JP5347270B2 - 半導体装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

この発明は、半導体装置及びその制御方法に関する。
例えば、特許文献1には、多ピンLSIチップの出荷時に行われるDCテスト(電気的特性試験)を行うDCテスト回路が開示されている。特許文献1のDCテスト回路は、LSIチップの複数の出力バッファに同一の期待値信号を同時に入力する手段と、前記複数の出力バッファの各出力信号を基準値と比較する手段と、比較結果から前記出力バッファ中1個でも異常があるとこれを検出し得るひとつの信号を作成する手段と、前記作成された信号を1個の端子からLSIテスタに出力する手段とを具備し、前記LSIテスタは入力された信号と前記テスト信号を比較してDCテストの正常動作を検出するものである。
特許文献1のDCテスト回路によれば、複数の出力バッファの各出力信号を基準値と比較して得た比較結果信号を、前記出力バッファ中1個でも異常があるとこれを検出し得るひとつの信号とし、該ひとつの信号をLSIテスタに出力してDCテストの正常異常を検出している。これにより、LSIチップの出力ピンなどのピン数に拘らず、最低1個のモニタピンがあれば、LSIテスタは、DCテストを行うことができる。
なお、下記の特許文献2及び特許文献3には、半導体回路の動作テストを行うための技術が開示されている。
特開2000−258505号公報 特開2001−15684号公報 特開2004−88641号公報
ところで、近年は、半導体装置の駆動能力を最適な値に調整するため、複数の異なる駆動能力を選択することができる出力バッファが用いられている。
しかしながら、上記の出力バッファにおいては、選択した駆動能力が最適な値に設定されていることを確認するため、出荷時に、選択した駆動能力毎の確認試験を行わなければならない。
そこで、駆動能力が固定された出力バッファとは異なり、上記の出力バッファにおいては、選択することができる駆動能力が増加するにつれて、駆動能力毎の確認試験に要する時間が増加してしまうことになる。
このため、駆動能力毎の確認試験に要する時間が増加することに伴って、駆動能力の確認試験の費用が増大することが懸念されている。
この発明は、このような状況に鑑み提案されたものであって、駆動能力の確認試験に要する時間を短縮し、駆動能力の確認試験の費用が増大することを抑制することができる半導体装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
本半導体装置は、データ入力信号と制御信号とが入力され、前記制御信号に基づいて出力トランジスタの駆動能力が変化し、前記データ入力信号と前記駆動能力が変化した出力トランジスタとに基づいて生成した出力信号を出力する回路部と、前記制御信号前記データ入力信号に基づいて、前記駆動能力が変化した出力トランジスタに対応する基準電圧を発生する基準電圧発生部と、前記出力信号の電圧と前記基準電圧とを比較し、比較結果を出力する比較部と、を備えることを特徴とする。
本半導体装置によれば、制御信号とデータ入力信号とに基づいて、基準電圧発生部は、駆動能力が変化した出力トランジスタに対応する基準電圧を発生する。そこで、本半導体装置によれば、出力トランジスタの駆動能力の変化に対応させて、基準電圧発生部は、基準電圧の値を変化させることができる。このため、本半導体装置によれば、駆動能力の変化に対応し、効率的に基準電圧を発生させることができる。
本半導体装置によれば、制御信号に基づいて駆動能力が変化した出力トランジスタとデータ入力信号とに基づき、回路部が、出力信号を生成し、比較部は、出力信号の電圧を上記の基準電圧と比較し、比較結果を出力する。そこで、本半導体装置によれば、比較部が出力する比較結果に基づいて、出力信号の電圧と基準電圧との大小関係を判定することができる。このため、本半導体装置によれば、出力信号の電圧と基準電圧との大小関係に基づいて、駆動能力の設定が適切であるか否かを確認することができる。
本半導体装置によれば、上記のように、駆動能力の変化に対応し、効率的に基準電圧を発生させることに伴って、上記の出力信号の電圧と基準電圧との大小関係を判定する時間を短縮することができる。そこで、本半導体装置によれば、上記の大小関係を判定する時間が短縮することに伴って、駆動能力の確認試験に要する時間を短縮することができるため、該確認試験に要する時間に比例した駆動能力の確認試験の費用を抑制することができる。
本半導体装置の制御方法は、データ入力信号と制御信号とを受け、前記制御信号に基づいて出力トランジスタの駆動能力を変化させ前記データ入力信号と前記駆動能力が変化した出力トランジスタとに基づいて生成した出力信号を出力、前記制御信号前記データ入力信号に基づいて、前記駆動能力が変化した出力トランジスタに対応する基準電圧を発生、前記出力信号の電圧と前記基準電圧とを比較して比較結果を出力ることを特徴とする。
本半導体装置の制御方法によれば、制御信号とデータ入力信号とに基づいて、駆動能力が変化した出力トランジスタに対応する基準電圧を発生する。そこで、本半導体装置の制御方法によれば、出力トランジスタの駆動能力の変化に対応させて、基準電圧の値を変化させることができる。このため、本半導体装置の制御方法によれば、駆動能力の変化に対応し、効率的に基準電圧を発生させることができる。
本半導体装置の制御方法によれば、制御信号に基づいて駆動能力が変化した出力トランジスタとデータ入力信号とに基づき、出力信号を生成し、出力信号の電圧を上記の基準電圧と比較し、比較結果を出力する。そこで、本半導体装置の制御方法によれば、比較結果に基づいて、出力信号の電圧と基準電圧との大小関係を判定することができる。このため、本半導体装置の制御方法によれば、出力信号の電圧と基準電圧との大小関係に基づいて、駆動能力の設定が適切であるか否かを確認することができる。
本半導体装置の制御方法によれば、上記のように、駆動能力の変化に対応し、効率的に基準電圧を発生させることに伴って、上記の出力信号の電圧と基準電圧との大小関係を判定する時間を短縮することができる。そこで、本半導体装置の制御方法によれば、上記の大小関係を判定する時間が短縮することに伴って、駆動能力の確認試験に要する時間を短縮することができるため、該確認試験に要する時間に比例した駆動能力の確認試験の費用を抑制することができる。
<実施形態1>
実施形態1を、図1及び図2を参照しつつ説明する。図1は、実施形態1の半導体装置1の回路ブロック図である。半導体装置1は、出力バッファ10と、駆動能力試験回路20とを備えている。
駆動能力試験回路20は、比較器COMP1と、試験基準電圧発生回路21とを備えている。比較器COMP1の非反転入力端子は、ノードN1に接続されている。
ノードN1は、外部出力端子P1に接続されている。ノードN1には、比較器COMP1の非反転入力端子が接続されている。外部出力端子P1とグランドとの間には、終端抵抗R1と電圧源30とが直列接続されている。
図2に図示するように、試験基準電圧発生回路21は、発生電圧制御信号生成回路21Aと、電圧生成回路21Bと、生成電圧選択回路21Cとを備えている。
発生電圧制御信号生成回路21Aは、2つのインバータINV1、INV2と、4つの論理積ゲート回路AND1〜AND4とを備えている。
第1論理積ゲート回路AND1の第1入力は、試験基準電圧発生回路21の第1信号入力端子(IN1)に接続されている。第1論理積ゲート回路AND1の第2入力は、試験基準電圧発生回路21の第2信号入力端子(IN2)に接続されている。
第2論理積ゲート回路AND2の第1入力は、インバータINV1を介し、第1信号入力端子(IN1)に接続されている。第2論理積ゲート回路AND1の第2入力は、第2信号入力端子(IN2)に接続されている。
第3論理積ゲート回路AND3の第1入力は、第1信号入力端子(IN1)に接続されている。第3論理積ゲート回路AND3の第2入力は、インバータINV2を介し、第2信号入力端子(IN2)に接続されている。
第4論理積ゲート回路AND4の第1入力は、インバータINV1を介し、第1信号入力端子(IN1)に接続されている。第4論理積ゲート回路AND4の第2入力は、インバータINV2を介し、第2信号入力端子(IN2)に接続されている。
電圧生成回路21Bでは、出力バッファ10の電源電圧VCCとグランドとの間に、4列の分圧抵抗が並列に接続されている。4列の分圧抵抗は、第1分圧抵抗〜第4分圧抵抗によって構成される。第1分圧抵抗〜第4分圧抵抗では、それぞれ異なる分圧比が設定されている。
図中のR11、R12、R13は、第1分圧抵抗を示す。図中のR21、R22、R23は、第2分圧抵抗を示す。図中のR31、R32、R33は、第3分圧抵抗を示す。図中のR41、R42、R43は、第4分圧抵抗を示す。
第1分圧抵抗では、抵抗R11〜抵抗R13が直列接続されている。抵抗R11の一端は、スイッチSW11を介し、電源電圧VCCに接続されている。抵抗R13の一端は、スイッチSW12を介し、グランドに接続されている。
第2分圧抵抗では、抵抗R21〜抵抗R23が直列接続されている。抵抗R21の一端は、スイッチSW21を介し、電源電圧VCCに接続されている。抵抗R23の一端は、スイッチSW22を介し、グランドに接続されている。
第3分圧抵抗では、抵抗R31〜抵抗R33が直列接続されている。抵抗R31の一端は、スイッチSW31を介し、電源電圧VCCに接続されている。抵抗R33の一端は、スイッチSW32を介し、グランドに接続されている。
第4分圧抵抗では、抵抗R41〜抵抗R43が直列接続されている。抵抗R41の一端は、スイッチSW41を介し、電源電圧VCCに接続されている。抵抗R43の一端は、スイッチSW42を介し、グランドに接続されている。
生成電圧選択回路21Cは、選択スイッチSW51、SW52と、インバータINV3とを備えている。選択スイッチSW51の一端は、抵抗R11と抵抗R12との接続点、抵抗R21と抵抗R22との接続点、抵抗R31と抵抗R32との接続点、抵抗R41と抵抗R42との接続点にそれぞれ接続されている。
選択スイッチSW51の他端は、出力端子(OUT1)を通じ、上記の比較器COMP1の反転入力端子に接続されている。試験基準電圧発生回路21の第3信号入力端子(IN3)は、選択スイッチSW51に接続されている。
選択スイッチSW52の一端は、抵抗R12と抵抗R13との接続点、抵抗R22と抵抗R23との接続点、抵抗R32と抵抗R33との接続点、抵抗R42と抵抗R43との接続点にそれぞれ接続されている。
選択スイッチSW52の他端は、出力端子(OUT1)を通じ、上記の比較器COMP1の反転入力端子に接続されている。
インバータINV3は、第3信号入力端子(IN3)と選択スイッチSW52との間に接続されている。
次に、本実施形態の半導体装置1のDCテストを行う際の動作を説明する。ここでは、DCテストとして、出力バッファ10の駆動能力を測定する。半導体装置1では、出力バッファ10に、駆動能力切替制御信号CDRV0、CDRV1が入力される。出力バッファ10では、駆動能力切替制御信号CDRV0、CDRV1のレベル(ハイレベル又はローレベル)に応じ、出力トランジスタのサイズを変更する。出力バッファ10では、出力トランジスタのサイズを大きくすることにより、出力トランジスタの駆動能力を大きくしている。
出力バッファ10では、出力トランジスタのサイズを大きくすることにより、出力インピーダンスの値が小さくなる。
出力バッファ10には、データ信号Aが入力される。データ信号Aは、ローレベル又はハイレベルの論理レベルを有する信号である。データ信号Aの論理レベルは、出力バッファ10と終端抵抗R1とによって分圧される。データ信号Aは、本発明の入力信号に相当する。
半導体装置1では、電圧源30によって、データ信号Aの論理レベルを分圧した電圧の値を得るための初期値が設定されている。半導体装置1では、ノードN1から、電圧VEが出力される。電圧VEの値は、データ信号Aの論理レベルと終端抵抗R1及び出力バッファ10の出力インピーダンスとで求まる分圧値に設定されている。ここでは、初期値が、上記の電源電圧VCC×1/2の値に設定されている。電圧VEは、比較器COMP1の非反転入力端子に印加される。
図2に図示するように、発生電圧制御信号生成回路21Aには、上記の第1信号入力端子(IN1)を通じ、駆動能力切替制御信号CDRV0が入力される。発生電圧制御信号生成回路21Aには、上記の第2信号入力端子(IN2)を通じ、駆動能力切替制御信号CDRV1が入力される。
駆動能力切替制御信号CDRV0、CDRV1のレベルを変化させることにより、4つの論理積ゲート回路AND1〜AND4の内のいずれか1つの論理積ゲート回路が、ハイレベルのスイッチ閉鎖制御信号を出力する。
例えば、各駆動能力切替制御信号CDRV0、CDRV1のレベルがローレベルの場合には、第4論理積ゲート回路AND4の論理積結果を示す信号のレベルがハイレベルになる。第4論理積ゲート回路AND4がハイレベルのスイッチ閉鎖信号を出力すると、該スイッチ閉鎖信号により、第1分圧抵抗R11〜R13の両端に接続された各スイッチSW11、SW12が閉鎖状態に制御される。
図2に図示するように、試験基準電圧発生回路21には、上記の第3信号入力端子(IN3)を通じ、データ信号Aが入力される。データ信号Aのレベルがハイレベルの場合には、該データ信号Aにより、選択スイッチSW51が閉鎖状態に制御される。
試験基準電圧発生回路21は、選択スイッチSW51を通じ、出力端子(OUT1)から、基準電圧VRを出力する。図1に図示するように、基準電圧VRは、比較器COMP1の反転入力端子に印加される。基準電圧VRの値は、下記の計算式によって求められる値に設定される。
VR=VCC×{(R12+R13)/(R11+R12+R13)}
なお、インバータINV3により、ハイレベルのデータ信号Aのレベルは反転する。これにより、選択スイッチSW52は開放状態に制御される。
一方、データ信号Aのレベルがローレベルの場合には、該データ信号Aにより、選択スイッチSW51が開放状態に制御される。
前記ローレベルのデータ信号Aを反転させたハイレベルの信号により、選択スイッチSW52は、閉鎖状態に制御される。試験基準電圧発生回路21は、選択スイッチSW52を通じ、出力端子(OUT1)から、基準電圧VRを出力する。基準電圧VRの値は、下記の計算式によって求められる値に設定される。
VR=VCC×{R13/(R11+R12+R13)}
本実施形態では、データ信号Aのレベルの違いに応じ、閉鎖状態に制御する選択スイッチを異ならせている。本実施形態では、閉鎖状態に制御する選択スイッチを異ならせることにより、異なる分圧比を設定することができる。このため、選択スイッチSW51、SW52によって、異なる分圧比を設定すると、基準電圧VRの値を異ならせることができる。
半導体装置1では、駆動能力切替制御信号CDRV0、CDRV1のレベルの組み合わせにより、異なる論理積ゲート回路が、ハイレベルのスイッチ閉鎖制御信号をそれぞれ出力する。
例えば、駆動能力切替制御信号CDRV0のレベルがハイレベルであり、駆動能力切替制御信号CDRV1のレベルがローレベルの場合には、第3論理積ゲート回路AND3が、ハイレベルのスイッチ閉鎖制御信号を出力する。ハイレベルのスイッチ閉鎖信号により、第2分圧抵抗R21〜R23の両端に接続された各スイッチSW21、SW22が閉鎖状態に制御される。
このとき、データ信号Aのレベルがハイレベルの場合には、上述した各駆動能力切替制御信号CDRV0、CDRV1のレベルがローレベルの場合と同様に、選択スイッチSW51を通じ、出力端子(OUT1)から、基準電圧VRが出力される。基準電圧VRの値は、下記の計算式によって求められる値に設定される。
VR=VCC×{(R22+R23)/(R21+R22+R23)}
データ信号Aのレベルがローレベルの場合には、上述した各駆動能力切替制御信号CDRV0、CDRV1のレベルがローレベルの場合と同様に、選択スイッチSW52を通じ、出力端子(OUT1)から、基準電圧VRが出力される。基準電圧VRの値は、下記の計算式によって求められる値に設定される。
VR=VCC×{R23/(R21+R22+R23)}
例えば、駆動能力切替制御信号CDRV0のレベルがローレベルであり、駆動能力切替制御信号CDRV1のレベルがハイレベルの場合には、第2論理積ゲート回路AND2が、ハイレベルのスイッチ閉鎖制御信号を出力する。ハイレベルのスイッチ閉鎖信号により、第3分圧抵抗R31〜R33の両端に接続された各スイッチSW31、SW32が閉鎖状態に制御される。
データ信号Aのレベルがハイレベルの場合には、基準電圧VRの値が、下記の計算式によって求められる値に設定される。
VR=VCC×{(R32+R33)/(R31+R32+R33)}
データ信号Aのレベルがローレベルの場合には、基準電圧VRの値が、下記の計算式によって求められる値に設定される。
VR=VCC×{R33/(R31+R32+R33)}
例えば、各駆動能力切替制御信号CDRV0、CDRV1のレベルがハイレベルの場合には、第1論理積ゲート回路AND1が、ハイレベルのスイッチ閉鎖制御信号を出力する。ハイレベルのスイッチ閉鎖信号により、第4分圧抵抗R41〜R43の両端に接続された各スイッチSW41、SW42が閉鎖状態に制御される。
データ信号Aのレベルがハイレベルの場合には、基準電圧VRの値が、下記の計算式によって求められる値に設定される。
VR=VCC×{(R42+R43)/(R41+R42+R43)}
データ信号Aのレベルがローレベルの場合には、基準電圧VRの値が、下記の計算式によって求められる値に設定される。
VR=VCC×{R43/(R41+R42+R43)}
本実施形態では、駆動能力切替制御信号CDRV0、CDRV1のレベルの組み合わせにより、出力バッファ10の駆動能力を切り替えると、第1分圧抵抗〜第4分圧抵抗の内のいずれか1つの分圧抵抗の両端に接続されたスイッチを閉鎖状態に制御することができる。
本実施形態では、第1分圧抵抗〜第4分圧抵抗の各分圧値がそれぞれ異なるため、各分圧抵抗によって発生した分圧電圧の値に応じ、基準電圧VRの値を異ならせることができる。
図1から理解できるように、比較器COMP1は、上記の電圧VEと基準電圧VRとの比較結果を示す比較結果信号TXを出力する。本実施形態では、データ信号Aがハイレベルの場合には、比較結果信号TXのレベルがハイレベルになることを確認することにより、出力バッファ10の駆動能力が所定の駆動能力に切り替えられていることを判定している。
本実施形態では、データ信号Aのレベルがローレベルの場合には、比較結果信号TXのレベルがローレベルになることを確認することにより、出力バッファ10の駆動能力が所定の駆動能力に切り替えられていることを判定している。
第1分圧抵抗R11〜R13と該第1分圧抵抗に接続された浮遊容量によって、時定数が定められる。時定数が大きくなると、基準電圧VRの値は、目標電圧値に向けて緩やかに立ち上がったり、目標電圧値に向けて緩やかに立ち下がる。このため、時定数が大きくなると、試験サイクル時間内に、比較器COMP1の反転入力端子に、目標電圧値に設定された基準電圧VRを印加することができなくなるおそれがある。なお、試験サイクル時間とは、出力バッファ10の駆動能力の測定に要する時間を、駆動能力の測定パターン数で除算した時間である。ここでは、試験サイクル時間を、1μsec以下に設定することができる。従来のDCテストでは、外部出力端子P1にLSIテスタを接続することにより、出力バッファ10の駆動能力を測定していた。従来のDCテストでは、試験サイクル時間として、1〜10ms程度の時間を要していた。
本実施形態では、試験サイクル時間内に、比較器COMP1の反転入力端子に、目標電圧値に設定された基準電圧VRを印加するため、各抵抗R11〜R13の抵抗値を小さくしている。
本実施形態では、各抵抗R11〜R13の抵抗値を小さくすることにより、該抵抗値と上記の浮遊容量によって定める時定数を小さくしている。これにより、図3に図示するように、駆動能力切替制御信号CDRV0、CDRV1及びデータ信号Aを確定させてから所定の試験サイクル時間が終了するまでの間に、基準電圧VRの値を目標電圧値に到達させることができる。図中の比較判定時間は、比較器COMP1が比較結果信号TXを出力するまでの時間を示す。
本実施形態では、基準電圧VRの値を目標電圧値に到達させるまでの時間を短縮することに伴って、試験サイクル時間を短縮することができる。試験サイクル時間を短縮すると、出力バッファ10の駆動能力の測定に要する時間を短縮することができる。
本実施形態では、各抵抗R11〜R13と同様に、各抵抗R21〜R23、各抵抗R31〜R33、各抵抗R41〜R43のそれぞれ抵抗値を小さくすることにより、第2分圧抵抗R21〜R23と浮遊容量とによって定められる時定数、第3分圧抵抗R31〜R33と浮遊容量とによって定められる時定数、第4分圧抵抗R41〜R43と浮遊容量とによって定められる時定数をそれぞれ小さくしている。
本実施形態では、出力バッファ10は、回路部に相当する。本実施形態では、電圧値が異なる基準電圧VRを出力する試験基準電圧発生回路21は、基準電圧発生部に相当する。
本実施形態では、ノードN1にデータ信号Aの論理レベルの分圧値を出力することが、出力ステップに相当する。本実施形態では、駆動能力切替制御信号CDRV0、CDRV1のレベルの組み合わせ及びデータ信号Aのレベルの違いに応じ、電圧値が異なる基準電圧VRを出力することが、基準電圧発生ステップに相当する。
本実施形態では、ノードN1から出力される電圧VEと基準電圧VRとの比較結果信号TXを出力する比較器COMP1は、比較部に相当する。
本実施形態では、ノードN1から出力される電圧VEと基準電圧VRとの比較結果信号TXを出力することが、比較ステップに相当する。
本実施形態では、第1分圧抵抗を構成する抵抗R11の一端と電源電圧VCCとの間に接続されたスイッチSW11、第1分圧抵抗を構成する抵抗R13の一端とグランドとの間に接続されたスイッチSW12は、それぞれスイッチング部に相当する。
第2分圧抵抗を構成する抵抗R21の一端と電源電圧VCCとの間に接続されたスイッチSW21、第2分圧抵抗を構成する抵抗R23の一端とグランドとの間に接続されたスイッチSW22は、それぞれスイッチング部に相当する。
第3分圧抵抗を構成する抵抗R31の一端と電源電圧VCCとの間に接続されたスイッチSW31、第3分圧抵抗を構成する抵抗R33の一端とグランドとの間に接続されたスイッチSW32は、それぞれスイッチング部に相当する。
第4分圧抵抗を構成する抵抗R41の一端と電源電圧VCCとの間に接続されたスイッチSW41、第4分圧抵抗を構成する抵抗R43の一端とグランドとの間に接続されたスイッチSW42は、それぞれスイッチング部に相当する。
本実施形態では、駆動能力切替制御信号CDRV0、CDRV1のレベルの組み合わせにより、発生電圧制御信号生成回路21Aは、第1分圧抵抗〜第4分圧抵抗の内のいずれかの分圧抵抗の両端に接続されたスイッチに対し、スイッチ閉鎖制御信号を出力する。スイッチ閉鎖制御信号を出力する発生電圧制御信号生成回路21Aは、閉鎖信号生成部に相当する。
本実施形態では、駆動能力切替制御信号CDRV0、CDRV1のレベルの組み合わせにより、第1分圧抵抗〜第4分圧抵抗の内のいずれかの分圧抵抗の両端に接続されたスイッチに対し、スイッチ閉鎖制御信号を出力することは、閉鎖信号生成ステップに相当する。
本実施形態では、データ信号Aのレベルの違いに応じ、選択スイッチSW51又は選択スイッチSW52のいずれかを閉鎖状態に制御し、生成電圧選択回路21Cが、2つの分圧電圧の内から基準電圧VRを選択する。基準電圧VRを選択する生成電圧選択回21Cは、電圧選択部に相当する。
本実施形態では、データ信号Aのレベルの違いに応じ、選択スイッチSW51又は選択スイッチSW52のいずれかを閉鎖状態に制御し、2つの分圧電圧の内から基準電圧VRを選択することは、電圧選択ステップに相当する。
本実施形態では、分圧比が異なる第1分圧抵抗ないし第4分圧抵抗によって、電圧値が異なる分圧電圧をそれぞれ発生させることは、電圧発生ステップに相当する。
<実施形態1の効果>
本実施形態の半導体装置1及びその制御方法によれば、駆動能力切替制御信号CDRV0、CDRV1及びデータ信号Aに基づいて、試験基準電圧発生回路21は、電圧値が異なる基準電圧VRを発生する。
そこで、本実施形態の半導体装置1及びその制御方法によれば、駆動能力切替制御信号CDRV0、CDRV1によって変化する出力バッファ10の駆動能力に対応させて、試験基準電圧発生回路21が、基準電圧VRの値を変化させることができる。
このため、本実施形態の半導体装置1及びその制御方法によれば、出力バッファ10の駆動能力の変化に対応し、効率的に基準電圧VRを発生させることができる。
本実施形態の半導体装置1及びその制御方法によれば、駆動能力切替制御信号CDRV0、CDRV1によって変化した出力バッファ10の出力インピーダンスに基づき、出力バッファ10が、データ信号Aのレベルに応じて変化する電圧をノードN1に出力する。比較器COMP1は、ノードN1から出力される電圧VEを基準電圧VRと比較し、比較結果信号TXを出力する。
そこで、本実施形態の半導体装置1及びその制御方法によれば、比較結果信号TXに基づいて、電圧VEのレベルと基準電圧VRのレベルとの大小関係を判定することができる。
このため、本実施形態の半導体装置1及びその制御方法によれば、電圧VEのレベルと基準電圧VRのレベルとの大小関係に基づいて、出力バッファ10の駆動能力が所定の駆動能力に切り替えられていることを判定することができる。
本実施形態の半導体装置1及びその制御方法によれば、出力バッファ10の駆動能力の変化に対応し、効率的に基準電圧VRを発生させることに伴って、電圧VEのレベルと基準電圧VRのレベルとの大小関係を判定する時間を短縮することができる。
そこで、本実施形態の半導体装置1及びその制御方法によれば、上記の大小関係を判定する時間を短縮することに伴って、出力バッファ10の駆動能力が所定の駆動能力に切り替えられていることを判定するために要する時間を短縮することができる。
このため、本実施形態の半導体装置1及びその制御方法によれば、出力バッファ10の駆動能力が所定の駆動能力に切り替えられていることを判定するために要する時間に比例したDCテストの費用を抑制することができる。
本実施形態の半導体装置1及びその制御方法によれば、出力バッファ10の出力インピーダンスと終端抵抗R1によって、データ信号Aの論理レベルを分圧したレベルに比例して、ノードN1から出力される電圧VEのレベルを変化させることができる。
そこで、本実施形態の半導体装置1及びその制御方法によれば、出力バッファ10の駆動能力を切り替えることにより、出力バッファ10の出力インピーダンスが変化すると、データ信号Aの論理レベルを分圧する分圧比を変化させることができる。
このため、本実施形態の半導体装置1及びその制御方法によれば、上記の分圧比が変化することに伴って、電圧VEのレベルを変化させることができる。
したがって、本実施形態の半導体装置1及びその制御方法によれば、分圧比に影響を与える出力バッファ10の駆動能力の変化を、電圧VEのレベルの変化に変換することができる。
本実施形態の半導体装置1及びその制御方法によれば、比較器COMP1の非反転入力端子には、出力バッファ10の駆動能力の違いに応じて変化する電圧VEが印加される。比較器COMP1の反転入力端子には、出力バッファ10の駆動能力に対応させて電圧値が変化する基準電圧VRが印加される。
そこで、本実施形態の半導体装置1及びその制御方法によれば、出力バッファ10の駆動能力を切り替えると、電圧VEの電圧値及び基準電圧VRの電圧がそれぞれ変化するため、比較器COMP1の比較結果を変化させることができる。
このため、本実施形態の半導体装置1及びその制御方法によれば、比較器COMP1の比較結果信号TXに基づいて、出力バッファ10の駆動能力が所定に駆動能力に切り替えられているか否かを判定することができる。
本実施形態の半導体装置1によれば、外部出力端子P1を介し、出力バッファ10の出力と終端抵抗R1の一端とが直列接続されている。終端抵抗R1の他端は、電圧源30を介し、グランドに接続されている。
本実施形態の半導体装置1によれば、出力バッファ10の出力に直列接続された終端抵抗R1を用いることにより、出力バッファ10の出力インピーダンス及び終端抵抗R1によって定まる分圧比に応じ、出力バッファ10に入力されるデータ信号Aのレベルを分圧することができる。
本実施形態の半導体装置1及びその制御方法によれば、駆動能力切替信号CDRV0、CDRV1のレベルの組み合わせにより、電圧生成回路21Bが、電圧値が異なる分圧電圧を発生させている。
そこで、本実施形態の半導体装置1及びその制御方法によれば、駆動能力切替信号CDRV0、CDRV1によって、出力バッファ10の駆動能力を切り替えると、駆動能力の切り替えに連動させて、自動的に分圧電圧の電圧値を変化させることができる。
このため、半導体装置1及びその制御方法によれば、出力バッファ10の駆動能力を切り替えた場合であっても、効率的に分圧電圧の電圧値を変化させることができる。
本実施形態の半導体装置1及びその制御方法によれば、データ信号Aのレベルの違い(ハイレベル又はローレベル)に応じ、生成電圧選択回路21Cが、上記の電圧値が異なる分圧電圧の内から、基準電圧VRとなる分圧電圧を選択する。
そこで、本実施形態の半導体装置1及びその制御方法によれば、データ信号Aのレベルの違いに応じ、電圧値が異なる分圧電圧を選択することができる。
このため、本実施形態の半導体装置1及びその制御方法によれば、データ信号Aのレベルの違いに連動させて、基準電圧VRとして、適切な分圧電圧を選択することができる。
本実施形態の半導体装置1及びその制御方法によれば、駆動能力切替信号CDRV0、CDRV1に応じ、発生電圧制御信号生成回路21Aによって出力されるハイレベルのスイッチ閉鎖信号により、分圧比が異なる第1分圧抵抗〜第4分圧抵抗の内のいずれかと電源電圧VCCとの間に接続されたスイッチを閉鎖状態に制御する。加えて、上記のハイレベルのスイッチ閉鎖信号により、上記のいずれかの分圧抵抗とグランドとの間に接続されたスイッチを閉鎖状態に制御する。
そこで、本実施形態の半導体装置1及びその制御方法によれば、上記のスイッチを閉鎖状態に制御すると、閉鎖状態のスイッチに接続された分圧抵抗の分圧比に基づいて、電源電圧VCCを分圧した分圧電圧を発生させることができる。
このため、本実施形態の半導体装置1及びその制御方法によれば、上記のスイッチ閉鎖信号に応じ、閉鎖状態に制御するスイッチを異ならせると、閉鎖状態のスイッチに接続された分圧抵抗の分圧比に基づいて、電圧値が異なる分圧電圧を発生させることができる。
本実施形態の半導体装置1及びその制御方法によれば、基準電圧VRの値を目標電圧値に到達させるまでの時間が、試験サイクル時間よりも短くなるように、それぞれの分圧抵抗と該分圧抵抗に接続された浮遊容量とによって定められる時定数を設定している。
そこで、本実施形態の半導体装置1及びその制御方法によれば、時定数を適宜に設定することにより、試験サイクル時間に対応させて、基準電圧VRの値を目標電圧値に到達させるまでの時間を調整することができる。
このため、本実施形態の半導体装置1及びその制御方法によれば、出力バッファ10の駆動能力の測定に要する時間(目標測定時間)を短縮するために試験サイクル時間を短縮した場合であっても、時定数の設定を変更することにより、基準電圧VRの値を目標電圧値に到達させるまでの時間を適切に調整することができる。
<実施形態2>
実施形態2を、図4及び図5を参照しつつ説明する。ここでは、実施形態1と同一の構成は同一の符号を付し、その説明を省略する。図4は、実施形態2の半導体装置1Aの回路ブロックである。半導体装置1Aは、出力バッファ10と、駆動能力試験回路20Aとを備えている。
駆動能力試験回路20Aは、比較器COMP2と、比較器COMP3と、試験基準電圧発生回路22とを備えている。
ノードN1には、比較器COMP2の非反転入力端子及び比較器COMP3の非反転入力端子が共通に接続されている。
図5に図示するように、試験基準電圧発生回路22は、実施形態1の試験基準電圧発生回路21とは異なり、電圧生成回路21Dと、生成電圧選択回路21Eとを備えている。
電圧生成回路21Dは、第5分圧抵抗〜第8分圧抵抗を備えている。第5分圧抵抗〜第8分圧抵抗では、それぞれ異なる分圧比が設定されている。
図中のR51、R52、R53、R54、R55は、第5分圧抵抗を示す。図中のR61、R62、R63、R64、R65は、第6分圧抵抗を示す。図中のR71、R72、R73、R74、R75は、第7分圧抵抗を示す。図中のR81、R82、R83、R84、R85は、第8分圧抵抗を示す。
第5分圧抵抗では、抵抗R51〜抵抗R55が直列接続されている。抵抗R51の一端は、スイッチSW11を介し、電源電圧VCCに接続されている。抵抗R55の一端は、スイッチSW12を介し、グランドに接続されている。
第6分圧抵抗では、抵抗R61〜抵抗R65が直列接続されている。抵抗R61の一端は、スイッチSW21を介し、電源電圧VCCに接続されている。抵抗R65の一端は、スイッチSW22を介し、グランドに接続されている。
第7分圧抵抗では、抵抗R71〜抵抗R75が直列接続されている。抵抗R71の一端は、スイッチSW31を介し、電源電圧VCCに接続されている。抵抗R75の一端は、スイッチSW32を介し、グランドに接続されている。
第8分圧抵抗では、抵抗R81〜抵抗R85が直列接続されている。抵抗R81の一端は、スイッチSW41を介し、電源電圧VCCに接続されている。抵抗R85の一端は、スイッチSW42を介し、グランドに接続されている。
生成電圧選択回路21Eは、選択スイッチSW55〜SW58と、インバータINV3とを備えている。選択スイッチSW55の一端は、抵抗R51と抵抗R52との接続点、抵抗R61と抵抗R62との接続点、抵抗R71と抵抗R72との接続点、抵抗R81と抵抗R82との接続点にそれぞれ接続されている。
選択スイッチSW55の他端は、出力端子(OUT2)を通じ、上記の比較器COMP2の反転入力端子に接続されている。試験基準電圧発生回路22の第3信号入力端子(IN3)は、選択スイッチSW55に接続されている。
選択スイッチSW56の一端は、抵抗R52と抵抗R53との接続点、抵抗R62と抵抗R63との接続点、抵抗R72と抵抗R73との接続点、抵抗R82と抵抗R83との接続点にそれぞれ接続されている。
選択スイッチSW56の他端は、出力端子(OUT3)を通じ、上記の比較器COMP3の反転入力端子に接続されている。試験基準電圧発生回路22の第3信号入力端子(IN3)は、選択スイッチSW56に接続されている。
選択スイッチSW57の一端は、抵抗R53と抵抗R54との接続点、抵抗R63と抵抗R64との接続点、抵抗R73と抵抗R74との接続点、抵抗R83と抵抗R84との接続点にそれぞれ接続されている。
選択スイッチSW57の他端は、出力端子(OUT2)を通じ、上記の比較器COMP2の反転入力端子に接続されている。
選択スイッチSW58の一端は、抵抗R54と抵抗R55との接続点、抵抗R64と抵抗R65との接続点、抵抗R74と抵抗R75との接続点、抵抗R84と抵抗R85との接続点にそれぞれ接続されている。
選択スイッチSW58の他端は、出力端子(OUT3)を通じ、上記の比較器COMP3の反転入力端子に接続されている。
インバータINV3は、第3信号入力端子(IN3)と選択スイッチSW57との間及び第3信号入力端子(IN3)と選択スイッチ58との間にそれぞれ接続されている。
次に、本実施形態の半導体装置1AのDCテストを行う際の動作を説明する。各駆動能力切替制御信号CDRV0、CDRV1のレベルがローレベルの場合には、実施形態1と同様に、各スイッチSW11、SW12が閉鎖状態に制御される。
データ信号Aのレベルがハイレベルの場合には、該データ信号Aにより、選択スイッチSW55及び選択スイッチSW56が閉鎖状態に制御される。
選択スイッチSW55が閉鎖状態になると、試験基準電圧発生回路22は、選択スイッチSW55を通じ、出力端子(OUT2)から、上限基準電圧VR0を出力する。図4に図示するように、上限基準電圧VR0は、比較器COMP2の反転入力端子に印加される。上限基準電圧VR0の値は、下記の計算式によって求められる値に設定される。上限基準電圧VR0の値は、電圧VEの許容上限値に設定される。
VR0=VCC×分圧比=VCC×{(R52+R53+R54+R55)/(R51+R52+R53+R54+R55)}
選択スイッチSW56が閉鎖状態になると、試験基準電圧発生回路22は、選択スイッチSW56を通じ、出力端子(OUT3)から、下限基準電圧VR1を出力する。図4に図示するように、下限基準電圧VR1は、比較器COMP3の反転入力端子に印加される。下限基準電圧VR1の値は、下記の計算式によって求められる値に設定される。下限基準電圧VR1の値は、電圧VEの許容下限値に設定される。
VR1=VCC×分圧比=VCC×{(R53+R54+R55)/(R51+R52+R53+R54+R55)}
上記の計算式から理解できるように、下限基準電圧VR1を発生させる際の分圧比よりも、上限基準電圧VR0を発生させる際の分圧比の方が大きい。このため、下限基準電圧VR1の値よりも、上限基準電圧VR0の値が大きくなる。
比較器COMP2は、電圧VEと上限基準電圧VR0との比較結果を示す比較結果信号TX0を出力する。ここでは、比較結果信号TX0のレベルに基づいて、電圧VEの値が上限基準電圧VR0の値を下回るか否かを判定している。
比較器COMP3は、電圧VEと下限基準電圧VR1との比較結果を示す比較結果信号TX1を出力する。ここでは、比較結果信号TX1のレベルに基いて、電圧VEの値が下限基準電圧VR1の値を上回るか否かを判定している。
一方、データ信号Aのレベルがローレベルの場合には、インバータINV3により、データ信号Aのレベルが反転する。これにより、選択スイッチSW57及び選択スイッチSW58が閉鎖状態に制御される。
選択スイッチSW57が閉鎖状態になると、試験基準電圧発生回路22は、選択スイッチSW57を通じ、出力端子(OUT2)から、上限基準電圧VR0を出力する。ここでは、上限基準電圧VR0の値は、下記の計算式によって求められる値に設定される。
VR0=VCC×分圧比=VCC×{(R54+R55)/(R51+R52+R53+R54+R55)}
選択スイッチSW58が閉鎖状態になると、試験基準電圧発生回路22は、選択スイッチSW58を通じ、出力端子(OUT3)から、下限基準電圧VR1を出力する。下限基準電圧VR1の値は、下記の計算式によって求められる値に設定される。
VR1=VCC×分圧比=VCC×{R55/(R51+R52+R53+R54+R55)}
試験基準電圧発生回路22では、上述したように、データ信号Aのレベルがハイレベルのときは、上限基準電圧VR0を出力するために、第5分圧抵抗の分圧比が、R52+R53+R54+R55に設定される。
これに対し、試験基準電圧発生回路22では、データ信号Aのレベルがローレベルのときは、上限基準電圧VR0を出力するために、第5分圧抵抗の分圧比が、R54+R55に設定される。
そこで、試験基準電圧発生回路22では、上限基準電圧VR0を出力するために、データ信号Aのレベルがローレベルのときの第5分圧抵抗の分圧比よりも、データ信号Aのレベルがハイレベルのときの第5分圧抵抗の分圧比の方が大きく設定される。このため、第5分圧抵抗の分圧比に比例して、データ信号Aのレベルがローレベルのときの上限基準電圧VR0の値よりも、データ信号Aのレベルがハイレベルのときの上限基準電圧VR0の値の方が大きくなる。
試験基準電圧発生回路22では、上述したように、データ信号Aのレベルがハイレベルのときは、下限基準電圧VR1を出力するために、第5分圧抵抗の分圧比が、R53+R54+R55に設定される。
これに対し、試験基準電圧発生回路22では、データ信号Aのレベルがローレベルのときは、下限基準電圧VR1を出力するため、第5分圧抵抗の分圧比が、R55に設定されている。
そこで、試験基準電圧発生回路22では、下限基準電圧VR1を出力するために、データ信号Aのレベルがローレベルのときの第5分圧抵抗の分圧比よりも、データ信号Aのレベルがハイレベルのときの第5分圧抵抗の分圧比が大きく設定される。このため、第5分圧抵抗の分圧比に比例して、データ信号Aのレベルがローレベルのときの下限基準電圧VR1の値よりも、データ信号Aのレベルがハイレベルのときの下限基準電圧VR1の値の方が大きくなる。
試験基準電圧発生回路22では、駆動能力切替制御信号CDRV0、CDRV1のレベルの組み合わせによって、実施形態1と同様に、第5分圧抵抗〜第8分圧抵抗の内のいずれか1つの分圧抵抗を選択する。
試験基準電圧発生回路22では、データ信号Aのレベルの違いに応じ、選択スイッチSW55、SW56又は選択スイッチSW57、SW58のいずれか一方の組み合わせを閉鎖状態に制御する。
試験基準電圧発生回路22では、選択された分圧抵抗と上記の閉鎖状態に制御される選択スイッチとを組み合わせることにより、上限基準電圧VR0及び下限基準電圧VR1をそれぞれ出力する。
本実施形態では、電圧VEと上限基準電圧VR0とを比較する比較器COMP2は、第1比較部に相当する。本実施形態では、電圧VEと下限基準電圧VR1とを比較する比較器COMP3は、第2比較部に相当する。
本実施形態では、データ信号Aのレベルがハイレベルのときに、選択スイッチSW55により、上限基準電圧VR0として、第5分圧抵抗〜第8分圧抵抗内のいずれか1つの分圧抵抗によって発生する分圧電圧を選択する。
また、本実施形態では、データ信号Aのレベルがローレベルのときに、選択スイッチSW57により、上限基準電圧VR0として、第5分圧抵抗〜第8分圧抵抗の内のいずれか1つの分圧抵抗によって発生する分圧電圧を選択する。
上限基準電圧VR0となる分圧電圧を選択する各選択スイッチSW55、SW57は、それぞれ上限基準電圧選択部に相当する。
本実施形態では、データ信号Aのレベルがハイレベルのときに、選択スイッチSW56により、下限基準電圧VR1として、第5分圧抵抗〜第8分圧抵抗内のいずれか1つの分圧抵抗によって発生する分圧電圧を選択する。
また、本実施形態では、データ信号Aのレベルがローレベルのときに、選択スイッチSW58により、下限基準電圧VR1として、第5分圧抵抗〜第8分圧抵抗の内のいずれか1つの分圧抵抗によって発生する分圧電圧を選択する。
下限基準電圧VR1となる分圧電圧を選択する各選択スイッチSW56、SW58は、それぞれ下限基準電圧選択部に相当する。
<実施形態2の効果>
本実施形態の半導体装置1Aによれば、比較器COMP2によって、電圧VEの値を上限基準電圧VR0の値と比較する。
そこで、本実施形態の半導体装置1Aによれば、比較器COMP2の比較結果に基づいて、電圧VEの値が上限基準電圧VR0の値を下回るか否かを判定することができる。
本実施形態の半導体装置1Aによれば、比較器COMP3によって、電圧VEの値を下限基準電圧VR1の値と比較する。
そこで、本実施形態の半導体装置1Aによれば、比較器COMP3の比較結果に基づいて、電圧VEの値が下限基準電圧VR1の値を上回るか否かを判定することができる。
本実施形態の半導体装置1Aによれば、上記のように、比較器COMP2によって、電圧VEの値を上限基準電圧VR0の値と比較すると共に、比較器COMP3によって、電圧VEの値を下限基準電圧VR1の値と比較する。これにより、本実施形態の半導体装置1Aでは、比較器COMP2の比較結果及び比較器COMP3の比較結果に基づいて、電圧VEの値が、上限基準電圧VR0の値と下限基準電圧VR1の値との間に位置する許容範囲値にあるか否かを確認することができる。
本実施形態の半導体装置1Aによれば、ハイレベルのデータ信号Aに応じ、閉鎖状態の選択スイッチSW55を通じ、上限基準電圧VR0として、第5分圧抵抗〜第8分圧抵抗の内のいずれかの分圧抵抗の分圧比に基づいて発生する分圧電圧を出力する。また、ローレベルのデータ信号Aに応じ、閉鎖状態の選択スイッチSW57を通じ、上限基準電圧VR0として、第5分圧抵抗〜第8分圧抵抗の内のいずれかの分圧抵抗の分圧比に基づいて発生する分圧電圧を出力する。
本実施形態の半導体装置1Aによれば、ハイレベルのデータ信号Aに応じ、閉鎖状態の選択スイッチSW56を通じ、下限基準電圧VR1として、選択スイッチSW55を閉鎖状態にして上限基準電圧VR0を発生させるときに上記のいずれかの分圧抵抗において設定された分圧比よりも値が小さい分圧比に基づいて発生する分圧電圧を出力する。また、ローレベルのデータ信号Aに応じ、閉鎖状態の選択スイッチSW58を通じ、下限基準電圧VR1として、選択スイッチSW57を閉鎖状態にして上限基準電圧VR0を発生させるときに上記のいずれかの分圧抵抗において設定された分圧比よりも値が小さい分圧比に基づいて発生する分圧電圧を出力する。
本実施形態の半導体装置1Aによれば、選択スイッチSW56又は選択スイッチSW58を通じ、下限基準電圧VR1として、上限基準電圧VR0を発生させる分圧比よりも小さい分圧比に基づいて発生させた分圧電圧を出力している。
そこで、本実施形態の半導体装置1Aによれば、下限基準電圧VR1として、上限基準電圧VR0を発生させる分圧比よりも小さい分圧比に基づいて発生させた分圧電圧を出力するため、上限基準電圧VR0の値よりも下限基準電圧VR1の値を低い値に設定することができる。
<実施形態3>
実施形態3を、図6を参照しつつ説明する。ここでは、実施形態1及び実施形態2と同一の構成は同一の符号を付し、その説明を省略する。図6は、実施形態3の半導体装置1Bの回路ブロック図である。半導体装置1Bは、データ入出力回路40と、上記の試験基準電圧発生回路21とを備えている。
本実施形態の半導体装置1Bは、複数のデータ入出力回路40を備えている。ここでは、一例として、図6に、3つのデータ入出力回路40A〜40Cを備えた半導体装置1Bを示す。データ入出力回路40A〜40Cは、実施形態1と同様の出力バッファ10と、上記の比較器COMP1とを備えている。
各データ入出力回路40A〜40Cが備える比較器COMP1の反転入力端子は、試験基準電圧発生回路21の出力端子(OUT1)に接続されている。図中の符号P2〜P4は、外部出力端子である。
第1論理和ゲート回路OR1の第1入力は、データ入出力回路40Aが備える比較器COMP1の出力に接続されている。第1論理和ゲート回路OR1の第2入力は、データ入出力回路40Bが備える比較器COMP1(図示せず。)の出力に接続されている。
第2論理和ゲート回路OR2の第1入力は、第1論理和ゲート回路OR1の出力に接続されている。第2論理和ゲート回路OR2の第2入力は、データ入出力回路40Cが備える比較器COMP1(図示せず。)の出力に接続されている。
次に、本実施形態の半導体装置1BのDCテストを行う際の動作を説明する。半導体装置1Bでは、各データ入出力回路40A〜40Cの比較器COMP1に、駆動能力切替制御信号CDRV0、CDRV1が共通に入力される。
各データ入出力回路40A〜40Cの出力バッファ10には、データ信号A[1]〜A[3]がそれぞれ入力される。ここでは、各データ信号A[1]〜A[3]のレベルは、ローレベルのいずれか一方に統一される。
試験基準電圧発生回路21には、第3信号入力端子(IN3)を通じ、データ信号A[1]〜A[3]の内のいずれかのデータ信号が入力される。ここでは、試験基準電圧発生回路21にデータ信号A[1]が入力される。
実施形態1と同様に、試験基準電圧発生回路21は、第1分圧抵抗から第4分圧抵抗の内のいずれか1つの分圧抵抗を、選択スイッチSW51又は選択スイッチSW52のいずれかと組み合わせることにより、基準電圧VRを出力する。基準電圧VRは、各データ入出力回路40A〜40Cが備える比較器COMP1の反転入力端子に共通に印加される。
各比較器COMP1は、電圧VEと基準電圧VRとの比較結果信号TX[1]〜TX[3]をそれぞれ出力する。
第1論理和ゲート回路OR1の各入力には、同一のレベル(ローレベル)を有する各比較結果信号TX[1]、TX[2]がそれぞれ入力される。第1論理和ゲート回路OR1の論理和結果を示す信号は、第2論理和ゲート回路OR2の第1入力に入力される。
このとき、第2論理和ゲート回路OR2の第2入力端子には、上記の論理和結果を示す信号のレベルと同一のレベル(ローレベル)を有する比較結果信号TX[3]が入力される。第2論理和ゲート回路OR2の論理和結果を示す信号TX[OR]のレベルは、該ゲート回路OR2の第1入力及び該ゲート回路OR2の第2入力にそれぞれ入力される信号のレベルと同一(ローレベル)になる。
半導体装置1Bでは、上記の信号TX[OR]のレベル(ローレベル)を確認することにより、各データ入出力回路40A〜40Cの出力バッファ10の駆動能力が同一の駆動能力に切り替えられていることを判定している。
<実施形態3の効果>
本実施形態の半導体装置1Bによれば、各入出力回路40A〜40Cが備える比較器COMP1の反転入力端子には、試験基準電圧発生回路21の出力端子(OUT1)が共通に接続されている。
そこで、本実施形態の半導体装置1Bによれば、各入出力回路40A〜40Cの比較器COMP1毎に、異なる試験基準電圧発生回路を備える必要がない。
このため、本実施形態の半導体装置1Bによれば、各入出力回路40A〜40Cの比較器COMP1毎に、異なる試験基準電圧発生回路を備える場合に比べて、試験基準電圧発生回路が占有する面積を低減することができる。
したがって、試験基準電圧発生回路が占有する面積を低減することにより、3つのデータ入出力回路40A〜40Cを備えた半導体装置1Bが占有する面積が増加することを抑制することができる。
<実施形態4>
実施形態4を、図7及び図8を参照しつつ説明する。ここでは、実施形態1ないし実施形態3と同一の構成は同一の符号を付し、その説明を省略する。図7は、実施形態4の半導体装置1Cの回路ブロック図である。半導体装置1Cは、上記の出力バッファ10と、上記の比較器COMP1と、試験基準電圧発生回路23とを備えている。
図8に図示するように、試験基準電圧発生回路23は、発生電圧制御信号生成回路21Fと、上記の電圧生成回路21Bと、生成電圧選択回路21Cと、電圧出力制御回路21Gとを備えている。
発生電圧制御信号生成回路21Fは、実施形態1の発生電圧制御信号生成回路21Aが備える第1論理積ゲート回路AND1〜第4論理積ゲート回路AND4に代えて、3入力論理積ゲート回路AND11〜AND14を備えている。
3入力論理積ゲート回路AND11の第1入力は、試験基準電圧発生回路23の第4信号入力端子(IN4)に接続されている。3入力論理積ゲート回路AND11の第2入力は、試験基準電圧発生回路23の第1信号入力端子(IN1)に接続されている。3入力論理積ゲート回路AND1の第3入力は、試験基準電圧発生回路23の第2信号入力端子(IN2)に接続されている。
3入力論理積ゲート回路AND12の第1入力は、第4信号入力端子(IN4)に接続されている。3入力論理積ゲート回路AND12の第2入力は、インバータINV1を介し、第1信号入力端子(IN1)に接続されている。3入力論理積ゲート回路AND12の第3入力は、第2信号入力端子(IN2)に接続されている。
3入力論理積ゲート回路AND13の第1入力は、第4信号入力端子(IN4)に接続されている。3入力論理積ゲート回路AND13の第2入力は、第1信号入力端子(IN1)に接続されている。3入力論理積ゲート回路AND13の第3入力は、インバータINV2を介し、第2信号入力端子(IN2)に接続されている。
3入力論理積ゲート回路AND14の第1入力は、第4信号入力端子(IN4)に接続されている。3入力論理積ゲート回路AND14の第2入力は、インバータINV1を介し、第1信号入力端子(IN1)に接続されている。3入力論理積ゲート回路AND14の第3入力は、インバータINV2を介し、第2信号入力端子(IN2)に接続されている。
電圧出力制御回路21Gは、DCテスト用スイッチSW61を備えている。DCテスト用スイッチSW61の一端は、選択スイッチSW51及び選択スイッチSW52に接続されている。DCテスト用スイッチSW61の他端は、出力端子(OUT1)を通じ、上記の比較器COMP1の反転入力端子に接続されている。
比較器COMP1の反転入力端子には、上記の出力端子(OUT1)に加えて、電圧印加端子P6が接続されている。DCテスト用スイッチSW61は、試験基準電圧発生回路23の第5信号入力端子(IN5)に接続されている。
次に、半導体装置1CのDCテストを行う際の動作を説明する。出力バッファ10の駆動能力が所定の駆動能力に切り替えられていることを判定する場合には、試験基準電圧発生回路23の第4信号入力端子(IN4)を通じ、ハイレベルのDCテスト信号TESTが入力される。ハイレベルのDCテスト信号TESTは、各3入力論理積ゲート回路AND11〜AND14の第1入力に入力される。
各駆動能力切替制御信号CDRV0、CDRV1のレベルを変化させると、上記の試験基準電圧発生回路21と同様に、試験基準電圧発生回路23では、4つの3入力論理積ゲート回路AND11〜AND14の内のいずれか1つの3入力論理積ゲート回路が、ハイレベルのスイッチ閉鎖信号を出力する。
試験基準電圧発生回路23では、上記の試験基準電圧発生回路21と同様に、ハイレベルのスイッチ閉鎖信号により、第1分圧抵抗〜第4分圧抵抗の内のいずれか1つの分圧抵抗を選択する。
試験基準電圧発生回路23では、上記の試験基準電圧発生回路21と同様に、データ信号Aのレベルに応じ、選択スイッチSW51又は選択スイッチSW52のいずれか一方を閉鎖状態に制御する。
試験基準電圧発生回路23では、上記の試験基準電圧発生回路21と同様に、第1分圧抵抗〜第4分圧抵抗の内のいずれか1つの分圧抵抗と上記の選択スイッチSW51、52とを組み合わせる。これにより、試験基準電圧発生回路23は、電圧出力制御回路21Gに、基準電圧VRを出力する。
試験基準電圧発生回路23には、第5信号入力端子(IN5)を通じ、イネーブル信号ENが入力される。イネーブル信号ENのレベルがハイレベルの場合には、該イネーブル信号ENにより、DCテスト用スイッチSW61が閉鎖状態に制御される。
試験基準電圧発生回路23は、DCテスト用スイッチSW61を通じ、出力端子(OUT1)から、基準電圧VRを出力する。図7から理解できるように、基準電圧VRは、比較器COMP1の反転入力端子に印加される。
DCテスト信号TESTのレベルがローレベルの場合には、いずれの3入力論理積ゲート回路も、ハイレベルのスイッチ閉鎖信号を出力することがない。このため、基準電圧VRとなる分圧電圧が発生しない。このとき、電圧印加端子P6を通じ、比較器COMP1の反転入力端子に参照電圧VREFを印加することが可能になる。
本実施形態では、出力バッファ10及び比較器COMP1によって、双方向入出力バッファを構成する。
本実施形態では、出力バッファ10の駆動能力が所定の駆動能力に切り替えられていることを判定する場合には、DCテスト信号TESTのレベルをハイレベルに設定する。DCテスト信号TESTは、駆動能力測定指令信号に相当する。
本実施形態では、3入力論理積ゲート回路AND11〜AND14が、DCテスト信号TESTと駆動能力切替制御信号CDRV0、CDRV1との論理積結果として、ハイレベルのスイッチ閉鎖信号を出力する。ハイレベルのスイッチ閉鎖信号を出力する3入力論理積ゲート回路AND11〜AND14は、それぞれ論理積算出回路に相当する。
本実施形態では、ハイレベルのイネーブル信号ENにより、DCテスト用スイッチSW61が閉鎖状態に制御される。これにより、テスト用スイッチSW61を通じ、比較器COMP1の反転入力端子に、基準電圧VRが印加される。基準電圧VRを比較器COMP1の反転入力端子に印加するためにテスト用スイッチSW61を閉鎖状態に制御するイネーブル信号ENは、出力制御信号に相当する。
本実施形態では、電圧出力制御回路21GのDCテスト用スイッチSW61を閉鎖状態あるいは開放状態に制御することにより、比較器COMP1の反転入力端子に、基準電圧VRを印加又は印加しないようにしている。電圧出力制御回路21Gは、電圧出力制御部に相当する。
<実施形態4の効果>
本実施形態の半導体装置1C及びその制御方法によれば、DCテスト信号TESTと駆動能力切替信号CDRV0、CDRV1との論理積結果として、3入力論理積ゲート回路AND11〜AND14の内のいずれかの3入力論理積ゲート回路が、ハイレベルのスイッチ閉鎖信号を出力する。ハイレベルのスイッチ閉鎖信号により、第1分圧抵抗〜第4分圧抵抗の内のいずれかと電源電圧VCCとの間に接続されたスイッチを閉鎖状態に制御する。加えて、上記のハイレベルのスイッチ閉鎖信号により、上記のいずれかの分圧抵抗とグランドとの間に接続されたスイッチを閉鎖状態に制御する。
本実施形態の半導体装置1C及びその制御方法によれば、各3入力論理積ゲート回路AND11〜AND14にハイレベルのDCテスト信号TESTが入力されない場合には、各3入力論理積ゲート回路AND11〜AND14は、論理積結果として、ローレベルのスイッチ閉鎖信号を出力する。ローレベルのスイッチ閉鎖信号により、上記のスイッチは開放状態に制御される。
本実施形態の半導体装置1C及びその制御方法によれば、上記のスイッチを開放状態に制御すると、いずれの分圧抵抗にも電源電圧VCCが印加されることがないため、分圧抵抗に電流が流れない。
そこで、本実施形態の半導体装置1C及びその制御方法によれば、分圧抵抗に電流が流れないことに伴って、電力消費量が増加することを抑制することができる。
本実施形態の半導体装置1Cによれば、イネーブル信号ENのレベルに応じ、テスト用スイッチSW61を閉鎖状態又は開放状態に制御する。
そこで、本実施形態の半導体装置1Cによれば、テスト用スイッチSW61を閉鎖状態又は開放状態に制御すると、テスト用スイッチSW61を通じ、比較器COMP1の反転入力端子に、基準電圧VRを印加すること又は基準電圧VRを印加しないことを自由に調整することができる。
このため、本実施形態の半導体装置1Cによれば、ローレベルのイネーブル信号ENに応じ、テスト用スイッチSW61を開放状態に制御すると、テスト用スイッチSW61を通じて比較器COMP1の反転入力端子に、基準電圧VRを印加しない。
したがって、本実施形態の半導体装置1Cによれば、比較器COMP1の反転入力端子に基準電圧VRを印加しない状態で、該比較器COMP1の反転入力端子に、電圧値が異なる様々な参照電圧VREFを印加すると、比較結果信号TXのレベルを変化させることができる。
このため、本実施形態の半導体装置1Cによれば、比較結果信号TXのレベルの変化を確認することにより、基準電圧VRの電圧値を参照電圧VREFの電圧値と同じ値を有するように調整すれば、分圧電圧VRの値を所定値に調整する作業を行うことが可能となる。
本実施形態の半導体装置1Cによれば、出力バッファ10及び比較器COMP1によって、双方向入出力バッファを構成する。半導体装置1Cでは、DCテスト信号TESTのレベルがローレベルのときは、基準電圧VRに代えて、電圧印加端子P6を通じ、比較器COMP1の反転入力端子に参照電圧VREFが印加される。
これにより、本実施形態の半導体装置1Cでは、出力バッファ10の駆動能力が所定の駆動能力に切り替えられていることを判定するDCテストを行わない場合(DCテスト信号TESTのレベルがローレベルの場合)には、双方向入出力バッファの入力回路として、比較器COMP1を使用することができる。
そこで、本実施形態の半導体装置1Cによれば、双方向入出力バッファの入力回路とは別個に比較器COMP1を備える必要がない。
したがって、双方向入出力バッファの入力回路とは別個に比較器COMP1を備える場合に比べて、半導体装置1Cの占有面積が増加することを抑えることができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において構成の一部を適宜変更して実施することができる。上述した実施形態2における試験基準電圧発生回路22は、発生電圧制御信号生成回路21Aに代えて、上記の発生電圧制御信号生成回路21Fを備えるものであってもよい。これによって、実施形態4と同様に、電力消費量が増加することを抑制することができる。
また、図6に図示した実施形態3の半導体装置1Bとは異なり、入出力回路40Bに論理和ゲート回路OR1を内蔵させると共に、入出力回路40Cに論理和ゲート回路OR2を内蔵させてもよい。
加えて、図7に図示した実施形態4の半導体装置1Cとは異なり、ノードN2と電圧印加端子P6との間に、印加電圧切替スイッチを設けてもよい。DCテストの際には、印加電圧切替スイッチを開放状態に制御する。これにより、例えば、電圧印加端子P6を通じ、参照電圧VREFを常時印加する場合であっても、DCテストの際には、比較器COMP1の反転入力端子に電圧印加端子P6が接続されることがない。そこで、DCテストの際には、比較器COMP1の反転入力端子に参照電圧VREFを印加することを停止することができる。
上述した実施形態1の電圧生成回路21B及び上述した実施形態2の電圧生成回路21Dでは、各分圧抵抗の両端に、ハイレベルのスイッチ閉鎖信号によって閉鎖状態に制御されるスイッチを接続することに代えて、各分圧抵抗の片側に前記スイッチを接続してもよい。例えば、第1分圧抵抗を構成する抵抗R11と電源電圧VCCとの間にスイッチSW11を接続する場合には、スイッチSW12(図2参照。)を設けなくてもよい。
図6に図示した実施形態3の半導体装置1Bとは異なり、データ信号A[1]〜A[3]のレベルをハイレベルに統一した場合には、各論理和ゲート回路OR1、OR2に代えて、論理積ゲート回路を用いてもよい。
背景技術における課題を解決するための手段を、以下に列記する。
(付記1) 駆動能力を切り替える信号に基づいて出力インピーダンスが変化し、入力信号を前記出力インピーダンスに応じた出力信号にして出力する回路部と、
前記駆動能力を切り替える信号及び前記入力信号に基づく基準電圧を発生する基準電圧発生部と、
前記出力信号の電圧と前記基準電圧とを比較する比較部と、
を備えることを特徴とする半導体装置。
(付記2) 前記出力信号が出力される出力端を介し前記回路部と抵抗素子とが接続可能であり、
前記出力端の電圧は、前記出力インピーダンスと前記抵抗素子とによって前記入力信号に応じたレベルを分圧した分圧電圧であることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記3) 前記比較部は比較器を備え、
前記比較器の第1入力端子に前記分圧電圧が入力され、前記比較器の第2入力端子に前記基準電圧が入力されることを特徴とすることを特徴とする付記2に記載の半導体装置。
(付記4) 前記出力端を介し前記回路部と前記抵抗素子とが直列接続されることを特徴とする付記2に記載の半導体装置。
(付記5) 前記基準電圧発生部は、前記基準電圧の上限値を有する上限基準電圧及び前記基準電圧の下限値を有する下限基準電圧を発生し、
前記比較部は、
前記出力端の電圧と前記上限基準電圧とを比較する第1比較部と、
前記出力端の電圧と前記下限基準電圧とを比較する第2比較部と、
を備えることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記6) 前記回路部及び前記比較部をそれぞれ複数備え、前記複数の比較部には、前記基準電圧発生部が共通接続されることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記7) 前記基準電圧発生部は、
前記駆動能力を切り替える信号に応じ、電源電圧を分圧して電圧値が異なる複数の分圧電圧を生成する分圧部と、
前記入力信号の論理レベルに応じ、前記複数の分圧電圧の内から前記基準電圧となる分圧電圧を選択する電圧選択部と、
を備えることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記8) 前記分圧部は、
高電位電源電圧と低電位電源電圧との間に接続されて前記複数の分圧電圧毎に分圧比が異なる複数の分圧抵抗と、
前記高電位電源電圧と前記複数の分圧抵抗の内のそれぞれの分圧抵抗との間あるいは前記低電位電源電圧と前記それぞれの分圧抵抗との間のいずれか一方又は双方に接続された複数のスイッチング部と、
前記駆動能力を切り替える信号に応じ、前記複数の分圧抵抗の内の一の分圧抵抗に接続された前記スイッチング部を閉鎖する閉鎖信号を生成する閉鎖信号生成部と、
を備えることを特徴とする付記7に記載の半導体装置。
(付記9) 前記分圧電圧の値を目標電圧値に到達させるまでの時間が、前記駆動能力の目標測定時間を試験パターン数で除算した試験サイクル時間よりも短くなるように、前記一の分圧抵抗の抵抗値と該一の分圧抵抗に接続される浮遊容量とによって構成される積分回路の時定数を設定することを特徴とする付記8に記載の半導体装置。
(付記10) 前記閉鎖信号生成部は、
前記駆動能力の測定を開始することを指令する駆動能力測定指令信号と前記駆動能力を切り替える信号との論理積によって、前記閉鎖信号を生成する論理積算出回路を備えることを特徴とする付記9に記載の半導体装置。
(付記11) 前記回路部及び前記比較部によって双方向入出力バッファ回路を形成し、前記駆動能力測定指令信号が非アクティブ状態のときに、前記分圧電圧に代えて、前記出力端の電圧と参照する参照電圧を供給することを特徴とする付記10に記載の半導体装置。
(付記12) 前記複数の分圧抵抗には複数の分圧比が設定され、
前記電圧選択部は、
前記入力信号の論理レベルに応じ、前記基準電圧の上限値を有する上限基準電圧として、前記複数の分圧比の内の一又は二以上の分圧比に基づいて生成される分圧電圧を選択する上限基準電圧選択部と、
前記入力信号の論理レベルに応じ、前記基準電圧の下限値を有する下限基準電圧として、前記一又は二以上の分圧比よりも低い一又は二以上の分圧比に基づいて生成される分圧電圧を選択する下限基準電圧選択部と、
を備えることを特徴とする付記8に記載の半導体装置。
(付記13) 前記電圧選択部によって選択された前記分圧電圧を前記比較部に出力することを許可あるいは禁止することを指令する出力制御信号に基づいて、前記比較部に前記分圧電圧を出力することを許可すること又は前記比較部に前記分圧電圧を出力することを禁止することのいずれかを選択する電圧出力制御部を備えることを特徴とする付記7に記載の半導体装置。
(付記14) 駆動能力を切り替える信号に基づいて出力インピーダンスが変化し、入力信号を前記出力インピーダンスに応じた出力信号にして出力する出力ステップと、
前記駆動能力を切り替える信号及び前記入力信号に基づいて値が変化する基準電圧を発生する基準電圧発生ステップと、
前記出力信号の電圧と前記基準電圧とを比較する比較ステップと、
を備えることを特徴とする半導体装置の制御方法。
(付記15) 前記出力端の電圧は、前記出力インピーダンスと該出力インピーダンスに接続可能な抵抗素子とによって前記入力信号に応じたレベルを分圧した分圧電圧であることを特徴とする付記14に記載の半導体装置の制御方法。
(付記16) 前記比較ステップは、前記分圧電圧を前記基準電圧と比較することを特徴とする付記15に記載の半導体装置の制御方法。
(付記17) 前記基準電圧発生ステップは、
前記駆動能力を切り替える信号に応じ、電源電圧を分圧して電圧値が異なる複数の分圧電圧を生成する分圧ステップと、
前記入力信号の論理レベルに応じ、前記複数の分圧電圧の内から前記基準電圧となる分圧電圧を選択する電圧選択ステップと、
を備えることを特徴とする付記14に記載の半導体装置の制御方法。
(付記18) 前記分圧ステップは、
高電位電源電圧と低電位電源電圧との間に接続されて分圧比が異なる複数の分圧抵抗によって前記複数の分圧電圧を発生する電圧発生ステップと、
前記駆動能力を切り替える信号に応じ、前記高電位電源電圧と前記複数の分圧抵抗の内のそれぞれの分圧抵抗との間あるいは前記低電位電源電圧と前記それぞれの分圧抵抗との間のいずれか一方又は双方に接続された複数のスイッチング部の内で、一の前記分圧抵抗に接続された前記スイッチング部を閉鎖する閉鎖信号を生成する閉鎖信号生成ステップと、
を備えることを特徴とする付記17に記載の半導体装置の制御方法。
(付記19) 前記分圧電圧の値を目標電圧値に到達させるまでの時間が、前記駆動能力の目標測定時間を試験パターン数で除算した試験サイクル時間よりも短くなるように、前記一の分圧抵抗の抵抗値と該一の分圧抵抗に接続される浮遊容量とによって構成される積分回路の時定数を設定することを特徴とする付記18に記載の半導体装置の制御方法。
(付記20) 前記閉鎖信号生成ステップは、
前記駆動能力の測定を開始することを指令する駆動能力測定指令信号と前記駆動能力を切り替える信号との論理積によって、前記閉鎖信号を生成するステップを備えることを特徴とする付記19に記載の半導体装置の制御方法。
実施形態1の半導体装置の回路ブロック図である。 実施形態1の試験基準電圧発生回路の回路構成図である。 基準電圧VRの変化を示すタイムチャートである。 実施形態2の半導体装置の回路ブロック図である。 実施形態2の試験基準電圧発生回路の回路構成図である。 実施形態3の半導体装置の回路ブロック図である。 実施形態4の半導体装置の回路ブロック図である。 実施形態4の試験基準電圧発生回路の回路構成図である。
1 半導体装置
10 出力バッファ
21、22、23 試験基準電圧発生回路
21A 発生電圧制御信号生成回路
21B、21D 電圧生成回路
21C 生成電圧選択回路
21G 電圧出力制御回路
A データ信号
CDRV0、CDRV1 駆動能力切替制御信号
COMP 比較部
EN イネーブル信号
N1 ノード
R1 終端抵抗
TEST DCテスト信号
VR0 上限基準電圧
VR1 下限基準電圧

Claims (9)

  1. データ入力信号と制御信号とが入力され、前記制御信号に基づいて出力トランジスタの駆動能力が変化し、前記データ入力信号と前記駆動能力が変化した出力トランジスタとに基づいて生成した出力信号を出力する回路部と、
    前記制御信号と前記データ入力信号とに基づいて、前記駆動能力が変化した出力トランジスタに対応する基準電圧を発生する基準電圧発生部と、
    前記出力信号の電圧と前記基準電圧とを比較し、比較結果を出力する比較部と、
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記出力信号が出力される出力端を介し前記回路部と抵抗素子とが接続可能であり、
    前記出力端の電圧は、前記駆動能力が変化した出力トランジスタの出力インピーダンスと前記抵抗素子とによって前記出力信号を分圧した分圧電圧であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記比較部は比較器を備え、
    前記比較器の第1入力端子に前記分圧電圧が入力され、前記比較器の第2入力端子に前記基準電圧が入力されることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記基準電圧発生部は、
    前記駆動能力を切り替える信号に応じ、電源電圧を分圧して電圧値が異なる複数の分圧電圧を生成する分圧部と、
    前記入力信号の論理レベルに応じ、前記複数の分圧電圧の内から前記基準電圧となる分圧電圧を選択する電圧選択部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  5. 前記分圧部は、
    高電位電源電圧と低電位電源電圧との間に接続されて前記複数の分圧電圧毎に分圧比が異なる複数の分圧抵抗と、
    前記高電位電源電圧と前記複数の分圧抵抗の内のそれぞれの分圧抵抗との間あるいは前記低電位電源電圧と前記それぞれの分圧抵抗との間のいずれか一方又は双方に接続された複数のスイッチング部と、
    前記駆動能力を切り替える信号に応じ、前記複数の分圧抵抗の内の一の分圧抵抗に接続された前記スイッチング部を閉鎖する閉鎖信号を生成する閉鎖信号生成部と、
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記分圧電圧の値を目標電圧値に到達させるまでの時間が、前記駆動能力の目標測定時間を試験パターン数で除算した試験サイクル時間よりも短くなるように、前記一の分圧抵抗の抵抗値と該一の分圧抵抗に接続される浮遊容量とによって構成される積分回路の時定数を設定することを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記閉鎖信号生成部は、
    前記駆動能力の測定を開始することを指令する駆動能力測定指令信号と前記駆動能力を切り替える信号との論理積によって、前記閉鎖信号を生成する論理積算出回路を備えることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
  8. データ入力信号と制御信号とを受け、前記制御信号に基づいて出力トランジスタの駆動能力を変化させ、前記データ入力信号と前記駆動能力が変化した出力トランジスタとに基づいて生成した出力信号を出力し、
    前記制御信号と前記データ入力信号とに基づいて、前記駆動能力が変化した出力トランジスタに対応する基準電圧を発生し、
    前記出力信号の電圧と前記基準電圧とを比較して比較結果を出力することを特徴とする半導体装置の制御方法。
  9. 前記出力信号が出力される出力端の電圧は、前記駆動能力が変化した出力トランジスタの出力インピーダンスと前記出力端に接続可能な抵抗素子とによって前記出力信号を分圧した分圧電圧であることを特徴とする請求項に記載の半導体装置の制御方法。
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