JP5195141B2 - 空気通路開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スライドドアにより空気通路の開口部を開閉する空気通路開閉装置に関するものであり、車両用空調装置に用いて好適である。
従来、この種の空気通路切替装置が、下記の特許文献1に開示されている。この従来技術では、中間軸を移動させてフィルムドアを開口部に押し付けることにより、良好なシール性を確保するようにしている。
特開平9−150618号公報
しかしながら、上記のような構造にすると、部品点数が多くなり、組み立ても複雑となってコストがかさむという問題がある。そこで本発明者は、この問題を解決すべく試作検討を行った。図9は、開発途中での問題点を示す室内ユニットの要部拡大模式図である。なお、図9中にない符号は、後述する本発明の実施形態中の符合と対応するため、後述の実施形態を参照のこと。
この空気通路開閉装置は、空気通路の開口部36を形成するケース11を備えている。また、樹脂で板状に形成されて可撓性を有する板状部55を有し、その板状部55の長さ方向において摺動可能なようにケース11内に配置され、摺動によって開口部36を開閉するスライドドア54を備えている。
また、開口部36のうち板状部55の幅方向Wにおける両縁部に、通風方向風下側へ湾曲して形成されて板状部55の風下側の板面が当接するケース側シール面37と、板状部55よりも風上側にてケース側シール面37と対向して板状部55の摺動方向Xに延びるようにケース11に形成された風上側壁部57aとを有している。そして、ケース側シール面37と風上側壁部57aとで板状部55の摺動をガイドするガイド溝57となっている。
また、板状部55の風上側の板面のうち幅方向Wにおける両縁部において、風上側に向かって突出し、かつ、摺動方向Xに平行に延びるように板状部55と樹脂で一体成形された従動側ギア56aと、従動側ギア56aの風上側に配置されて従動側ギア56aと噛み合う駆動側ギア56bとを有している。そして、従動側ギア56aと駆動側ギア56bとでスライドドア54を駆動するギア機構56を構成したものである。
さらに、摺動方向Xにおいて、ガイド溝57の曲率に対して、スライドドア54(板状部55)の曲率を異ならせて形成して、スライドドア54の摺動方向両端部の振動を抑制するようにしている。そして、ケース側シール面37とスライドドア54との間のシール方法を、風圧シールとしたものである。
しかしながら、風圧の掛からない状態では、ケース側シール面37とスライドドア54との間に隙間Sができているため、風圧によるシールを開始した際、スライドドア54が風圧で撓んで隙間Sが無くなるまでは風漏れが発生してしまうという問題があることがわかった。なお、図9においては分かり易いよう隙間Sを大きく示したが、実際は、スライドドア54がガイド溝57内をスムーズに摺動するために必要なクリアランスとなっている。
本発明は、このような問題に着目して成されたものであり、その目的は、風圧の掛かり始めから良好なシール性を確保することのできる空気通路切替装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、下記の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、空気通路の開口部(35、36)を形成するケース(11)と、樹脂で板状に形成されて可撓性を有する板状部(55)を有し、板状部(55)の長さ方向において摺動可能なようにケース(11)内に配置され、摺動によって開口部(35、36)を開閉するスライドドア(54)と、開口部(35、36)のうち板状部(55)の幅方向(W)における両縁部に通風方向風下側へ湾曲して形成され、板状部(55)の風下側の板面が当接するケース側シール面(37)と、板状部(55)よりも風上側にてケース側シール面(37)と対向して板状部(55)の摺動方向(X)に延びるようにケース(11)に形成された風上側壁部(57a)とを有し、ケース側シール面(37)と風上側壁部(57a)とで板状部(55)の摺動をガイドするガイド溝(57)と、板状部(55)の風上側の板面のうち幅方向(W)における両縁部において、風上側に向かって突出し、かつ、摺動方向(X)に平行に延びるように板状部(55)と樹脂で一体成形された従動側ギア(56a)と、従動側ギア(56a)の風上側に配置されて従動側ギア(56a)と噛み合う駆動側ギア(56b)とを有し、従動側ギア(56a)と駆動側ギア(56b)とでスライドドア(54)を駆動するギア機構(56)とを備えた空気通路開閉装置において、スライドドア(54)が開口部(35、36)を閉塞する位置において、スライドドア(54)の摺動方向(X)の先端部が当接する当接面(58)をガイド溝(57)の端部に設けるとともに、開口部(35、36)に対して当接面(58)の他端側に駆動側ギア(56b)を配置し、ガイド溝(57)のケース側シール面(37)の曲率に対して、スライドドア(54)の板状部(55)の曲率を大きく形成しており、組み付け時、スライドドア(54)はガイド溝(57)に嵌まることによって撓んで、スライドドア(54)で開口部(35、36)を閉塞する場合、スライドドア(54)が当接面(58)に当接してからもギア機構(56)によってスライドドア(54)を摺動方向(X)に押し込むことにより、スライドドア(54)がガイド溝(57)とのクリアランスの中で風下側へ撓んで、風下側へ湾曲して形成されたケース側シール面(37)に密着した状態となり、その状態を保持することを特徴としている。
この請求項1に記載の発明によれば、スライドドア(54)で開口部(35、36)を閉塞する際、スライドドア(54)の摺動方向(X)の先端部が当接面(58)に軽く当接しただけの状態では、ガイド溝(57)とのクリアランスの中で、ケース側シール面(37)とスライドドア(54)との曲率差や、スライドドア(54)の歪みなどによって隙間(S)が生じている。
しかし、そこからさらに駆動側ギア(56b)を駆動させてスライドドア(54)を摺動方向(X)に押し込んでやることにより、湾曲したスライドドア(54)が風下側へ撓んで隙間(S)を埋めてケース側シール面(37)と密着する。そして、その状態を保持することにより、風圧の有無に係らず、閉塞したときから常に良好なシール性を確保することができる。また、スライドドア(54)を湾曲させてケース側シール面(37)に密着させた状態で保持しているため、振動に対しても強くなり、振動を受けても振動異音に至ることがない。また、ガイド溝(57)のケース側シール面(37)の曲率に対して、スライドドア(54)の板状部(55)の曲率を大きく形成しており、組み付け時、スライドドア(54)はガイド溝(57)に嵌まることによって撓むことを特徴としている。この発明によれば、ガイド溝(57)に対して板状部(55)が、常に摺動方向両端部とその中央部との3点で当接するようになるため、スライドドア(54)が開閉の中間位置にあっても、スライドドア(54)の振動を抑制することができる。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の空気通路開閉装置において、スライドドア(54)が当接面(58)に当接してから、ギア機構(56)はスライドドア(54)を所定の押込量だけ押し込むことを特徴としている。この請求項2に記載の発明によれば、スライドドア(54)が湾曲してケース側シール面(37)に密着するだけの押込量(押込寸法)を決定し、それを所定の押込量として制御するようにしても良い。
また、請求項3に記載の発明では、請求項1に記載の空気通路開閉装置において、スライドドア(54)が当接面(58)に当接してから、ギア機構(56)はスライドドア(54)を所定の押込力で押し込むことを特徴としている。この請求項3に記載の発明によれば、スライドドア(54)が湾曲してケース側シール面(37)に密着するだけの押込力(押込トルク)を決定し、それを所定の押込力として制御するようにしても良い。
また、請求項4に記載の発明では、請求項1ないし3のいずれかに記載の空気通路開閉装置において、当接面(58)をケース側シール面(37)に対して鋭角に形成していることを特徴としている。この請求項4に記載の発明によれば、スライドドア(54)を摺動方向(X)に押し込むことで、スライドドア(54)の先端側をケース側シール面(37)側に寄せることができる。
また、請求項5に記載の発明では、請求項1ないし4のいずれかに記載の空気通路開閉装置において、スライドドア(54)が開口部(35、36)を閉塞する位置において、板状部(55)がケース側シール面(37)に密着した状態で、その先端側が入り込む溝(M)を、当接面(58)の近傍のケース(11)に形成していることを特徴としている。この請求項5に記載の発明によれば、スライドドア(54)の先端側がケース側シール面(37)側に密着した状態を、溝(M)で保持することができる。
なお、特許請求の範囲および上記各手段に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜5を用いて詳細に説明する。本実施形態は、本発明の空気通路開閉装置を、車両用空調装置に適用したものである。図1は、本実施形態における車両用空調装置の室内ユニット10を、車両左右方向から見た断面図であり、図2は、図1中のA矢視方向から視た部分断面図である。なお、車両搭載状態での各方向を、図中の上下前後左右の矢印で示す。
室内ユニット10は、車室内最前部のインストルメントパネルの内側奥部において、車両左右方向(車両幅方向)の略中央部に配置されている。室内ユニット10は、その外殻を形成するとともに、車室内へ向かって送風される空調用空気の空気通路を形成する空調ケーシング(本発明で言うケース)11を有している。この空調ケーシング11は、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂(例えば、ポリプロピレン)にて成形されている。
さらに空調ケーシング11は、車両左右方向の略中央部に、車両上下方向に走る分割面B(図3参照)を有しており、この分割面で左右2つのケーシング部に分割できる。そして、この左右2つのケーシング部は、その内部に後述する空気フィルタ14、蒸発器13、ヒータコア15などの各構成機器を収容した状態で、金属ばね、クリップ、ねじなどの締結手段によって一体に結合されている。
図1に示すように、空調ケーシング11の車両前方側かつ上方側であって、空調ケーシング11に形成された空気通路の最上流部には、内気(車室内空気)と外気(車室外空気)とを切替導入する内外気切替部12が設けられている。この内外気切替部12には、空調ケーシング11内に内気を導入させる内気導入口11aおよび外気を導入させる外気導入口11bが形成されている。
そして、内外気切替部12の内部には、内気導入口11aおよび外気導入口11bを切替開閉する内外気切替ドア12aが回動自在に配置されている。具体的にこの内外気切替ドア12aは、板状の基板部12bの一端側に、車両左右方向に延びる回動軸12cが一体に結合された、いわゆる片持ちドアとなっている。
内外気切替部12では、図示しないサーボモータなどのアクチュエータによって回動軸12cを回転させ、基板部12bを回動変位させることにより、内気導入口11aと外気導入口11bとの開口比率を連続的に可変できるようになっている。内外気切替部12の空気流れ下流側には、蒸発器13が配置されている。
蒸発器13は、図示しない周知の蒸気圧縮式の冷凍サイクルを構成する機器の1つであり、冷凍サイクル内の低圧冷媒を蒸発させて吸熱作用を発揮させることで、空調用空気を冷却する冷却用熱交換器である。蒸発器13は、複数本のチューブおよび熱交換フィンからなるコア部13aの上下方向の両端に、タンク部13bを配置することで構成され、全体として扁平形状を有している。また、蒸発器13は、扁平な通風面を車両前後方向に向けて配置されている。
蒸発器13の複数本のチューブは、左右方向に並行に配置されてそれぞれ冷媒を流すものであり、熱交換フィンはチューブ内の冷媒とチューブ外の空調用空気との熱交換を促進させるものである。タンク部13bは、複数本のチューブの上下それぞれに配置され、複数本のチューブに対して冷媒を分配し、複数本のチューブからの冷媒を集合させている。そして、蒸発器13は、上下のタンク部13bで空調ケーシング11に支持されている。
空調ケーシング11の内部において、蒸発器13の空気上流側には、薄板状の空気フィルタ14が配置されている。この空気フィルタ14は、蒸発器13に流入する空気から塵などを除去するものである。蒸発器13の空気流れ下流側で車両後方側かつ上方側には、ヒータコア15が配置されている。このヒータコア15は、図示しないエンジン冷却水回路を循環する高温のエンジン冷却水を内部に流入させ、エンジン冷却水と蒸発器13にて冷却された冷風とを熱交換させて、冷風を再加熱する加熱用熱交換器である。
ヒータコア15は、蒸発器13と同様に、複数本のチューブおよび熱交換フィンからなるコア部15aの上下端に、タンク部15bを配置することで構成され、全体として扁平形状を有している。ヒータコア15は、蒸発器13に対して略並行に配置されるが、本実施形態では、ヒータコア15の扁平面が蒸発器13の扁平面に対して所定角度(約10度)傾斜して、ヒータコア15の上端部が下端部よりも若干車両前方側に位置するようにヒータコア15が配置されている。
ヒータコア15の複数本のチューブは、ヒータコア15の傾斜角度に沿って略上下方向に並行に配置されている。上側のタンク部15bは、複数本のチューブに対してエンジン冷却水を分配し、下側のタンク部15bは、複数本のチューブからのエンジン冷却水を集合させている。ヒータコア15は、上下の両タンク部15bで空調ケーシング11に支持されている。
次に、蒸発器13の後方側であって、かつ、ヒータコア15の下方側には、バイパス通路16が形成されている。このバイパス通路16は、蒸発器13通過後の冷風がヒータコア15を迂回して流れる通路である。また、蒸発器13の直後には、ヒータコア15側へ流入させる冷風とバイパス通路16側へ流入させる冷風との風量割合を調節するエアミックスドア50が配置されている。
このエアミックスドア50は、樹脂で板状に形成されて可撓性を有し、車両後方側に円弧状に湾曲しつつ上下方向に延びる板状部51と、この板状部51を車両上下方向に駆動変位させるギア機構52とを有するスライドドアで構成されている。このエアミックスドア50の板状部51を車両上方に摺動(スライド)させることにより、バイパス通路16側の通路開度を増加させてヒータコア15側の通路開度を減少させる。
逆に、板状部51を車両下方に摺動(スライド)させることにより、バイパス通路16側の通路開度を減少させてヒータコア15側の通路開度を増加させる。このエアミックスドア50の開度調節により、後述の送風機20へ吸入される冷風および温風の風量割合が調節され、送風機20から、車室内に向けて送風される空調用空気の温度調節がなされる。つまり、エアミックスドア50は、空調用空気の温度調節手段を構成している。
ギア機構52は、板状部51の摺動方向に延びるように板状部51に設けられたラック52aと、そのラック52aと噛み合うピニオン52bとを有している。ピニオン52bは、図示しないサーボモータなどのアクチュエータによって駆動される。本実施形態では、ラック52aおよびピニオン52bを板状部51の風上側に配置している。
また、ラック52aおよびピニオン52bを、板状部51の幅方向両端部近傍に配置している。より具体的には、ラック52aおよびピニオン52bを、板状部51の幅方向両端部よりも若干幅方向内側に配置している。また、空調ケーシング11には、板状部51の摺動をガイドするガイド溝53が形成されている。ガイド溝53は、板状部51の幅方向両側に配置されている。
また、ガイド溝53は、板状部51よりも風上側にて板状部51の摺動方向に延びる風上側壁部53aと、板状部51よりも風下側にて風上側壁部53aと対向する風下側壁部53bとを有している。この風上側壁部53aと風下側壁部53bとの間に板状部51の幅方向両端部、すなわち板状部51のうちラック52aよりも幅方向外側の部位が摺動可能に挿入される。これにより、風上側壁部53aおよび風下側壁部53bからなるガイド溝53によって板状部51の摺動がガイドされるようになっている。
また、空調ケーシング11の内部において、ヒータコア15の下方側には、送風機20が配置されている。図1、図2に示すように、送風機20は、電動モータ21、ファン22、23、およびスクロールケーシング24a、24bを備えている。電動モータ21は、空調ケーシング11の内部において車両左右方向の中央部に配置されており、電動モータ21の回転軸は、車両左右方向の両側にそれぞれ延びている。
ファン22、23は遠心式多翼ファン(シロッコファン)であり、ファン22は電動モータ21の回転軸の左側先端部に固定されている。ファン22は、回転軸の周りに並べられた多数枚の翼を有しており、図2に示すように、軸方向左側からの矢印Kaのように空気を吸い込んで径方向外側に吹き出すファン部22aと、軸方向右側からの矢印Kbのように空気を吸い込んで径方向外側に吹き出すファン部22bと、ファン部22a、22bを仕切る仕切り壁22cとを備えている。
同様に、ファン23は電動モータ21の回転軸の右側先端部に固定され、回転軸の周りに並べられた多数枚の翼を有しており、軸方向右側から空気を吸い込んで径方向外側に吹き出すファン部23aと、軸方向左側から空気を吸い込んで径方向外側に吹き出すファン部23bと、ファン部23a、23bを仕切る仕切り壁23cとを備えている。これらにより、ファン22、23は、回転軸方向の両側から空気を吸い込んで径方向外側に吹き出すことができる。
スクロールケーシング24aは、ファン22のファン部22a、22bを個別に収納し、かつファン部22a、22bから流出した空気が通過する流出空気通路を形成している。そして、スクロールケーシング24aは、流出空気通路の通路断面積が、ファン22の回転方向に向かって徐々に拡大する渦巻き状に形成されており、回転軸方向両側にそれぞれ設けられた2つの吸込口と、ファン22から吹き出される送風空気を上側に吹き出す吹出口とを備えている。
同様に、スクロールケーシング24bは、ファン23のファン部23a、23bを個別に収納し、かつファン部23a、23bから流出した空気が通過する流出空気通路を形成している。そして、スクロールケーシング24bは、流出空気通路の通路断面積がファン23の回転方向に向かって徐々に拡大する渦巻き状に形成されており、回転軸方向両側にそれぞれ設けられた2つの吸込口と、ファン23から吹き出される送風空気を上側に吹き出す吹出口とを備えている。
図1に示すように、空調ケーシング11の内部において、ヒータコア15の車両後方側には、湾曲状に形成された仕切り壁18が形成されている。この仕切り壁18は、ヒータコア15から吹き出される温風を送風機20側に案内する案内壁を構成している。また、この仕切り壁18と後壁(外壁)30との間には、スクロールケーシング24a、24bから吹き出される送風空気を開口部35、36に導く空気通路40が設けられている。つまり、送風機20の天地方向の天側には、開口部35、36が配置されている。
開口部36は、空調ケーシング11の上面部の車両後方側部位に設けられており、空気通路40を流れる空気流を車室内の前席乗員の頭胸部に向けて吹き出すフェイス開口部36である。開口部35は、空調ケーシング11の上面部のうち、開口部36よりも車両前方側に配置されており、空気通路40を流れる空気流を車両フロントガラスの内面に向けて吹き出すデフロスタ開口部35である。
空調ケーシング11のうち開口部35、36の内側には、吹出モードドアの1つとしてデフロスタ−フェイスドア(本発明で言うスライドドア)54が配置されている。このデフロスタ−フェイスドア54は、エアミックスドア50と同様のスライドドアであり、樹脂で板状に形成されて可撓性を有し、上方向に円弧状に湾曲しつつ車両前後方向に延びる板状部55と、板状部55をその車両前後方向に駆動変位させるギア機構56とを有している。このデフロスタ−フェイスドア54の板状部55を車両前方に摺動(スライド)させることにより、開口部36側の通路開度を増加させて開口部35側の通路開度を減少させる。
逆に、板状部55を車両後方に摺動(スライド)させることにより、開口部35側の通路開度を増加させて開口部36側の通路開度を減少させる。デフロスタ−フェイスドア54のギア機構56は、エアミックスドア50のギア機構52と同様に、後述するラック(本発明で言う従動側ギア)56aとピニオン(本発明で言う駆動側ギア)56bとを有している。デフロスタ−フェイスドア54の板状部55の摺動をガイドするガイド溝57は、板状部55よりも風下側に位置するケース側シール面37と、板状部55よりも風上側に位置してケース側シール面37と対向する風上側壁部57aとを有している。
空調ケーシング11の後壁30には、図1に示すように、後席側フット開口部39が設けられている。この後席側フット開口部39は、空気通路40を流れる空気流を後席の乗員足元部に向けて吹き出す。また、空調ケーシング11には、図2に示すように、前席側フット開口部41が設けられている。この前席側フット開口部41は、空気通路40を流れる空気流を前席の乗員足元部に向けて吹き出す。これらの両フット開口部39、41も、送風機20に対して天地方向の天側に配置されている。
そして、空調ケーシング11において両フット開口部39、41の内側には、フットドア42が配置されている。このフットドア42は、板状の基板部42bの略中央部に、車両前後方向に延びる回動軸42aが一体に形成された、いわゆるバタフライドアである。そして、図示しないサーボモータなどのアクチュエータによって回動軸42aを回動させて基板部42bを回動変位させることで、両フット開口部39、41の開口比率を可変するようになっている。
次に、本実施形態の要部の構造を説明する。図3は、デフロスタ−フェイスドア54の構成の詳細を示す室内ユニット10の要部拡大斜視図であり、図4は、本発明の第1実施形態における室内ユニットの要部拡大模式図である。図3中のW方向は、デフロスタ−フェイスドア54の板状部55の幅方向(以下、ドア幅方向Wと言う。)を示し、X方向はデフロスタ−フェイスドア54の摺動方向(以下、ドア摺動方向Xと言う。)を示している。そして、本実施形態では、ドア幅方向Wを車両左右方向と一致させ、ドア摺動方向Xを車両前後方向と略一致させている。
なお、図示の都合上、図3では、空調ケーシング11を構成する左右2つのケーシング部のうち、右側のケーシング部のみを図示している。また、図4は、フェイス開口部36側の断面を示しているが、デフロスタ開口部35側においても同様の構造となっているため、デフロスタ開口部35側の図示は省略する。また、図4において、ピニオン56bと噛み合うデフロスタ−フェイスドア54のラック56aは、省略している。
両開口部35、36のドア幅方向Wにおける両縁部には、ドア摺動方向Xに延びるケース側シール面37が、風下側へ湾曲させた形で形成されている。また、両開口部35、36のドア摺動方向Xにおける両縁部にも、ドア幅方向Wに延びるケース側シール面37が形成されている。そして、デフロスタ−フェイスドア54がデフロスタ開口部35、もしくはフェイス開口部36を閉じると、板状部55の風下側(図4の上方側)の板面がケース側シール面37に当接することによってシール性を発揮するようになっている。
なお、板状部55の風下側の板面に、発泡ウレタンなどからなるシール部材を貼り付けて、このシール部材を介して風下側の板面をケース側シール面37に当接させるようにしても良い。デフロスタ−フェイスドア54を駆動するギア機構56は、板状部55と一体成形された樹脂製のラック56aと、このラック56aと噛み合う円形のピニオン56bとを有している。
ラック56aは、板状部55の風上側(図4の下方側)の板面のうち、ドア幅方向Wにおける両縁部から風下側の板面と反対側(図4の下方側)に向かって突出し、かつ、ドア摺動方向Xと平行に延びている。ピニオン56bは、ドア幅方向Wに延びる駆動軸56cを有し、駆動軸56cの両端部は空調ケーシング11の側面壁部の図示しない軸受け孔により、回転自在に支持されている。
