JP2002168333A - 自動車のヒルホールド制御装置 - Google Patents

自動車のヒルホールド制御装置

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JP2002168333A
JP2002168333A JP2000360516A JP2000360516A JP2002168333A JP 2002168333 A JP2002168333 A JP 2002168333A JP 2000360516 A JP2000360516 A JP 2000360516A JP 2000360516 A JP2000360516 A JP 2000360516A JP 2002168333 A JP2002168333 A JP 2002168333A
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vehicle
bypass clutch
automatic transmission
hold control
control device
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Seigiyo Suzuki
清暁 鈴木
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Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動変速機の入力軸と出力軸との間に設けら
れたバイパスクラッチを利用してヒルホールド制御を行
い得るようにする。 【解決手段】 自動変速機は複数の駆動歯車が設けられ
た入力軸と、駆動歯車に噛み合う複数の従動歯車が設け
られた出力軸とを有し、入力軸と出力軸とがバイパスク
ラッチにより係合される。車両が登り坂や下り坂のよう
な登降坂路を走行しているか否かは登降坂路判定手段に
より判断され、自動変速機のシフト位置がシフト位置検
出手段により検出され、フットブレーキ操作の有無がブ
レーキ操作検出手段により検出される。車両が登降坂路
で停止し、自動変速機が第1速や後退などの発進ギヤ列
となっている状態の下で、フットブレーキが操作されて
いるときにはバイパスクラッチは半係合状態となり、フ
ットブレーキが操作されていないときには、バイパスク
ラッチが係合状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動変速機のシフト
位置が走行位置となっているときに、所定の条件の下で
車輪をロックするようにした自動車のヒルホールド制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用の自動変速機としては、特開20
00-65199号公報に開示されるように、複数の駆動歯車が
装着される入力軸と、駆動歯車と対となった複数の従動
歯車が装着される出力軸と、入力軸と出力軸とを係合さ
せるバイパスクラッチとを有するものがある。このタイ
プの自動変速機は、出力軸の回転数とエンジン回転数と
を電子制御スロットルで同期するとともに、高速側変速
段をバイパスクラッチによってトルク伝達することによ
り、トルク切れを防止してアップシフト時の変速ショッ
クを低減することができる。しかし、このような自動変
速機においては、クランク軸と入力軸とを締結させる発
進クラッチとして摩擦クラッチを使用した場合には、坂
道での発進時に停車時に開放した摩擦クラッチがブレー
キペダルからアクセルペダルに踏み替えて摩擦クラッチ
が締結するまでの間に車両が後退してしまうという課題
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、プラネタリーギ
ヤを有する通常のトルクコンバータ式の自動変速機は、
クリープトルクが得られるが、クリープの効果が得られ
ないような急な坂道では発進時に車両が後退することが
ある。特開2000-127928号公報は、自動変速機のシフト
位置が所定の前進走行位置に選択され、かつ所定の条件
が成立すると、ブレーキ装置によって車輪をロックする
ようにしたヒルホールド制御装置を開示している。しか
し、従来のヒルホールド制御は、ブレーキ装置に新たに
ヒルホールド用のアキュムレータや電磁開閉弁を設ける
必要があり、部品点数の増加とコスト高を招くという課
題がある。
【0004】本発明の目的は、自動変速機の入力軸と出
力軸との間に設けられたバイパスクラッチを利用して容
易にヒルホールド制御を行い得るようにすることにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車のヒルホ
ールド制御装置は、複数の駆動歯車が設けられた入力軸
と、前記駆動歯車に噛み合う複数の従動歯車が設けられ
た出力軸と、前記入力軸と前記出力軸とを係合させるバ
イパスクラッチとを有する自動変速機を備えた自動車の
ヒルホールド制御装置であって、登降坂路を判定する登
降坂路判定手段と、前記自動変速機のシフト位置を検出
するシフト位置検出手段と、前記登降坂路判定手段と前
記シフト位置検出手段とからの信号に基づいて、車両が
登降坂路で停止した状態の下で前記自動変速機が発進ギ
ヤ列となっているときに、前記バイパスクラッチを係合
させる制御手段とを有することを特徴とする。本発明に
あっては、バイパスクラッチを利用することにより、登
降坂路でヒルホールド制御を行うことができ、フットブ
レーキを踏み込むことなく車輪をロックさせることがで
きる。
【0006】本発明の自動車のヒルホールド制御装置
は、複数の駆動歯車が設けられた入力軸と、前記駆動歯
車に噛み合う複数の従動歯車が設けられた出力軸と、前
記入力軸と前記出力軸とを係合させるバイパスクラッチ
とを有する自動変速機を備えた自動車のヒルホールド制
御装置であって、登降坂路を判定する登降坂路判定手段
と、前記自動変速機のシフト位置を検出するシフト位置
検出手段と、フットブレーキ操作の有無を検出するブレ
ーキ操作検出手段と、前記登降坂路判定手段と前記シフ
ト位置検出手段と前記フットブレーキ操作検出手段とか
らの信号に基づいて、車両が登降坂路で停止した状態の
下で前記自動変速機が発進ギヤ列となっており、フット
ブレーキが操作されていないときに、前記バイパスクラ
ッチを係合させる制御手段とを有することを特徴とす
る。本発明にあっては、フットブレーキが操作されてい
ないときにのみバイパスクラッチを係合させることがで
きるので、バイパスクラッチ操作に要するエネルギー消
費を抑制することができる。
【0007】本発明の自動車のヒルホールド制御装置
は、複数の駆動歯車が設けられた入力軸と、前記駆動歯
車に噛み合う複数の従動歯車が設けられた出力軸と、前
記入力軸と前記出力軸とを係合させるバイパスクラッチ
とを有する自動変速機を備えた自動車のヒルホールド制
御装置であって、登降坂路を判定する登降坂路判定手段
と、前記自動変速機のシフト位置を検出するシフト位置
検出手段と、フットブレーキ操作の有無を検出するブレ
ーキ操作検出手段と、前記登降坂路判定手段と前記シフ
ト位置検出手段と前記ブレーキ操作検出手段とからの信
号に基づいて、車両が登降坂路で停止し、前記自動変速
機が発進ギヤ列となっている状態の下で、前記フットブ
レーキが操作されているときには前記バイパスクラッチ
を半係合状態とし、前記フットブレーキが操作されてい
ないときには、前記バイパスクラッチを係合させる制御
手段とを有することを特徴とする。本発明にあっては、
フットブレーキが操作されているときにはバイパスクラ
ッチを半係合状態とするので、ブレーキペダルから足を
離したときに、迅速にバイパスクラッチを係合させるこ
とができる。
【0008】本発明の自動車のヒルホールド制御装置
は、パーキングブレーキ操作の有無を検出するパーキン
グブレーキ検出手段を有し、自動車が登降坂路で停止
し、前記自動変速機が発進ギヤ列となっている状態の下
で、前記パーキングブレーキが操作されているときには
前記バイパスクラッチを半係合状態とし、前記パーキン
グブレーキが操作されていないときには前記バイパスク
ラッチを係合状態とすることを特徴とする。本発明にあ
っては、パーキングブレーキの操作を考慮することによ
って、不必要なバイパスクラッチ制御を抑制することが
できる。
【0009】本発明の自動車のヒルホールド制御装置
は、路面勾配を推定して発進に必要な発進トルクを算出
する発進トルク算出手段と、エンジントルクと主クラッ
チの係合状態とにより出力トルクを算出する出力トルク
算出手段とを有し、前記出力トルクが前記発進トルクを
上回って発進可能と判断したときに前記バイパスクラッ
チを開放することを特徴とする。本発明にあっては、出
力トルクが発進可能な状態まで上昇してからバイパスク
ラッチを開放することにより、車両を後退移動させるこ
となく、円滑に発進させることができる。
【0010】本発明の自動車のヒルホールド制御装置
は、前記バイパスクラッチの発熱量を算出する発熱量算
出手段を有し、前記発熱量が所定値以上のときに発進可
能と判断したときはエンジン出力を低減することを特徴
とする。本発明にあっては、発進時に運転者がアクセル
ペダルを踏み過ぎた場合でも、エンジン出力を低減する
ことにより、急発進を防止して滑らかな発進を可能にす
るとともに、バイパスクラッチの耐久性を向上させるこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明のヒルホール
ド制御装置を有する自動車用の自動変速機を示すスケル
トン図である。この自動変速機は入力軸11と出力軸1
2とを有し、エンジン13のクランク軸14と入力軸1
1との間には発進クラッチつまり主クラッチ15が設け
られ、主クラッチ15を係合状態とするとクランク軸1
4の回転が入力軸11に伝達され、係合を解くと動力の
伝達が停止される。主クラッチ15は油圧により作動す
る主クラッチ用のアクチュエータによって駆動されるよ
うになっている。
【0012】入力軸11には第1速〜第5速用の駆動歯
車21〜25が設けられ、出力軸12にはそれぞれ駆動
歯車21〜25に噛み合って変速ギヤ列を構成する第1
速〜第5速の従動歯車31〜35が設けられている。入
力軸11には後退用の駆動歯車26が設けられ、この駆
動歯車26は出力軸12に設けられた従動歯車36とア
イドル歯車27を介して噛み合って後退用の変速ギヤ列
を構成している。入力軸11の回転を出力軸12に伝達
することになる変速ギヤ列の切換を行うために、入力軸
11にはそれぞれの駆動歯車21〜26に対応してドグ
クラッチ21a〜26aが設けられている。
【0013】したがって、たとえば、ドグクラッチ21
aを噛み合い状態とすると、入力軸11の回転は第1速
の駆動歯車21と従動歯車31との変速ギヤ列を介して
出力軸12に伝達される。他の変速ギヤ列についても同
様にしてドグクラッチを噛み合い状態とすることによ
り、動力伝達を行う変速ギヤ列が選択される。変速ギヤ
列の切換機構としては、ドグクラッチに代えて湿式多板
クラッチとしても良く、シンクロメッシュ機構としても
良い。それぞれの切換機構を出力軸12に設けるように
しても良く、入力軸11と出力軸12とに分散して設け
るようにしても良い。切換機構は油圧により作動するギ
ヤシフト用のアクチュエータによって走行状態に応じて
作動し、動力伝達を行う変速ギヤ列が選択される。
【0014】入力軸11には回転自在に駆動側のバイパ
ス歯車28が設けられ、出力軸12にはバイパス歯車2
8に噛み合う従動側のバイパス歯車38が固定されてお
り、入力軸11には補助クラッチつまりバイパスクラッ
チ29が設けられている。このバイパスクラッチ29
は、係合状態、半係合状態および開放状態に作動する多
板式の湿式クラッチであり、アップシフト変速時に係合
状態とすることにより、変速時のトルク切れを防止する
ことができる。このバイパスクラッチ29を出力軸12
に設けるようにしても良く、入力軸11および出力軸1
2以外の中間軸に設けるようにしても良い。バイパスク
ラッチ29は油圧により作動するバイパスクラッチ用の
アクチュエータによって駆動される。
【0015】図1に示すように、バイパスクラッチ29
を有する自動変速機にあっては、アップシフト変速時の
トルク切れを防止するためのバイパスクラッチ29を利
用して登り坂や下り坂つまり登降坂路においてバイパス
クラッチ29を係合状態とすることによってヒルホール
ド制御を行うことができる。たとえば、登り坂で車両が
停止した状態の下で第1速の変速ギヤ列を動力伝達状態
とするとともにバイパスクラッチ29を係合させると、
歯車21,31からなる第1速の変速ギヤ列の歯車比
と、バイパス歯車28,38の歯車比とが相違している
ので、入力軸11と出力軸12の間では循環トルクが作
用して車輪がロックすることになる。ヒルホールド制御
を行う際に動力伝達を行う変速ギヤ列としては、坂道発
進が可能な発進ギヤ列であれば、前進発進のときには第
1速でも第2速でも良く、後退方向に発進する場合でも
良い。
【0016】上述のように、バイパスクラッチ29はア
クチュエータから供給される油圧によって作動するの
で、第1速、第2速または後退の変速ギヤ列が選択され
ていることを検出し、アクチュエータへの油圧を制御す
ることによってヒルホールド制御を行うことができる。
このように電子制御でヒルホールド制御を行うので、変
速ギヤ列の選択状況や各種ペダルの操作状況に応じてバ
イパスクラッチ29を開放状態とすることによって車両
を自重で自由に落下移動させることもできる。ヒルホー
ルド制御を解除して車両を発進させるときには、車両の
勾配角度や出力トルクを推定演算することによって、滑
らかに発進させることができる。
【0017】図2は図1に示した自動変速機およびエン
ジンの作動を制御するための制御回路を示すブロック図
である。中央演算処理装置(CPU)やメモリーなどを
有するコントロールユニット40からは、主クラッチ1
5を作動する主クラッチ用アクチュエータ41と、ドグ
クラッチ21a〜26aを作動して動力伝達を行う変速
ギヤ列を切り換えるギヤシフト用アクチュエータ42
と、バイパスクラッチ29を作動するバイパスクラッチ
用アクチュエータ43とに制御信号が送られる。これら
のアクチュエータ41〜43には、ポンプ駆動モータ4
4により駆動される油圧ポンプからの作動油が供給され
るようになっており、ポンプ駆動モータ44はコントロ
ールユニット40からの信号により制御される。油圧ポ
ンプから吐出する作動油の圧力は油圧センサ45により
検出され、ギヤシフト用アクチュエータ42によって設
定されたギヤシフトの位置はギヤシフト位置センサ46
により検出され、主クラッチ15の作動状態つまりクラ
ッチストロークは主クラッチセンサ47により検出され
る。それぞれのセンサからの信号はコントロールユニッ
ト40に送られる。なお、油圧ポンプをモータ44によ
り駆動することなく、エンジンにより駆動するようにし
ても良い。
【0018】運転者がセレクトレバーを操作することに
より、ドライブ(D)レンジ、リバース(R)レンジな
どの各種レンジが選択され、いずれのレンジが選択され
たかを検出するためにセレクトレバー位置センサ48が
設けられ、フットブレーキが運転者により操作されたか
否かを検出するためにフットブレーキスイッチ49が設
けられている。さらに、パーキングブレーキが操作され
たか否かを検出するためにパーキングブレーキスイッチ
50が設けられており、それぞれの検出信号はコントロ
ールユニット40に送られる。
【0019】キー操作により作動するイグニッションス
イッチ51からの信号はコントロールユニット40に送
られ、スタータモータ52には作動信号が送られる。運
転者により操作されるアクセルペダルの踏み込み量を検
出するアクセル開度センサ53からの信号はコントロー
ルユニット40に送られ、スロットルバルブの開度を調
整する電子スロットル制御装置(ETC)54には制御
信号が送られる。さらに、コントロールユニット40に
は入力軸および出力軸の回転数を検出する入出力軸回転
センサ55、車両の速度を検出する車速センサ56およ
び車両の前後方向の加速度を検出する加速度センサ57
から検出信号が送られる。
【0020】図3は図1に示した自動変速機のヒルホー
ルド制御手順を示すフローチャートであり、ステップS
1では車両が登降坂路を走行しているか否かを判断す
る。この判断は公知の手法で行うことができ、たとえ
ば、ギヤシフト位置検出手段46、車速センサ56、加
速度センサ57および入出力センサ55などからの検出
信号に基づいて判断したり、傾斜角度センサを用いるこ
とによりこのセンサからの信号によって判断する。車両
が登降坂路を走行していると判断されたときには、ステ
ップS2で変速ギヤ列が発進ギヤ列となっているか否か
が判断される。発進ギヤ列とは前述したように、第1
速、第2速または後退のいずれかの変速ギヤ列である。
運転者がセレクトレバーをDレンジに操作し、走行状況
に応じて自動的に第1速または第2速が選択され、Rレ
ンジに操作すると後退方向の変速ギヤ列が選択される。
