JP4226381B2 - 車両用シートトラックスライド装置におけるロック機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のシートトラックスライド装置において、ロアレールに対するアッパレールの移動を阻止するロック状態と許容するロック解除状態とを取り得るロックレバーを備えたロック機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のシートトラックスライド装置においては、車体のフロアに固定された一対のロアレールに対し、一つのシートに固定された一対のアッパレールが移動可能に支持され、このロアレールに対するこのアッパレールの移動を阻止するロック状態と許容するロック解除状態とを取り得るロックレバーを備えている。このロックレバーは、一対のアッパレールにそれぞれ支持され、操作回動中心線を中心にロック向き及びロック解除向きへ回動し得る。一対のロックレバーを同時に操作する手段としては、例えば、1本のハンドルを一対のロックレバーに連結している。そのハンドルを操作すると、一対のロックレバーが同時に回動してロック状態またはロック解除状態になる。
【0003】
しかし、車体のフロアに対する両ロアレール間の組付誤差や、両ロアレールに対する両ロックレバー間の組付誤差や、車両の衝突によるフロアの変形等に伴う両ロアレール間の位置ずれなどが原因になって、一対のロックレバー間でロック向きまたはロック解除向きの位置ずれが生じ、ロアレールに対するロックレバーのロック状態が一対のロックレバー間で異なる問題があった。
【0004】
そこで、下記特許文献1では、一対のロックレバー17に対し1本の操作レバー19の両端部がワイヤスプリング22を介して連結され、そのワイヤスプリング22の弾性範囲で操作レバー19が一対のロックレバー17に対し遊びを有している。その遊びの範囲で一対のロックレバー17間の位置ずれを許容するため、一対のロックレバー17間でロック状態が異なる問題は防止することができる。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−11780号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、ワイヤスプリング22を必要とするため、部品点数が増えるとともにコストが上がるばかりではなく、ロックレバー17と操作レバー19とをワイヤスプリング22により遊嵌状態で組み付ける必要があるため、それらの組付作業が面倒であった。
【0007】
この発明は、一対のロックレバー間の位置ずれを許容する新たな構造を提供して、ロックレバーと操作ハンドルとの間の組付作業を簡単にすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
後記実施形態の図面(図1〜7に示す第一実施形態、図8〜10に示す第二実施形態)の符号を援用して本発明を説明する。
【0009】
請求項1の発明にかかる車両用シートトラックスライド装置のロック機構は、第一実施形態及び第二実施形態に対応し、下記のように構成されている。
このシートトラックスライド装置は、車体のフロア(2)に固定される一対のロアレール(3)と、シート(4)に固定されるとともにこのロアレール(3)に対し移動可能に支持した一対のアッパレール(5)と、操作ハンドル(25)により互いに連結された一対のロックレバー(12)とを備えている。このロックレバー(12)はこのロアレール(3)に対するこのアッパレール(5)の移動を阻止するロック状態(R)と許容するロック解除状態(Q)とを取り得るようにアッパレール(5)に対し操作回動中心線(15a,30)を中心にロック向き(ZU)及びロック解除向き(ZD)へ回動可能に支持されている。前記ロアレール(3)には複数のロック部(8)を前記アッパレール(5)の移動方向(X)に沿って並設している。前記ロックレバー(12)にはその回動に伴いアッパレール(5)の各移動位置でロアレール(3)の各ロック部(8)に対し係脱されるロック部(23)を設けている。
【0010】
このロックレバー(12)がロック向き(ZU)へ回動してロックレバー(12)のロック部(23)がロアレール(3)の各ロック部(8)に対し係合した前記ロック状態(R)で、ロックレバー(12)のロック部(23)とロアレール(3)の各ロック部(8)との間の係合部(26)に設定したずれ許容回動中心線(26a)を中心にロックレバー(12)が前記操作回動中心線(15a,30)に対し相対回動し得るようにアッパレール(5)に対しロックレバー(12)を支持している。
【0011】
請求項1の発明では、ロックレバー(12)が操作回動中心線(15a,30)に対し係合部(26)上のずれ許容回動中心線(26a)を中心として相対回動するので、一対のロックレバー(12)間の位置ずれを許容し、ロックレバー(12)に対し操作ハンドル(25)を一体的に連結することが可能となってそれらの間の組付作業を簡単にし、従来技術の欠点を解消することができる。ただし、ロックレバー(12)に対し操作ハンドル(25)を相対移動可能に連結することは可能である。また、前記係合部(26)にずれ許容回動中心線(26a)を設定することは、ロック状態(R)を確実に維持するために必要であって、そのずれ許容回動中心線(26a)は、一定位置であることが好ましいが、ロック状態(R)を維持し得る範囲であれば、変動してもよい。さらに、前記操作回動中心線(15a,30)はほぼ一定位置にある。
【0012】
請求項2の発明は、第一実施形態及び第二実施形態に対応し、請求項1の発明を前提として下記のように構成されている。
前記ロックレバー(12)と前記アッパレール(5)との間には円弧状相対移動軌跡を有する複数の滑り対偶(16,20)を設けている。前記ずれ許容回動中心線(26a)はこの各滑り対偶(16,20)の円弧状相対移動軌跡が有する共通の中心線である。請求項2の発明では、前記係合部(26)でずれ許容回動中心線(26a)を容易に設定することができる。
【0013】
請求項3の発明は、第一実施形態に対応し、請求項2の発明を前提として下記のように構成されている。
前記操作回動中心線(15a)は、前記ロックレバー(12)と前記アッパレール(5)との間の回り対偶(15)における回動中心線である。請求項3の発明では、所望位置で操作回動中心線(15a)を容易に設定することができる。
【0014】
請求項4の発明は、第二実施形態に対応し、請求項2の発明を前提として下記のように構成されている。
前記ロックレバー(12)と前記アッパレール(5)との間には円弧状相対移動軌跡を有する複数の滑り対偶(27,19)を設けている。前記操作回動中心線(30)はこの各滑り対偶(27,19)の円弧状相対移動軌跡が有する共通の仮想中心線である。請求項4の発明では、所望位置で操作回動中心線(30)を容易に設定することができる。
【0015】
第5の発明は、第一実施形態に対応し、請求項3の発明を前提として下記のように構成されている。
前記ずれ許容回動中心線(26a)を設定する各滑り対偶(16,20)のうち一つの滑り対偶(16)と、前記操作回動中心線(15a)を設定する回り対偶(15)とを合体させた。第5の発明では、対偶(15,16)を兼用して簡単な構造にすることができる。
【0016】
第6の発明は、第一実施形態に対応し、請求項3の発明または第5の発明を前提として下記のように構成されている。
前記ロックレバー(12)と前記アッパレール(5)との間には前記操作回動中心線(15a)を中心とする円弧状相対移動軌跡を有する滑り対偶(19)を設けている。前記操作回動中心線(15a)を中心とする円弧状相対移動軌跡を有する滑り対偶(19)と、前記ずれ許容回動中心線(26a)を設定する各滑り対偶(16,20)のうち一つの滑り対偶(20)とを合体させた。第6の発明では、対偶(19,20)を兼用して簡単な構造にすることができる。
【0017】
第7の発明は、第二実施形態に対応し、請求項4の発明を前提として下記のように構成されている。
前記ずれ許容回動中心線(26a)を設定する各滑り対偶(16,20)のうち一つの滑り対偶(16,20)と、前記操作回動中心線(30)を設定する各滑り対偶(27,19)のうち一つの滑り対偶(27,19)とを合体させた。第7の発明では、対偶(27,16,19,20)を兼用して簡単な構造にすることができる。
【0018】
第8の発明は、第一実施形態及び第二実施形態に対応し、請求項2の発明を前提として下記のように構成されている。
前記ずれ許容回動中心線(26a)を設定する各滑り対偶(16,20)は、ロックレバー(12)とアッパレール(5)とのうち一方のもの(12)に設けた凹状部(17,28,21)と他方のもの(5)に設けた凸状部(18,29,22)とを互いに係合させた支持構造である。
【0019】
第9の発明は、第一実施形態に対応し、請求項3の発明または第5の発明または第6の発明を前提として下記のように構成されている。
前記ずれ許容回動中心線(26a)を設定する各滑り対偶(16,20)は、ロックレバー(12)とアッパレール(5)とのうち一方のもの(12)に設けた凹状部(17,21)と他方のもの(5)に設けた凸状部(18,22)とを互いに係合させた支持構造である。前記操作回動中心線(15a)を設定する回り対偶(15)は、ロックレバー(12)とアッパレール(5)とのうち一方のもの(12)に設けた凹状部(17)と他方のもの(5)に設けた凸状部(18)とを互いに係合させた支持構造である。前記操作回動中心線(15a)を設定する滑り対偶(19)は、ロックレバー(12)とアッパレール(5)とのうち一方のもの(12)に設けた凹状部(21)と他方のもの(5)に設けた凸状部(22)とを互いに係合させた支持構造である。
【0020】
第10の発明は、第二実施形態に対応し、請求項4の発明または第7の発明を前提として下記のように構成されている。
前記ずれ許容回動中心線(26a)を設定する各滑り対偶(16,20)は、ロックレバー(12)とアッパレール(5)とのうち一方のもの(12)に設けた凹状部(28,21)と他方のもの(5)に設けた凸状部(29,22)とを互いに係合させた支持構造である。前記操作回動中心線(30)を設定する各滑り対偶(27,19)は、ロックレバー(12)とアッパレール(5)とのうち一方のもの(12)に設けた凹状部(28,21)と他方のもの(5)に設けた凸状部(29,22)とを互いに係合させた支持構造である。
【0021】
ちなみに、第5〜7の発明に記載の「合体」とは、例えば、第8〜10の発明に記載の凹状部(17,28,21)及び凸状部(18,29,22)を兼用することを意味する。
【0022】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の第一実施形態にかかる車両用シートトラックスライド装置について図1〜7を参照して説明する。
【0023】
図1(a)で概略的に示すように、シートトラック1として、車体のフロア2には図3に示す左右方向Y(車両の前進側と後退側とを結ぶ水平な前後方向Xに対し直交する水平方向)の両側でロアレール3が固定され、左右両側のアッパレール5がシート4に固定されて左右両ロアレール3に支持されている。
【0024】
図1(b)及び図3(a)(b)と図4(a)及び図6(a)とに示すように、前記ロアレール3内にはスライド溝6が前後方向Xに沿って形成されている。このロアレール3上でスライド溝6には上下方向Z(水平な前後方向Xに対し直交する鉛直方向)へ開放された開口6aが形成されている。このロアレール3において開口6aを挟む左右両側には下方へ折曲された端縁部3aが相対向して形成されている。この左右両端縁部3aには前後方向Xに沿って並設された複数のロック爪7(ロック部)間で複数のロック凹部8(ロック部)が形成されている。
【0025】
前記アッパレール5において、その下端部にはロアレール3のスライド溝6に挿入される案内支持部9が形成され、前記シート4に固定される取付壁部10が案内支持部9から開口6aを通して上方へ突出している。このアッパレール5は、スライド溝6において案内支持部9でガイド11上に載置され、ロアレール3に対し前後方向Xへ移動可能に支持されている。
【0026】
図2及び図5に示すように、前記アッパレール5の取付壁部10にはロックレバー12が支持機構部Mの前後両対偶13,14により回動可能に支持されている。前側の対偶13(回り対偶15及び滑り対偶16)においては、ロックレバー12に形成された円弧状長孔17(凹状部)にピン18(凸状部)が挿通され、このピン18がアッパレール5の取付壁部10に挿着されている。後側の対偶14(滑り対偶19及び滑り対偶20)においては、ロックレバー12に形成された異形長孔21(凹状部)にピン22(凸状部)が挿通され、このピン22がアッパレール5の取付壁部10に挿着されている。この異形長孔21は円弧状長孔21a(凹状部)と円弧状長孔21b(凹状部)とを合体させたものである。
【0027】
前記ロックレバー12の後端部には複数のロック爪23(ロック部)が左右方向Yへ突設されている。前記円弧状長孔17の一端部17aと前記ピン18との係合により前記回り対偶15(前側の対偶13の一部)を構成し、前記円弧状長孔21aはこの回り対偶15の操作回動中心線15aを中心とする円弧形状をなす。この円弧状長孔21aと前記ピン22との係合により前記滑り対偶19(後側の対偶14の一部)を構成する。図2及び図5に示すように、前記円弧状長孔21aに沿ってピン22が相対移動しながら、前記ロックレバー12がアッパレール5に対しこの回り対偶15の操作回動中心線15aを中心として上下方向Zへ回動し、そのロック爪23がアッパレール5の各移動位置でロアレール3の各ロック凹部8に対し係脱される。このロックレバー12の操作回動中心線15aはほぼ一定位置にある。
【0028】
前記ロックレバー12の後端部とアッパレール5との間には引張コイルばね24が連結されている。この引張コイルばね24の弾性力によりロックレバー12が付勢されてロック向きZUへ回動し、そのロック爪23がアッパレール5の各移動位置でロアレール3の各ロック凹部8に対し係入されてロック状態R(図2参照)となる。そのロック状態Rでは、ロック爪23が各ロック凹部8に係止されるため、ロアレール3に対するアッパレール5の移動が阻止される。左右両ロックレバー12の前端部は1本の操作ハンドル25により連結されている。この操作ハンドル25を操作してロックレバー12を引張コイルばね24の弾性力に抗してロック解除向きZDへ回動させると、そのロック爪23がアッパレール5の各移動位置でロアレール3の各ロック凹部8から離脱されてロック解除状態Q(図5参照)となる。そのロック解除状態Qではロアレール3に対するアッパレール5の移動が許容される。
【0029】
図1(b)及び図2に示す前記ロック状態Rで、ロックレバー12の各ロック爪23とロアレール3の各ロック凹部8との間の各係合部26のうち後端側の係合部26にずれ許容回動中心線26aが設定され、前記円弧状長孔17及び円弧状長孔21bはこのずれ許容回動中心線26aを中心とする円弧形状をなす。この円弧状長孔17と前記ピン18との係合により前記滑り対偶16(前側の対偶13の一部)を構成し、この円弧状長孔21bと前記ピン22との係合により前記滑り対偶20(後側の対偶14の一部)を構成する。何らかの原因により左右両ロックレバー12間で上下方向Zの位置ずれが生じた場合には、図4(b)、図6(b)及び図7に示すように、一方のロックレバー12が前記操作回動中心線15aに対し前記ずれ許容回動中心線26aを中心にして相対回動して他方のロックレバー12の回動を許容し、一対のロックレバー12間の位置ずれを許容する。
【0030】
次に、本発明の第二実施形態にかかる車両用シートトラックスライド装置について第一実施形態との相違点を中心に図8〜10を参照して説明する。
この第二実施形態の図8、図9及び図10は、それぞれ、第一実施形態の図2、図5及び図7に対応し、この第二実施形態では第一実施形態の前側の対偶13において回り対偶15を滑り対偶27に変更している。前側の対偶13(滑り対偶27及び滑り対偶16)においては、前記ロックレバー12に形成された異形長孔28(凹状部)にピン29(凸状部)が挿通され、このピン29がアッパレール5の取付壁部10に挿着されている。この異形長孔28は円弧状長孔28a(凹状部)と円弧状長孔28b(凹状部)とを合体させたものである。このロックレバー12の操作回動中心線30は、前側の対偶13における滑り対偶27の円弧状相対移動軌跡と、後側の対偶14における滑り対偶19の円弧状相対移動軌跡とが有する共通の仮想中心線である。前記円弧状長孔28aはこの操作回動中心線30を中心とする円弧形状をなし、前記円弧状長孔28bは前記ずれ許容回動中心線26aを中心とする円弧形状をなす。この円弧状長孔28aと前記ピン29との係合により前記滑り対偶27(前側の対偶13の一部)を構成し、前記円弧状長孔21aと前記ピン22との係合により前記滑り対偶19(後側の対偶14の一部)を構成する。この円弧状長孔28bと前記ピン29との係合により前記滑り対偶16(前側の対偶13の一部)を構成し、前記円弧状長孔21bと前記ピン22との係合により前記滑り対偶20(後側の対偶14の一部)を構成する。何らかの原因により左右両ロックレバー12間で上下方向Zの位置ずれが生じた場合には、図10に示すように、一方のロックレバー12が前記操作回動中心線30に対し前記ずれ許容回動中心線26aを中心にして相対回動して他方のロックレバー12の回動を許容し、一対のロックレバー12間の位置ずれを許容する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は車両においてシートをフロア上にシートトラックスライド装置を介して設置した状態を概略的に示す部分側面図であり、(b)は第一実施形態にかかるシートトラックスライド装置の通常時ロック状態においてシートの内側から外側を見て示す概略側面図である。
【図2】 図1(b)の一部切欠き部分拡大図である。
【図3】 (a)は図1(b)のA−A線部分断面図であり、(b)は図1(b)のB−B線部分断面図である。
【図4】 (a)は第一実施形態にかかるシートトラックスライド装置の通常時ロック解除状態においてシートの内側から外側を見て示す概略側面図であり、(b)は第一実施形態にかかるシートトラックスライド装置の位置ずれ時ロック状態においてシートの内側から外側を見て示す概略側面図である。
【図5】 図4(a)の一部切欠き部分拡大図である。
【図6】 (a)は図4(a)のC−C線部分断面図であり、(b)は図4(b)のD−D線部分断面図である。
【図7】 図4(b)の一部切欠き部分拡大図である。
【図8】 第二実施形態にかかるシートトラックスライド装置の通常時ロック状態においてシートの内側から外側を見て示す概略側面図である。
【図9】 第二実施形態にかかるシートトラックスライド装置の通常時ロック解除状態においてシートの内側から外側を見て示す概略側面図である。
【図10】 第二実施形態にかかるシートトラックスライド装置の位置ずれ時ロック状態においてシートの内側から外側を見て示す概略側面図である。
【符号の説明】
1…シートトラック、2…フロア、3…ロアレール、4…シート、5…アッパレール、7…ロック爪(ロック部)、8…ロック凹部(ロック部)、12…ロックレバー、15…回り対偶、15a…操作回動中心線、16…滑り対偶、19…滑り対偶、20…滑り対偶、23…ロック爪(ロック部)、25…操作ハンドル、26…係合部、26a…ずれ許容回動中心線、27…滑り対偶、30…操作回動中心線、M…支持機構部、R…ロック状態、Q…ロック解除状態、X…前後方向(アッパレール移動方向)、Y…左右方向、Z…上下方向、ZU…ロック向き、ZD…ロック解除向き。
Claims (4)
- 車体のフロアに固定される一対のロアレールと、シートに固定されるとともにこのロアレールに対し移動可能に支持した一対のアッパレールと、操作ハンドルにより互いに連結された一対のロックレバーとを備え、このロックレバーはこのロアレールに対するこのアッパレールの移動を阻止するロック状態と許容するロック解除状態とを取り得るようにアッパレールに対し操作回動中心線を中心にロック向き及びロック解除向きへ回動可能に支持されたシートトラックスライド装置において、
前記ロアレールには複数のロック部を前記アッパレールの移動方向に沿って並設し、前記ロックレバーにはその回動に伴いアッパレールの各移動位置でロアレールの各ロック部に対し係脱されるロック部を設け、
このロックレバーがロック向きへ回動してロックレバーのロック部がロアレールの各ロック部に対し係合した前記ロック状態で、ロックレバーのロック部とロアレールの各ロック部との間の係合部に設定したずれ許容回動中心線を中心にロックレバーが前記操作回動中心線に対し相対回動し得るようにアッパレールに対しロックレバーを支持した
ことを特徴とする車両用シートトラックスライド装置におけるロック機構。 - 前記ロックレバーと前記アッパレールとの間には円弧状相対移動軌跡を有する複数の滑り対偶を設け、前記ずれ許容回動中心線はこの各滑り対偶の円弧状相対移動軌跡が有する共通の中心線であることを特徴とする請求項1に記載の車両用シートトラックスライド装置におけるロック機構。
- 前記操作回動中心線は、前記ロックレバーと前記アッパレールとの間の回り対偶における回動中心線であることを特徴とする請求項2に記載の車両用シートトラックスライド装置におけるロック機構。
- 前記ロックレバーと前記アッパレールとの間には円弧状相対移動軌跡を有する複数の滑り対偶を設け、前記操作回動中心線はこの各滑り対偶の円弧状相対移動軌跡が有する共通の仮想中心線であることを特徴とする請求項2に記載の車両用シートトラックスライド装置におけるロック機構。
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