JP5251032B2 - エアバッグ及びエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エアバッグ内部からエアバッグ外部へガスを流出させることにより、乗員がエアバッグによってソフトに受け止められるようにするためのベントホールと、エアバッグの内側からベントホールを覆い、該ベントホールからのガスの流出を規制する蓋部材とを備えたエアバッグに関する。また、本発明は、このエアバッグを備えたエアバッグ装置に関する。
エアバッグにベントホールを設け、膨張したエアバッグに車両乗員等が突っ込んで来たときに、該ベントホールを介してエアバッグ内部からガスを流出させることにより該車両乗員等をエアバッグによってソフトに受け止めて拘束することは周知である。
特開2005−199987号公報には、エアバッグの内側からベントホールが蓋部材によって覆われたエアバッグが記載されている。同号公報では、該蓋部材のうち、ベントホールよりもインフレータ側(エアバッグ中央側)の基端部がエアバッグに対し分離不能に結合されている。また、該蓋部材のうち、ベントホールを挟んでインフレータと反対側(エアバッグ外周側)の先端側部が、エアバッグの外周部において該エアバッグのフロント面(乗員対向面)とリヤ面との間に挟み込まれ、これらが一体的に、エアバッグ内が所定圧以上になると破断する縫糸、所謂テアシームによって結合解除可能に縫合されている。
同号公報では、エアバッグの該フロント面とリヤ面との外周部同士が、該テアシームによって該エアバッグの全周にわたって縫合されている。
同号公報のエアバッグにあっては、インフレータからのガスにより該エアバッグが膨張する膨張初期の段階にあっては、テアシームによるエアバッグのフロント面及びリヤ面と蓋部材との結合が解除されず、蓋部材がベントホールに重なった状態となっている。これにより、該ベントホールからのガスの流出が規制され、エアバッグ内部が速やかに高圧となり、エアバッグが迅速に膨張する。
その後、エアバッグ内部が所定圧を超えると、テアシームが破断し、エアバッグのフロント面とリヤ面とが離反すると共に、これらと蓋部材との結合が解除され、蓋部材がエアバッグ内のガス圧によりベントホールからエアバッグ外に押し出される。これにより、ベントホールが開放するので、この膨張したエアバッグに車両乗員が接触した場合には、該ベントホールを介してエアバッグ内部からガスが流出することにより、該車両乗員がエアバッグによってソフトに受け止められる。
特開2005−199987号公報
上記特開2005−199987号公報のエアバッグにあっては、該エアバッグのフロント面とリヤ面との外周部同士が全周にわたってテアシームによって縫合されている。そのため、このテアシームの全体が破断するのに時間がかかる。
また、テアシームのうち該フロント面及びリヤ面と蓋部材の先端側部とを縫合した部分が他の部分よりも早く破断した場合には、このテアシームの全体が破断する前にベントホールが開放してエアバッグ外にガスが流出する。この場合、テアシームの破断が遅れたり、部分的にテアシームが破断しないまま残り、エアバッグ全体が均等に膨張しにくくなる。
本発明は、分離可能結合材による蓋部材の先端側部とエアバッグとの結合が全体として速やかに結合解除可能であり、全体として速やかに且つ略均等に膨張可能なエアバッグと、このエアバッグを備えたエアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明(請求項1)のエアバッグは、インフレータからのガスによって膨張するエアバッグであって、ベントホールと、該エアバッグの内側に配置され、該ベントホールを覆う蓋部材とを有するエアバッグであって、該蓋部材のうち、前記ベントホールよりも前記インフレータ側の基端部がエアバッグに分離不能に結合されており、該ベントホールを挟んで該インフレータと反対側の先端側部は、エアバッグに分離可能結合材によって分離可能に結合されており、エアバッグ内が所定圧以上になると、該分離可能結合材による結合が解除され、該蓋部材が前記ベントホールを通ってエアバッグ外へ押し出し可能となるエアバッグにおいて、該分離可能結合材は、該蓋部材と該エアバッグとの重なり部にのみ設けられており、該蓋部材の前記基端部は、前記インフレータと前記ベントホールとを結ぶ方向(以下、延在方向という。)と交叉方向(以下、幅方向という。)の全幅にわたってエアバッグに分離不能に結合されており、該分離可能結合材は、該蓋部材の幅方向の両端部から該幅方向の中間側に離隔して設けられており、該蓋部材が該ベントホールを覆った状態において、該蓋部材の前記先端側部がエアバッグの対向面同士の間に挟み込まれ、該先端側部と該エアバッグの該対向面同士とが該分離可能結合材により結合されており、該分離可能結合材は、エアバッグの内圧が所定圧以上になると破断する縫糸によりなり、該縫糸による縫目は、該蓋部材の前記幅方向に延在しており、該分離可能結合材による結合が解除されると、該蓋部材は、エアバッグ内部のガス圧により、該蓋部材のうち該ベントホールを覆った部分から前記先端側の末端まで該ベントホールを通ってエアバッグ外へ押し出されるように構成されていることを特徴とするものである。
請求項のエアバッグは、請求項において、該縫糸は、繊度420〜1400dtexの合成繊維糸よりなることを特徴とするものである。
請求項のエアバッグは、請求項又はにおいて、該縫糸による縫合ピッチは4〜8mmであることを特徴とするものである。
請求項のエアバッグは、請求項ないしのいずれか1項において、該縫目の延在長さは10〜100mmであることを特徴とするものである。
請求項のエアバッグは、請求項1ないしのいずれか1項において、前記インフレータが作動を開始してから10〜30ミリ秒で分離可能結合材による結合が解除されて前記蓋部材の前記先端側部がエアバッグから分離することを特徴とするものである。
請求項のエアバッグは、請求項1ないしのいずれか1項において、前記ベントホールを挟んで前記インフレータと反対側のエアバッグ内側面に、前記蓋部材の挿通部が設けられており、該蓋部材の前記先端側部が該挿通部に挿通されていることを特徴とするものである。
本発明(請求項)のエアバッグ装置は、請求項1ないしのいずれか1項に記載のエアバッグと、該エアバッグにガスを供給するインフレータとを備えてなる。
請求項のエアバッグ装置は、請求項において、該インフレータは、前記ベントホールに向ってガスを噴出するように設置されていることを特徴とするものである。
本発明(請求項1,)のエアバッグ及びエアバッグ装置にあっては、蓋部材とエアバッグとの重なり部にのみ、これらを結合解除可能に結合した分離可能結合材が設けられているので、フロント面とリヤ面とが全周にわたってテアシームによって結合された前記特開2005−199987号公報のエアバッグに比べて、この分離可能結合材による結合解除にかかる時間が短くて済む。
また、エアバッグのうち蓋部材との重なり部以外の部分は、分離可能結合材によって結合されていないので、エアバッグを全体として速やかに且つ略均等に膨張させることが可能である。
本発明にあっては、エアバッグの対向面同士が各々の蓋部材との重なり部において分離可能結合材により結合されているので、この部分においてエアバッグの対向面同士の離反が規制されるため、インフレータからのガスによりエアバッグの内圧が速やかに上昇する。
発明においては、分離可能結合材としては、エアバッグの内圧が所定以上になると破断する縫糸、所謂テアシームを用いているので、簡便である。
この場合、請求項のように、該縫糸としては、繊度420〜1400dtexの合成繊維糸を用いるのが好ましい。
また、請求項のように、この縫糸による縫合ピッチは、4〜8mmであることが好ましい。
発明においては、この縫糸による縫目が、インフレータとベントホールとを結ぶ方向と交叉方向に延在しており、請求項4のように、この縫目の延在長さ10〜100mmであることが好ましい。
本発明では、請求項の通り、インフレータが作動を開始してから10〜30ミリ秒(以下、「mS」と略す。)で分離可能結合材による結合が解除されて蓋部材の先端側部とエアバッグとが分離するように構成されていることが好ましい。このように構成することにより、例えば、車両の乗員が所定の着座位置よりも前方に位置した所謂アウトオブポジションの状態でエアバッグが膨張し、該エアバッグが膨張を開始してから比較的早い段階で該エアバッグに乗員が接触した場合でも、ベントホールを開放させて乗員をソフトに受け止めることが可能となる。
請求項の態様にあっては、蓋部材の先端側部が挿通部に挿通されているので、分離可能結合材による該先端側部とエアバッグとの結合が解除された後も、蓋部材がベントホールからずれ動いたり、蓋部材が捲れ上がったりすることが防止され、ベントホールの閉鎖性が向上する。
本発明においては、請求項のように、インフレータを、該インフレータからのガス噴出方向がベントホールに向う方向となるように設置することが好ましい。このように構成することにより、エアバッグが膨張して分離可能結合材による蓋部材の先端側部とエアバッグとの結合が解除された後、蓋部材がベントホールからエアバッグ外に押し出されるほどエアバッグの内圧が上昇していないうちは、蓋部材が該インフレータからの噴出ガスによりエアバッグに押し付けられてベントホールを閉鎖したままとなる。これにより、エアバッグの内圧が速やかに上昇する。
なお、本発明においては、蓋部材のうちベントホールよりもインフレータ側の基端部がエアバッグに分離不能に結合されている。即ち、この蓋部材は、インフレータからのガス噴出方向の上流側でエアバッグに分離不能に結合されている。これにより、インフレータからの噴出ガス圧によって該蓋部材がベントホールから捲れ上がることが防止される。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
第1図は実施の形態に係るエアバッグのリヤパネルの平面図、第2〜4図はこのエアバッグ及びこのエアバッグを備えたエアバッグ装置のエアバッグ膨張時の断面図、第5図はこのエアバッグ及びエアバッグ装置の分解斜視図、第6図はこのエアバッグの分離可能結合材としてのテアシームによる蓋部材の先端側部とリヤパネルとの縫合部付近の平面図である。なお、第1図及び第6図は、リヤパネルをエアバッグの内部側から見た図である。第2図はテアシームが破断する前の段階を示し、第3図はテアシームが破断した後、蓋部材がエアバッグ外へ押し出される前の段階を示し、第4図は蓋部材がエアバッグ外へ押し出された後の段階を示している。
この実施の形態では、エアバッグ10は、車両の運転席用エアバッグである。
このエアバッグ10は、乗員対向面を構成するフロントパネル12と、該乗員対向面と反対側の反乗員側面を構成するリヤパネル14と、該エアバッグ10の内外を連通するベントホール18と、エアバッグ10内から該ベントホール18を覆う蓋部材60等を備えている。
該フロントパネル12及びリヤパネル14はそれぞれ円形の織布よりなる。該フロントパネル12とリヤパネル14とは略同一直径のものであり、それらの外周縁部同士がシーム15によって縫合されることにより、袋状とされている。該シーム15は、フロントパネル12及びリヤパネル14の外周に沿って円環状に周設されている。この実施の形態では、該シーム15は縫糸等よりなるが、これに限定されない。このシーム15は、エアバッグ10の内圧が所定以上となっても破断しない高強度シームであり、フロントパネル12とリヤパネル14との外周縁部同士を分離不能に結合している。
該リヤパネル14には、インフレータ用開口16と前記ベントホール18とが設けられている。該開口16はリヤパネル14の中央に配置されている。開口16の周囲にはボルト挿通孔20が設けられている。
第1図に示すように、ベントホール18は、この実施の形態では、インフレータ用開口16の上方(この上下方向は、後述のステアリングホイール50を車両直進時の操舵姿勢としたときの上下方向に合致する。以下、同様。)に配置されている。なお、ベントホール18の配置はこれに限定されない。
第1図の通り、蓋部材60は、この実施の形態では、ベントホール18の全体を覆う長さ及び幅を有する略長方形状の織布よりなる。この蓋部材60は、長手方向をリヤパネル14の半径方向としてベントホール18を横切るように配置されている。この蓋部材60のリヤパネル14中央側の端部(基端部)は、ベントホール18よりも前記インフレータ用開口16側でシーム61によりリヤパネル14に縫着されている。このシーム61は縫糸よりなるが、これに限定されない。このシーム61は、エアバッグ10の内圧が所定以上となっても破断しない高強度シームであり、蓋部材60の基端部とリヤパネル14とを分離不能に結合している。
このエアバッグ10においては、第2図に示すように、蓋部材60がベントホール18を閉鎖するようにリヤパネル14のエアバッグ内側面に重なった状態において、この蓋部材60の先端側部がフロントパネル12とリヤパネル14との間に挟み込まれ、これらが一体的に、分離可能結合材としてのテアシーム70によって結合解除可能に結合されている。
このテアシーム70は、フロントパネル12とリヤパネル14とのうち、蓋部材60の先端側部との重なり部同士のみを結合しており、これ以外の部分においては、該フロントパネル12とリヤパネル14とはテアシーム70によって結合されていない。
このテアシーム70は、エアバッグ10の内圧が所定圧以上となったときに破断する低強度の縫糸よりなる。本発明では、このテアシーム70を構成する縫糸は、繊度420〜1400dtex、特に940〜1400dtexの合成繊維糸よりなることが好ましい。また、このテアシーム70を構成する上糸及び下糸は、同種の繊維糸であることが好ましい。さらに、第6図のように、このテアシーム70の縫合ピッチP(縫合時の縫針の差し込み間隔)は、4〜8mm、特に4〜6mmであることが好ましい。
このテアシーム70の材質としては、66ナイロンやポリエステル等が好適である。
第1,6図に示すように、このテアシーム70(前記縫糸による縫目)はリヤパネル14の半径方向と略直交方向に延在するように設けられている。本発明では、このテアシーム70の延在長さWは、10〜100mm、特に20〜50mmであることが好ましい。なお、この実施の形態では、一条のテアシーム70が上記の長さWにて連続して設けられているが、延在長さの短いテアシーム70が複数条、同一直線上に断続的に設けられてもよい。この場合、各テアシーム70の延在長さWの合計が上記範囲内であることが好ましい。本発明では、複数条のテアシーム70が並列に配設されてもよい。
本発明においては、エアバッグ10は、後述のインフレータ36が作動して該エアバッグ10が膨張を開始してから10〜30mS、特に15〜20mS以内にテアシーム70が破断してフロントパネル12、リヤパネル14及び蓋部材60の先端側部の結合が解除されるように、該テアシーム70を構成する縫糸の繊度や縫合ピッチP、並びに該テアシーム70の延在長さWが設定されることが好ましい。
このエアバッグ10を取付けるためのリテーナ30には、中央にインフレータ取付口32が設けられ、その周囲にボルト挿通孔34が設けられている。
インフレータ36は略円柱形状のものであり、その筒軸方向の先端側の側周面にガス噴出口36aが設けられている。インフレータ36は、これらのガス噴出口36aから放射方向にガスを噴出するよう構成されている。このインフレータ36の筒軸方向の途中部分(該ガス噴出口36aよりも後端側)の側周面からは、インフレータ固定用のフランジ38が突設されている。該フランジ38には、ボルト挿通孔40が設けられている。このインフレータ36は、該先端側がインフレータ取付口32に嵌装される。
エアバッグ10をリテーナ30に取り付けるに当っては、リヤパネル14のインフレータ用開口16の周縁部をリテーナ30のインフレータ取付口32の周縁部に重ね合わせる。そして、押えリング42のスタッドボルト44をリヤパネル14、リテーナ30及びフランジ38の各ボルト挿通孔20,34,40に通し、その先端にナット46を締め込んで、リヤパネル14及びインフレータ36をリテーナ30に固定する。
この実施の形態では、第2〜4図の通り、インフレータ36は、少なくとも1個のガス噴出口36aが上方を向くようにリテーナ30に取り付けられている。この上方を向いたガス噴出口36aからは、上方に向って、即ち蓋部材60に向ってガスが噴出する。
その後、エアバッグ10を折り畳み、このエアバッグ10の折り畳み体を覆うようにモジュールカバー48をリテーナ30に取り付けることにより、エアバッグ装置が構成される。ただし、エアバッグ10のリテーナ30への取り付けに先立って、予めエアバッグ10が折り畳まれていてもよい。
このエアバッグ10にあっては、蓋部材60の先端側部がテアシーム70によってフロントパネル12及びリヤパネル14に結合されているので、エアバッグ10の折り畳み時等に蓋部材60がベントホール18閉鎖位置からずれることがなく、折り畳み作業性が良い。
このエアバッグ装置は、自動車のステアリングホイール50に設置される。
このように構成されたエアバッグ装置を搭載した車両の衝突時等には、インフレータ36が作動してエアバッグ10内にガスが噴出する。エアバッグ10は、このガスにより膨張してモジュールカバー48を押し開き、車両室内に展開する。
第2図の通り、エアバッグ10の内圧が所定圧以上となるまでは、蓋部材60はフロントパネル12及びリヤパネル14の間に挟み込まれてテアシーム70によりこれらと縫合された状態となっている。そのため、該蓋部材60は、エアバッグ10内のガス圧によりベントホール18からエアバッグ10外に押し出されることなく、該ベントホール18を閉鎖したままとなっている。これにより、該ベントホール18からのエアバッグ10外へのガスの流出が規制される。また、このテアシーム70によって、フロントパネル12及びリヤパネル14のうち蓋部材60の先端側部との重なり部同士が結合されているので、この部分においてはエアバッグ10の膨張も規制される。この結果、エアバッグ10の内圧が速やかに上昇する。
エアバッグ10の内圧が所定圧以上となると、第3図の通り、テアシーム70が破断し、フロントパネル12、リヤパネル14及び蓋部材60の先端側部の結合が解除される。これにより、エアバッグ10の膨張規制が解除され、エアバッグ10は最終膨張形状となるまで膨張する。
この実施の形態では、インフレータ36から蓋部材60に向ってガスが噴出するので、テアシーム70が破断した後も、蓋部材60がベントホール18からエアバッグ10外に押し出されるほどエアバッグ10の内圧が高まっていないうちは、このインフレータ36からの噴出ガス圧により蓋部材60がリヤパネル14のエアバッグ内側面に押し付けられてベントホール18を閉鎖したままとなっている。これにより、エアバッグ10の内圧が速やかに上昇し、エアバッグ10が迅速に膨張する。
なお、蓋部材60は、ベントホール18よりもリヤパネル14中央側、即ちインフレータ36からの噴出ガス流の上流側が該リヤパネル14に結合されているので、この噴出ガス圧により蓋部材60がベントホール18から捲れ上がってしまうことが防止される。
その後、エアバッグ10内が昇圧することにより、第4図のように蓋部材60がエアバッグ10内部のガス圧によってベントホール18からエアバッグ10外に押し出され、これによりベントホール18が開放する。この結果、膨張したエアバッグ10に乗員が接触した場合には、該ベントホール18からエアバッグ10の外部にガスが流出し、乗員が該エアバッグ10によってソフトに受け止められる。
このエアバッグ10にあっては、蓋部材60の先端側部と、フロントパネル12及びリヤパネル14のうちこの蓋部材60の先端側部との重なり部のみとがテアシーム70によって結合されているので、エアバッグ10内が所定圧以上となってテアシーム70が破断を開始してから短時間で該テアシーム70の全体が破断する。そのため、蓋部材60の先端側部と各パネル12,14との結合、並びに該パネル12,14同士の結合が速やかに解除される。
また、フロントパネル12及びリヤパネル14のうち蓋部材60との重なり部以外の部分はテアシーム70によって結合されていないので、エアバッグ10は、全体として速やかに、且つ略均等に膨張するようになる。
このエアバッグ10にあっては、インフレータ36が作動を開始してから10〜30mSで、テアシーム70が破断して蓋部材60の先端側部とフロントパネル12及びリヤパネル14とが分離するように構成されているので、例えば、乗員が所定の着座位置よりも前方に位置した所謂アウトオブポジションの状態でエアバッグ10が膨張し、該エアバッグ10が膨張を開始してから比較的早い段階で該エアバッグ10に乗員が接触した場合でも、ベントホール18を開放させて乗員をソフトに受け止めることができる。
なお、この実施の形態では、ベントホール18が1個だけ設けられているが、2個以上設けられてもよい。ベントホールを2個以上設ける場合には、全てのベントホールに蓋部材が設けられてもよく、蓋部材が設けられていないベントホール、即ち常時エアバッグの内外を連通したベントホールが存在していてもよい。
第7図は別の実施の形態に係るエアバッグ及びエアバッグ装置の斜視図、第8図はこのエアバッグ及びエアバッグ装置の縦断面図、第9〜11図はこのエアバッグの膨張時の水平断面図(第8図のIX−IX線に沿う断面図)である。なお、第9図はテアシームが破断する前の段階を示し、第10図はテアシームが破断した後、蓋部材がエアバッグ外へ押し出される前の段階を示し、第11図は蓋部材がエアバッグ外に押し出された後の段階を示している。
この実施の形態では、エアバッグ100は、自動車の助手席用エアバッグである。
この助手席用エアバッグ100は、折り畳まれてコンテナ101内に収容され、インフレータ102によって膨張される。この助手席用エアバッグ100はインストルメントパネル103に設置されている。コンテナ101の上方はリッド104によって覆われている。105はウィンドシールドを示す。
このエアバッグ100は、乗員前方の右側において膨張する右半側エアバッグ112と、乗員前方の左側において膨張する左半側エアバッグ114と、該右半側エアバッグ112及び左半側エアバッグ114の基端側同士を連通する基端室116とを有する。該基端室116の底面にガス導入口117が設けられており、このガス導入口117が前記コンテナ101に連結されている。
エアバッグ100の膨張時には、このガス導入口117から基端室116にガスが導入され、次いで、該基端室116から右半側エアバッグ112と左半側エアバッグ114とにそれぞれガスが導入され、該右半側エアバッグ112と左半側エアバッグ114とがそれぞれ乗員側へ向って膨張展開する。
このエアバッグ100が膨張した状態にあっては、右半側エアバッグ112と左半側エアバッグ114の先端部同士の間にタイパネルなどの架渡部材は存在せず、両バッグ112,114の乗員側の先端部同士の間に形成される空間部113は乗員に向って(即ち、第9〜11図において下方に向って)開放している。
このエアバッグ100が膨張完了した状態にあっては、右半側エアバッグ112の最先端と左半側エアバッグ114の最先端との間隔は150〜450mm特に170〜430mmであることが好ましい。
右半側エアバッグ112と左半側エアバッグ114との対向面(右半側エアバッグ112の左半側エアバッグ114側のインサイド面112Uと、左半側エアバッグ114の右半側エアバッグ112側のインサイド面114U)同士は、各々の前記先端側と基端側との間でシーム119によって縫合されている。この実施の形態では、該シーム119は縫糸等よりなるが、これに限定されない。このシーム119は、エアバッグ100の内圧が所定以上となっても破断しない高強度シームであり、インサイド面112U,114U同士を分離不能に結合している。
右半側エアバッグ112及び左半側エアバッグ114の最先端から空間部113の最奥部、即ちシーム119までの水平方向距離は280〜480mm特に310〜450mmであることが好ましい。
右半側エアバッグ112の左半側エアバッグ114と反対側のアウトサイド面112Sと、左半側エアバッグ114の右半側エアバッグ112と反対側のアウトサイド面114Sとには、それぞれ、該右半側エアバッグ112及び左半側エアバッグ114の内外を連通するベントホール118が設けられている。また、右半側エアバッグ112の内側及び左半側エアバッグ114の内側から各ベントホール118がそれぞれ蓋部材120によって覆われている。
この実施の形態でも、各蓋部材120は、ベントホール118の全体を覆いうる長さ及び幅を有した略長方形状の織布よりなる。各蓋部材120は、各々の長手方向を乗員側と反乗員側とを結ぶ方向、即ち前後方向として各ベントホール118を横切るように配置されている。各蓋部材120の反乗員側即ち基端室116側の基端部は、各ベントホール118よりも該基端室116側でシーム121により各アウトサイド面112S,114Sに縫着されている。このシーム121は縫糸よりなるが、これに限定されない。このシーム121は、エアバッグ100の内圧が所定以上となっても破断しない高強度シームであり、各蓋部材120の基端部と各アウトサイド面112S,114Sとを分離不能に結合している。
第9図の通り、右半側エアバッグ112においては、蓋部材120がベントホール118を閉鎖するように該右半側エアバッグ112のアウトサイド面112S(エアバッグ内側面)に重なった状態において、この蓋部材120の先端側部が該右半側エアバッグ112のアウトサイド面112Sとインサイド面112Uとの間に挟み込まれ、これらが一体的に、分離可能結合材としてのテアシーム130によって結合解除可能に結合されている。このテアシーム130は、該アウトサイド面112S及びインサイド面112Uのうち該蓋部材120の先端側部との重なり部同士のみを縫合しており、これ以外の部分においては、該アウトサイド面112Sとインサイド面112Uとはテアシーム130によって結合されていない。
また、左半側エアバッグ114においても、第9図の通り、蓋部材120がベントホール118を閉鎖するように該左半側エアバッグ114のアウトサイド面114S(エアバッグ内側面)に重なった状態において、この蓋部材120の先端側部が該左半側エアバッグ114のアウトサイド面114Sとインサイド面114Uとの間に挟み込まれ、これらが一体的に、テアシーム130によって結合解除可能に結合されている。この左半側エアバッグ114においても、該テアシーム130は、アウトサイド面114S及びインサイド面114Uのうち蓋部材120の先端側部との重なり部のみを縫合しており、これ以外の部分においては、該アウトサイド面114Sとインサイド面114Uとはテアシーム130によって結合されていない。
このテアシーム130の構成は、前述の実施の形態のテアシーム70と同様である。
このエアバッグ100にあっても、各蓋部材120の先端側部がテアシーム130によって右半側エアバッグ112のアウトサイド面112Sと左半側エアバッグ114のアウトサイド面114Sにそれぞれ結合されているので、エアバッグ100の折り畳み時等に各蓋部材120がベントホール118閉鎖位置からずれることがなく、折り畳み作業性が良い。
このように構成されたエアバッグ装置を搭載した車両の衝突時等には、インフレータ102が作動してエアバッグ100内にガスが噴出する。エアバッグ100は、このガスにより膨張してリッド104を押し開き、車両室内に展開する。
この場合、インフレータ102からのガスは、ガス導入口117から基端室116に導入され、次いで、該基端室116から右半側エアバッグ112と左半側エアバッグ114とにそれぞれガスが導入される。これにより、該右半側エアバッグ112と左半側エアバッグ114とがそれぞれ乗員側へ向って膨張展開する。
第9図の通り、右半側エアバッグ112及び左半側エアバッグ114の内圧が所定圧以上となるまでは、各蓋部材120は、それぞれ右半側エアバッグ112のアウトサイド面112Sとインサイド面112Uとの間、及び左半側エアバッグ114のアウトサイド面114Sとインサイド面114Uとの間に挟み込まれてテアシーム130によってこれらと縫合されている。
そのため、各蓋部材120は、各バッグ112,114内のガス圧により各ベントホール118から各バッグ112,114外に押し出されることなく、各ベントホール118を閉鎖したままとなっている。これにより、各ベントホール118からの各バッグ112,114外へのガスの流出が規制される。また、各テアシーム130により、各バッグ112,114のアウトサイド面112S,114Sとインサイド面112U,114Uとのうち各蓋部材120の先端側部との重なり部同士が結合されているので、この部分においては各バッグ112,114の膨張も規制される。この結果、各バッグ112,114の内圧が速やかに上昇する。
各バッグ112,114の内圧がそれぞれ所定圧以上となると、第10図の通り、各テアシーム130が破断し、各バッグ112,114のアウトサイド面112S,114S、インサイド面112U,114U及び各蓋部材120の先端側部の結合がそれぞれ解除される。これにより、各バッグ112,114の膨張規制が解除され、各バッグ112,114はそれぞれ最終膨張形状となるまで膨張する。
この実施の形態では、各テアシーム130が破断した後も、各蓋部材120が各ベントホール118からバッグ112,114外に押し出されるほど各エアバッグ112,114の内圧が高まっていないうちは、基端室116から各バッグ112,114に流入するガス圧によって各蓋部材120が各バッグ112,114のアウトサイド面112S,114Sに押し付けられて各ベントホール118を閉鎖したままとなっている。これにより、各バッグ112,114の内圧が速やかに上昇し、各バッグ112,114が迅速に膨張する。
なお、各蓋部材120は、各ベントホール118よりも基端室116側、即ち基端室116から各バッグ112,114に流入するガス流の上流側が各アウトサイド面112S,114Sに結合されているので、この流入ガス圧により各蓋部材120が各ベントホール118から捲れ上がってしまうことが防止される。
その後、各バッグ112,114内が昇圧することにより、第11図のように各蓋部材120が各バッグ112,114内のガス圧によって各ベントホール118から各バッグ112,114外に押し出され、これにより各ベントホール118が開放する。この結果、膨張したエアバッグ100に乗員が接触した場合には、各ベントホール118から各バッグ112,114外にガスが流出し、乗員がソフトに受け止められる。
なお、エアバッグ100が膨張完了した状態において、右半側エアバッグ112と左半側エアバッグ114の先端部同士の間に谷間状に空間部113が形成され、この空間部113が乗員に向って開放している。そして、膨張した右半側エアバッグ112が乗員の右胸を受け止め、膨張した左半側エアバッグ114が左胸を受け止め、胸骨付近は空間部113に対峙する。このため、胸骨付近に加えられるエアバッグ受承時の反力が小さなものとなる。
このエアバッグ100にあっても、各蓋部材120の先端側部と、各バッグ112,114のアウトサイド面112S,114S及びインサイド面112U,114Uのうち各蓋部材120の先端側部との重なり部同士のみがそれぞれテアシーム130によって結合解除可能に結合されているので、各バッグ112,114内が所定圧以上となって各テアシーム130が破断を開始してから短時間のうちに各テアシーム130の全体が破断する。そのため、各蓋部材120の先端側部と各バッグ112,114のアウトサイド面112S,114S及びインサイド面112U,114Uとの結合が速やかに解除される。
また、該アウトサイド面112S,114S及びインサイド面112U,114Uのうち各蓋部材120との重なり部以外の部分はテアシーム130によって結合されていないので、右半側エアバッグ112及び左半側エアバッグ114は、それぞれ全体として速やかに、且つ略均等に膨張するようになる。
なお、このエアバッグ100にあっても、インフレータ102が作動を開始してから10〜30mSで、各テアシーム130が破断して各蓋部材120の先端側部と各バッグ112,114のアウトサイド面112S,114Sとが分離するように構成されている。そのため、例えば、乗員が所定の着座位置よりも前方に位置した所謂アウトオブポジションの状態でエアバッグ100が膨張し、該エアバッグ100が膨張を開始してから比較的早い段階で右半側エアバッグ112及び左半側エアバッグ114に乗員が接触した場合でも、各ベントホール118を開放させて乗員をソフトに受け止めることができる。
この実施の形態では、右半側エアバッグ112と左半側エアバッグ114とに1個ずつベントホール118が設けられているが、それぞれ2個以上設けられてもよい。この場合、全てのベントホールに蓋部材が設けられてもよく、蓋部材が設けられていないベントホール、即ち常時右半側エアバッグ112及び左半側エアバッグ114の内外を連通したベントホールが存在していてもよい。
第12図は別の実施の形態に係るエアバッグ及びエアバッグ装置の断面図、第13,14図はそれぞれこのエアバッグの膨張時の水平断面図(第12図のXIII−XIII線に沿う断面図)である。なお、第13図はテアシームが破断した後、蓋部材がエアバッグ外へ押し出される前の段階を示し、第14図は蓋部材がエアバッグ外に押し出された後の段階を示している。
この実施の形態のエアバッグ100Aは、前述の第7〜11図のエアバッグ100において、各バッグ112,114のアウトサイド面112S,114Sのうち、各ベントホール118よりも基端室116と反対側、即ち乗員側となる位置に、それぞれ蓋部材120の挿通部140を設け、この挿通部140に各蓋部材120の先端側を挿通した構造となっている。
第12図に示すように、この実施の形態では、該挿通部140は、略長方形の小クロスよりなる。長方形の小クロスの1対の2辺部分が各アウトサイド面112S,114Sにシーム(符号略)により縫着されている。各蓋部材120の先端側は、この小クロスの残りの1対の2辺から該小クロスと各アウトサイド面112S,114Sとの間に摺動可能に引き通される。
このエアバッグ100Aのその他の構成は前述の第7〜11図の実施の形態と同様であり、第12〜14図において第7〜11図と同一符号は同一部分を示している。また、このエアバッグ100Aを備えたエアバッグ装置の作動態様も、第7〜11図のエアバッグ装置と同様である。
この実施の形態にあっては、各蓋部材120の先端側部がそれぞれ挿通部140に挿通されているので、各テアシーム130が破断して各蓋部材120の先端側部と各バッグ112,114のアウトサイド面112S,114S及びインサイド面112U,114Uとの結合が解除された後、各蓋部材120が各ベントホール118からバッグ112,114外に押し出されるほど各エアバッグ112,114の内圧が高まっていないうちに、各蓋部材120が各ベントホール118からずれ動いたり、各蓋部材120が捲れ上がったりすることが防止され、各ベントホール118の閉鎖性が向上する。
上記の各実施の形態は本発明の一例であり、本発明は上記の各実施の形態に限定されるものではない。
例えば、図示は省略するが、本発明においては、インフレータからの噴出ガスが蓋部材に向って流れるように規制するガス流れ方向規制部材が設けられてもよい。
本発明では、蓋部材は、エアバッグが所定以上膨張するまではベントホールを部分的に覆っており、エアバッグが所定以上膨張すると該ベントホールを大開度とする構成であってもよい。
上記の各実施の形態では、ベントホールは円形開口状となっているが、ベントホールの形状はこれに限定されるものではなく、スリット状など、種々の形状とすることが可能である。
上記の各実施の形態では、蓋部材の先端側部とエアバッグとを分離可能に結合する分離可能結合材として、エアバッグ内が所定圧以上になると破断する縫糸よりなるテアシームを用いているが、これ以外の分離可能結合材、例えば低接着力の接着剤などを用いてもよい。また、本発明では、蓋部材の先端側部とエアバッグとを、エアバッグ内が所定圧以上になると分離しうるように低強度の溶着により結合してもよい。
上記の各実施の形態は、車両の運転席用及び助手席用のエアバッグ及びエアバッグ装置への本発明の適用例を示しているが、本発明は、これ以外の種々の用途のエアバッグ及びエアバッグ装置にも適用可能である。
実施の形態に係るエアバッグのリヤパネルの平面図である。 図1のエアバッグ及びこのエアバッグを備えたエアバッグ装置のエアバッグ膨張時の断面図である。 図1のエアバッグ及びこのエアバッグを備えたエアバッグ装置のエアバッグ膨張時の断面図である。 図1のエアバッグ及びこのエアバッグを備えたエアバッグ装置のエアバッグ膨張時の断面図である。 図1のエアバッグ及びエアバッグ装置の分解斜視図である。 図1のエアバッグの分離可能結合材としてのテアシームによる蓋部材の先端側部とリヤパネルとの縫合部付近の平面図である。 別の実施の形態に係るエアバッグ及びエアバッグ装置の斜視図である。 図7のエアバッグ及びエアバッグ装置の縦断面図である。 図7のエアバッグの膨張時の水平断面図である。 図7のエアバッグの膨張時の水平断面図である。 図7のエアバッグの膨張時の水平断面図である。 別の実施の形態に係るエアバッグ及びエアバッグ装置の縦断面図である。 図12のエアバッグの膨張時の水平断面図である。 図12のエアバッグの膨張時の水平断面図である。
符号の説明
10 エアバッグ
12 フロントパネル
14 リヤパネル
18 ベントホール
36 インフレータ
60 蓋部材
61 高強度シーム
70 テアシーム
100,100A エアバッグ
112 右半側エアバッグ
114 左半側エアバッグ
116 基端室
118 ベントホール
120 蓋部材
121 高強度シーム
130 テアシーム
140 挿通部

Claims (8)

  1. インフレータからのガスによって膨張するエアバッグであって、
    ベントホールと、
    該エアバッグの内側に配置され、該ベントホールを覆う蓋部材と
    を有するエアバッグであって、
    該蓋部材のうち、前記ベントホールよりも前記インフレータ側の基端部がエアバッグに分離不能に結合されており、該ベントホールを挟んで該インフレータと反対側の先端側部は、エアバッグに分離可能結合材によって分離可能に結合されており、
    エアバッグ内が所定圧以上になると、該分離可能結合材による結合が解除され、該蓋部材が前記ベントホールを通ってエアバッグ外へ押し出し可能となるエアバッグにおいて、
    該分離可能結合材は、該蓋部材と該エアバッグとの重なり部にのみ設けられており、
    該蓋部材の前記基端部は、前記インフレータと前記ベントホールとを結ぶ方向(以下、延在方向という。)と交叉方向(以下、幅方向という。)の全幅にわたってエアバッグに分離不能に結合されており、
    該分離可能結合材は、該蓋部材の幅方向の両端部から該幅方向の中間側に離隔して設けられており、
    該蓋部材が該ベントホールを覆った状態において、該蓋部材の前記先端側部がエアバッグの対向面同士の間に挟み込まれ、該先端側部と該エアバッグの該対向面同士とが該分離可能結合材により結合されており、
    該分離可能結合材は、エアバッグの内圧が所定圧以上になると破断する縫糸によりなり、
    該縫糸による縫目は、該蓋部材の前記幅方向に延在しており、
    該分離可能結合材による結合が解除されると、該蓋部材は、エアバッグ内部のガス圧により、該蓋部材のうち該ベントホールを覆った部分から前記先端側の末端まで該ベントホールを通ってエアバッグ外へ押し出されるように構成されていることを特徴とするエアバッグ。
  2. 請求項において、該縫糸は、繊度420〜1400dtexの合成繊維糸よりなることを特徴とするエアバッグ。
  3. 請求項又はにおいて、該縫糸による縫合ピッチは4〜8mmであることを特徴とするエアバッグ。
  4. 請求項ないしのいずれか1項において、該縫目の延在長さは10〜100mmであることを特徴とするエアバッグ。
  5. 請求項1ないしのいずれか1項において、前記インフレータが作動を開始してから10〜30ミリ秒で分離可能結合材による結合が解除されて前記蓋部材の前記先端側部がエアバッグから分離することを特徴とするエアバッグ。
  6. 請求項1ないしのいずれか1項において、前記ベントホールを挟んで前記インフレータと反対側のエアバッグ内側面に、前記蓋部材の挿通部が設けられており、
    該蓋部材の前記先端側部が該挿通部に挿通されていることを特徴とするエアバッグ。
  7. 請求項1ないしのいずれか1項に記載のエアバッグと、該エアバッグにガスを供給するインフレータとを備えたエアバッグ装置。
  8. 請求項において、該インフレータは、前記ベントホールに向ってガスを噴出するように設置されていることを特徴とするエアバッグ装置。
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