JP2009184495A - 空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気通路の中間開度時にドアの移動方向端部が空気通路と重合する車両用空調装置において、ドアの自励振動の発生を抑制する。
【解決手段】内部に空気通路27、28を形成するケース1と、スライド方式により移動して空気通路27、28を開閉する板状のドア本体9と、ドア本体9を送り出すように駆動する送り出し機構13、14とを備え、ドア本体9が空気通路27、28の中間開度位置に操作されたときには、ドア本体9の移動方向端部が空気通路27、28と重合するようになっており、ドア本体9の幅10mmあたりの曲げ剛性値が、25μNm2 以上である。
【選択図】図3

Description

本発明は、送り出されるようにスライド移動するドアにより空気通路が開閉される空調装置に関するものである。
従来、この種の空調装置として、特許文献1に記載の車両用空調装置が知られている。この従来技術は、室内空調ユニットのデフ吹出用開口部とフェイス吹出用開口部とを切替開閉するためのフェイス・デフ吹出用ドアを備えている。このフェイス・デフ吹出用ドアは円弧状のドア本体がシャフトとともに回転する歯車によってスライド移動するように構成されている。
このフェイス・デフ吹出用ドアがデフ吹出用開口部またはフェイス吹出用開口部を閉塞したときには、円弧状のドア本体自体が空調ユニットケースの内壁面に押し付けられることでシール性を確保している。
また、フェイス・デフ吹出用ドアが開口部の中間開度位置に操作されたときには、ドア本体の移動方向端部が開口部と重合するようになっている。
一方、特許文献2に記載の車両用空調装置では、スライドドアを2枚の薄膜状フィルムと、両フィルムの一端側が固定された矩形状の枠体等で構成し、枠体を駆動することでフィルムを押し出すようにして移動させるようになっている。
そして、特許文献2には、フィルムが座屈することなく送り出されるのに必要な曲げ剛性値が開示されている。
なお、特許文献2の従来技術では、フィルムの自由端(先端部)がケース内に形成されたフィルム収納部に常に収納されるようになっているので、フィルムの自由端(先端部)が開口部と重合することがない。
特開2007−210366号公報 特許第4000959号公報
前者の従来技術では、ドア本体の移動方向端部が開口部と重合するようになっているので、ドア本体の移動方向端部が開口部と重合している状態では、ドア本体の移動方向端部が風圧で風下側へ膨らもうとすると同時に、元の形状へ戻ろうとする力も発生することとなり、これらのバランスによってはドア本体に自励振動が発生してしまう。
そこで、本発明者は、後者の従来技術にて開示されているフィルムの曲げ剛性値に着目し、後者の従来技術による曲げ剛性値を前者の従来技術に適用することを検討した。
しかしながら、本発明者の詳細な検討によると、後者の従来技術はフィルムの自由端(先端部)が開口部と重合しない構成を前提としているので、後者の従来技術による曲げ剛性値を前者の従来技術に適用しても、曲げ剛性値が小さすぎて自励振動の発生を抑制できないことがわかった。
一方、ドア本体の曲げ剛性値を大きくし過ぎると、開口部の閉塞時にドア本体を空調ユニットケースの内壁面に押し付けにくくなってドア本体と空調ユニットケースの内壁面との間に隙間が生じやすくなり、ひいてはシール性が低下することがわかった。
本発明は上記点に鑑みて、空気通路の中間開度時にドアの移動方向端部が空気通路と重合する空調装置において、ドアの自励振動を抑制することを目的とする。
また、本発明は上記点に鑑みて、空気通路の中間開度時にドアの移動方向端部が空気通路と重合する空調装置において、シ−ル性を確保することを他の目的とする。
また、本発明は上記点に鑑みて、空気通路の中間開度時にドアの移動方向端部が空気通路と重合する空調装置において、ドアの自励振動の抑制とシ−ル性の確保とを両立することを他の目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、内部に空気通路(27、28)を形成するケース(1)と、
スライド方式により移動して空気通路(27、28)を開閉する板状のドア本体(9)と、
ドア本体(9)を送り出すように駆動する送り出し機構(13、14)とを備え、
ドア本体(9)が空気通路(27、28)の中間開度位置に操作されたときには、ドア本体(9)の移動方向端部が空気通路(27、28)と重合するようになっており、
ドア本体(9)の幅10mmあたりの曲げ剛性値が、25μNm2 以上であることを特徴とする。
これにより、自励振動の発生を抑制できる(後述の図4を参照)。
請求項2に記載の発明では、内部に空気通路(27、28)を形成するケース(1)と、
スライド方式により移動して空気通路(27、28)を開閉する板状のドア本体(9)と、
ドア本体(9)を送り出すように駆動する送り出し機構(13、14)とを備え、
ドア本体(9)が空気通路(27、28)の中間開度位置に操作されたときには、ドア本体(9)の移動方向端部が空気通路(27、28)と重合するようになっており、
ドア本体(9)の幅10mmあたりの曲げ剛性値が、3800μNm2 以下であることを特徴とする。
これにより、シ−ル性を確保できる(後述の図4を参照)。
請求項3に記載の発明では、内部に空気通路(27、28)を形成するケース(1)と、
スライド方式により移動して空気通路(27、28)を開閉する板状のドア本体(9)と、
ドア本体(9)を送り出すように駆動する送り出し機構(13、14)とを備え、
ドア本体(9)が空気通路(27、28)の中間開度位置に操作されたときには、ドア本体(9)の移動方向端部が空気通路(27、28)と重合するようになっており、
ドア本体(9)の幅10mmあたりの曲げ剛性値が、25〜3800μNm2 であることを特徴とする。
これにより、自励振動の発生を抑制できるとともに、シ−ル性を確保できる(後述の図4を参照)。
また、請求項4に記載の発明のように、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の空調装置は、ドア本体(9)が空気通路(27、28)の中間開度位置に操作されたときには、ドア本体(9)の移動方向端部に対して空気流れが略直交する方向に当たるようになっている空調装置に好適に用いることができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の一実施形態を図1〜図4を用いて説明する。図1は、本実施形態の車両用空調装置にかかる空調ユニットケース1の内部構成を示した模式図である。また、図1は特にフェイスモード時における内部構成を示している。図1中、前後上下の各矢印は、車両搭載状態における方向を示している。
本実施形態の車両用空調装置は、車室内の空調をオートコントロールまたはマニュアルコントロールできるように構成されており、空調ユニットケース1内に形成される空気通路を開閉するスライド方式のドアを備えている。
車両用空調装置を構成する空調ユニットは、その外殻を空調ユニットケース1で構成されており、大別して送風部と空調部を備えている。空調ユニットケース1は車室内前方のインストルメントパネルの裏側に配置されている。なお、空調ユニットケース1は、本発明におけるケースに該当するものである。
空調ユニットケース1は、複数のケース部材からなり、例えばポリプロピレンなどの樹脂成形品である。複数のケース部材は、金属ばね、ねじ等の締結手段によって一体的に結合されて空調ユニットケース1を構成している。
送風部は、車室内または車室外の空気を空調部に送風するための送風機2を備え、送風機2の吹出口は空調部の入口に至る送風通路と接続されている。送風機2は、遠心多翼ファンとこれを駆動するモータとからなり、遠心多翼ファンの周囲はスクロールケーシングで囲まれ、遠心多翼ファンの遠心方向に伸びるダクトによって送風通路と連通している。
空調部は、送風通路全体を横断的に塞いで設けられたエバポレータ3と、エバポレータ3を通過してきた空気を加熱するヒータコア5と、ヒータコア5を通過させる風量とヒータコア5をバイパスして流れる風量との風量割合を調整するエアミックスドア4と、エアミックスチャンバと、エアミックスチャンバの下流に開口されたデフロスタ開口部28、フェイス開口部27、フロントフット開口部7、およびリアフット開口部6と、を備えている。
デフロスタ開口部28は、フロントウィンドウガラス等の車室内側面に沿うように空調風を吹き出すデフロスタ吹出用の開口部であり、この空調風によってフロントウィンドウガラス等の曇り度合いが低減される。フェイス開口部27は、乗員の上半身に向けて空調風を吹き出すフェイス吹出用の開口部であり、主に冷房時に使用される。
フロントフット開口部7、リアフット開口部6はそれぞれ前席乗員、後席乗員の足元へ空調風を吹き出すための開口部であり、主に暖房時に使用される。各吹出し用開口部から吹き出される空調風は、接続されたダクト(図示しない)内を通って車室内に供給されることになる。
さらに空調部は、デフロスタ開口部28とフェイス開口部27の開口面積を調整するフェイス・デフロスタドアDと、フロントフット開口部7およびリアフット開口部6へ通じる通路の開口面積を調整するフットドア8と、を備えている。なお、フェイス・デフロスタドアDは、本発明におけるドアに該当するものである。
本例では、送風機2、エアミックスドア4、フェイス・デフロスタドアD、およびフットドア8の作動は、図示しない制御装置によって制御される。エアミックスドア4、フェイス・デフロスタドアD、およびフットドア8を、乗員の手動操作により操作力が与えられる手動操作機構によって操作するようにしてもよい。
エバポレータ3は、冷凍サイクル内の膨張弁で減圧された低温低圧の冷媒を送風機の送風を受けて内部で蒸発させるものであり、冷媒が流れるチューブの周囲を通過する送風空気を冷却するものである。
ヒータコア5は、走行用エンジンの高温の冷却水を熱源として送風空気と熱交換させ、周囲を流れる空気を加熱するものであり、エバポレータ3よりも空気流れ方向の下流側の通路を部分的に塞ぐように配置されている。
エアミックスドア4は、エバポレータ3よりも下流に設けられた片側枢支式の板状ドアであり、ヒータコア5を通る空気量とヒータコア5を迂回する空気量との比率を調節するものである。エアミックスドア4が図1の実線位置にあるときはヒータコア5への空気の流れを遮断し、二点鎖線位置にあるときはすべての空気をヒータコア5へ流して加熱するように構成されている。
エアミックスチャンバは、エバポレータ3から流れてきた空気とヒータコア5で加熱された空気とが混ざり合う空間である。この空間で温度調節された空調風は、フェイス・デフロスタドアDやフットドア8など各モードドアを制御することによって適正な風量割合で車室内へ供給される。
フットドア8は、回転軸と回転軸の両側に伸長する平板状のドア本体とを有する回動式のバタフライドアである。フットドア8は、図1の実線位置にあるときはフロントフット開口部7およびリアフット開口部6へ通じる通路を遮断し、図1の二点鎖線位置にあるときは当該通路を完全に開放するように構成されている。
デフロスタ開口部28とフェイス開口部27は、フェイス・デフロスタドアDが閉塞する空気通路を構成し、両者は車両前後方向に並ぶように開口し、ともにエアミックスチャンバと対向する位置にある。空調ユニットケース1の内壁面は、デフロスタ開口部28およびフェイス開口部27の周囲において、車両前方側から車両後方側に向かうにつれて下方に位置するように円弧状に湾曲している。
フェイス・デフロスタドアDは、全体として板形状を有しており、デフロスタ開口部28およびフェイス開口部27に対向した状態で駆動手段によってスライドさせられて移動するスライド方式のドアである。フェイス・デフロスタドアDは、図1の実線位置のごとく、ドア本体9の移動方向一端部がデフロスタ開口部28よりも車両前方側に位置してデフロスタ開口部28を全閉し、かつフェイス開口部27を全開する位置から、図1の破線位置のごとく、移動方向他端部がフェイス開口部27よりも車両後方側に位置してデフロスタ開口部28を全開し、かつフェイス開口部27を全閉する位置まで移動するような可動範囲を備えている。
フェイス・デフロスタドアDは、この可動範囲を移動できるため、運転モードによって、例えばデフロスタ開口部28またはフェイス開口部27を全閉、全開、および半開する状態に調整することができる。
図2に示すように、フェイス・デフロスタドアDは、板状のドア本体9と、駆動手段を構成するラック14(ドアスライドギア)とを備えており、これらを樹脂の一体成形によって形成することが好ましい。
本例では、ドア本体9は矩形の薄板を断面円弧状に湾曲させた形状を有している。より具体的には、ドア本体9は、移動方向中央側が移動方向両端側よりも開口部27、28に近接するように湾曲している。
ドア本体9の周縁部は、開口部27、28を閉塞したときに空調ユニットケース1の内壁面に圧接するシール面を構成している。
本例では、ドア本体9の材質をヤング率が1680MPaのポリプロピレンとし、ドア本体9の板厚を0.7mmにしている。その結果、ドア本体9の幅10mmあたりの曲げ剛性値は480μNm2 になっている。
ラック14は、ドア本体9のうち開口部27、28と反対側を向いた板面に設けられ、ドア幅方向、すなわちドア本体9の移動方向に対して直交する方向におけるドア本体9の両端部にて、ドア本体9の移動方向全体において伸長するように形成されている。
ラック14は、ピニオン13(シャフトギア)とともに、ドア本体9を送り出すように駆動する送り出し機構を構成している。このピニオン13は、シャフト10の両端に設けられている。
ピニオン13はさらに軸方向外方に設けられたギア(図示せず)に伝えられるサーボモータ等の回転駆動力によってギアとともに回転し、この回転駆動力がラック14をシャフト10の軸方向と直交する方向に移動させる力として伝達され、ドア本体9が移動することになる。
押さえ部30は、フロントフット開口部7寄りの空調ユニットケース1の内壁面からフェイス・デフロスタドアD側に延出した壁部で構成され、この押さえ部30はシャフト10の軸方向およびドア本体9の表面に沿うように延在している。
押さえ部30とフェイス開口部27側の空調ユニットケース1の内壁面との間には、隙間が形成されている。この隙間は、フェイス・デフロスタドアDがフェイス開口部27を閉塞したときに、その先端部を収納するための空間を構成している。なお、押さえ部30は、空調ユニットケース1の内壁面からドア側に延出した板状のリブによって構成してもよい。
空調ユニットケース1内には、フェイス・デフロスタドアDを上述の可動範囲に渡って案内するガイド溝12が設けられている。ガイド溝12は、空調ユニットケース1の内壁面に沿う円弧状に形成されている。
ガイド溝12は、空調ユニットケース1と一体的、または別部品として構成することができる。ガイド溝12を空調ユニットケース1と一体的に構成した場合には、空調ユニットケース1の内壁に一体成形によって形成することができる。
フェイス・デフロスタドアDのドア幅方向両端部、すなわち、ドア本体9のドア幅方向両端部およびラック14がこのようなガイド溝12によって案内されて、フェイス・デフロスタドアDが空調ユニットケース1の内壁面に沿うようにスライド移動することになる。
上記構成において、フェイス・デフロスタドアDの作動について簡単に説明する。例えば、制御装置によって吹出しモード変更などの制御が働くとフェイス・デフロスタドアDを駆動する制御を開始する。このときサーボモータ等による外部からの回転駆動力がギアに働き、シャフト10に伝達される。
この回転駆動力によってシャフト10が回転するとともにピニオン13が回転すると、フェイス・デフロスタドアDは、ピニオン13とラック14のかみ合いによって、ガイド溝12に沿って送り出されるようにスライド移動する。
そして、フェイス・デフロスタドアDがデフロスタ開口部28またはフェイス開口部27を閉塞する位置まで移動すると、ドア本体9が空調ユニットケース1の内壁面に圧接され、デフロスタ開口部28またはフェイス開口部27が閉塞される。
本実施形態では、ドア本体9の幅10mmあたりの曲げ剛性値を480μNm2 に設定することによって、ドア本体9の自励振動の抑制とシ−ル性の確保とを両立している。
ここで、ドア本体9の曲げ剛性値が大き過ぎる場合には、開口部27、28の閉塞時にドア本体9を空調ユニットケース1の内壁面に押し付けにくくなってドア本体9と空調ユニットケース1の内壁面との間に隙間が生じやすくなり、風漏れ量が多くなる。換言すれば、シール性の確保が困難となる。
一方、図3は、フェイス・デフロスタドアDをデフロスタ開口部28およびフェイス開口部27の中間開度位置に操作した状態を示している。この状態では、図3中の矢印に示すように、ドア本体9の移動方向両端部(図3中、一点鎖線で囲まれた部分)に対して風流れが略直交する方向に当たることとなる。
このため、ドア本体9の曲げ剛性値が小さ過ぎる場合には、ドア本体9の移動方向両端部が風圧で風下側へ膨らもうとすると同時に、元の形状へ戻ろうとする力も発生することとなり、これらのバランスによってはドア本体9に自励振動が発生してしまう。
このようなドア本体9の曲げ剛性値とシール性およびドア本体9の自励振動との関係をグラフで示したのが図4である。図4の横軸はドア本体9の幅10mmあたりの曲げ剛性値(μNm2)であり、図4の縦軸はシール性を風漏れ量(m3 /s)で表したものである。
この図4からわかるように、幅10mmあたりの曲げ剛性値が3800μNm2 以下であると、風漏れ量が0.00175m3 /s以下に抑えられてシ−ル性が良好に保たれる。また、幅10mmあたりの曲げ剛性値が25μNm2 以上であると、自励振動が発生しない。
したがって、幅10mmあたりの曲げ剛性値を25〜3800μNm2 にすれば、自励振動の発生を抑制できるとともに、シ−ル性を良好に保つことができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
例えば、本発明によるスライド式のドアは、上記実施形態で説明したフェイス・デフロスタドアDに使用することに限定するものではなく、フットドア8およびエアミックスドア4はいうまでもなく、その他に、内外気吸込み切替え用ドア、内気吸込み用ドア、外気吸込み用ドアなど、車両用空調装置の空気通路を閉塞する用途のあらゆるドアに使用してもよい。
また、上述の一実施形態は、上記各実施形態では、本発明を車両用空調装置に適用した例について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、据え置き型の空調装置等、種々の空調装置に適用可能であることはもちろんである。
本発明の一実施形態における車両用空調装置の空調ユニットの断面図である。 図1のドア本体の斜視図である。 図1の要部拡大図であり、ドアを開口部の中間開度位置に操作した状態を示す。 ドア本体の曲げ剛性値とシール性・自励振動との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 空調ユニットケース(ケース)
9 ドア本体
14 ラック(送り出し機構)
27 フェイス開口部(空気通路)
28 デフロスタ開口部(空気通路)

Claims (4)

  1. 内部に空気通路(27、28)を形成するケース(1)と、
    スライド方式により移動して前記空気通路(27、28)を開閉する板状のドア本体(9)と、
    前記ドア本体(9)を送り出すように駆動する送り出し機構(13、14)とを備え、
    前記ドア本体(9)が前記空気通路(27、28)の中間開度位置に操作されたときには、前記ドア本体(9)の移動方向端部が前記空気通路(27、28)と重合するようになっており、
    前記ドア本体(9)の幅10mmあたりの曲げ剛性値が、25μNm2 以上であることを特徴とする空調装置。
  2. 内部に空気通路(27、28)を形成するケース(1)と、
    スライド方式により移動して前記空気通路(27、28)を開閉する板状のドア本体(9)と、
    前記ドア本体(9)を送り出すように駆動する送り出し機構(13、14)とを備え、
    前記ドア本体(9)が前記空気通路(27、28)の中間開度位置に操作されたときには、前記ドア本体(9)の移動方向端部が前記空気通路(27、28)と重合するようになっており、
    前記ドア本体(9)の幅10mmあたりの曲げ剛性値が、3800μNm2 以下であることを特徴とする空調装置。
  3. 内部に空気通路(27、28)を形成するケース(1)と、
    スライド方式により移動して前記空気通路(27、28)を開閉する板状のドア本体(9)と、
    前記ドア本体(9)を送り出すように駆動する送り出し機構(13、14)とを備え、
    前記ドア本体(9)が前記空気通路(27、28)の中間開度位置に操作されたときには、前記ドア本体(9)の移動方向端部が前記空気通路(27、28)と重合するようになっており、
    前記ドア本体(9)の幅10mmあたりの曲げ剛性値が、25〜3800μNm2 であることを特徴とする空調装置。
  4. 前記ドア本体(9)が前記空気通路(27、28)の中間開度位置に操作されたときには、前記ドア本体(9)の前記移動方向端部に対して空気流れが略直交する方向に当たるようになっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の空調装置。
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