JP5356793B2 - 磁気検出装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気センサ部と磁石とが間隔を空けて配置され、前記磁石から作用する外部磁界の変化を検出するための磁気検出装置に関する。
磁気検出装置は、磁気センサ部と磁石とを有して構成される。従来、磁気センサ部は、プリント基板上に磁気検出素子を実装し、樹脂封止し、さらにプリント基板に外部接続端子をかしめて形成していた。
上記の構成では、磁気センサ部の製造作業性が悪いという問題があった。
特開2004−39666号公報 特開2005−5360号公報 特開2005−235507号公報
特許文献1には、金属板フレーム100に対して、本体部11をアウトサート成形している構成が開示されている(特許文献1の[0029]欄、図5(B))。
また、前記本体部11にはリード挿入用スリット15が形成され、リード30をリード挿入用スリット15に挿入している(特許文献1の[0031]欄、図5(C))。
そして、ICベアチップ60を金属板20の上面に接着剤によりボンディングし(特許文献1の[0036]欄、図8(A))、次いで、ワイヤボンディング、樹脂封止を行っている(特許文献1の[0037]欄、[0038]欄、図8、図9)。
しかしながら、上記特許文献1に記載の発明では、リードを、本体部に形成したリード挿入用スリットに挿入しなければならず、依然、作業性が悪く、また、特許文献1,2の構成では、薄型化を効果的に促進できなかった。
また、特許文献1ないし3に記載の発明はいずれも、磁石と磁気センサ部とを有する磁気検出装置の構成が開示されていない。
特に、磁気検出装置では、磁気センサ部に搭載されるセンサチップの磁石に対する位置決め精度が検出精度を向上させる上で重要である。
磁気検出装置では、磁気センサ部を構成するセンサチップが樹脂封止されており、従来の構成であると、磁気センサ部を構成するパッケージそのものの外形を位置合わせに利用することが必要であった。しかしながら、パッケージとセンサチップ間の位置精度のばらつきや、パッケージ外形のばらつきにより、センサチップの磁石に対する位置決め精度が悪化するといった問題があった。
そこで本発明は上記従来課題を解決するためのものであり、特に、作業性良く形成でき、さらにセンサチップを高精度に位置合わせ可能な磁気検出装置及びその製造方法を提供することを目的としている。
本発明は、磁石と、前記磁石に間隔を空けて配置され、前記磁石からの外部磁界の変化により電気特性が変化する磁気検出素子を備えた磁気センサ部と、前記磁気センサ部を設置するためのケースと、を有する磁気検出装置において、
前記磁気センサ部が、前記磁気検出素子を備えたセンサチップと、複数のリード部を備え、前記磁気検出素子と電気的に接続されるリードフレームと、前記センサチップを設置するためのベース部と、前記ベース部、各リード部の先端の外部接続端子及び前記磁気検出素子との接続領域が露出するように前記リードフレームに成形された樹脂体と、前記センサチップを封止する封止材と、を有して構成されており、
前記樹脂体には、前記センサチップの前記ベース部に対する、及び、前記磁気センサ部の前記ケースに対する共通の位置決め部が設けられていることを特徴とするものである。
これにより、従来に比べて磁気センサ部を簡単な構成で形成でき、磁気センサ部の製造作業性を向上させることが可能である。また薄型化にも貢献できる。
本発明では、前記樹脂体には、前記センサチップ及び、前記磁気センサ部を設置するケースに対する共通の位置決め部が設けられているこれにより、前記センサチップのケースに対する位置決め精度、ひいては磁石に対する位置決め精度を向上させることができ、検出精度に優れた磁気検出装置にできる。また、磁気センサ部のケースに対する組立作業性を向上させることができる。
また本発明では、前記磁気センサ部及び前記磁石の設置部が、共通の前記ケースに設けられることが好ましい。これにより、部品点数を少なく出来、且つ、センサチップの磁石に対する位置決め精度をより効果的に向上させることができる。