【0021】ステップS3では補助クラッチつまりバイ
パスクラッチ29の係合状態をフラグで判断する。この
ステップS3でクラッチフラグが0つまりバイパスクラ
ッチ29が開放状態であると判断した場合には、ステッ
プS4でフットブレーキが踏み込まれているか否かがフ
ットブレーキスイッチ49のオンオフの検出により判断
される。ステップS4でフットブレーキが踏み込まれて
いないと判断されたときには、ステップS5において車
両が停止しているか否かが判断される。車両が停止中で
あると判断された場合には、ステップS6でバイパスク
ラッチ29を係合させ、ステップS7でクラッチフラグ
を1つまり係合状態にセットする。このようにしてヒル
ホールド制御が実行されて車輪がロックされることにな
る。たとえば、セレクトレバーがDレンジに設定された
状態でフットブレーキを踏み込んで坂道で車両を停止さ
せた後に、運転者がフットブレーキを離しても、ヒルホ
ールド制御によって車輪がロックして停止状態が保持さ
れることになる。このとき、発進ギヤ列が選択された状
態で車両が停止しているときには、自動エンジン停止・
始動システムが装備されていない車両では主クラッチ1
5が開放状態に制御される。
【0022】ステップS1で平地を走行していると判断
された場合、ステップS2で発進ギヤ列以外のギヤ列と
なっていると判断された場合、およびステップS5で車
両が走行中であると判断された場合には、ステップS1
0に進みバイパスクラッチ29は開放状態に設定され、
ステップS11でクラッチフラグが開放状態にセットさ
れる。一方、ステップS4でフットブレーキが踏み込ま
れていると判断された場合には、ステップS12が実行
されてバイパスクラッチ29は半係合つまり半クラッチ
の状態に設定される。この場合にはクラッチフラグを変
化させることなく、ルーチンを終了する。このように、
ステップS4でフットブレーキが踏み込まれていると判
断したときにステップS12でバイパスクラッチ29を
半係合状態とすることにより、フットブレーキの踏み込
みが解除されたときに、迅速にバイパスクラッチ29を
係合させることができる。
【0023】一方、前述のステップS3でバイパスクラ
ッチ29が係合状態であると判断された場合には、ステ
ップS8に進んでアクセル開度センサ53からの信号を
取り込んでアクセルペダルの状態を検出する。このステ
ップS8でアクセルが閉じていると判断されれば、ステ
ップS6に進んでヒルホールド制御を維持し、アクセル
が開いていると判断されれば、ステップS9に進んで車
両の停止状態を判断する。このステップS9で車両が停
止状態でないと判断されたときにはステップS10に進
み、車両が停止状態であると判断されたときには発進ル
ーチンが実行される。つまり、車両が停止状態の下でア
クセルペダルが踏み込まれたときには、発進ルーチンが
実行される。
【0024】図4は発進ルーチンを示すフローチャート
であり、発進ルーチンが実行されると、まず、ステップ
S13で登降坂路の路面勾配θを推定する。路面勾配θ
の推定は車両停止前の駆動力と車速などから算出するよ
うにしても良く、傾斜角度センサからの信号によって算
出するようにしても良い。算出された路面勾配θに基づ
いて、ステップS14では発進に必要な発進トルクTst
を算出する。この発進トルクTstは、Tst=Kst×(W1
+W1・sinθ)…(1)式により算出される。ここで、Kst
は微調整用セッティング定数、W1は平坦路での発進ト
ルクであり、その値は実験により求められてメモリーに
格納されている。この式から分かるように、路面勾配θ
が増加すると発進トルクTstも増加する。ステップS1
5ではエンジン回転数センサなどからの信号を読み込ん
で公知の手法でエンジン出力トルクを算出する。ステッ
プS16では主クラッチセンサ47の信号に基づいて主
クラッチ15の係合状態を検出し、ステップS17では
ステップS15で求めたエンジン出力トルク値と、ステ
ップS16で求めた主クラッチの係合状態と、ギヤシフ
ト位置センサ46により検出された歯車比の値に基づい
て自動変速機の出力トルクToutを算出する。
【0025】次いで、ステップS18ではステップS1
4で算出された発進トルクTstと、ステップS17で算
出された出力トルクToutとを比較して、出力トルクTs
tが大きい場合は発進可能と判断し、逆の場合には発進
不能と判断する。発進可能と判断された場合には、ステ
ップS19が実行されてバイパスクラッチを開放動作す
るために必要な油圧値Pbdが算出される。この油圧値P
bdは以下の(2)式により算出される。 Pbd=[Tbd+(2×N×μb×Rbc)×Fs]/[(2×N×μb×Rbc)×Sb×106] …(2)式 ただし、Tbd=Tst/[Gf/(Gc×Gb−α)]…(3)式で算
出される。ここで、Gfはファイナルギヤ比であり、Gc
は現在のギヤ比であり、Gbはバイパスクラッチのギヤ
比であり、αは以下の(4)式で求められる。
【0026】 α=Kv×[(現在の車速)−1(制御周期前の車速)]/制御周期…(4)式 Kvは車速に対するテーブル値で決定されるゲイン係数
である。(2)式において、Nはバイパスクラッチ29の
クラッチフェーシング面数、μbはクラッチフェーシン
グの摩擦係数、Rbcはクラッチフェーシングの平均有効
半径、Fsはスプリング荷重、Sbはクラッチフェーシン
グの面積である。
【0027】ステップS20ではバイパスクラッチ29
の発熱量Qを推定し、ステップS21では予め実験によ
り求めてメモリーに格納されているバイパスクラッチ2
9の焼き付き限界発熱量とステップ20で求めた発熱量
Qとを比較して発熱量Qが許容範囲内と判断されたとき
にはステップステップS22に進む。一方、ステップS
21で発熱量Qが過大であると判断した場合には、ステ
ップS23でエンジン制御装置に対してエンジン出力減
少要求を出してからステップS22を実行する。これに
より、負荷が過大であるなどの理由によってバイパスク
ラッチ29の焼き付きが懸念される場合には、エンジン
出力が徐々に低下して焼き付きが防止される。
【0028】なお、ステップS20で推定する発熱量Q
は以下の(5)式により求められる。 Q=[(Pbd×ピストン面積−リターンスプリング力)×Rbc×μb×バイパスクラ ッチ差回転数]/Sb…(5)式 発熱量Qは所要油圧が大きい程つまり勾配値が大きい程
大きく、差回転数が大きい程大きくなり、あまり発熱量
が過大な場合にはエンジントルク減少要求を出し続ける
ことになり発進できないことが考えられるが、発熱量が
過大で発進できなくなるのは勾配が30%を遥かに超え
る非常に稀な場合に限られる。
【0029】図3および図4に示すように、既存のバイ
パスクラッチ29を係合状態とする油圧制御のみにより
ヒルホールドを行うことができるので、ブレーキ配管に
アキュムレータなどの特別な装置を組み込むことなく、
しかも特別な装置による重量増加の発生を防止しつつヒ
ルホールド制御を実現することができる。また、走行状
況を検出することにより、坂道発進が必要な状況を検出
することができるので、適切なタイミングでヒルホール
ド制御を行うことができる。ヒルホールドの状態から発
進する場合には、路面の勾配値から発進に必要な発進ト
ルクを算出し、主クラッチ15のストローク、エンジン
負荷などから変速機の出力トルクを算出して、出力トル
クが発進トルクを上回ったときに発進させるので、車両
を後退移動させることなく円滑に発進させることができ
る。また、バイパスクラッチの発熱量を算出して発熱量
が所定値を超えた場合にはエンジン出力を低減して滑ら
かに車両を発進させることができる。ヒルホールド制御
中に車両に過負荷が加わったときには、バイパスクラッ
チが滑るので、駆動系の損傷を防止することができる。
【0030】図5は他のヒルホールド制御手順を示すフ
ローチャートである。この制御方式にあっては、ステッ
プS31〜S42は、図3に示されたステップS1〜S
12にそれぞれ対応しており、それぞれのステップS3
1〜S42の説明は省略する。この場合には、前述した
ステップS8と同様のステップS38でアクセルが閉じ
ていると判断した場合には、ステップS43に進んでパ
ーキングブレーキの作動状況を検出する。このステップ
S43でパーキングブレーキが作動していると判断した
場合にはステップS44に進んで車両が停止状態か否か
を判断する。車両が停止状態であると判断した場合に
は、ステップS42が実行されてバイパスクラッチ29
は係合前の半係合状態に設定され、クラッチフラグの状
態を変更することなくルーチンを終了する。ステップS
43でパーキングブレーキが作動していないと判断され
たとき、およびステップS44で車両が停止状態でない
と判断されたときには、ステップS36が実行されてバ
イパスクラッチは係合状態に設定される。
【0031】図5に示す制御方式では、パーキングブレ
ーキが作動しているときには、バイパスクラッチ29を
半クラッチ状態としてヒルホールド制御することができ
る。これにより、バイパスクラッチ29の作動に必要な
動力を低減することができ、燃費の改善を図ることがで
きる。ヒルホールド制御により車両が停止状態の下でア
クセルが開かれたときには、図4に示した発進ルーチン
が実行される。図5に示す制御方式によれば、パーキン
グブレーキが作動されているときには、バイパスクラッ
チを半係合状態にすることができるので、バイパスクラ
ッチ29の作動による燃費の増加を最小限に抑えること
ができる。
【0032】以上、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更
可能であることはいうまでもない。たとえば、図1に示
す自動変速機はトルクコンバータを有していないが、ト
ルクコンバータを設けるようにしても良い。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、ブレーキ配管などに特
別な装置を付加することなく、登降坂路で車両が停止し
たときにバイパスクラッチを利用してヒルホールドを実
現することができ、登降坂路でフットブレーキやパーキ
ングブレーキを操作することなく、車両を停止させた状
態に保持することができる。ヒルホールド制御のために
特別な装置を付加しないので、車両の重量増加を避ける
こときができる。ヒルホールドの状態から車両を発進さ
せるときには、バイパスクラッチに供給される油圧を調
整することにより滑らかに発進させることができる。バ
イパスクラッチの発熱量を算出し、発熱量に応じてエン
ジン回転数を調整することにより急発進を防止し、滑ら
かな発進を可能にするとともにバイパスクラッチの耐久
性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヒルホールド制御装置を有する自動車
用の自動変速機を示すスケルトン図である。
【図2】図1に示した自動変速機およびエンジンの作動
を制御するための制御回路を示すブロック図である。
【図3】ヒルホールド制御手順を示すフローチャートで
ある。
【図4】発進ルーチンを示すフローチャートである。
【図5】他のヒルホールド制御手順を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
11 入力軸 13 出力軸 13 エンジン 15 主クラッチ 21〜26 駆動歯車 29 バイパスクラッチ 31〜36 従動歯車
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F16H 59:08 F16H 59:08 59:14 59:14 59:54 59:54 59:66 59:66 Fターム(参考) 3D041 AA44 AB01 AC01 AC15 AC18 AC26 AD10 AD20 AD22 AD23 AD31 AD41 AD42 AD47 AD51 AE04 AE31 AF01 3G093 AA05 BA04 CA01 CA04 CB05 DA01 DA06 DB03 DB05 DB10 DB11 DB12 DB15 EA01 EB03 EC01 EC04 FA11 FA12 FB02 3J552 MA04 MA13 NA01 NB04 PA02 PA42 RB02 SA03 TA10 UA07 VA03Z VA32Z VA37Z VA52Z VA62Z VA63W VA64W VA66Z VA67W VA80W VB01Z VB04Z VC01Z VC02W VD02Z VD11W VD18Z VE04W

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の駆動歯車が設けられた入力軸と、
    前記駆動歯車に噛み合う複数の従動歯車が設けられた出
    力軸と、前記入力軸と前記出力軸とを係合させるバイパ
    スクラッチとを有する自動変速機を備えた自動車のヒル
    ホールド制御装置であって、 登降坂路を判定する登降坂路判定手段と、 前記自動変速機のシフト位置を検出するシフト位置検出
    手段と、 前記登降坂路判定手段と前記シフト位置検出手段とから
    の信号に基づいて、車両が登降坂路で停止した状態の下
    で前記自動変速機が発進ギヤ列となっているときに、前
    記バイパスクラッチを係合させる制御手段とを有するこ
    とを特徴とする自動車のヒルホールド制御装置。
  2. 【請求項2】 複数の駆動歯車が設けられた入力軸と、
    前記駆動歯車に噛み合う複数の従動歯車が設けられた出
    力軸と、前記入力軸と前記出力軸とを係合させるバイパ
    スクラッチとを有する自動変速機を備えた自動車のヒル
    ホールド制御装置であって、 登降坂路を判定する登降坂路判定手段と、 前記自動変速機のシフト位置を検出するシフト位置検出
    手段と、 フットブレーキ操作の有無を検出するブレーキ操作検出
    手段と、 前記登降坂路判定手段と前記シフト位置検出手段と前記
    フットブレーキ操作検出手段とからの信号に基づいて、
    車両が登降坂路で停止した状態の下で前記自動変速機が
    発進ギヤ列となっており、フットブレーキが操作されて
    いないときに、前記バイパスクラッチを係合させる制御
    手段とを有することを特徴とする自動車のヒルホールド
    制御装置。
  3. 【請求項3】 複数の駆動歯車が設けられた入力軸と、
    前記駆動歯車に噛み合う複数の従動歯車が設けられた出
    力軸と、前記入力軸と前記出力軸とを係合させるバイパ
    スクラッチとを有する自動変速機を備えた自動車のヒル
    ホールド制御装置であって、 登降坂路を判定する登降坂路判定手段と、 前記自動変速機のシフト位置を検出するシフト位置検出
    手段と、 フットブレーキ操作の有無を検出するブレーキ操作検出
    手段と、 前記登降坂路判定手段と前記シフト位置検出手段と前記
    ブレーキ操作検出手段とからの信号に基づいて、車両が
    登降坂路で停止し、前記自動変速機が発進ギヤ列となっ
    ている状態の下で、前記フットブレーキが操作されてい
    るときには前記バイパスクラッチを半係合状態とし、前
    記フットブレーキが操作されていないときには、前記バ
    イパスクラッチを係合させる制御手段とを有することを
    特徴とする自動車のヒルホールド制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の自
    動車のヒルホールド制御装置において、パーキングブレ
    ーキ操作の有無を検出するパーキングブレーキ検出手段
    を有し、自動車が登降坂路で停止し、前記自動変速機が
    発進ギヤ列となっている状態の下で、前記パーキングブ
    レーキが操作されているときには前記バイパスクラッチ
    を半係合状態とし、前記パーキングブレーキが操作され
    ていないときには前記バイパスクラッチを係合状態とす
    ることを特徴とする自動車のヒルホールド制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の自
    動車のヒルホールド制御装置において、路面勾配を推定
    して発進に必要な発進トルクを算出する発進トルク算出
    手段と、エンジントルクと主クラッチの係合状態とによ
    り出力トルクを算出する出力トルク算出手段とを有し、
    前記出力トルクが前記発進トルクを上回って発進可能と
    判断したときに前記バイパスクラッチを開放することを
    特徴とする自動車のヒルホールド制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の自動車のヒルホールド制
    御装置において、前記バイパスクラッチの発熱量を算出
    する発熱量算出手段を有し、前記発熱量が所定値以上の
    ときに発進可能と判断したときはエンジン出力を低減す
    ることを特徴とする自動車のヒルホールド制御装置。
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