JP5180686B2 - バックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置 - Google Patents

バックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5180686B2
JP5180686B2 JP2008144454A JP2008144454A JP5180686B2 JP 5180686 B2 JP5180686 B2 JP 5180686B2 JP 2008144454 A JP2008144454 A JP 2008144454A JP 2008144454 A JP2008144454 A JP 2008144454A JP 5180686 B2 JP5180686 B2 JP 5180686B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
backbone
fuel injection
fuel
intake
intake passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008144454A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008261340A (ja
JP2008261340A5 (ja
Inventor
万仁 堀田
健一郎 池田
俊二 赤松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2008144454A priority Critical patent/JP5180686B2/ja
Publication of JP2008261340A publication Critical patent/JP2008261340A/ja
Publication of JP2008261340A5 publication Critical patent/JP2008261340A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5180686B2 publication Critical patent/JP5180686B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J37/00Arrangements of fuel supply lines, taps, or the like, on motor cycles or engine-assisted cycles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K2202/00Motorised scooters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Description

本発明は,フロントフォークを支持するヘッドパイプから後方下向きに傾斜して直線状に延び前半直線部,この前半直線部より緩傾斜で後方下向きに直線状に延びる後半直線部及び両直線部間を連続的に連結する中間屈曲部からなるバックボーンと,このバックボーンの後端に一体に結合してリアフォークを支持するリアフレームとで車体フレームを構成し,そのリアフレームに,前記バックボーンの下方でシリンダブロック及びシリンダヘッドを前方に向かって略水平に突出させるエンジンを取付け,前記シリンダヘッドの上面に開口する吸気ポートと,前記バックボーンの前端部に配置されるエアクリーナとの間を,前記バックボーンの下方に配置されて概ね後方下向きに傾斜する吸気通路を介して接続し,この吸気通路の中間部にスロットル弁を設け,前記バックボーン,シリンダブロック,シリンダヘッド,エアクリーナ及び吸気通路を覆うレッグシールドを前記車体フレームに取付けたバックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置に関する。
かゝるバックボーン型自動二輪車は,本出願人会社の製造に係る,商品名「スーパーカブ」の小型自動二輪車として,世界的に普及しており,それにおいては前記吸気通路の中間部に気化器が介裝されている(例えば下記特許文献1参照)。
実公昭62−39993号公報
上記バックボーン型自動二輪車において,車体フレームやエンジンのレイアウトを変更せずに,前記気化器に代えて燃料噴射弁を前記吸気通路に取付けようとすると,該燃料噴射弁から噴射燃料をエンジンのシリンダヘッドの上面に開口する吸気ポートに確実に指向させるためには,どうしても前記吸気通路の上側壁に取付ける必要がある。しかしながら,前記吸気通路の上方にはフレームのバックボーンが比較的近接して配置されているので,燃料噴射弁は,このバックボーンと干渉し易く,前記吸気通路の上側壁に簡単には取付けことができない。
そこで,本発明は,従来の車体フレームやエンジンのレイアウトを変更せずとも,車体フレームのバックボーンに干渉されずに,燃料噴射弁を前記吸気通路の上側壁に取付けることができて,該弁からシリンダヘッドの吸気ポートに向かって燃料を噴射し得るようにした,前記バックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,フロントフォークを支持するヘッドパイプから後方下向きに傾斜して直線状に延び前半直線部,この前半直線部より緩傾斜で後方下向きに直線状に延びる後半直線部及び両直線部間を連続的に連結する中間屈曲部からなるバックボーンと,このバックボーンの後端に一体に結合してリアフォークを支持するリアフレームとで車体フレームを構成し,そのリアフレームに,前記バックボーンの下方でシリンダブロック及びシリンダヘッドを前方に向かって略水平に突出させるエンジンを取付け,前記シリンダヘッドの上面に開口する吸気ポートと,前記バックボーンの前端部に配置されるエアクリーナとの間を,前記バックボーンの下方に配置されて概ね後方下向きに傾斜する吸気通路を介して接続し,この吸気通路の中間部にスロットル弁を設け,前記バックボーン,シリンダブロック,シリンダヘッド,エアクリーナ及び吸気通路を覆うレッグシールドを前記車体フレームに取付けたバックボーン型自動二輪車において,前記吸気通路を,前記シリンダヘッドの上面から立ち上がりながら前記バックボーンに沿って前方に屈曲する第1屈曲部と,前記エアクリーナの下面から下がりながら前記バックボーンに沿って後方に屈曲する第2屈曲部と,前記第1及び第2屈曲部間を連結すべく直線状に延びる直線部とで構成し,前記吸気通路の,前記スロットル弁より下流側の前記第1屈曲部の上端壁に立設されて,前記シリンダヘッドの吸気ポートに向かって下向きに燃料を噴射する燃料噴射弁を,前記バックボーンの下方で且つそれの中間屈曲部の外側曲線の中点よりも前方に配置し,この燃料噴射弁の鉛直方向に延びる下方延長軸線と前記吸気ポートの下流端を開閉する吸気弁の軸線とが前記吸気ポート内で交差するようにし,この燃料噴射弁の上端に接続される燃料供給管を,それの上流端部側が後方下向きとなるように前記バックボーンの下側面に沿って傾斜配置し,この燃料供給管の上流端部に,前記バックボーンに沿って配置されて燃料ポンプに連なる燃料導管を接続し,前記燃料噴射弁及び燃料供給管の上部を前記バックボーンにより,同下部を前記シリンダヘッドにより,同前面を前記吸気通路により,同左右側部を前記レッグシールドによりそれぞれ覆ったことを第1の特徴とする。
また本発明は,第1の特徴に加えて,前記吸気通路の直線部には前記スロットル弁を配置すると共に,このスロットル弁を,回動軸が前記バックボーンの軸線と直交する水平方向に配置されるバタフライ型に構成し,前記第1屈曲部の,前記吸気ポートに対向する上側壁に,水平方向の上端面と,この上端面に開口する鉛直方向の装着孔とを有するボスを一体に形成し,前記装着孔に前記燃料噴射弁の下端部を嵌装して,その燃料噴孔が開口する下端面を前記第1屈曲部の吸気通路内に臨ませたことを第2の特徴とする
尚,実施例における吸気管23の中間の屈曲部が本発明の第1屈曲部に対応し、実施例におけるホーン管22の中間の屈曲部が本発明の第2屈曲部に対応し、実施例における吸気道24aが本発明の直線部に対応する。
本発明の第1の特徴によれば,エアクリーナ及び吸気ポート間を結ぶ吸気通路は,該吸気通路とバックボーンとの間にスペースを確保すべくシリンダヘッドの上面から立ち上がりながらバックボーンに沿って前方に屈曲する第1屈曲部と,エアクリーナの下面から下がりながらバックボーンに沿って後方に屈曲する第2屈曲部と,第1及び第2屈曲部間を連結すべくバックボーンに沿って延びて直線部とで構成されるので,吸気通路は,バックボーンとの間に前記スペースを確保することになり,従来の車体フレームやエンジンのレイアウトを変更せずとも,バックボーン及び吸気通路間の狭小なスペースを合理的に利用して,吸気通路の上側壁に取り付けられる燃料噴射弁を燃料供給管と共に収めながら,この燃料噴射弁から略水平姿勢のシリンダヘッドの吸気ポートに向かって下向きに燃料を噴射することができる。
しかも吸気通路は,全体としては後方下向きに傾斜することになり,吸気抵抗を小さくしてエンジンEの出力向上に寄与し得る。
また,燃料噴射弁の上端に接続される燃料供給管を,それの上流端部側が後方下向きとなるようにバックボーンの下側面に沿って傾斜配置するので,燃料供給管を,バックボーン及び燃料噴射弁間の狭小な空間にバックボーンに干渉されることなく容易に配置することができる。またその燃料供給管の上流端部に接続される燃料導管がバックボーンに沿って配置されるので,燃料導管がバックボーンから大きくみ出すこともなく,他物との干渉を容易に回避することができる。
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の実施例と参考例とに基づいて以下に説明する。
図1〜図4は本発明の参考例を示すもので,図1はバックボーン型自動二輪車の側面図,図2は同自動二輪車のエンジン及び吸気系周りの側面図,図3は図2の吸気系における燃料噴射装置周りの拡大側面図図,図4は図3の4矢視図,図5は本発明の実施例を示す,図3と同様の側面図である。
先ず,図1〜図4により本発明の参考例について説明する。図1において,自動二輪車Mの車体フレームFは,前端のヘッドパイプ1の後側面に溶接されて,後方下向きに傾斜して延びる鋼管からなるバックボーンFfと,このバックボーンFfの後端に溶接される鋼板製のリアフレームFrとか構成される。ヘッドパイプ1には,前輪Wfを軸支するフロントフォーク2が操向可能に枢支され,リアフレームFrには,後輪Wrを軸支するリアフォーク3が枢支され,このリアフォーク3とリアフレームFr間にリアクッション4が連結される。またリアフレームFrの上面にサドル5が取付けられ,このサドル5の直下のリアフレームFr内に燃料タンク6が収納,保持される。さらにリアフレームFrの前端には,バックボーンFfとの結合点の下方において,エンジンEのクランクケース7が取付けられる。エンジンEは,クランクケース7の前面から突出して略水平に配置されるシリンダブロック8を有し,その前面にシリンダヘッド9が接合される。バックボーンFfの前端部にはエアクリーナ10が取付けられ,これとシリンダヘッド9の吸気ポート(図2参照)との間が,バックボーンFfの下方に配置される吸気通路12を介して接続される。
上記バックボーンFf,シリンダブロック8,シリンダヘッド9,エアクリーナ10及び吸気通路12は,車体フレームFに取付けられるレッグシールド13により覆われる。
図2及び図3に示すように,前記バックボーンFfは,ヘッドパイプ1に結合して後方下向きに傾斜して直線状に延びる前半直線部14aと,この前半直線部14aより緩傾斜で後方下向きに直線状に延びてリアフレームFrに結合する後半直線部14bと,これら両直線部14a,14b間を連続的に結合する,曲率半径Rの中間屈曲部14cとからなっている。その中間屈曲部14cの下方にシリンダヘッド9が位置しており,シリンダヘッド9の上面に吸気ポート11が開口している。この吸気ポート11の燃焼室16への開口端は吸気弁15により開閉される。
前記エアクリーナ10は,バックボーンFfの前半直線部14aの直下に配置されて前面を開放したクリーナケース17と,このクリーナケース17に結合されてその開放面を閉じるケースカバー18と,これらクリーナケース17及びケースカバー18間に挟持されるクリーナエレメント19と,ケースカバー18の上端に連結される入口ダクト20とから構成され,クリーナケース17の底壁に吸気通路12の接続孔21が設けられている。そして入口ダクト20及びクリーナケース17がバックボーンFfの前半直線部14aにねじ止めされる。
以上は,従来の小型自動二輪車のレイアウトと変わりがない。
前記吸気通路12は,前記接続孔21に嵌着されてクリーナケース17内に突入したホーン管22と,前記吸気ポート11に連通すべくシリンダヘッド9の上面に結合される吸気管23と,これらホーン管22及び吸気管23の間を接続するスロットルボディ24とから構成される。ホーン管22は,中間に鈍角の屈曲部を持ち,下流側開口端を後方下向きした略L字状をなしており,また吸気管23も,中間に鈍角の屈曲部を持ち,上流側開口端を前方上向きにした略L字状をなしている。即ち,吸気管23は,シリンダヘッド9の上面から立ち上がりながらバックボーンFfに沿って前方に屈曲しており,特に,その屈曲は,シリンダヘッド9との接合面から開始している。このように屈曲した吸気管23とバックボーンFfとの間にはスペースSが確保される。前記両管22,23を接続すべく傾斜して配置されるスロットルボディ24は,両管22,23の内部を連通する直線状の吸気道24aを有し,この吸気道24aを開閉するバタフライ型のスロットル弁25が,その回動軸25aをバックボーンFfの軸線Yと直交する水平方向に向けてスロットルボディ24に軸支される。前記吸気管23は,そのシリンダヘッド9上面との接合面と,スロットルボディ24の下流端との接合面とが鋭角をなすように形成される。こうして,吸気通路12は,概ねバックボーンFfに沿ってその下方に配置される。
略L字状の吸気管23の屈曲部の上側壁に電磁式の燃料噴射弁30が立設される。即ち,吸気管23の屈曲部の上側壁には,水平方向の上端面と,この上端面に開口する鉛直方向の弁装着孔26とを有するボス27が一体に形成され,その弁装着孔26に燃料噴射弁30の下端部がシール部材28を介して嵌装される。この燃料噴射弁30の上端面には燃料入口が,下端面には燃料噴孔がそれぞれ開口しており,その下端面は吸気管23内に臨んでいる。この燃料噴射弁30は,その鉛直方向に延びる下方延長軸線Jと前記吸気弁12の軸線Vとが前記吸気ポート11内で交差するように配置され,その燃料噴孔からの噴射燃料31が前記吸気ポート11の特に吸気弁15により開閉される下流端に向かうようになっている。また燃料噴射弁30は,その上端が前記バックボーンFfの中間屈曲部14cにおける外側曲線14caの中点32より前方にくるように配置される。
図3及び図4に示すように,燃料噴射弁30の上端部には,燃料供給管34の側壁に開口する装着孔35がシール部材36を介して嵌合される。この燃料供給管34は,バックボーンFfの直下において,バックボーンFfの軸線Yと直交して水平に,即ち車体の左右方向に配置される。この燃料供給管34に一端には,前記燃料タンク6内に配設される燃料ポンプ38(図1参照)の吐出ポートに連なる燃料導管39が接続され,またその他端には,噴射圧力レギュエータ40が連結される。こうして,吸気管23の上側壁に立設される燃料噴射弁30と,その上端部に接続される燃料供給管34とは,燃料噴射弁30をバックボーンFfの下方で且つそれの中間屈曲部14cの外側曲線14caの中点32よりも前方に配置すると共に燃料供給管34をバックボーンFfの下面に対向接近させながら,前記スペースSに収められる。またこれら燃料噴射弁30及び燃料供給管34の上部は前記バックボーンFfにより,同下部は前記シリンダヘッド9により,同前面は前記吸気通路12により,同左右側部は前記レッグシールド13によりそれぞれ覆われる。
図4に示すように,噴射圧力レギュエータ40は,燃料供給管34に連通する燃料室41を有するレギュエータボディ42と,ブースト負圧室43を有してレギュエータボディ42に結合されるキャップ44と,レギュエータボディ42及びキャップ44間に挟持されて上記燃料室41及びブースト負圧室43間を仕切るダイヤフラム45とを備える。レギュエータボディ42の中心部には,燃料戻し孔46が開口する弁座47が設けられ,この弁座47に着座し得る弁体48がダイヤフラム45の中心部に首振り可能に付設される。そしてこの弁体48をダイヤフラム45を介して弁座47側に付勢する弁ばね49が
ブースト負圧室43に収容される。ブースト負圧室43は,負圧導管50を介して前記吸気管23内に連通し,燃料戻し孔46は,燃料戻し管51を介して前記燃料タンク6に連通する。さらに燃料室41には燃料フィルタ52が設けられる。
次に,この参考例の作用について説明する。
エンジンEの作動中,噴射圧力レギュエータ40の燃料室41には,燃料タンク6内の燃料が燃料ポンプ38により燃料導管39及び燃料供給管34を通して圧送され,その燃料圧力は弁体48を弁座47から離座する方向にダイヤフラム45に作用する。一方,ブースト負圧室43には,吸気管23内のブースト負圧が負圧導管50を通して導入され,このブースト負圧は,弁ばね49の荷重方向とは反対に,弁体48を弁座47から離座する方向にダイヤフラム45に作用する。したがって,エンジンEの負荷が小さくてブースト負圧が高い時は,燃料室41の燃料による弁体48の開弁圧力は低く,エンジンEの負荷が大きくてブースト負圧が低い時は,燃料室41の燃料による弁体48の開弁圧力は高くなり,弁体48の開弁時,燃料室41から燃料戻し孔46に流出した燃料戻し管51を通して燃料タンク6に還流する。こうして燃料供給管34内に燃料圧力は,エンジンEの負荷に応じて制御される。
而して,エンジンEの吸気行程時,吸気弁15が開くと共に,燃料噴射弁30が励磁されて開弁すると,上記のように圧力制御された燃料が該弁30から噴射され,その噴射燃料31は吸気ポート11の,吸気弁15により開放された下流端に向かうので,エアクリーナ10で濾過されて吸気通路12を流下する吸入空気と共に効率良く燃料室41に吸入される。したがって,噴射燃料31の管壁への付着によるロスが少なく,燃費の低減に寄与し得る。またエアクリーナ10及び吸気ポート11間を結ぶ吸気通路12は,ホーン管22及び吸気管23が鈍角に屈曲するだけで,全体としては後方下向きに傾斜しているので,吸気抵抗が小さくなり,エンジンEの出力向上に寄与し得る。
ところで,燃料噴射弁30は,吸気管23の屈曲部の上側壁に立設され,該弁30がバックボーンFfの中間屈曲部14cにおける外側曲線の中点32より前方にくるように配置されるので,従来の車体フレームFやエンジンEのレイアウトを変更せずとも,バックボーンFf及び吸気通路12間の狭小なスペースSを合理的に利用して,該吸気通路12の上側壁に燃料噴射弁30を取付けることができ,したがって上述のように該弁30から吸気ポート11の特に下流端に向かって燃料を噴射することが可能となる。
また燃料噴射弁30の上端に連結する燃料供給管34は,バックボーンFfの軸線と直交して水平に配置されるので,バックボーンFf及び燃料噴射弁30間の狭小な空間に燃料供給管34を,バックボーンFfに干渉されることなく容易に配置することができる。
次に,図5により,本発明の実施例について説明する。
の実施例では,燃料噴射弁30の上端に接続される燃料供給管(34)が,それの上流端部側が後方下向きとなるようにバックボーンFfの下側面に沿って傾斜配置される点,この燃料供給管34の上流端部にバックボーンFfに沿って配置される燃料導管39が接続される点,及び燃料供給管34の前端に噴射圧力レギュエータ40のレギュエータボディ42が一体に連設される点を除けば,前記参考例と同様構成であり,図中,前記参考例との対応部分には,同一の参照符号を付して,その説明を省略する。
而して,燃料供給管34が,それの上流端部側が後方下向きとなるようにバックボーンFfの下側面に沿って傾斜配置されるされるので,この場合もバックボーンFf及び燃料噴射弁30間の狭小な空間に燃料供給管34を,バックボーンFfに干渉されることなく容易に配置することができる。またその燃料供給管34の後端に接続される燃料導管39がバックボーンFfに沿って配置されるので,燃料導管39がバックボーンFfから大きくみ出すこともなく,他物との干渉を容易に回避することができる。
本発明は上記各実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
本発明の第1実施例を示すバックボーン型自動二輪車の側面図。 同自動二輪車のエンジン及び吸気系周りの側面図。 図2の吸気系における燃料噴射装置周りの拡大側面図図。 図3の4矢視図。 本発明の第2実施例を示す,図3と同様の側面図。
E・・・・・エンジン
F・・・・・車体フレーム
Ff・・・・バックボーン
Fr・・・・リアフレーム
J・・・・・燃料噴射弁の下方延長軸線
S・・・・・スペース
V・・・・・吸気弁の軸線
Y・・・・・バックボーンの軸線
1・・・・・ヘッドパイプ
2・・・・・フロントフォーク
3・・・・・リアフォーク
8・・・・・シリンダブロック
9・・・・・シリンダヘッド
10・・・・エアクリーナ
11・・・・吸気ポート
12・・・・吸気通路
14a・・・前半直線部
14b・・・後半直線部
14c・・・中間屈曲部
14ca・・中間屈曲部の下面
15・・・・吸気弁
22・・・・第2屈曲部(吸気管)
23・・・・第1屈曲部(ホーン管)
24a・・・直線部(吸気道)
25・・・・スロットル弁
30・・・・燃料噴射弁
34・・・・燃料供給管
38・・・・燃料ポンプ
39・・・・燃料導管


Claims (2)

  1. フロントフォーク(2)を支持するヘッドパイプ(1)から後方下向きに傾斜して直線状に延び前半直線部(14a),この前半直線部(14a)より緩傾斜で後方下向きに直線状に延びる後半直線部(14b)及び両直線部(14a,14b)間を連続的に連結する中間屈曲部(14c)からなるバックボーン(Ff)と,このバックボーン(Ff)の後端に一体に結合してリアフォーク(3)を支持するリアフレーム(Fr)とで車体フレーム(F)を構成し,そのリアフレーム(Fr)に,前記バックボーン(Ff)の下方でシリンダブロック(8)及びシリンダヘッド(9)を前方に向かって略水平に突出させるエンジン(E)を取付け,前記シリンダヘッド(9)の上面に開口する吸気ポート(11)と,前記バックボーン(Ff)の前端部に配置されるエアクリーナ(10)との間を,前記バックボーン(Ff)の下方に配置されて概ね後方下向きに傾斜する吸気通路(12)を介して接続し,この吸気通路(12)の中間部にスロットル弁(25)を設け,前記バックボーン(Ff),シリンダブロック(8),シリンダヘッド(9),エアクリーナ(10)及び吸気通路(12)を覆うレッグシールド(13)を前記車体フレーム(F)に取付けたバックボーン型自動二輪車において,
    前記吸気通路(12)を,前記シリンダヘッド(9)の上面から立ち上がりながら前記バックボーン(Ff)に沿って前方に屈曲する第1屈曲部(23)と,前記エアクリーナ(10)の下面から下がりながら前記バックボーン(Ff)に沿って後方に屈曲する第2屈曲部(22)と,前記第1及び第2屈曲部(22,23)間を連結すべく直線状に延びる直線部(24a)とで構成し,
    前記吸気通路(12)の,前記スロットル弁(25)より下流側の前記第1屈曲部(23)の上端壁に立設されて,前記シリンダヘッド(9)の吸気ポート(11)に向かって下向きに燃料を噴射する燃料噴射弁(30)を,前記バックボーン(Ff)の下方で且つそれの中間屈曲部(14c)の外側曲線(14ca)の中点(32)よりも前方に配置し,この燃料噴射弁(30)の鉛直方向に延びる下方延長軸線(J)と前記吸気ポート(11)の下流端を開閉する吸気弁(15)の軸線(V)とが前記吸気ポート(11)内で交差するようにし,
    この燃料噴射弁(30)の上端に接続される燃料供給管(34)を,それの上流端部側が後方下向きとなるように前記バックボーン(Ff)の下側面に沿って傾斜配置し,この燃料供給管(34)の上流端部に,前記バックボーン(Ff)に沿って配置されて燃料ポンプ(38)に連なる燃料導管(39)を接続し,
    前記燃料噴射弁(30)及び燃料供給管(34)の上部を前記バックボーン(Ff)により,同下部を前記シリンダヘッド(9)により,同前面を前記吸気通路(12)により,同左右側部を前記レッグシールド(13)によりそれぞれ覆ったことを特徴とする,バックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置。
  2. 請求項1記載のバックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置において,
    前記吸気通路(12)の直線部(24a)には前記スロットル弁(25)を配置すると共に,このスロットル弁(25)を,回動軸(25a)が前記バックボーン(Ff)の軸線と直交する水平方向に配置されるバタフライ型に構成し,前記第1屈曲部(23)の,前記吸気ポート(11)に対向する上側壁に,水平方向の上端面と,この上端面に開口する鉛直方向の装着孔(26)とを有するボス(27)を一体に形成し,前記装着孔(26)に前記燃料噴射弁(30)の下端部を嵌装して,その燃料噴孔が開口する下端面を前記第1屈曲部(23)の吸気通路(12)内に臨ませたことを特徴とする,バックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置。
JP2008144454A 2008-06-02 2008-06-02 バックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置 Expired - Fee Related JP5180686B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008144454A JP5180686B2 (ja) 2008-06-02 2008-06-02 バックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008144454A JP5180686B2 (ja) 2008-06-02 2008-06-02 バックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05469599A Division JP4555413B2 (ja) 1999-03-02 1999-03-02 バックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008261340A JP2008261340A (ja) 2008-10-30
JP2008261340A5 JP2008261340A5 (ja) 2010-08-12
JP5180686B2 true JP5180686B2 (ja) 2013-04-10

