である。)
Figure 0005387524

(式中、R 2 は非置換又は置換の炭素数1〜10の1価炭化水素基、R 3 は炭素数2〜10の直鎖状又は分岐状のアルキレン基であり、bは1、2又は3である。R 1 ,aは前記の通りである。)
請求項
請求項1記載の式(1)が直鎖状又は分岐状であり、分子封止鎖末端が(R23SiO−基及び/又はH(R22SiO−基(式中、R2は非置換又は置換の炭素数1〜10の1価炭化水素基である。)で封鎖されることを特徴とする請求項記載のオルガノハイドロジェンポリシロキサン。
請求項
下記式(3)〜(6)
Figure 0005387524

(式中、R2は非置換又は置換の炭素数1〜10の1価炭化水素基を示す。)
で示されるいずれかのシロキサンモノマーと両末端アルケニル基含有化合物を付加反応させて、上記両末端アルケニル基含有化合物の両末端アルケニル基に上記式(3)〜(6)のいずれかのシロキサンモノマーのSiH基を付加させた後、この付加物とSiH基含有環状シロキサンを酸平衡化反応させることを特徴とするオルガノハイドロジェンポリシロキサンの製造方法。
本発明のオルガノハイドロジェンポリシロキサンを付加硬化型組成物中の架橋剤として使用すると、プラスチック基材に対する優れた密着性と硬化性を両立することができる。
以下、本発明の新規な架橋剤に関して詳しく説明する。
本発明のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、下記式(1)で表される構造単位を一分子中に少なくとも2個以上持ち、該構造単位相互がSiH基を含有しない構造単位により連結されたものである。
Figure 0005387524
式中、R1は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、フェニル基、トリル基等のアリール基、又はこれらの基の炭素原子に結合している水素原子の一部又は全部をヒドロキシル基、シアノ基、ハロゲン原子等で置換した基、例えば、ヒドロキシプロピル基、シアノエチル基、1−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基等から選択される非置換又は置換の炭素数1〜10の1価炭化水素基であり、硬化性の点からアルキル基又はアリール基であることが望ましい。aは2以上の整数であり、好ましくは2〜50であり、より好ましくは3〜30である。
また、このオルガノハイドロジェンポリシロキサンの構造は、好ましくは直鎖状又は分岐状で、分子封鎖末端が(R23SiO−基及び/又はH(R22SiO−基(R2は非置換又は置換の炭素数1〜10の1価炭化水素基であり、R1と同様のものが例示される。)で封鎖されたものである。
このオルガノハイドロジェンポリシロキサンとしては、下記式(2)で示される構造単位の繰り返しによりなるものが好ましい。
Figure 0005387524
式中、R2はメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、フェニル基、トリル基等のアリール基、又はこれらの基の炭素原子に結合している水素原子の一部又は全部をヒドロキシル基、シアノ基、ハロゲン原子等で置換した基、例えば、ヒドロキシプロピル基、シアノエチル基、1−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基等から選択される非置換又は置換の炭素数1〜10の1価炭化水素基、R3は非置換又は置換の炭素数2以上の2価炭化水素基であり、より好ましくは炭素数2〜10の直鎖状又は分岐状のアルキレン基であればよい。bは1、2又は3であり、従って式(2)は下記式(2)−1〜3で示される。R1及びaは上記の通りである。
Figure 0005387524
上記オルガノハイドロジェンポリシロキサンは、ハイドロシリレーション反応を使用する付加硬化型組成物の架橋剤として使用でき、アルケニル基を持つベースポリマーとしては各種有機系ポリマーが使用できるが、特に相溶性の面からシリコーン系のポリマーの架橋剤として使用するのが最適である。また、このオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、ベースポリマーの特性により異なった硬化生成物となるため、この硬化物を使用するほとんど全ての用途に使用できるが、硬化性に優れ、密着性に優れる特性が期待できるコーティング用途での使用に適している。
また、付加硬化組成物中でのこのオルガノハイドロジェンポリシロキサンの配合量は、付加硬化組成物中のベースポリマー中のアルケニル基のモル数に依存するが、このオルガノハイドロジェンポリシロキサンのSiH基のモル数がベースポリマー中のアルケニル基の0.5〜20の範囲になるようであればよく、更に好ましくは0.8〜5にあればよい。
更に、このオルガノハイドロジェンポリシロキサンの製造方法としては、本発明の構造が維持されている限り限定はないが、下記一般式(3)〜(6)
Figure 0005387524
(式中、R2は非置換又は置換の炭素数1〜10の1価炭化水素基を示す。)
で示されるいずれかのシロキサンモノマーと両末端アルケニル基含有化合物を付加反応させて、上記両末端アルケニル基含有化合物の両末端アルケニル基に、上記式(3)〜(6)のいずれかのシロキサンモノマーのSiH基を付加させた後、この付加物とSiH基含有環状シロキサンを酸平衡化反応させる方法が好適に採用される。例えば、下記式(9)
Figure 0005387524
(Meはメチル基を示す。以下、同様。)
で示されるシロキサンモノマーと両末端アルケニル基含有化合物との反応により一分子中にシロキサン単位とシルアルキレン結合を持つ付加物1を合成し、更に1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン等のSiH基含有環状シロキサンと付加物1の酸平衡化反応により付加物1中のシロキサン部分に前出の式(1)を導入し、
Figure 0005387524
(式中、R1は上記の通り。)
がブロック単位で存在するオルガノハイドロジェンポリシロキサンを得ることができる。
なお、上記両末端アルケニル基含有化合物としては、1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、1,4−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン、1,4−ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン、2,4−ヘキサジエン、1,6−ヘプタジエン、1,7−オクタジエン、1,8−ノナジエン、1,9−デカジエン、1,3−シクロヘキサジエン、1,4−シクロヘキサジエン、ノルボルナジエン、1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン等が挙げられる。
また、上記SiH基含有環状シロキサンとしては、下記式(10)
