JP5170809B2 - 液封防振装置 - Google Patents

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Description

この発明は自動車のエンジンマウント等に使用される液封防振装置に係り、特にキャビテーション現象により発生する異音を効果的に低減できるとともに高減衰を実現できるようにしたものに関する。
この種の液封防振装置において、大荷重入力時に主液室内が瞬間的に負圧になることがあり、このとき作動液の一部が気化するキャビテーション現象が発生し、これに伴う異音が発生するので、この異音を防止できるようにしたものが種々提案されている。
このうちの一つとして、仕切部材に設けた貫通穴内へ弾性可動膜を配置してその外周部を貫通穴の内面へ接離自在とし、大振幅の入力があったとき、弾性可動膜の外周部を変形させて副液室内へ突出させることにより、大量の作動液をリークさせるための間隙を形成するものもある(特許文献1参照)。
特開2006−132615号公報
ところで、弾性可動膜を利用する構造の場合、微小振幅の振動が入力しても弾性可動膜が弾性変形することにより、外周部のシールが不完全となって、加圧時にもリークが生じる場合があり、このようなリークが生じると減衰性能を低下させてしまうことになる。そこで本出願人は弾性可動膜の液圧吸収に関与しない固定部よりも外周側にリリーフバルブを設けたものを提案している。
ところが、このリリーフバルブを弾性変形容易な薄膜で構成すると、その弾力等の設定によっては、非リーク時において、主液室の液圧変動によりリリーフバルブが弾性変形して液圧変動を吸収する場合がある。
しかし、例えば、10Hz程度の振動により液柱共振して高減衰を得るダンピングオリフィスを設けた場合には、リリーフバルブの液圧吸収によりダンピングオリフィスの働きが弱くなって所定の高減衰を達成できなくなる場合が考えられる。一方、リリーフバルブを弾性変形しない程度に硬くすると、キャビテーション現象を阻止するリリーフバルブとしての機能に支障が生じる。
そこで、本願はリリーフバルブによるキャビテーション現象を阻止するという本来の機能を保持しつつ、同時に高減衰を得ることができるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため液封防振装置に係る請求項1の発明は、一対の取付相手の一方へ取付けられる第1取付部材と、他方へ取付けられる第2取付部材と、これら第1及び第2取付部材間を防振連結するインシュレータと、
このインシュレータを壁部の一部として作動液体が封入された主液室と、
この主液室と仕切部材を介してオリフィス通路により連通され、壁部の少なくとも一部がダイヤフラムで形成される副液室とを備え、
前記仕切部材は、主液室の内圧変動を吸収する円形の弾性可動膜と、
この弾性可動膜の外周部に設けられた固定部を支持する枠部材とを備え、
この枠部材の前記固定部を支持する部分外周側に主液室と副液室を連通し、リリーフバルブで開閉されるリーク通路を設けた液封防振装置において、
前記リリーフバルブは、
前記固定部の外周部へ一体に設けられ、
径方向外方側が前記主液室へ近づくように斜め上がりの斜面をなして、前記主液室側へ向かって開放された凹部を囲み、
前記固定部へ接続する基部と、外周部先端側のシート面とを備え、
このシート面が、前記環状隔壁に密着して閉弁状態となり、前記環状隔壁から離れると開弁状態になるとともに、
前記リリーフバルブに開閉時の曲げ起点となる薄肉部を設けて曲げ用薄肉部としたことを特徴とする。
請求項2の発明は、上記請求項1において、前記曲げ用薄肉部を、前記主液室側に開放された溝である開閉調整溝により構成したことを特徴とする。
請求項3の発明は上記請求項1において、前記曲げ用薄肉部を除くリリーフバルブは、少なくとも曲げ用薄肉部の1.5倍以上の肉厚を有するように厚肉に形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は上記請求項2又は3のいずれかにおいて、前記開閉調整溝が前記リリーフバルブの前記基部に周方向へ長く設けられていることを特徴とする。
請求項5の発明は上記請求項2〜4のいずれかにおいて、前記開閉調整溝が前記リリーフバルブの外周部に径方向へ延びる溝状に形成されていることを特徴とする。
請求項6の発明は上記請求項1から5のいずれかにおいて、前記主液室の液圧がかかる方向を略垂直方向とした場合において、前記リリーフバルブの外周部を径方向へ略水平に張り出させ、この張り出し部を前記副液室側から略水平面上で支持するストッパ部を仕切部材に設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、曲げ用薄肉部を設けることにより曲げ用薄肉部を除くリリーフバルブの他の部分を曲げ易くする必要がなくなるので、曲げ用薄肉部を除くリリーフバルブの他の部分の肉厚を、曲げ用薄肉部よりも厚くして高剛性とし、主液室の液圧変動を吸収しにくくすることにより、ダンピングオリフィスによる高減衰を可能にする。このため、確実なキャビテーション現象の阻止と高減衰の実現を両立させることができる。
請求項2の発明によれば、リリーフバルブに開閉時の曲げ起点となる開閉調整溝を設け、この開閉調整溝部分が設けられて薄肉になった部分を曲げ用薄肉部としたので、リリーフバルブを開閉するときは、開閉調整溝を曲げ起点となって曲げ用薄肉部が容易に曲がるため、リリーフバルブの開閉を速やかにすることができるようになり、キャビテーション現象を確実に阻止できる。
請求項3の発明によれば、曲げ用薄肉部を除くリリーフバルブの肉厚を、少なくとも曲げ用薄肉部の1.5倍以上の肉厚を有するようにすることで、曲げ用薄肉部を除くリリーフバルブを十分に厚肉で高剛性にすることができ、剛性と曲げ易さの適正なバランスをとりやすくなる。
請求項4の発明によれば、開閉調整溝をリリーフバルブの基部に周方向へ長く設けたので、周方向へ長い開閉調整溝に沿ってリリーフバルブを折り曲げることができ、リリーフバルブを周方向へ長く設けた場合において開閉を容易に行わせることができる。
請求項5の発明によれば、開閉調整溝をリリーフバルブの外周部に径方向へ延びる溝状に形成したので、この開閉調整溝を起点にして、リリーフバルブの周方向両側を折り曲げて、中間部の開閉調整溝部分を最も径方向内方へ押し込むので、開弁時の開口面積を大きくすることができる。
請求項6の発明によれば、主液室の液圧がかかる方向を略垂直方向とした場合において、リリーフバルブの外周部を径方向へ略水平に張り出させ、この張り出し部を副液室側から略水平面上で支持するストッパ部を仕切部材に設けたので、張り出し部とストッパ部は主液室側の液圧を垂直方向で受け止めることができ、閉弁を確実にすることができる。
以下、図面に基づいて自動車用エンジンマウントとして構成された実施例を説明する。図1乃至図10は第1実施例に係り、このうち図1はエンジンマウントの縦断面図、図2は構成各部を分解した図である。図1は主たる振動の入力方向Zに沿ってカットした断面でもある。なお、以下の説明において、上下左右等の各方向は図1における図示状態を基準とする。
これらの図において、このエンジンマウントは、振動源であるエンジン(図示省略)側へ取付けられる第1取付部材1と、振動受け側である車体(同上)へ取付けられる第2取付部材2と、これらの間を連結するインシュレータ3とを備える。インシュレータ3はゴム等の公知の防振用弾性部材で構成され、振動に対する防振主体部となる弾性体であり、Z方向より第1取付部材1へ入力した振動はまずインシュレータ3の弾性変形により吸収される。
インシュレータ3は略円錐台形断面で内側にドーム状部4を備え、このドーム状部4により下方へ開放された凹部が形成され、この凹部内に非圧縮性の作動液が封入されて主液室5をなしている。
主液室5は仕切部材6により副液室7と区画され、仕切部材6の外周部内にZ方向から見て円弧状に形成されたオリフィス通路8により連通されている(オリフィス通路8の両端における各液室との連通口は本図で見えていない)。オリフィス通路8は、10〜11Hz程度のシェイク振動等からなる低周波数の振動に対して共振することにより高減衰を得ることができるダンピングオリフィスとして設定されている。
