JP5272221B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置に関するものである。
LSI(Large Scale Integrated circuit)の微細化、高速化に伴ない、LSIの配線材料として従来用いられてきたアルミニウムに代わり、電気抵抗の低いCu(銅)が用いられている。LSIの配線材料としてCuを用いることにより、電気抵抗を低く抑えながら配線を微細化することができ、また、LSIの動作速度を向上することができる。しかしながら、Cuは絶縁膜中に拡散しやすい性質を有している。Cuが絶縁膜中に拡散すれば配線の信頼性が低くなってしまう。またCuはプラズマイオンとの反応速度が非常に遅いという性質を有している。このため、エッチングにより配線を形成しようとすると十分な生産性が得られない。そこで、これらの問題を解決することができるCu配線の形成方法として、近年、ダマシン法が採用されている。
このようなダマシン法を採用した技術は、たとえば特開2006−24905号公報に開示されている。
また近年、素子の微細化が進み、配線寸法およびビア寸法も縮小化されてきている。素子の高速化のため、多層配線においても、低抵抗で低容量な膜がますます要求されてきている。また、その抵抗や容量のばらつき抑制もますます重要になってきている。
特開2006−24905号公報
しかし実際のウエハプロセスでは、同一ウエハ内においても、各工程のプロセスがばらつくことにより、たとえばウエハ面内の中心部とエッジ部とで層間膜厚、バリアメタル膜厚、配線寸法、ビア径などにばらつきが生じる。その結果、配線抵抗およびビア抵抗がばらつくという問題がある。さらに、配線抵抗およびビア抵抗がばらつくことにより回路のタイミングにマージンがなくなる、または歩留まり劣化、さらには信頼性劣化という問題があった。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、配線抵抗およびビア抵抗のばらつきを配線層全体として抑制できる半導体装置を提供することである。
本実施の形態の半導体装置は、下層導電層と、第1および第2の配線層と、層間絶縁膜と、第1および第2のビア内導電層とを備えている。第1および第2の配線層は、それぞれが下層導電層上に形成されている。層間絶縁膜は、下層導電層と第1および第2の配線層との間に形成され、かつ下層導電層と第1の配線層とを電気的に接続するための第1のビアホールおよび下層導電層と第2の配線層とを電気的に接続するための第2のビアホールを有している。第1および第2のビア内導電層は、第1および第2のビアホールのそれぞれの内部を埋め込んでいる。第1の配線層は第2の配線層よりも細い線幅を有している。第1のビア内導電層と下層導電層との接触部の抵抗が、第2のビア内導電層と下層導電層との接触部の抵抗よりも小さい。
本実施の形態の半導体装置によれば、第1のビア内導電層と下層導電層との接触部の抵抗が、第2のビア内導電層と下層導電層との接触部の抵抗よりも小さくなっている。これにより配線層全体としての抵抗値のばらつきを抑制することができる。よって、回路のタイミングにおけるマージンが大きくなり、歩留まり劣化や信頼性劣化を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。図1を参照して、たとえばシリコンよりなる半導体基板SUBの表面には、たとえばMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタなどの半導体素子(図示せず)が形成されている。これらの半導体素子の表面を覆うように、たとえば400nmの厚みのUSG(Un-doped Silicon Glass)膜よりなるコンタクト層間絶縁膜CIが形成されている。
このコンタクト層間絶縁膜CIには、図示されていないがコンタクトホールが形成されている。このコンタクトホールは、上側の配線層IL1と下側の導電領域(たとえばMOSトランジスタのソース/ドレイン領域など)とを電気的に接続するためのものである。このコンタクトホール内において、たとえばTiN(窒化チタン)とTi(チタン)との積層膜がコンタクトホールの壁面に沿って形成されており、たとえばW(タングステン)よりなるプラグ層がコンタクトホール内を埋め込まれている。
コンタクト層間絶縁膜CI上には、層間絶縁膜II1が形成されている。この層間絶縁膜II1は、たとえば100nmの厚みのSiOC膜(誘電率k:2.8以下)よりなっている。この層間絶縁膜II1の表面は平坦化されている。この層間絶縁膜II1には、コンタクト層間絶縁膜CIに達する配線溝IT1が形成されている。この配線溝IT1内には配線層IL1が形成されている。この配線層IL1は、たとえば15nmの厚みのTa(タンタル)よりなるバリアメタル層BM1と、たとえばCuよりなる導電層CL1により形成されている。バリアメタル層BM1は配線溝IT1の壁面に沿って形成されており、導電層CL1は配線溝IT1内を埋め込むように形成されている。
層間絶縁膜II1上には配線層IL1を覆うように、たとえば40nmの厚みのSiC膜(誘電率k:4.8以下)よりなるライナー絶縁膜LFが形成されている。このライナー絶縁膜LF上には、たとえば200nmの厚みのSiOC膜(誘電率k:2.8以下)よりなる層間絶縁膜II2が形成されている。この層間絶縁膜II2の表面は平坦化されている。
層間絶縁膜II2の表面には配線溝IT2が形成されている。この配線溝IT2の底部から配線層IL1に達するように層間絶縁膜II2およびライナー絶縁膜LFにはビアホールVHが形成されている。
このビアホールVHおよび配線溝IT2には、配線層IL2が形成されている。この配線層IL2は、バリアメタル層BM2と、たとえばCuよりなる導電層CL2により形成されている。バリアメタル層BM2は、第1のバリアメタル層BM2aと第2のバリアメタル層BM2bとを有している。第1のバリアメタル層BM2aは、たとえば5nmの厚みのTa層と5nmの厚みのTaN層との2層構造よりなっている。第2のバリアメタル層BM2bは、たとえば5nmの厚みのTa層よりなっている。
ビアホールVHの直下における配線層IL1の表面には、凹部(掘り込み部)COが形成されている。この凹部COにおいて第2のバリアメタル層BM2bは配線層IL1と接している。
本実施の形態においては、層間絶縁膜II2の厚みにばらつきが生じることにより、ウエハ面内においてビア深さBDEの深い第1のビアホールVHと、ビア深さBDEの浅い第2のビアホールVHとが形成されている。ここで、ビア深さBDEの深い第1のビアホールVHと、浅い第2のビアホールVHとの各々は同じ径BDIを有している。このため、ビア深さBDEの深い第1のビアホールVHは、ビア深さBDEの浅い第2のビアホールVHよりも大きなアスペクト比(深さ/径)を有している。
ビア深さBDEの深い第1のビアホールVHの直下における凹部COの掘り込み量CDEは、ビア深さBDEの浅い第2のビアホールVHの直下における凹部COの掘り込み量CDEよりも大きくなっている。ここで掘り込み量とは、配線層IL1の上面から凹部COの最下端部までの距離を意味している。
また第2のバリアメタル層BM2bの配線層IL1に接する部分の厚みは、ビア深さBDEの浅い第2のビアホールVHにおけるよりも、ビア深さBDEの深い第1のビアホールVHの直下において薄くなっている。
このように、ビア深さBDEの深い第1のビアホールVHの直下における凹部COの掘り込み量が大きいため配線層IL1と配線層IL2との接触面積が大きくなって抵抗が低くなっている。またビア深さBDEの深い第1のビアホールVHの底部における第2のバリアメタル層BM2bの厚みが薄いことによって抵抗が低くなっている。このため、ビア深さBDEの深い第1のビアホールVH内のビア内導電層(配線層IL2)と配線層IL1との接触部の抵抗は、ビア深さBDEの浅い第2のビアホールVH内のビア内導電層(配線層IL2)と配線層IL1との接触部の抵抗よりも小さくなっている。
なお本実施の形態においては、配線溝IT2の幅IW同士は実質的に同じ寸法であり、また配線溝IT2の深さTD同士もビアホールVHの径BDI同士も実質的に同じ寸法である。
次に、本実施の形態の半導体装置の製造方法について説明する。
図2〜図10は、本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。図2を参照して、たとえばシリコンよりなる半導体基板SUB上に、たとえばSTI(Shallow Trench Isolation)よりなるトレンチ分離構造(図示せず)が形成される。このトレンチ分離構造により電気的に分離された半導体基板SUBの表面に、たとえばMOSトランジスタよりなる半導体素子(図示せず)が形成される。
次に、半導体基板SUBの表面を覆うようにコンタクト層間絶縁膜CIが形成される。このコンタクト層間絶縁膜CIは、たとえばUSG膜を500nmの厚みで堆積した後に100nmの厚み分をCMP(Chemical Mechanical Polishing)法により研磨除去することにより形成される。
このコンタクト層間絶縁膜CIに、通常の写真製版技術およびドライエッチング技術を用いて、たとえば70nmの径のコンタクトホール(図示せず)が形成される。このコンタクトホールの壁面に沿うようにコンタクト層間絶縁膜CI上に、バリアメタル層(図示せず)が形成される。このバリアメタル層はたとえば20nmの厚みのTiNと20nmの厚みのTiとの積層構造により形成される。次にコンタクトホール内を埋め込むようにバリアメタル層上に、たとえば200nmの厚みでW層が形成される。
この後、コンタクト層間絶縁膜の表面が露出するまでW層とバリアメタル層とにCMP法が施される。これにより、コンタクトホール内にW層よりなるWプラグ層とバリアメタル層とが残存される。
コンタクト層間絶縁膜CI上に、たとえば150nmの厚みのSiOC膜よりなる層間絶縁膜II1が形成される。この層間絶縁膜II1上にフォトレジストPR1が塗布され、通常の写真製版技術によりパターニングされる。パターニングされたフォトレジストPR1をマスクとして層間絶縁膜II1に異方性のエッチングが施される。これにより、層間絶縁膜II1にコンタクト層間絶縁膜CIに達する配線溝IT1が形成される。この後、フォトレジストPR1は、たとえばアッシングなどにより除去される。
図3を参照して、この配線溝IT1の壁面に沿うように層間絶縁膜II1上に、バリアメタル層BM1が形成される。このバリアメタル層BM1は、たとえば15nmの厚みのTaにより形成される。層間絶縁膜II1およびバリアメタル層BM1上に、たとえばスパッタ法でCuシード層が50nmの厚みで形成される。この後、メッキ法により配線溝IT1を埋め込むようにバリアメタル層BM1上にCu層CL1が形成される。
この後、層間絶縁膜II1の表面が露出するまでCu層CL1とバリアメタル層BM1とにCMP法が施される。これにより、配線溝IT1内にCu層よりなる導電層CL1とバリアメタル層BM1とが残存されて、導電層CL1とバリアメタル層BM1とからなる配線層IL1が形成される。
図4を参照して、配線層IL1を覆うように層間絶縁膜II1上に、たとえば40nmの厚みのSiC膜よりなるライナー絶縁膜LFがCVD(Chemical Vapor Deposition)法により形成される。このライナー絶縁膜LF上に、たとえば250nmの厚みのSiOCよりなる層間絶縁膜II2がCVD法により形成される。
この層間絶縁膜II2上に、通常の写真製版技術によりレジストパターンPR2が形成される。このレジストパターンPR2をマスクとして層間絶縁膜II2にドライエッチングが施される。これにより層間絶縁膜II2にビアホールVHが形成され、ビアホールの底部においてライナー絶縁膜LFが露出する。
この際、層間絶縁膜II2の厚みにばらつきが生じている場合には、ビアホールVHの深さにもばらつきが生じ、深さの深い第1のビアホールVHと深さの浅い第2のビアホールVHとが形成される。
この後、レジストパターンPR2が、たとえばアッシングなどにより除去される。
図5を参照して、第1および第2のビアホールVHの各々の内部を埋め込むようにレジストプラグPR3が形成される。
図6を参照して、通常の写真製版技術を用いて層間絶縁膜II2上にレジストパターンPR4が形成される。このレジストパターンPR4をマスクとして層間絶縁膜II2にドライエッチングが施される。これにより、層間絶縁膜II2に第1および第2のビアホールVHのそれぞれに通じる配線溝IT2が形成される。この後、レジストパターンPR3、PR4が、たとえばアッシングなどにより除去される。
図7を参照して、第1および第2のビアホールVHの各々から露出したライナー絶縁膜LFがドライエッチングにより除去される。これにより第1および第2のビアホールVHのそれぞれの底部において配線層IL1の一部表面が露出する。
図8を参照して、露出した配線層の表面を覆うように、かつビアホールVHおよび配線溝ITの壁面に沿うように第1のバリアメタル層BM2aが形成される。この第1のバリアメタル層BM2aは、たとえば5nmの厚みのTa膜と5nmの厚みのTaN膜との積層構造により形成される。
図9を参照して、パンチスルー処理によりリスパッタプロセスが行なわれる。これにより、ビアホールVH底部の第1のバリアメタル層BM2aが除去されて配線層IL1の表面が露出するとともに、露出した配線層IL1の表面が掘り込まれて凹部COが形成される。
このリスパッタプロセスは、図11に示すスパッタ装置を用いて行なわれる。このスパッタ装置のチャンバーCMBでは、Ta、TaNの成膜とリスパッタプロセスとが行なわれる。リスパッタプロセスの制御パラメータには、基板ACバイアス(AC Bias)と、コイルのDCパワー(DC Coil)と、ターゲットのDCパワー(Target DC)と、コイルに印加する高周波パワー(RF Coil)との4種類がある。これらのパラメータを制御すれば、ビアホールVHの底部におけるエッチング量の調整が可能である。また、これらのパラメータは、ビアホールVHの径、アスペクト比(深さ/径)などに依存性がある。
本実施の形態におけるスパッタ条件は、たとえばターゲットのDCパワーが500W、基板ACバイアスが300W、コイルに印加する高周波パワーが1200W、コイルのDCパワーが0Wである。
上記の条件でリスパッタをすることにより、深さの深い第1のビアホールVHの直下における凹部COの掘り込み量が大きくなり、深さの浅い第2のビアホールVHの直下における凹部COの掘り込み量が小さくなる。
図10を参照して、凹部COにおいて露出した配線層IL1の表面を覆うように、かつビアホールVHおよび配線溝IT2の壁面に沿うように第2のバリアメタル層BM2bがたとえばスパッタ法により形成される。このバリアメタル層BM2bは、たとえば5nmの厚みのフラッシュTa膜により形成される。
このスパッタ法はステップカバレッジがコンフォーマルでない成膜手法である。このため、ビア深さBDEの深い第1のビアホールVHの底部におけるバリアメタル層BM2bの厚みは、ビア深さBDEの浅い第2のビアホールVHの底部におけるバリアメタル層BM2bの厚みよりも薄くなる。
図1を参照して、バリアメタル層BM2上に、たとえばスパッタ法でCuシード層が50nmの厚みで形成される。この後、メッキ法により配線溝IT2を埋め込むようにバリアメタル層BM2上にCu層CL2が形成される。
この後、層間絶縁膜II2の表面が露出するまでCu層CL2とバリアメタル層BM2とにCMP法が施される。これにより、配線溝IT2内にCu層よりなる導電層CL2とバリアメタル層BM2とが残存されて、配線溝IT2内に、導電層CL2とバリアメタル層BM2とからなる配線層IL2が形成される。このようにして図1に示す本実施の形態の半導体装置が製造される。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
たとえば層間絶縁膜II2の厚みのばらつきにより、一部のビアホールVHの深さBDEが設計値の120nmから180nmに厚くなる場合がある。この場合、ビアホールVHのボトムの径BDIが60nmであるとすると、ビアホールVHのアスペクト比が2.0から3.0に高くなることになる。アスペクト比の高い(ビア深さの深い)ビアホールVHの導電層では、アスペクト比の低い(ビア深さの浅い)ビアホールVH内の導電層よりも抵抗が大きくなるため、アスペクト比の異なるビアホールが存在すると、抵抗にばらつきが生じることになる。
これに対して本実施の形態によれば、図1に示すように、ビア深さBDEの深い第1のビアホールVHの直下における凹部COの掘り込み量CDEが、ビア深さBDEの浅い第2のビアホールVHの直下における凹部COの掘り込み量CDEよりも大きくなっている。これにより、ビア深さBDEの深い第1のビアホールVH内のビア内導電層(配線層IL2)と配線層IL1との接触部の抵抗は、接触面積の増大により、ビア深さBDEの浅い第2のビアホールVH内のビア内導電層(配線層IL2)と配線層IL1との接触部の抵抗よりも小さくなっている。
またビア深さBDEの深い第1のビアホールVHの底部におけるバリアメタル層BM2bの厚みは、ビア深さBDEの浅い第2のビアホールVHの底部におけるバリアメタル層BM2bの厚みよりも薄い。このことからも、ビア深さBDEの深い第1のビアホールVH内のビア内導電層(配線層IL2)と配線層IL1との接触部の抵抗は、ビア深さBDEの浅い第2のビアホールVH内のビア内導電層(配線層IL2)と配線層IL1との接触部の抵抗よりも小さくなっている。
以上により、第1のビアホールVHにおいては、第2のビアホールVHと比較して、ビアホールVH内の導電層の抵抗は高くなるものの、配線層IL2と配線層IL1との接触部の抵抗を小さくすることができる。このため、第1のビアホールVHで接続される配線層全体で見たときの抵抗値を、第2のビアホールVHで接続される配線層全体で見たときの抵抗値に近付けることができる。これにより配線層全体としてのばらつきを抑制することができる。よって、回路のタイミングにおけるマージンが大きくなり、歩留まり劣化や信頼性劣化を抑制することができる。
また図9に示すリスパッタプロセスにおいて、上述した条件を用いることにより、自己整合的に、ビア深さBDEの深いビアホールVHの掘り込み量CDEを、ビア深さBDEの浅いビアホールVHの掘り込み量CDEよりも大きくすることができる。このため、プロセスのばらつき低減を図ることができる。
(実施の形態2)
図12は、本発明の実施の形態2における半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。図12を参照して、本実施の形態の構成は、実施の形態1の構成と比較して、層間絶縁膜II2の厚みと、配線溝の深さとにおいて異なっている。
本実施の形態においては、層間絶縁膜II2の厚みにばらつきは生じていないか、もしくは極めて小さい。しかし、配線溝IT2の深さTDにばらつきが生じている。これにより、深さTDが深い配線溝IT2と浅い配線溝IT2とが存在している。深さTDが浅い配線溝IT2に接続される第1のビアホールVHの深さBDEは、深さTDが深い配線溝IT2に接続される第2のビアホールVHの深さBDEよりも深くなっている。
ビア深さBDEの深い第1のビアホールVHの直下における配線層IL1の凹部COの掘り込み量CDEは、ビア深さBDEの浅い第2のビアホールVHの直下における配線層IL1の凹部COの掘り込み量CDEよりも大きくなっている。また第2のバリアメタル層BM2bの配線層IL1に接する部分の厚みは、ビア深さBDEの浅い第2のビアホールVHの底部におけるよりも、ビア深さBDEの深い第1のビアホールVHの低部において薄くなっている。
以上により、ビア深さBDEの深い第1のビアホールVH内のビア内導電層(配線層IL2)と配線層IL1との接触部の抵抗は、ビア深さBDEの浅い第2のビアホールVH内のビア内導電層(配線層IL2)と配線層IL1との接触部の抵抗よりも小さくなっている。
なおこれ以外の本実施の形態の構成およびその製造方法は、上述した実施の形態1の構成および製造方法とほぼ同じであるため、同一の要素については同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
たとえば配線溝IT2の深さTDのばらつきにより、配線溝IT2の深さTDが設計値の120nmから90nmに浅くなり、それに伴ない一部のビアホールVHの深さBDEが設計値の120nmから150nmに厚くなる場合がある。この場合、ビアホールVHのボトムの径BDIが60nmであるとすると、ビアホールVHのアスペクト比が2.0から2.5に高くなることになる。この場合、アスペクト比の高い(ビア深さの深い)ビアホールVH内の導電層では、アスペクト比の低い(ビア深さの浅い)ビアホールVH内の導電層よりも抵抗が大きくなり、抵抗にばらつきが生じる。
これに対して本実施の形態では、ビア深さBDEの深い第1のビアホールVH内の導電層と配線層IL1との接触部の抵抗は、ビア深さBDEの浅い第2のビアホールVH内の導電層と配線層IL1との接触部の抵抗よりも小さくなっている。このため、実施の形態1と同様、配線層全体で見たときの抵抗値のばらつきを抑制することができ、回路のタイミングにおけるマージンが大きくなり、歩留まり劣化や信頼性劣化を抑制することができる。
(実施の形態3)
図13は、本発明の実施の形態3における半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。図13を参照して、本実施の形態の構成は、実施の形態1の構成と比較して、層間絶縁膜II2の厚みと、ビアホールの径とにおいて異なっている。
本実施の形態においては、層間絶縁膜II2の厚みにばらつきは生じていないか、もしくは極めて小さい。また複数の配線溝IT2の各々の深さ同士は実質的に同じであり、複数のビアホールVHの各々の深さ同士も実質的に同じである。しかし、ビアホールVHの径BDIにばらつきが生じている。これにより、径BDIの小さい第1のビアホールVHと径BDIの大きい第2のビアホールVHとが存在している。
径BDIの小さい第1のビアホールVHの直下における配線層IL1の凹部COの掘り込み量CDEは、径BDIの大きい第2のビアホールVHの直下における配線層IL1の凹部COの掘り込み量CDEよりも大きくなっている。また第2のバリアメタル層BM2bの配線層IL1に接する部分の厚みは、径BDIの大きい第2のビアホールVHの底部におけるよりも、径BDIの小さい第1のビアホールVHの底部において薄くなっている。
以上により、径BDIの小さい第1のビアホールVH内の導電層(配線層IL2)と配線層IL1との接触部の抵抗は、径BDIの大きい第2のビアホールVH内の導電層(配線層IL2)と配線層IL1との接触部の抵抗よりも小さくなっている。
なおこれ以外の本実施の形態の構成およびその製造方法は、上述した実施の形態1の構成および製造方法とほぼ同じであるため、同一の要素については同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
たとえばビアホールVHの径BDIのばらつきにより、ビアホールVHの径BDIが設計値の60nmから45nmに小さくなる場合がある。この場合、ビアホールVHの深さBDEが120nmであるとすると、ビアホールVHのアスペクト比が2.0から2.67に高くなることになる。この場合、アスペクト比の高い(径の小さい)ビアホールVHの導電層では、アスペクト比の低い(径の大きい)ビアホールVH内の導電層よりも抵抗が大きくなり、抵抗にばらつきが生じる。
これに対して本実施の形態では、径BDIの小さい第1のビアホールVH内の導電層と配線層IL1との接触部の抵抗は、径BDIの大きい第2のビアホールVH内の導電層と配線層IL1との接触部の抵抗よりも小さくなっている。このため、実施の形態1と同様、配線層全体で見たときの抵抗値のばらつきを抑制することができ、回路のタイミングにおけるマージンが大きくなる。
また上記とは逆に、たとえばビアホールVHの径BDIのばらつきにより、ビアホールVHの径BDIが設計値の60nmから80nmに大きくなる場合がある。この場合、ビアホールVHの深さBDEが120nmであるとすると、ビアホールVHのアスペクト比が2.0から1.5に低くなることになる。この場合、アスペクト比の低い(径の大きい)ビアホールVHの導電層では、アスペクト比の高い(径の小さい)ビアホールVH内の導電層よりも抵抗が小さくなり、抵抗にばらつきが生じる。
しかし、本実施の形態では、径BDIの大きいビアホールVH内の導電層と配線層IL1との接触部の抵抗は、径BDIの小さいビアホールVH内の導電層と配線層IL1との接触部の抵抗よりも大きくなっている。このため、実施の形態1と同様、配線層全体で見たときの抵抗値のばらつきを抑制することができ、回路のタイミングにおけるマージンが大きくなり、歩留まり劣化や信頼性劣化を抑制することができる。
これにより、たとえばSRAM(Static Random Access Memory)セルをはじめとするスタンダードセルなどで、たとえばフォトリソグラフィーのマージンが十分得られず開口不良などの問題が懸念される特定ビアで、そのビア径を大きくすることで歩留まり劣化を抑えることができる。また積層化した場合、その下地段差でフォトリソグラフィーのマージンが十分得られず開口不良などの問題が懸念される特定ビアでも、同様の効果が得られる。
(実施の形態4)
図14は、本発明の実施の形態4における半導体装置の構成を概略的に示す平面図(A)および断面図(B)である。図14(A)、(B)を参照して、本実施の形態の構成は、実施の形態1の構成と比較して、層間絶縁膜II2の厚みと、配線溝IT2の幅IW(配線層の線幅)とにおいて異なっている。
本実施の形態においては層間絶縁膜II2の厚みにばらつきは生じていないか、もしくは極めて小さい。しかし、幅IWの異なる配線溝IT2(線幅の異なる配線層)が存在している。つまり、幅IWの小さい配線溝IT2と幅IWの大きい配線溝IT2とが存在している。
