JP2001005525A - 無人搬送システム - Google Patents

無人搬送システム

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JP2001005525A
JP2001005525A JP11179806A JP17980699A JP2001005525A JP 2001005525 A JP2001005525 A JP 2001005525A JP 11179806 A JP11179806 A JP 11179806A JP 17980699 A JP17980699 A JP 17980699A JP 2001005525 A JP2001005525 A JP 2001005525A
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guided vehicle
traveling
magnetic sensor
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JP11179806A
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Tsuyoshi Nishiyama
強志 西山
Takeshi Ueyama
剛 植山
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Denso Corp
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Denso Corp
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Publication date
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  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無人搬送車の高い停止精度を得ながら、安価
な構成で済ませる。 【解決手段】 無人搬送車11の底部に、駆動モータ2
0により夫々駆動される2個の駆動輪18、並びに、4
個のキャスター19を備える走行機構15を設ける。走
行路13に敷設され無人搬送車11を誘導するガイドラ
イン22を、所定ピッチでN極,S極に交互に着磁され
た磁気テープから構成する。無人搬送車11の底部に、
ガイドライン22を検出する操舵用のガイドセンサ23
を設けると共に、ガイドライン22の磁極の検出(カウ
ント)を行なう磁気センサ28を設ける。走行用コント
ローラは、ガイドセンサ23の検出信号に基づき操舵を
行ないながら、エンコーダ21の検出値と磁気センサ2
8の検出とに基づき、駆動モータ20の速度制御を行な
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行路にガイドラ
インを敷設し、走行機構を有する無人搬送車を、前記ガ
イドラインに沿って自律走行させながら作業を行なうよ
うにした無人搬送システムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば自動車用部品の
生産ラインなどにおいては、無人搬送車(あるいは無人
搬送車上にロボットアームを搭載した移動ロボット)
を、走行路に沿って設けられた複数の設備間を自律走行
させながら、各種の作業を行なわせるシステムが採用さ
れてきている。ここで、図6に概略的に示すように、ほ
ぼ矩形箱状をなす無人搬送車1の底部には、例えば次の
ような走行機構が設けられる。
【0003】即ち、無人搬送車1の底部には、中間部の
左右に位置して2個の駆動輪2が設けられると共に、ほ
ぼ四隅部に位置してキャスター3が設けられている。前
記各駆動輪2は、夫々図示しない駆動モータにより駆動
され、またその駆動モータの回転位置(回転速度)がエ
ンコーダにより検出されるようになっている。各駆動輪
2(駆動モータ)は、マイコンを主体とした走行制御装
置により、前記エンコーダの検出値に基づいてフィード
バック制御がなされるようになっている。
【0004】そして、前記走行路には、例えば磁気テー
プからなるガイドライン4が無人搬送車1の進行方向に
延びて敷設されており、無人搬送車1のの底部の前後部
には、そのガイドライン4を検出するための磁気センサ
からなるガイドセンサ5が、該ガイドライン4の幅(例
えば5cm)に対して十分に広い検出幅を有するように設
けられている。これにて、前記走行制御装置は、ガイド
ライン4がガイドセンサ5の中心部を通るように操舵さ
せながら、走行機構(駆動モータ2)を制御し、もって
無人搬送車1は、ガイドライン4に沿って自律走行され
るようになっているのである。
【0005】ところで、上記走行機構においては、駆動
輪2のスリップや空回り、駆動輪2の摩耗による径の変
動、蛇行等の事情により、エンコーダ値から、無人搬送
車1の位置(移動距離)や走行速度を必ずしも正確に検
出できない事情がある。そこで、無人搬送車1の停止精
度を高めるため、一般に、走行路のうち設備前の停止位
置に停止マーカ6を設ける一方、無人搬送車1の底部に
その停止マーカを検出するための複数個のマーカセンサ
7を設けることが行なわれている。
【0006】これによれば、マーカセンサ7が停止マー
カ6を検出した状態で無人搬送車1を停止させることに
より、高い停止精度を得ることができるのである。ある
いは、移動ロボットにあっては、無人搬送車の停止後
に、ロボットアームに取付けられたCCDカメラにより
設備側のマーカ(タグ)等を検出して、停止位置の補正
を行なうものもあった。
【0007】しかしながら、上記構成では、無人搬送車
1の停止精度の向上を図るために、走行路や設備側に停
止マーカ6を設けたり、無人搬送車1側に複数個のマー
カセンサ7やCCDカメラを設ける必要があり、高価な
システムとなる不具合がある。また、マーカセンサ7が
停止マーカ6を検出した時点ですぐ無人搬送車1を停止
させるために、停止位置付近に近付いたと予想されると
ころで無人搬送車1を低速で走行させたり、あるいは一
旦停止した後にその停止位置の補正を行なうといった必
要があり、時間のロスがあって作業効率が低下する問題
点もあった。尚、無人搬送車1は、その走行中におい
て、例えばオペレータにより強制的に、あるいは危険回
避の必要があって、走行路の途中で一旦停止された場合
には、自らの位置が判らなくなるという不都合もあっ
た。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、無人搬送車の高い停止精度を得ること
ができながらも、安価な構成で済ませることができる無
人搬送システムを提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の無人搬送システ
ムは、走行路に敷設されるガイドラインを、所定ピッチ
でN極,S極に交互に着磁された磁気テープから構成す
る一方、無人搬送車に、前記磁気テープの磁極の検出が
可能な磁気センサを設け、この磁気センサの検出に基づ
いて走行機構による走行,停止を制御するようにしたと
ころに特徴を有している(請求項1の発明)。
【0010】これによれば、無人搬送車に設けられた磁
気センサにより、所定ピッチでN極,S極に交互に着磁
された磁気テープの磁極をカウントすることによって、
無人搬送車の走行路上における移動距離ひいては位置が
検出でき、さらには距離の微分により速度の検出も可能
となる。このとき、着磁ピッチを十分に細かいものとす
ることにより、制御手段により、磁気センサの検出に基
づいて高精度な停止制御を行なうことが可能となる。
【0011】また、この場合、走行路や設備側に停止マ
ーカを設けたり、無人搬送車側に複数個のマーカセンサ
やCCDカメラを設ける必要がなくなり、しかも、N
極,S極に交互に着磁された磁気テープは、表面側と裏
面側との間で極性が異なるように着磁された磁気テープ
と比べてさほど高価なものではないので、無人搬送車の
高い停止精度を得ることができながらも、安価な構成で
済ませることができるようになる。
【0012】そして、本発明では、制御手段により、磁
気センサの検出に基づいて無人搬送車の停止位置を制御
できることは勿論(請求項2の発明)、無人搬送車の走
行速度を含めて制御することも可能となる(請求項3の
発明)。この場合、走行機構の駆動輪のスリップや空回
りがある事情があっても、実際の無人搬送車の走行速度
を正確に検出することができるので、正確な速度制御を
行なうことができ、ひいては作業効率の向上も図ること
ができる。
【0013】さらに、エンコーダを有する駆動モータに
より駆動輪を駆動する構成の走行機構にあっては、エン
コーダの検出値を前記磁気センサの検出に基づいて補正
しながら駆動モータの制御を行なうようにすることがで
きる(請求項4の発明)。これによれば、駆動モータに
対する、より高性能な位置,速度の制御を実現すること
ができるようになる。
【0014】ところで、上記ガイドラインは、もともと
無人搬送車を走行路上を誘導するために設けられるもの
であり、ガイドセンサによるガイドラインの検出に基づ
き無人搬送車を操舵してガイドラインに追従させること
ができるようになっている。この場合、操舵用のガイド
センサを別途に設けても良いのであるが、前記磁気セン
サを、操舵用のガイドセンサを兼用させる構成とすれば
(請求項5の発明)、センサの数をより少なく済ませる
ことが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につい
て、図1ないし図5を参照しながら説明する。まず、詳
しく図示はしないが、本実施例に係る無人搬送システム
は、例えば自動車用部品の生産ラインなどに採用され、
後述する無人搬送車11(本実施例では移動ロボット1
2として構成される)が走行する走行路13(図1,2
参照)に沿って、複数の設備を有して構成されている。
そして、例えば複数台の移動ロボット12を、その走行
路13上を自律走行させて各設備前の停止位置に順次停
止させながら、ワークの受け渡し、部品の組付け、加
工、検査等の各種の作業を行なわせるようになってい
る。
【0016】図2は、前記移動ロボット12の外観構成
を示しており、この移動ロボット12は、無人搬送車1
1上に、例えば多関節(6軸)型のロボットアーム14
を搭載して構成されている。前記無人搬送車11は、図
1にも示すように、前後方向(図で左右方向)にやや長
いほぼ矩形箱状に構成され、その底部には走行機構15
が設けられ、内部には、その走行機構15を制御するた
めの走行用コントローラ16(図3にのみ図示)や、前
記ロボットアーム14を制御するためのアーム用コント
ローラ、電源装置(いずれも図示せず)等が設けられて
いる。また、無人搬送車11の外側壁(カバー)には、
複数個の障害物センサ17(図2に一部のみ図示)が設
けられている。
【0017】前記走行機構15は、図1に示すように、
無人搬送車11の底部の前後方向中間部に左右一対の駆
動輪18,18を備えると共に、ほぼ四隅部に位置して
キャスター(従動輪)19を備えて構成されている。図
3にも示すように、前記各駆動輪18は、夫々駆動モー
タ20により減速機を介して駆動されるようになってお
り、また、この駆動モータ20には、該駆動モータ20
の回転位置を検出するためのエンコーダ21が取付けら
れている。図3に示すように、前記駆動モータ20は、
前記走行用コントローラ16により制御されるようにな
っており、また、エンコーダ21の検出値(回転位置信
号)は、走行用コントローラ16に入力されるようにな
っている。
【0018】そして、図1に示すように、前記走行路1
3上には、無人搬送車11を誘導するための後述するガ
イドライン22が走行方向に沿って敷設され、無人搬送
車11の底部には、前後の中央部に位置して、そのガイ
ドライン22を検出するためのガイドセンサ23,23
が設けられている。このガイドセンサ23は、磁気セン
サ素子を横方向に複数個並べたものからなり、ガイドラ
イン22の幅(例えば5cm)に対して検出幅が十分広い
(例えば20cm)ものとされている。このガイドセンサ
23の検出信号も、前記走行用コントローラ16に入力
されるようになっている。
【0019】前記走行用コントローラ16は、マイコン
を主体として構成され、図3に示すように、CPU2
4、ROM25、RAM26、入出力回路27等を備え
ている。この走行用コントローラ16には、走行路13
や各設備(停止位置)等を示す地図データが記憶されて
いると共に、走行プログラムが入力されるようになって
おり、走行用コントローラ16は、それらに従って走行
機構15(駆動モータ20)を制御して無人搬送車11
を走行,停止させるようになっている。
【0020】このとき、走行用コントローラ16は、無
人搬送車11(移動ロボット12)をある設備(初期位
置)から次の設備(停止位置)まで連続的に走行(移
動)させるにあたって、それら設備間の距離(移動距
離)から、駆動モータ20の速度パターンを作成する。
この速度パターンは、例えば、停止状態から一定速度ま
で加速した後その速度を保ち、その後減速して停止する
いわゆる台形パターンとされる。そして、その速度パタ
ーンから、所定のサンプリング間隔(例えば8msない
し16ms)で各目標速度を生成し、前記駆動モータ2
0を制御するのであるが、この場合、前記エンコーダ2
1の検出値から現在の速度を算出し、フィードバック制
御を行なうようになっている。
【0021】また、これと共に、走行用コントローラ1
6は、前記ガイドセンサ23,23からの信号に基づ
き、前記ガイドライン22が両ガイドセンサ23の中心
部を通るように操舵させながら、無人搬送車11を走行
させるようになっている。尚、本実施例では、無人搬送
車11の操舵は、左右の駆動輪18,18の回転速度差
により行なわれるようになっている。
【0022】さて、図1に示すように、前記ガイドライ
ン22は、所定ピッチ(例えば5mm)でN極,S極に交
互に着磁された磁気テープから構成されている。これに
対し、前記無人搬送車11の底部の例えば中心部には、
前記ガイドライン22の磁極の検出が可能な磁気センサ
28が設けられている。この磁気センサ28は、例えば
NSピックアップからなり、N極を検出(対向)すると
ハイレベルの信号を出力し、S極を検出するとローレベ
ルの信号を出力するようになっている。図3に示すよう
に、この磁気センサ28の検出信号は、前記走行用コン
トローラ16に入力されるようになっている。
【0023】そして、後の作用説明にて述べるように、
走行用コントローラ16は、磁気センサ28の検出信号
に基づいて、走行機構15(駆動モータ20)による走
行,停止を制御する制御手段として機能するようになっ
ている。より具体的には、本実施例では、走行用コント
ローラ16は、無人搬送車11の走行時において、磁気
センサ28の検出したN極及びS極のカウント値から求
められる移動距離に基づいて、前記エンコーダ21の検
出値を補正しながら、前記駆動モータ20の速度制御を
行なうようになっている。
【0024】次に、上記構成の作用について、図4及び
図5も参照して述べる。上述のように、無人搬送車11
をある設備(初期位置)から次の設備(停止位置)まで
連続的に走行させる場合には、走行用コントローラ16
は、ガイドセンサ23,23によるガイドライン22の
検出信号に基づき操舵を行ないながら、その位置間の距
離から速度パターンを求め、単位時間(サンプリング時
間)毎に目標速度を生成し、前記駆動モータ20をフィ
ードバック制御する。
【0025】ここで、駆動モータ20(駆動輪18)の
回転速度と、無人搬送車11の走行速度とは固定された
関係となる筈であるが、実際には、駆動輪18の走行路
13に対するスリップや空回り、駆動輪18の摩耗によ
る径の変動、蛇行等によってその関係が変動する事情が
ある。このため、エンコーダ21の検出値のみに基づく
制御では、無人搬送車1の位置(移動距離)や走行速度
の高い精度を保証できない事情がある。
【0026】そこで、本実施例では、走行用コントロー
ラ16は、エンコーダ21の検出値と、前記磁気センサ
28によるガイドライン22(磁気テープ)のN極及び
S極の検出とに基づき、図4に示す手順の処理を単位時
間(サンプリング時間)毎に実行し、駆動モータ20の
速度制御を行なうようになっている。また、図5はその
際の制御の様子を制御ブロック線図で示している。
【0027】即ち、まず、ステップS1では、目標速度
が生成され、次のステップS2では、エンコーダ21の
検出値(現在値)が取得される。このエンコーダ21の
検出値は、前回の検出値に対して累積された値(初期位
置からの累積値)とされる。ステップS3では、前記磁
気センサ28の検出による、初期位置からの移動距離が
求められる。この移動距離は、ガイドライン22(磁気
テープ)のN極及びS極の検出カウント値を累積するこ
とにより得られる。
【0028】そして、ステップS4では、上記ステップ
S2におけるエンコーダ21の検出値が、ステップS3
の磁気センサ28の検出による移動距離に基づいて補正
される。これにより、実際の無人搬送車11の移動距離
に応じたエンコーダ値とされるのである。ステップS5
では、ステップS4にて補正されたエンコーダ値に基づ
いて、現在の速度が算出され、ステップS6では、ステ
ップS5にて算出された速度(フィードバック信号)
と、上記ステップS1で求められた目標速度とが比較さ
れて偏差が求められ、それに基づいて駆動モータ20の
速度制御がなされるようになるのである。
【0029】上記処理が単位時間毎に繰返されることに
より、速度パターンに従った駆動モータ20の制御が行
なわれ、最終的には、無人搬送車11(移動ロボット1
2)は、初期位置から次の設備(停止位置)までの距離
に相当する移動距離だけ走行して停止するようになり、
無人搬送車11を停止位置に対して高精度で正確に停止
させることができるのである。この場合、停止位置の誤
差は、ガイドライン22の着磁ピッチである5mm以下と
なる。
【0030】ところで、無人搬送車11(移動ロボット
12)は、上記した走行中において、例えばオペレータ
により強制的に、あるいは障害物センサ17が障害物を
検出すること等に基づき、走行途中で一旦停止される場
合がある。本実施例では、無人搬送車11が途中で停止
された場合でも、磁気センサ28の検出により移動距離
が検出されているので、自らの位置が判り、その後、次
の停止位置へ向かうにあたっての適切な速度制御が行な
われるようになるのである。
【0031】このように本実施例によれば、ガイドライ
ン22を所定ピッチでN極,S極に交互に着磁された磁
気テープから構成すると共に、無人搬送車11の底部に
磁極の検出が可能な磁気センサ28を設けたことによ
り、走行路や設備側に停止マーカを設けたり、無人搬送
車側に複数個のマーカセンサやCCDカメラを設けるこ
となく、無人搬送車11の高い停止精度を得ることがで
きた。この場合、走行路13や設備側に停止マーカを設
けることや、無人搬送車11側に複数個のマーカセンサ
あるいはCCDカメラを設けることが不要となり、また
ガイドライン22も、従来のガイドライン4(表裏で極
性が異なる磁気テープ)と比べてほぼ同等の価格で済む
ので、全体として極めて安価なシステムで済ませること
ができたのである。
【0032】そして、本実施例では、従来のような停止
位置付近に近付いたと予想されるところで無人搬送車1
を低速で走行させたり、あるいは一旦停止した後にその
停止位置の補正を行なうといった必要がなくなり、無人
搬送車11を所定の減速度で減速させながら停止させる
べき位置に正確に停止させることができ、時間のロスを
なくして効率的な作業を行なうことができる。さらに
は、別途に特別な構造を付加することなく、無人搬送車
11の位置が判るというメリットも得ることができるも
のである。
【0033】また、特に本実施例では、エンコーダ21
の検出値を磁気センサ28の検出に基づいて補正しなが
ら駆動モータ20の速度制御を行なうようにしたので、
駆動モータ20に対する、より高性能な位置,速度の制
御を実現することができ、無人搬送車11を最適な速度
で走行させることができるものである。
【0034】尚、上記実施例では、磁気センサ28の検
出に基づいて駆動モータ20の速度(無人搬送車11の
走行速度)の制御を行なうようにしたが、磁気センサ2
8の検出に基づいて単純に無人搬送車11の位置(移動
距離)の制御を行なうようにしても良い。また、ガイド
ライン(磁気テープ)のN極,S極の着磁ピッチは、目
標とする停止精度に応じて設定すれば良い。そして、図
示は省略するが、ガイドセンサを、磁極の検出が可能な
磁気センサから構成する、つまり磁気センサに操舵用の
ガイドセンサを兼用させる構成とすることもでき、これ
によれば、より一層構成が簡単で安価に済ませることが
可能となる。
【0035】その他、例えば走行機構の構成としては、
例えば一方の対角となる2箇所に駆動輪を設け、他方の
対角となる2箇所にキャスターを設ける配置としたり、
ステアリングモータにより操舵を行なう構成としても良
い等、様々な変形例が考えられ、また、移動ロボットに
限らず、単にワークを搬送するだけの無人搬送車に本発
明を適用することができる等、本発明は要旨を逸脱しな
い範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、無人搬送車の
底部の車輪及びセンサの配置状態を示す平面図
【図2】移動ロボットの外観を示す側面図
【図3】無人搬送車の電気的構成を概略的に示すブロッ
ク図
【図4】駆動モータの制御手順を示すフローチャート
【図5】制御ブロック線図
【図6】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
図面中、11は無人搬送車、12は移動ロボット、13
は走行路、15は走行機構、16は走行用コントローラ
(制御手段)、18は駆動輪、20は駆動モータ、21
はエンコーダ、22はガイドライン、23はガイドセン
サ、28は磁気センサを示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65G 1/00 501 B65G 1/00 501C Fターム(参考) 3F022 KK20 LL07 NN21 NN32 QQ03 QQ04 3F059 AA01 BA03 BB07 DA05 DC08 DD01 DD08 FB11 FB15 FC00 FC02 3F060 AA01 CA12 GD14 5H301 AA02 AA09 BB05 CC02 EE06 EE12 EE27 FF04 FF17 FF21 FF27 GG12 HH01 HH10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行路にガイドラインを敷設し、走行機
    構を有する無人搬送車を、前記ガイドラインに沿って自
    律走行させながら作業を行なうようにした無人搬送シス
    テムであって、 前記ガイドラインを、所定ピッチでN極,S極に交互に
    着磁された磁気テープから構成し、 前記無人搬送車に、前記磁気テープの磁極の検出が可能
    な磁気センサを設けると共に、この磁気センサの検出に
    基づいて前記走行機構による走行,停止を制御する制御
    手段を設けたことを特徴とする無人搬送システム。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記磁気センサの検出
    に基づいて無人搬送車の停止位置を制御することを特徴
    とする請求項1記載の無人搬送システム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記磁気センサの検出
    に基づいて無人搬送車の走行速度を制御することを特徴
    とする請求項1又は2記載の無人搬送システム。
  4. 【請求項4】 前記走行機構は、エンコーダを有する駆
    動モータにより駆動輪を駆動するように構成され、前記
    制御手段は、前記磁気センサの検出に基づいて前記エン
    コーダの検出値を補正しながら前記駆動モータを制御す
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
    の無人搬送システム。
  5. 【請求項5】 前記磁気センサが、操舵用のガイドセン
    サを兼用する構成とされていることを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれかに記載の無人搬送システム。
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