JP5375721B2 - 空気通路開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転軸線を同一とする2つのロータリドアの回動によって複数の開口部の開度調節を行い配風をする空気通路開閉装置に関する。
従来から、例えば、回転軸線を同一とする2つのロータリドアによって複数の通風口を開閉してケース内の空気通路を流れる空気の流れ状態を調節する空気通路開閉装置を備える車両用空調装置が知られている(例えば、下記特許文献1参照。)。
特許第3600345号公報
本件発明者は、上記従来技術のような回転軸線を同一とする2つのロータリドアを有する空気通路開閉装置を、2つのロータリドアの一方を吹出モードを設定する吹出モードドアとし、他方を冷風と温風との混合割合を設定するエアミックスドアとして、車両用空調装置に適用したところ、安定した空調風の吹出温度特性が得られないという不具合に遭遇した。具体的には、吹出モードドアが特定の吹出モードを設定したときに、エアミックスドアの回動位置と空調風の吹出温度との関係が、吹出モードドアが他の吹出モードを設定した場合に対して変化してしまい、温度制御特性が悪化するという不具合が発生した。
本件発明者は、この不具合について鋭意検討を行い、温度制御特性が悪化する原因が、吹出モードドアが開閉する開口部およびエアミックスドアが開度を調節する開口部の配置関係と、吹出モードドアが特定の開口部を開閉する際の回動方向にあることを見出した。
例えば、吹出モードドアが開閉するフット開口部とエアミックスドアが開度を調節する温風通路の下流端開口部が、両ドアの回動方向に隣接しているとともに、吹出モードドアがフット開口部を閉じたフェイス吹出モード等からフット開口部を開いてフット吹出モード等を形成する際に、吹出モードドアが隣接する温風通路の下流端開口部の方向へ回動する場合には、フット吹出モード等におけるエアミックスドアの温度制御特性が悪化する。
これは、吹出モードドアがフット開口部を開いた際に、吹出モードドアのフット開口部を閉塞していた部分が、フット開口部に隣接する温風通路の下流端開口部を覆うように張り出してしまうことに起因する。温風通路の下流端開口部を覆うように張り出した吹出モードドアが、エアミックスドアが温風通路の下流端開口部を所定の開度としていても、当該所定の開度に対応した温風通路の下流端開口部における温風の通過を阻害してしまう。
本件発明者は、この不具合の原因に着目し、吹出モードドアが開閉するフット開口部とエアミックスドアが開度を調節する温風通路の下流端開口部とが隣接しており、吹出モードドアがフット開口部を開く際に温風通路の下流端開口部の方向へ回動する場合であっても、フット開口部の開口構成および吹出モードドアの構造を改良すれば、温度制御特性の悪化を抑制できることを見出した。
すなわち、第1ロータリドアが開閉する開口部と第2ロータリドアが開度を調節する開口部とが隣接しており、第1ロータリドアが閉じてた開口部を開く際に、第2ロータリドアが開度調節をしている開口部の方向へ第1ロータリドアが回動する場合であっても、第1ロータリドアが開閉する開口部の構成および第1ロータリドアの構造を改良すれば、第2ロータリドアが開度を調節する開口部を通過する風量の制御特性が悪化することを抑制可能であることを見出した。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、回転軸線を同一とする2つのロータリドアを有しており、一方のロータリドアが他方のロータリドアが開度調節する開口部を覆うように張り出しても、風量制御特性の悪化を抑制することが可能な空気通路開閉装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
内部に空気通路が形成されたケース(21)と、
ケース(21)内に設けられ、回転軸線から所定量離れた位置に円弧面状に形成された第1ドア板部(51)を有し、第1ドア板部(51)が回転軸線を中心に回動する第1ロータリドア(50)と、
ケース(21)内に設けられ、回転軸線から所定量離れた位置に円弧面状に形成された第2ドア板部(41)を有し、第2ドア板部(41)が回転軸線を中心に回動する第2ロータリドア(40)と、
ケース(21)に形成され、ケース(21)内の空気通路を流通する空気が通過可能な第1開口部(33)と、
ケース(21)に形成され、ケース(21)内の空気通路を流通する空気が通過可能であり、回転軸線方向(AA)における長さが第1開口部(33)の長さよりも小さく、回転軸線方向(AA)において第1開口部(33)の形成範囲内に配設された第2開口部(35)と、
ケース(21)に形成され、ケース(21)内の空気通路を流通する空気が通過可能であり、回転軸線方向(AA)における長さが第2開口部(35)の長さよりも大きく、回転軸線方向(AA)において第2開口部(35)の形成範囲外も含むように配設された第3開口部(281)と、を有し、
第1ロータリドア(50)および第2ロータリドア(40)の回転軸線が同一であるとともに、第1ドア板部(51)および第2ドア板部(41)の回動方向(BB)において第1開口部(33)と第3開口部(281)の間に第2開口部(35)があって、第2開口部(35)と第3開口部(281)とが隣接しており、
第1ドア板部(51)が第1開口部(33)および第2開口部(35)を開閉し、
第2ドア板部(41)が第3開口部(281)の開度を調節し、
第1ドア板部(51)は、
回転軸線方向(AA)における長さが第1開口部(33)の長さより長く第1開口部(33)を閉塞可能であり、
第2開口部(35)を閉じている第1モードから第2開口部(35)を開く第2モードになるときには、第1開口部(33)、第2開口部(35)、第3開口部(281)が順に並ぶ方向(B1)に回動する空気通路開閉装置であって、
第1ドア板部(51)には、回動方向(BB)において第1モード時に第2開口部(35)と重なる範囲(51a)内で、第1モードで第2開口部(35)を閉塞する領域となる第2開口部閉塞領域(511)を除く部分に、切欠き部(512)が形成されていることを特徴としている。
これによると、第1ドア板部(51)が第2開口部(35)を閉じている第1モードから第2開口部(35)を開く第2モードになるときには、第1ドア板部(51)は、第1開口部(33)、第2開口部(35)、第3開口部(281)が順に並ぶ方向(B1)に回動し、回動方向(BB)において第1モード時に第2開口部(35)と重なる範囲(51a)が、第2開口部(35)に隣接する第3開口部(281)を覆うように張り出してしまう。ところが、第1ドア板部(51)の当該重なる範囲(51a)には、第1モードで第2開口部(35)を閉塞する第2開口部閉塞領域(511)を除く部分に、切欠き部(512)が形成されているので、この切欠き部(512)に第3開口部(281)を通過する空気を流通させることができる。したがって、第1ドア板部(51)が第2開口部(35)を開いて第3開口部(281)を覆うように張り出しても、第2ドア板部(41)が開度調節する第3開口部(281)における空気の通過を阻害することを抑制することができ、風量制御特性の悪化を抑制することができる。
