JP5238222B2 - 画像表示装置、画像表示方法及び画像処理装置 - Google Patents

画像表示装置、画像表示方法及び画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5238222B2
JP5238222B2 JP2007284141A JP2007284141A JP5238222B2 JP 5238222 B2 JP5238222 B2 JP 5238222B2 JP 2007284141 A JP2007284141 A JP 2007284141A JP 2007284141 A JP2007284141 A JP 2007284141A JP 5238222 B2 JP5238222 B2 JP 5238222B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gradation
light source
representative
evaluation value
conversion function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007284141A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009109900A (ja
Inventor
場 雅 裕 馬
藤 剛 伊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2007284141A priority Critical patent/JP5238222B2/ja
Priority to US12/261,945 priority patent/US8134532B2/en
Publication of JP2009109900A publication Critical patent/JP2009109900A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5238222B2 publication Critical patent/JP5238222B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G3/00Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes
    • G09G3/20Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters
    • G09G3/34Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source
    • G09G3/3406Control of illumination source
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2320/00Control of display operating conditions
    • G09G2320/02Improving the quality of display appearance
    • G09G2320/0285Improving the quality of display appearance using tables for spatial correction of display data
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2320/00Control of display operating conditions
    • G09G2320/06Adjustment of display parameters
    • G09G2320/0626Adjustment of display parameters for control of overall brightness
    • G09G2320/0646Modulation of illumination source brightness and image signal correlated to each other
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2360/00Aspects of the architecture of display systems
    • G09G2360/16Calculation or use of calculated indices related to luminance levels in display data

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Description

本発明は、表示映像の視覚的なコントラストを高めるとともに、消費電力を削減可能な画像表示装置に関する。
近年、液晶表示装置に代表される、光源と、光源からの光強度を変調する光変調素子とを備えた画像表示装置が、広く普及している。しかし、これらの画像表示装置では、光変調素子が理想的な変調特性を有していないために、特に黒を表示した際に、光変調素子からの光漏れに起因するコントラストの低下を招く。
このコントラスト低下を抑制するために、入力映像に応じて光源の輝度変調と、入力映像の各画素の階調の変換、すなわちガンマ変換を合わせて行う方法が複数提案されている。
例えば、特許文献1では、入力映像の最小階調、最大階調、平均階調に基づいてバックライト輝度、及び階調変換関数を決定している。また、特許文献2では、入力映像のヒストグラムを生成し、最頻値からバックライト輝度を決定し、最頻値の所属するヒストグラムのビンを基準に階調変換関数を決定している。
第3215388号 特開2005−148710
上記いずれの技術も、入力映像に応じて、光源の輝度と入力映像に対する階調変換関数を制御することにより、一定の光源輝度による画像表示装置に比べ、コントラストを増加させることが可能であり、また、入力映像に応じてバックライト輝度を低下させることができるため、消費電力を削減することが可能である。
しかし、特許文献1では、最小階調、最大階調のみで階調変換関数を決定しており、階調の頻度分布(ヒストグラム)を考慮していない為に、映像により十分なコントラストを得ることが困難である。すなわち、最小階調や最大階調が同一であっても、階調の分布が大きく異なる映像は、多量に存在し、特許文献1では、それら全ての映像に対し、同一の階調変換関数が設定されるため、入力映像のコントラストが十分に得られないという問題点があった。
また、特許文献2では、入力映像のヒストグラムに基づいて、最頻値の所属するビン及びその頻度を考慮して階調変換関数を決定しているが、2つのピークを持つような多峰性のヒストグラムを有するような映像では、やはり十分なコントラストを得ることが困難である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、入力映像の視覚的なコントラストを高めるとともに、消費電力を削減することが可能な画像表示装置を提供する。
本発明の一態様としての画像表示装置は、
光源輝度を調整可能な光源部と、
画像を表す信号に基づき、前記光源部からの光の透過率または反射率を変調することによって前記画像を表示する光変調素子部と、
を有する画像表示部と、
入力映像の1フレームから、各々代表階調に関連づけられた各階調範囲に含まれる画素の頻度を表すヒストグラムを生成するヒストグラム生成部と、
前記ヒストグラムに基づき前記光源部に設定するべき光源輝度を設定光源輝度として算出する光源輝度算出部と、
階調変換を行う階調変換関数を記憶する関数記憶部と、
各前記代表階調に対してあらかじめ設定された第1の明るさと、前記階調変換関数による各前記代表階調の変換後の出力階調が前記設定光源輝度で前記画像表示部に表示されたときの第2の明るさとの第1差分を計算し、各前記代表階調毎の前記第1差分に前記頻度を乗じた積を計算し、各積の総和を第1の評価値として計算する第1の評価値計算部と、
各前記代表階調に対してあらかじめ設定された、前記第1の明るさの勾配である第1勾配と、前記階調変換関数による各前記代表階調の変換後の出力階調が前記設定光源輝度で前記画像表示部に表示されたときの前記第2の明るさの勾配である第2勾配との第2差分を計算し、各前記代表階調毎の前記第2差分に前記頻度を乗じた積を計算し、各積の総和を第2の評価値として計算する第2の評価値計算部と、
前記第1の評価値と前記第2の評価値とをそれぞれ重み付けして合計することにより第3の評価値を計算する第3の評価値計算部と、
前記階調変換関数を変化させて前記第1〜第3の評価値計算部による処理を行うことにより複数の前記第3の評価値を取得し、最小又は閾値以下となる第3の評価値を有する階調変換関数を出力階調変換関数として取得する関数取得部と、
前記入力映像の1フレームを前記出力階調変換関数により変換した変換映像を表す信号を前記光変調素子部に与え、また、前記光源部が前記設定光源輝度で発光するように制御する制御部と、
を備える。
本発明の一態様としての画像表示方法は、
入力映像の1フレームから、各々代表階調に関連づけられた各階調範囲に含まれる画素の頻度を表すヒストグラムを生成し、
前記ヒストグラムに基づき、光源輝度を調整可能な光源部に設定するべき光源輝度を設定光源輝度として算出し、
階調変換を行う階調変換関数を用意し、
各前記代表階調に対してあらかじめ設定された第1の明るさと、前記階調変換関数による各前記代表階調の変換後の出力階調が前記設定光源輝度で表示されたときの第2の明るさとの第1差分を計算し、各前記代表階調毎の前記第1差分に前記頻度を乗じた積を計算し、各積の総和を第1の評価値として計算し、
各前記代表階調に対してあらかじめ設定された、前記第1の明るさの勾配である第1勾配と、前記階調変換関数による各前記代表階調の変換後の出力階調が前記設定光源輝度で表示されたときの前記第2の明るさの勾配である第2勾配との第2差分を計算し、各前記代表階調毎の前記第2差分に前記頻度を乗じた積を計算し、各積の総和を第2の評価値として計算し、
前記第1の評価値と前記第2の評価値とをそれぞれ重み付けして合計することにより第3の評価値を計算し、
前記階調変換関数を変化させて前記第1〜第3の評価値の計算を行うことにより、複数の前記第3の評価値を取得し、最小又は閾値以下となる第3の評価値を有する階調変換関数を出力階調変換関数として取得し、
画像を表す信号に基づき、前記光源部からの光の透過率または反射率を変調することによって前記画像を表示する前記光変調素子部に、前記入力映像の1フレームを前記出力階調変換関数により変換した変換映像を表す信号を与え、また、前記光源部が前記設定光源輝度で発光するように制御する、
ことを特徴とする画像表示方法。
本発明によれば、画像表示装置に表示される映像の視覚的なコントラストを高めるとともに、消費電力を削減することができる。
図1に、本発明の第1の実施形態による画像表示装置の構成を示す。第1の実施形態による画像表示装置は、ヒストグラム生成部11、バックライト輝度算出部(光源輝度算出部)12、階調変換関数算出部(第1の評価値計算部、第2の評価値計算部、第3の評価値計算部、関数取得部)13、階調変換関数ルックアップテーブル(階調変換関数を記憶する関数記憶手段)19、タイミングコントローラ(制御部)14、バックライト駆動部15、画像表示部16により構成され、画像表示部16は、光変調素子部としての液晶パネル18と、液晶パネル18の背面に設置された光源部としてのバックライト17により構成される液晶表示部である。入力映像は、ヒストグラム生成部11及びタイミングコントローラ14に入力される。ヒストグラム生成部11では、入力映像から所定階調毎に各階調範囲に含まれる画素数をカウントし、各階調範囲を代表する階調と、各階調範囲に含まれる画素数(画素数は画素の頻度の一例である)とを対応付けたヒストグラムを生成する。バックライト輝度算出部12では、ヒストグラム生成部11で生成されたヒストグラムに基づいてバックライト17の発光輝度(光源輝度)を算出する。階調変換関数算出部13では、ヒストグラム生成部11で生成されたヒストグラムと、バックライト輝度算出部12で算出されたバックライト輝度に基づいて入力映像の変換に用いる階調変換関数を、階調変換関数ルックアップテーブル19を参照して算出する。タイミングコントローラ14では、入力映像に対し、階調変換関数算出部13で算出された階調変換関数を用いて階調変換を行った後、階調変換された変換映像と、バックライト輝度算出部12で算出されたバックライト輝度との同期を調整する。変換映像は、液晶パネル18を駆動するための同期信号と共に液晶パネル18へ送出され、バックライト輝度は、バックライト駆動部15に送出される。バックライト駆動部15では、入力されたバックライト輝度に基づいて実際にバックライト17を駆動、制御するためのバックライト駆動信号が生成され、バックライト17へ送出される。画像表示部16では、変換映像が液晶パネル18に書き込まれ、同時に、バックライト駆動部15から出力されたバックライト駆動信号に基づいてバックライト17が発光することにより、液晶パネル18に画像が表示される。
次に各部の動作の詳細を説明する。
(ヒストグラム生成部11)
ヒストグラム生成部11では、入力映像から所定階調毎に各階調範囲に含まれる画素数をカウントし、各階調範囲を代表する階調(代表階調)と、各階調範囲に含まれる頻度(画素数)とを対応付けたヒストグラムを生成する。
入力映像の形式は、様々に想定され得るが、本実施形態においては、赤、緑、青の3チャンネルにより構成される入力映像であり、ヒストグラム生成部11では、それぞれのチャンネルを区別せず、1つのヒストグラムを生成している。入力映像の赤、緑、青の各チャンネルが8ビットの階調である場合、各階調の頻度をカウントし、ヒストグラムを検出すると、図2に示すように、0から255階調の頻度分布が得られる。なお、このヒストグラム生成部11の構成は、以下のように変更することもできる。
変更例1としては、ヒストグラムは頻度以外にも、例えば以下のような総画素数で正規化した値であっても良い。
Figure 0005238222
ここで、h(x)は、階調xの総画素数で正規化された頻度、h(x)は、階調xの頻度である。
変更例2としては、画素毎の赤、緑、青の3チャンネルの階調のうち、最も大きい階調のみを用いてヒストグラムを生成する構成としても良い。
変更例3としては、入力映像の形式が輝度及び色差信号により構成されるY、Cb(Pb)、Cr(Pr)の3チャンネルの入力映像であった場合は、輝度チャンネルであるYのヒストグラムを生成する構成としても良い。
変更例4としては、Y、Cb(Pb)、Cr(Pr)の3チャンネルの入力映像を数式2に従って、赤、緑、青の3チャンネルの映像に変換した後、上記の通り、ヒストグラムを生成する構成としても良い。
Figure 0005238222
ここで、Y、Cb、Crは、8ビットに正規化された輝度及び色差信号の値であり、R、G、Bは、8ビットに正規化された赤、緑、青の3チャンネルの映像信号の値である。なお、数式2は、変換の一例であり、その他の変換係数であっても構わない。
変更例5としては、上記とは逆に、赤、緑、青の3チャンネルの入力映像に対し、数式3に従ってYチャンネルの値に変換し、ヒストグラムを生成する構成とすることもできる。
Figure 0005238222
なお、数式3は、変換の一例であり、その他の変換係数であっても構わない。
変更例6としては、複数のヒストグラムを生成する構成とすることもできる。例えば、後述するバックライト輝度算出部12や、階調変換関数算出部13の第1評価値算出ステップで用いるヒストグラムを、画素毎の赤、緑、青の3チャンネルの階調のうち、最も大きい階調を用いたヒストグラムとし、一方、後述する階調変換関数算出部13の第2評価値算出ステップで用いるヒストグラムを、画素毎の赤、緑、青の3チャンネルの階調を区別せず生成したヒストグラムとする構成とすることができる。
変更例7としては、ヒストグラムの生成は、図2に示すように1階調毎の頻度を算出する構成以外にも、ヒストグラムを保持するメモリ量の削減、またはヒストグラムを生成する処理量を削減する目的で、ある階調範囲毎のヒストグラムを生成する構成とすることもできる。例えば、図3は、32階調毎のヒストグラム生成結果の一例である。入力映像の階調が8ビットの場合、2値表現において下位5ビットを0とすることで、入力映像は、上位3ビットで表現されることとなり、つまり32階調毎の階調となる。各階調範囲(例えば0階調から31階調)を代表する階調は、その範囲の中央値を用いれば良い。例えば、図3の例であれば、0階調から31階調は16階調、32階調から63階調は48階調を代表階調とする。また、更なる計算量やメモリ量の削減のために、ヒストグラムの一部の階調のみを検出する構成としても良い。例えば、階調全体のヒストグラムを生成した後、その平均値、中央値、最頻値、最小値、最大値となる階調を検出し、これらの階調以外の階調に相当するヒストグラムの頻度を0とする構成としても良い。
以上の処理により生成されたヒストグラムは、バックライト輝度算出部12へ入力される。
(バックライト輝度算出部12)
バックライト輝度算出部12では、ヒストグラム生成部11で生成されたヒストグラムに基づきバックライト輝度を算出する。バックライト輝度の算出方法は様々に考えられるが、本実施形態では、ヒストグラムより代表値として平均値を求め、平均値よりバックライト輝度を算出する構成とした。
まず、ヒストグラムより、数式4に基づき平均値を算出する。
Figure 0005238222
ここで、数式4では、0から1の間に正規化された平均階調が算出されることとなるが、例えば数式5のように平均輝度を用いる構成としても良い。
Figure 0005238222
ここで、Γは、入力映像の補正に用いられているガンマ値を表しており、一般的に2.2が用いられる。更に、均等色空間において定義されている明度を用いて、数式6のように平均明度を求める構成とすることもできる。
Figure 0005238222
明度は、厳密にはCIE(International Commission on Illumination)で規格化されており、暗い領域で非線形に変化するものであるが、数式6では、1/3乗に比例する簡易的なものとしている。
また、数式4から数式6では、平均値を求める構成としたが、ヒストグラムから最頻値や中央値を求め、それらの値から、バックライト輝度を算出する構成とすることもできる。例えば、Aに中央値となる階調を設定すれば良い。また数式5から数式6と同様に、中央値を階調ではなく、輝度又は明度とする場合は、それぞれ、数式7、数式8のように表される。
Figure 0005238222
Figure 0005238222
ここで、Mは、中央値となる階調を表している。なお、上記では、中央値Mに対する演算により代表値Aを求めているが、その他の構成として、予め中央値Mと代表値Aの関係を求めておき、その関係をROM(Read Only Memory)等で構成されたルックアップテーブル(LUT)に保持しておく。そして、入力映像の各フレームのヒストグラムから求められた中央値MによりLUTを参照することで、代表値Aを求める構成としても良い。
上記のように算出された代表値Aを用いて、数式9により出力バックライト輝度Ioutを算出する。
Figure 0005238222
ここで、Imin、Imaxは、それぞれ、バックライト輝度の変調範囲の最小値及び最大値、pは制御パラメータである。図4に、代表値Aと出力バックライト輝度Ioutの関係の一例を示す。図4は、Iminを0.2、Imaxを1.0に設定し、pを0.5と1.0に設定した場合について示している。制御パラメータpは、画像表示部16の特性や、ユーザーが使用環境に合わせて設定すれば良い。
(階調変換関数算出部13)
階調変換関数算出部13では、ヒストグラム生成部11により生成されたヒストグラムと、バックライト輝度算出部12により算出されたバックライト輝度に基づいて階調変換関数を算出する。以下、階調変換関数算出方法について、図5のフローチャートに基づき詳細に説明する。
設定ステップ1(S11)では、画像表示部16で表示したい階調−明るさ特性及び階調−明るさ勾配特性を設定する。階調変換関数算出部13には、予め、画像表示部16の最大ダイナミックレンジを設定しておく。例えば、最大が1、最小が0の理想的な最大ダイナミックレンジであれば、数式10のように表される。
Figure 0005238222
ここで、Dmin、Dmaxは、それぞれ画像表示部16で表示する最大ダイナミックレンジの最小値及び最大値である。また、最大ダイナミックレンジは、予め設定されたバックライト輝度の輝度変調範囲及び液晶パネル18の特性に基づいて、数式11のように設定することもできる。
Figure 0005238222
ここで、Imin、Imaxは、それぞれバックライト輝度変調範囲の最小値及び最大値を表し、Tmin、Tmaxは、それぞれ液晶パネル18の最小透過率、最大透過率を表している。なお、Imin、Imax、Tmin、Tmaxは相対値で構わないため、例えば、Iminは、Imaxを1とした場合の相対値、Tminは、Tmaxを1とした場合の相対値として設定すれば良い。なお、解析的には最大ダイナミックレンジは、数式11のように表現される。しかし、実際には、液晶パネル18に表示可能な最小階調(8ビット表現が可能な液晶パネルであれば、0階調)を液晶パネル18に表示し、かつ、バックライト17を輝度変調範囲の最小のバックライト輝度で発光させた場合における画像表示部16の測定輝度を、画像表示部16で表示可能な最小輝度Dminに設定する。また同様に、液晶パネル18に表示可能な最大階調(8ビット表現が可能な液晶パネルであれば、255階調)を液晶パネル18に表示し、かつ、バックライト17を輝度変調範囲の最大のバックライト輝度で発光させた場合における画像表示部16の測定輝度を、画像表示部16で表示可能な最大輝度Dmaxに設定する構成とすることもできる。このとき、最大輝度Dmaxを1とし、最大輝度Dmaxを1と正規化した際の最小輝度をDminと設定することで、相対値として最大ダイナミックレンジを設定することができる。
次に、上記により求められた最大ダイナミックレンジ内の階調−明るさ特性を設定する。明るさが輝度であれば、階調−輝度特性は、解析的には数式12のように算出できる。
Figure 0005238222
ここで、xは、8ビットで表現された階調、Γは入力映像の補正に利用されているガンマ値を示している。ガンマ値は一般的に2.2が用いられている。数式12は、階調−輝度特性を表しているが、人間の明るさの感度特性は、輝度の対数に比例するため、階調−明るさ特性は、数式13のような階調−対数輝度特性としても良い。
Figure 0005238222
また、均等色空間において定義されている明度を用いて、階調−明度特性としても良い。
Figure 0005238222
明度は、厳密にはCIEで規格化された暗い領域で非線形に変化するものであるが、ここでは、1/3乗に比例する、簡易的なものとしている。
なお、G(x)、Glog(x)、GL*(x)は、いずれも階調毎に予め設定された明るさに相当するものである。
次に、最大ダイナミックレンジ内の階調−明るさ勾配特性を設定する。ここで、階調−明るさ勾配特性とは、階調−明るさ特性の1次微分に相当する。すなわち、明るさが輝度であれば、階調−輝度勾配特性は、解析的には数式15のように算出できる。
Figure 0005238222
また、明るさが均等色空間において定義されている明度を用いて、数式16に示すような階調−明度勾配特性としても良い。
Figure 0005238222
なお、G´(x)、GL*´(x)は、いずれも階調毎に予め設定された明るさ勾配に相当するものである。
ここで、階調−明るさ特性及び階調−明るさ勾配特性は、数式12から数式16等を用いて算出する方法としても良いが、以下のような構成としても良い。例えば、Dmin、Dmaxを定めた上で、階調xと明るさG(x)の関係から、階調xと明るさG(x)とを対応付けたルックアップテーブルデータを作成しておく。また、同様に、階調xと明るさ勾配G´(x)とを対応付けたルックアップテーブルを作成しておく。階調−明るさ特性のテーブルデータ(第1テーブルのデータ)の一例を図6、階調−明るさ勾配特性のテーブルデータ(第2テーブルのデータ)の一例を図7に示す。そして、作成したテーブルデータを、図8に示すように、階調変換関数算出部13によってアクセス可能なROM等に第1設定値ルックアップテーブル20として保持しておく。各階調の明るさを求める場合は、階調xによりROMを参照することで、階調xに対する明るさを求める。同様に、階調xの明るさ勾配を求める場合は、階調xによりROMを参照することで、階調xに対応する明るさ勾配を求める。なお、Dmin、Dmaxが複数用意されており、例えば、使用者の指示によりDmin、Dmaxの組合せが変更される場合は、それぞれの組合せに応じた複数のテーブルデータを用意しておき、設定された組合せのテーブルデータを参照する構成にすることもできる。
また階調xの明るさの勾配は、図6の階調−明るさ特性のテーブルデータ(第1テーブルのデータ)から求めることもでき、この場合は、図7の階調−明るさ勾配特性のテーブルデータ(第2テーブルのデータ)を用意しなくて済む。図6のテーブルデータを用いて階調xの明るさの勾配を求めるときは、たとえば図6の階調−明るさ特性のテーブルデータ(第1テーブルのデータ)において、階調xの明るさと、階調xより大きいまたは小さい階調(たとえば階調xの隣の階調)の明るさとの差分、または、階調xより大きい階調と小さい階調との明るさの差分を、階調xに対応する勾配として取得する。ここで述べたことは、後述する図9のテーブルデータ(第3テーブルのデータ)および図10のテーブルデータ(第4テーブルのデータ)の関係についても当てはまり、この場合は、図10のテーブルデータ(第4テーブルのデータ)の用意を省略できる。
設定ステップ2(S11)では、実際の画像表示部16の階調−明るさ特性及び階調−明るさ勾配特性を設定する。バックライト輝度Iにおける、画像表示部16のダイナミックレンジは、数式17のように表される。
Figure 0005238222
ここで、dmin(I)、dmax(I)は、それぞれ、バックライト輝度Iの時の画像表示部16で表示可能なダイナミックレンジの最小値及び最大値である。解析的には、画像表示部16のダイナミックレンジは、数式17のように表現される。しかし、実際には、液晶パネル18に表示可能な最小階調(8ビット表現が可能な液晶パネルであれば、0階調)を液晶パネル18に表示し、かつ、バックライト輝度Iで発光させた場合における画像表示部16の測定輝度を、バックライト輝度Iの場合の画像表示部16で表示可能な最小表示輝度dmin(I)と設定する。同様に、液晶パネル18に表示可能な最大階調(8ビット表現が可能な液晶パネルであれば、255階調)を液晶パネル18に表示し、かつ、バックライト輝度Iで発光させた場合における画像表示部16の測定輝度を、バックライト輝度Iの場合の画像表示部16での表示可能な最大表示輝度dmax(I)と設定する。そして、dmax(Imax)を1と正規化した際の、最小表示輝度をdmin(I)、最大表示輝度をdmax(I)に設定する構成とすることもできる。
次に、バックライト輝度Iにおける画像表示部16の階調−明るさ特性を設定する。明るさが輝度であれば、画像表示部16の階調−輝度特性(一般にはガンマ特性と呼ばれる)は、解析的には、数式18のように表される。
Figure 0005238222
ここで、xは8ビットで表現された階調、γは液晶パネル18の補正に利用されているガンマ値を示している。ガンマ値は一般に2.2が用いられている。数式18は、階調−輝度特性を表しているが、人間の明るさ感度特性は、輝度の対数に比例するため、階調−明るさ特性は、数式19のような階調−対数輝度特性としても良い。
Figure 0005238222
また、均等色空間において定義されている明度を用いて、階調−明度特性としても良い。
Figure 0005238222
ここで、数式20の明度は、数式14と同様に、輝度の1/3乗に比例するという簡易的なものとしている。
なお、g(x、I)、glog(x、I)、gL*(x、I)は、いずれも階調xをバックライト輝度Iにより画像表示部16に表示した際の明るさに相当するものである。
次に、バックライト輝度Iにおける画像表示部16の階調−明るさ勾配特性を設定する。明るさが輝度であれば、画像表示部16の階調−輝度勾配特性は、解析的には数式21のように表される。
Figure 0005238222
また、均等色空間において定義されている明度を用いて、階調−明度勾配特性としても良い。
Figure 0005238222
なお、g´(x、I)、gL*´(x、I)は、いずれも階調xをバックライト輝度Iにより画像表示部16に表示した際の明るさ勾配に相当するものである。
ここで、画像表示部16の階調−明るさ特性及び階調−明るさ勾配特性は、数式18から数式22等を用いて算出する方法としても良いが、以下のような構成とすることもできる。例えば、dmin(I)、dmax(I)を定めた上で、階調x及びバックライト輝度Iと、明るさg(x、I)の関係から、階調x及びバックライト輝度Iと明るさg(x、I)とを対応付けたルックアップテーブルデータを作成しておく。同様に、階調x及びバックライト輝度Iと明るさ勾配g´(x、I)の関係から、階調x及びバックライト輝度Iと明るさ勾配g´(x、I)とを対応付けたルックアップテーブルを作成しておく。階調−明るさ特性のテーブルデータ(第3テーブルのデータ)の一例を図9に示し、階調−明るさ勾配特性のテーブルデータ(第4テーブルのデータ)の一例を図10に示す。図9のテーブルデータは、バックライト輝度が0.1から1.0まで0.1刻みのデータに対する階調と明るさの対応付けを保持したものであり、図10のテーブルデータは、バックライト輝度が0.1から1.0まで0.1刻みのデータに対する階調と明るさ勾配の対応付けを保持したテーブルデータの例である。そして作成したテーブルデータを、図11に示すように階調変換関数算出部13によってアクセス可能なROM等に第2設定値ルックアップテーブル21として保持しておく。各階調の明るさを求める場合は、階調xとバックライト輝度IによりROMを参照することで、バックライト輝度Iの場合の階調xに対応する明るさを求める。同様に、各階調の明るさ勾配を求める場合は、階調xとバックライト輝度IによりROMを参照することで、バックライト輝度Iの場合の階調xに対応する明るさ勾配を求める。また、図9、図10では、各バックライト輝度Iに対する階調−明るさ特性及び階調−明るさ勾配特性を保持しているが、その他の構成として図12及び図13に示すように、バックライト輝度Imax(=1.0)の階調−明るさ特性及び階調−明るさ勾配特性のみ保持しておき、その他のバックライト輝度に対しては、バックライト輝度Imax時の明るさに対し比例計算を行う構成としても良い。
なお、設定ステップ1及び設定ステップ2は、入力映像の毎フレーム行う必要は無く、最初に1度(例えば、画像表示装置の電源投入時等)に行えばよい。また、階調−明るさ特性及び階調−明るさ勾配特性が、予めルックアップテーブルデータとして保持されている場合は、設定ステップ1及び設定ステップ2は、省略することができる。
初期化ステップ1(S13)では、以降の処理に用いる変数を初期化する。例えば、数式23のような処理を行う。
Figure 0005238222
ここで、Eminは、後述する階調変換関数更新ステップ(S16)で用いる最小評価値を表している。iは、後述する階調xに対して複数設定されている階調変換関数f(x)を選択する階調変換関数選択番号を表している。ioutは、最終的に決定される出力階調変換関数選択番号である。記号←は、右辺の値を左辺に代入することを表している。MAX_VALは、後述する評価値E(第3の評価値)が取りえる最大値である。
階調変換関数f(x)は、本実施形態では、図14に示す10種類の階調変換関数を設定している。図14の横軸は、入力階調xであり、縦軸は出力階調f(x)である。また、階調変換関数は、図14に示すように、バックライト輝度Iに依存しない構成以外にも、バックライト輝度I毎に異なる複数の階調変換関数を設定することもできる。その場合、階調変換関数は、f(x、I)のように、階調xとバックライト輝度Iの関数の形で表される。なお、階調変換関数は、例えば、階調変換関数選択番号毎に、階調変換関数の係数を保持する構成や、階調変換関数算出部13内部で、階調変換関数を計算により求める構成をとることもできるが、本実施形態では、図14に示される階調変換関数をテーブルデータとしてROM等で構成される階調変換関数ルックアップテーブル19に保持しておき、階調変換関数選択番号により、階調変換関数ルックアップテーブル19を参照することで、階調変換関数を求める構成としている。階調変換関数ルックアップテーブル19の一例を図15に示す。なお、図15では、1階調毎の入力階調に対する出力階調を保持する構成としているが、ルックアップテーブルデータの保持容量を小さくするために、複数階調毎(例えば32階調毎)の入力階調に対する出力階調を保持しておき、テーブルデータに保持されていない入力階調に対しては、一般に用いられる線形補間等により、適宜補間して出力階調を求める構成とすることができる。後述する評価値更新ステップ(S15)では、階調xと、階調変換関数選択番号iとにより、階調変換関数ルックアップテーブル19を参照して出力階調f(x)を求める。
初期化ステップ2(S14)では、後述する評価値更新ステップ(S15)で用いる第1評価値E及び第2評価値Eを数式24に示すように初期化する。
Figure 0005238222
評価値更新ステップ(S15)では、第1評価値更新ステップ(S17)及び第2評価値更新ステップ(S18)により、第1評価値E及び第2評価値Eを算出する。
第1評価値算出ステップ(S17)の動作について図16に示すフローチャートを用いて説明する。ステップS101では、まず、現在の階調xの場合の最大ダイナミックレンジにおける明るさG(x)を求める。次に、階調変換関数選択番号iが指し示す階調変換関数を用いて、階調xに対する出力階調f(x)を求める。次に、バックライト輝度算出部12で算出されたバックライト輝度Ioutの場合の、出力階調f(x)に対する画像表示部16における明るさg(f(x)、Iout)を求める。次に、G(x)とg(f(x)、Iout)の差分値を算出する。次に、この差分値に、ヒストグラム生成部11で求めた階調xの頻度h(x)を乗算し、この結果を評価値Eに加算する。例えば、差分を絶対値で評価する場合は、数式25のように表される。
Figure 0005238222
また、差分を二乗誤差として評価する場合は、数式26のように表される。
Figure 0005238222
なお、数式25、数式26では、階調−輝度特性を用いて評価を行っているが、これらは、設定ステップ1(S11)及び設定ステップ2(S12)で設定した階調−明るさ特性で評価すればよく、例えば、階調−明度特性を用いて、差分を二乗誤差として評価する場合は、数式27のように表される。
Figure 0005238222
また、ヒストグラム生成部11で求められたh(x)に対し、第1評価値算出ステップ(S17)にて、重みを加える構成とすることもできる。例えば、第1評価値算出ステップの更新式である数式25を数式28のように変形することができる。
Figure 0005238222
ここで、αは、階調xの頻度h(x)にべき乗で与える重みである。αの値は、様々に取りえるが、0より大きく、1以下の値とすることが経験的に確認されている。
現在の階調xに対する第1評価値の算出が終了した後、全ての階調xについて第1評価値の算出が終了したかを判定し(S102)、終了していなければ(NO)、階調xを更新して(S103)、再度第1評価値の算出を行う(S101)。例えばヒストグラム生成部11で求めたヒストグラムが0階調から255階調について1階調毎の頻度を求めたのであれば、まず階調xが255以上かを判定し、255未満であれば、階調xに1を加算して階調xを更新する。
次に、第2評価値算出ステップ(S18)の動作について、図17に示すフローチャートを用いて説明する。ステップS111ではまず、現在の階調xの場合の最大ダイナミックレンジにおける明るさ勾配G´(x)を求める。次に、階調変換関数選択番号iが指し示す階調変換関数を用いて、現在の階調xに対する出力階調f(x)を求める。次に、階調xに対し、バックライト輝度算出部12で算出されたバックライト輝度Ioutの場合の出力階調f(x)に対する画像表示部16の明るさ勾配g´(f(x)、Iout)を求める。次に、G´(x)とg´(f(x)、Iout)の差分値を算出する。次に、この差分値にヒストグラム生成部11で求めた階調xの頻度h(x)を乗算し、この結果を第2評価値Eに加算する。例えば、差分を絶対値で評価する場合は、数式29のように表される。
Figure 0005238222
また、差分を二乗誤差として評価する場合は、数式30のように表される。
Figure 0005238222
なお、数式29、数式30では、階調−輝度勾配特性を用いて評価を行っているが、これらは設定ステップ1(S11)及び設定ステップ2(S12)で設定した階調−明るさ勾配特性で評価すればよく、例えば階調−明度勾配特性と用いて、差分を二乗誤差として評価する場合は、数式31のように表される。
Figure 0005238222
また、ヒストグラム生成部11で求められたh(x)に対し、重みを加える構成とすることもできる。例えば、上記更新式(数式29)を数式32のように変形することができる。
Figure 0005238222
ここで、βは、階調xの頻度h(x)にべき乗で与える重みである。βの値は様々に取りえるが、0より大きく、1以下の値とすることが経験的に確認されている。
更に、上記では、第1評価値算出ステップ(S17)と第2評価値算出ステップ(S18)で同じ頻度h(x)を用いているが、異なる頻度を用いる構成とすることもできる。例えば、ヒストグラム生成部11で、画素毎の赤、緑、青の3チャンネルの階調のうち、最も大きい階調を用いたヒストグラムh(x)と、画素毎の赤、緑、青の3チャンネルの階調を区別せず生成したヒストグラムh(x)の2種類のヒストグラムを生成し、それぞれを、第1評価値算出ステップ(S17)と第2評価値算出ステップ(S18)に用いる構成とすることもできる。この場合、第1評価値算出ステップ(S17)で使用する更新式である数式28及び第2評価値算出ステップ(S18)で使用する更新式である数式32は、それぞれ、以下のように表される。
Figure 0005238222
Figure 0005238222
現在の階調xに対する第2評価値の算出が終了した後、全ての階調xについての第2評価値の算出が終了したかを判定し(S112)、終了していなければ(NO)、階調xを更新して(S113)、再度第2評価値の算出を行う(S111)。例えば、ヒストグラム生成部11で求めたヒストグラムが0階調から255階調について1階調毎の頻度を求めたのであれば、まず階調xが255以上かを判定し、255未満であれば、階調xに1を加算して階調xを更新する。
第1評価値E及び第2評価値Eの算出後、第1評価値Eと第2評価値Eに対する数式35に示すような重み付き線形和により評価値E(第3の評価値)を算出する(S19)。
Figure 0005238222
ここで、λは、第1評価値Eと第2評価値Eの重みを表しており、0から1の範囲の値である。
階調変換関数更新ステップ(S16)では、現在の階調変換関数選択番号iが指し示す階調変換関数f(x)における評価値更新ステップ(S15)で求められた評価値E(第3の評価値)が最小かどうかを判定し(S20)、最小であれば(YES)、現在の階調変換関数選択番号iを出力階調変換関数選択番号ioutとし、また最小評価値Eminを現在の評価値Eに更新する(S21)。次に、予め設定された全ての階調変換関数選択番号に対する階調変換関数について評価が終了したかを判定し(S22)、終了していなければ(NO)階調変換関数選択番号iを更新(iに1を加算)する(S23)。終了していれば(YES)、そのときの出力階調変換関数選択番号ioutが階調変換関数算出部13より出力される。
ここで、第1評価値E、第2評価値E及び評価値E(第3の評価値)について説明する。第1評価値Eは、画像表示部16に表示したい明るさと、バックライト輝度I、階調変換関数f(x)での画像表示の実際の明るさとの類似度を表している。すなわち、第1評価値Eが小さいほど、画像表示部16に表示したい明るさと、実際の画像表示部16での明るさが類似していることを示している。一方、第2評価値Eは、画像表示部16に表示したい明るさ勾配と、バックライト輝度I、階調変換関数f(x)での画像表示部16の実際の明るさ勾配との類似度を表している。すなわち、第2評価値Eが小さいほど、画像表示部16に表示したい明るさ勾配(隣接階調間の明るさの差、コントラスト)と、実際の画像表示部16での明るさ勾配(隣接階調間の明るさの差、コントラスト)が類似していることを示している。評価値Eは、第1評価値と第2評価値の重み付き線形和であり、上記2つの評価値のバランスを考慮して算出される値である。すなわち、評価値Eが小さいほど、第1評価値及び第2評価値があるバランスで小さくなっていることを示しており、画像表示部16に表示したい明るさと明るさ勾配の両方が、実際の画像表示部16での明るさと明るさ勾配に類似していることを示している。
(タイミングコントローラ14)
タイミングコントローラ14では、階調変換関数算出部13で決定された階調変換関数を入力映像信号に適用して変換映像信号を生成し、またバックライト輝度算出部12で算出されたバックライト輝度に基づいてバックライト輝度信号を生成する。そして、液晶パネル18へ変換映像信号を、バックライト駆動部15へバックライト輝度信号を、両者の送出タイミングを制御しつつ、送出する。
まず、階調変換方法について説明する。本実施形態による階調変換方法は、階調変換関数算出部13で算出された出力階調変換関数選択番号ioutにより階調変換関数ルックアップテーブル19を参照して、該当する階調変換関数fiout(x)を入力映像に適用する。すなわち、水平画素位置u、垂直画素位置vの入力映像の入力階調L(u、v)に対し、数式36の処理を行う。
Figure 0005238222
ここで、Lout(u、v)は、位置(u、v)の入力映像の画素の変換された階調である。数式36の処理を、入力映像の1フレーム全ての画素に対して行うことで、入力映像が変換される。
次にタイミング制御について説明する。ヒストグラム生成部11の基本的な動作として、1フレームの入力映像の全ての画素を走査してヒストグラムを生成しているため、タイミングコントローラ14に映像が入力されるタイミングと、その映像のヒストグラムを用いてバックライト輝度算出部12で算出されたバックライト輝度がタイミングコントローラ14に入力されるタイミングとは、1フレーム期間、あるいはそれ以上異なるタイミングとなる。そのため、タイミングコントローラ14では、上記タイミングの遅延を調整するために、例えば、フレームバッファを用いて入力映像の出力タイミングを遅延させて、バックライト輝度信号の出力に同期させる。また、上記構成では、入力映像のあるフレームの出力タイミングと、そのフレームから算出されたバックライト輝度の出力タイミングとを同期させる構成であるが、一般に、入力映像は時間的にある程度連続したものであるため、例えば、nフレームの入力映像より求めたバックライト輝度を、n+1フレームの入力映像と同期させる構成とすることもできる。すなわち、実際に画像表示部16に表示される映像に対し、バックライト輝度が1フレーム期間遅延していることとなる。この場合、入力映像をタイミングコントローラ14で大きく遅延させる必要が無いため、フレームバッファ(メモリ量)を小さくすることが可能となる。なお、タイミングコントローラ14では、液晶パネル18を駆動する為に必要となる様々な同期信号(水平同期信号、垂直同期信号等)も併せて生成され、階調変換関数により変換された変換映像と共に、液晶パネル18へ送出される。
(バックライト駆動部15)
バックライト駆動部15では、タイミングコントローラ14より出力されたバックライト輝度信号に基づいて、実際にバックライト17を発光させるためのバックライト駆動信号を生成する。バックライト駆動信号は、バックライト17に設置されている光源の種類により異なる構成となるが、一般に液晶表示装置に用いられるバックライト17の光源としては、冷陰極管や発光ダイオード(LED)等がある。これらは、印加する電圧や電流を制御することにより、その輝度を変調することが可能である。ただし、光源輝度の変調方法としては、一般的には、発光と非発光の期間を高速に切り替えることにより輝度を変調するPWM(Pulse Width Modulation)制御が用いられる。本実施形態では、比較的発光強度の制御が容易であるLED光源をバックライト17の光源として用い、LED光源をPWM制御により輝度変調する構成とした。よって、バックライト駆動部15では、バックライト輝度信号に基づいてPWM制御信号を生成し、バックライト17へ送出する。
(画像表示部16)
上記のように、画像表示部16は、光変調素子部としての液晶パネル18と、光源の輝度を変調可能な液晶パネル18の背面に設置されたバックライト17により構成される。画像表示部16では、タイミングコントローラ14より出力された変換映像信号を液晶パネル(光変調素子)16に書き込む。また、画像表示部16では、バックライト駆動部15より出力されたバックライト駆動信号によりバックライト17を点灯させることにより、入力映像の表示を行う。なお、上記の通り、本実施形態では、バックライト17の光源としてLED光源を用いている。
以上、説明したように、本実施形態によれば、視覚的なコントラストが優れ、かつ消費電力の低減した画像表示装置を提供することができる。
本発明の第2の実施形態による画像表示装置の基本的な構成は、第1の実施形態と同様であるが、本実施形態では、バックライト輝度算出部でのバックライト輝度の算出方法が異なっている。第1の実施形態では、ヒストグラム生成部11により生成されたヒストグラムから代表値を求め、代表値に基づいてバックライト輝度を算出する構成としたが、本実施形態では、ヒストグラムの分布を考慮してバックライト輝度を算出することにより、より入力画像に適したバックライト輝度を求めることが特長である。
図18に、本発明の第2の実施形態による画像表示装置の構成を示す。図18の構成は、第1の実施形態の図11の構成を第2の実施形態に適用した構成である。第2の実施形態による画像表示装置の構成では、バックライト輝度算出部22から、第1設定値ルックアップテーブル20及び第2設定値ルックアップテーブル21を参照できる構成となっている。以下に、第1の実施形態とは異なる構成となっているバックライト輝度算出部22の構成について詳細に説明する。なお、その他の構成については、第1の実施形態と同様であるため、説明は省略する。
(バックライト輝度算出部22)
第2の実施形態によるバックライト輝度算出部22の動作を、図19のフローチャートに基づいて詳細に説明する。
設定ステップ1(S131)では、第1の実施形態の数式10から数式14と同様にして、最大ダイナミックレンジにおける階調−明るさ特性を設定する。なお、最大ダイナミックレンジにおける階調−明るさ特性は、バックライト輝度算出部22内部で計算により求める構成としても良いが、本実施形態では、第1の実施形態と同様に、階調xと明るさG(x)が対応付けられた第1設定値ルックアップテーブル20を用いる構成とした。そして、後述する評価値更新ステップ(S135)において、階調xに対応する最大ダイナミックレンジにおける明るさG(x)を求める場合は、階調xにより第1設定値ルックアップテーブル20を参照して、対応する明るさG(x)を求める。
設定ステップ2(S132)では、第1の実施形態の数式17から数式20と同様にして、バックライト輝度Iにおける画像表示部16の階調−明るさ特性を設定する。なお、画像表示部16での階調−明るさ特性は、バックライト輝度算出部22内部で計算により求める構成としても良いが、本実施形態では、第1の実施形態と同様に、バックライト輝度Iにおける階調xと画像表示部16の明るさg(x、I)が対応付けられた第2設定値ルックアップテーブル21を用いる構成とした。そして、後述する評価値更新ステップ(S135)において、バックライト輝度I時の階調xに対応する画像表示部16の明るさg(x、I)を求める場合は、バックライト輝度I、階調xにより第2設定値ルックアップテーブル21を参照して、対応する明るさg(x、I)を求める。
初期化ステップ1(S133)では、以下の処理に用いる変数を初期化する。例えば、数式37のような処理を行う。
Figure 0005238222
ここで、Iminは、バックライト輝度変調範囲の最小値、Ioutは、最終的に決定される出力バックライト輝度を表している。
初期化ステップ2(S134)では、後述する評価値更新ステップ(S135)で用いる評価値E(第4の評価値)を、数式38に示すように初期化する。
Figure 0005238222
評価値更新ステップ(S135)の動作について、図20に示すフローチャートを用いて説明する。ステップS141では、まず、現在の階調xに対して最大ダイナミックレンジにおける明るさG(x)を求める。次に、バックライト輝度毎に予め定められた初期階調変換関数f(x、I)を用いて、現在のバックライト輝度Iの場合の、階調xに対する出力階調f(x、I)を求める。次に、現在のバックライト輝度Iの場合の、出力階調f(x、I)に対する画像表示部16における明るさg(f(x、I)、I)を求める。次に、G(x)とg(f(x、I)、I)の差分値を算出する。次に、この差分値に、ヒストグラム生成部11で求めた階調xの頻度h(x)を乗算し、この結果を評価値Eに加算する。例えば、差分を絶対値で評価する場合は、数式39のように表される。
Figure 0005238222
また、差分を二乗誤差として評価する場合は、数式40のように表される。
Figure 0005238222
なお、数式39、数式40では、階調−輝度特性を用いて評価を行っているが、これらは、設定ステップ1(S131)及び設定ステップ2(S132)で設定した階調−明るさ特性で評価すればよく、例えば階調−明度特性を用いて、差分を二乗誤差として評価する場合は、数式41のように表される。
Figure 0005238222
また、ヒストグラム生成部11で求められたh(x)に対し、重みを加える構成とすることもできる。例えば、上記更新式(数式39)を数式42のように変形することができる。
Figure 0005238222
ここで、χは、階調xの頻度h(x)にべき乗で与える重みである。χの値は、様々に取りえるが、0より大きく、1以下の値とすることが経験的に確認されている。
次に、バックライト輝度毎に予め定められた初期階調変換関数f(x、I)(第2の階調変換関数)について説明する。初期階調変換関数f(x、I)は、様々に設定することが可能であるが、バックライト輝度Iが小さくなるほど、入力階調に対する出力階調が大きくなるよう設定することが望ましい。そこで、本実施形態では、図21に示すような初期階調変換関数とした。図21は、バックライト輝度Iが0.1から1.0まで0.1刻みのデータに対する入力階調xと出力階調f(x、I)の対応関係を示している。そして、図21の初期階調変換関数は、図22に示すように、初期階調変換関数ルックアップテーブル23として、バックライト輝度算出部22によってアクセス可能なROM等に保持される。バックライト輝度Iの場合の、入力階調xに対する出力階調f(x、I)を求めたい場合は、バックライト輝度算出部22より、階調x、バックライト輝度Iにより初期階調変換関数ルックアップテーブル23を参照して、対応する出力階調f(x、I)を求める。ルックアップテーブル23は、たとえばバックライト輝度(光源輝度)毎に用意された第2の階調変換関数を記憶する第2の関数記憶部に対応する。なお、上記では、ルックアップテーブル23を参照して初期階調変換関数を求める構成としたが、その他の構成として、バックライト輝度算出部22内部で計算により初期階調変換関数を設定する構成とすることもできる。例えば、最大ダイナミックレンジにおける階調−輝度特性G(x)と、実際の画像表示部16での階調−輝度特性g(f(x、I)、I)が等しくなるような、初期階調変換関数f(x、I)を用いることができる。この場合、初期階調変換関数f(x、I)は数式43のように表される。
Figure 0005238222
数式43の場合分けは、バックライト輝度Iでの、入力階調xに対する出力階調f(x、I)が0から255階調の8ビットの値の範囲に収めるための飽和処理である。
次に、現在の階調xに対する評価値Eの算出が終了した後、全ての階調xについての評価値の算出が終了したかを判定し(S142)、終了していなければ(NO)、階調xを更新して(S143)、再度評価値の算出を行う(S141)。例えば、ヒストグラム生成部11で求めたヒストグラムが0階調から255階調について1階調毎の頻度を求めたのであれば、まず階調xが255以上かを判定し、255未満であれば、階調xに1を加算して階調xを更新する。
バックライト輝度更新ステップ(S136)では、まず現在のバックライト輝度Iにおける評価値更新ステップ(S135)で求められた評価値Eが最小かどうかを判定する(S137)。最小であれば(YES)、現在のバックライト輝度Iを出力バックライト輝度Ioutとし、また最小評価値Eminを現在の評価値Eに更新する(S138)。次に、予め設定された全てのバックライト輝度Iについて評価が終了したかを判定し(S139)、終了していなければ(NO)、バックライト輝度Iを更新し(S140)、再度初期化ステップ2(S134)に戻る。例えば、バックライト輝度Iの変調範囲がIminからImaxで0.1刻みの場合は、現在のバックライト輝度IがImax未満であれば、バックライト輝度Iに0.1を加算してバックライト輝度Iを更新する。予め設定された全てのバックライト輝度Iについて評価が終了していれば、そのときの出力バックライト輝度Ioutがバックライト輝度算出部22より出力される。
以上、説明したように、本実施形態によれば、ヒストグラムの分布状態を考慮してバックライト輝度を算出できるため、視覚的なコントラストが優れ、かつ消費電力の低減した画像表示装置を提供することができる。
本発明の第3の実施形態による画像表示装置の基本的な構成は、第1の実施形態と同様であるが、本実施形態では、階調変換関数算出部での出力階調変換関数の算出方法が異なっている。第1の実施形態では、予め階調変換関数ルックアップテーブルに保持された階調変換関数を参照して、出力階調変換関数を決定していが、本実施形態では、階調変換関数を階調変換関数算出部内部で計算により求める構成となっている。
図23に、本発明の第3の実施形態による画像表示装置の構成を示す。図23の構成は、第1の実施形態の図11の構成を第3の実施形態に適用した構成である。第3の実施形態による画像表示装置の構成では、階調変換関数算出部24内部で出力階調変換関数を計算により求める構成となっているため、階調変換関数ルックアップテーブルが必要ない構成となっている。以下に、第1の実施形態とは異なる構成となっている階調変換関数算出部24の構成について詳細に説明する。なお、その他の構成については、第1の実施形態と同様であるため、説明は省略する。
(階調変換関数算出部24)
第3の実施形態による階調変換関数算出部24の動作を、図24に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。なお、説明を簡単にするために、ヒストグラム生成部11で生成するヒストグラムは、図26に示すような32階調毎の頻度を表すものとし、階調変換関数も、32階調毎の入力階調に対する出力階調の対応関係を求める構成とし、間の入力階調については、線形補間により求めることとする。
処理対象入力階調選択ステップ(S151)では、階調変換関数の複数の入力階調から以降の処理対象となる1つの入力階調を選択する。以降の処理では、選択された処理対象入力階調に対応する出力階調を算出する。処理対象入力階調の選択方法は、様々に考えられるが、本実施形態では、以下に示すように選択する構成とした。まず、図25の黒丸に示すように、階調変換関数において、0階調の入力階調に対応する出力階調を0階調、255階調の入力階調に対応する出力階調を255階調と設定しておく。そして、図25の白丸として示すように、0階調と255階調の中間の階調となる128階調を、処理対象入力階調として選択する。続いて、図28の白丸として示すように、0階調と128階調の中間の階調となる64階調を選択し、更に、128階調と255階調の中間の階調となる192階調を選択する。次に、図30の白丸に示すように、0階調と64階調の中間の階調である32階調を選択、同様に、64階調と128階調の中間の階調である96階調、128階調と192階調の中間の階調である160階調、192階調と255階調の中間の階調である224階調を選択する。本実施形態では、32階調毎の入力階調に対応する出力階調の関係として階調変換関数を求めるため、上記まで選択後、処理を終了する。なお、例えば、1階調毎の階調変換関数を求める構成であれば、更に中間の階調の選択を継続し、0階調から255階調の1階調毎の全ての階調を選択すればよい。
部分ヒストグラム生成ステップ(S152)では、処理対象入力階調選択ステップ(S151)で選択された入力階調に基づいて、部分ヒストグラムを生成する。例えば、図25に示すように、128階調が処理対象入力階調として選択された場合は、ヒストグラム生成部11で求められた図26に示すヒストグラムから、図27に示すような、ビン幅が0階調から127階調と、128階調から255階調の、2つのビンを持つ部分ヒストグラムを生成する。すなわち、部分ヒストグラムは、数式44、数式45のように表される。
Figure 0005238222
Figure 0005238222
ここで、H(i、i)は、ヒストグラム生成部11で求められた階調xの頻度h(x)より、階調iから階調iまでを総和した頻度を表している。すなわち、入力階調として128階調が選択された場合は、0階調から127階調の間に所属する頻度と、128階調から255階調の間に所属する頻度とを表す2つのビンを有する部分ヒストグラムを生成する。同様に、処理対象入力階調選択ステップ(S151)で、64階調が選択された場合は、図29に示すように、0階調から63階調の間に所属する頻度と、64階調から127階調に所属する頻度とを表す2つのビンを有する部分ヒストグラムを、ヒストグラム生成部11で求められたヒストグラムより求める。この場合の部分ヒストグラムは、数式46、数式47で表される。
Figure 0005238222
Figure 0005238222
同様に、処理対象入力階調選択ステップ(S151)で、192階調が選択された場合の部分ヒストグラムは、数式48、数式49のように表される。
Figure 0005238222
Figure 0005238222
なお、図30の白丸で示す処理対象入力階調の場合は、ヒストグラム生成部11で求められたヒストグラムと、部分ヒストグラムが同一となるため、部分ヒストグラム生成ステップ(S152)で部分ヒストグラムを生成する必要は無い。例えば、処理対象入力階調が32階調の場合の部分ヒストグラムは、数式50、数式51のように表される。
Figure 0005238222
Figure 0005238222
処理対象出力階調算出ステップ(S153)では、処理対象入力階調選択ステップ(S151)で選択された処理対象入力階調に対応する出力階調を算出する。処理対象出力階調算出ステップ(S153)の動作を、図31に示すフローチャートを用いて説明する。
初期化ステップ1(S161)では、以下の処理に用いる変数を初期化する。例えば、数式52のような処理を行う。
Figure 0005238222
ここで、yは、入力階調xに対する階調変換関数による出力階調を表し、fout(x)は、最終的に算出する出力階調変換関数を表している。なお、fout(0)に対しては0階調、fout(255)に対しては255階調が予め設定されている。Eminは、後述する階調変換関数更新ステップ(S164)で用いる最小評価値を表している。xは、処理対象入力階調選択ステップ(S151)で処理対象入力階調xを、所定範囲の中間階調として選択する際の、所定範囲の最小階調を表している。なお、後述する階調変換関数更新ステップ(S164)で用いるxは、上記所定範囲の最大階調を表している。例えば、処理対象入力階調xが64階調の場合は、図28に示すように、xは0階調、xは128階調となる。同様に、処理対象入力階調xが160階調の場合は、図30に示すように、xは128階調、xは192階調となる。
初期化ステップ2(S162)では、後述する評価値更新ステップ(S163)で用いる第1評価値E及び第2評価値Eを数式53に示すように初期化する。
Figure 0005238222
評価値更新ステップ(S163)では、第1評価値更新ステップ(S165)及び第2評価値更新ステップ(S166)により、第1評価値E及び第2評価値Eを算出する。
第1評価値算出ステップ(S165)の動作は、まず、処理対象入力階調xの最大ダイナミックレンジにおける明るさG(x)を、第1設定値ルックアップテーブル20を参照して求める。次に、バックライト輝度算出部22で算出されたバックライト輝度Ioutの場合の、出力階調yに対する画像表示部16における明るさg(y、Iout)を、第2設定値ルックアップテーブル21を参照して求める。次に、G(x)とg(y、Iout)の差分値を算出する。次に、この差分値に、部分ヒストグラム生成ステップ(S152)で求めた2つの頻度H(x、x−1)、H(x、x)を合計した値を乗算し、評価値Eに代入する。例えば、差分を絶対値で評価する場合は、数式54のように表される。
Figure 0005238222
また、差分を二乗誤差として評価する場合は、数式55のように表される。
Figure 0005238222
なお、数式54、数式55では、階調−輝度特性を用いて評価を行っているが、これらは、第1の実施形態で説明した設定ステップ1(S161)及び設定ステップ2(S162)で設定した階調−明るさ特性で評価すればよく、例えば、階調−明度特性を用いて、差分を二乗誤差として評価する場合は、数式56のように表される。
Figure 0005238222
次に、第2評価値算出ステップ(S166)の動作を説明する。まず、処理対象入力階調x、及びxを中間階調として選択する際の階調範囲における最小階調x、最大階調xの最大ダイナミックレンジにおける明るさG(x)、G(x)、G(x)を、第1設定値ルックアップテーブル20を参照して求める。次に、バックライト輝度算出部22で算出されたバックライト輝度Ioutの場合の、出力階調y、及び、x、xにおける出力階調変換関数による出力階調f(x)、f(x)に対する画像表示部16における明るさg(y、Iout)、g(f(x)、Iout)、g(f(x)、Iout)を、第2設定値ルックアップテーブル21を参照して求める。次に、最大ダイナミックレンジにおける階調−明るさ勾配特性の微分を差分に置き換え、以下のように勾配を算出する。
Figure 0005238222
同様に、画像表示部16での階調−明るさ勾配特性の微分を差分に置き換え、以下のように勾配を算出する。
Figure 0005238222
ここで、本実施形態では、第1の実施形態と異なり、勾配を差分に置き換える構成としている。よって、第1設定値ルックアップテーブル20及び第2設定値ルックアップテーブル21には、第1の実施形態のように、階調−明るさ勾配特性を保持する必要は無く、階調−明るさ特性から、勾配に相当する差分を算出する構成となる。次に、ΔG(x、x)とΔg(fout(x)、y)の差分値、及び、ΔG(x、x)とΔg(y、fout(x))の差分値を算出する。次に、この差分値に、それぞれ、部分ヒストグラム生成ステップ(S152)で求めた2つの頻度H(x、x−1)、H(x、x)を乗算し、乗算したそれぞれの値を評価値Eに加算する。例えば、差分を絶対値で評価する場合は、数式59のように表される。
Figure 0005238222
なお、数式59は、第1の実施形態における数式29の微分を差分に置き換え、頻度を部分ヒストグラムで求められる頻度に置き換えた式に相当する。また、差分を二乗誤差として評価する場合は、数式60のように表される。
Figure 0005238222
なお、数式59、数式60では、階調−輝度勾配特性を用いて評価を行っているが、これらは設定ステップ1及び設定ステップ2で設定した階調−明るさ勾配特性で評価すればよく、例えば階調−明度勾配特性を用いて、差分を二乗誤差として評価する場合は、数式61のように表される。
Figure 0005238222
第1評価値E及び第2評価値E算出後、第1評価値と第2評価値に対する数式62に示すような重み付き線形和により評価値E(第3の評価値)を算出する。
Figure 0005238222
ここで、λは、第1評価値と第2評価値の重みを表しており、0から1の範囲の値である。
階調変換関数更新ステップ(S164)では、処理対象入力階調xに対応する現在の出力階調yにおける評価値更新ステップ(S163)で求められた評価値Eが最小かどうかを判定し、最小であれば(YES)、現在の出力階調yを、処理対象入力階調xに対応する処理対象出力階調fout(x)とし、最小評価値Eminを現在の評価値Eに更新する(S169)。次に、予め設定された全ての出力階調yについて評価が終了したかを判定し(S170)、終了していなければ(NO)出力階調yを更新する(S171)。すなわち、出力階調yが、処理対象入力階調xを中間階調として選択する際の階調範囲における最大階調xに対応する出力階調fout(x)未満であれば、出力階調yに所定値(通常は1)を加算して出力階調yを更新する。よって、出力階調yは、fout(x)以上、fout(x)以下の値となる。終了していれば(YES)、そのときの処理対象出力階調fout(x)が出力される。
終了判定ステップ(S154)では、処理対象入力階調選択ステップ(S151)で選択すべき処理対象入力階調を全て選択したかを判定する。すなわち、本実施形態では、0階調から255階調までの32階調毎の階調全てを選択したかを判定し、選択していなければ(NO)、処理対象入力階調選択ステップ(S151)へ戻り、次の処理対象入力階調を選択する。終了していれば(YES)、そのときの出力階調変換関数fout(x)が、階調変換関数算出部24より出力される。なお、本実施形態では、32階調毎の入力階調xに対応する出力階調変換関数fout(x)が算出されることとなる。そのため、本実施形態における、階調変換関数算出部24では、最後に、出力階調変換関数fout(x)を線形補間し、全ての入力階調xに対応する出力階調変換関数fout(x)を求める構成とした。なお、出力階調変換関数fout(x)に対する線形補間は、階調変換関数算出部24で行う構成以外にも、タイミングコントローラ14において、入力映像の階調変換を行う前であれば、どこで行っても良い。例えば、階調変換関数算出部24より、32階調毎の出力階調変換関数を出力し、タイミングコントローラ14内部で、線形補間により全ての入力階調に対応する階調変換関数を求める構成とすることもできる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、入力映像に対し適応的に階調変換関数を設定することができるため、視覚的なコントラストが優れ、かつ消費電力の低減した画像表示装置を提供することができる。
本発明の第4の実施形態による画像表示装置の基本的な構成は、第3の実施形態と同様であるが、本実施形態では、階調変換関数算出部での出力階調変換関数の算出方法が異なっている。第3の実施形態では、処理対象入力階調の選択方法として、既に入力階調に対応する出力階調が算出されている入力階調間の中間階調を、段階的に処理対象入力階調として選択する構成としたが、本実施形態では、上位階調から下位階調へ向かい、順番に選択していく構成となっている。以下に、第3の実施形態とは異なる構成となっている階調変換関数算出部の構成について詳細に説明する。なお、第4の実施形態に係る構成を示すブロック図に関しては図23を参照するものとし、階調変換関数算出部以外の構成については、第1の実施形態と同様であるため、説明は省略する。
(階調変換関数算出部24)
第4の実施形態による階調変換関数算出部24の動作を、図32に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。なお、説明を簡単にするために、ヒストグラム生成部11で生成するヒストグラムは、図35に示すような32階調毎の頻度を求め、階調変換関数も、32階調毎の入力階調に対する出力階調の対応関係を求める構成とし、間の入力階調については、線形補間により求めることとする。
階調変換関数初期化ステップ(S181)では、32階調毎の入力階調に対する出力階調の初期値を設定、すなわち、階調変換関数を初期化する。初期値は、例えば、入力階調をそのまま出力階調に設定する等、様々に考えられるが、本実施形態では、第2の実施形態で用いた初期階調変換関数f(x、Iout)とした。初期化された階調変換関数の一例を図33に示す。ここで、Ioutは、バックライト輝度算出部22で算出された出力バックライト輝度である。
処理対象入力階調選択ステップ(S182)では、階調変換関数の複数の入力階調から以降の処理対象となる1つの入力階調を選択する。処理対象入力階調の選択方法は、本実施形態では、上位階調から下位階調へ、順番に選択する方法とした。まず、第3の実施形態と同様に、0階調の入力階調に対応する出力階調を0階調、255階調の入力階調に対応する出力階調を255階調と設定しておく。そして、図34の白丸として示すように、上位階調側の224階調を選択する。続いて、図36の白丸として示すように、192階調を選択する。以下、同様に上位階調から32階調毎に入力階調を選択していき、最終的に、図38の白丸として示すように、32階調を選択する。
処理対象階調変換関数算出ステップ(S183)では、処理対象入力階調選択ステップ(S182)で選択された処理対象入力階調に対応する出力階調変換関数を算出する。処理対象階調変換関数算出ステップ(S183)の動作を、図40に示すフローチャートを用いて説明する。
初期化ステップ1(S191)では、以下の処理に用いる変数を初期化する。例えば、数式63のような処理を行う。
Figure 0005238222
ここで、yは、処理対象入力階調選択ステップで選択された処理対象入力階調xに対する階調変換関数による出力階調を表し、fout(x)は、最終的に算出する出力階調変換関数を表している。なお、fout(x)は、上述の階調変換関数初期化ステップ(S181)において、f(x、Iout)に設定されている。f(x)は、以降の階調変換関数更新ステップ(S194)で用いる処理対象階調変換関数を表しており、初期化ステップ1(S191)で、出力階調変換関数fout(x)に初期化される。Eminは、後述する階調変換関数更新ステップ(S194)で用いる最小評価値を表している。
初期化ステップ2(S192)では、後述する評価値更新ステップ(S193)で用いる第1評価値E及び第2評価値Eを数式64に示すように初期化する。
Figure 0005238222
評価値更新ステップ(S193)では、第1評価値更新ステップ(S195)及び第2評価値更新ステップ(S196)により、第1評価値E及び第2評価値Eを算出する。
第1評価値算出ステップ(S195)の動作は、まず、入力階調xの最大ダイナミックレンジにおける明るさG(x)を、第1設定値ルックアップテーブル20を参照して求める。次に、バックライト輝度算出部22で算出されたバックライト輝度Ioutにおいて、処理対象階調変換関数を用いた場合の、出力階調f(x)に対する画像表示部16における明るさg(f(x)、Iout)を、第2設定値ルックアップテーブル21を参照して求める。次に、G(x)とg(f(x)、Iout)の差分値を算出する。次に、この差分値に、ヒストグラム生成部11で求めた階調xの頻度h(x)を乗算し、評価値Eに加算する。以上の処理を全ての入力階調(本実施形態では、32階調毎のヒストグラムを生成しているため、xは、例えば図35に示すように、16、48、80、112、144、176、208、240階調となる)に対して行い評価値Eを算出する。差分を二乗誤差として評価する場合は、数式65のように表される。
Figure 0005238222
ただし,xは,本実施形態では,16、48、80、112、144、176、208、240である。なお、数式65では、階調−輝度特性を用いて評価を行っているが、これらは、第2の実施形態で説明した設定ステップ1及び設定ステップ2で設定した階調−明るさ特性で評価すればよく、例えば、階調−明度特性を用いて、差分を二乗誤差として評価する場合は、数式66のように表される。
Figure 0005238222
ただし,xは,本実施形態では,16、48、80、112、144、176、208、240である。ここで、例えば、処理対象入力階調xが、図36の白丸で示すように、192階調であった場合、図36の黒丸で示す224、255階調の入力階調に対する出力階調fout(224)、fout(255)は、既に計算されている。よって、数式65、又は、数式66で示す入力階調xに対する二乗誤差のうち、入力階調xが240階調の場合の二乗誤差は、図36の白丸で示す出力階調yが変化しても、変化しない値である。そのため、図37に示すヒストグラムのうち、斜線で示す240階調のビンに対する二乗誤差の計算は省略することができる。同様に、処理対象入力階調xが、図38の白丸で示すように、32階調であった場合、図38の黒丸で示す64から255階調の入力階調に対する出力階調fout(64)からfout(255)は、既に計算されている。よって、図39に示すヒストグラムのうち、斜線で示す80から240階調のビンに対する二乗誤差の計算は省略可能となる。
次に、第2評価値算出ステップ(S196)の動作を説明する。まず、ヒストグラム生成部11により生成されたヒストグラムの各ビンの境界となる階調xの最大ダイナミックレンジにおける明るさG(x)を、第1設定値ルックアップテーブル20を参照して求め、次に、バックライト輝度算出部22で算出されたバックライト輝度Ioutにおいて、処理対象階調変換関数を用いた場合の、出力階調f(x)に対する画像表示部16における明るさg(f(x)、Iout)を、第2設定値ルックアップテーブル21を参照して求める。ここで、境界階調xは、本実施形態では、32階調毎のヒストグラムを生成しているため、図35に示すように、0、32、64、96、128、160、192、224、255階調となる。次に、最大ダイナミックレンジにおける階調−明るさ勾配特性の微分を差分に置き換え、以下のように勾配を算出する。
Figure 0005238222
ここで、x−16、x+16は、入力階調xに対する境界階調xを表している。例えば、入力階調xが48階調の場合は、それぞれ、32階調と64階調である。ただし、入力階調xが240階調の場合は、240+16が256階調となるため、255階調に丸める構成とする。また、本実施形態では、32階調毎のヒストグラムを用いているため、±16としているが、生成するヒストグラムに応じて、この値は適宜変化する。例えば、16階調毎のヒストグラムを生成した場合は、±8となる。同様に、画像表示部16での階調−明るさ勾配特性の微分を差分に置き換え、以下のように勾配を算出する。
Figure 0005238222
なお、処理対象入力階調xに対する出力階調f(x)がyに相当する。ここで、本実施形態では、第1の実施形態と異なり、勾配を差分に置き換える構成としている。よって、第1設定値ルックアップテーブル20及び第2設定値ルックアップテーブル21には、第1の実施形態のように、階調−明るさ勾配特性を保持する必要は無く、階調−明るさ特性から、勾配に相当する差分を算出する構成となる。次に、ΔG(x)とΔg(f(x)、Iout)の差分値を算出する。次に、この差分値に、ヒストグラム生成部11で求めた階調xの頻度h(x)を乗算し、評価値Eに加算する。以上の処理を全ての入力階調(本実施形態では、32階調毎のヒストグラムを生成しているため、xは、例えば図35に示すように、16、48、80、112、144、176、208、240階調となる)に対して行い評価値Eを算出する。差分を二乗誤差として評価する場合は、数式69のように表される。
Figure 0005238222
なお、数式69は、第1の実施形態における数式29の微分を差分に置き換えた式に相当する。なお、数式69では、階調−輝度勾配特性を用いて評価を行っているが、これらは設定ステップ1(S191)及び設定ステップ2(S192)で設定した階調−明るさ勾配特性で評価すればよく、例えば階調−明度勾配特性と用いて、差分を二乗誤差として評価する場合は、数式70のように表される。
Figure 0005238222
なお、第1評価値算出ステップ(S195)の説明でも述べたように、既に出力階調が計算されている二乗誤差については、計算を省略することができる。
第1評価値E及び第2評価値Eの算出後、第1評価値と第2評価値に対する数式71に示すような重み付き線形和により評価値E(第3の評価値)を算出する。
Figure 0005238222
ここで、λは、第1評価値と第2評価値の重みを表しており、0から1の範囲の値である。
階調変換関数更新ステップ(S194)では、現在の処理対象階調変換関数f(x)に対する評価値Eが最小かどうかを判定し、最小であれば(YES)、現在の処理対象階調変換関数f(x)を、出力階調変換関数fout(x)とし、また最小評価値Eminを現在の評価値Eに更新する(S199)。次に、予め設定された全ての出力階調yについて評価が終了したかを判定し(S200)、終了していなければ(NO)出力階調y及び処理対象階調変換関数f(x)を更新する(S201)。すなわち、出力階調yが、0より大きければ、出力階調yに所定値(通常は1)を減算して出力階調yを更新する。また、出力階調yの変化に伴い、処理対象階調変換関数f(x)を更新する。まず、処理対象入力階調xと、更新された出力階調yを用いて、数式72のように処理対象階調変換関数f(x)を更新する。
Figure 0005238222
次に、階調変換関数は、入力階調の増加に対し出力階調が単調増加する関数であるため、処理対象入力階調x未満の入力階調に対する出力階調f(x)がf(x)に比べ大きい場合に、出力階調f(x)をf(x)に更新する。
以下に、処理対象入力階調xが224階調の場合に、図33の処理対象階調変換関数を更新する場合について説明する。まず、図41の白丸で示す処理対象入力階調xに対応する処理対象階調変換関数f(x)を変化させる。このとき、図41の斜線の丸で示す、処理対象入力階調未満の入力階調(192、160階調)に対応する出力階調f(160)、f(192)が、f(x)より大きい値となっている。そこで、図42に示すように、処理対象入力階調未満の入力階調(192、160階調)に対応する出力階調f(x)を、f(x)に修正する。そして、更新された出力階調y及び処理対象階調変換関数f(x)を用いて、再度評価値更新ステップ(S193)、階調変換関数更新ステップ(S194)を繰り返す。なお、予め設定された全ての出力階調yについて評価が終了していれば、そのときの処理対象出力階調変換関数fout(x)が出力される。
終了判定ステップ(S184)では、処理対象入力階調選択ステップ(S182)で選択すべき処理対象入力階調を全て選択したかを判定する。すなわち、本実施形態では、0階調から255階調までの32階調毎の階調全てを選択したかを判定し、選択していなければ(NO)、処理対象入力階調選択ステップ(S182)へ戻り、次の処理対象入力階調を選択する。終了していれば(YES)、そのときの出力階調変換関数fout(x)が、階調変換関数算出部24より出力される。なお、本実施形態では、32階調毎の入力階調xに対応する出力階調変換関数fout(x)が算出されることとなる。そのため、本実施形態における、階調変換関数算出部24では、最後に、出力階調変換関数fout(x)を線形補間し、全ての入力階調xに対応する出力階調変換関数fout(x)を求める構成とした。なお、出力階調変換関数fout(x)に対する線形補間は、階調変換関数算出部24で行う構成以外にも、タイミングコントローラ14において、入力映像の階調変換を行う前であれば、どこで行っても良い。例えば、階調変換関数算出部24より、32階調毎の出力階調変換関数を出力し、タイミングコントローラ14内部で、線形補間により全ての入力階調に対応する階調変換関数を求める構成とすることもできる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、入力映像に対し適応的に階調変換関数を設定することができるため、視覚的なコントラストが優れ、かつ消費電力の低減した画像表示装置を提供することができる。
本発明の第5の実施形態による画像表示装置の基本的な構成は、第3及び第4の実施形態と同様であるが、本実施形態では、バックライト輝度算出と、階調変換関数算出を繰り返す構成となっている。以下に、第3及び第4の実施形態とは異なる構成となっているバックライト輝度算出部と階調変換関数算出部の繰り返し構成について詳細に説明する。なお、その他の構成については、第3及び第4の実施形態と同様であるため、説明は省略する。
図43に、本発明の第5の実施形態による画像表示装置の構成を示す。図43の構成は、第3の実施形態の図23の構成を第5の実施形態に適用した構成である。第5の実施形態による画像表示装置の構成では、階調変換関数算出部26で算出された階調変換関数を、バックライト輝度算出部25へ入力できる構成となっている。
本実施形態によるバックライト輝度算出、階調変換関数算出の流れを図44に示すフローチャートを用いて説明する。
バックライト輝度算出ステップ(S211)では、出力バックライト輝度Ioutを算出する。バックライト輝度の算出は、第2の実施形態と同様に、数式37から数式43を用いて行う。
階調変換関数算出ステップ(S212)では、出力階調変換関数fout(x)を算出する。階調変換関数の算出は、第3及び第4の実施形態と同様に、バックライト輝度算出ステップ(S211)で求められた出力バックライト輝度Ioutを用いて行う。
終了判定ステップ(S213)では、再度、バックライト輝度算出ステップ(S211)及び階調変換関数算出ステップ(S212)を繰り返すかどうかを判定する。判定条件は、様々に考えられるが、本実施形態では、1回前のバックライト輝度算出ステップで算出されたバックライト輝度と、今回のバックライト輝度算出ステップで算出されたバックライト輝度の絶対値差分が、予め定められた閾値より小さいかどうかで判定する構成とした。すなわち、絶対値差分が閾値より大きければ、再度、バックライト輝度算出ステップ(S211)、階調変換関数算出ステップ(S212)を繰り返し処理する。閾値より小さければ、あるいは、繰り返し回数があらかじめ設定した値に達したときは、そのときのバックライト輝度及び階調変換関数を出力する。
階調変換関数再設定ステップ(S214)では、バックライト輝度算出ステップ(S211)で用いる階調変換関数を、階調変換関数算出ステップ(S212)で算出された階調変換関数fout(x)に再設定する。すなわち、バックライト輝度算出ステップで用いた初期階調変換関数f(x、I)を、以下のように再設定する。
Figure 0005238222
そして、再度、再設定された階調変換関数を用いて、バックライト輝度算出ステップ(S211)にて、バックライト輝度の算出を行った後、その出力バックライト輝度を用いて階調変換関数の算出を行う。
上記のように、バックライト輝度、階調変換関数の算出を繰り返し行うことにより、より入力映像に適したバックライト輝度、階調変換関数を算出可能となる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、視覚的なコントラストが優れ、かつ消費電力の低減した画像表示装置を提供することができる。
なお、本発明は、上記各実施形態に限らず、その主旨を逸脱しない限り様々に変更することができる。例えば、画像表示部の構成として液晶パネルとバックライトとを組み合わせた透過型液晶表示装置における実施形態について説明してきたが、本実施形態は、透過型液晶表示装置以外にも様々な画像表示部の構成に適応可能である。例えば、光変調素子としての液晶パネルと、ハロゲン光源等の光源を組み合わせた投射型の画像表示部にも適応可能である。また、光源部としてのハロゲン光源と、ハロゲン光源からの光の反射を制御することにより画像の表示を行うデジタルマイクロミラーデバイスを光変調素子として利用する投射型の画像表示部でもよい。
本発明の第1の実施形態による画像表示装置の構成を示す図。 ヒストグラムの一例を示す図。 32階調毎のヒストグラムの一例を示す図。 代表値Aと出力バックライト輝度Ioutの関係の一例を示す図。 第1の実施形態による階調変換関数算出部の動作の算出方法を説明するフローチャート。 階調−明るさ特性のテーブルデータ(第1テーブルのデータ)の一例を示す図。 階調−明るさ勾配特性のテーブルデータ(第2テーブルのデータ)の一例を示す図。 図1の装置に第1設定値ルックアップテーブルを設けた構成を示す図。 階調−明るさ特性のテーブルデータ(第3テーブルのデータ)の一例を示す図。 階調−明るさ勾配特性のテーブルデータ(第4テーブルのデータ)の一例を示す図。 図1の装置に第2設定値ルックアップテーブルを設けた構成を示す図。 バックライト輝度Imaxの階調−明るさ特性を示す図。 バックライト輝度Imaxの階調−明るさ勾配特性を示す図。 あらかじめ用意した10種類の階調変換関数を示す図。 階調変換関数ルックアップテーブルの一例を示す図。 第1評価値算出ステップの動作を示すフローチャート。 第2評価値算出ステップの動作を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態による画像表示装置の構成を示す図。 バックライト輝度算出部の動作を説明するフローチャート 評価値更新ステップの動作を示すフローチャート。 初期階調変換関数の一例を示す図。 初期階調変換関数ルックアップテーブルを図18の装置に設けた構成を示す図。 本発明の第3の実施形態による画像表示装置の構成を示す図。 第3の実施形態による階調変換関数算出部の動作を示すフローチャート。 生成途中の階調変換関数を示す。 32階調毎の頻度を表すヒストグラムの一例を示す図。 2つのビンを持つ部分ヒストグラムの一例を示す図。 生成途中の階調変換関数を示す図。 2つのビンを有する部分ヒストグラムの他の例を示す図。 生成途中の階調変換関数を示す図。 処理対象出力階調算出ステップの動作を示すフローチャート。 第4の実施形態による階調変換関数算出部の動作を示すフローチャート。 初期化された階調変換関数の一例を示す図。 更新途中における階調変換関数の一状態を示す図。 処理すべき全ての入力階調を示す図。 更新途中における階調変換関数の一状態を示す図。 二乗誤差の計算を省略可能なビンを示す図。 更新途中における階調変換関数の一状態を示す図。 二乗誤差の計算を省略可能なビンを示す図。 処理対象階調変換関数算出ステップの動作を示すフローチャート。 処理対象階調変換関数の更新処理の補足説明図。 処理対象階調変換関数の更新処理の補足説明図。 本発明の第5の実施形態による画像表示装置の構成を示す図。 第5の実施形態によるバックライト輝度算出および階調変換関数算出の流れを示すフローチャート。
符号の説明
11:ヒストグラム生成部
12、22、25:バックライト輝度算出部(光源輝度算出部)
13、24、26:階調変換関数算出部(第1の評価値計算部、第2の評価値計算部、第3の評価値計算部、関数取得部)
14:タイミングコントローラ(制御部)
15:バックライト駆動部
16:画像表示部
17:バックライト(光源部)
18:液晶パネル(光変調素子部)
19:階調変換関数ルックアップテーブル(関数記憶部)
20:第1設定値ルックアップテーブル(第1テーブル、第2テーブル)
21:第2設定値ルックアップテーブル(第3テーブル、第4テーブル)
23:初期階調変換関数ルックアップテーブル(第2の関数記憶部)

Claims (16)

  1. 光源輝度を調整可能な光源部と、
    画像を表す信号に基づき、前記光源部からの光の透過率または反射率を変調することによって前記画像を表示する光変調素子部と、
    を有する画像表示部と、
    入力映像の1フレームから、各々代表階調に関連づけられた各階調範囲に含まれる画素の頻度を表すヒストグラムを生成するヒストグラム生成部と、
    前記ヒストグラムに基づき前記光源部に設定するべき光源輝度を設定光源輝度として算出する光源輝度算出部と、
    階調変換を行う階調変換関数を記憶する関数記憶部と、
    各前記代表階調に対してあらかじめ設定された第1の明るさと、前記階調変換関数による各前記代表階調の変換後の出力階調が前記設定光源輝度で前記画像表示部に表示されたときの第2の明るさとの第1差分を計算し、各前記代表階調毎の前記第1差分に前記頻度を乗じた積を計算し、各積の総和を第1の評価値として計算する第1の評価値計算部と、 各前記代表階調に対してあらかじめ設定された、前記第1の明るさの勾配である第1勾配と、前記階調変換関数による各前記代表階調の変換後の出力階調が前記設定光源輝度で前記画像表示部に表示されたときの前記第2の明るさの勾配である第2勾配との第2差分を計算し、各前記代表階調毎の前記第2差分に前記頻度を乗じた積を計算し、各積の総和を第2の評価値として計算する第2の評価値計算部と、
    前記第1の評価値と前記第2の評価値とをそれぞれ重み付けして合計することにより第3の評価値を計算する第3の評価値計算部と、
    前記階調変換関数を変化させて前記第1〜第3の評価値計算部による処理を行うことにより複数の前記第3の評価値を取得し、最小又は閾値以下となる第3の評価値を有する階調変換関数を出力階調変換関数として取得する関数取得部と、
    前記入力映像の1フレームを前記出力階調変換関数により変換した変換映像を表す信号を前記光変調素子部に与え、また、前記光源部が前記設定光源輝度で発光するように制御する制御部と、
    を備えた画像表示装置。
  2. 前記光源輝度算出部は、前記ヒストグラムから計算される、前記代表階調の平均値、中央値、最頻値のうちの少なくとも1つに基づいて前記設定光源輝度を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 第1〜第Nの前記光源輝度の各々に対して用意された第2の階調変換関数を記憶した第2の関数記憶部をさらに備え、
    前記光源輝度算出部は、
    前記第1〜第Nの光源輝度毎に、各前記代表階調に対してあらかじめ設定された第1の明るさと、前記第2の階調変換関数による各前記代表階調の変換後の出力階調が前記光源輝度で前記画像表示部に表示されたときの第3の明るさとの第3差分を計算し、
    各前記代表階調毎の前記第3差分に前記頻度を乗じた積を計算し、各積の総和を第4の評価値として計算し、
    最小または第2の閾値以下の前記第4の評価値をもつ前記光源輝度を前記設定光源輝度として選択する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  4. 前記光源輝度算出部は、前記関数取得部で得られた前記出力階調変換関数を前記第1〜第Nの前記光源輝度に対する前記第2の階調変換関数として用いて、前記設定光源輝度を再選択し、
    前記関数取得部は、再選択された設定光源輝度を用いて、前記出力階調変換関数の取得を行うことを特徴とする請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 前記関数記憶部は、複数の前記階調変換関数を記憶し、
    前記関数取得部は、前記複数の階調変換関数の各々について前記第3の評価値を取得することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  6. 光源輝度を調整可能な光源部と、
    画像を表す信号に基づき、前記光源部からの光の透過率または反射率を変調することによって前記画像を表示する光変調素子部と、
    を有する画像表示部と、
    入力映像の1フレームから、各々代表階調に関連づけられた各階調範囲に含まれる画素の頻度を表すヒストグラムを生成するヒストグラム生成部と、
    前記ヒストグラムに基づき前記光源部に設定するべき光源輝度を設定光源輝度として算出する光源輝度算出部と、
    前記代表階調と、前記代表階調の変換後の出力階調との関係を示す階調変換関数を生成する階調変換関数生成部と、
    各前記代表階調に対してあらかじめ設定された第1の明るさと、前記階調変換関数による各前記代表階調の変換後の出力階調が前記設定光源輝度で前記画像表示部に表示されたときの第2の明るさとの第1差分を計算し、各前記代表階調毎の前記第1差分に前記頻度を乗じた積を計算し、各積の総和を第1の評価値として計算する第1の評価値計算部と、
    各前記代表階調に対してあらかじめ設定された、前記第1の明るさの勾配である第1勾配と、前記階調変換関数による各前記代表階調の変換後の出力階調が前記設定光源輝度で前記画像表示部に表示されたときの前記第2の明るさの勾配である第2勾配との第2差分を計算し、各前記代表階調毎の前記第2差分に前記頻度を乗じた積を計算し、各積の総和を第2の評価値として計算する第2の評価値計算部と、
    前記第1の評価値と前記第2の評価値とをそれぞれ重み付けして合計することにより第3の評価値を計算する第3の評価値計算部と、
    最大階調及び最小階調を除く各前記代表階調の中から1つの前記代表階調を選択し、前記階調変換関数生成部において、選択された代表階調に対応する出力階調を変化させて、前記第1〜第3の評価値計算部による処理を行うことにより複数の前記第3の評価値を取得し、最小または第3の閾値以下となる前記第3の評価値をもつ出力階調を、前記選択された代表階調に対して出力するように前記階調変換関数を更新し、前記代表階調の選択と前記階調変換関数の更新とを繰り返すことにより、最大階調及び最小階調を除く各前記代表階調における出力階調を1つずつ決定し、これにより前記出力階調変換関数を取得する関数取得部と、
    前記入力映像の1フレームを前記出力階調変換関数により変換した変換映像を表す信号を前記光変調素子部に与え、また、前記光源部が前記設定光源輝度で発光するように制御する制御部と、
    を備えた画像表示装置。
  7. 前記階調変換関数において、最小代表階調に対応する出力階調と、最大代表階調に対応する出力階調とのみがあらかじめ設定されており、
    前記関数取得部は、各前記代表階調の中からの1つの前記代表階調の選択において、出力階調が設定済みの2つの代表階調間の中間階調を前記選択された代表階調とし、当該代表階調に対応する出力階調を変化させることにより複数の前記第3の評価値を取得し、最小または第3の閾値以下となる前記第3の評価値をもつ出力階調を、前記選択された代表階調に対して出力するように前記階調変換関数を更新することで、前記選択された代表階調に対応する出力階調を設定し、
    前記出力階調が設定済みの2つの代表階調間の中間階調を前記代表階調として選択する順次選択と前記選択された代表階調に対応する出力階調の設定とを繰り返すことにより前記出力階調変換関数を取得する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像表示装置。
  8. 前記階調変換関数において、最小代表階調に対応する出力階調と、最大代表階調に対応する出力階調とのみがあらかじめ設定されており、
    前記関数取得部は、各前記代表階調の中からの1つの前記代表階調の選択において、出力階調が設定されていない代表階調のなかで最も大きい階調を前記選択された代表階調とし、当該代表階調に対応する出力階調を変化させることにより複数の前記第3の評価値を取得し、最小または第3の閾値以下となる前記第3の評価値をもつ出力階調を、前記選択された代表階調に対して出力するように前記階調変換関数を更新することで、前記選択された代表階調に対応する出力階調を設定し、
    前記最大代表階調から前記最小代表階調へ降順に前記代表階調を選択する順次選択と前記選択された代表階調に対応する出力階調の設定とを繰り返すことにより前記出力階調変換関数を取得する、ことを特徴とする請求項6に記載の画像表示装置。
  9. 前記第1の評価値計算部は、各前記代表階調毎に、前記第1差分に前記頻度のα(αは0より大きい実数)乗を乗じた積を計算し、各積の総和を前記第1の評価値として計算し、
    前記第2の評価値計算部は、各前記代表階調毎に、前記第2差分に前記頻度のβ(βは0より大きい実数)乗を乗じた積を計算し、各積の総和を前記第2の評価値として計算する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  10. 前記代表階調と、前記あらかじめ設定された前記第1の明るさとの対応を保持した第1テーブルをさらに備え、
    前記第1の評価値計算部は、前記第1テーブルを用いて、前記代表階調に対応する前記第1の明るさを取得し、
    前記第2の評価値計算部は、前記第1テーブルを用いて、前記代表階調の前記第1の明るさと、前記代表階調より大きいまたは小さい階調の前記第1の明るさとの差分、または、前記代表階調より大きい階調と小さい階調との前記第1の明るさの差分を、前記代表階調に対応する前記第1勾配として取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  11. 各前記代表階調と、前記あらかじめ設定された前記第1の明るさとの対応を保持した第1テーブルと、
    各前記代表階調と、前記第1勾配との対応を保持した第2テーブルと、をさらに備え、 前記第1の評価値計算部は、前記第1テーブルを用いて、前記各代表階調に対応する前記第1の明るさを取得し、
    前記第2の評価値計算部は、前記第2テーブルを用いて、各前記代表階調に対応する前記第1勾配を取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  12. 前記代表階調と、前記光源輝度と、前記代表階調を前記階調変換関数によって変換した前記出力階調を前記光源輝度で表示した際の明るさと、の対応を保持した第3テーブルをさらに備え、
    前記第1の評価値計算部は、前記設定光源輝度に基づき前記第3テーブルを参照することにより、前記代表階調に対応する前記第2の明るさを取得し、
    前記第2の評価値計算部は、前記設定光源輝度に基づき前記第3テーブルを参照することにより、前記代表階調の前記第2の明るさと、前記代表階調より大きいまたは小さい階調の前記第2の明るさとの差分、または、前記代表階調より大きい階調と小さい階調との前記第2の明るさのとの差分を、前記代表階調に対応する前記第2勾配として取得する、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  13. 前記代表階調と、前記光源輝度と、前記代表階調を前記階調変換関数によって変換した前記出力階調を前記光源輝度で表示した際の明るさと、の対応を保持した第3テーブルと、
    前記代表階調と、前記光源輝度と、前記代表階調を前記階調変換関数によって変換した前記出力階調を前記光源輝度で表示した際の明るさの勾配との対応を保持した第4テーブルとをさらに備え、
    前記第1の評価値計算部は、前記設定光源輝度に基づき前記第3テーブルを参照することにより、前記代表階調に対応する前記第2の明るさを取得し、
    前記第2の評価値計算部は、前記設定光源輝度に基づき前記第4テーブルを参照することにより、前記代表階調に対応する前記第2勾配を取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  14. 入力映像の1フレームから、各々代表階調に関連づけられた各階調範囲に含まれる画素の頻度を表すヒストグラムを生成し、
    前記ヒストグラムに基づき、光源輝度を調整可能な光源部に設定するべき光源輝度を設定光源輝度として算出し、
    階調変換を行う階調変換関数を用意し、
    各前記代表階調に対してあらかじめ設定された第1の明るさと、前記階調変換関数による各前記代表階調の変換後の出力階調が前記設定光源輝度で表示されたときの第2の明るさとの第1差分を計算し、各前記代表階調毎の前記第1差分に前記頻度を乗じた積を計算し、各積の総和を第1の評価値として計算し、
    各前記代表階調に対してあらかじめ設定された、前記第1の明るさの勾配である第1勾配と、前記階調変換関数による各前記代表階調の変換後の出力階調が前記設定光源輝度で表示されたときの前記第2の明るさの勾配である第2勾配との第2差分を計算し、各前記代表階調毎の前記第2差分に前記頻度を乗じた積を計算し、各積の総和を第2の評価値として計算し、
    前記第1の評価値と前記第2の評価値とをそれぞれ重み付けして合計することにより第3の評価値を計算し、
    前記階調変換関数を変化させて前記第1〜第3の評価値の計算を行うことにより、複数の前記第3の評価値を取得し、最小又は閾値以下となる第3の評価値を有する階調変換関数を出力階調変換関数として取得し、
    画像を表す信号に基づき、前記光源部からの光の透過率または反射率を変調することによって前記画像を表示する光変調素子部に、前記入力映像の1フレームを前記出力階調変換関数により変換した変換映像を表す信号を与え、また、前記光源部が前記設定光源輝度で発光するように制御する、
    ことを特徴とする画像表示方法。
  15. 光源輝度を調整可能な光源部と、画像を表す信号に基づき、前記光源部からの光の透過率または反射率を変調することによって前記画像を表示する光変調素子部と、を備えた画像表示装置に表示する画像を処理する画像処理装置であって、
    入力映像の1フレームから、各々代表階調に関連づけられた各階調範囲に含まれる画素の頻度を表すヒストグラムを生成するヒストグラム生成部と、
    前記ヒストグラムに基づき、光源輝度を調整可能な光源部に設定するべき光源輝度を設定光源輝度として算出する光源輝度算出部と、
    前記代表階調と、前記代表階調の変換後の出力階調との関係を示す階調変換関数を生成する階調変換関数生成部と、
    各前記代表階調に対してあらかじめ設定された第1の明るさと、前記階調変換関数による各前記代表階調の変換後の出力階調が前記設定光源輝度で表示されたときの第2の明るさとの第1差分を計算し、各前記代表階調毎の前記第1差分に前記頻度を乗じた積を計算し、各積の総和を第1の評価値として計算する第1の評価値計算部と、
    各前記代表階調に対してあらかじめ設定された、前記第1の明るさの勾配である第1勾配と、前記階調変換関数による各前記代表階調の変換後の出力階調が前記設定光源輝度で表示されたときの前記第2の明るさの勾配である第2勾配との第2差分を計算し、各前記代表階調毎の前記第2差分に前記頻度を乗じた積を計算し、各積の総和を第2の評価値として計算する第2の評価値計算部と、
    前記第1の評価値と前記第2の評価値とをそれぞれ重み付けして合計することにより第3の評価値を計算する第3の評価値計算部と、
    前記階調変換関数を変化させて前記第1〜第3の評価値の計算を行うことにより、複数の前記第3の評価値を取得し、最小又は閾値以下となる第3の評価値を有する階調変換関数を出力階調変換関数として取得する関数取得部と、
    画像を表す信号に基づき、前記光源部からの光の透過率または反射率を変調することによって前記画像を表示する光変調素子部に、前記入力映像の1フレームを前記出力階調変換関数により変換した変換映像を表す信号を与え、また、前記光源部が前記設定光源輝度で発光するように制御する制御部と、
    を備えた画像処理装置。
  16. 光源輝度を調整可能な光源部と、画像を表す信号に基づき、前記光源部からの光の透過率または反射率を変調することによって前記画像を表示する光変調素子部と、を備えた画像表示装置に表示する画像を処理する画像処理装置であって、
    入力映像の1フレームから、各々代表階調に関連づけられた各階調範囲に含まれる画素の頻度を表すヒストグラムを生成するヒストグラム生成部と、
    前記ヒストグラムに基づき、光源輝度を調整可能な光源部に設定するべき光源輝度を設定光源輝度として算出する光源輝度算出部と、
    前記代表階調と、前記代表階調の変換後の出力階調との関係を示す階調変換関数を生成する階調変換関数生成部と、
    各前記代表階調に対してあらかじめ設定された第1の明るさと、前記階調変換関数による各前記代表階調の変換後の出力階調が前記設定光源輝度で表示されたときの第2の明るさとの第1差分を計算し、各前記代表階調毎の前記第1差分に前記頻度を乗じた積を計算し、各積の総和を第1の評価値として計算する第1の評価値計算部と、
    各前記代表階調に対してあらかじめ設定された、前記第1の明るさの勾配である第1勾配と、前記階調変換関数による各前記代表階調の変換後の出力階調が前記設定光源輝度で表示されたときの前記第2の明るさの勾配である第2勾配との第2差分を計算し、各前記代表階調毎の前記第2差分に前記頻度を乗じた積を計算し、各積の総和を第2の評価値として計算する第2の評価値計算部と、
    前記第1の評価値と前記第2の評価値とをそれぞれ重み付けして合計することにより第3の評価値を計算する第3の評価値計算部と、
    各前記代表階調の中から1つの前記代表階調を選択し、前記階調変換関数生成部において、選択された代表階調に対応する出力階調を変化させて、前記第1〜第3の評価値計算部による処理を行うことにより複数の前記第3の評価値を取得し、最小または第3の閾値以下となる前記第3の評価値をもつ出力階調を、前記選択された代表階調に対して出力するように前記階調変換関数を更新し、前記代表階調の選択と前記階調変換関数の更新とを繰り返すことにより前記出力階調変換関数を取得する関数取得部と、
    画像を表す信号に基づき、前記光源部からの光の透過率または反射率を変調することによって前記画像を表示する光変調素子部に、前記入力映像の1フレームを前記出力階調変換関数により変換した変換映像を表す信号を与え、また、前記光源部が前記設定光源輝度で発光するように制御する制御部と、
    を備えた画像処理装置。
JP2007284141A 2007-10-31 2007-10-31 画像表示装置、画像表示方法及び画像処理装置 Expired - Fee Related JP5238222B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007284141A JP5238222B2 (ja) 2007-10-31 2007-10-31 画像表示装置、画像表示方法及び画像処理装置
US12/261,945 US8134532B2 (en) 2007-10-31 2008-10-30 Image display apparatus and image display method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007284141A JP5238222B2 (ja) 2007-10-31 2007-10-31 画像表示装置、画像表示方法及び画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009109900A JP2009109900A (ja) 2009-05-21
JP5238222B2 true JP5238222B2 (ja) 2013-07-17

Family

ID=40587726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007284141A Expired - Fee Related JP5238222B2 (ja) 2007-10-31 2007-10-31 画像表示装置、画像表示方法及び画像処理装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8134532B2 (ja)
JP (1) JP5238222B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009244308A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Toshiba Corp 画像表示装置および画像表示方法

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI376661B (en) * 2007-03-30 2012-11-11 Novatek Microelectronics Corp Contrast control apparatus and contrast control method and image display
US8378956B2 (en) 2007-11-30 2013-02-19 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for weighted-error-vector-based source light selection
JP5205126B2 (ja) * 2008-05-29 2013-06-05 株式会社東芝 画像表示装置、画像表示方法、及び制御装置
JP5121647B2 (ja) * 2008-09-26 2013-01-16 株式会社東芝 画像表示装置及びその方法
KR101348700B1 (ko) * 2008-12-01 2014-01-22 엘지디스플레이 주식회사 액정표시장치 및 그 구동방법
JP4987887B2 (ja) * 2009-01-16 2012-07-25 株式会社東芝 画像表示装置
KR100998015B1 (ko) * 2009-01-20 2010-12-08 삼성엘이디 주식회사 발광소자의 전류분산을 평가하는 방법 및 이를 이용한 평가시스템
US20100259639A1 (en) * 2009-04-13 2010-10-14 Qualcomm Incorporated Automatic backlight detection
WO2010137362A1 (ja) * 2009-05-29 2010-12-02 シャープ株式会社 表示装置、及びテレビ受信装置
US20100321412A1 (en) * 2009-06-23 2010-12-23 Himax Technologies Limited System and method for driving a liquid crystal display
US20100321413A1 (en) * 2009-06-23 2010-12-23 Himax Technologies Limited System and method for driving a liquid crystal display
JP4668342B2 (ja) * 2009-08-31 2011-04-13 シャープ株式会社 液晶表示装置
WO2011077802A1 (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 シャープ株式会社 液晶駆動回路、それを備えた液晶表示装置、及び液晶駆動回路の駆動方法
TWI407426B (zh) * 2010-04-15 2013-09-01 Nuvoton Technology Corp 顯示裝置及其控制電路以及顯示影像資料之方法
KR101686103B1 (ko) * 2010-08-05 2016-12-14 엘지디스플레이 주식회사 표시장치 및 이의 구동방법
KR101773419B1 (ko) * 2010-11-22 2017-09-01 삼성디스플레이 주식회사 데이터 보상 방법 및 이를 수행하는 표시 장치
KR102071056B1 (ko) * 2013-03-11 2020-01-30 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치 및 그의 영상 보상 방법
JP6164922B2 (ja) * 2013-05-14 2017-07-19 キヤノン株式会社 画像表示装置及びその制御方法
US10013921B2 (en) 2013-05-22 2018-07-03 Sharp Kabushiki Kaisha Display apparatus and display control circuit
US20140368531A1 (en) * 2013-06-12 2014-12-18 Synaptics Incorporated Dynamic contrast enhancement using dithered gamma remapping
JP6146907B2 (ja) * 2013-09-30 2017-06-14 富士フイルム株式会社 画像処理装置および方法
KR102196912B1 (ko) * 2014-02-13 2020-12-31 삼성디스플레이 주식회사 표시장치 및 그 구동방법
JP6395232B2 (ja) * 2014-07-04 2018-09-26 Necディスプレイソリューションズ株式会社 画像表示装置及び光源調光方法
US10165217B2 (en) * 2014-08-28 2018-12-25 Hisense Electric Co., Ltd. Backlight source control method of display device, display device and storage medium
US9721328B2 (en) * 2014-09-19 2017-08-01 Barco N.V. Method to enhance contrast with reduced visual artifacts
JP6552243B2 (ja) * 2015-03-27 2019-07-31 キヤノン株式会社 表示装置及びその制御方法
CN108022565B (zh) * 2016-11-02 2021-03-30 群创光电股份有限公司 调整方法以及显示器
US10304393B2 (en) * 2017-08-21 2019-05-28 Novatek Microelectronics Corp. Brightness compensation method and circuit
KR102473198B1 (ko) * 2018-02-01 2022-12-05 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치 및 그 구동 방법
JP7302484B2 (ja) * 2018-02-07 2023-07-04 ソニーグループ株式会社 画像処理装置、表示装置、画像処理方法
TWI788829B (zh) * 2021-04-29 2023-01-01 友達光電股份有限公司 調光方法及顯示裝置

Family Cites Families (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05142540A (ja) 1991-11-18 1993-06-11 Alps Electric Co Ltd 液晶表示装置
JP2752309B2 (ja) * 1993-01-19 1998-05-18 松下電器産業株式会社 表示装置
JP2000113706A (ja) 1998-10-05 2000-04-21 Casio Comput Co Ltd 面光源装置
TWI249630B (en) * 1999-05-10 2006-02-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd Image display device and method for displaying image
JP3215388B2 (ja) 1999-05-10 2001-10-02 松下電器産業株式会社 画像表示装置および画像表示方法
JP3891387B2 (ja) 2000-02-18 2007-03-14 株式会社エンプラス 面光源装置及び表示装置
US7106350B2 (en) * 2000-07-07 2006-09-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Display method for liquid crystal display device
US6873729B2 (en) * 2000-07-14 2005-03-29 Ricoh Company, Ltd. Method, apparatus and computer program product for processing image data
JP3928395B2 (ja) 2001-09-21 2007-06-13 オムロン株式会社 面光源装置
JP3583124B2 (ja) 2001-11-02 2004-10-27 シャープ株式会社 液晶表示装置及び表示制御方法
US7053881B2 (en) * 2001-11-02 2006-05-30 Sharp Kabushiki Kaisha Image display device and image display method
US6894666B2 (en) * 2001-12-12 2005-05-17 Samsung Sdi Co., Ltd. Contrast correcting circuit
JP3912112B2 (ja) 2002-01-10 2007-05-09 凸版印刷株式会社 光拡散体および液晶表示装置
JP4085360B2 (ja) 2002-02-22 2008-05-14 ミネベア株式会社 面状照明装置
EP1367558A3 (en) * 2002-05-29 2008-08-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image display method and apparatus comprising luminance adjustment of a light source
JP4367054B2 (ja) 2002-08-30 2009-11-18 日立化成工業株式会社 導光板及びバックライト装置
AU2003261840A1 (en) 2002-08-30 2004-04-30 Hitachi Chemical Co., Ltd. Light guide plate and backlight device
JP2004133334A (ja) 2002-10-15 2004-04-30 Toshiba Corp 覗きこみ防止装置及び覗きこみ防止方法
KR100499140B1 (ko) 2003-01-07 2005-07-04 삼성전자주식회사 백라이트 유닛
JP4247035B2 (ja) 2003-04-21 2009-04-02 シチズン電子株式会社 面状光源
US7394448B2 (en) * 2003-06-20 2008-07-01 Lg. Display Co., Ltd Method and apparatus for driving liquid crystal display device
CN100395630C (zh) 2003-07-04 2008-06-18 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 面光源装置
KR100570966B1 (ko) * 2003-11-17 2006-04-14 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정표시장치의 구동방법 및 구동장치
KR100592385B1 (ko) * 2003-11-17 2006-06-22 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정표시장치의 구동방법 및 구동장치
JP4274921B2 (ja) 2003-12-10 2009-06-10 シャープ株式会社 照明装置およびそれを備えた表示装置
KR100882626B1 (ko) 2003-12-19 2009-02-06 히다치 가세고교 가부시끼가이샤 백라이트 장치 및 액정표시장치
JP2005300673A (ja) 2004-04-07 2005-10-27 Hitachi Displays Ltd 液晶表示装置
JP2005331565A (ja) 2004-05-18 2005-12-02 Seiko Epson Corp 照明装置、液晶表示装置および電子機器
CN100485482C (zh) 2004-10-14 2009-05-06 清华大学 导光板和背光模组
TWI315012B (en) 2005-01-28 2009-09-21 Au Optronics Corporatio System of backlight module and lcd using the same
JP2006235157A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Seiko Epson Corp 画像表示装置、画像表示方法、およびプログラム
JP2006276677A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Toshiba Corp 表示装置と表示装置の駆動方法
US7609244B2 (en) * 2005-06-30 2009-10-27 Lg. Display Co., Ltd. Apparatus and method of driving liquid crystal display device
JP4203081B2 (ja) * 2006-05-19 2008-12-24 株式会社東芝 画像表示装置および画像表示方法
US20070285379A1 (en) * 2006-06-09 2007-12-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Liquid crystal display and method of adjusting brightness for the same
JP4203090B2 (ja) * 2006-09-21 2008-12-24 株式会社東芝 画像表示装置および画像表示方法
JP5127321B2 (ja) * 2007-06-28 2013-01-23 株式会社東芝 画像表示装置、画像表示方法、及び、画像表示プログラム
KR101443371B1 (ko) * 2007-07-13 2014-09-29 엘지디스플레이 주식회사 액정표시장치 및 그의 구동방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009244308A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Toshiba Corp 画像表示装置および画像表示方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009109900A (ja) 2009-05-21
US20090115907A1 (en) 2009-05-07
US8134532B2 (en) 2012-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5238222B2 (ja) 画像表示装置、画像表示方法及び画像処理装置
JP5127321B2 (ja) 画像表示装置、画像表示方法、及び、画像表示プログラム
JP4203090B2 (ja) 画像表示装置および画像表示方法
JP5121647B2 (ja) 画像表示装置及びその方法
KR101148394B1 (ko) 화상 처리 장치 및 화상 표시 장치
KR100526906B1 (ko) 펄스 수 등화를 이용한 디지털 디스플레이 장치를 위한 동픽셀왜곡 감소 방법
US7436413B2 (en) Image data processing apparatus and image display apparatus
JP5734580B2 (ja) 画素データの補正方法及びこれを遂行するための表示装置
JP6797512B2 (ja) 画像表示装置及びその制御方法
JP2013513835A (ja) 画像データ・ブロックの統計的属性を使ったバックライト制御のための方法およびシステム
KR20120094054A (ko) 화상 표시 장치
JP5197858B1 (ja) 映像表示装置およびテレビ受信装置
JP2010145627A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム
US11810523B2 (en) Backlight dimming processing device and timing controller for backlight dimming
JP2009205128A (ja) 表示装置
JP5236622B2 (ja) 表示装置
JP2011112961A (ja) 画像表示装置
JP2010271480A (ja) 表示装置
JP2015232689A (ja) 画像表示装置及びその制御方法
JP5249703B2 (ja) 表示装置
JP2018116256A (ja) 表示装置および表示方法
JP2002532767A (ja) 階調の表現を改善した表示装置
JP2017037504A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP5139897B2 (ja) 映像表示装置
JP4343504B2 (ja) 表示装置及びその駆動方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101005

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130401

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5238222

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313121

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees