JP5348107B2 - 搬送車 - Google Patents

搬送車 Download PDF

Info

Publication number
JP5348107B2
JP5348107B2 JP2010231964A JP2010231964A JP5348107B2 JP 5348107 B2 JP5348107 B2 JP 5348107B2 JP 2010231964 A JP2010231964 A JP 2010231964A JP 2010231964 A JP2010231964 A JP 2010231964A JP 5348107 B2 JP5348107 B2 JP 5348107B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
control unit
transport vehicle
speed
traveling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010231964A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012084090A (ja
Inventor
武 村中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2010231964A priority Critical patent/JP5348107B2/ja
Publication of JP2012084090A publication Critical patent/JP2012084090A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5348107B2 publication Critical patent/JP5348107B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

本発明は、搬送車に関し、特に、左右の車輪を独立して駆動可能な搬送車に関する。
大型化したガラス基板やそれが複数収納されたカセットを搬送するための搬送車が知られている。搬送車は、工場内のクリーンルーム内を自動走行して、処理装置間で物品を搬送する。搬送車が走行する軌道は、例えば、天井から吊り下げられたレールである。この場合、レール及び搬送車が走行する空間は、外部から遮断されたクリーンルームになっている。
搬送車は、左右両側に車輪を有しており、一方の車輪にモータが接続されて駆動輪になっており、他方の車輪が従動輪になっている。
搬送車の制御としては、通常走行時には速度制御が採用されており、目的地に位置決め停止するときにフルクローズドの位置制御に切り替えられる。後者では、リニアスケールによって絶対位置を検出し、その絶対位置情報に基づいてサーボアンプがフィードバック制御を用いて速度指令をモータに与える。
また、走行制御部がモータをPID制御やPD制御する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2000−298518号公報
左右の車輪を駆動輪として独立して駆動することが可能な搬送車が知られている。このような搬送車においても、走行停止時のフルクローズド位置制御を行うためには、1つのモータに対して1つのリニアスケールを組合せることになるが、その場合は以下の問題が生じると考えられる。それは、例えば、センサシステムの複雑化、搬送路側の被検出部の増加、センサのコストアップである。
本発明の課題は、左右の車輪を独立して駆動可能な搬送車において、簡単な構成及び制御による位置決めフィードバックを可能にすることにある。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組合せることができる。
本発明の一見地に係る搬送車は、車体と、第1走行車輪及び第2走行車輪と、第1モータ及び第2モータと、第1制御部及び第2制御部と、コントローラと、を備えている。第1走行車輪及び第2走行車輪は、車体の左右に設けられている。第1モータ及び第2モータは、第1走行車輪及び第2走行車輪にそれぞれ接続されている。第1制御部及び第2制御部は、第1モータ及び第2モータ用の速度指令をそれぞれ生成する。コントローラは、第1制御部と第2制御部に走行目標を送信する。コントローラは、第1制御部が第1モータを位置決め制御するときに、第1制御部が生成した速度指令を受信し、次に当該速度指令を第2制御部に送信する。第2制御部は、第1制御部が生成した速度指令を第2モータに与える。
この搬送車では、搬送車が停止するときには、第1制御部が第1モータを位置決め制御する。このときに、第1制御部が生成した速度指令が第2モータに与えられる。これにより、第1走行車輪と第2走行車輪が同期して、その結果、コントローラが予測できない動作(例えば、後退)の場合でも対応できる。