また、請求項2に記載の発明では、第1ロータリドア(50)は、回転軸線上に配置される回転軸部(52)と、第1ドア板部(51)と回転軸部(52)とを連結する連結部(53)と、第2開口部閉塞領域(511)と連結部(53)とを繋いで第2開口部閉塞領域(511)を支持する支持部(54)と、を有することを特徴としている。
これによると、第1ドア板部(51)の第2開口部閉塞領域(511)は、回転軸線方向(AA)において隣り合う部分に切欠き部(512)が形成されている。ところが、第2開口部閉塞領域(511)は、この第2開口部閉塞領域(511)と、第1ドア板部(51)と回転軸部(52)とを連結する連結部(53)と、を繋ぐ支持部(54)によって支持されるので、構造的に不安定となり難い。
また、請求項3に記載の発明では、支持部(54)には、通風口(551、552)が開口していることを特徴としている。これによると、第2開口部閉塞領域(511)と連結部(53)とを繋ぐ支持部(54)を設けても、通風口(551、552)に第3開口部(281)を通過した空気を流通させることができ、支持部(54)が通風抵抗となり難い。
また、請求項4に記載の発明では、第1ドア板部(51)は回転軸線方向(AA)に並ぶ複数の第2開口部閉塞領域(511)を有して、隣り合う第2開口部閉塞領域(511)の間に切欠き部(512A)が形成されており、第2ロータリドア(50)は、切欠き部(512A)を挟んで隣り合う第2開口部閉塞領域(511)同士を繋いで隣り合う第2開口部閉塞領域(511)同士を相互に支持する相互支持部(54A)を有することを特徴としている。
これによると、第1ドア板部(51)の隣り合う第2開口部閉塞領域(511)の間には切欠き部(512A)が形成されている。ところが、隣り合う第2開口部閉塞領域(511)同士は、相互支持部(54A)によって相互に支持されるので、構造的に不安定となり難い。
また、請求項5に記載の発明では、相互支持部(54A)には、通風口(552)が開口していることを特徴としている。これによると、隣り合う第2開口部閉塞領域(511)同士を繋ぐ相互支持部(54A)を設けても、通風口(552)に第3開口部(281)を通過した空気を流通させることができ、相互支持部(54A)が通風抵抗となり難い。
また、請求項6に記載の発明では、
ケース(21)は、車両用の空調ケースであり、
第1開口部(33)は、車室内の乗員の頭部側に向けて吹き出すフェイス吹出口に接続されるフェイス開口部であり、
第2開口部(35)は、車室内の乗員の足元に向けて吹き出すフット吹出口に接続されるフット開口部であり、
第3開口部(281)は、冷風通路(25)もしくは温風通路(28)の下流端開口部であり、
第1ロータリドア(50)は、車室内へ吹き出す空気の吹出モードを設定する吹出モードドアであり、
第2ロータリドア(40)は、冷風通路を流れる風量と温風通路を流れる風量の割合を設定するエアミックスドアであることを特徴としている。
これによると、吹出モードドア(50)の第1ドア板部(51)がフット開口部(35)を閉じている第1モードからフット開口部(35)を開く第2モードになるときには、第1ドア板部(51)は、フェイス開口部(33)、フット開口部(35)、冷風通路(25)もしくは温風通路(28)の下流端開口部(281)が順に並ぶ方向(B1)に回動し、回動方向(BB)において第1モード時にフット開口部(35)と重なる範囲(51a)が、フット開口部(35)に隣接する冷風もしくは温風の通路の下流端開口部(281)を覆うように張り出してしまう。ところが、第1ドア板部(51)の当該重なる範囲(51a)には、第1モードでフット開口部(35)を閉塞するフット開口部閉塞領域(511)を除く部分に、切欠き部(512)が形成されているので、この切欠き部(512)に冷風もしくは温風の通路の下流端開口部(281)を通過する空気を流通させることができる。したがって、吹出モードドア(50)の第1ドア板部(51)がフット開口部(35)を開いて冷風もしくは温風の通路の下流端開口部(281)を覆うように張り出しても、エアミックスドア(40)の第2ドア板部(41)が開度調節する冷風もしくは温風の通路の下流端開口部(281)における空気の通過を阻害することを抑制することができ、風量制御特性の悪化を抑制することができる。このようにして、エアミックスドア(40)の温度制御特性の悪化を抑制することができる。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本発明を適用した第1の実施形態における空気通路開閉装置を用いた車両用空調装置の空調ユニット20の概略構成を示す縦断面図であり、フェイス吹出モードの状態を示している。 第1の実施形態におけるエアミックスドア40および吹出モードドア50の概略構成を示す正面図である。 図1のIII−III線断面図である。 図1のIV−IV線断面図である。 空調ユニット20の概略構成を示す要部縦断面図であり、フット吹出モードの状態を示している。 図5のVI−VI線断面図である。 図6のVII−VII線断面図である。 空調ユニット20の概略構成を示す要部縦断面図であり、フットデフロスタ吹出モードの状態を示している。 図8のIX−IX線断面図である。 図9のX−X線断面図である。 フット吹出モード時のエアミックスドア40の回動位置に対する吹出温度特性を示したグラフである。 第2の実施形態における空調ユニット20の概略構成を示す要部縦断面図であり、フット吹出モードの状態を示している。 図12のXIII−XIII線断面図である。 図12のXIV−XIV線断面図である。 図14のXV−XV線断面図である。 第3の実施形態における空調ユニット20の概略構成を示す要部縦断面図であり、フット吹出モードの状態を示している。 図16のXVII−XVII線断面図である。 図16のXVIII−XVIII線断面図である。 他の実施形態における空調ユニット20の要部断面図である。 他の実施形態における空調ユニット20の要部断面図である。 他の実施形態における空調ユニット20の要部断面図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した形態と同様とする。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明を適用した第1の実施形態における空気通路開閉装置を用いた車両用空調装置の空調ユニット20の概略構成を示す縦断面図であり、図2は、空調ユニット20内に配設されるエアミックスドア40および吹出モードドア50の概略構成を示す正面図である。また、図3は、図1のIII−III線断面図であり、図4は、図1のIV−IV線断面図である。
本実施形態の車両用空調装置の通風系は、大別して、図1に示す空調ユニット20と図示しない送風機ユニットとの2つの部分に分かれている。送風機ユニット部は車室内の計器盤下方部のうち、中央部から助手席側へオフセットして配置されており、これに対し、空調ユニット20は車室内の計器盤下方部のうち、左右方向の略中央部に配置されている。
図示しない送風機ユニット部は内気(車室内空気)と外気(車室外空気)とを切換導入する内外気切換箱と、この内外気切換箱から導入される空気を送風する送風機とから構成されている。この送風機は周知の遠心多翼ファン(例えばシロッコファン)を電動モータにて回転駆動するものである。空調ユニット20は、1つの共通の空調ケース21(ケースに相当)内にエバポレータ(冷房用熱交換器)22とヒータコア(暖房用熱交換器)23とを内蔵するタイプのものである。
