JP5181843B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP5181843B2
JP5181843B2 JP2008146110A JP2008146110A JP5181843B2 JP 5181843 B2 JP5181843 B2 JP 5181843B2 JP 2008146110 A JP2008146110 A JP 2008146110A JP 2008146110 A JP2008146110 A JP 2008146110A JP 5181843 B2 JP5181843 B2 JP 5181843B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
retainer
small
housing
mating connector
side wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008146110A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009295349A (ja
Inventor
映二 児嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2008146110A priority Critical patent/JP5181843B2/ja
Priority to DE102009020822A priority patent/DE102009020822B4/de
Priority to US12/467,371 priority patent/US7828607B2/en
Priority to CN200910145635XA priority patent/CN101599591B/zh
Publication of JP2009295349A publication Critical patent/JP2009295349A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5181843B2 publication Critical patent/JP5181843B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/436Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
    • H01R13/4361Insertion of locking piece perpendicular to direction of contact insertion
    • H01R13/4362Insertion of locking piece perpendicular to direction of contact insertion comprising a temporary and a final locking position

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

本発明は、サイドタイプのリテーナが装着されるコネクタに関する。
従来より、ハウジングの側面からリテーナを挿入して、端子の二重係止を図るコネクタが知られている。このようなサイドタイプのリテーナが装着されるコネクタのうち、相手側コネクタのフード部の内側に嵌合するものにおいては、リテーナが半挿入の場合には、ハウジングの側面から突出したリテーナの一部分がフード部に突き当たってコネクタを嵌合できないことで、リテーナが半挿入であることが検知される。これにより、リテーナは挿入し直され、端子は正規の位置に収容されて確実に二重係止される。
また、サイドタイプのリテーナには様々な形状のものがある。そのうちの一種として、端子に係合する複数の係合部が並列して設けられた本体部の両側(係合部の並列方向の両側)に、一対の側壁部を有するものがある(例えば特許文献1)。この種のリテーナは、一般に、側壁部が本体部よりも前方(相手側コネクタに対する嵌合方向の前方)に突出する形態をなし、本体部からの側壁部の突出寸法をコネクタの極数によって異なるものとすることで、正しい組み合わせで各コネクタに装着されるようになっている。
特開2001−332335公報
ところが、上記のような側壁部を有するリテーナは、リテーナが半挿入の場合には、側壁部の前端のみがフード部に突き当たることになる。このため、コネクタを勢い良く嵌合させたときなどには側壁部が変形もしくは破損等し、リテーナが半挿入であるにもかかわらずコネクタの嵌合動作が行われてしまうことが懸念される。