そして、駆動軸56cの一端部は、図示しないサーボモータなどのドア駆動装置に結合されている。本実施形態では、ピニオン56bと駆動軸56cとを樹脂にて一体成形している。空調ケーシング11の側面壁部には、ケース側シール面37と対向する風上側壁部57aが形成されている。この風上側壁部57aとケース側シール面37との間に、板状部55のうちドア幅方向Wにおける両端部が摺動可能に支持されている。
つまり、風上側壁部57aとケース側シール面37とによって、デフロスタ−フェイスドア54のスライド摺動をガイドするガイド溝57が構成されている。なお、このガイド溝57(ケース側シール面37)の曲率に対して、デフロスタ−フェイスドア54の板状部55の曲率を異ならせて(本実施形態では大きく)形成している。また、デフロスタ−フェイスドア54がデフロスタ開口部35およびフェイス開口部36を閉塞するそれぞれの位置において、デフロスタ−フェイスドア54のドア摺動方向Xの両先端部が当接する当接面58を、ガイド溝57の端部にそれぞれ設けている(図4にはフェイス開口部36側だけ示す)。
そして、デフロスタ−フェイスドア54でデフロスタ開口部35およびフェイス開口部36を閉塞する場合、デフロスタ−フェイスドア54がそれぞれの側の当接面58に当接(図4中の破線の状態)した後も、ギア機構56によってデフロスタ−フェイスドア54をドア摺動方向Xに押し込むことにより、デフロスタ−フェイスドア54がガイド溝57とのクリアランスの中で撓んでケース側シール面37に密着した状態となる(図4中の実線の状態)。そして、この状態を保持するようになっている。
図5は、このときの押込量を算出するための前提条件を説明する図である。デフロスタ−フェイスドア54の摺動方向長さをL、ケース側シール面37の半径をRとしている。なお、組み付け時、デフロスタ−フェイスドア54はガイド溝57に嵌まることによって撓んで、ドア摺動方向Xの長さが短くなるが、組み付け時のデフロスタ−フェイスドア54のドア摺動方向Xの長さ≒Lと近似できるものとして押込量を算出したものである。また、ケース側シール面37の曲率も、一定のRとしている。
まっすぐなデフロスタ−フェイスドア54(図5中の破線)の先端部が、当接面58に当接した状態で、接点a、bがケースに対して占める角度の半分をθとすると、
(数1) Sinθ=(L/2)/R
(数2) θ=Sin−1(L/2R)
(数3) abの弧=R×2θ=2RSin−1(L/2R)
(数4) よって押込量は、2RSin−1(L/2R)−L となる。なお、エアミックスドア50の基本構成も上述のデフロスタ−フェイスドア54と同様であるので、エアミックスドア50の構成の詳細については説明を省略する。
次に、本実施形態の室内ユニット10の作動について説明する。まず、送風機20の電動モータ21がファン22、23をそれぞれ回転駆動させる。すると、ファン22は、スクロールケーシング24aの両方の吸込口から空気を吸い込んでスクロールケーシング24aの吹出口から吹き出す。ファン23は、スクロールケーシング24bの両方の吸込口から空気を吸い込んでスクロールケーシング24bの吹出口から吹き出す。
このような送風機20の作動により、空調ケーシング11内には、内気導入口11aと外気導入口11bのうち、少なくとも一方の導入口を通して空気が導入される。この一方の導入口から導入された空調用空気は、空気フィルタ14を通過して蒸発器13に流入する。この空調用空気は、蒸発器13を通過した際に冷媒と熱交換され、冷却されて冷風となる。
ここで、エアミックスドア50がバイパス通路16の空気入口側と、ヒータコア15の空気入口側とをそれぞれ開口している状態である場合には、蒸発器13から吹き出される冷風のうち、一部の冷風はヒータコア15側に流れ込んでヒータコア15により加熱される。このため、ヒータコア15から温風として吹き出されることになる。この温風は、仕切り壁18により送風機20側に案内されて図1中の矢印raの如く流れる。
蒸発器13から吹き出される冷風のうち、残りの冷風はバイパス通路16を通過して図1中の矢印rbの如く流れる。これに伴い、バイパス通路16を通過した冷風と、ヒータコア15から吹き出される温風とは、スクロールケーシング24a、24bの両吸込口側に流れる。これらの吸込口に吸い込まれる前で、冷風と温風とは約90度の角度で衝突する。
このように、スクロールケーシング24a、24bに吸い込まれる前で衝突した冷風と温風は、ファン22、23の作動によって吸い込まれて径方向に吹き出される。これにより、衝突した冷風と温風とが混合され、空調風として径方向に吹き出されることとなる。その後、この空調風は、スクロールケーシング24a、24bを通過して空気通路40に吹き出され、この空気通路40を通過して、デフロスタ開口部35、フェイス開口部36およびフット開口部39、41のいずれかから車室内に向けて吹き出される。
次に、本実施形態の特徴と、その効果について述べる。まず、デフロスタ−フェイスドア54がデフロスタ開口部35もしくはフェイス開口部36を閉塞する位置において、デフロスタ−フェイスドア54のドア摺動方向Xの先端部が当接する当接面58をガイド溝57の端部に設けている。そして、デフロスタ−フェイスドア54でデフロスタ開口部35もしくはフェイス開口部36を閉塞する場合、デフロスタ−フェイスドア54が当接面58に当接してからもギア機構56によってデフロスタ−フェイスドア54をドア摺動方向Xに押し込み、その状態を保持するようにしている。
これによれば、デフロスタ−フェイスドア54でデフロスタ開口部35もしくはフェイス開口部36を閉塞する際、デフロスタ−フェイスドア54のドア摺動方向Xの先端部が当接面58に軽く当接しただけの状態では、ガイド溝57とのクリアランスの中で、ケース側シール面37とデフロスタ−フェイスドア54との曲率差や、デフロスタ−フェイスドア54の歪みなどによって隙間S(図9参照)が生じている。
しかし、そこからさらにピニオン56bを駆動させてデフロスタ−フェイスドア54をドア摺動方向Xに押し込んでやることにより、湾曲したデフロスタ−フェイスドア54が風下側へ撓んで隙間Sを埋めてケース側シール面37と密着する。そして、その状態を保持することにより、風圧の有無に係らず、閉塞したときから常に良好なシール性を確保することができる。また、デフロスタ−フェイスドア54を湾曲させてケース側シール面37に密着させた状態で保持しているため、振動に対しても強くなり、振動を受けても振動異音に至ることがない。
また、デフロスタ−フェイスドア54が当接面58に当接してから、ギア機構56はデフロスタ−フェイスドア54を所定の押込量だけ押し込むようにしている。これによれば、デフロスタ−フェイスドア54が湾曲してケース側シール面37に密着するだけの押込量(押込寸法)を決定し、それを所定の押込量として制御するようにしても良い。
また、デフロスタ−フェイスドア54が当接面58に当接してから、ギア機構56はデフロスタ−フェイスドア54を所定の押込力で押し込むようにしている。これによれば、デフロスタ−フェイスドア54が湾曲してケース側シール面37に密着するだけの押込力(押込トルク)を決定し、それを所定の押込力として制御するようにしても良い。
また、ドア摺動方向Xにおいて、ガイド溝57の曲率に対して、板状部55の曲率を異ならせて形成している。これによれば、ガイド溝57に対して板状部55が、常に摺動方向両端部とその中央部との3点で当接するようになるため、デフロスタ−フェイスドア54が開閉の中間位置にあっても、デフロスタ−フェイスドア54の振動を抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図6は、本発明の第2実施形態における室内ユニットの要部拡大模式図である。なお、以降の各実施形態においては、上述した第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成および特徴について説明する。本実施形態は、当接面58をケース側シール面37に対して鋭角に形成している。これによれば、デフロスタ−フェイスドア54をドア摺動方向Xに押し込むことで、デフロスタ−フェイスドア54の先端側をケース側シール面37側に寄せることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図7は、本発明の第3実施形態における室内ユニットの要部拡大模式図である。上述した各実施形態と異なる特徴部分を説明する。本実施形態は、デフロスタ−フェイスドア54がデフロスタ開口部35もしくはフェイス開口部36を閉塞する位置において、板状部55がケース側シール面37に密着した状態で、その先端側が入り込む溝Mを、当接面58の近傍の空調ケーシング11に形成している。これによれば、デフロスタ−フェイスドア54の先端側がケース側シール面37側に密着した状態を、溝Mで保持することができる。
(その他の実施形態)
本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。図8は、本発明のその他の実施形態における室内ユニットの要部拡大模式図である。例えば、上述の各実施形態では、デフロスタ−フェイスドア54のドア摺動方向Xの先端部を、ガイド溝57の端部に設け当接面58に当接させているが、当接面ではなく、ケース側シール面37にゴムなどの弾性体59を設け、デフロスタ−フェイスドア54のドア摺動方向Xの先端部がその弾性体59の部分を摺動すると、摩擦力によってドアが撓むようにしても良い。
また、上述の実施形態では、ケース側シール面37の曲率を一定Rとしているが、部分により曲率が変化していても良い。本発明のドア先端が当接してからの押し込みにより、曲率が変化しているシール面にも倣って密着が成される。
本発明の実施形態に係る車両用空調装置の室内ユニット10の断面図である。 図1中のA矢視方向から見た室内ユニット10の部分断面図である。 室内ユニットの要部拡大斜視図である。 本発明の第1実施形態における室内ユニットの要部拡大模式図である。 押込量算出の前提条件を説明する図である。 本発明の第2実施形態における室内ユニットの要部拡大模式図である。 本発明の第3実施形態における室内ユニットの要部拡大模式図である。 本発明のその他の実施形態における室内ユニットの要部拡大模式図である。 開発途中での問題点を示す室内ユニットの要部拡大模式図である。
符号の説明
11…空調ケーシング(ケース)
35…デフロスタ開口部(開口部)
36…フェイス開口部(開口部)
37…ケース側シール面
54…デフロスタ−フェイスドア(スライドドア)
55…板状部
56…ギア機構
56a…ラック(従動側ギア)
56b…ピニオン(駆動側ギア)
57…ガイド溝
57a…風上側壁部
58…当接面
M…溝
W…幅方向
X…摺動方向

Claims (5)

  1. 空気通路の開口部(35、36)を形成するケース(11)と、
    樹脂で板状に形成されて可撓性を有する板状部(55)を有し、前記板状部(55)の長さ方向において摺動可能なように前記ケース(11)内に配置され、前記摺動によって前記開口部(35、36)を開閉するスライドドア(54)と、
    前記開口部(35、36)のうち前記板状部(55)の幅方向(W)における両縁部に、通風方向風下側へ湾曲して形成されて前記板状部(55)の風下側の板面が当接するケース側シール面(37)と、前記板状部(55)よりも風上側にて前記ケース側シール面(37)と対向して前記板状部(55)の摺動方向(X)に延びるように前記ケース(11)に形成された風上側壁部(57a)とを有し、前記ケース側シール面(37)と前記風上側壁部(57a)とで前記板状部(55)の前記摺動をガイドするガイド溝(57)と、
    前記板状部(55)の風上側の板面のうち前記幅方向(W)における両縁部において、前記風上側に向かって突出し、かつ、前記摺動方向(X)に平行に延びるように前記板状部(55)と樹脂で一体成形された従動側ギア(56a)と、前記従動側ギア(56a)の風上側に配置されて前記従動側ギア(56a)と噛み合う駆動側ギア(56b)とを有し、前記従動側ギア(56a)と前記駆動側ギア(56b)とで前記スライドドア(54)を駆動するギア機構(56)とを備えた空気通路開閉装置において、
    前記スライドドア(54)が前記開口部(35、36)を閉塞する位置において、前記スライドドア(54)の前記摺動方向(X)の先端部が当接する当接面(58)を前記ガイド溝(57)の端部に設けるとともに、前記開口部(35、36)に対して前記当接面(58)の他端側に前記駆動側ギア(56b)を配置し、
    前記ガイド溝(57)の前記ケース側シール面(37)の曲率に対して、前記スライドドア(54)の前記板状部(55)の曲率を大きく形成しており、組み付け時、前記スライドドア(54)は前記ガイド溝(57)に嵌まることによって撓んで、
    前記スライドドア(54)で前記開口部(35、36)を閉塞する場合、前記スライドドア(54)が前記当接面(58)に当接してからも前記ギア機構(56)によって前記スライドドア(54)を前記摺動方向(X)に押し込むことにより、前記スライドドア(54)が前記ガイド溝(57)とのクリアランスの中で風下側へ撓んで、風下側へ湾曲して形成された前記ケース側シール面(37)に密着した状態となり、この状態を保持することを特徴とする空気通路開閉装置。
  2. 前記スライドドア(54)が前記当接面(58)に当接してから、前記ギア機構(56)は前記スライドドア(54)を所定の押込量だけ押し込むことを特徴とする請求項1に記載の空気通路開閉装置。
  3. 前記スライドドア(54)が前記当接面(58)に当接してから、前記ギア機構(56)は前記スライドドア(54)を所定の押込力で押し込むことを特徴とする請求項1に記載の空気通路開閉装置。
  4. 前記当接面(58)を前記ケース側シール面(37)に対して鋭角に形成していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の空気通路開閉装置。
  5. 前記スライドドア(54)が前記開口部(35、36)を閉塞する位置において、前記板状部(55)が前記ケース側シール面(37)に密着した状態で、その先端側が入り込む溝(M)を、前記当接面(58)の近傍の前記ケース(11)に形成していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の空気通路開閉装置。
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