空調ケース21はポリプロピレンのような、ある程度弾性を有し、強度的にも優れた樹脂の成形品からなり、分割された複数のケースからなる。この分割されたケースは、上記熱交換器22、23、後述のドア等の機器を収納した後に、金属バネクリップ、ネジ等の締結手段により一体に結合されて空調ケース21を構成する。
空調ユニット20は、車室内の計器盤下方部の略中央部に、車両の前後および上下方向に対して、図1に示す形態で配置され、空調ケース21の最も車両前方部の下方部位には、空気流入口24が配設されており、この空気流入口24には、前述の送風機ユニットから送風される空気が流入する。この空気流入口24は助手席前方の部位に配置される送風機ユニットの空気出口部に接続するために、空調ケース21のうち、助手席側の側面に開口している。
空調ケース21内において、空気流入口24直後の部位にエバポレータ22が空気通路の全域を横切るように配置されている。このエバポレータ22は冷凍サイクルの冷媒の蒸発潜熱を空気から吸収して、空気を冷却するものである。ここで、エバポレータ22は図1に示すように、車両前後方向には薄型で、車両上下方向に長手方向が向く形態で空調ケース21内に若干傾斜して(上部の方が車両前方側となるように傾斜して)設置されている。
また、エバポレータ22は、例えば、積層型のものであって、アルミニウム等の金属薄板等により構成した偏平チューブをコルゲートフィンを介在して多数積層配置し、一体ろう付けしたものである。そして、エバポレータ22の空気流れ下流側(車両後方側)に、所定の間隔を開けてヒータコア23が隣接配置されている。
このヒータコア23は、エバポレータ22を通過した冷風を再加熱するものであって、その内部に高温のエンジン冷却水(温水)が流れ、この冷却水を熱源として空気を加熱するものである。このヒータコア23もエバポレータ22と同様に、車両前後方向には薄型で、車両上下方向に長手方向が向く形態で空調ケース21内に設置されている。
ヒータコア23は、例えば、アルミニウム等の金属薄板等により構成した偏平チューブをコルゲートフィンを介在して多数積層配置し、一体ろう付けしたものである。
また、空調ケース21内で、ヒータコア23の前方部位には、このヒータコア23をバイパスして空気(冷風)が流れるバイパス通路である冷風通路25が形成されている。そして、ヒータコア23の上端部の車両前方側かつ上方側の部位に、ヒータコア23を通る空気(温風)と冷風通路25を通る空気(冷風)の風量割合を調整するエアミックスドア40が配置されている。
一方、空調ケース21内において、ヒータコア23の空気下流側(車両後方側の部位)には、ヒータコア23の直後から上方に向かう温風通路28が形成されている。
冷風通路25の下流側(車両上方側)の部位には、冷風通路25からの冷風と温風通路28からの温風とを合流させて、冷風と温風とを混合させる冷温風混合空間30が形成されている。
エアミックスドア40は、その回動停止位置に応じて、冷風通路25の下流端開口部251および温風通路28の下流端開口部281の開度を調節して、冷温風混合空間30へ流入する冷風量および温風量の比率を調節するようになっている。エアミックスドア40は、本実施形態において第2ロータリドアに相当する。
空調ケース21の上面部において、車両前方側の部位にはデフロスタ開口部31が開口している。このデフロスタ開口部31は冷温風混合空間30から温度制御された空気が流入するものであって、図示しないデフロスタダクトを介してデフロスタ吹出口に接続され、この吹出口から車両前面窓ガラスの内面に向けて風を吹き出すようになっている。
空調ケース21の上面部において、デフロスタ開口部31よりも車両後方側の部位にはフェイス開口部33が開口している。このフェイス開口部33も冷温風混合空間30から温度制御された空気が流入するものである。フェイス開口部33は、図示しないフェイスダクトを介してフェイス吹出口に接続され、この吹出口から車室内の乗員頭部に向けて風を吹き出すようになっている。
また、空調ケース21の後方面部において、車両上方側の部位にはフット開口部35が開口している。このフット開口部35も冷温風混合空間30から温度制御された空気が流入するものであって、フット開口部35の下流側は、図示しないフットダクトを介してフット吹出口に接続され、この吹出口から乗員の足元に向けて風を吹き出すようになっている。
冷温風混合空間30は、冷風通路25の下流端開口部251および温風通路28の下流端開口部281の少なくともいずれかから流入した空気が、デフロスタ開口部31、フェイス開口部33、およびフット開口部35の少なくともいずれかへ流出する際に経由する経由空間である。
上述した複数の開口部、すなわち、デフロスタ開口部31、フェイス開口部33、およびフット開口部35は、吹出モードドア50により開閉されるようになっている。吹出モードドア50は、その回動停止位置に応じて、デフロスタ開口部31、フェイス開口部33、およびフット開口部35のいずれか1つもしくは複数を開く吹出モードを形成するようになっている。吹出モードドア50は、本実施形態において第1ロータリドアに相当する。
上記構成の車両用空調装置は、例えば、空調操作パネルに設けられた各種操作部材からの操作信号および空調制御用の各種センサからのセンサ信号が入力される電子制御装置(図示を省略)を備えており、この制御装置の出力信号により各ドア40、50の位置が制御されるようになっている。
図2に示すように、エアミックスドア40は、例えば樹脂材料からなり、回転軸線から所定量離れた位置に円弧面状に形成されたドア板部(第2ドア板部に相当)41と、回転軸線上に配置された一対の回転軸部42と、ドア板部41と回転軸部42とを連結する連結部をなす略扇形状の側板部43とが一体成形されており、ドア板部41が回転軸部42を中心に回動するロータリドアである。
エアミックスドア40は、回転軸線方向(図示AA方向)におけるドア板部41の両端側で突出した略円筒形状部を有する一対の回転軸部42を有しており、側板部43は、ドア板部41の回転軸線方向の両端部と一対の回転軸部42とを連結している。
一方、吹出モードドア50も、例えば樹脂材料からなり、回転軸線から所定量離れた位置に円弧面状に形成されたドア板部(第1ドア板部に相当)51と、回転軸線上に配置された一対の回転軸部52と、ドア板部51と回転軸部52とを連結する略円盤状の側板部(連結部に相当)53とが一体成形されており、ドア板部51が回転軸部52を中心に回動するロータリドアである。
吹出モードドア50は、回転軸線方向(図示AA方向)におけるドア板部51の両端側で突出した略円柱形状の回転軸部52を一対有しており、側板部53は、ドア板部51の回転軸線方向の両端部と一対の回転軸部52とを連結している。
吹出モードドア50の回転軸部52は、それぞれエアミックスドア40の回転軸部42の内側に配設されており、回転軸部42の軸線と回転軸部52の軸線とがほぼ一致している。また、エアミックスドア40のドア板部41の回転軸線(回転軸部42の軸線)からの離間距離は、吹出モードドア50のドア板部51の回転軸線(回転軸部52の軸線)からの離間距離よりも大きく設定されている。