副液室7はダイヤフラム10と仕切部材6の間に形成され、ダイヤフラム10を壁部の一部としている。
第2取付部材2は円筒形の外筒金具11を備え、この外筒金具11を必要によりブラケット12を介して車体側へ取付けるようになっている。外筒金具11は第2取付部材2の一部をなしている。
外筒金具11の内側には、インシュレータ3の延長部13が一体化され、延長部13は仕切部材6の高さと同じ程度下方へ延出して外筒金具11の内面を一体に覆っている。延長部13の上部で主液室5に臨む部分は厚肉部の段差14をなし、ここで仕切部材6の外周端部を位置決めしている。
図2に明らかなように、仕切部材6は、上下に分離される上プレート15と下ホルダ16とで弾性可動膜30を中央部に挟持し、弾性可動膜30の径方向外方にオリフィス通路8(図1)を設けてある。また弾性可動膜30の外周部にはリリーフバルブ33を設け、主液室5側のリーク穴19及び副液室7側のリーク穴29を連通するリーク通路を開閉し、開いたとき副液室7側から主液室5側へ作動液をリークさせるようになっている。さらに、弾性可動膜30は上プレート15の中央上開口18及び下ホルダ16の中央下開口28を通して主液室5及び副液室7に臨み、主液室5の液圧変動により弾性変形して内圧変動を吸収するようになっている。
ダイヤフラム10は、薄肉の本体部10aと、その外周部に一体形成された厚肉部10bを備え、厚肉部10bには固定用リング10cがインサートされて一体化している。固定用リング10cの外周面からは厚肉部10bの一部であるシール部10dが径方向外方へ突出している。固定用リング10cはシール部10dを介して外筒金具11の内側へ圧入されている。固定用リング10cの上下各端面は露出しており、上端面は下ホルダ16の底部外周へ当接している。固定用リング10cの下端面は外筒金具11の下端部にてカシメ固定されている。
このエンジンマウントを組み立てるには、図2に示すように、まず第1取付部材1,第2取付部材2及びインシュレータ3が一体化した小組体を作り、これを図1の状態と上下反転させ、外筒金具11の内側へ仕切部材6を入れて段差14にて位置決めさせ、続いてダイヤフラム10の固定用リング10cを圧入して仕切部材6の図示状態上面へ当接させ、外筒金具11の先端を内側へ折り曲げて折り曲げ部11aとして、固定用リング10cの図示状態上端面を圧接することにより、全体が組立一体化される。
図3は仕切部材6の平面図、図4は図3の4−4線に沿う断面図である。これらの図に示すように、仕切部材6は平面視が円形である中空の枠状体であり、上プレート15と下ホルダ16はそれぞれ剛性を有し、軽金属や硬質樹脂等の適宜材料で構成される。上プレート15は円板状であり、中央が一段低くなった中央段部17をなし、ここに主液室5と連通する中央上開口18が形成され、十文字状の変形規制枠18aで区画されている。中央段部17の外周側には円弧状の長穴形状をなすリーク穴19が90°間隔で同一円周上に計4個配置されている。
図4に示すように、符号20はオリフィス通路8の主液室側開口である。21は位置決め突起であり下ホルダ16から突出して、上プレート15に形成された小孔21aに嵌合することにより、上プレート15と下ホルダ16が位置決めされて一体化される。
下ホルダ16には外周部にオリフィス通路8を形成するための上方へ開放された円弧状溝22が形成され、その内側壁をなす環状隔壁23に囲まれた内側の空間内に弾性可動膜30が収容される。下ホルダ16の底部25中央部には副液室と連通する中央下開口28が形成されている。28aは変形規制枠である。
弾性可動膜30は主液室5の内圧変動を弾性変形により吸収するための部材であり、中央薄肉部31と固定部32及び固定部32の外周側に一体形成されたリリーフバルブ33とを有する。中央薄肉部31は中央上開口18及び中央下開口28に臨み、これらの開口から出入りする作動液により弾性変形し、十文字状の変形規制枠18a及び28aにより過大変形を規制される。
中央薄肉部31には同心円状に複数の突起31a及び突条31b,31cが一体に形成され、中央薄肉部31が弾性変形するとき上プレート15及び下ホルダ16に対して小さな接触面積で初期接触するようになっている。
固定部32は中央薄肉部31の外周側に形成される肉厚で剛性のある環状壁であり、上部は上プレート15の中央段部17外周部における段差部15a(図8参照)で位置決めされ、下部32aは環状溝27へ嵌合して位置決めされることにより、上プレート15と下ホルダ16に上下から挟まれて固定される拘束部であり、中央薄肉部31の環状支持部をなしている。
図5は弾性可動膜30の斜視図、図6は弾性可動膜30の平面図、図7は図6の7−7線断面図である。これらの図に示すように、弾性可動膜30はゴム等の適宜弾性体で構成され、外周部に環状壁をなす固定部32を設け、そのさらに径方向外方へ張り出す外周縁部34を全周に形成するとともに、この外周縁部34の一部に平面視円弧状をなして周方向へ長い凹部35を設けて薄肉化したリリーフバルブ33を90°間隔で形成し、隣り合うリリーフバルブ33の間を中実厚肉部36とする。その結果、外周縁部34には、リリーフバルブ33と中実厚肉部36が周方向へ交互に形成される。
中実厚肉部36を含む外周縁部34は、副液室7側となる下部側部分を斜めに切り取って、径方向外方へ斜め上がりの斜面をなすようにした略三角形状断面をなしている(図7参照)。中実厚肉部36は凹部35を埋めて中実にしたものに相当し、高剛性部分になっている。
外周縁部34における中実厚肉部36と別の部分を肉抜きして上方側に開放された凹部35を形成することにより、リリーフバルブ33が形成される。
リリーフバルブ33は中実厚肉部36に比して薄肉となる部分であり、凹部35分だけ肉抜きされて薄肉になったリリーフバルブ33と中実厚肉部36が外周縁部34の周方向へ交互に形成され、これによって、弾性可動膜30の外周縁部34にて、中実厚肉部36とリリーフバルブ33との間に剛性差が形成される。
すなわち、外周縁部34のうち、リリーフバルブ33が薄肉部となって軟らかく、他の部分が中実厚肉部36となって硬くなる。この剛性差によって、変形し易いリリーフバルブ33へリーク時の作動液を集中させ、リリーフバルブ33を速やかに変形させて、確実にリークを開始するようになるため、リリーフバルブ33の開きが正確になる。但し、剛性差を設ける程度は自由に設定でき、凹部35の数,形成幅,肉厚等により、リリーフバルブ33の硬さを調節できる。
リリーフバルブ33は固定部32の外周側へ一体に形成され、主液室5へ向かって開放された凹部35を囲む斜面壁として構成されている。なおリリーフバルブ33と共に凹部35を囲む周方向の側面壁は隣り合う中実厚肉部36の周方向端部によって形成される。リリーフバルブ33を構成する斜面壁は径方向へ向かって斜め上がりに形成され、副液室7側から主液室5側へ作動液を流れ易くしている。
固定部32へ接続するリリーフバルブ33の基部は、開閉調整溝37を形成することにより曲げ用薄肉部38をなし、開弁及び閉弁時におけるリリーフバルブ33の折れ曲がりを容易にしている。開閉調整溝37は基部内側を下方へ彫り込むようにして、上方へ開放されかつ平面視における凹部35の開口縁部における円弧(図5参照)に沿った円弧状をなして周方向へ長い溝状に形成されている。
この開閉調整溝37の形成によりリリーフバルブ33の基部を曲げ用薄肉部38とし、リリーフバルブ33の開閉動作時に影響が大きい曲げ用薄肉部38の弾力を調整している。
リリーフバルブ33の先端部に環状隔壁23へ密着するシート面40と縁リブ41をなす。シート面40は環状隔壁23と略平行に形成され、比較的広いシール面積により環状隔壁23の内周面へ液密に密着できるようになっている。縁リブ41はリリーフバルブ33の先端部に剛性を与えるための厚肉部をなし、リリーフバルブ33の先端部を周方向全長で均一に変形できるようにしている。