幅IWの小さい配線溝IT2に接続される第1のビアホールVHの直下における配線層IL1の凹部COの掘り込み量CDEは、幅IWの大きい配線溝IT2に接続される第2のビアホールVHの直下における配線層IL1の凹部COの掘り込み量CDEよりも大きくなっている。また第2のバリアメタル層BM2bの配線層IL1に接する部分の厚みは、ビア深さBDEの浅い第2のビアホールVHの底部におけるよりも、ビア深さBDEの深い第1のビアホールVHの底部において薄くなっている。
以上により、幅IWの小さい配線溝IT2に接続される第1のビアホールVH内のビア内導電層(配線層IL2)と配線層IL1との接触部の抵抗は、幅IWの大きい配線溝IT2に接続される第2のビアホールVH内のビア内導電層(配線層IL2)と配線層IL1との接触部の抵抗よりも小さくなっている。
なおこれ以外の本実施の形態の構成およびその製造方法は、上述した実施の形態1の構成および製造方法とほぼ同じであるため、同一の要素については同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
たとえば図14の左側に示された構成において、ビアホールVHの径BDIが60nm、ビアホールの深さBDEが120nm、配線溝IT2の深さTDが120nmで、かつDM(デザインマニュアル)記載の最小寸法で配線層IL2の線幅IW(配線溝IT2の幅)がレイアウトされている場合がある。この場合、ビアホールVHの径BDIに対する配線層IL2の線幅IWが小さいため、ビアホールVHのアスペクト比が実効的に高く見える。つまり、ビアホールVHのアスペクト比は、本来であれば120nm/60nm=2.0であるが、配線溝IT2の深さTD分だけビアホールの深さが深くなったとみなされて、(120nm+120nm)/60nm=4.0と高く見える。この場合、実効的にアスペクト比の高いビアホールVHの導電層では、アスペクト比の低いビアホールVH内の導電層よりも抵抗が大きくなり、抵抗にばらつきが生じる。
これに対して本実施の形態では、幅IWの小さい配線溝IT2に接続される第1のビアホールVH内の導電層と配線層IL1との接触部の抵抗は、幅IWの大きい配線溝IT2に接続される第2のビアホールVH内の導電層と配線層IL1との接触部の抵抗よりも小さくなっている。このため、実施の形態1と同様、配線層全体で見たときの抵抗値のばらつきを抑制することができ、回路のタイミングにおけるマージンが大きくなり、歩留まり劣化や信頼性劣化を抑制することができる。
(実施の形態5)
本実施の形態においては、MIMキャパシタの下部電極と上部電極との各々に配線層を接続する場合の構成について説明する。
図15は、本発明の実施の形態5における半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。図15を参照して、半導体基板SUBの表面上に、コンタクト層間絶縁膜CIが形成されている。このコンタクト層間絶縁膜CI上に、層間絶縁膜II1が形成されている。
層間絶縁膜II1には溝が形成されており、溝内にMIM(Metal Insulator Metal)キャパシタの下部電極SNが形成されている。この下部電極SNは、溝の側壁に沿って形成されたバリアメタル層BM3と、溝内を埋め込む導電層CL3とを有している。バリアメタル層BM3はたとえばTaよりなっており、導電層CL3はたとえばCuよりなっている。
この下部電極SN上にキャパシタ誘電体膜CDを介して、MIMキャパシタの上部電極CPが形成されている。キャパシタ誘電体膜CDはたとえばSiN(窒化シリコン)よりなっており、上部電極CPはたとえばTiNよりなっている。なお上部電極CPの側壁は、側壁絶縁膜SWにより覆われている。
このMIMキャパシタ上を覆うように、絶縁膜INと層間絶縁膜II2とが形成されている。
層間絶縁膜II2の表面には複数の配線溝IT2が形成されている。これら複数の配線溝IT2には、MIMキャパシタの下部電極SNに電気的に接続される配線層IL2を引き回すための配線溝IT2と、上部電極CPに電気的に接続される配線層IL2を引き回すための配線溝IT2とが含まれている。
配線層IL2を下部電極SNに電気的に接続するための第1のビアホールVHの深さBDEは、配線層IL2を上部電極CPに電気的に接続するための第2のビアホールVHの深さBDEよりも深くなっている。下部電極SNに達する第1のビアホールVHの直下における下部電極SNの凹部COの掘り込み量CDEは、上部電極CPに達する第2のビアホールVHの直下における上部電極CPの凹部COの掘り込み量CDEよりも大きくなっている。
また第2のバリアメタル層BM2bの配線層IL1に接する部分の厚みは、ビア深さBDEの浅い第2のビアホールVHの底部におけるよりも、ビア深さBDEの深い第1のビアホールVHの底部において薄くなっている。
以上により、下部電極SNに達する第1のビアホールVH内の導電層(配線層IL2)と下部電極SNとの接触部の抵抗は、上部電極CPに達する第2のビアホールVH内の導電層(配線層IL2)と上部電極CPとの接触部の抵抗よりも小さくなっている。
なお本実施の形態においては、下部電極SNに電気的に接続される配線層IL2が形成される配線溝IT2の幅IWおよび深さTDの各々は、上部電極CPに電気的に接続される配線層IL2が形成される配線溝IT2の幅IWおよび深さTDと実質的に同じ寸法である。また下部電極SNに達する第1のビアホールVH内の導電層(配線層IL2)の径と上部電極CPに達する第2のビアホールVH内の導電層(配線層IL2)の径とは実質的に同じ寸法である。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
MIMキャパシタを形成する場合、上部電極CPに達するビアホールVHの深さBDEに比べ、下部電極SNに達するビアホールVHの深さBDEは深くなる。このため、双方のビアホールVHの径が同じ場合には、下部電極SNに達するビアホールVHのアスペクト比は、上部電極CPに達するビアホールVHのアスペクト比よりも大きくなる。
たとえばビアホールVHの径BDIが60nmのとき、上部電極CPに達するビアホールVHの深さBDEが120nm、下部電極SNに達するビアホールVHの深さBDEが270nmの場合、上部電極CPに達するビアホールVHのアスペクト比は2.0であるのに対して、下部電極SNに達するビアホールVHのアスペクト比は4.5と高くなる。
これに対して本実施の形態では、下部電極SNに達する第1のビアホールVH内のビア内導電層と下部電極SNとの接触部の抵抗が、上部電極CPに達する第2のビアホールVH内のビア内導電層と上部電極CPとの接触部の抵抗よりも小さくなっている。このため、実施の形態1と同様、配線層全体で見たときの抵抗値のばらつきを抑制することができ、回路のタイミングにおけるマージンが大きくなり、歩留まり劣化や信頼性劣化を抑制することができる。
(実施の形態6)
本実施の形態においては、MOSトランジスタのソース/ドレイン領域とゲート電極層との各々に配線層を接続する場合の構成について説明する。
図16は、本発明の実施の形態6における半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。図16を参照して、半導体基板SUBの表面に、MOSトランジスタTRが形成されている。このMOSトランジスタTRは、1対のソース/ドレイン領域SDと、ゲート絶縁膜GIと、ゲート電極層GEとを主に有している。
1対のソース/ドレイン領域SDの各々は、半導体基板SUBの表面に互いに距離をおいて形成されている。ゲート電極層GEは、1対のソース/ドレイン領域SDに挟まれる半導体基板SUBの領域上にゲート絶縁膜GIを介して形成されている。
このMOSトランジスタTRを覆うように、半導体基板SUBの表面上に絶縁膜INと層間絶縁膜IIとが順に積層して形成されている。
層間絶縁膜IIの表面には複数の配線溝IT2が形成されている。これら複数の配線溝IT2には、MOSトランジスタTRのソース/ドレイン領域SDに電気的に接続される配線層IL2を引き回すための配線溝IT2と、ゲート電極層GEに電気的に接続される配線層IL2を引き回すための配線溝IT2とが含まれている。
配線層IL2をソース/ドレイン領域SDに電気的に接続するための第1のビアホールVHの深さBDEは、配線層IL2をゲート電極層GEに電気的に接続するための第2のビアホールVHの深さBDEよりも深くなっている。ソース/ドレイン領域SDに達する第1のビアホールVHの直下におけるソース/ドレイン領域SDの凹部COの掘り込み量CDEは、ゲート電極層GEに達する第2のビアホールVHの直下におけるゲート電極層GEの凹部COの掘り込み量CDEよりも大きくなっている。
また第2のバリアメタル層BM2bの配線層IL1に接する部分の厚みは、ビア深さBDEの浅い第2のビアホールVHの底部におけるよりも、ビア深さBDEの深い第1のビアホールVHの底部において薄くなっている。
以上により、ソース/ドレイン領域SDに達する第1のビアホールVH内の導電層(配線層IL2)とソース/ドレイン領域SDとの接触部の抵抗は、ゲート電極層GEに達する第2のビアホールVH内の導電層(配線層IL2)とゲート電極層GEとの接触部の抵抗よりも小さくなっている。
なお本実施の形態においては、ソース/ドレイン領域SDに電気的に接続される配線層IL2が形成される配線溝IT2の幅IWおよび深さTDの各々は、ゲート電極層GEに電気的に接続される配線層IL2が形成される配線溝IT2の幅IWおよび深さTDと実質的に同じ寸法である。またソース/ドレイン領域SDに達する第1のビアホールVH内の導電層(配線層IL2)の径とゲート電極層GEに達する第2のビアホールVH内の導電層(配線層IL2)の径とは実質的に同じ寸法である。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
MOSトランジスタTRを形成する場合、ゲート電極層GEに達するビアホールVHの深さBDEに比べ、ソース/ドレイン領域SDに達するビアホールVHの深さBDEは深くなる。このため、双方のビアホールVHの径が同じ場合には、ソース/ドレイン領域SDに達するビアホールVHのアスペクト比は、ゲート電極層GEに達するビアホールVHのアスペクト比よりも大きくなる。
たとえばビアホールVHの径BDIが60nmのとき、ゲート電極層GEに達するビアホールVHの深さBDEが120nm、ソース/ドレイン領域SDに達するビアホールVHの深さBDEが240nmの場合、ゲート電極層GEに達するビアホールVHのアスペクト比は2.0であるのに対して、ソース/ドレイン領域SDに達するビアホールVHのアスペクト比は4.0と高くなる。
これに対して本実施の形態では、ソース/ドレイン領域SDに達する第1のビアホールVH内のビア内導電層とソース/ドレイン領域SDとの接触部の抵抗が、ゲート電極層GEに達する第2のビアホールVH内のビア内導電層とゲート電極層GEとの接触部の抵抗よりも小さくなっている。このため、実施の形態1と同様、配線層全体で見たときの抵抗値のばらつきを抑制することができ、回路のタイミングにおけるマージンが大きくなり、歩留まり劣化や信頼性劣化を抑制することができる。
この場合、活性領域部は、持ち上げソース/ドレイン構造でも同様のことがいえる。
また上記においてはMOSトランジスタを例に挙げて説明したが、本発明は広くMIS(Metal Insulator Semiconductor)トランジスタ全般に適用することができる。
(実施の形態7)
本実施の形態においては、SOI基板の支持基板と半導体層との各々に配線層を接続する場合の構成について説明する。
図17は、本発明の実施の形態7における半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。図17を参照して、SOI基板は、支持基板SSと、埋め込み絶縁膜BIと、半導体層(SOI層)TFとを有している。支持基板SSの表面にはボトム注入層BTが形成されている。この支持基板SSの表面上に、埋め込み絶縁膜BIを介して、メサ分離された半導体層(SOI層)TFが形成されている。なお半導体層TFの側壁を覆うように側壁絶縁膜SWが形成されている。
このSOI基板上に層間絶縁膜IIが形成されている。
層間絶縁膜IIの表面には複数の配線溝IT2が形成されている。これら複数の配線溝IT2には、ボトム注入層BTに電気的に接続される配線層IL2を引き回すための配線溝IT2と、半導体層TFに電気的に接続される配線層IL2を引き回すための配線溝IT2とが含まれている。
配線層IL2をボトム注入層BTに電気的に接続するための第1のビアホールVHの深さBDEは、配線層IL2を半導体層TFに電気的に接続するための第2のビアホールVHの深さBDEよりも深くなっている。ボトム注入層BTに達する第1のビアホールVHの直下におけるボトム注入層BTの凹部COの掘り込み量CDEは、半導体層TFに達する第2のビアホールVHの直下における半導体層TFの凹部COの掘り込み量CDEよりも大きくなっている。
また第2のバリアメタル層BM2bの配線層IL1に接する部分の厚みは、ビア深さBDEの浅い第2のビアホールVHの底部におけるよりも、ビア深さBDEの深い第1のビアホールVHの底部において薄くなっている。
以上により、ボトム注入層BTに達する第1のビアホールVH内の導電層(配線層IL2)とボトム注入層BTとの接触部の抵抗は、半導体層TFに達する第2のビアホールVH内の導電層(配線層IL2)と半導体層TFとの接触部の抵抗よりも小さくなっている。
なお本実施の形態においては、ボトム注入層BTに電気的に接続される配線層IL2が形成される配線溝IT2の幅IWおよび深さTDの各々は、半導体層TFに電気的に接続される配線層IL2が形成される配線溝IT2の幅IWおよび深さTDと実質的に同じ寸法である。またボトム注入層BTに達する第1のビアホールVH内の導電層(配線層IL2)の径と半導体層TFに達する第2のビアホールVH内の導電層(配線層IL2)の径とは実質的に同じ寸法である。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
SOI基板を用いる場合、半導体層TFに達するビアホールVHの深さBDEに比べ、ボトム注入層BTに達するビアホールVHの深さBDEは深くなる。このため、双方のビアホールVHの径が同じ場合には、ボトム注入層BTに達するビアホールVHのアスペクト比は、半導体層TFに達するビアホールVHのアスペクト比よりも大きくなる。
たとえばビアホールVHの径BDIが60nmのとき、半導体層TFに達するビアホールVHの深さBDEが180nm、ボトム注入層BTに達するビアホールVHの深さBDEが330nmの場合、半導体層TFに達するビアホールVHのアスペクト比は3.0であるのに対して、ボトム注入層BTに達するビアホールVHのアスペクト比は5.5と高くなる。
これに対して本実施の形態では、ボトム注入層BTに達する第1のビアホールVH内の導電層とボトム注入層BTとの接触部の抵抗が、半導体層TFに達する第2のビアホールVH内の導電層と半導体層TFとの接触部の抵抗よりも小さくなっている。このため、実施の形態1と同様、配線層全体で見たときの抵抗値のばらつきを抑制することができ、回路のタイミングにおけるマージンが大きくなり、歩留まり劣化や信頼性劣化を抑制することができる。
上述した実施の形態1〜7においては、層間絶縁膜II、II1、II2の各々がSiOC膜の場合について述べたが、これに限定されるものではない。層間絶縁膜II、II1、II2の各々は、ULK(Ultra Low-k SiOC)膜(誘電率k:2.5以下)、ELK(Extremely Low-k SiOC)膜(誘電率k:2.2以下)、スピン塗布された多孔質MSQ(Methyl Silses Quioxane)膜(誘電率k:2.2以下)、それらの積層膜、またはFSG(Fluorinated Silicate Glass)膜やTEOS(Tetra Ethyl Ortho Silicate)膜との積層膜であっても本発明を同様に適用することができる。
また、ライナー絶縁膜LFがp−SiC膜の場合について説明したが、ライナー絶縁膜LFはp−SiCO膜やp−SiCN膜やその積層膜であってもよい。またライナー絶縁膜LFが省略されてもよい。
また実施の形態1〜7においては、バリアメタル層BM1、BM2a、BM2bの各々は、TaN、TiN、Ta、Ti、RuおよびMnよりなる群から選ばれた1または2以上の材料、それらの材料の酸化物、またそれらの窒化物、それら材料の積層膜よりなっていてもよい。
以下、本発明の実施例について図に基づいて説明する。
(実施例1)
本発明者は、ビアホールVH直下の凹部COの掘り込み量に関して検討を行なった。その検討内容および検討結果を以下に記す。
回路設計においては、抵抗のばらつきを10%以下に抑えるように要求がある。たとえば、図18および図19に示すような配線層の線幅IWが異なるパターンが混在している場合においても、(1)配線層IL1と配線層IL2との接合界面の抵抗、(2)ビアホールVH内の導電層の抵抗、(3)配線溝IT2内の配線層IL2の抵抗との合計を、想定の抵抗(たとえば3Ω)の±10%(2.7〜3.3Ω)内に抑えることが好ましい。
なお図18の構成は配線層の最小の線幅IWが70nmの構成を示しており、図19は配線層の最大の線幅IWが1μmの構成を示している。
そこで、配線層の線幅IWを70nmから1μmまで変化させたときに、上記(1)〜(3)の抵抗の合計値を想定の抵抗(たとえば3Ω)の±10%(2.7〜3.3Ω)に抑えることができる凹部COの掘り込み量について調べた。その結果を図20および図21に示す。
図20に示すように、線幅IWが70nmのときの掘り込み量を50nm程度とし、線幅IWが1μmのときの掘り込み量を40nm程度とし、線幅IWが70nmから1μmまで徐々に掘り込み量を減少させることにより、図21に示すように、トータルの抵抗値を2.7〜3.3Ωに抑えられることがわかった。
このことから、最小線幅IW(70nm)の掘り込み量を、最大線幅IW(1μm)の掘り込み量の1.2倍以上とすることが好ましいことがわかった。
(実施例2)
また本発明者は、ビアホールVHのアスペクト比に関して検討を行なった。その検討内容および検討結果を以下に記す。
図11に示すスパッタ装置を用いて、種々のアスペクト比において基板ACバイアスまたはターゲットのDCパワーを変化させたときの凹部COの掘り込み量の変化を調べた。その結果を図22に示す。
図22の結果から、アスペクト比が高いと掘り込み量が大きくなることがわかる。特にアスペクト比が2.5以上の場合には、凹部COの掘り込み量が30nm以上となることがわかる。またアスペクト比が2.0以下の場合には、凹部COの掘り込み量が30nm未満となり、エレクトロマイグレーション寿命の劣化が見られた。
このことから、ビアホールVHのアスペクト比を2.5以上とすることが好ましいことがわかった。
(実施例3)
また本発明者は、ビアホールVHの半径と凹部COの掘り込み量との関係に関して検討を行なった。その検討内容および検討結果を以下に記す。
ビアホールVHの径が70nmの世代で許される、配線層IL1と配線層IL2との接合界面における抵抗値の許容量は1.0Ω未満である。そこで、配線層IL1と配線層IL2との接合界面における抵抗値が1.0Ω未満となる、凹部COの掘り込み量について調べた。その結果を図23に示す。
図23の結果から、配線層IL1と配線層IL2との接合界面における抵抗値を1.0Ω未満にするためには、凹部COの掘り込み量を30nmより大きくする必要があることがわかった。ここで、ビアホールVHの径は70nmである。このため、凹部COの掘り込み量がビアホールVHの半径以上であれば、配線層IL1と配線層IL2との接合界面における抵抗値が1.0Ω未満となることがわかった。
なお凹部COの掘り込み量は、図24に示すように図11に示すスパッタ装置を用いたリスパッタの時間により制御することができる。リスパッタの時間を10.5秒より長くすれば、凹部COの掘り込み量を30nmより大きくすることができる。
上記の実施例1〜3の結果から、実施の形態1〜7における第1のビアホールVH直下における凹部COの掘り込み量が、第2のビアホールVH直下における凹部COの掘り込み量の1.2倍以上であることが好ましい。また実施の形態1〜7における第1のビアホールVH直下における凹部COの掘り込み量は、第1のビアホールVHの半径よりも大きいことが好ましい。また実施の形態1〜7における第1および第2のビアホールVHの各々のアスペクト比は2.5以上であることが好ましい。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態1における半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第1工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第2工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第3工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第4工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第5工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第6工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第7工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第8工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第9工程を示す概略断面図である。 リスパッタプロセスに用いられるスパッタ装置の構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態2における半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態4における半導体装置の構成を概略的に示す平面図(A)および断面図(B)である。 本発明の実施の形態5における半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態6における半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態7における半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。 配線層の最小の線幅IWが70nmの構成を示す平面図(A)および断面図(B)である。 配線層の最大の線幅IWが1μmの構成を示す平面図(A)および断面図(B)である。 配線層の線幅と凹部の掘り込み量との関係を示す図である。 配線層の線幅と各部の抵抗との関係を示す図である。 ビアホールのアスペクト比を変えたときのリスパッタにおけるスパッタ条件と凹部の掘り込み量との関係を示す図である。 凹部の掘り込み量と配線層間の接合界面の抵抗との関係を示す図である。 リスパッタ時間と凹部の掘り込み量との関係を示す図である。
符号の説明
BI 埋め込み絶縁膜、BM1,BM2,BM2a,BM2b,BM3 バリアメタル層、BT ボトム注入層、CD キャパシタ誘電体膜、CI コンタクト層間絶縁膜、CL1,CL2,CL3 導電層、CO 凹部、CP 上部電極、GE ゲート電極層、GI ゲート絶縁膜、II,II1,II2 層間絶縁膜、IL1,IL2 配線層、IN 絶縁膜、IT,IT1,IT2 配線溝、LF ライナー絶縁膜、PR1,PR2,PR3,PR4 フォトレジスト、SD ドレイン領域、SN 下部電極、SS 支持基板、SUB 半導体基板、SW 側壁絶縁膜、TF 半導体層、TR MOSトランジスタ、VH ビアホール。

Claims (6)

  1. 下層導電層と、
    それぞれが前記下層導電層上に形成された第1および第2の配線層と、
    前記下層導電層と前記第1および第2の配線層との間に形成され、かつ前記下層導電層と前記第1の配線層とを電気的に接続するための第1のビアホールおよび前記下層導電層と前記第2の配線層とを電気的に接続するための第2のビアホールを有する層間絶縁膜と、
    前記第1および第2のビアホールのそれぞれの内部を埋め込む第1および第2のビア内導電層とを備え、
    前記第1の配線層は前記第2の配線層よりも細い線幅を有し、
    前記第1のビア内導電層と前記下層導電層との接触部の抵抗が、前記第2のビア内導電層と前記下層導電層との接触部の抵抗よりも小さい、半導体装置。
  2. 前記第1のビアホールの直下および前記第2のビアホールの直下の各々における前記下層導電層の表面には凹部が形成されており、前記第1のビアホールの直下における前記凹部の掘り込み量が、前記第2のビアホール直下における前記凹部の掘り込み量よりも大きい、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1のビアホール直下における前記凹部の掘り込み量が、前記第2のビアホール直下における前記凹部の掘り込み量の1.2倍以上である、請求項に記載の半導体装置。
  4. 前記第1のビアホール直下における前記凹部の掘り込み量は、前記第1のビアホールの半径よりも大きい、請求項またはに記載の半導体装置。
  5. 前記第1および第2のビア内導電層のそれぞれは第1および第2のバリアメタル層を含み、
    前記第1のビアホールの底部における前記第1のバリアメタル層の膜厚は、前記第2のビアホールの底部における前記第2のバリアメタル層の膜厚よりも薄い、請求項1〜のいずれかに記載の半導体装置。
  6. 前記第1および第2のビアホールの各々のアスペクト比は2.5以上である、請求項1〜のいずれかに記載の半導体装置。
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