また本発明では、前記樹脂体は、前記リードフレームの同一平面領域に形成され、前記樹脂体の側面から前記外部接続端子が突出していることが好ましい。これにより効果的に薄型化を促進できる。
また本発明は、磁石と、前記磁石に間隔を空けて配置され、前記磁石からの外部磁界の変化により電気特性が変化する磁気検出素子を備えた磁気センサ部と、前記磁気センサ部を設置するためのケースと、を有する磁気検出装置の製造方法において、
(a) 金属板を加工して、前記磁気検出素子を備えたセンサチップを設置するためのベース部及び複数のリード部を有して成るリードフレームを形成する工程、
(b) 前記ベース部、各リード部の先端の外部接続端子及び、前記磁気検出素子と電気的に接続される接続領域が露出するように前記リードフレームに、樹脂体を成形し、このとき、前記樹脂体に位置決め部を形成する工程、
(c) 前記位置決め部を基準として前記センサチップを前記ベース部に設置し、前記磁気検出素子と前記接続領域間を電気的に接続する工程、
(d) 前記センサチップ上を、封止材にて封止する工程、
を有して、前記磁気センサ部を形成し、その後、
(e) 前記(c)工程時と共通の前記位置決め部を基準として前記磁気センサ部を前記ケースに設置する工程、を有することを特徴とするものである。
上記により、従来に比べて、磁気センサ部を簡単な構成で形成でき、磁気センサ部の製造作業性を向上させることができ、また薄型化を促進できる。
発明では、前記(b)工程にて、前記樹脂体に位置決め部を形成し、
前記(c)工程にて、前記位置決め部を基準として前記センサチップを前記ベース部に設置し、さらに、
前記()工程では、前記(c)工程時と共通の前記位置決め部を基準として前記磁気センサ部をケースに設置するこれにより、前記センサチップのケースに対する位置決め精度、ひいては磁石に対する位置決め精度を向上させることができ、検出精度に優れた磁気検出装置を製造できる。また、磁気センサ部のケースに対する組立作業性を向上させることができる。
また本発明では、前記ケースには前記磁気センサ部及び前記磁石の設置部が設けられており、共通の前記ケースに前記磁気センサ部及び前記磁石を設置することが好ましい。これにより、部品点数を少なく出来、且つ、センサチップの磁石に対する位置決め精度をより効果的に向上させることができる。
また本発明では、前記(b)工程では、前記樹脂体を、前記リードフレームの同一平面領域に成形し、前記外部接続端子を前記樹脂体の側面から突出させることが好ましい。これにより、効果的に薄型化を促進できる。
また本発明では、前記(a)工程では、前記金属板から複数の前記リードフレームが連設されたフープ材を形成し、前記(b)工程では、各リードフレームに対して前記樹脂体を成形し、さらに前記(d)工程と前記(e)工程との間に、各リードフレームごとに分離する工程を有することが好ましい。一度に、多くの磁気センサ部の形成が可能であり、製造効率を向上させることができる。
また本発明では、前記(a)工程では、隣り合うリード部間を連結する連結部を形成し、前記(b)工程と前記(c)工程の間に、前記連結部を切断することが好ましい。
樹脂体の成形の際に、各リード部のばたつきを抑制でき、適切に樹脂体をリードフレームに成形することが可能になる。
また前記(a)工程では、各リード部の先端を連結部を介して前記金属板の枠体に連結し、前記(b)工程と前記(c)工程の間に、前記連結部を切断し、各リード部を、前記金属板の枠体から分断することが好ましい。樹脂体の成形の際に、各リード部のばたつきを抑制でき、適切に樹脂体をリードフレームに成形することが可能になる。
本発明によれば、従来に比べて磁気センサ部を簡単な構成で形成でき、磁気センサ部の製造作業性を向上させることが可能である。また薄型化に貢献できる。
さらに、センサチップのケースに対する位置決め精度、ひいては磁石に対する位置決め精度を向上させることができ、検出精度に優れた磁気検出装置を製造できる。また、磁気センサ部のケースに対する組立作業性を向上させることができる。
図1は、本実施形態の磁気検出装置の部分分解斜視図、図2は、本実施形態の磁気センサ部の平面図、図3は、図2に示すA−A線に沿って切断し矢印方向から見た磁気センサ部の断面図、図4は、磁気センサ部の部分拡大平面図(ただし封止樹脂を除去した図である)、図5は、磁気センサ部を構成するリードフレームの部分平面図、である。
図1に示す磁気検出装置1は、磁石2と、ケース3と、磁気センサ部4とを有して構成される。この実施形態では磁石2はリング状で形成され、図示しない軸受に固定され、回転可能に支持されている。なお磁石2はリング状以外の形状であってもよくまた、磁石2の動きも回転だけに限定されない。
ケース3の表面3aには磁石2を収納するための凹部5が形成されている。また、ケース3の裏面は、磁気センサ部4の設置部3bとなっている。すなわち図1の実施形態では共通のケース3に磁石2及び磁気センサ部4の設置部が設けられている。前記磁石2と磁気センサ部4間には間隔が空いており、前記磁石2と磁気センサ部4は非接触である。
磁気センサ4は、センサチップ、リードフレーム、樹脂体、及び封止材とを有して構成される。
前記センサチップは、図4に示すように、磁気検出素子6,7を備えた第1センサチップ10と、磁気検出素子8,9を備えた第2センサチップ11とで構成される。
各磁気検出素子6〜9は、磁石2からの外部磁界の変化により電気特性が変化する素子である。磁気検出素子6〜9は、GMR素子、AMR素子、あるいはTMR素子の磁気抵抗効果(MR効果)を利用した磁気抵抗効果素子であることが好適である。ただし、磁石2との位置関係によっては、磁気検出素子6〜9をホール素子等で形成することも出来る。
磁気検出素子6〜9が、GMR素子やTMR素子であるとき、積層膜中に磁化が固定された固定磁性層を備えるが、その固定磁性層の固定磁化方向は、第1センサチップ10に搭載される磁気検出素子6,7と、第2センサチップ11に搭載される磁気検出素子8,9とで反平行となっている。
また、磁気検出素子6,7の平面形状は特に限定しないが、上記したGMR素子である場合、電気抵抗値を高めるべくミアンダ形状で形成されることが好適である。
磁石2が回転することで、各磁気検出素子6〜9に作用する外部磁界が変動するため、各磁気検出素子6〜9が磁気抵抗効果素子であるとき、各磁気検出素子6〜9の電気抵抗値が変化する。なお、磁気検出素子6,7同士は、同じ電気抵抗変化となり、磁気検出素子8,9同士は、同じ電気抵抗変化となるが、磁気検出素子6,7と、磁気検出素子8,9とでは、逆の電気抵抗変化となる。すなわち、例えば磁気検出素子6,7が最小抵抗値であるとき、磁気検出素子8,9は最大抵抗値であり、磁気検出素子6,7が最大抵抗値であるとき、磁気検出素子8,9は最小抵抗値である。
図4に示すように、各磁気検出素子6〜9の両側に電極パッド6a,6b〜9a,9bが形成されている。
リードフレーム12は、金属板を加工して形成されたものであり、図5に示すように複数のリード部13〜16を備えて構成される。各リード部13〜16は外部接続端子の部分を除き、全て同一平面で形成されている。図4,図5に示すように、第1リード部13には、前記第1センサチップ10及び第2センサチップ11を設置するためのベース部17が一体に形成されている。すなわちベース部17も金属で形成されている。第1リード部13の先端の外部接続端子13aは、グランド端子である(図1、図2、図5参照)。よってベース部17もグランド電位である。
第2リード部14の先端の外部接続端子14aは入力端子(電源端子)、第3リード部15の先端及び第4リード部16の先端の各外部接続端子15a,16aは夫々、出力端子である。
なお、各リード部13〜16の外部接続端子13a〜16aの種別は上記以外であってもよい。例えば、第1リード部13の外部接続端子13aが入力端子、第2リード部14の外部接続端子14aがグランド端子であってもよい。
第1センサチップ10及び第2センサチップ11は、ベース部17に接着剤を介して固定されている。そして、図4に示すように、各磁気検出素子6〜9と各リード部13〜16及びベース部17間がワイヤボンディングによって電気的に接続されている。図4に示すように、磁気検出素子6の電極パッド6aとベース部17とがワイヤ18を介して電気的に接続される。上記のようにベース部17はグランド電位であるため、ベース部17を第1リード部13として使用でき、ベース部17に接続することが可能である。また、図4に示すように、磁気検出素子6の電極パッド6bと、第3リード部15間がワイヤ18を介して電気的に接続されている。また、図4に示すように、磁気検出素子7の電極パッド7aと第2リード部14間がワイヤ18を介して電気的に接続されている。また、図4に示すように、磁気検出素子7の電極パッド7bと第4リード部16間がワイヤ18を介して電気的に接続されている。また、図4に示すように、磁気検出素子8の電極パッド8aと第1リード部13間がワイヤ18を介して電気的に接続されている。また図4に示すように、磁気検出素子8の電極パッド8bと第4リード部16間がワイヤ18を介して電気的に接続されている。また、図4に示すように、磁気検出素子9の電極パッド9aと第2リード部14間がワイヤ18を介して電気的に接続されている。また図4に示すように、磁気検出素子9の電極パッド9bと第3リード部15間がワイヤ18を介して電気的に接続されている。
上記の電気配線により、磁気検出素子6〜9によるフルブリッジ回路を構成でき、大きな差動出力を得ることが出来る。
図1〜図3に示すように、リードフレーム12に樹脂体20が成形され、各リード部間、及び各リード部の上下面が樹脂体20により埋められている。
樹脂体20は熱可塑性樹脂であることが射出成形により外形精度を出しやすく好適である。
樹脂体20は、図1〜図4に示すように、各外部接続端子13a〜16a、ベース部17及び、各リード部13〜16における磁気検出素子6〜9との接続領域が露出するように、リードフレーム12に成形されている。
前記樹脂体20は、ちょうど、リードフレーム12の同一平面領域に形成されており、各外部接続端子13a〜16aが、樹脂体20の側面から外方へ突出している(図2、図3参照)。
図4に示すように、樹脂体20の略中央領域には、略円形状の空間部20aが形成され、この空間部20aに、ベース部17及び、各リード部13〜16における磁気検出素子6〜9との接続領域が露出している。そのため、図4のように、樹脂体20の空間部20a内に露出するベース部17上に第1センサチップ10及び第2センサチップ11を設置でき、且つ、各電極パッド6a,6b〜9a,9bと各リード部13〜16間及びベース部17間を電気的に接続できる。
なお樹脂体20を成形するときに、同時に、各リード部13〜16間を樹脂層19で埋めて、樹脂層19の表面とリード部13〜16の表面とがほぼ同一平面となるように成形する(図4参照)。
図1〜図3に示すように、前記空間部20a内は樹脂(封止材)22により封止される。樹脂22は、例えばエポキシ樹脂である。なお樹脂22は熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂の別を問わない。
前記センサチップ10,11をベース部17へ設置する際、樹脂体20に形成された位置決め部21を基準にして行う。図1,図2に示すように位置決め部21を4つとしているが、全てを位置決め部21として使用する必要はなく、また位置決め部21の個数も任意に設定できる。この実施形態では、前記位置決め部21は穴で形成されている。
前記位置決め部21は、磁気センサ部4をケース3の設置部3bへ設置する際の位置決め手段としても用いられる。すなわち、樹脂体20には、センサチップ10,11及び磁気センサ部4を設置するケース3に対する共通の位置決め部21が設けられている。
図6ないし図11の各図を用いて本実施形態における磁気センサ部4の製造方法を説明する。各図は全て平面図である。
図6に示す工程では、金属板30から複数のリードフレーム12が連なったフープ材31を形成する。
図7は図6の一つのリードフレーム12を拡大して示した拡大平面図である。図7に示すように、リードフレーム12を構成する4つのリード部13〜16を夫々、間隔を空けて形成しており、センサチップ10,11を設置するためのベース部17を、第1リード部13と一体に形成している。また、図7に示すように、隣り合う第1リード部13と第2リード部14間を連結する連結部32及び、第3リード部15と第4リード部16間を連結する連結部33を形成している。また、図7に示すように、金属板30の枠体30aに、リードフレーム12を支持するための支持部34を形成している。また図7に示すように、金属板30の枠体30aに、各リード部13〜16の先端(後に外部接続端子となる部分)13a〜16aを連結部13b〜16bを介して連結している。
次に図8に示す工程では、各リードフレーム12ごとに樹脂体20を成形する。このとき、樹脂体20を熱可塑性樹脂で形成することが好適である。樹脂体20をリードフレーム12の同一平面領域に形成する。図8に示す工程では、樹脂体20の略中央位置に空間部20aを形成して、前記空間部20aに、ベース部17及び磁気検出素子6〜9と電気的に接続される各リード部13〜16の接続領域を露出させる。なお、樹脂体20の成形時に同時に、各リード部13〜16間を樹脂層19で埋めて、樹脂層19の表面とリード部13〜16の表面とがほぼ同一平面となるように成形する(図4も参照)。また図8の工程では、樹脂体20の側面から各リード部13〜16の先端13c〜16cを突出させる。
また図8に示すように樹脂体20に穴形状の位置決め部21を形成する。また、ちょうどリード部の連結部32,33の位置が露出する位置に穴35,36を形成する。
上記したように、第1リード部13と第2リード部14間、及び第3リード部15と第4リード部16間を夫々、連結部32,33で連結し、さらに、各リード部13〜16の先端13c〜16cを金属板30の枠体30aに連結部13b〜16bを介して連結しているが、これにより、樹脂体20の成形の際に、各リード部13〜16のばたつきを抑制でき、適切に樹脂体20をリードフレーム12に成形することが出来る。
次に図9に示す工程では、各連結部13b〜16bを金属板30の枠体30aから切断し、各リード部13〜16の先端13c〜16cを金属板30の枠体30aから分離する。分離された各リード部13〜16の先端は外部接続端子13a〜16aとなる。
続いて、各外部接続端子13a〜16aを折り曲げ加工する。また図9の工程では、穴35,36から露出する連結部32,33を切断し、各リード部13〜16を電気的に分断する。なお、図9の工程は、センサチップ実装後に行う電気的試験の前までに終わらせればよいが、センサチップ実装後に、リードフレームの切断処理を行うと、その切断の際の応力の影響をセンサチップが受ける可能性があるため、図9の工程は、センサチップ実装前に行うことが好適である。
次に図10の工程ではセンサチップ10,11を実装する。図10は、樹脂体20に形成した空間部20aを拡大して示した部分拡大平面図である。図10に示すように、第1センサチップ10及び第2センサチップ11を、ベース部17上に接着剤を介して固定する(ダイボンディング)。このとき、第1センサチップ10及び第2センサチップ11の設置を、図8に示す樹脂体20に形成された位置決め部21を基準に行う。さらに、センサチップ10,11に搭載された各磁気検出素子6〜9の電極パッド6a,6b〜9a,9b(図4を参照)間と空間部20a内に露出する各リード部13〜16及びベース部17をワイヤボンディングにより電気的に接続する。
次に図11の工程では、各樹脂体20に形成された空間部20a内を樹脂22で封止し、続いて、金属板30の枠体30aに接続している各リードフレーム12の支持部34を切断する。これにより、同時に、複数個の磁気センサ部4を製造することができる。
磁気センサ部4に対する電気的試験は、図11のように、個々の磁気センサ1に分離した後、行うことができるし、あるいは、支持部34を切断する前の多数の磁気センサ部が連なった状態(多連状態)で連続して行うこともできる。多連状態で行うことで、試験効率を向上させることができる。
続いて、図11に示す磁気センサ部4を、図1に示すケース3の設置部3bに設置する。このとき、樹脂体20に形成された位置決め部21を基準にして、磁気センサ部4をケース3に設置する。前記ケース3には、磁石2を収納するための凹部5が形成されており、ケース3の凹部5に磁石2を設置する。磁石2の設置のタイミングは特に限定されない。
上記により本実施形態では、リードフレーム12の形成、樹脂体20の成形、センサチップ10,11の設置及び電気的接続、樹脂22による封止といった簡単な工程を経て、簡単な構成で、磁気センサ部4を製造できる。特に本実施形態の構成を用いることで、フープ材31の形成から部品組み立てまで直結した工程にて行うことができる。したがって、従来に比べて製造作業性を向上させることが可能である。
また、本実施形態では、リードフレーム12の同一平面領域に樹脂体20を成形し、樹脂体20の側面から各リード部13〜16の先端を外部接続端子13a〜16aとして突出させた構造であるので、図3に示すように、樹脂体20の厚さを非常に薄く形成することが可能であり、効果的に薄型化を促進できる。
特に、図1に示す磁気検出装置1では、センサチップ10,11のケース3、ひいては磁石2に対する位置合わせが良好な検出精度を得るために極めて重要である。センサチップ10,11は樹脂22により封止されているので、センサチップ10,11を直接、ケース3に位置合わせして、磁気センサ部4をケース3に設置することは出来ない。これに対して、本実施形態では、樹脂体20に、センサチップ10,11をベース部17に設置する際、及び、磁気センサ部4をケース3に設置する際の、共通の位置決め部21が形成されている。これにより、前記センサチップ10,11のケース3に対する位置決め精度、ひいては磁石2に対する位置決め精度を向上させることができ、検出精度に優れた磁気検出装置1を製造できる。また、磁気センサ部4のケース3に対する組立作業性を向上させることができる。また、リードフレーム12の同一平面領域の一部としてベース部17を形成し、このベース部17を基準面として、センサチップ10,11を設置するため、センサチップ10,11と磁石2間の高さ方向への寸法精度も出しやすい。また、ベース部17は、一つのリード部と一体的に形成されているので、ベース部17をリード部として使用でき、ベース部17を磁気検出素子との電気的接続領域として使用できる。
また図1に示すように、磁気センサ部4及び磁石2の設置部が共通のケース3に設けられている。これにより、部品点数を少なく出来、且つセンサチップ10,11の磁石2に対する位置決め精度を効果的に向上させることが可能である。
本実施形態の磁気検出装置の部分分解斜視図、 本実施形態の磁気センサ部の平面図、 図2に示すA−A線に沿って切断し矢印方向から見た磁気センサ部の断面図、 磁気センサ部の部分拡大平面図(ただし封止樹脂を除去した図である)、 磁気センサ部を構成するリードフレームの部分平面図、 本実施形態の磁気センサ部の製造方法を示す一工程図(平面図)、 図6に示す一つのリードフレームの拡大平面図、 図6の次に行われる一工程図(平面図)、 図8の次に行われる一工程図(平面図)、 図8の次に行われる一工程図(部分拡大平面図)、 図10の次に行われる一工程図(平面図)、
符号の説明
1 磁気検出装置
2 磁石
3 ケース
4 磁気センサ部
6〜9 磁気検出素子
10、11 センサチップ
12 リードフレーム
13〜16 リード部
13a〜16a 外部接続端子
