JP5272654B2 - トラクタの走行伝動装置 - Google Patents
トラクタの走行伝動装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5272654B2 JP5272654B2 JP2008279546A JP2008279546A JP5272654B2 JP 5272654 B2 JP5272654 B2 JP 5272654B2 JP 2008279546 A JP2008279546 A JP 2008279546A JP 2008279546 A JP2008279546 A JP 2008279546A JP 5272654 B2 JP5272654 B2 JP 5272654B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- clutch
- transmission
- gear
- shift
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Structure Of Transmissions (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
請求項1に記載の発明は、エンジン(2)から走行装置(A)への動力伝動経路を順次メインクラッチ(B)、多段ギヤ変速装置(C)、サブクラッチ(D)で構成したトラクタの走行伝動装置において、
走行速度が所定速度(G)以下で、変速操作具(E)による変速装置の変速位置が所定変速段(F)以下のときにおいて前後進レバー(9)を操作してメインクラッチ(B)を切ると、前記多段ギヤ変速装置(C)を二重噛み状態にすべく構成してサブクラッチ(D)を切りとし、
前記走行速度が所定速度(G)以上の場合には、変速操作具(E)の全ての変速位置で前記多段ギヤ変速装置(C)を二重噛み状態にせずにサブクラッチ(D)を切りとし、
前記走行速度が所定速度(G)以下で、変速装置が所定変速段(F)より高速側であれば、オイル温度の判定を行い、オイル温度が所定温度以下であれば、前記多段ギヤ変速装置(C)を二重噛み状態にすべく構成してサブクラッチ(D)を切りとし、オイル温度が所定温度以上であれば、前記多段ギヤ変速装置(C)を二重噛み状態にせずにサブクラッチ(D)を切りとすることを特徴とするトラクタの走行伝動装置としたものである。
また、所定変速段F以上でも、オイル温度が所定温度よりも低いと多段ギヤ変速装置Cを二重噛み状態にする。この構成で、走行速度が所定速度G以上の場合には、多段ギヤ変速装置Cを二重噛み状態にすることによる急停止ショックが無く停止出来、所定速度G以下であれば多段ギヤ変速装置を二重噛み状態にしても停止ショックを感じることが無く、サブクラッチDを切ることでメインクラッチBの付き回りによる走行装置Aの駆動を断って完全に停止できる。
図1には、本発明を実施した作業機としてトラクタ1を示している。
トラクタ1は、機体前部のボンネット内にエンジン2を搭載し、このエンジン2の回転動力をミッションケース3内の変速装置に伝え、この変速装置で減速された回転動力を前輪4と後輪5とに伝えるようにしている。機体上の操縦席6周りはキャビン7で覆われている。このエンジン2は、コモンレール式のディゼルエンジンで、始動時にエンジンキーを一度回すと完全な爆発が生じて回転が安定するまでセルモータを回すように制御している。
31は作業機昇降レバーで、前側が下降で後側が上昇になる。32は作業機昇降スイッチで、後側を1回押すことで前記上げ調整ダイアル24で設定した最上位置に上昇し、前側を1回押すと作業機昇降レバー31で設定した位置まで下降する。
図3のスイッチボックス36内で、37は作業機の上昇・降下モニターランプで、作業機の昇降時に点灯して表示するようにしている。38はATシフト感度ダイアルで、ATシフト作業スイッチ42を押して自動変速にした場合に、車速を増減速する感度を変更するダイアルである。
ATシフト路上スイッチ41は、路上走行時すなわち副変速が高速での主変速を自動変速し、ATシフト作業スイッチ42は、作業走行時すなわち副変速が中・低速での主変速を自動変速し、入にすると、副変速レバー18の変速位置に応じて主変速を前回に最も長く使用した変速段へ自動的に変速し、切にすると、副変速レバー18の変速位置に応じて任意に設定する主変速の変速段に変速するようになる。
46はバックアップ入切スイッチで、入にすると後進時に作業機が自動で上昇する。47はオートリフト入切スイッチで、入にしてハンドルを回すと自動で作業機が上昇する。48はオートブレーキ入切スイッチで、入にしてハンドルを回すと自動で旋回内側の後輪のみにブレーキがかかる。
51はオートアクセルスイッチで、入りにした状態で作業機を上昇するとエンジンの回転数が1700rpmまで低下する。
エンジン2の出力軸に直結した入力軸110には、第一ギヤ111を固着し、前後進切換クラッチ101を装着している。
まず、エンジンコントローラ60には、エンジン排気温度センサ61から排気の温度が入り、エンジン回転センサ62からエンジン回転数が入り、エンジンオイル圧力センサ63からエンジン潤滑オイルの圧力が入り、エンジン水温センサ64から冷却水の温度が入り、レール圧センサ55からコモンレールの圧力が入り、燃料高圧ポンプ66に駆動信号が出力され、高圧インジェクタ65に燃料供給調整制御信号が出力される。
走行系コントローラ87からの出力は、前後進切換ソレノイド88に前後進切換クラッチ101の切換信号が出力し、リニア昇圧ソレノイド89に前後進切換ソレノイド88を駆動する油圧のリリーフ圧調整信号が出力してクラッチ接続のショックを低減し、クラッチソレノイド90に入・切信号が出力し、一速/三速切換用第一変速クラッチ102を駆動する油圧シリンダの変速1−3切換ソレノイド91に一速或いは三速の入信号が出力し、変速1−3昇圧ソレノイド92に一速/三速クラッチを駆動する油圧のリリーフ圧調整信号が出力してクラッチ接続のショックを低減し、二速/四速切換用第二変速クラッチ103を駆動する油圧シリンダの変速2−4切換ソレノイド93に二速或いは四速の入信号が出力し、変速2−4昇圧ソレノイド94に二速/四速クラッチを駆動する油圧のリリーフ圧調整信号が出力してクラッチ接続のショックを低減し、高・低速切換クラッチ107を駆動する油圧シリンダを作動する高速クラッチ切換ソレノイド95と低速クラッチ切換ソレノイド96に高速クラッチの入信号及び低速クラッチの入信号が出力する。
前後進レバー9を中立にしてメインクラッチBを切る操作をする(S1)と、まず走行速度が所定速度G(0.5km/h)以下かを判定し(S2)、以上であれば、メインクラッチBを切り(S6)、6秒のタイムカウントを行い(S7)、ステップS10に移行する。
走行速度が所定速度G以下であれば、次に変速位置が所定変速段F(中速の四段(多二連副変速クラッチ135が中速でサブクラッチDが低速で多段ギヤ変速装置Cが四速の状態))より低速側であるかを判定し(S3)、低速側であれば、メインクラッチBを切り(S4)、主変速クラッチCを二重噛みさせて(S5)、ステップS10に移行する。
まず、オイルの温度が30℃から70℃の範囲で補正モードスイッチを押したかの判定(S20)を行い、条件を満たしていれば、分解能DAに適宜のセット値aをセットしその圧力を理論圧力P0とする(S21)。
そして、この理論圧力P0を実圧力Pnと比較(S22)し、理論圧力P0と実圧力Pnが一致すれば補正値を0として(S27)、リターンする。
ボデー本体153に一端から捻じ込むプラグ154と他端に捻じ込む調整ネジ159との間に、プラグ154の先端とスプリング座156で調圧ボール155を挟み、このスプリング座156を押圧するスプリング157を受けるスプリング押え158が設けられ、このスプリング押え158を受けボール186を介して調整ネジ159で受けている。スプリング157の内部にはスプリング座156とスプリング押え158でダンパ部185を形成している。
調圧ボール155をスプリング座156の穴部で受けているが、その穴部の入口端面184を穴方向へ傾斜したテーパ面とすることでオイルの流れによって調圧ボール155が浮き上がりやすくしている。
スプリング座156とスプリング157とスプリング押え158は、ボデー本体153の孔に接触しないでスムースに動くような外径寸法としている。
B メインクラッチ(前後進切換クラッチ101)
C 多段ギヤ変速装置(一速/三速切換用第一変速クラッチ102と二速/四速切換用第二変速クラッチ103)
D サブクラッチ(高・低速切換クラッチ107)
E 変速操作具(走行変速上昇スイッチ33と走行変速降下スイッチ34と副変速レバー18)
F 所定変速段(中速の四段)
G 所定速度(0.5km/h)
2 エンジン
9 前後進レバー
Claims (2)
- エンジン(2)から走行装置(A)への動力伝動経路を順次メインクラッチ(B)、多段ギヤ変速装置(C)、サブクラッチ(D)で構成したトラクタの走行伝動装置において、
走行速度が所定速度(G)以下で、変速操作具(E)による変速装置の変速位置が所定変速段(F)以下のときにおいて前後進レバー(9)を操作してメインクラッチ(B)を切ると、前記多段ギヤ変速装置(C)を二重噛み状態にすべく構成してサブクラッチ(D)を切りとし、
前記走行速度が所定速度(G)以上の場合には、変速操作具(E)の全ての変速位置で前記多段ギヤ変速装置(C)を二重噛み状態にせずにサブクラッチ(D)を切りとし、
前記走行速度が所定速度(G)以下で、変速装置が所定変速段(F)より高速側であれば、オイル温度の判定を行い、オイル温度が所定温度以下であれば、前記多段ギヤ変速装置(C)を二重噛み状態にすべく構成してサブクラッチ(D)を切りとし、オイル温度が所定温度以上であれば、前記多段ギヤ変速装置(C)を二重噛み状態にせずにサブクラッチ(D)を切りとすることを特徴とするトラクタの走行伝動装置。 - 前記メインクラッチ(B)を前後進切換クラッチ(101)で構成し、前後進レバー(9)を中立にすることで前後進切換クラッチ(101)を切る構成とし、前記多段ギヤ変速装置(C)を一速/三速切換用第一変速クラッチ(102)と二速/四速切換用第ニ変速クラッチ(103)から構成し、一速/三速切換用第一変速クラッチ(102)を一速に入れ同時に二速/四速切換用第二変速クラッチ(103)を二速に入れた状態で二重噛み状態とすることを特徴とする請求項1に記載のトラクタの走行伝動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008279546A JP5272654B2 (ja) | 2008-10-30 | 2008-10-30 | トラクタの走行伝動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008279546A JP5272654B2 (ja) | 2008-10-30 | 2008-10-30 | トラクタの走行伝動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010106960A JP2010106960A (ja) | 2010-05-13 |
JP5272654B2 true JP5272654B2 (ja) | 2013-08-28 |
Family
ID=42296609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008279546A Active JP5272654B2 (ja) | 2008-10-30 | 2008-10-30 | トラクタの走行伝動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5272654B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5767542B2 (ja) * | 2011-09-14 | 2015-08-19 | 株式会社クボタ | 作業車の走行伝動切り換え構造 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01169648U (ja) * | 1988-05-23 | 1989-11-30 | ||
JP3370231B2 (ja) * | 1996-05-15 | 2003-01-27 | 株式会社クボタ | 作業車の走行伝動構造 |
JP2002168333A (ja) * | 2000-11-28 | 2002-06-14 | Fuji Heavy Ind Ltd | 自動車のヒルホールド制御装置 |
JP4012759B2 (ja) * | 2002-03-29 | 2007-11-21 | 本田技研工業株式会社 | 車両用変速機 |
JP4163479B2 (ja) * | 2002-09-26 | 2008-10-08 | トヨタ自動車株式会社 | 複数クラッチ式変速機の出力軸ロック装置 |
-
2008
- 2008-10-30 JP JP2008279546A patent/JP5272654B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010106960A (ja) | 2010-05-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8050827B2 (en) | Vehicle transmission system | |
US7601095B2 (en) | Vehicle | |
JP2011127473A (ja) | 作業車のエンジン制御装置 | |
JP2009196393A (ja) | 作業車両 | |
JP5003311B2 (ja) | 作業車両 | |
JP2009156190A (ja) | 作業車両 | |
JP5181979B2 (ja) | 作業車両の変速装置 | |
JP5272654B2 (ja) | トラクタの走行伝動装置 | |
JP2018071676A (ja) | 作業車両 | |
JP2011196518A (ja) | 作業車両 | |
JP5633362B2 (ja) | 作業車の変速制御装置 | |
JP5104722B2 (ja) | 作業車両 | |
JP5526752B2 (ja) | 作業車の変速装置 | |
JP2011063245A (ja) | 作業車のエンジン負荷表示装置 | |
JP5125613B2 (ja) | 作業車両の走行変速装置 | |
JP2010213604A (ja) | 作業車両 | |
JP2009232773A (ja) | 農作業車両 | |
JP5516129B2 (ja) | 作業車両 | |
JP2009262728A (ja) | 作業車両の伝動装置 | |
JP2009047044A (ja) | 走行制御機構 | |
JP5076711B2 (ja) | 作業車両の走行変速装置 | |
JP5012619B2 (ja) | 作業車両の変速装置 | |
JP5003797B2 (ja) | 作業車両 | |
JP5369901B2 (ja) | 作業車両の変速装置 | |
JP6988970B2 (ja) | 作業車両 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111026 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120919 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121002 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121203 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130416 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130429 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5272654 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |