JP4760184B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両衝突時等に膨張して乗員を受け止めるエアバッグを備えたエアバッグ装置に係り、特に、乗員の前方の左側及び右側においてそれぞれ膨張する左半側バッグ及び右半側バッグを有したエアバッグを備えたエアバッグ装置に関する。
車両衝突時等に乗員を受け止めるためのエアバッグとして、乗員の前方の左側及び右側においてそれぞれ膨張する左半側バッグ及び右半側バッグを有し、これらが共通のインフレータによって膨張するよう構成されたエアバッグと、その折り畳み方法が特開2004−268903号公報に記載されている。同号公報のエアバッグにおいては、左半側バッグと右半側バッグの先端部同士が非連結となっており、前後方向の途中同士が連結部によって連結されている。
同号公報では、この連結部よりも先端側を上下方向の折り線に沿って折り畳んで1次折り畳み体とし、この1次折り畳み体をさらに小さく折り畳んでいる。
このエアバッグは、折り畳まれてケース内に収容され、カバーによって覆われている。車両衝突時にインフレータ(ガス発生器)がガス噴出作動すると、エアバッグはカバーを押し開けつつ乗員の前方に膨張する。
特開2004−268903号公報
本発明は、左半側バッグ及び右半側バッグを有したエアバッグを折り畳み、これを保形用シートで被包したエアバッグ装置を提供することを目的とする。
請求項1のエアバッグ装置は、折り畳まれたエアバッグと、該エアバッグを収容したケースと、該エアバッグを膨張させるインフレータを備え、該エアバッグの基端側に配置された該インフレータの噴出ガスにより該エアバッグはその先端側が該基端側から遠ざかる方向に膨張するエアバッグ装置であって、該エアバッグは、該インフレータからのガスを受け入れるガス受入口を有した基端部と、該基端部に連なっており、乗員前方の左側において膨張する左半側バッグと、該基端部に連なっており、乗員前方の右側において膨張する右半側バッグとを有しているエアバッグ装置において、折り畳まれた該エアバッグが保形用シートによって被包されているエアバッグ装置であって、該保形用シートに、折り畳まれたエアバッグを観察するための開口が設けられており、該エアバッグは、該左半側バッグ及び右半側バッグがそれぞれ上下幅を小さくするように1次折り畳みされることにより前後方向に細長い1次折り畳み体とされ、次いで、該左半側バッグ及び右半側バッグの1次折り畳み体がそれぞれ前後幅を小さくするように2次折り畳みされることにより2次折り畳み体とされたものであり、前記開口は、前記保形用シートのうち、該左半側バッグ及び右半側バッグの2次折り畳み体の乗員側及び乗員と反対側の少なくとも一方の側面に重なる領域に配置されており、共通の開口を通して該左半側バッグの2次折り畳み体及び該右半側バッグの2次折り畳み体の双方を観察しうるように構成されていることを特徴とするものである。
請求項2のエアバッグ装置は、請求項1において、前記エアバッグが折り畳まれた状態において、前記左半側バッグ及び右半側バッグの2次折り畳み体は、前記基端部の一部の上側に載置されており、前記保形用シートは、帯状のものであり、該保形用シートは、前記基端部の底面の下側、並びに、前記左半側バッグ及び右半側バッグの2次折り畳み体の乗員側、上面の上側及び乗員と反対側を通って、折り畳まれた前記エアバッグを被包しており、前記開口は、該保形用シートのうち、該左半側バッグ及び右半側バッグの2次折り畳み体の乗員側及び乗員と反対側の少なくとも一方の側面に重なる領域の左右方向の中間部に配置されており、該左半側バッグの2次折り畳み体と該右半側バッグの2次折り畳み体との双方に重なる大きさとなっていることを特徴とするものである。
請求項3のエアバッグ装置は、請求項2において、前記ガス受入口は、前記基端部の底面に設けられており、該底面の該ガス受入口の近傍領域には、複数個のボルト挿通孔が設けられており、該基端部内に、該ガス受入口の近傍領域に重なる固定プレートが配置されており、該固定プレートから下方へ複数本のボルトが突設されており、各ボルトがそれぞれ該ボルト挿通孔に挿通されてエアバッグ外に延出しており、前記保形用シートは、前記エアバッグ被包方向の一端側が該基端部の底面に結合されており、他端側には、該ボルトが挿通される掛止孔が設けられており、該保形用シートは、前記左半側バッグ及び右半側バッグの2次折り畳み体の乗員側、上面の上側及び乗員と反対側を通って該基端部の底面の下側に回り込むように引き回された後、該掛止孔に該ボルトが挿通されることにより、該保形用シートの該他端側が該ボルトに掛止されていることを特徴とするものである。
請求項4のエアバッグ装置は、請求項2又は3において、前記保形用シートのうち、前記左半側バッグ及び右半側バッグの2次折り畳み体の上面に重なる領域に、左右方向に延在するミシン目状のスリットが設けられており、前記エアバッグの膨張時には、該保形用シートが該スリットから破断し、該エアバッグの被包を解除することを特徴とするものである。
請求項5のエアバッグ装置は、請求項1ないし4のいずれか1項において、前記基端部は、その乗員側が前記左半側バッグ及び右半側バッグの2次折り畳み体よりも該乗員側に引き出されて折り畳まれており、該左半側バッグ及び右半側バッグの2次折り畳み体の乗員側の側面の下端側に、この引き出された該基端部の該乗員側部分が重ね合わされていることを特徴とするものである。
請求項6のエアバッグ装置は、請求項5において、前記開口は、前記保形用シートのうち、前記左半側バッグ及び右半側バッグの2次折り畳み体の乗員側の側面に重なる領域に配置されており、共通の該開口を通して、前記基端部の乗員側部分と、該基端部の乗員側部分によって覆われていない該左半側バッグ及び右半側バッグの2次折り畳み体の乗員側の側面とを観察しうるように構成されていることを特徴とするものである。
請求項7のエアバッグ装置は、請求項1ないし6のいずれか1項において、前記基端部は、その乗員と反対側が前記左半側バッグ及び右半側バッグの2次折り畳み体よりも該乗員と反対側に引き出されて折り畳まれており、該左半側バッグ及び右半側バッグの双方の2次折り畳み体の乗員と反対側の側面に跨って、この引き出された該基端部の該乗員と反対側部分が重ね合わされていることを特徴とするものである。
本発明のエアバッグ装置において、インフレータが作動してエアバッグが膨張した場合、このインフレータからのガスは、ガス受入口を通ってエアバッグの基端部内に導入されてまず基端部を膨張させ、次いで左半側バッグ及び右半側バッグ内に流入してこれらを膨張させる。この膨張した左半側バッグが乗員の左胸を受け止め、右半側バッグが乗員の右胸を受け止める。この左右の胸には硬くて強い肋骨が存在する。このエアバッグは、この肋骨を介して乗員の衝撃を受承し、吸収する。
なお、本発明では、エアバッグが膨張した状態において、左半側バッグ及び右半側バッグの最先端同士の間隔が150〜450mmであると、膨張した左半側バッグが左胸中心付近に正対し、右半側バッグが右胸中心付近に正対するようになり、乗員上半身の肋骨付近が極めてしっかりとエアバッグによって受承されるようになる。
本発明では、折り畳まれたエアバッグが保形用シートで被包されているので、折り畳み形状が保たれる。そのため、エアバッグ折り畳み体をケースに納め込む場合には、その作業を容易に行うことが可能となる。
また、ケースに納め込まれたエアバッグ折り畳み体と、ケース内面や、リッド又はインパネ(インストルメントパネル)等との摺動が解消ないし抑制される。
本発明によれば、保形用シートに設けられた開口を通してエアバッグ折り畳み体の折り畳み状態等を目視や手指等によって観察することができる。
本発明においては、このエアバッグは、該左半側バッグ及び右半側バッグが1次折り畳みされることにより前後方向に細長い1次折り畳み体とされ、次いで、該1次折り畳み体が前後幅を小さくするように2次折り畳みされることにより、2次折り畳み体とされ、その後、前記基端部を折り畳んだものである。
このエアバッグ折り畳み体の側面に対面する位置に開口を設けられているので、この側面に現われるエアバッグ折り畳み状態を観察することができる。
請求項のように、2次折り畳み体と、この2次折り畳み体の側面に折り重ねられた基端部との双方に対面するように開口を設けておくと、この2次折り畳み体及び基端部の双方の折り畳み状態を観察することができる。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
第1図は実施の形態に係るエアバッグの斜視図、第2図はこのエアバッグの水平断面図、第3図はこのエアバッグのパネル構成を示す分解斜視図、第4図及び第5図はこのエアバッグの縫製途中時の分解斜視図、第6図〜第19図はこのエアバッグの折り畳み手順の説明図、第20図は保形後のエアバッグ折り畳み体を乗員側から見た斜視図、第21図はこのエアバッグの折り畳み体を備えたエアバッグ装置の縦断面図、第22図はこのエアバッグ装置のエアバッグ膨張時における縦断面図である。
なお、第6図はエアバッグの折り畳み前の状態を示し、第7図〜第18図は折り畳み途中時を示し、第19図は折り畳み完了状態を示している。第6図〜第11図において、(a)図はエアバッグの側面図であり、(b)図は(a)図のB−B線に沿う断面図である。第12図〜第14図及び第15図(a)はこのエアバッグの先端側(乗員側)からの斜視図であり、第15図(b)及び第16図〜第19図の(a)図はこのエアバッグの基端(後端)側からの斜視図である。第16図〜第19図の(b)図は同(a)図のB−B線に沿う断面図である。
この実施の形態では、エアバッグ装置1は自動車の助手席用エアバッグ装置である。このエアバッグ装置1は、エアバッグ10と、該エアバッグ10の折り畳み体を保形する保形用シート38と、折り畳まれた該エアバッグ10を収容するケース(コンテナ)40と、該エアバッグを膨張させるインフレータ34等を備えている。
エアバッグ10は、乗員前方の左側において膨張する左半側バッグ12と、乗員前方の右側において膨張する右半側バッグ14と、該左半側バッグ12及び右半側バッグ14の一端側同士を連通する基端室16とを有している。該基端室16がエアバッグ10の基端側となっている。従って、該左半側バッグ12及び右半側バッグ14は、それぞれこの基端室16から遠ざかる方向に膨張する。
このエアバッグ10が膨張した状態にあっては、左半側バッグ12と右半側バッグ14の先端部同士の間にタイパネルなどの架渡部材は存在せず、両バッグ12,14の先端部同士の間に空間部13(第2図)が形成される。この空間部13は乗員に向って(即ち、第2図における上方に向って)開放している。
このエアバッグ10が膨張完了した状態にあっては、左半側バッグ12の最先端と右半側バッグ14の最先端との間隔は150〜450mm特に170〜430mmであることが好ましい。
また、この最先端から空間部13の最奥部までの水平方向距離は280〜480mm特に310〜450mmであることが好ましい。この最先端と最奥部との途中部分において、各バッグ12,14同士が連結帯18によって連結されている。この連結帯18は、この実施の形態では、左側連結帯半体18Lと右側連結帯半体18Rとによって構成されている。
左半側及び右半側バッグ12,14の外側面にはベントホール15が設けられている。各バッグ12,14内には、左右方向に延在する幅員規制用テザー20L,20Rが架設されている。このテザー20L,20Rの構成については後述する。
この実施の形態では、該基端室16の後端に、このエアバッグ10の折り畳み体を被包するための前記保形用シート38が連結されている。該保形用シート38は、この実施の形態では、基端室16の後端から後方へ延出する帯状のシートであり、その基端側が該基端室16の底面に縫着されている。
この保形用シート38は、エアバッグ10の折り畳み体の後側(乗員と反対側)から該折り畳み体の上面の上側及び前側(乗員側)を通って該折り畳み体の底面の下側に回り込むようにして該折り畳み体を被包する。
この保形用シート38の先端付近には、後述のスタッドボルト36aの掛止孔38aが穿設されている。
この保形用シート38は、その延在方向に所定以上の張力が作用したときに破断するよう構成されている。詳しくは、この実施の形態では、該保形用シート38の延在方向の途中部に、該延在方向と交叉方向にミシン目状のスリット38bが延設されており、該保形用シート38は、延在方向に所定以上の張力が作用した場合には、このスリット38bに沿って裂けて破断するようになっている。
この保形用シート38には、この保形用シート38によって被包された折り畳み体の状態を観察するための開口39が設けられている。この実施の形態では、該開口39は、この保形用シート38のうち、該折り畳み体の乗員側の側面に重なる領域に配置されている。なお、前記スリット38bは、この保形用シート38のうち該折り畳み体の上面に重なる領域の前後方向の中間付近を横切るように延設されており、該開口39は、このスリット38bと前記掛止孔38a(保形用シート38の先端付近)との途中部に位置している。
このエアバッグ10のパネル構成等について以下に説明する。なお、以下の説明において、各パネルの前(先端)側とはエアバッグ10の膨張方向先端側をいい、後側とは該膨張方向基端側をいう。
このエアバッグ10は、インサイドパネル50、左アウトサイドパネル60、右アウトサイドパネル70及び基端側パネル80の合計4枚のパネルにて構成されている。このインサイドパネル50に前記左側及び右側の各連結帯半体18L,18Rが連結されている。
インサイドパネル50は、略瓢箪形の細長いパネルであり、中央で2つ折りされることによりレフトサイド50Lとライトサイド50Rが形成されている。このインサイドパネル50は、レフトサイド50Lが左半側バッグ12の内側面を構成し、ライトサイド50Rが右半側バッグ14の内側面を構成する。インサイドパネル50は、レフトサイド50Lの下辺56、先端辺51、上辺52、エアバッグ谷間最奥部を構成する折り返し部付近の上辺53、ライトサイド50Rの上辺54、先端辺55、下辺58、及び、該折り返し部付近の下辺57によって全周の辺部が構成されている。
左アウトサイドパネル60及び右アウトサイドパネル70は、それぞれ先端辺61,71、上辺62,72、直線状の後辺63,73、及び、下辺64,74(ただし、64は図示なし)によって全周の辺部が構成されている。
基端側パネル80は、左サイド面80A、底面80B、右サイド面80C、上面左サイドを構成する左フラップ80D、上面右サイドを構成する右フラップ80Eを有している。この基端側パネル80は、サイド面80A,80Cが略三角形となるように折られ、且つ、エアバッグ先端側に向う面が開放している。
この基端側パネル80は、略長方形状のフラップ80D,80E同士の対向辺81,82、フラップ80D,80Eの前側辺(フラップ前側辺)83,84、フラップ80D,80Eの後側辺85,86、該後側辺85,86に対向する後辺87、サイド面80A,80Cの前側辺(サイド前側辺)88,89、該サイド前側辺88,89同士を結ぶ底部前側辺80fによって全周縁が構成されている。
第2図の通り、この基端側パネル80の底面部80Bにはガス受入口90が設けられている。該ガス受入口90を取り巻くように枠形の補強クロス91が重ね合わされ、縫合されている。このガス受入口90は方形であり、4コーナー部の近傍にボルト挿通孔92がそれぞれ設けられている。また、このガス受入口90の周縁部には、後述の固定プレート36の爪が係止される爪係止孔(図示略)が設けられている。
なお、第4図の通り、この実施の形態では、前記保形用シート38の基端側にも、これらとそれぞれ重なり合う位置関係にて、ガス受入口38c、スタッドボルト挿通孔38d及び爪係止孔(図示略)が設けられている。
このエアバッグ10を製作するには、まず、第4図に示すように、基端側パネル80を平たく広げた状態にて、このサイド前側辺88,89に対し、左アウトサイドパネル60の後辺63と右アウトサイドパネル70の後辺73をそれぞれ縫合する。符号Sは、縫合の縫い目を示している。
また、基端側パネル80の底面80Bの内側面(エアバッグ10製品となったときにエアバッグ10の内側となる面)に沿ってガス受入口90の周縁部に補強クロス91を配置すると共に、該底面80Bの外側面(エアバッグ10製品となったときにエアバッグ10の外側となる面)に、ガス受入口90,38c同士、スタッドボルト挿通孔92,38d同士及び爪係止孔同士がそれぞれ合致するように保形用シート38を重ね合わせ、該ガス受入口90,38cの周縁部同士並びに補強クロス91を縫合する。なお、この際、該保形用シート38は、図示の通り先端側が該基端側パネル80の後辺87よりも後方へ延出した姿勢とされる。
次いで、基端側パネル80のフラップ80D,80Eの対向辺81,82同士を縫合する。これにより、パネル60,70,80は第5図の状態となる。なお、第5図においては、保形用シート38は図示が省略されている。
次に、第5図の如く左アウトサイドパネル60とインサイドパネル50のレフトサイド50Lとが対面され、先端辺51,61同士、上辺52,62同士、下辺56,64同士がそれぞれ縫合されると共に、右アウトサイドパネル70とインサイドパネル50のライトサイド50Rとが対面され、先端辺55,71同士、上辺54,72同士、下辺58,74同士が縫合される。また、基端側パネル80のフラップ前側辺83,84をインサイドパネル50の折り返し部付近の上辺53付近と縫合し、基端側パネル80の底部前側辺80fを折り返し部付近の下辺57付近と縫合する。
各幅員規制用テザー20L,20Rは、この実施の形態では1対のテザー半体21,22からなる。第2図に示すように、一方のテザー半体21は、一端側がインサイドパネル50の内面に縫着されている。なお、この実施の形態では、テザー半体21の該一端側と前記連結体半体18L又は18Rの一端側とが、インサイドパネル50を挟んで重なり合う位置関係にて配置され、該インサイドパネル50に対し一体的に縫着されている。そのため、該テザー半体21がインサイドパネル50と連結体半体18L又は18Rとの補強布として機能すると共に、連結体半体18L又は18Rがインサイドパネル50とテザー半体21との補強布として機能する。
他方のテザー半体22は、一端側が各アウトサイドパネル60,70の内面に縫着されている。符号23は、各アウトサイドパネル60,70を挟んでこのテザー半体22の該一端側と反対側に配置され、これらと一緒に縫い合わされた補強布を示している。
次に、レフトサイド50Lに取り付けられたテザー半体21と左アウトサイドパネル60に取り付けられたテザー半体22の他端側同士を縫い合わせると共に、ライトサイド50Rに取り付けられたテザー半体21と右アウトサイドパネル70に取り付けられたテザー半体22の他端側同士を縫い合わせる。
これらのテザー半体21,22の他端側同士を縫い合わせることにより、レフトサイド50Lと左アウトサイドパネル60同士、及びライトサイド50Rと右アウトサイドパネル70同士がそれぞれ該テザー20L,20Rを介して連結され、左半側バッグ12及び右半側バッグ14の膨張時の幅員が規制される。
これらの縫合により、エアバッグ10(第1図)を表裏逆にした状態、即ち、縫い合せ代がエアバッグの表側に露出した状態となる。第5図の通り、基端側パネル80のフラップ後側辺85,86と後辺87とは、まだ縫合されておらず、この状態では開放口Mとなっている。
そこで、この開放口Mを通してエアバッグを表裏反転させる。次いで、この開放口Mを縫合すると共に、連結帯半体18L,18R同士を縫合することにより、第1図のエアバッグ10となる。
この実施の形態では、基端室16の底面のガス受入口38c,90を介して該基端室16内にインフレータ34が配置される。該インフレータ34は、この実施の形態では棒状のものであり、その長手方向を車両幅方向(左右方向)として配置される。符号36は、該基端室16の底面とインフレータ34とを前記ケース40のエアバッグ取付面(この実施の形態ではケース40の底面)に固定するための取付具としての固定プレートを示している。
この固定プレート36は、第1図及び第16図〜第19図の各(b)図の通り、該インフレータ34の長手方向両端側の側周面にそれぞれ被着されるC字型バンド部(符号略)と、該C字形バンド部の両端からそれぞれ基端室16の底面(及び前記ケース40のエアバッグ取付面)に沿うように延出したフランジ部(符号略)と、各フランジ部から下方に突設されたスタッドボルト36aとを有している。なお、該フランジには、この固定プレート36を基端室16の底面に係止するための爪(図示略)が設けられている。
縫製の完了したエアバッグ10の折り畳みに先立ち、この固定プレート36をガス受入口38c,90から基端室16内に入り込ませ、該基端室16の底面に取り付けておく。この際、スタッドボルト36aを前記挿通孔92,38dに差し込みつつ、フランジをガス受入口90の周縁部に重ね合わせ、このフランジの爪を前記爪係止孔に引っ掛けて固定プレート36を固定する。スタッドボルト36aは、該挿通孔92,38dを通ってエアバッグ10の外部に延出する。
このスタッドボルト36aを介して固定プレート36をケース40のエアバッグ取付面に留め付けることにより、基端室16の底面とインフレータ34とが該エアバッグ取付面に固定される。第21,22図の符号36bは、この固定時にスタッドボルト36aに螺着されたナットを示している。
次に、第6図〜第19図を参照してこの実施の形態におけるエアバッグ10の折り畳み手順について説明する。
エアバッグ10を折り畳むに当っては、まず、左半側バッグ12及び右半側バッグ14を各々の左右の側面同士(レフトサイド50Lと左アウトサイドパネル60同士、ライトサイド50Rと右アウトサイドパネル70同士)が重なり合うように平たく広げる。そして、第6図〜第12図の如く、これらの左半側バッグ12及び右半側バッグ14を、それぞれ上下幅が小さくなるように折り畳んで前後方向に細長い1次折り畳み体とする。
この1次折り畳みに当り、この実施の形態では、まず、第6図から第7図のように、左半側バッグ12の連結帯18(左半側バッグ12と右半側バッグ14との連結部)よりも下側となる部位(下半側)を、該連結帯18の下縁と固定プレート36の前端側の下縁とを結ぶ折り線Lに沿って上方へ折り返して左アウトサイドパネル60側に重ねる。
次いで、第7図から第8図のように、折り線Lから下縁部12b側(上側)に所定の間隔をおいて該折り線Lと平行に延在する折り線Lに沿って、該折り線Lよりも下縁部12b側の部位を下方へ折り返して外側(右半側バッグ14側と反対側)に重ねる。この際、該折り線Lの位置は、例えば、定規や所定幅のプレート等を折り線Lに沿ってあてがって定める。なお、以下の折り線L〜Lも、これと同様に、1つ前の折りの折り線に沿って定規や所定幅のプレート等をあてがって定める。
次いで、第8図から第9図のように、この2回目の折りによって折り線Lよりも下側にはみ出した部分を上方へ折り返す。この際、折り線Lから下縁部12b側(下側)に所定の間隔(この実施の形態では、折り線Lと折り線Lとの間隔よりも狭い間隔)をおいて該折り線Lと平行に延在する折り線Lに沿って、該折り線Lよりも下縁部12b側の部位を上方へ折り返して外側に重ねる。
次に、第9図から第10図のように、左半側バッグ12の連結帯18よりも上縁部12t側(上半側)を、該上縁部12tから下方へ所定幅ずつ、前記折り線Lと平行に延在する折り線L、L、………(第9図ではLまで図示。)に沿って順次に左アウトサイドパネル60側に折り返して細長いロール折り体とする。なお、この実施の形態では、該折り線L〜Lの間隔は、この上半側のロール折り体が第10図の如く、下半側の折り畳み体の上側近傍にまで達したときに、その上下幅が該下半側の折り畳み体の上下幅と略同等となるように設定されている。
その後、第10図から第11図のように、この上半側のロール折り体を、該ロール折り体と下半側折り畳み体との間に位置し、且つ前記折り線Lと平行に延在する折り線Lに沿って下方へ折り返し、該下半側折り畳み体の外側に重ねる。
なお、この上半側のロール折りは、例えば、所定幅の帯状のプレートに上縁部12tから巻き付けるようにして行われてもよい。この場合、該上半側を帯状プレートに巻き付けてロール折りし、このロール折り体を下半側折り畳み体の外側に重ね合わせた後、該ロール折り体からこの帯状プレートを引き抜くようにすると、該上半側の折り畳み作業を効率よく行うことができる。
右半側バッグ14も、この左半側バッグ12と同様の手順で1次折り畳みする。第12図は、これらの左半側バッグ12及び右半側バッグ14の1次折り畳みが終了した状態を示している。なお、第6〜11図において、符号14b,14tはそれぞれ該右半側バッグ14の下縁部及び上縁部を示している。
このように、左半側バッグ12及び右半側バッグ14の1次折り畳みに際し、最初の折りを連結帯18の下縁と固定プレート38の前端側の下縁とを結ぶ折り線Lに沿って行うので、この最初の折り位置が略画一的に定まるようになる。また、この最初の折りよりも後の1次折り畳みの折りを最初の折り線Lを基準としてこれに平行に行うことができる。
次に、第13図から第14図のように、この前後方向に長い左半側バッグ12及び右半側バッグ14の1次折り畳み体のうち、各々の連結帯18よりも先端側同士を開脚状に左右に離反させると共に、各々の該連結帯18よりも後端側を前後幅が小さくなるように蛇腹状(ジグザグ状)に折り畳む。次いで、第14図から第15図のように、各バッグ12,14の該連結帯18よりも先端側の部分を、それぞれ、各々の途中部に位置する上下方向の折り線L,L10に沿って該連結帯18の前側に折り返す。これにより、第14図に示す2次折り畳み体が形成される。
なお、これら左半側バッグ12及び右半側バッグ14の1次折り畳み方法及び2次折り畳み方法は、これに限定されない。
次いで、第15図〜第17図の如く、基端室16がいわゆるペチャンコの状態となるように基端側パネル80を平たくし、その上に左半側バッグ12及び右半側バッグ14の2次折り畳み体を載せる。これにより、第17図(b)の通り、固定プレート36の上に基端室16及び該2次折り畳み体が重なった状態となる。なお、第15図は基端側パネル80を平たくする前の状態を示し、第16図は平たくする途中の状態を示し、第17図は平たくした後の状態を示している。
基端側パネル80を平たくする場合、第16図(b)のように、基端側パネル80のガス受入口90の後縁からフラップ80D,80Eの前側辺83,84付近が弛んだ状態となる。そこで、第16図(b)の矢印Rのように、該基端室16の後端部16rを後方へ引っ張り、この弛みの分だけ基端室16を後方へ引き出す。
後端部16rを後方へ引っ張った場合、基端側パネル80は、該後端部16rとガス受入口90の後縁との間がピンと張った状態となっても、該後端部16rとフラップ前側辺83,84との間(フラップ80D,80E)には弛みが残った状態となる。そこで、この実施の形態では、第17図(b)の如く、該フラップ80D,80Eの途中部をこの弛みの分だけ2次折り畳み体の下側に入り込ませて、該2次折り畳み体よりも後方に引き出された部分が平たく延びた状態となるようにしている。このようにする以外にも、例えば、フラップ80D,80Eの途中部をこの弛みの分だけ後方へつまみ出すようにして該フラップ80D,80Eをジグザグ折りして該後端部16r側に折り重ねてもよい。
なお、基端室16のガス受入口90の前縁から底部前側辺80f付近においても弛みが生じるので、該基端室16の前端部16fを矢印Fの通り前方へ引っ張って前方にも該基端室16を引き出す。この場合、パネル80のガス受入口90の後縁からフラップ前側辺83,84までの長さの方が、該ガス受入口90の前縁から底部前側辺80fまでの長さよりも長いので、基端室16の前方(F方向)への引き出し量よりも後方(R方向)への引き出し量の方が大きくなる。ただし、この前端部16fの乗員側への引き出しは省略してもよい。
また、基端側パネル80を平たくするに際しては、パネル80の左サイド面80Aと右サイド面80Cにも弛みが生じる。この実施の形態では、該左サイド面80A及び右サイド面80Cは、それぞれ2次折り畳み体の下側に折り込まれる。
その後、この後端部16r側及び前端部16f側の基端室16の引き出し部をそれぞれ上方へ折り返して前記2次折り畳み体の後側(乗員と反対側)及び前側(乗員側)の各側面に重ねる。なお、この実施の形態では、第18図〜第20図のように、該後端部16r側の引き出し部は、2次折り畳体の後側の側面をその下端から上端付近まで覆い、前端部16f側の引き出し部は、前記2次折り畳体の前側の側面の下端付近のみを覆う。
その後、第18図から第19図のように、保形用シート38を、このエアバッグ10の折り畳み体の後側から上側に被せるようにして前方へ引き回す。そして、この保形用シート38の先端側の掛止孔38aに基端室16の底面から延出したスタッドボルト36aを挿通して、保形用シート38を該スタッドボルト36aに掛止する。この結果、エアバッグ10の折り畳み体が保形用シート38によって被包(保形)され、エアバッグ10の折り畳みが完了する。
このように保形用シート38でエアバッグ10の折り畳み体を被包した場合、この保形用シート38に設けられた開口39が該折り畳み体の乗員側の側面と対面するように配置される。これにより、該折り畳み体の乗員側の側面に現われるエアバッグ10の折り畳み状態を、この開口39を通して目視や手指等により観察することができる。なお、この実施の形態では、該開口39は、図示の通り、左半側バッグ12及び右半側バッグ14の2次折り畳み体の乗員側の側面と、該乗員側に引き出されてこの2次折り畳み体の乗員側の側面の下部に重ね合わされた基端室16の前端部16f側との双方を観察しうる大きさとなっている。
この開口39を通してエアバッグ10の折り畳みの状態を観察した結果、エアバッグ10が不正規の折り方で折り畳まれていたり、折りが崩れていたりしていることが判明した場合には、保形用シート38を外してエアバッグ10を折り直したり、折りを整えるなどの処置を施し、その後、再度保形用シート38でエアバッグ10の折り畳み体を被包する。あるいは、この開口39に手指等を差し入れて折り畳み体の折りを整えてもよい。
このエアバッグ10の折り畳み体がインフレータ34と共に前記ケース40内に収容され、これらが固定プレート36のスタッドボルト36a及びナット36bによってエアバッグ取付面に固定されることにより、エアバッグ装置1が構成される。
このエアバッグ装置1にあっては、折り畳まれたエアバッグ10の折り畳み体が保形用シート38で被包されているので、該折り畳み体の折り畳み形状が保たれる。そのため、このエアバッグ10の折り畳み体をケース40に納め込む場合には、その作業を容易に行うことが可能となる。
また、ケース40に納め込まれたエアバッグ10の折り畳み体と、ケース40の内面や、インストルメントパネル2又はリッド等との摺動が解消ないし抑制される。
この実施の形態では、該エアバッグ装置1は助手席前方のインストルメントパネル2の裏側に設置される。このインストルメントパネル2のうちケース40を覆う部分は、エアバッグ10が膨張したときにこのエアバッグ10に押されて開裂し、車室内側へ開き出すドア部2aとなっている。第21図の符号2bは、このドア部2aの開裂を誘導するテアラインを示している。
ただし、エアバッグ10が膨張したときにこのエアバッグ10に押されて開裂するよう構成されたリッド(蓋部材)をケース40に装着すると共に、インストルメントパネル2にエアバッグ装置1の設置用の開口を設け、エアバッグ装置1をこの開口内に設置するに際して該リッドでこの開口を覆うようにしてもよい。
図示の通り、インストルメントパネル2の上方には、該インストルメントパネル2の車両前方側の端部から車両後方へ傾斜しつつ上方へ立ち上がるウィンドシールド3が存在している。
このエアバッグ装置1を備えた車両が衝突等の緊急事態に遭遇した場合には、インフレータ34がガス噴出作動し、該インフレータ34から基端室16内にガスが噴出する。このインフレータ34からのガスは、該基端室16から左半側バッグ12及び右半側バッグ14に流入し、このガスによって該左半側バッグ12及び右半側バッグ14がそれぞれ乗員前方の左側及び右側において膨張する。
エアバッグ10が膨張を開始すると、このエアバッグ10の膨張圧によって保形用シート38がスリット38bに沿って破断し、エアバッグ10の折り畳みが解かれる。次いで、基端室16が膨張してインフレータのドア部2aを押し開きつつ左半側バッグ12及び右半側バッグ14の2次折り畳み体をケース40から押し出す。
この実施の形態では、基端室16の折り畳みに際し、その後端部16r側を後方へ引き出して該2次折り畳み体の後側の側面に重ねてあるので、基端室16が膨張すると、第22図のように該2次折り畳み体の後側(車両前方側)においてこの後端部16rが大きく膨らむ。これにより、該2次折り畳み体がこの膨張した後端部16rによって乗員側へ押し出され、左半側バッグ12及び右半側バッグ14がスムーズに乗員側へ展開するようになる。
この実施の形態では、この基端室16の前端部16f側も、前方へ小さ目に引き出してあるため、図示の通り、この前端部16f側が該2次折り畳み体の前部の下側において該2次折り畳み体を支えるように膨張する。
その後、左半側バッグ12及び右半側バッグ14がそれぞれ乗員の前方の左側及び右側に膨張し、該左半側バッグ12が乗員の左胸を受け止め、右半側バッグ14が乗員の右胸を受け止める。この左右の胸には硬くて強い肋骨が存在する。該左半側バッグ12及び右半側バッグ14は、それぞれ、この肋骨を介して乗員の衝撃を受承し、吸収する。また、この膨張した左半側バッグ12と右半側バッグ14の先端部同士の間には空間部13が存在し、乗員の胸中央の胸骨付近は該空間部13に対峙するようになるので、乗員の身体がエアバッグ10に突っ込んでいった場合、胸の胸骨付近は、エアバッグ10からそれ程大きな反力を受けず、この胸骨付近の負担が小さい。
この実施の形態では、エアバッグ10が膨張した状態において、左半側バッグ12及び右半側バッグ14の最先端同士の間隔が150〜450mmとなっているので、膨張した左半側バッグ12が左胸中心付近に正対し、右半側バッグ14が右胸中心付近に正対するようになり、乗員上半身の肋骨付近が極めてしっかりとエアバッグ10によって受承されるようになる。
上記の実施の形態は本発明の一例であり、本発明は上記実施の形態に限定されない。
例えば、保形用シートの開口は、図示以外の形状とされてもよい。上記実施の形態では、この開口は、エアバッグの折り畳み体の乗員側の側面と対面するように設けられているが、該折り畳み体の乗員と反対側の側面や上面等と対面するように設けてもよい。保形用シートは、該折り畳み体の左右の側面も覆う構成であってもよい。この場合、該折り畳み体の左右の側面と対面するように開口を設けてもよい。開口を複数箇所に設けてもよく、1つの開口が折り畳み体の複数の面にまたがって存在するように設けてもよい。
左半側及び右半側の各バッグ内に設けられている幅員規制用テザーの構成も、上記実施の形態に限定されない。例えば、第23図に示すエアバッグ10’の幅員規制用テザー20L’,20R’のように、斜め方向に延在するテザーを設けてもよい。もちろん、各バッグ内に、配置位置や延在方向を異ならせて複数の幅員規制用テザーを設けてもよい。
上記実施の形態は自動車の助手席用エアバッグ装置への本発明の適用例を示すものであるが、本発明は助手席以外の座席用としてはもちろん、自動車以外の高速移動体の乗員受け止め用エアバッグ装置にも適用可能である。
実施の形態に係るエアバッグの斜視図である。 図1のエアバッグの水平断面図である。 図1のエアバッグのパネル構成を示す分解斜視図である。 図1のエアバッグの縫製途中時の分解斜視図である。 図1のエアバッグの縫製途中時の分解斜視図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み体を保形用シートで保形した状態を示す斜視図である。 図1のエアバッグの折り畳み体を備えたエアバッグ装置の縦断面図である。 図21のエアバッグ装置のエアバッグ膨張時における縦断面図である。 別の実施の形態に係るエアバッグの斜視図である。
符号の説明
1 エアバッグ装置
2 インストルメントパネル
3 ウィンドシールド
10 エアバッグ
12 左半側バッグ
14 右半側バッグ
16 基端室
18 連結帯
20 テザーベルト(吊紐)
34 インフレータ
36 固定プレート
36a スタッドボルト
38 保形用シート
39 開口
〜L10 折り線

Claims (7)

  1. 折り畳まれたエアバッグと、該エアバッグを収容したケースと、該エアバッグを膨張させるインフレータを備え、該エアバッグの基端側に配置された該インフレータの噴出ガスにより該エアバッグはその先端側が該基端側から遠ざかる方向に膨張するエアバッグ装置であって、
    該エアバッグは、該インフレータからのガスを受け入れるガス受入口を有した基端部と、該基端部に連なっており、乗員前方の左側において膨張する左半側バッグと、該基端部に連なっており、乗員前方の右側において膨張する右半側バッグとを有しているエアバッグ装置において、
    折り畳まれた該エアバッグが保形用シートによって被包されているエアバッグ装置であって、
    該保形用シートに、折り畳まれたエアバッグを観察するための開口が設けられており、
    該エアバッグは、該左半側バッグ及び右半側バッグがそれぞれ上下幅を小さくするように1次折り畳みされることにより前後方向に細長い1次折り畳み体とされ、次いで、該左半側バッグ及び右半側バッグの1次折り畳み体がそれぞれ前後幅を小さくするように2次折り畳みされることにより2次折り畳み体とされたものであり、
    前記開口は、前記保形用シートのうち、該左半側バッグ及び右半側バッグの2次折り畳み体の乗員側及び乗員と反対側の少なくとも一方の側面に重なる領域に配置されており、共通の開口を通して該左半側バッグの2次折り畳み体及び該右半側バッグの2次折り畳み体の双方を観察しうるように構成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 請求項1において、前記エアバッグが折り畳まれた状態において、前記左半側バッグ及び右半側バッグの2次折り畳み体は、前記基端部の一部の上側に載置されており、
    前記保形用シートは、帯状のものであり、
    該保形用シートは、前記基端部の底面の下側、並びに、前記左半側バッグ及び右半側バッグの2次折り畳み体の乗員側、上面の上側及び乗員と反対側を通って、折り畳まれた前記エアバッグを被包しており、
    前記開口は、該保形用シートのうち、該左半側バッグ及び右半側バッグの2次折り畳み体の乗員側及び乗員と反対側の少なくとも一方の側面に重なる領域の左右方向の中間部に配置されており、該左半側バッグの2次折り畳み体と該右半側バッグの2次折り畳み体との双方に重なる大きさとなっていることを特徴とするエアバッグ装置。
  3. 請求項2において、前記ガス受入口は、前記基端部の底面に設けられており、該底面の該ガス受入口の近傍領域には、複数個のボルト挿通孔が設けられており、
    該基端部内に、該ガス受入口の近傍領域に重なる固定プレートが配置されており、該固定プレートから下方へ複数本のボルトが突設されており、各ボルトがそれぞれ該ボルト挿通孔に挿通されてエアバッグ外に延出しており、
    前記保形用シートは、前記エアバッグ被包方向の一端側が該基端部の底面に結合されており、他端側には、該ボルトが挿通される掛止孔が設けられており、
    該保形用シートは、前記左半側バッグ及び右半側バッグの2次折り畳み体の乗員側、上面の上側及び乗員と反対側を通って該基端部の底面の下側に回り込むように引き回された後、該掛止孔に該ボルトが挿通されることにより、該保形用シートの該他端側が該ボルトに掛止されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  4. 請求項2又は3において、前記保形用シートのうち、前記左半側バッグ及び右半側バッグの2次折り畳み体の上面に重なる領域に、左右方向に延在するミシン目状のスリットが設けられており、
    前記エアバッグの膨張時には、該保形用シートが該スリットから破断し、該エアバッグの被包を解除することを特徴とするエアバッグ装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、
    前記基端部は、その乗員側が前記左半側バッグ及び右半側バッグの2次折り畳み体よりも該乗員側に引き出されて折り畳まれており、
    該左半側バッグ及び右半側バッグの2次折り畳み体の乗員側の側面の下端側に、この引き出された該基端部の該乗員側部分が重ね合わされていることを特徴とするエアバッグ装置。
  6. 請求項5において、前記開口は、前記保形用シートのうち、前記左半側バッグ及び右半側バッグの2次折り畳み体の乗員側の側面に重なる領域に配置されており、
    共通の該開口を通して、前記基端部の乗員側部分と、該基端部の乗員側部分によって覆われていない該左半側バッグ及び右半側バッグの2次折り畳み体の乗員側の側面とを観察しうるように構成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項において、
    前記基端部は、その乗員と反対側が前記左半側バッグ及び右半側バッグの2次折り畳み体よりも該乗員と反対側に引き出されて折り畳まれており、
    該左半側バッグ及び右半側バッグの双方の2次折り畳み体の乗員と反対側の側面に跨って、この引き出された該基端部の該乗員と反対側部分が重ね合わされていることを特徴とするエアバッグ装置。
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