13b〜16b、32、33 連結部
17 ベース部
20 樹脂体
20a 空間部
21 位置決め分
22 樹脂
30 金属板
30a 枠体
31 フープ材
34 支持部
35、36 穴

Claims (9)

  1. 磁石と、前記磁石に間隔を空けて配置され、前記磁石からの外部磁界の変化により電気特性が変化する磁気検出素子を備えた磁気センサ部と、前記磁気センサ部を設置するためのケースと、を有する磁気検出装置において、
    前記磁気センサ部が、前記磁気検出素子を備えたセンサチップと、複数のリード部を備え、前記磁気検出素子と電気的に接続されるリードフレームと、前記センサチップを設置するためのベース部と、前記ベース部、各リード部の先端の外部接続端子及び前記磁気検出素子との接続領域が露出するように前記リードフレームに成形された樹脂体と、前記センサチップを封止する封止材と、を有して構成されており、
    前記樹脂体には、前記センサチップの前記ベース部に対する、及び、前記磁気センサ部の前記ケースに対する共通の位置決め部が設けられていることを特徴とする磁気検出装置。
  2. 前記磁気センサ部及び前記磁石の設置部が、共通の前記ケースに設けられる請求項記載の磁気検出装置。
  3. 前記樹脂体は、前記リードフレームの同一平面領域に形成され、前記樹脂体の側面から前記外部接続端子が突出している請求項1又は2に記載の磁気検出装置。
  4. 磁石と、前記磁石に間隔を空けて配置され、前記磁石からの外部磁界の変化により電気特性が変化する磁気検出素子を備えた磁気センサ部と、前記磁気センサ部を設置するためのケースと、を有する磁気検出装置の製造方法において、
    (a) 金属板を加工して、前記磁気検出素子を備えたセンサチップを設置するためのベース部及び複数のリード部を有して成るリードフレームを形成する工程、
    (b) 前記ベース部、各リード部の先端の外部接続端子及び、前記磁気検出素子と電気的に接続される接続領域が露出するように前記リードフレームに、樹脂体を成形し、このとき、前記樹脂体に位置決め部を形成する工程、
    (c) 前記位置決め部を基準として前記センサチップを前記ベース部に設置し、前記磁気検出素子と前記接続領域間を電気的に接続する工程、
    (d) 前記センサチップ上を、封止材にて封止する工程、
    を有して、前記磁気センサ部を形成し、その後、
    (e) 前記(c)工程時と共通の前記位置決め部を基準として前記磁気センサ部を前記ケースに設置する工程、を有することを特徴とする磁気検出装置の製造方法。
  5. 前記ケースには前記磁気センサ部及び前記磁石の設置部が設けられており、共通の前記ケースに前記磁気センサ部及び前記磁石を設置する請求項記載の磁気検出装置の製造方法。
  6. 前記(b)工程では、前記樹脂体を、前記リードフレームの同一平面領域に成形し、前記外部接続端子を前記樹脂体の側面から突出させる請求項4又は5に記載の磁気検出装置の製造方法。
  7. 前記(a)工程では、前記金属板から複数の前記リードフレームが連設されたフープ材を形成し、前記(b)工程では、各リードフレームに対して前記樹脂体を成形し、さらに前記(d)工程と前記(e)工程との間に、各リードフレームごとに分離する工程を有する請求項ないしのいずれか1項に記載の磁気検出装置の製造方法。
  8. 前記(a)工程では、隣り合うリード部間を連結する連結部を形成し、前記(b)工程と前記(c)工程の間に、前記連結部を切断する請求項ないしのいずれか1項に記載の磁気検出装置の製造方法。
  9. 前記(a)工程では、各リード部の先端を連結部を介して前記金属板の枠体に連結し、前記(b)工程と前記(c)工程の間に、前記連結部を切断し、各リード部を、前記金属板の枠体から分断する請求項ないしのいずれか1項に記載の磁気検出装置の製造方法。
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