Figure 0005387524
(式中、R1は上記の通り。nは3以上の整数、好ましくは3〜10、より好ましくは3〜7の整数である。)
で示されるものが挙げられ、1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7,9−ペンタメチルシクロペンタシロキサン、1,3,5,7,9,11−ヘキサメチルシクロヘキサシロキサン等が例示される。
ここで、上記式(3)〜(6)で示されるシロキサンモノマーと両末端アルケニル基含有化合物とのモル比は、上記式(3)〜(6)のSiHのモル数に対して、両末端アルケニル基含有化合物のアルケニル基のモル数が0.8〜1.2とすることが好ましい。付加反応は常法に従って行うことができ、白金、白金化合物等の付加反応触媒を使用するアルケニル基含有化合物の総量に対して白金量が1〜200ppm程度となるような量を用いて30〜150℃、特に50〜120℃の反応温度で行うことができる。なお、反応時間は通常30分〜24時間である。
また、上記付加物とSiH基含有環状シロキサンとのモル比は、例えば、上記付加物の1モルに対してSiH基含有環状シロキサンが0.1〜50モルとなるような比率が好ましい。酸平衡化反応も常法によって行うことができ、酸としても酸平衡化反応で通常使用される酸を使用することができるが、酸として硫酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸が好ましい。酸の使用量は上記付加物とSiH基含有環状シロキサンの総量に対して0.01〜10質量%であればよい。酸平衡化反応の温度は5〜100℃、特に20〜70℃とすることが好ましく、反応時間は通常1〜48時間である。
以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれによって限定されるものではない。
[実施例1]
撹拌装置,温度計,還流冷却器,滴下ロートを取り付けた4つ口フラスコに、下記式(11)で示されるシロキサンモノマー1(186質量部)
Figure 0005387524
(なお、Meはメチル基を表す。)
と溶媒としてのトルエン(100質量部)、白金触媒としてPtの含有率が0.5質量%トルエン溶液(0.5質量部)を混合し、65℃まで昇温し、次いで下記式(12)で示されるシロキサンモノマー2(326質量部)
Figure 0005387524
を少量ずつ添加し、添加終了後70℃で3時間反応させ、活性炭(3.0質量部)を添加し、室温で8時間撹拌した後、活性炭をろ過し、反応溶液を90℃、30mmHgで、トルエン、揮発成分を留去して、シロキサンオリゴマー1(437質量部)を得た。
次いで、撹拌装置,温度計,還流冷却器,滴下ロートを取り付けた4つ口フラスコにこのシロキサンオリゴマー1(56質量部)と1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン(103質量部)を仕込み、混合しながら、トリフルオロメタンスルホン酸(0.1質量部)を添加し、室温で10時間撹拌し、その後キョーワード500SH(0.9質量部)を添加し、更に、室温で4時間撹拌し、キョーワード500SHをろ過し、反応液を120℃、20mmHgで、未反応物を留去して、オルガノハイドロジェンポリシロキサン1(135質量部)を得た。
これは淡黄色透明の液体で、粘度22mm2/s、水素ガス発生量が245mL/gであった。また、このオルガノハイドロジェンポリシロキサンはNMR分析により下記式(13)で表される構造のポリマーであることを確認した。
Figure 0005387524
(n1+n2+n3≒15)
[実施例2]
撹拌装置,温度計,還流冷却器,滴下ロートを取り付けた4つ口フラスコに、1,5−ヘキサジエン(82質量部)と溶媒としてのトルエン(100質量部)、白金触媒としてPtの含有率が0.5質量%トルエン溶液(0.5質量部)を混合し、65℃まで昇温し、次いで、下記式(12)で示されるシロキサンモノマー2(326質量部)
Figure 0005387524
を少量ずつ添加し、添加終了後70℃で3時間反応させ、活性炭(3.0質量部)を添加し、室温で8時間撹拌した後、活性炭をろ過し、反応溶液を90℃、30mmHgで、トルエン、揮発成分を留去して、シロキサンオリゴマー2(302質量部)を得た。
次いで、撹拌装置,温度計,還流冷却器,滴下ロートを取り付けた4つ口フラスコにこのシロキサンオリゴマー2(56質量部)と1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン(103質量部)を仕込み、混合しながら、トリフルオロメタンスルホン酸(0.1質量部)を添加し、室温で10時間撹拌し、その後キョーワード500SH(0.9質量部)を添加し、更に、室温で4時間撹拌し、キョーワード500SHをろ過し、反応液を120℃、20mmHgで、未反応物を留去して、オルガノハイドロジェンポリシロキサン2(132質量部)を得た。
これは淡黄色透明の液体で、粘度21mm2/s、水素ガス発生量が248mL/gであった。また、このオルガノハイドロジェンポリシロキサンはNMR分析により下記式(14)で表される構造のポリマーであることを確認した。
Figure 0005387524
(n4+n5≒12)
[実施例3]
撹拌装置,温度計,還流冷却器,滴下ロートを取り付けた4つ口フラスコに、下記式(15)で示されるシロキサンモノマー3(186質量部)
Figure 0005387524
と溶媒としてのトルエン(100質量部)、白金触媒としてPtの含有率が0.5質量%のトルエン溶液(0.8質量部)を混合し、65℃まで昇温し、次いで下記式(16)で示されるシロキサンモノマー4(444質量部)
Figure 0005387524
を少量ずつ添加し、添加終了後100〜120℃で10時間反応させ、活性炭(3.0質量部)を添加し、室温で8時間撹拌した後、活性炭をろ過し、反応溶液を110℃,30mmHgでトルエン、揮発成分を留去して、シロキサンオリゴマー3(540質量部)を得た。
次いで、撹拌装置,温度計,還流冷却器,滴下ロートを取り付けた4つ口フラスコに、このシロキサンオリゴマー3(56質量部)と、1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン(103質量部)を仕込み、混合しながら、トリフルオロメタンスルホン酸(0.1質量部)を添加し、室温で10時間撹拌し、その後キョーワード500SH(0.9質量部)を添加し、更に、室温で4時間撹拌し、キョーワード500SHをろ過し、反応液を120℃,20mmHgで未反応物を留去して、オルガノハイドロジェンポリシロキサン3(130質量部)を得た。
これは淡黄色透明の液体で、粘度33mm2/s、水素ガス発生量が255mL/gであった。また、このオルガノハイドロジェンポリシロキサンはNMR分析により下記構造のポリマー(17)であることを確認した。
Figure 0005387524
(n1+n2+n3+n4+n5≒20)

Claims (3)

  1. 下記式(1)で表される構造単位を一分子中に2個以上持ち、該構造単位相互がSiH基を含有しない構造単位により連結されたオルガノハイドロジェンポリシロキサンであって、下記式(2)で示される構造単位の繰り返しよりなることを特徴とするオルガノハイドロジェンポリシロキサン
    Figure 0005387524

    (式中、R1は非置換又は置換の炭素数1〜10の1価炭化水素基、aは2以上の整数である。)
    Figure 0005387524

    (式中、R 2 は非置換又は置換の炭素数1〜10の1価炭化水素基、R 3 は炭素数2〜10の直鎖状又は分岐状のアルキレン基であり、bは1、2又は3である。R 1 ,aは前記の通りである。)
  2. 請求項1記載の式(1)が直鎖状又は分岐状であり、分子封止鎖末端が(R23SiO−基及び/又はH(R22SiO−基(式中、R2は非置換又は置換の炭素数1〜10の1価炭化水素基である。)で封鎖されることを特徴とする請求項記載のオルガノハイドロジェンポリシロキサン。
  3. 下記式(3)〜(6)
    Figure 0005387524

    (式中、R2は非置換又は置換の炭素数1〜10の1価炭化水素基を示す。)
    で示されるいずれかのシロキサンモノマーと両末端アルケニル基含有化合物を付加反応させて、上記両末端アルケニル基含有化合物の両末端アルケニル基に上記式(3)〜(6)のいずれかのシロキサンモノマーのSiH基を付加させた後、この付加物とSiH基含有環状シロキサンを酸平衡化反応させることを特徴とするオルガノハイドロジェンポリシロキサンの製造方法。
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