JP5180988B2 - バックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置 - Google Patents

バックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置 Download PDF

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本発明は、フロントフォークを支持するヘッドパイプから後方下向きに傾斜して直線状に延びる前半直線部、この前半直線部より緩傾斜で後方下向きに直線状に延びる後半直線部及び両直線部間を連続的に連結する中間屈曲部からなるバックボーンと、このバックボーンのバックボーンの後端に一体に結合してリアフォークを支持するリアフレームとで車体フレームを構成し、そのリアフレームに、前記バックボーンの下方でシリンダブロック及びシリンダヘッドを前方に向かって略水平に突出させるエンジンを取付け、前記シリンダヘッドと、前記バックボーンの前端部に取り付けたエアクリーナとの間を、前記バックボーンの下方に配置されて概ね後方下向きに傾斜する吸気通路を介して接続し、この吸気通路の中間部にスロットル弁を設けたバックボーン型自動二輪車に関し、特に前記吸気通路に燃料噴射弁を備えるようにした、バックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置に関する。
かゝるバックボーン型自動二輪車は、本出願人会社の製造に係る、商品名「スーパーカブ」の小型自動二輪車として、世界的に普及しており、それにおいては前記吸気通路の中間部に気化器が介裝されている(例えば下記特許文献1参照)。
実公昭62−39993号公報
上記バックボーン型自動二輪車において、車体フレームやエンジンのレイアウトを変更せずに、前記気化器に代えて燃料噴射弁を前記吸気通路に取付けようとすると、該燃料噴射弁から噴射燃料をエンジンのシリンダヘッドの上面に開口する吸気ポートに確実に指向させるためには、どうしても前記吸気通路の上側壁に取付ける必要がある。しかしながら、前記吸気通路の上方にはフレームのバックボーンが比較的近接して配置されているので、燃料噴射弁は、このバックボーンと干渉し易く、前記吸気通路の上側壁に簡単には取付けことができない。
そこで、本発明は、従来の車体フレームやエンジンのレイアウトを変更せずとも、車体フレームのバックボーンに干渉されずに、燃料噴射弁を前記吸気通路の上側壁に取付けることができて、該燃料噴射弁からシリンダヘッドの吸気ポートに向かって燃料を噴射し得るようにした、前記バックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、フロントフォークを支持するヘッドパイプから後方下向きに傾斜して直線状に延びる前半直線部、この前半直線部より緩傾斜で後方下向きに直線状に延びる後半直線部及び両直線部間を連続的に連結する中間屈曲部からなる単一のバックボーンと、このバックボーンの後端に一体に結合してリアフォークを支持するリアフレームとで車体フレームを構成し、そのリアフレームに、前記バックボーンの下方でシリンダブロック及びシリンダヘッドを前方に向かって略水平に突出させるエンジンを取付け、前記シリンダヘッドに形成されて該シリンダヘッド上面に上向きに開口した吸気ポートと、前記バックボーンの前端部に取り付けたエアクリーナとの間を、前記バックボーンの下方に配置されて概ね後方下向きに傾斜する吸気通路を介して接続し、この吸気通路の中間部にスロットル弁を設けたバックボーン型自動二輪車において、
前記吸気通路を、前記シリンダヘッドの上面から立ち上がりながら前記バックボーンに沿って前方に鈍角で屈曲する第1屈曲部と、前記エアクリーナの下面から下がりながら前記バックボーンに沿って後方に鈍角で屈曲する第2屈曲部と、前記第1及び第2屈曲部間を連結すべく前記バックボーンに沿って直線状に延びる直線部とで構成し、前記第1屈曲部の、前記吸気ポートに対向する上側壁に、鉛直方向の装着孔を有するボスを形成し、前記装着孔に燃料噴射弁の下端部を嵌装して、この燃料噴射弁を、それの軸線が側面視で前記中間屈曲部の外側曲線の中点よりも前方においてバックボーンの軸線と前記第1屈曲部の上側曲線とにそれぞれ斜交するよう、鉛直方向に配置し、前記燃料噴射弁の、燃料噴孔が開口する下端面を前記第1屈曲部の吸気通路内に臨ませて、該燃料噴孔から燃料を、前記シリンダヘッドの上面に開口する前記吸気ポートに向かって下方へ噴射するようにし、前記燃料噴射弁と、その燃料噴射弁の上端部に接続される燃料供給管とを、前記吸気通路及び前記バックボーン間のスペースに、前記燃料供給管を前記バックボーンの下面に対向近接させながら収めたことを第1の特徴とする。
さらに本発明は、第1の特徴に加えて、前記スロットル弁を、前記直線部で吸気通路を開閉するバタフライ弁型に構成すると共に、このスロットル弁の回動軸を、車両の平面視で前記バックボーンの軸線と直交する水平方向に配置したことを第の特徴とする。
さらにまた本発明は、第の特徴に加えて、前記燃料噴射弁の上端に、車両の平面視で前記バックボーンの軸線と直交する水平方向に延びる燃料供給管を連結したことを第の特徴とする。
さらにまた本発明は、第の特徴に加えて、前記燃料噴射弁の上端に、前記バックボーンの下側面に沿って配置される燃料供給管を連結したことを第の特徴とする。
さらにまた本発明は、第の特徴に加えて、前記燃料噴射弁及び前記燃料供給管の上部を前記バックボーンにより、同下部を前記シリンダヘッドにより、同前面を前記吸気通路により、同左右側部を、前記バックボーンを覆うように前記車体フレームに取り付けられるレッグシールドによりそれぞれ覆ったことを第の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、従来の車体フレームやエンジンのレイアウトを変更せずとも、バックボーン及び吸気通路間の狭小なスペースを合理的に利用して、吸気通路の上側壁に燃料噴射弁を鉛直姿勢で取り付け、この燃料噴射弁から略水平姿勢のシリンダヘッドの吸気ポートに向かって下向きに燃料を噴射することができる。したがって、その噴射燃料の吸気通路内壁への付着によるロスが少なく、燃費の低減に寄与し得る。
しかもエアクリーナ及び吸気ポート間を結ぶ吸気通路は、該吸気通路とバックボーンとの間にスペースを確保すべくシリンダヘッドの上面から立ち上がりながらバックボーンに沿って前方に屈曲する第1屈曲部と、エアクリーナの下面から下がりながらバックボーンに沿って後方に屈曲する第2屈曲部と、第1及び第2屈曲部間を連結すべくバックボーンに沿って延びて直線部とで構成されるので、吸気通路は、全体としては後方下向きに傾斜しているので、吸気抵抗が小さくなり、エンジンEの出力向上に寄与し得る。
本発明の第の特徴によれば、バックボーン及び燃料噴射弁間の狭小な空間を利用して燃料供給管を配置することができる。
本発明の第4の特徴によれば、同じくバックボーン及び燃料噴射弁間の狭小な空間を利用して燃料供給管を配置することができる。
本発明の実施の形態を、添付図面に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
図1〜図4は本発明の第1実施例を示すもので、図1はバックボーン型自動二輪車の側面図、図2は同自動二輪車のエンジン及び吸気系周りの側面図、図3は図2の吸気系における燃料噴射装置周りの拡大側面図図、図4は図3の4矢視図、図5は本発明の第2実施例を示す、図3と同様の側面図である。
先ず、図1〜図4により本発明の第1実施例について説明する。図1において、自動二輪車Mの車体フレームFは、前端のヘッドパイプ1の後側面に溶接されて、後方下向きに傾斜して延びる鋼管からなるバックボーンFfと、このバックボーンFfの後端に溶接される鋼板製のリアフレームFrとか構成される。ヘッドパイプ1には、前輪Wfを軸支するフロントフォーク2が操向可能に枢支され、リアフレームFrには、後輪Wrを軸支するリアフォーク3が枢支され、このリアフォーク3とリアフレームFr間にリアクッション4が連結される。またリアフレームFrの上面にサドル5が取付けられ、このサドル5の直下のリアフレームFr内に燃料タンク6が収納、保持される。さらにリアフレームFrの前端には、バックボーンFfとの結合点の下方において、エンジンEのクランクケース7が取付けられる。エンジンEは、クランクケース7の前面から突出して略水平に配置されるシリンダブロック8を有し、その前面にシリンダヘッド9が接合される。バックボーンFfの前端部にはエアクリーナ10が取付けられ、これとシリンダヘッド9の吸気ポート(図2参照)との間が、バックボーンFfの下方に配置される吸気通路12を介して接続される。
上記バックボーンFf、シリンダブロック8、シリンダヘッド9、エアクリーナ10及び吸気通路12は、車体フレームFに取付けられるレッグシールド13により覆われる。
図2及び図3に示すように、前記バックボーンFfは、ヘッドパイプ1に結合して後方下向きに傾斜して直線状に延びる前半直線部14aと、この前半直線部14aより緩傾斜で後方下向きに直線状に延びてリアフレームFrに結合する後半直線部14bと、これら両直線部14a,14b間を連続的に結合する、曲率半径Rの中間屈曲部14cとからなっている。その中間屈曲部14cの下方にシリンダヘッド9が位置しており、シリンダヘッド9の上面に吸気ポート11が開口している。この吸気ポート11の燃焼室16への開口端は吸気弁15により開閉される。
前記エアクリーナ10は、バックボーンFfの前半直線部14aの直下に配置されて前面を開放したクリーナケース17と、このクリーナケース17に結合されてその開放面を閉じるケースカバー18と、これらクリーナケース17及びケースカバー18間に挟持されるクリーナエレメント19と、ケースカバー18の上端に連結される入口ダクト20とから構成され、クリーナケース17の底壁に吸気通路12の接続孔21が設けられている。そして入口ダクト20及びクリーナケース17がバックボーンFfの前半直線部14aにねじ止めされる。
以上は、従来の小型自動二輪車のレイアウトと変わりがない。
前記吸気通路12は、前記接続孔21に嵌着されてクリーナケース17内に突入したホーン管22と、前記吸気ポート11に連通すべくシリンダヘッド9の上面に結合される吸気管23と、これらホーン管22及び吸気管23の間を接続するスロットルボディ24とから構成される。ホーン管22は、中間に鈍角の屈曲部を持ち、下流側開口端を後方下向きにした略L字状をなしており、また吸気管23も、中間に鈍角の屈曲部を持ち、上流側開口端を前方上向きにした略L字状をないしている。即ち、吸気管23は、シリンダヘッド9の上面から立ち上がりながらバックボーンFfに沿って前方に鈍角で屈曲しており、特に、その屈曲は、シリンダヘッド9との接合面から開始している。このように屈曲した吸気管23とバックボーンFfとの間にはスペースSが確保される。前記両管22,23を接続すべく傾斜して配置されるスロットルボディ24は、両管22,23の内部を連通する直線状の吸気道24aを有し、この吸気道24aを開閉するバタフライ型のスロットル弁25が、その回動軸25aを車両の平面視でバックボーンFfの軸線Yと直交する水平方向に向けてスロットルボディ24に軸支される。こうして、吸気通路12は、概ねバックボーンFfに沿ってその下方に配置される。
略L字状の吸気管23の屈曲部もしくはその近傍の上側壁に電磁式の燃料噴射弁30が立設される。即ち、吸気管23の屈曲部もしくはその近傍の上側壁には、水平方向の上端面と、この上端面に開口する鉛直方向の弁装着孔26とを有するボス27が一体に形成され、その弁装着孔26に燃料噴射弁30の下端部がシール部材28を介して嵌装される。この燃料噴射弁30の上端面には燃料入口が、下端面には燃料噴孔がそれぞれ開口している。この燃料噴射弁30の、燃料噴孔が開口する下端面は吸気管23内に臨んでいて、該燃料噴孔からの噴射燃料がシリンダヘッド9の上面に開口する吸気ポート11の、特に吸気弁15により開閉される下流端に向かうようになっている。且つ燃料噴射弁30の上端は前記バックボーンFfの中間屈曲部14cにおける外側曲線の中点32より前方にくるように配置される。こうして燃料噴射弁30の軸線Zは、側面視でバックボーンFfの中間屈曲部14cの下側曲線14caと屈曲した吸気管23の上側曲線23aとに斜交するように鉛直方向に配置される。
図3及び図4に示すように、燃料噴射弁30の上端部には、燃料供給管34の側壁に開口する装着孔35がシール部材36を介して嵌合される。この燃料供給管34は、バックボーンFfの直下において、車両の平面視でバックボーンFfの軸線Yと直交して水平に、即ち車体の左右方向に配置される。この燃料供給管34に一端には、前記燃料タンク6内に配設される燃料ポンプ38(図1参照)の吐出ポートに連なる燃料導管39が接続され、またその他端には、噴射圧力レギュレータ40が連結される。こうして、吸気管23の上側壁に立設される燃料噴射弁30と、その上端部に接続される燃料供給管34とは、その燃料供給管34をバックボーンFfの中間屈曲部14cの下面に対向近接させながら前記スペースSに収められる。またこれら燃料噴射弁30及び燃料供給管34の上部は前記バックボーンFfにより、同下部は前記シリンダヘッド9により、同前面は前記吸気通路12により、同左右側部は前記レッグシールド13によりそれぞれ覆われる。
図4に示すように、噴射圧力レギュレータ40は、燃料供給管34に連通する燃料室41を有するレギュレータボディ42と、ブースト負圧室43を有してレギュレータボディ42に結合されるキャップ44と、レギュレータボディ42及びキャップ44間に挟持されて上記燃料室41及びブースト負圧室43間を仕切るダイヤフラム45とを備える。レギュレータボディ42の中心部には、燃料戻し孔46が開口する弁座47が設けられ、この弁座47に着座し得る弁体48がダイヤフラム45の中心部に首振り可能に付設される。そしてこの弁体48をダイヤフラム45を介して弁座47側に付勢する弁ばね49がブースト負圧室43に収容される。ブースト負圧室43は、負圧導管50を介して前記吸気管23内に連通し、燃料戻し孔46は、燃料戻し管51を介して前記燃料タンク6に連通する。さらに燃料室41には燃料フィルタ52が設けられる。
次に、この第1実施例の作用について説明する。
エンジンEの作動中、噴射圧力レギュレータ40の燃料室41には、燃料タンク6内の燃料が燃料ポンプ38により燃料導管39及び燃料供給管34を通して圧送され、その燃料圧力は弁体48を弁座47から離座する方向にダイヤフラム45に作用する。一方、ブースト負圧室43には、吸気管23内のブースト負圧が負圧導管50を通して導入され、このブースト負圧は、弁ばね49の荷重方向とは反対に、弁体48を弁座47から離座する方向にダイヤフラム45に作用する。したがって、エンジンEの負荷が小さくてブースト負圧が高い時は、燃料室41の燃料による弁体48の開弁圧力は低く、エンジンEの負荷が大きくてブースト負圧が低い時は、燃料室41の燃料による弁体48の開弁圧力は高くなり、弁体48の開弁時、燃料室41から燃料戻し孔46に流出した燃料戻し管51を通して燃料タンク6に還流する。こうして燃料供給管34内に燃料圧力は、エンジンEの負荷に応じて制御される。
而して、エンジンEの吸気行程時、吸気弁15が開くと共に、燃料噴射弁30が励磁されて開弁すると、上記のように圧力制御された燃料が該弁30から噴射され、その噴射燃料31は吸気ポート11の、吸気弁15により開放された下流端に向かうので、エアクリーナ10で濾過されて吸気通路12を流下する吸入空気と共に効率良く燃料室41に吸入される。したがって、噴射燃料31の管壁への付着によるロスが少なく、燃費の低減に寄与し得る。またエアクリーナ10及び吸気ポート11間を結ぶ吸気通路12は、ホーン管22及び吸気管23が鈍角に屈曲するだけで、全体としては後方下向きに傾斜しているので、吸気抵抗が小さくなり、エンジンEの出力向上に寄与し得る。
ところで、燃料噴射弁30は、吸気管23の屈曲部又はその近傍の上側壁に立設され、この燃料噴射弁30の軸線Zが、側面視でバックボーンFfの中間屈曲部14cの下側曲線14caと屈曲した吸気管23の上側曲線23aとに斜交するように鉛直方向に配置されること、並びに燃料噴射弁30及び燃料供給管34が、その燃料供給管34を前記中間屈曲部14cの下面に対向近接させながら、前記吸気通路12及び前記バックボーンFf間のスペースSに収められることで、従来の車体フレームFやエンジンEのレイアウトを変更せずとも、バックボーンFf及び吸気通路12間の狭小なスペースSを合理的に利用して、該吸気通路12の上側壁に燃料噴射弁30を取付けることができ、したがって上述のように該弁30から吸気ポート11の特に下流端に向かって燃料を噴射することが可能となる。
また燃料噴射弁30の上端に連結する燃料供給管34は、車両の平面視でバックボーンFfの軸線と直交して水平に配置されるので、バックボーンFf及び燃料噴射弁30間の狭小な空間に燃料供給管34を、バックボーンFfに干渉されることなく容易に配置することができる。 次に、図5により、本発明の第2実施例について説明する。
この第2実施例では、燃料噴射弁30の上端に連結する燃料供給管34がバックボーンFfの下側面に沿って後方下向き傾斜に配置される点、この燃料供給管34の後端にバックボーンFfに沿って配置される燃料導管39が接続される点、及び燃料供給管34の前端に噴射圧力レギュレータ40のレギュレータボディ42が一体に連設される点を除けば、前実施例と同様構成であり、図中、前実施例との対応部分には、同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
而して、燃料供給管34がバックボーンFfの下側面に沿って後方下向き傾斜に配置されるので、この場合もバックボーンFf及び燃料噴射弁30間の狭小な空間に燃料供給管34を、バックボーンFfに干渉されることなく容易に配置することができる。またその燃料供給管34の後端に接続される燃料導管39がバックボーンFfに沿って配置されるので、燃料導管39がバックボーンFfから大きく食み出すこともなく、他物との干渉を容易に回避することができる。
本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
本発明の第1実施例を示すバックボーン型自動二輪車の側面図。 同自動二輪車のエンジン及び吸気系周りの側面図。 図2の吸気系における燃料噴射装置周りの拡大側面図図。 図3の4矢視図。 本発明の第2実施例を示す、図3と同様の側面図。
E・・・・・エンジン
F・・・・・車体フレーム
Ff・・・・バックボーン
Fr・・・・リアフレーム
S・・・・・スペース
Y・・・・・バックボーンの軸線
Z・・・・・燃料噴射弁の軸線
1・・・・・ヘッドパイプ
2・・・・・フロントフォーク
3・・・・・リアフォーク
8・・・・・シリンダブロック
9・・・・・シリンダヘッド
10・・・・エアクリーナ
11・・・・吸気ポート
12・・・・吸気通路
14a・・・バックボーンの前半直線部
14b・・・バックボーンの後半直線部
14c・・・バックボーンの中間屈曲部
14ca・・中間屈曲部の下側曲線
25・・・・スロットル弁
22・・・・第2屈曲部(ホーン管)
23・・・・第1屈曲部(吸気管)
23a・・・第1屈曲部の上側曲線
24・・・・直線部(スロットルボディ)
30・・・・燃料噴射弁
34・・・・燃料供給管

Claims (5)

  1. フロントフォーク(2)を支持するヘッドパイプ(1)から後方下向きに傾斜して直線状に延びる前半直線部(14a)、この前半直線部(14a)より緩傾斜で後方下向きに直線状に延びる後半直線部(14b)及び両直線部(14a,14b)間を連続的に連結する中間屈曲部(14c)からなる単一のバックボーン(Ff)と、このバックボーン(Ff)後端に一体に結合してリアフォーク(3)を支持するリアフレーム(Fr)とで車体フレーム(F)を構成し、そのリアフレーム(Fr)に、前記バックボーン(Ff)の下方でシリンダブロック(8)及びシリンダヘッド(9)を前方に向かって略水平に突出させるエンジン(E)を取付け、前記シリンダヘッド(9)に形成されて該シリンダヘッド(9)上面に上向きに開口した吸気ポート(11)と、前記バックボーン(Ff)の前端部に取り付けたエアクリーナ(10)との間を、前記バックボーン(Ff)の下方に配置されて概ね後方下向きに傾斜する吸気通路(12)を介して接続し、この吸気通路(12)の中間部にスロットル弁(25)を設けたバックボーン型自動二輪車において、
    前記吸気通路(12)を、前記シリンダヘッド(9)の上面から立ち上がりながら前記バックボーン(Ff)に沿って前方に鈍角で屈曲する第1屈曲部(23)と、前記エアクリーナ(10)の下面から下がりながら前記バックボーン(Ff)に沿って後方に鈍角で屈曲する第2屈曲部(22)と、前記第1及び第2屈曲部(23,22)間を連結すべく前記バックボーン(Ff)に沿って直線状に延びる直線部(24)とで構成し、
    前記第1屈曲部(23)の、前記吸気ポート(11)に対向する上側壁に、鉛直方向の装着孔(26)を有するボス(27)を形成し、
    前記装着孔(26)に燃料噴射弁(30)の下端部を嵌装して、この燃料噴射弁(30)を、それの軸線(Z)が側面視で前記中間屈曲部(14c)の外側曲線(14ca)の中点(32)よりも前方においてバックボーン(Ff)の軸線(Y)と前記第1屈曲部(23)の上側曲線(23a)とにそれぞれ斜交するよう、鉛直方向に配置し、
    前記燃料噴射弁(30)の、燃料噴孔が開口する下端面を前記第1屈曲部(23)の吸気通路(12)内に臨ませて、該燃料噴孔から燃料を、前記シリンダヘッド(9)の上面に開口する前記吸気ポートに向かって下方へ噴射するようにし
    前記燃料噴射弁(30)と、その燃料噴射弁(30)の上端部に接続される燃料供給管(34)とを、前記吸気通路(12)及び前記バックボーン(Ff)間のスペース(S)に、前記燃料供給管(34)を前記バックボーンの下面に対向近接させながら収めたことを特徴とする、バックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置
  2. 請求項1記載のバックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置において、
    前記スロットル弁(25)を、前記直線部(24)で吸気通路(12)を開閉するバタフライ弁型に構成すると共に、このスロットル弁(25)の回動軸(25a)を、車両の平面視で前記バックボーン(Ff)の軸線(Y)と直交する水平方向に配置したことを特徴とする、バックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置。
  3. 請求項記載の自動二輪車用の燃料供給装置において、
    前記燃料噴射弁(30)の上端に、車両の平面視で前記バックボーン(Ff)の軸線(Y)と直交する水平方向に延びる燃料供給管(34)を連結したことを特徴とする、バックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置。
  4. 請求項記載の自動二輪車用の燃料供給装置において、
    前記燃料噴射弁(30)の上端に、前記バックボーン(Ff)の下側面に沿って配置される燃料供給管(34)を連結したことを特徴とする、バックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置。
  5. 請求項記載の自動二輪車用の燃料供給装置において、
    前記燃料噴射弁(30)及び前記燃料供給管(34)の上部を前記バックボーン(Ff)により、同下部を前記シリンダヘッド(9)により、同前面を前記吸気通路(12)により、同左右側部を、前記バックボーン(Ff)を覆うように前記車体フレーム(F)に取り付けられるレッグシールド(13)によりそれぞれ覆ったことを特徴とする、バックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置。
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