エアミックスドア40のドア板部41の回転軸線方向の寸法は、吹出モードドア50のドア板部51の回転軸線方向の寸法よりも大きく設定されており、エアミックスドア40の側板部43の間隔の方が吹出モードドア50の側板部53の間隔よりも広くなっている。すなわち、エアミックスドア40の一対の側板部43の方が吹出モードドア50の一対の側板部53よりも回転軸線方向において外方に位置している。
図4に示すように、エアミックスドア40の一対の回転軸部42の一方は、図示下方側において、空調ケース21に設けられた軸受部に回動自在に支持されて空調ケース21の外方に突出している。この突出した回転軸部42が、エアミックスドア40に回転駆動力を入力するための入力部となっている。
また、吹出モードドア50の一対の回転軸部52の一方は、図示上方側において、空調ケース21に設けられた軸受部に回動自在に支持されて空調ケース21の外方に突出している。この突出した回転軸部52が、吹出モードドア50に回転駆動力を入力するための入力部となっている。
上述した構成により、回転軸線を同一として空調ケース21に組み付けられたエアミックスドア40および吹出モードドア50は、互いに干渉することなく回動可能となっている。
図2に示すように、吹出モードドア50のドア板部51には、図1に示すフェイス開口部33(第1開口部に相当)を開きフット開口部35(第2開口部に相当)を閉じるフェイス吹出モード(第1モードに相当)時に、吹出モードドア50の回動方向(図示BB方向)においてフット開口部35と重なる範囲51aがある。このフット開口部35と重なる範囲51a内で、回転軸線方向(図示AA方向)においてフット開口部35を閉塞する領域となるフット開口部閉塞領域511(第2開口部閉塞領域に相当、第2開口部閉塞部)を除く部分に、矩形状の切欠き部512が形成されている。
図3および図4から明らかなように、フェイス開口部33の回転軸線方向(図示AA方向)の開口長さは、フット開口部35の回転軸線方向(図示AA方向)の開口長さよりも長くなっている。これは、フェイス吹出風量の方がフット吹出風量よりも比較的大風量を望まれることに対応している。なお、図1からも明らかなように、フェイス開口部33とフット開口部35とは、ドア回動方向の開口長さはほぼ同一となっている。
そして、フット開口部35は、回転軸線方向においてフェイス開口部33の形成範囲内に形成されている。ちなみに、デフロスタ開口部31の回転軸線方向の開口長さは、フェイス開口部33とほぼ同一であるとともに、回転軸線方向においてデフロスタ開口部31の形成領域とフェイス開口部33の形成領域とはほぼ一致している。
吹出モードドア50のドア板部51は、フェイス開口部33を閉塞できるように、回転軸線方向の長さがフェイス開口部33の長さよりも若干長くなっている。これに対し、ドア板部51のうち、フェイス吹出モード時にフット開口部35を閉塞するフット開口部閉塞領域511は、回転軸線方向における長さがドア板部51の全長よりも短くなる。前述した切欠き部512は、フェイス吹出モード時にドア板部51の回動方向(図示BB方向)においてフット開口部35と重なる範囲51a(図1および図2参照)内で、フット開口部閉塞領域511とならない部分を利用して、回転軸線方向におけるフット開口部閉塞領域511の両側に形成されている。
上述した構成により、フット開口部閉塞領域511は、側板部53とは直接接続していない。吹出モードドア50は、フット開口部閉塞領域511と側板部53とを繋ぐ支持部54を有しており、この支持部54により側板部53から離間したフット開口部閉塞領域511は支持されている。側板部53から離間したフット開口部閉塞領域511は、支持部54を介してドア板部51の他の領域と同一の円弧面上に安定的に支持される。
支持部54は、切欠き部512の図2図示内方側(フット開口部閉塞領域511側)の辺部(フット開口部閉塞領域511の切欠き部512側の縁部と言うこともできる)から内方に立設し回転軸線に直交する方向に延びる壁部と、切欠き部512の図2図示上方側の辺部から内方に向かって湾曲しつつ立設し回転軸線方向に延びる壁部とを有し、両壁部に通風口551、552を開口し、通風口551、552の周縁部のみを残した構造をなしている。換言すれば、支持部54は、フット開口部閉塞領域511から立設した柱状部と側板部53から立設した柱状部とを組み合わせてなり、それらの間に、回転軸線方向に貫通した通風口551と、径方向および周方向に貫通した通風口552とが形成されている(後で説明する図7も参照)。
図1に示すように、フット開口部35と温風通路28の下流端開口部281(第3開口部に相当)とは両ロータリドア40、50の回動方向において隣接している。両ロータリドア40、50の回動半径を大きくすればフット開口部35と下流端開口部281との隣接配置を解消することは可能であるが、空調ケース21が大型化するため好ましくない。
また、図3に示すように、温風通路28の下流端開口部281は、回転軸線方向(図示AA方向)の開口長さがフット開口部35の開口長さよりも長く(フェイス開口部33の開口長さよりも若干長く)、回転軸線方向において、図4に示すフット開口部35の形成範囲を全て含むように配設されている。冷風通路25の下流端開口部251の回転軸線方向の開口長さは、温風通路28の下流端開口部281と同一であるとともに、回転軸線方向において冷風通路25の下流端開口部251の形成領域と温風通路28の下流端開口部281の形成領域とは一致している。
エアミックスドア40のドア板部41は、両通路の下流端開口部251、281の開度調節を行うために、回転軸線方向の長さが温風通路28の下流端開口部281の長さよりも若干長くなっている。
次に、上記構成に基づき本実施形態の車両用空調装置の作動を説明する。
まず、第1モードに相当するフェイス吹出モードについて説明する。吹出モードドア50は、図1に示す位置に操作され、フェイス開口部33が開放され、デフロスタ開口部31およびフット開口部35はいずれも閉塞されている。従って、送風空気はすべてフェイス開口部33を通ってフェイス吹出口から乗員の上半身に向かって吹き出される。
フェイス吹出モードでは、主に冷風が必要とされることが多い。そして、最大冷房状態が設定されると、エアミックスドア40が図1に示す位置に操作され冷風通路25の下流端開口部251を全開する。
従って、この状態では、図示しない送風機ユニットからの送風空気が空気流入口24より空調ユニット20内に流入し、まず、エバポレータ22にて冷却されて冷風となる。そして、図1に一点鎖線矢印で示すように、この冷風がエアミックスドア40により冷風通路25を通過して、図3にも示すように、冷温風混合空間30を経て(図4に示す一点鎖線領域を上昇して)、フェイス開口部33に流入する。そしてフェイス開口部33から図示しないフェイスダクト、フェイス吹出口を経て、車室内の乗員上半身に向けて冷風を吹き出して、車室内の冷房を行なう。
エアミックスドア40を最大冷房状態から最大暖房側へ回動操作することにより、冷風通路25の開度を減少するとともに、ヒータコア23で加熱された温風を温風通路28から冷温風混合空間30に流入させることができ、冷風通路25からの冷風と温風通路28からの温風との風量割合を調整できる。これにより、フェイス吹出モードにおける吹出空気温度を任意に調整できる。