そこで、リテーナの半挿入を確実に検知するために、側壁部の壁厚を増やして強度の向上を図ることが考えられる。しかし、そうするとコネクタが幅方向に大型化してしまうという問題がある。
また、一対の側壁部の内側に、両側壁部の下端(リテーナが半挿入のときにフード部に当接する部分)同士を一体的に連結する連結部を設けて、側壁部を補強することも考えられる。しかしながら、このようにした場合には、ハウジングの壁(リテーナの挿入口が設けられている壁)に、連結部を収容するための凹みを設けなければならず、その分ハウジングの壁が幅方向にわたって薄くなってしまうという問題がある。ハウジングの壁が薄くなると、ハウジングの強度が低下し、また樹脂の流れが悪くなるので、特に、端子に一次係止するランスへの樹脂流れに与える影響が懸念される。そして、この問題に対処するべくハウジングの壁を厚く設定すると、その分コネクタが高さ方向に大型化し、材料費も増加してしまうという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コネクタの大型化を招くことなく、リテーナの半挿入検知を確実に行うことができるコネクタを提供することを目的とする。
本発明は、相手側コネクタのフード部の内側に嵌合するハウジングと、前記ハウジングに挿入されるリテーナとを有し、前記ハウジングには、大小の端子を収容する複数のキャビティがその並列方向の中央部に小型の端子を、両端部に大型の端子を収容するように並列して設けられ、前記リテーナは、前記相手側コネクタに対する嵌合方向と直交する方向、かつ、前記キャビティの並列方向と直交する方向から前記ハウジングに挿入可能とされており、前記小型の端子に係合可能な小型用係合部が中央部に、前記大型の端子に係合可能な大型用係合部が両端部になるように並列して設けられるとともに、該大型用係合部を含む大型用壁部から前記相手側コネクタの嵌合方向前方に向けて延びる底壁部を有する本体部と、前記小型用係合部および前記大型用係合部の並列方向の両端に設けられて前記本体部から前記相手側コネクタへの嵌合方向前方へ突出するとともに前記底壁部と一体に連結された一対の側壁部とを有し、前記小型用係合部は、前記相手側コネクタへの嵌合方向前方の係合面前記大型用係合部の前記係合面よりも前記相手側コネクタへの嵌合方向前方とされ、前記一対の側壁部の前記相手側コネクタへの嵌合方向前方の面より後方とされ、かつ、前記底壁部の前記相手側コネクタへの嵌合方向前方の面とほぼ同等とされ、前記小型用係合部を含む小型用壁部が前記底壁部と一体に連結されており、前記側壁部のうち前記リテーナの前記ハウジングへの挿入方向の後端には、前記相手側コネクタへの嵌合方向の前端部から前記一対の側壁部の内側に向かって突出する補強部を前記底壁部と一体に設けたことに特徴を有する。
このような構成によれば、リテーナが半挿入のときにフード部に突き当たる部分の強度が増しているから、この部分が損傷等して相手側コネクタとの嵌合作業が行われてしまうことを防止でき、確実にリテーナの半挿入を検知することができる。そして、このような補強部を、側壁部のうちリテーナの挿入方向の後端に設け、側壁部の前端部から内側に突出するものとしたから、側壁部の全体の厚さを増やす必要はなく、コネクタを幅方向(キャビティの並列方向)に大型化しなくて済む。また、ハウジングの壁のうち補強部を収容する凹みを設けるために薄くなる部分は、ハウジングの両端部だけで済むので、樹脂流れに与える影響を最小に留めることができ、ハウジングの壁を厚くしなくて済む。すなわち、本発明の構成によれば、コネクタの大型化を招くことなく、リテーナの半挿入検知を確実に行うことができる。
また、このような構成によれば、ハウジングのうち幅方向の両端の壁の厚さは、ハウジングの両端部に小型の端子を収容する場合に比べて必然的に大きくなる。したがって、ハウジングのうち必然的に壁厚の大きくなる部分に、補強部を収容する凹みが設けられる構造となるから合理的であり、樹脂流れに与える影響をさらに小さくすることができる。
本発明によれば、コネクタの大型化を招くことなく、リテーナの半挿入検知を確実に行うことができるコネクタを提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図7によって説明する。
本実施形態におけるコネクタCは、大小の端子を混在して収容する、いわゆるハイブリッドタイプのコネクタであり、フード部52を有する相手側コネクタ50に嵌合可能なものである。以下、各構成部材において、両コネクタC,50における嵌合面側を前方とし、また、図2の上側を上方、下側を下方、左側を左方、右側を右方として説明する。
相手側コネクタ50は合成樹脂製のハウジング51を有し、このハウジング51の略前半部分には、前方に開口する筒状のフード部52が設けられている。フード部52内には、ハウジング51に保持された図示しない相手側端子のタブが、前方に突出して配される。また、フード部52の下壁には、上方に立ち上がる一対のリブ(図示せず)が設けられている。
コネクタCは、相手側コネクタ50のフード部52の内側に嵌合する合成樹脂製のハウジング10を有している。このハウジング10には、許容電流値の大小に対応して大小2種類の端子(図示せず)が収容される。端子は、それぞれ図示しない電線の端末部に接続されるとともに相手側端子のタブと電気的に接続可能な接続部を有している。なお、高電流用の大型の端子と低電流用の小型の端子とでは、接続部の前後長が異なっている。
ハウジング10の幅方向(左右方向)の両端部には、大型の端子を収容する大型キャビティ12Aが形成され、中央部には小型の端子を収容する小型キャビティ12Bが形成されている(図2参照)。大型キャビティ12Aおよび小型キャビティ12Bは、それぞれ上下2段にわけて形成され、各段において大型キャビティ12Aおよび小型キャビティ12Bは、幅方向に略同一高さに並列している。
大型キャビティ12Aは、ハウジング10の両端部に4つずつ設けられ、上段の大型キャビティ12Aと下段の大型キャビティ12Aとは上下方向に揃う位置に配されている。また、小型のキャビティ12Bは、上段に6つ、下段に4つが設けられている。上段の小型キャビティ12Bは、幅方向に等間隔で配され、下段の小型キャビティ12Bは、上段の小型キャビティ12Bと上下方向に揃う位置に形成されるとともに、下段の小型キャビティ12Bのうち最も外端に配された小型キャビティ12Bの内側には、フード部52のリブが通過可能なリブ挿入溝13が形成されている。
大型キャビティ12A群と小型キャビティ12B群との間には、隣り合う小型キャビティ12Bの間の間隔よりも若干大きい間隔が空けられている。また、ハウジング10の周壁のうち下壁10Uは、大型キャビティ12Aの下方の部分が小型キャビティ12Bの下方の部分よりも若干厚くなっている。また、ハウジング10の周壁のうち左壁10Lおよび右壁10Rは、例えば小型キャビティのみが形成されたハウジングの左壁および右壁、または両端部に小型キャビティが形成されたハウジングの左壁および右壁よりも厚くされている。
大小いずれのキャビティ12A,12Bも、ハウジング10の前後方向に貫通して形成されている。各キャビティ12A,12Bの壁面には、上下方向に弾性変位可能とされた片持ち状のランス14A,14Bがそれぞれ形成されている。大型の端子と小型の端子とが、それぞれ各キャビティ12A,12Bに正規の深さ位置に収容されると、各端子の接続部の後端にランス14A,14Bが弾性的に係合して各端子の抜け止めがなされる(一次係止)。なお、各端子が各キャビティ12A,12Bの正規の深さ位置に収容された状態では、小型の端子の接続部同士、および大型の端子の接続部同士の後端位置は左右方向に揃えられ、また大型の端子の接続部の後端は、小型の端子の接続部の後端よりも後方に位置する。
そして、ハウジング10の下壁10Uには、端子に二次係止するリテーナ20が挿入されるリテーナ挿入口15が開口している。リテーナ挿入口15に関しては、リテーナ20について説明した後、詳しく説明する。
コネクタCは、下方(相手側コネクタ50に対する嵌合方向の側方)からハウジング10に挿入されるリテーナ20を有している。リテーナ20は、ハウジング10の幅方向(左右方向)の寸法と略同等の幅寸法を備えた横長形状をなしている。
リテーナ20の本体部21には、大型キャビティ12Aおよび小型キャビティ12Bの前後方向の中間部分にそれぞれ挿入される大型用壁部21Aと小型用壁部21Bとが設けられている。大型用壁部21Aは、小型用壁部21Bの左右両側に設けられ、大型用壁部21Aは、小型用壁部21Bよりも前後方向の幅寸法が小さくされている。
大型用壁部21Aの前方には、底壁部22が設けられている。底壁部22は、大型用壁部21Aの下端と小型用壁部21Bの下端と後述する側壁部31の下端とに一体に設けられた略水平の板状をなしている。この底壁部22は、リテーナ20が本係止位置に取り付けられると、リテーナ挿入口15のうち大型用壁部21Aの前方の部分を塞いだ状態になる。なお、リテーナ挿入口15のうち他の部分は、それぞれ小型用壁部21B、大型用壁部21Aおよび側壁部31により塞がれる。
リテーナ20は、各端子の挿抜を許容する仮係止位置と各端子を抜け止め状態に係止する本係止位置との間を移動可能とされている。リテーナ20は、本係止位置に保持されたときには、全体がハウジング10の内部に収まり、リテーナ20の下面はハウジング10の下面と面一になる。また、リテーナ20は、仮係止位置に保持されたときには、リテーナ20の下端部がハウジング10の下方に突出して配され、底壁部22の全体がハウジング10から下方に突出した状態になる(図2参照)。
底壁部22の一部分は、他の部分よりも後方へ凹んだ形状とされている(以後、この凹んだ部分を治具当て部22Aと称する)。治具当て部22Aの前縁とリテーナ挿入口15の前縁との間には、治具を差し入れ可能な隙間が空く(図7参照)。この隙間に治具の先端を差し入れることで、ハウジング10に挿入されたリテーナ20を容易に取り外すことができる。治具当て部22Aの上面は、前方へ向かって板厚が薄くなる向きに傾斜している(図3参照)。
大型用壁部21Aおよび小型用壁部21Bには、大型貫通孔23Aおよび小型貫通孔23Bがそれぞれ前後方向に貫通して形成されている。大型貫通孔23Aおよび小型貫通孔23Bは、リテーナ20が本係止位置に装着されると、下段に形成された大型キャビティ12Aおよび小型キャビティ12Bにそれぞれ連通する。また、大型貫通孔23Aおよび小型貫通孔23Bの天井となっている上板部24は、上段の大型キャビティ12Aおよび小型キャビティ12Bの下壁を構成する部分であり、この上板部24の上面には、上段の各大型キャビティ12Aおよび各小型キャビティ12Bを仕切る隔壁の位置にあわせて仕切壁25が設けられている。
そして、リテーナ20の本体部21には、大型キャビティ12Aおよび小型キャビティ12Bに収容された大型端子および小型端子に係合する複数の大型用係合部26Aおよび小型用係合部26Bが幅方向に並列して設けられている。
大型用係合部26Aおよび小型用係合部26Bは、各大型貫通孔23Aおよび小型貫通孔23Bに一ずつ、また上板部24の各仕切壁25の間に一ずつ設けられている。大型用係合部26Aおよび小型用係合部26Bは、リテーナ20が仮係止位置にあるときにはそれぞれ大型端子および小型端子と干渉しない位置に退避し、本係止位置に移動したときには各キャビティ12A,12Bに突出して各端子の接続部の後端に係止する。なお、大型用係合部26Aおよび小型用係合部26Bの係合面27A,27B(前面)は、それぞれ大型用壁部21Aおよび小型用壁部21Bの前面と面一に形成され、大型用係合部26Aの係合面27Aは、小型用係合部26Bの係合面27Bよりも後方に位置している。
リテーナ20の幅方向の両端には、一対の側壁部31が設けられている。各側壁部31は、リテーナ20の本体部21から前方および後方に突出する壁状をなしている(図5参照)。各側壁部31は、大型用壁部21Aから前方および後方に略同一寸法だけ突出している。また、側壁部31は、小型用壁部21Bおよび底壁部22よりも前方に突出している。なお、リテーナ20全体を上下方向から見ると略H型をなしている。
一対の側壁部31の前端および後端には、上方へ立ち上がる一対の係止アーム32が設けられている。一対の係止アーム32は互いに対向方向に弾性変位可能とされている。各係止アーム32の先端には、互いの対向方向とは反対側へ突出する係止部32Aが設けられ、一対の係止アーム32のうち後側の係止アーム32はハウジング10の仮係止突起(図示せず)に係合し、前側の係止アーム32は本係止突起(図示せず)に係合する。これによりリテーナ20は、仮係止位置および本係止位置にそれぞれ保持される。
また、各側壁部31には、一対の係止アーム32の間において上方へ立ち上がる中間壁33が設けられている。中間壁33の前後方向の幅寸法は、各係止アーム32の前後方向の幅寸法よりも大きく、大型用壁部21Aの前後方向の幅と同等の寸法とされている。各側壁部31は、大部分が大型用壁部21Aと一体に形成され、上端部のみが大型用壁部21Aの上方へ突出している。なお、係止アーム32と中間壁33とは、略同一の高さ寸法を有している。
そして、各側壁部31の突出部分の下端(リテーナ20のハウジング10への挿入方向の後端)には、補強部34が設けられている。補強部34は、各側壁部31の下端から内側(一対の側壁部31の対向方向)へ突出する板状をなしている。補強部34は、側壁部31の下端から連続して略垂直方向に屈曲された形状をなし、リテーナ20を前方から見ると、補強部34と側壁部31とが略L型をなしている(図4参照)。補強部34の前後方向の寸法は、側壁部31の底壁部22からの突出寸法と等しくされ、補強部34の前端面と側壁部31の前面とは平坦な面(以後、突当面35と称する)を形成している。突当面35は、リテーナ20の本体部21の前面と略平行をなし、コネクタC,50の嵌合方向に対して略直交をなしている。この突当面35は、正面から見ると略L型をなしている。
補強部34は、底壁部22と同等の厚さ寸法(上下方向の寸法)を有し、底壁部22と一体に形成されている。補強部34は、底壁部22から前方へ突出するとともに側壁部31から内側へ突出する形態とされ、上下方向から見ると略正方形をなしている。補強部34の左右方向の寸法は、各側壁部31の壁厚寸法よりも若干大きく、また底壁部22のうち治具当て部22Aと側壁部31との間の部分と略同一の寸法とされている。
リテーナ挿入口15は、全体としてハウジング10の幅方向(各キャビティ12A,12Bの並列方向)に長い略長方形状をなしている(図7参照)。リテーナ挿入口15の両端部は、リテーナ20の側壁部31が挿入される側壁挿入部16とされ、また、側壁挿入部16の間の部分は、リテーナ20の本体部21が挿入される本体挿入部17とされている。
本体挿入部17は、全体として幅方向に細長い略長方形をなし、その前後方向の幅寸法は、略全幅にわたりリテーナ20の小型用壁部21Bの前後方向寸法と同等とされている。そして、本体挿入部17の上方には、下段の大型キャビティ12Aおよび小型キャビティ12Bの前後方向の中間部を分断して上段の各キャビティ12A,12Bに連通する空洞が形成されている。また、本体挿入部17の上方に形成された空洞のうちリテーナ20の大型用壁部21Aが挿入される部分の前後方向の幅寸法は、大型用壁部21Aの前後方向の幅寸法に合わせて狭くされている。これにより、本体挿入部17のうち大型用壁部21Aが挿入される部分には、底壁部22の厚さ寸法と同等の深さ寸法で底壁収容部18が凹み形成される形態となり、リテーナ20が本係止位置にあるときには底壁収容部18に底壁部22が嵌まった状態になる。
側壁挿入部16は、全体として前後方向に細長い略長方形をなし、その前端部および後端部は、本体挿入部17から前方および後方に突出している。両側壁挿入部16は、ハウジング10の左壁10Lおよび右壁10Rに形成されている(図2参照)。各側壁挿入部16の上方には、側壁部31が収容される空洞が形成され、その壁面には側壁部31の係止アーム32が係止可能な仮係止突起および本係止突起が形成されている。なお、本係止突起は後側の壁面に、仮係止突起は前側の壁面に形成され、また本係止突起は仮係止突起よりも深い位置(上方の位置)に形成されている。
そして、本体挿入部17の幅方向の両端には、リテーナ20の補強部34が収容される補強収容部19が形成されている。補強収容部19は、本体挿入部17の底壁収容部18および側壁挿入部16と連続してハウジング10の下壁10Uに凹み形成されたものであり、その深さ寸法は、底壁収容部18の深さ寸法と同等である。補強収容部19は、その大部分が、ハウジング10の左壁10Lまたは右壁10Rの範囲内に形成されている。
なお、ハウジング10の下壁10Uには、治具用凹部18Aが形成されている。治具用凹部18Aは、リテーナ挿入口15の周縁部のうち治具当て部22Aが収容される部分の前方に形成されている。治具用凹部18Aは、リテーナ挿入口15の底壁収容部18よりも浅く凹み形成されたものであり、治具当て部22Aへの治具の挿入を容易にしている。
次に、上記のように構成された本実施形態の作用および効果について説明する。
まず、コネクタCを相手側コネクタ50に嵌合する前に、リテーナ20を仮係止位置に保持して後方から各端子を各キャビティ12A,12Bに挿入し、全ての端子を挿入した後で、リテーナ20を本係止位置へ押し込む。すると、リテーナ20の大型用係合部26Aおよび小型用係合部26Bがそれぞれ端子に係合し、各端子は、ランス14A,14Bとリテーナ20とにより二重に抜け止めされた状態になる。そして、コネクタCを相手側コネクタ50に向けて押し込むと、ハウジング10の内部に完全に収容されたリテーナ20がフード部52と干渉することはないので、ハウジング10はフード部52の内側にスムーズに嵌合し、両コネクタC,50は正規の嵌合状態に至る。
一方、端子を各キャビティ12A,12Bに挿入し終えた後に、リテーナ20を本係止位置に移動させることを失念してしまったり、リテーナ20を本係止位置に移動させたつもりでも、完全にリテーナ20が押し込まれないで留め置かれてしまったりする場合がある。このような場合には、リテーナ20はハウジング10から下端部が突出した状態になり、コネクタCを相手側コネクタ50に向けて押し込むと、下端部において最も前側に位置する突当面35がフード部52の開口端に突き当たり、それ以上の嵌合動作が規制される。これにより、リテーナ20が本係止位置に完全に押し込まれないで半挿入状態となっていることが検知される。ここで、従来のように、側壁部の前端のみがフード部52に付き当たる構成の場合には、側壁部が破損等して両コネクタが無理に嵌合してしまい、リテーナが半挿入であることを検知できないおそれがある。そうすると、端子を確実に二重係止することができないおそれがある。また、リテーナ20は、本係止位置に押し込まれる際に、端子が正規の深さまで挿入されていない場合には、端子を前方へ押して正規の位置に至らしめる機能を有している。しかし、端子およびリテーナが半挿入のままでコネクタが無理に嵌合すると、中途半端に押し込まれたリテーナ20が、端子を変形させてしまう事態も懸念される。
しかしながら、本実施形態においては、側壁部31の突出端部に内側に突出する補強部34を設けることで、リテーナ20が半挿入のときにフード部52に突き当たる部分の強度が増しているから、この部分が損傷等して相手側コネクタ50との嵌合作業が行われてしまうことを防止でき、確実にリテーナ20の半挿入を検知することができる。そして、このような補強部34を、側壁部31の下端のみに設け、各側壁部31の前端部から内側に突出するものとしたから、側壁部31の全体の厚さを増やす必要はなく、コネクタCを幅方向(キャビティ12A,12Bの並列方向)に大型化しなくて済む。また、補強部34は、リテーナ20の本体部21の両端部のみに形成されているので、補強部34を収容するためにハウジング10の下壁10Uが薄くなる部分(補強収容部19が形成された部分)は、ハウジング10の両端部だけで済む。したがって、樹脂流れに与える影響は最小に留められるので、ハウジング10の壁を厚くしなくて済む。すなわち、本発明の構成によれば、コネクタCの大型化を招くことなく、リテーナ20の半挿入検知を確実に行うことができる。
なお、側壁部31と補強部34とは一体に設けられているから、ハウジング10が相手側コネクタ50に対して斜めに傾いて押し込まれた場合にも側壁部31の損傷等を防ぐことができる。すなわち、補強部と側壁部とをリテーナの幅方向に離れた位置に形成した場合には、ハウジングがフード部52に対して若干斜めに押し込まれたときには、補強部と側壁部とのいずれかのみに突き当たってしまい、損傷等を免れないおそれがある。しかし、本実施形態では、側壁部31と補強部34とは一体に設けられているので、突き当たる力は必ず側壁部31と補強部34とに分担して受け持たれ、ハウジング10が斜めに押し込まれても確実にリテーナ20の半挿入を検知することができる。
また、ハウジング10は、大小の端子が収容されるものであって、ハウジング10のうち幅方向の中央部に小型の端子を、両端部に大型の端子を収容するものであるから、ハウジング10の左壁10Lおよび右壁10Rの厚さは、ハウジングの両端部に小型の端子を収容する場合に比べて必然的に大きくなる。したがって、ハウジング10のうち必然的に壁厚の大きくなる部分に、補強部34を収容する補強収容部19が設けられる構造となるから合理的である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態では、本発明を、いわゆるハイブリッドタイプのコネクタCに適用したが、これに限らず、本発明は様々なタイプのコネクタCに適用することができる。
(2)本実施形態では、補強部34は、底壁部22から前方へ突出するとともに側壁部31から内側へ突出する形態とされ、上下方向から見ると略正方形をなしているが、補強部34の形状はこれに限らず、例えば、後方へ向かって左右方向の幅が少しずつ小さくなる台形状とされていてもよい。
本実施形態のコネクタにおいて半挿入のリテーナがフード部に突き当たった様子を表す断面図 リテーナが仮係止位置に保持されているコネクタの正面図 リテーナの外観斜視図 同正面図 同平面図 図4のA−A断面図 半挿入のリテーナがフード部に突き当たった様子を表す下面図
符号の説明
C…コネクタ
10…ハウジング
12A,12B…キャビティ
20…リテーナ
21…本体部
26A…大型用係合部
26B…小型用係合部
31…側壁部
34…補強部
50…相手側コネクタ
52…フード部

Claims (1)

  1. 相手側コネクタのフード部の内側に嵌合するハウジングと、前記ハウジングに挿入されるリテーナとを有し、
    前記ハウジングには、大小の端子を収容する複数のキャビティがその並列方向の中央部に小型の端子を、両端部に大型の端子を収容するように並列して設けられ、
    前記リテーナは、
    前記相手側コネクタに対する嵌合方向と直交する方向、かつ、前記キャビティの並列方向と直交する方向から前記ハウジングに挿入可能とされており、
    前記小型の端子に係合可能な小型用係合部が中央部に、前記大型の端子に係合可能な大型用係合部が両端部になるように並列して設けられるとともに、該大型用係合部を含む大型用壁部から前記相手側コネクタの嵌合方向前方に向けて延びる底壁部を有する本体部と、
    前記小型用係合部および前記大型用係合部の並列方向の両端に設けられて前記本体部から前記相手側コネクタへの嵌合方向前方へ突出するとともに前記底壁部と一体に連結された一対の側壁部とを有し、
    前記小型用係合部は、前記相手側コネクタへの嵌合方向前方の係合面前記大型用係合部の前記係合面よりも前記相手側コネクタへの嵌合方向前方とされ、前記一対の側壁部の前記相手側コネクタへの嵌合方向前方の面より後方とされ、かつ、前記底壁部の前記相手側コネクタへの嵌合方向前方の面とほぼ同等とされ、
    前記小型用係合部を含む小型用壁部が前記底壁部と一体に連結されており、
    前記側壁部のうち前記リテーナの前記ハウジングへの挿入方向の後端には、前記相手側コネクタへの嵌合方向の前端部から前記一対の側壁部の内側に向かって突出する補強部を前記底壁部と一体に設けたことを特徴とするコネクタ。
JP2008146110A 2008-06-03 2008-06-03 コネクタ Active JP5181843B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008146110A JP5181843B2 (ja) 2008-06-03 2008-06-03 コネクタ
DE102009020822A DE102009020822B4 (de) 2008-06-03 2009-05-11 Verbinder
US12/467,371 US7828607B2 (en) 2008-06-03 2009-05-18 Connector
CN200910145635XA CN101599591B (zh) 2008-06-03 2009-05-27 连接器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008146110A JP5181843B2 (ja) 2008-06-03 2008-06-03 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009295349A JP2009295349A (ja) 2009-12-17
JP5181843B2 true JP5181843B2 (ja) 2013-04-10

Family

ID=41335110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008146110A Active JP5181843B2 (ja) 2008-06-03 2008-06-03 コネクタ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7828607B2 (ja)
JP (1) JP5181843B2 (ja)
CN (1) CN101599591B (ja)
DE (1) DE102009020822B4 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4252603B2 (ja) * 2007-01-31 2009-04-08 タイコエレクトロニクスアンプ株式会社 電気コネクタ
JP5556568B2 (ja) * 2010-10-08 2014-07-23 住友電装株式会社 コネクタ
JP5707252B2 (ja) * 2011-06-24 2015-04-22 矢崎総業株式会社 コネクタ
US8951066B2 (en) * 2011-07-22 2015-02-10 Lear Corporation Electrical connector
JP5814316B2 (ja) * 2013-08-28 2015-11-17 トヨタ自動車株式会社 コネクタ
US9153894B2 (en) * 2013-11-11 2015-10-06 Yazaki North America, Inc. Terminal position assurance with dual primary lock reinforcement and independent secondary lock
JP6176544B2 (ja) 2015-07-16 2017-08-09 住友電装株式会社 コネクタ
JP6560273B2 (ja) * 2017-02-06 2019-08-14 矢崎総業株式会社 嵌合コネクタ
CN107221811B (zh) * 2017-07-03 2023-06-02 凡甲电子(苏州)有限公司 电连接器及具有该电连接器的电连接器组合
US10276966B1 (en) * 2017-12-04 2019-04-30 Te Connectivity Corporation Electrical connector with alignment plate and seal

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2510545Y2 (ja) * 1991-09-04 1996-09-11 矢崎総業株式会社 端子の二重係止機構を有するコネクタ
JP2594373Y2 (ja) * 1993-01-14 1999-04-26 住友電装株式会社 コネクタ
JP2725756B2 (ja) * 1993-09-01 1998-03-11 矢崎総業株式会社 端子係止具付コネクタ
JP2797923B2 (ja) * 1993-09-20 1998-09-17 住友電装株式会社 コネクタ
JP3074433B2 (ja) * 1994-03-17 2000-08-07 矢崎総業株式会社 二重係止確認可能なコネクタ
JP3175575B2 (ja) * 1996-02-14 2001-06-11 住友電装株式会社 コネクタ
JP3120725B2 (ja) * 1996-03-13 2000-12-25 住友電装株式会社 リテーナ付きコネクタ
JP3171112B2 (ja) * 1996-06-26 2001-05-28 住友電装株式会社 リテーナ
JP3666358B2 (ja) 2000-05-24 2005-06-29 住友電装株式会社 コネクタハウジング
JP2003142195A (ja) * 2001-11-05 2003-05-16 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JP4100255B2 (ja) * 2003-05-28 2008-06-11 住友電装株式会社 コネクタ
JP4356567B2 (ja) * 2004-09-09 2009-11-04 住友電装株式会社 コネクタ
JP2006244709A (ja) * 2005-02-02 2006-09-14 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ、コネクタ検査装置およびコネクタ検査方法
JP4752655B2 (ja) * 2006-07-19 2011-08-17 住友電装株式会社 コネクタ
JP4730237B2 (ja) * 2006-07-20 2011-07-20 住友電装株式会社 コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
DE102009020822A1 (de) 2009-12-24
DE102009020822B4 (de) 2012-08-16
CN101599591B (zh) 2012-08-08
US20090298353A1 (en) 2009-12-03
US7828607B2 (en) 2010-11-09
CN101599591A (zh) 2009-12-09
JP2009295349A (ja) 2009-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5181843B2 (ja) コネクタ
JP6865725B2 (ja) コネクタ
JP6235199B2 (ja) コネクタ
US8678866B2 (en) Lance of a connector having two contact portions
US8147261B2 (en) Connector
US8708739B2 (en) Connector
KR100644179B1 (ko) 커넥터 및 커넥터 조립체
US7488221B2 (en) Connector
JP2020149948A (ja) コネクタ
JP4420014B2 (ja) 自動車搭載用の電気接続箱
CN110945722B (zh) 连接器
JP4544065B2 (ja) コネクタ
JP5610946B2 (ja) コネクタ
US7695325B2 (en) Connector
US8337255B2 (en) Connector and series of connectors
JP7144293B2 (ja) コネクタ
US11728589B2 (en) Connector
JP7389405B2 (ja) コネクタ
JP2013008516A (ja) コネクタ
WO2024057857A1 (ja) コネクタ
JP4089604B2 (ja) コネクタ
JP7469175B2 (ja) コネクタ
JP3840927B2 (ja) コネクタ
JP2024082070A (ja) コネクタ、及び、コネクタ対
JP6128056B2 (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091005

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091005

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101028

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120529

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120711

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121005

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20121015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121231

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5181843

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160125

Year of fee payment: 3