曲げ用薄肉部38の肉厚をT1、リリーフバルブ33の一般肉厚をT2とすると、T1<T2であり、この実施例ではT1はT2の0.6倍程度に設定されている。またこの一般肉厚T2は、中央薄肉部31の一般肉厚T3と略同程度の厚肉になっている。なお、リリーフバルブ33の一般肉厚T2は、リリーフバルブ33における肉厚変化部である曲げ用薄肉部38及び先端部を除く部分の平均肉厚に相当する。また、中央薄肉部31の一般肉厚T3は、中央薄肉部31のうち肉厚が部分的に大きくなるリブ部分を除く平均肉厚に相当する。
曲げ用薄肉部38は、肉厚T1が薄くなるほど、リリーフバルブ33が図の下方から液圧を受けたとき開閉調整溝37を曲げ基点にして小さな力でリリーフバルブ33が固定部32側へ曲がって開弁できるようになる。
一方、リリーフバルブ33のうち、曲げ用薄肉部38とシート面40の間における部分は、厚肉にすることで、閉弁時において高減衰が得られるよう十分に剛性のあるものに設定される。
なお、図7においてT4はリリーフバルブ33を厚肉にしない比較例における肉厚を示す。すなわち、リリーフバルブ33の肉厚を開閉調整溝37の底における程度に設定したものがT4である。T4は略T1と同程度の薄肉である。
曲げ用薄肉部38の肉厚T1及びリリーフバルブ33の一般肉厚T2はそれぞれ仕様に応じて、高減衰に必要な剛性と所定液圧による曲げ用薄肉部38における曲げ易さの兼ね合いで自由に決定されるが、剛性と曲げ易さのバランスをとる上で、T2をT1に対して、1.5〜3倍程度の範囲にすることが好ましく、概ねT2をT1の2倍程度とすると、剛性と曲げ易さのバランスがとれたものになりやすい。
T2/T1が3倍より大きいとリリーフバルブ33の剛性が低下し非リーク時の密閉性能が低くなる。一方1.5倍以下ではリーク時に十分な開口が得られない。本実施例ではT1を1.5mm、T2を2.5mmとし、T2をT1の1.66倍としている。
図8はリリーフバルブの動作を説明し、Aは非リーク時におけるリリーフバルブ33近傍部を示す断面図、Bはリーク時における同様図である。
リリーフバルブ33は、リーク穴19へ臨みかつリーク穴19へ向かって開放された凹部35を備え、この凹部35に臨むリリーフバルブ33が曲げ用薄肉部38において曲がることにより開閉自在になっている。またリリーフバルブ33はリーク穴19を通って主液室5から来る液圧を迎え、リーク穴29を通って副液室7から来る液圧に対してはこれを逃がすような方向へ傾斜して、リーク通路49を開閉する。
リーク通路49は、仕切部材6を貫通する作動液の流路を構成し、リーク穴19及び29を連通し、弾性可動膜30の外周部である固定部32と環状隔壁23の内周面との間に形成され、リリーフバルブ33により開閉される。
リリーフバルブ33は、リリーフバルブ33のシート面40が環状隔壁23の内周面へ密着することにより閉弁状態となってリーク通路49が閉じられ(図のA)、リリーフバルブ33が曲げ用薄肉部38で曲がり、シート面40が環状隔壁23から離れると開弁状態となってリーク通路49が開かれる。
リリーフバルブ33が開くと、上プレート15及び下ホルダ16の各外周部に形成されたリーク穴19及び29を通して、副液室7から主液室5へ作動液をリークするようになっている(図のB)。
但し、通常時は図のAに示すように、リリーフバルブ33のシート面40が環状隔壁23の内周面へ液密に密着してリーク通路49を遮断し、リーク穴19及び29間の連通を遮断する閉弁状態となっている。
図のAにおいて、主液室5の内圧が低下し0気圧に近づく所定のレベルとなったとき、リリーフバルブ33を押し上げる副液室7側の液圧が相対的に高くなり、やがて、リリーフバルブ33は曲げ用薄肉部38にて曲がることにより、固定部32へ接近するように折り曲げられ、シート面40が環状隔壁23から離れることにより、リーク通路49が開かれてリーク穴19及び29間を連通する開弁状態になり、副液室7の作動液がリーク通路49を通って主液室5へ流入する(図のB)。
この開弁開始の基準となる主液室5の内圧レベルは、リリーフバルブ33の開閉動作における硬さによって自由に調整でき、リリーフバルブ33の開閉動作における硬さは、曲げ用薄肉部38の肉厚により調整することにより任意の開閉設定値にすることができる。
キャビテーション現象の発生が、主液室5内の減圧により絶対真空圧に近づくことによって生じることを考えれば、開閉設定値は限りなく負圧に近い値を所定レベルに設定することが好ましく、例えば、0.1atm程度で開くように設定する。
次に、本実施例の作用を図1及び図8を中心に説明する。図1において、主液室5へ大きな振動が入力すると、主液室5を圧縮して作動液を副液室7側へ送り出す。このとき、主液室5の作動液は加圧されて、図8のAに矢示するように、リリーフバルブ33の上面を下方の副液室7側へ押す。しかし、リリーフバルブ33のシート面40は予め環状隔壁23の内周面へ押しつけられているため、環状隔壁23へより高液密に密着されてシール性を高める。
しかも、凹部35を囲むリリーフバルブ33はある程度の厚肉にされて高剛性になっているので、予定される液圧程度では弾性変形を生じないように設定しておくことで、オリフィス通路8による液柱共振を強くして高減衰にすることができる。
その後、振動方向が反転して主液室5の容積が圧縮前の状態へ急速に戻ると、作動液はオリフィス通路8を介して移動するため、戻りが遅くなって主液室5の内部は瞬間的に負圧状態に近づく。図8のBはこの状態を示し、リリーフバルブ33は主液室5側から引っ張られ、かつ副液室7側の作動液が押し上げて、リリーフバルブ33の剛性に打ち勝つと、リリーフバルブ33は開閉調整溝37を曲げ起点として曲げ用薄肉部38が弾性変形することにより、固定部32側へ回動し、シート面40が環状隔壁23の内周面から離れて開弁し、副液室7側の作動液を、
副液室7→リーク穴29→リーク穴19→主液室5、
とリークさせる。
特に、リリーフバルブ33は斜面状をなすので、副液室7側の作動液は斜面に導かれてリリーフバルブ33の先端へ集中されるから、スムーズにリリーフバルブ33の先端側から徐々にめくるように変形させようとする。
これにより、リーク穴19から大量の作動液が主液室5へスムーズにリークされ、主液室5内におけるキャビテーション現象の発生を確実に防止できる。
しかも、開閉調整溝37は周方向へ延びており、かつリリーフバルブ33は厚肉で比較的高剛性になっているから、局部的に不規則な弾性変形をすることなく、全体が均一に開閉調整溝37を起点として曲がるので、リークはリリーフバルブ33の外周部全体で発生し、開弁が正確になる。このとき縁リブ41もリリーフバルブ33の剛性アップに寄与している。そのうえ、リリーフバルブ33は環状隔壁23の内周側にあって長い周長を有するため、開放面積は広いものとなるから、この点でも瞬時に大量の作動液をリークでき、キャビテーション現象の発生を確実に防止できる。
図9は動バネ特性を示すグラフであり、横軸に周波数、縦軸に減衰力を示す。このグラフに明らかなように、実線で示す本願発明の減衰力は10Hz程度における液柱共振により、極大値を形成する。一方、仮想線は図7において肉厚がT4の比較例におけるものであり、やはり10Hz程度で減衰の極大値を示すものの、その値は、本願発明よりも小さなものであり、本願発明は比較例に対して約18%程度も大きな減衰を得ることができ、高減衰を実現できていることが判る。
図10はキャビテーション現象の阻止効果を、本願発明と上記比較例について比較したものであり、横軸に成分周波数、縦軸に伝達力をとってあり、各成分周波数毎に伝達力が低い程、キャビテーション現象を効果的に抑制できることを示す。このグラフからも明らかなように、キャビテーション現象が問題になる1000Hz以上の成分周波数域では、ほぼ全域で本願発明の方が比較例よりも伝達力が同等もしくは低下している。したがって、キャビテーション現象の発生阻止において、本願発明のものは比較例と同等もしくはそれ以上に効果を上げていることが判る。
したがって、本実施例の構造によれば、リリーフバルブ33を十分に厚肉とすることで弾性変形しにくくして主液室5の液圧変動を吸収しないようにすることにより、ダンピングオリフィスであるオリフィス通路8による高減衰を可能にすると同時に、開閉調整溝37を設けることにより、この開閉調整溝37を曲げ起点として、曲げ用薄肉部38を容易に曲げてリリーフバルブ33の速やかな開閉を可能にして、確実なキャビテーション現象の阻止ができ、高減衰の実現とキャビテーション現象の阻止を両立させることができる。
また、曲げ用薄肉部38を除くリリーフバルブ33の一般肉厚T2を、少なくとも曲げ用薄肉部38の肉厚T1の1.5倍以上の肉厚を有するようにすることで、曲げ用薄肉部38を除くリリーフバルブ33を十分に厚肉で高剛性にすることができるので、剛性と曲げ易さの適正なバランスをとりやすくなる。
さらに、開閉調整溝37をリリーフバルブ33の基部に周方向へ長く設けたので、周方向へ長い開閉調整溝37に沿ってリリーフバルブ33を折り曲げることができ、周方向へ長く設けたリリーフバルブ33の開閉を容易に行わせることができる。
図11は第2実施例に係る仕切部材6の断面図である。なおこの実施例は弾性可動膜等の一部についてのみ変更したものであり、他の部分は前実施例と共通であるため説明を省略する。また共通部には共通符号を用いるものとする(以下同じ)。
この例では、主液室5の液圧が略垂直にかかるように仕切部材6を配置し、外周縁部34の外周部に径方向外方へ張り出す突部50を全周へ連続して設け、かつ環状隔壁23の内周面側には、全周へ亘って略水平の受け面を有するように径方向内方へ張り出す段部状のストッパ部51を設け、突部50をストッパ部51の水平面上へ乗せ、下側となる副液室7側から支持するようになっている。
また、リリーフバルブ33の上方には径方向に幅を拡大されたリーク穴19が上プレート15に設けられ、その径方向幅は固定部32の外周面から突部50の先端へ及んでいる。
リーク穴29も拡大して下ホルダ16に設けられ、径方向外方側は環状隔壁23に設けられた斜面52の下端部になっている。斜面52は環状隔壁23の内周面でストッパ部51より下方部分を下方へ向かって次第に径方向外方側に広がるように形成されている。
このようにすると、主液室5の液圧がかかる方向を略垂直方向とした場合において、閉弁時に突部50が主液室5側の液圧を垂直に受けて略水平方な平面をなすストッパ部51上へ押しつけられるので、密着を確実にして正確に閉弁させることができる。しかも、リーク時にはリーク穴29を拡大させることで、より大量の作動液を流入させることができ、かつ斜面52によりリリーフバルブ33の先端側へ作動液を導入するので、開弁動作をより確実にするにことができる。またリーク穴19を拡大したことにより、主液室5の作動液流入をより大量かつ迅速にすることができる。
図12及び13は第3実施例に係り、図12は弾性可動膜30の平面図、図13は図12の13−13断面図である。これらの図に示すように、この実施例ではリリーフバルブ33の周方向中間部に、径方向に延びる縦溝60が形成されている。この縦溝60は開閉調整溝の一つであるが、第1実施例と同じ開閉調整溝37は縦溝60と別にリリーフバルブ33の基部に周方向へ形成されている。縦溝60は下端が開閉調整溝37に接続し、上端が縁リブ41を外周方向へ食い込み、縁リブ41を周方向へ分断している。
図13の拡大部に示すように、縦溝60の形成部分におけるリリーフバルブ33の肉厚は開閉調整溝37の底部による曲げ用薄肉部38の肉厚T1と同程度のT4であり、リリーフバルブ33の中間部でも縦溝60に沿って曲げ用薄肉部61が形成される。
このようにすると、開弁時にはリリーフバルブ33が、曲げ用薄肉部38にて開閉調整溝37を起点として曲がるとともに、縦溝60が起点となって周方向両側部分が折れ曲がる。このときリリーフバルブ33は周方向両端で側面壁に固定されているから、中間部の縦溝60部分へ径方向外方から液圧が集中し、曲げ用薄肉部61が弾性変形して、縦溝60部分が最も固定部32側へ押し込まれるように曲がる。このため、複数ケ所で曲がることにより開弁をスムーズにすることができ、かつ開口面積をより大きくすることができる。
なお、本願発明は上記の各実施例に限定されるものではなく、発明の原理内において種々に変形や応用が可能である。例えば、第3実施例において、周方向の開閉調整溝40と組み合わせずに縦溝状の開閉調整溝である縦溝60のみを設けることができる。また、各実施例における開閉調整溝の数や位置等は自由に決定することができる。
さらに、曲げ用薄肉部38を一又は複数の肉抜きした凹部により形成することも可能である。
第1実施例に係るエンジンマウントの縦断面図 上記構成各部の分解図 組立状態にある仕切部材の平面図 図3の4−4線断面図 弾性可動膜の斜視図 弾性可動膜の平面図 図6の7−7線断面図 リリーフバルブの動作を説明する図 動バネ特性のグラフ 伝達特性を示すグラフ 第2実施例に係る仕切部材の断面図 実施例に係る弾性可動膜の平面図 図12の13−13線断面図
符号の説明
1:第1取付部材、2:第2取付部材、3:インシュレータ、5:主液室、6:仕切部材、7:副液室、8:オリフィス通路、10:ダイヤフラム、19:リーク穴、23:環状隔壁、29:リーク穴、30:弾性可動膜、31:中央薄肉部、32:固定部、33:リリーフバルブ、34:外周縁部、35:凹部、36:中実厚肉部、37:開閉調整溝、38:曲げ用薄肉部、49:リーク通路、50:突部、51:ストッパ部、60:縦溝、61:曲げ用薄肉部

Claims (6)

  1. 一対の取付相手の一方へ取付けられる第1取付部材(1)と、他方へ取付けられる第2取付部材(2)と、これら第1及び第2取付部材間を防振連結するインシュレータ(3)と、
    このインシュレータを壁部の一部として作動液体が封入された主液室(5)と、
    この主液室と仕切部材(6)を介してオリフィス通路(8)により連通され、壁部の少なくとも一部がダイヤフラムで形成される副液室(7)とを備え、
    前記仕切部材は、主液室の内圧変動を吸収する円形の弾性可動膜(30)と、
    この弾性可動膜の外周部に設けられた固定部(32)を支持する枠部材(15・16)とを備え、
    この枠部材(16)は、外周部に前記オリフィス通路(8)を設け、このオリフィス通路の内側壁をなす環状隔壁(23)に囲まれた内側の空間内に前記弾性可動膜(30)を収容し、
    前記固定部(32)と前記環状隔壁(23)の内周面との間に主液室と副液室を連通し、リリーフバルブで開閉されるリーク通路(49)を設けた液封防振装置において、
    前記リリーフバルブ(33)は、
    前記固定部(32)の外周部へ一体に設けられ、
    外周側が前記主液室へ近づくように斜め上がりの斜面をなして、前記主液室側へ向かって開放された凹部(35)を囲み、
    前記固定部(32)へ接続する基部と、外周部先端側のシート面(40)とを備え、
    このシート面(40)が、前記環状隔壁(23)に密着して閉弁状態となり、前記環状隔壁(23)から離れると開弁状態になるとともに、
    前記リリーフバルブ(33)に開閉時の曲げ起点となる薄肉部を設けて曲げ用薄肉部(38)としたことを特徴とする液封防振装置。
  2. 前記曲げ用薄肉部(38)、前記主液室側に開放された溝である開閉調整溝(37)により構成したことを特徴とする請求項1に記載した液封防振装置。
  3. 前記曲げ用薄肉部(38)を除くリリーフバルブは、少なくとも曲げ用薄肉部の1.5倍以上の肉厚を有するように厚肉に形成されていることを特徴とする請求項1に記載した液封防振装置。
  4. 前記開閉調整溝(37)が前記リリーフバルブの前記基部に周方向へ長く設けられていることを特徴とする請求項2又は3のいずれかに記載した液封防振装置。
  5. 前記開閉調整溝が前記リリーフバルブの外周部に径方向へ延びる溝状に形成されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載した液封防振装置。
  6. 前記主液室の液圧がかかる方向を略垂直方向とした場合において、前記リリーフバルブの外周部を径方向へ略水平に張り出させ、この張り出し部を前記副液室側から略水平面上で支持するストッパ部(51)を仕切部材に設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載した液封防振装置。
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