JP5307165B2 - インホイールモータ - Google Patents

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Description

本発明は、インホイールモータに関する。
インホイールモータは、車両の車輪内に配置され、車輪を直接的に駆動する。例えば、特許文献1に開示されているインホイールモータは、ステータと、ロータと、減衰機構と、ドラムブレーキとを備える。ロータは、ステータの径方向における内側に配置されている。ドラムブレーキは、ロータに対して軸方向に並んで配置されている。また、減衰機構は、軸方向においてドラムブレーキとロータとの間に配置されている。
特開2004−114858号公報
上記のインホイールモータのように、ロータと減衰機構とブレーキ装置とが軸方向に並んで配置されていると、インホイールモータの軸方向寸法が長くなる。この場合、インホイールモータを搭載する車両において車幅方向の寸法の拡大を抑えようとすると、乗員スペースや機器の収納スペースなどの車内スペースが小さくなってしまう。また、インホイールモータの径方向寸法は車輪の大きさによって制限されるため、軸方向寸法を小さくするために、インホイールモータの径方向寸法を大きくすることは容易ではない。
本発明の課題は、インホイールモータの径方向寸法及び軸方向寸法を小型化することにある。
本発明の第1の態様に係るインホイールモータは、ロータと、ブレーキディスクと、連結部と、ステータと、ブレーキキャリパとを備える。ブレーキディスクは、ロータに対して径方向に間隔をおいて配置される。連結部は、ロータとブレーキディスクとを連結する。ステータは、径方向においてロータとブレーキディスクとの間に配置される。ブレーキキャリパは、ディスク側部分とステータ側部分とを有する。ディスク側部分は、軸方向においてブレーキディスクと並んで配置される。ステータ側部分は、ステータと周方向に並んで配置される。
本発明の第2の態様に係るインホイールモータは、第1の態様のインホイールモータであって、ステータは、周方向に互いに間隔をおいて配置された複数の分割ステータ部を有する。ブレーキキャリパのステータ側部分は複数の分割ステータ部の間の空間に配置される。
本発明の第3の態様に係るインホイールモータは、第2の態様のインホイールモータであって、ブレーキキャリパは、複数の分割キャリパ部を有する。複数の分割キャリパ部のステータ側部分は、それぞれ複数の分割ステータ部の間の空間に配置される。
本発明の第4の態様に係るインホイールモータは、第2又は第3の態様のインホイールモータであって、複数の分割ステータ部は、周方向に互いに均等な間隔をおいて配置される。
本発明の第5の態様に係る走行車両は、複数の車輪と、第1から第4の態様のいずれかのインホイールモータを備える。インホイールモータは、複数の車輪のうち少なくとも一部の車輪内に配置される。
本発明の第6の態様に係る走行車両は、複数の車輪と、第1のインホイールモータと、第2のインホイールモータと備える。複数の車輪は、左右一対の前輪と、左右一対の後輪と、左右一対の中間輪とを有する。中間輪は、前輪と後輪との間に配置される。第1のインホイールモータは、第1から第4の態様のいずれかのインホイールモータである。第2のインホイールモータは、ロータと、ステータと、ブレーキ装置とを有する。ブレーキ装置は、ロータ及びステータと軸方向に並んで配置される。第2のインホイールモータの出力トルクは、第1のインホイールモータの出力トルクよりも大きい。第1のインホイールモータは、中間輪内に配置される。また、第2のインホイールモータは、前輪又は後輪の内部に配置される。
本発明の第1の態様に係るインホイールモータでは、ブレーキディスクは、ロータに対して径方向に間隔をおいて配置される。このため、ブレーキディスクがロータに対して軸方向に並んで配置される場合と比べて、インホイールモータの軸方向寸法を小型化することができる。また、ブレーキキャリパのうちステータ側部分は、ステータと周方向に並んで配置される。このため、ブレーキキャリパの全体がステータに対して径方向における外側又は内側に配置される場合と比べて、インホイールモータの径方向寸法を小型化することができる。
本発明の第2の態様に係るインホイールモータでは、ステータが複数の分割ステータ部を有するので、ステータが配置されていない空間を分散させることができる。これにより、ロータの回転を安定させることができる。
本発明の第3の態様に係るインホイールモータでは、複数の分割キャリパ部のステータ側部分は、それぞれ複数の分割ステータ部の間の空間に配置される。このため、ブレーキキャリパとブレーキディスクとの径方向の寸法を大きく確保することができ、制動力を大きく確保することができる。
本発明の第4の態様に係るインホイールモータでは、複数の分割ステータ部が、周方向に互いに均等な間隔をおいて配置されるので、ロータの回転をさらに安定させることができる。
本発明の第5の態様に係る走行車両では、インホイールモータにおいて、ブレーキディスクは、ロータに対して径方向に間隔をおいて配置される。このため、ブレーキディスクがロータに対して軸方向に並んで配置される場合と比べて、インホイールモータの軸方向寸法を小型化することができる。従って、走行車両の車幅方向寸法が大型化することを抑えることができる。或いは、走行車両の車内スペースが小さくなることを抑えることができる。また、ブレーキキャリパのうちステータ側部分は、ステータと周方向に並んで配置される。このため、ブレーキキャリパの全体がステータに対して径方向における外側又は内側に配置される場合と比べて、インホイールモータの径方向寸法を小型化することができる。従って、走行車両の車輪が大型化することを抑えることができる。
本発明の第6の態様に係る走行車両では、第1のインホイールモータは、中間輪内に配置される。このため、走行車両の中間部における車内スペースを大きく確保することができる。また、第1のインホイールモータは、小型化に利点を有する一方で、高出力を得ることは容易ではない。このため、前輪又は後輪の内部に第2のインホイールモータが配置されることにより、走行車両全体として必要な出力トルクを容易に確保することができる。
走行車両の斜視図。 走行車両の平面図。 中間輪組立体の断面図。 中間輪組立体の軸方向から見た中間輪組立体の構成の一部を示す図。 中間輪組立体の軸方向から見た中間輪組立体の構成の一部を示す図。 前輪組立体の断面図。 他の実施形態に係る中間輪組立体の断面図。 他の実施形態に係る中間輪組立体の軸方向から見た中間輪組立体の構成の一部を示す図。 さらに他の実施形態に係る中間輪組立体の軸方向から見た中間輪組立体の構成の一部を示す図。
本発明の一実施形態に係る走行車両1を図1及び図2に示す。図1は走行車両1の斜視図である。図2は、走行車両1の平面図である。この走行車両1は、装甲車であり、車両本体2と複数の車輪組立体3−5とを備える。車両本体2は、鋼板の曲げ及び溶接によって構成されている。車両本体2は、乗員スペースや機器の収納スペースなどの車内スペースを内部に有する。機器の収納スペースには、後述するインホイールモータを駆動するためのバッテリーや、インホイールモータを制御するための制御装置などが配置される(図示せず)。複数の車輪組立体3−5は、左右一対の中間輪組立体3と、左右一対の前輪組立体4と、左右一対の後輪組立体5と、を有する。中間輪組立体3は、前後方向において前輪組立体4と後輪組立体5との間に配置されている。なお、本実施形態において、左右とは、走行車両1内に着座した運転者から見た左右を意味するものとする。
図3に左側の中間輪組立体3の断面図を示す。なお、右側の中間輪組立体3は左側の中間輪組立体3と左右対称の構造であるので、以下、左側の中間輪組立体3について説明し、右側の中間輪組立体3については説明を省略する。図3に示すように、中間輪組立体3は、中間タイヤ11と、中間輪12と、第1のインホイールモータ13とを有している。中間タイヤ11は、例えばゴム製であり、中間輪12の外周部に取り付けられている。中間輪12は、円筒状の本体部12aを有している。本体部12aは、第1のインホイールモータ13が配置される内部空間を有している。本体部12aの車幅方向における内方の側面は開口している。なお、本実施形態において、車幅方向における内方とは、車幅方向において車両本体2の中心に向かう方向を意味しており、図3における左方に相当する。また、車幅方向における外方とは、車幅方向において車両本体2の中心から離れる方向を意味しており、図3における右方に相当する。
第1のインホイールモータ13は、中間輪12を駆動する。第1のインホイールモータ13は、中間輪12内に配置されている。第1のインホイールモータ13は、第1ハウジング14と、第1ロータ15と、第1ステータ16と、第1回転軸17と、連結部材18と、ブレーキ部19を有する。第1のインホイールモータ13の車幅方向における外方には、第1減速機20と、第1支持体21とが配置される。
第1ハウジング14は、概ね円筒状の形状を有する。第1ハウジング14は、第1ロータ15と第1ステータ16とブレーキ部19とが配置される内部空間を有している。
第1ロータ15は、第1ハウジング14の内部空間に配置されている。第1ロータ15は、第1ハウジング14及び第1ステータ16に対して回転可能に設けられている。第1ロータ15は概ね円筒状の形状を有する。第1ロータ15は軸線方向に貫通する孔を有している。第1ロータ15の内周面には永久磁石が設けられている。
第1ステータ16は、第1ロータ15の内側に配置されている。すなわち、第1ロータ15は、第1ステータ16の外側に配置されている。従って、第1のインホイールモータ13は、いわゆるアウターロータ式のモータである。ステータは、径方向においてロータとブレーキディスク22との間に配置されている。第1ステータ16にはコイルが設けられている。図4に、中間輪組立体3の軸線方向から見た第1ハウジング14内の構成を示す。図4に示すように、第1ステータ16は、複数の分割ステータ部16a−16cを有する。複数の分割ステータ部16a−16cは、周方向に互いに均等な間隔をおいて配置されている。本実施形態では、第1ステータ16は、3つの分割ステータ部16a−16cに分かれている。
図3に示すように、第1回転軸17は、中間輪組立体3の中心軸線に沿って配置されている。第1回転軸17は、第1ステータ16の内側に配置されている。第1回転軸17は、第1ハウジング14に対して回転可能に設けられている。
連結部材18は、ロータと第1回転軸17の車幅方向における内方の端部とを連結している。第1回転軸17の車幅方向における外方の端部は、第1減速機20に連結されている。従って、第1ロータ15の回転は、連結部材18及び第1回転軸17を介して、第1減速機20に伝達される。
ブレーキ部19は、ブレーキディスク22とブレーキキャリパ23とブレーキパッド24とを有する。ブレーキディスク22は、第1ステータ16の内側に配置されており、第1ロータ15に対して径方向に間隔をおいて配置されている。ブレーキディスク22は、円盤状の形状を有している。ブレーキディスク22の中心部には孔が形成されている。ブレーキディスク22の孔には、上述した第1回転軸17が挿入されている。ブレーキディスク22は、第1回転軸17に対して回転不能に固定されている。
ブレーキキャリパ23は、第1ロータ15に対して径方向に間隔をおいて配置されている。ブレーキキャリパ23は、一対のキャリパ部材231,232を有する。キャリパ部材231,232は、軸方向に間隔をおいて配置されている。ブレーキディスク22は、これらのキャリパ部材231,232の間に配置されている。各キャリパ部材231,232は、ディスク側部分233とステータ側部分234とを有する。ディスク側部分233は、軸方向においてブレーキディスク22と重なるように配置されている。すなわち、ディスク側部分233は、軸方向においてブレーキディスク22と並んで配置されている。ステータ側部分234は、第1ステータ16と周方向に重なるように配置されている。すなわち、ステータ側部分234は、第1ステータ16と周方向に並んで配置されている。図4に示すように、ブレーキキャリパ23は、複数の分割キャリパ部23a−23cを有する。本実施形態では、ブレーキキャリパ23は、分割ステータ部16a−16cと同数の分割キャリパ部23a−23cを有する。すなわち、ブレーキキャリパ23は、3つの分割キャリパ部23a−23cを有する。複数の分割キャリパ部23a−23cは、周方向に均等な間隔をおいて配置されている。複数の分割キャリパ部23a−23cのステータ側部分234は、それぞれ複数の分割ステータ部16a−16cの間の空間に配置されている。
図3に示すように、ブレーキパッド24は、ブレーキディスク22とブレーキキャリパ23との間に配置されている。具体的には、ブレーキパッド24は、ブレーキディスク22とブレーキキャリパ23のディスク側部分233との間に配置されている。ブレーキパッド24は、一対のパッド部材241,242を有している。各パッド部材241,242は、ブレーキディスク22とキャリパ部材231,232との間に配置されている。図4に示すように、ブレーキパッド24は、複数の分割パット部24a−24cを有する。各分割パット部24a−24cは、上述した分割キャリパ部23a−23cに対応して配置されている。
図3に示すように、ブレーキディスク22は第1回転軸17に固定されており、第1回転軸17は、連結部材18によって第1ロータ15に連結されている。従って、連結部材18と第1回転軸17とは、第1ロータ15とブレーキディスク22とを連結する連結部に相当する。第1ロータ15の回転は、連結部材18と第1回転軸17とを介してブレーキディスク22に伝達される。ブレーキ部19では、ブレーキキャリパ23が図示しないピストンによってブレーキパッド24を介してブレーキディスク22に押し付けられる。これにより、ブレーキ部19は、中間輪12を制動する。
第1減速機20は、第1回転軸17の回転を減速して中間輪12に伝達する。第1減速機20は、第1回転軸17の車幅方向における外方の端部の外周側に配置されている。第1減速機20は、第1回転軸17の回転を中間輪12に伝達する。図5に、中間輪組立体3の軸線方向から見た第1減速機20の構成を示す。図5に示すように、第1減速機20は、第1〜第3プラネタリギア25a−25cとリングギア部材26とを有している。図3に示すように、各プラネタリギア25a−25cは、第1段ギア251と第2段ギア252とを有している。第1段ギア251は、第1回転軸17の外周面に設けられたギア171と噛み合っている。第1回転軸17のギア171は、第1回転軸17の車幅方向における外方の端部に設けられている。第2段ギア252は、リングギア部材26の内周面に設けられたギア261と噛み合っている。リングギア部材26は、中間輪12の本体部12aに固定されている。第1回転軸17のギア171はサンギアに相当しており、第1回転軸17のギア171と第1〜第3プラネタリギア25a−25cと、リングギア部材26のギア261とによって、遊星歯車機構が構成されている。
第1支持体21は、第1ハウジング14に固定されている。第1支持体21は、軸受21a,21bを介して第1回転軸17を回転可能に支持している。また、第1支持体21は、軸受21c,21dを介してリングギア部材26を回転可能に支持している。
次に前輪組立体4について説明する。右側の前輪組立体4は左側の前輪組立体4と左右対称の構造であるので、以下、左側の前輪組立体4について説明し、右側の前輪組立体4については説明を省略する。図6に、左側の前輪組立体4の断面図を示す。図6に示すように、前輪組立体4は、前タイヤ31と、前輪32と、第2のインホイールモータ33と、ブレーキ装置34と、第2減速機35とを有する。前タイヤ31は例えばゴム製であり、前輪32の外周部に取り付けられている。前輪32は、円筒状の本体部32aを有している。本体部32aは、第2のインホイールモータ33と第2減速機35とが配置される内部空間を有している。本体部32aの車幅方向における内方の側面は開口している。
第2のインホイールモータ33は、前輪32を駆動する。第2のインホイールモータ33は、前輪32内に配置されている。第2のインホイールモータ33は、第2ハウジング36と、第2ステータ37と、第2ロータ38と、第2支持体39と、第2回転軸40とを有する。
第2ハウジング36は、概ね円筒状の形状を有する。第2ハウジング36は、第2ロータ38と第2ステータ37とが配置される内部空間を有している。第2ハウジング36の車幅方向における内方の側面は開口している。第2ハウジング36の車幅方向における外方の側面には、軸線方向に貫通する孔が形成されている。
第2ステータ37は、第2ハウジング36の内部空間に配置されている。第2ステータ37は概ね円筒状の形状を有する。第2ステータ37は、第2ハウジング36の内周面に固定されている。第2ステータ37は、軸方向に貫通する孔を有している。第2ステータ37にはコイルが設けられている。第2ステータ37の周方向の長さは、上述した分割されている第1ステータ16の周方向の長さよりも長い。このため、第2のインホイールモータ33の出力トルクは、第1のインホイールモータ13の出力トルクよりも大きい。
第2ロータ38は、第2ステータ37に対して回転可能に設けられている。第2ロータ38は概ね円筒状の形状を有する。第2ロータ38の外周面には永久磁石が設けられている。第2ロータ38は、第2ステータ37の孔内に配置されている。すなわち、第2のインホイールモータ33は、いわゆるインナーロータ式のモータである。第2ロータ38は軸線方向に貫通する孔を有している。第2ロータ38は、第2減速機35を介して前輪32に接続されており、第2ロータ38の回転が第2減速機35を介して前輪32に伝達される。
第2支持体39は、第2回転軸40及び第2ロータ38を回転可能に支持する。第2支持体39は、軸線方向に貫通する孔を有している。第2支持体39の内周面は、軸受39a,39bを介して第2回転軸40を回転可能に支持している。第2支持体39の外周面は軸受39c,39dを介して第2ロータ38を回転可能に支持している。また、第2支持体39は、第2ハウジング36に固定されている。
第2回転軸40は、第2支持体39の孔内に配置されている。第2回転軸40の車幅方向における外方の端部は、第2ハウジング36の孔から車幅方向における外方に突出しており、前輪32の本体部32aに固定されている。また、第2回転軸40の車幅方向における内方の端部には、回転体41が固定されている。回転体41は円筒状の形状を有している。回転体41の車幅方向における内方の側面は開口している。
ブレーキ装置34は、第2ロータ38及び第2ステータ37と軸方向に並んで配置される。具体的には、ブレーキ装置34は、第2ロータ38及び第2ステータ37に対して車幅方向における内方に配置されている。ブレーキ装置34は、ブレーキハウジング42とブレーキ体43とを有する。ブレーキハウジング42は車両本体2に固定されている。また、ブレーキハウジング42は、第2支持体39と第2ハウジング36とに固定されている。ブレーキハウジング42は、ブレーキ体43が配置される内部空間を有している。ブレーキ体43は、ブレーキハウジング42の内部空間に配置されている。ブレーキ体43は、ブレーキハウジング42に固定されている。ブレーキ体43の一部は、上述した回転体41の内部に配置されている。ブレーキ体43は、回転体41の内周面に接触することにより、第2回転軸40を制動する。これにより、ブレーキ装置34は前輪32を制動する。
第2減速機35は、第2回転軸40の車幅方向における外方の端部の外周側に配置されている。第2減速機35は、第2ロータ38と前輪32との間に配置されている。第2減速機35は、遊星歯車機構を構成しており、第2ロータ38の回転を減速して第2回転軸40と前輪32とに伝達する。
後輪組立体5は、前輪組立体4と走行車両1における配置のみが異なり他の構成は同じである。すなわち、図2に示すように、後輪組立体5は、後タイヤ51と、後輪52と、第2のインホイールモータ53と、ブレーキ装置54と、第2減速機(図示せず)とを有している。後輪組立体5の後タイヤ51と後輪52と第2のインホイールモータ53とブレーキ装置54と第2減速機は、前輪組立体4の前タイヤ31と前輪32と第2のインホイールモータ33とブレーキ装置34と第2減速機35と同様の構成である。従って、後輪組立体5については詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る走行車両1は、次のような特徴を有する。第1のインホイールモータ13では、ブレーキディスク22が、第1ロータ15に対して径方向に間隔をおいて配置されている。このため、ブレーキディスク22が第1ロータ15に対して軸方向に並んで配置される場合と比べて、第1のインホイールモータ13の軸方向寸法を小型化することができる。また、ブレーキキャリパ23のうちステータ側部分234は、第1ステータ16と周方向に並んで配置される。このため、ブレーキキャリパ23の全体が第1ステータ16に対して径方向における外側又は内側に配置される場合と比べて、第1のインホイールモータ13の径方向寸法を小型化することができる。
第1のインホイールモータ13では、第1ステータ16が複数の分割ステータ部16a−16cを有するので、第1ステータ16が配置されていない空間を分散させることができる。これにより、第1ロータ15の回転を安定させることができる。
第1のインホイールモータ13では、複数の分割キャリパ部23a−23cのステータ側部分234は、それぞれ複数の分割ステータ部16a−16cの間の空間に配置される。このため、ブレーキキャリパ23とブレーキディスク22との接触面積を大きく確保することができ、制動力を大きく確保することができる。
第1のインホイールモータ13では、複数の分割ステータ部16a−16cが、周方向に互いに均等な間隔をおいて配置されるので、第1ロータ15の回転をさらに安定させることができる。
走行車両1において、第1のインホイールモータ13は、中間輪12内に配置される。このため、走行車両1の中間部における車内スペースを大きく確保することができる。例えば図2に示すように、中間輪組立体3が配置されるタイヤハウス61を、前輪組立体4が配置されるタイヤハウス62および後輪組立体5が配置されるタイヤハウス63よりも小型化することができる。これにより、走行車両1の中間部における車内スペースを大きく確保することができる。また、第1のインホイールモータ13は、小型化に利点を有する一方で、内部のスペースが制限されるためコイルの巻き数を少なくしたり、コイルの外径を小さくしたりする必要があり、高出力を得ることは容易ではない。しかし、前輪32及び後輪52の内部に高出力の第2のインホイールモータ33が配置されることにより、走行車両1全体として必要な出力トルクを容易に確保することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明は、上述した装甲車に限らず他の種類の走行車両に適用されてもよい。例えば、本発明は、パワーショベルやホイールローダなどの建設機械に適用されてもよい。或いは、本発明は、林業機械や農業機械に適用されてもよい。
走行車両1が備える車輪の数は、上記の実施形態のように6輪に限らず、それ以上の車輪を備えてもよい。或いは、4輪の車輪を備える走行車両に本発明が適用されてもよい。また、第1のインホイールモータ13が中間輪12のみではなく前輪32及び/又は後輪52の内部に配置されてもよい。
上記の実施形態では、第1のインホイールモータ13はいわゆるアウターロータ式のモータであるが、本発明はインナーロータ式のモータに適用されてもよい。例えば、図7及び図8に示す第1のインホイールモータ71では、ブレーキディスク72が第1ロータ73の外側において第1ロータ15に対して径方向に間隔をおいて配置されている。第1ステータ74は、第1ロータ73の外側に配置されており、径方向において第1ロータ73とブレーキディスク72との間に配置されている。ブレーキキャリパ75のディスク側部分751は、軸方向においてブレーキディスク72と並んで配置されている。ブレーキキャリパ75のステータ側部分752は、第1ステータ74と周方向に並んで配置される。また、図8に示すように、第1ステータ74は、周方向に互いに均等な距離をおいて配置された複数の分割ステータ部74a−74cを有している。ブレーキキャリパ23は、複数の分割キャリパ部75a−75cを有している。複数の分割キャリパ部75a−75cは、周方向に均等な間隔をおいて配置されており、それぞれ複数の分割ステータ部74a−74cの間の空間に配置されている。
分割ステータ部の数および分割キャリパ部の数は、上記の実施形態のように3つに限られない。例えば、分割ステータ部の数および分割キャリパ部の数がそれぞれ4つ以上、或いは2つであってもよい。また、図9に示すように、第1ステータ81が半環状の形状とされ、第1ステータ81が設けられていない空間に半環状のブレーキキャリパ82が配置されてもよい。
分割ステータ部の数と分割キャリパ部の数とは必ずしも一致していなくてもよく、分割キャリパ部の数が分割ステータ部の数よりも少なくてもよい。すなわち、分割キャリパ部が配置されていない分割ステータ部の間の空間が存在してもよい。
本発明によれば、インホイールモータの径方向寸法及び軸方向寸法を小型化することができる。
1 走行車両
12 中間輪
13 第1のインホイールモータ
15 第1ロータ
16 第1ステータ
16a−16c 分割ステータ部
17 第1回転軸
18 連結部材
22 ブレーキディスク
23 ブレーキキャリパ
23a−23c 分割キャリパ部
32 前輪
33 第2のインホイールモータ
34 ブレーキ装置
37 第2ステータ
38 第2ロータ
52 後輪
233 ディスク側部分
234 ステータ側部分

Claims (6)

  1. ロータと、
    前記ロータに対して径方向に間隔をおいて配置されるブレーキディスクと、
    前記ロータと前記ブレーキディスクとを連結する連結部と、
    径方向において前記ロータと前記ブレーキディスクとの間に配置されるステータと、
    軸方向において前記ブレーキディスクと並んで配置されるディスク側部分と、前記ステータと周方向に並んで配置されるステータ側部分とを有するブレーキキャリパと、
    を備えるインホイールモータ。
  2. 前記ステータは、周方向に互いに間隔をおいて配置された複数の分割ステータ部を有し、
    前記ブレーキキャリパのステータ側部分は、複数の前記分割ステータ部の間の空間に配置される、
    請求項1に記載のインホイールモータ。
  3. 前記ブレーキキャリパは、複数の分割キャリパ部を有し、
    複数の前記分割キャリパ部のステータ側部分は、それぞれ複数の前記分割ステータ部の間の空間に配置される、
    請求項2に記載のインホイールモータ。
  4. 複数の前記分割ステータ部は、周方向に互いに均等な間隔をおいて配置される、
    請求項2又は3に記載のインホイールモータ。
  5. 複数の車輪と
    複数の前記車輪のうち少なくとも一部の前記車輪内に配置される請求項1から4のいずれかのインホイールモータと、
    を備える走行車両。
  6. 左右一対の前輪と、左右一対の後輪と、前記前輪と前記後輪との間に配置される左右一対の中間輪とを含む複数の車輪と、
    請求項1から4のいずれかのインホイールモータである第1のインホイールモータと、
    ロータと、ステータと、前記ロータ及び前記ステータと軸方向に並んで配置されるブレーキ装置とを有し、前記第1のインホイールモータよりも出力トルクの大きい第2のインホイールモータと、
    を備え、
    前記第1のインホイールモータは、前記中間輪内に配置され、
    前記第2のインホイールモータは、前記前輪又は前記後輪の内部に配置される、
    走行車両。
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