図1、3、4に示したように、以下の説明に使用する図においても、一点鎖線矢印は冷風の流れをを示すものであり、一点鎖線で囲んだ領域は冷風が紙面表裏方向に流れる領域を示すものである。一方、破線矢印は温風の流れをを示すものであり、破線で囲んだ領域は温風が紙面表裏方向に流れる領域を示すものとする。
次に、バイレベル吹出モードについて説明する。吹出モードドア50が、図1に示す位置から図1図示時計回り方向に回動され、デフロスタ開口部31を閉塞し、フェイス開口部33およびフット開口部35はいずれも同程度に開放される。さらに、エアミックスドア40は最大冷房位置と最大暖房位置との中間位置に操作される。
この状態では、図示しない送風機ユニットからの送風空気が空気流入口24より空調ユニット20内に流入し、送風空気がエバポレータ22にて冷却されて冷風となる。そして、この冷風がエアミックスドア40により、冷風通路25を流れる部分とヒータコア23で再加熱される部分とに振り分けられる。
ヒータコア23で加熱された温風は温風通路28を上昇した後に、冷温風混合空間30において、冷風通路25からの冷風と混合されるが、冷風通路25からの冷風が主にセンタフェイス開口部33側へ向かい、温風通路28からの温風が主にフット開口部35側へ向かう。
その結果、センタフェイス開口部33を通って乗員の上半身に吹き出される吹出空気温度がフット開口部35を通って乗員の足元に吹き出される吹出空気温度より低くなり、頭寒足熱型の快適な温度分布が得られる。
次に、フット吹出モードについて説明する。図5は、フット吹出モード時の空調ユニット20の概略構成を示す要部縦断面図であり、図6は、図5のVI−VI線断面図であり、図7は、図6のVII−VII線断面図である。
吹出モードドア50が、図1に示す位置から図1図示時計回り方向(図5図示B1方向)に回動され、図5に示す位置となると、フェイス開口部33のみが閉塞され、デフロスタ開口部31およびフット開口部35がいずれも開放される。従って、送風空気はデフロスタ開口部31を通ってデフロスタ吹出口から車両前面窓ガラスに向かって吹き出されるとともに、フット開口部35を通ってフット吹出口から乗員の足元に向かって吹き出される。ただし、吹出モードドア50はデフロスタ開口部31の開度を絞るので、デフロスタ開口部31への吹出風量に対しフット開口部35への吹出風量を大きく設定している。
フット吹出モードでは、主に温風が必要とされることが多い。最大暖房状態が設定されると、エアミックスドア40は冷風通路25を全閉する。これに対し、若干低い吹出風温度が設定されると、エアミックスドア40は、図5に示すように、最大冷房位置と最大暖房位置との中間位置に操作される。
したがって、この状態では、図示しない送風機ユニットからの送風空気が空気流入口24より空調ユニット20内に流入し、送風空気がエバポレータ22にて冷却されて冷風となる。そして、この冷風がエアミックスドア40により、冷風通路25を流れる部分とヒータコア23で再加熱される部分とに振り分けられる。
ヒータコア23で加熱された温風は温風通路28を上昇した後に、冷温風混合空間30において、冷風通路25からの冷風と混合される。冷温風混合空間30で混合された空調風は、デフロスタ開口部31およびフット開口部35に流入する。
図5に示すように、フット吹出モード時には、吹出モードドア50のドア板部51のフット開口部閉塞領域511(フェイス吹出モード時にフット開口部を閉じていた領域)が、温風通路28の下流端開口部281に覆いかぶさるように張り出す。
温風通路28を流れた温風の一部は、図5に示すように、エアミックスドア40のドア板部41と吹出モードドア50のドア板部51のフット開口部閉塞領域511との間の隙間を流れて、冷温風混合空間30へ流入する。
ところが、吹出モードドア50のドア板部51には、フット開口部閉塞領域511に隣接する部位に切欠き部512が形成されている。したがって、温風通路28を流れた温風の残部(大部分)は、図6および図7に示すように、この切欠き部512を通って冷温風混合空間30へ流入して、冷風と混合される。切欠き部512を通った温風の一部は、通風口551および通風口552を通過して、冷温風混合空間30へ流入する。
次に、フットデフロスタ吹出モードについて説明する。図8は、フットデフロスタ吹出モード時の空調ユニット20の概略構成を示す要部縦断面図であり、図9は、図8のIX−IX線断面図であり、図10は、図9のX−X線断面図である。
吹出モードドア50が、図5に示す位置から図5図示時計回り方向に所定量回動されて、図8に示す位置となり、デフロスタ開口部31の開度を大きくすることにより、デフロスタ開口部31への吹出風量とフット開口部35への吹出風量をともにほぼ同等の風量に設定することができ、フットデフロスタ吹出モードが得られる。
フットデフロスタ吹出モードでは、主に温風が必要とされることが多い。最大暖房状態が設定されると、エアミックスドア40は冷風通路25を全閉する。これに対し、若干低い吹出風温度が設定されると、エアミックスドア40は、図8に示すように、最大冷房位置と最大暖房位置との中間位置に操作される。
したがって、この状態では、図示しない送風機ユニットからの送風空気が空気流入口24より空調ユニット20内に流入し、送風空気がエバポレータ22にて冷却されて冷風となる。そして、この冷風がエアミックスドア40により、冷風通路25を流れる部分とヒータコア23で再加熱される部分とに振り分けられる。
ヒータコア23で加熱された温風は温風通路28を上昇した後に、冷温風混合空間30において、冷風通路25からの冷風と混合される。冷温風混合空間30で混合された空調風は、デフロスタ開口部31およびフット開口部35に流入する。
図8に示すように、フットデフロスタ吹出モード時には、吹出モードドア50のドア板部51のフット開口部閉塞領域511(フェイス吹出モード時にフット開口部を閉じていた領域)が、温風通路28の下流端開口部281に覆いかぶさるように張り出す。
温風通路28を流れた温風の一部は、図8に示すように、エアミックスドア40のドア板部41と吹出モードドア50のドア板部51のフット開口部閉塞領域511との間の隙間、および、フット吹出モード時にフット開口部35と重なってフット開口部35を開いていたドア板部51の開口を流れて、冷温風混合空間30へ流入する。
ところが、吹出モードドア50のドア板部51には、フット開口部閉塞領域511に隣接する部位に切欠き部512が形成されている。したがって、温風通路28を流れた温風の残部(大部分)は、図9および図10に示すように、この切欠き部512を通って冷温風混合空間30へ流入して、冷風と混合される。切欠き部512を通った温風の一部は、通風口551および通風口552を通過して、冷温風混合空間30へ流入する。
次に、デフロスタ吹出モードについて説明する。吹出モードドア50が、図8に示す位置からさらに図8図示時計回り方向に所定量回動されて、デフロスタ吹出モードが設定されると、吹出モードドア50によりデフロスタ開口部31が開放され、フェイス開口部33およびフット開口部35はいずれも閉塞されている。デフロスタ吹出モードでは、主に温風が必要とされることが多い。最大暖房状態が設定されると、エアミックスドア40は冷風通路25を全閉する。従って、温風通路28を流れた温風は、冷温風混合空間30からデフロスタ開口部31へ流入して、車両前面の窓ガラスに向かって吹き出され、窓ガラスの曇り止めを行なう。デフロスタ吹出モードにおいても、エアミックスドア40の操作位置により吹出空気温度を任意に調整することは可能である。
上述の構成および作動によれば、吹出モードドア50のドア板部51がフット開口部35を閉じている第1モードであるフェイス吹出モードから、フット開口部35を開く第2モードであるフット吹出モードもしくはフットデフロスタ吹出モードになるときには、ドア板部51は、フェイス開口部33、フット開口部35、温風通路28の下流端開口部281が順に並ぶ方向(図5図示B1方向)に回動し、ドア回動方向(図1図示BB方向)においてフェイス吹出モードでフット開口部35と重なる範囲51aが、フット開口部35に隣接する温風通路28の下流端開口部281に覆いかぶさるように張り出してしまう。
ところが、ドア板部51のこの範囲51aには、フェイス吹出モードでフット開口部35を閉塞するフット開口部閉塞領域511を除く部分に(回転軸線方向においてフット開口部閉塞領域511に隣接する部分に)、切欠き部512が形成されており、フット吹出モードおよびフットデフロスタ吹出モードでは、この切欠き部512に温風通路28の下流端開口部281から流出する空気を通過させることができる。
したがって、吹出モードドア50のドア板部51が温風通路28の下流端開口部281を覆うように張り出しても、エアミックスドア40のドア板部41が開度調節する温風通路28の下流端開口部281における空気の通過を阻害することを抑制することができ、風量制御特性の悪化を抑制して、良好な温度制御特性を得ることができる。
本発明を適用していない車両用空調装置においては、切欠き部を設けていないので、例えばフット吹出モード時には、温風通路28の下流端開口部281の回転軸線方向における全域で、図5に示すように温風が通過する。このように温風の通過が阻害されると、図11に破線で示すように、エアミックスドア40の回動位置に対応した良好な(例えば線形性(リニア特性)を有する)温度制御特性は得られない。本発明を適用した本実施形態によれば、図11に示す実線のように、エアミックスドア40の回動位置に対応した良好な温度制御特性を得ることができる。
また、フット開口部閉塞領域511は、回転軸線方向における両側に切欠き部512が設けられているので、側板部53とは直接接続していない。そこで、フット開口部閉塞領域511と側板部53とを繋ぐ支持部54を設けている。これにより、側板部53から離間したフット開口部閉塞領域511をドア板部51の他の領域と同一の円弧面上に安定的に位置させることができる。
また、この支持部54には、通風口551、552が開口している。したがって、支持部54を設けていても、通風口551、552に温風通路28の下流端開口部281から流出した温風を流通させることができ、支持部54が通風抵抗となり難い。
なお、本実施形態では、フット開口部35を開く第2モードは、フット吹出モードおよびフットデフロスタ吹出モードであったが、フット開口部35と温風通路28の下流端開口部281とが更に近接している場合には、バイレベル吹出モード時にも、フット開口部閉塞領域511の一部が温風通路28の下流端開口部281を覆うように張り出し、バイレベル吹出モードも第2モードに相当する。
フット開口部35と温風通路28の下流端開口部281とが極めて近接しても、本発明を適用した車両用空調装置であれば、バイレベル吹出モードのときにも、エアミックスドア40のドア板部41が開度調節する温風通路28の下流端開口部281における空気の通過を阻害することを抑制することができ、風量制御特性の悪化を抑制して、良好な温度制御特性を得ることができる。これは、後述する実施形態においても同様である。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について図12ないし図15に基づいて説明する。
本第2の実施形態は、前述の第1の実施形態と比較して、フット開口部35が2つに分割して形成され、ドア板部51の切欠き部が3箇所に設けられた点が異なる。なお、第1の実施形態と同様の部分については、同一の符号をつけ、その説明を省略する。
図12は、本実施形態の空調ユニット20の概略構成を示す要部縦断面図であり、フット吹出モードの状態を示している。図13は、図12のXIII−XIII線断面図であり、図14は、図12のXIV−XIV線断面図である。また、図15は、図14のXV−XV線断面図である。
図13に示すように、本実施形態では、2つのフット開口部35が回転軸線方向(図示AA方向)に並設されている。本実施形態では、2つのフット開口部35の回転軸線方向(図示AA方向)の開口長さの総和が、フェイス開口部33の回転軸線方向の開口長さよりも短くなっており、2つのフット開口部35は、いずれも回転軸線方向においてフェイス開口部33の形成範囲内に形成されている。
本発明で言う第2開口部の回転軸線方向の長さとは、第2開口部が回転軸線方向に複数並設されている場合には、複数の第2開口部の回転軸線方向の長さの総和である。
上述した2つのフット開口部35に対応して、本実施形態では、フェイス吹出モード時にフット開口部35を閉塞するフット開口部閉塞領域511は、回転軸線方向において2箇所になり、2箇所のフット開口部閉塞領域511の回転軸線方向の長さの総和はドア板部51の全長よりも短くなる。
本実施形態のドア板部51には、第1の実施形態で説明した2つの切欠き部512に加え、2つのフット開口部閉塞領域511の間にも矩形状の切欠き部512Aが形成されている。
本実施形態においても、切欠き部512、512Aは、フェイス吹出モード時にドア板部51の回動方向においてフット開口部35と重なる範囲内で、フット開口部閉塞領域511とならない部分を利用して形成されている。
本実施形態の吹出モードドア50は、2つのフット開口部閉塞領域511同士を繋ぐ相互支持部である支持部54Aを有しており、この支持部54Aにより切欠き部512Aを挟んで離間した2つのフット開口部閉塞領域511は相互に支持し合っている。2つのフット開口部閉塞領域511は、支持部54、54Aによりドア板部51の他の領域と同一の円弧面上に安定的に支持される。
図14および図15に示すように、支持部54Aは、切欠き部512Aのドア回動方向に延びる一対の辺部(2つのフット開口部閉塞領域511の切欠き部512A側の対向する縁部と言うこともできる)から内方に立設し回転軸線に直交する方向に延びる壁部と、切欠き部512Aの図15図示上方側の辺部から内方に向かって湾曲しつつ立設し回転軸線方向に延びる壁部とを有し、後者の壁部に通風口552を開口した構造をなしている。
上記構成の本実施形態の車両用空調装置においても、第1の実施形態と同様に、吹出モードドア50の回動位置に応じて各吹出モードが設定され、エアミックスドア40の回動位置に応じて最大冷房状態から最大暖房状態との間で冷風と温風との風量割合が設定される。
本実施形態の構成および作動によれば、吹出モードドア50のドア板部51がフット開口部35を閉じている第1モードであるフェイス吹出モードから、フット開口部35を開く第2モードであるフット吹出モードもしくはフットデフロスタ吹出モードになるときには、ドア板部51は、フェイス開口部33、フット開口部35、温風通路28の下流端開口部281が順に並ぶ方向に回動し、ドア回動方向においてフェイス吹出モードでフット開口部35と重なる範囲が、フット開口部35に隣接する温風通路28の下流端開口部281に覆いかぶさるように張り出してしまう。
ところが、ドア板部51の当該範囲には、フェイス吹出モードで2つのフット開口部35を閉塞する2つのフット開口部閉塞領域511を除く部分に(回転軸線方向においてフット開口部閉塞領域511に隣接する3つの部分に)、切欠き部512、512Aが形成されており、フット吹出モードおよびフットデフロスタ吹出モードでは、この切欠き部512、512Aに温風通路28の下流端開口部281から流出する空気を通過させることができる。
したがって、吹出モードドア50のドア板部51が温風通路28の下流端開口部281を覆うように張り出しても、エアミックスドア40のドア板部41が開度調節する温風通路28の下流端開口部281における空気の通過を阻害することを抑制することができ、風量制御特性の悪化を抑制して、良好な温度制御特性を得ることができる。
また、フット開口部閉塞領域511は、回転軸線方向における外方側に切欠き部512が設けられているので、側板部53とは直接接続していない。また、2つのフット開口部閉塞領域511同士も直接接続されていない。そこで、フット開口部閉塞領域511と側板部53とを繋ぐ支持部54、および、フット開口部閉塞領域511同士を繋ぐ支持部54Aを設けている。これにより、2つのフット開口部閉塞領域511をドア板部51の他の領域と同一の円弧面上に安定的に位置させることができる。
また、支持部54には、通風口551、552が開口し、支持部54Aには、通風口552が開口している。したがって、支持部54、54Aを設けていても、通風口551、552に温風通路28の下流端開口部281から流出した温風を流通させることができ、支持部54、54Aが通風抵抗となり難い。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について図16ないし図18に基づいて説明する。
本第3の実施形態は、前述の第2の実施形態と比較して、フット開口部35は2つに分割して形成されているが、ドア板部51の切欠き部が1箇所のみに設けられた点が異なる。なお、第1、第2の実施形態と同様の部分については、同一の符号をつけ、その説明を省略する。
図16は、本実施形態の空調ユニット20の概略構成を示す要部縦断面図であり、フット吹出モードの状態を示している。図17は、図16のXVII−XVII線断面図であり、図18は、図16のXVIII−XVIII線断面図である。
図17に示すように、本実施形態では、2つのフット開口部35が回転軸線方向(図示AA方向)に並設されている。本実施形態では、2つのフット開口部35の回転軸線方向(図示AA方向)の開口長さの総和が、フェイス開口部33の回転軸線方向の開口長さよりも短くなっており、2つのフット開口部35は、いずれも回転軸線方向においてフェイス開口部33の形成範囲内に形成されている。
本実施形態の2つのフット開口部35は、前述した第2の実施形態と比較して、2つのフット開口部35の離間距離が大きくなっており、一対のフット開口部35の回転軸線方向における外側の辺部の間隔は、フェイス開口部33の開口長さとほぼ同等となっている。
上述した2つのフット開口部35に対応して、本実施形態では、フェイス吹出モード時にフット開口部35を閉塞するフット開口部閉塞領域511は、回転軸線方向において2箇所になり、2箇所のフット開口部閉塞領域511の回転軸線方向の長さの総和はドア板部51の全長よりも短くなる。
本実施形態のドア板部51には、第2の実施形態で説明した切欠き部512Aが形成されており、第1の実施形態で説明した切欠き部512は設けられていない。
本実施形態においても、切欠き部512Aは、フェイス吹出モード時にドア板部51の回動方向においてフット開口部35と重なる範囲内で、フット開口部閉塞領域511とならない部分を利用して形成されている。
本実施形態の吹出モードドア50は、2つのフット開口部閉塞領域511同士を繋ぐ相互支持部である支持部54Aを有しており、この支持部54Aにより切欠き部512Aを挟んで離間した2つのフット開口部閉塞領域511は相互に支持し合っている。なお、2つのフット開口部閉塞領域511は、側板部53と直接接続している。2つのフット開口部閉塞領域511は、支持部54A、および側板部53との接続によりドア板部51の他の領域と同一の円弧面上に安定的に支持される。本実施形態の支持部54Aにも、通風口552が開口している。
上記構成の本実施形態の車両用空調装置においても、第1、第2の実施形態と同様に、吹出モードドア50の回動位置に応じて各吹出モードが設定され、エアミックスドア40の回動位置に応じて最大冷房状態から最大暖房状態との間で冷風と温風との風量割合が設定される。
本実施形態の構成および作動によれば、吹出モードドア50のドア板部51がフット開口部35を閉じている第1モードであるフェイス吹出モードから、フット開口部35を開く第2モードであるフット吹出モードもしくはフットデフロスタ吹出モードになるときには、ドア板部51は、フェイス開口部33、フット開口部35、温風通路28の下流端開口部281が順に並ぶ方向に回動し、ドア回動方向においてフェイス吹出モードでフット開口部35と重なる範囲が、フット開口部35に隣接する温風通路28の下流端開口部281に覆いかぶさるように張り出してしまう。
ところが、ドア板部51の当該範囲には、フェイス吹出モードで2つのフット開口部35を閉塞する2つのフット開口部閉塞領域511を除く部分に(回転軸線方向において2つのフット開口部閉塞領域511の間の部分に)、切欠き部512Aが形成されており、フット吹出モードおよびフットデフロスタ吹出モードでは、この切欠き部512Aに温風通路28の下流端開口部281から流出する空気を通過させることができる。
したがって、吹出モードドア50のドア板部51が温風通路28の下流端開口部281を覆うように張り出しても、エアミックスドア40のドア板部41が開度調節する温風通路28の下流端開口部281における空気の通過を阻害することを抑制することができ、風量制御特性の悪化を抑制して、良好な温度制御特性を得ることができる。
また、2つのフット開口部閉塞領域511同士は直接接続されていない。そこで、フット開口部閉塞領域511同士を繋ぐ支持部54Aを設けている。これにより、2つのフット開口部閉塞領域511をドア板部51の他の領域と同一の円弧面上に安定的に位置させることができる。
また、支持部54Aには、通風口552が開口している。したがって、支持部54Aを設けていても、通風口552に温風通路28の下流端開口部281から流出した温風を流通させることができ、支持部54Aが通風抵抗となり難い。
(他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
上記第1の実施形態では、フット開口部35が1つ設けられ、上記第2、第3の実施形態では、フット開口部35が2つ設けられて、吹出モードドア50のドア板部51には、フット開口部35の数に対応した数のフット開口部閉塞領域511が回転軸線方向に並設されていたが、これに限定されるものではなく、フット開口部35の数およびこれに対応するフット開口部閉塞領域511の数は、3つ以上であってもかまわない。
また、上記第1の実施形態では、支持部54に通風口551、552が開口しており、上記第1の実施形態では、支持部54に通風口551、552が開口しており、上記第2の実施形態では、支持部54、54Aに通風口551、552が開口しており、上記第3の実施形態では、支持部54Aに通風口552が開口していたが、通風口の形態はこれらに限定されるものではない。
例えば、切欠き部512に対応して設けた支持部54において、図19に示すように、通風口552を設けずに通風口551のみを設けるものであってもよいし、図20に示すように、通風口551を設けずに通風口552のみを設けるものであってもよい。また、図21に示すように、通風口551、552のいずれも形成しないものであってもよい。
また、フット開口部閉塞領域511が安定的に保持されるのであれば、支持部を廃止することも可能である。
また、上記各実施形態では、フット開口部35と温風通路28の下流端開口部281とが隣接していたが、フット開口部35に隣接する第3の開口部は、冷風通路25の下流端開口部251であってもかまわない。すなわち、空調ケース21内の冷風通路25と温風通路28との配置が逆であってもかまわない。
また、上記各実施形態では、第1ロータリドアが吹き出しモードドア50であり第2ロータリドアがエアミックスドア40である空気通路開閉装置を車両用空調装置の空調ユニット20に適用した例について説明したが、これに限定されるものではなく、本発明は、例えば、定置式の空調装置に用いられる空気通路開閉装置などに、広く適用して有効である。
21 空調ケース(ケース)
25 冷風通路
28 温風通路
33 フェイス開口部(第1開口部)
35 フット開口部(第2開口部)
40 エアミックスドア(第2ロータリドア)
41 ドア板部(第2ドア板部)
50 吹出モードドア(第1ロータリドア)
51 ドア板部(第1ドア板部)
51a 回動方向においてフット開口部と重なる範囲
53 側板部(連結部)
54 支持部
54A 支持部(相互支持部)
251 下流端開口部(冷風通路の下流端開口部)
281 下流端開口部(温風通路の下流端開口部、第3開口部)
511 フット開口部閉塞領域(第2開口部閉塞領域)
512、512A 切欠き部
551、552 通風口

Claims (6)

  1. 内部に空気通路が形成されたケース(21)と、
    前記ケース(21)内に設けられ、回転軸線から所定量離れた位置に円弧面状に形成された第1ドア板部(51)を有し、前記第1ドア板部(51)が回転軸線を中心に回動する第1ロータリドア(50)と、
    前記ケース(21)内に設けられ、回転軸線から所定量離れた位置に円弧面状に形成された第2ドア板部(41)を有し、前記第2ドア板部(41)が回転軸線を中心に回動する第2ロータリドア(40)と、
    前記ケース(21)に形成され、前記空気通路を流通する空気が通過可能な第1開口部(33)と、
    前記ケース(21)に形成され、、前記空気通路を流通する空気が通過可能であり、回転軸線方向(AA)における長さが前記第1開口部(33)の長さよりも小さく、回転軸線方向(AA)において前記第1開口部(33)の形成範囲内に配設された第2開口部(35)と、
    前記ケース(21)に形成され、、前記空気通路を流通する空気が通過可能であり、回転軸線方向(AA)における長さが前記第2開口部(35)の長さよりも大きく、回転軸線方向(AA)において前記第2開口部(35)の形成範囲外も含むように配設された第3開口部(281)と、を有し、
    前記第1ロータリドア(50)および前記第2ロータリドア(40)の回転軸線が同一であるとともに、前記第1ドア板部(51)および前記第2ドア板部(41)の回動方向(BB)において前記第1開口部(33)と前記第3開口部(281)の間に前記第2開口部(35)があって、前記第2開口部(35)と前記第3開口部(281)とが隣接しており、
    前記第1ドア板部(51)が前記第1開口部(33)および前記第2開口部(35)を開閉し、
    前記第2ドア板部(41)が前記第3開口部(281)の開度を調節し、
    前記第1ドア板部(51)は、
    回転軸線方向(AA)における長さが前記第1開口部(33)の長さより長く前記第1開口部(33)を閉塞可能であり、
    前記第2開口部(35)を閉じている第1モードから前記第2開口部(35)を開く第2モードになるときには、前記第1開口部(33)、前記第2開口部(35)、前記第3開口部(281)が順に並ぶ方向(B1)に回動する空気通路開閉装置であって、
    前記第1ドア板部(51)には、前記回動方向(BB)において前記第1モード時に前記第2開口部(35)と重なる範囲(51a)内で、前記第1モードで前記第2開口部(35)を閉塞する領域となる第2開口部閉塞領域(511)を除く部分に、切欠き部(512)が形成されていることを特徴とする空気通路開閉装置。
  2. 前記第1ロータリドア(50)は、回転軸線上に配置される回転軸部(52)と、前記第1ドア板部(51)と前記回転軸部(52)とを連結する連結部(53)と、前記第2開口部閉塞領域(511)と前記連結部(53)とを繋いで前記第2開口部閉塞領域(511)を支持する支持部(54)と、を有することを特徴とする請求項1に記載の空気通路開閉装置。
  3. 前記支持部(54)には、通風口(551、552)が開口していることを特徴とする請求項2に記載の空気通路開閉装置。
  4. 前記第1ドア板部(51)は回転軸線方向(AA)に並ぶ複数の前記第2開口部閉塞領域(511)を有して、隣り合う前記第2開口部閉塞領域(511)の間に前記切欠き部(512A)が形成されており、
    前記第2ロータリドア(50)は、前記切欠き部(512A)を挟んで隣り合う前記第2開口部閉塞領域(511)同士を繋いで前記隣り合う第2開口部閉塞領域(511)同士を相互に支持する相互支持部(54A)を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の空気通路開閉装置。
  5. 前記相互支持部(54A)には、通風口(552)が開口していることを特徴とする請求項4に記載の空気通路開閉装置。
  6. 前記ケース(21)は、車両用の空調ケースであり、
    前記第1開口部(33)は、車室内の乗員の頭部側に向けて吹き出すフェイス吹出口に接続されるフェイス開口部であり、
    前記第2開口部(35)は、前記車室内の乗員の足元に向けて吹き出すフット吹出口に接続されるフット開口部であり、
    前記第3開口部(281)は、冷風通路(25)もしくは温風通路(28)の下流端開口部であり、
    前記第1ロータリドア(50)は、前記車室内へ吹き出す空気の吹出モードを設定する吹出モードドアであり、
    前記第2ロータリドア(40)は、前記冷風通路を流れる風量と前記温風通路を流れる風量の割合を設定するエアミックスドアであることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の空気通路開閉装置。
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