以上より、位置決め制御のための構造及び制御が第2制御部側に設けられていないので、簡単な構成及び制御による位置決めフィードバックが実現される。
第1制御部は、微分要素を含むフィードバック制御を用いて、第1モータを位置決め制御してもよい。第2制御部は、コントローラから送信されてきた速度指令を、微分要素を含まないフィードバック制御を用いて、第2モータに与えてもよい。
この搬送車では、第1モータを位置決め制御する際に第1制御部は微分要素を含むフィードバック制御を行うが、第2制御部は微分要素を含まないフィードバック制御を行う。つまり、第2モータ及び第2走行車輪において、第1モータ及び第1走行車輪に対する追従性が低下している。したがって、第1制御部が生成した速度指令が第1制御部、コントローラ、及び第2制御部の順番で送られることによりタイムラグが発生しているとしても、それに起因する振動が抑えられ、その結果、搬送車が減速・停止するときに走行挙動が安定する。
搬送車が曲線部を走行するときに第1制御部が第1モータを位置決め制御する場合には、コントローラは、第1制御部が生成した速度指令を左右輪速度差で補正し、さらに、補正速度指令を第2制御部に送信してもよい。
この搬送車では、搬送車が曲線部において停止する場合にも、簡単な構成及び制御による位置決めフィードバックが実現される。
本発明に係る搬送車では、左右の車輪を独立して駆動可能な搬送車において、簡単な構成及び制御による位置決めフィードバックが実現される。
本発明の一実施形態が採用された搬送車システムの模式図。 搬送車システムの部分平面図。 搬送車システムの制御構成を示すブロック構成図。 搬送車の走行制御部を示すブロック構成図。 停止動作の距離と速度の関係を示すグラフ。 走行停止制御動作における走行指令の送信経路を示すブロック構成図。 カーブ走行時の速度比率テーブル。
(1)搬送車システム
図1を用いて本発明の一実施形態が採用された搬送車システム1について説明する。図1は、本発明の一実施形態が採用された搬送車システムの模式図である。
搬送車システム1は、軌道2と、軌道2上を走行する搬送車3と有している。この実施形態では、軌道2は天井から吊り下げられており、さらに、軌道2の周囲はクリーンルームになっている。
軌道2は、走行レール4とガイドレール6を有している。走行レール4は、左右の第1走行レール4a及び第2走行レール4bから構成されている。第1走行レール4a及び第2走行レール4bは、平坦な走行面を有している。
ガイドレール6は、第1ガイドレール6a及び第2ガイドレール6bを有している。第1ガイドレール6a及び第2ガイドレール6bは、第1走行レール4a及び第2走行レール4bの外側端にそれぞれ設けられている。第1ガイドレール6a及び第2ガイドレール6bは上方に延びている。
また、第1走行レール4a及び第2走行レール4bに沿って、図示しない給電線が設けられている。
図2を用いて、軌道2のレイアウトを説明する。図2は、搬送車システムの部分平面図である。軌道2は、図2に示すように、第1直線部201と、第1直線部201の先にある分岐部206と、分岐部206から右側に曲がる曲線部203と、分岐部206からそのまま直線状に延びる第2直線部202とを有している。
第1走行レール4aと第2走行レール4bは、第1直線部201から、分岐部206を通って、第2直線部202と曲線部203の両方に分かれて延びている。
第1直線部201から第2直線部202に向かう部分の第1走行レール4aには、分岐部206において第1ガイドレール6aが設けられていない。さらに、第1直線部201から曲線部203に向かう部分の第2走行レール4bには、分岐部206において第2ガイドレール6bが設けられていない。
(2)搬送車
搬送車3は、搬送車本体15と、駆動走行部18と、従動走行部19を有している。搬送車本体15の構造は従来と同じであるので説明を省略する。駆動走行部18及び従動走行部19は、搬送車本体15に対してそれぞれ回動自在に取り付けられるボギー台車である。
図1を用いて、駆動走行部18を説明する。駆動走行部18は、主に、本体フレーム20と、第1駆動輪ユニット21と、第2駆動輪ユニット22と、固定ガイドローラ機構(31,32)と、分岐ガイドローラ機構(33,34,35)とを有している。
第1駆動輪ユニット21は、本体フレーム20の右側端部に装着されており、第1走行車輪25と、第1モータ26と、第1エンコーダ27とを有している。第1走行車輪25は、第1走行レール4aの走行面の上に載っている。第1モータ26は、第1走行車輪25に連結されている。第1エンコーダ27は、第1モータ26の回転を計測して、パルス信号を送信する。これにより、第1モータ26の回転速度や回転回数を得ることができる。
第2駆動輪ユニット22は、本体フレーム20の左側端部に装着されており、第2走行車輪28と、第2モータ29と、第2エンコーダ30とを有している。第2走行車輪28は、第2走行レール4bの走行面の上に載っている。第2モータ29は第2走行車輪28に連結されている。第2エンコーダ30は、第2モータ29の回転を計測して、パルス信号を送信する。これにより、第2モータ29の回転速度や回転回数を得ることができる。
固定ガイドローラ機構(31,32)は、一対の第1固定ガイドローラ31と、一対の第2固定ガイドローラ32とを有している。一対の第1固定ガイドローラ31は、本体フレーム20の右側端部に走行方向前後に離れて配置されている。より具体的には、第1固定ガイドローラ31は、第1走行車輪25の走行方向前後両側に離れて配置され、第1ガイドレール6aの内側に常に当接又は近接している。一対の第2固定ガイドローラ32は、本体フレーム20の左側端部に走行方向前後に離れて配置されている。より具体的には、第2固定ガイドローラ32は、第2走行車輪28の走行方向前後両側に離れて配置され、第2ガイドレール6bの内側に常に当接又は近接している。
分岐ガイドローラ機構(33,34,35)は、分岐部206において分岐動作を行うための機構であり、一対の第1分岐ガイドローラ33と、第2分岐ガイドローラ34と、第1分岐ガイドローラ駆動部35(図3)とを有している。
第1分岐ガイドローラ33は、第1固定ガイドローラ31に対応して配置されている。第2分岐ガイドローラ34は、第2固定ガイドローラ32に対応して配置されている。第1分岐ガイドローラ駆動部35(図3)は、第1分岐ガイドローラ33と、第2分岐ガイドローラ34の位置を変更するための機構である。
以上の構造により、第1分岐ガイドローラ駆動部35(図3)によって、第1分岐ガイドローラ33及び第2分岐ガイドローラ34が第1ガイドレール6aの外側に当接又は近接するガイド位置と、第1ガイドレール6aから離れた非ガイド位置との間で移動する。
従動走行部19は、主に、本体フレーム23と、第1従動輪36と、第2従動輪37と、第2固定ガイドローラ機構(40,41)と、第2分岐ガイドローラ機構(42,43,44)とを有している。
第1従動輪36は、走行レール4の第1走行レール4aの上に載っている。第2従動輪37は、走行レール4の第2走行レール4bの上に載っている。
第2固定ガイドローラ機構(40,41)は、一対の第3固定ガイドローラ40と、一対の第4固定ガイドローラ41とを有している。第3固定ガイドローラ40は、本体フレーム23の右側端部に走行方向前後に離れて配置されている。より具体的には、第3固定ガイドローラ40は、第1従動輪36の走行方向前後両側に離れて配置され、第1ガイドレール6aの内側に常に当接又は近接している。第4固定ガイドローラ41は、本体フレーム23の左側端部に走行方向前後に離れて配置されている。より具体的には、第4固定ガイドローラ41は、第2従動輪37の走行方向前後両側に離れて配置され、第2ガイドレール6bの内側に常に当接又は近接している。
第2分岐ガイドローラ機構(42,43,44)は、分岐部206において分岐動作を行うための機構であり、一対の第3分岐ガイドローラ42と、第4分岐ガイドローラ43と、第2分岐ガイドローラ駆動部44(図3)とを有している。
第1分岐ガイドローラ33は、第1固定ガイドローラ31に対応して配置されている。第2分岐ガイドローラ34は、第2固定ガイドローラ32に対応して配置されている。第2分岐ガイドローラ駆動部44(図3)は、第1分岐ガイドローラ33と、第2分岐ガイドローラ34の位置を変更するための機構である。
以上の構造により、第2分岐ガイドローラ駆動部44(図3)によって、第3分岐ガイドローラ42及び第4分岐ガイドローラ43が第1ガイドレール6aの外側に当接又は近接するガイド位置と、第1ガイドレール6aから離れた非ガイド位置との間で移動する。
(3)被検出部及びセンサ
図2を用いて、走行レール4に沿って設けられた複数種類の被検出部について説明する。被検出部は、反射テープ11と、バーコード13と、磁気マーク14とを含んでいる。なお、図2では、反射テープ11と、バーコード13と、磁気マーク14は、走行レール4の内側に図示されているが、実際には走行レール4上又はガイドレール上面に設けられている。
反射テープ11は、曲線部203において搬送車3の位置を検出するための部材であり、曲線部203に配置されている。反射テープ11の開始端11aは、曲線部203の実際の開始位置203aより走行方向手前に配置されている。また、反射テープ11の終了端(図示せず)は、実際の曲線部の終了位置(図示せず)より手前に配置されている。
バーコード13は、走行レール4の原点マーク及び複数の基準マークとして機能している。
磁気マーク14は、搬送車3の停止位置を示す部材である。磁気マーク14は、鋼などの磁性体や、銅やアルミなどの非磁性体で構成されている。この実施形態では、磁気マーク14は、第1直線部201に配置されており、磁気マーク14の中間が停止位置80になっている。
駆動走行部18及び従動走行部19には、さらに、図3に示すように、光電センサ47と、リニアスケール49と、バーコードリーダ50とが設けられている。光電センサ47は、反射テープ11を検出するためのものである。なお、図における光電センサ47は、右側に曲がる曲線部を走行中の位置を検出するためのセンサであり、左側に曲がる曲線部用のセンサ(図示せず)は別に設けられている。リニアスケール49は、磁気マーク14を検出するためのものである。リニアスケール49は、磁気マーク14に対する搬送車3の絶対位置、言い換えれば磁気マーク14を基準とする位置を求める。バーコードリーダ50は、バーコード13を検出するためのものである。
(4)制御構成
図3を用いて、搬送車システム1の制御構成を説明する。図3は、搬送車システムの制御構成を示すブロック構成図である。
搬送車システム1は、搬送車コントローラ52を有している。搬送車コントローラ52は、複数の搬送車3の走行を管理するためのコントローラである。搬送車コントローラ52と搬送車3は交信可能である。搬送車コントローラ52は、コントローラ本体54と、メモリ55を有している。コントローラ本体54は、CPU、RAM、ROM等からなりプログラムを実行するコンピュータである。メモリ55内には、ルートマップが記憶されている。ルートマップとは、走行ルートの配置、原点の位置、原点を基準とする基準位置や移載位置の座標を記載したマップである。座標は、原点からの走行距離を搬送車のエンコーダの出力パルス数などに換算したものである。
搬送車3は、走行制御部59を有している。走行制御部59は、搬送車コントローラ52からの搬送指令に基づいて第1モータ26と第2モータ29に速度指令を送信できる。走行制御部59は、さらに、分岐制御部60に接続されている。分岐制御部60は、搬送車コントローラ52からの指令に基づいて第1分岐ガイドローラ駆動部35及び第2分岐ガイドローラ駆動部44(図3)に駆動信号を送信できる。
(5)搬送車の走行制御系
図4を用いて、走行制御部59を説明する。図4は、搬送車の走行制御部を示すブロック構成図である。
走行制御部59は、CPU、RAM、ROM等からなりプログラムを実行するコンピュータであり、ルートマップ61と、速度パターン発生部62と、第1モータ制御部63と、第2モータ制御部64と、速度比率テーブル70とを有している。ルートマップ61は、走行制御部59内のメモリに保存されている。速度パターン発生部62は、搬送車コントローラ52と交信可能である。
さらに、走行制御部59には、第1エンコーダ27、第2エンコーダ30、光電センサ47、リニアスケール49及びバーコードリーダ50が接続されている。
走行制御部59は、搬送車コントローラ52から搬送指令を受け取ると、ルートマップ61に基づいて現在位置から停止位置までの距離を求めて、当該距離を速度パターン発生部62に入力する。速度パターン発生部62は、ルートマップ61上の現在位置の座標と、目的位置の座標との差から走行距離を算出し、これによって停止位置までの走行速度のパターンを発生する。
第1モータ制御部63は、第1誤差増幅部65Aと、第1フィードバック制御部66Aと、第1アンプ67Aとを主に有している。第1誤差増幅部65Aは誤差を増幅する。第1フィードバック制御部66Aは、第1誤差増幅部65Aで求めた誤差に基づいて、例えばPID制御又はPI制御を行う。PID制御とPI制御は切り替え可能である。第1アンプ67Aは、電流増幅された速度指令を第1モータ26へ送信する。第1エンコーダ27が、第1モータ26の回転軸の回転数を検出し、これにより得る第1走行車輪25の現在位置と速度が、速度パターン発生部62や第1誤差増幅部65Aに入力される。なお、第1モータ制御部63の構成は一実施例であって、本発明はこれに限定されない。
第2モータ制御部64は、第2誤差増幅部65Bと、第2フィードバック制御部66Bと、第2アンプ67Bとを主に有している。第2誤差増幅部65Bは誤差を増幅する。第2フィードバック制御部66Bは、第2誤差増幅部65Bで求めた誤差に基づいてPID制御又はPI制御を行う。PID制御とPI制御は切り替え可能である。第2アンプ67Bは、電流増幅された速度指令を第2モータ29へ送信する。第2エンコーダ30が、第2モータ29の回転軸の回転数を検出し、これにより得る第2走行車輪28の現在位置と速度が、速度パターン発生部62や第2誤差増幅部65Bに入力される。なお、第2モータ制御部64の構成は一実施例であって、本発明はこれに限定されない。
(6)通常走行制御動作
搬送車3は、軌道2に沿って、ルートマップ61から求めた所要走行距離と、第1エンコーダ27及び第2エンコーダ30から求めた現在位置ならびに現在速度に基づいて、走行制御を行う。このとき、第1フィードバック制御部66Aと第2フィードバック制御部66Bが第1モータ26と第2モータ29をそれぞれPID制御することで、好ましい走行動作を実現している。
(7)減速・停止制御動作
次に、図5を用いて、搬送車3が停止位置80に到達する際の動作を説明する。図5は、搬送車3の停止動作距離と速度の関係を示すグラフである。
搬送車3が停止位置80に近づくと、エンコーダ又は他のセンサによって得られた走行位置情報に基づいて、速度パターン発生部62が減速指令を第1フィードバック制御部63及び第2モータ制御部64に送信する。これにより、図5に示すように搬送車3の速度は低下していく。
停止位置の手前でドグ(図示せず)が検出されると、バーコードリーダ50が、バーコード13のデータを読み取り、このデータから磁気マーク14内での停止位置の座標を求めて、その座標を速度パターン発生部62に入力する。やがて、搬送車3が磁気マーク14に到達すると、制御方式が、速度制御からフルクローズド位置制御に切り替わる。具体的には、リニアスケール49は、磁気マーク14に対する搬送車3の絶対位置、言い換えれば磁気マーク14を基準とする位置を求めて、速度パターン発生部62に入力する。速度パターン発生部62は、バーコード13のデータからマーク基準での停止位置を把握しており、リニアスケール49のデータからマーク基準での現在位置を把握しているので、自機の残走行距離を判別できる。
図6を用いて、リニアスケール49が磁気マーク14を検出した以降の制御動作について説明する。図6は、走行停止制御動作における走行指令の送信経路を示すブロック構成図である。
第1モータ制御部63は、速度パターン発生部62から入力された速度指令をフィードバック制御を用いて第1モータ26に与える。第1モータ制御部63が生成した速度指令は、第1アンプ67Aに送信されると共に、速度パターン発生部62に送信される。そして、第1モータ制御部63によって生成された速度指令は、速度パターン発生部62から第2モータ制御部64に送信される。その結果、第2モータ制御部64は、速度パターン発生部62から与えられた速度指令を、第2アンプ67Bに与える。これにより、第1走行車輪25と第2走行車輪28が同期して、その結果、速度パターン発生部62が予測できない動作(例えば、後退)の場合でも対応できる。
次に、減速・停止時のフィードバック制御について説明する。制御方式が、速度制御からフルクローズド位置制御に切り替わると、第2モータ制御部64では、第2フィードバック制御部66BがPID制御からPI制御に制御方式を切り替える。一方、第1モータ制御部63では、第1フィードバック制御部66AがPID制御を継続して行っている。つまり、低速走行時には、第1モータ26はPID制御され、第2モータ29はPI制御される。
以上に述べた低速走行時において、第1モータ26が微分要素を含むフィードバック制御の対象になっておいるものの第2モータ29が微分要素を含まないフィードバック制御の対象になっているので、第2モータ29及び第2走行車輪28において追従性が低下している。したがって、第1モータ制御部63からの速度指令が第1アンプ67A、速度パターン発生部62、第2モータ制御部64の順番で送られることによるタイムラグに起因する振動が抑えられ、その結果、搬送車3が減速・停止するときに走行挙動が安定する。
(8)曲線部走行時の制御動作
搬送車3が曲線部203を走行する際の制御動作について説明する。
光電センサ47からの検出結果ならびに第1エンコーダ27及び第2エンコーダ30からの検出結果を照合して、速度パターン発生部62は、搬送車3の現在位置を確認する。速度パターン発生部62は、現在位置情報及び速度比率テーブル70(後述)を使用することで、適切な左右速度差が生じるように目標速度信号を第1モータ制御部63及び第2モータ制御部64に送信する。
速度パターン発生部62は、曲線部203に進入すると、内輪を減速して外輪を加速することで、搬送車3の中心速度を規定速度(例えば、60m/分)に合わせて走行させる。速度パターン発生部62は、予め算出した速度比率テーブル70を使用することで、演算効率を向上させており、処理負荷を軽減している。
さらに、曲線部走行時のフィードバック制御について説明する。第2モータ制御部64では、第2フィードバック制御部66BがPID制御からPI制御に切り替わる。一方、第1モータ制御部63では、第1モータ26に対しては第1フィードバック制御部66Aが継続してPID制御を行っている。つまり、曲線部走行時には、第1モータ26はPID制御され、第2モータ29はPI制御される。
以上より、搬送車3が曲線部203を走行する際には、左右のモータが完全な同期を取れないにもかかわらず、挙動が安定している。
図7を用いて、速度パターン発生部62が利用しているカーブ走行時の速度比率テーブル70について説明する。速度比率テーブル70は、カーブ走行の時間に対する左右の駆動輪の速度比率を定めたテーブルであって、外輪速度比率75と内輪速度比率76とを有している。
図から明らかなように、カーブ突入時に内輪と外輪の速度比率が100%同士である場合には、外輪速度比率75が大きくなるにつれて内輪速度比率76が小さくなっていく。そして、旋回中心速度74を100%とすると、外輪速度比率75が100+α%(例えば、合計115%)になりさらに内輪速度比率76が100−α%(例えば、合計85%)になると、その状態が所定の走行区間で続く。そして、最後に、外輪速度比率75が小さくなっていき、それにつれて内輪速度比率76が大きくなっていき、最後に両者が100%になる。
なお、上記のαの値は、左右の駆動車輪間隔とカーブ曲率に従って異なるように設定されている。
以上をまとめると、速度比率テーブル70においては、速度比率が離れていく加速期間71と、速度比率が一定である一定速度期間72と、速度比率が近づいていく減速期間73とが設定されている。
次に、曲線部走行制御を詳細に説明する。曲線部203に搬送車3が到達すると、速度パターン発生部62は、旋回中心速度に基づいた速度指令を発生する。
速度パターン発生部62は、さらに、速度比率テーブル70を用いて速度指令を左右速度差指令に変換する。具体的には、曲線部203における搬送車3の位置と速度比率テーブル70により該当位置の乗率を求めて、現在の速度に乗率を乗じることで、該当位置での内輪速度及び外輪速度を算出する。つまり、旋回中心速度に対して外輪速度比率75の値を積算することで外輪速度指令を作成し、さらに旋回中心速度に対して内輪速度比率76の値を積算することで内輪速度指令を作成する。
速度パターン発生部62は、左右速度差指令を第1モータ制御部63と第2モータ制御部64にそれぞれ出力する。
以上のようにして、曲線部203を走行する際に第1モータ26及び第2モータ29の回転数を適切に変化させることにより、搬送車3がカーブを適切に走行できる。したがって、ガイドレールに大きな負荷が作用しない。
(9)曲線部における減速・停止動作
搬送車3が曲線部203の図示しない停止位置に近づくと、エンコーダ又は他のセンサによって得られた走行位置情報に基づいて、速度パターン発生部62が減速指令を第1モータ制御部63及び第2モータ制御部64に送信する。これにより、搬送車3の速度は低下していく。
やがて、搬送車3が図示しない磁気マークに到達すると、リニアスケール49が磁気マークに対する搬送車3の絶対位置を求めて、それを速度パターン発生部62に入力する。以後の速度パターン発生部62の制御動作は、基本的に前述の減速・停止動作時と同じであるが、速度パターン発生部62は、第1モータ制御部63が生成した速度指令を左右輪速度差を用いて補正する。例えば、速度比率テーブル70における第1走行車輪25の速度と第2走行車輪28の速度との差を第1走行車輪用速度指令に加算することで第2走行車輪用速度指令を生成し、それを第2モータ制御部64に送信する。
以上の結果、搬送車3が曲線部203において停止する場合にも、簡単な構成及び制御による位置決めフィードバックが実現され、そのため曲線部における移載ステーションの設置が実現される。
(10)特徴
上記実施形態は、下記のように表現可能である
(A)搬送車3は、搬送車本体15と、第1走行車輪25及び第2走行車輪28と、第1モータ26及び第2モータ29と、第1モータ制御部63及び第2モータ制御部64と、速度パターン発生部62(コントローラ)とを備えている。第1走行車輪25及び第2走行車輪28は、搬送車本体15の左右に設けられている。第1モータ26及び第2モータ29は、第1走行車輪25及び第2走行車輪28にそれぞれ接続されている。第1モータ制御部63及び第2モータ制御部64は、第1モータ26及び第2モータ29用の速度指令をそれぞれ生成する。速度パターン発生部62は、第1モータ制御部63と第2モータ制御部64に走行目標を送信する。速度パターン発生部62は、第1モータ制御部63が第1モータ26を位置決め制御するときに、第1モータ制御部63が生成した速度指令を受信し、次に当該速度指令を第2モータ制御部64に送信する。第2モータ制御部64は、第1モータ制御部63が生成した速度指令を第2モータ29に与える。これにより、第1走行車輪25と第2走行車輪28が同期して、例えば、速度パターン発生部62が予測できない動作(例えば、後退)の場合でも対応できる。
この搬送車では、搬送車3が停止するときには、第1モータ制御部63が第1モータ26を位置決め制御する。このときに、第1モータ制御部63が生成した速度指令が第2モータ29に与えられる。これにより、第1走行車輪25と第2走行車輪28が同期して、例えば、速度パターン発生部62が予測できない動作(例えば、後退)の場合でも対応できる。
以上より、位置決め制御のための構造及び制御が第2モータ制御部64側に設けられていないので、簡単な構成及び制御による位置決めフィードバックが実現される。
(B)第1モータ制御部63は、微分要素を含むフィードバック制御を用いて、第1モータ26を位置決め制御してもよい。第2モータ制御部64は、速度パターン発生部62から送信されてきた速度指令を、微分要素を含まないフィードバック制御を用いて、第2モータ29に与えてもよい。
この搬送車では、第1モータ26を位置決め制御する際に第1モータ制御部63は微分要素を含むフィードバック制御を行うが、第2モータ制御部64は微分要素を含まないフィードバック制御を行う。つまり、第2モータ29及び第2走行車輪28において追従性が低下している。したがって、第1モータ制御部63が生成した速度指令が第1モータ制御部63、速度パターン発生部62、及び第2モータ制御部64の順番で送られることによるタイムラグに起因する振動が抑えられ、その結果、搬送車3が減速・停止するときに走行挙動が安定する。
(C)搬送車3が曲線部203を走行するときに第1モータ制御部63が第1モータ26を位置決め制御する場合には、速度パターン発生部62は、第1モータ制御部63が生成した速度指令を左右輪速度差で補正し、さらに、補正速度指令を第2モータ制御部64に送信してもよい。
この搬送車では、搬送車3が曲線部203において停止する場合にも、簡単な構成及び制御による位置決めフィードバックが実現される。
(11)他の実施形態
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
(a)前記実施形態で左右片側の走行車輪及びモータをマスターとして、左右反対側の走行車輪及びモータをスレーブとして制御したが、スレーブとなる走行車輪及びモータの数は1つに限定されない。
(b)前記実施形態では、搬送車はレールに沿って走行していたが、本発明は無軌道搬送車システムに適用できる。
(c)前記実施形態では搬送車は天井から吊り下げられた軌道上を走行していたが、本発明はこれに限定されない。軌道は地上に設けられていてもよいし、搬送車が軌道から吊り下げられていてもよい。
(d)前記実施形態ではエンコーダはモータの回転を計測していたが、本発明はこれに限定されない。エンコーダは駆動輪又は従動輪の回転を計測してもよい。
(e)被検出部及びセンサの組み合せの種類及び検出目的は、前記実施形態に限定されない。
(f)被検出部の設置位置や数は、前記実施形態に限定されない。
(g)微分要素を含まないフィードバック制御としては、例えば、P制御又は他のフィードバック制御でもよい。
(h)前記実施形態では右側の走行車輪及びモータをマスターとしていたが、左側の走行車輪及びモータをマスターとしてもよい。
(i)なお、微分要素を含むフィードバック制御としては、例えば、PD制御でもよい。
本発明は、左右の車輪を独立して駆動可能な搬送車に広く適用できる。
1 搬送車システム
2 軌道
3 搬送車
4 走行レール
4a 第1走行レール
4b 第2走行レール
6 ガイドレール
6a 第1ガイドレール
6b 第2ガイドレール
11 反射テープ
11a 開始端
13 バーコード
14 磁気マーク
15 搬送車本体
18 駆動走行部
19 従動走行部
20 本体フレーム
21 第1駆動輪ユニット
22 第2駆動輪ユニット
23 本体フレーム
25 第1走行車輪
26 第1モータ
27 第1エンコーダ
28 第2走行車輪
29 第2モータ
30 第2エンコーダ
31 第1固定ガイドローラ
32 第2固定ガイドローラ
33 第1分岐ガイドローラ
34 第2分岐ガイドローラ
35 第1分岐ガイドローラ駆動部
36 第1従動輪
37 第2従動輪
40 第3固定ガイドローラ
41 第4固定ガイドローラ
42 第3分岐ガイドローラ
43 第4分岐ガイドローラ
44 第2分岐ガイドローラ駆動部
47 光電センサ
49 リニアスケール
50 バーコードリーダ
52 搬送車コントローラ
54 コントローラ本体
55 メモリ
59 走行制御部
60 分岐制御部
61 ルートマップ
62 速度パターン発生部
63 第1モータ制御部
64 第2モータ制御部
65A 第1誤差増幅部
65B 第2誤差増幅部
66A 第1フィードバック制御部
66B 第2フィードバック制御部
67A 第1アンプ
67B 第2アンプ
70 速度比率テーブル
71 加速期間
72 一定速度期間
73 減速期間
74 旋回中心速度
75 外輪速度比率
76 内輪速度比率
80 停止位置
201 第1直線部
202 第2直線部
203 曲線部
203a 開始位置
206 分岐部

Claims (2)

  1. 車体と、
    前記車体の左右に設けられた第1走行車輪及び第2走行車輪と、
    前記第1走行車輪及び前記第2走行車輪にそれぞれ接続された第1モータ及び第2モータと、
    前記第1モータ及び前記第2モータ用の速度指令をそれぞれ生成する第1制御部及び第2制御部と、
    前記第1制御部と前記第2制御部に走行目標を送信するコントローラと、を備え、
    前記第1制御部は、位置決め制御により前記第1モータの速度指令を生成する際には、微分要素を含むフィードバック制御を用い、
    前記コントローラは、前記第1制御部が位置決め制御により前記第1モータの速度指令を生成するときに、前記第1制御部が生成した速度指令に基づいて前記第2制御部に走行目標を送信し、
    前記第2制御部は、前記コントローラから送信されてきた走行目標に応じて、微分要素を含まないフィードバック制御を用いて、前記第2モータの速度指令を生成する
    搬送車。
  2. 前記搬送車が曲線部を走行するときに前記第1制御部が前記第1モータを位置決め制御する場合には、前記コントローラは、前記第1制御部が生成した速度指令を左右輪速度差で補正し、補正速度指令を前記第2制御部に送信する、請求項1に記載の搬送車。
JP2010231964A 2010-10-14 2010-10-14 搬送車 Active JP5348107B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010231964A JP5348107B2 (ja) 2010-10-14 2010-10-14 搬送車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010231964A JP5348107B2 (ja) 2010-10-14 2010-10-14 搬送車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012084090A JP2012084090A (ja) 2012-04-26
JP5348107B2 true JP5348107B2 (ja) 2013-11-20

Family

ID=46242857

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010231964A Active JP5348107B2 (ja) 2010-10-14 2010-10-14 搬送車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5348107B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2842698T3 (es) * 2015-02-05 2021-07-14 Grey Orange Pte Ltd Dispositivo y método para manipular mercancías

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11259134A (ja) * 1998-03-09 1999-09-24 Yaskawa Electric Corp モータ駆動用位置制御型コントローラおよびこのコントローラを用いた同期制御装置
JP2001125643A (ja) * 1999-10-28 2001-05-11 Murata Mach Ltd 無人車の走行制御装置
JP3991623B2 (ja) * 2000-09-08 2007-10-17 株式会社ダイフク 自走車の走行制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012084090A (ja) 2012-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4683143B2 (ja) 搬送車
JP5045705B2 (ja) 搬送車システム
JP5126298B2 (ja) 搬送車および搬送車システム
JP4074999B2 (ja) 搬送台車システム
JP4189826B2 (ja) 走行台車と走行台車システム
JP5104909B2 (ja) 搬送車システム
JP2008140144A (ja) 走行台車とそのシステム
JP2019098938A (ja) 自動搬送車
JP2005202463A (ja) 搬送台車システム
JP5521381B2 (ja) 搬送車システム
JP4626890B2 (ja) 走行台車
CN110103998A (zh) 非对称四舵轮agv转向及平移运动的控制方法
JP5348107B2 (ja) 搬送車
JP5170204B2 (ja) 搬送車システム
JP5252003B2 (ja) 搬送車システム
JP2001005525A (ja) 無人搬送システム
JP2012006432A (ja) 搬送車システム
WO2017179204A1 (ja) 搬送装置、搬送装置の速度制御方法及び搬送装置の制御プログラム
JP2012010444A (ja) 搬送車システム
JP2014238685A (ja) 無人搬送車
JP2007279936A (ja) 搬送車システム
JP4308746B2 (ja) 自動走行台車
JP5115513B2 (ja) 搬送車
JP2009059059A (ja) 搬送車両および搬送車両の自動走行制御方法
JP2007004374A (ja) 搬送車

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130723

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130805

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5348107

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250