Family

ID=39983977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008144454A Expired - Fee Related JP5180686B2 (ja) 2008-06-02 2008-06-02 バックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5180686B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5414423B2 (ja) 2009-08-28 2014-02-12 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両
JP5264690B2 (ja) * 2009-12-10 2013-08-14 本田技研工業株式会社 スクータ型車両

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2997750B2 (ja) * 1990-08-08 2000-01-11 ヤマハ発動機株式会社 燃料噴射式エンジン
JPH04234565A (ja) * 1991-01-07 1992-08-24 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃料噴射装置
JP3071260B2 (ja) * 1991-09-26 2000-07-31 マツダ株式会社 エンジンの吸気装置
JPH0642433A (ja) * 1991-11-08 1994-02-15 Yamaha Motor Co Ltd 燃料噴射式エンジン
JPH06298151A (ja) * 1993-04-19 1994-10-25 Suzuki Motor Corp 自動二輪車の4サイクルエンジン
JPH0742654A (ja) * 1993-07-28 1995-02-10 Suzuki Motor Corp 燃料噴射式2サイクルエンジン
JP3586740B2 (ja) * 1996-03-05 2004-11-10 ヤマハ発動機株式会社 アンダーボーン型自動二輪車のエンジン吸気構造
JPH10212980A (ja) * 1997-01-31 1998-08-11 Yamaha Motor Co Ltd 4サイクルエンジン
DE19712591A1 (de) * 1997-03-26 1998-10-01 Bosch Gmbh Robert Brennstoffeinspritzventil und Verfahren zur Herstellung sowie Verwendung eines Brennstoffeinspritzventils

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008261340A (ja) 2008-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4555413B2 (ja) バックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置
US8662518B2 (en) Vehicle with rotatable fuel tank
JP5520623B2 (ja) 燃料供給装置
JP2011073629A (ja) スクータ型車両
US20120060799A1 (en) Vehicle fuel supply device
JP4730244B2 (ja) 自動二輪車の吸気装置
JP5315192B2 (ja) 自動二輪車の燃料供給装置
JP5513271B2 (ja) 車両の燃料供給装置
JP2008230492A (ja) 自動二輪車の燃料供給装置
JP5180686B2 (ja) バックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置
JP4673870B2 (ja) バックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置
JP5011422B2 (ja) 車両の燃料供給装置
JP2008261340A5 (ja)
JP4648132B2 (ja) 小型車両における気化器配設構造
JP6006977B2 (ja) 自動二輪車の吸気装置
JP5180988B2 (ja) バックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置
JP4999822B2 (ja) 自動二輪車
JP2007297049A5 (ja)
JP5380337B2 (ja) 小型車両におけるスロットルボディへの配線構造
JP5778947B2 (ja) 鞍乗り型車両の排気浄化装置
JP2005138820A (ja) 鞍乗り型車両
JP5513943B2 (ja) パワーユニットの吸気系構造
JP5018164B2 (ja) 自動二輪車
JP6309406B2 (ja) 鞍乗型車両
JP2005069232A (ja) 自動二輪車の燃料系配置構造

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110427

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110620

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110803

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111104

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20111111

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20120113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130111

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees