JP5346702B2 - 装着工具セット及び環状ブレードの装着方法 - Google Patents

装着工具セット及び環状ブレードの装着方法 Download PDF

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本発明は、回転スピンドルに装着され且つスピンドルの回転軸線方向に延在する円柱形状の装着面を有する装着部と装着部の基端から半径方向外方に延出する環状受面を有する環状受部とを備える工具マウントに、上記装着部の装着面に嵌合される装着孔を有する環状ブレードを装着するための装着工具セット及び装着方法に関する。
下記特許文献1に開示されているように、半導体パッケージ基板等の板状物をダイシングするための切削装置においては、高速回転される回転スピンドルに工具マウントを装着し、この工具マウントに環状ブレードを装着している。工具マウントは、スピンドルの回転軸線方向に延在する円筒形状の装着面を有する装着部と装着部の基端から半径方向外方に延出する環状受面を有する環状受部とを備えている。環状ブレードは、円環形状で中心に工具マウントの装着面に嵌合される装着孔が形成されている。
環状ブレードを工具マウントに装着する操作としては、環状ブレードの装着孔を工具マウントの装着面上を摺動させ、環状ブレードの片面を工具マウントの環状受面に当接させる。その後、環状受面と同サイズの外径を有した固定プレートを環状ブレードの他面に当接させてマウントナットで固定プレートを工具マウントに固定し、環状ブレードを工具マウントに装着する。
特開平11−33907号公報
上述した工具マウントに対する環状ブレードの装着操作はオペレータの手動によって遂行されている。しかし、環状ブレードが著しく薄く(例えば100μm程度)硬脆性であること、工具マウントの装着面と環状ブレードの装着孔との間のクリアランスが著しく小さいこと、環状ブレードをホイールカバー等の工具マウント周辺にある部材に衝突させる等に起因して、装着操作の際に環状ブレードを破損してしまうおそれが少なくない。
本発明は、上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、熟練を要することなく且つ環状ブレードを破損してしまうことなく、充分容易に工具マウントに環状ブレードを装着することを可能にする装着工具セット及びかかる装着工具セットを使用した環状ブレードの装着方法を提供することである。
本発明によれば、上記主たる技術的課題を達成する装着工具セットとして、回転スピンドルに装着され且つ該スピンドルの回転軸線方向に延在する円筒形状の装着面を有する装着部と該装着部の基端から半径方向外方に延出する環状受面を有する環状受部とを備える工具マウントに、該装着部の該装着面に嵌合される装着孔を有する環状ブレードを装着するための装着工具セットであって、
該環状ブレードの側面を吸引保持するブレード保持工具と、該ブレード保持工具に吸引保持された該環状ブレードを該工具マウントに装着する際に該工具マウントの該環状受面に対して該環状ブレードの側面が平行に当接するように該ブレード保持工具をガイドする装着案内工具と、該環状ブレードを該ブレード保持工具の規定位置に装填するためのブレード装填工具と、の3個の工具から構成され、
該装着案内工具は、該スピンドルに装着された該工具マウントの先端部に着脱可能に固定され、該工具マウントの該装着面に平行な案内面を有する棒状の装着案内部を含み、
該ブレード保持工具は、該装着案内工具の該装着案内部に被嵌される被案内凹部を有するグリップ部と、該グリップ部の該被案内凹部の外周に形成され該環状ブレードの側面を吸着する円環形状のブレード吸着部と、該ブレード吸着部の吸着面に開口した吸引路とを含み、
該ブレード装填工具は、該環状ブレードの側面を支持する載置台と、該載置台に載置された該環状ブレードの該装着孔が係合し該環状ブレードの位置を規定する円筒形状の規定面を有する規定部と、該規定部の中心から上方に延出し該ブレード保持工具の該被案内凹部に係合する棒状案内凸部とを含む、
ことを特徴とする装着工具セットが提供される。
好ましくは、該ブレード装填工具の該棒状案内凸部の下端と該規定部の上端の間には、下方に向かって半径が漸次増加する円錐台形状の案内面が配設されており、該ブレード保持工具は、着脱自在に装着される環状補助部材を含み、該環状補助部材の前端面は該ブレード吸着部を囲繞し且つ該ブレード吸着面と面一をなす環状拡張面を有し、該環状拡張面の外径は環状ブレードの外径よりも大きい、のが好適である。
更に本発明によれば、上記主たる技術的課題を達成する装着方法として、該ブレード装填工具の該規定面に該環状ブレードの該装着孔を整合させ該ブレード装填工具の該載置台に該環状ブレードを載置する環状ブレード載置ステップと、
該工具マウントの先端に該装着案内工具を取り付ける装着案内工具取り付けステップと、
該環状ブレード載置ステップの後に、該ブレード装填工具の該棒状案内凸部に該ブレード保持工具の該被案内凹部を摺動係合し、該ブレード保持工具の該ブレード吸着面を該ブレード装填工具に載置された該環状ブレードの側面に近接し、該吸引路を介して吸引して該環状ブレード吸着面に該環状ブレードを吸引保持するブレード吸引保持ステップと、
該装着案内工具取り付けステップ及び該ブレード吸引保持ステップの後に、該工具マウントの先端に装着された該装着案内工具の該装着案内部に、該環状ブレードを吸引保持した該ブレード保持工具の該被案内凹部を摺動して、該環状ブレードの側面を該工具マウントの該環状受面に当接させ挿入し該環状ブレードを該工具マウントに装着するブレード装着ステップと、
該ブレード装着ステップの後に、該ブレード保持工具の該吸引路を介しての吸引を解除し、該装着案内工具から該ブレード保持工具を取り外すと共に該工具マウントから該装着案内工具を取り外す、工具取り外しステップと、から構成される上記記載の装着工具を使用した該環状ブレードの装着方法が提供される。
本発明の装着工具セットを利用することによって、熟練を要することなく且つ環状ブレードをホイールカバー或いは工具マウントに衝突させて破損してしまうことなく、充分容易に工具マウントに環状ブレードを所要どおりに装着することができる。
スピンドル機構と、スピンドル機構に装着される環状ブレードとの関係を示す分解斜視図。 スピンドル機構と、スピンドル機構に装着される工具マウントとの関係を示す断面図。 環状ブレード及びホイールカバーとの関係を示す断面図。 装着工具セットを示す断面図。 環状ブレード載置ステップを示す断面図。 ブレード装填ステップを示す断面図。 (a)ブレード装填ステップを示す断面図。 (b)要部拡大断面図。 装着案内工具取り付けステップを示す断面図。 ブレード装着ステップを示す断面図。 ブレード装着ステップを示す断面図。 工具取り外しステップを示す断面図。 環状ブレードを固定する状態を示す断面図。 環状ブレードが工具マウントに装着された状態を示す断面図。
以下、本発明の装着工具セット及び装着方法を図示している添付図面を参照して更に詳細に説明する。
図1には、環状ブレード2が装着されるスピンドル機構4が図示されている。スピンドル機構4はハウジング6とこのハウジング6内にエアー軸受け構造(図示しない)で回転可能に支持されたスピンドル8とを含み、スピンドル8の先端部はハウジング6から突出している。スピンドル8の先端部は先端に向かって細くなるテーパ形状に形成され、先端部には先端面に開口した雌ネジ孔10が形成されている。
工具マウント12は、図1及び図2に図示するように、スピンドル8の軸線方向に延出し且つ円柱形状の装着面14を表面に有する装着部16とこの装着部16から前方(図2において左方)へ突出して形成され装着部16の外径よりも小さい外径を有する円筒形状の前端部17と、装着部16の外径よりも大きい外径の環状受部18とを有する。環状受部18の前端面は、装着面14から半径方向外方に延出して、切削工具2を受ける環状受面20を構成している。環状受部18の内部にはスピンドル8の先端のテーパ部に嵌合する嵌合孔22が形成されている。また、前端部17の先端の外周面にはマウントナット24が螺合する雄ネジ26が形成されている。前端部17の内部には固定ボルト13が挿入される挿入孔28が形成され、挿入孔28は嵌合孔22に連通している。挿入孔28の先端には雌ネジ29が形成されている。このように構成された工具マウント12は、嵌合孔22がスピンドル8の先端テーパ部に嵌合され、固定ボルト13がワッシャ15を介して挿入孔28に挿入されスピンドル8の先端部の雌ネジ孔10に螺合されスピンドル8に固定される。
工具マウント12に装着される環状ブレード2は、図1に図示するように、工具マウント12の装着面14に嵌合される装着孔30を有する。環状ブレード2は、工具マウント12の環状受部18の外径よりも大きい外径に形成されている。環状ブレード2の装着孔30を工具マウント12の装着面14上に嵌合し、環状ブレード2の片面を工具マウント12の環状受面20に当接させて、工具マウント12に環状ブレード2が装着される。次いで、図1及び図12に図示するように、工具マウント12の環状受部18の外径と同等又は同一の外径を有し中央部に工具マウント12の前端部17に嵌合する嵌合孔32を有した略円錐台形状の固定プレート34により環状ブレード2は工具マウント12へ固定される。固定プレート34の片面(図12において右面)には、工具マウント12の装着部16に嵌合し装着部16に装着されている環状ブレード2の側面に当接する当接面36が形成されている。固定プレート34の嵌合孔32が工具マウント12の前端部17に嵌合され当接面36を環状ブレード2の側面に当接させる。その後、円環形状に形成され内周部に雌ネジ38が形成されているマウントナット24が、工具マウント12の前端部17の雄ネジ26に螺合され、固定プレート34及び環状ブレード2は工具マウント12に固定される。
図3に図示するように、工具マウント12に装着された環状ブレード2の左右及び上部を覆い、回転する環状ブレード2及び加工点に切削水を供給するためのホイールカバー37がハウジング6に固定されている(図3ではハウジング6及びスピンドル8は図示していない)。ホイールカバー37は例えばステンレスで形成され、図3(a)において環状ブレード2の右側から環状ブレード2の外周下端部を狙って切削水を噴射する噴射ノズル39と、環状ブレード2の側面に対して垂直方向に切削水を噴射する噴射ノズル40等を含んでいる。噴射ノズル40は図3(b)に図示するように左右方向に移動自在に構成されている。環状ブレード12の着脱時には、図3(b)に示すように噴射ノズル40が左に移動した開放状態に位置づけられ、環状ブレード2の着脱が行われる。
続いて、本発明にかかる装着工具セットの実施形態について図4を参照して説明する。装着工具セット1は、ブレード装填工具42と装着案内工具44とブレード保持工具46と、の3個の工具から構成される。
ブレード装填工具42はステンレス等の剛性材で形成され、環状ブレード2の側面を支持する載置台48と、載置台48に載置された環状ブレード2の装着孔30が係合し環状ブレード2の位置を規定する円柱形状の規定面50を有する規定部52と、規定部52の中心から上方に突出した外径がD1(mm)、高さL1(mm)の円柱形状の棒状案内凸部54とを含む。棒状案内凸部54の下端と規定部52の上端の間には、下方に向かって半径が漸次増加する円錐台形状の案内面56を有するテーパ部58が配設され、テーパ部58の上端は水平面60を有している。水平面60から載置台48の上面まではL4(mm)の厚みで形成されている。また、載置台48、規定部52、テーパ部58及び棒状案内凸部54の外縁は円形で且つ同心円上に形成されている。更に、棒状案内凸部54の上端部にはテーパ形状が形成されており、後述するブレード保持工具46が係合する際に挿入しやすい形状に形成されている。
装着案内工具44は、全体をステンレス等の剛性材で形成され、円柱形状の装着案内部62と、装着案内部62の片端部に形成されたネジ部64とから構成されている。装着案内部62は、外径がD2(mm)、高さL2(mm)の円柱形状に形成されており、ブレード装填工具42の棒状案内凸部54の外径D1(mm)、高さL1(mm)と実質的に同一である。また、ネジ部64の外径は、工具マウント12の先端部17の挿入孔28の内径とほぼ同一に形成され、ネジ部64は工具マウント12の雌ネジ29に螺合される。装着案内部62は、ネジ部64が工具マウント12に装着された際に工具マウント12の装着面14と平行となる案内面63を有する。装着案内工具44の装着案内部62は、工具マウント12に取り付けられた際に工具マウント12の装着面14と平行となる案内面63を有すれば円柱形状に限らず角柱形状等の他形状に形成してもよい。また、装着案内部62の他端部はテーパ形状に形成されており、後述するブレード保持工具46が係合する際に挿入し易い形状に構成されている。
ブレード保持工具46は、図4に図示するように、円柱形状のグリップ部66と、グリップ部66の片端に形成された内径D4(mm)の円柱形状の凹部70と、凹部70の中心と同心上に形成され内周がD3(mm)、深さがL3(mm)の円柱形状の被案内凹部68と、を有している。グリップ部66全体はステンレス等の剛性材で形成される。ブレード保持工具46の被案内凹部68の内径D3、深さL3は、ブレード装填工具42の棒状案内凸部54の外径D1、高さL1及び装着案内工具44の装着案内部62の外径D2、高さL2より僅かに大きく係合可能に形成されている。また、凹部70の内径D4は、工具マウント12の装着部16の外径より僅かに大きく係合可能に形成されている。ブレード保持工具46の被案内凹部68の形状は円柱形状に限らず、装着案内工具44の案内面63およびブレード装填工具42の棒状案内凸部54が係合できれば角柱形状等の他形状に形成してもよい。
グリップ部66は、凹部70の外周に形成され環状ブレード2の側面を吸着する円環形状のブレード吸着部72と、ブレード吸着部72の吸着面74に開口した吸引路76を含んでいる。吸引路76は、凹部70を囲繞する円環形状の溝76aと、グリップ部66の内部に形成された溝76aに連通する連通路76bとからなり、連通路76bはグリップ部66の側面から外部の図示しない真空吸引源に連通している。
さらに、ブレード吸着部72の外周を囲繞して円環形状の環状補助部材78が着脱自在に装着される。環状補助部材78の前端面はブレード吸着面74と同一面をなす環状拡張面80を有している。環状補助部材78の外径は環状ブレード2の外径より大きく形成されている。環状ブレード2の外径に対応した種々の外径の環状補助部材78を用意しておき、使用する環状ブレード2に応じて適宜変更して使用する。また、環状補助部材78をアクリル樹脂等で透明な材質で形成すると、環状ブレード2の装着状態を視認することができる。
図4及び図7を参照してブレード保持工具46の説明を続ける。図7(a)に図示するように、ブレード保持工具46の被案内凹部68及び凹部70は、ブレード装填工具42の棒状案内凸部54及びテーパ部58及び規定部52に係合する。図4に図示するように、ブレード保持工具46の凹部70の深さL5(mm)は、ブレード装填工具42のテーパ部58の上端の水平面60から載置台48の上面までの厚みL4(mm)よりも小さく形成されている。即ち、環状ブレード2の厚みと数百μm例えば200μm足した厚み分小さく形成されている。したがって、図7(a)に示すように、ブレード装填工具42の載置台48の上面に環状ブレード2の側面を載置し、ブレード保持工具46の凹部70の上壁面をブレード装填工具42の規定部52の水平面60に当接させると、図7(b)に図示するように、環状ブレード2の側面とブレード保持工具46のブレード吸着面74及び環状拡張面80との間に数百μm例えば200μm程度の隙間79が生じる。そのため、環状ブレード2がブレード保持工具46のブレード吸着面74及び環状拡張面80とブレード装填工具42の載置台48の間で押圧されてダメージを受けることを回避することができる。
続いて、上記記載のように構成された装着工具セットを使用して、工具マウント12へ環状ブレード2を装着する装着方法を説明する。図3(b)に示すように、ホイールカバー37の噴射ノズル40を開放位置に位置づける。そして、マウントナット24及び固定プレート34を工具マウント12から取り外し、交換が必要な環状ブレード2を工具マウント12の装着面14から取り外し、図2に図示する状態にする。
最初に、図5に図示するように、環状ブレード2の装着孔30をブレード装填工具42の棒状案内凸部54に挿入する。装着孔30はブレード装填工具42のテーパ部58の案内面56にガイドされ、規定部52の規定面50に環状ブレード2の装着孔30を係合される。このように、ブレード装填工具42の載置台48に環状ブレード2を載置する(環状ブレード載置ステップ(S1))。ブレード装填工具42は案内面56を有しているので、環状ブレード2の装着孔30は案内面56に案内され、ブレード装填工具42の規定面50へ容易に整合させることができる。
次いで、図6及び図7に図示するように、ブレード装填工具42の棒状案内凸部54にブレード保持工具46の被案内凹部68を摺動係合し、ブレード保持工具46の凹部70の上壁面をブレード装填工具42のテーパ部58の水平面60に当接させる。この時、ブレード装填工具42の載置台48に載置された環状ブレード2の側面とブレード保持工具46のブレード吸着面74及び環状拡張面80の間には200μm程度の空間が存在するため、環状ブレード2がブレード保持工具46のブレード吸着面74及び環状拡張面80とブレード装填工具42の載置台48の間で押圧されてダメージを受けることを回避できる。その後、吸引路76bが吸引源に連通され溝76aに吸引力が連通されて、環状ブレード2の側面がブレード吸着面74及び環状拡張面80に吸引保持される(ブレード吸引保持ステップ(S2))。
一方で、図8に図示するように、工具マウント12の先端の挿入孔28の雌ネジ29に、装着案内工具44のネジ部64を螺合し、工具マウント12に装着案内工具44を取り付ける(装着案内工具取り付けステップ(S3))。
S1乃至S3のステップの後に、ブレード装着ステップ(S4)を行う。環状ブレード2を吸引保持したブレード保持工具46をブレード装填工具42から取り外す。そして、図9に図示するように、工具マウント12の先端に装着された装着案内工具44の装着案内部62に、環状ブレード2を吸引保持したブレード保持工具46の被案内凹部68を挿入し摺動させる。図10に図示するように、環状ブレード2の側面が工具マウント12の環状受面20に当接するまで摺動させる(ブレード装着ステップ(S4))。
装着案内部62の案内面63にブレード保持工具46の被案内凹部68が案内されるので、工具マウント12の環状受面20に対して環状ブレード2の側面が平行に当接する。また、ブレード装填工具42により環状ブレード2はブレード吸着面74の規定位置に装填されているので、環状ブレード2の装着孔30が工具マウント12の装着面14に接触することなくスムーズに挿入する。そのため、刃厚が100μm以下の極薄の環状ブレード2を装着させる際にも、環状ブレード2にダメージを与えず装着することができる。更に、図3(b)に示すように工具マウント12の周囲にはホイールカバー37が配設されているが、ブレード保持工具46の環状拡張面80の外周は環状ブレード2の外径よりも大きく構成されているので、ホイールカバー37に環状ブレード2の刃先が接触することを極力防ぐことができる。
ブレード装着ステップ(S4)の後に、図11に図示するように、ブレード保持工具46の吸引作用を解除し装着案内工具44からブレード保持工具46を取り外す。その後、工具マウント12から装着案内工具44を取り外す(工具取り外しステップ(S5))。環状ブレード2の装着孔30は工具マウント12の装着面14に嵌合されているので、ブレード保持工具46を取り外した後も、環状ブレード2は工具マウント12の環状受面20に当接したまま維持される。
次いで、図12に図示するように、固定プレート34の嵌合孔32を工具マウント12の前端部17に嵌合し、固定プレート34の当接面36を環状ブレード2の側面に当接させる。そして、マウントナット24を工具マウント12の前端部17の雄ネジ26に螺合し、固定プレート34及び環状ブレード2は工具マウント12に固定される。
2 環状ブレード
4 スピンドル機構
12 工具マウント
14 装着面
34 固定プレート
37 ホイールカバー
42 ブレード装填工具
46 ブレード保持工具
44 装着案内工具
62 装着案内部
68 被案内凹部
74 ブレード吸着面
80 環状拡張面

Claims (4)

  1. 回転スピンドルに装着され且つ該スピンドルの回転軸線方向に延在する円柱形状の装着面を有する装着部と該装着部の基端から半径方向外方に延出する環状受面を有する環状受部とを備える工具マウントに、該装着部の該装着面に嵌合される装着孔を有する環状ブレードを装着するための装着工具セットであって、
    該環状ブレードの側面を吸引保持するブレード保持工具と、該ブレード保持工具に吸引保持された該環状ブレードを該工具マウントに装着する際に該工具マウントの該環状受面に対して該環状ブレードの側面が平行に当接するように該ブレード保持工具をガイドする装着案内工具と、該環状ブレードを該ブレード保持工具の規定位置に装填するためのブレード装填工具と、の3個の工具から構成され、
    該装着案内工具は、該スピンドルに装着された該工具マウントの先端部に着脱可能に固定され、該工具マウントの該装着面に平行な案内面を有する棒状の装着案内部を含み、
    該ブレード保持工具は、該装着案内工具の該装着案内部に被嵌される被案内凹部を有するグリップ部と、該グリップ部の該被案内凹部の外周に形成され該環状ブレードの側面を吸着する円環形状のブレード吸着部と、該ブレード吸着部の吸着面に開口した吸引路とを含み、
    該ブレード装填工具は、該環状ブレードの側面を支持する載置台と、該載置台に載置された該環状ブレードの該装着孔が係合し該環状ブレードの位置を規定する円柱形状の規定面を有する規定部と、該規定部の中心から上方に延出し該ブレード保持工具の該被案内凹部に係合する棒状案内凸部とを含む、
    ことを特徴とする装着工具セット。
  2. 該ブレード装填工具の該棒状案内凸部の下端と該規定部の上端の間には、下方に向かって半径が漸次増加する円錐台形状の案内面を有するテーパ部が配設されている、請求項1記載の装着工具セット。
  3. 該ブレード保持工具は、着脱自在に装着される環状補助部材を含み、該環状補助部材の前端面は該ブレード吸着部を囲繞し且つ該ブレード吸着面と同一面をなす環状拡張面を有し、該環状拡張面の外径は環状ブレードの外径よりも大きい、請求項1又は2に記載の装着工具セット。
  4. 該ブレード装填工具の該規定面に該環状ブレードの該装着孔を係合させ該ブレード装填工具の該載置台に該環状ブレードを載置する環状ブレード載置ステップと、
    該工具マウントの先端に該装着案内工具を取り付ける装着案内工具取り付けステップと、
    該環状ブレード載置ステップの後に、該ブレード装填工具の該棒状案内凸部に該ブレード保持工具の該被案内凹部を摺動係合し、該ブレード保持工具の該ブレード吸着面を該ブレード装填工具に載置された該環状ブレードの側面に近接し、該吸引路を介して吸引して該環状ブレード吸着面に該環状ブレードを吸引保持するブレード吸引保持ステップと、
    該装着案内工具取り付けステップ及び該ブレード吸引保持ステップの後に、該工具マウントの先端に装着された該装着案内工具の該装着案内部に、該環状ブレードを吸引保持した該ブレード保持工具の該被案内凹部を摺動して、該環状ブレードの側面を該工具マウントの該環状受面に当接させ挿入し該環状ブレードを該工具マウントに装着するブレード装着ステップと、
    該ブレード装着ステップの後に、該ブレード保持工具の該吸引路を介しての吸引を解除し、該装着案内工具から該ブレード保持工具を取り外すと共に該工具マウントから該装着案内工具を取り外す、工具取り外しステップと、
    から構成される請求項1から3のいずれかに記載の装着工具セットを使用した環状ブレードの装着方法。
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