JP5353165B2 - 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器 - Google Patents

電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器に関するものである。
電気泳動表示装置として、一対の基板間に複数のマイクロカプセルを挟持した方式のものが知られている(例えば特許文献1参照)。この種の電気泳動表示装置は、複数の画素ごとに設けられた画素電極と、複数の画素電極に対向して設けられた共通電極と、複数の画素電極と共通電極とに挟持された電気泳動粒子を含む電気泳動素子とを備えており、画素電極と共通電極との電位差により生じた電界によって、電気泳動粒子を泳動させて表示駆動を行っている。
例えば、特許文献1には、高低関係にある2つの電位を用いて、各画素電極の電位を切替えるとともに、共通電極の電位も上記2つの電位を切り替えることにより表示書き換えを行う「コモン振り駆動」に関する記載がある。
特開2003−84314号公報
図12は、コモン振り駆動による画像表示ステップの説明図である。図12には、画像表示ステップを構成するステップST0〜ST5におけるコモン振り駆動における各電極の電位の経時変化と、各ステップにおけるマイクロカプセル内の粒子の挙動とが示されている。
ステップST0において、隣接して配置された画素電極PX1、PX2、及び共通電極COMは、いずれもハイインピーダンス状態(電気的に切断された状態)である。ステップST1においてコモン振り駆動が開始されると、画素電極PX1にハイレベル電位、画素電極PX2にローレベル電位が入力され、共通電極COMには、ステップST1〜ST4ごとにハイレベル電位とローレベル電位とを交互に繰り返す矩形波状のパルスが入力される。
ステップST1では、共通電極COMにハイレベル電位が入力される。これにより、ローレベル電位である画素電極PX2と共通電極COMとの間に電界が形成され、画素電極PX2上に位置するマイクロカプセル内の電気泳動粒子が駆動される。白色粒子が負に帯電し、黒色粒子が正に帯電している場合、上記電界により白色粒子は共通電極COM側へ引き寄せられ、黒色粒子は画素電極PX2側へ引き寄せられる(黒表示)。ステップST1において、画素電極PX1と共通電極COMとは同電位であるため、電気泳動粒子は駆動されず、画素電極PX1に対応する画素の表示は変化しない。
次に、ステップST2では、共通電極COMにローレベル電位が入力される。これにより、ハイレベル電位である画素電極PX1と共通電極COMとの間に電界が形成され、画素電極PX1上に位置するマイクロカプセル内の電気泳動粒子が駆動される。すなわち、黒色粒子が共通電極COM側へ引き寄せられ、白色粒子が画素電極PX1側へ引き寄せられる(白表示)。ステップST2において、画素電極PX2と共通電極COMとは同電位であるため、電気泳動粒子は駆動されず、画素電極PX2に対応する画素の表示は変化しない。
以後同様に、ステップST3において、画素電極PX2に対応する画素(白表示画素)のみが駆動され、ステップST4において、画素電極PX1に対応する画素(黒表示画素)のみが駆動される。このようにして、画素電極PX1、PX2のそれぞれに対応する画素において、所望の黒表示及び白表示が成される。
上記のコモン振り駆動を採用した駆動方法によれば、各画素において白色粒子と黒色粒子とを確実に所望の電極側に寄せることができ、高コントラストの表示を得ることができる。しかし、コモン振り駆動では、白表示画素と黒表示画素を互いに独立して交互に駆動することから、白表示画素と黒表示画素との境界がにじむという問題があった。
より詳しくは、図12に示すように、ステップST1〜ST4では、画素電極PX1、PX2のいずれかと、共通電極COMとの間にのみ電界が形成されるため、形成される電界が共通電極COM側において面方向に広がった形状となる。そして、上記電界の影響により、動作対象の画素と隣接する非動作の画素にまで影響が及んでしまう。例えば、ステップST3では、画素電極PX2上の領域のみが白表示されるべきところ、画素電極PX1上の一部領域にまで白表示が広がってしまう。また、ステップST4では、画素電極PX2上の一部領域にまで黒表示が広がってしまう。
コモン振り駆動では、図示のように、画像表示ステップの最後に必ず白表示動作又は黒表示動作が実行されるため、白表示画素で駆動して画像表示ステップを終了した場合には、白表示画素と隣接する黒表示画素の一部に白表示部分が発生し、黒表示画素を駆動して画像表示ステップを終了した場合には、黒表示画素と隣接する白表示画素の一部に黒表示部分が発生する。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、異なる階調の画素の境界がにじむのを防止し、鮮明な表示を得ることができる電気泳動表示装置の駆動方法及び電気泳動表示装置を提供することを目的の一つとする。
本発明の電気泳動表示装置の駆動方法は、上記課題を解決するために、一対の基板間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持し、一方の前記基板の前記電気泳動素子側に複数の画素電極が形成されるとともに、他方の前記基板の前記電気泳動素子側には複数の前記画素電極と対向する共通電極が形成された電気泳動表示装置の駆動方法であって、複数の前記画素電極に画像データに応じた第1の電位又は第2の電位を入力するとともに、前記共通電極に前記第1及び第2の電位を周期的に繰り返す信号を入力し、前記電気泳動素子を駆動して前記画像データに基づく画像を表示させる第1の画像表示ステップと、複数の前記画素電極を前記電位に保持する一方、前記共通電極に前記第1の電位と前記第2の電位との間の電位を入力する第2の画像表示ステップと、を有することを特徴とする。
この駆動方法によれば、第2の画像表示ステップを備えたことで、コモン振り駆動により画像を表示する第1の画像表示ステップにおいて不可避的に生じる表示のにじみを、異なる階調の画素を同時に駆動する第2の画像表示ステップにおいて除去することができる。したがって、異なる階調の画素の境界がにじむのを防止し、鮮明な表示を得ることができる。
前記第2の画像表示ステップにおいて、前記第1の電位と前記第2の電位との電位差をΔVとして、前記共通電極に、前記第1の電位と前記第2の電位との中間の電位を中心として±0.3ΔV以下の範囲内にある電位を入力することが好ましい。
この駆動方法によれば、第2の画像表示ステップにおいて、第1の電位に保持された画素電極上に形成される電界の強度と、第2の電位に保持された画素電極上に形成される電界の強度とを概ね等しくすることができるので、異なる階調の画素の境界における表示のにじみを効果的に除去することができる。
前記第2の画像表示ステップにおいて、前記共通電極に、前記第1の電位と前記第2の電位との中間の電位を入力することが好ましい。
このような駆動方法とすれば、第2の画像表示ステップにおいて、第1の電位に保持された画素電極上に形成される電界の強度と、第2の電位に保持された画素電極上に形成される電界の強度とをほぼ等しくすることができるので、異なる階調の画素の境界における表示のにじみをより確実に除去することができる。
前記第2の画像表示ステップにおいて、前記共通電極に入力する電位によって表示画像の輪郭幅を調整することもできる。
本発明の駆動方法では、第2の画像表示ステップにおいて共通電極に入力する電位を変化させると、第2の画像表示ステップの実行後の表示のにじみの程度が変化する。そこで、この作用を利用し、共通電極に入力する電位により表示画像の輪郭幅を調整することも可能である。
前記第2の画像表示ステップの後に、前記画素電極及び前記共通電極をハイインピーダンス状態に保持する画像保持ステップと、前記画素電極及び前記共通電極に前記第2の画像表示ステップと同一の電位を入力するリフレッシュステップと、を有する駆動方法とすることもできる。
このような駆動方法とすれば、電気泳動素子の記憶性を利用して表示画像を保持する場合に、リフレッシュステップによって表示画像のコントラストを維持しつつ表示を保持することができる。また、リフレッシュステップにおいて共通電極に前記第2の画像表示ステップと同一の電位を入力するので、コモン振り駆動によりリフレッシュ動作を行う場合のように表示のにじみを生じさせることがない。
次に,本発明の電気泳動表示装置は、一対の基板間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持し、一方の前記基板の前記電気泳動素子側に複数の画素電極が形成されるとともに、他方の前記基板の前記電気泳動素子側には複数の前記画素電極と対向する共通電極が形成された電気泳動表示装置であって、前記共通電極に接続され、前記共通電極に対して、第1の電位と、前記第1の電位と異なる第2の電位と、前記第1の電位と前記第2の電位との間の電位を供給可能である共通電極駆動回路を有することを特徴とする。
この構成によれば、先に記載の本発明の駆動方法を実行可能な電気泳動表示装置を実現できる。
一対の基板間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持し、一方の前記基板の前記電気泳動素子側に複数の画素電極が形成されるとともに、他方の前記基板の前記電気泳動素子側には複数の前記画素電極と対向する共通電極が形成された電気泳動表示装置であって、画像表示動作に際して、複数の前記画素電極に画像データに応じた第1の電位又は第2の電位を入力するとともに、前記共通電極に前記第1及び第2の電位を周期的に繰り返す信号を入力し、前記電気泳動素子を駆動して前記画像データに基づく画像を表示させる第1の画像表示ステップと、複数の前記画素電極を前記電位に保持する一方、前記共通電極に前記第1の電位と前記第2の電位との間の電位を入力する第2の画像表示ステップと、を実行する制御部を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、制御部により実行される第1及び第2の画像表示ステップにより、白黒の境界領域における表示のにじみの発生を防止し、鮮明な表示を得られる電気泳動表示装置となる。
複数の画素からなる表示部を有し、前記画素ごとに、前記画素電極と、画素スイッチング素子と、前記画素電極と前記画素スイッチング素子との間に接続されたメモリ回路と、が設けられている構成とすることが好ましい。
この構成によれば、メモリ回路に画像信号を保持するため定期的なリフレッシュ動作が不要であり、省電力性に優れた電気泳動表示装置を実現することができる。
前記画素ごとに設けられ、前記画素電極と前記メモリ回路との間に接続されたスイッチ回路と、前記スイッチ回路に接続され、前記画素電極に電位を供給する第1及び第2の制御線と、を有する構成とすることが好ましい。
この構成によれば、第1及び第2の制御線の電位を制御することで、直接的に画素電極の電位を制御することができるので、表示画像の消去や反転を容易かつ少ない電力消費で実行できる電気泳動表示装置を実現できる。
前記画素スイッチング素子がトランジスタであり、前記第2の画像表示ステップにおいて前記共通電極に入力される前記電位が、前記トランジスタのゲート電極に入力される電位と同電位であることが好ましい。
この構成によれば、第2の画像表示ステップにおいて共通電極37に入力する電位を、画素スイッチング素子の選択信号の電位を生成する回路により生成できるため、生成電位の数を増やす必要が無い。したがって、電源回路の規模が大きくなるのを回避でき、製造性やコストの面で有利な構成となる。
本発明の電子機器は、先に記載の電気泳動表示装置を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、異なる階調の画素の境界領域が鮮明に表示され、表示品位に優れた表示手段を具備した電子機器を提供することができる。
以下、図面を用いて本発明における電気泳動表示装置について説明する。なお本実施形態では、アクティブマトリクス方式により駆動される電気泳動表示装置について説明する。
なお、本実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、図面を見やすくするために実際の構成とは適宜異ならせて表示している。
(第1の実施形態)
図1(a)は、本実施形態に係る電気泳動表示装置100の概略構成図である。
電気泳動表示装置100は、複数の画素40がマトリクス状に配列された表示部5を備えている。表示部5の周辺には、走査線駆動回路61、データ線駆動回路62、コントローラ(制御部)63、及び共通電源変調回路64が配置されている。走査線駆動回路61、データ線駆動回路62、及び共通電源変調回路64は、それぞれコントローラ63と接続されている。コントローラ63は、上位装置から供給される画像データや同期信号に基づき、これらを総合的に制御する。
表示部5には走査線駆動回路61から延びる複数の走査線66と、データ線駆動回路62から延びる複数のデータ線68とが形成されており、これらの交差位置に対応して画素40が設けられている。
走査線駆動回路61は、m本の走査線66(Y1、Y2、…、Ym)を介して各々の画素40に接続されており、コントローラ63の制御のもと、1行目からm行目までの走査線66を順次選択し、画素40に設けられた選択トランジスタ41(図2参照)のオンタイミングを規定する選択信号を、選択した走査線66を介して供給する。
データ線駆動回路62は、n本のデータ線68(X1、X2、…、Xn)を介して各々の画素40に接続されており、コントローラ63の制御のもと、画素40の各々に対応する1ビットの画素データを規定する画像信号を画素40に供給する。
なお、本実施形態では、画素データ「0」を規定する場合にはローレベル(L)の画像信号を画素40に供給し、画素データ「1」を規定する場合はハイレベル(H)の画像信号を画素40に供給するものとする。
表示部5にはまた、共通電源変調回路64から延びる低電位電源線49、高電位電源線50、及び共通電極配線55が設けられており、それぞれの配線は画素40と接続されている。共通電源変調回路64は、コントローラ63の制御のもと、上記の配線の各々に供給すべき各種信号を生成する一方、これら各配線の電気的な接続及び切断(ハイインピーダンス(Hi−Z)化)を行う。
さらに、本実施形態の場合、後述する駆動方法を実行可能とするために、共通電源変調回路64について、図1(b)に示す構成が採用されている。図1(b)は、コントローラ63と共通電源変調回路64の要部を示す図である。
図1(b)に示すように、共通電源変調回路64には、共通電極配線55に供給する電位を選択する電位選択回路67が設けられている。電位選択回路67は、コントローラ63に設けられた電源回路65と接続されている。電位選択回路67は、コントローラ63から入力される制御信号により、電源回路65から供給される4種類の電位(0V、7.5V、15V、Hi−Z)をスイッチングし、共通電極配線55を選択した電位状態とする。
図2は、画素40の回路構成図である。
画素40には、選択トランジスタ(Thin Film Transistor)41(画素スイッチング素子)と、ラッチ回路(メモリ回路)70と、スイッチ回路80と、電気泳動素子32と、画素電極35と、共通電極37とが設けられている。画素40には、走査線66と、データ線68と、低電位電源線49と、高電位電源線50と、第1の制御線91と、第2の制御線92と、が接続されている。画素40は、ラッチ回路70により画像信号を電位として保持するSRAM(Static Random Access Memory)方式の構成である。
選択トランジスタ41は、N−MOS(Negative Metal Oxide Semiconductor)トランジスタからなる画素スイッチング素子である。選択トランジスタ41のゲート端子は走査線66に接続され、ソース端子はデータ線68に接続され、ドレイン端子はラッチ回路70のデータ入力端子N1に接続されている。
ラッチ回路70は、転送インバータ70tと帰還インバータ70fとを備えている。転送インバータ70t及び帰還インバータ70fはいずれもC−MOSインバータである。
転送インバータ70tと帰還インバータ70fとは、互いの入力端子に他方の出力端子が接続されたループ構造を成しており、それぞれのインバータには、高電位電源端子PHを介して接続された高電位電源線50と、低電位電源端子PLを介して接続された低電位電源線49とから電源電圧が供給される。
転送インバータ70tは、それぞれのドレイン端子をデータ出力端子N2に接続されたP−MOS(Positive Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ71とN−MOSトランジスタ72とを有している。P−MOSトランジスタ71のソース端子は高電位電源端子PHに接続され、N−MOSトランジスタ72のソース端子は低電位電源端子PLに接続されている。P−MOSトランジスタ71及びN−MOSトランジスタ72のゲート端子(転送インバータ70tの入力端子)は、データ入力端子N1(帰還インバータ70fの出力端子)と接続されている。
帰還インバータ70fは、それぞれのドレイン端子をデータ入力端子N1に接続されたP−MOSトランジスタ73とN−MOSトランジスタ74とを有している。P−MOSトランジスタ73及びN−MOSトランジスタ74のゲート端子(帰還インバータ70fの入力端子)は、データ出力端子N2(転送インバータ70tの出力端子)と接続されている。
スイッチ回路80は、第1のトランスミッションゲートTG1と、第2のトランスミッションゲートTG2とを備えて構成されている。
第1のトランスミッションゲートTG1は、P−MOSトランジスタ81とN−MOSトランジスタ82とからなる。P−MOSトランジスタ81及びN−MOSトランジスタ82のソース端子は第1の制御線91に接続され、P−MOSトランジスタ81及びN−MOSトランジスタ82のドレイン端子は画素電極35に接続されている。また、P−MOSトランジスタ81のゲート端子は、ラッチ回路70のデータ入力端子N1に接続され、N−MOSトランジスタ82のゲート端子は、ラッチ回路70のデータ出力端子N2に接続されている。
第2のトランスミッションゲートTG2は、P−MOSトランジスタ83とN−MOSトランジスタ84とからなる。P−MOSトランジスタ83及びN−MOSトランジスタ84のソース端子は第2の制御線92に接続され、P−MOSトランジスタ83及びN−MOSトランジスタ84のドレイン端子は、画素電極35に接続されている。また、P−MOSトランジスタ83のゲート端子は、ラッチ回路70のデータ出力端子N2に接続され、N−MOSトランジスタ84のゲート端子は、ラッチ回路70のデータ入力端子N1に接続されている。また、画素電極35と共通電極37との間に電気泳動素子32が挟持されている。
以上の構成を備えた画素40において、ラッチ回路70にローレベル(L)の画像信号(画素データ「0」)が記憶され、データ出力端子N2からハイレベル(H)の信号が出力された場合、第1のトランスミッションゲートTG1がオン状態となり、第1の制御線91を介して供給される電位S1が画素電極35に入力される。
一方、ラッチ回路70にハイレベル(H)の画像信号(画素データ「1」)が記憶され、データ出力端子N2からローレベル(L)の信号が出力された場合、第2のトランスミッションゲートTG2がオン状態となり、第2の制御線92を介して供給される電位S2が画素電極35に入力される。
電気泳動表示装置100は、画素電極35に入力された電位S1、S2と、共通電極配線55(図1)を介して共通電極37に入力された電位Vcomとの電位差に基づいて電気泳動素子32を駆動し、表示部5に画像を表示する。
次に、図3(a)は、表示部5における電気泳動表示装置100の部分断面図である。電気泳動表示装置100は、素子基板(第1基板)30と対向基板(第2基板)31との間に、複数のマイクロカプセル20を配列してなる電気泳動素子32を挟持した構成を備えている。
表示部5において、素子基板30の電気泳動素子32側には、図1や図2に示した走査線66、データ線68、選択トランジスタ41、ラッチ回路70などが形成された回路層34が設けられており、回路層34上に複数の画素電極35が配列形成されている。
素子基板30は、ガラスやプラスチック等からなる基板であり、画像表示面とは反対側に配置されるため透明なものでなくてもよい。画素電極35は、Cu(銅)箔上にニッケルメッキと金メッキとをこの順番で積層したものや、Al(アルミニウム)、ITO(インジウム・スズ酸化物)などにより形成された電気泳動素子32に電圧を印加する電極である。
一方、対向基板31の電気泳動素子32側には複数の画素電極35と対向する平面形状の共通電極37が形成されており、共通電極37上に電気泳動素子32が設けられている。
対向基板31はガラスやプラスチック等からなる基板であり、画像表示側に配置されるため透明基板とされる。共通電極37は、画素電極35とともに電気泳動素子32に電圧を印加する電極であり、MgAg(マグネシウム銀)、ITO(インジウム・スズ酸化物)、IZO(インジウム・亜鉛酸化物)などから形成された透明電極である。
そして、電気泳動素子32と画素電極35とが、接着剤層33を介して接着されることで、素子基板30と対向基板31とが接合されている。
なお、電気泳動素子32は、あらかじめ対向基板31側に形成され、接着剤層33までを含めた電気泳動シートとして取り扱われるのが一般的である。製造工程において、電気泳動シートは接着剤層33の表面に保護用の離型シートが貼り付けられた状態で取り扱われる。そして、別途製造された素子基板30(画素電極35や各種回路などが形成されている)に対して、離型シートを剥がした当該電気泳動シートを貼り付けることによって、表示部5を形成する。このため、接着剤層33は画素電極35側のみに存在することになる。
図3(b)は、マイクロカプセル20の模式断面図である。マイクロカプセル20は、例えば50μm程度の粒径を有しており、内部に分散媒21と、複数の白色粒子(電気泳動粒子)27と、複数の黒色粒子(電気泳動粒子)26とを封入した球状体である。マイクロカプセル20は、図3(a)に示すように共通電極37と画素電極35とに挟持され、1つの画素40内に1つ又は複数のマイクロカプセル20が配置される。
マイクロカプセル20の外殻部(壁膜)は、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチルなどのアクリル樹脂、ユリア樹脂、アラビアゴムなどの透光性を持つ高分子樹脂などを用いて形成される。
分散媒21は、白色粒子27と黒色粒子26とをマイクロカプセル20内に分散させる液体である。分散媒21としては、水、アルコール系溶媒(メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、オクタノール、メチルセルソルブなど)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチルなど)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど)、脂肪族炭化水素(ぺンタン、ヘキサン、オクタンなど)、脂環式炭化水素(シクロへキサン、メチルシクロへキサンなど)、芳香族炭化水素(ベンゼン、トルエン、長鎖アルキル基を有するベンゼン類(キシレン、ヘキシルベンゼン、ヘブチルベンゼン、オクチルベンゼン、ノニルベンゼン、デシルベンゼン、ウンデシルベンゼン、ドデシルベンゼン、トリデシルベンゼン、テトラデシルベンゼンなど))、ハロゲン化炭化水素(塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなど)、カルボン酸塩などを例示することができ、その他の油類であってもよい。これらの物質は単独又は混合物として用いることができ、さらに界面活性剤などを配合してもよい。
白色粒子27は、例えば、二酸化チタン、亜鉛華、三酸化アンチモン等の白色顔料からなる粒子(高分子あるいはコロイド)であり、例えば負に帯電されて用いられる。黒色粒子26は、例えば、アニリンブラック、カーボンブラック等の黒色顔料からなる粒子(高分子あるいはコロイド)であり、例えば正に帯電されて用いられる。
これらの顔料には、必要に応じ、電解質、界面活性剤、金属石鹸、樹脂、ゴム、油、ワニス、コンパウンドなどの粒子からなる荷電制御剤、チタン系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、シラン系カップリング剤等の分散剤、潤滑剤、安定化剤などを添加することができる。
また、黒色粒子26及び白色粒子27に代えて、例えば赤色、緑色、青色などの顔料を用いてもよい。かかる構成によれば、表示部5に赤色、緑色、青色などを表示することができる。
図4は、電気泳動素子の動作説明図である。図4(a)は、画素40を白表示する場合、図4(b)は、画素40を黒表示する場合をそれぞれ示している。
図4(a)に示す白表示の場合には、共通電極37が相対的に高電位、画素電極35が相対的に低電位に保持される。これにより、負に帯電した白色粒子27が共通電極37に引き寄せられる一方、正に帯電した黒色粒子26が画素電極35に引き寄せられる。その結果、表示面側となる共通電極37側からこの画素を見ると、白色(W)が認識される。
図4(b)に示す黒表示の場合、共通電極37が相対的に低電位、画素電極35が相対的に高電位に保持される。これにより、正に帯電した黒色粒子26が共通電極37に引き寄せられる一方、負に帯電した白色粒子27が画素電極35に引き寄せられる。その結果、共通電極37側からこの画素を見ると黒色(B)が認識される。
[駆動方法]
次に、図5から図8を参照して本実施形態の電気泳動表示装置の駆動方法について説明する。
図5は、電気泳動表示装置100の駆動方法を示すフローチャートである。図6は、図5のフローチャートに対応するタイミングチャートである。図7は、本実施形態の駆動方法の説明対象である隣接する2画素の電位状態を示す図である。図8は、本実施形態の駆動方法における作用説明図である。
図5及び図6には、図7に示す画素40Aを黒表示、画素40Bを白表示する場合のフローが示されている。
図6には、走査線66の電位G、高電位電源線50の電位Vdd、低電位電源線49の電位Vss、データ線68aの電位Da、データ線68bの電位Db、画素電極35aの電位Va、画素電極35bの電位Vb、共通電極37の電位Vcom、第1の制御線91の電位S1、第2の制御線92の電位S2、が示されている。
なお、図7において、各符号の「A」「B」「a」「b」の添字は、説明の対象とした2つの画素40(40A、40B)と、それらに属する構成要素を明確に区別するために付したものであって他意はない。
図5に示すように、本実施形態に係る駆動方法は、電源オンステップST10と、画像信号入力ステップST11と、画像表示ステップST12と、電源オフステップST13と、画像保持ステップST14と、リフレッシュステップST15と、を含む。
まず、電源オンステップST10以前の表示部5では、各回路は電源オフ状態である。したがって、図6に示すように、画素電極35a(電位Va)、画素電極35b(電位Vb)、共通電極37(電位Vcom)、第1の制御線91(電位S1)、第2の制御線92(電位S2)等はいずれもハイインピーダンス状態である。
電源オンステップST10では、走査線駆動回路61やデータ線駆動回路62、共通電源変調回路64に電力が供給され、各回路に接続された配線が電位供給可能な状態となる。また、画素40のラッチ回路70にも高電位電源線50及び低電位電源線49を介して電力が供給され、画像信号を記憶可能な状態となる。
なお、本実施形態では、データ線68におけるローレベル(L)の電位と、低電位電源線49のローレベル電位VLとがいずれも0(ゼロ)Vであるとして説明する。また、図6の各部に示した0V、5V、7V、15V等の電位は、発明の説明のために一例として付したものであり、各配線の電位はこれらの具体的数値に限定されるものではない。
次に、画像信号入力ステップST11において、各々の画素40のラッチ回路70に画像信号が入力される。すなわち、走査線66に選択信号であるハイレベル(H;例えば7V)のパルスが入力され、かかる走査線66に接続された選択トランジスタ41がオン状態とされてデータ線68とラッチ回路70とが接続される。これにより、ラッチ回路70に画像信号が入力される。
図7に示す画素40Aでは、選択トランジスタ41aを介してデータ線68aからラッチ回路70aにローレベル(L)の画像信号が入力される。
本実施形態の場合、画像信号入力ステップST11では、高電位電源線50を介して供給される電位Vdd(画像信号入力用のハイレベル電位)が、後段の画像表示ステップST12における電位Vdd(画像表示用のハイレベル電位;例えば15V)よりも低い5V程度とされている。したがって、画像信号を書き込まれた画素40Aのラッチ回路70aのデータ出力端子N2aの電位は画像信号入力用のハイレベル電位(例えば5V)となる。なお、データ入力端子N1aの電位はローレベル(例えば0V)である。
一方、画素40Bでは、選択トランジスタ41bを介してデータ線68bからラッチ回路70bにハイレベル(H)の画像信号が入力され、ラッチ回路70bのデータ入力端子N1bの電位が画像信号入力用のハイレベル電位(例えば5V)となり、データ出力端子N2bの電位はローレベル(L;例えば0V)となる。
なお、画像信号入力ステップST11では、ラッチ回路70a、70bから出力される電位によってスイッチ回路80a、80bが動作し、第1及び第2の制御線91、92と、画素電極35a及び画素電極35bとが接続される。しかし、第1及び第2の制御線91、92はいずれもハイインピーダンス状態であるため、画素電極35a、35bはハイインピーダンス状態のままであり、さらに共通電極37もハイインピーダンス状態である。したがって、画像信号入力ステップST11の時点では電気泳動素子32の表示状態は変化しない。
画素40A、40Bにそれぞれ画像信号が入力されたならば、画像表示ステップST12に移行する。本実施形態の画像表示ステップST12は、図5及び図6に示すように、第1の画像表示ステップST21と、第2の画像表示ステップST22とを含む。
第1の画像表示ステップST21では、高電位電源線50の電位Vddが、画像信号入力用のハイレベル電位(例えば5V)から画像表示用のハイレベル電位VH(例えば15V)に引き上げられる。低電位電源線49の電位Vssはローレベル電位VL(例えば0V)とされる。また、第1の制御線91に画像表示用のハイレベル電位VHが供給され、第2の制御線92にローレベル電位VLが供給される。さらに、共通電極37に、ハイレベル電位VHとローレベル電位VLとを所定周期で繰り返す矩形状のパルスが入力される。
これにより、画素40Aでは、ラッチ回路70aのデータ出力端子N2aの電位がハイレベル電位VHとなり、データ入力端子N1aの電位がローレベル電位VLとなる。そうすると、スイッチ回路80aの第1のトランスミッションゲートTG1aがオン状態となり、画素電極35aと第1の制御線91とが接続される。その結果、画素電極35aがハイレベル電位VHとなる。
そして、矩形波状のパルスが入力された共通電極37がローレベル電位VLである期間に、画素電極35aと共通電極37との電位差により電気泳動素子32が駆動される。すなわち、図8(b)に示すように、正に帯電した黒色粒子26が共通電極37側に引き寄せられ、負に帯電した白色粒子27が画素電極35a側に引き寄せられて、画素40Aが黒表示される。
一方、画素40Bでは、ラッチ回路70bのデータ出力端子N2bがローレベル電位VL、データ入力端子N1aがハイレベル電位VHであるから、スイッチ回路80bの第2のトランスミッションゲートTG2bがオン状態となり、画素電極35bと第2の制御線92とが接続される。その結果、画素電極35bはローレベル電位VLとなる。
そして、共通電極37がハイレベル電位VHである期間に、画素電極35bと共通電極37との間の電位差によって電気泳動素子32が駆動される。すなわち、図8(c)に示すように、負に帯電した白色粒子27が共通電極37側に引き寄せられ、正に帯電した黒色粒子26が画素電極35a側に引き寄せられて、画素40Bが白表示される。
第1の画像表示ステップST21では、共通電極37に、ハイレベル電位VHとローレベル電位VLとを所定周期で繰り返す矩形状のパルスが入力される。すなわち、第1の画像表示ステップST21では、コモン振り駆動により画像表示動作が実行される。したがって、上記の画素40Aにおける黒表示動作と画素40Bにおける白表示動作とは、共通電極37の電位に応じて互いに独立に実行される。
コモン振り駆動を採用した駆動方法によれば、黒色粒子と白色粒子をより確実に所望の電極に移動させることができるためコントラストを高めることができる。また画素電極と共通電極とに印加する電位をハイレベル電位VHとローレベル電位VLの二値により制御可能であるため、低電圧化が図れるとともに、回路構成をシンプルにすることができる。また、画素電極35のスイッチング素子としてTFTを用いた場合には、低電圧駆動によりTFTの信頼性を確保することができるというメリットがある。
なお、コモン振り駆動の周波数及び周期数は、電気泳動素子32の仕様及び特性に応じて適宜定めることが好ましい。
以上の第1の画像表示ステップST21が終了したならば、第2の画像表示ステップST22に移行する。
第2の画像表示ステップST22では、図6に示すように、共通電極37が一定電位に保持される。本実施形態の場合、共通電極37に、ハイレベル電位VH(例えば15V)とローレベル電位VL(例えば0V)との中間の電位である中間電位VM(例えば7.5V)が入力される。一方、画素電極35a、35bの電位状態は第1の画像表示ステップST21と同様であり、画素電極35aはハイレベル電位VH、画素電極35bはローレベル電位VLである。
そうすると、図8(d)に示すように、画素40Aでは、画素電極35a(ハイレベル電位VH;例えば15V)から共通電極37(中間電位VM;例えば7.5V)に向かう電界が形成されるので、画素40Aの電気泳動素子32は黒表示動作する。一方、画素40Bでは、共通電極37(中間電位VM;例えば7.5V)から画素電極35b(ローレベル電位VL;例えば0V)に向かう電界が形成されるので、画素40Bの電気泳動素子32は白表示動作する。
したがって、第2の画像表示ステップST22では、黒表示される画素40Aと白表示される画素40Bとが同時に駆動される。
第1の画像表示ステップST21では、コモン振り駆動により画素40Aと画素40Bとが時間的に重ならないように駆動されるため、画素40Aが駆動される期間では、図8(b)に示すように、共通電極37側における電界の広がりによって白表示の画素40Bの一部に黒表示部分が形成され、黒表示の領域が大きくなる。一方、画素40Bが駆動される期間では、図8(c)に示すように、黒表示の画素40Aの一部に白表示部分が形成され、白表示の領域が大きくなる。
これに対して、第2の画像表示ステップST22では、画素40A、40Bが同時に駆動されるため、図8(d)に示すように、画素電極35aと共通電極37との間、及び画素電極35bと共通電極37との間に、互いに逆向きの電界が形成される。これにより、画素40A、40Bの境界部分の電界は相殺され、隣接画素に電界が広がってしまうことがなくなる。その結果、図8(b)、(c)に示した画素40A、40Bの境界部分における表示のにじみが除去され、鮮明な表示を得ることができる。
なお、第2の画像表示ステップST22における電圧印加時間は、第1の画像表示ステップST21において形成される表示のにじみを除去できる長さであれば、任意の長さに設定することができる。
表示のにじみの程度は、第1の画像表示ステップST21において電気泳動素子32に作用する電界の強度や、画素40A、40Bの間隔、共通電極37に入力されるパルスの周期によって変化する。その一方で、これらのパラメータは表示品質に大きく影響するものである。
したがって、第1の画像表示ステップST21において良好な表示が得られるよう上記のパラメータを設定し、その結果として生じる表示のにじみを、第2の画像表示ステップST22において除去できるように上記電圧印加時間を設定するとよい。
以上の第2の画像表示ステップST22が終了したならば、電源オフステップST13において、各回路の電源供給が停止される。これにより、画素40A、40Bに接続されている配線がハイインピーダンス状態とされ、画素電極35a、35b、及び共通電極37もハイインピーダンス状態となる。その後、画像保持ステップST14において、上記のハイインピーダンス状態を保持することで、電力を消費することなく表示部5に画像を表示し続けることができる。
電気泳動素子32は記憶性を有しているため、上記のように画素40を電源オフ状態としても画像を表示し続けることができるが、時間の経過とともに徐々に表示が失われてしまう。そこで、画像保持ステップST14への移行後、一定時間が経過したときにリフレッシュステップST15を実行することが好ましい。画像保持ステップST14の長さは、電気泳動素子32の表示保持特性(記憶性)や、表示画像の種類に応じて適宜設定することができる。
リフレッシュステップST15では、先の第2の画像表示ステップST22と同様の動作が実行される。すなわち、画素電極35a、35bにそれぞれハイレベル電位VH、ローレベル電位VLを入力するとともに、共通電極37に中間電位VM(例えば7.5V)を入力する。
なお、図示は省略したが、リフレッシュステップST15の直前には電源オンステップST10と同様の動作を実行するステップが設けられている。
これにより、図8(d)に示したように、画素40A、40Bをそれぞれ黒表示動作、白表示動作させることができ、時間の経過とともに、共通電極37の近傍から離れてしまった黒色粒子26(画素40A)及び白色粒子27(画素40B)を再び共通電極37側に引き寄せることができる。
以上の動作により、表示のコントラストを上昇させ、表示品質を回復させることができる。
なお、本実施形態の場合、画像保持ステップST14においてラッチ回路70a、70bも電源オフ状態とするため、リフレッシュステップST15開始時の電源オン時には、ラッチ回路70a、70bの記憶内容は失われている。したがって、本実施形態に係るリフレッシュステップST15では、電気泳動素子32を駆動するリフレッシュ動作の前に、走査線駆動回路61及びデータ線駆動回路62を駆動し、表示画像に対応する画像信号をラッチ回路70a、70bに入力するステップが設けられている。
一方、画像保持ステップST14において、ラッチ回路70a、70bを通電状態としておけば、ラッチ回路70a、70bの記憶内容を保持し続けることができる。この場合のリフレッシュステップST15では、第1及び第2の制御線91、92及び共通電極37に電位を入力するのみでリフレッシュ動作を行うことができる。
リフレッシュステップST15が終了したならば、先の電源オフステップST13と同様の電源オフ動作により、画像保持ステップに移行する。以降は、表示を維持する場合には、所定期間ごとに画像保持ステップとリフレッシュステップとを繰り返す。また、表示部5の表示画像を変更する場合には、電源オンステップST10から電源オフステップST13を実行することで、新たな画像を表示部5に表示させる。
以上、詳細に説明したように、本実施形態の電気泳動表示装置100の駆動方法では、コモン振り駆動により画像を表示する第1の画像表示ステップST21の後に、共通電極37を中間電位VMに保持する第2の画像表示ステップST22が設けられている。これにより、第1の画像表示ステップST21において不可避的に発生する表示のにじみを、第2の画像表示ステップST22において除去することができ、白黒の境界領域が鮮明な表示を得ることができる。
また本実施形態では、リフレッシュステップST15において、第2の画像表示ステップST22と同様に共通電極37に中間電位VMを入力するので、鮮明なリフレッシュ表示を得ることができる。
リフレッシュステップST15では、第1の画像表示ステップST21と同様のコモン振り駆動を採用することもできるが、コモン振り駆動を行うと、図8(b)、(c)に示したような表示のにじみが生じるおそれがある。これに対して本発明では、リフレッシュステップST15においても共通電極37に中間電位VMを入力し、黒表示の画素40Aと白表示の画素40Bとを同時に駆動してリフレッシュ動作を行っている。これにより、表示のにじみを生じさせることなく表示画像のコントラストを回復させることができる。
なお、本実施形態では、第2の画像表示ステップST22において共通電極37に入力する中間電位VMを、ハイレベル電位VH(例えば15V)とローレベル電位VL(例えば0V)との中間の電位(例えば7.5V)としたが、中間電位VMはこれに限定されるものではない。中間電位VMは、ハイレベル電位VH(例えば15V)とローレベル電位VL(例えば0V)の間の任意の電位とすることができる。
例えば、中間電位VMとして、走査線66を介して入力される選択信号のハイレベル(H)と同一の電位(例えば7V)を入力する駆動方法としてもよい。
このような駆動方法とすれば、ハイレベル電位VHとローレベル電位VLとの中間の電位に近い電位を共通電極37に入力するため、第2の画像表示ステップST22における作用はほとんど変わらない。しかも、選択信号のハイレベル(H)に対応する電位は、電気泳動表示装置100の電源回路に予め用意されている電位であるため、第2の画像表示ステップST22で使用するための電位を新たに生成する必要が無く、電源回路を効率的に利用でき、製造性やコストの面でも有利な構成となる。
さらに、中間電位VMとして、画像信号入力ステップST11で使用される画像信号入力用のハイレベル電位(例えば5V)を用いてもよい。この場合にも、電源回路の有効利用の点で有為な駆動方法となる。
ただし、第2の画像表示ステップST22において、画素40Aに形成される電界の強度が、画素40Bに形成される電界の強度よりも大きくなるため、第2の画像表示ステップST22において黒表示のにじみ(はみ出し)を除去する作用が小さくなる。
そこで、中間電位VMとしては、ハイレベル電位VHとローレベル電位VLとの中間の電位に対して±30%以内の範囲の電位を設定することが好ましい。つまり、中間電位VMは、ハイレベル電位VHとローレベル電位VLとの電位差をΔVとしたときに、ハイレベル電位VHとローレベル電位VLとの中間の電位を中心として±0.3ΔVの範囲内に設定することが好ましい。このような範囲に設定することで、白黒の境界領域を鮮明に表示することができる。
ところで、第2の画像表示ステップST22において共通電極37に入力する中間電位VMを、ハイレベル電位VHとローレベル電位VLとの中間の電位(例えば7.5V)からずらした電位とすると、第2の画像表示ステップST22において画素40A、40Bにそれぞれ形成される電界強度のバランスが変化する。そして、第2の画像表示ステップST22の実行後の表示における白黒の境界領域のにじみの程度も、上記の電界強度のバランスに応じて変化する。このことは、本実施形態の駆動方法では、中間電位VMによって表示品質を調整できることを意味する。
そこで例えば、第2の画像表示ステップST22において、表示画像の種類に応じて中間電位VMの値を調整し、白黒の境界領域におけるにじみの程度(表示画像の輪郭幅)を制御する駆動方法としてもよい。具体的には、表示画像が文字情報である場合には、文字の輪郭のギザギザを目立たなくするために、黒表示の領域が比較的広くなるように中間電位VMを設定し、表示画像がイラストや写真である場合には、白黒の境界領域が鮮明になるように中間電位VMを設定する駆動方法を採用してもよい。
このような駆動方法とすれば、表示画像に合わせた表示状態を得ることができ、高品位の表示が可能な電気泳動表示装置100となる。
なお、上記の実施形態では、画素40にラッチ回路70とスイッチ回路80とが設けられている電気泳動表示装置100とその駆動方法について説明したが、本発明の技術範囲はかかる実施の形態に限定されるものではない。
例えば、画素40にスイッチ回路80が設けられておらず、ラッチ回路70のデータ出力端子N2に画素電極35が接続されている構成(5トランジスタ型)の電気泳動表示装置や、ラッチ回路70及びスイッチ回路80に代えて、キャパシタが設けられた構成(1トランジスタ1キャパシタ型)、あるいは、個々の画素電極35を駆動回路により直接駆動する構成(セグメント方式)の電気泳動表示装置に本願発明を採用してもよい。
(電子機器)
次に、上記各実施形態の電気泳動表示装置100を、電子機器に適用した場合について説明する。
図9は、腕時計1000の正面図である。腕時計1000は、時計ケース1002と、時計ケース1002に連結された一対のバンド1003とを備えている。
時計ケース1002の正面には、上記実施形態の電気泳動表示装置100からなる表示部1005と、秒針1021と、分針1022と、時針1023とが設けられている。時計ケース1002の側面には、操作子としての竜頭1010と操作ボタン1011とが設けられている。竜頭1010は、ケース内部に設けられる巻真(図示は省略)に連結されており、巻真と一体となって多段階(例えば2段階)で押し引き自在、かつ、回転自在に設けられている。表示部1005では、背景となる画像、日付や時間などの文字列、あるいは秒針、分針、時針などを表示することができる。
図10は電子ペーパー1100の構成を示す斜視図である。電子ペーパー1100は、上記実施形態の電気泳動表示装置100を表示領域1101に備えている。電子ペーパー1100は可撓性を有し、従来の紙と同様の質感及び柔軟性を有する書き換え可能なシートからなる本体1102を備えて構成されている。
図11は、電子ノート1200の構成を示す斜視図である。電子ノート1200は、上記の電子ペーパー1100が複数枚束ねられ、カバー1201に挟まれているものである。カバー1201は、例えば外部の装置から送られる表示データを入力する図示は省略の表示データ入力手段を備える。これにより、その表示データに応じて、電子ペーパーが束ねられた状態のまま、表示内容の変更や更新を行うことができる。
以上の腕時計1000、電子ペーパー1100、及び電子ノート1200によれば、本発明に係る電気泳動表示装置100が採用されているので、表示品位に優れた表示部を備えた電子機器となる。
なお、上記の電子機器は、本発明に係る電子機器を例示するものであって、本発明の技術範囲を限定するものではない。例えば、携帯電話、携帯用オーディオ機器などの電子機器の表示部にも、本発明に係る電気泳動表示装置は好適に用いることができる。
実施形態に係る電気泳動表示装置の概略構成図。 画素回路を示す図。 電気泳動表示装置の部分断面図及びマイクロカプセルの断面図。 電気泳動表示装置の動作説明図。 実施形態に係る駆動方法を示すフローチャート。 図5に対応するタイミングチャート。 駆動方法の説明対象とした2画素の電位状態を示す図。 実施形態に係る駆動方法の作用説明図。 電子機器の一例である腕時計の正面図。 電子機器の一例である電子ペーパーの斜視図。 電子機器の一例である電子ノートの斜視図。 コモン振り駆動の説明図。
符号の説明
100 電気泳動表示装置、5 表示部、20 マイクロカプセル、32 電気泳動素子、35,35a,35b 画素電極、37 共通電極、40,40A,40B 画素、61 走査線駆動回路、62 データ線駆動回路、63 コントローラ(制御部)、64 共通電源変調回路(共通電極駆動回路)、ST10 電源オンステップ、ST11 画像信号入力ステップ、ST12 画像表示ステップ、ST13 電源オフステップ、ST14 画像保持ステップ、ST15 リフレッシュステップ、ST21 第1の画像表示ステップ、ST22 第2の画像表示ステップ

Claims (10)

  1. 一対の基板間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持し、一方の前記基板の前記電気泳動素子側に複数の画素電極が形成されるとともに、他方の前記基板の前記電気泳動素子側には複数の前記画素電極と対向する共通電極が形成された電気泳動表示装置の駆動方法であって、
    複数の前記画素電極に画像データに応じた第1の電位又は第2の電位を入力するとともに、前記共通電極に前記第1及び第2の電位を周期的に繰り返す信号を入力し、前記電気泳動素子を駆動して前記画像データに基づく画像を表示させる第1の画像表示ステップと、
    複数の前記画素電極を前記電位に保持する一方、前記共通電極に前記第1の電位と前記第2の電位との間の電位を入力する第2の画像表示ステップと、
    を有することを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。
  2. 前記第2の画像表示ステップにおいて、
    前記第1の電位と前記第2の電位との電位差をΔVとして、前記共通電極に、前記第1の電位と前記第2の電位との中間の電位を中心として±0.3ΔV以下の範囲内にある電位を入力することを特徴とする請求項1に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。
  3. 前記第2の画像表示ステップにおいて、
    前記共通電極に、前記第1の電位と前記第2の電位との中間の電位を入力することを特徴とする請求項2に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。
  4. 前記第2の画像表示ステップにおいて、前記共通電極に入力する電位によって表示画像の輪郭幅を調整することを特徴とする請求項1又は2に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。
  5. 前記第2の画像表示ステップの後に、
    前記画素電極及び前記共通電極をハイインピーダンス状態に保持する画像保持ステップと、
    前記画素電極及び前記共通電極に前記第2の画像表示ステップと同一の電位を入力する
    リフレッシュステップと、
    を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。
  6. 一対の基板間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持し、一方の前記基板の前記電気泳動素子側に複数の画素電極が形成されるとともに、他方の前記基板の前記電気泳動素子側には複数の前記画素電極と対向する共通電極が形成された電気泳動表示装置であって、
    画像表示動作に際して、複数の前記画素電極に画像データに応じた第1の電位又は第2の電位を入力するとともに、前記共通電極に前記第1及び第2の電位を周期的に繰り返す信号を入力し、前記電気泳動素子を駆動して前記画像データに基づく画像を表示させる第1の画像表示ステップと、複数の前記画素電極を前記電位に保持する一方、前記共通電極に前記第1の電位と前記第2の電位との間の電位を入力する第2の画像表示ステップと、を実行する制御部を備えていることを特徴とする電気泳動表示装置。
  7. 複数の画素からなる表示部を有し、
    前記画素ごとに、前記画素電極と、画素スイッチング素子と、前記画素電極と前記画素スイッチング素子との間に接続されたメモリ回路と、が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の電気泳動表示装置。
  8. 前記画素ごとに設けられ、前記画素電極と前記メモリ回路との間に接続されたスイッチ回路と、
    前記スイッチ回路に接続され、前記画素電極に電位を供給する第1及び第2の制御線と、
    を有することを特徴とする請求項に記載の電気泳動表示装置。
  9. 前記画素スイッチング素子がトランジスタであり、
    前記第2の画像表示ステップにおいて前記共通電極に入力される前記電位が、前記トランジスタのゲート電極に入力される電位と同電位であることを特徴とする請求項又はに記載の電気泳動表示装置。
  10. 請求項6からのいずれか1項に記載の電気泳動表示装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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